JP2012203625A - 論理サーバ運用システム、及び論理サーバ運用方法 - Google Patents

論理サーバ運用システム、及び論理サーバ運用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動先の物理サーバを意識することなく、性能的に過不足のない物理サーバを自動的に選択する論理サーバ運用システムを提供する。
【解決手段】VMの移動指示を受けたEM9、10、11は、自身のエンクロージャ内にあるL2スイッチ32、33、34のARPテーブル、FDBを参照し、VMが動作しているホストサーバ(移動元ホストサーバ)の検索を行う。次に、移動元ホストサーバが実装してあるエンクロージャのEMが、移動元ホストサーバからSANストレージ35までのネットワークコストの算出を行う。最後に、移動元ホストサーバが実装してあるエンクロージャのEMが、他エンクロージャのEMに対して、各サーバからSANストレージ35までのネットワークコストを問い合わせ、問い合わせ結果からVMの移動先に最適なサーバを選出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、論理サーバ運用システム、及び論理サーバ運用方法に関する。
近年、多くのデータセンターでは、消費電力の削減や、運用コストの削減などを目的として、サーバ仮想化技術を用い、一台の物理サーバ上に複数の論理サーバ(VM:Virtual Machine)を構築して運用する傾向にある。このことを、一般的に「物理サーバのマイグレーション」と呼ぶ。物理サーバのマイグレーションは、物理サーバの運用コストが削減できる反面、運用中のVMが物理的に見えないために、VMの管理が煩雑になるという問題が新たに発生する。
特に、CPU(Central Processing Unit)資源とストレージ資源とを分離してコンピュータシステムを構築しているケースにおいては、サーバ/スイッチ/ストレージが複雑なトポロジで接続されており、CPU資源の障害やVMのマイグレーションによるVMの移動を行う際に、移動先の物理サーバの選択が新たな課題となる。
例えば、特許文献1には、1つ、または複数の物理サーバ上で動作する複数のVMに、第1の計算処理を構成する複数の第2の計算処理を分散配置する技術が記載されている。該技術では、複数の第2の計算処理を複数のVMに分散配置する各種の配置パターンごとのコストを計算し、当該コストが最小となる配置パターンに従って複数の第2の計算処理を複数の仮想マシンに分散配置することを特徴としている。但し、該技術では、VM自体の移動については何ら議論されていない。
つまり、VMを移動させる際には、移動前にVMが動作していた物理サーバと同じ性能条件の物理サーバを移動先に選択することが必要である。しかしながら、ネットワーク(または、ファブリック)を介してCPU資源とストレージ資源とが分離されている場合、管理者は、ネットワーク(または、ファブリック)のトポロジを把握した上で、最適となる物理サーバにVMを移動させなければならない。
図9は、VM移動にまつわる問題点を説明するためのブロック図である。図9において、69、70、71、72、73は、VMが動作しているサーバを示し、74、75、76、77は、SAN(Storage Area Network)ストレージ−サーバ間を接続するスイッチを示し、78は、SANストレージを示す。
現在の多くのデータセンターでは、高可用性や増設容易性のため、サーバ69、70、71、72、73とストレージとを分離したコンピュータシステム構成が主流であり、また、度重なる増設のため、図9に示すように、サーバ69、70、71、72、73とSANストレージ78との間を、様々なSANスイッチ74、75、76、77を介して接続している。
このようなコンピュータシステムの上でVMを動作させることで、VMを動作させる物理サーバを自由に選択することができるようになり、システムの高可用性や耐障害性を高めている。特に、動作中の物理サーバに障害の予兆が発生した際には、動作中のVMを無停止のまま、他の物理サーバ上で移動させることで、MTBF(Mean Time Between Failure:平均故障間隔)の長いシステムを構築することができる。
特開2010−218307号公報
しかしながら、上述したVMの移動においては、次のような課題がある。
つまり、SANストレージを使用したコンピュータシステムでは、SANトポロジの複雑性ため、VMの移動元となる物理サーバと同程度の(もしくはより高い)ストレージ間の性能を有する物理サーバがどれなのか、容易に把握できないという問題がある。
