JP2012147438A - 無線ネットワークにおけるバンド幅割り当ての調整のための方法、システム及びロジック - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワーク内の1又はそれ以上の基地局の間のバンド幅割り当ての均衡点を調整することが可能な方法等を提供する。
【解決手段】特定の実施形態において、方法は、無線ネットワークの1又はそれ以上の基地局と関連づけられる1又はそれ以上のネットワーク同調定数を定める。ネットワーク同調定数は、1又はそれ以上の基地局の間の第1のバンド幅割り当ての均衡点を調整するよう設定される。方法は、更に、無線ネットワークにおいて1又はそれ以上の基地局の夫々から1又はそれ以上の信号性能値を受け取る。方法は、更に、1又はそれ以上のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があるかどうかを決定する。方法は、更に、1又はそれ以上のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があると決定すると、少なくとも部分的に1又はそれ以上の信号性能値に基づき1又はそれ以上のネットワーク同調定数を調整する。
【選択図】図3

Description

本発明は、概して、無線ネットワークにおけるバンド幅割り当ての調整のための方法、システム及びロジックに係る。
様々な無線技術(例えば、3G、4G、3GPP長期的エボリューション(LTE)、LTE−Advanced(LTE−A)、WiMAX、等)は、一般的に「フェムト基地局」と呼ばれる、ユーザにより設置される小規模の基地局(WiMAXにおけるフェムトセル又は3GPPにおけるHome Node−Bとしても知られる。)の使用を可能にする。フェムト基地局は、無線サービスプロバイダ(WSP)によってユーザへ提供される。フェムト基地局は、ユーザが無線電話機又はノートブック等のエンドポイントに対するサービス品質及び信号強さを高めるために家や職場に設置する小規模基地局であってよい。ユーザは、自身の家や職場(広く、ここでは、ホーム又はホーム・ロケーションと呼ばれる。)でフェムト基地局を設置して、局所無線補償範囲の品質及び信号強さを増大させる。WSPのネットワーク(WSPN)に対するフェムト基地局の帰路接続は、ユーザのホームネットワークアクセス(例えば、DSL)を介して提供される。フェムト基地局は、WSPのマクロ基地局(MBS)と同様の無線形態で動作する(例えば、同じ許可された周波数バンドを用いる)。フェムト基地局はマクロ基地局と同様の無線形態で動作するので、エンドポイントが同じ無線サービスを用いてフェムト基地局による接続を確立することが可能である。
本発明は、ネットワーク内の1又はそれ以上の基地局の間のバンド幅割り当ての均衡点を調整することが可能な方法、システム及びロジックを提供することを目的とする。
本開示の技術は、特定の実施形態に従って、方法が、無線ネットワークの1又はそれ以上の基地局と関連づけられている1又はそれ以上のネットワーク同調定数を定める方法及びシステムに関する。ネットワーク同調定数は、1又はそれ以上の基地局の間の第1のバンド幅割り当ての均衡点を調整するよう設定される。方法は、更に、無線ネットワークにおいて1又はそれ以上の基地局の夫々から1又はそれ以上の信号性能値を受け取る。方法は、更に、1又はそれ以上のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があるかどうかを決定する。方法は、更に、1又はそれ以上のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があると決定すると、少なくとも部分的に1又はそれ以上の信号性能値に基づき1又はそれ以上のネットワーク同調定数を調整する。
特定の実施形態の技術的利点には、サービスプロバイダが、1又はそれ以上のフェムト基地局の性能を調整することを可能にするバンド幅更新アルゴリズムを提供することがある。従って、サービスプロバイダは、可変なレベルのサービスを提供することができる。他の技術的利点は、図面、明細書及び特許請求の範囲から当業者には容易に明らかであろう。更に、具体的な利点が先に挙げられたが、実施形態は、挙げられている利点の全て又は一部を含み、あるいは、それらの利点のいずれも含まないことがある。
本発明の実施形態によれば、ネットワーク内の1又はそれ以上の基地局の間のバンド幅割り当ての均衡点を調整することが可能となる。
特定の実施形態に従う無線ネットワークにおけるバンド幅割り当ての調整のためのシステムの一例を表す。 特定の実施形態に従う無線ネットワークにおけるバンド幅割り当ての調整のためのネットワークトポロジの例を表す。 特定の実施形態に従う無線ネットワークにおけるバンド幅割り当ての調整のための方法の一例を表す。
特定の実施形態並びにそれらの特徴及び利点のより完全な理解のために、添付の図面とともに、以下の記載を参照されたい。
実施形態及びそれらの利点は、図面の図1乃至3を参照することで最も良く理解される。図面において、同じ参照符号は、同じ又は対応する部分を表すために使用される。
図1は、無線ネットワークにおけるバンド幅割り当ての調整のためのシステム100の一例を表す。図1に表される実施形態において、システム100は、図示されるように結合されたフェムト基地局104、136及び140と、マクロ基地局(MBS)144と、エンドポイント124及び128と、インターネットサービスプロバイダ(ISP)ネットワーク132と、無線サービスプロバイダ(WSP)ネットワーク148と、サーバ152とを有する。フェムト基地局(fBS)104は、第1の周波数バンド幅を用いて1又はそれ以上のエンドポイント124及び128と無線により通信するよう動作可能であってよい。フェムト基地局104は、サーバ152から受信した1又はそれ以上のネットワーク同調定数に基づき第1の周波数バンド幅を決定している。ネットワーク同調定数は、サーバ152によってシステム100内の全てのフェムト基地局(例えば、フェムト基地局104、136及び140)に与えられてよい。ネットワーク同調定数の値は、システム100の均衡点に影響を与える。均衡点は、フェムト基地局104、136及び140に関して無線リソース使用が集中する点を反映する。均衡点は、レートフェア(フェムト基地局が略等しい量のデータスループットを提供すること)とリソースフェア(フェムト基地局が略等しい量の無線リソースを提供すること)との間の範囲内のどこかにある。フェムト基地局104は、エンドポイント124及び128の1又はそれ以上から信号性能の測定を受け取ってよい。フェムト基地局104は、信号性能のインジケーションをサーバ152に送ってよい。サーバ152は、少なくとも信号性能のインジケーションから、1又はそれ以上のネットワーク同調定数が変更されるべきと決定してよい。次いで、サーバ152は、更新されたネットワーク同調定数を決定してフェムト基地局104、136及び140に送信してよい。フェムト基地局104は、1又はそれ以上のエンドポイント124及び128と無線により通信するために使用する第2の周波数バンド幅を直接的又は間接的に決定するよう、更新されたネットワーク同調定数を使用してよい。次いで、フェムト基地局104は、第2の周波数バンド幅を用いてエンドポイント124及び128のうち少なくとも1つと無線通信してよい。
フェムト基地局104は、124又は128のような1又はそれ以上のエンドポイントと無線により通信するよう動作可能である適切な装置ならば如何なるものであってもよい。特定のタイプの基地局が図示されているが、他の実施形態は、マクロ、ミクロ、ピコ、フェムト基地局、かつ/あるいは、他の何らかのタイプ基地局及び/又は中継局の如何なる組み合わせ有してもよい。特定の実施形態において、それらの基地局及び/又は中継局のいずれかは、ここで記載されるフェムト基地局104及び/又はサーバ152の機能の一部又は全てを実行するよう動作可能であってよい。
幾つかの実施形態において、フェムト基地局104は、ISPネットワーク132を介したユーザの自宅又は職場からのユーザのISP接続を介して、WSPネットワーク148に接続されてよい。フェムト基地局104は(家、職場、又はユーザがインターネット若しくはWSPネットワーク148にアクセスすることができる他のいずれかの場所において)ユーザのネットワークを用いるので、WSPは、フェムト基地局104からWSPネットワーク148への帰路アクセスを提供する必要がない。WSP及びISPは、フェムト基地局104に関係した特約の有無に関わらず、同じ又は異なるエンティティであってよい。シナリオに依存して、フェムト基地局104は、閉鎖型申込グループ(closed subscription group)(CSG)(例えば、基地局のオーナーは、誰が基地局にアクセスしてよいかを決定する。)又は開放型申込グループ(open subscription group)(OSG)(例えば、WSPとのアクティブなサービス接触を有するあらゆるエンドポイントが基地局にアクセスしてよい。)のいずれかを提供するよう構成されてよい。
幾つかの実施形態において、WSPの無線ネットワークは、WSPネットワーク148に結合される多数のフェムト基地局を有してよい。これらのフェムト基地局はユーザによって購入されて設置されるので、WSPは、それらの装置の正確な場所及び/又は密集状態に対してほとんど制御を有さない。夫々のユーザ及び/又はホーム・ロケーションは各自のフェムト基地局(例えば、フェムト基地局104)を有してよいので、所与のエリア内(例えば、共同住宅)にはフェムト基地局の比較的高い密集が存在しうる。幾つかの実施形態において、フェムト基地局は、局所のマクロ基地局(例えば、マクロ基地局144)及びWSPの中継局(図示せず。)と同じ許可スペクトル(例えば、ユーザのWSPによって許可されているスペクトル)を用いてよい。このように、幾つかの場合において、複数のフェムト基地局は、無線通信に利用可能な周波数スペクトルの許可された量に起因して、共通の無線チャネルを共有してよい。これらの要因は、近隣のフェムト基地局及び/又は他の基地局若しくは中継局の間の無線干渉の可能性及び/又は重大性を増大させうる。すなわち、これは、干渉によって影響を及ぼされるフェムト基地局及び/又は他の基地局若しくは中継局の性能を妨げうる。
フェムト基地局間の干渉を低減する1つの方法は、各フェムト基地局に割り当てられる周波数バンド幅を制御することである。周波数バンド幅は、無線通信に使用される周波数スペクトルの量をいう。幾つかの実施形態において、周波数バンド幅は、絶対量(例えば、5MHz)又は相対量(例えば、利用可能な周波数チャネルの3分の1)によって特定されてよい。一例として、フェムト基地局は、適切な無線チャネルのバンド幅の3分の1を使用するよう構成されてよい。無線チャネルが6MHzであった場合、フェムト基地局は、2MHzの周波数バンド幅を使用するよう構成される。
