JP2012181673A - リソース割当装置、リソース割当方法、およびプログラム - Google Patents

リソース割当装置、リソース割当方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】リソースの割当の最適化性能を向上でき、加えて、運用にかかる負担の軽減を図り得る、リソース割当装置、リソース割当方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】物理サーバ310及び320が有するリソースを仮想サーバ311、312、321、322に割当るため、リソース割当装置2は、リソースの新たな仮想サーバへの払出、リソースの配置見直し、仮想サーバの廃棄のいずれかの指示を含む割当予定リソース情報と、各仮想サーバが実行する業務の特性を示す業務特性情報と、について入力を受け付ける、入力部21と、割当予定リソース情報に基づいて業務特性情報を更新し、更新後の業務特性情報に基づいて各仮想サーバに順位を設定し、設定された順位に基づいて、各仮想サーバを物理サーバに紐付ける、分析部28と、仮想サーバに、それに紐付けられた物理サーバのリソースを割り当てる、リソース割当部29とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、物理サーバの有するリソースを仮想サーバに割り当てる、リソース割当装置、リソース割当方法、およびプログラムに関する。
近年、サーバおよびストレージといった物理的な装置を柔軟に活用するため、企業などにおいては、仮想化技術の利用が盛んになっている。また、仮想化を実現するため、従来から、種々のリソース割当装置が提案されている(例えば、特許文献1〜特許文献3参照。)。
リソース割当装置は、物理的なサーバ(以下「物理サーバ」とする。)の有するリソース(計算機資源)を適宜割当てることによって、仮想的なサーバ(以下「仮想サーバ」とする。)を構築する。また、リソース割当装置は、仮想サーバの稼働状況などに応じて、割当てるリソースを変更することができるため、高い柔軟性が実現される。
具体的には、リソース割当装置は、各仮想サーバによるリソースの負荷状況および使用量を確認し、リソースの負荷状況および使用量に基づいて、各仮想サーバへのリソースの再配置を計算する。そして、リソース割当装置は、計算結果に基づいて、各仮想サーバへのリソースの再配置を実行する。
このように、物理サーバを仮想的な複数台のサーバとして使用する仮想サーバにおいて、リソース割当装置は、負荷状況および使用量に応じてリソースをダイナミックに割当てるリソース最適化を実行する。そして、リソースの最適化のために、リソース割当装置は、物理サーバ及び仮想サーバにおけるリソース負荷状況及び使用量を収集し、これらに基づいて、仮想サーバへのリソースの再配置を実行する。
特開2006‐343899号公報 特開2007‐213286号公報 特開2010‐033292号公報
しかしながら、特許文献1〜3に示された従来からのリソース割当装置には、以下のような問題がある。
第1の問題は、特許文献1〜3に示された従来からのリソース割当装置では、仮想サーバ上で実行される業務の特性、例えば、重要度、ピーク特性、リソース利用特性の考慮が十分でないまま、リソースの割当が行われている点である。この結果、リソースの割当の最適化が不十分な場合が発生してしまうことがある。
第2の問題は、特許文献1〜3に示された従来からのリソース割当装置では、リソースの再配置は自動的に行われるが、他の運用、例えば、新たな仮想サーバへのリソースの払出し、必要のなくなった仮想サーバの廃棄、を自動的に実行できないという点である。このため、システムの管理者における負担の軽減を図ることが困難となっている。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、リソースの割当の最適化性能を向上でき、加えて、運用にかかる負担の軽減を図り得る、リソース割当装置、リソース割当方法、およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるリソース割当装置は、物理サーバが有するリソースを仮想サーバに割当るための、リソース割当装置であって、
外部から、前記リソースの新たな仮想サーバへの払出、前記リソースの配置見直し、および前記仮想サーバの廃棄、のうちのいずれかの指示を含む割当予定リソース情報と、各仮想サーバが実行する業務の特性を示す業務特性情報と、について入力を受け付ける、入力部と、
前記割当予定リソース情報に基づいて前記業務特性情報を更新し、さらに、更新後の前記業務特性情報に基づいて前記各仮想サーバに順位を設定し、そして、設定された順位に基づいて、前記各仮想サーバを前記物理サーバに紐付ける、分析部と、
前記仮想サーバに、それに紐付けられた前記物理サーバのリソースを割り当てる、リソース割当部と、を備えている、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における割当方法は、物理サーバが有するリソースを仮想サーバに割当るための、リソース割当方法であって、
(a)前記リソースの新たな仮想サーバへの払出、前記リソースの配置見直し、および前記仮想サーバの廃棄、のうちのいずれかの指示を含む割当予定リソース情報と、各仮想サーバが実行する業務の特性を示す業務特性情報と、について入力を受け付ける、ステップと、
(b)前記割当予定リソース情報に基づいて前記業務特性情報を更新し、さらに、更新後の前記業務特性情報に基づいて前記各仮想サーバに順位を設定し、そして、設定された順位に基づいて、前記各仮想サーバを前記物理サーバに紐付ける、ステップと、