本発明は、上述の課題を解決することのできる論理サーバ運用システム、及び論理サーバ運用方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、ネットワーク上のストレージに格納されている論理サーバを起動し、複数の物理サーバ上のいずれかで動作させている論理サーバを、他の物理サーバに移動させる論理サーバ運用システムあって、前記複数の物理サーバは、各々、論理サーバの移動指示を契機として、各物理サーバから前記ストレージまでのネットワークコストを集計し、前記各物理サーバから前記ストレージまでのネットワークコストに基づいて、前記論理サーバの移動対象として好適な物理サーバを選択する論理サーバ運用管理手段を備えていることを特徴とする論理サーバ運用システムである。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、ネットワーク上のストレージに格納されている論理サーバを起動し、複数の物理サーバ上のいずれかで動作させている論理サーバを、他の物理サーバに移動させる論理サーバ運用方法あって、前記論理サーバが動作している移動元ホスト物理サーバが、論理サーバの移動指示を契機として、自サーバから前記ストレージまでのネットワークコストを算出するステップと、他の物理サーバから前記ストレージまでのネットワークコストを取得するステップと、前記自サーバから前記ストレージまでのネットワークコストと、前記他の物理サーバから前記ストレージまでのネットワークコストとに基づいて、前記論理サーバの移動先に最適な物理サーバを選択するステップとを含むことを特徴とする論理サーバ運用方法である。
この発明によれば、管理者が論理サーバの移動を実行する際に、移動先の物理サーバを意識することなく性能的に過不足のない物理サーバを自動的に選択することができる。
本発明の第1実施形態によるコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。 本第1実施形態による、VM移動指示からVM移動までの動作を説明するための概念図である。 本第1実施形態でのコストテーブルの一例を示す概念図である。 本第1実施形態による、SEM40によるVM移動の問い合わせ動作を説明するためのフローチャートである。 本第1実施形態による、SEM40によるVM移動の問い合わせ動作を説明するためのシーケンス図である。 リプライパケットの構造を示す概念図である。 本第2実施形態によるコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。 本第2実施形態でのコストテーブルの一例を示す概念図である。 VM移動にまつわる問題点を説明するためのブロック図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本発明は、ブレードサーバを利用したコンピュータシステムにおいて、ブレードサーバが格納される筐体(エンクロージャ)を管理するエンクロージャマネージャ(EM:Enclosure Manager)が、VMの移動指示を契機として互いに通信し、VMの移動先として最適な物理サーバ、すなわち、互いのエンクロージャからターゲットとなるストレージまでのネットワークコストを計算し、移動対象の仮想マシンに最適なI/O性能を有する物理サーバを自動的に選択する手段、及び仮想マシンを移動する手段を提供すること特徴としている。
ブレードサーバのエンクロージャには、CPU資源であるサーバの他に、ネットワークスイッチ、SANスイッチ等が実装されており、EMは、これらを含めたコンピュータシステムとしてのトポロジを把握することができる。VMの移動指示を受けたEMは、他のEMに対して、対象となるストレージまでのネットワークコストの報告を要求し、報告を受け取ったEMは、移動対象のVMが動作している物理サーバのネットワークコストと、他のEMから報告されたネットワークコストとを比較した後、ネットワーク的に最適な位置にある物理サーバを選択し、この物理サーバのIPアドレスを移動先の物理サーバとしてVM管理ソフトに通知する。
このように本発明では、EMが自身の管理するトポロジを交換することによって、管理者にコンピュータのシステムトポロジを意識させることなく、VMの移動先を自動的に選択することが可能となる。