従来のネットワークプランニング技術を用いてフェムト基地局の周波数バンド幅を制御することは、フェムト基地局に関して詳細な配置及び伝播情報を得る難しさ及びコストに起因して、多数のフェムト基地局を有するネットワークにおいては特に適さない。更に、ユーザがフェムト基地局に対する制御を有するので、ユーザはいつでもそれをオン又はオフすることができ、あるいは、フェムト基地局を別の場所に移動することができる。これは、潜在的に、ネットワークをプランニングするために使用される情報を古くしうる。このように、多くのフェムト基地局を有するネットワークのオペレータは、実時間でネットワークを構成し及び/又は最適化することを望む。
幾つかの実施形態において、ネットワークにおける周波数バンド幅割り当てを調整する方法が提供されてよい。ある実施形態においては、フェムト基地局104は、WSPのネットワークの他の基地局(例えば、フェムト基地局136又は140)と通信しなくてよく、且つ、自身の便益を最大限としようとする非協力的ゲームにおけるプレイヤーと見なされてよい。そのような実施形態において、各フェムト基地局は、使用される周波数バンド幅の量を増大させることに伴うコストに対してデータスループットのバランスをとってよい。幾つかの実施形態において、フェムト基地局104は、例えば、フェムト基地局104とエンドポイント124及び128との間の信号130及び134の品質と、周波数バンド幅の単位当たりのコストとを考慮するバンド幅更新アルゴリズムに基づき、エンドポイントの1又はそれ以上(124又は128)と通信するために使用している周波数バンド幅の量を調整してよい。幾つかの実施形態において、そのアルゴリズムは、更に、1又はそれ以上のネットワーク同調定数を考慮してもよい。ネットワーク同調定数は、例えばサーバ152によって、フェムト基地局104、136及び140の均衡点を調整するよう調整されてよい。フェムト基地局104は、バンド幅更新アルゴリズムを用いて周期的にその周波数バンド場を更新してよい。幾つかの実施形態において、ネットワーク内の複数の基地局が同様に各自の周波数バンド幅を更新するとき、ネットワーク全体は、非協力的ゲームの一意のナッシュ均衡(Nash equilibrium)に集束してよい(例えば、あらゆる基地局は、パレート最適(Pareto optimality)においてその最適な周波数バンド幅で動作する。)。例えば、複数のフェムト基地局を有するネットワークにおいて、各フェムト基地局の周波数バンド幅を有する周波数バンド幅の集合は、ナッシュ均衡に近づき及び/又は集束してよい。様々な実施形態において、バンド幅更新アルゴリズムは、フェムト基地局又は他の何らかの適切な基地局によって、使用されてよい。ナッシュ均衡点は、フェムト基地局によって使用されるネットワーク同調定数を更新することによって、調整されてよい。
図1に図示される様々な構成要素(例えば、フェムト基地局104、136及び140、マクロ基地局144、サーバ154、並びにエンドポイント124及び128)は、1又はそれ以上のコンピュータシステムの1又はそれ以上の部分を有してよい。特定の実施形態において、それらのコンピュータシステムのうち1又はそれ以上は、ここで記載又は説明される1又はそれ以上の方法の1又はそれ以上のステップを実行してよい。特定の実施形態において、1又はそれ以上のコンピュータシステムは、ここで記載又は説明される機能を提供してよい。幾つかの実施形態において、1又はそれ以上のコンピュータシステムで実行されるエンコードされたソフトウェアは、ここで記載又は説明される1又はそれ以上の方法の1又はそれ以上のステップを実行し、あるいは、ここで記載又は説明される機能を提供してよい。
1又はそれ以上のコンピュータシステムのコンポーネントは、あらゆる適切な物理的形態、構成、数、タイプ及び/又はレイアウトを有してもよい。一例として、それに限定されないが、1又はそれ以上のコンピュータシステムは、埋め込み式コンピュータシステム、システム・オン・チップ(SOC)、シングルボード・コンピュータシステム(SBC)(例えば、コンピュータ・オン・モジュール(COM)又はシステム・オン・モジュール(SOM))、デスクトップ型コンピュータシステム、ラップトップ若しくはノートブック型コンピュータシステム、対話型キオスク、メインフレーム、コンピュータシステムのメッシュ、携帯電話機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、サーバ、又はそれらの2若しくはそれ以上の組み合わせを有してよい。必要に応じて、1又はそれ以上のコンピュータシステムは、中央集権型又は分散型であっても、複数の場所に及んでも、複数の機械に及んでも、あるいは、クラウドに存在してもよい。クラウドは、1又はそれ以上のネットワークにおける1又はそれ以上のクラウドコンポーネントを有してよい。
必要に応じて、1又はそれ以上のコンピュータシステムは、ここで記載又は説明される1又はそれ以上の方法の1又はそれ以上のステップを、実質的な空間的又は時間的な制限なしに、実行してよい。一例として、それに限定されないが、1又はそれ以上のコンピュータシステムは、ここで記載又は説明される1又はそれ以上の方法の1又はそれ以上のステップを、実時間において又はバッチモードにおいて、実行してよい。1又はそれ以上のコンピュータシステムは、必要に応じて、ここで記載又は説明される1又はそれ以上の方法の1又はそれ以上のステップを、異なった時点で又は異なった場所で、実行してよい。
特定の実施形態において、コンピュータシステムは、プロセッサ、メモリ、ストレージ、及び通信インターフェースを有してよい。一例として、フェムト基地局(例えば、フェムト基地局104)は、プロセッサ108、メモリ112、ストレージ114、及び通信インターフェース120を備えるコンピュータシステムを有してよい。これらの構成要素は、利用可能な無線リソースが使用される効率を高めることと等の基地局の機能を提供するために、協働してよい。より具体的には、フェムト基地局104の構成要素は、フェムト基地局104が、例えば、サーバ152からのネットワーク同調定数と、エンドポイント124及び/又は128からの1又はそれ以上の信号性能測定とに基づき、1又はそれ以上のエンドポイント(例えば、124及び128)との無線接続(例えば、130及び124)のための特定の設定を選択して使用することを可能にしてよい。
プロセッサ108は、マイクロプロセッサ、コントローラ、又は他の何らかの適切なコンピュータ装置、リソース、あるいは、単独で又はフェムト基地局104の他の構成要素(例えば、メモリ112)とともにフェムト基地局機能を提供するよう動作可能なハードウェア、ソフトウェア及び/又はエンコードされたロジックの組み合わせであってよい。そのような機能は、ここで論じられる様々な無線機能をエンドポイント、基地局、及び/又は中継局に提供することを含んでよい。部分的にプロセッサ108を介してフェムト基地局104によって提供される特定の機能は、システム100が、従来の無線ネットワークと比較して、より多くのエンドポイントをサポートし及び/又は改善されたサービスの質(QoS)を提供することを可能にしてよい。
メモリ112は、次のものに限られないが、磁気媒体、光学媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、リムーバブル媒体、あるいは、他の何らかの適切な局所的な又は遠隔のメモリコンポーネントを含むあらゆる形態の揮発性又は不揮発性のメモリであってよい。メモリ112は、コンピュータ読出可能な媒体に埋め込まれているソフトウェア、及び/又は、ハードウェアに組み込まれ若しくは別なふうに記憶されているエンコードされたロジック(例えば、ファームウェア)を含む、フェムト基地局104によって利用されるあらゆる適切なデータ又は情報を記憶してよい。
ストレージ114は、次のものに限られないが、磁気媒体、光学媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、リムーバブル媒体、あるいは、他の何らかの適切な局所的な又は遠隔のメモリコンポーネントを含むあらゆる形態の揮発性又は不揮発性のメモリであってよい。ストレージ114は、コンピュータ読出可能な媒体に埋め込まれているソフトウェア、及び/又は、ハードウェアに組み込まれ若しくは別なふうに記憶されているエンコードされたロジック(例えば、ファームウェア)を含む、フェムト基地局104によって利用されるあらゆる適切なデータ又は情報を記憶してよい。幾つかの実施形態において、データは、ストレージ114からロードされてメモリ112に格納され、あるいは、メモリ112からロードされてストレージ114に格納されてよい。
幾つかの実施形態において、メモリ112は、無線接続のためのパラメータを決定する際にプロセッサ108によって使用される情報を記憶してよい。メモリ112は、更に、プロセッサ108によって実行された様々な計算及び決定の結果及び/又は中間結果を記憶してよい。幾つかの実施形態において、メモリ112は、更に、フェムト基地局104に接続された各エンドポイント(例えば、124及び128)によって使用されている無線接続に関する情報を記憶してよい。
フェムト基地局104は、更に、フェムト基地局104と1又はそれ以上のネットワーク(例えば、ISPネットワーク132又はWSPネットワーク148)との間のシグナリング及び/又はデータの通信のために使用される通信インターフェース120を有してよい。例えば、通信インターフェース120は、フェムト基地局104が有線接続を介してISPネットワーク132との間でデータを送受信することを可能にするために必要とされるあらゆるフォーマッティング又はトランスレーティングを実行してよい。通信インターフェース120は、更に、フェムト基地局104と他のネットワーク又はネットワーク構成要素との間のあらゆる有線接続を確立するために使用されてよい。特定の実施形態において、通信インターフェースは、ISP(WSPと同じ又は異なるエンティティであってよい。)によって供給されるユーザのインターネットアクセスを介してWSPのネットワーク148への帰路接続を提供してよい。
