JP2012155442A - 情報処理装置、制御方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、制御方法、プログラム、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数のユーザーが利用するシステムにおいて、ユーザーがPCにインストールして使用しているアプリケーションプログラムと同じ構成を、他のPCに容易な操作で再現する。
【解決手段】 ユーザーが使用しているPCのアプリケーションプログラム構成情報をデバイスを特定する情報と共にサーバーへ送信しておき、別のPCでアプリケーションプログラムのインストールを行う際に、前述のデバイスを特定する情報をキーとしてサーバーへ送信することで、以前と同じアプリケーションプログラムをダウンロードしインストールする。
【選択図】 図6(a)

Description

本発明はアプリケーションプログラムをコンピューターにインストールするための装置に関する。
近年、PCが幅広く普及している中で、PCの買い替えなどに際して以前のPCで使用していたアプリケーションプログラムプログラムと同じものを使用したいと望むユーザーが存在する。ユーザーが以前のPCで使用していたアプリケーションプログラムを意識することなく、容易に以前と同じアプリ構成を再現することのできる方法として特許文献1が提案されている。
特許文献1では、PCで使用していたアプリケーションプログラムと同じ構成を別のPCで再現する方法として、PCのアプリケーションプログラム構成情報(以降ではアプリ構成情報と呼ぶ)をサーバに送信し、送信されたアプリ構成情報に従って、必要なアプリケーションプログラムを別のPCへダウンロードしてインストールすることができる。
特開2008-243070号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、移行元PCと移行先PCの一対の組しかない場合での技術を開示している。そのため、たくさんのユーザーが利用するシステムである場合に、各ユーザーから送信されたアプリ構成情報を、適切な移行先となるPCへ自動でダウンロードを行う手段がない。
図1は、先行技術において、2台のPCのアプリ構成情報を送信し、それぞれ別のPCへアプリ構成を再現する場合の概念図である。第一のユーザーが移行元端末101のアプリ構成情報106をサーバ105に送信すると、サーバ105にアプリ構成情報106が保存される。また、第二のユーザーが移行元端末102のアプリ構成情報をサーバ105に送信すると、サーバ105にアプリ構成情報107が保存される。ここで第一のユーザーが移行元端末101から移行先端末103へアプリ構成の再現を行いたいと考える場合、サーバーにはアプリ構成情報106とアプリ構成情報107が保存されているので、アプリ構成情報106と移行先端末103を自動で結びつけることができない。
また、移行を行うことが前提であるために、ユーザーから送信されたアプリ構成情報がサーバーに保存されていない場合に、移行先端末へアプリケーションプログラムのダウンロードを行う手段がない。
本発明に係る情報処理装置は、他のコンピュータ内にインストールされているアプリケーションプログラムの一覧と、当該他のコンピュータに接続されているデバイスを特定する情報とを対応づけて記憶するサーバーと通信する情報処理装置であって、
情報処理装置に接続されているデバイスを特定するデバイス情報を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した情報を、前記サーバーに送信する送信手段と、
前記サーバにおいて、前記デバイス情報に対応づけられている前記アプリケーションプログラムの一覧を受信して、当該アプリケーションプログラムの一覧に記述されているアプリケーションプログラムのインストールの実行を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
複数のユーザーが利用するシステムであって、ユーザーが送信したPCのアプリ構成情報がサーバーに複数存在する場合に、適切な移行先となるPCを自動で検出しダウンロードを行うことができる。また、ユーザーがアプリケーションプログラムのインストールを行う際に、以前に使用していたPCのアプリ構成情報をサーバーに送信しておかなくても、インストール時に接続しているデバイスの機種に応じた基本となるアプリケーションプログラムのダウンロードを行うことができる。
