JP2012158564A - 放射線ホルミシス作用を有するクリーム - Google Patents

放射線ホルミシス作用を有するクリーム Download PDF

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Abstract

【課題】人体に放射線ホルミシス効果を与えるクリームを提供する。
【解決手段】本発明のクリームは、トリウム系列の放射性物質の粉末を基体1g当たり5.0Bq〜300.0Bqの範囲で含有する。このクリームを適用者の皮膚に塗り込むと、そのクリームに含まれるビスマスから放出される高エネルギーのベータ線が身体の内部10mm程度まで浸透して真皮まで到達し、真皮内の細胞のDNAを活性化させる。その結果、適応者の皮下の繊維芽細胞の活性化によるコラーゲンの合成、皮膚細胞の膜透過性の改善、DNA修復活動の活性化、自律神経の安定化、ホルモン分泌の改善などが見込まれる。したがって、適用者は身体の所定の部位にクリームを塗るだけで、放射線ホルミシス効果を得ることができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、人体の皮膚に塗布するクリームに関する。より詳細には、放射線ホルミシス作用を有するクリームに関する。
人体が放射線を大量に浴びると放射線障害を起こし、最悪の場合は死に至る。しかし、この地上には自然放射線が存在し、人体は常に微量の放射線に晒されている。また、自然放射線の10倍から100倍程度の低線量放射線は体内の活性酸素を抑制し、病気の治療や予防の効果があることがわかっている(非特許文献1および2を参照)。
大量では人体に有害となる物質が、微量では有益となる場合がある。このような物質を低用量で用いたときに起こる有益な効果を「ホルミシス(hormesis)」という。特に、上記の物質が微量の放射線を放出する物質の場合には、「放射線ホルミシス」と称する。
上述の放射線ホルミシスの効果を与えるための設備として、ラジウムを利用した温泉療法施設がある。これは、ラジウムが壊変した物質であるラドンが放出するアルファ線をこの温泉を利用する人が鼻または口から吸入する、あるいは皮膚を通じて吸収することで放射線ホルミシス効果を得ることができる。さらに、特許文献1は、ウラン鉱石を用いた医療用および健康用浴槽を開示している。ユーザはこの浴槽内に自身の身体を挿入することで、ウラン鉱石の壊変を通じて発生するラジウム元素ガスに晒され、放射線ホルミシス効果を得ることができる。
特開2005−237910
放射線ホルミシスの話、藤野 薫編著、せせらぎ出版、2005年12月5日第3刷発行 医師がすすめる低放射線ホルミシス、ホルミシス臨床研究会編、株式会社ローカス、2008年7月20日発行
しかし、上述の温泉療法では、放射線ホルミシス効果を望む者がわざわざその温泉施設のある場所に行かねばならないため、煩わしさを感じてしまう。また、特許文献1の浴槽を用いる場合には、その設置場所を新たに確保するか、あるいは既存の浴槽を改造する必要がある。日本の住宅事情に鑑みると、このような大型の設備を自宅内に設置することは困難である。また、浴槽を改造する場合も相当な費用が必要であり、手軽にホルミシス効果を得られるものではない。
また、何れの場合も、放射線を人体が主に器官から吸入する態様になっており、そのためには放射線が充満するための相当な空間が必須となる。したがって、現状の態様では、設備を小型化することは実質的に不可能である。そのため、もっと簡単にホルミシス効果を得ることができる手段が望まれている。
本発明は上記の不都合を解決するために創案されたものであり、本発明の目的は、放射線ホルミシス効果をより簡単に得られる手段を提供することである。本発明の別の目的は、人体に放射線ホルミシス作用を与えるクリームを提供することである。
前記課題を解決するために創案された請求項1の発明は、トリウム系列の放射性物質の粉末を基体1g当たり5.0Bq〜300.0Bqの範囲で含有することを特徴とするクリームである。
前記課題を解決するために創案された請求項2の発明は、請求項1のクリームにおいて、前記放射性物質がビスマスを含むことを特徴とする。
本発明のクリームを適用者の特定の部位の皮膚に塗ると、このクリームに含まれるビスマスから放出される高エネルギーのベータ線が身体の内部10mm程度まで浸透して真皮まで到達し、真皮内の細胞のDNAを活性化させることで真皮内の細胞の働きを向上させる。したがって、特別な設備を必要とせずに、単にクリームを皮膚に塗るだけで放射線ホルミシス効果を得ることができる。
本発明のクリームを説明するために使用する、トリウム系列の壊変の様子を示す図である。 本発明のクリームを説明するために使用する、人体の皮膚の断面を示す図である。
以下、本発明のクリームを詳細に説明する。
本発明のクリームは、放射線ホルミシスの効果を適用者に容易に与えるために作成されたものであり、適用者は自身の所望の部位の皮膚にこのクリームを塗布する。このクリームには所定量の放射性物質であるモナザイト粉末を練り込んである。また、クリームの硬度や粘度は使用目的または使用部位によって変わってくる。したがって、クリームはオイルやジェル等の様々なフォームで提供される。さらに、クリームは香り、保湿、冷却成分を含んでよい。
クリームにこのような放射性物質を練りこむのは、クリーム製造過程、クリームの製造直後(熱時)、または、予め製造したクリームに放射性物質を所定量添加して、十分に攪拌することによって達成される。
この際の放射性物質の添加量は、身体への適用方法、身体の健康状態、期待する効果などに依存して適宜変化するが、基材1g当たり5.0Bq〜300.0Bqの放射性物質を含有することが好ましい。
