JP2012160795A - コンテンツ推薦装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ある期間にあるジャンルに属するコンテンツの利用がない場合に、その期間後のコンテンツ推薦を高速化できるようにする。さらに、その期間後にそのジャンルに属するコンテンツの利用があった場合、そのジャンルのコンテンツ推薦精度を高めるようにする。
【解決手段】 一定期間利用されていないコンテンツの履歴や関連情報を削除するのではなく、推薦コンテンツの抽出に用いないように無効化し、再度コンテンツの利用があった場合に有効化してコンテンツの推薦に用いる。
【選択図】 図1
【解決手段】 一定期間利用されていないコンテンツの履歴や関連情報を削除するのではなく、推薦コンテンツの抽出に用いないように無効化し、再度コンテンツの利用があった場合に有効化してコンテンツの推薦に用いる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ユーザの操作・視聴などの操作履歴やコンテンツの関連情報を用いて、推薦コンテンツを抽出するコンテンツ推薦技術に関する。
ユーザが最適なコンテンツを見つけ出して視聴する方法として、コンテンツの検索や推薦が挙げられる。検索はユーザが能動的にコンテンツを見つけ出すのに対し、推薦はユーザが受動的にコンテンツを見つけ出す特徴がある。近年、世界的に実用化されているDTV(Digital Tele-Vision)においては、推薦によるコンテンツの提供が好ましいと考えられる。
ユーザへの推薦コンテンツ提供の一つの方式として、装置内における過去の放送波視聴、録画予約、録画、再生などの操作履歴およびその映像の関連情報を蓄積し、蓄積した履歴および関連情報からユーザの嗜好を分析した上で、将来の番組や録画済コンテンツを推薦する方法がある。
この方式において、操作履歴と関連情報からユーザ嗜好を分析する場合に、一意にユーザ嗜好を定めることができない場合がある。
例えば、あるジャンルの操作履歴が或る一定期間追加または更新されていないという操作履歴があった場合、以下の3つの理由が考えられる。
(理由A)ユーザ嗜好からそのジャンルがはずれた。
(理由B)ユーザ嗜好とジャンルも番組も合致するが、番組を偶然視聴しなかった。
(理由C)ジャンルはユーザの嗜好に合致するが、番組自体が合致しない。
(理由A)ユーザ嗜好からそのジャンルがはずれた。
(理由B)ユーザ嗜好とジャンルも番組も合致するが、番組を偶然視聴しなかった。
(理由C)ジャンルはユーザの嗜好に合致するが、番組自体が合致しない。
これらの理由を分析するためには、さらなる履歴の蓄積が必要になる。
しかし、単に、履歴をさらに蓄積するだけでは、コンテンツ推薦を行う演算量が増大し、迅速なコンテンツ推薦ができなくなる。
先行技術文献として、特許文献1(特開2006-94018号公報)がある。
特許文献1の技術は、ジャンル毎にキーワードの評価値を決定することが可能な推薦方式において、ジャンル毎のユーザ興味期間を設定できるようにするものである。具体的には、視聴した日から現在までの日数が多ければ多いほど評価値(嗜好ポイント)が小さくなるように重みをかける。若しくは、視聴最終日から現在までの制限日数をジャンル毎で設定可能とし、その制限日数を越えた場合には履歴自体を削除する。
しかしながら、特許文献1では、制限日数に従って過去の操作履歴を陳腐化若しくは削除してしまうため、上述の(理由B)のように、たまたま視聴することができなかった場合には、ユーザ嗜好にあった推薦コンテンツの評価値が上がって推薦されやすくなるまでの間、推薦されにくい状態が続く。そして、制限日数を超えた履歴が削除されてしまった場合に到っては、全く推薦されなくなる。
本発明の目的は、一定期間に特定の関連情報(例えば、ジャンル)を備えた(に属する)コンテンツの利用がない場合に、当該期間後の迅速なコンテンツ推薦を実現するとともに、一定期間経過後に上記特定の関連情報(例えば、ジャンル)を備えた(に属する)コンテンツの利用があった場合には、上記特定の関連情報を備えたコンテンツに対するコンテンツ推薦を可能にするコンテンツ推薦技術を提供することである。
上記課題を解決するために、関連情報をコンテンツ推薦に用いる履歴と、関連情報をコンテンツ推薦に用いない履歴とを、履歴の経過日数に応じて、分類して管理することで実現する。
