JP2012164150A - 支配関係確認のためのプログラム、方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サンプリングポイント間の支配関係を高速に確認する。
【解決手段】本方法は、各々複数種類の性能項目値を有する複数のサンプリングポイントSPを、性能項目値に基づき、同一ランクのSP間では支配関係は生じず且つ特定ランクに属するSPと当該特定ランクより高いランクに属するSPとの間でも支配関係が生じないように、複数のランクに分類する工程と、複数のランクのうち最低ランクからランクを上げる方向で順番に、当該ランクに属するSP1と当該ランクより低い第2ランクに属するSP2とについて支配関係を判断し、SP2がSP1を支配する場合には、SP1の被支配サンプリング集合にSP2及び当該SP2の被支配サンプリング集合に含まれるSPを追加すると共に、第2SPと第2SPの被支配サンプリング集合をSP1についての支配関係の判断対象から除外する処理を、第2ランクを当該ランクより1つ低いランクからランクを下げる方向に変化させて実施する工程とを含む。
【選択図】図16

Description

本技術は、回路の自動設計支援技術に関する。
本願発明者による"Generation of yield-embedded Pareto-front for simultaneous optimization of yield and performances", Design Automation Conference (DAC), 2010 47th ACE/IEEE, 13-18, June 2010, pp.909-912 には、歩留りを考慮したアナログ回路の自動設計技術が開示されている。
この論文においては、特定の設計パラメータ値及び特定の設計変数値の組み合わせに対するシミュレーション結果である複数種類の性能項目値(これらをまとめて性能とも呼ぶ。例えば、ゲイン、消費電力、線形性、面積、ノイズ、精度、ダイナミックレンジ、インピーダンス整合性など。)を有しているサンプリングポイントを、上記組み合わせの値を変化させて複数生成し、当該複数のサンプリングポイントの各々について、以下に示すような歩留りが定義されている。
前提として、サンプリングポイント1の性能P1がサンプリングポイント2の性能P2を支配するとは、以下のように定義される。
Figure 2012164150
なお、p1iは、性能P1に含まれるi番目の性能項目の値を表し、p2iは、性能P2に含まれるi番目の性能項目の値を表す。(1)式は、サンプリングポイント1の全ての性能項目の値がサンプリングポイント2の対応する性能項目の値と同じ又は優れており、且つサンプリングポイント1のいずれかの性能項目の値がサンプリングポイント2の対応する性能項目の値より優れている場合に、性能P1が性能P2を支配するという。性能P1が性能P2を支配する場合には、サンプリングポイント1がサンプリングポイント2を支配するともいう。
また、性能についての支配関係については図1を用いて説明しておく。ここでは性能項目が2つだけであると仮定し、第1の性能項目を縦軸に性能項目1として設定し、小さい値ほど性能が高いものとする。また、第2の性能項目を横軸に性能項目2として設定し、小さい値ほど性能が高いものとする。ここで、シミュレーションを実施して性能項目1及び2の値を特定すると、図1に示すような2次元空間にプロットすることができる。図1の例ではA乃至Fの6つのサンプリングポイント(解とも呼ぶ)が得られている。このような状況において、当然ながら性能項目1も2も小さい値の方が好ましいので、原点に近いほど良いサンプリングポイントである。
そして、「X支配Y」とは、Yの成分(即ち性能項目値)は全てXの成分と同一又は劣っており、Yの成分の少なくとも1つはXの成分より劣っていることを示す。図1のような2次元空間では、性能項目1も2も値が小さいBの方がEよりも良いサンプリングポイントであるから「B支配E」であり、同様にCの方がFよりも良いサンプリングポイントであるから「C支配F」である。一方AとBとを比較すると、Aの方が性能項目2の値は小さいが性能項目1の値はBの方が小さいので「A支配B」とは言えない。A乃至Dについてはこのように支配関係が成り立たない。このように性能空間において他のサンプリングポイントに支配されないサンプリングポイント(非劣解とも呼ぶ)をパレートと呼ぶ。そして、パレートを結ぶ曲線(3次元以上の空間であれば曲面)Aをパレート曲線(又は曲面)と呼ぶ。
また、図2に示すように、サンプリングポイントはその性能項目値により丸印の位置にプロットされ、今回注目するサンプリングポイントを黒丸で示す。なお、ハッチング付きの楕円は、サンプリングポイントの分布領域を仮想的に示したものである。このような場合、注目するサンプリングポイントに対して、全ての性能項目について同一又は優れた値を有するサンプリングポイントは、黒丸の点を右上の頂点とする矩形の計測範囲に含まれるサンプリングポイントである。なお、性能項目が3つ以上であっても条件は同様である。
上記の論文では、注目しているサンプリングポイントの性能以上の性能を有するサンプリングポイントの出現確率を歩留り率と規定している。従って、図2に示す計測範囲に出現するサンプリングポイントの数+1(注目しているサンプリングポイントの分)を計数し、全サンプリングポイント数で除することによって、歩留り率を算出することになる。
