JP2012216065A - 印刷実行装置、印刷要求受付装置および印刷システム - Google Patents

印刷実行装置、印刷要求受付装置および印刷システム Download PDF

Info

Publication number
JP2012216065A
JP2012216065A JP2011080782A JP2011080782A JP2012216065A JP 2012216065 A JP2012216065 A JP 2012216065A JP 2011080782 A JP2011080782 A JP 2011080782A JP 2011080782 A JP2011080782 A JP 2011080782A JP 2012216065 A JP2012216065 A JP 2012216065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
document data
data
unit
execution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011080782A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuki Katou
一器 加藤
Takefumi Kawamura
武文 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2011080782A priority Critical patent/JP2012216065A/ja
Publication of JP2012216065A publication Critical patent/JP2012216065A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】印刷要求と印刷実行指示が異なるタイミングで行われ、かつ、印刷実行指示時に要求される印刷設定が印刷要求時の印刷設定と異なる場合であっても、印刷実行指示時の印刷設定を反映させた印刷実行を行うことができる印刷実行装置を提供する。
【解決手段】アプリケーション実行手段61は、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションプログラムに従って動作し、印刷対象の文書データに指定されたアプリケーションプログラムごとに設定可能な印刷設定に基づいてその文書データから印刷用データを作成する。アプリケーション特定手段62は、文書データおよびその文書データに対する印刷設定が指定されたときに、その印刷設定に基づいてアプリケーション実行手段61を特定する。印刷指示手段63は、特定されたアプリケーション実行手段61に、その印刷設定を指定して文書データの印刷を指示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、指定された印刷設定に基づいて文書データの印刷を実行する印刷実行装置、印刷システム、印刷要求受付装置、印刷実行方法、印刷方法、印刷要求受付方法、印刷実行プログラムおよび印刷要求受付プログラムに関する。
スマートフォンやタブレットPC(パーソナルコンピュータ)といった可搬型の電子デバイスの普及に伴い、社外など公共の場においてオフィスワークを実施する場面が拡大することが予想される。電子デバイスの普及により、電子データを用いたプレゼンテーションの利用は増加しているが、顧客相手の打ち合わせの場では、依然として紙に印刷した資料を使用するケースが多々見受けられる。
また、クラウド型のプリンティングサービスを考えた場合、いつでもどこでもデータが利用であるという利点を生かして、どこにいても印刷が可能なプリンティングサービスの需要が高まってくると考えられる。したがって、プリンタ、複合機等の出力端末に印刷用データを蓄積する方式に代わり、ネットワーク環境(ネットワーク上の記憶装置など)に印刷用データを蓄積しておき、印刷直前に出力端末に送信する方式が拡大することが考えられる。
ところで、文書データの印刷要求と印刷実行指示とが異なるタイミングで行われる状況に対応した印刷システムが知られている。一般的な印刷システムは、アプリケーションソフトを利用して文書データの印刷要求が行われると、文書データごとにスプールファイルを生成し、生成したスプールファイルを一旦ハードディスク等の記憶装置に記憶させる。その後、文書データを指定して印刷実行指示が行われると、上述する一般的な印刷システムは、生成したスプールファイルをもとに印刷処理を行う。さらに、アプリケーション固有の印刷設定が各アプリケーションプログラムで指定された場合、上述する一般的な印刷システムは、指定された印刷設定を反映させたスプールファイルを生成する。
ここで、印刷要求とは、印刷対象とする文書データとその文書データを印刷する方法(以下、印刷設定と記す。)を指定することを示し、印刷実行指示とは、印刷設定に基づいて出力装置に文書データを印刷させる指示を行うことを示す。
例えば、オペレーティングシステムにWindows(登録商標)が使用される場合、文書データの印刷要求が行われると、プリンタの種類に依存しないWMF(Windows Metafile)形式の中間ファイルがスプールファイルとして作成される。また、印刷要求時に、例えば、印刷対象の文書データのうち、2ページ目から5ページ目までを印刷範囲として指定された場合、2ページ目から5ページ目までの文書データを変換したスプールデータが作成され、記憶装置に保存される。その後、スプールデータが指定されると、指定されたスプールファイルは、出力先のプリンタに応じた制御コードに変換され、プリンタへ出力される。
特許文献1には、プリンタの機種に依存しない簡単な処理で、マルチページ印刷や重ね印刷などの特殊な印刷ジョブをパーソナルコンピュータ側で制御できる中間ファイルの加工装置が記載されている。特許文献1に記載された加工装置は、デバイスの種類に依存しない印刷ジョブごとのEMF(Enhanced Metafile )を中間ファイルとして形成し、そのファイルを記憶しておく。そして、特許文献1に記載された加工装置は、そのEMFをページ分割し、分割したEMFを加工するための指令に基づいて加工を施すことにより、新たな印刷ジョブを作成する。
特開平11−219265号公報
上述するように、一般的な印刷システムでは、印刷要求が行われた時点で印刷設定を反映させたスプールファイルが作成される。そのため、印刷実行指示の時点で印刷設定を変更することは困難である。
一方、特許文献1に記載された加工装置は、作成した中間ファイルを加工して新たな印刷ジョブを作成するため、印刷実行指示時点でも印刷設定を変更することは可能である。しかし、特許文献1に記載された加工装置で変更可能な印刷設定は、アプリケーションソフトで設定可能な印刷設定を網羅しているわけではなく、マルチページ印刷や重ね印刷など、所定の印刷設定に限られる。そのため、特許文献1に記載された加工装置を利用したとしても、印刷実行指示の時点で、変更したい印刷設定に必ずしも変更できるとは限らないという問題がある。
また、特許文献1に記載された加工装置が加工対象とするデータは、印刷要求時に指定された範囲のデータである。そのため、印刷要求時に指定しなかった範囲を印刷実行指示時に含めることはできない。例えば、印刷要求時に、文書データの1ページ目から5ページ目までが印刷範囲として指定された場合、1ページ目から5ページ目までの中間ファイルは作成されるが、6ページ目以降の中間ファイルは作成されない。そのため、6ページ目以降を印刷範囲に含めると言う印刷設定の変更はできない。
そこで、本発明は、印刷要求と印刷実行指示が異なるタイミングで行われ、かつ、印刷実行指示時に要求される印刷設定が印刷要求時の印刷設定と異なる場合であっても、印刷実行指示時の印刷設定を反映させた印刷実行を行うことができる印刷実行装置、印刷システム、印刷要求受付装置、印刷実行方法、印刷方法、印刷要求受付方法、印刷実行プログラムおよび印刷要求受付プログラムを提供することを目的とする。
本発明による印刷実行装置は、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションに従って動作し、印刷対象の文書データに指定されたアプリケーションごとに設定可能な印刷設定に基づいてその文書データから印刷用データを作成するアプリケーション実行手段と、文書データおよび印刷設定を指定して印刷実行指示が行われたときに、その印刷設定に基づいて特定されるアプリケーション実行手段に、その印刷設定を指定して文書データの印刷を指示する印刷指示手段とを備え、アプリケーション実行手段が、印刷指示手段により指定された印刷設定に基づいて、文書データから印刷用データを作成することを特徴とする。
本発明による印刷システムは、文書データの印刷要求を受け付ける印刷要求受付手段と、少なくとも印刷要求がなされた文書データを記憶する文書データ記憶手段と、出力端末に文書データを印刷させる印刷実行手段とを備え、印刷要求受付手段が、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションを用いて文書データの印刷要求が行われたときに、その印刷要求時に指定された印刷設定を特定する印刷設定特定手段と、特定された印刷設定と印刷要求が行われた文書データとを、文書データ記憶手段に記憶させる印刷関連情報登録手段とを含み、印刷実行手段が、アプリケーションに従って動作し、指定された印刷設定に基づいて文書データから印刷用データを作成するアプリケーション実行手段と、文書データを指定して印刷実行指示が行われたときに、文書データ記憶手段からその文書データに指定された印刷設定を抽出する印刷関連情報抽出手段と、抽出された印刷設定に基づいて特定されるアプリケーション実行手段に、抽出された印刷設定を指定して文書データの印刷を指示する印刷指示手段とを含み、アプリケーション実行手段が、印刷指示手段により指定された印刷設定に基づいて、指定された文書データから印刷用データを作成することを特徴とする。