具体例の一つに、コンテンツの関連情報又は操作履歴から推薦コンテンツを抽出し、ユーザへ推薦するコンテンツ推薦装置であって、前記コンテンツの関連情報と、前記コンテンツに対する履歴と、前記関連情報毎に当該関連情報を用いた推薦コンテンツの抽出を行う処理を有効とするか無効とするかを示す判定情報と、当該判定情報を有効とする最終利用日からの有効期間とを記憶しておく機能と、前記操作履歴から前記関連情報の最終利用日を抽出し、前記最終利用日からの経過日数が前記有効期間を経過していた場合、当該関連情報の前記判定情報を無効に設定する機能と、前記判定情報が有効であるコンテンツの関連情報、操作履歴または双方のみを用いて推薦コンテンツを抽出する機能を有することを特徴とするコンテンツ推薦装置がある。
このように構成すれば、履歴の全てをコンテンツ推薦に用いる訳ではないので、コンテンツ推薦の演算の負荷にならず高速な演算が可能であり、また、履歴を削除せずにコンテンツ推薦演算に用いないだけなので、有効期間の設定やその後の使用状況に応じて再度履歴を利用することも可能になる。例えば、コンテンツの関連情報を「ジャンル」とし、有効期間を3カ月と仮定した場合、3カ月間ジャンル「ドラマ」を1回も見ないと、ジャンル「ドラマ」を関連情報に有するコンテンツの推薦はされなくなるが、以降にジャンル「ドラマ」を視聴すると、ジャンル「ドラマ」を関連情報に持つ履歴の最終利用日が更新され、過去の関連情報、例えば開始日情報、開始時刻情報や出演者情報をコンテンツ推薦に利用することができるようになるので、ユーザ嗜好に沿ったコンテンツ推薦が可能になる。
本発明によれば、一定期間にコンテンツの利用がない場合であっても、再度、コンテンツの関連情報を利用したユーザ嗜好に沿ったコンテンツ推薦が可能になる。また、利用のなかった期間はその関連情報がコンテンツ推薦に用いられないので、コンテンツ推薦演算するデータ量が減り、高速なコンテンツ推薦が実現できる。
以下、図面を用いて本発明の実施例について説明するが、本発明が本明細書の実施例に限定されないことは言うまでもない。なお、同一番号や同一符号は同様の機能を有するものとする。
また、本明細書では「操作履歴」とは、録画予約、視聴予約、録画および再生の操作並びに視聴履歴を含む意味で用いる。
図1は、本発明におけるコンテンツ推薦装置の一例である。まず、構成と機能について説明する。
コンテンツ推薦装置 150は、CPU(Central Processing Unit) 201、メモリ 202、HDD(Hard Disk Drive) 203、アンテナ部 204、チューナ部 205、コンテンツ管理部 206、標準入出力部 207、リモコン部 208、デコーダ部 209、表示部 210、操作履歴管理部 220、操作履歴利用判定部 111、推薦演算部 112とがバス 250に接続されるように構成され、例えばコンテンツ推薦機能を有する録画が可能なDTV(Digital TeleVision)、HDDレコーダまたはPCで実現される。また、操作履歴利用判定部 111と推薦演算部 112とで、操作履歴利用判定演算処理部 101が構成される。
CPU 201とメモリ 202とHDD 203は、コンテンツ推薦装置 150のOS及びアプリケーションプログラムを動作させる機能を有する。OS(Operating System)及びアプリケーションプログラムの種類には特に制限は無く、コンテンツ推薦装置 150をPCとする場合にはPC用のOS及びアプリケーションを、DTVとする場合はDTV用のOS及びアプリケーションを、HDDレコーダとする場合にはHDDレコーダ用のOS及びアプリケーションを用いれば良い。また放送を録画可能なDTVやHDDレコーダにおいては、HDD 203にコンテンツを録画することが可能である。更に、受信した放送波の将来放送される番組情報や録画したコンテンツ番組情報、操作履歴を蓄積することが可能である。
アンテナ部 204は、放送波を受信するアンテナ接続部であり、地上波放送やBS放送などの信号線を接続する。
チューナ部 205はアンテナ部 204で受信した放送波から選局する対象となるチャンネルの映像や音声、EPG(Electronic Program Guide)などのSI(Service Information)情報が多重化されたストリームを抽出する機能を有する。