しかしながら、各サンプリングポイントについて歩留りを算出する場合には、注目しているサンプリングポイント毎に、支配関係を他の全てのサンプリングポイントとの間で確認するという処理が行われており、サンプリングポイントの数が多くなると非常に処理時間が掛っていた。
なお、歩留りを算出するだけではなく、単にサンプリングポイント間の支配関係を確認する処理を行う場合にも同様である。
特開2009−135151号公報 特表2010−525610号公報 特開平11−345752号公報
Yu Liu,et al,"Generation of yield-embedded Pareto-front for simultaneous optimization of yield and performances", Design Automation Conference (DAC), 2010 47th ACE/IEEE, 13-18, June 2010, pp.909-912
従って、本技術の目的は、一側面において、サンプリングポイント間の支配関係を高速に確認するための技術を提供することである。
本支配関係確認のための方法は、(A)データ格納部に格納されており且つ各々複数種類の性能項目値を有する複数のサンプリングポイントを、性能項目値に基づき、同一ランクのサンプリングポイント間では支配関係は生じず且つ特定のランクに属するサンプリングポイントと当該特定のランクより高いランクに属するサンプリングポイントとの間でも支配関係が生じないように、複数のランクに分類する分類ステップと、(B)複数のランクのうち最低ランクからランクを上げる方向で順番に、当該ランクに属する第1のサンプリングポイントと当該ランクより低い第2のランクに属する第2のサンプリングポイントとについて支配関係を判断し、第2のサンプリングポイントが第1のサンプリングポイントを支配する場合には、第1のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に第2のサンプリングポイント及び当該第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に含まれるサンプリングポイントを追加すると共に、第2のサンプリングポイントと第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合を第1のサンプリングポイントについての支配関係の判断対象から除外する処理を、第2のランクを当該ランクより1つ低いランクからランクを下げる方向に変化させて実施するステップとを含む。
サンプリングポイント間の支配関係を高速に確認できるようになる。
図1は、性能の支配関係を説明するための図である。 図2は、サンプリングポイントの歩留りを説明するための図である。 図3は、実施の形態を説明するための図である。 図4は、実施の形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 図5は、データ格納部に格納されるデータの初期状態の一例を示す図である。 図6は、メインの処理フローを示す図である。 図7は、ランク付け処理の処理フローを示す図である。 図8は、ソート処理について説明するための図である。 図9Aは、ランク付け処理の処理フローを示す図である 図9Bは、ランク付け処理結果の一例を示す図である。 図10は、ランク付け処理の処理結果が反映され、データ格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図11は、各ランクに所属するサンプリングポイントを示すための図である。 図12は、歩留り算出処理の処理フローを示す図である。 図13は、歩留り算出処理の処理フローを示す図である。 図14は、支配関係を模式的に示す図である。 図15は、支配関係を模式的に示す図である。 図16は、支配関係を模式的に示す図である。 図17は、最終的にデータ格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図18は、コンピュータの機能ブロック図である。
図3に示すように、2つの性能項目で張られる平面において、サンプリングポイントがハッチングが付された領域に散在しており、サンプリングポイントA乃至Dを含む10個のサンプリングポイントが存在しているものとする。このような場合、「D支配B」という関係が分かっている場合であっても、「D支配A」及び「B支配A」という確認を行うのは、非効率的である。また、図3のように、(Bの性能項目値B1<Cの性能項目値C1)且つ(Bの性能項目値B2>Cの性能項目値C2)が成立していれば、BとCとは互いに支配関係にはない。このように1つの性能項目だけでも優れていれば支配関係はないので、このような条件が成り立つことが分かればBとCの全ての性能項目値について比較するのは無駄になる。特に、アナログ回路の性能分布は、ガウス分布、指数分布などの素直な分布が多いため、このような無駄になるようなケースが多数発生する。
そこで、本実施の形態では、図3に示すように、サンプリングポイントを、支配関係が明らかになるように予めグループ分け(ランク付けとも呼ぶ)する。より具体的には、パレート曲線(又は曲面)に近いほど低いランクが設定され、高いランクに属するサンプリングポイントは、低いランクに属するサンプリングポイントを支配せず、同じランクに属するサンプリングポイント同士には支配関係が存在しないようにする。
