JP2012205084A - 情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】冗長システムにおける故障発生時の代替経路を抽出する。
【解決手段】機器経路対応テーブル記憶部16は、冗長システムである試験対象システム4内の機器ごとに、機器に接続されている接続経路と、機器が自律冗長機能を有する機器であるか否かが示される機器経路対応テーブルを記憶する。代替経路テーブル記憶部17は、試験対象システム4内の接続経路ごとに、代替関係にある接続経路が代替経路として示される代替経路テーブルを記憶する。代替経路算出部13は、機器経路対応テーブルを用いて、自律冗長機能を有する機器であって故障発生により通信が不能となる機器を、故障発生箇所に応じて、切替機器として特定するとともに、特定した機器に接続している接続経路を切替経路として抽出し、更に、代替経路テーブルを用いて、抽出された切替経路の代替経路を抽出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の通信システムが冗長化されている冗長システムに対する解析を行う技術に関する。
一般にサーバシステムは、インターネットなどの外部ネットワークを通じて、ユーザ端末装置や他システムと接続される。
サーバシステムは、サービス処理を行うサーバ装置と、ルータ・スイッチ・ファイアウォール・負荷分散装置などネットワーク機器からなり、サーバ装置は各種ネットワーク機器を通じて外部ネットワークに接続される。
高信頼を要求されるシステムでは、サーバ装置そのものに加えて、ネットワーク機器の冗長化が行われる。
サーバ装置が冗長化されていても、上記のようなネットワーク機器の冗長化が機能しなければ、ネットワーク機器が故障した場合にシステムとして処理を継続することができなくなる。
したがってネットワーク機器を冗長化し、機器故障時の動作を十分に試験する必要がある。
冗長化機構によるネットワーク機器の切替動作を確認するためには、機器の切替によって変更された通信経路が設計通りであることを確認すればよい。
最も直截的な方法は、各サーバ装置宛の通信パケットの通過経路を追跡することである。
しかし、このためには、システム内の全経路に専用の測定機器を設置する必要があり、システムの試験段階ではこの方法は現実的ではない。
これに替わる方法として、各経路を通過する通信データ量(以下、流量と呼ぶ)を計測し、設計上の期待値と比較する方法がある。
ネットワーク機器は流量を測定する機能を持ち、Simple Network Management Protocol(SNMP)などの標準プロトコルによって測定結果を収集することが可能である。
また、機器間の通信コスト情報を用いて経路故障時の代替経路を推定し、故障発生前の流量から故障発生時の流量の期待値を算出する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−248177号公報
特許文献1の技術は動的経路制御を行うルータ・ネットワークを対象としており、ルータ間の経路コストと経路決定アルゴリズムに基づいて、経路故障時の代替経路を算出する。
しかしながら、サーバシステムに含まれる冗長化されたネットワーク機器では、故障時の代替経路は経路コストによって決定されるわけではない。
また特許文献1の方法で代替変更を決定できるよう、機器間に仮想的な経路コストを設定することも考えられるが、全ての故障について正しい代替経路を決定できるようなコスト設定は不可能である。
したがって特許文献1の技術では、機器が冗長化された冗長システムにおける、故障発生時の代替変更を決定することができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決することを主な目的としており、冗長システムにおいて故障発生時の代替経路を抽出することを主な目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、
複数の機器が接続経路により接続されている通信システムが、2つ以上含まれ、
各通信システムには、自律冗長化機能を有する自律冗長化機器が1つ以上含まれ、
2つ以上の前記通信システムが接続経路により接続されて冗長化されている冗長システム
に対する解析を行う情報処理装置であって、
前記冗長システム内の機器ごとに、機器に接続されている接続経路と、機器が自律冗長化機器であるか否かが示される機器経路情報を記憶する機器経路情報記憶部と、
前記冗長システム内の接続経路ごとに、代替関係にある接続経路が代替経路として示される代替経路情報を記憶する代替経路情報記憶部と、
前記冗長システム内での故障発生時に故障により接続先の機器の少なくともいずれかとの通信が不能になる通信不能自律冗長化機器を、故障発生箇所に応じて、前記機器経路情報を解析して特定する自律冗長化機器特定部と、
前記自律冗長化機能特定部により特定された通信不能自律冗長化機器に接続されている接続経路を切替経路として前記機器経路情報から抽出する切替経路抽出部と、
前記切替経路抽出部により抽出された切替経路の代替経路を前記代替経路情報から抽出する代替経路抽出部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、機器経路情報を用いて、冗長システムにおける故障発生箇所に応じて通信不能自律冗長化機器を特定するとともに、通信不能自律冗長化機器に基づき切替経路を抽出することができ、更に、代替経路情報を用いて、抽出された切替経路の代替経路を抽出することができる。
