JP2012184007A - Packaging material and method for manufacturing the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、物品を包装する際に用いる包装材及びその製造方法に関する。 The present invention relates to a packaging material used when packaging an article and a method for manufacturing the same.
従来より、物品を包装する際に、開封のための切り込みが入ってる等種々の包装材が用いられ、また、コンビニやスーパーマーケット等で握り飯や寿司を販売するに際して、米飯部から生じる水分によって海苔が湿気ないように両者を分離して包装し、供食時に乾燥したままの海苔を米飯部に巻いて食することができるような包装材が用いられている。 Conventionally, when packaging goods, various packaging materials such as cuts for opening are used, and when selling nigiri rice and sushi at convenience stores, supermarkets, etc., the seaweed is caused by moisture generated from the rice part A packaging material is used in which both are separated and packaged so as not to be damp, and the dried seaweed is wrapped around the cooked rice portion during eating.
握り飯や寿司を食する際に包装材を開封する方法としては、例えば、包装材の米飯部と海苔とを分離するシート(内側包装シート)及び海苔を覆うシート(外側包装シート)に線状又は帯状の切断部を設け、該切断部を切断することで内側包装シート及び外側包装シートを同時に取り除き、米飯部と海苔とを一体として取り出して食する方法が提案されている。 As a method of opening the packaging material when eating nigiri rice or sushi, for example, a sheet (inner packaging sheet) that separates the rice portion and nori of the packaging material and a sheet (outer packaging sheet) that covers the nori are linear or A method has been proposed in which a strip-shaped cut portion is provided, the inner wrapping sheet and the outer wrapping sheet are simultaneously removed by cutting the cut portion, and the cooked rice portion and laver are taken out and eaten as a unit.
このような切断部の形成方法として、特許文献1では超音波を用いてハーフカットを形成する方法が開示されている。しかし、該形成方法によるとハーフカットの切断補助部は包装材の中央に1本のみ形成されるので、包装材を折り重ねたときに表裏の切断部がずれたり、ノッチ(切込み)からの開封裂が切断部に良好に伝わらない場合は切断補助部に沿って包装材を開封することができないという問題がある。
As a method for forming such a cut portion,
これに対し、特許文献2では、内外側のシート・フィルムにおけるハーフカットの位置相互間にずれがあっても、ノッチからの開封裂を伝達できるように、外側シートに複数のハーフカットを形成してなる包装材が開示されている。しかし、ハーフカットが複数形成されていても、開封裂がハーフカットに対して垂直に近い角度で入ったり、勢いよく開封した場合には、やはりハーフカットに沿って良好に開封できないという問題がある。
On the other hand, in
しかも、超音波カットによるハーフカットの形成は、非常に時間がかかり、高い精度も要求される。さらに、ハーフカットを使用した包装材は、包装作業や搬送作業、あるいは陳列作業に際して、包装材に引張り力が付加されると容易に裂けるため、衛生面で問題がある。 Moreover, the formation of a half cut by ultrasonic cutting is very time consuming and requires high accuracy. Furthermore, the packaging material using half-cut has a problem in terms of hygiene because it easily tears when a tensile force is applied to the packaging material during packaging, transporting, or display.
本発明が解決しようとする課題は、上述の問題を解消し、包装材を開封する際の切断線が乱れることなく、良好に開封することのできると共に、衛生面でも安全な包装材及びその製造方法を提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to solve the above-mentioned problems, and to be able to open well without disturbing the cutting line at the time of opening the packaging material, and also to provide a safe packaging material and its manufacture Is to provide a method.
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、包装シートの表面と裏面の少なくとも一方に、該包装シートより幅の狭いカッティングシートが接着され、該カッティングシートは、長手方向に切断しやすくなる切断容易加工が施されていることを特徴とする包装材である。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
請求項2に係る発明は、内側包装シートと外側包装シートとを重ね合わせ、周縁部を接着してシート状の物品を封入してなる包装材において、該内側包装シートと該外側包装シートの少なくとも一方には、当該包装シートの表面と裏面の少なくとも一方に、当該包装シートより幅の狭いカッティングシートが接着され、該カッティングシートは、長手方向に切断しやすくなる切断容易加工が施されていることを特徴とする包装材である。
The invention according to
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の包装材において、該カッティングシートの左右側縁には、該カッティングシートを切断する際の切断線がカッティングシート外にはみだすことを防止するための保護加工が施されていることを特徴とする包装材である。
The invention according to
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の包装材において、該保護加工は、保護テープが該カッティングシートに貼付けられていることであることを特徴とする包装材である。
The invention according to
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の包装材において、該切断容易加工は、該カッティングシートに少なくとも1本以上のハーフカット線又はミシン線が形成されていることであることを特徴とする包装材である。 According to a fifth aspect of the present invention, in the packaging material according to any one of the first to fourth aspects, at least one half-cut line or a sewing line is formed on the cutting sheet in the easy cutting process. It is a packaging material characterized by being.
