JP2012172676A - 風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固定の集風装置では、斜面に設置することが困難で、設置間隔も広げる必要がある。回転する集風装置では、発電機から電力を直接出力することが出来ない。
【解決手段】風が流入する第1開口部と、第1開口部より小面積で、かつ第1開口部から流入した風が流出する第2開口部と、第1開口部の近傍に設けられた支持体の回転中心軸の周囲を回転して第1開口部を風の方向に向ける集風部と、入力軸が支持体の回転中心軸に一致するように支持体に固定された発電機または発電機を増速する増速機と、第2開口部から流出する風で入力軸を回転させる風車を備える。第2開口部から流出する風速は第1開口部から流入する風速より高くなり、低い風速でも風車を回転させ、発電機から電力を直接出力することが出来る。
【選択図】図10

Description

本発明は、風力発電装置に関し、風の方向に関係なく作動し、狭いスペースでも設置が可能な風力発電装置に関するものである。
近年、地球の温暖化防止の一つの手段として、風力発電装置が世界的に普及している。
例えば、特開2001−193632号公報では、四方いずれの方向からの風でも風車を回転させることが出来る風力発電装置が開示されている。箱体は四方に開口部を有し、開口部につながる通路へ導かれた風は中心に向かって集中し、風車の下より流入して風車を回転させ、上部の開口部より吸引されて流出する。開口部の周囲にはランドが設けられ、周囲の風を剥離させて開口部の圧力を下げて風を吸引する。箱体の中心部には、風車が軸に固定され、発電機を回転させる。
また、特開平11−22625号公報では、円錐台形状フレームをポールに吹き流しのように軸支し、上底付近に、風車のブレードを配置した風車が開示されている。円錐台形状フレームを覆うフードは、風を集め、狭められた円錐台形上底の出口から、増幅された流速の風が流出する。ブレードの後方には,負圧が働き、回転トルクを増幅させて、発電機の回転軸に固定したブレードを回転させる。
特開2001−193632号公報 特開平11−22625号公報
ところで、風力発電装置をさらに普及させるためには、設置場所や設置間隔の制約が少なく、風の方向で発電量が小さくなることが無いことが望まれる。また、発電機から電力を、スリップリングとブラシなどを使用せずに、直接出力出来ることも望まれる。
したがって、特開2001−193632号公報の箱体の構造では、斜面に設置することが困難で、風通しを良くするためには、設置間隔も広げる必要がある。また、開口部につながる通路と同じ方向の風では、発電量が小さくなる問題がある。また、特開平11−22625号公報の構造では、発電機から電力を、スリップリングとブラシなどを使用して出力することが必要である。
本発明は、設置場所や設置間隔の制約が少なく、風の方向で発電量が影響されず、発電機から電力を直接出力することが可能な風力発電装置を提供することを、主な目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明は、風が流入する第1開口部と、第1開口部より小面積でかつ第1開口部から流入した風が流出する第2開口部と、第1開口部の近傍に設けられ地面と略垂直の支持体に直接または間接的に回転自在に支持された支持部と、支持部に支持されかつ風力で支持体の回転中心軸の周囲を回転して第1開口部を風が流入する方向に向ける集風部と、入力軸が集風部の回転中心軸に一致するように支持体に固定された発電機または発電機を増速する増速機と、第2開口部から流出する風で入力軸を直接または動力を伝達する手段を介して回転させる風車と、を備えている。
また、本発明は、支持部が発電機または発電機を増速する増速機の近傍に設けられた第1支持部と、支持体を支持する基礎の近傍に設けられた第2支持部と、を備えている。
また、本発明は、第1支持部が発電機と支持体の間に設けられた軸受によって支持された構成をしている。
また、本発明は、第1支持部が発電機または発電機を増速する増速機の入力軸の側に設けられた軸受によって支持された構成をしている。
また、本発明は、発電機または発電機を増速する増速機の入力軸に固定された風車の周囲に、第2開口部を備えている。
また、本発明は、第1支持部が発電機と支持体の間の軸受によって支持され、入力軸の周囲に、第2開口部につながる集風部の非開口面の一部を備えている。
また、本発明は、第1支持部が発電機と支持体の間の軸受によって支持され、発電機を内包するように、第2開口部につながる集風部の非開口面の一部を備えている。
また、本発明は、第1支持部が発電機または発電機を増速する増速機の入力軸の側の軸受によって支持され、入力軸の周囲に、第2開口部につながる集風部の非開口面の一部を備えている。
また、本発明は、動力を伝達する手段としての、風車の回転軸に固定された第1回転体と、発電機または増速機の入力軸に設けられ、第1回転体から直接または動力伝達部を介して、回転させられる第2回転体と、を備えている。
また、本発明は、第1回転体と第2回転体がそれぞれプーリまたはタイミングプーリまたはスプロケットから構成され、各々のプーリまたはタイミングプーリまたはスプロケットをそれぞれ結合するベルトまたはタイミングベルトまたはチェーンから構成された動力伝達部を備えている。