本発明による印刷要求受付装置は、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションを用いて文書データの印刷要求が行われたときに、その印刷要求時に指定された印刷設定を特定する印刷設定特定手段と、特定された印刷設定と印刷要求が行われた文書データとを文書データ記憶手段に記憶させる印刷関連情報登録手段とを備え、印刷設定特定手段が、印刷設定の特定後にその印刷設定を指定して行われた印刷要求を取り消すことを特徴とする。
本発明による印刷実行方法は、出力端末に文書データを印刷させる印刷実行手段が、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションごとに設定可能な印刷設定のうち、印刷対象の文書データに指定された印刷設定およびその文書データを指定して印刷実行指示が行われたときに、アプリケーションに従って動作し、文書データから印刷用データを作成するアプリケーション実行手段を、指定された印刷設定に基づいて特定し、印刷実行手段が、特定されたアプリケーション実行手段に、印刷設定を指定して文書データの印刷を指示し、アプリケーション実行手段が、指定された印刷設定に基づいて、文書データから印刷用データを作成することを特徴とする。
本発明による印刷方法は、文書データの印刷要求を受け付ける印刷要求受付手段が、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションを用いて文書データの印刷要求が行われたときに、その印刷要求時に指定された印刷設定を特定し、印刷要求受付手段が、特定された印刷設定と印刷要求が行われた文書データとを文書データ記憶手段に記憶させ、出力端末に文書データを印刷させる印刷実行手段が、文書データを指定して印刷実行指示が行われたときに、文書データ記憶手段からその文書データに指定された印刷設定を抽出し、印刷実行手段が、アプリケーションに従って動作し、指定された印刷設定に基づいて文書データから印刷用データを作成するアプリケーション実行手段を抽出された印刷設定に基づいて特定し、印刷実行手段が、特定されたアプリケーション実行手段に、抽出された印刷設定を指定して文書データの印刷を指示し、アプリケーション実行手段が、指定された印刷設定に基づいて、文書データから印刷用データを作成することを特徴とする。
本発明による印刷要求受付方法は、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションを用いて文書データの印刷要求が行われたときに、その印刷要求時に指定された印刷設定を特定し、特定された印刷設定と印刷要求が行われた文書データとを文書データ記憶手段に記憶させ、印刷設定の特定後にその印刷設定を指定して行われた印刷要求を取り消すことを特徴とする。
本発明による印刷実行プログラムは、コンピュータに、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションごとに設定可能な印刷設定のうち、印刷対象の文書データに指定された印刷設定およびその文書データを指定して印刷実行指示が行われたときに、アプリケーションに従って動作し、文書データから印刷用データを作成するアプリケーション実行手段を、指定された印刷設定に基づいて特定する特定処理、および、特定されたアプリケーション実行手段に、印刷設定を指定して文書データの印刷を指示する印刷指示処理を実行させ、特定処理で、特定されたアプリケーション実行手段に、指定された印刷設定に基づいて、文書データから印刷用データを作成させることを特徴とする。
本発明による印刷要求受付プログラムは、コンピュータに、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションを用いて文書データの印刷要求が行われたときに、その印刷要求時に指定された印刷設定を特定する印刷設定特定処理、および、特定された印刷設定と印刷要求が行われた文書データとを文書データ記憶手段に記憶させる印刷関連情報登録処理を実行させ、印刷設定特定処理で、印刷設定の特定後にその印刷設定を指定して行われた印刷要求を取り消させることを特徴とする。
本発明によれば、印刷要求と印刷実行指示が異なるタイミングで行われ、かつ、印刷実行指示時に要求される印刷設定が印刷要求時の印刷設定と異なる場合であっても、印刷実行指示時の印刷設定を反映させた印刷実行を行うことができる。
本発明による印刷システムの一実施形態を示すブロック図である。 本発明の実施形態における印刷要求受付装置の動作例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態における印刷実行装置の動作例を示すシーケンス図である。 本発明による印刷実行装置の最小構成の例を示すブロック図である。 本発明による印刷システムの最小構成の例を示すブロック図である。 本発明による印刷要求受付装置の最小構成の例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明による印刷システムの一実施形態を示すブロック図である。本実施形態における印刷システムは、デスクトップサービス処理装置10と、スプール装置20と、印刷実行装置30と、操作端末40と、出力端末50とを備えている。
操作端末40は、文書データの作成や編集操作を行う端末である。なお、以下の説明で、文書データとは、ユーザがアプリケーションソフト等を利用して作成および編集を行うことが可能なデータを意味する。また、文書データは、ワードプロセッシングソフトで作成および編集されるデータに限定されない。文書データには、例えば、表計算ソフトで作成および編集されるデータなども含まれる。また、操作端末40は、文書データを指定してデスクトップサービス処理装置10に印刷要求を行う。操作端末40は、例えば、ノートPC、タブレットや、スマートフォン、携帯電話機などにより実現される。
操作端末40は、文書データの作成や編集を行うアプリケーションを実装する端末であってもよい。また、操作端末40自身は、アプリケーションを実装せず、デスクトップサービス処理装置10が備えるアプリケーションを操作する機能のみを備えた端末であってもよい。すなわち、操作端末40とデスクトップサービス処理装置10とが、1つの装置(印刷要求受付装置)で実現されていてもよい。本実施形態では、操作端末40は、後述するデスクトップサービス処理装置10が備えるアプリケーション実行部11を介して文書データを操作する場合について説明する。
デスクトップサービス処理装置10は、アプリケーション実行部11と、共通ドライバ実行部12とを備えている。アプリケーション実行部11は、文書データの作成や編集操作を行う。なお、アプリケーション実行部11は、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションプログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。例えば、アプリケーションプログラムは、デスクトップサービス処理装置10の記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのアプリケーションプログラムを読み込み、そのアプリケーションプログラムに従って、アプリケーション実行部11として動作する。
また、アプリケーション実行部11は、操作端末40を介してユーザから文書データの印刷要求を、その文書データに対する印刷設定とともに受け付ける。具体的には、アプリケーション実行部11は、ユーザにより印刷を行う旨の指示が行われると、アプリケーションごとに設定可能な印刷設定(以下、アプリケーション固有設定と記す。)を入力させるダイアログ画面を表示する。そして、アプリケーション実行部11は、そのダイアログ画面を介してユーザの印刷設定を受け付ける。
アプリケーション固有の印刷設定として、例えば、ページ指定や、文書データ中の印刷範囲(シート)指定などが挙げられる。このとき、アプリケーション実行部11は、通常ユーザがアプリケーションを利用して印刷指示を行う方法により印刷要求を受け付けることが望ましい。すなわち、アプリケーション実行部11は、各アプリケーションが備える印刷設定の機能に基づいて動作することが望ましい。このようにすることで、ユーザは、通常の操作と違和感なく印刷要求を行うことができる。さらに、管理者は、各アプリケーションプログラムの修正に必要なコストを抑えることができる。
なお、印刷要求と印刷実行指示が異なるタイミングで行われる場合、出力端末50が決定していないことが多い。そこで、アプリケーション実行部11は、出力端末50ごとに設定可能な印刷設定(以下、出力端末個別設定と記す。)を包含する設定(以下、共通印刷設定と記す。)の中から、印刷する文書データに指定する印刷設定を受け付けてもよい。この場合、アプリケーション実行部11は、例えば、印刷設定を入力させるダイアログ画面に、共通印刷設定に含まれる印刷設定を入力される項目を加えたダイアログ画面を表示してもよい。そして、アプリケーション実行部11は、そのダイアログ画面を介して、共通印刷設定に含まれる印刷設定を受け付けてもよい。
