JP2012183401A - 改善されたエネルギー送達の装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】曲がりくねった生体構造において使用される時に、医療装置を用いて壁、空洞、または通路に対する処置を改善する方法および装置を提供すること
【解決手段】本発明は、曲がりくねった生体構造において使用される時に、医療装置を用いて壁、空洞、または通路に対する処置を改善する方法および装置に関するものである。本発明は、気道または他の生体構造部を処置するように構成された装置を含み、特に、曲がりくねった生体構造において有用であり得る。本明細書で説明する装置は、能動素子と組織とを均一または予測可能に接触させて処置するように構成される。一般的に、本発明は、内科医の労力がほとんどもしくは全くなく、この結果を可能にする。
【選択図】図2A
【解決手段】本発明は、曲がりくねった生体構造において使用される時に、医療装置を用いて壁、空洞、または通路に対する処置を改善する方法および装置に関するものである。本発明は、気道または他の生体構造部を処置するように構成された装置を含み、特に、曲がりくねった生体構造において有用であり得る。本明細書で説明する装置は、能動素子と組織とを均一または予測可能に接触させて処置するように構成される。一般的に、本発明は、内科医の労力がほとんどもしくは全くなく、この結果を可能にする。
【選択図】図2A
Description
(発明の背景)
喘息は、(i)気管支収縮、(ii)過剰粘液生成、(iii)気道の炎症および腫れが発生して、広範囲にわたるが可変である気流閉塞を引き起こすことによって喘息患者が呼吸しにくくなる病気である。喘息は、主として、持続性気道炎症によって特徴づけられる慢性疾患である。しかしながら、喘息は、さらに、過敏性気道平滑筋の収縮を介したさらなる気道狭窄の種々の急性発作によって特徴づけられる。
喘息は、(i)気管支収縮、(ii)過剰粘液生成、(iii)気道の炎症および腫れが発生して、広範囲にわたるが可変である気流閉塞を引き起こすことによって喘息患者が呼吸しにくくなる病気である。喘息は、主として、持続性気道炎症によって特徴づけられる慢性疾患である。しかしながら、喘息は、さらに、過敏性気道平滑筋の収縮を介したさらなる気道狭窄の種々の急性発作によって特徴づけられる。
喘息は、(1)抗炎症薬および長期間作用型気管支拡張薬の使用による長期的管理および(2)短期間作用型気管支拡張薬の使用による急性増悪の短期的管理によって薬理学的に管理される。これらの取り組みのいずれにも、処方薬の反復的かつ定期的な使用が必要である。コルチコステロイド抗炎症薬の高い用量は、慎重な管理が必要な重大な副作用を有し得る。さらに、ステロイド処置が効きにくい患者がいる。薬理学的管理に対する患者の薬剤服用順守に伴う困難および喘息の引き金となる刺激を避けるという困難が、喘息管理成功を阻む一般的な障害である。
現行の管理手法は、完全に成功するものでもなければ、副作用がないものでもない。現在、新しい喘息処置が、有望となりつつある。この処置は、気道平滑筋組織へのエネルギーの適用を含むものである。この処置に関するさらなる情報は、同一人に譲渡された特許文献1、特許文献2、特許文献3および特許文献4において見つけることができ、これらの各々の開示内容全体は、本明細書中に参考として援用される。
気道平滑筋組織へのエネルギーの付与には、処置装置の気管支通路への挿入を介して行われるとき、曲がりくねった生体構造を通るナビゲーションおよび様々なサイズの気管支通路を処置する能力が必要である。先に参照した特許および出願において論じられているように、RFエネルギー送達装置の使用は、気管支通路内の平滑筋組織を処置する1つの手段である。
図1Aは、気管支樹90を示す。本明細書で説明するように、肺の種々の区域を処置する装置は、曲がりくねった通路を通るナビゲーションを可能にする構造を有さなければならない。図示するように、細気管支92は、小形化し、左右の気管支94内へ延在する際にたくさんの枝分を有する。したがって、効率的な処置には、様々なサイズの気道を処置することができ、かつ、曲がりくねった生体構造を通り抜けた後に繰り返し展開されるときに適切に機能することができる種々の装置が必要である。
また、曲がりくねった生体構造には、処置装置に処置部の機械的起動(例えば、遠隔部位での処置素子の拡張)が必要なときに種々の課題がある。特に、手術者のハンドピースにて付与される力が装置の遠位端まで移動しなければならないということを考慮すると、部材を起動させようとすることが困難であり得る。手術者に掛かる極度の負担は、手術者が何回も装置の遠位端を起動させて生体構造の様々な部分を処置しなければならないのであれば、さらに強まる。一般的な装置が肺内の遠隔部位に前進させた後に捻られたとき、装置内の抵抗は、内部構成要素が互いに前に推し進められるのであれば増幅され得る。
また、注記事項として、高分子同士の摩擦は、金属の摩擦と異なる。大部分の高分子は、粘弾性であり、負荷が掛かると金属よりも大きく変形する。したがって、互いに当たるように2つの高分子を移動させるためにエネルギーまたは力を付与すると、高分子間の摩擦のかなりの部分は、非弾性ヒステリシスによるエネルギー損失となる。さらに、高分子間の粘着もまた、当該高分子間の摩擦において重要な役割を果たす。
ナビゲーションおよび部位へのアクセスに関する諸々の基本的な検討事項に加えて、処置部位での装置の配向および組織との接触という問題が存在する。多くの処置装置は、目標組織と接触するかまたは目標組織直近に配置される。しかも、処置装置の構造の変化は、装置の適切な整列または配向を妨げ得る。例えば、管腔内に展開される籠タイプのエネルギー移動素子を有する装置の場合、処置は、管腔周辺部周りでの籠素子の均一な接触から恩恵を受け得る。しかしながら、この場合、デザインまたは製造に変化があると、籠素子間の角度が均一ではない装置を製造する傾向があり得る。この問題は、装置の不完全な箇所が個々の構成要素の塑性変形を介して悪化するとき、装置の繰り返される起動および/または曲がりくねった生体構造の装置の通過の後に悪化する傾向がある。経験的に、部材が拡張(すなわち、隣接素子からの所望の角分離を維持しない)または反転(すなわち、外方に展開するのではなく内方に座屈する)しやすくなると、この問題は、手術者による注意を必要とせずに自己解決する見込みはないことがわかっている。その結果、手術者は、装置を患者から取り出し、調整した後に、処置を再開せざるを得ない。このような中断によって処置の時間が長くなる傾向がある。
一例として、同一人に譲渡された特許文献1では、空間(例えば、気道の管腔)をより良く満たすように拡張させることができる可撓性電極部材を有する装置を使用した喘息の処置が説明されており、この特許は本明細書中に参考として援用される。しかしながら、気道類の曲がりくねった性質により、装置の遠位端の著しい曲りおよび/または撓みが発生することがわかった。その結果、電極部材の間隔は、一様でない傾向があった。一部の極端な例においては、電極素子は、反転する傾向があり得、その場合、拡張するのではなく、電極脚部が、対向する脚部の後に反転する。
多くの処置装置については、エネルギー移動素子の歪みは、処置効果の変動性の原因となり得る。例えば、多くのRF装置は、組織の抵抗特性に基づいて組織を加熱する。電極と組織間の面接触の増減によって、接触地点で組織内を流れる電流量が増減されることが多い。これは、組織が加熱される度合いに直接影響を与える。また、類似の懸念事項が、抵抗加熱素子、除熱によって気道を冷却するのに使用される装置、または任意のエネルギー移動装置に関して生じ得る。事例数を問わず、エネルギー移動/組織境界面の変動性は、処置結果の変動性の原因となる。結果として起こる種々の危険は、非効率的な処置から患者創傷の可能性までに及ぶ。
さらに、大部分の医師は、移動素子と組織間の問題のない接触の確立がいかに重要であるかを認識している。したがって、移動素子が歪むと、手順時間が長くなり、そのときには、医師は、装置を調整して当該の歪みを補正または回避するために膨大な時間を費やす。このような措置は、適切な患者管理のために手順に利用可能な時間が限られる場合にはますます問題となる。
例えば、手順実施に備えて変化なく管理が持続された状態であるように患者に薬剤(例えば、鎮静剤または麻酔)増量が必要な場合、医師は、患者に過剰薬剤投与する危険よりもむしろ手順時間を制限し得る。その結果、医師は、患者を継続的に処置して手順を完了するのではなく、手順を2回又はそれ以上の回数に分けようとする可能性がある。必然的に、回数を増やすと、患者側にさらに、費用、任意の薬剤の残留効果、手順の非処置部分に及ぼす悪影響などにおける種々の結果が発生する。
上記に加えて、手順は一般的に観察器械タイプの装置を介して直接的な明視化状態で行われるために、処置区域間の重なり合いを最小限に抑えながら組織の次の隣接区域を処置することができるように、医師が処置区域を直に観察することが望ましくあり得る。あるいは、または組み合わせて、医師は、気管支鏡の光源は不十分であるかまたは妨げられるので、装置を気管支鏡から、明視可が困難な遠位気道内へ前進させ得る。したがって、観察器械によって行われる照明を補うか、または、医師がより良く処置区域を観察することを可能にする特定の波長の光で気道を照明する装置を提供する必要性がある。
以上に鑑みて、本明細書で説明する本発明の方法および装置は、気管支通路などの曲がりくねった生体構造を処置する改良形手段を提供する。注記事項として、本発明の装置の改良点は、生体構造の他の部分および肺での使用に有益であり得る。
(発明の要旨)