また、本発明は、動力伝達部の張力または緩みを調整するためのテンショナを、第1回転体と第2回転体の間に備えている。
また、本発明は、第1回転体と第2回転体が、それぞれ歯車から構成され、動力伝達部として各々の歯車を結合させる1つ以上の歯車を備えている。
また、本発明は、第1回転体と第2回転体が、それぞれ直接結合する歯車から構成されている。
また、本発明は、第1回転体と第2回転体が、それぞれ直接結合する傘歯車から構成されている。
また、本発明は、第1回転体と第2回転体の周囲に、風車の近傍の集風部に固定され、回転中心軸の周りを回転する筐体を備えている。
また、本発明は、第1開口部の左右の面が略平面で、左右の面を除く面が略円弧状および略円状の集風部を備えている。
また、本発明は、前記回転中心軸からの距離が遠い前記集風部の面は、下方に向かうほど前記回転中心軸からの距離が近くなるような前記集風部を備えている。
また、本発明は、風車の回転によって生じる反力を相殺するように、第1開口部の左右の面の水平方向の長さが異なる集風部を備えている。
また、本発明は、集風部の第1開口部から流入した風を分流して第2開口部へ流出するように、集風部の左右の面に固定された1つ以上の仕切り板を備えている。
また、本発明は、集風部の一部に一定以上の風圧で開口する保護手段を備えている。
また、本発明は、集風部が風向きの変化で高速に回転することを防止する回転防止手段を、支持体または支持体の近傍に備えている。
本出願に係る発明のうち、請求項1と請求項2に記載の発明によれば、設置場所や設置間隔の制約が少なく、風の方向で発電量が影響されず、発電機から直接電力を出力することが可能な風力発電装置を得ることが出来る。また、集風部の第2開口部の面積は第1開口部の面積より小さいため、第2開口部から流出する風速は、第1開口部から流入する風速より高くなり、低い風速でも風車を回転させることが出来る。そのため、発電機を電動機として駆動する駆動回路を省略することが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項3に記載の発明によれば、集風部の荷重や遠心力が発電機や増速機に直接加わることが無いため、通常の発電機や増速機を使用することが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項4に記載の発明によれば、第1支持部と第2支持部の間隔が広がるため、第1支持部から見て第2支持部と反対側の集風部の強度を弱くすることが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項5に記載の発明によれば、発電機または発電機を増速する増速機の入力軸に風車を固定して、動力を伝達する手段を使用しないため、発電効率が向上し原価を低減させることが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項6に記載の発明によれば、発電機または発電機を増速する増速機の入力軸に風車を固定するため、集風部の荷重や遠心力が発電機に直接加わることが無いため、通常の発電機や増速機を使用することが出来る。また、発電効率が向上し原価を低減させることが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項7に記載の発明によれば、発電機または発電機を増速する増速機の入力軸に風車を固定することにより、集風部の荷重や遠心力が発電機に直接加わることが無いため、通常の発電機や増速機を使用することが出来る。また、風車近傍の通風抵抗が小さくなるため、発電効率が更に向上し原価を低減させることが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項8に記載の発明によれば、風が流入する第1開口部の開口面積が大きくなるため、集風効率が高くなり、発電能力が向上し単位出力当たりの原価を、低減させることが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項9に記載の発明によれば、風が流入する第1開口部と風が流出する第2開口部の間の距離が短くなって通風抵抗が小さくなるため、発電効率を向上させることが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項10に記載の発明によれば、動力伝達部の長さの範囲が広いため、第1回転体と第2回転体を容易に結合することが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項11に記載の発明によれば、テンショナの取り付け位置を移動することで、第1回転体と第2回転体の間の距離の多少のばらつきを許容することが出来る。