A.第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態によるコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。図1には、3台のブレードエンクロージャからなるコンピュータシステムが示されている。図1において、1、2、3は、本発明を適用するコンピュータシステムの構成要素であるブレードサーバのエンクロージャを示す。また、4、5、6、7、8は、各エンクロージャに実装されているブレードサーバを示し、9、10、11は、各エンクロージャのEMを示す。12、13、14は、各エンクロージャ1、2、3に実装されるFC(Fibre Channel)スイッチを示し、15、16、17、18は、それぞれブレードサーバ4、6、7、8に実装されているFC HBA(Host Bus Adapter)を示す。
次に、19、20、21、22は、それぞれ、FC HBA15、16、17、18のFRU(Field Replaceable Unit) EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)を示す。同様に、23、24、25は、FCスイッチ12、13、14のFRU EEPROMを示す。通常、FRUには、その装置固有の情報(製品名、製造年月日等)が書き込まれている。
次に、26、27、28は、エンクロージャ1、2、3内のI2C(Inter-Integrated Circuit)バスを示し、各エンクロージャ1、2、3のEM9、10、11は、各々、このI2Cバス26、27、28を使用してエンクロージャ1、2、3内にあるFRU EEPROMの内容を読み出すことができる。また、各EM9、10、11は、エンクロージャ1、2、3内部のトポロジを、エンクロージャ内管理LAN29、30、31、及びI2Cバス26、27、28を通じて把握することができる。また、EM9、10、11は、エンクロージャ外管理LAN36を通じて、エンクロージャ1、2、3外にある装置(本第1実施形態では、SANストレージ35)のMIB(Management Information Base)情報を採取することができる。
また、32、33、34は、各エンクロージャ1、2、3に実装されるL2スイッチを示す。エンクロージャ1、2、3のEM9、10、11は、各々、この管理LAN29、30、31を使用してエンクロージャ1、2、3内に実装されているFCスイッチ12、13、14、及びL2スイッチ32、33、34と通信し、情報の収集・設定等の管理を行うことができる。
次に、35は、各ブレードサーバ4、5、6、7、8のVM、及びホストOSが格納されているSANストレージを示す。各ブレードサーバ4、5、6、7、8のVM(またはOS)は、本ストレージ35から起動するものとする。SANストレージ35と各EM9、10、11とは、エンクロージャ外管理LAN36を通じて互いに接続されている。なお、管理LANを通じて装置を管理する方法は、一般的であり、本発明とは関係ない。
次に、36は、エンクロージャ外管理LANを示し、EM9、10、11は、このネットワーク網36を使用して、互いに通信することができる。また、SANストレージ35の管理LANも、同様に、このネットワーク網36に接続されている。37は、管理コンソール端末を示す。本管理コンソール端末37には、一般的なVMの管理ソフト(VM管理クライアント)がインストールされている。また本管理コンソール端末37からEM9、10、11へVM移動の通知を行うものとする。
管理者が、管理コンソール端末37からVMの移動を指示すると、移動指示を受けたEM9、10、11は、自身のエンクロージャ内にあるL2スイッチ32、33、34のARP(Address Resolution Protocol)テーブル、FDB(Forwarding DataBase)を参照し、移動を指示されたVMが動作しているホストサーバ(移動元ホストサーバ)の検索を行う。次に、移動元ホストサーバが実装してあるエンクロージャのEMが、移動元ホストサーバからSANストレージ35までのネットワークコストの算出を行う。最後に、移動元ホストサーバが実装してあるエンクロージャのEMが、他エンクロージャのEMに対して、各サーバからSANストレージ35までのネットワークコストを問い合わせ、問い合わせ結果からVMの移動先に最適なサーバを選出する。
このようにして、本第1実施形態では、各エンクロージャ1、2、3のEM9、10、11が、自立的に移動元ホストサーバの位置と、サーバが使用しているSANストレージ35までのネットワークコストを算出し、複数のEM間で通信を行うことによって、移動先ホストサーバを自動選出しているので、管理者がコンピュータシステムトポロジを意識することなく、性能的に最適な物理サーバへのVMの移動を実現できる。