本発明は、気道または他の生体構造部を処置するように構成された装置を含み、特に、曲がりくねった生体構造において有用であり得る。本明細書で説明する装置は、能動素子と組織とを均一または予測可能に接触(またはほぼ接触)させて処置するように構成される。一般的に、本発明は、内科医の労力がほとんどもしくは全くなく、この結果を可能にする。したがって、本発明の種々の局面は、医療手順を実施する際の効果および効率を向上させる。効果および効率の向上は、比較的長尺の能動端部材を有する装置を使用する際に特に明らかである。
本発明は、気道または他の生体構造部を処置するように構成された装置を含み、特に、曲がりくねった生体構造において有用であり得る。本明細書で説明する装置は、能動素子と組織とを均一または予測可能に接触(またはほぼ接触)させて処置するように構成される。一般的に、本発明は、内科医の労力がほとんどもしくは全くなく、この結果を可能にする。したがって、本発明の種々の局面は、医療手順を実施する際の効果および効率を向上させる。効果および効率の向上は、比較的長尺の能動端部材を有する装置を使用する際に特に明らかである。
上記に鑑みて、本発明の変形例は、エネルギーを身体管腔に付与するようになっている少なくとも1つのエネルギー移動素子に結合される可撓性細長シャフトを含む、電源装置と共に使用されるカテーテルを含む。シャフトは、曲がりくねった生体構造を通るナビゲーションに適応する可撓性を有する。エネルギー移動素子を以下で説明するが、エネルギー移動素子には、籠タイプのデザイン、または、装置を特定の処置部位に前進させるのを補助するためにサイズまたはプロファイルの低減を可能にし、次いで、対象部位を適切に処置するために拡張され得る、他の拡張可能なデザインが含まれる。籠タイプのデザインは、拡張可能なバルーンまたは他の類似の構造体と組み合わせることができる。
本装置の種々の変形例は、近端と、体内に挿入されるように適合された遠端とを有し、曲がりくねった生体構造を通るナビゲーションに適応する可撓性を有する細長シースを含むことができ、シースは、貫通する通路を有し、通路は、シースの近端の少なくとも一部から遠端まで延在する潤滑性層を有する。シャフトは、シースの通路内に摺動可能に位置する。
本明細書中に記載される種々の変形例は、エネルギー移動素子を電源装置に結合するコネクタを含むことができる。コネクタは、当該用途において一般的に使用される任意のタイプのコネクタであり得る。さらに、コネクタは、カテーテルに配線で接続され、かつ遠隔電源装置に接続されるケーブルを含むことができる。あるいは、コネクタは、電源装置からのケーブルに接続されるインタフェースであり得る。
以下で説明するように、本装置の種々の変形例は、エネルギー移動素子を前進させるための、シースの遠端からのシャフトの遠位端の比較的弱い力による前進を可能するためにシャフトとシース間の摩擦を低減することを可能にする。
本発明のさらなる変形例は、拡張可能なエネルギー移動素子の構成要素の配向および/またはプロファイルを維持しながら、エネルギー移動素子の繰り返し可能な展開を可能にするデバイスを含む。このような例の1つには、各々の脚部が遠位端と近位端とを有し、各々の脚部が、脚部の全長を下回る撓み長さを有する複数の脚部を含むエネルギー移動籠を含む。脚部は、近整列構成要素と遠整列構成要素とに結合される。近整列構成要素は、整列構成要素の軸線に沿って延在する複数の近座を含む。近整列構成要素は、装置の細長シャフトに固定することができる。遠整列構成要素は、整列構成要素の軸線に沿って延在する複数の遠座を有することができ、その場合、複数の近座は、複数の遠座と整列している。本装置のこれらの変形例においては、各脚部の各遠位端は、遠整列構成要素の遠座内に入れ子にされ、各脚部の各近位端は、近整列構成要素の近座内に入れ子にされ、その結果、隣接脚部間の角度が隣接近座間の角度で決まり、各脚部の撓み長さは、近整列構成要素と遠整列構成要素との間の距離によって決まる。
これらの構成要素の一方または両方は、各脚部の撓み長さを制御する止めを含むことができる。このようなデザインでは、各脚部の撓みが均一である可能性が高まる。
本装置のさらなる変形例は、電源装置からのエネルギーを身体通路に送達する、曲がりくねった生体構造において使用されるカテーテルを含む。このようなカテーテルは、前進用の低減プロファイルおよび身体通路の表面に接触するための拡張プロファイルとを有する拡張可能なエネルギー移動素子と、近端および体内に挿入されるように適合された遠端とを有する細長シャフトとを含み、拡張可能なエネルギー移動素子が、シャフトの遠端に結合され、シャフトが、生体構造内の遠隔区域に接近するのに十分な長さを有する。このシャフトのデザインは、拡張可能なエネルギー移動素子を生体構造内で前進させるのに十分な支柱強度と、身体通路の表面に接触するように拡張されたときにエネルギー移動素子の自動調心を可能にする可撓性とを含む。
本発明のさらなる変形例においては、本装置および/またはシステムは、照明光源および/または電源装置を含むことができる。照明光源は、特定の用途によって、単一または複数の波長の光を提供するように構成することができる。例えば、本装置は、可視光または白色光である照明を提供するように構成することができる。照明は、赤色、緑色、青色、黄色などの単一の可視色、または組み合わせとすることができる。照明は、観察器械または観察器械の表示モニタ上の何らかのタイプのフィルタまたは他の当該の手段によって可視にされる非可視波長とすることができる。
組織が、特に、気道壁組織が、処置の結果として加熱されるとき、組織内のコラーゲン繊維は、その組織化を弛緩させてしまう。その結果、透過光および反射光を偏光する能力が変わる。場合によっては、温度によって偏光軸が変わる。これは、いわゆる複屈折の変化である。特定の場合においては、十分に高い温度まで加熱された組織は、光を偏光する能力を失い得る。したがって、照明は、処置対象組織を特定するために加熱コラーゲン繊維の区域を見せるように適合させることができる(例えば、先に論じた特許および米国特許第6,634,363号、米国特許出願公開第20020091379A1号で説明されている手順を用いて(これら特許の開示内容の両方は、本明細書中に参考として援用される))。医師が処置対象組織を特定することができるように、照明光源および/またはフィルタの様々な波長(赤外波長、紫外波長、並びに可視スペクトルを含むがこれらに限定されない)を使用することができる。
さらに、特定の波長は、赤色および橙色からの分離を行うことができる(例えば、590nm、570nm、470nmもしくは黄色、緑色、青色)。これらの色は、気道に用いられる場合によりよい区別を与え得る。
以下の図の各々は、本発明の種々の局面を図式で示す。図に示す種々の局面からの本発明の変形が企図される。
(詳細な説明)
了解事項として、以下の種々の例では肺の気道における種々の使用を論じる。しかしながら、特記のない限り、本発明は、肺での使用に限定されない。それどころか、本発明は、身体の様々な部分での適用可能性を有し得る。さらに、本発明は、本装置の種々の利益が望まれる様々な手順において使用され得る。
了解事項として、以下の種々の例では肺の気道における種々の使用を論じる。しかしながら、特記のない限り、本発明は、肺での使用に限定されない。それどころか、本発明は、身体の様々な部分での適用可能性を有し得る。さらに、本発明は、本装置の種々の利益が望まれる様々な手順において使用され得る。
図2Aは、本明細書で説明する装置と共に使用される、処置エネルギーを患者の組織に送達するシステム10の一例の概略図を示す。図示する変形例は、電源装置(例えば、エネルギー発生器12と、エネルギー発生器に結合された制御装置14と、制御装置14と通信しているユーザインタフェース面16とから成る)を有するシステム10を示す。注記事項として、本装置は、(同じまたは異なる構成要素を有する)様々なシステムと共に使用することができる。例えば、本装置の種々の変形例は、RFエネルギー送達装置として説明されるが、本装置の種々の変形例は、抵抗加熱システム、赤外加熱素子、マイクロ波エネルギーシステム、集束超音波、冷凍切除、または任意の他のエネルギー送達システムを含むことができる。注記事項として、説明する種々の装置は、処置標的にされた組織に接近するのに十分な長さを有するべきである。例えば、現在、説明する処置から患者が恩恵を受けるように気道を十分に処置するためには、直径がわずか3mmの気道を処置することが必要であると考えられている(しかしながら、注記事項として、本発明は、いかなる特定のサイズの気道にも限定されるものではなく、かつ、3mmを下回る気道を処置することができる)。したがって、肺を処置する種々の装置は、これらの気道を処置するためには、肺の十分な深部に到達するのに十分な長さでなければならない。したがって、肺での使用に使用されるように設計される本装置のシース/シャフトの長さは、標的気道に到達するために1.5フィート長と3フィート長の間であることが好ましい。
図2Aに示す特定のシステム10は、ユーザインタフェース並びに先に論じた喘息処置に有用な安全確保アルゴリズムを有するものである。このようなシステムに関するさらなる情報は、2005年4月21日出願の、「エネルギー送達用制御方法および装置」と題した米国特許仮出願第60/674,106号において見つけることができ、この特許の開示内容全体は、本明細書中に参考として援用される。