(c)前記仮想サーバに、それに紐付けられた前記物理サーバのリソースを割り当てる、ステップと、を有する、ことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、コンピュータによって、物理サーバが有するリソースを仮想サーバに割当るための、プログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記リソースの新たな仮想サーバへの払出、前記リソースの配置見直し、および前記仮想サーバの廃棄、のうちのいずれかの指示を含む割当予定リソース情報と、各仮想サーバが実行する業務の特性を示す業務特性情報と、について入力を受け付ける、ステップと、
(b)前記割当予定リソース情報に基づいて前記業務特性情報を更新し、さらに、更新後の前記業務特性情報に基づいて前記各仮想サーバに順位を設定し、そして、設定された順位に基づいて、前記各仮想サーバを前記物理サーバに紐付ける、ステップと、
(c)前記仮想サーバに、それに紐付けられた前記物理サーバのリソースを割り当てる、ステップと、を実行させる、ことを特徴とする。
以上のように、本発明における、リソース割当装置、リソース割当方法、およびプログラムによれば、リソースの割当の最適化性能を向上でき、加えて、運用にかかる負担の軽減を図ることができる。
図1は、本発明の実施の形態におけるリソース割当装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態におけるリソース割当装置の動作全体を示すフロー図である。 図3は、本発明の実施の形態において実行される業務特性登録処理を示すフロー図である。 図4は、業務特性特録処理で用いられる業務特性情報の入力フォームの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態において実行される割当リソース登録処理を示すフロー図である。 図6は、割当リソース登録処理で用いられる割当リソース性能情報の入力フォームの一例を示す図である。 図7は、割当リソース登録処理で用いられる割当予定リソース情報の入力フォームの一例を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態において実行される稼働状況収集処理を示すフロー図である。 図9は、本実施の形態において稼働状況データベースに格納されている実稼働情報の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態において実行される分析・割当処理を示すフロー図である。 図11は、本発明の実施の形態におけるリソース割当装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。 図12は、本発明の実施例における業務特性情報の一例を示す図である。 図13は、本発明の実施例における割当リソース性能情報の一例を示す図である。 図14は、本発明の実施例における割当予定リソース情報の一例を示す図である。 図15は、本発明の実施例における実稼働情報の一例を示す図である。 図16は、本発明の実施例における業務特性情報の他の例を示す図である。 図17は、本発明の実施例における割当予定リソース情報の他の例を示す図である。 図18は、本発明の実施例における実稼働情報の他の例を示す図である。 図19は、本発明の実施例における業務特性情報の他の例を示す図である。 図20は、本発明の実施例における割当予定リソース情報の他の例を示す図である。 図21は、本発明の実施例における実稼働情報の他の例を示す図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、リソース割当装置、リソース割当方法、およびプログラムについて、図1〜図11を参照しながら説明する。
[リソース割当装置の構成]
最初に、本実施の形態におけるリソース割当装置の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるリソース割当装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態におけるリソース割当装置2は、物理サーバ310および320が有するリソースを仮想サーバ311、312、321、322に割当るための装置である。リソース割当装置2は、主に、入力部21と、分析部28と、リソース割当部29とを備えている。
入力部21は、利用者(システム管理者)1から、リソースの新たな仮想サーバへの払出、リソースの配置見直し、および仮想サーバの廃棄、のうちのいずれかの指示を含む割当予定リソース情報の入力を受け付ける。また、入力部21は、利用者1から、各仮想サーバが実行する業務の特性を示す業務特性情報の入力も受け付ける。
分析部28は、入力された割当予定リソース情報に基づいて、入力された業務特性情報を更新し、更新後の業務特性情報に基づいて、仮想サーバ311、312、321、322に順位を設定する。また、分析部28は、設定された順位に基づいて、仮想サーバ311、312、321、322を物理サーバ310または320に紐付ける。
リソース割当部29は、仮想サーバ311、312、321、322それぞれに、紐付けられた物理サーバ310または320のリソースを割り当てる。
このように、本実施の形態によれば、各仮想サーバで実行される業務の特性が十分に考慮されて、リソースの割当が実行されるので、リソースの割当の最適化は十分なものとなる。また、本実施の形態によれば、利用者1は、新たな仮想サーバへのリソース払出し、または必要のなくなった仮想サーバの廃棄を行いたい場合は、最初に選択するだけで良く、運用にかかる負担が軽減される。
ここで、本実施の形態におけるリソース割当装置2の構成について更に具体的に説明する。図1に示すように、本実施の形態においては、リソース割当装置2は、リソースを提供するリソース群3と共に、サーバ仮想環境システム10を構成している。
リソース群3は、サーバ仮想化環境31と、サーバ仮想化環境32とによって構築されている。このうち、サーバ仮想化環境31では、物理サーバ310によって、仮想サーバ311と、仮想サーバ312とが構築されている。また、サーバ仮想化環境32では、物理サーバ320によって、仮想サーバ321と、仮想サーバ322とが構築されている。