従来のアプリケーションプログラム構成環境移行方法を示した概念図 本発明の構成例 本発明の構成例 アプリ構成情報送信時のフローチャート PCまたはサーバーに保存されるアプリ構成情報例 デバイス機種に応じた基本アプリ構成情報例 アプリケーションプログラムインストール時のフローチャート アプリケーションプログラムインストール時のフローチャート アプリケーションプログラムインストール時のフローチャート アプリケーションプログラムインストール時のフローチャート デバイス機種に応じたアプリケーションプログラムインストール時のフローチャート サーバーのアプリ構成情報削除時のフローチャート サーバーのアプリ構成情報削除時のフローチャート サーバーのアプリ構成情報削除時のフローチャート
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図2は、本発明の構成例を表す図である。図2(a)の200はアプリケーションプログラムがインストールされているPCであり、本発明ではこのPCにインストールされているアプリ構成情報をサーバ208へ送信し、図2(b)のPC226に同じアプリ構成を再現することを考える。また、PC200のアプリ構成情報をサーバーに送信していない場合に、撮像装置215に応じた基本アプリをPC226へインストールすることも考える。
まずは、図2(a)のPC200について説明を行う。201はCPUである。203は、ハードディスクなどの二次記憶装置であり、CPUを動かすプログラムを格納する。202は、RAMなどの一次記憶装置であり、二次記憶装置から読み込まれたプログラムが格納される。204は、液晶ディスプレーなどの表示部である。205は、キーボードやマウスなどの操作部である。206は、他のコンピューターと通信するためのEthernet(登録商標)端子などのネットワーク装置である。207は、デバイスと通信を行うためのUSB端子などの通信装置である。
208はサーバーであり、本発明ではPC200から送信されたアプリ構成情報を保存するために用いられる。サーバーは、各ユーザーから送信された数だけアプリ構成情報を保存する。209はCPUである。211は、ハードディスクなどの二次記憶装置であり、CPUを動かすプログラムを格納する。また、本発明ではユーザーから送信されるアプリ構成情報を保存するとともに、ユーザーへダウンロードするアプリケーションプログラムのインストーラーを保存するために用いられる。PCへのインストーラーのダウンロード、サーバーに保存されているアプリ構成情報の検索などは、二次記憶装置に保存されているプログラムに従って、CPU209が行う。
215は撮像装置である。本発明では、CPU201は撮像装置によって固有となる、デバイスを特定する情報(以降ではデバイス情報と呼ぶ)を抽出して、アプリ構成情報と共に二次記憶装置203へ保存する。デバイス情報の例として、カメラのID番号(カメラ個体ごとに付けられるシリアル番号)やカメラの機種名が挙げられる。224はPCと通信を行うための通信制御装置であり、PCのCPU201は、通信制御装置224を介してデバイス情報を抽出する。
次に、第一のPC200にインストールされているアプリ構成情報の抽出と、PCに接続しているデバイス情報の抽出について説明を行う。アプリ構成情報の抽出とデバイス情報の抽出は、PCに予めインストールされているアプリケーションプログラム管理ソフトウェアに従って、CPU201が行う。アプリケーションプログラム管理ソフトウェアは常駐ソフトのように起動するものである。従って、ユーザーが意図してアプリケーションプログラム管理ソフトウェアを起動することなく、アプリ構成情報の抽出とデバイス情報の抽出を行うことができる。
CPU201は、アプリケーションプログラム管理ソフトウェアが初めてPC200にインストールされたときに、アプリ構成情報の抽出を行う。また、PC200に新たにアプリケーションプログラムをインストールするなどしてPCのアプリ構成情報が変わったときに、アプリ構成情報の抽出を行う。CPU201は、抽出したアプリ構成情報を二次記憶装置203に保存する。CPU201は、以上の2つの場合に自動でアプリ構成情報の抽出を行う。
次に、デバイス情報の抽出について説明を行う。CPU201は、PC200に初めて撮像装置215を接続した際に、撮像装置215のデバイス情報を抽出して二次記憶装置203に保存する。撮像装置をPCに接続したことの検出は、アプリケーションプログラム管理ソフトウェアに従ってCPU201が行う。撮像装置215を2回目以降にPC200へ接続した際は、CPU201はデバイス情報の抽出を行わない。別の撮像装置をPC200に初めて接続した際には、同様にしてデバイス情報を抽出して二次記憶装置203に保存する。このように複数のデバイス情報の抽出を行うことで、第二のPC226でアプリ構成を再現する際に、第一のPCで接続したことのあるものであれば、いずれの撮像装置を接続しても、アプリのインストールを行うことが可能となる。