共通印刷設定として、例えば、両面印刷指定や、2in1指定、モノクロ/カラー指定などが挙げられる。共通印刷設定は、少なくとも各出力端末個別設定で共通の印刷設定を含むことが好ましい。ユーザの多くが印刷時に指定する一般的な印刷設定は、ほとんどの出力端末で設定が可能である。そのため、各出力端末個別設定で共通の印刷設定を共通印刷設定に含めることで、ユーザが望む印刷設定が欠落することを回避できる。
また、共通印刷設定には、少なくとも2つ以上の出力端末個別設定に含まれる印刷設定を含めてもよい。すなわち、共通印刷設定には、全ての出力端末個別設定に含まれる印刷設定だけでなく、一部の出力端末個別設定間で共通に含まれる印刷設定を含めてもよい。また、印刷設定を示す機能名が異なっていても、印刷設定の内容(機能)が共通であれば、その印刷設定を共通印刷設定に含めてもよい。例えば、「両面印刷」と、「裏表印刷」とが、共に、紙面の裏および表の両方に印刷を行う印刷設定であるとする。このとき、紙面の裏および表の両方に印刷を行う印刷設定を共通印刷設定に含めてもよい。その場合、例えば、印刷設定の画面を表示する際、選択させる印刷設定を共通にし、その印刷設定に付加する説明をそれぞれ併記するようにしてもよい。
印刷設定特定部13は、アプリケーション実行部11を介してユーザによる印刷要求が行われたことを検知する。印刷設定特定部13は、例えば、アプリケーション実行部11が表示したダイアログ画面上の印刷ボタンをユーザが押下した場合に、そのボタン押下により発生するイベントを印刷要求として検知してもよい。また、印刷設定特定部13は、印刷要求が行われた際に発行されるメッセージを印刷要求として検知してもよい。ただし、印刷設定特定部13が印刷要求を検知する方法は、上記方法に限定されない。
そして、印刷設定特定部13は、印刷要求が行われたことを検知すると、印刷要求時に指定された印刷設定を特定する。例えば、アプリケーション実行部11が表示したダイアログ画面を利用してユーザが印刷設定を行った場合、印刷設定特定部13は、印刷ボタン押下時に発生するイベントにより実行される処理に含まれる印刷設定用のパラメータをアプリケーション固有設定として抽出してもよい。
なお、アプリケーション実行部11が表示するダイアログ画面を利用して印刷設定を抽出する場合、印刷ボタン押下時に発生するイベントにより、実際の印刷が行われる可能性がある。この場合、印刷設定特定部13は、印刷設定の抽出処理後、印刷要求を取り消す指示を行うようにしてもよい。このような処理を行うことで、印刷要求時に印刷が行われることが抑制できるため、印刷要求と印刷実行指示とを異なるタイミングで行うことが可能になる。また、ユーザにとっても意図しない印刷が行われることを回避できる。
また、印刷設定特定部13は、アプリケーション固有設定だけでなく、共通印刷設定の中から指定された印刷設定を特定してもよい。
印刷要求情報登録部14は、印刷要求を行ったユーザの識別情報(以下、ユーザIDと記す。)と、印刷対象の文書データと、印刷設定特定部13が抽出した印刷設定とをスプール装置20に送信し、後述するスプールデータ記憶部22に記憶させる。以下、ユーザIDと、印刷要求が行われた文書データと、その文書データに指定された印刷設定とを合わせて、印刷要求情報と記す。印刷設定には、アプリケーション固有設定だけでなく、共通印刷設定の中から指定された印刷設定を含んでいてもよい。また、印刷要求情報には、印刷要求が行われたアプリケーションや、文書データの種類を識別可能な情報(以下、文書データ種別と記す。)を含んでいてもよい。
印刷設定特定部13と、印刷要求情報登録部14とは、プログラム(印刷要求受付プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。例えば、プログラムは、デスクトップサービス処理装置10の記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、印刷設定特定部13および印刷要求情報登録部14として動作する。
スプール装置20は、印刷要求情報制御部21と、スプールデータ記憶部22とを備えている。印刷要求情報制御部21は、デスクトップサービス処理装置10から印刷要求情報を受信すると、スプールデータ記憶部22に受信した印刷要求情報を記憶させる。また、印刷要求情報制御部21は、後述する印刷実行装置30の印刷要求情報抽出31から印刷要求情報の取得を要求されると、スプールデータ記憶部22から印刷要求情報を抽出し、抽出した印刷要求情報を印刷実行装置30に送信する。また、印刷要求情報制御部21は、ユーザが印刷要求を行った文書データの一覧を印刷実行装置30から要求された場合、スプールデータ記憶部22からそのユーザに対応する印刷要求情報を抽出し、印刷実行装置30に送信してもよい。
スプールデータ記憶部22は、ユーザIDと、印刷要求が行われた文書データと、その文書データに指定された印刷設定とを対応づけて記憶する。スプールデータ記憶部22は、例えば、磁気ディクス等により実現される。
出力端末50は、印刷要求が行われた文書データを出力する端末である。出力端末50は、MFP(Multifunction Peripheral)や、プリンタなどにより実現される。
出力端末50は、操作部51と、印刷制御部52とを備えている。操作部51は、ユーザによる印刷実行指示を受け付ける。具体的には、操作部51は、ユーザにより文書データを指定して印刷実行指示が行われると、指定された文書データを識別する情報と、出力端末50自身の識別情報(以下、出力端末識別情報と記す。)とを印刷実行装置30に送信する。操作部51は、例えば、ユーザからの操作を受け付ける操作パネルや、ユーザIDを記憶したICカードを読み取るカード読取装置などにより実現される。ただし、操作部51の内容は、上記内容に限定されない。
また、操作部51は、文書データに指定された印刷設定の変更指示をユーザから受け付けてもよい。具体的には、操作部51は、印刷要求が行われた後に指定された印刷設定(変更指示)を印刷実行装置30に送信する。
印刷制御部52は、印刷実行指示を行うユーザの認証を行う。印刷制御部52は、例えば、ICカードに記載されたユーザIDをもとにユーザを認証してもよく、操作パネルを介して入力されるユーザIDおよびパスワードを用いてユーザを認証してもよい。ただし、ユーザを認証する方法は、上記方法に限定されない。ユーザを認証する方法は広く知られており、詳細な説明は省略する。
また、印刷制御部52は、スプール装置20に記憶された文書データのうち、ユーザが印刷要求を行った文書データの一覧を、印刷実行装置30に要求してもよい。そして、印刷制御部52は、受け取った文書データの一覧を操作部51に表示し、その中から印刷する文書データをユーザに指定させてもよい。そして、印刷制御部52は、印刷実行装置30から出力端末50用の印刷出力用データを受け取ると、その印刷出力用データに基づいて文書データを印刷する。
ここで、印刷出力用データとは、出力端末50が実際に印刷を行う際に利用されるデータのことを意味する。具体的には、印刷出力用データとは、後述する端末固有ドライバ実行部33により作成され、各出力端末50が行う印刷動作を制御するデータである。印刷出力用データの例として、例えば、印刷動作を制御する制御コードなどが挙げられる。
以下の説明では、出力端末50自身が操作部51と印刷制御部52を備えている場合について説明する。ただし、文書データの出力を行う装置(例えば、プリンタなど)と、操作部51と、印刷制御部52とが、それぞれ別の装置で実現されていてもよい。例えば、操作部51および印刷制御部52を含むコンピュータが、他のプリンタ装置に対して印刷処理を指示するようにしてもよい。
印刷実行装置30は、印刷要求情報抽出部31と、印刷データ変換制御部32と、端末固有ドライバ実行部33と、アプリケーション実行部34と、印刷制御部35とを備えている。
印刷要求情報抽出部31は、印刷対象として指定された文書データおよび印刷設定(すなわち、印刷要求情報)をスプール装置20に要求する。すなわち、印刷要求情報抽出部31は、文書データを指定して印刷実行指示が行われたときに、スプール装置20(より詳しくは、スプールデータ記憶部22)から、その文書データに指定された印刷設定を抽出する。
このとき、印刷要求情報抽出部31は、印刷実行指示を行ったユーザIDに一致する文書データおよび印刷設定をスプール装置20に要求する。このようにすることで、他のユーザが文書データを印刷することを抑制できる。また、印刷要求情報抽出部31は、印刷制御部52からユーザが印刷要求を行った文書データの一覧を要求された場合、そのユーザに対応する印刷要求情報をスプール装置20に要求してもよい。
また、印刷要求情報抽出部31は、印刷制御部52からユーザが印刷可能な文書データの一覧を要求された場合、そのユーザに対応する印刷要求情報をスプール装置20に要求してもよい。さらに、印刷要求情報抽出部31は、スプール装置20から受け取った印刷設定を出力端末50に送信してもよい。印刷要求の際に指定された印刷設定を出力端末50に送信することで、ユーザが文書データの印刷状況を確認できる。
このように、印刷要求情報抽出部31により、印刷実行装置30で用いるデータが入力されるため、印刷要求情報抽出部31は、入力装置と言うことができる。