幾つかの実施形態において、システム100の構成要素(例えば、フェムト基地局104、136及び140、マクロ基地局144、並びにエンドポイント124及び128)は、更に、無線通信のための無線機及びアンテナを有してよい。一例として、フェムト基地局104は、アンテナ126に結合された又はその一部である無線機122を有する。無線機122は、無線接続(例えば、130)を介して他の基地局、中継局、及び/又はエンドポイントに送出されるべきデジタルデータを受信してよい。無線接続は、フェムト基地局104に又はそれによって割り当てられた無線リソースを使用してよい。無線リソースは、例えば、中心周波数、周波数バンド幅、時間スロット、チャネル、及び/又はサブチャネルのうち1又はそれ以上の組み合わせを有してよい。特定の実施形態において、この情報はメモリ112に記憶されてよい。無線機122は、デジタルデータを、適切な中心周波数及びバンド幅パラメータを有する無線信号に変換してよい。それらのパラメータは、プロセッサ108及びメモリ112の何らかの組み合わせによって前もって決定されていてよい。次いで、無線信号は、何らかの適切な構成要素又は装置(例えば、エンドポイント124)による受信のために、アンテナ126を介して送信されてよい。同様に、無線機122は、アンテナ126から受信した無線信号を、プロセッサ108によって処理されるデジタルデータに変換してよい。
アンテナ126は、データ及び/又は信号を無線により送受信することが可能な如何なるタイプのアンテナであってもよい。幾つかの実施形態において、アンテナ126は、2GHzから66GHzの間の無線信号を送信/受信するよう動作可能な1又はそれ以上の無指向性、セクタ又はパネルアンテナを有してよい。無指向性アンテナは、あらゆる方向において無線信号を送信/受信するために使用されてよく、セクタアンテナは、特定のエリア内で装置から無線信号を送信/受信するために使用されてよく、パネルアンテナは、比較的に直線において無線信号を送信/受信するために使用される視野方向(line of sight)アンテナであってよい。無線機122及びアンテナ126は、集合的に無線インターフェースを形成してよい。この無線インターフェースは、エンドポイント及び中継局を含む様々な無線コンポーネントとの接続を確立するために使用されてよい。
エンドポイント124及び128は、基地局104との間でデータ及び/又は信号を無線により送受信するよう動作可能な如何なるタイプのエンドポイントであってもよい。幾つかの可能なタイプのエンドポイント124は、デスクトップ型コンピュータ、PDA、携帯電話機、ラップトップ、及び/又はVoIP電話機を含んでよい。幾つかの実施形態において、エンドポイント124は、エンドポイント124の機能を有効にするプロセッサ、メモリ、ストレージ、無線機、アンテナ及び/又は他の構成要素を有してよい。幾つかの実施形態において、それらの構成要素は、フェムト基地局104と通信すること等のエンドポイント機能を提供するために、協働してよい。幾つかの実施形態において、エンドポイント124の構成要素は、エンドポイント124が様々な因子を検出して、エンドポイント124とフェムト基地局104との間の無線接続130に関連する信号性能を決定することを可能にする。この情報は、次いで、様々な報告技術のいずれかにより、フェムト基地局104へ送られてよい。
エンドポイント124のプロセッサは、ここで論じられる様々な無線機能をエンドポイント124に提供してよい。例えば、特定の実施形態において、プロセッサは、信号対干渉及びノイズ比(SINR)等の信号性能測定を決定することができる。幾つかの実施形態において、信号性能(例えば、信号強さ、干渉、及びノイズ)に関連する情報は、エンドポイントの無線インターフェース(例えば、無線機及びアンテナ)によって提供されてよい。
エンドポイント124のメモリは、エンドポイントによって利用されるあらゆる適切なデータ又は情報を記憶してよい。幾つかの実施形態において、メモリは、信号性能を決定する際にエンドポイントのプロセッサによって使用される情報を記憶してよい。例えば、メモリは、無線接続130の品質に関してエンドポイント124によって収集されるパラメータ、測定及び/又は他の情報を記憶してよい。メモリは、また、エンドポイントのプロセッサによって実行される様々な計算及び決定の結果及び/又は中間結果を記憶してよい。
エンドポイント124は、また、例えば、無線接続130を介してフェムト基地局104との間でデジタルデータを送信/受信するためにアンテナ又はその部分と結合される無線機を有してよい。特定の実施形態において、無線接続130に関する情報(例えば、エンドポイント124に割り当てられた無線リソース)は、エンドポイント124のメモリに記憶されてよい。無線機は、デジタルデータを、適切な中心周波数及びバンド幅パラメータを有する無線信号に変換してよい。それらのパラメータは、予め決定されて、エンドポイントのメモリに記憶されていてよい。次いで、無線信号は、何らかの適切な構成要素又は装置(例えば、フェムト基地局104)による受信のために送信されてよい。同様に、エンドポイントの無線機は、装置(例えば、フェムト基地局104)から受信した無線信号を、エンドポイントのプロセッサによって処理されるデジタル信号に変換してよい。
図示される実施形態においては、システム100は、サーバ152を更に有する。サーバ152は、WSPネットワーク148の基地局によって使用される無線リソースの管理を支援してよい。特定の実施形態において、サーバ152はSONサーバであってよい。幾つかの実施形態において、サーバ152は、1又はそれ以上のフェムト基地局104、136及び140、マクロ基地局144、他の基地局、中継局、あるいは他のサーバに代わって、ここで記載される如何なる計算も実行するよう動作可能であってよい。幾つかの実施形態において、サーバ152は、ネットワークの1又はそれ以上の基地局及び/又は中継局のための1又はそれ以上の周波数バンド幅及び/又はネットワーク同調定数を提供してよい。サーバ152は、プロセッサ156、メモリ160、ストレージ164、及び通信インターフェース170を含むコンピュータシステムを有してよい。それらの構成要素は、どのように利用可能な無線リソースが使用されるのかを調整すること等のサーバ機能(例えば、SONサーバ機能)を提供するために、協働してよい。幾つかの実施形態において、サーバ152の構成要素は、サーバ152が、フェムト基地局(例えば、フェムト基地局104)のネットワーク同調定数に対する大域的及び局所的両方の調整を提供することを可能にする。ネットワーク同調定数に対する大域的調整は、全てのフェムト基地局に一様に適用可能であってよく、一方、ネットワーク同調定数に対する局所的調整は、特定のフェムト基地局を対象としてよい。これは、無線サービスが、どのようにその無線リソースが使用されるのかにおいて高い柔軟性を提供することを可能にする。例えば、無線サービスプロバイダは、より高い料金を支払う特定の顧客により良いサービスを提供こと、又は特定のイベント(例えば、会議、スポーツ行事、コンサート、パレード、等)の間に特定のエリア内のフェムト基地局へのサービスを増大させることができる。
特定の実施形態において、サーバ152の構成要素は、また、サーバ152が、フェムト基地局104、136、140、及び/又はWSPネットワーク148のマクロ基地局144の無線接続のために特定の設定を選択することを可能にする。
プロセッサ156は、マイクロプロセッサ、コントローラ、又は他の何らかの適切なコンピュータ装置、リソース、あるいは、単独で又はサーバ152の他の構成要素(例えば、メモリ160)とともにサーバ機能を提供するよう動作可能なハードウェア、ソフトウェア及び/又はエンコードされたロジックの組み合わせであってよい。そのような機能は、基地局又は他のネットワーク構成要素のためにここで論じられる様々な無線機能を管理することを含んでよい。部分的にプロセッサ156を介してサーバ152によって提供される特定の機能は、システム100が、従来の無線ネットワークと比較して、より多くの基地局をサポートし及び/又は改善されたサービスの質(QoS)を提供することを可能にしてよい。例えば、プロセッサ156は、周波数バンド幅及び/又はネットワーク同調定数を計算してよい。特定の実施形態において、サーバ152は、申込プラン又は特別のイベントに基づき更なるリソースを特定のフェムト基地局に提供してよい。例えば、ユーザがより高いサービスプランに申し込む場合、サーバ152は、夫々のフェムト基地局に、そのフェムト基地局のための周波数バンド幅を増大させる1又はそれ以上のネットワーク同調定数を提供してよい。
メモリ160は、次のものに限られないが、磁気媒体、光学媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、リムーバブル媒体、あるいは、他の何らかの適切な局所的な又は遠隔のメモリコンポーネントを含むあらゆる形態の揮発性又は不揮発性のメモリであってよい。メモリ160は、コンピュータ読出可能な媒体に埋め込まれているソフトウェア、及び/又は、ハードウェアに組み込まれ若しくは別なふうに記憶されているエンコードされたロジック(例えば、ファームウェア)を含む、サーバ152によって利用されるあらゆる適切なデータ又は情報を記憶してよい。幾つかの実施形態において、メモリ160は、周波数バンド幅又はネットワーク同調定数等の無線接続のためのパラメータを決定する際にプロセッサ156によって使用される情報(例えば、信号性能測定)を記憶してよい。メモリ160は、また、プロセッサ156によって実行される様々な計算及び決定の結果及び/又は中間結果を記憶してよい。幾つかの実施形態において、メモリ160は、どのフェムト基地局が更なる周波数バンド幅を使用することができるべきかを決定する際に使用される情報を記憶してよい。例えば、メモリ160は、主なイベントの場所及びタイミングを識別する、且つ/あるいは、より高い又はより低いレベルのサービスに申し込んだユーザをリストアップするテーブル、データベース、又は他のデータ集合を有してよい。
ストレージ164は、次のものに限られないが、磁気媒体、光学媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、リムーバブル媒体、あるいは、他の何らかの適切な局所的な又は遠隔のメモリコンポーネントを含むあらゆる形態の揮発性又は不揮発性のメモリであってよい。ストレージ164は、コンピュータ読出可能な媒体に埋め込まれているソフトウェア、及び/又は、ハードウェアに組み込まれ若しくは別なふうに記憶されているエンコードされたロジック(例えば、ファームウェア)を含む、サーバ152によって利用されるあらゆる適切なデータ又は情報を記憶してよい。幾つかの実施形態において、データは、ストレージ164からロードされてメモリ160に格納され、あるいは、メモリ160からロードされてストレージ164に格納されてよい。