コンテンツ管理部 206はチューナ部 205で抽出されたストリームからEPGを取得、HDD 203に保持し、他の機能が必要とする場合に、対象となるEPG情報を出力可能である。更に、コンテンツ管理部 206では、HDD 203に録画されたコンテンツの番組情報を取得、管理する機能を有し、放送波や録画番組など、装置内部の全てのコンテンツ情報を管理する。
標準入出力部 207はユーザからの操作を受け付ける機能を有する。例えば、コンテンツ推薦装置 150がDTVやHDDレコーダである場合はリモコン入力を受け付ける機能となり、PCである場合はキーボードやマウス入力を受け付ける機能となる。
リモコン部 208はユーザがコンテンツ推薦装置 150を操作する機能を有しており、メニュー表示やコンテンツ一覧表示、チャンネル選局、コンテンツ再生などの操作が可能である。
デコーダ部 209はチューナ部 205で抽出されたストリームや、HDD 203に録画されたストリーム映像と音声をデコードする機能を有する。
表示部 210はデコーダ部 209によりデコードされた映像と音声を出力する機能と、装置固有のメニューやコンテンツ一覧表示などを表示する機能を有する。
以上、201乃至210はコンテンツ推薦装置 150がDTVやHDDレコーダ、PCとして動作する機能群であり、放送の受信や録画や再生、放送や録画番組のコンテンツ情報の管理、外部からの操作が可能であればこの構成に限定されるものではない。
操作履歴管理部 220は、コンテンツ推薦装置150において、操作履歴、該操作履歴の最終利用日および該コンテンツの関連情報(ジャンルやタイトルや出演者など)を管理する機能と、他の機能ブロックに対して操作履歴及び関連情報を出力する機能を有する。具体的には、コンテンツ推薦装置 150が録画可能なDTVである場合、例えば、録画予約や録画コンテンツの再生などのユーザ意思が存在する操作履歴が発生した場合において、操作履歴および番組ジャンルなどそのコンテンツに付随する関連情報とを併せて管理する。操作内容においては前述の内容に限定されるものではなく、コンテンツに関連する操作全てが保持する対象となり得る。また、操作履歴は、後述する有効期間よりも長い期間保持可能であり、任意の日数およびHDD 203に割り当てられた操作履歴用の保存領域を越えた場合や所定期間の経過などの条件下に従って、操作履歴の更新時間の古い順、若しくは、操作履歴の番組の放送日の古い順など定められた方式により削除を行う。
操作履歴利用判定部 111は、操作履歴管理部 220から操作履歴を取得し、操作履歴の最終利用日と現在日との差分日数(最終利用日からの経過日数)を取り、差分日数が有効期間を越えいない(有効「○」)越えている(無効「×」)を利用可否判定結果として該操作履歴に付加した利用可否判定付き操作履歴を生成し、管理する機能と、前記利用可否判定結果に基づき、関連情報ごとに利用期限内か(有効「○」)否か(無効「×」)を示す利用期限内情報を生成、管理する機能とを有する。
推薦演算部 112は、操作履歴利用判定部 111により付加された利用可否判定付き操作履歴および利用期限内情報を取得し、利用可能な操作履歴のみを用いて将来番組や録画コンテンツを推薦する推薦演算を行うか、利用可能なコンテンツのみを推薦する機能を有する。
また、利用可能な操作履歴がある関連情報のみを用いるか、または利用可能な操作履歴及び利用可能な操作履歴がある関連情報のみを用いて将来番組や録画コンテンツを推薦する推薦演算を行うか、利用可能なコンテンツのみを推薦する機能としてもよい。
さらには、全ての操作履歴を用いて将来番組や録画コンテンツを推薦する推薦演算を行い、操作履歴利用判定部 111により生成された利用期限内情報を用いて、推薦するコンテンツの候補に対して利用期限切れとなる関連情報の値を持つコンテンツを除外する機能としてもよい。つまり、利用期限内情報が有効なコンテンツのみを抽出するようにしてもよい。
また、全ての操作履歴を用いて将来番組や録画コンテンツを推薦する推薦演算を行い、操作履歴利用判定部 111により生成された利用期限内情報を用いて、推薦するコンテンツの候補に対して利用期限切れとなる関連情報の値を持つコンテンツを除外するが、ある特定の例外条件下においては除外を解除する機能を有する。
図1の構成において、コンテンツ推薦装置 150は図6(a)に示すフローで推薦コンテンツの生成を行う。まず、図6(a)の処理フローについて説明する。本実施例における、操作履歴利用判定の対象となる関連情報の値は「ジャンル」とする。