図3は、PCに保存しているアプリ構成情報とデバイス情報をサーバーへ送信する際のフローチャートである。アプリ構成情報とデバイス情報をサーバーへ送信することで、PCを買い換えた際などに、新しいPCからデバイス情報をサーバーへ送信し、デバイス情報をキーとすることで現在のPCと同じアプリ構成を再現することが可能となる。CPU201は、PC200に初めて撮像装置215を接続した際に、アプリ構成情報とデバイス情報を組にしてサーバー208へ送信する。また、PC200に新たにアプリケーションプログラムをインストールするなどしてPCのアプリ構成情報が変わった際に、同様にして、CPU201はアプリ構成情報とデバイス情報をサーバー208へ送信する。ここでの新たなアプリケーションプログラムは、アプリケーションプログラム管理ソフトウェアに従ってCPU201がインストールするものである。CPU201は、以上の2つの場合にアプリ構成情報の送信を開始する。
図3の説明に戻る。アプリ構成情報の送信時に、CPU201は、ステップ301においてユーザーに対してアプリ構成情報の送信許可の確認を行う。ここでユーザーに対して確認を行う理由は、ユーザーの中には自身が使用しているアプリ構成がサーバーに送信されることを好ましくないと感じる場合も考えられるからである。そのために、アプリ構成情報をサーバーに送信してよいかをユーザーに確認する。ユーザーが送信不許可を選択した場合は、アプリ構成情報の送信は行わない。ユーザーが送信許可を選択した場合は、CPU201は、ステップ302においてユーザーに対してユーザーを特定する情報(以降ではユーザー情報と呼ぶ)を入力するかの確認を行う。ユーザー情報の入力を行うと、第二のPCでアプリ構成を再現してインストールを行う際にもユーザー情報の入力が必要となる。
ここで言うユーザー情報は、ユーザーだけが知っている情報を指す。例えば、ユーザーが持つE−mailアドレスである。例えば、アプリ構成情報の送信時にユーザー情報としてE−mailアドレスを入力しておけば、その後カメラを譲渡した場合でも、譲渡した相手が第二のPCでアプリ構成を再現する際に正しいユーザー情報を入力することができないので、アプリ構成情報に従ったインストールはできない。このように、第一のPCでアプリ構成情報を送信する時と、第二のPCでアプリをインストール時にユーザー情報を入力することで、カメラを譲渡、紛失した場合の第三者による移行防止が可能となる。ユーザー情報は、E−mailアドレスや任意のパスワードのように、PCの操作部205から入力することができる。
ユーザー情報を入力しない場合は、CPU201は、ステップ304においてアプリ構成情報とデバイス情報を組にしてサーバへ送信する。ここで、ユーザー情報を入力しないフローが存在するのは、ユーザーの中には入力を手間だと感じることえ考えられるためであり、ユーザー情報を入力しなくても、第二のPCでアプリ構成を再現することは可能となる。ユーザーが入力を必要とした場合のみ、ユーザー情報の入力を行えるようにする。
ユーザー情報を入力する場合は、ユーザーはステップ303においてユーザー情報の入力を行う。そしてCPU201は、ステップ305においてアプリ構成情報とデバイス情報とユーザー情報を組にしてサーバへ送信する。
図4は、アプリケーションプログラム管理ソフトウェアに従ってCPU201が抽出したアプリ構成情報、デバイス情報、またユーザーが入力したユーザー情報の構成例である。これらの情報はPCの二次記憶装置203に保存される。また、サーバー送信後には、サーバーの二次記憶装置211に保存される。
図4(a)は、アプリ構成情報401のみが保存されている構成例である。PC200にアプリ構成情報のみが保存される場合として、アプリケーションプログラム管理ソフトウェアがインストールされている状態で、撮像装置を一度も接続していない状態が挙げられる。アプリ構成情報401では、PC200に「画像閲覧アプリ」、「静止画像編集アプリ」、「動画像編集アプリ」、「RAW現像アプリ」がインストールされていることを示している。また、PC200に新たなアプリをインストールした際には、アプリケーションプログラム管理ソフトウェアに従って、CPU201はアプリ構成情報401の「RAW現像アプリ」の下に新たなアプリを追加する。また、PC200の既存のアプリをアンインストールした際には、PCのアプリ構成情報が変わったものと判断し、PCに新たなアプリをインストールしたときと同様にして、アプリ構成情報の抽出を行う。アプリ構成情報の抽出を行うことでアプリ構成情報は更新されるので、結果としてアンインストールしたアプリがアプリ構成情報401から削除されることになる。