サーバ152は、また、サーバ152と1又はそれ以上のネットワーク(例えば、ISPネットワーク132又はWSPネットワーク148)及び/又はネットワーク構成要素(例えば、フェムト基地局104、136、140及びマクロ基地局144)との間のシグナリング及び/又はデータの通信のために使用される通信インターフェース172を有してよい。例えば、通信インターフェース172は、サーバ152が有線接続を介してWSPネットワーク148との間でデータを送受信することを可能にするために必要とされるあらゆるフォーマッティング又はトランスレーティングを実行してよい。通信インターフェース172は、更に、サーバ152と他のネットワーク又はネットワーク構成要素との間のあらゆる有線接続を確立するために使用されてよい。
システム100は、ISPネットワーク132及びWSPネットワーク148のような様々なネットワークを含むネットワークを有してよい。幾つかの実施形態において、ネットワークは、インターネット、LAN、WAN、MAN、PSTN、又はそれらの何らかの組み合わせ等の1又はそれ以上のネットワークを有してよい。特定の実施形態において、ISPネットワーク132は、インターネット、LAN、WAN、MAN、PSTN、又はそれらの何らかの組み合わせ等を含むがそれらに限定されない1又はそれ以上のネットワークを介して、WSPネットワーク148に結合されてよい。幾つかの実施形態において、ISPは、ユーザに彼又は彼女のホームネットワークアクセスを提供してよい。ユーザは、ユーザのホーム・ロケーションにおいてホームネットワークアクセスのためにISPネットワーク132を使用してよい。ユーザにホームネットワークアクセスを提供することにおいて、ISPネットワーク132は、モデム、サーバ、ゲートウェイ(例えば、ISPゲートウェイ)、及び/又は他の適切な構成要素を含んでよい。幾つかの実施形態において、ISPネットワーク132は、基地局(例えば、104)からWSPネットワーク148への帰路アクセスを提供してよい。
特定の実施形態において、WSPネットワーク148は、様々なサーバ(例えば、152)、ゲートウェイ、スイッチ、ルータ、及び無線サービスを提供する際に使用される他のノードを有してよい。幾つかの実施形態において、サーバは、OAM&P(operation administration maintenance and provisioning)サーバ、ネットワークアクセスプロバイダ(NAP)サーバ、AAAサーバ、自己組織化ネットワーク(self organizing network)(SON)サーバ、あるいは、WSPが1又はそれ以上の基地局(例えば、104)を設定/認証し且つユーザに無線サービスを提供することが必要である何らかの他のサーバ等の、1又はそれ以上のサーバを有してよい。WSPのゲートウェイは、WSPネットワーク148をISPネットワーク132と結合するために必要とされる如何なるハードウェア及び/又はソフトウェアを有してもよい。例えば、特定の実施形態において、ゲートウェイは、セキュリティ・ゲートウェイ、及びセキュリティ・ゲートウェイの背後で、ASNゲートウェイを有してよい。幾つかの実施形態において、WSPネットワーク148は、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)をサポート及び/又は実施してよい。
様々な実施形態において、WSPネットワーク148は、マクロ、ミクロ、ピコ、フェムト、及び他のタイプの基地局等の、様々なタイプの中継局及び/又は基地局を有してよい。幾つかの実施形態において、バンド幅更新アルゴリズムは、それらの基地局のいずれかによって使用されてよい。幾つかの実施形態において、バンド幅更新アルゴリズムの実施に関連する1又はそれ以上の計算は、フェムト基地局104、サーバ152、及びネットワークの他の適切な構成要素によって、実行されてよい。
幾つかの実施形態において、ネットワークの様々な基地局(例えば、マクロ基地局)は、ここで記載されるバンド幅更新アルゴリズムよりむしろ、プランニング及びチューニングにより最適化されてよい。様々な実施形態において、ネットワークの複数の基地局は、たとえそれらが異なるタイプの基地局(例えば、ピコ及びフェムト)であるとしても、共通のバンド幅更新アルゴリズムを使用してよい。
システム100は、また、例えば、フェムト基地局104とそのエンドポイント124及び128との間の無線通信の間に干渉を生じさせるフェムト基地局104、136、140、及びマクロ基地局144並びに/又は他の無線通信装置を有してよい。無線通信に割り当てられた有限な周波数スペクトルと、ネットワークにおける基地局(例えば、フェムト基地局)の高い密集度とは、この干渉を強めて、信号及び/又はサービスの質(QoS)の損失をもたらす。幾つかの実施形態において、ネットワーク性能は、ネットワークの基地局(例えば、フェムト基地局104、136及び140、並びに/又はマクロ基地局144)によって使用されるバンド幅更新アルゴリズムを通じて改善され得る。
幾つかの実施形態において、フェムト基地局104は、同じ周波数チャネルにおいて動作するN個の基地局から成るネットワークの基地局iであってよい。幾つかの実施形態において、フェムト基地局104は、第1の周波数バンド幅を用いる少なくとも1つのエンドポイント124(及び/又は128)と、時間周期の間、無線により通信してよい。例えば、フェムト基地局104は、10メガヘルツ(MHz)のバンド幅を有する周波数チャネルの全て又は一部を使用してよい。フェムト基地局104によって使用される正規化バンド幅はwと表されてよい。例えば、正規化バンド幅w=0.5を有するフェムト基地局104は、10MHzチャネルのうち5MHzの第1の周波数バンド幅を用いて無線により通信してよい。
幾つかの実施形態において、第1の周波数バンド幅は、連続である必要はない。例えば、OFDMAスキームにおいては、周波数チャネルは、様々な周波数サブキャリアを有してよい。幾つかの実施形態において、サブキャリアごとの平均伝送電力は一定であってよい。幾つかの実施形態において、フェムト基地局104は、周波数チャネルから周波数サブキャリアをランダムに(例えば、疑似乱数的に)選択してよい。これは、フェムト基地局104(及びこの技術を用いる他の基地局)によって生じる干渉が、フェムト基地局104によって使用される1又はそれ以上の周波数チャネルにわたって広げられることを可能にする。
幾つかの実施形態において、基地局は、第1の時間期間のための周波数サブキャリアの組、第2の時間期間のための周波数サブキャリアの異なる組、等を使用してよい。幾つかの実施形態において、周波数サブキャリアは、連続的であってもなくてもよい。幾つかの実施形態において、基地局は、LTE通信スキームにおける物理リソースブロックのサブセット又はWiMAX通信スキームにおけるPUSCサブチャネルのサブセットを占有することによって、様々なサブキャリアを使用してよい。
フェムト基地局104が時間期間に少なくとも1つのエンドポイント124と無線通信するとき、エンドポイント124は、無線通信の信号性能を測定してよい。例えば、エンドポイント124は、フェムト基地局104からエンドポイント124への無線信号に関するSINR計算、又は無線信号の品質を決定する他の適切な測定を実行してよい。信号性能は、概して、ネットワークの他の無線通信装置(例えば、フェムト基地局136及び140並びにマクロ基地局144)の伝送電力及びバンド幅使用によって影響を及ぼされうる。従って、信号性能測定(例えば、SINR)は、周囲の基地局から受信される干渉を組み込んでよい。幾つかの実施形態において、エンドポイント124は、信号性能測定をフェムト基地局104へ送ってよい。幾つかの実施形態において、フェムト基地局104と通信する他のエンドポイント(例えば、128)は、同様の測定を送ってよい。幾つかの実施形態において、フェムト基地局104(又は他の適切なネットワーク構成要素)は、そのエンドポイントからの複数の信号性能測定を1つの信号性能測定(例示の目的で、SINRと称される。)に同化してよい。フェムト基地局104は、平均化等の、信号性能測定を同化するための如何なる適切な方法を使用してもよい。
幾つかの実施形態において、信号性能測定は、フェムト基地局104のデータスループットを決定するために使用されてよい。データスループットは、フェムト基地局104によって提供されるサービスの質を示し、部分的にフェムト基地局104の周波数バンド幅及び信号性能に依存しうる。例えば、フェムト基地局104は、時間期間にわたってフェムト基地局104によって送信されるデータの量を追跡してよい。他の例として、幾つかの実施形態において、フェムト基地局104のデータスループット(R)は、シャノン(Shannon)チャネル容量を用いて近似されてよい。例えば:

=wln(1+β・SINR

ここで、0<β<1は、実現される変調及び符号化スキーム(modulation and coding scheme)(MCS)とシャノン容量との間のギャップを表す。幾つかの実施形態において、性能測定は、バンド幅及びデータスループットを有してよい。性能測定は、潜在的な将来のネットワーク同調定数調整を決定するために、サーバ152へ送信されてよい。
幾つかの実施形態において、フェムト基地局104は、それ自身のデータスループットRを計算してよい。他の実施形態において、フェムト基地局104は、データスループットRの計算のために、その周波数バンド幅w及びSINRを他のノード(例えば、サーバ152)に送ってよい。
幾つかの実施形態において、時間インターバルtにわたるフェムト基地局104のデータスループットR及び周波数バンド幅wは、その1又はそれ以上のエンドポイントとの無線通信の次の時間インターバルt+1の間に使用するフェムト基地局104の周波数バンド幅を計算するために、使用されてよい。幾つかの実施形態において、フェムト基地局104は、フェムト基地局104のデータスループットRと、フェムト基地局104によって使用される周波数バンド幅の単位当たりのコストcとに基づき、ネットユーティリティ(net utility)関数NUを最大化しようとしてよい。例えば、フェムト基地局104のネットユーティリティは:

NU(w,R)=U(R(w))−c

と表されてよい。ここで、U(R(w))は、フェムト基地局104が周波数バンド幅wを使用するときのフェムト基地局104のデータスループットRの有用性である。このように、ネットユーティリティは、所与の周波数バンド幅wに基づくデータスループットRと、周波数バンド幅wを用いるコストcとに基づいてよい。幾つかの実施形態において、コストcは、フェムト基地局104がそのエンドポイントと通信するために周波数バンド幅wを用いる場合にフェムト基地局104が提供するネットユーティリティに影響を及ぼしうる。幾つかの実施形態において、コストcは、フェムト基地局104による周波数バンド幅の過剰使用を阻止するよう設定される値である。一例として、周波数バンド幅使用にコストcが割り当てられていない場合、各フェムト基地局は、その利用可能な周波数バンド幅の全てを使用することによって、それ自身の有用性を最大限としようとしうる。これは、ネットワークのフェムト基地局によって生成される過度の干渉に起因する次善のシステム性能をもたらすと考えられる。幾つかの実施形態において、コスト項cは、サーバ152(幾つかの実施形態において、SONサーバであってよい。)によって決定及び/又は供給されてよい。