図3の例では、ランク0のライン上のサンプリングポイントは、他のいずれのサンプリングポイントにも支配されず、ランク0のライン上のサンプリングポイントは、互いに支配関係にはない。また、ランク1のライン上のサンプリングポイントは、ランク0のいずれかのサンプリングポイントにより支配される可能性があるが(図3では支配されている)、ランク2以降のランクに属するサンプリングポイントから支配されることはない。また、ランク1のライン上のサンプリングポイントは、互いに支配関係にはない。さらに、ランク2のライン上のサンプリングポイントは、ランク0又は1のいずれかのサンプリングポイントにより支配される可能性があり(図3の例では支配されている)、ランク3以降のランクに属するサンプリングポイントから支配されることはない。また、ランク2のライン上のサンプリングポイントは、互いに支配関係にはない。以下同じである。
このようなランク付けを行えば、低いランクに属するサンプリングポイントとの支配関係の確認を行うだけで済むので、処理効率が上がるようになる。また、上でも述べたように、あるサンプリングポイントに支配されるサンプリングポイントに支配されるサンプリングポイントは、あるサンプリングポイントにも支配されることは明らかであるから、一度確認した被支配関係を保持しつつ、ランクが低い順にサンプリングポイントをピックアップすると共に、支配関係の確認先については直前のランクに属するサンプリングポイントからピックアップするようにすれば、被支配関係を効率的に把握することができる。被支配関係が把握できれば、歩留りも高速に算出することができるようになる。
次に、このような処理を実施するための支配関係を確認するための情報処理装置の機能ブロック図を図4に示す。図4に示すように、情報処理装置100は、ランク付け処理部110と、歩留り算出部120と、データ格納部130とを有する。ランク付け処理部110は、データ格納部130に格納されているデータを用いて処理を行い、処理結果をデータ格納部130に格納する。歩留り算出部120は、データ格納部130に格納されているデータを用いて処理を行い、処理結果をデータ格納部130に格納する。
データ格納部130は、初期的には例えば図5に示すようなデータを格納している。図5の例では、サンプリングポイント識別子(ID)と、性能項目1乃至Mの値と、ランクと、歩留り率とを登録するようになっている。但し、初期的には、ランク及び歩留り率は登録されない。別途、各サンプリングポイントについて、該当する回路構成、設計変数値及び設計パラメータ値などを対応付けて登録する場合もあるが、本実施の形態では直接関係ないので省略する。
次に、図6乃至図18を用いて図4に示した情報処理装置100の処理内容を説明する。まず、ランク付け処理部110は、データ格納部130に格納されているデータを用いてランク付け処理を実施し、処理結果をデータ格納部130に格納する(図6:ステップS1)。ランク付け処理については、図7乃至図10を用いて説明する。この後、歩留り算出部120は、データ格納部130に格納されているデータを用いて歩留り算出処理を実施し、処理結果をデータ格納部130に格納する(ステップS3)。歩留り算出処理については、図11乃至図18を用いて説明する。
次に、ランク付け処理について用いて説明する。ランク付け処理部110は、データ格納部130に格納されているN個のサンプリングポイントSPを、M個の性能項目の各々について、小さい順にソートする(図7:ステップS11)。例えば、N=8で、M=3の例を考える。図8に示すように(丸内の数字がサンプリングポイントの識別子を表す)、性能項目1について、サンプリングポイント1乃至8をソートし、性能項目2について、サンプリングポイント1乃至8をソートし、性能項目3について、サンプリングポイント1乃至8をソートする。サンプリングポイントの性能項目値は、性能項目毎に異なっているので、順位自体も性能項目毎に異なるようになる。なお、値が小さい方が優れているという前提で小さい順にソートしている。ソート結果は例えばメインメモリなどの記憶装置に格納される。
次に、ランク付け処理部110は、ソート結果に基づき、N×M行列を生成する(ステップS13)。各性能項目について、小さい順にサンプリングポイントの識別子を、N×M行列の該当する要素に登録する。
その後、ランク付け処理部110は、1行目のサンプリングポイントSPに、ランク0を設定する(ステップS15)。図8の例であれば、サンプリングポイントSP5、SP1及びSP6に対してランク0(R0)を設定する。
次に、ランク付け処理部110は、行番号L=2に設定し(ステップS17)、L行目における未処理の列のサンプリングポイントSPを特定する(ステップS19)。例えば、2行目の未処理の列(性能項目1)のサンプリングポイントSP2を特定する。
そして、ランク付け処理部110は、特定されたサンプリングポイントSPにランク付与済みであるか判断する(ステップS21)。2行目における性能項目1の列のサンプリングポイントSP2の場合には、未付与である。付与済みである場合には、端子Aを介して図9Aの処理に移行する。一方、未付与である場合には、ランク付け処理部110は、L行目に同じサンプリングポイントSPが存在しているか判断する(ステップS23)。2行目における性能項目1の列のサンプリングポイントSP2の場合には、性能項目2にもサンプリングポイントSP2があるので、L行目に同じサンプリングポイントSPが存在していることになる。L行目に同じサンプリングポイントSPが存在していない場合には、ランク付け処理部110は、特定されたサンプリングポイントSPの列の最大ランク値を1上げた値を、特定されたサンプリングポイントSPのランク値として設定する(ステップS27)。そして処理は端子Aを介して図9Aの処理に移行する。
