JP2012178672A - 中継装置、多拠点テレビ会議システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
遠隔通信端末装置全体の動作を制御するCPUの処理能力に対して、エンコードする解像度とフレームレートが大きすぎると、遠隔通信端末装置に負荷がかかるという課題が生じる。
【解決手段】
遠隔通信端末装置10Aから中継装置30に映像データストリームを受信するレイヤーと、遠隔通信端末装置10Bおよび遠隔通信端末装置10Cに映像データストリームを送信するレイヤーとを比較して、前記中継装置30に受信したレイヤーはあるが、前記遠隔通信端末装置10Bおよび前記遠隔通信端末装置10Cに送信していないレイヤーはあるか否かを検出する制御部304を有することを特徴とする中継装置30を提供する。
【選択図】図4

Description

本発明は、テレビ会議システム等の遠隔地にネットワークを介して映像データストリームを配信するためのシステムに適用可能な中継装置、及び、多拠点テレビ会議システムに関する。
従来の多拠点テレビ会議システムで送受信される映像は、データ量が大きいため非圧縮のままネットワークを介して他拠点に伝送するのは困難であった。そこで、映像の冗長な情報を取り除きデータ量を削減する圧縮(エンコード)および伸張(デコード)する技術が一般に知られている。
近年では、圧縮されたひとつの映像を複数のレイヤーに分けて他拠点に送ることで、ネットワークの状況や受信端末の能力に応じて、最適な映像再生を行うことができるスケーラブルコーディング(Scalable Video Coding・以下、略してSVCと記載する)という技術が既に知られている。特に、近年標準化されたH.264/SVCは、中継装置が配信するレイヤーを選択し、最適な帯域、解像度、フレームレートで受信側がデコードする映像符号化規格があり、注目を集めている。以前、遠隔通信端末装置は、複数の遠隔通信端末装置からのデータを同時に受信することができないため、中継装置のコストが高く、遅延が生じる問題があった。一方、H.264/SVCは、デコードおよび再エンコードを行わないため中継装置のコストが安価である。これに加えて、中継装置に対してデータ転送を要求してから、その結果が返送されるまでの遅延時間(レイテンシ)も悪化しないので多くの利点を有する規格である。
このようなスケーラブルコーディング技術として、特許文献1には、異種のエンドポイント/受信者及びネットワーク上でホストされる会議システムにおいて、符号化された表現を、複数の時間、品質、および空間解像度で提供する方法が開示されている。

しかしながら、特許文献1に記載された発明では、遠隔通信端末装置がエンコードの処理を実行する際に、エンコードに必要な演算量は、データの解像度とフレームレートが大きくなるほど増大する。遠隔通信端末装置全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)の処理能力に対して、エンコードする解像度とフレームレートが大きすぎると、目標とするフレームレートを達成できず、遠隔通信端末装置に負荷がかかるという問題があった。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、複数の遠隔通信端末装置間の映像データストリームの中継を行う中継装置において、前記中継装置は、前記遠隔通信端末装置から中継装置に前記映像データストリームを受信するレイヤーと、他の前記遠隔通信端末装置に映像データストリームを送信するレイヤーとを比較して、中継装置に受信したレイヤーはあるが、他の前記遠隔通信端末装置に送信していないレイヤーはあるか否かを検出する制御部を有することを特徴とする中継装置である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の制御部が、中継装置に受信したレイヤーはあるが、他の前記遠隔通信端末装置に送信していないレイヤーがあると検出した場合には、前記検出の結果を前記遠隔通信端末装置に送信するであることを特徴とする中継装置である。
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載の制御部が、記憶部に記憶される受信レイヤーテーブルおよび送信レイレイヤーテーブルを読み出して、比較することを特徴とする中継装置である。
請求項4に記載された発明は、請求項1に記載のレイヤーが、基本レイヤーと拡張レイヤーからなることを特徴とする中継装置である。