また、ベルトやチェーンの経時変化による伸びにも、対応することが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項12に記載の発明によれば、グリスなどを介して歯車が接触するため、磨耗する部分が少なく、動力を伝達する手段の寿命を長くすることが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項13に記載の発明によれば、歯車が直接結合しているため、動力を伝達する手段の効率を高くすることが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項14に記載の発明によれば、第2開口部から流出する風の方向と風力発電装置の周囲の風の方向とが略同じのため、集風部の第2開口部の外部が負圧になり、風車の効率を高くすることが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項15に記載の発明によれば、筐体が第1回転体と第2回転体の周囲を覆うため、第1回転体と第2回転体などを雨や雪から保護することが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項16に記載の発明によれば、集風部の形状が第1開口部の左右の面は略平面で、左右の面を除く面は略円弧状または略円状のため、集風部の第1開口部を常に風が流入する方向に向けることが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項17に記載の発明によれば、集風部の第1開口部の下部から流入した風を滑らかに第2開口部へと導くことが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項18に記載の発明によれば、集風部の第1開口部の左右の面の水平方向の長さが異なるため、風車の回転によって生じる回転力と反対方向の回転力を生じるようになり、両方の回転力が相殺されて、集風部を安定して風が流入する方向に向けることが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項19に記載の発明によれば、集風部の第1開口部から流入した風が仕切り板で分流するため、第1開口部の異なる位置から流入した風の干渉が少なくなり通風抵抗を小さくすることが出来る。また、仕切り板によって集風部の強度が大きくなり、集風部の内部にかかる風圧によって、集風部が変形しにくいため、集風部の大部分は、薄い金属などで製作することが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項20に記載の発明によれば、強風時に保護手段が開口するため、集風部が変形したり、風車が高速回転したりすることを防止することが出来る。
本出願に係る発明のうち、請求項21に記載の発明によれば、風向きの変化で集風部が高速に回転しようとすると、支持体または支持体の近傍に備えられた回転防止手段が制動力を発生するため、集風部が高速回転することを防止することが出来る。
第1の実施形態に係る風力発電装置の部分断面側面図である。 図1の集風部のA−A矢視の部分断面正面図である。 第2の実施形態に係る風力発電装置の部分断面側面図である。 第3の実施形態に係る風力発電装置の部分断面側面図である。 第4の実施形態に係る風力発電装置の部分断面側面図である。 第5の実施形態に係る風力発電装置の部分断面側面図である。 第6の実施形態に係る風力発電装置の部分断面側面図である。 第7の実施形態に係る風力発電装置の部分断面側面図である。 第8の実施形態に係る風力発電装置の部分断面側面図である。 第9の実施形態に係る風力発電装置の部分断面側面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
この発明の第1の実施形態を図1と図2に基づいて説明する。図1と図2に示すように風力発電装置1は、第1開口部2と、第2開口部3aと、支持体としての円柱4と、集風部5と、風車6と、発電機7と、を備える。図1の上下方向は地面に対する垂直方向と一致し、図1の左右方向は地面に対する水平方向と一致する。集風部5のそれぞれ前側の面を「前側面5a」と言い、後側の面を「後側面5b」と言い、上側の面を「上側面5c」と言い、下側の面を「下側面5d」と言い、左側の面を「左側面5e」と言い、右側の面を「右側面5f」と言う。
図1と図2に示すように、円柱4は基礎8に固定され、円柱4の上下には、軸受9a、10が設けられている。集風部5の上下には、集風部5を支持する第1支持部11と第2支持部12が設けられ、集風部5は、軸受9aと第1支持部11、軸受10と第2支持部12とによって支持され、円柱4の回転中心軸13の周囲を回転出来るように構成されている。集風部5には、風14aが流入する第1開口部2と、第1開口部2から流入した風14aが、流出する第2開口部3aが設けられている。第1開口部2の開口面15は略垂直方向で、第2開口部3aの開口面16aは略水平方向に設けられている。第1開口部2の開口面15は、上下に長い略長方形状で、第2開口部3aの開口面16aは、第1開口部2の開口面15より、面積がかなり小さい略円形状である。