一方、L行目に同じサンプリングポイントSPが存在している場合には、ランク付け処理部110は、特定されたサンプリングポイントSPが存在する各列について、特定されたサンプリングポイントSPの列の最大ランクを1上げた値を算出し、当該算出値における最小のランク値を、特定されたサンプリングポイントSPに設定する(ステップS25)。そして処理は端子Aを介して図9Aの処理に移行する。
2行目における性能項目1の列のサンプリングポイントSP2の場合には、1行目でランク0であるからランクを1上げてランク1が算出される。また、2行目における性能項目2の列のサンプリングポイントSP2の場合には、1行目でランク0であるからランクを1上げてランク1が算出される。いずれもランク1なので、サンプリングポイントSP2にはランク1が設定されることになる。
処理は端子Aを介して図9Aの処理の説明に移行して、ランク付け処理部110は、L行目において全ての列について処理したか判断する(ステップS29)。L行目において未処理の列が存在する場合には端子Bを介して図7のステップS19に戻る。一方、L行目における全ての列について処理した場合には、LがNに達したか判断する(ステップS31)。LがNに達していない場合には、ランク付け処理部110は、Lを1インクリメントして端子Bを介して図7のステップS19に戻る。一方、LがNに達した場合には、呼び出し元の処理に戻る。
図8に示すようなソート結果が得られた場合には、図9Bに示すようなランク付けがなされる。具体的には、上で述べたように、L=1行目のサンプリングポイントSP5、SP1及びSP6に対してランク0が設定される。次に、L=2行目のサンプリングポイントSP2に対しては、上で述べたように、ランク1が設定される。L=2行目のサンプリングポイントSP1に対しては、既にランクが設定されているので処理をスキップする。さらに、L=3行目のサンプリングポイントSP1、SP6及びSP2には、既にランクが設定されているので処理をスキップする。L=4行目のサンプリングポイントSP3を処理する際には、同じ行にサンプリングポイントSP3が他にも出現しているか確認する。この場合2回出現するが、いずれの列に対しても現在の最大ランク値1を1上げたランク2が設定されることになるので、そのままランク2がサンプリングポイントSP3に設定される。L=4行目のサンプリングポイントSP5には、既にランクが設定されているので処理をスキップする。
L=5行目のサンプリングポイントSP6及びSP5には、既にランクが設定されているので処理をスキップする。L=5行目のサンプリングポイントSP4を処理する際には、同じ行にサンプリングポイントSP4が他にも出現しているか確認する。この場合他に出現しないので、ステップS27で当該列の最大ランク値1を1上げてランク2を、サンプリングポイントSP4に設定する。L=6行目のサンプリングポイントSP4及びSP3には、既にランクが設定されているので処理をスキップする。L=7行目のサンプリングポイントSP7を処理する際には、同じ行にサンプリングポイントSP7が他にも出現しているか確認する。この場合2回出現するが、いずれの列に対しても現在の最大ランク値2を1上げたランク3が設定されることになるので、そのままランク3がサンプリングポイントSP7に設定される。L=7行目のサンプリングポイントSP8を処理する際には、同じ行にサンプリングポイントSP8が他にも出現しているか確認する。この場合他に出現しないので、ステップS27で当該列の最大ランク値2を1上げたランク3が、サンプリングポイントSP8に設定されることになる。L=8行目のサンプリングポイントSP8及びSP7については、既にランクが設定されているので処理をスキップする。
このように、性能項目値の小さい順に、性能項目のうち最も順位が高い(Lの値が小さい)性能項目の順位に応じて、サンプリングポイントにランクが付与される。
以上のように設定されたランクの値は、データ格納部130に格納される。例えば図10に示すように、図5において値が登録されていなかったランクの欄に、特定されたランクの値が登録される。
次に、図11乃至図18を用いて歩留り算出処理について説明する。図9Bに示すような処理結果を模式的に示すと、図11に示すような、サンプリングポイントのランク付けとなっている。すなわち、ランク0には、サンプリングポイントSP5、SP1及びSP6が属し、ランク1には、サンプリングポイントSP2が属し、ランク2には、サンプリングポイントSP3及びSP4が属し、ランク3には、サンプリングポイントSP7及びSP8が属する。このような状態を想定して、以下具体的に処理内容を説明する。
まず、歩留り算出部120は、ランク0に属するサンプリングポイントSPについては、歩留り1/N及び被支配集合{φ}を設定する(図12:ステップS41)。そして、歩留り算出部120は、支配関係の確認元ランクのカウンタrに1を設定する(ステップS43)。また、歩留り算出部120は、ランクrの未処理のサンプリングポイントSprを1つ特定する(ステップS45)。さらに、歩留り算出部130は、支配関係の確認先ランクのカウンタtに1を設定する(ステップS47)。
