JP2012186825A - 画質調整装置、画質調整システム及び画質調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】モアレ発生を抑制した撮影画像を用いて、表示パネルの画質を調整するための画質調整システム及び画質調整方法を提供する。
【解決手段】画質調整装置20は、撮影カメラ30、テストパターン発生装置41、ROMライタ42に接続されている。撮影カメラ30には、CCD素子表面に対して垂直方向を回転軸として回動させるための回動装置31が設けられている。また、画質調整装置20の制御部21は、モアレ発生を抑制するための回転角度を記憶した回転調整テーブルを備えている。制御部21は、液晶パネルのサイズを特定し、回転調整テーブルを用いて、カメラの回転角度を特定する。そして、制御部21は、回動装置31に対して、特定した角度の回転を指示する。そして、制御部21は、むら測定処理、補正データ生成処理、補正データの書き込み処理を実行する。
【選択図】図1
【解決手段】画質調整装置20は、撮影カメラ30、テストパターン発生装置41、ROMライタ42に接続されている。撮影カメラ30には、CCD素子表面に対して垂直方向を回転軸として回動させるための回動装置31が設けられている。また、画質調整装置20の制御部21は、モアレ発生を抑制するための回転角度を記憶した回転調整テーブルを備えている。制御部21は、液晶パネルのサイズを特定し、回転調整テーブルを用いて、カメラの回転角度を特定する。そして、制御部21は、回動装置31に対して、特定した角度の回転を指示する。そして、制御部21は、むら測定処理、補正データ生成処理、補正データの書き込み処理を実行する。
【選択図】図1
Description
本発明は、モアレ発生を抑制した撮影画像を用いて、表示パネルの画質を調整するための画質調整装置、画質調整システム及び画質調整方法に関する。
今日、液晶パネル等の表示パネルの製造ラインは、均一な品質を実現できるように構築されている。しかし、このような製造ラインにおいても、個々の表示パネルには、製造バラツキが発生する。そこで、各表示パネルにおいて、よりよい画像を出力できるように調整するための技術が検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の技術では、画質調整装置の制御部が、テストパターンを生成し、液晶パネルに供給し、撮影カメラから出力画像を取得する。そして、出力画像データについてバンドパスフィルタリングを行ない、補正値を算出する。すべての基準階調について画像補正テーブルの算出を終了した場合、補正回路のROMに書き込む。液晶パネルに画像を表示するための画像信号は、ROMに記録された画像補正テーブルを参照し、線形補間された補正値を算出する。
表示パネルの検査において、表示パネルに表示された画像を、CCDを用いたカメラ(CCDカメラ)で撮影すると、モアレが発生することが知られている。このモアレは、規則的な格子パターンで配列された画素で受光する光の輝度が、少しずつ規則的に変化を繰り返すことにより生じる。即ち、表示パネル、CCD共に表示画像の単位である画素が規則的な格子パターンで配列されているが、表示パネルの各画素とCCDの各画素との間での相対的な位置ずれによってCCDの画素で受光する表示パネルの光の輝度が少しずつ規則的に変化を繰り返すことによりモアレが発生する。
モアレは大きな濃淡差を持ち、表示パネルの表示ムラの検査を行なう際に障害となるため、このモアレを除去する必要がある。この場合において、理想的(理論的)には、表示パネルの各画素とCCDの各画素との間の相対的な位置ずれが無ければモアレは発生しないが、この位置ずれをゼロにすることは困難である。
そこで、表示パネルでの表示画像を取り込む際に生じたモアレを除去する技術が検討されている(例えば、特許文献2参照。)。この文献に記載された技術では、開始位置にあるCCDカメラの露光を開いて表示画面の表示画像の取り込みを開始するとともに、XZステージを水平方向及び垂直方向へ同時に駆動してCCDカメラを表示画面に沿って斜めに移動する。CCDカメラが終了位置に到達した時点で、露光を閉じるとともにXZステージによる駆動を停止し、表示画像の取得を終了する。これにより、CCDカメラが斜めに移動している間は、CCDカメラによる表示画面での表示画像の取得を行なう。XZステージによるCCDカメラの移動量は、表示パネルの解像度を決定するドット数によって定められ、CCDカメラは、横方向に横ドットピッチ分、縦方向に縦ドットピッチ分同時に駆動される。
また、画像処理により、モアレが低減された画像を得るための技術も検討されている(例えば、特許文献3参照。)。この文献に記載された技術では、モアレが発生した画像を表す空間軸の信号を周波数軸の信号に変換し、この周波数軸の信号からモアレに相当する周波数成分を除去し、モアレに相当する周波数成分が除去された周波数軸の信号を空間軸の信号に変換する。
特許文献に記載されているように、モアレが発生した場合、本来の表示むらを測定することができないため、的確な補正データを生成することができないという課題があった。
しかしながら、特許文献2の方法では、表示パネルに対して焦点を合わせたままの状態でカメラを正確に水平移動させるための精密な制御が必要となり、そのカメラの水平移動制御に時間がかかって調整効率が悪いと共に、コストが嵩むという課題がある。また、特許文献3の画像処理によりモアレを除去する方法では、複雑な画像処理プログラムが必要となり、その画像処理に時間がかかって、調整効率が悪いという課題がある。