図1の例では、物理サーバ310は、そのリソース(物理リソース)を仮想化し、仮想化したリソースを、仮想サーバ311および仮想サーバ312に割り当てている。同様に、物理サーバ320は、そのリソースを仮想化し、仮想化したリソースを、仮想サーバ321および仮想サーバ322に割り当てている。
なお、本実施の形態では、物理サーバ310のリソースが、仮想サーバ321および322に割当てられる場合もある。また、物理サーバ320のリソースが、仮想サーバ311および312に割当てられる場合もある。また、本実施の形態では、物理サーバ毎に、割り当てられるリソース(CPU、メモリ、ディスクI/Oなど)が、1パターンで定義されているものとする。
また、図1の例では、仮想サーバ311および312は、物理サーバ310によって割当てられたリソースを利用してOSを稼働させ、様々な業務アプリケーションを稼働させる。同様に、仮想サーバ321および322は、物理サーバ320によって割当てられたリソースを利用してOSを稼働させ、様々な業務アプリケーションを稼働させる。
また、図1に示すように、本実施の形態では、リソース割当装置2は、さらに、業務特性管理部22と、業務特性データベース23と、割当リソース管理部24と、割当リソースデータベース25と、稼働状況管理部26と、稼働状況データベース27とを備えている。
本実施の形態において、利用者によって入力される業務特性情報は、業務の重要度、業務の実行がピークとなる時間帯を示すピーク特性、業務の実行の際に利用される傾向の高いリソースを示すリソース利用特性を含んでいる。また、割当予定リソース情報は、リソースの新たな仮想サーバへの払出、リソースの配置見直し、または仮想サーバの廃棄といった指示を含むが、指示自体に加え、指示の内容(払出し予定リソース、廃棄予定リソースなど)も含んでいる。
また、入力部21は、本実施の形態では、上述した業務特性情報および割当予定リソース情報に加えて、利用者1から、物理サーバ310および320が払出すリソースの性能を特定する情報(以下「割当リソース性能情報」という。)の入力も受け付ける。
業務特性管理部22は、入力部21から、受け付けられた業務特性情報を受け取り、これを業務特性データベース25に格納させて管理する。また、業務特性管理部22は、業務特性情報のうち、必要な情報を分析部28に入力する。
業務特性データベース23は、業務特性管理部24が管理する業務特性情報を格納する。また、業務特性データベース23は、後述する稼働状況管理部26からの実稼働情報に基づいて、格納している業務特性情報を更新する。なお、後述する図4に、利用者が、業務特性情報を入力するための入力フォームの一例を示す。
割当リソース管理部24は、入力部21から、受け付けられた割当リソース性能情報と割当予定リソース情報とを受け取り、これらを割当リソースデータベース25に格納させて管理する。また、割当リソース管理部24は、これらの情報のうち、必要な情報を分析部28に入力する。
割当リソースデータベース25は、割当リソース管理部22が管理する、割当リソース性能情報と割当予定リソース情報とを格納する。なお、後述する図6に、利用者が、割当リソース性能情報を入力するための入力フォームの一例を示す。また、後述する図7に、利用者が、割当予定リソース情報を入力するための入力フォームの一例を示す。
稼働状況管理部26は、リソース群3のサーバ仮想化環境31〜32における稼働状況を特定する情報(実稼働情報:図9参照)を収集し、これを稼働状況データベース27に格納させる。また、稼働状況管理部26は、実稼働情報のうち必要な情報を、分析部28に入力する。さらに、稼働状況管理部26は、上述したように、実稼働情報を用いて、業務特性データベース23に格納されている業務特性情報を更新する。稼働状況データベース27は、稼働状況管理部26が管理する実稼働情報を格納する。
分析部28は、本実施の形態では、割当リソース管理部24、業務特性管理部22、稼働状況管理部26のそれぞれから、割当リソース性能情報、割当予定リソース情報、業務特性情報、実稼働情報を受け取る。また、分析部28は、受け取ったこれらの情報に基づいて、リソースの最適配置を分析し、リソース割当部29に分析結果を入力する。
また、分析部28は、本実施の形態では、業務特性情報テーブル、割当リソース性能情報テーブル、割当リソース予定情報テーブル、および稼働状況テーブルを備えており、情報を受け取ると、各情報を対応するテーブルに一時的に保存する。なお、各テーブルのデータ形式は、各情報が格納されているデータベースのデータ形式と同一である。
リソース割当部29は、上述した分析部28からの分析結果に基づいて、リソース群3を構成する物理サーバ310及び320に対して、仮想サーバの配置変更を実行させる。なお、図1では、上述したように、仮想サーバ311および312が物理サーバ310によって構築され、仮想サーバ321および322が物理サーバ320によって構築されている例が示されている。
[リソース割当装置の動作]
次に、本発明の実施の形態1におけるリソース割当装置2の動作について図2〜図14を用いて説明する。また、以下の説明においては、適宜図1を参酌する。更に、本実施の形態1では、リソース割当装置2を動作させることによって、リソース割当方法が実施される。よって、本実施の形態におけるリソース割当方法の説明は、以下のリソース割当装置2の動作説明に代える。
「全体処理」
最初に、図2を用いて、本実施の形態におけるリソース割当装置2の動作の全体について説明する。図2は、本発明の実施の形態におけるリソース割当装置の動作全体を示すフロー図である。
図2に示すように、リソース割当装置2は、まず、利用者1から受け付けた業務特性情報を業務特性データベース23に格納する(図2のステップA)。以下、ステップAの処理を、「業務特性登録処理」とする。
次に、リソース割当装置2は、利用者1から受け付けた払出割当リソース性能情報と割当予定リソース情報とを、割当リソースデータベース25に格納する(図2のステップB)。以下、ステップBの処理を、割当リソース登録処理」とする。