請求項5に記載された発明は、複数の遠隔通信端末装置と、複数の前記遠隔通信端末装置間の映像データストリームの中継を行う中継装置と、を有する多拠点テレビ会議システムにおいて、前記中継装置は、前記遠隔通信端末装置から中継装置に前記映像データストリームを受信するレイヤーと、他の前記遠隔通信端末装置に映像データストリームを送信するレイヤーとを比較して、前記中継装置に受信したレイヤーはあるが他の前記遠隔通信端末装置に送信していないレイヤーはあるか否かを検出する制御部を有することを特徴とする多拠点テレビ会議システムである。
請求項6に記載された発明は、請求項5に記載される制御部が、中継装置に受信したレイヤーはあるが、他の前記遠隔通信端末装置に送信していないレイヤーがあると検出した場合には、前記検出の結果を前記遠隔通信端末装置に送信し、遠隔通信端末装置の制御部は、前記検出の結果に基づいて、前記遠隔通信端末装置のデータ圧縮部に対して、送信していないレイヤーの生成を停止するように制御することを特徴とする多拠点テレビ会議システム。

本発明は、前記遠隔通信端末装置から中継装置に前記映像データストリームを受信するレイヤーと、他の前記遠隔通信端末装置に映像データストリームを送信するレイヤーとを比較して、中継装置に受信したレイヤーはあるが、他の前記遠隔通信端末装置に送信していないレイヤーはあるか否かを検出することによって、遠隔通信端末装置がエンコードの処理を実行する際に、過剰なレイヤーの生成を停止できるという理由から、エンコードの判断処理を円滑に行うことができるようになり、エンコードする解像度とフレームレートが大きい場合でも、目標とするフレームレートが達成でき、遠隔通信端末装置に負荷を軽減できるという顕著な効果を奏することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る多拠点テレビ会議システムの概略図である。 図2は本発明の一実施形態に係る遠隔通信端末装置のハードウェア構成図である。 図3は本発明の一実施形態に係る中継装置のハードウェア構成図である。 図4は本発明の一実施形態に係る多拠点テレビ会議システムを構成する中継装置30の機能ブロック図である。 図5は本発明の一実施形態に係る多拠点テレビ会議システムを構成する各遠隔通信端末装置10および中継装置30の機能ブロック図である。 図6は本発明の一実施形態に係る多拠点テレビ会議システムを構成する遠隔通信端末装置10と中継装置30のシークエンスチャート図である。 図7は本発明の一実施形態に係る多拠点テレビ会議システムを構成する中継装置30の制御部304の処理を表すフローチャートである。
以下、図1乃至図7を用いて、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る多拠点テレビ会議システムの概略を示す図である。一例として3拠点(拠点A、B、およびC)の多拠点テレビ会議システムを示している。
多拠点テレビ会議システム1は、各遠隔通信端末装置(10A、10B、10C)と中継装置30とから構成される。以下、各遠隔通信端末装置(10A、10B、10C)をまとめて、遠隔通信端末装置10と記す。他の装置も同様に表記する。
各遠隔通信端末装置10は、映像データストリームや等の通信を行う。映像データストリームは、圧縮された映像、あるいは圧縮された映像をネットワークで送信できるように分割(パケット化)したものです。
中継装置30はインターネットやイントラネット等の通信ネットワーク20にて接続され、各遠隔通信端末装置10との各種データ(情報)の送受信を行う。また中継装置30は、各遠隔通信端末装置10の間で映像データストリームに基づき作成され、画像の再生に必須な基本データの中継を行う。
さらに、各遠隔通信端末装置10は、各遠隔通信端末装置用のカメラ(12A、12B、12C)、各遠隔通信端末装置用のディスプレイ(14A、14B、14C)と接続している。
カメラ12は、テレビ会議をしている際の映像を撮影する。各遠隔通信端末装置用のディスプレイ14は、他拠点の映像を表示する。


図2は、 本発明の一実施形態に係る遠隔通信端末装置10のハードウェア構成図である。図