第2開口部3aは、複数個の開口部17aと複数個の非開口部18aから成り、非開口部18aの面積は開口部17aよりはるかに小さく、第2開口部3aから流出する風14cで回転する風車6は、非開口部18aに設けられた軸受支持部19aに設けられた軸受20、21により回転自在に支持された回転軸22に固定されている。軸受20、21に対して、風車6の反対側には、第1回転体としてのプーリ、好ましくは第1タイミングプーリ23が回転軸22に固定されている。発電機7の円柱4の回転中心軸13と一致する図示しない入力軸と増速機24の図示しない出力軸は結合し、増速機24の入力軸25が円柱4の回転中心軸13に一致するように、軸受9aの円柱4の延長部26にボルト27で固定されている。増速機24の入力軸25には、第2回転体としてのプーリ、好ましくは第2タイミングプーリ28が固定されている。第1タイミングプーリ23と、第2タイミングプーリ28間には、動力伝達部としてのベルト、好ましくはタイミングベルト29が結合し、第1タイミングプーリ23と第2タイミングプーリ28間の距離の多少のばらつきを許容し、タイミングベルト29の張力や経時変化による伸びにも対応するためのテンショナ30が、第1タイミングプーリ23と第2タイミングプーリ28の間に設けられている。この第1タイミングプーリ23と、第2タイミングプーリ28とタイミングベルト29で、動力を伝達する手段を構成している。風車6が回転すると、第1タイミングプーリ23が回転し、タイミングベルト29に結合された第2タイミングプーリ28が回転し増速機24の入力軸25が回転し、発電機7の図示しない入力軸が回転して、発電機7は電力を発生する。
第1タイミングプーリ23、第2タイミングプーリ28、タイミングベルト29、テンショナ30などを雨や雪から保護するため、軸受支持部19aの延長部31には、保護板32の一方33がボルト34で固定され、保護板32の上には防水カバー35aがねじ36で固定されている。保護板32の他方37には、穴38が設けられ、穴38の中心は増速機24の入力軸25の回転中心軸13と略一致している。増速機24のインロー部39には、柔軟性のあるシール部材40がはめ込み固定されている。インロー部39から突出したシール部材40の端面41と、保護板32の穴38の中心付近の面42で、防水カバー35aと保護板32の内部43への雨や雪などの侵入を防止する。穴38の中心付近の面42とシール部材40の端面41は軽く接触していて、かつ、穴38の中心と増速機24の入力軸25の中心が多少ずれていても、問題は発生しない。保護板32の一方33の端部44には、水45の排出用の小穴46が設けられている。防水カバー35aと保護板32の内部43で結露により生じた水45は、小穴46から排出される。この水45は、集風部5が回転している場合、遠心力が働くため、さらに排出しやすくなる。また、この小穴46は、風力発電装置1の周囲温度の変化によって、防水カバー35aと保護板32の内部43の気圧変化により、特に防水カバー35aが変形するのを防止する。
集風部5の形状は、上側面5cと下側面5dの一部分が平面状に、右側面5fと左側面5eの大部分が平面状に、後側面5bが略円弧状に構成され、後側面5bの下方に向かうほど回転中心軸からの距離が近くなるように構成されている。集風部5の内部47には、第1開口部2の異なる位置から流入した風14aの干渉を少なくして、通風抵抗を小さくするため、仕切板48a、48b、48cが右側面5fと左側面5eにねじ留めまたは溶接されている。さらに、仕切板48a、48b、48cは、風14bの通風抵抗を小さくするため、曲面状に構成されている。また、風14b間の圧力差を少なくするため、仕切板48a、48b、48cは、風車6の近傍には設けられていない。仕切板48a、48b、48cは通風抵抗を小さくするためだけでなく、集風部5の内部47にかかる風圧によって、集風部5が変形しない役割も担う。そのため、集風部5の大部分は、薄い金属などで製作することが出来る。集風部5の右側面5fと左側面5eの幅は、風車6の回転によって生じる回転力を、相殺する反対方向の回転力を生じるように、集風部5の右側面5fと左側面5eの幅は、右側面5fより左側面5eの方が広くなっている。このようにすれば、風14aが、第1開口部2から右側面5fと左側面5eに平行して流入するため、集風部5を安定して風14aが流入する方向に向けることが出来る。集風部5の開口面15の面積は、風速や発電機7の出力条件で自由に設定することが出来る。集風部5の開口面15の高さと幅と深さの比は、集風部5が安定して風14aが流入する方向に向く範囲で、自由に設定することが出来る。
風向きの変化で、集風部5が高速に回転することが無いように、円柱4の下部の基礎8の周りには、集風部5の下側面5dと近距離に、N極とS極が交互に配置された回転防止手段としての永久磁石または電磁石49が固定されている。集風部5が高速に回転しようとすると、下側面5dには渦電流が流れるため、集風部5が高速回転することを防止する。電磁石49の場合は、図示しない位置検出器で、集風部5の回転速度を検出し、回転速度に応じて電磁石49に流す電流を調節しても良い。また回転防止手段は機械的な構成でも良い。
強風時に集風部5が変形したり、風車6が高速回転したりしないように、集風部5の一部、好ましくは風車6の近傍の集風部5の後側面5bの一部に、一定以上の風圧で、開口する保護手段50が設けられている。保護手段50の具体的な構成例として、後側面5bに穴51を開け、集風部5の構成材料より強度の小さい部材を後側面5bの穴51にねじ52で固定しても良く、集風部5の構成材料と同じ強度の部材を、一定の力で後側面5bの穴51にはめ込んでも良い。