実施の形態1〜7に係るシステム構成例を示す図。 実施の形態1〜7に係る試験制御装置の構成例を示す図。 実施の形態1に係る試験対象システムを示す図。 実施の形態1に係る試験対象システムにおける故障時の代替ルートを示す図。 実施の形態1に係る機器経路対応テーブルの例を示す図。 実施の形態1に係る代替経路テーブルの例を示す図。 実施の形態1に係る流量テーブルの例を示す図。 実施の形態1に係る試験フローの例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る代替経路の算出処理の例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る流量期待値の算出処理の例を示すフローチャート図。 実施の形態3に係る試験対象システムにおける故障時の代替ルートを示す図。 実施の形態3に係る流量テーブルの例を示す図。 実施の形態4に係る試験対象システムを示す図。 実施の形態4に係る試験対象システムにおける故障時の代替ルートを示す図。 実施の形態4に係る機器経路対応テーブルの例を示す図。 実施の形態4に係る流量期待値の算出処理の例を示すフローチャート図。 実施の形態4に係る流量テーブルの例を示す図。 実施の形態5に係る試験対象システムにおける故障時の代替ルートを示す図。 実施の形態5に係る代替経路テーブルの例を示す図。 実施の形態5に係る代替経路の算出処理の例を示すフローチャート図。 実施の形態5に係る流量テーブルの例を示す図。 実施の形態6に係る試験対象システムを示す図。 実施の形態6に係る代替経路テーブルの例を示す図。 実施の形態6に係る流量期待値の算出処理の例を示すフローチャート図。 実施の形態6に係る流量テーブルの例を示す図。 実施の形態7に係る試験フローの例を示すフローチャート図。 実施の形態1〜7に係る試験制御装置のハードウェア構成例を示す図。
実施の形態1〜7では、サーバシステムに含まれる冗長化されたネットワークにおける、ネットワーク機器が故障した場合の動作確認試験を行う構成について説明する。
より具体的には、故障部位から切替機器及び機器切替により変更される全経路を特定し、故障発生時の流量期待値を算出し、これにより、機器レベルで冗長化を行うネットワークにおける、故障時の経路切替動作を自動的に確認する構成を説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態における試験システムの全体構成を示す図である。
試験を制御する試験制御装置1が、試験用の通信を発生させる通信負荷生成装置2と、故障を模擬する故障模擬装置3に接続され、通信負荷生成装置2は試験対象システム4に接続されている。
故障模擬装置3は、試験対象システムの内部に設置される。
試験制御装置1は、情報処理装置の例に相当する。
図2は、試験制御装置1の構成を示す図である。
試験制御装置1は実行制御部11、流量情報収集部12、代替経路算出部13、故障時流量算出部14、結果判定部15、機器経路対応テーブル記憶部16、代替経路テーブル記憶部17、流量テーブル記憶部18から構成される。
各要素の詳細は、後述する。
図3は、試験対象システム4と正常時の通信経路の一例を示す図である。
試験対象システム4は複数のネットワーク機器およびサーバからなり、各機器はA系統とB系統の2系統に冗長化されている。
各サーバは2枚のネットワーク通信カードを持ち、それぞれ異なる系統に接続されている。
本実施の形態に係る試験対象システム4は、図3に示すように、複数の機器が接続経路により接続されている通信システムが2つ含まれ(A系統、B系統)、2つの通信システムが接続経路により接続されて冗長化されている冗長システムである。
そして、各通信システムには、自律冗長化機能を有する自律冗長化機器が1つ以上含まれている。
自律冗長化機器とは、自律的に、他方の通信システムにおける対応機器における通信不能状態を検出して、自律的に、他方の通信システムにおける通信ルートを自機器に切り替え可能な機器である。
図4の場合は、ファイアウォールFW−A、ファイアウォールFW−B、通信カードNIC−A1、通信カードNIC−A2、通信カードNIC−B1、通信カードNIC−B2が自律冗長化機器である。
ファイアウォールFW−A、ファイアウォールFW−Bを例にとると、ファイアウォールFW−Aが通信不能になった場合に、ファイアウォールFW−Bは自律的にファイアウォールFW−Aの通信不能を検出し、A系統におけるファイアウォールFW−Aを通る通信ルートをファイアウォールFW−Bを通る通信ルートに自律的に切り替える。
図4は、試験対象システム4において、スイッチSW−1AとファイアウォールFW−Aを接続する経路R−1Aが故障した場合に想定される動作を示す図である。
想定通りの動作である場合、ファイアウォールFW−Aが行っていた処理をファイアウォールFW−Bが引き継ぐ。
その結果、A系統の通信経路がファイアウォールFW−Bを経由する経路に変更されることになる。
図5は、機器経路対応テーブル記憶部16が記憶している機器経路対応テーブル160の例を示す図である。
機器経路対応テーブル160は、機器欄に試験対象システム4を構成する各機器名を、切替機能欄に各機器の切替機能(自律冗長化機能)の有無を、接続経路欄には各機器に接続されている経路名を保持する。
つまり、機器経路対応テーブル160では、機器ごとに、機器に接続されている接続経路と、切替機能を有する機器(自律冗長化機器)であるか否かが示される。
機器経路対応テーブル160の内容は、試験対象システム4の構成にあわせて予め設定しておく。
機器経路対応テーブル160は、機器経路情報の例に相当する。
そして、機器経路対応テーブル記憶部16は、機器経路情報記憶部の例に相当する。
図6は、代替経路テーブル記憶部17が記憶している代替経路テーブル170の例を示す図である。
代替経路テーブル170は、切替対象経路欄に試験対象システム4に含まれる各経路名を、代替経路欄には切替対象経路が故障した場合の代替経路を保持する。
つまり、代替経路テーブル170では、接続経路ごとに、代替関係にある接続経路が代替経路として示される。
ただし図4のR−1XおよびR−3Xのように、故障時の迂回経路のみに使用され、正常時に使用されない経路は除く。
代替経路テーブル170の内容は、試験対象システムの構成にあわせて予め設定しておく。
代替経路テーブル170は、代替経路情報の例に相当する。
そして、代替経路テーブル記憶部17は、代替経路情報記憶部の例に相当する。
図7は、流量テーブル記憶部18が記憶している流量テーブル180の例を示す図である。
流量テーブル180は、経路欄に試験対象システム4に含まれる各経路名を、正常時測定値欄には正常動作時に各接続経路を流れる通信データ量(以後、流量と呼ぶ)を、故障時測定値欄には故障発生時の各経路の流量を、期待値欄には故障部位から算出される故障発生時の流量の期待値を保持する。
流量テーブル180の内容は、試験実行時に流量情報収集部12および故障時流量算出部14により書き込まれる。
流量テーブル180は、流量情報の例に相当する。