2に示されているように、本実施形態の遠隔通信端末装置10は、遠隔通信端末装置10全体の動作を制御し、圧縮(エンコード)および伸張(デコード)処理を行うCPU(Central Processing Unit)101、遠隔通信端末装置用プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、映像データストリームや音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、遠隔通信端末装置10を操作する操作ボタン108、遠隔通信端末装置10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、ネットワークを利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F111、CPU101の制御に従って外付けのカメラ12で被写体を撮影し、映像データストリームを得て、映像データストリームの伝送を制御する撮像素子I/F113、音声を入力するマイク114、音声を出力するスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ14に映像データストリームを伝送するディスプレイI/F117、及び上記各構成要素を図2に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
なお、記録メディア106は、遠隔通信端末装置10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。更に、カメラ12としては、一例としてCOMSを使用する。COMSは、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子であり、被写体を撮像するものであればCMOSに限らず、CCD(Charge Coupled Device)等を用いてもよい。また、ディスプレイ14は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELにより構成されている。
更に、上記遠隔通信端末装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式
のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に
記録して流通させるようにしてもよい。
図3は、本発明の一実施形態に係る中継装置の構成図である。中継装置30は、中継装置30全体の動作を制御するCPU201、中継装置30を制御するための基本データ中継装置用プログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、各種データを記憶するHD(Hard Disk)204、CPU201の制御にしたがってHD204に対するデータの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ14、通信ネットワーク20を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対するデータの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。なお、上述の中継装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
図4は、本発明の一実施形態に係る多拠点テレビ会議システム1を構成する中継装置30の機能ブロック図である。
中継装置30は、データ受信部(301A、301B、301C)、データ送信部(302A、302B、302C)、レイヤー選択部303、制御部304、記憶部305を備えている。
データ受信部301は、他拠点の遠隔通信端末装置10から送信された映像データストリームを受信する。データ送信部302は、各遠隔通信端末装置10に対して映像データストリームを送信する。中継装置30のデータ受信部301により受信した映像データストリームは後述する基本レイヤー及び拡張レイヤーを介して遠隔通信端末装置10より送信される。レイヤー選択部303は、各遠隔通信端末装置10に対して送信するレイヤーを選択する。H.264/SVCでは、映像データストリームを基本レイヤーと任意の数の拡張レイヤーに分けて送信される。基本レイヤーは、たとえば映像データストリームを再生するために必要であり、必要最低限の映像データストリームを送信するために用いられる。また、拡張レイヤーは、たとえば映像データストリームをより美しく再生するための映像データストリームを送信するために用いられる。制御部304は、1つの遠隔通信端末装置10から受信したレイヤーと各遠隔通信端末装置10に向けて送信するレイヤーを比較して、中継装置30で受信しているが、遠隔通信端末装置10に送信していないレイヤーを検出する。検出した結果、遠隔通信端末装置10に送信していないレイヤーを検出した場合、後述する遠隔通信端末装置10の制御部310に対して検出の結果を通知する。また、上述の制御部304の検出の結果によって、レイヤーの生成を停止している場合、ある一定条件の下で、遠隔通信端末装置10の制御部310に対して該当するレイヤーの生成および送信を再開するように制御する。一定条件とは、各遠隔通信端末装置10の利用可能なネットワーク帯域が増加した場合やレイヤーが追加された場合などである。ここで、利用可能なネットワーク帯域が増加する場合とは、遠隔通信端末装置10の設定で、ネットワーク帯域制限を解除した場合、ネットワークの混雑が解消した場合、無線通信で電波の状態が改善された場合などがあげられる。記憶部305は、中継装置30のデータ受信部301で受信した映像データストリームの解像度とフレームレート、及びデータ送信部302から送信された映像データストリームの解像度とフレームレートが記憶されている。