図4(b)は、アプリ構成情報402とデバイス情報403が保存されている構成例である。CPU201は、アプリ構成情報とデバイス情報を抽出して、組にして保存する。ここでデバイス情報は、ある一つのデバイスにおけるID番号と機種名の2つが保存されているものである。例えばデバイス情報403においては、デバイスID番号は「DEVICE_ID_ABC12345」であり、デバイス機種名は「CameraTypeA」である。PCに新たなデバイスを接続した場合には、デバイス情報403の「CameraTypeA」の下に新たなデバイス情報を追加する。
図4(c)は、アプリ構成情報404とデバイス情報405とユーザー情報406が保存されている構成例である。CPU201は、アプリ構成情報とデバイス情報とユーザー情報を組にして保存する。構成例のユーザー情報には、ユーザーが入力した「abc.defgh@xxx.yy.zz」が保存されている。ユーザー情報は、アプリ構成情報送信時にユーザーが入力した場合のみ、保存される。
次に、ユーザーがアプリケーションプログラムのインストールを行う第二のPCの構成図について、説明を行う。図2(b)は、インストールを行うPC226の構成図を示している。ここで、サーバー208と撮像装置215は、図2(a)と同じものとする。227はCPUである。229は、ハードディスクなどの二次記憶装置である。228は、RAMなどの一次記憶装置であり、二次記憶装置から読み込まれたプログラムが格納される。230は、液晶ディスプレーなどの表示部である。231は、キーボードやマウスなどの操作部である。232は、他のコンピューターと通信するためのEthernet端子などのネットワーク装置である。233は、デバイスと通信を行うためのUSB端子などの通信装置である。234は、CD−ROMなどを読み取る光学ディスク装置である。
続いて、ユーザーがアプリケーションプログラムのインストールを行う方法について説明を行う。アプリケーションプログラムのインストールは、ユーザーがアプリのインストールを要求した際に、PCにインストールされているアプリケーションプログラム管理ソフトウェアに従って、CPU227が行う。
ユーザーがアプリのインストールを要求する第一の手段として、CDのようなメディアからインストールを行う方法がある。まず、PCの光学ディスク装置234にCDを挿入すると、CPU227はCDに入っているアプリケーションプログラム管理ソフトウェアのインストールを行う。そして、アプリケーションプログラム管理ソフトウェアのインストールが終了すると、CPU227はデバイスの接続を要求し、以降は図6(a)のフローに従ってアプリのインストールを行う。
ユーザーがアプリのインストールを要求する第二の手段として、Webサーバーにあるダウンロードページからインストールを行う方法がある。Webサーバーにあるダウンロードページからアプリのインストールを選択すると、CPU227は、Webサーバーからアプリケーションプログラム管理ソフトウェアのダウンロードを行い、ダウンロードが終了した後にインストールを開始する。そしてインストールが終了すると、CPU227はデバイスの接続を要求し、以降は図6(a)のフローに従ってアプリのインストールを行う。
ユーザーがアプリのインストールを要求する第三の手段として、PCの一部機能であるデバイスを管理するインターフェースからインストールを行う方法がある。このデバイスを管理するインターフェースの一例として、マイクロソフトの次期OSであるWindows(登録商標)7の機能である「Device Stage」が挙げられる。Device StageはPCに接続されているデバイスを管理・利用することのできる機能である。まず、撮像装置のようなデバイスを接続すると、Device Stageの画面が起動する。この画面は、デバイスの製造元によってカスタマイズすることができ、デバイスを利用するユーザーにとって役立つ機能を盛り込むことができるようになっている。
このDevice Stageの画面に、「アプリのインストール」ボタンを配置することで、ユーザーは容易な操作でアプリのインストールを開始することが可能となる。ユーザーがアプリのインストールを選択すると、CPU227は「アプリのインストール」ボタンのリンク先にアクセスし、アプリケーションプログラム管理ソフトウェアのダウンロードを行う。そしてダウンロードが終了した後に、インストールを開始する。インストールが終了すると、CPU227はデバイスの接続を要求し、以降は図6(a)のフローに従ってアプリのインストールを行う。
図6は、アプリケーションプログラム管理ソフトウェアがインストールされているPC226において、ユーザーがアプリのインストールを要求した際の、PC側とサーバー側のフローチャートである。図6(a)はPC側のフローチャートを示しており、図6(b)〜(d)はサーバー側のフローチャートを示している。