そして、流量テーブル記憶部18は、流量情報記憶部の例に相当する。
ここで、図2に示した試験対象システム4の構成要素の主な機能を説明する。
実行制御部11は、通信負荷生成装置2に対して試験用の通信開始を指示し、また、故障模擬装置3に対して、所定の故障発生箇所にて試験対象システム4に模擬故障を発生させるよう指示する。
流量情報収集部12は、故障模擬装置3により故障発生箇所にて模擬故障が発生した際に、各接続経路を流れる流量を測定する。
代替経路算出部13は、試験対象システム4内での模擬故障発生時に模擬故障により接続先の機器の少なくともいずれかとの通信が不能になる切替機器を有する機器(通信不能自律冗長化機器)を、故障発生箇所に応じて、機器経路対応テーブル160を解析して特定する。
また、代替経路算出部13は、特定された機器に接続されている接続経路を切替経路として機器経路対応テーブル160から抽出する。
更に、代替経路算出部13は、切替経路の代替経路を代替経路テーブル170から抽出する。
代替経路算出部13は、自律冗長化機器特定部と、切替経路抽出部と、代替経路抽出部の例に相当する。
故障時流量算出部14は、代替経路算出部13により抽出された代替経路に対して、流量テーブル180に示される当該代替経路の正常時の流量と当該代替経路が代替する切替経路の正常時の流量とに基づき、故障発生時の流量の期待値を算出する。
結果判定部15は、試験対象システム4内の全ての接続経路において、故障時流量算出部14による期待値と、流量情報収集部12による測定値とが一致するか否かを判定する。
機器経路対応テーブル記憶部16は、前述したように、機器経路対応テーブル160を記憶し、代替経路テーブル記憶部17は代替経路テーブル170を記憶し、流量テーブル記憶部18は流量テーブル180を記憶する。
次に動作について説明する。
図8は、試験1項目分の処理フローを示す図である。
まず試験制御装置1の実行制御部11が、通信負荷生成装置2に対して試験用の通信開始を指示し(ステップS801)、流量情報収集部12が各経路の流量を測定し、測定結果を流量テーブル180の正常時測定値欄に書き込む(ステップS802)。
次に、実行制御部11が故障模擬装置3に対して故障発生を指示し(ステップ803)、流量情報収集部12が各経路の流量を測定し、測定結果を流量テーブル180の故障時測定値欄に書き込む(ステップS804)。
故障時の流量測定が完了すると、実行制御部11が故障模擬装置3に対して故障の解除を、通信負荷生成装置2に対して通信停止を指示し、試験の実施を完了する(ステップ805)。
試験の実施を完了すると、代替経路算出部13が故障発生部位にもとづいて代替経路を算出し(ステップS806)、算出された代替経路を用いて故障時流量算出部14が、故障発生時の流量の期待値を算出し流量テーブル180の期待値欄に書き込む(ステップS807)。
最後に、結果判定部15が、流量テーブル180の故障時測定値欄と期待値欄を比較し、一致する場合は試験成功、一致しない場合は試験失敗と判定する。
次に、代替経路算出部13および故障時流量算出部14の詳細な処理フローを示す。
本実施の形態では、接続経路に故障を発生させた場合について説明する(その他の場合については後述する)。
以下では、図4に示した経路R−1Aに故障を発生させるものとする。
図9は、代替経路算出部13が行う代替経路算出の処理フローを示す図である。
まず故障部位は経路であるので(ステップS901)、故障によって通信が行えなくなる接続経路(以下、通信不能経路と呼ぶ)は故障系路そのものである(ステップS903)。
代替経路算出部13は機器経路対応テーブル160から、通信不能経路に接続され、かつ切替機能を有する機器を検索する(ステップS905)。
検索された機器が、故障時に切替を行う機器(以下、切替機器と呼ぶ)である。
次に、代替経路算出部13は機器経路対応テーブル160から、切替機器に接続された全経路を取り出す(ステップS907)。
取り出した経路が、機器の切替によって切り替えられる切替経路である。
さらに代替経路算出部13は代替経路テーブル170から、各切替経路の代替経路を検索する(ステップS908)。
ステップS909は、本実施の形態では該当しないので説明を割愛する。
経路R−1Aに故障を発生させた場合、切替機器はファイアウォールFW−A、切替経路は経路R−1Aおよび経路R−2Aであり、経路R−1Aの代替経路はR−1X→R−1B、経路R−2Aの代替経路はR−2B→R−3Xである。
図10は、故障時流量算出部14が行う、経路ごとの流量期待値算出の処理フローを示す図である。
故障時流量算出部14は、まず経路種別を判定し(ステップS1001)、切替経路である場合は流量期待値=0(ステップS1002)、代替経路である場合は流量期待値=正常時流量+代替する切替経路の正常時流量(ステップS1003)、その他の場合は流量期待値=正常時流量とする(ステップS1004)。
そして、故障時流量算出部14は、算出した流量期待値を、流量テーブル180の期待値欄に書き込む(ステップ1005)。
経路R−1Aに故障を発生させた場合、切替経路である経路R−1AおよびR−2Aの流量期待値は0となり、経路R−1Aの代替経路であるR−1XおよびR−1BにはR−1Aの正常時流量が、経路R−2Aの代替経路であるR−2BおよびR−3XにはR−2Aの正常時流量が加算される。その他の経路では流量は変化しない。
以上のように、故障部位に応じた代替経路を算出し、算出した代替経路の流量を算出することにより、機器レベルで冗長化を行うネットワークにおける、経路故障時の経路切替動作を自動的に確認することができる。
なお、図8のS803及びS804と、S806及びS807とを入れ替えてもよい。
つまり、代替経路の算出と故障時流量期待値の算出を行ってから模擬故障を発生させ、故障時の流量を測定するようにしてもよい。
以上、本実施の形態では、
試験対象システム構成機器ごとの切替機能の有無と接続経路を保持する機器経路対応テーブルと、接続経路ごとの故障時の代替経路を保持する代替経路テーブルを含む計算機が行う代替経路算出方法であって、
前記機器経路対応テーブルから故障時に通信を行えなくなる経路を抽出する通信不能経路抽出ステップと、抽出した通信不能経路から切替を行う機器を特定する切替機器特定ステップと、切替機器から故障時に切り替えられる経路を特定する切替経路特定ステップと、前記代替経路テーブルから切替経路の代替経路を特定する代替経路算出ステップを有し、