放射線物質の含有量の上限については、身体に悪影響を及ぼさないレベルであれば特に限定するものではない。しかし、現行の法規制が370Bq/gを超えるものに対して制限をしているため、これを考慮して300Bqとした。
本発明のクリームにおいて、本発明の作用効果を阻害しない範囲で種々の添加物、好ましくは化粧品原料基準に記載の添加物を添加することができる。このような添加物の代表例としては、香料、酸化防止剤、甘草などの漢方薬成分やハーブ等のエキスなど、植物性の基源活性剤、スクワレンなどが挙げられるがこれらに限定されるものではない。
あるいは、予め微粉砕された放射性物質の分散液を用意してこれを基体となるクリームに添加することによって本発明のクリームを適用直前に調製することもできる。
次に、上述のクリームを人間の皮膚に塗布した場合に、どのような現象が生じるかを説明する。
まず、放射性物質であるモナザイト粉末を含むクリームは、チューブ等の容器の中でどのような放射性物質を作り出すのかを考える。
図1は、トリウム系列の壊変の様子を示している。モナザイトにはトリウム(Th232)が含まれている。トリウム232は、140億年の半減期でアルファ線を出しながら、ラジウム(Ra228)になる。このラジウム228がアルファ線を放出して、ラドン(Rn220)の気体元素になる。ラドン220はアルファ線を出して、さらに強いエネルギーのアルファ線を出すポロニウム(Po216)に変わる。その後、鉛(Pb212)を経て、ビスマス(Bi212)になる。ビスマス212はアルファ線およびベータ線に加えて、鉛212よりも数倍大きいエネルギーを有するベータ線を放出する。
アルファ線は陽子2個、中性子2個のヘリウム原子核が激しい速度で飛び出してくるもので、身体に当たったとしても体内の約0.1mm以上は侵入しない。また、ガンマ線は強い電磁波で、身体に当たってもその身体を貫通してしまう。一方、ベータ線は、電子が高速で飛び出してくるもので、ビスマスから放出されるような高エネルギーのベータ線は、身体に当たるとその身体の内部10mmぐらいまで侵入する。
ここで、人体の皮膚の構造について説明する。図2は、人体の皮膚の断面を示している。まず、皮膚の表面には0.2mm程度の表皮があり、この表皮には基底細胞層がある。この層では、ある種のコラーゲン、ケラチン、メラニンなどが作られ、さらに、メルケル細胞と呼ばれる触覚受容細胞があり、刺激を受けると神経伝達物質を分泌し、視覚神経へ情報を伝える。表皮の内側の3mmから8mmぐらいの領域に真皮がある。真皮にはコラーゲン繊維があり、皮膚の強度を保っている。コラーゲン分子は繊維芽細胞で作られている。真皮の大部分はコラーゲンや弾性繊維を作っているエラスチンでできている。真皮にある細胞としては、繊維芽細胞のほかに、多くのマクロファージ(組織球)がいて、コラゲナーゼ(コラーゲンを作る酵素)やエラスターゼ(エラスチンを作る酵素)を作り、さらに異物を食べてTリンパ球に状況を伝える役目も果たす。
真皮で重要なのは、網目状の血管およびリンパ管の存在と、上述のメルケル細胞による神経伝達物質の産出によって、触覚受容細胞からの知覚神経終末を経てシナプスによる知覚神経への情報を伝達することである。真皮の毛細血管および先端神経の周囲にはマスト細胞(肥満細胞)が分布していて、血管の拡張や血管の透過性を増加させる物質を産生している。さらに、真皮内細胞には、多くの小さなプラズマ細胞というものがあり、抗原刺激で作られたB細胞から分化して抗体を作り、これが血液やリンパ液の液性免疫の役割を果たす。
「放射線ホルミシス」という作用は、放射線によって多くの電子が放出されて、その電子によって人体のDNAを始めとする化学反応が活性化することで起こる、人体に対する有益な作用であると考えられる。したがって、本発明のクリームを人体の所定の部位の皮膚に塗布すると、そのクリームに含まれるビスマスから放出される高エネルギーのベータ線が身体の内部10mm程度まで浸透して真皮まで到達し、真皮内の細胞のDNAを活性化させることで、真皮内の細胞の働きを向上させる。
このようにして調製された本発明のクリームは、人体に適度な刺激を与えて、適用箇所を通じてホルミシス効果を付与することになる。
本発明者が実際に本発明のクリームを用いた被験者から効果を調査したところ、下記表1のような結果を得た。
これらの結果より、本発明のクリームを適用者の皮膚に塗布することによって、適用者の皮下の繊維芽細胞の活性化によるコラーゲンの合成、皮膚細胞の膜透過性の改善、DNA修復活動の活性化、自律神経の安定化、ホルモン分泌の改善などの種々の有益な効果が得られることが判明した。
図1は、トリウム系列の壊変の様子を示している。モナザイトにはトリウム(Th232)が含まれている。トリウム232は、140億年の半減期でアルファ線を出しながら、ラジウム(Ra228)になる。ラジウム228は、アクチニウム(Ac228)、トリウム(Th228)を経て、ラジウム(Ra224)になり、このラジウムがアルファ線を放出して、ラドン(Rn220)の気体元素になる。ラドン220はアルファ線を出して、さらに強いエネルギーのアルファ線を出すポロニウム(Po216)に変わる。その後、鉛(Pb212)を経て、ビスマス(Bi212)になる。ビスマス212はアルファ線およびガンマ線に加えて、鉛212よりも数倍大きいエネルギーを有するベータ線を放出する。

Claims (2)

  1. トリウム系列の放射性物質の粉末を基体1g当たり5.0Bq〜300.0Bqの範囲で含有することを特徴とするクリーム。
  2. 前記放射性物質はビスマス212を含むことを特徴とする請求項1に記載のクリーム。
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