JP2012151555A - テレビ会議システム、テレビ会議中継装置、テレビ会議中継方法および中継プログラム - Google Patents

テレビ会議システム、テレビ会議中継装置、テレビ会議中継方法および中継プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】遅延時間を短縮することを可能とするテレビ会議システム等を提供する。
【解決手段】中継装置10と複数のテレビ会議端末20とが各々回線交換網30とパケット通信網40で接続されて構成されるテレビ会議システムで、中継装置10が、テレビ会議端末からの映像および音声を回線交換網を介して受信する回線交換通信手段12と、テレビ会議端末から受信した映像および音声をパケット通信網の形式に変換する形式変換部62と、映像および音声をパケット通信網を介して各々のテレビ会議端末に送信するパケット通信手段13と、映像および音声を受信したらこれをパケット通信網に適した形式に変換してパケット通信網を介して送信するよう指令する通信制御部61とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明はテレビ会議システム、テレビ会議中継装置、テレビ会議中継方法および中継プログラムに関し、特に映像や音声を送受信する際の遅延時間を削減できるテレビ会議システム等に関する。
ネットワークの利用形態の一つとして、テレビ会議(ビデオ会議ともいう)がある。テレビ会議は、ネットワークによって複数の遠隔地を結び、相互の遠隔地同士の映像および音声を中継装置を介して送受信しあうことによって、これらの遠隔地にいる者同士が一つの会議室内にいるのと同等に会議を行うことを可能とするものである。また、3地点以上を接続してテレビ会議を行う場合には、中継装置を使用するのが一般的である。
国際電気通信連合(ITU: International Telecommunication Union)は、テレビ会議のためにITU H.323勧告などのような規格を定めている。これ以外にも、映像および音声をネットワーク上で伝送することが可能な技術がいくつかあり、それらの技術がテレビ会議に適用できる。
テレビ会議のために利用される映像および音声の配信には、特にリアルタイム性が重視される。映像および音声を符号化/復号化する上で不可避である遅延時間を、なるべく短くすることが望ましい。
これに関連する技術として、以下の各々がある。特許文献1には、マルチメディア通信端末間の通信を中継する情報中継装置で、伝送されるマルチメディア情報の属性に応じて変換処理を行い、変換処理が不要な場合には変換処理を行わないことにより情報の劣化および遅延を防止するという技術が記載されている。特許文献2には、複数の端末装置からの符号化ストリームを合成して各端末装置に送信して、サーバ装置の負荷を軽減することが可能なテレビ会議システムについて記載されている。
特許文献3には、パケット交換網でのパケット数もしくは使用帯域を抑制して、パケット通信の状態を改善することが可能であるというメディアストリーム中継装置が記載されている。特許文献4には、各端末からの映像を合成して配信する際の符号化パラメータの選択方法に特徴のある合成映像配信装置が記載されている。
特許文献5には、遅延量に応じて分割するパケット数を決定し、そのパケット数で通信パケットを分割して送信するという通信装置が記載されている。特許文献6には、テレビ会議に常駐する端末の常駐レイアウトを選択して、送信されてきた圧縮メディアをデコードしなくても表示できるという会議システムが記載されている。
特開2005−072973号公報 特開2005−341325号公報 特開2007−288342号公報 特開2009−117896号公報 特開2010−130329号公報 特開2010−178340号公報
前述のように、テレビ会議に利用される映像および音声の配信には、特にリアルタイム性が重視される。そのため、映像および音声を符号化/復号化する際に発生する遅延時間を、なるべく短くすることが望ましい。その上で、映像および音声の品質を可能な限り高く、またなるべく多くの地点の端末からの映像および音声を全ての参加者に配信することが望ましい。
しかしながら、映像および音声の符号化/復号化の処理において、遅延時間が発生することは不可避である。特に、ある端末からの映像および音声を他の端末向けに配信する際に符号化処理を行うために、処理内容に応じて数10ミリ秒〜数秒程度の遅延が発生することは不可避である。
このような場合に、ネットワーク状態などに応じて映像および音声の送信方法を切り替えることができることが望ましいが、前述の特許文献1〜6には「送信方法を切り替える」ことを可能とする技術は記載されていないので、上記の問題を解決することは不可能である。
本発明の目的は、映像および音声の符号化/復号化の処理に伴って発生する遅延時間を短縮して、リアルタイムに映像および音声を配信することを可能とするテレビ会議システム、テレビ会議中継装置、テレビ会議中継方法および中継プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るテレビ会議システムは、中継装置と複数のテレビ会議端末とが各々回線交換網とパケット通信網で接続されて構成されるテレビ会議システムであって、中継装置が、テレビ会議端末からの映像および音声を回線交換網を介して受信する回線交換通信手段と、テレビ会議端末から受信した映像および音声をパケット通信網の形式に変換する形式変換部と、映像および音声をパケット通信網を介して各々のテレビ会議端末に送信するパケット通信手段と、テレビ会議端末のうちの1台から映像および音声を受信したらこれを形式変換部にパケット通信網に適した形式に変換するよう指令し、変換された映像および音声をパケット通信網を介して各々のテレビ会議端末に送信するようパケット通信手段に指令する通信制御部とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るテレビ会議中継装置は、複数のテレビ会議端末と各々回線交換網とパケット通信網で接続され、テレビ会議システムを構成するテレビ会議中継装置であって、テレビ会議端末からの映像および音声を回線交換網を介して受信する回線交換通信手段と、テレビ会議端末から受信した映像および音声をパケット通信網の形式に変換する形式変換部と、映像および音声をパケット通信網を介して各々のテレビ会議端末に送信するパケット通信手段と、テレビ会議端末のうちの1台から映像および音声を受信したらこれを形式変換部にパケット通信網に適した形式に変換するよう指令し、変換された映像および音声をパケット通信網を介して各々のテレビ会議端末に送信するようパケット通信手段に指令する通信制御部とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るテレビ会議中継方法は、中継装置と複数のテレビ会議端末とが各々回線交換網とパケット通信網で接続されて構成されるテレビ会議システムにあって、テレビ会議端末からの映像および音声を回線交換網を介して中継装置の回線交換通信手段が受信し、テレビ会議端末のうちの1台から映像および音声を受信したら中継装置の形式変換部がこの映像および音声をパケット通信網の形式に変換し、変換された映像および音声をパケット通信網を介して各々のテレビ会議端末に送信することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るテレビ会議中継プログラムは、中継装置と複数のテレビ会議端末とが各々回線交換網とパケット通信網で接続されて構成されるテレビ会議システムにあって、中継装置が備えているコンピュータに、テレビ会議端末からの映像および音声を回線交換網を介して受信する手順、テレビ会議端末のうちの1台から映像および音声を受信したらこの映像および音声をパケット通信網の形式に変換する手順、および変換された映像および音声をパケット通信網を介して各々のテレビ会議端末に送信する手順を実行させることを特徴とする。