第1回転体と第2回転体としての第1タイミングプーリ23、第2タイミングプーリ28は、スプロケットに、動力伝達部としてタイミングベルト29は、チェーンに置き換えても良い。タイミングベルト29より、チェーンの方が切れにくく、チェーンの経時変化による伸びを、テンショナ30で再調整することで、タイミングベルト29より長い時間、使用することが出来る。
集風部5の第1開口部2の開口面15の面積と、第2開口部3aの開口面16aの面積との比が大きくなるに従い、同じ風速でも、風車6の回転速度が早くなるので、増速機24は省略して、第2回転体は発電機7の図示しない入力軸に固定しても良い。
図示の例では、第1回転体と第2回転体の直径または歯数は同じあるが、第1回転体の直径または歯数を第2回転体の直径または歯数より大きくして、第1回転体より第2回転体が高速で回転するようにしても良い。
発電機7から出力された電力は、円柱4に設けられた電線通過穴4aと、基礎8に設けられた電線通過穴8aとを通過する図示しない電線によって、外部の図示しない機器に入力される。
上記実施形態にて説明した構造から導かれる作用効果は、以下の他の実施形態における同様の構造からも導かれる。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係る風力発電装置1の部分断面側面図である。第1の実施形態に係る風力発電装置1では、第1支持部11を支持する軸受9aが、円柱4と発電機7の間に設けられているのに対し(図1参照)、第2の実施形態に係る風力発電装置1では、第1支持部11を支持する軸受9bが、発電機7または発電機7を増速する増速機24の入力軸25の側に設けられている。他の構造は第1の実施形態に係る風力発電装置1と同様であり、同符号を付して説明する。
第1タイミングプーリ23、第2タイミングプーリ28、タイミングベルト29、テンショナ30などを雨や雪から保護するため、軸受支持部19aの延長部31には、保護板32の一方33がボルト34で固定され、保護板32の上には防水カバー35aがねじ36で固定されている。保護板32の他方37には、穴38が設けられ、穴38の中心は増速機24の入力軸25の回転中心軸13と略一致している。保護板32のインロー部53には、柔軟性のあるシール部材40がはめ込み固定されている。インロー部53から突出したシール部材40の端面41と、第1支持部11の穴54の中心付近の面55で、防水カバー35aと保護板32の内部43への雨や雪などの侵入を防止する。穴54の中心付近の面55とシール部材40の端面41は軽く接触していて、かつ、穴54の中心と増速機24の入力軸25の中心が多少ずれていても、問題は発生しない。
(第3の実施形態)
図4は、第3の実施形態に係る風力発電装置1の部分断面側面図である。第2の実施形態に係る風力発電装置1では、風車6から増速機24の入力軸25への回転力の伝達を、第1タイミングプーリ23、第2タイミングプーリ28とタイミングベルト29で行っているのに対し(図3参照)、第3の実施形態に係る風力発電装置1では、図示しない風車から増速機24の入力軸25への回転力の伝達を、平歯車またははすば歯車で行う。他の構造は第2の実施形態に係る風力発電装置1と同様であり、同符号を付して説明する。
図示しない風車の回転軸22には、第1回転体として第1平歯車56が固定されている。増速機24の入力軸25には、第2回転体としての第2平歯車57が固定されている。第1平歯車56と、第2平歯車57間には、軸58に支持された動力伝達部としての遊び平歯車59が結合している。遊び平歯車59は、図示しない風車の回転軸22と増速機24の入力軸25の間の距離のばらつきの解消のため、バックラッシ調整用に紙面と直角方向に移動して固定する。図示しない風車が回転すると、第1平歯車56が回転し、遊び平歯車59に結合された第2平歯車57が回転し、増速機24の入力軸25が回転し、発電機7の図示しない入力軸が回転して、発電機7は電力を発生する。
図示の例では、第1平歯車56と遊び平歯車59と第2平歯車57の歯数は同じであるが、第1平歯車56の歯数>遊び平歯車59の歯数>第2平歯車57の歯数として、第1平歯車56より第2平歯車57が高速で回転するようにしても良い。
第1平歯車56と、第2平歯車57の間の遊び平歯車59を省略して、第1平歯車56と第2平歯車57が直接結合するようにしても良い。第1平歯車56と第2平歯車57の歯数は同じでも良く、第1平歯車56の歯数>第2平歯車57の歯数として、第1平歯車56より第2平歯車57が高速で回転するようにしても良い。
(第4の実施形態)
図5は、第4の実施形態に係る風力発電装置1の部分断面側面図である。第3の実施形態に係る風力発電装置1では、第1支持部11を支持する軸受9aが、円柱4と発電機7の間に設けられているのに対し(図4参照)、第4の実施形態に係る風力発電装置1では、第1支持部11を支持する軸受9bが、発電機7または発電機7を増速する増速機24の入力軸25の側に設けられている。他の構造は第3の実施形態に係る風力発電装置1と同様であり、同符号を付して説明する。