前述したように、アプリケーションプログラム管理ソフトウェアのインストールが終了すると、CPU227がデバイスの接続を要求する。そしてユーザーがPCにデバイスを接続するとCPU227はデバイスの接続を検出し、ステップ600において接続されているデバイス情報をサーバーへ送信する。ここで、サーバーへ送信するデバイス情報とは、デバイスID番号とデバイス機種名の2つを含んでいる。デバイスID番号は、ユーザーが第一のPCでアプリ構成情報をサーバーへ送信していた場合に、その構成情報を検索するためのキーとなる。デバイス機種名は、デバイスの機種に応じた基本アプリをインストールする場合に、そのデバイス機種を検索するキーとなる。
PCからデバイス情報をサーバへ送信すると、ステップ609においてサーバーのCPU209は、サーバーのソフトウェアに従ってPCからデバイス情報を受信する。CPU209は、ステップ610において受信したデバイス情報に対応するアプリ構成情報がサーバーに保存されているかを検索し、その有無をPCへ送信する。ここで使用するデバイス情報とは、デバイスのID番号にあたる。例えば、ユーザーが第一のPCにおいて、デバイス情報「DEVICE_ID_ABC12345」を持つアプリ構成情報をサーバーに送信していた場合、ステップ600で同じデバイス情報をサーバーに送信すれば、サーバーのCPU209は過去にアプリ構成情報が送信されたと判断する。そして対応するアプリ構成情報が有ることを、PC226へ送信する。
次に、ステップ601において、CPU227は送信したデバイス情報に対応するアプリ構成情報の有無を、サーバーから受信する。アプリ構成情報が無い場合は、ステップ602においてデバイス機種に応じたアプリをダウンロードし、インストールする。デバイスの機種に応じたアプリのインストール詳細については、後述する。アプリ構成情報がある場合は、CPU227はステップ603においてユーザーに対してインストール方式の確認を行う。ここで言うインストール方式とは、アプリの新規インストールか移行インストールを表す。新規インストールであればデバイスの機種に応じたアプリのインストールを行う。また、移行インストールであればサーバーに保存されているアプリ構成情報に従って、すなわちユーザーが過去に使用していたアプリケーションプログラムと同じものをインストールするフローに移る。ここでユーザーがインストール方式を選択できるのは、以前のPCで使用していたアプリ構成情報をサーバーに送信していたとしても、デバイスの機種に応じたアプリをインストールしたい場合が考えられるからである。
ユーザーが移行インストールを選択した場合は、CPU227はステップ604においてサーバーへ移行インストール情報を送信する。ここで言う移行インストール情報とは、移行インストールを要求する情報とステップ600でサーバーに送信したデバイス情報を含んでいる。そしてサーバーのCPU209はステップ611において、PCから移行インストール情報を受信する。CPU209はステップ612において、受信したデバイス情報に対応するアプリ構成情報を検索し、アプリ構成情報の中にユーザー情報が含まれているかを確認し、その有無をPCへ送信する。
PCのCPU227はステップ605において、サーバーからユーザー情報の有無を受信し、ユーザー情報が保存されていない場合は、ステップ606においてユーザーが以前にサーバーへ送信したアプリ構成情報に従ってアプリをダウンロードし、インストールする。ユーザー情報がサーバーに保存されている場合は、CPU227はステップ607においてユーザーに対してユーザー情報の確認を行う。ここで言うユーザー情報の確認は、PCの操作部231によってユーザーからの入力を受けることである。そして入力されたユーザー情報をサーバーへする。するとサーバーのCPU209はステップ613において、PCから送信されたユーザー情報を受信する。CPU209はステップ614で、受信したユーザー情報が正しいかを確認する。例えば、ユーザーがPC200において、ステップ600で送信したデバイス情報と共にユーザー情報「abc.defgh@xxx.yy.zz」をサーバーに送信していた場合、ステップ607で同じユーザー情報を入力しサーバーに送信することで、サーバーのCPU209は正しいユーザー情報であると判断する。CPU209は、ユーザー情報が正しいと判断すれば移行判定情報として移行許可をPCへ送信し、ユーザー情報が正しくないと判断すれば移行不許可をPCへ送信する。
PCのCPU201はステップ608でサーバーから移行判定情報を受信し、移行許可の場合は、ステップ606においてアプリ構成情報に従ってアプリをダウンロードし、インストールする。移行判定情報が移行不許可の場合は、CPU227はステップ603において再度インストール方式の確認を行う。
次に、デバイス機種に応じたアプリをインストールする方法について、説明を行う。