その後、歩留り算出部120は、ランク(r−t)以下のサンプリングポイントSPを、支配関係を確認する対象となるサンプリングポイントSPの集合Sに登録する(ステップS49)。例えば、r=1でサンプリングポイントSP2がSprに設定されている場合、ランク0(=1−1)のサンプリングポイントSP5、SP1及びSP6が集合Sに登録される。また、r=2でサンプリングポイントSP3がSprに設定されている場合、ランク1(=2−1)のサンプリングポイントSP2並びにランク0のサンプリングポイントSP5、SP1及びSP6が集合Sに登録される。
その後、歩留り算出部120は、集合S内のランク(r−t)における未処理のサンプリングポイントSpiを1つ特定する(ステップS51)。そして、歩留り算出部120は、サンプリングポイントSpiがサンプリングポイントSprを支配するか判断する(ステップS53)。ここでは、(1)式に従っているかを判断する。サンプリングポイントSpiがサンプリングポイントSprを支配していない場合には、歩留り算出部120は、集合SからサンプリングポイントSpiを除外する(ステップS55)。そして、処理は端子Cを介して図13の処理に移行する。
サンプリングポイントSP2がSprである場合、図8及び図10に示すようなソート結果からすると、集合Sに登録されたいずれのサンプリングポイントについても支配されることはない。
一方、サンプリングポイントSP3がSprでt=1である場合、サンプリングポイントSP2がSpiであるとすると、「SP2支配SP3」が成立している。またt=2である場合、サンプリングポイントSP1がSpiであるとすると、「SP1支配SP3」が成立している。なお、サンプリングポイントSP5及びSP6については、支配関係は成り立たない。
一方、サンプリングポイントSpiがサンプリングポイントSprを支配している場合には、歩留り算出部120は、サンプリングポイントSpi及び当該サンプリングポイントSpiの被支配集合Wを、サンプリングポイントSprの被支配集合に追加する(ステップS57)。サンプリングポイントSP3がSprである場合には、上で述べたように「SP2支配SP3」が成立しているので、サンプリングポイントSP3の被支配集合にサンプリングポイントSP2を追加する。但し、サンプリングポイントSP2はいずれのサンプリングポイントにも支配されていないので、サンプリングポイントSP2の被支配集合は空{φ}で、サンプリングポイントSP3の被支配集合には、この段階ではSP2のみが追加される。
さらに、歩留り算出部120は、サンプリングポイントSpi及び当該サンプリングポイントSpiの被支配集合Wを、支配関係を確認する対象となる集合Sから除外する(ステップS59)。これによって、被支配関係を引き継いで支配関係の確認対象となるサンプリングポイントの数を減らすことができる。処理は、端子Cを介して図13の処理に移行する。
図13の処理の説明に移行して、歩留り算出部120は、集合Sが空になったか判断する(ステップS61)。集合Sが空になった場合には、ステップS69に移行する。一方、集合Sが空ではない場合には、歩留り算出部120は、集合S内のランク(r−t)における未処理のサンプリングポイントがあるか判断する(ステップS63)。集合S内のランク(r−t)における未処理のサンプリングポイントが存在する場合には、端子Dを介して図12のステップS51に戻る。一方、集合S内のランク(r−t)における未処理のサンプリングポイントSが存在しない場合には、歩留り算出部120は、(r−t)が0になったか判断する(ステップS65)。(r−t)が0ではない、すなわち支配関係の確認先ランクが最低ランクに達していない場合には、歩留り算出部120は、tを1インクリメントし(ステップS67)、端子Dを介して図12のステップS51に戻る。
サンプリングポイントSP3がSprである場合には、t=1の時には、被支配集合にSP2が追加され、t=2の時には、被支配集合にSP1が追加される。サンプリングポイントSP2もSP1も被支配集合Wは空{φ}であるから、それ以上に追加されることはない。
(r−t)が0に達した場合には、又は集合Sが空になった場合には、歩留り算出部120は、(サンプリングポイントSprの被支配集合に属するサンプリングポイントの数+1)/Nにより歩留りを算出し、データ格納部130に格納する(ステップS69)。サンプリングポイントSP2の場合には、被支配集合は空{φ}であるから、歩留りは1/8となる。一方、サンプリングポイントSP3の場合には、被支配集合は{1,2}であるから、歩留りは3/8となる。
そして、歩留り算出部120は、ランクrのサンプリングポイントの全てについて処理したか判断する(ステップS71)。ランクrに未処理のサンプリングポイントが存在する場合には端子Eを介して、処理はステップS45に戻る。
一方、ランクrに未処理のサンプリングポイントが存在していない場合には、歩留り算出部120は、ランクrを1インクリメントし(ステップS73)、rがランク最大値を超えたか判断する(ステップS75)。rがランク最大値を超えていない場合には、端子Eを介してステップS45に戻る。一方、rがランク最大値を超えた場合には、呼び出し元の処理に戻る。
上で述べたサンプリングポイントSP3までの処理結果を模式的に図14に示す。ランク0に属するサンプリングポイントSP5、SP1及びSP6については被支配集合は空{φ}であり、ランク1に属するサンプリングポイントSP2についても被支配集合は空{φ}である。一方、ランク2に属するサンプリングポイントSP3については、サンプリングポイントSP2及びSP1に支配されるので(矢印は支配されることを表す)、被支配集合は{2,1}となる。
