JP2012151650A - 多重化制御システム、多重化制御方法、および、多重化制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】全系統の演算装置1a〜1cへそれぞれ接続されており、演算装置1aと集約装置6との間で通信フレームを中継する系統ごとの集線装置2aが多重化制御システム内に構成され、集線装置2aは、自系統の演算装置1aと制御対象機器7との間で送受信される通信フレームを受信すると、その受信した通信フレームを同系統の装置へ転送するとともに、集線装置2aと接続されている他系統の演算装置1b,1cへ転送し、各系統の演算装置1a〜1cは、自系統および他系統の集線装置2a〜2cから受信した通信フレーム内の通信データを、自装置内の記憶手段へと記憶することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
系統ごとの前記通信フレームをそれぞれ受信すると、所定の集約ルールに従って、1つの前記通信フレームへと集約する集約装置と、
全系統の前記演算装置へそれぞれ接続されており、前記演算装置と前記集約装置との間で前記通信フレームを中継する系統ごとの集線装置とを有しており、
前記集線装置が、
自系統の前記演算装置と前記制御対象機器との間で送受信される前記通信フレームを受信すると、その受信した前記通信フレームを同系統の装置へ転送するとともに、前記集線装置と接続されている他系統の前記演算装置へ転送し、
各系統の前記演算装置が、自系統および他系統の前記集線装置から受信した前記通信フレーム内の通信データを、自装置内の記憶手段へと記憶することを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
多重化制御システムは、演算装置1a〜1cと、集線装置2a〜2cと、中継装置3a〜3cと、中継装置4a〜4cと、入出力装置5a〜5cと、集約装置6と、制御対象機器7と、を含めて構成される。
なお、制御側の各装置は、CPU(Central Processing Unit)とメモリとハードディスク(記憶手段)とネットワークインタフェースを有するコンピュータとして構成され、このコンピュータは、CPUが、メモリ上に読み込んだプログラムを実行することにより、各処理部を動作させる。
B系装置群は、符号の末尾が「b」である装置集合(演算装置1bと、集線装置2bと、中継装置3bと、中継装置4bと、入出力装置5b)である。
C系装置群は、符号の末尾が「c」である装置集合(演算装置1cと、集線装置2cと、中継装置3cと、中継装置4cと、入出力装置5c)である。
これらの各系の装置のうち、装置名称および符号の数字部の組み合わせ(例えば、演算装置1)が同じ装置群(例えば、演算装置1a〜1c)は、互いに同じ種類(同じ内部構成)の装置である。
なお、系ごとに(例えば、A系装置群に)同じ種類の装置(例えば、入出力装置5a)は、1台設けてもよいし、複数台設けてもよい。
演算装置1a〜1cは、制御対象機器7に対して、その制御対象機器7を制御するための制御信号を含む機器制御フレームを送信する。例えば、制御対象機器7が弁であるときには、機器制御フレームにはその弁を開く旨の制御信号が含まれている。なお、図1では、機器制御フレームが演算装置1a〜1cから制御対象機器7へと順に送信されていく経路を示す矢印(図面の上から下に向かう矢印)を表記している。
制御対象機器7は、演算装置1a〜1cに対して、その演算装置1a〜1cに通知するための通知信号を含む機器通知フレームを送信する。例えば、制御対象機器7が温度センサであるときには、機器通知フレームには測定結果の温度情報が通知信号として含まれている。
演算装置1aは、制御対象機器7への制御信号や、制御対象機器7を示す送信先アドレスなどの情報を含んだ通信フレームを機器制御フレームとして作成し、その機器制御フレームを集線装置2aに送信する。
集線装置2aは、演算装置1aからの機器制御フレームを、配下の中継装置3aだけでなく、他系統の演算装置1b,1cにも送信する。他系統の演算装置1b,1cは、受信した機器制御フレームを自装置内に格納する。ここで、演算装置1a〜1cと、集線装置2a〜2cとは、通信路を介してスター型に接続されている。つまり、任意の演算装置1a〜1cと、任意の集線装置2a〜2cとが、系をまたがって直接接続されている。これにより、演算装置1aは、他の演算装置1b,1cとの間に直接接続されていなくても、演算装置1a〜1c間で、互いに自装置内の情報を他装置と共有することができる。