次に、リソース割当装置2は、リソース群3のサーバ仮想化環境における稼働状を示す情報(実稼働情報)を収集し、これを稼働状況データベース27に格納させ、更に、業務特性データベース23の更新を実行する(図2のステップC)。以下、ステップCの処理を、「稼働状況収集処理」とする。なお、ステップA、B、Cの順序は互いに入れ替わっても良いし、全て同時に実行されていても良い。
次に、ステップA、B、Cの実行後、リソース割当装置2は、各ステップの処理結果に基づいて、リソース最適配置を分析し、リソース群3の物理サーバ310および320に対して、仮想サーバの配置変更を指示する(図2のステップD)。以下、ステップDの処理を「分析・割当処理」とする。続いて、各処理のフロー群について以下に詳細を説明する。
「業務特性登録処理」
図3および図4を用いて、業務特性登録処理について具体的に説明する。図3は、本発明の実施の形態において実行される業務特性登録処理を示すフロー図である。図4は、業務特性特録処理で用いられる業務特性情報の入力フォームの一例を示す図である。
図3に示すように、まず、入力部21は、利用者1に対して、画面上に、業務特性入力フォーム(図4参照)を表示させて、仮想サーバ毎に、業務特性情報の入力を求める(図3のステップA1)。次に、利用者1が業務特性入力フォームに従って、各仮想サーバの業務特性情報を入力すると、入力部21は入力された業務特性情報を受け付ける(図3のステップA2)。
次に、業務特性情報を受け取った入力部21は、入力選択値の不正および抜けがないかをチェックする(図3のステップA3)。そして、入力部21は、チェック後の業務特性情報を業務特性データベース23に入力し、これを格納させる(図3のステップA4)。
「割当リソース登録処理」
図5〜図7を用いて、割当リソース登録処理について具体的に説明する。図5は、本発明の実施の形態において実行される割当リソース登録処理を示すフロー図である。図6は、割当リソース登録処理で用いられる割当リソース性能情報の入力フォームの一例を示す図である。図7は、割当リソース登録処理で用いられる割当予定リソース情報の入力フォームの一例を示す図である。
図5に示すように、まず、入力部21は、利用者1に対して、画面上に、割当リソース性能情報の入力フォーム(図6参照)と割当予定リソース情報の入力フォーム(図7参照)とを表示させて、これらの情報の入力を求める(図5のステップB1)。なお、図7において「最適化区分」が、利用者が指示する処理を示しており、払出しリソースおよび廃棄リソースが、指示の内容を示している。
次に、利用者1が、各入力フォームに従って、割当リソース性能情報(図6参照)と割当予定リソース情報(図7参照)とを入力すると、入力部21は、入力された割当リソース性能情報と割当予定リソース情報とを受け付ける(図5のステップB2)。
次に、割当リソース性能情報および割当予定リソース情報を受け取った入力部21は、入力値の不正および抜けがないかをチェックする(図5のステップB3)。そして、入力部21は、チェック後の割当リソース性能情報および割当予定リソース情報を、割当リソースデータベース25に入力し、これらを格納させる(図5のステップB4)。
なお、物理サーバの払出す割当リソースは、CPU、メモリ、ディスクI/O、全てにおいて割当量の優劣が同一となるように、設定されているとする。例えば、物理サーバ310の払出すリソースは、CPU、メモリ、ディスクI/O全てにおいて、物理サーバ320の払出すリソースを上回るとしても、CPUのみが上回るようにはならないように設定されている。
「稼働状況収集処理」
図8および図9を用いて、稼働状況収集処理について具体的に説明する。図8は、本発明の実施の形態において実行される稼働状況収集処理を示すフロー図である。図9は、本実施の形態において稼働状況データベースに格納されている実稼働情報の一例を示す図である。
図8に示すように、まず、稼働状況管理部26は、リソース群3のサーバ仮想化環境31および32における稼働状況をチェックし、それらを特定する実稼働情報を定期的に収集する(図8のステップC1)。
次に、稼働状況管理部26は、収集した実稼働情報について収集の成否をチェックし、収集失敗のデータにはエラーコードを追記する(図8のステップC2)。
続いて、稼働状況管理部26は、収集した実稼働情報が予め決められた閾値を上回っているかどうかを確認し、閾値を上回ったデータには閾値超過フラグを付与する(図8のステップC3)。
次に、稼働状況管理部26は、収集の成否チェックおよび閾値のチェックを実行した後の実稼働情報を稼働状況データベース27に格納する(図8のステップC4)。
その後、稼働状況管理部26は、閾値超過フラグの付いた仮想サーバのデータに基づいて、業務特性データベース23のデータを更新する(図8のステップC5)。具体的には稼働状況管理部26は、閾値超過フラグの付いたピーク特性(日中帯、夜間)またはリソース利用特性(CPU、メモリ、ディスクI/O)の設定を変更する。なお、1つの仮想サーバにおいて、複数のピーク特性およびリソース利用特性に閾値超過フラグが付いた場合は、稼働状況管理部26は、それぞれにおける「4:特になし」を選択する(図4参照)。
「分析・割当処理」
図10を用いて、分析・割当処理について具体的に説明する。図10は、本発明の実施の形態において実行される分析・割当処理を示すフロー図である。
図10に示すように、まず、分析部28は、業務特性管理部22、割当リソース管理部24、および稼働状況管理部26それぞれに対して、情報の取得を依頼する(図10のステップD1)。
具体的には、ステップD1では、以下のステップD11〜D14が実行される。まず、業務特性管理部22は、業務特性データベース23から、それに格納されている業務特性情報を取得し、分析部28に入力する(図10のステップD11)。また、割当リソース管理部24は、割当リソースデータベース25から、それに格納されている割当リソース性能情報および割当リソース予定情報を取得し、これらを分析部28に入力する(図10のステップD12および13)。更に、稼働状況管理部26は、稼働状況データベース27から、それに格納されている実稼働情報を取得し、これを分析部28に入力する(図10のステップD14)。