図5は、本発明の一実施形態に係る多拠点テレビ会議システム1を構成する各遠隔通信端末装置10および中継装置30の機能ブロック図である。
上記図1にも記載したとおり、遠隔通信端末装置(10A、10B、10C)と中継装置30は通信ネットワーク20を介して、接続されている。各遠隔通信端末装置10は、データ圧縮部(306A、306B、306C)、データ送信部(307A、307B、307C)、データ受信部(308A、308B、308C)、データ伸張部(309A、309B、309C)、制御部(310A、310B、310C)を備えている。
また、中継装置30については、上記図4と同様のため説明を省略する。
データ圧縮部308は、カメラ12によって撮影された自拠点の映像データストリームに圧縮する。データ送信部307は、データ圧縮部306によって圧縮された映像データストリームを中継装置30に送信する。データ受信部308は、中継装置30を介して他拠点の遠隔通信端末装置10から送信された映像データストリームを受信する。データ伸張部309は、データ受信部308で受信した映像データストリームを伸張する。制御部310は、利用可能なネットワーク帯域およびCPU処理能力の情報を取得し、遠隔通信端末装置10のデータ送信部307から送信可能なレイヤーを決定する。これに加えて、中継装置30の制御部304の検出の結果に基づき、データ圧縮部に対してレイヤーの生成の制御を行う。
以下、拠点Aから、拠点Bおよび拠点Cに映像データストリームを送信する場合の具体例について表1を用いて説明する。遠隔通信端末装置10Aのデータ送信部307Aから映像データストリームが送信され、中継装置30のデータ受信部301Aで受信した受信レイヤーテーブルが記憶部305に記憶されている。
表1 受信レイヤーテーブル
Figure 2012178672
拠点Aの遠隔通信端末装置10Aにおいて、基本レイヤー30Aは、基本レイヤー30Aのみを伸張すると、解像度が360×240で、フレームレートが15fpsの映像データストリームを再生できるとする。また基本レイヤー30Aに加えて、拡張レイヤー30A1、拡張レイヤー30A2、拡張レイヤー30A3を備えている。拡張レイヤー30A1をデコードすると解像度が360×240で、フレームレートが30fpsの映像データストリームを再生できるとする。同様に拡張レイヤーを拡張レイヤー30A2、拡張レイヤー30A3と加えていくことで、再生できる映像の品質を向上させることができる。ここで、拡張レイヤー30A2は、解像度が720×480で、フレームレートが30fpsであり、拡張レイヤー30A3は、解像度が720×480で、フレームレートが60fpsであるとする。
また、表2に示されるような遠隔通信端末装置10Bおよび遠隔通信端末装置10Cの処理能力やネットワークの帯域情報に応じて受信できる、中継装置30からデータ送信部302Bおよびデータ送信部302Cから送信されるレイヤーを表す送信レイヤーテーブルが記憶部305に記憶されている。
表2 送信レイヤーテーブル
Figure 2012178672

拠点Bの遠隔通信端末装置10Bは、基本レイヤー30Aは解像度が360×240で、フレームレートが15fpsの映像データストリームを受信できる能力があるとする。これに加えて拡張レイヤー30A1および拡張レイヤー30A2を備えているとする。拡張レイヤー30A1は解像度が360×240で、フレームレートが15fps、拡張レイヤー30A2は解像度が720×480で、フレームレートが30fpsであるとする。
また、拠点Cの遠隔通信端末装置10Cは、基本レイヤー30Cは解像度が360×240で、フレームレートが15fpsの映像データストリームを受信できる能力があるとする。これに加えて拡張レイヤー30A1を備えているとする。拡張レイヤー30A1は解像度が360×240で、フレームレートが15fpsであるとする。
この場合、従来であれば、拠点Aの拡張レイヤー30A3は、拠点Bおよび拠点Cのどの遠隔通信端末装置10でも受信されていないため、遠隔通信端末装置10Aにおいて拡張レイヤー30A3を生成したり、送信したりするCPUへの負荷やネットワーク帯域は無駄となっていた。