しかしながら、特許文献2の方法では、表示パネルに対して焦点を合わせたままの状態でカメラを正確に水平移動させるための精密な制御が必要となり、そのカメラの水平移動制御に時間がかかって調整効率が悪いと共に、コストが嵩むという課題がある。また、特許文献3の画像処理によりモアレを除去する方法では、複雑な画像処理プログラムが必要となり、その画像処理に時間がかかって、調整効率が悪いという課題がある。
また、表示パネルの画素とCCDの画素との「ずれ」には、パネルのサイズや解像度等のパネル属性の影響もある。例えば、固定焦点レンズで表示パネルを撮影する場合、固定距離での撮像においては、以下の要因による「ずれ」が考えられる。
(1)パネル解像度が固定(例えば1920×1080ドットの解像度)のときは、パネルサイズに応じてパネルの画素とCCDの画素がずれる。
(2)パネルサイズが固定(例えば40インチ)のときは、パネルの解像度が1920×1080ドットや1366×768ドット等の解像度等に応じてパネルの画素とCCDの画素がずれる。
このような原因を考慮したモアレ抑制が必要である。
(2)パネルサイズが固定(例えば40インチ)のときは、パネルの解像度が1920×1080ドットや1366×768ドット等の解像度等に応じてパネルの画素とCCDの画素がずれる。
このような原因を考慮したモアレ抑制が必要である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、モアレ発生を抑制した撮影画像を用いて、表示パネルの画質を調整するための画質調整装置、画質調整システム及び画質調整方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明に係る画質調整装置は、表示パネルに出力表示された画像を撮影手段で撮影した撮影画像に基づいて、当該表示パネルの画質を調整する画質調整装置であって、
調整対象の表示パネルの表面に対して垂直方向を回転軸とした当該表示パネルと前記撮影手段との相対角度であって、当該表示パネルの属性に対応したモアレの発生を抑制可能な角度を特定するモアレ調整手段と、
前記特定された角度の下で前記撮影手段により撮影した画像を、前記特定された角度に応じて変換した画像を生成する手段と、
前記変換した画像を用いて、表示むらを修正するための補正データを生成する手段と、
を備えたことを要旨とする。
調整対象の表示パネルの表面に対して垂直方向を回転軸とした当該表示パネルと前記撮影手段との相対角度であって、当該表示パネルの属性に対応したモアレの発生を抑制可能な角度を特定するモアレ調整手段と、
前記特定された角度の下で前記撮影手段により撮影した画像を、前記特定された角度に応じて変換した画像を生成する手段と、
前記変換した画像を用いて、表示むらを修正するための補正データを生成する手段と、
を備えたことを要旨とする。
本発明によれば、モアレ発生を抑制した撮影画像を用いて、表示パネルの画質を調整するための画質調整装置、画質調整システム及び画質調整方法を提供することができる。
<第1の実施形態>
以下、本発明の画質調整システムの第1の実施形態を説明する。本実施形態では、調整対象の表示パネルの表示むら(輝度むら)を抑制して画質を改善する場合を想定する。ここでは、画質調整時のモアレ発生を抑制するために、調整対象の表示パネルと撮影手段とを結ぶ撮影方向を中心軸として、例えば、撮影手段を所定の角度で回転させる。本実施形態では、必要に応じ撮影手段等を回転させるための、調整対象の表示パネルの表面に対して垂直方向を回転軸とした当該表示パネルと撮影手段との相対角度を予め登録した角度調整テーブルを用いる。なお、本実施形態では、調整対象製品(表示パネル)として、パネル解像度が一定値の液晶パネル10を用いるものとするが、本発明における調整対象製品は液晶パネルに限るものではなく、例えば、有機ELパネルなどにも適用可能である。
以下、本発明の画質調整システムの第1の実施形態を説明する。本実施形態では、調整対象の表示パネルの表示むら(輝度むら)を抑制して画質を改善する場合を想定する。ここでは、画質調整時のモアレ発生を抑制するために、調整対象の表示パネルと撮影手段とを結ぶ撮影方向を中心軸として、例えば、撮影手段を所定の角度で回転させる。本実施形態では、必要に応じ撮影手段等を回転させるための、調整対象の表示パネルの表面に対して垂直方向を回転軸とした当該表示パネルと撮影手段との相対角度を予め登録した角度調整テーブルを用いる。なお、本実施形態では、調整対象製品(表示パネル)として、パネル解像度が一定値の液晶パネル10を用いるものとするが、本発明における調整対象製品は液晶パネルに限るものではなく、例えば、有機ELパネルなどにも適用可能である。
この液晶パネル10は、透明電極に挟まれた液晶(液晶部)と、背面から液晶を照明するバックライトから構成されている。このため、液晶パネル10には、液晶部のむらやバックライトの周辺減光が重畳された画像が出力されることになる。
そこで、液晶パネル10の画質を改善するために、図1に示すように、液晶パネル10は、供給される画像信号を調整するための補正回路50を備えている。そして、液晶パネル10に画像を表示するための画像信号(RGB信号)は、液晶パネル10及び補正回路50に供給される。