再び図2Aを参照すると、本明細書で説明する装置100の変形例は、可撓性シース102と、細長シャフト104(この例においては、シャフトは、シース102の遠位端から延出する)と、シース102の近位端に固定されたハンドルまたは他の手術者インタフェース106(任意)とを含む。装置100の遠位部分は、エネルギー移動素子108(例えば、電極、籠電極、抵抗加熱素子、凍結探針など)を含む。さらに、本装置は、このようなエネルギー送達装置に共通であるコネクタ110を含む。コネクタ110は、図示するように、ケーブル112の端部と一体化することができるか、または、コネクタ110は、別個のケーブル112を受け取るように嵌合させることができる。いずれの場合においても、本装置は、何らかのタイプのコネクタ110を介して電源装置に取り付けられるように構成される。また、装置の細長部分102および104は、市販の気管支鏡および内視鏡の作業管腔の通過を可能にするように構成かつサイズ決めすることができる。本明細書で論じるように、本装置は、内視鏡、気管支鏡、または類似の装置の内部で使用されることが多い。しかしながら、また、本装置は、操縦可能なカテーテルの有無を問わず、最小侵襲性手順でも開胸外科的手順でも、様々な視覚または画像化システムの案内の有無を問わず、体内へ前進させることができる。
また、図2Aは、本システムの種々の変形例において使用されるさらなる構成要素を示す。図示されているシステムは、RFタイプエネルギー送達システムとして示されているが、注記事項として、本発明は、このようなものと限定されるものではない。企図される様々な他のエネルギー送達構成は、以下で説明する種々の素子の一部を含むかまたは不要とすることができる。電源装置(通常、ユーザインタフェース部分16)は、装置100、戻り電極24(システム10が単極RF構成を採用する場合)、起動ペダル26(任意)用の接続部20、28、30を有する。また、電源装置および制御装置は、双極性RFエネルギー送達用に構成されたエネルギー移動素子にRFエネルギーを送達するように構成することができる。また、ユーザインタフェース16は、システムのセットアップおよび操作に関するユーザフィードバックのための視覚プロンプト32、60、68、74を含むことができる。また、ユーザインタフェース16は、本システムの構成要素の図形表現、音声トーン発生器、並びにシステム使用に関してユーザを支援する他の機能を採用することができる。
本システムの多くの変形例においては、制御装置14は、一般的に、システムおよびシステム構成要素からの情報を受理して、様々なアルゴリズムに従ってその情報を処理してネルギー発生器12を制御する制御信号を生成するように構成されるプロセッサ22を含む。また、プロセッサ22は、本システムによってモニタされているシステム状態、構成要素状態、手順状態、または任意の他の有用な情報をユーザに知らせるために、システム10およびシステム構成要素から情報を受理し、様々なアルゴリズムに従ってその情報を処理して、ユーザインタフェースの視覚表示器、デジタルディスプレイ、または音声トーン発生器に方向づけることができる情報信号を生成することができる。制御装置14のプロセッサ22は、デジタルICプロセッサ、アナログプロセッサ、または、制御アルゴリズムを実行する任意の他の適切な論理または制御システムであり得る。2005年4月21日出願の、「エネルギー送達のための制御方法および装置」と題した米国特許仮出願第60/674,106号の開示内容全体は、本明細書中に参考として援用される。
図2Bは、エネルギー移動素子108の一例を示す。この例においては、エネルギー移動素子108は、直径方向での籠の拡張のための起動を必要とする「籠タイプ」の構成である。このような特徴は、処置を必要とすると考えられる気管支通路サイズの変動のために、管腔間でまたは肺などの生体構造において本装置が使用されるときに有用である。図示するように、籠は、電極(図示せず)を担持するいくつかのアーム120を含む。この変形例においては、アーム120は、近位端にて細長シャフト104に取り付けられ、一方、アーム120の遠位端は、遠位先端部122に取り付けられる。籠108を起動するために、遠位先端部122と細長シース104との間でのアーム120の圧縮を可能にするようにワイヤまたはつなぎケーブル124が遠位先端部122に取り付けられる。
また、図2Bは、装置100を前進させて気管支鏡18の作業チャンネル32に通すように示している。気管支鏡18は、手順を支援することができるが、装置100は、直接的な挿入を介して、または、他の挿入手段を介しても使用することができる。
先に説明したように、本明細書で説明する装置の一部の変形例は、体の遠隔部分(例えば、直径約3mmの気管支通路)に到達するのに十分な長さを有する。図3Aから図3Gは、本装置の籠または他のエネルギー移動素子の起動に必要とされる力を低減する様々な構成を示す。
図3Aは、シース102と細長シャフト104とから切り取られた断面を示す。図示するように、シース102は、外層126と、潤滑性内層128とを含む。外層126は、ナイロン、PTFEなどの一般的に公知の高分子であり得る。本明細書で論じる潤滑性層128は、潤滑性高分子(例えば、HDPE、ヒドロゲル、ポリテトラフルオロエチレン)を含み得る。一般的に、潤滑性層128は、シャフト104との最適な組み合わさりが得られるように選択される。高分子の組み合わさりを選択する1つの手段は、2つの接触層間のギブス表面エネルギーの差を最大限にすることである。また、このような高分子は、潤滑性層128に外層126と異なる弾性係数を与えるように選ぶことができる。例えば、潤滑性層128の係数は、外層126の係数よりも高くても低くてもよい。
あるいは、または組み合わせで、潤滑性層は、シャフト104とシース102の界面に被覆または噴霧される流体または液体(例えば、シリコーン、石油ベースのオイル、食品ベースのオイル、生理食塩水など)を含むことができる。被覆は、製造時または使用時に施すことができる。さらに、潤滑性層128は、高分子のバルク特性に影響を与えずに高分子の表面特性が変わるように処理される高分子を含むことさえもできる(例えば、高分子、フルオロ高分子、および他の材料に対するプラズマ表面改質を介して)。この処理の別の特徴は、抗菌性/殺菌性を提供する物質で装置の表面を処理することである。
本発明の1つの変形例においては、シャフト104および/またはシース102は、拡張可能なエネルギー移動素子を生体構造内で前進させるのに十分な支柱強度を提供する材料から選択される。さらに、シャフト/シースの材料およびデザインもしくは材料またはデザインは、エネルギー移動素子が、身体通路の表面に接触するように拡張されたときに本質的に自己整列または自動調心させる可撓性を可能にする。例えば、前進させて曲がりくねった生体構造に通すとき、この変形例の可撓性は、エネルギー移動素子が拡張したときにシャフトおよび/またはシースが変形してエネルギー移動素子の自動調心を可能にするのに十分なものであるべきである。注記事項として、本明細書で説明する他の材料の選択および/またはデザインは、本発明のこの特徴の提供を支援する。
また、図3Aは、本装置において使用されるシャフト104の変形例を示す。この変形例においては、シャフト104は、波形面130を含む。波形面130は、任意の隣接面と面接触が行われる区域の低減を引き起こすリブ付き、テクスチャード加工、スカラップ飾り加工、溝付き、リブ付き、アンダーカット、多角形、または任意の類似の外形形状を含むことができると想定されている。波形面130は、シャフト104の一部または全長を覆うように延在することができる。さらに、波形の形状は、シャフト104に沿った様々な地点で変わることができる。
また、シャフト104は、1つまたはそれ以上の管腔132、134を含むことができる。一般的に、電力をエネルギー移動素子(以下で論じる)を送達するには1つの管腔で十分である。しかしながら、図示される変形例においては、シャフトは、本装置のさらなる特徴を支持するためにさらなる管腔(管腔134など)から恩恵を受けることもできる(例えば、温度感知素子、圧力センサまたは流体センサなどの他のセンサ素子、異なるセンサリード線についての異なる管腔の利用、流体送達または吸引など)。さらに、管腔を使用して、流体を送達するかまたは流体を吸引して、通路内の水分管理を補助することができる。このような管理は、電極の組織との電気的結合を最適化することができる(例えば、インピーダンスを変えることなど)。本装置は曲がりくねった生体構造における使用に適することから、シャフト104の変形例は、シャフト軸線を中心として対称に形成される管腔134を有することができる。図示するように、さらなる管腔134は、シャフト104を中心として対称である。この構成は、シャフト104に、シャフト104が任意の1つの特定方向への撓みまたは曲げを受け難くすることを補助する断面での対称を提供するものである。
図3Bは、シース102が外層126と潤滑性層128とを含む別の変形例を示す。しかしながら、この変形例においては、潤滑性層128は、波形面136も含む。注記事項として、シース102とシャフト104の任意の組み合わせは、波形面を有することができる。
図3Cは、本装置と共に使用されるシース102の構成のさらなる別の局面を示す。この変形例においては、シース102は、外層126と、1つまたはそれ以上の中間層138とを有する多層構造を含む。中間層138は、外層特性と潤滑性層特性との間を移行する特性を有して内層と外層との結合を向上させるように選択することができる。あるいは、中間層138は、本装置の支柱強度を補助するように選択することができる。中間層の例としては、Plexar PX 306、Plexar PX 3060および/またはPlexar PX 3080が挙げられる。