幾つかの実施形態において、ネットワーク内の基地局(例えば、フェムト基地局)の間の唯一の相互作用は、それらが互いに引き起こす干渉であってよい。幾つかの実施形態において、フェムト基地局104は、それ自身のネットユーティリティを最大限とするよう周波数バンド幅wを調整してよい。wに対してネットユーティリティ方程式の導関数をと(り、且つ、制約0≦w≦1に留意す)ることによって一次最適化条件をチェックすることは、以下の結果をもたらす:
Figure 2012147438
この結果は、以降、「結果A」と呼ばれる。ここで、f(x)=dU(x)/dx=U’(x)且つW=[w,...,wN−1
SINRはWの関数であるから、最適な周波数バンド幅w に関する上記の式は、wの最適値に対する直接の解を提供しない。しかし、それは、wを更新する反復アルゴリズムの原理を提供する。幾つかの実施形態において、ユーティリティ関数Uは、それが基地局のデータスループットRの増加凹関数であるように、選択されてよい。特定の実施形態において、ユーティリティ関数Uは、反復更新が、ネットワークが一意のナッシュ均衡Wに収束することを可能にするように、選択されてよい。
一般的に、ナッシュ均衡は、2又はそれ以上のプレイヤーが関与するゲームの解集合であってよく、各プレイヤーは、他のプレイヤーの均衡戦略を知っていると考えられ、且つ、いずれのプレイヤーも、自身の戦略のみを一方的に変えることによって何らかの利益を得るものを有さない。特定の実施形態において、各基地局がネットワーク内の他の基地局のバンド幅使用に基づき自身のバンド幅使用を更新するために使用するプロセスは、各プレイヤー(基地局)が自身の戦略wを調整することによって自身の利益(ネットユーティリティNU)を最大限としようとする非協力的ゲームと考えられてよい。このように、ナッシュ均衡は、集合W=[w ,...,w N−1であってよい。ここで、Wは、全ての0≦w≦1(0≦i≦N−1)に関して:

NU(w ,W −i)≧NU(w,W −i

を満足する。
で、各基地局は、ネットワークの各基地局による周波数バンド幅使用が一定のままである限りは、自身のネットユーティリティNUを最大化している。このように、幾つかの実施形態において、ネットワークの基地局によって使用される周波数バンド幅の反復更新は、ネットワークが、ナッシュ均衡に近づき及び/又は収束し、パレート最適を達成することを可能にする。すなわち、ネットワークの各基地局ごとの周波数バンド幅を有する組は、ナッシュ均衡に近づいて、最終的に収束してよい。
幾つかの実施形態において、ユーティリティ関数Uの選択は、基地局が各自の周波数バンド幅を周期的に更新するので、ネットワークがナッシュ均衡に収束することを可能にする。一般的に、反復アルゴリズムは、それが標準関数である、すなわち、アルゴリムが正値性、単調性、及びスケーラビリティの条件を満たす場合に、一意の固定点に収束してよい。幾つかの実施形態において、ユーティリティ関数は、ハンド幅更新アルゴリズムが標準関数であるように選択されてよく、このようにして収束を可能にする。例えば、形式:

(x)=−α−ki、α>0、k>0

のユーティリティ関数は、ネットワークがナッシュ均衡に収束することを可能にする。上記の最適な周波数バンド幅w に関連してこの式を用いること(この式を結果Aに当てはめること)は、以下の式の例となるバンド幅更新アルゴリムをもたらす:
Figure 2012147438
ここで、tは、更新インターバルの数であり、
Figure 2012147438
且つ、l=k/(k+1)。幾つかの実施形態において、αは1に等しい。他の実施形態において、αは、更新ごとに変化するヒステリシスパラメータであってよい。
幾つかの実施形態において、l及びyは、システム100のナッシュ均衡を調整するために合わせられ得るネットワーク同調定数である。幾つかの実施形態において、同調定数は、ネットワーク規模のデータスループット、公平性、又は他のポリシー検討事項等の、システムのポリシースキームを達成するよう設定されてよい。幾つかの実施形態において、ネットワーク同調定数は、ネットワーク負荷に基づき調整されてよい。これらのネットワーク同調定数は、何らかの適切な方法において供給及び/又は計算されてよい。例えば、基地局は、1又はそれ以上の特定のネットワーク同調定数を使用するために(例えば、ネットワークにおける配置の前に又は製造中に)予め設定されてよい。他の例として、それらのネットワーク同調定数のうち1又はそれ以上は、サーバ(例えば、サーバ152)によって与えられてよい。幾つかの実施形態において、1又はそれ以上のネットワーク同調定数は、周期的に、フェムト基地局104の起動時に、トリガイベント(例えば、新しいフェムト基地局が無線ネットワーク148に参加する場合)に応答して、及び/又は何らかの他の適切な時点で、与えられてよい。ネットワーク同調定数は、例えばサーバ152のような何らかの適切なエンティティによって更新されてよい。幾つかの実施形態において、ネットワーク同調定数に対する更新は、時間tのインターバルにわたる基地局のデータスループットR及び/又は周波数バンド幅wに基づいてよい。様々な実施形態において、ネットワークの基地局は、その特定の基地局に関して調整されるネットワーク同調定数を割り当てられてよい。このように、幾つかの実施形態において、異なるネットワーク同調定数が、異なる基地局ごとに使用されてよい。
特定の実施形態において、ネットワーク同調定数l及びrは、以下のパラメータに従う:
Figure 2012147438
lを0に向かって調整することは、均衡点を、各基地局が略等しい量のリソース(例えば、バンド幅)を使用するリソースフェア環境へ動かし、lを1に向かって調整することは、均衡点を、各基地局が略等しいデータレートを供給するレートフェア環境に動かす。更に、特定の基地局に関してrを増大させることは、対応する基地局のデータスループットを増大させる。特定の実施形態において、lは、大域的ネットワーク同調定数であってよく、rは、局所的ネットワーク同調定数であってよい。例えば、サーバ152は、部分的に、WSPによって与えられる1又はそれ以上のパラメータに基づき、lに関して適切な値を決定してよい。WSPパラメータは、WSP無線ネットワークの基地局に関するベースライン又は標準的な性能特性に関連してよい。lのネットワーク同調定数は、ベースラインrを決定するために使用されてよい。次いで、l及びrは両方とも、サーバ152の制御内の前基地局に一様に分配されてよい。次いで、サーバ152は、特定の基地局又は基地局グループに関しrを調整することによって、その特定の基地局又は基地局グループの性能を更に微調整してよい。例えば、サーバ152は、より高い申込レベルに関連する基地局に関しrを増大させてよい。幾つかの実施形態において、基地局は、サーバ152に、各自のデータスループット、バンド幅使用、及び/又は何らかの他の信号性能測定を与えてよい。それらは、ネットワーク同調定数を調整するためにサーバ152によって使用されてよい。
幾つかの実施形態において、フェムト基地局104が将来の時間インターバルt+1の間に使用する周波数バンド幅は、上記のバンド幅更新アルゴリズムを用いて計算されてよい。計算される周波数バンド幅は、前の時間インターバルtのデータスループットR及びバンド幅wと、ネットワーク同調定数l及びrとに基づいてよい。幾つかの実施形態において、X−liのテーブルが、テーブル索引動作を減らすことによって(R/w−liの計算を助けるために、予め計算されて、メモリ(例えば、112又は160)又はストレージ(例えば、114又は164)に記憶されてよい。これは、周波数バンド幅が基地局(例えば、フェムト基地局104)によって計算される場合、又はサーバ152がネットワークの多数の基地局について周波数バンド幅を速やかに計算すべき場合に、特に有用である。
次の時間インターバルt+1に関して周波数バンド幅wが計算された後、新しい周波数バンド幅が、少なくとも1つのエンドポイント124又は128と無線により通信するために使用されてよい。第1の周波数バンド幅と同様に、新しい周波数バンド幅は、ランダムに選択される複数の周波数サブキャリアを有してよい。時間インターバルが過ぎた後、周波数バンド幅は、バンド幅更新アルゴリズムに従って再び更新されてよい。このプロセスは、何度でも繰り返してよい。
幾つかの実施形態において、フェムト基地局104は、自身のネットユーティリティを最大限とするために、その周波数バンド幅使用wを周期的に更新してよい。特定の実施形態において、更新インターバルの長さは、フェムト基地局104のデータスループットRの決定のために十分に長く、一方、ネットワークの基地局と通信するエンドポイントの数又は負荷の変化、基地局のパワーアップ又はダウン、基地局のチャネルゲインの変化、あるいは、ノイズの変化等のネットワークにおける変化に適応するために十分に短い。様々な実施形態において、ネットワークの基地局は、他の基地局に対して同期して又は非同期に各自の周波数バンド幅を更新してよい。
図2は、ネットワークにおいてバンド幅を割り当てるために使用される様々なアーキテクチャを表す。幾つかの実施形態は、分散型アーキテクチャを利用するアーキテクチャ200を含んでよい。分散型アーキテクチャにおいて、ネットワークのノード208、212及び216は、各自の周波数バンド幅を計算することに関与してよい。幾つかの実施形態において、ノードは、時間インターバルにわたる周波数バンド幅及びデータスループット並びに1又はそれ以上のネットワーク同調定数等の何らかの適切な情報を用いて周波数バンド幅を計算してよい。幾つかの実施形態において、ネットワーク同調定数は、サーバ204によって供給されてよい。新しい周波数バンド幅を計算した後、ノード208は、そのエンドポイントと通信するために、新しい周波数バンド幅を使用してよい。新しい周波数バンド幅の信号性能値は、将来の決定のためにサーバ204に与えられてよい。分散型アーキテクチャは、夫々の加えられたノードがそれ自身の周波数バンド幅を計算すると期待され、従って、サーバ154に対する負荷を低減するので、非常に拡張性がある。