本発明は、上述したように中継装置がテレビ会議端末からの映像および音声を回線交換網を介して受信し、これを形式変換してからパケット通信網を介して送信するように構成したので、中継装置で映像・音声の復号化と符号化を行う必要がなくなり、この処理において発生する遅延時間を短縮できる。これによって、遅延時間を短縮して、リアルタイムに映像および音声を配信することが可能であるという、優れた特徴を持つテレビ会議システム、テレビ会議中継装置、テレビ会議中継方法および中継プログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るテレビ会議システムの構成について示す説明図である。 図1に示した制御手段のより詳細な構成について示す説明図である。 図1に示したテレビ会議システムの、映像および音声を中継する動作について示すシーケンス図である。 図1に示したテレビ会議システムのより具体的な運用例について示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るテレビ会議システムの構成について示す説明図である。 図5に示した通信制御部のより詳しい構成について示す説明図である。 図6で示した会議解析機能の動作を表すフローチャートである。 図6で示したネットワーク状態解析機能の動作を表すフローチャートである。 図6で示した送信方法決定機能の動作を表すフローチャートである。 図9のステップS403で送信方法決定機能が送信方法を決定する基準について示す説明図である。 図5に示したテレビ会議システムのより具体的な運用例について示す説明図である。 図11に示したテレビ会議システムの運用例で、中継装置からテレビ会議端末の各々の間でのネットワーク状態の一例について示す表である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態の構成について添付図1〜2に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本実施形態に係るテレビ会議システム1は、中継装置10と複数のテレビ会議端末20とが各々回線交換網30とパケット通信網40で接続されて構成されるテレビ会議システムである。中継装置10は、テレビ会議端末からの映像および音声を回線交換網を介して受信する回線交換通信手段12と、テレビ会議端末から受信した映像および音声を回線交換網もしくはパケット通信網の形式に変換する形式変換部62と、映像および音声をパケット通信網を介して各々のテレビ会議端末に送信するパケット通信手段13と、テレビ会議端末のうちの1台から映像および音声を受信したらこれを形式変換部にパケット通信網に適した形式に変換するよう指令し、変換された映像および音声をパケット通信網を介して各々のテレビ会議端末に送信するようパケット通信手段に指令する通信制御部61とを備える。
この構成を備えることにより、テレビ会議システム1は、映像および音声の伝送における遅延時間を短縮することが可能となる。
以下、これをより詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るテレビ会議システム1の構成について示す説明図である。テレビ会議システム1は、テレビ会議中継装置10と複数台のテレビ会議端末20a、20b、20c…とが映像および音声通信用の回線交換網30およびパケット通信網40を介して相互に接続されて構成される。テレビ会議中継装置10は、以後単に中継装置10という。また、テレビ会議端末20a、20b、20c…はいずれも同一の構成を備えるので、以後これらを総称してテレビ会議端末20という。
中継装置10は、コンピュータプログラムを実行する主体であるプロセッサを内蔵した制御手段11と、回線交換網30を介して映像および音声通信を行う回線交換通信手段12と、パケット通信網40を介してデータ通信を行うパケット通信手段13とを備える。
テレビ会議端末20は、映像および音声を入力する入力手段21と、映像および音声を出力する出力手段22と、入力手段21から入力された映像および音声を通信に適した形式にエンコードするエンコード手段23と、エンコードされた映像および音声を回線交換網30を介して通信する回線交換通信手段24と、エンコードされた映像および音声をパケット通信網40を介して通信するパケット通信手段25と、回線交換通信手段24またはパケット通信手段25が受信したエンコードされた映像および音声をデコードして出力手段22を介して出力するデコード手段26とを備える。
回線交換網30で利用される回線交換方式は、端末間(本実施の形態では中継装置10とテレビ会議端末20の間)で一定の帯域を占有する通信方式である。この方式には、パケット通信方式に比べて一般的に帯域は小さいがネットワークでの遅延が小さいという特徴がある。
一方、パケット通信網40で利用されるパケット通信方式は、送信側の装置がデータをパケットに分割して送信し、ネットワークの空いている時間に受信側の装置まで転送する通信方式である。この方式には、回線交換方式に比べて遅延が大きく、帯域や遅延時間の変動が大きいが、回線交換方式に比べて数倍から数百倍以上の大きな帯域を持つという特徴がある。
図2は、図1に示した制御手段11のより詳細な構成について示す説明図である。制御手段11は、コンピュータプログラムを実行する主体であるプロセッサ51と、データを記憶する記憶手段52とを備える。プロセッサ51では、通信制御部61および形式変換部62がコンピュータプログラムとして、各々の機能を実行するように構成されている。
通信制御部61は、複数台あるテレビ会議端末20のうちのどの端末からの映像および音声を他の端末に送信するか、また回線交換網30とパケット通信網40のいずれを利用して送信するかを決定して、この決定結果に応じて形式変換部62、回線交換通信手段12、およびパケット通信手段13に動作指令を発する。形式変換部62は、映像および音声のデータ形式を、回線交換網30またはパケット通信網40に適した形式に変換する。