図3Dは、シャフト外面が潤滑性層140を含む、本明細書で説明する装置と共に使用されるシャフト104の変形例を示す。図示するように、シャフト外面は、必要に応じて波形面130を有することができる。図3Eから図3Gは、波形面のさらなる変形例を示す。図3Eおよび図3Fに示すように、シース102およびシャフト104のいずれかまたは両方は、表面を中断することで形成される波形面を有することができる。当然のことながら、他の方法で異なる形状および構成を作ることができる。図3Gは、シース102がシース/シャフトの表面を分離する突出部またはスペーサ142を含む変形例を示す。
図4Aから図4Dは、本発明の装置のいずれかと共に組み込むことができるさらに別の特徴を示す。図4Aは、整列構成要素150の例を示す。この変形例においては、整列構成要素150は、電極アーム(図示せず)を入れ子にする複数の座152を含む。本明細書で論じるように、座152は、アームの角間隔の制御の向上を可能にする。さらに、座152は、籠タイプの装置のアームの各々の撓み長さが均一である(各アームの公差が異なっていても)装置のデザインを可能にする。整列構成要素150は、4つの座152を有するように示されているが、任意の数の座を採用することができる。
整列構成要素150は、止め154も含む。止め154は、以下で論じるように、アーム配置の基準ガイドの役目をする。この変形例においては、止め154は、端部分158の表面から形成される。この端部分158は、一般的に、整列構成要素150を本装置のシース/シャフト(またはその内部)に固定するのに使用される。整列構成要素150は、通し穴もしくは管腔156を必要に応じて含むことができる。
図4Bは、整列構成要素152の別の変形例を示す。この変形例は、図4Aに示す変形例と類似のものであり、相違点は、端部分158の長さである。構成要素150が本装置の遠位端で使用されるとき、より小さい端部分158を必要に応じて採用することができる。このような場合、端部分158は、シースまたはシャフトに取り付けることができないかもしれない。さらに、端部分158は、必要に応じて、例えば、丸味をつけて、本装置の端部によって引き起こされ得る組織創傷を最小限に抑えることができる。
本発明の整列構成要素150は、機械加工、成形によって、または、突出プロファイルを長さに合わせて切断することによって、様々な高分子(ナイロンまたは医療装置において一般的に使用される任意の他の高分子など)で作製することができる。このデザインの1つの特徴は、脚部間の絶縁であり、また、脚部間の絶縁は、整列構成要素にセラミック材料を採用する本発明の変形例を用いて得ることができる。しかしながら、本発明の1つの変形例においては、整列構成要素は、隣接電極脚部間に導電性を提供するように、導電材(例えば、ステンレス鋼、導電材が取り込まれた高分子または金属化セラミック)で作製することができる。このような場合、電源装置は、整列構成要素に結合することができ、整列構成要素は、その後、その構成要素と接触した状態で配置される脚部の全てを電気的に結合する。脚部は、導電接着剤で、あるいは脚部を整列構成要素に半田付けまたは溶接することで、導電整列構成要素に取り付けることができる。これは、脚部と整列構成要素形態が1つの金属片から形成されるのを妨げるものではない。
本発明の種々の装置は、1つまたはそれ以上の整列構成要素を有することができる。一般的に、整列構成要素は、同じサイズであり、かつ/または座の角間隔は、同じである。しかしながら、種々の変形例は、異なるサイズおよび/または異なる角間隔の整列構成要素を必要とし得る。本発明の別の変形例は、螺旋形のエネルギー送達素子を形成するように、本装置の軸線に対して角度を成して座を有するべきである。
図4Cは、整列構成要素150の別の変形例を示す。この変形例においては、整列構成要素150は、4つの座152を含む。この変形例は、構成要素150の表面から突出する整列止め154を含む。さらに、整列構成要素150の端部分158は、また、構成要素とシース/シャフトとの連結強度を向上させることができる断面を有する。この場合、端部分158は、シース/シャフトの圧着を可能にする。図示するように、端部分158の右にある半径方向の突出部178は、シャフトとの整列構成要素の熱接合を可能にするように必要に応じて含めることができる。この場合、シャフトは、整列構成要素の融点を下回る融点を有する高分子であり得る。同軸であるように制約されるとき、熱、必要であれば、軸方向の圧力を付与してこれらの2つの構成要素を結合することができる。
図4Dは、電極脚部160のノッチ162を保持する突出部タイプの止め154を示す。電極脚部160を固定するこの方法によって、「冗長タイプ」の継手が得られる。1つの例においては、脚部160は、スリーブ内での接着剤の使用の有無を問わず、脚部160も整列構成要素150も覆うように配置されるスリーブ(図示せず)で、整列構成要素150に固定される。脚部160のノッチ162は、突出部タイプの止め154周りに設置される。その結果、ノッチと止めの境界面は、脚部が本装置から引っ張られるのを防止するとともに、脚部の近位端または近端が本装置から分離されるのを防止するのに特に有用である。注記事項として、この安全上の特徴は、脚部の近位端/近端が分離して生体構造の通路に掛止される場合には本装置を通路から撤去することが困難または不可能であり得ることを考慮するときに特に重要である。このような不良には、重大な医療的な介入が必要となり得る。
図4Eは、近/近位整列構成要素144および遠/遠位整列構成要素146に固定される脚部160の一例を示す。図示するように、脚部160は、絶縁部分164および電極を形成する露出部分166とを有することができる。脚部160の近端および遠端は、それぞれの整列構成要素144、146に固定される。この例においては、スリーブ168および170は、脚部および整列構成要素を覆う。先に説明したように、これらの整列構成要素の一方または両方は、電力を電極に提供するために導電性であり得る。さらに、接着剤(例えば、シアノアクリレート、UV硬化アクリル、エポキシ、または任意の当該の接着剤)を使用して脚部を構成要素に固定することもできる。
さらに、整列構成要素は、スリーブが整列構成要素上にプレス嵌めまたはスナップ嵌めされてスリーブを整列構成要素に接着接合しなくて済むように設計することができる。図4Fは、端部分セグメント184を創出するための1つまたはそれ以上のスロット186を有する整列構成要素150の端部分の斜視図を示す。スロット186は、端部分を覆うように行われるスリーブもしくはハイポチューブ(近スリーブ168または遠スリーブ170)の摺動を可能にするための端部分セグメント184の偏向を可能にする。図4Gは、図4Fの構成要素150の断面図を示す。図示するように、端部分セグメント184を覆うように前進されると、スリーブもしくはハイポチューブは、構成要素150に固定された状態となる。スリーブを所定の位置に係止するために、インサートまたはワイヤ部材124(図示せず)が通し穴もしくは管腔156に入れられる。インサートまたはワイヤ部材は、端部分セグメント184の内方の偏向を防止することによって、確実に、スリーブもしくはハイポチューブが構成要素150に固定されたままにする。
図5Aは、整列構成要素144、146に取り付けられた2つの脚部160の断面図を示す。シースおよびシャフトは、明瞭さを期すために省略されている。脚部160の撓み長さ164は、近位端および遠位端が互いに近づけられたときに脚部が撓むことができる整列構成要素144、146間の長さとして定義される。先に説明したように、整列構成要素は、たとえ脚部長が変動しても、脚部160の撓み長さ164が均一であることを可能にする。撓み長さ164は、本質的に最長脚部によって設定され、これより短い脚部は、整列構成要素144、146の止め154の間で浮くことができる。脚部160が反転するのを防止するさらなる対策として、スリーブ168および170の長さは、それぞれの整列構成要素144、146の長さを下回るように選択することができる(図で示す通り)。脚部が外方に偏向する傾向は、スリーブ長を上記のように選択することによって改善することができる。脚部160が拡張すると、その内側はそれぞれの座によって支持されるが、外側では支持されない。さらなる別の変形例においては、座は、傾斜してアームが所望の方向に偏向しやすくする。例えば、図5Cに示すように、座152は、図示するように傾斜して脚部160が外方に偏向しやすくし得る。このような構造は、機械加工によってか、またはカテーテル軸線の方向に成形部分を抜き取ることによって、達成することができる。図5Dに示すように、脚部は、脚部が外方に撓みやすくするわずかな曲げまたは形状を有することができる。
図5Bは、拡張状態での図5Aの変形例を示す。図示するように、本装置は、近整列構成要素144に対する遠整列構成要素146の動きを可能にするワイヤ124または他の類似の部材を有することができる。本明細書で説明するように、ワイヤ124は、電力を本装置の電極に提供するために導電性であり得る。また、図5Bは、本装置端部のボール状先端部148を示す。ボール状先端部148は、ワイヤ124を固定しそして本装置に非外傷性先端部を提供する手段の役目をすることができる。
ワイヤ124の変形例としては、組編ワイヤまたはコイル状ワイヤを挙げることができる。ワイヤは、高分子被覆処理または他の方法で処理して、本装置を絶縁するかまたは本装置内でのより容易な動きが得られるように湿潤性を増大することができる。