図2は、本第1実施形態による、VM移動指示からVM移動までの動作を説明するための概念図である。
なお、図2には、図1に、コマンドやデータの流れを追加したものである。始めに、VMの移動指示が管理者38からVM管理クライアント39に与えられると、管理コンソール端末37内に備わる処理部であるVM管理クライアント39は、VMが動作しているホストサーバ(以後、移動元ホストサーバという)のIPアドレスを自身のデータベースから検索する。一般に、VM管理クライアント39は、各VMとVMが動作している複数のホストサーバのIPアドレスとを管理しており、移動指示を受けたVMが動作しているホストサーバのIPアドレスを認識することは容易である。
ホストサーバのIPアドレスが判明したVM管理クライアント39は、各エンクロージャのEM40、41、42に対して、VM移動要求パケット43を送付する。VM移動要求パケット43には、移動元ホストサーバのIPアドレスが含まれる。VM移動要求パケット43を受け取ったEM40、41、42は、エンクロージャ内管理LAN44、45、46を通じて、L2スイッチからFDB、及びARPテーブルを入手する。一般に、ARPテーブルは、IPアドレス対MACアドレスの関係性を示すテーブルであり、FDBは、MACアドレス対ポートの関連性を示すテーブルである。
また、一般に、ブレードエンクロージャ内のL2スイッチは、ブレードサーバが接続する最初のネットワークスイッチであり、このL2スイッチのいずれかのポートに移動元ホストサーバが接続されている。各EM40、41、42は、入手したARPテーブル、及びFDBを参照し、受信したVM移動要求パケットに含まれる移動元ホストサーバのIPアドレスが、これらのテーブルに含まれているかどうかを検証する。つまり、このL2スイッチのARPテーブルとFDBとを参照することで、移動元ホストサーバのMACアドレスと実装位置が判明する。
次に、移動元ホストサーバ47のMACアドレスを検出したEM40は、自らをSEM(Source EM)としてSNMP(Simple Network Management Protocol)を使用し、ブレードエンクロージャ外にあるスイッチ、ストレージ装置のMIB情報を入手する。一般に、標準的なMIB情報には、装置のインターフェース情報を含まれている。
例えば、L2スイッチであれば、ARPテーブルとFDB情報相当、及びポート速度情報が含まれ、FCスイッチであれば、ポート対WWPN(World Wide Port Name)、及びポート速度情報が含まれている。このため、スイッチ、及びストレージ装置のMIB情報を入手することで、スイッチストレージ間のトポロジ及び性能を把握することができる。
図2に示す例では、各ブレードサーバのエンクロージャとSANストレージ48間に外部スイッチは存在せず、エンクロージャ−SANストレージ48間が直結されている。従って、SEM40は、SANストレージ48のMIB情報から、各ポートの通信速度と各ポートに接続されているWWPNとを入手することとなる。
加えて、SEM40は、ブレードに実装されているメザニンカードのFRUを読み出し、HBA及びNIC(Network Interface Card)の製品名を入手する。さらに、SEM40は、エンクロージャ内管理LAN44を使用して、エンクロージャ内に実装されているFCスイッチ49の情報を入手する。FCスイッチ49の情報とは、FCスイッチ49の各ポートの通信速度と、各ポートに接続されているWWPNとであり、通常、FCスイッチの管理コンソールから、FCスイッチの管理コマンドで採取することができる。
なお、本発明では、具体例として、SNMPやI2Cバスを使用して、ポート情報やFRUを採取したが、これらの情報の採取手段は、本発明と関係なく、他の手順によりポート情報とFRU情報とを採取してもよい。
SEM40は、入手したFCスイッチ、SANストレージ48のポート情報、及びFRU情報より、移動元ホストサーバ47からSANストレージ48までのネットワークコストを判断する。例として、図3にネットワークコスト算出の元になる表を示す。本第1実施形態では、SEM40は、移動元ホストサーバ47からSANストレージ48までのコストを、5+5=10と算出する。
次に、SEM40は、VMの移動先として最適なサーバを決定するため、他のエンクロージャのEM(REM:Requested EM)41、42に対して、VM移動の問い合わせを行う。