図5は、サーバー管理者によって作成されるデバイスの機種に応じた基本アプリ構成情報である。基本アプリ構成情報はデバイス機種名とアプリ構成情報によって構成されている。
図5(a)は、デバイス機種名が501に示す「CameraTypeA」であり、そのデバイスに対応する基本アプリが502に示す「画像閲覧アプリ」、「静止画像編集アプリ」、「動画編集アプリ」である場合の構成例である。
また、図5(b)は、デバイス機種名が503に示す「CameraTypeB」であり、そのデバイスに対応する基本アプリが504に示す「画像閲覧アプリ」、「静止画像編集アプリ」、「RAW現像アプリ」である場合の構成例である。
ここで、図5(a)と図5(b)では基本となるアプリ構成情報が異なっていることが分かる。これは、「CameraTypeA」という撮像装置は、静止画像と動画像を撮影できる機能があるが、RAW画像は撮影できないものであることが考えられる。また、「CameraTypeB」という撮像装置は、静止画像とRAW画像を撮影できる機能があるが、動画像は撮影できないものであることが考えられる。このようにデバイスの機種に応じた基本アプリを設定することで、例えばRAW画像を撮影できないカメラを使っている場合に、RAW現像アプリをPCにインストールすることがなくなる。
図7(a)はデバイスの機種に応じたアプリをインストールする際の、PC側とサーバー側のフローチャートである。図7(a)はPC側のフローチャートを示しており、図7(b)はサーバー側のフローチャートを示している。
デバイスの機種に応じたアプリをインストールする場合として、ユーザーが過去にアプリ構成情報をサーバーへ送信していない場合と、インストール方式でアプリの新規インストールを選択した場合の2つが挙げられる。まず、デバイスの機種に応じたアプリをインストールする際に、PC226のCPU227はステップ701において、アプリのダウンロード要求と共に接続されているデバイス情報をサーバーへ送信する。サーバー208のCPU209はステップ704において、PCから送信されたダウンロード要求とデバイス報を受信する。そしてCPU209はステップ705においてデバイス情報を元にして、ダウンロードする基本アプリを決定する。ここで使用するデバイス情報とは、デバイスの機種名にあたる。また、ダウンロードするアプリの決定には、図5に示すデバイス機種に応じた基本アプリ構成情報を用いる。例えば、「CameraTypeA」というデバイス情報をサーバーへ送信した場合は、CPU209はサーバーに保存されている基本アプリ構成情報の中から該当するデバイス機種名を検索し、「CameraTypeA」に対応する3つのアプリ、すなわち「画像閲覧アプリ」、「静止画像編集アプリ」、「動画像編集アプリ」を決定する。そしてCPU209はステップ706において、各アプリをPCへダウンロードする。PCのCPU227はステップ702においてサーバーから必要なアプリをダウンロードし、ダウンロードが終了したらステップ703においてアプリのインストールを行う。
図6(a)の説明に戻る。ステップ602、またはステップ606においてアプリのインストールが終了した後に、インストールを行った第二のPC226のCPU227はサーバーにアプリ構成情報の送信を行う。これは、今回アプリのインストールを行ったPCが、将来には移行元のPCとなることが考えられるからである。そのために、今回インストールしたアプリ構成情報と接続しているデバイス情報をサーバーへ送信する。アプリ構成情報の送信は、図3に示すフローチャートに沿ってCPU227が行う。
以上のようにアプリのインストールについて説明をしてきたが、ユーザーがサーバーに送信したアプリ構成情報を削除したいと考える場合もある。例えばカメラを他人に譲渡した場合に、アプリ構成情報をサーバーに保存したままであれば、譲渡先の人が同じアプリ構成を再現することが可能となる。自分が使用していたアプリ構成を他人に知られることが好ましくないと感じることもあり、ユーザーからの要求でアプリ構成情報の削除を行うことで、このような例を防ぐことができる。ここでは、過去にPC200のアプリ構成情報をサーバー208へ送信している場合に、PC200のアプリ構成情報を削除することを例として挙げる。
サーバーに保存されているアプリ構成情報の第一の削除方法として、ユーザーからの明示的な削除要求を受け付けることによって、アプリ構成情報の削除を行う。また、第二の削除方法として、ユーザーがアプリケーションプログラム管理ソフトウェアのアンインストールを行う際に、アプリ構成情報の削除を行うことができる。
図8は、サーバーに保存されているアプリ構成情報の削除を行う際の、PC側とサーバー側のフローチャートである。図8(a)は、ユーザーがアプリ構成情報の削除を要求した際のPC側のフローチャート、図8(b)はユーザーがアプリケーションプログラム管理ソフトウェアのアンインストールを行う際のPC側のフローチャート、図8(c)はアプリ構成情報の削除要求を受信したサーバー側のフローチャートを示している。