第1平歯車56と、第2平歯車57と、動力伝達部としての遊び平歯車58などを雨や雪から保護するため、軸受支持部19aの延長部31には、保護板32の一方33がボルト34で固定され、保護板32の上には防水カバー35aがねじ36で固定されている。保護板32の他方37には、穴38が設けられ、穴38の中心は増速機24の入力軸25の回転中心軸13と略一致している。保護板32のインロー部53には、柔軟性のあるシール部材40がはめ込み固定されている。インロー部53から突出したシール部材40の端面41と、第1支持部11の穴54の中心付近の面55で、防水カバー35aと保護板32の内部43への雨や雪などの侵入を防止する。穴54の中心付近の面55とシール部材40の端面41は軽く接触していて、かつ、穴38の中心と増速機24の入力軸25の中心が多少ずれていても、問題は発生しない。
(第5の実施形態)
図6は、第5の実施形態に係る風力発電装置1の部分断面側面図である。第3の実施形態に係る風力発電装置1では、図示しない風車から増速機24の入力軸25への回転力の伝達を、平歯車またははすば歯車で行っているのに対し(図4参照)、第5の実施形態に係る風力発電装置1では、風車6から増速機24の入力軸25への回転力の伝達を、傘歯車で行う。第3の実施形態に係る風力発電装置1と同じ部分または相当部分には、同符号を付して説明する。
図6に示すように、集風部5には、風14aが流入する第1開口部2と、第1開口部2から流入した風14aが流出する略円形状の第2開口部3bが設けられている。第1開口部2の開口面15(図2参照)は略垂直方向で、略円形状の第2開口部3bの開口面16bも略垂直方向に設けられている。
第2開口部3bは、複数個の開口部17bと複数個の非開口部18bから成り、非開口部18bの面積は開口部17bよりはるかに小さく、第2開口部3bから流出する風14cで回転する風車6は、非開口部18bに設けられた軸受支持部19bに設けられた軸受60と、集風部5の前側面5aの非開口部61に設けられた軸受62により回転自在に支持された回転軸63に固定されている。軸受60に対して、風車6の反対側には、第1回転体としての第1傘歯車64が回転軸63に固定されている。増速機24の入力軸25には、第2回転体としての第2傘歯車65が固定されている。この第1傘歯車64と第2傘歯車65で、動力を伝達する手段を構成している。風車6が回転すると、第1傘歯車64が回転し、第1傘歯車64に結合した第2傘歯車65が回転し、増速機24の入力軸25が回転し、発電機7の図示しない入力軸が回転して、発電機7は電力を発生する。第2開口部3bから流出する風14cの方向と、風力発電装置1の周囲の風14aの方向とが略同じであるため、集風部5の第2開口部3bの外部が負圧になる。集風部5の第1開口部2から流入した風14aは、図示しない仕切板の間を通過して、第2開口部3bから風14cとして流出しやすいため、風車6の効率を高くすることが出来る。
第1傘歯車64、第2傘歯車65などを雨や雪から保護するため、非開口部61の延長部66には保護板67が固定され、保護板67の上には防水カバー35bがねじ36で固定されている。保護板67には、穴68が設けられ、穴68の中心は増速機24の入力軸25の回転中心軸13と略一致している。増速機24のインロー部39には、柔軟性のあるシール部材40がはめ込み固定されている。インロー部39から突出したシール部材40の端面41と、保護板67の穴68の中心付近の面69で、防水カバー35bと保護板66の内部43への雨や雪などの侵入を防止する。穴68の中心付近の面69とシール部材40の端面41は軽く接触していて、かつ、穴68の中心と増速機24の入力軸25の中心が多少ずれていても、問題は発生しない。
(第6の実施形態)
図7は、第6の実施形態に係る風力発電装置1の部分断面側面図である。第5の実施形態に係る風力発電装置1では、第1支持部11を支持する軸受9aが、円柱4と発電機7の間に設けられているのに対し(図6参照)、第6の実施形態に係る風力発電装置1では、第1支持部11を支持する軸受9bが、発電機7または発電機7を増速する増速機24の入力軸25の側に設けられている。他の構造は第5の実施形態に係る風力発電装置1と同様であり、同符号を付して説明する。
第1傘歯車64、第2傘歯車65などを雨や雪から保護するため、非開口部61の延長部66には第1支持部11が固定され、第1支持部11の上には防水カバー35bがねじ36で固定されている。第1支持部11には、穴69が設けられ、穴69の中心は増速機24の入力軸25の回転中心軸13と略一致している。第6の実施形態に係る風力発電装置1では、防水カバー35bと保護板66の内部43への雨や雪などの侵入を防止するシール部材などを、省略することが出来る。
(第7の実施形態)
図8は、第7の実施形態に係る風力発電装置1の部分断面側面図である。第1から第6の実施形態に係る風力発電装置1では、風車6から増速機24の入力軸25への回転力の伝達を、動力を伝達する手段を介して行っているのに対し(図1から図7参照)、第7の実施形態に係る風力発電装置1では、風車6から増速機24の入力軸25への回転力の伝達を直結で行う。また、第1支持部11が発電機7と円柱4の間の軸受9aによって支持され、入力軸25の周囲に、略円形状の第2開口部3cにつながる集風部5の非開口面の一部70が設けられている。第1から第6の実施形態に係る風力発電装置1と同じ部分または相当部分には、同符号を付して説明する。