故障部位に応じて、故障発生時の代替経路を算出する代替経路算出方法を説明した。
また、本実施の形態では、
試験対象システムに接続され、試験対象システムに含まれるサーバ装置に対する試験用通信を発生する通信負荷生成装置と、
試験対象システム内に設置し、ネットワーク経路および機器の故障を模擬する故障模擬装置と、
前記通信負荷生成装置および前記故障模擬装置に接続された試験制御装置と、
からなる冗長化ネットワーク試験システムであって、
前記試験制御装置は、試験の実行を制御する実行制御部と、試験対象システムの各経路を流れる通信データ量を測定する流量情報収集部と、故障発生時の代替経路を算出する代替経路算出部と、故障発生後に代替経路を流れる通信データ量の期待値を算出する故障時流量算出部と、試験結果を判定する結果判定部と、試験対象システム構成機器ごとの切替機能の有無と接続経路を保持する機器経路対応テーブルと、接続経路ごとの故障時の代替経路を保持する代替経路テーブルと、各経路の通信データ量の測定値および期待値を保持する流量テーブルを備え、
前記実行制御部が前記通信負荷生成装置に通信開始および故障発生を指示し、前記流量情報収集部が正常時および故障時の流量を測定して前記流量テーブルに格納し、
前記代替経路算出部が、前記機器経路対応テーブルから故障時に通信を行えなくなる通信不能経路を抽出し、通信不能経路から切替を行う切替機器を特定し、切替機器から故障時に切り替えられる切替経路を特定し、前記代替経路テーブルから切替経路の代替経路を特定し、
前記故障時流量算出部が、正常時の流量測定結果を用いて代替経路の流量期待値を算出し、
前記結果判定部が、故障時の流量測定結果と流量期待値を比較して試験結果を判定する冗長化ネットワーク試験システムを説明した。
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、経路故障に関する試験を行う場合を示したが、次に切替機能を有するネットワーク機器に故障を発生させる場合を示す。
構成、試験実施フローおよび流量期待値の算出フローは、実施の形態1と同様であるので説明を割愛し、代替経路算出フローについて説明する。
なお本実施の形態では、試験対象システム4においてファイアウォールFW−Aに故障を発生させた場合について説明する。
ファイアウォールFW−Aが故障した場合、実施の形態1と同様に、ファイアウォールFW−Aが行っていた処理をファイアウォールFW−Bが引き継ぐ。
その結果、A系統の通信経路がファイアウォールFW−Bを経由する経路に変更される(図4)。
図9を用いて、切替機能を有するネットワーク機器に故障を発生させる場合の、代替経路の算出フローを説明する。
まず故障部位は切替機能を有する機器であるので(ステップS901、S902)、切替機器は故障機器そのものである(ステップS906)。
代替経路算出部13は機器経路対応テーブル160から、切替機器に接続された全経路を切替経路として取り出す(ステップS907)。
さらに、代替経路算出部13は代替経路テーブル170から、各切替経路の代替経路を検索する(ステップS908)。
ステップS909は、本実施の形態では該当しないので説明を割愛する。
ファイアウォールFW−Aに故障を発生させた場合、切替機器はファイアウォールFW−A、切替経路は経路R−1Aおよび経路R−2Aであり、経路R−1Aの代替経路はR−1X→R−1B、経路R−2Aの代替経路はR−2B→R−3Xである。
以上のように、故障機器に応じた代替経路を算出し、算出した代替経路の流量を算出することにより、機器レベルで冗長化を行うネットワークにおける、切替機能を有する機器故障時の経路切替動作を自動的に確認することができる。
実施の形態3.
以上の実施の形態2では、切替機能を有するネットワーク機器の故障に関する試験を行う場合を示したが、次に切替機能を持たないネットワーク機器に故障を発生させる場合を示す。
構成、試験実施フローおよび流量期待値の算出フローは、実施の形態1と同様であるので説明を割愛し、代替経路算出フローについて説明する。
なお本実施の形態では、試験対象システム4においてスイッチSW−2Aに故障を発生させた場合について説明する。
図11は、試験対象システム4において、スイッチSW−1AとファイアウォールFW−Aを接続する経路R−1Aが故障した場合の動作を示す図である。
この場合、ファイアウォールFW−AからFW−Bへ、通信カードNIC−A1からNIC−A2へ、通信カードNIC−B2からNIC−B1への切替が行われる。
その結果、A系統の通信経路がファイアウォールFW−BおよびスイッチSW−2Bを経由する経路に変更される。
図9を用いて、切替機能を持たないネットワーク機器に故障を発生させる場合の、代替経路の算出フローを説明する。
まず故障部位は切替機能を持たない機器であるので(ステップS901、S902)、代替経路算出部13は機器経路対応テーブル160から、故障機器に接続された全ての経路を通信不能経路として取り出し(ステップS904)、各通信不能経路に接続されかつ切替機能を有する全機器を切替機器として取り出し(ステップS905)、切替機器に接続された全経路を切替経路として取り出す(ステップS907)。
次に、代替経路算出部13は代替経路テーブル170から各切替経路の代替経路を検索し(ステップS908)、検索結果に複数回含まれる経路を除外する(ステップS909)。
スイッチSW−1Aに故障を発生させた場合、切替機器はファイアウォールFW−A、通信カードNIC−A1およびNIC−B2である。
切替経路はR−1A、R−2A、R−3A1およびR−3B2であり、R−1Aの代替経路はR−1X→R−1B、R−2Aの代替経路はR−2B、R−3A1の代替経路はR−3A2、R−3B2の代替経路はR−3B1である。
ステップS908の検索結果に複数回含まれる経路R−3Xは代替経路から除外される。
図12に、本実施の形態における流量期待値の算出結果を示す。
以上のように、故障機器に応じた代替経路を算出し、算出した代替経路の流量を算出することにより、機器レベルで冗長化を行うネットワークにおける、切替機能を持たない機器故障時の経路切替動作を自動的に確認することができる。
実施の形態4.