図3は、図1に示したテレビ会議システム1の、映像および音声を中継する動作について示すシーケンス図である。ここでは、テレビ会議端末20の中の1つであるテレビ会議端末20aを、通信開始の信号を発信する「会議開始端末」とする。また、これ以外にテレビ会議端末20bおよび20cが、この会議に参加している。即ち、図3に示す例では、テレビ会議端末20a〜cという3台が中継装置10を介してテレビ会議に参加している。また回線交換通信を「太い実線の矢印」、パケット通信を「太い破線の矢印」で示す。
テレビ会議端末20aが、回線交換網30およびパケット交換網40の両方を介して、中継装置10に通信開始の信号を送信する(ステップS101)。これでテレビ会議端末20aと中継装置10との間で、回線交換通信とパケット通信が開始する。
次に、中継装置10は、テレビ会議端末20a以外で会議に参加するテレビ会議端末20bおよび20cに対して、回線交換網30およびパケット交換網40の両方を介して、通信開始の信号を送信する(ステップS102〜103)。
この通信開始方法は単なる一例に過ぎず、中継装置10と各々のテレビ会議端末20が回線交換網30およびパケット交換網40を介して接続できさえすればよい。たとえば会議開始の時刻を予め設定し、この設定時刻になったら中継装置10が各々のテレビ会議端末20a〜cに接続するという方式を利用することもできる。
テレビ会議端末20aは、入力手段21から入力された映像および音声をエンコード手段23によって回線交換方式で送信可能な形式にエンコードして、これを回線交換通信手段24および回線交換網30を介して中継装置10に送信する(ステップS104)。
これを回線交換通信手段12を介して受信した中継装置10では、通信制御部61がこれに反応して、形式変換部62およびパケット通信手段13に、受信した映像および音声をパケット通信方式でテレビ会議端末20bおよび20cに送信するよう指示する。これに基づいて、形式変換部62は受信した映像および音声をパケット通信方式送信可能な形式に変換する(ステップS105)。そしてパケット通信手段13は、変換された映像および音声をテレビ会議端末20bおよび20cに送信する(ステップS106)。
テレビ会議端末20bおよび20cは、各々のパケット通信手段25で受信した映像および音声をデコード手段26でデコードし、これを出力手段22を介して出力する(ステップS107)。テレビ会議端末20bおよび20cから映像および音声が送信される場合も、ステップS104〜107と同様の動作が行われる。
また、テレビ会議端末20が3台以上で会議を行う場合、各々のテレビ会議端末20には複数の端末からの映像と音声が送信されることになる。この場合、音声については各テレビ会議端末20は他の各テレビ会議端末20からの音声の全てを合成して出力し、映像については各テレビ会議端末20は他の各テレビ会議端末20からの映像を画面分割によって表示してもよいし、一部のテレビ会議端末20(たとえば発言者など)からの映像のみを表示するようにしてもよい。
次に、本実施形態のより具体的な運用について説明する。図4は、図1に示したテレビ会議システム1のより具体的な運用例について示す説明図である。テレビ会議システム1は、1台の中継装置10と8台のテレビ会議端末20a〜20hが回線交換網30およびパケット通信網40を介して相互に接続されて構成される。テレビ会議端末20の台数は2台以上であれば何台でもよい。
中継装置10はサーバコンピュータであり、回線交換通信手段12はサーバコンピュータである中継装置10に3G無線通信モジュールを複数個接続することによって実現される。パケット通信手段13は、サーバコンピュータである中継装置10がデータ通信用ネットワークに接続することを可能とする任意のインターフェイスであり、たとえばイーサネット(登録商標)などである。通信制御部61および形式変換部62は、前述のようにプロセッサ51でコンピュータプログラムが実行されることによって実現される。
テレビ会議端末20は携帯電話端末もしくはスマートフォン端末である。回線交換通信手段24は3G(3rd Generation, 第3世代移動通信システム)無線通信用回線交換モジュール、パケット通信手段25は3G無線通信用パケット通信モジュールである。エンコード手段23およびデコード手段26は、携帯電話端末もしくはスマートフォン端末であるテレビ会議端末20に実装された映像および音声のエンコードチップもしくはデコードチップである。
回線交換網30は、携帯電話キャリアが提供する3G無線通信回線交換網であり、パケット通信網40は携帯電話キャリアが提供する3Gパケット通信網およびインターネットで構成されたIPネットワークである。テレビ会議開始時、中継装置10とテレビ電話端末20の間は、回線交換網30ではW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式のテレビ電話で接続され、パケット通信網40ではSIP(Session Initiation Protocol)でセッションを確立する。
テレビ会議開始時、中継装置10と各テレビ会議端末20は、回線交換網30とパケット通信網40を介して、各々の接続方式によって接続する(ステップS101〜103)。接続が確立されたら、各テレビ会議端末20は、入力手段21から入力された映像および音声をエンコード手段23によってエンコードして、3G−324M(ITU H.324)プロトコルを利用して回線交換通信手段24および回線交換網30を介して中継装置10に送信する(ステップS104)。
ここで3G−324Mプロトコルは、3G無線通信の回線交換網30を使用したテレビ会議向けのプロトコルである。映像についてはITU勧告H.263、音声についてはAMR(Adaptive Multi-Rate)の各方式を使用して各々エンコードし、エンコードされた映像と音声とをH.223形式で多重化する。
中継装置10では、3G−324M形式のデータを受信した回線交換通信手段12は、このデータを形式変換部62に転送する。形式変換部62では、H.223形式で多重化されたデータからITU勧告H.263形式の映像データとAMR形式の音声データを抽出し、抽出された映像データおよび音声データを各々適切な長さに分割した上でパケット通信手段13に転送する(ステップS105)。
パケット通信手段13は、転送されてきた映像データおよび音声データにRTP(Real-time Transport Protocol)ヘッダ、UDP(User Datagram Protocol)ヘッダおよびIP(Internet Protocol)ヘッダを付加してパケット通信網40経由で、テレビ会議端末20a〜hに送信する(ステップS106)。このとき、映像データと音声データをそれぞれ別個に送信するのではなく、MPEG−2(Moving Picture Experts Group phase 2) TS(Transport Stream)形式などに多重化した後にRTPヘッダ、UDPヘッダおよびIPヘッダを付加して送信してもよい。
テレビ会議端末20a〜hでは、パケット通信手段25を介して受信した映像データおよび音声データについて、RTPヘッダをもとにしてデータの並べ替えなどを行い、その後でデコード手段26でデコードし、これを出力手段22を介して出力する(ステップS107)。