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の包装材において、前記ハーフカット線又はミシン線の両端は、Y字状にハーフカット又は切断されていることを特徴とする包装材である。
The invention according to
請求項7に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の包装材において、該切断容易加工が、該カッティングシートに方向性シートを用いることであることを特徴とする包装材である。
The invention according to
請求項8に係る発明は、請求項5乃至7のいずれかに記載の包装材において、該カッティングシートは、該カッティングシートが接着される該包装シートの長さよりも短いことを特徴とする包装材である。
The invention according to
請求項9に係る発明は、請求項5乃至7のいずれかに記載の包装材において、該カッティングシートの端部付近には、切込みが形成されていることを特徴とする包装材である。
The invention according to
請求項10に係る発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の包装材の製造方法において、該包装シートを搬送する方向に対して直角に該カッティングシートを配置し、接着することを特徴とする包材体の製造方法である。
The invention according to
請求項11に係る発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の包装材の製造方法において、該包装シートを搬送する方向に対して平行に該カッティングシートを配置し、接着することを特徴とする包装材の製造方法である。
The invention according to
請求項12に係る発明は、請求項11に記載の包装材の製造方法において、該包装シートに対し、少なくとも2本以上のカッティングシートを平行に配置し、接着することを特徴とする包装材の製造方法である。
The invention according to
請求項13に係る発明は、請求項2乃至9のいずれかに記載の包装材の製造方法において、該内側包装シートと該外側包装シートとを重ね合わせ、周縁部の少なくとも一部を接着する工程は、包装シートに該カッティングシートを接着させた後、連続して該包装シートの略中央で折り曲げ、該内側包装シートと該外側包装シートとを重ね合わせることを特徴とする包装材の製造方法である。
The invention according to
請求項1に係る発明により、包装材には、包装シートの表面と裏面の少なくとも一方に、該包装シートより幅の狭いカッティングシートが接着され、該カッティングシートは、長手方向に切断しやすくなる切断容易加工が施されているため、包装材を容易に開封することが可能となる。しかも、包装シートには、ハーフカット等の切断が容易となる加工が施されていないため、包装作業等により包装シートが裂けるなど、衛生上の不具合も発生しない。 According to the first aspect of the present invention, a cutting sheet having a width smaller than that of the packaging sheet is bonded to at least one of the front and back surfaces of the packaging sheet, and the cutting sheet is easily cut in the longitudinal direction. Since easy processing is performed, the packaging material can be easily opened. In addition, since the packaging sheet is not subjected to processing that facilitates cutting such as half-cutting, no sanitary problems such as tearing of the packaging sheet due to packaging operations or the like occur.
請求項2に係る発明により、内側包装シートと外側包装シートとを重ね合わせ、周縁部を接着してシート状の物品を封入してなる包装材において、該内側包装シートと外側包装シートの少なくとも一方には、当該包装シートの表面と裏面の少なくとも一方に、当該包装シートより幅の狭いカッティングシートが接着され、該カッティングシートは、長手方向に切断しやすくなる切断容易加工が施されているため、海苔等のシート状の物品を封入してある包装材においても、容易に開封することが可能となる。しかも、包装シートには、ハーフカット等の切断が容易となる加工が施されていないため、包装作業等により内側包装シート又は外側包装シートが裂け、衛生上の不具合が発生することもない。 According to the second aspect of the present invention, in a packaging material in which an inner packaging sheet and an outer packaging sheet are overlapped and a peripheral part is adhered to enclose a sheet-like article, at least one of the inner packaging sheet and the outer packaging sheet The cutting sheet having a narrower width than the packaging sheet is adhered to at least one of the front and back surfaces of the packaging sheet, and the cutting sheet has been subjected to easy cutting processing that makes it easy to cut in the longitudinal direction. Even in a packaging material in which a sheet-like article such as laver is encapsulated, it can be easily opened. In addition, since the packaging sheet is not subjected to a process that facilitates cutting such as half-cutting, the inner packaging sheet or the outer packaging sheet is not torn by a packaging operation or the like, and a sanitary problem does not occur.