アプリケーション実行部34は、印刷要求情報抽出部31が抽出した文書データから印刷用データを作成する。ここで、印刷用データとは、アプリケーションプログラムに従ってアプリケーション実行部34が作成する印刷用のデータである。この印刷用データは、後述する端末固有ドライバ実行部33が作成する各出力端末50用の印刷出力用データの元データになることから、中間データと言うこともできる。
また、その文書データに対してユーザからアプリケーション固有の印刷設定が指定されている場合、アプリケーション実行部34は、その印刷設定を反映させた印刷用データを作成する。
さらに、アプリケーション実行部34は、後述する印刷制御部35により印刷設定を指定して文書データの印刷指示が行われると、指定された印刷設定に基づいて、文書データから印刷用データを作成する。
アプリケーション実行部34は、文書データごとに定められたアプリケーションプログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。例えば、アプリケーションプログラムは、印刷実行装置30の記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのアプリケーションプログラムを読み込み、アプリケーションプログラムに従って、アプリケーション実行部34として動作する。具体的には、アプリケーション実行部34は、印刷対象の文書データが指定されると、各オペレーティングシステムにおいて予め用意された印刷用の関数を呼び出すことで、印刷処理を開始する。そして、アプリケーション実行部34は、その文書データに対応するアプリケーションプログラムに従って印刷用データを作成する。
なお、アプリケーション実行部34と、デスクトップサービス処理装置10におけるアプリケーション実行部11とは同一のアプリケーションプログラムに従って動作することが望ましい。ユーザは、アプリケーション実行部11を利用して印刷要求を行うため、実際に印刷用データを作成するアプリケーションプログラムが印刷要求を受けるアプリケーションプログラムと同一であれば、ユーザが想定する品質で印刷用データが作成されるからである。
印刷制御部35は、印刷要求情報抽出部31により抽出された印刷設定をアプリケーション実行部34に指定して、印刷実行指示が行われた文書データの印刷を指示する。具体的には、印刷制御部35は、指定された印刷設定をもとに、印刷実行指示が行われた文書データに対応するアプリケーションプログラムに従って動作するアプリケーション実行部34を特定する。このとき、印刷制御部35は、例えば、印刷要求情報に含まれる文書データ種別をもとにアプリケーション実行部34を特定してもよい。
そして、印刷制御部35は、特定したアプリケーション実行部34に対し、文書データおよび抽出された印刷設定を指定して、その文書データの印刷を指示する。また、印刷制御部35は、操作部51から印刷設定の変更指示を受信すると、アプリケーション実行部34に、そのアプリケーション実行部34を動作させるアプリケーションプログラムで設定可能な印刷設定を指定して、文書データの印刷を指示してもよい。なお、ここで指定する印刷設定は、抽出した印刷設定と同様であってもよいし、異なっていてもよい。
端末固有ドライバ実行部33は、アプリケーション実行部34が生成した印刷用データを、出力端末50ごとに定められた印刷設定に応じて印刷出力用データに変換する。その際、印刷要求情報抽出部31が抽出した印刷設定の中に、共通印刷設定の中から指定された印刷設定が含まれている場合、端末固有ドライバ実行部33は、その印刷設定も反映させた印刷出力用データを作成する。
このように、端末固有ドライバ実行部33は、印刷要求の際にユーザが指定した印刷設定を反映させた印刷出力用データを作成するため、印刷要求時の印刷設定に基づいて文書データを印刷できる。そして、端末固有ドライバ実行部33は、作成した印刷出力用データを出力端末50に送信し、その印刷出力用データに基づいて文書データを印刷させる。
また、端末固有ドライバ実行部33は、操作部51を介してユーザから印刷設定の変更指示を受信した場合、アプリケーション実行部34が生成した印刷用データを、変更後の印刷設定に応じて印刷出力用データに変換してもよい。すなわち、端末固有ドライバ実行部33は、印刷要求が行われた後に指定された印刷設定に基づいて印刷出力用データを作成してもよい。また、端末固有ドライバ実行部33は、印刷要求時に指定された印刷設定が、印刷実行指示が行われた出力端末50で設定できない印刷設定の場合、印刷設定が出来ない旨を出力端末50に通知し、新たな印刷設定を受け付けてもよい。
このような変更指示を反映させることで、印刷要求の際には指定できなかった印刷設定を出力結果に反映させることが可能になる。また、例えば、印刷要求時の共通印刷設定に含まれる印刷設定に出力端末50が対応していなかった場合であっても、印刷実行指示の時点で変更することが可能になるため、ユーザにとって思わぬ挙動で文書データが印刷されることを抑制できる。
端末固有ドライバ実行部33は、各出力端末50に応じたプリンタドライバ(すなわち、各社ドライバ)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。なお、各社ドライバは、出力端末50の種類ごとに準備される。
印刷実行装置30は、出力端末50ごとに端末固有ドライバ実行部33を備えていてもよい。すなわち、印刷実行装置30が出力端末50ごとに複数の端末固有ドライバ実行部33を備えていてもよい。また、1つの端末固有ドライバ実行部33が、複数の各社ドライバに従って動作する機能を備えていてもよい。この場合、端末固有ドライバ実行部33は、後述する印刷データ変換制御部32が選択したドライバに対応する機能を実行するようにしてもよい。
端末固有ドライバ実行部33は、例えば、アプリケーション実行部34がどの出力端末50に対しても行う処理の部分を共通の論理プリンタとして実装してもよい。また、端末固有ドライバ実行部33は、ドライバ(すなわち、出力端末50)ごとに印刷設定が異なる部分の処理を出力端末50ごとにモジュール化して実装してもよい。以下の説明では、印刷実行装置30が、出力端末50ごとに端末固有ドライバ実行部33を備える場合について説明する。
印刷データ変換制御部32は、操作部51を介して指定された出力端末識別情報に基づいて、印刷出力用データを作成させる端末固有ドライバ実行部33を特定する。例えば、印刷実行装置30が出力端末50ごとに1つまたは複数の端末固有ドライバ実行部33を備えている場合、印刷データ変換制御部32は、その端末固有ドライバ実行部33の中から、印刷出力用データを作成させる一の端末固有ドライバ実行部33を選択してもよい。また、端末固有ドライバ実行部33が複数の各社ドライバに従って動作する機能を備えている場合、印刷データ変換制御部32は、出力端末識別情報に対応する機能を特定し、その機能を実行する指示を端末固有ドライバ実行部33に行ってもよい。このように、印刷データ変換制御部32は、各社ドライバ固有の機能を制御するディスパッチャの役割を果たす。
なお、出力端末50が1つの場合、端末固有ドライバ実行部33は一意に決定される。そのため、出力端末50が1つの場合、印刷実行装置30は、印刷データ変換制御部32を含んでいなくてもよい。
印刷要求情報抽出部31と、印刷データ変換制御部32と、印刷制御部35とは、プログラム(印刷実行プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。例えば、プログラムは、印刷実行装置30の記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、印刷要求情報抽出部31、印刷データ変換制御部32および印刷制御部35として動作してもよい。また、印刷要求情報抽出部31と、印刷データ変換制御部32と、印刷制御部35とは、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。
また、上記のように、印刷要求が行われた文書データと出力端末とを指定して印刷実行指示を行うだけで、その後は、ユーザ等の操作を介することなく、適切なアプリケーションプログラムが実行自動される。そのため、印刷実行要求時にアプリケーションプログラムで指定した印刷設定を、印刷実行時に反映させることが可能になる。
次に、本実施形態における印刷要求受付装置の動作を説明する。図2は、本実施形態における印刷要求受付装置の動作例を示すシーケンス図である。まず、アプリケーション実行部11が、操作端末40から文書データの印刷要求を受け付ける(ステップS1)。具体的には、アプリケーション実行部11を利用して文書データを作成しているユーザにより、その文書データの印刷要求が行われると、アプリケーション実行部11は、印刷設定を入力させるダイアログ画面を表示させる。ダイアログ画面には、各アプリケーション固有の印刷設定を指定する画面と、各出力端末50の印刷設定を包含する共通印刷設定の中から印刷設定を指定する画面とが含まれる。
各アプリケーション固有の印刷設定として、例えば、ページ指定や、文書データ中の印刷範囲(シート)指定などが挙げられる。また、共通印刷設定として、例えば、両面印刷指定や、2in1指定、モノクロ/カラー指定などが挙げられる。