以上の実施の形態では、正常時に系統間での通信を行わないシステムの試験を行う場合を示したが、次に正常時に系統間で通信を行うシステムの試験を行う場合を示す。
本実施の形態では、試験対象システム4において経路R−1Aに故障を発生させた場合について説明する。
図13は本実施の形態における試験対象システム4の正常時の動作を、図14は経路R−1Aが故障した場合の動作を示す図である。
正常時は、経路R−3Xを経由して系統間の通信が行われている。
経路R−1Aに故障が発生すると、ファイアウォールFW−Aが行っていた処理をファイアウォールFW−Bが引き継ぎ、A系統の通信経路がファイアウォールFW−Bを経由する経路に変更される。
図15は、本実施の形態における機器経路対応テーブル160を示す図である。
その他の構成要素については、実施の形態1と同様であるので説明を割愛する。
機器経路対応テーブル160は、機器欄に試験対象システム4を構成する各機器名を、系統欄に機器が属する系統を、切替機能欄に各機器の切替機能の有無を、接続経路欄には各機器に接続されている経路名を保持する。
図16は、本実施の形態における故障時流量算出部14の流量期待値算出フローを示す図である。
故障時流量算出部14は、まず経路種別を判定し(ステップS1501)、切替経路である場合は流量期待値=0(ステップS1502)、切替経路でも代替経路でもない場合は流量期待値=正常時流量とする(ステップS1503)。
代替経路の場合は正常時に使用される系統間経路であるかを判定し(ステップS1504、S1505)、該当しない場合は流量期待値=正常時流量+代替する切替経路の正常時流量とする(ステップS1506)。
正常時に使用される系統間経路である場合は、機器経路対応テーブル160から、故障を発生させた系統に属する機器のうち接続経路に処理対象経路を含む機器を検索し、その機器に接続されている全経路を抽出する(ステップS1507)。
さらに抽出した経路から切替経路および処理対象経路を除外し(ステップS1508)、得られた経路の正常時流量の総和を流量期待値とする。
経路R−1Aに故障を発生させた場合、切替経路である経路R−1AおよびR−2Aの流量期待値は0となり、経路R−1Aの代替経路であるR−1XおよびR−1BにはR−1Aの正常時流量が、経路R−2Aの代替経路であるR−2BにはR−2Aの正常時流量が加算される。
同じく経路R−2Aの代替経路であるR−3Xは、正常時に使用される系統間経路である。
その流量期待値は、故障発生側系統の接続機器であるスイッチSW−2Aの接続経路から、切替経路であるR−2Aおよび処理対象経路R−3Xを除いた、R−3A1およびR−3B2の正常時流量の総和となる。
図17に、本実施の形態における流量期待値の算出結果を示す。
以上のように、切替対象ではない経路の流量を用いて、故障発生時の系統間経路の流量期待値を算出することにより、系統間で通信を行うシステムにおける機器故障時の経路切替動作を自動的に確認することができる。
実施の形態5.
以上の実施の形態では、サーバ以外の機器あるいは経路の故障に関する試験を行う場合を示したが、次にサーバ故障に関する試験を行う場合を示す。
本実施の形態では、試験対象システム4においてサーバSV−Aに故障を発生させた場合について説明する。
図18は、実施の形態1に記載した試験対象システム4においてサーバSV−Aが故障した場合の動作を示す図である。
故障が発生するとサーバSV−Aが行っていた処理をサーバSV−Bが引き継ぎ、サーバSV−Aとの接続経路であるR−3A1を経路R−3B2が、R−3A2をR−3B1が代替する。
図19は、本実施の形態における代替経路テーブル170を示す図である。
その他の構成要素については、実施の形態1と同様であるので説明を割愛する。
代替経路テーブル170は切替対象経路、優先度および代替経路を保持する。
複数の代替経路を持つ場合は、同じ切替対象経路を複数行もうけ、経路単独故障時の代替経路を優先度1、その他を優先度2に設定する。
例えばスイッチSW−2AとサーバSV−Aを接続する経路R−3A1の場合、経路単独故障時の代替経路であるR−3X→R−3A2を優先度1、サーバSV−A故障時の代替経路であるR−3B2を優先度2と設定する。
次に動作について説明する。
試験実施フローおよび流量期待値の算出フローは、実施の形態1と同様であるので説明を割愛し、代替経路の算出フローについて説明する。
図20は、本実施の形態における代替経路の算出フローを示す図である。
ステップS1901〜S1907については、実施の形態1と同様であるので説明を割愛する。