図4は、本第1実施形態による、SEM40によるVM移動の問い合わせ動作を説明するためのフローチャートである。また、図5は、本第1実施形態による、SEM40によるVM移動の問い合わせ動作を説明するためのシーケンス図である。なお、図5に示すSEM52、REM53、REM54は、図2に示すEM40、EM41、EM42を示している。
まず、図2に示すEM(SEM)40(図5のSEM52)は、移動元ホストサーバからSANストレージ(図1のSANストレージ35、または図2のSANストレージ48に相当)までのネットワークコストを算出する(ステップS1)。次いで、SEM52は、目標となるSANストレージまでのネットワークコストの算出を要求するパケット(DMR:Distance Measurement Request)をREM53に対して発行する(ステップS2)。DMRは、VM移動要求パケット同様、目標となるSANストレージの管理ネットワーク用のIPアドレスを含んでいる。SEM52は、REM53からのリプライがあったか否かを判定する(ステップS3)。
一方、DMRを受け取ったREM53は、SEM52と同様、スイッチ、SANストレージのMIB情報、及びFRU情報を収集し、自身の管理するサーバから、目標となるSANストレージまでのネットワークコストを算出し、SEM52へリプライする。なおネットワークコストとは、エンクロージャからSANストレージ48までの往復の通信時間の長短を表す値である。当該ネットワークコストは、エンクロージャからSANストレージ48までの間に存在するスイッチ数や、当該スイッチの性能などによって定まる。
図6は、リプライパケットの構造を示す概念図である。リプライパケット56には、サーバから目標となるSANストレージまでのネットワークコストを示すために、エンクロージャに実装可能なブレードサーバ分のエントリがあり、各サーバからのネットワークコストを格納する。本第1実施形態では、REM53(EM41)は、リプライパケット57に、15、及び20をネットワークコストとして返却する。
リプライパケットを受信したSEM52は(ステップS3のNO)、他のEMが存在するか否かを判定し(ステップS5)、他のEMが存在する場合には(ステップS5のYES)、ステップS2で、次のREM54(EM42)に対して同様にDRMを発行する。REM54(EM42)は、一台分のブレードサーバしか実装されていない。このため、この実装されていないブレードサーバは、目標となるSANストレージまでのネットワークパスが存在しない。
このように、目標となるSANストレージまでのネットワークパスが存在しない場合、REMは、ネットワークコストの値をパスが存在しない事を明示する値“99”としてリプライする。本第1実施形態では、EM42は、リプライパケット58に、10、及び99をネットワークコストとして返却する。
一方、ステップS2で、SEM52がDRMを発行し、一定時間内にリプライが返ってこない場合には(ステップS3のYES)、擬似的にREMからリプライされたネットワークコストを最大とし(ステップS4)、処理を継続する。
図5に示す例では、REM55に対して発行したDRMのリプライが、一定時間内にSEM52に返ってこなかったため、ネットワークコスト=99を擬似的にREM55からのリプライパケットとして処理を継続している。
SEM52は、REM53、54、55に対してのDRMの発行、及びリプライの採取を完了すると、各REMから報告されたネットワークコストを参考に、VMの移動に最適なブレードサーバの順位付けを行う(ステップS6)。本第1実施形態では、REM54のリプライパケットに含まれるネットワークコスト=10のサーバが最小となっており、これを最適と判断する。
なお、最適と判断するための基準は、ネットワークコストが最小、移動元ホストサーバと近いなどがあるが、基準の選択方法は、本発明とは直接関係がなく、いずれの基準を選んでもよい。
SEM52は、最適と判断するブレードサーバを管理しているREM54に対して、本パケットで指示するブレードにVMを移動してよいかどうかを問い合わせるパケットSSR(Server Select Request)を発行する(ステップS7)。一般に、サーバ上には、BMCと呼ばれるサーバ管理用のマイコンが実装されており、サーバの電力・温度・異常監視を行っている。
SSRを受信したREM54は、ブレードサーバ上のBMCと通信し、指示されたブレードサーバの電力・温度・異常等を入手する。本第1実施形態では、ブレードサーバの状態を入手したREM54が、VMを配置する上で問題があると判断しているため(ステップS8のYES)、REM54は、VM移動を拒否するリプライパケット(Rejected)を返している。VM移動拒否のリプライパケット(Rejected)を受け取ったSEM52は、ステップS6に戻り、ステップS7で、二番目に低い(Next Nearest)ネットワークコスト=15のサーバを管理するREM53に対して、SSRを発行する。