アプリケーション実行部11を介してユーザによる印刷要求が行われると、印刷設定特定部13は、印刷要求を検知し(ステップS2)、印刷要求時に指定された印刷設定を特定する(ステップS3)。このとき、印刷設定特定部13は、アプリケーション固有設定だけでなく、共通印刷設定の中から指定された印刷設定を特定してもよい。
ここで、印刷設定特定部13は、同時指定が許可されない印刷設定がされた場合、自動で設定を変更する、エラー表示を行うなどの禁則処理を行ってもよい。同時指定が許可されない印刷設定として、例えば、両面印刷指定と裏紙使用可指定とが挙げられる。なお、同時指定を許可しない印刷設定の組合せは、共通印刷設定を作成する管理者等により、予め定められる。印刷設定特定部13は、禁則処理において同時指定が許可されない印刷設定を検出した場合、ユーザに対する警告表示を行ってもよい。
そして、印刷設定特定部13は、印刷対象として指定された文書データ、特定した印刷設定および印刷要求を行ったユーザIDを含む印刷要求情報をスプール装置20に送信する(ステップS4)。スプール装置20が印刷要求情報を受信すると、印刷要求情報制御部21は、その印刷要求情報をスプールデータ記憶部22に記憶させる(ステップS5)。
次に、本実施形態における印刷実行装置の動作を説明する。図3は、本実施形態における印刷実行装置の動作例を示すシーケンス図である。ユーザにより、出力端末50を介して印刷実行装置30に文書データの印刷実行指示が行われると(ステップS6)、印刷要求情報抽出部31は、印刷要求情報の取得をスプール装置20に要求する(ステップS7)。なお、印刷実行指示には、出力端末50を識別する出力端末識別情報も含まれる。印刷要求情報制御部21は、印刷要求情報抽出部31が要求する印刷要求情報をスプールデータ記憶部22から抽出(ステップS8)し、抽出した印刷要求情報を印刷実行装置30に送信する(ステップS9)。
印刷要求情報抽出部31は、印刷要求情報を受信すると、受信した印刷要求情報を印刷制御部35に通知する(ステップS10)。印刷制御部35は、抽出された印刷設定に基づいてアプリケーション実行部34を特定する(ステップS11)。
印刷制御部35は、例えば、印刷設定に含まれる文書データ種別から、印刷要求の際に利用されたアプリケーションプログラムを特定することにより、アプリケーション実行部34を特定してもよい。また、印刷制御部35は、印刷設定に含まれる所定のキーに基づいてアプリケーションプログラムを特定することにより、アプリケーション実行部34を特定してもよい。
一般に、アプリケーションプログラムでは、印刷時に指定すべき印刷設定が存在する。そのため、アプリケーション固有設定に含まれる所定の識別情報(例えば、文字列、プロパティ)や、文書ファイルの種類を示す情報(アプリケーション種別)を検索することで、印刷要求が行われたアプリケーションプログラムを特定することが可能である。例えば、マイクロソフト(登録商標)のアプリケーションプログラムであるWordを利用して印刷要求を行う際には、印刷範囲の指定が求められる。この印刷範囲が指定されたことを示す識別情報は、印刷設定に含まれるため、アプリケーションプログラムを特定することができる。なお、アプリケーションプログラムと、そのアプリケーションプログラムの印刷設定に含まれる識別情報との関係は、予め調べてメモリ等に記憶させておけばよい。
また、印刷制御部35は、印刷設定の情報だけでなく、文書ファイルに付加されたプロパティや、文書ファイルの拡張子に基づいてアプリケーションプログラムを特定してもよい。
そして、印刷制御部35は、特定したアプリケーション実行部34に、抽出された印刷設定を指定して、印刷要求情報に含まれる文書データの印刷を指示する(ステップS12)。
アプリケーション実行部34は、印刷要求情報抽出部31により指定された印刷設定に基づいて、印刷対象の文書データから印刷用データを作成する(ステップS13)。そして、アプリケーション実行部34は、作成した印刷用データを端末固有ドライバ実行部33に通知する(ステップS14)。具体的には、印刷データ変換制御部32が、操作部51を介して指定された出力端末識別情報に基づいて端末固有ドライバ実行部33を特定する。そして、アプリケーション実行部34が、特定された端末固有ドライバ実行部33に、作成した印刷用データを通知する。
端末固有ドライバ実行部33は、アプリケーション実行部34が生成した印刷用データを、出力端末50ごとに定められた印刷設定および印刷要求情報に含まれる印刷設定に応じた印刷出力用データに変換する(ステップS15)。そして、端末固有ドライバ実行部33は、作成した印刷出力用データを出力端末50に送信し、印刷指示を行う(ステップS16)。出力端末50がその印刷出力用データを受信すると、印刷制御部52は、その印刷出力用データに基づいて印刷を行う(ステップS17)。
以上のように、本実施形態によれば、印刷制御部35が文書データおよびその文書データに対するアプリケーション固有設定が指定されたときに、その印刷設定に基づいてアプリケーション実行部34を特定する。また、印刷制御部35が特定したアプリケーション実行部34に、印刷設定を指定して文書データの印刷を指示する。そして、特定されたアプリケーション実行部34が、指定された印刷設定に基づいて文書データから印刷用データを作成する。
すなわち、本実施形態によれば、印刷要求時に指定された印刷設定と異なる設定を印刷実行指示時に指定できる。そのため、印刷要求と印刷実行指示が異なるタイミングで行われ、かつ、印刷実行指示時に要求される印刷設定が印刷要求時の印刷設定と異なる場合であっても、印刷実行指示時の印刷設定を反映させた印刷実行を行うことができる。
また、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションプログラムに従って動作するアプリケーション実行部34が、印刷実行指示時の印刷設定に基づいて印刷用データを作成するため、各アプリケーションプログラムが備える印刷設定に基づいた印刷を行うことができる。
以下、具体的な実施例により本発明を説明するが、本発明の範囲は以下に説明する内容に限定されない。本実施例では、オペレーティングシステムであるWindows(登録商標)上で動作するアプリケーションプログラムに、マイクロソフト(登録商標)のWordを利用した場合の動作について説明する。すなわち、上記実施形態では、CPUがアプリケーションプログラムであるWordを読み込み、そのアプリケーションプログラムに従って、CPUがアプリケーション実行部11として動作することに相当する。
まず、Wordを利用して作成された文書データのうち、1,3,6ページ目を印刷するとする。この場合、ユーザは、Wordの印刷ダイアログの中の印刷範囲のうち、「ページ指定」を選択し、入力フィールドに「1,3,6」と指定する。なお、印刷要求と印刷実行指示とが異なる場合、出力端末が未定なことが多い。その場合、共通印刷設定が可能なドライバ(以下、共通ドライバと記す。)を予めインストールしておき、そのドライバを事後印刷用のプリンタとして仮に選択させておけばよい。
ユーザがこれらの情報を印刷ダイアログに設定して「OK」ボタンを押下すると、印刷設定特定部13は、アプリケーション固有の設定を示す値を特定する。この場合、例えば、以下の値が印刷範囲の印刷設定を示す値として特定される。
Print.Range=RangeOfPages
同様に、以下の値がページ指定の印刷設定を示す値として特定される。
Print.Page=1,3,6
印刷設定特定部13は、特定したこれらアプリケーション固有の設定をファイル化する。
印刷設定特定部13は、アプリケーション実行部11に印刷指示を行う。印刷指示をうけたアプリケーション実行部11は、各オペレーティングシステムにおいて予め用意された印刷用の関数を呼び出す。ここでは、Windowsで予め用意された関数であるStartDoc関数を呼び出して、印刷ジョブを開始させる。ここで、印刷設定特定部13は、StartDoc関数へのメッセージをフックし、ジョブIDを取得する。
なお、印刷要求時に共通印刷設定の中の印刷設定が指定された場合、印刷設定特定部13は、共通印刷設定の中から指定された印刷設定も別途ファイル化する。最後に、印刷設定特定部13は、フックを解除するとともに、印刷処理をキャンセルする指示を行う。
印刷要求情報登録部14は、印刷対象の文書データと、印刷設定特定部13が作成した印刷設定のファイルを、印刷指示を行ったユーザIDとともにスプール装置20に送信し、スプールデータ記憶部22に記憶させる。
その後、ユーザは、例えば、ICカードを操作部51にかざして印刷制御部52による認証を受けた後、操作部51を介して文書データの印刷実行指示を行う。言い換えると、印刷制御部52がユーザを認証すると、操作部51は、ユーザにより指定された文書データを識別する情報と、出力端末50の出力端末識別情報とを印刷実行装置30に送信する。
印刷実行装置30では、印刷要求情報抽出部30がスプール装置20に印刷要求情報の取得を要求すると、印刷要求情報制御部21は、スプールデータ記憶部22から、指定された文書ファイルと、印刷設定を含むファイルとを抽出し、印刷実行装置30に返信する。
印刷制御部35は、印刷設定を含むファイルの内容から、文書データがWordを利用して作成されたアプリケーションプログラムであることを特定し、印刷実行指示を行うアプリケーション実行部34を特定する。印刷制御部35は、アプリケーション実行部34にWordを起動させる指示を与え、さらに、抽出した文書ファイルをオープンする指示を与える。