中継装置4aは、中継装置3aから受信した機器制御フレームを、自系統配下の入出力装置5aへ送信する。
入出力装置5aは、中継装置4aから受信した機器制御フレームを、集約装置6へ送信する。
集約装置6は、各系の入出力装置5a〜5cからそれぞれ受信した複数の機器制御フレームについて、多重化の集約ルール(例えば、多数決)に従って、1つの機器制御フレームに集約してから、制御対象機器7へと転送する。
集約装置6は、制御対象機器7から受信した1つの機器通知フレームを、各系の分だけコピーして、入出力装置5a〜5cにそれぞれ転送する。
機器通知フレームは、機器制御フレームとは逆の方向で、下流側から上流側へと伝達される(入出力装置5a→中継装置4a→中継装置3a→集線装置2a)。
集線装置2aは、中継装置3aから機器通知フレームを受信すると、同系統の演算装置1aだけでなく、他系統の演算装置1b,1cに対しても、機器通知フレームを転送する。
各演算装置1a〜1cは、受信した同系統および他系統の機器通知フレームを、それぞれ自装置内へ格納することで、演算装置1a〜1c間で、互いに自装置内の情報を他装置と共有することができる
演算装置1aは、アドレス設定部11と、ロータリスイッチ11aと、送信制御部12と、受信制御部13と、アービタ制御部14と、セレクタ部15と、データデコード部16と、アドレス算出部17と、データ制御部18と、記憶部18aと、データエンコード部19とを有する。
送信制御部12は、他装置(集線装置2a)へ送信する通信フレームを一時的に格納する送信バッファ12aを有する。
受信制御部13は、他装置(集線装置2a〜2c)から受信する通信フレームを一時的に格納する受信バッファ(集線装置2aとの間の受信バッファ13aと、集線装置2bとの間のB系バッファ13bと、集線装置2cとの間のC系バッファ13c)を有する。
ロータリスイッチ11aは、収容される装置ごとに、その装置に設定されるノードアドレスの値を入力する入力手段である。ロータリスイッチ11aは、ノードアドレスの桁ごとに、その桁の値を指定するための回転式のダイヤルであり、ユーザの指などで操作される。例えば、ノードアドレス「801」を設定するときには、管理者は、右から3桁目のダイヤルを「8」まで回し、右から2桁目のダイヤルを「0」まで回し、右から1桁目のダイヤルを「1」まで回す。
なお、以下の説明では、ダイヤルのn桁目とは、ノードアドレスの右の数値から数えてn桁目であることとし、1つの桁の値としてダイヤルで指定できる値の範囲として、本実施形態では16進数「0〜9,A〜F」の場合を例示する。
一方、ロータリスイッチ11aは、ノードアドレスの桁ごとに、その桁の値を指定するための入力手段の一例であり、桁の値の候補を画面上に表示して、ユーザに選択させるタッチパネルなどの他の入力手段を用いてもよい。
・右から1桁目は、系特定用の桁である。A系装置群を示す「0」と、B系装置群を示す「1」と、C系装置群を示す「2」とがそれぞれの装置に設定される。
・右から2,3桁目は、装置種別の特定用の桁である。演算装置1a〜1cを示す「80」と、集線装置2a〜2cを示す「90」と、上流側の中継装置3a〜3cを示す「A0」と、下流側の中継装置4a〜4cを示す「A1」と、入出力装置5a〜5cを示す「10」とがそれぞれの装置に設定される。
さらに、装置種別の特定用の桁の値をあらかじめ装置内の回路設計時に固定の値として回路内に記憶しておくことで、装置種別の特定用の桁について、ダイヤルを回す必要がなくなり、スイッチによる設定を不要とする。
このようにすることで、設定が必要となるノードアドレス値の桁数が減り、ノードアドレスの設定回数を減らす事が可能となるため、作業員のノードアドレス設定ミスを低減する事が可能となる。加えてノードアドレス設定用のロータリスイッチ数の低減により、装置のコスト低減、それに伴う実装部品低減による基板製造コストの低減にもつながることとなる。
受信制御部13は、他装置から受信した通信フレームを一時的に保持しておくための回線ごとに割り当てられる各受信バッファ(受信バッファ13a、B系バッファ13b、C系バッファ13c)を制御する。受信制御部13は、各受信バッファに通信フレームが格納されると、アービタ制御部14に受信完了信号を通知する。