(第1の実施形態の全体的な動作)
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。本実施形態に係るテレビ会議中継方法は、中継装置10と複数のテレビ会議端末20とが各々回線交換網30とパケット通信網40で接続されて構成されるテレビ会議システム1にあって、テレビ会議端末からの映像および音声を回線交換網を介して中継装置の回線交換通信手段が受信し(図3・ステップS104)、テレビ会議端末のうちの1台から映像および音声を受信したら中継装置の形式変換部がこの映像および音声をパケット通信網に適した形式に変換し(図3・ステップS105)、変換された映像および音声をパケット通信網を介して各々のテレビ会議端末に送信する(図3・ステップS106)。
ここで、上記各動作ステップについては、これをコンピュータで実行可能にプログラム化し、これらを前記各ステップを直接実行するコンピュータである中継装置10に実行させるようにしてもよい。本プログラムは、非一時的な記録媒体、例えば、DVD、CD、フラッシュメモリ等に記録されてもよい。その場合、本プログラムは、記録媒体からコンピュータによって読み出され、実行される。
この動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
前述のように、回線交換網30は、パケット通信網40と比べて帯域が小さく、映像および音声の送信において発生する遅延時間が小さいことが一般的である。従って、形式変換部62で回線交換方式からパケット通信方式に形式を変換する処理は、この逆の変換と比べて短時間で済む。
本実施形態はこのことを利用し、テレビ会議端末20から中継装置10への映像および音声の送信には回線交換網30を使用し、中継装置10からテレビ会議端末20への映像および音声の送信にはパケット通信網40を使用している。こうすることによって、遅延時間の大きいエンコード処理を行うことはなく、すべてのテレビ会議端末20から受信した映像および音声をそのまま送信しても、ネットワークに対する負荷は小さく済む。従って、遅延時間を短縮することが可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態では、第1の実施形態で述べた構成に加えて、中継装置210の形式変換部62が、通信制御部261が、外部からの指令に応じてテレビ会議端末から受信した映像および音声を回線交換網またはパケット通信網のうちいずれか一方の形式に変換する機能を有する。これと共に、テレビ会議端末20のうちのいずれが発言者端末であるかを特定する会議解析機能261aと、各々のテレビ会議端末との間のパケット通信網の状態を解析するネットワーク状態解析機能261cと、特定された発言者端末および解析されたパケット通信網の状態に応じて映像および音声を回線交換網とパケット通信網のいずれで各々のテレビ会議端末に送信するかを決定してこの決定に応じて映像および音声を各々のテレビ会議端末に送信するよう回線交換通信手段もしくはパケット通信手段に指令する送信方法決定機能261bとを有する構成とした。
また、中継装置のネットワーク状態解析機能261cが、パケット通信網の状態として各々のテレビ会議端末との間の遅延時間および利用可能帯域を検出し、中継装置の送信方法決定機能261bが、検出された遅延時間および利用可能帯域に基づいて各々のテレビ会議端末に対して回線交換網とパケット通信網のそれぞれを介して送信する映像および音声の内容を決定するものとした。
この構成によれば、映像および音声の伝送にかかる遅延時間を短縮するだけでなく、各々のテレビ会議端末との間のパケット通信網の状態に応じて、送信される映像および音声の質を向上することが可能となる。
以下、これをより詳細に説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係るテレビ会議システム201の構成について示す説明図である。テレビ会議システム201は、第1の実施形態に係るテレビ会議システム1の中継装置10が、別の中継装置210に置換されている。これ以外は、第1の実施形態に係るテレビ会議システム1と同一である。
中継装置210は、コンピュータプログラムを実行する主体であるプロセッサを内蔵した制御手段11と、回線交換網30を介して映像および音声通信を行う回線交換通信手段12と、パケット通信網40を介してデータ通信を行うパケット通信手段13とを備える点は第1の実施形態の中継装置10と同一であるが、プロセッサ51で動作するコンピュータプログラムによって実現される通信制御部61が、別のコンピュータプログラムによって別の通信制御部261に置換されている。
テレビ会議システム201は、中継装置210が回線交換通信手段12を介してテレビ会議端末20からの映像および音声を受信するところまでは第1の実施形態に係るテレビ会議システム1と同一であるが、受信した音声を中継装置210から全てのテレビ会議端末20に対して送信する動作が異なる。この点について、次段から説明する。
図6は、図5に示した通信制御部261のより詳しい構成について示す説明図である。通信制御部261は、会議解析機能261a、送信方法決定機能261b、およびネットワーク状態解析機能261cといった各機能を備える。
これらの各機能によって、通信制御部261は、回線交換通信手段12を介して受信した映像および音声をパケット通信手段13を介して全てのテレビ会議端末20に対して送信するのではなく、テレビ会議の状態(発言者など)および各テレビ会議端末20との間のパケット通信網40の通信状態に応じて、どのテレビ会議端末20からの映像と音声を送信するか、またその際に回線交換網30とパケット通信網40のいずれを利用するかを映像と音声のそれぞれについて決定して制御することが可能である。なお、回線交換網30を介して送信する場合、形式変換部62は使用されない。
会議解析機能261aは、回線交換通信手段12を介してテレビ会議システム201で現在行われている会議の状態を解析し、複数のテレビ会議端末20のうちのどの端末を利用している者が発言者であるかを特定する。ネットワーク状態解析機能261cは、パケット通信手段13を介して各テレビ会議端末20との間のパケット通信網40で、遅延時間および利用可能帯域といったネットワーク状態を解析する。
送信方法決定機能261bは、会議解析機能261aおよびネットワーク状態解析機能261cの解析結果から、テレビ会議端末20の各々に対して、どのテレビ会議端末20からの映像および音声を、回線交換網30とパケット通信網40のいずれを利用して送信するかを決定する。
図7は、図6で示した会議解析機能261aの動作を表すフローチャートである。会議解析機能261aは、回線交換通信手段12を介して各テレビ会議端末20からの映像および音声を取得する(ステップS301)。そして取得した映像および音声を分析し、音声のレベル(または映像の動き)が大きい端末を「発言者」の端末として特定する(ステップS302)。そして、どのテレビ会議端末20が「発言者」の端末として特定されたかについての情報を送信方法決定機能261bに通知する(ステップS303)。