エネルギー移動素子108を拡張させるために、ワイヤ124をハンドル106に固定して(図2Aに示すような)スライド機構114で起動させることができる。代替デザインにおいては、ワイヤ124は、ハンドル106とエネルギー移動素子108の遠位端との間に固定することができる。このような場合、スライド機構114をシャフト104に固定することができる。スライド機構114が移動すると、シャフトがエネルギー移動素子の遠位端(ワイヤ124に固定)に対してエネルギー移動素子の近位端(シャフトに固定)の動きを引き起こすので、素子108の拡張が引き起こされる。さらなる変形例においては、スライド機構114の動きは、2つの結果、すなわち、1)、シースからエネルギー移動素子を前進させて、2)その後、エネルギー移動素子を拡張させることをもたらすことができる。このような構造は、1999年11月8日出願の米国特許出願第09/436,455号で開示されており、この特許の開示内容全体は、本明細書中に参考として援用される。
図6Aは、脚部160が予め決定された形状を有するエネルギー移動素子108の変形例を示す。この形状は、特定の用途のために必要とされるように選択することができる。図示するように、所定の形状では、組織の長い部分の処置に有用であり得る電極166の特定の長さが得られる。
図6Bは、エネルギー移動素子108の別の変形例を示す。この変形例においては、脚部160は、シース102の開口部180から延出する(他の変形例においては、脚部は、シャフトの開口部から延出することができる)。したがって、本装置の整列構成要素および他の部分が、シース102内に位置する。
図6Cは、エネルギー移動素子108のさらなる別の変形例を示す。この変形例においては、籠は、近位端にて連結され、遠位端にて開状態である。電極脚部160は、単一の整列構成要素150を有するのみである。導電部材(もしくはワイヤ)は、シャフト104内に位置し得る。この変形例においては、シース102からのエネルギー移動素子108の前進によって、素子の拡張が引き起こされる。エネルギー移動素子は、シースから前進させたときに外方に湾曲しやすくされ得るか、もしくはばね付勢させることができる。
図7Aは、エネルギー素子180が電極脚部160周りに巻きつけられているる脚部160の例を示す。この例においては、エネルギー素子182では、伝導加温が用いられ、脚部160周りに巻きつけられている抵抗加熱素子を含む。図7Bは、籠脚部160に取り付けられたRF電極を有する本発明の変形例を示す。RF電極は、留め具を使用して籠脚部160に取り付けることができる。例えば、電極は、熱収縮留め具(例えば、PETまたはポリエチレン管材などの高分子材料)を使用して取り付けることができる。あるいは、先に論じたように、脚部全体は、導電媒質であり得、電極部分を非絶縁状態のままにしながら、非導電被覆が脚部の大部分を絶縁する。エネルギー移動素子構成のさらなる例としては、対双極性電極があり、対双極性電極では、対が、脚部対脚部であるかまたは各脚部内であり、対電極の大きなマトリクスが様々な拡張部材(バルーン、機構、など)に固定される。
図7Cは、本装置の電極166または脚部に取り付けられた熱電対リード線172を有する本発明の変形例を示す。リード線は、半田付け、溶接、または他の方法で取り付けることができる。本発明のこの変形例は、別個の接合部にて脚部160と電気通信している状態で取り付けられた熱電対174の両方のリード線172を示す(または、リード線は、分離することができるが、各連結部上の半田は、実際には共に流れる)。この場合、温度センサが、脚部表面にある。この変形例は、いずれかの接合部が外れ、回路が開状態になって熱電対174が温度の読み取りを停止する場合に安全確保手段を提供する。このような状態は、電源装置を介してモニタして、システムの安全な操業停止を可能にすることができる。
熱電対リード線間のエネルギー移動素子における温度勾配を最小限に抑えるために共に近くに熱電対のリード線を間隔を置いて配置することによって、エネルギー移動素子内で発生した熱電対電圧が測定精度を損なわない。リード線は、極力、共に近くに間隔を置いて配置しても、エネルギー移動素子との固有の接合部を形成するようにギャップを維持することができる。本装置の別の変形例においては、熱電対リード線は、エネルギー移動素子の組織と接触する領域に沿ってどこにでも間隔を置いて配置することができる。あるいは、または、組み合わせで、リード線は、実質的に真っ直ぐなままである電極の部分に沿って間隔を置いて配置することができる。また、固有の接合部は、本装置に付着された非固有の接合部に付随する導電率誤差を最小限に抑えるので、エネルギー移動素子の表面温度を測定するより正確な方法を提供する。
熱電対リード線は、脚部または電極の内部に取り付けることができる。このような構成によって、本装置が拡張して組織に当たったときに熱電対が保護されると共に、潜在的な創傷から組織が保護される。本装置は、同じ継手を有するような熱電対リード線の両方を含むこともできる。
本発明の種々の装置は、様々な温度感知素子(熱電対は、ほんの一例に過ぎず、その他には、赤外線センサ、サーミスタ、抵抗温度検知器(RTD)、あるいは温度または温度の変化を検出することができる任意の他の構成要素がある)を使用することができる。温度検出素子は、単一の脚部に設置されても、複数の脚部に設置されても、脚部の全てに設置されてもよい。
また、本発明は、分岐気道または他の身体通路間の非整列に備えて調整される接合部を組み込むことができる、この接合部は、本明細書で説明する他の特徴に加えて採用することができる。図8Aは、気道の整列を綿密に適合させるために本装置の整列を可能にするこのような接合部176を有する装置100を示す。注記事項として、本特徴は、また、通路および処置部位が角度差を有することとは異なってずれている場合に有益である。
接合部176は、実質的に一様な組織接触が得られるように本装置の残り部分との能動素子108の軸線の整列を不要にする一助となる。接合部は、継手、湾曲部、または同等の手段であり得る。例の非網羅的リストを以下に提示する。
エネルギー移動素子の脚部160は、様々な形状を有することができる。例えば、形状は、断面が円形、丸みを帯びた形状、または多角形とすることができる。さらに、各脚部は、その軸線に沿って断面を変えて、例えば、各脚部の遠位部分および近位部分よりも、断面が小さいまたは大きい電極を提供し得る。これであれば、様々なエネルギー送達特性および曲げ特性が得られて、より長いかまたはより広い電極構成を採用し得るように、デザインを改善することができる。例えば、図7Dに示すように、脚部160の電極部分166の断面厚みが脚部の遠位部分および近位部分の断面厚みを上回る場合、脚部の電極区域を平坦にしたまま、脚部が遠位区分および近位区分において外方に撓みやすくされ、潜在的に組織との接触が改善される。
接合部が可能にする作用に関して、この作用によって、本装置の遠位端が、接近通路の整列に関係なく、処置対象の空洞または通路と自己整列することができる。図8Aは、接近通路および処置対象通路が角度α分だけ非整列である場合の例を示す。図8Bに示す例においては、非整列角度αは、図8Aに示す角度より大きい。しかも、処置装置100のエネルギー移動素子108は、実質的に標的区域と整列したままである。
図8Cおよび図8Dは、接合部176のさらなる変形例を示す。この変形例においては、接合部176は、補強部材230で補強することができる。補強部材は、曲がりくねった生体構造を通り抜けるためのある程度の可撓性を有することができるが、その可撓性は、接合部176を下回る。図8Cに示すように、補強部材230は、好ましくは、本装置の挿入、撤去、およびナビゲーションに向けて装置シャフト104を整列位置に維持する。所望されるとき、補強部材230は、図8Dに示すように接合部176から撤去することができる。したがって、撤去の際には、本装置は、所望通りに自由に撓むもしくは配向することができる。さらに、補強部材は、本装置を再位置決めまたは目標部位から撤去するとき、接合部176内に再度挿入することができる。さらなる種々の変形例においては、補強部材を本装置/接合部の外部に設置することができることが企図される。
図9Aから図9Iは、本明細書で説明する装置内で使用されるさらなる接合部を示す。これらの例について、図9Aは、ばねの複数の巻きまたはコイル200の形の接合部176を示す。コイルは、3次元の自由度での撓みを与え、任意の方向における本発明の装置の能動端部の再整列を可能にする。言うまでもなく、単純なヒンジまたは自在継手も採用することができる。
接合部(ばね接合部であるか、何らかの他の構造体であるかを問わず)の長さは、変動し得る。その長さは、システム直径全体に左右され得る。また、所望される順応性の度合いに左右され得る。例えば、有効接合部長が長いほど(さらなる巻きを付けてコイルを延長することによって実施)、接合部は、剛性が低下するもしくは「揺れ」やすくなる。
いずれの場合においても、接合部は、接合部に隣接する装置構造体と実質的に同じ直径を有することが所望され得る。このようにすると、より非外傷性のシステムが提供され得る。また、この点に関して、また、開放または開放可能な構造体を含む場合にはスリーブまたは被層で接合部を封入することが所望され得る。図8Aおよび図8Bに示す接合部176は、覆われた状態で示されている。被層は、接合部機能を損ない得る体液または細片で継手を汚すのを回避する一助となることができる。
接合部のある種のものは、本質的に保護される。図9Bに示す接合部176は、隣接する区分と異なる可撓性またはジュロメーターを有する高分子栓220または高分子の区分を含む。別個の高分子片を採用しなければならないとき、隣接する構造体に化学的に、接着剤で、または熱溶接で固着することができ、接合部が一体的に形成されているときには、選択的な加硫または補強によって(編組、または複合構造体を形成する他の手段によってさえ)これを達成することができる。一般的に、注記事項として、高分子片同士の任意の連結または提供される構造は、当業者に公知である種々の方法によって生成することができる。