SSRを受信したREM53は、REM54と同様、対象となるブレードサーバのBMCと通信し、ブレードサーバの状態を入手する。REM53は、VMを移動させる上で、ブレードサーバの状態に問題がないと判断すると(ステップS8のNO)、VM移動受け入れのリプライパケット(Accepted)を、SEM52に返す。VM移動受け入れのパケットには、対象となるブレードサーバが使用しているIPアドレス(物理サーバ番号)が含まれており、SEM52は、これをVM移動要求パケット43のリプライとして、VM管理クライアント39に返却する(ステップS9)。
上述したように、本第1実施形態によれば、外部装置のMIBとエンクロージャ内部の装置情報とを用いたネットワークコストの算出方法、及びEM間通信を用いたVM移動先選出方法を用いることにより、コンピュータシステム管理者は、VMの移動を行う際にコンピュータシステムのネットワークトポロジを確認することなく、自動的にネットワーク的に最適な位置にVMを再配置することができる。
ここで、管理コンソール端末37内のVM管理クライアント39は、SEM52より、VM移動要求パケット43のリプライを受信すると、当該移動先のブレードサーバが使用しているIPアドレスやネットワークコストなどの情報と、VMの識別IDなどを対応付けて記憶する。これにより、当該記憶する情報をユーザが出力指示するなどして確認することで、移動対象となるVMがどの物理サーバ上で動作しているか、簡単には把握できるようになる。また、このような処理により、管理者は、現在VMが動作している物理サーバとSANストレージ間の性能を簡単には把握できる。
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図7は、本第2実施形態によるコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。本第2実施形態において、その基本的構成は上記の通りであるが、エンクロージャ外部に接続される装置についてさらに工夫している。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。
図7において、65、66は、外部に接続された外部FCスイッチであり、本構成が図1とは異なる。各エンクロージャ1、2、3は、外部FCスイッチ65、66を介して、SANストレージ35と接続されている。また、外部FCスイッチ65、66、SANストレージ35の管理LANポートは、エンクロージャ外管理LAN36を通じて、各EM9、10、11と接続されている。
図7の構成のように、SANストレージ35とエンクロージャ1、2、3間に外部FCスイッチ65、66が配置されている構成においても、本発明は適用可能である。すなわち、SEM、及びREMがネットワークコストを算出する際に、エンクロージャ外管理LAN36を通じて外部に接続された装置のMIBが採取されるが、これがネットワークコスト算出に使用される。
図8は、本第2実施形態でのコストテーブルの一例を示す概念図である。このテーブルを元にネットワークコストを算出すると、移動元ホストサーバのネットワークコストは、5+5+5=15となる。EM10のDRMに対するリプライパケットに含まれるネットワークコストは、(20,25)、EM11のDRMに対するリプライパケットに含まれるネットワークコストは、(20,99)となる。
入手したネットワークコストを元に、EM9は、SSRをEM10に対して発行する。図1と同じ条件でブレードサーバが動作している場合、EM10は、EM9に対して、VM移動受け入れのパケットを返却することとなる。
このように、本第2実施形態では、外部ネットワーク装置のMIB情報もネットワークコストの算出条件としているので、より大規模なコンピュータシステムに対しても、管理者は、VMの移動の際に、コンピュータトポロジを意識する必要がないという効果が得られる。
上述した本第1、第2実施形態によれば、内蔵L2スイッチのARPテーブル及びFDBを使用して移動元ホストサーバの物理実装位置を自動判定しているので、システム管理者は、移動対象のVMが動作している移動元ホストサーバが、物理的にどの位置にあるかを意識する必要がない。