次に、分析部28は、各部で取得された情報それぞれを、業務特性情報テーブル、割当リソース性能情報テーブル、割当リソース予定情報テーブル、稼働状況テーブルに一時的に保存する(図10のステップD2)。
次に、分析部28は、割当リソース予定情報テーブルの最適化区分(図7、図13参照)に基づいて、利用者がライフサイクルプロセスとして選択した処理、即ち、払出し、配置見直し、および廃棄のいずれかを選択する(図10のステップD3)。
最適化区分が払出しの場合は、分析部28は、割当リソース予定情報テーブル(図13参照)に格納されている、払出し予定リソースの仮想サーバ名、重要度、ピーク特性、およびリソース利用特性を、業務特性テーブル(図11参照)に追加する(図10のステップD4)。その後、分析部28は、ソート処理(図10のステップD6)を実行する。
また、最適化区分が廃棄の場合は、分析部28は、割当リソース予定情報テーブルに格納されている、廃棄リソースの仮想サーバ名と合致する業務特性テーブルの仮想サーバの行を削除する(図10のステップD5)。その後、分析部28は、ソート処理(図10のステップD6)を実行する。
最適化区分が配置見直しの場合は、分析部28は、特に処理を実施せずソート処理(図10のステップD6)を実行する。
ソート処理(図10のステップD6)は、リソースの最適配置を目的としたソートを行う処理であり、ソートは、重要度、ピーク特性、リソース利用特性の順で実行される。また、ソート処理では、以下のステップD61〜D63が実行される。
まず、分析部28は、業務特性情報テーブル(図11参照)に格納されている業務特性情報に基づいて、各仮想サーバを、重要度が高い順に並べ替える(図10のステップD61)。次に、分析部28は、重要度が同一の仮想サーバについては、ピーク特性(「3:特になし」を除く)に基づいて、例えば、異なるピーク特性のものが隣り合うように、並べ替えを実行する(図10のステップD62)。さらに、分析部28は、重要度とピーク特性とが同一の仮想サーバについては、リソース利用特性(「4:特になし」を除く)に基づいて、例えば、異なるリソース特性のものが隣り合うように、並べ替えを実行する(図10のステップD63)。
そして、ステップD6のソート処理を実施した後、分析部28は、稼働率を加味して、リソースの配置決定を実行する(図10のステップD7)。配置決定のロジックは以下の通りとなる。
具体的には、ステップD7では、分析部28は、割当リソース性能情報テーブルに基づいて、物理サーバの払出すリソースに対して順位付けを行い、そして、ソートされた上記の仮想サーバから順に、物理サーバの払出す上位のリソースに、紐付ける。但し、この場合、物理サーバには、設定されている最大数の仮想サーバのみが紐付けられるようにする。
つまり、分析部28は、このとき、稼働状況テーブルに格納されている各仮想サーバの性能情報を足し合わせ、求めた値が、物理サーバの性能閾値を超える場合は、下位の仮想サーバを、次位の物理サーバに紐付ける。
また、分析部28は、新規に払出しリソースを行う場合は、新たにリソースが割当てられる仮想サーバの性能情報に、業務特性(重要度、ピーク特性、リソース利用特性)が最も近い既存の仮想サーバの性能情報を足し合わせ、得られた値に基づいて、紐付ける物理サーバを特定する。以上に述べた紐付け処理を繰り返すことにより、各仮想サーバへのリソースの配置が決定する。
最後に、リソース割り当て部29は、決定されたリソースの配置に基づき、リソース群3の物理サーバ310および320に対して、廃棄リソースの廃棄、既存リソースの再配置、または新規リソースの払出しを実行する(図10のステップD8)。
[実施の形態における効果]
以上のように、本実施の形態によれば、サーバ仮想化システム10に実装される業務のパフォーマンスを全体的に最適化できる。これは、仮想サーバ上で動作する業務の特性に応じて、最適な物理リソースの割当が行われているからである。また、本実施の形態によれば、利用者(管理者)1におけるサーバ仮想化システムの運用作業が軽減される。これは、利用者1が、最初に、サーバ仮想化システムの運用ライフサイクル、即ち、リソース払出し、配置見直し、廃棄のいずれかを選択するだけで、これらについての処理が自動的に実行されるからである。
また、本発明の実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図2に示すステップA〜D、図3に示すステップA1〜A4、図5に示すステップB1〜B4、図8に示すステップC1〜C5、図10に示すステップD1〜D8を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態におけるリソース割当装置2とリソース割当方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPUは、入力部21、業務特性管理部22、割当リソース管理部24、分析部28、およびリソース割当部29として機能し、処理を行なう。
ここで、実施の形態におけるプログラムを実行することによって、リソース割当装置2を実現するコンピュータについて図11を用いて説明する。図11は、本発明の実施の形態におけるリソース割当装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図11に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash)及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