幾つかの実施形態は、集権型アーキテクチャを利用するアーキテクチャ200を含んでよい。集権型アーキテクチャにおいては、サーバ204が、ネットワークのノード208、212及び216に関し周波数バンド幅を計算してよい。例えば、サーバ204は、ノード208、212及び216の夫々についての周波数バンド幅を含む周波数バンド幅の組を決定してよい。幾つかの実施形態において、ノード208、212及び216は、1又はそれ以上のパラメータをサーバ204に報告してよい。例えば、ノード208は、時間インターバルにわたる自身の周波数バンド幅w及びデータスループットRをサーバ204に報告してよい。サーバ204は、ノード208に関し新しいネットワーク同調定数及び/又は新しい周波数バンド幅wを計算するために、それらのパラメータを使用してよい。
幾つかの実施形態において、サーバ204は、また、周波数バンド幅を計算するために1又はそれ以上のネットワーク同調定数を使用してよい。幾つかの実施形態において、1又はそれ以上のネットワーク同調定数は、ノード208、212及び216のうち1又はそれ以上から受信したパラメータに基づいてよい。例えば、サーバ204は、様々なノード208、212及び216からデータを受信してよいので、特定のノード208がより高い周波数バンド幅を有するべきであると決定してよく、然るべく1又はそれ以上のネットワーク同調定数を更新してよい。
特定の実施形態において、ネットワークのナッシュ均衡は、ネットワーク規模のデータスループット、公平性、又は他のポリシー検討事項等のシステム選択を提供するよう合わせられてよい。ネットワーク同調定数が更新され、新しい周波数バンド幅が計算されると、無線ネットワークは、調整された選択に集中してよい。幾つかの実施形態において、ネットワーク同調定数を更新するプロセスは、ノードが更新された周波数バンド幅(ネットワーク同調定数を組み込む。)を受け取るので、それらのノードにはトランスペアレントであってよい。幾つかの実施形態において、サーバ204は、新たに計算された周波数バンド幅をノード208へ送ってよい。次いで、ノード208は、そのエンドポイントの1又はそれ以上と通信するために、新しい周波数バンド幅を使用してよい。
幾つかの実施形態は、ハイブリッドアーキテクチャを利用するアーキテクチャ200を含んでよい。ハイブリッドアーキテクチャにおいて、ネットワークのノード208、212及び216は、各自の周波数バンド幅を計算することに関与してよく、且つ、1又はそれ以上のパラメータをサーバ204に報告してよい。例えば、ノードは、時間インターバルにわたるその周波数バンド幅w及びデータスループットRをサーバ204に報告してよい。幾つかの実施形態において、それらのパラメータは、標準のネットワーク管理インターフェースを用いてノード208からサーバ204へ伝送されてよい。サーバ204は、それらのパラメータを用いて、集権型アーキテクチャに関して先に記載されたように、何らかの適切な方法において、1又はそれ以上のネットワーク同調定数(例えば、l、r)を計算してよい。次いで、サーバ204は、それらの同調定数をノード208へ送ってよい。次いで、ノード208は、それらの同調定数(並びにノードの測定されたデータスループット及び周波数バンド幅)に基づき新しい周波数バンド幅wを計算してよい。次いで、ノード208は、そのエンドポイントと通信するために、新しい周波数バンド幅を使用してよい。
集権的アーキテクチャ(サーバは計算の大部分を実行してよい。)と比較して、ハイブリッドアーキテクチャは、個々のノードが各自の周波数バンド幅を計算するので、より拡張性がある。集権型アーキテクチャにおいては、ネットワークのノードは、バンド幅更新アルゴリズムを実施することを求められない(従って、この機能を有さないノードが、依然として、サーバによって計算された値に基づき周波数バンド幅を更新することができる。)。集権型アーキテクチャ及びハイブリッドアーキテクチャのいずれにおいても、ノード208、212及び216並びにサーバ204は、最小限の量のデータしか交換せず、従って、低い通信オーバーヘッドを維持する。
幾つかの実施形態は、階層アーキテクチャを利用するアーキテクチャ250を含んでよい。階層アーキテクチャは、様々なサブネット有してよい。各サブネットは、サブネットサーバの1つである258又は274と、該サブネットサーバに結合されている複数のノードとを有してよい。幾つかの実施形態において、各サブネットサーバは中央サーバ254に結合されてよい。幾つかの実施形態において、階層アーキテクチャはサブネットを幾つでも有してよい。
幾つかの実施形態において、サブネットは、上記の集権型アーキテクチャ又はハイブリッドアーキテクチャを用いてよい。幾つかの実施形態において、サブネットサーバは、各自のノードのうち1又はそれ以上から受信した情報を中央サーバ254へ送ってよい。例えば、サブネットサーバ258は、ノード262の周波数バンド幅w又はデータスループットRを中央サーバ254へ送ってよい。幾つかの実施形態において、サブネットサーバは、そのノードに関し1又はそれ以上のネットワーク同調定数を決定して、それらを中央サーバ254へ送ってよい。幾つかの実施形態において、中央サーバ254は、そのネットワーク内のいずれかのノードに関し何らかの適切なパラメータ(例えば、周波数バンド幅又はネットワーク同調定数)を計算してよい。
幾つかの実施形態において、中央サーバ254は、ネットワーク全体を協調させてよい。例えば、中央サーバ254は、ネットワークにおいて使用される無線リソースを管理してよい。他の実施形態において、ネットワーク規模の協調は、サブネットサーバ間で分散的に行われてよい。
幾つかの実施形態において、分散型、ハイブリッド、集権型及び/又は階層アーキテクチャの如何なる組み合わせも使用されてよい。例えば、ネットワーク内の基地局のサブセットがそれら自身の周波数バンド幅を計算してよく、一方、他のサブセットは、周波数バンド幅の計算のために情報をサーバに送る。
図3は、特定の実施形態に従う無線ネットワークにおけるバンド幅割り当て調整の方法の一例を表す。特定の実施形態において、図3の方法は、コンピュータ、例えば、サーバ152に関して先に記載されたコンピュータによって、実行されてよい。簡単のために、図3のステップは、サーバの観点から記載される。方法はステップ310で開始し、ステップ310において、1又はそれ以上のネットワーク同調定数が無線ネットワーク内の各基地局へ与えられる。基地局は、フェムト基地局を有してよい。以下でより詳細に論じられるように、サーバは、WSPの無線ネットワーク内の1又はそれ以上の基地局間の第1のバンド幅割り当ての均衡点を調整するために、ネットワーク同調定数を使用してよい。均衡点は、基地局がリソースフェアとレートフェアとの間で集合的に到達する点であってよい。幾つかの実施形態において、ネットワーク同調定数は、2つの別々の定数を有してよい。第1のネットワーク同調定数は、無線ネットワーク内の全ての基地局に一様に適用される大域的定数であってよい。第2のネットワーク同調定数は、個々の、又は基地局のグループのデータスループットを微調整するために使用される局所的なネットワーク同調定数であってよい。
シナリオに依存して、ネットワーク同調定数は、サーバ(例えば、SONサーバ)によって提供されてよく、あるいは、それらは、基地局のサプライヤによって提供される一時的な所定のネットワーク同調定数であってよい。ネットワーク同調定数の源に関わらず、ネットワーク同調定数の値は、1又はそれ以上のデフォルト(例えば、起動時に使用される値)、ベースライン(例えば、WSPによって設定される標準値)、及び/又は(以下のステップ350で)調整されたネットワーク同調定数値を有してよい。デフォルトのネットワーク同調定数値は、夫々の基地局について同じであってよい。実際の値は、製造者及び/又はWSPによって決定されてよい。デフォルトのネットワーク同調定数値は、基地局がWSPのネットワークと通信することができる場合に、更新されてよい。ベースラインのネットワーク同調定数値は、WSPの標準的な無線サービスレベルを反映してよい。WSPは標準の無線サービスレベルを有してよく、一方、このレベルを達成するために使用されるネットワーク同調定数値は、状況(例えば、ユーザ数、基地局数、環境条件、等)に基づき時間にわたって無線ネットワーク間で変化してよい。調整されたネットワーク同調定数値は、1又はそれ以上の基地局についての1又はそれ以上のネットワーク同調定数に対する局所的又は大域的いずれかの調整を反映してよい。幾つかの場合において、調整されたネットワーク同調定数値は、ベースラインネットワーク同調定数値になってよい。
ステップ320で、サーバは、無線ネットワークのフェムト基地局から信号性能値を受け取ってよい。信号性能値は、基地局とエンドポイントとの間の無線通信の品質を示すことができる。幾つかの実施形態において、これは、データが無線接続のために使用されるリソースの量に基づきエンドポイントに到達する効率を含んでよい。信号性能値は、測定されるデータスループット、バンド幅使用、無線信号の強さに関する情報、無線信号において受信される干渉、又はネットワーク同調定数を決定するためにサーバによって使用される何らかの他の信号性能、あるいは、夫々のフェムト基地局が動作している効率を有してよい。信号性能値は、個々の基地局、又はサブネットサーバから受信されてよい。信号性能値は、周期的に、トリガイベント時に、又はサーバからの要求時に、受信されてよい。信号性能値は、第1の周波数バンド幅割り当てを用いる基地局に基づいてよい。これは、(例えば、ステップ330で)ネットワーク同調定数が調整される必要があるかどうかを決定するために、サーバによって使用されてよい。
決定ステップ330で、サーバは、ネットワーク同調定数が調整されるべきかどうかを決定する。ネットワーク同調定数を調整するとの決定は、様々な因子のいずれかに基づいてよい。例えば、幾つかの実施形態において、ネットワーク同調定数は、現在の無線ネットワーク性能が所定の閾値(例えば、WSPの標準サービスレベルに基づく。)を上回るか又は下回るかを決定するときに、調整されてよい。他の例として、ネットワーク同調定数は、無線ネットワーク内の1又はそれ以上の基地局の性能を調整するよう、無線サービスプロバイダ又はオペレータからの要求の受信に応答して調整されてよい。幾つかのシナリオにおいて、調整は、無線ネットワーク内の基地局のサブセット又は他の基地局のみに対して行われてよい。例えば、無線サービスプロバイダは、大きい会議又は他の特別のイベントがスケジューリングされることに応答して、特定の基地局のデータスループットに対する一時的な増大を要求してよい。そのような状況において、サーバは、コンベンションセンタ及び何らかの近隣事業によって所有される基地局のネットワーク同調定数をそれらのデータスループットを増大させるように調整する必要があると決定してよい。他の例として、無線サービスプロバイダは、無線接続のために2又はそれ以上の異なる分類のサービスを提供してよい。それらの異なる分類のサービスに関連する基地局は、異なる組のネットワーク同調定数を有してよい。ユーザがサービスレベルを変更するとき、サーバは、対応する基地局に関しネットワーク同調定数を調整してよい。