そこで、本発明では制御部304で、受信レイヤーテーブル(表1)と送信レイヤーテーブル(表2)を比較する。制御部304で比較した結果、遠隔通信端末装置10Aの拡張レイヤー30A3から送信された映像データストリームを中継装置30で受信しているが、遠隔通信端末装置10Bまたは遠隔通信端末装置10Cに送信していないことを検出する。制御部304から、検出の結果を遠隔通信端末装置10Aの制御部310Aに対して送信し、拡張レイヤー30A3の生成および送信を停止するように遠隔通信端末装置10Aの制御部10Aで制御を行う。
図6は、本発明の一実施形態に係る多拠点テレビ会議システム1を構成する遠隔通信端末装置10と中継装置30のシークエンスチャート図である。
ここでも上記同様に、拠点Aから、拠点Bおよび拠点Cに映像データストリームを送信する場合の具体例を説明する。遠隔通信端末装置10Aのデータ送信部307Aから映像データストリームが送信される。(S61)この時、上述の表1に示したとおり、基本レイヤー30Aは解像度が360×240・フレームレートが15fps、拡張レイヤー30A1は解像度が360×240・フレームレートが30fps、拡張レイヤー30A2は解像度が720×480・フレームレートが30fps、拡張レイヤー30A3は解像度が720×480・フレームレートが60fpsであるとする。ここで、中継装置30のデータ受信部301Aで、遠隔通信端末装置10Aから送信された映像データストリームを受信し、基本レイヤーおよび拡張レイヤーの解像度およびフレームレートを記憶部305に記憶する。表1で示される受信レイヤーテーブルが記憶部305に記憶されている。次に、遠隔通信端末装置10Bおよび遠隔通信端末装置10Cは、中継装置30に対して受信可能なレイヤーの通知を行う。(S62)あわせて、受信可能な最大の解像度およびフレームレートに関する情報を通知する。次に、レイヤー選択部303は、遠隔通信端末装置10Bおよび遠隔通信端末装置10Cに対して送信するレイヤーを選択する。(S63)この際、S62の通知された情報に基づき、レイヤーを選択する。レイヤー選択部303で選択されたレイヤーに基づき、中継装置30から映像データストリームが遠隔通信端末装置10Bおよび遠隔通信端末装置10Cに送信される。(S64)ここでも上記同様に、拠点Bの遠隔通信端末装置10Bは、基本レイヤー30Aは解像度が360×240・フレームレートが15fps、拡張レイヤー30A1は解像度が360×240・フレームレートが15fps、拡張レイヤー30A2は解像度が720×480・レームレートが30fpsであるとする。また、拠点Cの遠隔通信端末装置10Cは、基本レイヤー30Aは解像度が360×240・フレームレートが15fps、拡張レイヤー30A1は解像度が360×240・フレームレートが15fpsであるとする。これらは、表2で示される送信レイヤーテーブルが記憶部305に記憶されている。
次に、中継装置30の制御部304において、レイヤーの検出を行う。(S65)ここで図7を参照して、レイヤーの検出を行う制御部304の処理について詳しく説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る多拠点テレビ会議システム1を構成する中継装置30の制御部304の処理を表すフローチャートである。
まず、制御部は記憶部305に記憶されている送信レイヤーテーブル(表1)と受信レイヤーテーブル(表2)を読み出して、レイヤーの比較を行う。(S71)S71でレイヤー比較した結果、1つの遠隔通信端末装置10から送信され、中継装置30で受信しているが、他の遠隔通信端末10に送信していないレイヤーがあるか否かを検出する。ここで、1つの遠隔通信端末装置10から中継装置30で受信しているが、他の遠隔通信端末10に送信していないレイヤーがない場合(NO)、再びレイヤーの比較(S71)に戻る。一方、1つの遠隔通信端末装置10から中継装置30で受信しているが、他の遠隔通信端末10に送信していないレイヤーがある場合(YES)、次のステップにうつる。この場合、遠隔通信端末装置10Aの拡張レイヤー30A3からの映像データストリームを受信しているが、遠隔通信端末装置10Bまたは遠隔通信端末装置10Cに送信していない。したがって、1つの遠隔通信端末装置10から中継装置30で受信しているが、他の遠隔通信端末10に送信していないレイヤーがあるという検出結果となる。次に、検出結果を映像データストリーム送信元の遠隔通信端末装置10に送信する。(S73)この場合は、映像データストリーム送信元は遠隔通信端末装置10Aであるので、遠隔通信端末装置10Aに対し、検出結果を送信する。