また、EMが外部装置のMIB、及びエンクロージャ内部構成情報を取得し、自動的にサーバ−SANストレージ間のネットワークコストを算出しているので、システム管理者は、移動元ホストサーバからSANストレージ間のトポロジを意識する必要がない。
さらに、複数あるEMが互いに通信して、管理者の決めたルールに従い自動的に移動先のサーバを選出するので、システム管理者は、移動先のサーバを決めるためにシステムのトポロジを調べる必要がない。
1、2、3 エンクロージャ
4、5、6、7、8 ブレードサーバ
9、10、11 EM
12、13、14 FCスイッチ
15、16、17、18 FC HBA
19、20、21、22 FRU EEPROM
23、24、25 FRU EEPROM
26、27、28 I2Cバス
29、30、31 エンクロージャ内管理LAN
32、33、34 L2スイッチ
35 SANストレージ
36 エンクロージャ外の管理LAN
37 管理コンソール端末

Claims (6)

  1. ネットワーク上のストレージに格納されている論理サーバを起動し、複数の物理サーバ上のいずれかで動作させている論理サーバを、他の物理サーバに移動させる論理サーバ運用システムあって、
    前記複数の物理サーバは、各々、
    論理サーバの移動指示を契機として、各物理サーバから前記ストレージまでのネットワークコストを集計し、前記各物理サーバから前記ストレージまでのネットワークコストに基づいて、前記論理サーバの移動対象として好適な物理サーバを選択する論理サーバ運用管理手段を備えていることを特徴とする論理サーバ運用システム。
  2. 前記論理サーバ運用管理手段は、
    移動を指示された論理サーバが動作している移動元ホスト物理サーバを検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された移動元ホスト物理サーバから前記ストレージまでのネットワークコストを算出する算出手段と、
    前記移動元ホスト物理サーバ以外の物理サーバに対して、それぞれの物理サーバから前記ストレージまでのネットワークコストを問い合わせる問い合わせ手段と、
    移動元ホスト管理サーバから前記ストレージまでのネットワークコストと、問い合わせ結果であるそれぞれの物理サーバから前記ストレージまでのネットワークコストとに基づいて、前記論理サーバの移動先に最適な物理サーバを選択する選択手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の論理サーバ運用システム。
  3. 前記算出手段は、
    前記複数の物理サーバに対する外部装置のMIB情報と前記複数の物理サーバが収容されるエンクロージャ内部の装置情報とに基づいて、それぞれの物理サーバから前記ストレージまでのネットワークコストを算出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の論理サーバ運用システム。
  4. 前記論理サーバの移動先に最適な物理サーバに対して、前記論理サーバを移動してよいかを問い合わせる移動問い合わせ手段と、
    前記移動問い合わせに対して許可応答が得られると、前記論理サーバに対して、前記移動先の物理サーバを指定する移動先指定手段と
    を更に備えることを特徴する請求項1から3のいずれかに記載の論理サーバ運用システム。
  5. 前記複数の物理サーバは、
    エンクロージャ内に装着されたブレードサーバであり、
    前記論理サーバ運用管理手段は、
    前記エンクロージャを管理するエンクロージャマネージャの一機能である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の論理サーバ運用システム。
  6. ネットワーク上のストレージに格納されている論理サーバを起動し、複数の物理サーバ上のいずれかで動作させている論理サーバを、他の物理サーバに移動させる論理サーバ運用方法あって、
    前記論理サーバが動作している移動元ホスト物理サーバが、論理サーバの移動指示を契機として、自サーバから前記ストレージまでのネットワークコストを算出するステップと、
    他の物理サーバから前記ストレージまでのネットワークコストを取得するステップと、
    前記自サーバから前記ストレージまでのネットワークコストと、前記他の物理サーバから前記ストレージまでのネットワークコストとに基づいて、前記論理サーバの移動先に最適な物理サーバを選択するステップと
    を含むことを特徴とする論理サーバ運用方法。
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