図8は、図6で示したネットワーク状態解析機能261cの動作を表すフローチャートである。ネットワーク状態解析機能261cは、パケット通信手段13を介して、パケット通信網40における各テレビ会議端末20との間の通信データを取得し(ステップS351)、この通信データを解析して各テレビ会議端末20との間の遅延時間および利用可能帯域といったネットワーク状態を解析する(ステップS352)。そして、解析されたネットワーク状態についての情報を送信方法決定機能261bに通知する(ステップS353)。なお、ステップS352でネットワーク状態を解析する具体的な手法については後述する。
図9は、図6で示した送信方法決定機能261bの動作を表すフローチャートである。送信方法決定機能261bは、まず会議解析機能261aの解析結果を取得し(ステップS401)、続いてネットワーク状態解析機能261cの解析結果を取得する(ステップS402)。そして、取得した各々のデータを元に後述する図10に示す基準によって、各々のテレビ会議端末20に対して、どのテレビ会議端末20からの映像および音声を、回線交換網30とパケット通信網40のいずれを利用して送信するかを決定する(ステップS403)。
図10は、図9のステップS403で送信方法決定機能261bが送信方法を決定する基準について示す説明図である。図10の横軸はネットワーク状態解析機能261cによって解析された、特定のテレビ会議端末20との間のパケット通信網40での利用可能帯域を示しており、左から右にいくほど帯域幅が広いことを意味する。また縦軸はネットワーク状態解析機能261cによって解析された、特定のテレビ会議端末20との間のパケット通信網40での遅延時間を表しており、下から上にいくほど遅延時間が短いことを意味する。
ここでは、横軸の利用可能帯域を左から「狭」「中」「広」の3段階に分け、また遅延時間を下から「長」「短」の2段階に分ける。利用可能帯域「狭」とは、1台のテレビ会議端末20の映像および音声の送信にすら十分でない帯域幅であることを意味する。利用可能帯域「中」とは、数台のテレビ会議端末20の映像および音声の送信は可能だが、全てのテレビ会議端末20の映像および音声を送信するには十分でない帯域幅であることを意味する。利用可能帯域「広」とは、数台のテレビ会議端末20の映像および音声の送信は可能だが、全てのテレビ会議端末20の映像および音声を十分に送信できる帯域幅であることを意味する。
遅延時間「短」とは例えばエンドトゥエンド遅延(テレビ会議のデータがある端末から他の端末へ届くまでの遅延時間)が特定の閾値未満であることを意味し、遅延時間「長」とはエンドトゥエンド遅延がその閾値以上であることを意味する。ここでいう閾値とは、たとえば100ms程度であるが、場合に応じて動的に増減してもよい。たとえば特定のテレビ会議端末20(発言者)が常に発言している場合は遅延時間の閾値を大きくしてよいし、逆に多数のテレビ会議端末20(発言者)が相互に発言している場合は遅延時間の閾値を小さくすることが望ましい。
そして「遅延短・帯域狭」「遅延短・帯域中」「遅延短・帯域広」「遅延長・帯域狭」「遅延長・帯域中」「遅延長・帯域広」の各領域をそれぞれ「領域1」「領域2」「領域3」「領域4」「領域5」「領域6」とする。
「領域1」および「領域4」の場合、利用可能帯域幅が「狭」であるので、パケット通信網40で映像および音声を送信することは適切ではない。従って、遅延時間に関わらず、1台のテレビ会議端末20の映像および全てのテレビ会議端末20の音声を合成した音声を回線交換網30経由で送信し、パケット通信網40では送信しない。
ここで送信される「1台のテレビ会議端末20の映像」は、たとえば会議解析機能261aが「発言者」として特定したテレビ会議端末20の映像を使用してもよいし、それ以外にも会議の主催者や受信側のテレビ会議端末20で指定してもよいし、これ以外にも任意の選択基準を使用できる。もちろんこの選択を、会議が行われている間に動的に変更することも可能である。
2台以上のテレビ会議端末20の音声を合成することは、映像を合成することに比べて処理が非常に簡単であるので、遅延が殆ど生じない。このため、回線交換網30で送信すれば、パケット通信網40の状態が悪くても、映像および音声を少ない遅延と高い信頼度で伝送することが可能となる。ただし、ハウリング防止のため、送信先のテレビ会議端末20を除いてそれ以外のテレビ会議端末20の音声を合成するようにしてもよい。
「領域2」および「領域5」の場合、利用可能帯域幅が「中」であるので、遅延時間に関わらず、1台のテレビ会議端末20の映像および全てのテレビ会議端末20の音声を合成した音声を回線交換網30経由で送信し、回線交換網30経由で送信しなかった残りのテレビ会議端末20の映像をパケット通信網40経由で送信する。パケット通信網40で送信される映像数は、パケット通信網40の帯域幅を上回らない程度に設定する。即ち、全ての端末の映像が送信されない場合もある。
ここで、回線交換網30経由で映像を送信する端末としては、たとえば会議解析機能261aが「発言者」として特定したテレビ会議端末20の映像を使用してもよいし、それ以外にも「映像に最も動きの大きい」端末や「最も発言機会の多い端末」を選択するようにしてもよいし、会議の主催者や受信側のテレビ会議端末20で指定してもよいし、これ以外にも任意の選択基準を使用できる。もちろんこの選択を、会議が行われている間に動的に変更することも可能である。
これによって、1台のテレビ会議端末20の映像および全てのテレビ会議端末20の音声を少ない遅延と高い信頼度で伝送し、さらに主な発言者以外の端末からの映像も送信することが可能となる。
「領域3」は、利用可能帯域幅が「広」でかつ遅延時間が「短」という、最も良好なネットワーク状態を表す。この場合は、回線交換網30を使用せず、全てのテレビ会議端末20の映像および音声をパケット通信網40経由で送信する。この時、「発言者」として特定したテレビ会議端末20など、特に重要な映像および音声を回線交換網30を経由して送信するか、もしくは回線交換網30とパケット通信網40の両方を経由して送信してもよい。これによって、帯域の大きいパケット通信網40の利点を生かしたテレビ会議を実現することができる。
「領域6」は、利用可能帯域幅が「広」でかつ遅延時間が「長」というネットワーク状態を表す。この場合は、1台のテレビ会議端末20の映像および音声を回線交換網30を経由して送信し、回線交換網30経由で送信しなかった残りのテレビ会議端末20の映像および音声をパケット通信網40経由で送信する。
回線交換網30を経由して送信する対象となる1台のテレビ会議端末20は、他の領域と同様に、「発言者」として特定したテレビ会議端末20などのような、特に重要な映像および音声を選択できる。また、「領域1,2,4,5」の場合として示した例と同様に、回線交換網30では全てのテレビ会議端末20の音声を合成した音声を送信するようにしてもよい。これによって、遅延の少ない回線交換網30と帯域の大きいパケット通信網40の両方の利点を生かしたテレビ会議を実現することができる。