また、印刷制御部35は、StartDoc関数を呼び出して、印刷ジョブを開始させる。さらに、印刷制御部35は、StartDoc関数へのメッセージをフックする。その後、印刷制御部35は、OLE(Object Linking and Embedding)機能を利用し、アプリケーション実行部34に印刷実行指示を行う。具体的には、印刷制御部35は、PrintOutメソッドを利用し、出力端末識別情報を指定して印刷指示を行う。
印刷制御部35は、印刷要求時に指定された印刷設定に基づいて、PrintOutメソッドの引数に、以下の値を設定する。
Range=Word.WdPrintOutRange.wdPrintRangeOfPages(実際の値は4)
Pages=1,3,6(設定されたページ)
なお、出力端末50から印刷設定の変更指示を受けた場合、印刷制御部35は、変更指示で指定される印刷設定をPrintOutメソッドの引数に反映すればよい。印刷実行指示後、印刷制御部35は、フックを解除する。このようにして、印刷要求が行われた文書データが出力端末50に印刷される。
なお、本実施例では、アプリケーション固有の設定として、印刷対象のページが指定される場合を例示した。他にも、例えば、Word印刷時の印刷対象に「文書プロパティ」が選択された場合、印刷設定特定部13は、以下の値を印刷対象の印刷設定を示す値として特定してもよい。
Print.Item=Properties
この場合、印刷制御部35は、PrintOutメソッドの引数に、以下の値を設定すればよい。
Item=Word.WdPrintOutItem.wdPrintProperties(実際の値は1)
さらに、例えば、Word印刷時のオプションの内容が選択された場合、印刷設定特定部13は、以下の値を印刷設定を示す値として特定してもよい。ここで、Trueは、各設定が指定されていることを示す。
With ThisApplication.Options
.BackgroundSave = True
.Overtype = True
.UpdateFieldsAtPrint = True
.PrintHiddenText = True
.PrintFieldCodes = True
End With
次に、本発明の最小構成の例を説明する。図4は、本発明による印刷実行装置の最小構成の例を示すブロック図である。本発明による印刷実行装置は、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションプログラム(例えば、Word)に従って動作し、印刷対象の文書データに指定されたアプリケーションプログラムごとに設定可能な印刷設定(例えば、アプリケーション固有設定)に基づいてその文書データから印刷用データを作成するアプリケーション実行手段61(例えば、アプリケーション実行部34)と、文書データおよびその文書データに対する印刷設定が指定されたときに、その印刷設定に基づいてアプリケーション実行手段61を特定するアプリケーション特定手段62(例えば、印刷制御部35)と、特定されたアプリケーション実行手段61に、その印刷設定を指定して文書データの印刷を指示する印刷指示手段63(例えば、印刷制御部35)とを備えている。
アプリケーション実行手段61は、印刷指示手段62により指定された印刷設定に基づいて、文書データから印刷用データを作成する。
このように、印刷要求時に指定された印刷設定と異なる設定を印刷実行指示時に指定できるため、印刷要求と印刷実行指示が異なるタイミングで行われ、かつ、印刷実行指示時に要求される印刷設定が印刷要求時の印刷設定と異なる場合であっても、印刷実行指示時の印刷設定を反映させた印刷実行を行うことができる。
また、アプリケーション実行手段61が作成した印刷用データを、文書データの出力先である出力端末(例えば、出力端末50)に対応する印刷出力用データに変換する1つ以上の印刷出力用データ変換手段(例えば、端末固有ドライバ実行部33)と、出力端末およびその出力端末で設定可能な印刷設定である出力端末印刷設定(例えば、出力端末個別設定)が指定されたときに、印刷出力用データ変換手段の中から出力端末に応じて一の印刷出力用データ変換手段を選択する作成対象選択手段(例えば、印刷データ変換制御部32)とを備えていてもよい。そして、作成対象選択手段により選択された印刷出力用データ変換手段は、出力端末印刷設定に基づいて、アプリケーション実行手段が作成した印刷用データを出力端末に対応する印刷出力用データに変換してもよい。
このような構成により、印刷要求と印刷実行指示が異なるタイミングで行われ、かつ、印刷要求時点で文書データを印刷する出力装置が決定していない場合であっても、印刷実行指示時に選択した出力装置が保証する品質で印刷用データを作成できる。
また、印刷実行装置は、アプリケーション実行手段61が作成した印刷用データを、文書データの出力先として予め定めた出力端末に対応する印刷出力用データに変換する印刷出力用データ変換手段(例えば、端末固有ドライバ実行部33)を備えていてもよい。また、印刷出力用データ変換手段は、印刷出力用データを用いて出力端末(例えば、出力端末50)に文書データを出力させてもよい。
また、アプリケーション特定手段62は、印刷設定に含まれる所定の識別情報(例えば、文字列、プロパティ)に基づいてアプリケーションプログラムを特定することにより、印刷を指示するアプリケーション実行手段61を特定してもよい。
また、印刷実行装置は、アプリケーションプログラムごとに設定可能な印刷設定と印刷対象の文書データとを入力する入力手段(例えば、印刷要求情報抽出部31)を備えていてもよい。
また、入力手段は、文書データとその文書データに指定された印刷設定とを対応づけて記憶する文書データ記憶手段(例えば、スプール装置20のスプールデータ記憶部22)から、印刷対象の文書データおよび印刷設定を抽出してもよい。そして、印刷指示手段62は、抽出された印刷設定に基づいて特定されるアプリケーション実行手段に、その印刷設定を指定して、抽出された文書データの印刷を指示してもよい。
また、印刷指示手段62は、抽出された印刷設定に基づいて特定されるアプリケーション実行手段61に、そのアプリケーション実行手段61を動作させるアプリケーションプログラムで設定可能な印刷設定として、抽出された印刷設定とは異なる印刷設定を指定して抽出した文書データの印刷を指示してもよい。この場合、文書データ記憶手段に記憶された印刷設定を、印刷実行時に異なる印刷設定に変更することが可能になる。
図5は、本発明による印刷システムの最小構成の例を示すブロック図である。本発明による印刷システムは、文書データの印刷要求を受け付ける印刷要求受付手段70(例えば、デスクトップサービス処理装置10)と、少なくとも印刷要求がなされた文書データを記憶する文書データ記憶手段80(例えば、スプール装置20)と、出力端末(例えば、出力端末50)に文書データを印刷させる印刷実行手段90(例えば、印刷実行装置30)とを備えている。
印刷要求受付手段70は、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションプログラム(例えばWord)を用いて文書データの印刷要求が行われたときに、その印刷要求時に指定された印刷設定(例えば、アプリケーション固有設定)を特定する印刷設定特定手段71(例えば、印刷設定特定部13)と、特定された印刷設定と印刷要求が行われた文書データとを、文書データ記憶手段80に記憶させる印刷関連情報登録手段72(例えば、印刷要求情報登録部14)とを含む。
印刷実行手段90は、アプリケーションプログラムに従って動作し、指定された印刷設定に基づいて文書データから印刷用データを作成するアプリケーション実行手段91(例えば、アプリケーション実行部34)と、文書データを指定して印刷実行指示が行われたときに、文書データ記憶手段80からその文書データに指定された印刷設定を抽出する印刷関連情報抽出手段92(例えば、印刷要求情報抽出部31)と、抽出された印刷設定に基づいて特定されるアプリケーション実行手段91に、抽出された印刷設定を指定してその文書データの印刷を指示する印刷指示手段93(例えば、印刷制御部35)とを含んでいる。
そして、アプリケーション実行手段91は、印刷指示手段93により指定された印刷設定に基づいて、指定された文書データから印刷用データを作成する。
以上の構成により、印刷要求と印刷実行指示が異なるタイミングで行われ、かつ、印刷実行指示時に要求される印刷設定が印刷要求時の印刷設定と異なる場合であっても、印刷実行指示時の印刷設定を反映させた印刷実行を行うことができる。
また、印刷関連情報登録手段72が、文書データの印刷要求を行ったユーザの識別情報(例えば、ユーザID)を、印刷設定および文書データとともに文書データ記憶手段80に記憶させ、印刷関連情報抽出手段92が、印刷実行指示を行ったユーザの識別情報に一致する文書データおよび印刷設定を文書データ記憶手段80から抽出してもよい。
図6は、本発明による印刷要求受付装置の最小構成の例を示すブロック図である。本発明における印刷要求受付装置は、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションプログラム(例えばWord)を用いて文書データの印刷要求が行われたときに、その印刷要求時に指定された印刷設定を特定する印刷設定特定手段51(例えば、印刷設定特定部13)と、特定された印刷設定と印刷要求が行われた文書データとを文書データ記憶手段(例えば、スプール装置20のスプールデータ記憶部22)に記憶させる印刷関連情報登録手段52とを備えている。