図6(a)は操作履歴利用判定演算処理部 101が利用判定付き操作履歴における利用可能な操作履歴のみを用いてコンテンツの推薦演算を行うために必要となる処理フローである。
S101において、操作履歴利用判定部 111は操作履歴管理部 220から図2に示すような操作履歴の取得を行う。操作履歴は、関連情報テーブルと最終利用日管理テーブルとで構成されている。図2(a)は操作履歴の関連情報テーブルであり、操作履歴を一意に定める操作履歴管理番号 C001と、コンテンツの関連情報である放送日 C002、放送時間 C003、番組長 C004、ジャンル C005、タイトル C006、出演者 C007とで構成され、現在R001〜R006の6つのレコードが記録されている。一方、図2(b)は各操作履歴の最終利用日を管理する管理テーブルである。コンテンツを最後に利用した最終利用日 C101、最終利用時間C102と、操作履歴を推薦に利用するかどうかを示す利用可否C103で構成され、現在R001〜R006の6つのレコードが記録されている。現段階において利用可否 C103の各値は不定とする。
次にS102において、操作履歴利用判定部111は図3(a)に示す有効期間判定テーブルを備えている。図3(a)は関連情報のジャンルの各値における有効期間判定テーブルであり、ジャンル C201と、当該ジャンルの関連情報を用いてコンテンツ推薦演算する最終利用日 C101からの日数で示す有効期間 C202、コンテンツを最後に利用した最終利用日 C203、該当するジャンルの関連情報を推薦演算に利用するかどうかを示す利用期限内 C204で構成される。有効期間 C202は固定値とする。現段階において最終利用日 C203と利用期限内 C204の各値は不定とする。
次にS103において、操作履歴利用判定部 111は図3(a)のレコードR001乃至R006におけるジャンル C202が図2(a)のレコードR001乃至R006におけるジャンル C005と合致した場合において、最終利用日 C101の一番新しい日付を最終利用日 C203へ記載する。
次に、操作履歴利用判定部 111は、最終利用日 C203からの経過日数が有効期間 C202を越えているかどうかを判断し、越えていた場合は利用期限内 C204に無効「×」を、越えていない場合は有効「○」を記載する。本実施例において現在日を2010/08/06と仮定すると、有効期間を越えていないジャンルはジャンルAのみとなる。利用期限内 C204かつR201のセルに有効「○」を記載する。
次にS104において、操作履歴利用判定部111は、利用期限内 C204の有効無効に従い、ジャンルC201と合致するジャンルC005に属するコンテンツの関連情報の利用可否C103の有効無効を決定し記載する。S103においてジャンルAのみが選択されたため、同様にジャンルAに属するコンテンツの操作履歴のみが利用可となる。
次にS105において、操作履歴利用判定部111は図2(a)の関連情報テーブルと図2(b)の管理テーブルとを推薦演算部112へ送信する。
次にS106において、推薦演算部112は推薦演算を行うコンテンツ情報を取得する。コンテンツ情報は図4のようなテーブルで示される。放送波や録画コンテンツを示すC501、コンテンツの関連情報である放送日C502、放送時間C503、番組長C504、ジャンルC505、タイトルC506、出演者C507、特性情報C508で構成される。
次にS107において、推薦演算部112は図4および図2(a)、図2(b)を用いて推薦演算を行う。推薦演算部112は推薦演算において、利用可否C103が有効な操作履歴のみを用いて推薦演算を行う。簡単のため本実施例では、全ての操作履歴から推薦演算を行った結果、図4の全てのコンテンツが推薦結果として出力されるものとする。また、操作履歴におけるジャンルC005とコンテンツ情報におけるジャンルC505とが合致しない場合には推薦における重み付けが無く、異なるジャンルでは推薦結果として出力されないものとする。このような条件下において、推薦結果は、図5(a)のようなテーブルで示される。利用期限内C204において有効であるジャンルC201がジャンルAであり、それにより利用可否C103が決定していることから、推薦結果においてもジャンルAのコンテンツのみが推薦されることとなる。