ステップS1908〜S1911では、代替経路算出部13は、ステップS1907までの処理で決定した各切替経路についてその代替経路を決定する。
代替経路算出部13は、まず代替経路テーブル170から、切替対象経路欄に処理対象の切替経路が記載され、優先度欄に1が設定されているものを検索し、代替経路が切替経路を含まない場合はこれを代替経路とする(ステップS1908)。
優先度1の代替経路が切替経路を含む場合は、代替経路テーブル170から優先度2の代替経路を検索する(ステップS1911)。
全ての切替経路に対する処理を終えた後に、代替経路算出部13は、代替経路に複数回含まれる経路を除外する(ステップS1912)。
サーバSV−Aに故障を発生させた場合、切替機器はサーバSV−A、切替経路はR−3A1およびR−3A2である。
代替経路テーブル170には切替経路R−3A1の代替経路として優先度1のR−3X→R−3A2、優先度2のR−3B2が設定されているが、この場合R−3A2は切替経路であるので、R−3B2が代替経路となる。
同様にして、切替経路R−3A2の代替経路はR−3B1となる。
図21に、本実施の形態における流量期待値の算出結果を示す。
以上のように、同一経路に対して複数の代替経路を設定し、切替対象となる経路に応じて代替経路を選択することにより、サーバ故障時の経路切替動作を自動的に確認することができる。
本実施の形態では、
実施の形態1で説明した内容に加えて、
代替経路テーブルは、同一経路に対して第1の代替経路および第2の代替経路を保持し、
第1の代替経路に切替経路特定ステップによって特定された切替経路が含まれる場合に、第2の代替経路を用いる代替経路算出ステップを有する代替経路算出方法を説明した。
また、本実施の形態では、
実施の形態1で説明した内容に加えて、
代替経路テーブルは、同一経路に対して第1の代替経路および第2の代替経路を保持し、
第1の代替経路に切替経路が含まれる場合は、前記代替経路算出部が第2の代替経路を用いる冗長化ネットワーク試験システムを説明した。
実施の形態6.
以上の実施の形態5では、二重系サーバのサーバ故障に関する試験を行う場合を示したが、次に負荷分散サーバのサーバ故障に関する試験を行う場合を示す。
図22は、サーバ負荷分散を行う試験対象システム4の構成を示す図である。
サーバに対する処理要求は、負荷分散装置LB−AおよびLB−Bにより、N台のサーバSV−1からSV−Nに振り分けられる。
サーバ故障時には負荷分散装置が故障サーバを切り離し、残るN−1台のサーバに処理を振り分ける。
図23は、本実施の形態における代替経路テーブル170を示す図である。
その他の構成要素については、実施の形態1と同様であるので説明を割愛する。
実施の形態5と同様に、複数の代替経路を持つ場合は、同じ切替対象経路を複数行もうけて優先度を設定する。
ただし本実施の形態では、サーバ故障時の代替経路には複数経路を列記する。
例えばスイッチSW−2AとサーバSV−1を接続する経路R−31Aの場合、代替経路には経路R−32A〜R−3NAを列記する。
次に動作について説明する。
試験実施フローおよび代替経路の算出フローは、実施の形態5と同様であるので説明を割愛し、流量期待値の算出フローについて説明する。
図24は、本実施の形態における流量期待値の算出フローを示す図である。
故障時流量算出部14は、まず経路種別を判定し(ステップS2301)、切替経路である場合は流量期待値=0(ステップS2302)、切替経路でも代替経路でもない場合は流量期待値=正常時流量とする(ステップS2303)。
代替経路の場合は代替経路数が複数であるか否かを調べ(ステップS2304)、代替経路が複数の場合は流量期待値=正常時流量+代替する切替経路の正常時流量/代替経路数(ステップS2305)、代替経路が1つの場合は流量期待値=正常時流量+代替する切替経路の正常時流量とする(ステップS2306)。
最後に、故障時流量算出部14は、算出した流量期待値を流量テーブル180の期待値欄に書き込む(ステップS2307)。
サーバSV−1に故障を発生させた場合、切替機器はサーバSV−1、切替経路はR−31AおよびR−31Bである。
切替経路R−31Aの代替経路はR−32A〜R−3NAのN−1経路、切替経路R−31Bの代替経路はR−32B〜R−3NBのN−1経路となる。
図25に、本実施の形態における流量期待値の算出結果を示す。
以上のように、代替経路として複数経路を設定し、切替経路の正常時流量を複数の代替経路に分割して割り当てることにより、負荷分散サーバのサーバ故障時の経路切替動作を自動的に確認することができる。
実施の形態7.