実施の形態におけるリソース割当装置2の実施例について図12〜図21を、用いて以下に説明する。以下の例では、リソース割当装置2は、サーバ仮想化システム10の運用ライフサイクル(払出し、配置見直し、廃棄)のなかで用いられている。
(リソース払出処理)
まず、利用者1が、新たな仮想サーバへのリソースの払出しを指示した場合、即ち、割当予定リソース情報の最適化区分が「払出し」に設定されている場合について、図12〜図15を用いて説明する。図12は、本発明の実施例における業務特性情報の一例を示す図である。図13は、本発明の実施例における割当リソース性能情報の一例を示す図である。図14は、本発明の実施例における割当予定リソース情報の一例を示す図である。図15は、本発明の実施例における実稼働情報の一例を示す図である。
まず、本実施例において、利用者1は、入力部21が表示した入力フォームに従って、図12〜14それぞれに示す情報を入力する(図2のステップA、B参照)。また、稼働情報収集部26は、図15に示す実稼働情報を収集する(図2のステップC参照)。
そして、分析部28は、最適化区分に基づき、新規リソースの追加処理を実施した後(図10のステップD1〜D4)、重要度ソートを実施する(図10のステップD61)。本実施例では、業務特性情報テーブルには、図12に示す業務特性情報が一時的に保存され、割当リソース性能情報テーブルには、図13に示す割当リソース性能情報が一時的に保存される。従って、仮想サーバ311(重要度:5)、312(重要度:3)、321(重要度:3)、322(重要度:3)の順にソートされる。
次に、分析部28は、仮想サーバ312、321、322の重要度が同一なので、ピーク特性ソートを実施しようとするが(図10のステップD62)、仮想サーバ312、321、322についてはピーク特性も同一である。よって、分析部28は、リソース利用特性ソートを実施する(図10のステップD63)。この結果、仮想サーバ311、312(リソース利用特性:2)、322(リソース利用特性:1)、321(リソース利用特性:2)の順にソートされる。
この結果を受けて、分析部28は、配置決定処理を行う(図10のステップD7)。まず、仮想サーバ311の稼働状況(CPU、メモリ、ディスクI/O)と、仮想サーバ312の稼働状況とを足し合わせる。そして、分析部28は、予め定義された閾値を超えていないことを確認し、仮想サーバ311と312とを、リソースの優劣で順位が最も高く、且つ、最大仮想サーバ数が2に設定されている物理サーバ310に紐付ける。
次に、分析部28は、仮想サーバ322および321についても、同様に稼働状況を足し合わせ、予め定義された閾値を超えていないことを確認して、これらを、物理サーバ320に紐付ける。
そして、以上の配置結果を受けて、リソース割当部29が、リソース割り当て処理(図10のステップD8)を実行する。これにより、リソースが払出され、配置変更が完了する。
(リソース配置見直処理)
次に、利用者1が、リソースの配置見直しを指示した場合、即ち、割当予定リソース情報の最適化区分が「配置見直し」に設定されている場合について、図16〜図18を用いて説明する。図16は、本発明の実施例における業務特性情報の他の例を示す図である。図17は、本発明の実施例における割当予定リソース情報の他の例を示す図である。図18は、本発明の実施例における実稼働情報の他の例を示す図である。なお、リソース配置見直し処理において、割当リソース性能情報は、リソース払出処理の場合と同様であるとする(図13参照)。
まず、利用者1は、入力部21が表示した入力フォームに対して、図16、図13、図17、および図18それぞれに示す情報を入力する(図2のステップA、B参照)。また、稼働情報収集部26は、図18に示す実稼働情報を収集する(図2のステップC参照)。なお、本例では、仮想サーバ321において、ディスクI/Oが閾値を超えており、業務特性データベース23の更新処理が発生している(図8のステップC5)。
次に、分析部28は、最適化区分に基づき、配置見直しを確認した後(図10のステップD1〜D3)、重要度ソートを実施する(図10のステップD61)。この結果、仮想サーバ311(重要度:5)、312(重要度:3)、321(重要度:3)、322(重要度:3)の順にソートされる。
次に、分析部28は、仮想サーバ312、321、322の重要度が同一なので、ピーク特性ソートを実施しようとするが(図10のステップD62)、仮想サーバ312、321、322についてはピーク特性も同一である。よって、分析部28は、リソース利用特性ソートを実施する(図10のステップD63)。この結果、仮想サーバ311、312(リソース利用特性:2)、321(リソース利用特性:3)、322(リソース利用特性:2)の順にソートされる。
この結果を受けて、分析部28は、配置決定処理を行う(図10のステップD7)。まず、仮想サーバ311の稼働状況(CPU、メモリ、ディスクI/O)と、仮想サーバ312の稼働状況とを足し合わせる。そして、分析部28は、予め定義された閾値を超えていないことを確認し、仮想サーバ311と312とを、リソースの優劣で順位が最も高く、且つ、最大仮想サーバ数が2に設定されている物理サーバ310に紐付ける。
次に、分析部28は、仮想サーバ321および322についても、同様に稼働状況を足し合わせ、予め定義された閾値を超えていないことを確認し、これらを、物理サーバ320に紐付ける。
そして、以上の配置結果を受けて、リソース割当部29が、リソース割り当て処理(図10のステップD8)を実行する。これにより、リソースが払い出され、配置変更が完了する。
(リソース廃棄処理)
次に、利用者1が、仮想サーバの廃棄を指示した場合、即ち、割当予定リソース情報の最適化区分が「廃棄」に設定されている場合について、図19〜図21を用いて説明する。図19は、本発明の実施例における業務特性情報の他の例を示す図である。図20は、本発明の実施例における割当予定リソース情報の他の例を示す図である。図21は、本発明の実施例における実稼働情報の他の例を示す図である。なお、リソース廃棄処理において、割当リソース性能情報は、リソース払出処理の場合と同様であるとする(図13参照)。