再び図6に戻り、説明をする。中継装置30の制御部304から送信された検出結果を遠隔通信端末装置10の制御部310が受信する。(S66)制御部310は中継装置30からの検出結果を基づいて、データ圧縮部306に対し、他の遠隔通信端末装置10に送信していないレイヤーの生成を停止するよう制御する。(S67)この場合、拡張レイヤー30A3の生成を停止するように制御する。制御部304の制御により、データ圧縮部306は他の遠隔通信端末装置10に送信していないレイヤーの生成を停止し、映像データストリームを中継装置30に対して送信する。(S68)この場合、拡張レイヤー30A3の生成が停止され、基本レイヤー30A、拡張レイヤー30A1、拡張レイヤー30A2によって映像データストリームが中継装置30に送信される。そして、再び、中継装置30でレイヤー選択部303によりレイヤーが選択され(S69)、映像データストリームが、遠隔通信端末装置30に送信される。(S70)
多拠点テレビ会議システム1
遠隔通信端末装置10
カメラ12
ディスプレイ14
通信ネットワーク20
中継装置30
CPU(Central Processing Unit)101
ROM(Read Only Memory)102
RAM(Random Access Memory)103
フラッシュメモリ104
SSD(Solid State Drive)105
記録メディア106
メディアドライブ107
操作ボタン108
電源スイッチ109
バスライン110
ネットワークI/F111
撮像素子I/F113
マイク114
スピーカ115
音声入出力I/F116
ディスプレイI/F117
CPU201
ROM202
RAM203
HD(Hard Disk)204
HDD(Hard Disk Drive)205
記録メディア206
メディアドライブ207
ディスプレイ208
ネットワークI/F209
バスライン210
キーボード211
マウス212
CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213
CD−ROMドライブ214
データ受信部301
データ送信部302
レイヤー選択部303
制御部304
記憶部305
データ圧縮部306
データ送信部307
データ受信部308
データ伸張部309
制御部310
特表2009−508454号公報

Claims (6)

  1. 複数の遠隔通信端末装置間の映像データストリームの中継を行う中継装置において、
    前記中継装置は、
    前記遠隔通信端末装置から中継装置に前記映像データストリームを受信するレイヤーと、他の前記遠隔通信端末装置に映像データストリームを送信するレイヤーとを比較して、中継装置に受信したレイヤーはあるが、他の前記遠隔通信端末装置に送信していないレイヤーはあるか否かを検出する制御部を有することを特徴とする中継装置。
  2. 請求項1に記載される制御部は、中継装置に受信したレイヤーはあるが、他の前記遠隔通信端末装置に送信していないレイヤーがあると検出した場合には、前記検出の結果を前記遠隔通信端末装置に送信することを特徴とする中継装置。
  3. 請求項1に記載される制御部は、記憶部に記憶される受信レイヤーテーブルおよび送信レイレイヤーテーブルを読み出して、比較することを特徴とする中継装置。
  4. 請求項1に記載されるレイヤーは、基本レイヤーと拡張レイヤーからなることを特徴とする中継装置。
  5. 複数の遠隔通信端末装置と、
    複数の前記遠隔通信端末装置間の映像データストリームの中継を行う中継装置と、
    を有する多拠点テレビ会議システムにおいて、
    前記中継装置は、
    前記遠隔通信端末装置から中継装置に前記映像データストリームを受信するレイヤーと、他の前記遠隔通信端末装置に映像データストリームを送信するレイヤーとを比較して、中継装置に受信したレイヤーはあるが、遠隔通信端末装置に送信していないレイヤーはあるか否かを検出する制御部を有することを特徴とする多拠点テレビ会議システム。
  6. 請求項5に記載される制御部が、中継装置に受信したレイヤーはあるが、他の前記遠隔通信端末装置に送信していないレイヤーがあると検出した場合には、前記検出の結果を前記遠隔通信端末装置に送信し、遠隔通信端末装置の制御部は、前記検出の結果に基づいて、前記遠隔通信端末装置のデータ圧縮部に対して、送信していないレイヤーの生成を停止するように制御することを特徴とする多拠点テレビ会議システム。
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