以上の実施の形態は、故障時の経路切替動作の動作確認の結果を自動判定するものであるが、次に故障時の経路切替時間を測定する実施の形態を示す。
構成、代替経路の算出フローおよび流量期待値の算出フローは、上記の実施の形態と同様であるので説明を割愛する。
図26は、本実施の形態における試験1項目分の処理フローを示す図である。
まず試験制御装置1の実行制御部11が、通信負荷生成装置2に対して試験用の通信開始を指示し(ステップS2501)、流量情報収集部12が各経路の流量を測定し、測定結果を流量テーブル180の正常時測定値欄に書き込む(ステップS2502)。
続いて代替経路算出部13が故障を発生させる部位にもとづいて代替経路を算出し(S2503)、算出された代替経路を用いて故障時流量算出部14が、故障発生時の流量の期待値を算出し流量テーブル180の期待値欄に書き込む(ステップS2504)。
次に、実行制御部11が故障模擬装置3に対して故障発生を指示し(ステップS2505)、流量情報収集部12が各経路の流量を測定する(ステップS2506)。
結果判定部15が測定結果を流量期待値と比較し(ステップS2507)、一致する場合は故障発生から測定時刻までの経過時間を切替時間とし(ステップS2508)、試験成功と判定し(ステップS2509)、故障解除および通信停止を行う(ステップS2510)。
測定結果と流量期待値が一致しない場合は、故障発生から所定の時間が経過したかを確認し(ステップS2511)、未経過の場合はステップ2506以降を繰り返す。
所定時間を経過していた場合は、試験失敗と判定する(ステップS2512)。
以上のように、予め故障時の流量期待値を算出しておき、故障発生後の流量が期待値と一致するまで流量測定を繰り返すことにより、故障時の経路切替時間を測定することができる。
以上、本実施の形態では、
実施の形態1で説明した内容に加えて、
故障発生前に、前記流量情報収集部が正常時の流量を測定し、前記代替経路算出部が代替経路を特定し、前記故障時流量算出部が代替経路の流量期待値を算出し、
流量期待値の算出を完了すると、前記実行制御部が故障模擬装置に故障発生を指示し、前記流量情報収集部が故障時の流量を測定し、
故障時の流量測定結果が流量期待値と一致するまで流量測定を繰り返し、故障発生から測定完了までの時間を計測して、経路切替時間を得る冗長化ネットワーク試験システムを説明した。
最後に、実施の形態1〜7に示した試験制御装置1のハードウェア構成例について説明する。
図27は、実施の形態1〜7に示す試験制御装置1のハードウェア資源の一例を示す図である。
なお、図27の構成は、あくまでも試験制御装置1のハードウェア構成の一例を示すものであり、試験制御装置1のハードウェア構成は図27に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
図27において、試験制御装置1は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。
CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。
更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード(登録商標)読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。
実施の形態1〜7で説明した「〜テーブル記憶部」は、RAM914、磁気ディスク装置920等により実現される。
通信ボード915、キーボード902、マウス903、スキャナ装置907、FDD904などは、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力装置の一例である。
通信ボード915は、ネットワークに接続されている。
例えば、通信ボード915は、LAN(ローカルエリアネットワーク)、インターネット、WAN(ワイドエリアネットワーク)、SAN(ストレージエリアネットワーク)などに接続されている。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。
プログラム群923のプログラムは、CPU911がオペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922を利用しながら実行する。
また、RAM914には、CPU911に実行させるオペレーティングシステム921のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。
また、RAM914には、CPU911による処理に必要な各種データが格納される。
また、ROM913には、BIOS(Basic Input Output System)プログラムが格納され、磁気ディスク装置920にはブートプログラムが格納されている。
試験制御装置1の起動時には、ROM913のBIOSプログラム及び磁気ディスク装置920のブートプログラムが実行され、BIOSプログラム及びブートプログラムによりオペレーティングシステム921が起動される。
上記プログラム群923には、実施の形態1〜7の説明において「〜部」(「〜テーブル記憶部」以外、以下同様)として説明している機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、実施の形態1〜7の説明において、「〜の判断」、「〜の計算」、「〜の算出」、「〜の比較」、「〜の特定」、「〜の抽出」、「〜の更新」、「〜の設定」、「〜の登録」、「〜の選択」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。
抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、実施の形態1〜7で説明しているフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、実施の形態1〜7の説明において「〜部」として説明しているものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。
すなわち、実施の形態1〜7で説明したフローチャートに示すステップ、手順、処理により、本発明に係る「情報処理方法」を実現することができる。
また、「〜部」として説明しているものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、実施の形態1〜7の「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、実施の形態1〜7の「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
このように、実施の形態1〜7に示す試験制御装置1は、処理装置たるCPU、記憶装置たるメモリ、磁気ディスク等、入力装置たるキーボード、マウス、通信ボード等、出力装置たる表示装置、通信ボード等を備えるコンピュータであり、上記したように「〜部」として示された機能をこれら処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置を用いて実現するものである。
1 試験制御装置、2 通信負荷生成装置、3 故障模擬装置、4 試験対象システム、11 実行制御部、12 流量情報収集部、13 代替経路算出部、14 故障時流量算出部、15 結果判定部、16 機器経路対応テーブル記憶部、17 代替経路テーブル記憶部、18 流量テーブル記憶部、160 機器経路対応テーブル、170 代替経路テーブル、180 流量テーブル。

Claims (11)

  1. 複数の機器が接続経路により接続されている通信システムが、2つ以上含まれ、
    各通信システムには、自律冗長化機能を有する自律冗長化機器が1つ以上含まれ、
    2つ以上の前記通信システムが接続経路により接続されて冗長化されている冗長システム
    に対する解析を行う情報処理装置であって、
    前記冗長システム内の機器ごとに、機器に接続されている接続経路と、機器が自律冗長化機器であるか否かが示される機器経路情報を記憶する機器経路情報記憶部と、