まず、利用者1は、入力部21が表示した入力フォームに対して、図19、図13、図20、図21それぞれに示す情報を入力する(図2のステップA、B参照)。また、稼働情報収集部26は、図22に示す実稼働情報を収集する(図2のステップC)。
次に、分析部28は、最適化区分に基づき、廃棄リソースの削除処理を実施した後(図10のステップD1〜D3、D5)、重要度ソートを実施する(図10のステップD61)。この結果、仮想サーバ311(重要度:5)、312(重要度:3)、322(重要度:3)の順にソートされる。
次に、分析部28は、仮想サーバ312、322の重要度が同一なので、ピーク特性のソートを実施しようとするが(図10のステップD62)、仮想サーバ312、322については、ピーク特性も同一である。よって、分析部28は、リソース利用特性ソートを実施する(図10のステップD63)。この結果、仮想サーバ311、312(リソース利用特性:2)、322(リソース利用特性:1)の順にソートされる。
この結果を受けて、配置決定処理を行う(図10のステップD7)。まず、仮想サーバ311の稼働状況(CPU、メモリ、ディスクI/O)と、仮想サーバ312の稼働状況とを足し合わせる。そして、分析部28は、予め定義された閾値を超えていないことを確認し、仮想サーバ311と312とを、リソースの優劣で順位が最も高く、且つ、最大仮想サーバ数が2の物理サーバ310に紐付ける。次に、分析部28は、仮想サーバ322については、それ単独で予め定義された閾値を超えていないことを確認し、物理サーバ320に紐付ける。
そして、以上の配置結果を受けて、リソース割当部29が、リソース割り当て処理(図10のステップD8)を実行する。これにより、廃棄、配置変更が完了する。
以上、本実施例によれば、利用者が、最初に、処理を最適化するだけで、サーバ仮想化システムにおける運用ライフサイクルを自動化することができる。利用者における負担は極めて小さいといえる。
上述した実施の形態および実施例の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記12)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
物理サーバが有するリソースを仮想サーバに割当るための、リソース割当装置であって、
外部から、前記リソースの新たな仮想サーバへの払出、前記リソースの配置見直し、および前記仮想サーバの廃棄、のうちのいずれかの指示を含む割当予定リソース情報と、各仮想サーバが実行する業務の特性を示す業務特性情報と、について入力を受け付ける、入力部と、
前記割当予定リソース情報に基づいて前記業務特性情報を更新し、さらに、更新後の前記業務特性情報に基づいて前記各仮想サーバに順位を設定し、そして、設定された順位に基づいて、前記各仮想サーバを前記物理サーバに紐付ける、分析部と、
前記仮想サーバに、それに紐付けられた前記物理サーバのリソースを割り当てる、リソース割当部と、
を備えている、ことを特徴とするリソース割当装置。
(付記2)
業務特性情報が、前記業務の重要度、前記業務の実行がピークとなる時間帯を示すピーク特性、前記業務の実行の際に利用される傾向の高い前記リソースを示すリソース利用特性を含み、
前記分析部が、前記重要度、前記ピーク特性、または前記リソース利用特性に基づいて、前記仮想サーバ間での比較を行うことによって、前記仮想サーバに順位を設定する、
付記1に記載のリソース割当装置。
(付記3)
前記仮想サーバの稼働状況を特定し、特定した稼働状況に基づいて、前記業務特性情報を更新する、稼働状況管理部を、更に備えている、付記1または2に記載のリソース割当装置。
(付記4)
前記分析部が、更に、前記物理サーバが払い出すことが可能なリソースの性能に基づいて、前記各仮想サーバを前記物理サーバに紐付ける、付記1〜3のいずれかに記載のリソース割当装置。
(付記5)
物理サーバが有するリソースを仮想サーバに割当るための、リソース割当方法であって、
(a)前記リソースの新たな仮想サーバへの払出、前記リソースの配置見直し、および前記仮想サーバの廃棄、のうちのいずれかの指示を含む割当予定リソース情報と、各仮想サーバが実行する業務の特性を示す業務特性情報と、について入力を受け付ける、ステップと、
(b)前記割当予定リソース情報に基づいて前記業務特性情報を更新し、さらに、更新後の前記業務特性情報に基づいて前記各仮想サーバに順位を設定し、そして、設定された順位に基づいて、前記各仮想サーバを前記物理サーバに紐付ける、ステップと、
(c)前記仮想サーバに、それに紐付けられた前記物理サーバのリソースを割り当てる、ステップと、
を有する、ことを特徴とするリソース割当方法。
(付記6)
業務特性情報が、前記業務の重要度、前記業務の実行がピークとなる時間帯を示すピーク特性、前記業務の実行の際に利用される傾向の高い前記リソースを示すリソース利用特性を含み、
前記(b)のステップにおいて、前記重要度、前記ピーク特性、または前記リソース利用特性に基づいて、前記仮想サーバ間での比較を行うことによって、前記仮想サーバに順位を設定する、
付記5記載のリソース割当方法。
(付記7)
(d)前記仮想サーバの稼働状況を特定し、特定した稼働状況に基づいて、前記業務特性情報を更新する、ステップを、更に有する、付記5または6に記載のリソース割当方法。
(付記8)
前記(b)のステップにおいて、更に、前記物理サーバが払い出すことが可能なリソースの性能に基づいて、前記各仮想サーバを前記物理サーバに紐付ける、付記5〜7のいずれかに記載のリソース割当方法。
(付記9)
コンピュータによって、物理サーバが有するリソースを仮想サーバに割当るための、プログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記リソースの新たな仮想サーバへの払出、前記リソースの配置見直し、および前記仮想サーバの廃棄、のうちのいずれかの指示を含む割当予定リソース情報と、各仮想サーバが実行する業務の特性を示す業務特性情報と、について入力を受け付ける、ステップと、
