JP2012147205A - Discrete sine transform circuit, inverse discrete sine transform circuit, combination-use circuit, encoding device, decoding device, and program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、離散サイン変換回路、逆離散サイン変換回路、併用回路、符号化装置、復号装置及びプログラムに関し、特に、離散コサイン変換を利用して離散サイン変換を行い、逆離散コサイン変換を利用して逆離散サイン変換を行う技術に関する。 The present invention relates to a discrete sine transform circuit, an inverse discrete sine transform circuit, a combinational circuit, an encoding device, a decoding device, and a program, and in particular, performs discrete sine transform using discrete cosine transform and uses inverse discrete cosine transform. The present invention relates to a technique for performing inverse discrete sine transform.
従来、映像または音声の符号化分野において、離散コサイン変換(Discrete Cosine Transform:以下、DCTという。)による処理が広く用いられている。例えば、三角関数の周期性を利用したバタフライ演算等によるDCTの高速アルゴリズムは、低消費電力の回路実現技術等の多くの分野で利用されている(非特許文献1を参照)。離散サイン変換(Discrete Sine Transform:以下、DSTという。)もDCTと同じ性質を有しており、同様に、三角関数の周期性を利用して高速演算が可能である。 Conventionally, in the field of video or audio coding, processing by discrete cosine transform (hereinafter referred to as DCT) has been widely used. For example, a high-speed DCT algorithm based on butterfly computation using the periodicity of trigonometric functions is used in many fields such as low power consumption circuit implementation technology (see Non-Patent Document 1). Discrete sine transform (hereinafter referred to as DST) also has the same properties as DCT, and similarly, high-speed computation is possible using the periodicity of trigonometric functions.
DSTは、その利用分野が極めて少ないため、DSTを行う高速処理装置の開発はあまり行われていなかった。しかし、近年の符号化技術の高度化によって、その利用分野が広がり、DSTの需要は高まりつつある。一方で、DCTの適用範囲は、DSTの適用範囲よりも広いのが現状である。そこで、DCT及びDSTを併用するためには、DCT回路にDST回路を新たに追加することが想定される。しかし、この併用装置では、DCT回路及びDST回路をそれぞれ備える必要があり、コストが高くなると共に消費電力が大きくなるから好ましくない。 Since DST has very few fields of use, development of high-speed processing apparatuses that perform DST has not been carried out much. However, with the recent advancement of coding technology, the field of use has expanded, and the demand for DST is increasing. On the other hand, the DCT application range is currently wider than the DST application range. Therefore, in order to use DCT and DST together, it is assumed that a DST circuit is newly added to the DCT circuit. However, this combined device is not preferable because it is necessary to provide a DCT circuit and a DST circuit, respectively, which increases the cost and power consumption.
図9は、従来の、DCT及びDSTを併用する符号化装置の構成を示すブロック図である。この符号化装置100は、前処理部101、減算部102、DCT部103、DST部104、切り替え部105、量子化部106、エントロピー符号化部107、逆量子化部108、切り替え部109、IDCT部110、IDST部111、加算部112、フレームメモリ113及び信号予測部114を備えている。α1及びβ1については後述する。