請求項3に係る発明により、カッティングシートの左右両側縁には、カッティングシートを切断する際の切断線が、カッティングシート外にはみ出すことを防止するための保護加工が施されているため、包装材を開封した際に生じる切断線がカッティングシート外にはみだすことなく、包装材を良好に開封することができる。
According to the invention of
請求項4に係る発明により、カッティングシートの左右両側縁には、保護加工として保護テープが貼り付けられているため、切断線がカッティングシート外にはみ出す危険性をより低くすることが可能となる。 According to the fourth aspect of the present invention, since the protective tape is attached to the left and right side edges of the cutting sheet as a protective process, it is possible to further reduce the risk that the cutting line protrudes outside the cutting sheet.
請求項5に係る発明により、カッティングシートには、切断容易加工として少なくとも1本以上のハーフカット線又はミシン線が形成されているため、カッティングシートを長手方向によりスムーズに切断することが可能となる。
According to the invention of
請求項6に係る発明により、カッティングシートに形成されたハーフカット線又はミシン線の両端は、Y字状にハーフカット又は切断されているため、包装材を開封した際の開封裂をスムーズにカッティングシートの切断容易加工部(ハーフカット線又はミシン線)に導くことができる。
According to the invention of
請求項7に係る発明により、カッティングシートには、切断容易加工として方向性シートが用いられているため、ハーフカット等の加工を施さずともカッティングシートを長手方向に容易に切断することが可能となる。
According to the invention of
請求項8に係る発明により、カッティングシートの長さは、カッティングシートが接着される包装シートの長さよりも短いため、包装シートの周辺を接着して物品を包装した際に、包装シートとカッティングシートが接着部で重なり、切断し難くなるなどの不具合が発生することを抑制することができる。
According to the invention according to
請求項9に係る発明により、カッティングシートの端部付近には切込みが形成されているため、包装材を開封する際に容易に切断することができる。 According to the ninth aspect of the present invention, since the cut is formed in the vicinity of the end of the cutting sheet, it can be easily cut when the packaging material is opened.
請求項10に係る発明により、包装材は、包装シートが搬送される方向と直角にカッティングシートを配置し、接着することにより製造されるため、包装材をロール状に巻いた場合でも、カッティングシートが特定位置に偏らず、均一に巻き取ることができ、保管や搬送時の安定性が高い。
According to the invention of
請求項11に係る発明により、包装材は、包装シートが搬送される方向と平行にカッティングシートを配置し、接着することにより製造されるため、カッティングシートと包装シートを連続的に搬送しながら両者を接着することができ、包装材を効率良く製造することが可能となる。
According to the invention of
請求項12に係る発明により、包装材は、包装シートに対して、少なくとも2本以上のカッティングシートを平行に配置し、接着することにより製造されるため、カッティングシートを1本だけ包装シートに対して平行に配置し、接着する場合に比べて、包装材を巻き取った際にカッティングシート部分だけが盛り上がって不安定になるという事態が避けられ、保管や搬送時の安定性が高い。
According to the invention of
請求項13に係る発明により、包装材を製造する工程において、内側包装シートと外側包装シートとを重ね合わせ、周縁部の少なくとも一部を接着する工程は、包装シートにカッティングシートを接着させた後、連続して包装シートの略中央で折り曲げ、内側包装シートと外側包装シートとを重ね合わせることにより行われるため、包装材を保管する必要がなく、需要に合わせて、包装シートとカッティングシートから連続して包装材を生産することができる。
According to the invention of
本発明に係る包装材及びその製造方法について以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の包装材について、1枚の包装シートを用いる場合の例を説明する図である。図1(a)は、包装材3として、カッティングシート1を、包装シート2の略中央に、包装シート2の長手方向と平行に、接着した場合を示している。カッティングシート1は、包装シート2の表面(物品を包装した際に外気に触れる面)と裏面(物品を包装した際に物品に触れる面)の少なくとも一方に接着される。
The packaging material and manufacturing method thereof according to the present invention will be described in detail below.