印刷設定特定手段51は、印刷設定の特定後にその印刷設定を指定して行われた印刷要求を取り消す。
このような構成により、印刷要求時の情報が文書データ記憶手段に記憶されるため、印刷時には、この情報を用いて印刷処理が行うことができる。さらに、印刷時に印刷設定を変更したい場合には、この印刷設定を変更可能である。よって、印刷要求と印刷実行指示が異なるタイミングで行われ、かつ、印刷実行指示時に要求される印刷設定が印刷要求時の印刷設定と異なる場合であっても、印刷実行指示時の印刷設定を反映させた印刷実行を行うことができる。
本発明は、指定された印刷設定に基づいて文書データの印刷を実行する印刷実行装置に好適に適用される。
10 デスクトップサービス処理装置
11,34 アプリケーション実行部
13 印刷設定特定部
14 印刷要求情報登録部
20 スプール装置
21 印刷要求情報制御部
22 スプールデータ記憶部
30 印刷実行装置
31 印刷要求情報抽出部
32 印刷データ変換制御部
33 端末固有ドライバ実行部
35 印刷制御部
40 操作端末
50 出力端末
51 操作部
52 印刷制御部

Claims (19)

  1. 文書データの種類ごとに定められたアプリケーションプログラムに従って動作し、印刷対象の文書データに指定された前記アプリケーションプログラムごとに設定可能な印刷設定に基づいて当該文書データから印刷用データを作成するアプリケーション実行手段と、
    文書データおよび当該文書データに対する前記印刷設定が指定されたときに、当該印刷設定に基づいて前記アプリケーション実行手段を特定するアプリケーション特定手段と、
    特定されたアプリケーション実行手段に、前記印刷設定を指定して前記文書データの印刷を指示する印刷指示手段とを備え、
    前記アプリケーション実行手段は、前記印刷指示手段により指定された印刷設定に基づいて、文書データから印刷用データを作成する
    ことを特徴とする印刷実行装置。
  2. アプリケーション実行手段が作成した印刷用データを、文書データの出力先である出力端末に対応する印刷出力用データに変換する1つ以上の印刷出力用データ変換手段と、
    出力端末および当該出力端末で設定可能な印刷設定である出力端末印刷設定が指定されたときに、前記印刷出力用データ変換手段の中から出力端末に応じて一の印刷出力用データ変換手段を選択する作成対象選択手段とを備え、
    前記作成対象選択手段により選択された印刷出力用データ変換手段は、前記出力端末印刷設定に基づいて、アプリケーション実行手段が作成した印刷用データを出力端末に対応する印刷出力用データに変換する
    請求項1記載の印刷実行装置。
  3. アプリケーション実行手段が作成した印刷用データを、文書データの出力先として予め定めた出力端末に対応する印刷出力用データに変換する印刷出力用データ変換手段を備えた
    請求項1記載の印刷実行装置。
  4. 印刷出力用データ変換手段は、印刷出力用データを用いて出力端末に文書データを出力させる
    請求項2または請求項3記載の印刷実行装置。
  5. アプリケーション特定手段は、印刷設定に含まれる所定の識別情報に基づいてアプリケーションプログラムを特定することにより、印刷を指示するアプリケーション実行手段を特定する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の印刷実行装置。
  6. アプリケーションプログラムごとに設定可能な印刷設定と印刷対象の文書データとを入力する入力手段を備えた
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の印刷実行装置。
  7. 入力手段は、文書データと当該文書データに指定された印刷設定とを対応づけて記憶する文書データ記憶手段から、印刷対象の文書データおよび印刷設定を抽出し、
    印刷指示手段は、抽出された印刷設定に基づいて特定されるアプリケーション実行手段に、当該印刷設定を指定して、抽出された文書データの印刷を指示する
    請求項6記載の印刷実行装置。
  8. 印刷指示手段は、抽出された印刷設定に基づいて特定されるアプリケーション実行手段に、当該アプリケーション実行手段を動作させるアプリケーションプログラムで設定可能な印刷設定として、抽出された前記印刷設定とは異なる印刷設定を指定して抽出した文書データの印刷を指示する
    請求項7記載の印刷実行装置。
  9. 文書データの印刷要求を受け付ける印刷要求受付手段と、
    少なくとも前記印刷要求がなされた文書データを記憶する文書データ記憶手段と、
    出力端末に前記文書データを印刷させる印刷実行手段とを備え、
    前記印刷要求受付手段は、
    文書データの種類ごとに定められたアプリケーションプログラムを用いて文書データの印刷要求が行われたときに、当該印刷要求時に指定された印刷設定を特定する印刷設定特定手段と、
    特定された印刷設定と印刷要求が行われた文書データとを、前記文書データ記憶手段に記憶させる印刷関連情報登録手段とを含み、
    前記印刷実行手段は、
    前記アプリケーションプログラムに従って動作し、指定された印刷設定に基づいて文書データから印刷用データを作成するアプリケーション実行手段と、
    文書データを指定して印刷実行指示が行われたときに、前記文書データ記憶手段から当該文書データに指定された印刷設定を抽出する印刷関連情報抽出手段と、
    抽出された印刷設定に基づいて特定されるアプリケーション実行手段に、抽出された印刷設定を指定して前記文書データの印刷を指示する印刷指示手段とを含み、
    前記アプリケーション実行手段は、前記印刷指示手段により指定された印刷設定に基づいて、指定された文書データから印刷用データを作成する
    ことを特徴とする印刷システム。
  10. 印刷関連情報登録手段は、文書データの印刷要求を行ったユーザの識別情報を、印刷設定および文書データとともに文書データ記憶手段に記憶させ、
    印刷関連情報抽出手段は、印刷実行指示を行ったユーザの識別情報に一致する文書データおよび印刷設定を前記文書データ記憶手段から抽出する
    請求項9記載の印刷システム。
  11. 文書データの種類ごとに定められたアプリケーションプログラムを用いて文書データの印刷要求が行われたときに、当該印刷要求時に指定された印刷設定を特定する印刷設定特定手段と、
    特定された印刷設定と印刷要求が行われた文書データとを文書データ記憶手段に記憶させる印刷関連情報登録手段とを備え、
    前記印刷設定特定手段は、印刷設定の特定後に当該印刷設定を指定して行われた印刷要求を取り消す
    ことを特徴とする印刷要求受付装置。
  12. 出力端末に文書データを印刷させる印刷実行手段が、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションプログラムごとに設定可能な印刷設定のうち、印刷対象の文書データに指定された印刷設定および当該文書データが指定されたときに、前記アプリケーションプログラムに従って動作し、文書データから印刷用データを作成するアプリケーション実行手段を、指定された印刷設定に基づいて特定し、
    前記印刷実行手段が、特定されたアプリケーション実行手段に、前記印刷設定を指定して前記文書データの印刷を指示し、
    前記アプリケーション実行手段が、指定された印刷設定に基づいて、前記文書データから印刷用データを作成する
    ことを特徴とする印刷実行方法。
  13. 印刷実行手段が、出力端末および当該出力端末で設定可能な印刷設定である出力端末印刷設定が指定されたときに、印刷用データを出力端末に対応する印刷出力用データに変換する1つ以上の印刷出力用データ変換手段の中から出力端末に応じて一の印刷出力用データ変換手段を選択し、
    選択された印刷出力用データ変換手段が、前記出力端末印刷設定に基づいて、アプリケーション実行手段が作成した印刷用データを出力端末に対応する印刷出力用データに変換する
    請求項12記載の印刷実行方法。
  14. 文書データの印刷要求を受け付ける印刷要求受付手段が、文書データの種類ごとに定められたアプリケーションプログラムを用いて文書データの印刷要求が行われたときに、当該印刷要求時に指定された印刷設定を特定し、
    前記印刷要求受付手段が、特定された印刷設定と印刷要求が行われた文書データとを文書データ記憶手段に記憶させ、
    出力端末に文書データを印刷させる印刷実行手段が、文書データを指定して印刷実行指示が行われたときに、前記文書データ記憶手段から当該文書データに指定された印刷設定を抽出し、
    前記印刷実行手段が、前記アプリケーションプログラムに従って動作し、指定された印刷設定に基づいて文書データから印刷用データを作成するアプリケーション実行手段を抽出された印刷設定に基づいて特定し、
    前記印刷実行手段が、特定されたアプリケーション実行手段に、抽出された印刷設定を指定して前記文書データの印刷を指示し、
    前記アプリケーション実行手段が、指定された印刷設定に基づいて、前記文書データから印刷用データを作成する
    ことを特徴とする印刷方法。
  15. 印刷要求受付手段が、文書データの印刷要求を行ったユーザの識別情報を、印刷設定および文書データとともに文書データ記憶手段に記憶させ、
    印刷実行手段が、印刷実行指示を行ったユーザの識別情報に一致する文書データおよび印刷設定を前記文書データ記憶手段から抽出する