また、サンプリングポイントSP4がSprである場合には、図8及び図10から、ランク1のサンプリングポイントSP2並びにランク0のサンプリングポイントSP5、SP1及びSP6に支配されていることが分かる。従って、図15に示すように、被支配集合は{2,5,1,6}となる。
さらに、ランク3のサンプリングポイントSP7がSprである場合には、最初にランク2のサンプリングポイントSP3について支配関係を確認する。図8及び図10から、「SP3支配SP7」が成立しているので、サンプリングポイントSP7の被支配集合に、サンプリングポイントSP3及び当該サンプリングポイントSP3の被支配集合W{2,1}を追加する。次に、ランク2のサンプリングポイントSP4について支配関係を確認する。図8及び図10から「SP4支配SP7」が成立しているので、サンプリングポイントSP7の支配集合に、サンプリングポイントSP4及び当該サンプリングポイントSP4の被支配集合W{2,5,1,6}が追加される。重複するサンプリングポイントについては重複登録はしない。これによって、サンプリングポイントSP7の被支配集合は{2,1,3,4,5,6}となる。被支配集合に含まれるサンプリングポイントについては支配関係の確認を省略できるので、サンプリングポイントSP7についての集合Sは空になる。従って、支配関係の確認対象サンプリングポイントの数が削減されている。ランク3のサンプリングポイントSP8についても同様の処理が行われる。結果として、図16に示すような結果が支配関係を表すデータが得られる。このような支配関係を表すデータについても、データ格納部130に格納する。
なお、サンプリングポイントSP4の歩留りは5/8であり、サンプリングポイントSP7及びSP8の歩留りは7/8である。
従って、図12及び図13の処理が完了すれば、データ格納部130には、図17に示すように、歩留り率の欄にも歩留りが登録されるようになる。
以上述べたように、ランク付けを適切に行い、適切な順番で支配関係を確認することで、支配関係の確認対象サンプリングポイントの数を大幅に減らすことができるため、処理効率が向上する。
以上本技術の一実施の形態を説明したが、本技術はこれに限定されるものではない。例えば、図4の機能ブロック図は一例であって、必ずしも実際のプログラムモジュール構成と一致しない場合もある。処理フローについても同様の処理結果を得ることができるならば様々な変形が可能である。例えば、処理ステップを入れ替えたり、複数のステップを並列実施する場合もある。
上でも述べたが、歩留りを算出せず、支配関係を表すデータのみを得るようにしても良い。
なお、上で述べた情報処理装置100は、コンピュータ装置であって、図18に示すように、メモリ2501とCPU2503とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた本実施の形態をまとめると以下のとおりである。
本実施の形態に係る支配関係確認のための方法は、(A)データ格納部に格納されており且つ各々複数種類の性能項目値を有する複数のサンプリングポイントを、性能項目値に基づき、同一ランクのサンプリングポイント間では支配関係は生じず且つ特定のランクに属するサンプリングポイントと当該特定のランクより高いランクに属するサンプリングポイントとの間でも支配関係が生じないように、複数のランクに分類する分類ステップと、(B)複数のランクのうち最低ランクからランクを上げる方向で順番に、当該ランクに属する第1のサンプリングポイントと当該ランクより低い第2のランクに属する第2のサンプリングポイントとについて支配関係を判断し、第2のサンプリングポイントが第1のサンプリングポイントを支配する場合には、第1のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に第2のサンプリングポイント及び当該第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に含まれるサンプリングポイントを追加すると共に、第2のサンプリングポイントと第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合を第1のサンプリングポイントについての支配関係の判断対象から除外する処理を、第2のランクを当該ランクより1つ低いランクからランクを下げる方向に変化させて実施するステップとを含む。
このようにすれば、低いランクに属するサンプリングポイントに対して支配関係を確認すればよく、さらにサンプリングポイントの被支配関係を引き継ぐので、確認対象サンプリングポイントの数が削減され、処理効率が高くなる。
また、複数のサンプリングポイントの各々について、被支配サンプリング集合に含まれるサンプリングポイントの数を全サンプリングポイント数で除した値である歩留まり値を、当該サンプリングポイントに対応付けてデータ格納部に格納するステップをさらに含むようにしても良い。高速に歩留りを算出することができるようになる。
さらに、上で述べた分類ステップが、性能項目毎に、性能項目値の小さい順にサンプリングポイントをソートするステップと、複数のサンプリングポイントの各々について、ソート結果の順位において、複数種類の性能項目値のうち最も高い順位の性能項目値の順位に応じてランクを付与するステップとを含むようにしてもよい。このようにすることで、低いランクのサンプリングポイントとの支配関係を確認すれば良くなるため、処理効率が向上する。