FIG. 1 is a diagram for explaining an example in the case of using one packaging sheet for the packaging material of the present invention. FIG. 1 (a) shows a case where the
カッティングシート1は、後述するように、長手方向に切断容易加工が施されている。包装材3は、特許文献1又は2に示すように、握り飯等の物品を包装するのに使用される。包装後は、熱融着などで、包装材の周囲が封止される。包装材を開封する際には、カッティングシート1を長手方向に沿って切断することで、包装シート2自体にハーフカットなどの加工が施されていなくても、カッティングシートの切断に合せて、包装シート2も切断、開封することができる。また、後述するように、左右側縁に保護加工が施されているカッティングシートを用いれば、切断線がカッティングシート外にはみ出すという不具合を防止することができる。
As will be described later, the cutting
カッティングシート1は、包装シート2の表裏のいずれか一方に接着しても、また、両面に接着しても良い。包装シート2に対してカッティングシート1を接着させる位置は、包装する物品によって、図1(a)のように略中央でも、図1(b)のように中央からずれた位置にも接着することができる。さらに、図1(c)図のように、包装シート2の長手方向と角度をつけた向きで接着することもできる。また、図1(d)のように、包装する物品の種類や用途に応じて、一枚の包装シートに複数本のカッティングシート1を接着することもできる。
The cutting
図2は、本発明の包装材において、内側包装シート2b(物品を包装した際に物品と接するシート)と外側包装シート2a(物品を包装した際に外気と接するシート)とを重ね合わせた包装材を示している。図2(b)は、図2(a)の矢印A−A’における断面図である。
FIG. 2 shows a packaging in which the
内側包装シート2bと外側包装シート2aの各々には、カッティングシート1a及び1bが設けられている。カッティングシートは内側包装シート又は外側包装シートの何れか一方のみに設けても良いし、2枚の包装シートを重ね合わせた際に、カッティングシートが内側又は外側の何れに配置されても良い。
Cutting
内側包装シート2bと外側包装シート2aとの間には、海苔などのシート状物品4が封入され、当該包装シートの周縁部は、点線Bで示した位置を熱融着などで接着される。
Between the
2枚の包装シート2a、2bを接着させて包装材5を形成する場合でも、図1の1枚の包装シート3と同様に、包装材5で握り飯などを包装し、包装材の周囲を熱融着などで、封止する。包装材を切断する際は、カッティングシートを境に包装シート2a,2bを両側に引張ることで、カッティングシート1a,1bを容易に切断でき、それに合わせて包装シートも同様に切断される。2枚の包装シート2a,2bが共に切断されることで、握り飯等の物品に対してシート状物品4を巻き付けた状態で、包装した物品を取り出すことができる。
Even when the two
包装シートには、熱融着が可能なOPPフィルム(二軸延伸ポリプロピレンフィルム)が好適に用いることが可能である。また、握り飯などの水分を含む物品を包装する場合には、物品と内側包装シート2bとの密着を防ぐため、エンボス加工等で細かな突起を形成したOPP製のマットフィルムなどが利用できる。
As the packaging sheet, an OPP film (biaxially stretched polypropylene film) capable of heat fusion can be suitably used. Further, when packaging an article containing moisture such as nigiri rice, an OPP mat film having fine protrusions formed by embossing or the like can be used to prevent the article and the
次に、本発明の包装材に用いるカッティングシートについて説明する。図3に掲げたものは、本発明に使用するカッティングシートの1例である。カッティングシート1には長手方向に切断容易加工が施されており、例えば図3(a)に示すようにカッティングシート1の略中央に、長手方向と平行にハーフカット線6を形成してなるものである。ハーフカットはダイカット、レーザーカット、超音波カットなどが利用可能である。
Next, the cutting sheet used for the packaging material of the present invention will be described. FIG. 3 shows an example of a cutting sheet used in the present invention. The cutting
ハーフカット線6は、図3(b)のように複数本形成したり、図3(c)のように、カッティングシート1の長手方向と角度をつけて形成することも可能である。また、切断容易加工として、図3(d)に示すように、ミシン線7を形成しても良い。さらに、図3(e)のように、カッティングシートに一方向(矢印C)に裂け易くした方向性シートを用いることも可能である。カッティングシートとして方向性シートを使用する場合には、カッティングシートにハーフカット等の加工を施す必要がなくなり、製造プロセスの短縮を図ることができる。
A plurality of half-
カッティングシートと包装シートとの接着は、熱融着等により行うことが可能であり、カッティングシート全体を包装シートに接着することも可能であるが、ハーフカット線などを設けた部分は、包装シートと接着せず、又は、接着部分を少なくし、ハーフカット線に沿って容易にカッティングシートが切断されるよう構成することが好ましい。 The cutting sheet and the packaging sheet can be bonded together by heat fusion or the like, and the entire cutting sheet can be bonded to the packaging sheet. It is preferable that the cutting sheet is easily cut along the half-cut line without bonding or by reducing the bonding portion.