以上のように、一定期間利用されていないジャンルの操作履歴を推薦計算から一時的に無効化することにより、近々におけるユーザのジャンル嗜好性を反映させることが可能である。また、一定期間利用されていなかったジャンルの操作履歴が新規に追加された場合には、過去の同一ジャンルの操作履歴の有効化が可能であることから、このようなジャンルにおいても、より精度の高い推薦が可能となる。
また、有効期間に関して図7(a)、図7(b)に示すUI表示により、ユーザにより有効期間の設定をすることや、ユーザへ有効期間の状態を提示することも可能である。図7(a)は、有効期間を設定するUI表示であり、この値を設定することで、図3(a)の有効期間判定テーブルにおける有効期間C202へ反映することも可能である。また、図7(b)は、現在の有効期間状態を提示するUI表示であり、図3(a)の最終利用日C203から現在日の差分値から、有効期間C202の差分を取ったものを表示する例である。以上により、ユーザは有効期間の状態を把握しつつ、設定することが可能となり、有効期間を用いた推薦演算を柔軟に行うことが可能となる。
実施例1における、図2(b)、図3(a)では有効期間および利用可否の対象をジャンルのみとしていたが、本実施例では図2(c)図3(b)により、各ジャンルの時間帯を含めて有効無効を設定出来るようにする。
図3(b)について説明する。図3(b)と図3(a)の違いは時間帯C302が付加されたことである。この場合、同一ジャンルにおいても各時間帯それぞれにおいて有効期間を定めることが可能となる。
この場合、図2(a)の操作履歴を用いると、S103により利用期限内 C305に示すような値となる。本実施例の場合R301のみ利用期限内C305が有効、R302、R303の利用期限内C305が無効となり、同一ジャンルにおいても時間帯によって有効か無効かを区別することが可能となる。
以上のように、一定期間利用されていないジャンルと時間帯の組み合わせをもつ操作履歴を推薦計算から一時的に無効化することにより、同一ジャンルにおいても。ユーザの興味が無くなった時間帯の操作履歴も無効化することが可能である。また、実施例1と同よう、無効化されていたジャンルと時間帯の組み合わせの操作履歴が追加された場合は、再び操作履歴が有効化され、過去の操作履歴を活用することが可能となる。
以上のように、一定期間利用されていないジャンルと時間帯の組み合わせをもつ操作履歴を推薦計算から一時的に無効化することにより、同一ジャンルにおいても。ユーザの興味が無くなった時間帯の操作履歴も無効化することが可能である。また、実施例1と同よう、無効化されていたジャンルと時間帯の組み合わせの操作履歴が追加された場合は、再び操作履歴が有効化され、過去の操作履歴を活用することが可能となる。
本実施例では、ジャンルに時間帯を付加する例を挙げたが、他の例としてジャンルと出演者の組み合わせなどにも用いることが可能であり、関連情報の各値を単独、若しくは組合せて活用することが可能である。
実施例1において、図3(a)では有効期間C202が固定であったが、この値が可変であることが異なる。実施例1における図2(a)の関連情報テーブル、図2(c)の管理テーブル、図3(a)の有効期間判定テーブルにおいて、R202およびR203のように有効期間が越えると、図3(c)の有効期間判定テーブルのR402およびR403に示すように有効期間を無効化する。一方、R111の前回の最終利用日を2010/07/01と仮定すると、2010/08/04までの時点ではR401はR402およびR403と同様に有効期間を無効化する。そして、新たにR111の最終利用日が2010/08/05へ更新された場合に置いて、R401の有効期間を例えば1週間と変更する。以降、同様に期限内に更に同一ジャンルの操作履歴が更新された場合には、有効期間を2週間、3週間と増やすことも可能である。また、有効期間を増やす場合に置いて有効期間の最大値は設定されていても良い。
以上により、有効期間を可変にすることにより、ユーザの興味が無くなったジャンルに対して偶然見てしまった場合においても、有効期間が短い期間で再び無効化することが可能となる。
本実施例は、実施例1における図2(a)、図2(b)、図3(a)、図4(a)、図4(b)の各テーブル用いた推薦演算の方法が異なる。