なお、上記方法による処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。尚、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
(付記1)
データ格納部に格納されており且つ各々複数種類の性能項目値を有する複数のサンプリングポイントを、前記性能項目値に基づき、同一ランクのサンプリングポイント間では支配関係は生じず且つ特定のランクに属するサンプリングポイントと当該特定のランクより高いランクに属するサンプリングポイントとの間でも支配関係が生じないように、複数のランクに分類する分類ステップと、
前記複数のランクのうち最低ランクからランクを上げる方向で順番に、当該ランクに属する第1のサンプリングポイントと当該ランクより低い第2のランクに属する第2のサンプリングポイントとについて支配関係を判断し、前記第2のサンプリングポイントが前記第1のサンプリングポイントを支配する場合には、前記第1のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に前記第2のサンプリングポイント及び当該第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に含まれるサンプリングポイントを追加すると共に、前記第2のサンプリングポイントと前記第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合を前記第1のサンプリングポイントについての支配関係の判断対象から除外する処理を、前記第2のランクを当該ランクより1つ低いランクからランクを下げる方向に変化させて実施するステップと、
を、コンピュータに実行させるプログラム。
(付記2)
前記複数のサンプリングポイントの各々について、前記被支配サンプリング集合に含まれるサンプリングポイントの数を全サンプリングポイント数で除した値である歩留まり値を、当該サンプリングポイントに対応付けて前記データ格納部に格納するステップ、
をさらに、前記コンピュータに実行させる付記1記載のプログラム。
(付記3)
前記分類ステップが、
性能項目毎に、性能項目値の小さい順に前記サンプリングポイントをソートするステップと、
前記複数のサンプリングポイントの各々について、ソート結果の順位において、前記複数種類の性能項目値のうち最も高い順位の性能項目値の順位に応じてランクを付与するステップと、
を含む付記1又は2記載のプログラム。
(付記4)
データ格納部に格納されており且つ各々複数種類の性能項目値を有する複数のサンプリングポイントを、前記性能項目値に基づき、同一ランクのサンプリングポイント間では支配関係は生じず且つ特定のランクに属するサンプリングポイントと当該特定のランクより高いランクに属するサンプリングポイントとの間でも支配関係が生じないように、複数のランクに分類する分類ステップと、
前記複数のランクのうち最低ランクからランクを上げる方向で順番に、当該ランクに属する第1のサンプリングポイントと当該ランクより低い第2のランクに属する第2のサンプリングポイントとについて支配関係を判断し、前記第2のサンプリングポイントが前記第1のサンプリングポイントを支配する場合には、前記第1のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に前記第2のサンプリングポイント及び当該第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に含まれるサンプリングポイントを追加すると共に、前記第2のサンプリングポイントと前記第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合を前記第1のサンプリングポイントについての支配関係の判断対象から除外する処理を、前記第2のランクを当該ランクより1つ低いランクからランクを下げる方向に変化させて実施するステップと、
を含み、コンピュータにより実行される支配関係確認方法。
(付記5)
データ格納部に格納されており且つ各々複数種類の性能項目値を有する複数のサンプリングポイントを、前記性能項目値に基づき、同一ランクのサンプリングポイント間では支配関係は生じず且つ特定のランクに属するサンプリングポイントと当該特定のランクより高いランクに属するサンプリングポイントとの間でも支配関係が生じないように、複数のランクに分類するランク付け処理部と、
前記複数のランクのうち最低ランクからランクを上げる方向で順番に、当該ランクに属する第1のサンプリングポイントと当該ランクより低い第2のランクに属する第2のサンプリングポイントとについて支配関係を判断し、前記第2のサンプリングポイントが前記第1のサンプリングポイントを支配する場合には、前記第1のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に前記第2のサンプリングポイント及び当該第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に含まれるサンプリングポイントを追加すると共に、前記第2のサンプリングポイントと前記第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合を前記第1のサンプリングポイントについての支配関係の判断対象から除外する処理を、前記第2のランクを当該ランクより1つ低いランクからランクを下げる方向に変化させて実施する算出部と、
を有する情報処理装置。
110 ランク付け処理部