本発明の包装材は、特許文献1又は2のように包装シートに切断容易加工を施さず、カッティングシートのみに切断容易加工を施すことで、包装作業中などにハーフカット線等で亀裂が生じた場合でも、包装シートには亀裂が入っていないため、衛生的にも安全に物品を包装することができる。
The packaging material of the present invention is not subjected to the easy cutting process on the packaging sheet as in
カッティングシートについては、図4に示すように、ハーフカット線6又はミシン線の少なくとも一端に、符号8のようなY字状のハーフカット又は切断を入れることで、包装材を開封した際の開封裂を良好にカッティングシート1の切断容易加工部(ハーフカット線6等)につなげ、容易に切断、開封することが可能となる。
As shown in FIG. 4, the cutting sheet is opened when the packaging material is opened by inserting a Y-shaped half cut or cut as shown by
また、カッティングシートには、当該シートの左右側縁に保護加工を施すことで、カッティングシートを切断した際の切断線がカッティングシート外にはみ出すという不具合を防止することができる。保護加工としては、例えば図5に示すように、カッティングシート1の左右側縁に保護テープ9を張り付ける方法や、カッティングシートの左右側縁部を包装シートと密に密着させ、切断に対する機械的強度を高める方法等がある。
In addition, the cutting sheet is protected on the left and right side edges of the sheet, thereby preventing a problem that a cutting line when the cutting sheet is cut out protrudes from the cutting sheet. For example, as shown in FIG. 5, a
包装材については、図6に示すように、カッティングシート1の端部付近に切込み10を入れ、包装材に容易に開封裂を与えることができる。切り込み10は、カッティングシート1だけでなく包装シート2と一体化した部分に、形成することも可能である。また、包装シートをカッティングシートの長手方向に垂直な直線に沿って折り曲げ、当該折り曲げた部分に切り込みを形成することも可能である。
As for the packaging material, as shown in FIG. 6, an
図7に示すように、包装シートを2枚用いて包装材を製造する場合において、内側包装シート2bと外側包装シート2aの大きさが、各々異なるように設定することも可能である。この場合、内側包装シート2bと外側包装シート2aとからなる包装材5の周縁部の厚みは、包装シート(外側包装シート2a)の1枚分の厚さとなる。このため、包装材5によって物品を包装して、周縁部を接着する際に、多くのシートが重なり厚さが厚くなるために発生する、接着不良などの不具合を防止することが可能となる。また、内側包装シート2aと外側包装シート2bのどちらを大きくするか、どの程度大きさに差をつけるか、等は任意に選択できることは言うまでも無い。
As shown in FIG. 7, when a packaging material is manufactured using two packaging sheets, the
図8は、カッティングシート1の長さが、カッティングシートが貼り付けられる包装シート2aの大きさよりも短い場合の実施例である。カッティングシート1の長さを、カッティングシート1が貼り付けられる外側包装シート2aの長さよりも短くすることで、図7と同様に、包装材5の周縁部を熱融着するときに厚さによって不具合が生じることを防止できる。
FIG. 8 shows an example in which the length of the
しかも、カッティングシート1を接着した場合には、カッティングシートが裂け難くなるため、切断容易機能が発揮されなくなるおそれがあるが、カッティングシート1の長さを短くすることで、このような不具合も回避することができる。カッティングシート1の長さは、包装材5の周縁部を接着した際に、カッティングシート1が接着部にかからなければ十分であるが、内側包装シート2bと外側包装シート2aとを重ね合わせ、周縁部を接着してシート状の物品4を封入してなる包装材5を形成する場合においては、当該シート状の物品4の長さよりも長くすることが好ましい。
In addition, when the
図9は、1枚の包装シートを用いた包装材を用いて、握り飯を包装した場合の実施例である。図9(a)は、一枚の包装シートを用いた包装材3で、握り飯12を包装し、熱融着等により包装材の周縁部11を接着し、包装材の端部中央付近に切込み10を形成して、握り飯を封入している様子を示している。この際、切込みを包装シートだけでなく、カッティングシートに至るように形成することで、カッティングシートに確実に裂け目を発生させて、包装材をより容易に開封することができるようになる。また、カッティングシートの長さを包装シートの長さよりも短くすることで、カッティングシートと包装材の周縁部11とが重なり、不要な厚みが生じることを避けられる。
FIG. 9 shows an example in which nigiri rice is packaged using a packaging material using a single packaging sheet. FIG. 9 (a) shows a