この補正回路50は、図1に示すように、画質を調整するために、不揮発性メモリ(ROM51)、選択・補間手段52、加算手段53を備える。
このROM51は、入力された画像信号の信号値を調整するための補正値に関するデータ(画像補正テーブル)を記憶している。本実施形態では、基準階調毎に補正値の平面分布を記憶する。
このROM51は、入力された画像信号の信号値を調整するための補正値に関するデータ(画像補正テーブル)を記憶している。本実施形態では、基準階調毎に補正値の平面分布を記憶する。
選択・補間手段52は、ROM51に記録された画像補正テーブルを、RGB信号毎に参照する。ここでは、選択・補間手段52は、画像信号の各RGB信号値に隣接する二つの基準階調の画像補正テーブルにおいて、画像信号のピクセル位置(xy座標)を囲む四つのブロック格子点によって決まる補正値(2×4=8個)を取得する。そして、選択・補間手段52は、取得した補正値について、画像信号の信号値と各格子点との距離に応じて線形補間を行なう。
加算手段53は、選択・補間手段52から取得した補正値を、入力された画像信号に加算する。液晶パネル10は、この補正された画像信号を取得して、画像を表示する。
加算手段53は、選択・補間手段52から取得した補正値を、入力された画像信号に加算する。液晶パネル10は、この補正された画像信号を取得して、画像を表示する。
この補正値を算出するための画質調整システムは、図1に示すように、画質調整装置20、撮影カメラ30、テストパターン発生装置41、ROMライタ42から構成される。
画質調整装置20は、撮影カメラ30、テストパターン発生装置41、ROMライタ42に接続されている。
画質調整装置20は、撮影カメラ30、テストパターン発生装置41、ROMライタ42に接続されている。
ここで、撮影手段としての撮影カメラ30は、液晶パネル10上に表示された画像を撮影し、出力画像データを画質調整装置20に供給する。本実施形態では、撮影カメラ30として、表示パネルの画素サイズよりも小さい領域を解像可能なCCD素子を備えたモノクロカメラを用いる。そして、液晶パネル10に表示された画像を撮影する。
この撮影カメラ30には、CCD素子表面に対して垂直方向を回転軸として回動させるための回動装置31が設けられている。この回動装置31は、後述する画質調整装置20の制御部21からの回転指示に応じて、調整対象の表示パネルと撮影手段とを結ぶ撮影方向(正面方向)を中心軸として撮影カメラ30を回転させる。この回転により、調整対象の液晶パネル10の画素の配置に対して、CCD素子の画素の配置を回転させることができる。なお、本実施形態では撮影カメラ30を回転させる態様を中心に説明するが、要は、調整対象の表示パネルと撮影手段との相対角度がモアレを抑制するような角度となればよいのであり、撮影カメラ30を固定して調整対象となる表示パネルを回転させるようにしてもよいし、或いは所望の角度となるように撮影カメラ30と表示パネルの双方を回転させてもよい。表示パネルを回転させる場合、画質調整装置20の制御部21は、調整対象の表示パネルを回転させるための回転指示を、表示パネルの搬送装置(不図示)に設けられた表示パネルを回動させる装置(不図示)に与えるように構成される。さらには、このような回転処理自体が不要となるように、当初から上述の相対角度が維持されるように表示パネルを配置して搬送等がなされるように構成してもよい。
信号発生手段としてのテストパターン発生装置41は、画質調整装置20からの指示に基づいて、液晶パネル10にテストパターン信号を供給する。本実施形態では、8bitのRGB信号を液晶パネル10全面に供給する。
ROMライタ42は、調整対象の液晶パネル10のROM51に、画像補正テーブルを書き込む。
ROMライタ42は、調整対象の液晶パネル10のROM51に、画像補正テーブルを書き込む。
画質調整装置20は、液晶パネル10の画質を調整するための補正値を算出する処理を実行するコンピュータ端末である。この画質調整装置20は、制御部21、補正情報記憶部22及びディスプレイを備える。このディスプレイは、液晶パネル10の調整工程の管理者によって調整状況等を確認する場合に用いられる。
制御部21は、制御手段としてのCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(モアレ調整段階、むら測定段階、補正データ生成段階等を含む処理)を行なう。このための補正データ作成プログラムを実行することにより、制御部21は、モアレ調整手段211、むら測定手段212、補正データ生成手段213として機能する。
モアレ調整手段211は、液晶パネル10の撮影時のモアレ発生を抑制するために、必要に応じて撮影カメラ30の角度を調整する処理を実行する。本実施形態では、モアレ調整手段211は、モアレ発生を抑制するための角度情報を記憶した角度調整テーブル(角度情報記憶手段)を備えている。この角度調整テーブルには、調整対象の液晶パネル10のパネルサイズ(パネル属性)に対応させて、モアレ発生を抑制するための相対角度に関する情報が記憶されている。そして、モアレ調整手段211は、回動装置31に対して、調整テーブルを用いて特定した角度の情報を含めた回転指示を必要に応じて提供する。
むら測定手段212は、調整対象の液晶パネル10に対して、画像信号を提供するとともに、この画像信号に応じて出力された画像の撮影画像を撮影カメラ30から取得する。