120 歩留り算出部
130 データ格納部
100 情報処理装置

Claims (5)

  1. データ格納部に格納されており且つ各々複数種類の性能項目値を有する複数のサンプリングポイントを、前記性能項目値に基づき、同一ランクのサンプリングポイント間では支配関係は生じず且つ特定のランクに属するサンプリングポイントと当該特定のランクより高いランクに属するサンプリングポイントとの間でも支配関係が生じないように、複数のランクに分類する分類ステップと、
    前記複数のランクのうち最低ランクからランクを上げる方向で順番に、当該ランクに属する第1のサンプリングポイントと当該ランクより低い第2のランクに属する第2のサンプリングポイントとについて支配関係を判断し、前記第2のサンプリングポイントが前記第1のサンプリングポイントを支配する場合には、前記第1のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に前記第2のサンプリングポイント及び当該第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に含まれるサンプリングポイントを追加すると共に、前記第2のサンプリングポイントと前記第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合を前記第1のサンプリングポイントについての支配関係の判断対象から除外する処理を、前記第2のランクを当該ランクより1つ低いランクからランクを下げる方向に変化させて実施するステップと、
    を、コンピュータに実行させるプログラム。
  2. 前記複数のサンプリングポイントの各々について、前記被支配サンプリング集合に含まれるサンプリングポイントの数を全サンプリングポイント数で除した値である歩留まり値を、当該サンプリングポイントに対応付けて前記データ格納部に格納するステップ、
    をさらに、前記コンピュータに実行させる請求項1記載のプログラム。
  3. 前記分類ステップが、
    性能項目毎に、性能項目値の小さい順に前記サンプリングポイントをソートするステップと、
    前記複数のサンプリングポイントの各々について、ソート結果の順位において、前記複数種類の性能項目値のうち最も高い順位の性能項目値の順位に応じてランクを付与するステップと、
    を含む請求項1又は2記載のプログラム。
  4. データ格納部に格納されており且つ各々複数種類の性能項目値を有する複数のサンプリングポイントを、前記性能項目値に基づき、同一ランクのサンプリングポイント間では支配関係は生じず且つ特定のランクに属するサンプリングポイントと当該特定のランクより高いランクに属するサンプリングポイントとの間でも支配関係が生じないように、複数のランクに分類する分類ステップと、
    前記複数のランクのうち最低ランクからランクを上げる方向で順番に、当該ランクに属する第1のサンプリングポイントと当該ランクより低い第2のランクに属する第2のサンプリングポイントとについて支配関係を判断し、前記第2のサンプリングポイントが前記第1のサンプリングポイントを支配する場合には、前記第1のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に前記第2のサンプリングポイント及び当該第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に含まれるサンプリングポイントを追加すると共に、前記第2のサンプリングポイントと前記第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合を前記第1のサンプリングポイントについての支配関係の判断対象から除外する処理を、前記第2のランクを当該ランクより1つ低いランクからランクを下げる方向に変化させて実施するステップと、
    を含み、コンピュータにより実行される支配関係確認方法。
  5. データ格納部に格納されており且つ各々複数種類の性能項目値を有する複数のサンプリングポイントを、前記性能項目値に基づき、同一ランクのサンプリングポイント間では支配関係は生じず且つ特定のランクに属するサンプリングポイントと当該特定のランクより高いランクに属するサンプリングポイントとの間でも支配関係が生じないように、複数のランクに分類するランク付け処理部と、
    前記複数のランクのうち最低ランクからランクを上げる方向で順番に、当該ランクに属する第1のサンプリングポイントと当該ランクより低い第2のランクに属する第2のサンプリングポイントとについて支配関係を判断し、前記第2のサンプリングポイントが前記第1のサンプリングポイントを支配する場合には、前記第1のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に前記第2のサンプリングポイント及び当該第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合に含まれるサンプリングポイントを追加すると共に、前記第2のサンプリングポイントと前記第2のサンプリングポイントの被支配サンプリング集合を前記第1のサンプリングポイントについての支配関係の判断対象から除外する処理を、前記第2のランクを当該ランクより1つ低いランクからランクを下げる方向に変化させて実施する算出部と、
    を有する情報処理装置。
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