図9(b)は、図9(a)に示した包装材を開封した場合の様子を示している。包装シートとカッティングシートの重なり部に切込み10が形成されているため、切込み10が形成されている位置を中心に、包装材3を左右に引っ張ったり捻ったりすることで、包装シートとカッティングシートを、切込み10の位置から容易に裂くことができるようになる。そして、包装材3に接着されているカッティングシートに切断容易加工が施されているため、包装材3を左右に引っ張ることで、カッティングシートに沿って包装材を容易に裂くことができ、包装された握り飯12を露出させることができる。カッティングシートの左右両側縁に保護加工を施すことで、切断線がカッティングシート外にはみ出さず、カッティングシートに沿って確実に切断することができる。さらに、カッティングシートの端部又は端部近傍に切込み10を形成している場合には、包装材3を切込みから裂くことで、容易に開封することができる。さらに、包装シート自体にはハーフカット等の加工が施されていないため、包装作業中や搬送中に包装シートが裂ける等の衛生上の不具合も発生しない。
FIG. 9B shows a state when the packaging material shown in FIG. 9A is opened. Since the
図10は、内側包装シートと外側包装シートとの間に海苔などのシート状の物品4を封入してなる包装材5を用いて、握り飯を包装した場合の実施例である。図10(a)は、内側包装シートと外側包装シートを用いて、海苔4を封入し、包装材の端部中央付近に切込み10を形成してなる包装材5で、握り飯12を包装し、熱融着等により包装材の周縁部11を接着して握り飯を封入している様子を示している。この際、切込みを包装シートだけでなく、カッティングシートに至るように形成することで、カッティングシートに確実に裂け目を発生させて、包装材をより容易に開封することができるようになる。また、カッティングシートの長さを包装シートの長さよりも短くすることで、カッティングシートと包装材の周縁部11とが重なり、不要な厚みが生じることを避けられる。
FIG. 10 shows an example in which nigiri rice is packaged using a
図10(b)は、図10(a)に示した包装材を開封した場合の様子を示している。包装シートとカッティングシートの重なり部に切込み10が形成されているため、切込み10が形成されている位置を中心に、包装材3を左右に引っ張ったり捻ったりすることで、包装シートとカッティングシートを、切込み10の位置から容易に裂くことが可能となる。そして、包装材5に接着されているカッティングシートに切断容易加工が施されているため、包装材5を左右に引っ張ることで、カッティングシートに沿って包装材を容易に裂くことができ、包装された握り飯12を露出させることができる。カッティングシートの左右両側縁に保護加工を施すことで、切断線がカッティングシート外にはみ出さず、カッティングシートに沿って確実に切断することができる。さらに、カッティングシートの端部又は端部近傍に切込み10を形成している場合には、包装材5を切込みから裂くことで、容易に開封することができる。さらに、包装シート自体にはハーフカット等の加工が施されていないため、包装作業中や搬送中に包装シートが裂ける等の衛生上の不具合も発生しない。
FIG.10 (b) has shown the mode at the time of opening the packaging material shown to Fig.10 (a). Since the
次に、本発明の包装材の製造方法について図面に基づき説明する。図11は、包装シート2を搬送する方向(矢印D方向)に対して直角にカッティングシート1を配置し、接着する場合の第1の実施例である。この場合、包装材を開封する方向は矢印方向と直角であるため、包装する物品は矢印方向と直角に配置することになる。当然、カッティングシート1の角度は、搬送方向に対して厳密に直角である必要は無い。
Next, the manufacturing method of the packaging material of this invention is demonstrated based on drawing. FIG. 11 shows a first embodiment in the case where the
図11のように、包装シート2に対してカッティングシート1を配置することで、包装材をロール状に巻きとった際にも、カッティングシートが特定位置に偏らず、均一に巻き取ることができ、保管や搬送時の安定性を高くすることができる。
As shown in FIG. 11, by arranging the
図12は、包装シート2を搬送する方向に対して直角にカッティングシート1を配置し、接着する場合の第2の実施例である。第1の実施例ではテープ状のカッティングシートを用いたが、本実施例ではロール状のカッティングシートを用いている。図12では、ロール状のカッティングシートをロールの回転軸方向に切断しながら使用している。このように、カッティングシートをロール状に形成する方が、テープ状に形成するよりもカッティングシートを大量に生産できるので、本実施例により包装材をより効率的に生産できる。
FIG. 12 shows a second embodiment in which the
図12においてカッティングシートを包装シートに接着させる場合、破線Eで示された部分でカッティングシートを切断することになるが、カッティングシートを接着した後に切断することも可能であるが、包装シートも同時に切断することが危惧される場合には、カッティングシートを包装シートに接着させる前に切断しても良い。 In FIG. 12, when the cutting sheet is bonded to the packaging sheet, the cutting sheet is cut at the portion indicated by the broken line E, but it is also possible to cut the sheet after bonding the cutting sheet, If there is a concern about cutting, the cutting sheet may be cut before adhering to the packaging sheet.