図1の構成において、コンテンツ推薦装置 150は図6(b)に示すフローで推薦コンテンツの生成を行う。まず、図6(b)の処理フローについて説明する。図6(b)におけるS201乃至S204、S206は、図6(a)におけるS101乃至S104、S106と同様である。
次にS105において、操作履歴利用判定部111は、図2(a)の関連情報テーブルと図2(b)の管理テーブルに加え、図3(a)の有効期間判定テーブルを推薦演算部112へ送信する。
次にS207において、推薦演算部112は全ての操作履歴を用いて推薦演算を行う。図4(a)と図4(b)のコンテンツ情報テーブルは全て推薦結果の候補とされ出力される。そして推薦演算部112は、該推薦結果候補に対して、図3(a)の有効期間判定テーブルにおけるジャンルC201の各利用期限に従って、該当するジャンルの推薦候補を除外する。また、除外する一方で、該推薦番組候補に「新番組」や「スペシャル番組」など特別な番組属性情報がある場合には除外対象から除くことも可能である。また、該推薦番組候補で初回から最終回を録画されていた場合には同様に除外対象から解除することも可能である。以上のように除外処理を行った後の推薦結果は図5(b)と図5(c)で示される。図5(b)は、「新番組」と「スペシャル番組」とを除外対象から解除した場合の推薦結果テーブルである。R801乃至R804は図3(a)の有効期間テーブルに従って選択されたジャンルAのコンテンツであり、R805はジャンルAではないが新番組のコンテンツ、R806もジャンルAではないがスペシャル番組となる。一方、図5(c)は初回から最終回まで録画されたコンテンツを除外対象から解除した場合の推薦結果テーブルである。R901乃至R904は図3(a)の有効期間テーブルに従って選択されたジャンルAのコンテンツであり、R905乃至R908はジャンルAではないが初回から最終回まで録画されたコンテンツとなる。
以上により、推薦結果候補から除外および除外の解除を行うことで、ユーザの興味のあるジャンルの番組の推薦が可能になることに加え、ユーザの興味が無くなったかもしれないジャンルにおいても、ユーザの興味を引くような番組およびコンテンツの推薦が可能になる。
また、本実施例においては、図7(c)、図7(d)に示されるUI表示を行うことも可能である。図7(c)は、除外の解除を行う番組属性をユーザに選択させることが可能なUIである。このUIで設定された有効無効に従って、除外の解除処理を行うことが可能である。また、図7(d)は、推薦一覧表示のUI表示である。推薦一覧表示時において各タイトルに推薦理由を記載することが可能であり、例外C808やC908に従った内容を提示することも可能である。
以上により、ユーザの興味を引くような番組およびコンテンツの推薦結果に対して、ユーザに不満を持たせないような、設定インターフェイスと推薦理由を表示することが可能となる。
101…操作履歴利用判定演算処理部
111…操作履歴利用判定部
112…推薦演算部
201…CPU
202…メモリ
203…HDD
204…アンテナ部
205…チューナ部
206…コンテンツ管理部
207…標準入出力部
208…リモコン部
209…デコーダ部
210…表示部
220…操作履歴管理部
111…操作履歴利用判定部
112…推薦演算部
201…CPU
202…メモリ
203…HDD
204…アンテナ部
205…チューナ部
206…コンテンツ管理部
207…標準入出力部
208…リモコン部
209…デコーダ部
210…表示部
220…操作履歴管理部
Claims (16)
- コンテンツの関連情報又は操作履歴から推薦コンテンツを抽出し、ユーザへ推薦するコンテンツ推薦装置であって、
前記コンテンツの関連情報と、前記コンテンツに対する履歴と、前記関連情報又は操作履歴毎に当該関連情報を用いた推薦コンテンツの抽出を行う処理を有効とするか無効とするかを示す判定情報と、当該判定情報を有効とする最終利用日からの有効期間とを記憶しておく機能と、
前記操作履歴から前記関連情報の最終利用日を抽出し、前記最終利用日からの経過日数が前記有効期間を経過していた場合、当該関連情報の前記判定情報を無効に設定する機能と、
前記判定情報が有効であるコンテンツの関連情報、操作履歴または双方を用いて推薦コンテンツを抽出する機能を有することを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - コンテンツの関連情報又は操作履歴から推薦コンテンツを抽出し、ユーザへ推薦するコンテンツ推薦装置であって、