そして、撮影画像に基づいて、各画素の発光強度(特性情報)を算出する。
そして、撮影画像に基づいて、各画素の発光強度(特性情報)を算出する。
補正データ生成手段213は、調整対象製品の特性情報に対応した補正情報を生成する処理を実行する。具体的には、液晶パネル10に表示された画像に基づいて補正値を算出し、算出した補正値により構成された画像補正テーブルを補正情報記憶部22に記録する。
補正情報記憶部22は、各液晶パネル10の画像を補正するための補正データ(画像補正テーブル)を記憶する。この補正データは、画質調整装置20から画像補正テーブルを取得した場合に登録される。この補正情報記憶部22には、この液晶パネル10のROM51に書き込むための補正データ(所定の階調毎に表示むらを抑制するための画像補正テーブル)が一時的に記憶される。
画質調整装置20のディスプレイは、液晶パネル10の調整工程の管理者が、調整状況等を確認するために用いられる。具体的には、このディスプレイには、後述するエラー処理を行なった場合に、メッセージが出力される。
上記のシステムを用いて、図2(a)に従って、液晶パネル10の画質調整を行なう処理について説明する。
(パネル調整処理)
このパネル調整処理は、画質調整装置20を用いて行なわれる。
まず、画質調整装置20の制御部21は、液晶パネルのサイズの特定処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部21のモアレ調整手段211は、撮影カメラ30を用いて、液晶パネル10を撮影した撮影画像を取得する。この場合、モアレ調整手段211は、撮影カメラ30のズーム機能を用いて、パネル全面が移り込むようにして撮影する。そして、モアレ調整手段211は、撮影画像に写り込んだ液晶パネル10の大きさと、ズーム機能による拡大率を用いて、調整対象の液晶パネル10のパネルサイズを特定する。
(パネル調整処理)
このパネル調整処理は、画質調整装置20を用いて行なわれる。
まず、画質調整装置20の制御部21は、液晶パネルのサイズの特定処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部21のモアレ調整手段211は、撮影カメラ30を用いて、液晶パネル10を撮影した撮影画像を取得する。この場合、モアレ調整手段211は、撮影カメラ30のズーム機能を用いて、パネル全面が移り込むようにして撮影する。そして、モアレ調整手段211は、撮影画像に写り込んだ液晶パネル10の大きさと、ズーム機能による拡大率を用いて、調整対象の液晶パネル10のパネルサイズを特定する。
次に、画質調整装置20の制御部21は、必要に応じてカメラ回転処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、制御部21のモアレ調整手段211は、角度調整テーブルから、パネルサイズに対応したモアレを抑制可能な角度の情報を取得する。そして、モアレ調整手段211は、回動装置31に対して、角度調整テーブルから取得した角度情報を含めた回転指示を供給する。回動装置31は、この指示に応じて、指定された角度にCCD素子(撮影カメラ30)を回転させる。更に、モアレ調整手段211は、この角度情報をむら測定手段212に供給する。
なお、撮影カメラ30側ではなく調整対象となる表示パネル側を回転させる場合であれば、制御部21のモアレ調整手段211は、パネルサイズに対応したモアレを抑制可能な角度の情報を角度調整テーブルから取得し、不図示の表示パネルを回動させる装置に対して、取得した角度情報を含めた回転指示を供給する。そして、当該指示に応じて、指定された角度で表示パネルが回転される。これにより、撮影カメラ30を回転させた場合と同様の結果を得ることができる。
なお、撮影カメラ30側ではなく調整対象となる表示パネル側を回転させる場合であれば、制御部21のモアレ調整手段211は、パネルサイズに対応したモアレを抑制可能な角度の情報を角度調整テーブルから取得し、不図示の表示パネルを回動させる装置に対して、取得した角度情報を含めた回転指示を供給する。そして、当該指示に応じて、指定された角度で表示パネルが回転される。これにより、撮影カメラ30を回転させた場合と同様の結果を得ることができる。
次に、画質調整装置20の制御部21は、むら測定処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21のむら測定手段212が、テストパターン発生装置41に対して、調整対象階調の画像出力を行なうためのRGB信号の出力を指示する。ここでは、調整対象階調において、液晶パネル10全面に対して、R信号値、G信号値、B信号値が同じ信号(共通する信号値)を用いる。この指示に応じて、テストパターン発生装置41は、調整対象階調となる8bitのRGB信号を液晶パネル10に供給する。
そして、液晶パネル10は、これに応じて調整対象階調のグレー画像を出力する。この場合、液晶においてセルギャップのむらや、バックライトの明るさにむらがある場合には、液晶パネル10において、これらのむらが重畳された表示むらが生じる。ここで、撮影カメラ30は、表示むらが重畳された画像を撮影する。