まず、ユーザーが明示的にアプリ構成情報の削除要求を行った場合について説明する。
ステップ801において、ユーザーはPCに対してアプリ構成情報の削除要求を行う。具体的な方法として、ユーザーはタスクトレイにあるアプリケーションプログラム管理ソフトウェアのアイコンをクリックし、アプリ構成情報の削除を選択することで、アプリ構成情報の削除要求を行うことができる。そしてCPU201はステップ802において、PCに保存しているデバイス情報と共にアプリ構成情報削除要求をサーバーへ送信する。
するとサーバーのCPU209はステップ808において、PCから送信されたアプリ構成情報削除要求とデバイス情報を受信する。そしてCPU209はステップ809において、受信したデバイス情報を元にして対応するアプリ構成情報と共に削除を行う。
次に、ユーザーがPC200のアプリケーションプログラム管理ソフトウェアをアンインストールする場合について、図8(b)を用いて説明を行う。
ステップ803において、ユーザーはアプリケーションプログラム管理ソフトウェアのアンインストール要求を行う。アンインストール要求は、アプリケーションプログラム管理ソフトウェアのアンインストーラーを起動することで行うことができる。アンインストール要求を受けると、CPU201はステップ804において、アプリ構成情報を以前にサーバーへ送信したことがあるかを確認する。アプリ構成情報をサーバーへ送信したことがない場合は、CPU201はステップ805においてアプリケーションプログラム管理ソフトウェアのアンインストールを行う。アプリ構成情報をサーバーへ送信したことがある場合は、CPU201はステップ806において、ユーザーに対してサーバーに保存されているアプリ構成情報の削除を行うかを確認する。ユーザーが削除を行わないことを選択した場合には、CPU201はステップ805においてアンインストールのみを行う。ユーザーが削除を行うことを選択した場合には、CPU201はステップ807において、PCに保存されているデバイス情報と共にアプリ構成情報削除要求をサーバーへ送信する。削除要求をサーバーへ送信した後の、サーバー側のフローは前述したものと同じであるので説明を省略する。そして、削除要求をサーバーへ送信した後のPC側のフローはステップ805に移り、CPU201はアンインストールを行う。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。
また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータはがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。
200:第一のPC、201:第一のPCのCPU、202:第一のPCの一次記憶装置、203:第一のPCの二次記憶装置、204:第一のPCの表示部、205:第一のPCの操作部、206:第一のPCのネットワーク装置、207:第一のPCの通信装置、208:サーバー、209:サーバーのCPU、210:サーバーの一次記憶装置、211:サーバーの二次記憶装置、212:サーバーの表示部、213:サーバーの操作部、214:サーバーのネットワーク装置、215:撮像装置、224:撮像装置の通信制御装置、226:第二のPC、227:第二のPCのCPU、228:第二のPCの一次記憶装置、229:第二のPCの二次記憶装置、230:第二のPCの表示部、231:第二のPCの操作部、232:第二のPCのネットワーク装置、233:第二のPCの通信装置、234:第二のPCの光学ディスク装置、401:アプリ構成情報、402:アプリ構成情報、403:デバイスを特定する情報、404:アプリ構成情報、405:デバイスを特定する情報、406:ユーザーを特定する情報、501:デバイス機種名、502:アプリ構成情報、503:デバイス機種名、504:アプリ構成情報

Claims (10)

  1. 他のコンピュータ内にインストールされているアプリケーションプログラムの一覧と、当該他のコンピュータに接続されているデバイスを特定する情報とを対応づけて記憶するサーバーと通信する情報処理装置であって、
    情報処理装置に接続されているデバイスを特定するデバイス情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した情報を、前記サーバーに送信する送信手段と、