図9に示す接合部176については、本装置の本体から種々の材料区分を除去することで形成される。接合部にて形成された開口部218は、空のままにされても、覆われた状態にされても、より適合した材料で充填されてもよい。また、図9Dは、可撓性が増すように幾つもの開口部が提供される接合部176を示す。ここでは、開口部218は、一種の撓み自在継手を形成するために互いにずれている。図9Cまたは図9Dに示すいずれかの接合部変形例においては、開口部のサイズ、数、形状などは、所望通りに変更もしくは調整することができる。
図9Eは、複数のひだ216を含む蛇腹の形である接合部176を示す。ここでも、ひだの数などは、所望の性能を達成するように変えることができる。
図9Fの接合部176は、真の「継手」構成を示す。この場合、ボール204およびソケット206によって実現される自在継手である。これらの要素は、固定ワイヤ208で、可能であれば、キャップ210付きで共に保持することができる。他の構成も可能である。
図9Gは、直径を小さくした区分202の形である接合部176を示す。この変形例では、接合部での慣性モーメントの減少によってより大きな可撓性が実現されている。区分202が一体形成されるが、図9Hの関連の接合部176は、シャフト104上に接合部の露出区分214を有するハイポチューブもしくはワイヤ212で形成される。本発明の種々の変形例によって、本装置の残りの部分および/または装置のシャフトと比較して、曲げ慣性モーメントが低減された区分を有する接合部が可能になる。曲げ慣性モーメントの低減を達成することができる方法は、いくらでもある。例えば、直径が小さくなった区域、より低い係数を有する材料の区分、異なる形状を有する区分、撓み可能な継手構造体などが存在し得る。本明細書で開示する本発明を見る当業者に容易に明らかになる曲げモーメントを低減するさらなる方法が数多くあることに注意されたい。
接合部のさらに別の例を図9Iに示す。ここでは、接合部176は、複数のワイヤ222、224、226を含む。1つの変形例においては、ワイヤは、単に接合部の可撓性を増すだけである。別の変形例においては、ワイヤは、「能動」もしくは「動的」接合部の役目をする。本装置の遠位端を物理的に操縦するように互いに対してワイヤ群を調整することができる。この接合部は、適切なユーザインタフェース、特に、ジョイスティックなど、完全な3次元または回転の自由度を可能にするユーザインタフェースを用いて手動で操作することができるか、または、適切なハードウェアおよびソフトウェアコントロールを用いて自動で制御することができる。言うまでもなく、他の「動的」接合部も可能である。
図9Jは、シャフト104の区分間に外部スリーブ262を採用する別の継手構成176を示す。遠位籠などを起動する移動可能なワイヤ124も示す。ワイヤとスリーブとの間の間隔は、図示するように開放されたままとするか、または可撓性高分子264(低ジュロメーターウレタン、粘弾性材料など)で充填することができる。必要なものではないが、内部部材を提供すると、システムの押しやすさを向上させることができる。スリーブ自体は、一般的に、高分子スリーブである。PET管材などの熱収縮材であり得、いずれかのカテーテル本体部分と一体形成して他方を覆うようにプレス嵌めまたはスリップ嵌めして接着することができる。
接合部の別の変形例は、シャフト104が「揺れる」(すなわち、ナビゲーションのために本装置が押し可能であるのに十分な支柱強度がない)種々の接合部変形例を含む。図10Aにおいては、つなぎケーブル232は、エネルギー移動素子108を装置100のシャフト104に連結する。つなぎケーブルは、単に可撓性ワイヤまたはケーブルを含むことができ、複数のリンクなどを含むことができる。また、本発明のつなぎケーブルの変形例は、本装置と身体との間の相対運動(例えば、呼吸による周期的な動き、他の筋肉の収縮など)に適応する。つなぎケーブルは、ユーザが希望してつなぎケーブルまたはシースを使用して本装置を引き戻したりまたは押し進めたりしない限り、本装置が、意図された処置場所に対して動くことを可能にする。つなぎケーブルは、エネルギー移動素子108の近端にて整列構成要素(図示せず)を有することができる。
このような装置を処置部位までナビゲートするため、エネルギー移動素子108およびつなぎケーブル232は、シース102の隣またはシース102内とすることができる。このようにして、シースによって提供される支柱強度は、被験体の生体構造内での能動部材の前進を可能にする。
図10Bに示す装置をナビゲートするために同じ作用が必要とされる。しかしながら、本発明のこの変形例における相違点は、「つなぎケーブル」が実際は高い可撓性を有する104の連続部であるという点である。この場合、装置のシャフト104が、厚いまたは補強された壁部を伴って示されている。このような装置においては、シャフトは、この装置に対する圧縮負荷を遠位端まで戻す。
図10Bの装置と同様に、図10Cおよび図10Dの装置は、高い可撓性を有するシャフト104を有する。しかしながら、補剛外部シースではなくて、本装置は、シャフト104の管腔内で補剛閉塞物230を採用することができる。図10Cに示すように、閉塞物230が管腔を満たすと、本装置は、比較的真っ直ぐもしくは張りの強いものとなっている。シャフトが図10Dに示すように引かれると、本装置の遠位端は、「揺れ」状態か、または、被験体の生体構造に容易に従う。シャフトが実質的に本装置の端部まで前進された状態で、ナビゲーションがし易くなる。引かれると、本発明の局面に従って適合性の区分が得られる。
図11Aから図11Cは、処置装置が照明光源242を装備する本発明の本発明のさらなる別の局面を示す。先に説明したように、照明光源242は、本装置が観察器械なしに使用されるときにさらなる光を提供するように、または、観察器械の照明を補うように、構成することができる。本発明の種々の変形例としては、光エネルギーを本装置の外部で生成する(例えば、ファイバまたは他のタイプの光導体を介して)照明電源装置240に結合される1つまたはそれ以上の照明光源242を有する装置を挙げることができる。あるいは、または組み合わせで、照明光源242は、本装置の遠位部分にて(例えば、発光ダイオードなどを介して)光を生成することができる。図11は、照明電源装置240が制御装置およびエネルギー発生器と別個であると示しているが、照明電源装置240は、制御装置またはエネルギー発生器に一体化することができることに注意されたい。
図11Aは、照明電源装置240と1つまたはそれ以上の照明光源242を有する装置とを追加した、先の図2Aに示すような本発明によるシステムの変形例を示す。先に説明したように、別個の照明電源装置240は、このシステムの他の構成要素(例えば、装置制御装置、発電器など)と共に照明電源装置240を組み込むことができるので任意である。
図11Bは、図8Aに示すような装置の変形例を示す。しかしながら、この変形例においては、本装置は、照明光源242を含む。図示するように、照明光源242は、本装置の先端部122に、シャフト104上に、シース102上に、エネルギー移動素子上に(図11Cに示すように)、または、その任意の組み合わせで位置することができる。例示していないが、照明光源は、籠部材108の中心ワイヤ124上にまたは籠部材108の中心ワイヤ124に隣接して設置することができる。例えば、LEDをワイヤ上に設置することができるか、または、光ファイバをワイヤ124に隣接して設置するかまたはワイヤ124周りに巻くことができる。あるいは、フィラメントまたは他の類似のタイプの構成要素をワイヤに類似の方法で取り付けることができ、その場合、フィラメントは、特定の波長の光を生成する。
図11Cは、脚部上に設置される照明光源242を追加して、先の図4Eに示すような籠脚部の変形例の一例のみを示す。先の場合の各々においては、照明光源242は、本装置を通って照明光源242にて終端するファイバタイプの素子の端部であり得る(あるいは、または組み合わせで、この変形例は、レンズまたはカバーをファイバの終端部に含むことができる)。また、照明源は、エネルギーもしくは光を放出する構成要素(発光ダイオードなど)を含むことができる。
さらに、照明光源242は、本装置の単一の側面上に設置することができるか、または、気道の全ての壁部が照明されるように配置することができることが企図されている。
注記事項として、本装置の様々な変形例は、単一の照明光源242または複数の照明光源242を含むことができる。照明光源242は、特定の用途によって、単一の波長の光または複数の波長の光を提供するように構成することができる。例えば、本装置は、可視光、もしくは白色光である照明を提供するように構成することができる。照明は、赤色、緑色、青色、黄色などの単一の可視色、または組み合わせとすることができる。照明は、観察器械または観察器械用表示モニタ上の何らかのタイプのフィルタまたは他の当該の手段によって可視にされる非可視波長とすることができる。
本発明の種々の変形例は、照明光源の照準を後方に定めるかまたは後方に照明光源を位置決めして、観察器械による集光、LEDおよびトレースを担持するためのフレキシブル回路の使用、非外傷性遠位先端部としてのLEDレンズキャップの使用を補助することを含む。
さらに、特定の波長(例えば590nm、570nm、470nmもしくは黄色、緑色、および青色)は、赤色および橙色から分離することができる。これらの色は、気道内で使用時により良く区別することができる。発光ダイオード(LED)を使用する本発明の種々の変形例においては、発光ダイオードは、2mmの作業チャンネル内に嵌合されなければならない装置に適するサイズを有する表面取り付け構成で市販で入手することができる。例えば、www.kingbright−led.com、表面取り付けLEDパッケージ、APHHS1005を参照されたい。