ステップ340で、サーバは、ネットワーク同調定数に対して行われる調整を決定する。幾つかの実施形態において、サーバは、どのネットワーク同調定数が調整されるべきかを決定し、このようにして決定されたネットワーク同調定数が調整されるべき範囲を決定し、そして、どの基地局に関しネットワーク同調定数が調整されるべきかを決定してよい。サーバが基地局のサブセットを調整している幾つかの実施形態において、サーバは、また、残りの基地局に対する影響を決定してよい。次いで、サーバは、全ての基地局を調整してよい。例えば、サーバが基地局のサブセットに関し局所的パラメータを決定した場合、次いで、サーバは、全ての基地局に関し大域的パラメータを再調整してよい。特定の実施形態において、サーバは、ネットワーク同調定数に関し大域的パラメータ及び局所的パラメータの両方を調整すべきかどうか、又は、単に、選択されたサブセットの基地局に関し局所的パラメータを決定すべきかどうかを決定してよい。
特定の実施形態において、基地局は、それらのリソース使用を決定するために以下の式を使用してよい:
Figure 2012147438
かかる実施形態において、大域的パラメータ(例えば、l)は、均衡点を無線リソースのリソースフェア割り当ての方へ調整するために0に向かって、及び均衡点を無線リソースのレートフェア割り当ての方へ調整するために1に向かって動かされてよい。更に、局所的パラメータ(例えば、r)は、対応する基地局のデータスループットを増大させるよう増大されてよい。幾つかのシナリオにおいて、サーバは、レートフェア又はリソースフェアのいずれの均衡点に向かって均衡点を調整すべきかどうかを決定してよい。この決定は、ネットワーク同調定数の1又はそれ以上を如何にして調整すべきかどうかを決定するのを助ける。例えば、サーバは、どの程度の調整が大域的パラメータに対してなされる必要があるのかを決定するために、現在の均衡点を所定の均衡点と比較してよい。他の例として、WSPは、そのマクロ基地局が、配備されているフェムト基地局から過度の干渉を受けていると判断した場合に、調整要求を生成してよい。サーバは、この要求を受け取って、配備されているフェムト基地局によって使用される無線リソースの量を減らすように局所的、大域的、又はそれら両方のネットワーク同調定数を調整してよい。
ステップ350で、サーバは、信号性能値に基づきネットワーク同調定数を調整する。信号性能値は、どの程度の調整がなされるべきかを決定する際に使用されてよい。信号性能値は、また、どの基地局に関しネットワーク同調定数が更新されるべきかを決定する際にも使用されてよい。例えば、特定の基地局がうまく機能していない場合に、サーバは、その基地局の性能を改善しようと該基地局に関し局所的パラメータを調整してよい。ステップ310で受信した信号性能値とともに、サーバは、また、どのようにネットワーク同調定数が調整されるべきかを示す何らかの他の情報も使用してよい。例えば、サーバは、来るイベントに関する情報を使用してよい。サーバがネットワーク同調定数に対する調整を決定し行うと、方法はステップ310に戻ってよく、更新されたネットワーク同調定数は基地局に与えられてよい。図3に表される方法のステップは、WSPが無線ネットワークを稼動している限りは、(周期的に、又はトリガイベント(新しいエンドポイントの検出等)の検出時に)繰り返されてよい。
図3において表される実施形態は、特定の順序において表されている特定の多数のステップを含むが、当然のことながら、他の実施形態はより多くの、より少ない、又は異なるステップを有してよく、ステップは並べ替えられても、又は同時に行われてもよい。例えば、幾つかの実施形態において、サーバは、最初に、ネットワーク同調定数が調整される必要がないと決定してよいが、次いで、サーバが更なる信号情報を受信する前に1又はそれ以上のネットワーク同調定数を変更する要求を受け取ってよい。言い換えると、決定ステップ330からの否定に係る枝分かれは、ステップ320ではなく、決定ステップ330にループバックしてよい。
本開示が記載及び図示する実施形態は例であり、それらは本開示の適用範囲を限定しない。本開示は、当業者が理解する本開示における全ての実施例に対する全ての変更、置換、変形、代替及び改良を包含する。
変更、付加、又は省略は、本開示の適用範囲から外れることなしに、ここで開示されるシステム及び装置に対してなされてよい。システム及び装置の構成要素は、一体化されても、又は分離されてもよい。更に、システム及び装置の動作は、より多い、より少ない、又は他の構成要素によって行われてよい。加えて、システム及び装置の動作は、持続性の、実体的に記憶されるソフトウェア、ハードウェア、及び/又は他のエンコードされたロジックを含む何らかの適切なロジックを用いて実行されてよい。本開示において使用されるように、「夫々(each)」は、組の各部、又は組のサブセットの各部に言及する。
変更、付加、又は省略は、本開示の適用範囲から外れることなしに、ここで開示される方法に対してなされてよい。方法は、より多い、より少ない、又は他のステップを含んでよい。加えて、ステップは、如何なる適切な順序においても実行されてよい。
ここで開示されるシステム及び装置の構成要素は、インターフェース、ロジック、メモリ、及び/又は他の適切な要素を含んでよい。インターフェースは入力を受信し、出力を送信し、入力及び/又は出力を処理し、且つ/あるいは、他の適切な動作を実行する。インターフェースは、ハードウェア及び/又はソフトウェアを有してよい。
ロジックは、例えば、入力から出力を生成するよう命令を実行する等の構成要素の動作を実行してよい。ロジックは、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又は他のロジックを含んでよい。ロジックは、1又はそれ以上の持続性の且つ有形な媒体においてエンコードされてよく、コンピュータ又はプロセッサによって実行される場合に動作を実行してよい。プロセッサ等の特定のロジックは、構成要素の動作を管理してよい。プロセッサの例には、1又はそれ以上のコンピュータ、1又はそれ以上のマイクロプロセッサ、1又はそれ以上のアプリケーション、及び/又は他のロジックがある。
特定の実施形態において、実施形態の動作は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、コンピュータ実行可能な命令、及び/又はコンピュータによって実行され得る命令によりエンコードされている1又はそれ以上の有形な且つ持続性のコンピュータ可読媒体によって実行されてよい。特定の実施形態において、実施形態の動作は、コンピュータプログラムを記憶し、該コンピュータプログラムにより具現され、及び/又は該コンピュータプログラムによりエンコードされ、且つ/あるいは、記憶された及び/又はエンコードされたコンピュータプログラムを有する1又はそれ以上のコンピュータ可読媒体によって実行されてよい。
本開示は特定の実施形態に関して記載されてきたが、実施形態の代替及び置換は当業者には明らかである。従って、実施形態の上記説明は本開示を制限しない。他の変更、値間及び代替は、添付の特許請求の範囲によって定義される技術的範囲を逸脱しない範囲で可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
無線ネットワークの1又はそれ以上の基地局と関連づけられ、該1又はそれ以上の基地局の間の第1のバンド幅割り当ての均衡点を調整するよう設定される複数のネットワーク同調定数であって、前記1又はそれ以上の基地局の夫々に共通する値を有する大域的ネットワーク同調定数である少なくとも1つの第1のネットワーク同調定数と、記1又はそれ以上の基地局のうち少なくとも2つの間で異なる局所的ネットワーク同調定数である少なくとも1つの第2のネットワーク同調定数とを有する前記複数のネットワーク同調情報を定め、
前記無線ネットワークにおいて前記1又はそれ以上の基地局の夫々から1又はそれ以上の信号性能値を受け取り、
前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があるかどうかを決定し、
前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があると決定すると、少なくとも部分的に前記1又はそれ以上の信号性能値に基づき前記複数のネットワーク同調定数を調整する、
方法。
(付記2)
調整された前記複数のネットワーク同調定数を前記無線ネットワークの前記1又はそれ以上の基地局に与える、付記1に記載の方法。
(付記3)
前記複数のネットワーク同調定数の調整は、前記均衡点をレートフェア均衡点へと動かすよう前記複数のネットワーク同調定数を調整することを含む、
付記1に記載の方法。
(付記4)
前記複数のネットワーク同調定数の調整は、前記均衡点をリソースフェア均衡点へと動かすよう前記複数のネットワーク同調定数を調整することを含む、
付記1に記載の方法。
(付記5)
更に、前記1又はそれ以上の基地局のサブセットの複数のネットワーク同調定数を調整する要求を受け取り、
前記複数のネットワーク同調定数の調整は、更に、前記1又はそれ以上の基地局のサブセットの複数のネットワーク同調定数を調整する前記要求に基づく、
付記1に記載の方法。
(付記6)
更に、前記1又はそれ以上の基地局の間の前記第1のバンド幅割り当ての均衡点を調整する要求を受け取る、
付記1に記載の方法。
(付記7)
更に、前記第1のバンド幅割り当ての均衡点を所定の均衡点と比較し、
前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があるかどうかの決定は、更に、前記第1のバンド幅割り当ての均衡点と前記所定の均衡点との比較に基づく、
付記1に記載の方法。
(付記8)
インターフェース及び該インターフェースに結合されるプロセッサを有するシステムであって、
前記インターフェースは、
無線ネットワークの1又はそれ以上の基地局と関連づけられ、該1又はそれ以上の基地局の間の第1のバンド幅割り当ての均衡点を調整するよう設定される複数のネットワーク同調定数であって、前記1又はそれ以上の基地局の夫々に共通する値を有する大域的ネットワーク同調定数である少なくとも1つの第1のネットワーク同調定数と、記1又はそれ以上の基地局のうち少なくとも2つの間で異なる局所的ネットワーク同調定数である少なくとも1つの第2のネットワーク同調定数とを有する前記複数のネットワーク同調情報を定め、
前記無線ネットワークにおいて前記1又はそれ以上の基地局の夫々から1又はそれ以上の信号性能値を受け取る