風車6は、増速機24の入力軸25に固定されている。風車6が回転すると増速機24の入力軸25が回転し、発電機7の図示しない入力軸が回転して、発電機7は電力を発生する。第7の実施形態に係る風力発電装置1では、風車6は、増速機24の入力軸に固定されているため、第1から第6の実施形態に係る風力発電装置1より、風14aの入力エネルギーが同じ場合でも、発電機7からの出力は大きくなる。また、集風部5に動力を伝達する手段がないため、集風部5の左右の面の水平方向の長さは同じで良く、集風部5の強度や機械精度も低く出来、原価を低減させることが出来る。また、雨や雪から保護するための保護板32、67や防水カバー35a、35bも不要となる。
増速機24のインロー部39には、柔軟性のあるシール部材40がはめ込み固定されている。インロー部39から突出したシール部材40の端面41と、集風部5の非開口面の一部70の穴71の中心付近の面72で、風14bの流出を防止する。穴71の中心付近の面72とシール部材40の端面41は軽く接触しており、かつ、穴71の中心と増速機24の入力軸25の中心が多少ずれていても、問題は発生しない。
集風部5の内部47には、風圧によって集風部5が変形しないように、丸棒またはワイヤ72が、右側面5fと左側面5eにねじ留めまたは溶接されている。
集風部5の先端部73は、図示のように、風上の方が風下の方より高くなるように構成されているため、風14aが剥離して第2開口部3cの外部が負圧になる。集風部5の第1開口部2から流入した風14aは、仕切板48a、48b、48cを通過して風14bとなり、第2開口部3cの開口面16cから風14cとして流出しやすいため、風車6の効率を高くすることが出来る。
(第8の実施形態)
図9は、第8の実施形態に係る風力発電装置1の部分断面側面図である。第7の実施形態に係る風力発電装置1では、入力軸25の周囲に、略円形状の第2開口部3cにつながる集風部5の非開口面の一部70が設けられているが(図8参照)、第8の実施形態に係る風力発電装置1では、発電機7を内包するように、略円形状の第2開口部3cにつながる集風部5の非開口面の一部70か設けられている。他の構造は第7の実施形態に係る風力発電装置1と同様であり、同符号を付して説明する。
集風部5の第1開口部2から流入した風14aは、仕切板48a、48b、48cの間を通過して風14bとなるが、風14bは発電機7の周囲にも流れるため、風車6の近傍の通風抵抗が小さくなり、風車6の効率をさらに高くすることが出来る。また、図示しない軸受を風車6側に内蔵した軸受ホルダ74を、増速機24または発電機7に設ければ、入力軸25の軸径を小さくすることも出来る。
(第9の実施形態)
図10は、第9の実施形態に係る風力発電装置1の部分断面側面図である。第8の実施形態に係る風力発電装置1では、第1支持部11を支持する軸受9aが、円柱4と発電機7の間に設けられ、発電機7を内包するように、略円形状の第2開口部3cにつながる集風部5の非開口面の一部70が設けられているのに対し(図9参照)、第9の実施形態に係る風力発電装置1では、第1支持部11を支持する軸受9bが、発電機7または発電機7を増速する増速機24の入力軸25の側に設けられ、入力軸の周囲に第2開口部3cにつながる集風部5の非開口面の一部70が設けられている。他の構造は第8の実施形態に係る風力発電装置1と同様であり、同符号を付して説明する。
風14aが流入する集風部5の第1開口部2の開口面積は大きくなって、集風効率が高くなり、発電能力が向上し原価を低減させることが出来る。
本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
本発明は、地上や海上用の風力発電だけでなく、密集配置が可能なため、ビルの屋上にも設置が可能で、小型から大型の風力発電装置として広く利用することが出来る。
1 風力発電装置
2 第1開口部
3a、3b、3c 第2開口部
4 円柱(支持体)
4a、8a 電線通過穴
5 集風部
5a 前側面
5b 後側面
5c 上側面
5d 下側面
5e 左側面
5f 右側面
6 風車
7 発電機
8 基礎
9a、9b、10 軸受
11 第1支持部
12 第2支持部
13 回転中心軸
14a、14b、14c 風
15、16a、16b、16c 開口面
17a、17b 開口部
18a、18b 非開口部
19a、19b 軸受支持部
20、21 軸受
22 回転軸
23 第1タイミングプーリ
24 増速機
25 入力軸
26、31、66 延長部
27 ボルト
28 第2タイミングプーリ
29 タイミングベルト
30 テンショナ
32 保護板
33 保護板の一方
34 ボルト
35a、35b 防水カバー
36、52 ねじ
37 他方
38、51、54、68、71 穴
39、53 インロー部
40 シール部材
41 端面
42、55、69、72 中心付近の面
43 内部
44 端部
45 水
46 小穴
47 集風部の内部
48a、48b、48c 仕切板
49 永久磁石または電磁石
50 保護手段
56 第1平歯車
57 第2平歯車
58 軸
59 遊び歯車
60、62 軸受
61 非開口部
63 回転軸
64 第1傘歯車
65 第2傘歯車
67 保護板
70 非開口面の一部
72 丸棒またはワイヤ
73 先端部
74 軸受ホルダ

Claims (21)