そして、むら測定手段212は、液晶パネル10を撮影した出力画像データを撮影カメラ30から取り込む。そして、むら測定手段212は、例えば、アフィン(affine)変換により、モアレ調整手段211から取得した角度情報を用いて出力画像を回転させた変換画像を生成する。なお、回転変換の方法は、アフィン変換に限定されるものではない。そして、この変換画像データを、8×8ピクセルから構成されたブロック毎の輝度分布に変換する。
次に、むら測定手段212は、フィルタリング処理を実行する。具体的には、むら測定手段212は、取得した変換画像データに対してバンドパスフィルタリングを行なうことにより、バンドパスデータを算出する。このバンドパスデータは、液晶パネル10の面内の輝度分布に応じて、低周波成分や高周波成分を除いた分布から構成される。
次に、画質調整装置20の制御部21は、補正データ生成処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21の補正データ生成手段213が、バンドパスデータを反転させた画像補正テーブルを生成する。ここでは、具体的には、予め設定された階調(基準階調)毎に、液晶パネル10上の補正値の分布を算出する。本実施形態では、8bitで表現される信号値において所定数(例えば、10段階)の基準階調を用いる。そして、基準階調に対応した調整対象階調を1段階毎に順次変更し、調整対象階調毎に画像補正テーブルを生成する。更に、補正情報生成手段は、調整を行なった基準階調を特定する識別子に関連付けて画像補正テーブルを補正情報記憶部22に一時記憶する。
調整を終了した場合には、画質調整装置20の制御部21は、補正データの書き込み処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、制御部21の補正データ生成手段213が、ROMライタ42に対して、補正情報記憶部22から抽出した画像補正テーブルを供給する。この場合、ROMライタ42は、液晶パネル10のROM51に画像補正テーブルを書き込む。これにより、ROM51には、基準階調毎に、液晶パネル10の面内のブロック位置(xy座標)に対して補正値の分布が記録される。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、画質調整装置20の制御部21は、必要に応じカメラ回転処理(又は表示パネル回転処理)を実行する(ステップS1−2)。これにより、調整対象の液晶パネル10の画素の配置に対して、CCD素子の画素の配置を変更してモアレ発生を抑制することができる。デフォーカスによりモアレを抑制する場合と異なり、解像度を維持しながら、モアレ発生を抑制することができる。
(1)本実施形態では、画質調整装置20の制御部21は、必要に応じカメラ回転処理(又は表示パネル回転処理)を実行する(ステップS1−2)。これにより、調整対象の液晶パネル10の画素の配置に対して、CCD素子の画素の配置を変更してモアレ発生を抑制することができる。デフォーカスによりモアレを抑制する場合と異なり、解像度を維持しながら、モアレ発生を抑制することができる。
(2)本実施形態では、画質調整装置20の制御部21は、液晶パネルのサイズの特定処理を実行する(ステップS1−1)。調整対象の液晶パネル10のパネルサイズによってモアレの発生状況は異なるが、この状況を考慮して適切な角度(調整対象の表示パネルの表面に対して垂直方向を回転軸とした当該表示パネルと撮影手段との相対角度)を設定することができる。
(3)本実施形態では、モアレ調整手段211は、角度情報(モアレを抑制するような相対角度の情報)をむら測定手段212に供給する。そして、むら測定手段212は、アフィン変換により、モアレ調整手段211から取得した角度情報を用いて出力画像を回転させた変換画像を生成する。これにより、本来の液晶パネル10の画素の配置を特定し、この配置における補正データを設定することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明を具体化したパネル調整処理の第2の実施形態を図2(b)に従って説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態のモアレ調整処理を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。本実施形態では、画質調整時にモアレの発生状況を確認して、撮影手段(又は調整対象の表示パネル)をどの程度回転させるのかを決定する。このため、制御部21のモアレ調整手段211に、モアレ調整の要否を判定するために、モアレ縞の強度(モアレ強度)についての基準値に関するデータを保持させておく。更に、制御部21に、回転角度に対して、モアレ強度に関するデータを記憶させるワークメモリを設ける。
次に、本発明を具体化したパネル調整処理の第2の実施形態を図2(b)に従って説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態のモアレ調整処理を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。本実施形態では、画質調整時にモアレの発生状況を確認して、撮影手段(又は調整対象の表示パネル)をどの程度回転させるのかを決定する。このため、制御部21のモアレ調整手段211に、モアレ調整の要否を判定するために、モアレ縞の強度(モアレ強度)についての基準値に関するデータを保持させておく。更に、制御部21に、回転角度に対して、モアレ強度に関するデータを記憶させるワークメモリを設ける。