最低限でも、LEDは、医師が、白くなっているか、または、エネルギーの適用によって他の方法でマーキングされる組織など、気道内の処置区域を特定することをより簡単にすることができる。これらの場合、この組織の反射率は、周辺区域と異なり得る。
また、本発明は、偏光フィルタまたは偏光ファイバと共に使用して、処置組織と未処置組織を区別することができる。円偏光フィルタの使用は、このような場合には、フィルタの回転を不要にするために好適であり得る。さらなる別の取り組みにおいては、照明電源装置/光源は、固体レーザまたは光学レーザなどのコヒーレンス光源を使用することができる。固体レーザの場合、レーザ源は、ファイバを介して伝達されるのではなく、実際に本装置の遠位端に設置することができる。
さらに、気管支鏡端部に取り付けられたCCDチップからの画像のデジタル(電子)フィルタ処理を使用することにより、所望の波長に向けたフィルタ処理を可能にすることができ、および/または画像を増幅して識別を可能にすることができる。さらに、本システムが広帯域の波長を含む光を送達する限り、電子または手作業によるフィルタ処理は、あらゆる望ましくない成分の除去を可能にすることができる。さらなる変形例においては、フィルタは、本装置の端部に設置することができる。
本発明のその他の詳細については、当該技術分野の当業者のレベル内で、種々の材料および種々の製造法を採用することができる。同じことが、一般的にまたは論理的に採用されるさらなる行為という点で、本発明の方法に基づく種々の局面に関して当てはまると考えられる。さらに、必要に応じて様々な特徴を組み込んでいくつかの例を参照しながら本発明を説明したが、本発明は、本発明の各変形例について企図されているように説明するかまたは示すものに限定すべきではない。
本発明の真の主旨および範囲から逸脱することなく、説明した本発明には様々な変更を行うことができ、かつ、種々の均等物(本明細書で説明されているか、ある程度の簡潔さを期すために含まれていないかを問わず)を代用することができる。
可能な場合には、各実施形態の種々の局面の種々の組み合わせ、または実施形態自体の種々の組み合わせは、本発明の範囲内であることが企図されている。
単数形の項目の言及は、複数の同じ項目が存在する可能性を含む。さらに具体的には、本明細書および添付の特許請求の範囲で使用されるとき、単数形「a」、「and」、「said」、「the」は、文脈上で明確に別段の指示がない限り、複数形の言及を含む。
本発明の好ましい実施形態においては、例えば、以下が提供される。
(項1)
電源装置と共に使用されるカテーテルであって、
近端と、体内に挿入されるように適合された遠端とを有する細長シースであって、前記細長シースは、曲がりくねった生体構造を通るナビゲーションに適応する可撓性を有し、貫通する通路を有する、細長シースと、
エネルギーを身体管腔に付与するようになっている少なくとも1つのエネルギー移動素子に結合される、前記通路内に摺動可能に位置し、シャフト外面を有する可撓性細長シャフトと、
複数の脚部を含むエネルギー移動籠であって、前記脚部の各々が遠位端と近位端とを有し、そして前記脚部が、全長を下回る撓み長さを有する、エネルギー移動籠と、
軸線に沿って延在する複数の近座を有する近整列構成要素であって、前記細長シャフトに固定される、近整列構成要素と、
軸線に沿って延在する複数の遠座を有する遠整列構成要素であって、前記複数の近座が、前記複数の遠座と整列している、遠整列構成要素と、
前記エネルギー移動素子を前記電源装置に結合するコネクタと、
を含み、
各脚部の各遠位端が、前記遠整列構成要素の遠座内に入れ子にされ、各脚部の各近位端が、前記近整列構成要素の近座内に入れ子にされ、その結果、隣接脚部間の角度が、隣接近座間の角度によって決まり、各脚部の前記撓み長さが、近整列構成要素と遠整列構成要素との間の距離によって決まる、カテーテル。
(項2)
シャフト外面上の潤滑性層をさらに含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項3)
前記遠整列構成要素が、遠位止めを含み、前記近整列構成要素が、近位止めを含み、その結果、各脚部の撓み長さを制御するように、前記脚部のうちの少なくとも1つの前記遠位端が、前記遠位止めに接触し、同じ脚部の前記近位端が、前記近位止めに接触する、上記項1に記載のカテーテル。
(項4)
前記シースの近端に位置するハンドルをさらに含み、前記シースが、患者の呼吸開口部に通して挿入されたときに直径が少なくとも3mmの気管支通路に接近するのに十分な長さを含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項5)
前記シースの前記近端の少なくとも一部から前記遠端まで延在する潤滑性層を、前記通路の表面上にさらに含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項6)
前記細長シースが、前記潤滑性層の外部にある第2の材料を含み、前記第2の材料が、前記潤滑性層と異なる、上記項5に記載のカテーテル。
(項7)
前記第2の材料が、前記潤滑性層より高い弾性係数を有する、上記項6に記載のカテーテル。
(項8)
前記遠整列構成要素が、各脚部の電気的連絡を可能にする導電材料を含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項9)
前記少なくとも1つのエネルギー移動素子を前記コネクタに電気的に結合する導電部材をさらに含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項10)
前記導電部材が、ワイヤを含む、上記項9に記載のカテーテル。
(項11)
前記ワイヤが、第1の直径を有し、かつ、第2の直径までテーパが付き、前記テーパが、籠に向かって増加する可撓性を前記カテーテルにもたらす、上記項10に記載のカテーテル。
(項12)
前記導電部材が、前記シースの前記近端と前記籠構造体の遠位端とに対して固定され、前記籠構造体の近位端が、前記シャフトに取り付けられ、その結果、前記シャフトが十分に前進すると、前記籠構造体の近位端が、前記籠構造体の前記遠位端に対して移動し、その結果、前記籠が拡張する、上記項11に記載のカテーテル。
(項13)
前記導電部材が、螺旋状に巻かれたコイルワイヤを含む、上記項11に記載のカテーテル。
(項14)
少なくとも1つの脚部上に位置する少なくとも1つの温度検出素子をさらに含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項15)
前記温度検出素子が、前記脚部の内面上に位置する、上記項14に記載のカテーテル。
(項16)
前記温度検出素子が、第1のリード線および第2のリード線を有する熱電対を含み、前記熱電対の各リード線が、前記脚部が前記熱電対の一部を形成するように別個に脚部へ取り付けられる、上記項15に記載のカテーテル。
(項17)
前記細長シャフトが、前記細長シャフトの前記外面上に少なくとも1つの突出部をさらに含み、前記突出部が、前記細長シャフトの外面と前記通路の潤滑性層とを分離して、前記細長シャフトの外面と前記通路の潤滑性層の間の面接触を低減する、上記項1に記載のカテーテル。
(項18)
前記少なくとも1つの突出部が、複数の突出部を含む、上記項17に記載のカテーテル。
(項19)
前記突出部が、前記細長シャフトの長さに沿って延在する、上記項17に記載のカテーテル。
(項20)
前記細長シースが、少なくとも1つのスペーサを前記通路内にさらに含み、前記スペーサが、前記細長シャフトの前記外面と前記通路の前記潤滑性層との間の面接触を低減する、上記項1に記載のカテーテル。
(項21)
前記少なくとも1つのスペーサが、複数の突出部を含む、上記項20に記載のカテーテル。
(項22)
前記スペーサが、前記通路の長さに沿って延在する、上記項21に記載のカテーテル。
(項23)
前記通路が、波形面を含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項24)
前記シャフト外面が、波形面を含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項25)
前記細長シャフトが、少なくとも1つの管腔を含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項26)
前記細長シャフトが、複数の管腔を含み、各管腔が、前記細長シャフトの中心軸線を中心として対称である、上記項25に記載のカテーテル。
(項27)
前記シースの前記遠端にて終端する流体送達ポートをさらに含み、前記流体供給口が、流体供給装置に結合されるようになっている、上記項1に記載のカテーテル。
(項28)
前記シースの前記遠端にて終端する吸引ポートをさらに含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項29)
前記細長シャフトの遠位端と前記エネルギー移動籠の近位端との間に位置する接合部をさらに含み、前記接合部が、前記エネルギー移動籠間の非整列が前記エネルギー移動籠の変形前に前記接合部にて曲げを引き起こすように、前記シャフトの残りの部分より大きい度合いの可撓性を有する、上記項1に記載のカテーテル。
(項30)
前記近整列構成要素が、少なくとも1つの突出部を含み、少なくとも1つの脚部が、ノッチ付き部分を含み、前記脚部の前記ノッチ付き部分が、前記突出部と干渉して、前記脚部が軸方向に移動するのを防止する、上記項1に記載のカテーテル。