    前記サーバにおいて、前記デバイス情報に対応づけられている前記アプリケーションプログラムの一覧を受信して、当該アプリケーションプログラムの一覧に記述されているアプリケーションプログラムのインストールの実行を制御する制御手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記アプリケーションプログラムの一覧に記述されているアプリケーションプログラムをインストールするためのプログラムを、前記サーバから受信するか、または、前記情報処理装置が備える読み出し手段により記憶媒体から読み出すことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. さらに、前記情報処理装置に前記デバイスが接続されているか否かを判定する判定手段を有し、
    前記判定手段により前記デバイスが接続されていないことを判定した場合には、前記デバイスの接続をユーザに促すための通知を行う通知手段とを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 他のコンピュータ内にインストールされているアプリケーションプログラムの一覧と、当該他のコンピュータに接続されているデバイスを特定する情報とを対応づけて記憶するサーバーと通信する情報処理装置にアプリケーションプログラムをインストールする制御方法であって、
    情報処理装置に接続されているデバイスを特定するデバイス情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した情報を、前記サーバーに送信する送信工程と、
    前記サーバにおいて、前記デバイス情報に対応づけられている前記アプリケーションプログラムの一覧を受信して、当該アプリケーションプログラムの一覧に記述されているアプリケーションプログラムのインストールの実行を制御する制御工程とを有することを特徴とする制御方法。
  5. 前記制御工程は、前記アプリケーションプログラムの一覧に記述されているアプリケーションプログラムをインストールするためのプログラムを、前記サーバから受信するか、または、前記情報処理装置が備える読み出し手段により記憶媒体から読み出すことを特徴とする請求項4に記載の制御方法。
  6. さらに、前記情報処理装置に前記デバイスが接続されているか否かを判定する判定工程を有し、
    前記判定工程により前記デバイスが接続されていないことを判定した場合には、前記デバイスの接続をユーザに促すための通知を行う通知工程とを有することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の制御方法。
  7. 他のコンピュータ内にインストールされているアプリケーションプログラムの一覧と、当該他のコンピュータに接続されているデバイスを特定する情報とを対応づけて記憶するサーバーと通信する情報処理装置に読み込まれて、当該情報処理装置のCPUにより実行されることにより、以下の制御方法によりアプリケーションプログラムをインストールするプログラムであって、
    前記制御方法は、
    情報処理装置に接続されているデバイスを特定するデバイス情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した情報を、前記サーバーに送信する送信工程と、
    前記サーバにおいて、前記デバイス情報に対応づけられている前記アプリケーションプログラムの一覧を受信して、当該アプリケーションプログラムの一覧に記述されているアプリケーションプログラムのインストールの実行を制御する制御工程とを有することを特徴とするプログラム。
  8. 前記制御工程は、前記アプリケーションプログラムの一覧に記述されているアプリケーションプログラムをインストールするためのプログラムを、前記サーバから受信するか、または、前記情報処理装置が備える読み出し手段により記憶媒体から読み出すことを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  9. さらに、前記情報処理装置に前記デバイスが接続されているか否かを判定する判定工程を有し、
    前記判定工程により前記デバイスが接続されていないことを判定した場合には、前記デバイスの接続をユーザに促すための通知を行う通知工程とを有することを特徴とする請求項7または請求項8に記載のプログラム。
  10. 請求項7乃至請求項8のいずれか1項に記載のプログラムを格納する、コンピュータにより可読の記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017174410A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 株式会社リコー 情報処理システム、アプリケーション導入方法及び情報処理装置

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