    請求項14記載の印刷方法。
  16. 文書データの種類ごとに定められたアプリケーションプログラムを用いて文書データの印刷要求が行われたときに、当該印刷要求時に指定された印刷設定を特定し、
    特定された印刷設定と印刷要求が行われた文書データとを文書データ記憶手段に記憶させ、
    印刷設定の特定後に当該印刷設定を指定して行われた印刷要求を取り消す
    ことを特徴とする印刷要求受付方法。
  17. コンピュータに、
    文書データの種類ごとに定められたアプリケーションプログラムごとに設定可能な印刷設定のうち、印刷対象の文書データに指定された印刷設定、および、当該文書データが指定されたときに、前記アプリケーションプログラムに従って動作し、文書データから印刷用データを作成するアプリケーション実行手段を、指定された印刷設定に基づいて特定するアプリケーション特定処理、および、
    特定されたアプリケーション実行手段に、前記印刷設定を指定して前記文書データの印刷を指示する印刷指示処理を実行させ、
    前記アプリケーション特定処理で、特定されたアプリケーション実行手段に、指定された印刷設定に基づいて、文書データから印刷用データを作成させる
    ための印刷実行プログラム。
  18. コンピュータに、
    出力端末および当該出力端末で設定可能な印刷設定である出力端末印刷設定を指定して印刷実行指示が行われたときに、印刷用データを出力端末に対応する印刷出力用データに変換する1つ以上の印刷出力用データ変換手段の中から出力端末に応じて一の印刷出力用データ変換手段を選択する作成対象選択処理を実行させ、
    前記作成対象選択処理で、選択された印刷出力用データ変換手段に、前記出力端末印刷設定に基づいて、アプリケーション実行手段が作成した印刷用データを出力端末に対応する印刷出力用データに変換させる
    請求項17記載の印刷実行プログラム。
  19. コンピュータに、
    文書データの種類ごとに定められたアプリケーションプログラムを用いて文書データの印刷要求が行われたときに、当該印刷要求時に指定された印刷設定を特定する印刷設定特定処理、および、
    特定された印刷設定と印刷要求が行われた文書データとを文書データ記憶手段に記憶させる印刷関連情報登録処理を実行させ、
    前記印刷設定特定処理で、印刷設定の特定後に当該印刷設定を指定して行われた印刷要求を取り消させる
    ための印刷要求受付プログラム。
JP2011080782A 2011-03-31 2011-03-31 印刷実行装置、印刷要求受付装置および印刷システム Withdrawn JP2012216065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011080782A JP2012216065A (ja) 2011-03-31 2011-03-31 印刷実行装置、印刷要求受付装置および印刷システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011080782A JP2012216065A (ja) 2011-03-31 2011-03-31 印刷実行装置、印刷要求受付装置および印刷システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012216065A true JP2012216065A (ja) 2012-11-08

Family

ID=47268778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011080782A Withdrawn JP2012216065A (ja) 2011-03-31 2011-03-31 印刷実行装置、印刷要求受付装置および印刷システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012216065A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9442678B2 (en) Information processing apparatus, information processing system and non-transitory computer-readable information recording medium
EP2546734A2 (en) Printing apparatus, method for controlling printing apparatus, and storage medium
EP2498177B1 (en) Printer
US9025172B2 (en) Printing setting apparatus, computer readable recording medium, and image forming system for generating printing setting information described in one data format included in plural types of data formats and submitting a printing job to an image forming apparatus capable of executing a printing job based on printing setting information described in the plural types of data formats
JP2013242848A (ja) 情報処理システム、情報処理装置、プログラム及びデータ変換方法
US9830544B2 (en) Image processing apparatus, control method, and storage medium for executing print processing using a password including selecting a personal identification code type that indicates a purpose for using the password
JP2012078998A (ja) プリントシステム、印刷方法、プリントサーバ、制御方法、及びプログラム
JP2020004158A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
US20140078533A1 (en) Printing system, server, information device, and computer-readable storage medium for computer program
US20140132978A1 (en) Print system, print preview displaying method and tangible computer-readable recording medium
US8503006B2 (en) Job managing apparatus performing process of passing printed material to recipient
US20140153018A1 (en) Information processing apparatus, control method, and storage medium
JP2011154552A (ja) 情報処理装置、印刷制御プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、印刷装置、及びプリントシステム
US20220197574A1 (en) Server system and information processing apparatus
US20140146344A1 (en) Device, information processing system, and control method thereof
JP2019197249A (ja) プログラム
US20230315361A1 (en) Information processing apparatus, print setting application, and print system
JP6287880B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム
JP2014041599A (ja) プログラム、情報処理装置、システム
JP2012216064A (ja) 印刷システム、印刷実行装置、印刷方法、印刷実行方法および印刷実行用プログラム
US9912824B2 (en) Triggering workflows from a multifunction device
JP5648758B1 (ja) 印刷指示支援装置、印刷システム及びプログラム
JP2013058010A (ja) 画像処理システム、画像処理装置、画像形成装置およびプログラム
CN115515794A (zh) 图像形成装置、控制图像形成装置的控制方法和程序
JP2012216065A (ja) 印刷実行装置、印刷要求受付装置および印刷システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140603