本発明の好ましい実施形態においては、例えば、以下が提供される。
(項1)
電源装置と共に使用されるカテーテルであって、
近端と、体内に挿入されるように適合された遠端とを有する細長シースであって、前記細長シースは、曲がりくねった生体構造を通るナビゲーションに適応する可撓性を有し、貫通する通路を有する、細長シースと、
エネルギーを身体管腔に付与するようになっている少なくとも1つのエネルギー移動素子に結合される、前記通路内に摺動可能に位置し、シャフト外面を有する可撓性細長シャフトと、
複数の脚部を含むエネルギー移動籠であって、前記脚部の各々が遠位端と近位端とを有し、そして前記脚部が、全長を下回る撓み長さを有する、エネルギー移動籠と、
軸線に沿って延在する複数の近座を有する近整列構成要素であって、前記細長シャフトに固定される、近整列構成要素と、
軸線に沿って延在する複数の遠座を有する遠整列構成要素であって、前記複数の近座が、前記複数の遠座と整列している、遠整列構成要素と、
前記エネルギー移動素子を前記電源装置に結合するコネクタと、
を含み、
各脚部の各遠位端が、前記遠整列構成要素の遠座内に入れ子にされ、各脚部の各近位端が、前記近整列構成要素の近座内に入れ子にされ、その結果、隣接脚部間の角度が、隣接近座間の角度によって決まり、各脚部の前記撓み長さが、近整列構成要素と遠整列構成要素との間の距離によって決まる、カテーテル。
(項2)
シャフト外面上の潤滑性層をさらに含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項3)
前記遠整列構成要素が、遠位止めを含み、前記近整列構成要素が、近位止めを含み、その結果、各脚部の撓み長さを制御するように、前記脚部のうちの少なくとも1つの前記遠位端が、前記遠位止めに接触し、同じ脚部の前記近位端が、前記近位止めに接触する、上記項1に記載のカテーテル。
(項4)
前記シースの近端に位置するハンドルをさらに含み、前記シースが、患者の呼吸開口部に通して挿入されたときに直径が少なくとも3mmの気管支通路に接近するのに十分な長さを含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項5)
前記シースの前記近端の少なくとも一部から前記遠端まで延在する潤滑性層を、前記通路の表面上にさらに含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項6)
前記細長シースが、前記潤滑性層の外部にある第2の材料を含み、前記第2の材料が、前記潤滑性層と異なる、上記項5に記載のカテーテル。
(項7)
前記第2の材料が、前記潤滑性層より高い弾性係数を有する、上記項6に記載のカテーテル。
(項8)
前記遠整列構成要素が、各脚部の電気的連絡を可能にする導電材料を含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項9)
前記少なくとも1つのエネルギー移動素子を前記コネクタに電気的に結合する導電部材をさらに含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項10)
前記導電部材が、ワイヤを含む、上記項9に記載のカテーテル。
(項11)
前記ワイヤが、第1の直径を有し、かつ、第2の直径までテーパが付き、前記テーパが、籠に向かって増加する可撓性を前記カテーテルにもたらす、上記項10に記載のカテーテル。
(項12)
前記導電部材が、前記シースの前記近端と前記籠構造体の遠位端とに対して固定され、前記籠構造体の近位端が、前記シャフトに取り付けられ、その結果、前記シャフトが十分に前進すると、前記籠構造体の近位端が、前記籠構造体の前記遠位端に対して移動し、その結果、前記籠が拡張する、上記項11に記載のカテーテル。
(項13)
前記導電部材が、螺旋状に巻かれたコイルワイヤを含む、上記項11に記載のカテーテル。
(項14)
少なくとも1つの脚部上に位置する少なくとも1つの温度検出素子をさらに含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項15)
前記温度検出素子が、前記脚部の内面上に位置する、上記項14に記載のカテーテル。
(項16)
前記温度検出素子が、第1のリード線および第2のリード線を有する熱電対を含み、前記熱電対の各リード線が、前記脚部が前記熱電対の一部を形成するように別個に脚部へ取り付けられる、上記項15に記載のカテーテル。
(項17)
前記細長シャフトが、前記細長シャフトの前記外面上に少なくとも1つの突出部をさらに含み、前記突出部が、前記細長シャフトの外面と前記通路の潤滑性層とを分離して、前記細長シャフトの外面と前記通路の潤滑性層の間の面接触を低減する、上記項1に記載のカテーテル。
(項18)
前記少なくとも1つの突出部が、複数の突出部を含む、上記項17に記載のカテーテル。
(項19)
前記突出部が、前記細長シャフトの長さに沿って延在する、上記項17に記載のカテーテル。
(項20)
前記細長シースが、少なくとも1つのスペーサを前記通路内にさらに含み、前記スペーサが、前記細長シャフトの前記外面と前記通路の前記潤滑性層との間の面接触を低減する、上記項1に記載のカテーテル。
(項21)
前記少なくとも1つのスペーサが、複数の突出部を含む、上記項20に記載のカテーテル。
(項22)
前記スペーサが、前記通路の長さに沿って延在する、上記項21に記載のカテーテル。
(項23)
前記通路が、波形面を含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項24)
前記シャフト外面が、波形面を含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項25)
前記細長シャフトが、少なくとも1つの管腔を含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項26)
前記細長シャフトが、複数の管腔を含み、各管腔が、前記細長シャフトの中心軸線を中心として対称である、上記項25に記載のカテーテル。
(項27)
前記シースの前記遠端にて終端する流体送達ポートをさらに含み、前記流体供給口が、流体供給装置に結合されるようになっている、上記項1に記載のカテーテル。
(項28)
前記シースの前記遠端にて終端する吸引ポートをさらに含む、上記項1に記載のカテーテル。
(項29)
前記細長シャフトの遠位端と前記エネルギー移動籠の近位端との間に位置する接合部をさらに含み、前記接合部が、前記エネルギー移動籠間の非整列が前記エネルギー移動籠の変形前に前記接合部にて曲げを引き起こすように、前記シャフトの残りの部分より大きい度合いの可撓性を有する、上記項1に記載のカテーテル。
(項30)
前記近整列構成要素が、少なくとも1つの突出部を含み、少なくとも1つの脚部が、ノッチ付き部分を含み、前記脚部の前記ノッチ付き部分が、前記突出部と干渉して、前記脚部が軸方向に移動するのを防止する、上記項1に記載のカテーテル。
Claims (15)
- エネルギー送達および照明装置であって、前記装置は、
近位部分および遠位部分を有するシャフト;
前記シャフトの前記遠位部分に配置されたエネルギー移動素子であって、組織にエネルギーを付与するように適合されている、エネルギー移動素子;
前記エネルギー移動素子の遠位端に固定された遠位先端;ならびに
前記シャフトの前記遠位部分に向かって位置し、そして前記遠位先端、前記シャフトまたは前記エネルギー移動素子のうちの1つの上に取り付けられる照明光源であって、ここで、前記照明光源は、処置された組織の複屈折を処置されていない組織の複屈折から区別するように、前記組織を照明するように構成されている波長を有する光を放出するように構成されている、照明光源、
を備える、装置。 - 前記波長が、470nm、570nm、または590nmを含む、請求項1に記載の装置。
- 前記照明光源が、単一の波長または複数の波長の光を提供する、請求項1に記載の装置。
- 前記照明光源が、可視スペクトルの光、紫外スペクトルの光、赤外スペクトルの光、または不可視スペクトルの光を提供する、請求項1に記載の装置。
- 前記照明光源が、光ファイバまたはフィラメントを備える、請求項1に記載の装置。
- 前記光ファイバまたはフィラメントが、レーザを備えるコヒーレンス光源に結合される、請求項5に記載の装置。
- 前記照明光源が、複数の照明光源を備える、請求項1に記載の装置。
- 前記照明光源が、発光ダイオードを備える、請求項1に記載の装置。
- 前記エネルギー移動素子が、拡張可能構造体を形成する複数の無線周波数電極を備え、前記電極が、拡張された構成で肺気道に接触し、そして喘息を処置するようにエネルギーを付与するように構成されている、請求項1に記載の装置。
- 前記照明光源が、前記電極のうちの1つに結合されている、請求項9に記載の装置。
- 前記電極の遠位端に結合された遠位先端をさらに備え、前記照明光源が、前記遠位先端に結合されている、請求項9に記載の装置。
- 前記シャフトの近位部分から遠位先端へと延びる中心ワイヤをさらに備え、前記照明光源が、前記中心ワイヤに結合されている、請求項9に記載の装置。
- 前記照明光源が、前記シャフトに結合されている、請求項1に記載の装置。
- 前記シャフトの遠位部分に向かって位置するフィルタをさらに備える、請求項1に記載の装置。
- システムであって、
請求項1に記載の装置;および
前記装置をスライド可能に受容するための作業チャンネルを有する気管支鏡であって、フィルタが、前記気管支鏡に結合されている、気管支鏡、
を備える、システム。
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