データ制御部18は、これから送信用に作成する通信フレームのフレーム構成データを記憶部18aから読み出すための制御信号を記憶部18aに通知する。記憶部18aは、通知された制御信号に従い、フレーム構成データを記憶領域から読み出す。そして、データ制御部18は、読み出したフレーム構成データをデータエンコード部19に通知する。
送信制御部12は、通知された通信フレームを一時的に送信バッファ12aに保持した後、ドライバ部(DRV)を介して、集線装置2aへと通信フレームを送信する。
なお、送信制御部12が送信する通信フレーム内の送信元アドレスには、アドレス設定部11で設定された自装置のノードアドレスが指定される。
集線装置2aは、演算装置1aと比較すると、複数の系統からの通信フレームを受信して保存する必要がないため、複数の系統の処理順序を決めるための処理部(アービタ制御部14、セレクタ部15)は、省略される。
一方、集線装置2aは、演算装置1aと異なり、通信フレームの中継装置であるので、データ異常のある通信フレームの伝搬を防止するために、中継する通信フレームのデータ内容をチェックするエラー検出部25を有する。
なお、通信フレームの送受信の始点や終点である各装置、および、エラー履歴データを蓄積するとともに、エラー発生箇所の特定対象となる各装置には、自装置のノードアドレスを通信フレームの送信先アドレスとして指定されるために、アドレス設定部11,21に該当する自装置のノードアドレス設定手段が必要である。
ロータリスイッチ21aは、ロータリスイッチ11aと同様に、収容される装置ごとに、その装置に設定されるノードアドレスの値を入力する入力手段である。
通信制御部22は、送信制御部12および受信制御部13と同様に、各バッファ(演算装置1aとの間の上流バッファ22a、演算装置1bとの間のB系バッファ22b、演算装置1cとの間のC系バッファ22c、および、中継装置3aとの間の下流バッファ22d)内の通信フレームの送受信を制御する。なお、B系バッファ22bやC系バッファ22cなどを介した他系統との間の通信路は、集線装置2aから他系統の演算装置1b,1cへの送信用である。
データデコード部23は、データデコード部16と同様に、通信フレームからフレーム構成データを抽出する。
データエンコード部27は、データエンコード部19と同様に、フレーム構成データから通信フレームを組み立てる。
エラー検出部25は、エラー検出したときに、その旨を示すエラー検出信号をデータ制御部24へと通知するとともに、今回検出したエラーをレジスタ部26内のエラー履歴データとして記録する。
データ制御部24は、通知したフレーム構成データに対する送信先指定信号を、通信制御部22を介して各バッファに通知する。この送信先指定信号は、エラー検出部25がエラーを検出しないときには、送信先ノードアドレスである。
また、エラーの種類により送信の有無を設定するようにすることもでき、例えば重大なエラー時のみ「送信先なし」と送信先指定信号を送信するようにすることもできる。
データ制御部24は、エラー履歴データの送信要求の送信元アドレス(演算装置1aのアドレス)を通知したフレーム構成データに対する送信先指定信号として、通信制御部22を介して各バッファに通知する。
通信制御部22は、データエンコード部19からの通信フレームを各バッファに格納し、その各バッファからDRVを介して、他装置へと通信フレームを送信する。ここで、通信フレームの送信先は、データ制御部24からの送信先指定信号によって決定される。
なお、図4の中継装置3aなどの構成要素のうち、図3の集線装置2aの構成要素と同じものについては、同じ符号を付している。
中継装置3aでは、「上流側の装置」が集線装置2aであり、「下流側の装置」が中継装置4aである。なお、中継装置4aとの接続には、DRVの代わりに、通信フレームの電気信号と光信号とを変換する光モジュールを用いて、通信の高速化を実現してもよい。
中継装置4aでは、「上流側の装置」が中継装置3aであり、「下流側の装置」が入出力装置5aである。なお、中継装置3aとの接続には、DRVの代わりに、通信フレームの電気信号と光信号とを変換する光モジュールを用いて、通信の高速化を実現してもよい。
入出力装置5aでは、「上流側の装置」が中継装置4aであり、「下流側の装置」が集約装置6である。