    前記冗長システム内の接続経路ごとに、代替関係にある接続経路が代替経路として示される代替経路情報を記憶する代替経路情報記憶部と、
    前記冗長システム内での故障発生時に故障により接続先の機器の少なくともいずれかとの通信が不能になる通信不能自律冗長化機器を、故障発生箇所に応じて、前記機器経路情報を解析して特定する自律冗長化機器特定部と、
    前記自律冗長化機能特定部により特定された通信不能自律冗長化機器に接続されている接続経路を切替経路として前記機器経路情報から抽出する切替経路抽出部と、
    前記切替経路抽出部により抽出された切替経路の代替経路を前記代替経路情報から抽出する代替経路抽出部とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記自律冗長化機器特定部は、
    故障発生箇所が自律冗長化機器であれば、故障発生箇所である自律冗長化機器を通信不能自律冗長化機器とし、
    故障発生箇所が自律冗長化機器でなければ、故障発生箇所に応じて、故障により通信が不能になる接続経路を通信不能経路として特定し、特定した通信不能経路に接続されている自律冗長化機器を通信不能自律冗長化機器とすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記自律冗長化機器特定部は、
    故障発生箇所が接続経路であれば、故障発生箇所である接続経路を通信不能経路とし、
    故障発生箇所が自律冗長化機器以外の機器であれば、故障発生箇所である当該機器に接続している接続経路を通信不能経路とすることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記代替経路情報記憶部は、
    特定の接続経路に対して、複数の代替経路が優先順位とともに示されている代替経路情報を記憶しており、
    前記代替経路抽出部は、
    前記代替経路情報において、前記切替経路抽出部により抽出された切替経路に対して複数の代替経路が示されている場合に、前記切替経路抽出部により抽出されたいずれの切替経路も含まれていない代替経路であって優先順位が最も高い代替経路を選択することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、更に、
    前記冗長システム内の接続経路ごとに、正常時に接続経路を流れる通信データ量を示す流量情報を記憶する流量情報記憶部と、
    前記代替経路抽出部により抽出された代替経路に対して、前記流量情報に示される当該代替経路の正常時の通信データ量と当該代替経路が代替する切替経路の正常時の通信データ量とに基づき、故障発生時の通信データ量の期待値を算出する故障時流量算出部とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、
    前記冗長システム内で模擬故障を発生させる故障模擬装置と接続されており、
    前記情報処理装置は、更に、
    前記故障模擬装置に対して、前記自律冗長化機器特定部が通信不能自律冗長化機器を特定する際の前提となる故障発生箇所にて前記冗長システムに模擬故障を発生させるよう指示する実行制御部と、
    前記故障模擬装置により前記故障発生箇所にて模擬故障が発生した際に、各接続経路を流れる通信データ量を測定する流量情報収集部と、
    前記切替経路抽出部により抽出された代替経路に対して、前記故障時流量算出部により算出された通信データ量の期待値と、前記流量情報収集部により測定された通信データ量とが一致するか否かを判定する結果判定部とを有することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記故障時流量算出部は、
    前記切替経路抽出部により抽出された切替経路の故障発生時の通信データ量の期待値をゼロとし、代替経路及び切替経路のいずれでもない接続経路の故障発生時の通信データ量の期待値を正常時の通信データ量と同じとし、
    前記結果判定部は、
    前記冗長システム内の全ての接続経路において、前記故障時流量算出部による期待値と、前記流量情報収集部による測定値とが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記実行制御部は、
    前記代替経路抽出部により代替経路が抽出され、前記故障時流量算出部により前記冗長システム内の全ての接続経路に対して故障発生時の通信データ量の期待値が得られた後に、
    前記自律冗長化機器特定部が通信不能自律冗長化機器を特定した際に前提とした故障発生箇所にて前記冗長システムに模擬故障を発生させるよう、前記故障模擬装置に指示し、
    前記結果判定部は、
    前記冗長システム内の全ての接続経路において、前記故障時流量算出部による期待値と、前記流量情報収集部による測定値とが一致した場合に、前記模擬故障の発生から前記流量情報収集部による通信データ量の測定完了までの時間を切替経路から代替経路への切替に要する時間とすることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記流量情報収集部は、
    前記結果判定部により、前記冗長システム内の全ての接続経路において期待値と測定値とが一致すると判定されるまで、各接続経路を流れる通信データ量の測定を繰り返すことを特徴とする請求項7又は8に記載の情報処理装置。
  10. 複数の機器が接続経路により接続されている通信システムが、2つ以上含まれ、
    各通信システムには、自律冗長化機能を有する自律冗長化機器が1つ以上含まれ、
    2つ以上の前記通信システムが接続経路により接続されて冗長化されている冗長システム
    に対する解析を行うコンピュータであって、
    前記冗長システム内の機器ごとに、機器に接続されている接続経路と、機器が自律冗長化機器であるか否かが示される機器経路情報と、
    前記冗長システム内の接続経路ごとに、代替関係にある接続経路が代替経路として示される代替経路情報とを記憶しているコンピュータが、
    前記冗長システム内での故障発生時に故障により接続先の機器の少なくともいずれかとの通信が不能になる通信不能自律冗長化機器を、故障発生箇所に応じて、前記機器経路情報を解析して特定する自律冗長化機器特定ステップと、
    前記自律冗長化機能特定ステップにより特定された通信不能自律冗長化機器に接続されている接続経路を切替経路として前記機器経路情報から抽出する切替経路抽出ステップと、
    前記切替経路抽出ステップにより抽出された切替経路の代替経路を前記代替経路情報から抽出する代替経路抽出ステップとを行うことを特徴とする情報処理方法。
  11. 複数の機器が接続経路により接続されている通信システムが、2つ以上含まれ、
    各通信システムには、自律冗長化機能を有する自律冗長化機器が1つ以上含まれ、
    2つ以上の前記通信システムが接続経路により接続されて冗長化されている冗長システム
    に対する解析を行うコンピュータであって、
    前記冗長システム内の機器ごとに、機器に接続されている接続経路と、機器が自律冗長化機器であるか否かが示される機器経路情報と、
    前記冗長システム内の接続経路ごとに、代替関係にある接続経路が代替経路として示される代替経路情報とを記憶しているコンピュータに、
    前記冗長システム内での故障発生時に故障により接続先の機器の少なくともいずれかとの通信が不能になる通信不能自律冗長化機器を、故障発生箇所に応じて、前記機器経路情報を解析して特定する自律冗長化機器特定ステップと、
    前記自律冗長化機能特定ステップにより特定された通信不能自律冗長化機器に接続されている接続経路を切替経路として前記機器経路情報から抽出する切替経路抽出ステップと、
    前記切替経路抽出ステップにより抽出された切替経路の代替経路を前記代替経路情報から抽出する代替経路抽出ステップとを実行させることを特徴とするプログラム。
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