図13は、包装シート2の搬送方向(矢印D方向)と平行にカッティングシー1を配置し、接着する場合の実施例である。この場合には、包装シート2とカッティングシート1と連続して張り付けることができ、包装材を効率良く製造することが可能となる。また、包装材を製造しながら引き続き、包装対象の物品を包装する工程に移ることもできる。包装材をロール状に巻き取る場合には、カッティングシートの位置が重なり、ロール状の一部が局所的に盛り上がり、保管等の安定性に欠ける危険性がある。
FIG. 13 shows an example in which the
図14に示すように、包装シート2に対してカッティングシート1を少なくとも2本以上、平行に配置し、接着して包装材を形成することも可能である。このような場合には、ロール状に巻き取っても、保管等する際に安定性を高くすることができる。このロールは、後述するように、包装シート2にカッティングシート1を張り付けた後、連続して包装シートの略中央で折り曲げ、内側包装シートと外側包装シートを重ね合わせて包装材を形成することもできる。
As shown in FIG. 14, it is also possible to arrange at least two cutting
図11乃至14の場合において、カッティングシートと包装シートとを接着させる場合には、接着材等を用いることも可能であるが、接着材が溶け出して衛生上の問題が生じるおそれがあるので、ヒーターによる熱融着によって接着させる方法を採用する場合が多い。ヒーターを用いて熱融着する際には、カッティングシートの切断容易加工が施されている部分は、包装シートと熱融着しないか、融着の強さを弱くすることが好ましい。 In the case of FIGS. 11 to 14, when the cutting sheet and the packaging sheet are bonded, it is possible to use an adhesive or the like, but the adhesive may melt and cause a sanitary problem. In many cases, a method of bonding by heat fusion using a heater is employed. When heat-sealing using a heater, it is preferable that the portion of the cutting sheet that has been subjected to easy cutting processing is not heat-sealed with the packaging sheet or the strength of fusion is weakened.
図15は、ヒーター15のカッティングシートと接する部分の形状と、ヒーター15によって包装シートと熱融着された、カッティングシートの熱融着の様子を示した図である。図15(a)は、カッティングシート1の左右両側縁部は包装シートと強く接着され、切断容易加工6が施されているカッティングシート中央の部分は包装シートと弱く接着されるように、ヒーター15の中央部の窪みを、ヒーターの左右両側縁部から少しだけ凹ませて形成した場合の例である。この場合、強い熱融着部13によりカッティングシート1と包装シートは強固に接着され、弱い熱融着部14により、切断容易加工6が施されているカッティングシート中央の部分は、包装シートと弱く接着されているため、切断容易加工6の切断容易機能が、強い熱融着によって損なわれることがない。
FIG. 15 is a diagram illustrating the shape of the portion of the
図15(b)は、カッティングシートに、ハーフカット等の切断容易加工6が複数施されている場合に、切断容易加工6が施されていない部分を強く接着し、切断容易加工6が施されている部分は接着しないように、ヒーターに溝状の加工を施した場合の例である。この場合、切断容易加工6を避けて強い熱融着部13が形成されるため、切断容易加工6の切断容易機能が損なわれることなく、カッティングシート1と包装シートとを強固に接着することができる。また、ヒーター15の凸部の幅を左右両側縁部は太くし、内側の凸部の幅を細くすることで、両側縁部の熱融着部分は保護加工として機能し、内側の熱融着部は切断容易機能を損なうことが無い。また、ヒーターの種類は図15に記載された種類に限定されるものではなく、例えば図15(b)の場合において、切断容易加工が施されてない部分を強く接着し、切断容易加工が施されている部分を、図15(a)の弱い熱融着部14と同程度に弱く接着するよう構成することも可能である。
FIG. 15 (b) shows that when a plurality of easy cutting processes 6 such as half cuts are applied to the cutting sheet, the parts that are not subjected to the easy cutting processes 6 are strongly bonded to each other. This is an example in which a groove-like process is applied to the heater so as not to bond the portions that are present. In this case, since the strong heat-sealing
図16は、内側包装シート2bと外側包装シート2aとを重ね合わせて包装材を形成する場合の第1の実施例である。図16は、図13で示した包装シート(包装材)を一旦、ロール状に巻き取ったものを使用している。2本のロール状の包装シート(包装材)を、順次引き出し、包装するシート状の物品4を内側包装シート2bと外側包装シート2aとの間に配置し、周縁部を接着して封止している。
FIG. 16 shows a first embodiment in the case of forming a packaging material by superposing the
図17は、内側包装シート2bと外側包装シート2aとを重ね合わせて包装材を形成する場合の第2の実施例である。本実施例では図11又は12で示した包装シートを用いている。2本のロール状の包装シート(包装材)を、順次引き出し、包装するシート状の物品を内側包装シート2bと外側包装シート2aとの間に配置し、周縁部を接着して封止している。
FIG. 17 shows a second embodiment in the case of forming a packaging material by superposing the