通信制御部62は、各系統の入出力装置5a〜5cへと接続するためのバッファ(A系バッファ62aと、B系バッファ62bと、C系バッファ62c)を制御する。
データ選択部63は、通信制御部62からの各系統の通信フレーム(機器制御フレーム)について、多重化の集約ルール(例えば、多数決)に従って、1つの通信フレームに集約してから、制御対象機器7へと転送する。多数決とは、複数の通信フレームのデータ内容がそれぞれ異なるときに、同じデータ内容として最も多い通信フレームを採用するルールである。
データ分岐部64は、制御対象機器7から受信した通信フレーム(機器通知フレーム)を、各系の分だけコピーして、通信制御部62を介して入出力装置5a〜5cにそれぞれ転送する。
制御コマンドは、通信フレームの種別を示し、例えば、機器制御フレーム、機器通知フレーム、エラー履歴データの送信要求、および、エラー履歴データの送信応答などが、種別の一例として挙げられる。
図6は、多重化制御システムを示す構成図である。図6の多重化制御システムは、図1の多重化制御システムと比較すると、各入出力装置5a〜5cが、それぞれ集約装置6の機能を収容した各入出力装置9a〜9cとして構成されている。
これにより、集約装置6の機能は複数台の入出力装置5a〜5cへと分散されるため、1台の集約装置6(入出力装置9a〜9c)に障害が発生したときにでも、他の集約装置6(入出力装置9a〜9c)を経由して、通信フレームを送信し続けることができるため、耐障害性が強い。
なお、各系統の演算装置1a〜1cからそれぞれ送信される同じデータ内容の機器制御フレームを、各入出力装置9a〜9cがそれぞれ受信すると、各入出力装置9a〜9c間で機器制御フレームのデータ内容を参照し、所定ルール(多数決)によって1つに決定された機器制御フレームを制御対象機器7へと送信することで、同じ機器制御フレームを重複して制御対象機器7へと送信することを抑制する。
この図7の入出力装置9aは、図4の入出力装置5aと比較すると、アドレス設定部91が自装置のアドレスを設定するためのロータリスイッチの数が1つ(ロータリスイッチ21a)から3つ(ロータリスイッチ91a〜91c)へと変更されている。
なお、アドレス設定部91は、アドレス体系が(ケース3)の場合、ロータリスイッチ91a〜91cのうちの1つのロータリスイッチの設定値の一部を、他のロータリスイッチの設定値としてコピーしてもよい。
ここで、入出力装置5aと集約装置6との間が装置内の内部バスで接続されることにより、入出力装置5aの上流バッファ22aは、省略できる。
また、通信制御部22と通信制御部62とが同じ筐体内に収容されることにより、入出力装置5aの下流バッファ22dは、通信制御部62内に配置してもよい。
これにより、演算装置1aは、機器制御フレームを制御対象機器7へと送信し、同じ機器制御フレームを他の演算装置1b,1cへと通知するという2段階の通信処理を行う必要がなくなるため、演算装置1a〜1cでの通信フレームの情報共有を実現しつつ、通信効率が向上する。
2a〜2c 集線装置
3a〜3c 中継装置
4a〜4c 中継装置
5a〜5c 入出力装置
6 集約装置
7 制御対象機器
9a〜9c 入出力装置
11,21,91 アドレス設定部
11a,21a,91a〜91c ロータリスイッチ
12 送信制御部
12a 送信バッファ
13 受信制御部
13a 受信バッファ
13b,22b,62b B系バッファ
13c,22c,62c C系バッファ
14 アービタ制御部
15 セレクタ部
16,23 データデコード部
17 アドレス算出部
18,24 データ制御部
18a 記憶部(記憶手段)
19,27 データエンコード部
22 通信制御部
22a 上流バッファ
22d 下流バッファ
25 エラー検出部
26 レジスタ部(記憶手段)
62 通信制御部
62a A系バッファ
63 データ選択部
64 データ分岐部
95 入出力部
Claims (10)
- 2以上の系統ごとの演算装置からそれぞれ通信フレームを送信して制御対象機器を制御する多重化制御システムであって、
系統ごとの前記通信フレームをそれぞれ受信すると、所定の集約ルールに従って、1つの前記通信フレームへと集約する集約装置と、
全系統の前記演算装置へそれぞれ接続されており、前記演算装置と前記集約装置との間で前記通信フレームを中継する系統ごとの集線装置とを有しており、
前記集線装置は、