(b)前記割当予定リソース情報に基づいて前記業務特性情報を更新し、さらに、更新後の前記業務特性情報に基づいて前記各仮想サーバに順位を設定し、そして、設定された順位に基づいて、前記各仮想サーバを前記物理サーバに紐付ける、ステップと、
(c)前記仮想サーバに、それに紐付けられた前記物理サーバのリソースを割り当てる、ステップと、
を実行させる、プログラム。
(付記10)
業務特性情報が、前記業務の重要度、前記業務の実行がピークとなる時間帯を示すピーク特性、前記業務の実行の際に利用される傾向の高い前記リソースを示すリソース利用特性を含み、
前記(b)のステップにおいて、前記重要度、前記ピーク特性、または前記リソース利用特性に基づいて、前記仮想サーバ間での比較を行うことによって、前記仮想サーバに順位を設定する、
付記9記載のプログラム。
(付記11)
(d)前記仮想サーバの稼働状況を特定し、特定した稼働状況に基づいて、前記業務特性情報を更新する、ステップを、前記コンピュータに更に実行させる、付記9または10に記載のプログラム。
(付記12)
前記(b)のステップにおいて、更に、前記物理サーバが払い出すことが可能なリソースの性能に基づいて、前記各仮想サーバを前記物理サーバに紐付ける、付記9〜11のいずれかに記載のプログラム。
本発明によれば、利用されている仮想サーバに対して、リソースを自動的に最適配置することができ、本発明は、データセンターなど、大量にリソースの払出し、リソースの廃棄が発生する用途において有用である。また、本発明は、棚卸時の仮想サーバの配置見直しといった用途にも適用可能である。
1 利用者
2 リソース割当装置
3 リソース群
10 サーバ仮想環境システム
21 入力部
22 業務特性管理部
23 業務特性データベース
24 割当リソース管理部
25 割当リソースデータベース
26 稼働状況管理部
27 稼働状況データベース
28 分析部
29 リソース割当部
31、32 サーバ仮想化環境
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス
310 物理サーバ
311、312 仮想サーバ
320 物理サーバ
321、322 仮想サーバ

Claims (6)

  1. 物理サーバが有するリソースを仮想サーバに割当るための、リソース割当装置であって、
    外部から、前記リソースの新たな仮想サーバへの払出、前記リソースの配置見直し、および前記仮想サーバの廃棄、のうちのいずれかの指示を含む割当予定リソース情報と、各仮想サーバが実行する業務の特性を示す業務特性情報と、について入力を受け付ける、入力部と、
    前記割当予定リソース情報に基づいて前記業務特性情報を更新し、さらに、更新後の前記業務特性情報に基づいて前記各仮想サーバに順位を設定し、そして、設定された順位に基づいて、前記各仮想サーバを前記物理サーバに紐付ける、分析部と、
    前記仮想サーバに、それに紐付けられた前記物理サーバのリソースを割り当てる、リソース割当部と、
    を備えている、ことを特徴とするリソース割当装置。
  2. 業務特性情報が、前記業務の重要度、前記業務の実行がピークとなる時間帯を示すピーク特性、前記業務の実行の際に利用される傾向の高い前記リソースを示すリソース利用特性を含み、
    前記分析部が、前記重要度、前記ピーク特性、または前記リソース利用特性に基づいて、前記仮想サーバ間での比較を行うことによって、前記仮想サーバに順位を設定する、
    請求項1に記載のリソース割当装置。
  3. 前記仮想サーバの稼働状況を特定し、特定した稼働状況に基づいて、前記業務特性情報を更新する、稼働状況管理部を、更に備えている、請求項1または2に記載のリソース割当装置。
  4. 前記分析部が、更に、前記物理サーバが払い出すことが可能なリソースの性能に基づいて、前記各仮想サーバを前記物理サーバに紐付ける、請求項1〜3のいずれかに記載のリソース割当装置。
  5. 物理サーバが有するリソースを仮想サーバに割当るための、リソース割当方法であって、
    (a)前記リソースの新たな仮想サーバへの払出、前記リソースの配置見直し、および前記仮想サーバの廃棄、のうちのいずれかの指示を含む割当予定リソース情報と、各仮想サーバが実行する業務の特性を示す業務特性情報と、について入力を受け付ける、ステップと、
    (b)前記割当予定リソース情報に基づいて前記業務特性情報を更新し、さらに、更新後の前記業務特性情報に基づいて前記各仮想サーバに順位を設定し、そして、設定された順位に基づいて、前記各仮想サーバを前記物理サーバに紐付ける、ステップと、
    (c)前記仮想サーバに、それに紐付けられた前記物理サーバのリソースを割り当てる、ステップと、
    を有する、ことを特徴とするリソース割当方法。
  6. コンピュータによって、物理サーバが有するリソースを仮想サーバに割当るための、プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    (a)前記リソースの新たな仮想サーバへの払出、前記リソースの配置見直し、および前記仮想サーバの廃棄、のうちのいずれかの指示を含む割当予定リソース情報と、各仮想サーバが実行する業務の特性を示す業務特性情報と、について入力を受け付ける、ステップと、
    (b)前記割当予定リソース情報に基づいて前記業務特性情報を更新し、さらに、更新後の前記業務特性情報に基づいて前記各仮想サーバに順位を設定し、そして、設定された順位に基づいて、前記各仮想サーバを前記物理サーバに紐付ける、ステップと、
    (c)前記仮想サーバに、それに紐付けられた前記物理サーバのリソースを割り当てる、ステップと、
    を実行させる、プログラム。
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