次に、本実施形態のより具体的な運用について説明する。図11は、図5に示したテレビ会議システム201のより具体的な運用例について示す説明図である。このテレビ会議システム201は、図4に示した第1の実施形態に係るテレビ会議システム1の運用例と同様に、1台の中継装置210と8台のテレビ会議端末20a〜20hが回線交換網30およびパケット通信網40を介して相互に接続されて構成されている。
図7に示した会議解析機能261aで、「発言者」の端末を特定する動作(ステップS302)は、具体的には、各々のテレビ会議端末20a〜20hから受信した音声の「あらかじめ定められた時間内(たとえば過去1分間)の音量の平均が最大」である端末を「発言者」の端末として特定する。また、「あらかじめ定められた時間内の映像の変化が最大」である端末を「発言者」の端末として特定してもよい。
また、図8に示したネットワーク状態解析機能261cで、各々のテレビ会議端末20a〜20hとの間のネットワーク状態を解析する動作(ステップS352)は、具体的には、パケットペアという手法によって行う。
このパケットペアという手法では、中継装置210からテレビ会議端末20a〜20hのうちの1台に、RFC792/1812として規格化されているICMP(Internet Control Message Protocol)プロトコルによって、連続した2個の「Echo Request」パケットを送信してから、これに対する返答として戻ってくる「Echo Reply」パケットを受信するまでの時間×1/2を「パケット通信網40の遅延時間」とする。そして(「Echo Request」パケットの容量)÷(2個の「Echo Reply」パケットの受信間隔)を「テレビ会議端末20との間の利用可能帯域」として算出する。この処理を、テレビ会議端末20a〜20hの各々に対して行う。
図12は、図11に示したテレビ会議システム201の運用例で、中継装置210からテレビ会議端末20a〜20hの各々の間でのネットワーク状態の一例について示す表である。図12に示した表では、テレビ会議端末20a〜20hの各々について、ネットワーク状態解析機能261cで解析されたパケット通信網40のネットワーク状態を図10に示した「領域1」〜「領域6」で表し、また会議解析機能261aでテレビ会議端末20aが「発言者」の端末として特定されたという例が示されている。
テレビ会議端末20aおよび20bでは、ネットワーク状態が最も良好な、利用可能帯域幅が「広」でかつ遅延時間が「短」の「領域3」である。従って、これらの2台には、全てのテレビ会議端末20の映像および音声をパケット通信網40経由で送信する。
テレビ会議端末20cでは、利用可能帯域幅が「狭」でかつ遅延時間が「短」の「領域1」である。そしてテレビ会議端末20fでは、利用可能帯域幅が「狭」でかつ遅延時間が「長」の「領域4」である。従って、これらの2台には、「発言者」として特定されたテレビ会議端末20aの映像と、全てのテレビ会議端末20(または送信先であるテレビ会議端末20cもしくは20fを除く全てのテレビ会議端末20)の音声を合成した音声とをH.223形式で多重化して回線交換網30経由で送信する。
テレビ会議端末20dでは、利用可能帯域幅が「中」でかつ遅延時間が「短」の「領域2」である。そしてテレビ会議端末20eでは、利用可能帯域幅が「中」でかつ遅延時間が「長」の「領域5」である。従って、これらの2台には、「発言者」として特定されたテレビ会議端末20aの映像と、全てのテレビ会議端末20(または送信先であるテレビ会議端末20dもしくは20eを除く全てのテレビ会議端末20)の音声を合成した音声とを回線交換網30経由で送信する。そして、「発言者」以外の一部のテレビ会議端末20の映像を、パケット通信網40経由で送信する。
ここで、テレビ会議端末20dもしくは20eに対してパケット通信網40経由で送信する映像は、例えば「過去の発言時間の長いもの」「送信先であるテレビ会議端末20dもしくは20eのユーザが希望したもの」「管理者が決定したもの」などのような基準で選択することができるし、アトランダムに選択してもよい。さらに、一定時間ごとに送信する映像を変更することもできる。
テレビ会議端末20gおよび20hでは、利用可能帯域幅が「広」でかつ遅延時間が「長」の「領域6」である。従って、これらの2台には、「発言者」として特定されたテレビ会議端末20aの映像および音声を、回線交換網30経由で送信する。そして、「発言者」以外の全てのテレビ会議端末20の映像を、パケット通信網40経由で送信する。
(第2の実施形態の全体的な動作)
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。本実施形態に係るテレビ会議中継方法は、第1の実施形態で説明した動作に加えて、テレビ会議端末のうちのいずれが発言者の端末であるかを中継装置の会議解析機能が特定し(図7・ステップS301〜303)、中継装置と各々のテレビ会議端末との間のパケット通信網の状態を中継装置のネットワーク状態解析機能が解析し(図8・ステップS351〜353)、特定された発言者端末および解析されたパケット通信網の状態に応じて映像および音声を回線交換網とパケット通信網のいずれで各々のテレビ会議端末に送信するかを中継装置の送信方法決定機能が決定すると共にこの決定に応じて映像および音声を各々のテレビ会議端末に送信する(図9・ステップS401〜403)。
この動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
以上説明したように、本実施形態に係るこのテレビ会議システム201は、映像および音声の伝送にかかる遅延時間を短縮するだけでなく、各々のテレビ会議端末との間のパケット通信網の状態が良好ではない(即ち遅延時間が長く、利用可能帯域が狭い)場合には遅延時間の少ない方式で映像および音声を送信し、また、パケット通信網の状態が良好である場合にはそれに応じて質の高い映像および音声を送信することができる。即ち、パケット通信網の状態に応じて送信される映像および音声の質を向上し、参加者にとって快適なテレビ会議を実行することが可能となる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができる。
上述した各々の実施形態について、その新規な技術内容の要点をまとめると、以下のようになる。なお、上記実施形態の一部または全部は、新規な技術として以下のようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1) 中継装置と複数のテレビ会議端末とが各々回線交換網とパケット通信網で接続されて構成されるテレビ会議システムであって、
前記中継装置が、
前記テレビ会議端末からの映像および音声を前記回線交換網を介して受信する回線交換通信手段と、
前記テレビ会議端末から受信した前記映像および音声を前記パケット通信網の形式に変換する形式変換部と、
前記映像および音声を前記パケット通信網を介して各々の前記テレビ会議端末に送信するパケット通信手段と、