  1. 風が流入する第1開口部と、前記第1開口部より小面積でかつ前記第1開口部から流入した風が流出する第2開口部と、前記第1開口部の近傍に設けられ地面と略垂直の支持体に直接または間接的に回転自在に支持された支持部と、前記支持部に支持されかつ風力で前記支持体の回転中心軸の周囲を回転して前記第1開口部を風が流入する方向に向ける集風部と、入力軸が前記集風部の回転中心軸に一致するように前記支持体に固定された発電機または前記発電機を増速する増速機と、前記第2開口部から流出する風で前記入力軸を直接または動力を伝達する手段を介して回転させる風車と、を備えることを特徴とする風力発電装置。
  2. 請求項1に記載の風力発電装置において、前記支持部は前記発電機または前記発電機を増速する前記増速機の近傍に設けられた第1支持部と、前記支持体を支持する基礎の近傍に設けられた第2支持部と、を備えることを特徴とする風力発電装置。
  3. 請求項2に記載の風力発電装置において、前記第1支持部は前記発電機と前記支持体の間に設けられた軸受によって支持された構成であることを特徴とする風力発電装置。
  4. 請求項2に記載の風力発電装置において、前記第1支持部は前記発電機または前記発電機を増速する前記増速機の前記入力軸の側に設けられた軸受によって支持された構成であることを特徴とする風力発電装置。
  5. 請求項1から請求項4に記載の風力発電装置において、前記発電機または前記発電機を増速する前記増速機の前記入力軸に固定された前記風車の周囲に、前記第2開口部を備えることを特徴とする風力発電装置。
  6. 請求項3と請求項5に記載の風力発電装置において、前記入力軸の周囲に、前記第2開口部につながる前記集風部の非開口面の一部を備えることを特徴とする風力発電装置。
  7. 請求項3と請求項5に記載の風力発電装置において、前記発電機を内包するように、前記第2開口部につながる前記集風部の非開口面の一部を備えることを特徴とする風力発電装置。
  8. 請求項4と請求項5に記載の風力発電装置において、前記入力軸の周囲に、前記第2開口部につながる前記集風部の非開口面の一部を備えることを特徴とする風力発電装置。
  9. 請求項1から請求項4に記載の風力発電装置において、前記動力を伝達する手段としての前記風車の回転軸に固定された前記第1回転体と、前記発電機または前記増速機の前記入力軸に設けられ、前記第1回転体から直接または動力伝達部を介して、回転させられる第2回転体と、を備えることを特徴とする風力発電装置。
  10. 請求項9に記載の風力発電装置において、前記第1回転体と前記第2回転体はそれぞれプーリまたはタイミングプーリまたはスプロケットから構成され、各々の前記プーリまたは前記タイミングプーリまたは前記スプロケットをそれぞれ結合するベルトまたはタイミングベルトまたはチェーンから構成された動力伝達部を備えることを特徴とする風力発電装置。
  11. 請求項10に記載の風力発電装置において、前記動力伝達部の張力または緩みを調整するためのテンショナを、前記第1回転体と前記第2回転体の間に備えることを特徴とする風力発電装置。
  12. 請求項9に記載の風力発電装置において、前記第1回転体と前記第2回転体は、それぞれ歯車から構成され、前記動力伝達部として各々の前記歯車を結合する、1つ以上の歯車を備えることを特徴とする風力発電装置。
  13. 請求項9に記載の風力発電装置において、前記第1回転体と前記第2回転体は、それぞれ直接結合する歯車から構成されることを特徴とする風力発電装置。
  14. 請求項13に記載の風力発電装置において、前記第1回転体と前記第2回転体は、それぞれ直接結合する傘歯車から構成されることを特徴とする風力発電装置。
  15. 請求項9から請求項14に記載の風力発電装置において、前記第1回転体と前記第2回転体の周囲に、前記風車の近傍の前記集風部に固定され、前記回転中心軸の周りを回転する筐体を備えることを特徴とする風力発電装置。
  16. 請求項1から請求項15に記載の風力発電装置において、前記第1開口部の左右の面が略平面で、前記左右の面を除く面が略円弧状およぴ略円状の前記集風部を備えることを特徴とする風力発電装置。
  17. 請求項1から請求項16に記載の風力発電装置において、前記回転中心軸からの距離が遠い前記集風部の面は、下方に向かうほど前記回転中心軸からの距離が近くなるような前記集風部を備えることを特徴とする風力発電装置。
  18. 請求項1から請求項4と請求項9から請求項17に記載の風力発電装置において、前記風車の回転によって生じる反力を相殺するように、前記第1開口部の左右の面の水平方向の長さが異なる前記集風部を備えることを特徴とする風力発電装置。
  19. 請求項1から請求項18に記載の風力発電装置において、前記集風部の前記第1開口部から流入した風を分流して前記第2開口部へ流出するように、前記集風部の左右の面に固定された1つ以上の仕切り板を備えることを特徴とする風力発電装置。
  20. 請求項1から請求項19に記載の風力発電装置において、前記集風部の一部に一定以上の風圧で開口する保護手段を備えることを特徴とする風力発電装置。
  21. 請求項1から請求項20に記載の風力発電装置において、前記集風部が風向きの変化で高速に回転することを防止する回転防止手段を、支持体または支持体の近傍に備えることを特徴とする風力発電装置。
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