よう構成され、
前記プロセッサは、
前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があるかどうかを決定し、
前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があると決定すると、少なくとも部分的に前記1又はそれ以上の信号性能値に基づき前記複数のネットワーク同調定数を調整する
よう構成される、
システム。
(付記9)
前記インターフェースは、更に、調整された前記複数のネットワーク同調定数を前記無線ネットワークの前記1又はそれ以上の基地局に与えるよう構成される、
付記8に記載のシステム。
(付記10)
前記複数のネットワーク同調定数を調整するよう構成される前記プロセッサは、更に、前記均衡点をレートフェア均衡点へと動かすように前記複数のネットワーク同調定数を調整するよう構成される、
付記8に記載のシステム。
(付記11)
前記複数のネットワーク同調定数を調整するよう構成される前記プロセッサは、前記均衡点をリソースフェア均衡点へと動かすように前記複数のネットワーク同調定数を調整するよう構成される、
付記8に記載のシステム。
(付記12)
前記インターフェースは、更に、前記1又はそれ以上の基地局のサブセットの複数のネットワーク同調定数を調整する要求を受け取るよう構成され、
前記プロセッサは、更に、前記1又はそれ以上の基地局のサブセットの複数のネットワーク同調定数を調整する前記要求に基づき前記複数のネットワーク同調定数を調整するよう構成される、
付記8に記載のシステム。
(付記13)
前記インターフェースは、更に、前記1又はそれ以上の基地局の間の前記第1のバンド幅割り当ての均衡点を調整する要求を受け取るよう構成される、
付記8に記載のシステム。
(付記14)
前記プロセッサは、更に、前記第1のバンド幅割り当ての均衡点を所定の均衡点と比較するよう構成され、
前記プロセッサは、前記第1のバンド幅割り当ての均衡点と前記所定の均衡点との比較に基づき、前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があるかどうかを決定するよう構成される、
付記8に記載のシステム。
(付記15)
有形な持続性のコンピュータ可読媒体において具体化されるロジックであって、
実行される場合に、
無線ネットワークの1又はそれ以上の基地局と関連づけられ、該1又はそれ以上の基地局の間の第1のバンド幅割り当ての均衡点を調整するよう設定される複数のネットワーク同調定数であって、前記1又はそれ以上の基地局の夫々に共通する値を有する大域的ネットワーク同調定数である少なくとも1つの第1のネットワーク同調定数と、記1又はそれ以上の基地局のうち少なくとも2つの間で異なる局所的ネットワーク同調定数である少なくとも1つの第2のネットワーク同調定数とを有する前記複数のネットワーク同調情報を定め、
前記無線ネットワークにおいて前記1又はそれ以上の基地局の夫々から1又はそれ以上の信号性能値を受け取り、
前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があるかどうかを決定し、
前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があると決定すると、少なくとも部分的に前記1又はそれ以上の信号性能値に基づき前記複数のネットワーク同調定数を調整する
よう構成されるロジック。
(付記16)
更に、調整された前記複数のネットワーク同調定数を前記無線ネットワークの前記1又はそれ以上の基地局に与えるよう構成される付記15に記載のロジック。
(付記17)
前記複数のネットワーク同調定数を調整するよう構成される付記15に記載のロジックは、更に、前記均衡点をレートフェア均衡点へと動かすよう前記複数のネットワーク同調定数を調整するよう構成される、
ロジック。
(付記18)
前記複数のネットワーク同調定数を調整するよう構成される付記15に記載のロジックは、更に、前記均衡点をリソースフェア均衡点へと動かすよう前記複数のネットワーク同調定数を調整するよう構成される、
ロジック。
(付記19)
更に、
前記1又はそれ以上の基地局のサブセットの複数のネットワーク同調定数を調整する要求を受け取り、
前記1又はそれ以上の基地局のサブセットの複数のネットワーク同調定数を調整する前記要求に基づき、前記複数のネットワーク同調定数を調整する
よう構成される、付記15に記載のロジック。
(付記20)
更に、前記1又はそれ以上の基地局の間の前記第1のバンド幅割り当ての均衡点を調整する要求を受け取るよう構成される、
付記15に記載のロジック。
(付記21)
更に、
前記第1のバンド幅割り当ての均衡点を所定の均衡点と比較し、
前記第1のバンド幅割り当ての均衡点と前記所定の均衡点との比較に基づき、前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があるかどうかを決定する
よう構成される、付記15に記載のロジック。
100 通信システム
104,136,140 フェムト基地局
108,156 プロセッサ
112,160 メモリ
114,164 ストレージ
120,172 通信インターフェース
122 無線機
124,128 エンドポイント
126 アンテナ
130,134 無線接続
132 インターネットサービスプロバイダネットワーク
144 マクロ基地局
148 無線サービスプロバイダネットワーク
152,204 サーバ
208,212,216,262,266,270,278,282 ノード
254 中央サーバ
258,274 サブネットサーバ
データスループット
周波数バンド幅

Claims (7)

  1. 無線ネットワークの1又はそれ以上の基地局と関連づけられ、該1又はそれ以上の基地局の間の第1のバンド幅割り当ての均衡点を調整するよう設定される複数のネットワーク同調定数であって、前記1又はそれ以上の基地局の夫々に共通する値を有する大域的ネットワーク同調定数である少なくとも1つの第1のネットワーク同調定数と、記1又はそれ以上の基地局のうち少なくとも2つの間で異なる局所的ネットワーク同調定数である少なくとも1つの第2のネットワーク同調定数とを有する前記複数のネットワーク同調情報を定め、
    前記無線ネットワークにおいて前記1又はそれ以上の基地局の夫々から1又はそれ以上の信号性能値を受け取り、
    前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があるかどうかを決定し、
    前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があると決定すると、少なくとも部分的に前記1又はそれ以上の信号性能値に基づき前記複数のネットワーク同調定数を調整する、
    方法。
  2. 調整された前記複数のネットワーク同調定数を前記無線ネットワークの前記1又はそれ以上の基地局に与える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数のネットワーク同調定数の調整は、前記均衡点をレートフェア均衡点へと動かすよう前記複数のネットワーク同調定数を調整することを含む、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記複数のネットワーク同調定数の調整は、前記均衡点をリソースフェア均衡点へと動かすよう前記複数のネットワーク同調定数を調整することを含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. 更に、前記第1のバンド幅割り当ての均衡点を所定の均衡点と比較し、
    前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があるかどうかの決定は、更に、前記第1のバンド幅割り当ての均衡点と前記所定の均衡点との比較に基づく、
    請求項1に記載の方法。
  6. インターフェース及び該インターフェースに結合されるプロセッサを有するシステムであって、
    前記インターフェースは、
    無線ネットワークの1又はそれ以上の基地局と関連づけられ、該1又はそれ以上の基地局の間の第1のバンド幅割り当ての均衡点を調整するよう設定される複数のネットワーク同調定数であって、前記1又はそれ以上の基地局の夫々に共通する値を有する大域的ネットワーク同調定数である少なくとも1つの第1のネットワーク同調定数と、記1又はそれ以上の基地局のうち少なくとも2つの間で異なる局所的ネットワーク同調定数である少なくとも1つの第2のネットワーク同調定数とを有する前記複数のネットワーク同調情報を定め、
    前記無線ネットワークにおいて前記1又はそれ以上の基地局の夫々から1又はそれ以上の信号性能値を受け取る
    よう構成され、
    前記プロセッサは、
    前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があるかどうかを決定し、
    前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があると決定すると、少なくとも部分的に前記1又はそれ以上の信号性能値に基づき前記複数のネットワーク同調定数を調整する
    よう構成される、
    システム。
  7. 有形な持続性のコンピュータ可読媒体において具体化されるロジックであって、
    実行される場合に、
    無線ネットワークの1又はそれ以上の基地局と関連づけられ、該1又はそれ以上の基地局の間の第1のバンド幅割り当ての均衡点を調整するよう設定される複数のネットワーク同調定数であって、前記1又はそれ以上の基地局の夫々に共通する値を有する大域的ネットワーク同調定数である少なくとも1つの第1のネットワーク同調定数と、記1又はそれ以上の基地局のうち少なくとも2つの間で異なる局所的ネットワーク同調定数である少なくとも1つの第2のネットワーク同調定数とを有する前記複数のネットワーク同調情報を定め、
    前記無線ネットワークにおいて前記1又はそれ以上の基地局の夫々から1又はそれ以上の信号性能値を受け取り、
    前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があるかどうかを決定し、
    前記複数のネットワーク同調定数のうち少なくとも1つは調整される必要があると決定すると、少なくとも部分的に前記1又はそれ以上の信号性能値に基づき前記複数のネットワーク同調定数を調整する
    よう構成されるロジック。
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