前記テレビ会議端末のうちの1台から映像および音声を受信したらこれを前記形式変換部に前記パケット通信網に適した形式に変換するよう指令し、変換された前記映像および音声を前記パケット通信網を介して各々の前記テレビ会議端末に送信するよう前記パケット通信手段に指令する通信制御部と
を備えることを特徴とするテレビ会議システム。
(付記2) 前記中継装置の前記形式変換部が、
外部からの指令に応じて前記テレビ会議端末から受信した前記映像および音声を前記回線交換網または前記パケット通信網のうちいずれか一方の形式に変換する機能を有すると共に、
前記中継装置の前記通信制御部が、
前記テレビ会議端末のうちのいずれが発言者端末であるかを特定する会議解析機能と、
各々の前記テレビ会議端末との間の前記パケット通信網の状態を解析するネットワーク状態解析機能と、
前記特定された発言者端末および解析された前記パケット通信網の状態に応じて前記映像および音声を前記回線交換網と前記パケット通信網のいずれで各々の前記テレビ会議端末に送信するかを決定してこの決定に応じて前記映像および音声を各々の前記テレビ会議端末に送信するよう前記回線交換通信手段もしくは前記パケット通信手段に指令する送信方法決定機能と
を有することを特徴とする、付記1に記載のテレビ会議システム。
(付記3) 前記中継装置の前記ネットワーク状態解析機能が、前記パケット通信網の状態として各々の前記テレビ会議端末との間の遅延時間および利用可能帯域を検出し、
前記中継装置の前記送信方法決定機能が、検出された前記遅延時間および前記利用可能帯域に基づいて各々の前記テレビ会議端末に対して前記回線交換網と前記パケット通信網のそれぞれを介して送信する前記映像および音声の内容を決定することを特徴とする、付記2に記載のテレビ会議システム。
(付記4) 複数のテレビ会議端末と各々回線交換網とパケット通信網で接続され、テレビ会議システムを構成するテレビ会議中継装置であって、
前記テレビ会議端末からの映像および音声を前記回線交換網を介して受信する回線交換通信手段と、
前記テレビ会議端末から受信した前記映像および音声を前記パケット通信網の形式に変換する形式変換部と、
前記映像および音声を前記パケット通信網を介して各々の前記テレビ会議端末に送信するパケット通信手段と、
前記テレビ会議端末のうちの1台から映像および音声を受信したらこれを前記形式変換部に前記パケット通信網に適した形式に変換するよう指令し、変換された前記映像および音声を前記パケット通信網を介して各々の前記テレビ会議端末に送信するよう前記パケット通信手段に指令する通信制御部と
を備えることを特徴とするテレビ会議中継装置。
(付記5) 前記形式変換部が、
外部からの指令に応じて前記テレビ会議端末から受信した前記映像および音声を前記回線交換網または前記パケット通信網のうちいずれか一方に適した形式に変換する機能を有すると共に、
前記中継装置の前記通信制御部が、
前記テレビ会議端末のうちのいずれが発言者端末であるかを特定する会議解析機能と、
各々の前記テレビ会議端末との間の前記パケット通信網の状態を解析するネットワーク状態解析機能と、
前記特定された発言者端末および解析された前記パケット通信網の状態に応じて前記映像および音声を前記回線交換網と前記パケット通信網のいずれで各々の前記テレビ会議端末に送信するかを決定してこの決定に応じて前記映像および音声を各々の前記テレビ会議端末に送信するよう前記回線交換通信手段もしくは前記パケット通信手段に指令する送信方法決定機能と
を有することを特徴とする、付記4に記載のテレビ会議中継装置。
(付記6) 中継装置と複数のテレビ会議端末とが各々回線交換網とパケット通信網で接続されて構成されるテレビ会議システムにあって、
前記テレビ会議端末からの映像および音声を前記回線交換網を介して前記中継装置の回線交換通信手段が受信し、
前記テレビ会議端末のうちの1台から映像および音声を受信したら中継装置の形式変換部がこの映像および音声を前記パケット通信網の形式に変換し、
変換された前記映像および音声を前記パケット通信網を介して各々の前記テレビ会議端末に送信する
ことを特徴とするテレビ会議中継方法。
(付記7) 前記テレビ会議端末からの映像および音声を受信した後に、
前記テレビ会議端末のうちのいずれが発言者の端末であるかを前記中継装置の会議解析機能が特定し、
前記中継装置と各々の前記テレビ会議端末との間の前記パケット通信網の状態を前記中継装置のネットワーク状態解析機能が解析し、
前記特定された発言者端末および解析された前記パケット通信網の状態に応じて前記映像および音声を前記回線交換網と前記パケット通信網のいずれで各々の前記テレビ会議端末に送信するかを前記中継装置の送信方法決定機能が決定すると共にこの決定に応じて前記映像および音声を各々の前記テレビ会議端末に送信することを特徴とする、付記6に記載のテレビ会議中継方法。
(付記8) 中継装置と複数のテレビ会議端末とが各々回線交換網とパケット通信網で接続されて構成されるテレビ会議システムにあって、
前記中継装置が備えているコンピュータに、
前記テレビ会議端末からの映像および音声を前記回線交換網を介して受信する手順、
前記テレビ会議端末のうちの1台から映像および音声を受信したらこの映像および音声を前記パケット通信網の形式に変換する手順、
および変換された前記映像および音声を前記パケット通信網を介して各々の前記テレビ会議端末に送信する手順
を実行させることを特徴とするテレビ会議中継プログラム。
(付記9) 前記中継装置が備えているコンピュータに、
前記テレビ会議端末からの映像および音声を受信する手順の後に、
前記テレビ会議端末のうちのいずれが発言者の端末であるかを特定する手順、
前記中継装置と各々の前記テレビ会議端末との間の前記パケット通信網の状態を解析する手順、
および前記特定された発言者端末および解析された前記パケット通信網の状態に応じて前記映像および音声を前記回線交換網と前記パケット通信網のいずれで各々の前記テレビ会議端末に送信するかを前記中継装置の送信方法決定機能が決定すると共にこの決定に応じて前記映像および音声を各々の前記テレビ会議端末に送信させる手順
を実行させることを特徴とする、付記8に記載のテレビ会議中継プログラム。
本発明は、テレビ会議システムに適用できる。その際、テレビ会議端末としては、携帯電話、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、セットトップボックスなど、多くの種類の装置を利用することができる。
1、201 テレビ会議システム
10、210 中継装置
11 制御手段
12 回線交換通信手段
13 パケット通信手段
20、20a〜h テレビ会議端末
21 入力手段
22 出力手段
23 エンコード手段
24 回線交換通信手段
25 パケット通信手段
26 デコード手段
30 回線交換網
40 パケット通信網
51 プロセッサ
52 記憶手段
61、261 通信制御部
62 形式変換部
261a 会議解析機能
261b 送信方法決定機能
261c ネットワーク状態解析機能

Claims (9)

  1. 中継装置と複数のテレビ会議端末とが各々回線交換網とパケット通信網で接続されて構成されるテレビ会議システムであって、