ここでは、まず、画質調整装置20の制御部21は、均一画像信号の入力処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、制御部21のモアレ調整手段211は、テストパターン発生装置41に対して、調整対象の液晶パネル10に対して均一の画像信号を供給するように指示する。本実施形態では、中間階調の画像を液晶パネル10の全面に出力するためのRGB信号を供給する。そして、液晶パネル10は、これに応じて調整対象階調のグレー画像を出力する。
次に、画質調整装置20の制御部21は、モアレ測定処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21のモアレ調整手段211は、撮影カメラ30を用いて、液晶パネル10の出力画像の撮影を指示する。そして、モアレ調整手段211は、液晶パネル10を撮影した出力画像データを撮影カメラ30から取り込む。この場合、表示むらやモアレが重畳された画像が撮影される。この場合、モアレ調整手段211は、モアレ縞を検出するためのローパスフィルタリングを行なうことにより、ローパスデータを算出する。次に、モアレ調整手段211は、ローパスデータにおけるモアレ強度を算出する。そして、モアレ調整手段211は、ワークメモリに、角度(ここでは0度)に関連付けて、算出したモアレ強度を記録する。
次に、画質調整装置20の制御部21は、許容範囲内かどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部21のモアレ調整手段211は、モアレ強度と予め定められた基準値とを比較する。ここで、モアレ強度が基準値以下の場合には、許容範囲内と判定する。
モアレ強度が許容範囲内の場合(ステップS2−3において「YES」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、ステップS1−3〜S1−5と同様に、むら測定処理(ステップS2−11)、補正データ生成処理(ステップS2−12)、補正データの書き込み処理(ステップS2−13)を実行する。
一方、モアレ強度が許容範囲内でない場合(ステップS2−3において「NO」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、カメラ(又は表示パネル)回転処理を実行する(ステップS2−4)。具体的には、制御部21のモアレ調整手段211は、回動装置31等に対して、予め定められた微小角度の回転を指示する。
次に、画質調整装置20の制御部21は、ステップS2−2と同様に、モアレ測定処理を実行する(ステップS2−5)。この場合には、モアレ調整手段211は、ワークメモリに、回転角度(ここでは微小角度)に関連付けて、算出したモアレ強度を記録する。
次に、画質調整装置20の制御部21は、ステップS2−3と同様に、許容範囲内かどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−6)。
モアレ強度が許容範囲内の場合(ステップS2−6において「YES」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、ステップS1−3〜S1−5と同様に、むら測定処理(ステップS2−11)〜補正データの書き込み処理(ステップS2−13)を実行する。
モアレ強度が許容範囲内の場合(ステップS2−6において「YES」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、ステップS1−3〜S1−5と同様に、むら測定処理(ステップS2−11)〜補正データの書き込み処理(ステップS2−13)を実行する。
一方、モアレ強度が許容範囲内でない場合(ステップS2−6において「NO」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、モアレ強度に極小値があったかどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−7)。具体的には、制御部21のモアレ調整手段211は、ワークメモリに記憶されたモアレ強度が、回転角度に応じて減少し、その後、増大している場合には、極小値があったと判定する。
モアレ強度に極小値がなかった場合(ステップS2−7において「NO」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、カメラ(又は表示パネル)回転処理(ステップS2−4)からの処理を繰り返す。なお、回転角度に応じてモアレ強度が増加している場合には、回動装置31の回転方向を反転させる。
一方、モアレ強度に極小値があった場合(ステップS2−7において「YES」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、極小値の角度での設定処理を実行する(ステップS2−8)。具体的には、制御部21のモアレ調整手段211は、ワークメモリにおいて、モアレ強度の極小値に関連付けられた角度情報を取得する。そして、モアレ調整手段211は、回動装置31に対して、取得した角度情報に従って回転を指示する。
次に、画質調整装置20の制御部21は、ステップS2−3と同様に、極小値が許容範囲内かどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−9)。