図18は、包装シート2a及び2bにカッティングシート1a及び1bを接着させる工程の後、連続して内側包装シート2bと外側包装シート2aとを重ね合わせ、シート状の物品4を封入して包装材を製造する例である。また、図19は、1枚の包装シート2に対し、カッティングシート1を2本、平行に配置し、各々を接着した後、連続して包装シートの略中央(一点鎖線F)で折り曲げて内側包装シートと外側包装シートとを重ね合わせた状態とし、包装材を製造することも可能である。
FIG. 18 shows a packaging material in which, after the step of bonding the
図18で示した実施例においては、シートの搬送方向と平行にカッティングシートを配置する包装材の製造方法について説明したが、本実施例に示した方法を、シートの搬送方向と直角にカッティングシートを配置する包装材の製造方法に用いることも当然可能である。またこの際に、カッティングシートを包装シートに接着させる方法として、図11、12何れの方法も選択可能であることは言うまでもない。 In the embodiment shown in FIG. 18, the manufacturing method of the packaging material in which the cutting sheet is arranged in parallel to the sheet conveying direction has been described. However, the method shown in this embodiment is the same as the cutting sheet perpendicular to the sheet conveying direction. Of course, it is also possible to use for the manufacturing method of the packaging material which arrange | positions. Moreover, it cannot be overemphasized that either method of FIG. 11, 12 can be selected as a method of adhering a cutting sheet to a packaging sheet in this case.
以上、本発明の包装材及びその製造方法について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、包装シートにカッティングシートを接着させる位置、方向、本数等は適宜変更可能であることは言うまでもない。 As mentioned above, although the packaging material and its manufacturing method of this invention were demonstrated, this invention is not limited to these Examples, The position, direction, number, etc. which adhere a cutting sheet to a packaging sheet can be changed suitably. Needless to say.
以上説明したように、本発明によれば、包装材を開封する際の切断線が乱れることなく、良好に開封することのできると共に、衛生面でも安全な包装材及びその製造方法を提供することが可能となる。 As described above, according to the present invention, it is possible to provide a packaging material that can be satisfactorily opened without disturbing the cutting line when the packaging material is opened, and is safe in terms of hygiene, and a method for manufacturing the same. Is possible.
1 カッティングシート
2 包装シート
2a 外側包装シート
2b 内側包装シート
3,5 包装材
4 シート状物品
6 ハーフカット線
7 ミシン線
9 保護テープ
10 切込み
11 シート周縁接着部
12 握り飯
13 強い熱融着部
14 弱い熱融着部
15 ヒーター
DESCRIPTION OF
Claims (13)
該カッティングシートは、長手方向に切断しやすくなる切断容易加工が施されていることを特徴とする包装材。 A cutting sheet having a narrower width than the packaging sheet is bonded to at least one of the front and back surfaces of the packaging sheet,
A packaging material, wherein the cutting sheet is subjected to an easy-to-cut process that facilitates cutting in the longitudinal direction.
該内側包装シートと該外側包装シートの少なくとも一方には、当該包装シートの表面と裏面の少なくとも一方に、当該包装シートより幅の狭いカッティングシートが接着され、
該カッティングシートは、長手方向に切断しやすくなる切断容易加工が施されていることを特徴とする包装材。 In a packaging material in which an inner packaging sheet and an outer packaging sheet are overlapped, a peripheral part is adhered, and a sheet-like article is enclosed,
At least one of the inner packaging sheet and the outer packaging sheet is bonded to at least one of the front surface and the back surface of the packaging sheet with a narrower cutting sheet than the packaging sheet,
A packaging material, wherein the cutting sheet is subjected to an easy-to-cut process that facilitates cutting in the longitudinal direction.
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