    前記中継装置が、
    前記テレビ会議端末からの映像および音声を前記回線交換網を介して受信する回線交換通信手段と、
    前記テレビ会議端末から受信した前記映像および音声を前記パケット通信網の形式に変換する形式変換部と、
    前記映像および音声を前記パケット通信網を介して各々の前記テレビ会議端末に送信するパケット通信手段と、
    前記テレビ会議端末のうちの1台から映像および音声を受信したらこれを前記形式変換部に前記パケット通信網に適した形式に変換するよう指令し、変換された前記映像および音声を前記パケット通信網を介して各々の前記テレビ会議端末に送信するよう前記パケット通信手段に指令する通信制御部と
    を備えることを特徴とするテレビ会議システム。
  2. 前記中継装置の前記形式変換部が、
    外部からの指令に応じて前記テレビ会議端末から受信した前記映像および音声を前記回線交換網または前記パケット通信網のうちいずれか一方の形式に変換する機能を有すると共に、
    前記中継装置の前記通信制御部が、
    前記テレビ会議端末のうちのいずれが発言者端末であるかを特定する会議解析機能と、
    各々の前記テレビ会議端末との間の前記パケット通信網の状態を解析するネットワーク状態解析機能と、
    前記特定された発言者端末および解析された前記パケット通信網の状態に応じて前記映像および音声を前記回線交換網と前記パケット通信網のいずれで各々の前記テレビ会議端末に送信するかを決定してこの決定に応じて前記映像および音声を各々の前記テレビ会議端末に送信するよう前記回線交換通信手段もしくは前記パケット通信手段に指令する送信方法決定機能と
    を有することを特徴とする、請求項1に記載のテレビ会議システム。
  3. 前記中継装置の前記ネットワーク状態解析機能が、前記パケット通信網の状態として各々の前記テレビ会議端末との間の遅延時間および利用可能帯域を検出し、
    前記中継装置の前記送信方法決定機能が、検出された前記遅延時間および前記利用可能帯域に基づいて各々の前記テレビ会議端末に対して前記回線交換網と前記パケット通信網のそれぞれを介して送信する前記映像および音声の内容を決定することを特徴とする、請求項2に記載のテレビ会議システム。
  4. 複数のテレビ会議端末と各々回線交換網とパケット通信網で接続され、テレビ会議システムを構成するテレビ会議中継装置であって、
    前記テレビ会議端末からの映像および音声を前記回線交換網を介して受信する回線交換通信手段と、
    前記テレビ会議端末から受信した前記映像および音声を前記パケット通信網の形式に変換する形式変換部と、
    前記映像および音声を前記パケット通信網を介して各々の前記テレビ会議端末に送信するパケット通信手段と、
    前記テレビ会議端末のうちの1台から映像および音声を受信したらこれを前記形式変換部に前記パケット通信網に適した形式に変換するよう指令し、変換された前記映像および音声を前記パケット通信網を介して各々の前記テレビ会議端末に送信するよう前記パケット通信手段に指令する通信制御部と
    を備えることを特徴とするテレビ会議中継装置。
  5. 前記形式変換部が、
    外部からの指令に応じて前記テレビ会議端末から受信した前記映像および音声を前記回線交換網または前記パケット通信網のうちいずれか一方に適した形式に変換する機能を有すると共に、
    前記中継装置の前記通信制御部が、
    前記テレビ会議端末のうちのいずれが発言者端末であるかを特定する会議解析機能と、
    各々の前記テレビ会議端末との間の前記パケット通信網の状態を解析するネットワーク状態解析機能と、
    前記特定された発言者端末および解析された前記パケット通信網の状態に応じて前記映像および音声を前記回線交換網と前記パケット通信網のいずれで各々の前記テレビ会議端末に送信するかを決定してこの決定に応じて前記映像および音声を各々の前記テレビ会議端末に送信するよう前記回線交換通信手段もしくは前記パケット通信手段に指令する送信方法決定機能と
    を有することを特徴とする、請求項4に記載のテレビ会議中継装置。
  6. 中継装置と複数のテレビ会議端末とが各々回線交換網とパケット通信網で接続されて構成されるテレビ会議システムにあって、
    前記テレビ会議端末からの映像および音声を前記回線交換網を介して前記中継装置の回線交換通信手段が受信し、
    前記テレビ会議端末のうちの1台から映像および音声を受信したら中継装置の形式変換部がこの映像および音声を前記パケット通信網の形式に変換し、
    変換された前記映像および音声を前記パケット通信網を介して各々の前記テレビ会議端末に送信する
    ことを特徴とするテレビ会議中継方法。
  7. 前記テレビ会議端末からの映像および音声を受信した後に、
    前記テレビ会議端末のうちのいずれが発言者の端末であるかを前記中継装置の会議解析機能が特定し、
    前記中継装置と各々の前記テレビ会議端末との間の前記パケット通信網の状態を前記中継装置のネットワーク状態解析機能が解析し、
    前記特定された発言者端末および解析された前記パケット通信網の状態に応じて前記映像および音声を前記回線交換網と前記パケット通信網のいずれで各々の前記テレビ会議端末に送信するかを前記中継装置の送信方法決定機能が決定すると共にこの決定に応じて前記映像および音声を各々の前記テレビ会議端末に送信することを特徴とする、請求項6に記載のテレビ会議中継方法。
  8. 中継装置と複数のテレビ会議端末とが各々回線交換網とパケット通信網で接続されて構成されるテレビ会議システムにあって、
    前記中継装置が備えているコンピュータに、
    前記テレビ会議端末からの映像および音声を前記回線交換網を介して受信する手順、
    前記テレビ会議端末のうちの1台から映像および音声を受信したらこの映像および音声を前記パケット通信網の形式に変換する手順、
    および変換された前記映像および音声を前記パケット通信網を介して各々の前記テレビ会議端末に送信する手順
    を実行させることを特徴とするテレビ会議中継プログラム。
  9. 前記中継装置が備えているコンピュータに、
    前記テレビ会議端末からの映像および音声を受信する手順の後に、
    前記テレビ会議端末のうちのいずれが発言者の端末であるかを特定する手順、
    前記中継装置と各々の前記テレビ会議端末との間の前記パケット通信網の状態を解析する手順、
    および前記特定された発言者端末および解析された前記パケット通信網の状態に応じて前記映像および音声を前記回線交換網と前記パケット通信網のいずれで各々の前記テレビ会議端末に送信するかを前記中継装置の送信方法決定機能が決定すると共にこの決定に応じて前記映像および音声を各々の前記テレビ会議端末に送信させる手順
    を実行させることを特徴とする、請求項8に記載のテレビ会議中継プログラム。
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