前記コンテンツの関連情報と、前記コンテンツに対する履歴と、前記関連情報又は操作履歴毎に当該関連情報を用いた推薦コンテンツの抽出を行う処理を有効とするか無効とするかを示す判定情報と、当該判定情報を有効とする最終利用日からの有効期間とを記憶しておく機能と、
前記操作履歴から前記関連情報の最終利用日を抽出し、前記最終利用日からの経過日数が前記有効期間を経過していた場合、当該関連情報の前記判定情報を無効に設定する機能と、
前記判定情報が有効であるコンテンツを推薦コンテンツとして抽出する機能を有することを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - 請求項1において、
前記判定情報が無効に設定された操作履歴の最終利用日が更新された場合に、前記判定情報を無効から有効に変更する機能を有することを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - 請求項2において、
前記判定情報が無効に設定された操作履歴の最終利用日が更新された場合に、前記判定情報を無効から有効に変更する機能を有することを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - 請求項1において、
前記有効期間をユーザが設定する機能を備えていることを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - 請求項2において、
前記有効期間をユーザが設定する機能を備えていることを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - 請求項1において、
前記有効期間が時間帯毎に設定されていることを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - 請求項2において、
前記有効期間が時間帯毎に設定されていることを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - 請求項1において、
前記有効期間が設定される関連情報がジャンルであることを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - 請求項2において、
前記有効期間が設定される関連情報がジャンルであることを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - 請求項1において、
前記最終利用日からの経過日数が前記有効期間を経過していた場合であっても、当該関連情報の前記判定情報を有効に設定しておく機能を備えていることを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - 請求項2において、
前記最終利用日からの経過日数が前記有効期間を経過していた場合であっても、当該関連情報の前記判定情報を有効に設定しておく機能を備えていることを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - 請求項1において、
前記判定情報が無効に設定された履歴は、所定期間経過後削除する機能を有することを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - 請求項2において、
前記判定情報が無効に設定された履歴は、所定期間経過後削除する機能を有することを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - 請求項13において、
前記所定期間経過前に前記最終利用日が更新された場合に、前記判定情報が有効に変更される機能を有することを特徴とするコンテンツ推薦装置。 - 請求項14において、
前記所定期間経過前に前記最終利用日が更新された場合に、前記判定情報が有効に変更される機能を有することを特徴とするコンテンツ推薦装置。
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Publications (1)
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