自系統の前記演算装置と前記制御対象機器との間で送受信される前記通信フレームを受信すると、その受信した前記通信フレームを同系統の装置へ転送するとともに、前記集線装置と接続されている他系統の前記演算装置へ転送し、
各系統の前記演算装置は、自系統および他系統の前記集線装置から受信した前記通信フレーム内の通信データを、自装置内の記憶手段へと記憶することを特徴とする
多重化制御システム。 - 前記集約装置は、前記系統ごとに、前記演算装置と前記制御対象機器との通信経路上に位置する他装置に収容され、その他装置によって前記通信フレームが転送されることを特徴とする
請求項1に記載の多重化制御システム。 - 前記演算装置は、自系統および他系統の前記集線装置から受信した前記通信フレームを、自装置内の前記記憶手段へと記憶するときに、前記通信フレームの受信順序に従って、前記記憶手段への記憶順序を決定することを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の多重化制御システム。 - 前記演算装置および前記集線装置は、それぞれ自装置に割り当てるノードアドレスについて、前記多重化制御システムを構成する自装置が属する系統の装置でユニークな内部アドレスの入力をロータリスイッチを介して受け付け、その受け付けた前記内部アドレスと自装置が属する系統の特定情報との組み合わせを前記ノードアドレスとして自装置に割り当てることを特徴とする
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の多重化制御システム。 - 前記演算装置および前記集線装置は、それぞれ自装置に割り当てる前記ノードアドレスについて、前記多重化制御システムの全系統の装置でユニークな共通アドレスの入力を前記ロータリスイッチを介して受け付け、その受け付けた前記共通アドレスを前記ノードアドレスとして自装置に割り当てることを特徴とする
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の多重化制御システム。 - 前記演算装置および前記集線装置は、それぞれ自装置に割り当てる前記ノードアドレスについて、あらかじめ自装置内に固定の値として設定された装置種別ごとに異なる値を、自装置に割り当てる前記ノードアドレスの一部とすることを特徴とする
請求項5に記載の多重化制御システム。 - 前記集線装置は、転送対象の前記通信フレームについて、その通信フレーム内のフレーム構成データからエラーを検出すると、その検出内容をエラー履歴データとして自装置内の前記記憶手段に格納し、
前記演算装置は、前記ノードアドレスが割り当てられた各前記集線装置に対して前記エラー履歴データの送信要求を送信して、その応答を各前記集線装置から取得することで、エラーの発生箇所を特定することを特徴とする
請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載の多重化制御システム。 - 2以上の系統ごとの演算装置からそれぞれ通信フレームを送信して制御対象機器を制御する多重化制御システムによる多重化制御方法であって、
前記多重化制御システムは、
系統ごとの前記通信フレームをそれぞれ受信すると、所定の集約ルールに従って、1つの前記通信フレームへと集約する集約装置と、
全系統の前記演算装置へそれぞれ接続されており、前記演算装置と前記集約装置との間で前記通信フレームを中継する系統ごとの集線装置とを有しており、
前記集線装置は、
自系統の前記演算装置と前記制御対象機器との間で送受信される前記通信フレームを受信すると、その受信した前記通信フレームを同系統の装置へ転送するとともに、前記集線装置と接続されている他系統の前記演算装置へ転送し、
各系統の前記演算装置は、自系統および他系統の前記集線装置から受信した前記通信フレーム内の通信データを、自装置内の記憶手段へと記憶することを特徴とする
多重化制御方法。 - 前記集約装置は、前記系統ごとに、前記演算装置と前記制御対象機器との通信経路上に位置する他装置に収容され、その他装置によって前記通信フレームが転送されることを特徴とする
請求項8に記載の多重化制御方法。 - 請求項8または請求項9に記載の多重化制御方法を、コンピュータである多重化制御システムの各装置に実行させるための多重化制御プログラム。
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