極小値が許容範囲内の場合(ステップS2−9において「YES」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、ステップS1−3〜S1−5と同様に、むら測定処理(ステップS2−11)〜補正データの書き込み処理(ステップS2−13)を実行する。
極小値が許容範囲内の場合(ステップS2−9において「YES」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、ステップS1−3〜S1−5と同様に、むら測定処理(ステップS2−11)〜補正データの書き込み処理(ステップS2−13)を実行する。
一方、モアレ強度の極小値においても、許容範囲内でない場合(ステップS2−9において「NO」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、デフォーカス処理を実行する(ステップS2−10)。具体的には、制御部21のモアレ調整手段211は、撮影カメラ30に対して、モアレ測定を行ないながら、モアレ強度が許容範囲内になるまでデフォーカスする。そして、画質調整装置20の制御部21は、ステップS1−3〜S1−5と同様に、むら測定処理(ステップS2−11)〜補正データの書き込み処理(ステップS2−13)を実行する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(4)本実施形態では、画質調整装置20の制御部21は、モアレ測定処理を実行する(ステップS2−2)。モアレ強度が許容範囲内でない場合(ステップS2−3において「NO」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、カメラ(又は表示パネル)回転処理を実行する(ステップS2−4)。モアレ強度が許容範囲内の場合(ステップS2−6において「YES」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、ステップS1−3〜S1−5と同様に、むら測定処理(ステップS2−11)〜補正データの書き込み処理(ステップS2−13)を実行する。これにより、モアレが発生している場合のみ、回転によりモアレを抑制することができる。
(4)本実施形態では、画質調整装置20の制御部21は、モアレ測定処理を実行する(ステップS2−2)。モアレ強度が許容範囲内でない場合(ステップS2−3において「NO」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、カメラ(又は表示パネル)回転処理を実行する(ステップS2−4)。モアレ強度が許容範囲内の場合(ステップS2−6において「YES」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、ステップS1−3〜S1−5と同様に、むら測定処理(ステップS2−11)〜補正データの書き込み処理(ステップS2−13)を実行する。これにより、モアレが発生している場合のみ、回転によりモアレを抑制することができる。
(5)本実施形態では、モアレ強度が許容範囲内でない場合(ステップS2−6において「NO」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、モアレ強度に極小値があったかどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−7)。これにより、モアレを抑制できない場合においても、モアレ強度が極小値となる角度を設定して画質調整を行なうことができる。
(6)本実施形態では、モアレ強度に極小値がある場合(ステップS2−7において「YES」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、極小値の角度での設定処理を実行する(ステップS2−8)。そして、モアレ強度の極小値においても、許容範囲内でない場合(ステップS2−9において「NO」の場合)、画質調整装置20の制御部21は、デフォーカス処理を実行する(ステップS2−10)。これにより、撮像手段(又は表示パネル)の回転によってモアレを抑制できない場合にも、補助的にデフォーカスによりモアレを抑制することができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 上記第1の実施形態においては、液晶パネル等のサイズの特定処理を実行する(ステップS1−1)。ここでは、撮影カメラ30を用いてパネルサイズを特定する。パネルサイズの特定方法はこれに限定されるものではなく、画質調整装置20に接続された入力手段によって設定するようにしてもよい。
・ 上記第1の実施形態においては、液晶パネル等のサイズの特定処理を実行する(ステップS1−1)。ここでは、撮影カメラ30を用いてパネルサイズを特定する。パネルサイズの特定方法はこれに限定されるものではなく、画質調整装置20に接続された入力手段によって設定するようにしてもよい。
・ 上記第1の実施形態においては、調整対象製品として、パネル解像度が一定値の液晶パネル10を用い、パネル属性としてのパネルサイズに対応させて、モアレ発生を抑制するための角度(相対角度)を特定する。この角度を特定するためのパネル属性は、パネルサイズに限定されるものではなく、例えば、パネルの解像度を用いて当該角度を特定してもよい。この場合には、パネルサイズが一定値の液晶パネル10を調整対象製品とするとともに、角度調整テーブルには、調整対象の液晶パネル10の解像度に対応させて、モアレ発生を抑制するための相対角度に関する情報を記憶されておく。そして、画質調整装置20は、調整対象製品の解像度を取得して、角度調整テーブルを用いて適切な角度を特定する。解像度の取得方法としては、画質調整装置20に接続された入力手段によって設定したり、液晶パネル10の製品番号に対して解像度が登録された調整対象製品データ記憶部から取得したりする。後者の場合、画質調整装置20は、液晶パネル10に記憶された製品番号や、入力手段によって設定された製品番号を取得して、調整対象製品データ記憶部から解像度を取得する。さらに、モアレ発生を抑制するための角度を特定するためのパネル属性には、例えば画素配列も挙げられる。この場合も上記と同様、調整対象製品の画素配列を取得し、予め用意しておいた角度調整テーブル(調整対象となるパネルの画素配列に対応させてモアレ発生を抑制するための相対角度に関する情報を記憶した角度調整テーブル)を用いて、適切な角度が特定される。このように、モアレ発生を抑制するための角度を特定するためのパネル属性には、パネルサイズ及び解像度以外の他の要因も含まれ得るものである。
また、回転調整テーブルに複数のパネル属性(例えば、サイズと解像度)に応じて、モアレ発生を抑制可能な角度を記憶させておくようにしてもよい。この場合には、画質調整装置20は、複数のパネル属性(サイズと解像度)を取得して、適切な角度を特定する。
これにより、表示パネの各種属性に応じて、モアレ発生を抑制することができる。
これにより、表示パネの各種属性に応じて、モアレ発生を抑制することができる。
・ 上記第2の実施形態においては、まず、画質調整装置20の制御部21は、均一画像信号の入力処理を実行する(ステップS2−1)。ここで、第1の実施形態と同様に、液晶パネルのサイズの特定処理(ステップS1−1)、カメラ(又は表示パネル)回転処理(ステップS1−2)を実行するようにしてもよい。これにより、予め設定された角度を初期値として、効率的にモアレを抑制する角度を算出することができる。
・ 上記実施形態においては、必要に応じてカメラ(又は表示パネル)回転処理を実行する(ステップS1−2,S2−4)。ここでは、調整対象の液晶パネル10に対して一つの角度を用いて、むら測定処理(ステップS1−3、S2−11)〜補正データの書き込み処理(ステップS1−5、S2−13)を実行する。しかし、カメラ(又は表示パネル)の回転角度は固定的である必要はなく、例えば、調整対象の液晶パネル10の各調整領域において、モアレの発生状況に応じて、回転角度を変更するようにしてもよい。この場合には、液晶パネル10を複数の領域を分割し、制御部21のモアレ調整手段211が、領域毎にモアレの発生状況を測定する。そして、モアレ調整手段211は、この発生状況に応じて回転角度を決定して、むら測定処理〜補正データの書き込み処理を実行する。調整対象パネルのパネルサイズが大きい場合には、場所や撮影カメラ30からの仰角に応じて、モアレの発生状況が異なるが、この発生状況に応じて、適切な角度を設定することができる。
10・・・液晶パネル、20・・・画質調整装置、21・・・制御部、211・・・モアレ調整手段、212・・・むら測定手段、213・・・補正データ生成手段、22・・・補正情報記憶部、30・・・撮影カメラ、31・・・回動装置、41・・・テストパターン発生装置、42・・・ROMライタ、50・・・補正回路、51・・・ROM。
Claims (4)
- 表示パネルに出力表示された画像を撮影手段で撮影した撮影画像に基づいて、当該表示パネルの画質を調整する画質調整装置であって、
調整対象の表示パネルの表面に対して垂直方向を回転軸とした当該表示パネルと前記撮影手段との相対角度であって、当該表示パネルの属性に対応したモアレの発生を抑制可能な角度を特定するモアレ調整手段と、
前記特定された角度の下で前記撮影手段により撮影した画像を、前記特定された角度に応じて変換した画像を生成する手段と、
前記変換した画像を用いて、表示むらを修正するための補正データを生成する手段と、
を備えたことを特徴とする画質調整装置。 - 前記特定された角度となるように、前記撮影手段又は前記表示パネルの少なくとも一方を回転させる手段をさらに供えたことを特徴とする請求項1に記載の画質調整装置。
- 表示パネルに出力表示された画像を撮影手段で撮影した撮影画像に基づいて、当該表示パネルの画質を調整する画質調整方法であって、
調整対象の表示パネルの表面に対して垂直方向を回転軸とした当該表示パネルと前記撮影手段との相対角度であって、当該表示パネルの属性に対応したモアレの発生を抑制可能な角度を特定するモアレ調整ステップと、
前記特定された角度の下で前記撮影手段により撮影した画像を、前記特定された角度に応じて変換した画像を生成するステップと、
前記変換した画像を用いて、表示むらを修正するための補正データを生成するステップと、
を含むことを特徴とする画質調整方法。 - 請求項1又は2に記載の画質調整装置と、
前記表示パネルに出力表示される画像信号を供給するテストパターン発生装置と、
前記表示パネルに出力表示された画像を撮影するための撮影手段と、
を備えたことを特徴とする、表示パネルの画質調整システム。
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