FIG. 9 is a block diagram showing a configuration of a conventional encoding apparatus using both DCT and DST. The encoding apparatus 100 includes a
前処理部101は、符号化対象となる信号を入力し、この入力信号に対し、符号化のために必要な所定の前処理を行う。前処理については既知であるから、ここでは説明を省略する。減算部102は、前処理部101から前処理後の信号を入力すると共に、後述する信号予測部114から予測信号を入力し、前処理後の信号から予測信号を減算する。
The preprocessing
DCT部103は、減算部102から減算結果の信号を入力し、DCTを行う。また、DST部104は、減算部102から減算結果の信号を入力し、DSTを行う。切り替え部105は、DCT部103によりDCTされた信号(DCT信号)、またはDST部104によりDSTされた信号(DST信号)を入力し、いずれかの信号の切り替えを行う。
The
量子化部106は、切り替え部105からDCT信号またはDST信号を入力し、量子化を行う。エントロピー符号化部107は、量子化部106から量子化した信号を入力し、エントロピー符号化し、符号化信号として出力する。逆量子化部108は、量子化部106から量子化した信号を入力し、逆量子化を行い、逆量子化した信号を切り替え部109に出力する。エントロピー符号化、量子化及び逆量子化の処理については既知であるから、ここでは説明を省略する。
The
切り替え部109は、逆量子化部108から逆量子化された信号を入力し、この信号を、IDCT部110またはIDST部111のいずれかへ出力するための切り替えを行う。この場合、切り替え部109は、切り替え部105と同じ切り替えを行う。つまり、切り替え部105がDCT部103からの信号を出力するための切り替えを行った場合、切り替え部109は、入力した信号をIDCT部110に出力するための切り替えを行う。一方、切り替え部105がDST部104からの信号を出力するための切り替えを行った場合、切り替え部109は、入力した信号をIDST部111に出力するための切り替えを行う。
The
IDCT部110は、切り替え部109から信号を入力し、IDCTを行ってIDCT信号を加算部112に出力する。また、IDST部111は、切り替え部109から信号を入力し、IDSTを行ってIDST信号を加算部112に出力する。加算部112は、IDCT部110からのIDCT信号、またはIDST部111からのIDST信号を入力すると共に、後述する信号予測部114から予測信号を入力し、両信号を加算する。
IDCT
フレームメモリ113は、加算部112から加算結果の信号を入力し、復号信号として記憶する。フレームメモリ113に記憶された復号信号は、後述する信号予測部114により、予測信号を生成する際の参照信号として読み出される。
The
信号予測部114は、フレームメモリ113から参照信号を読み出し、参照信号に基づいて、所定の予測方式により予測信号を生成し、減算部102及び加算部112に出力する。予測信号を生成する方式については既知であるから、ここでは説明を省略する。尚、信号予測部114の処理に用いる予測方式は、例えばH.264で用いられるイントラ予測、動き補償予測等であってもよい。
The
このように、図9に示した符号化装置100は、DCT部103、及びこのDCT部103とほぼ同規模のDST部104を備えており、また、IDCT部110、及びこのIDCT部110とほぼ同規模のIDST部111を備えている。したがって、類似する同規模の回路が2つずつ存在するから、全体として回路規模が増大し、コストが高くなると共に消費電力が大きくなってしまう。
As described above, the coding apparatus 100 shown in FIG. 9 includes the
図10は、従来の、逆離散コサイン変換(Inverse Discrete Cosine Transform:以下、IDCTという。)及び逆離散サイン変換(Inverse Discrete Sine Transform:以下、IDSTという。)を併用する復号装置の構成を示すブロック図である。この復号装置200は、エントロピー復号部201、逆量子化部202、切り替え部203、IDCT部204、IDST部205、加算部206、後処理部207、フレームメモリ208及び信号予測部209を備えている。γ1については後述する。
FIG. 10 is a block diagram showing a configuration of a conventional decoding apparatus using an inverse discrete cosine transform (hereinafter referred to as IDCT) and an inverse discrete sine transform (hereinafter referred to as IDST) together. FIG. The decoding apparatus 200 includes an
エントロピー復号部201は、図9に示した符号化装置100により出力された符号化信号を入力し、図9に示したエントロピー符号化部107のエントロピー符号化に対応するエントロピー復号を行う。エントロピー復号の処理については既知であるから、ここでは説明を省略する。逆量子化部202は、エントロピー復号部201によりエントロピー復号された信号を入力し、図9に示した逆量子化部108と同様に、逆量子化を行い、逆量子化した信号を切り替え部203に出力する。
The
切り替え部203は、逆量子化部202から逆量子化された信号を入力し、この信号を、IDCT部204またはIDST部205のいずれかへ出力するための切り替えを行う。
The
IDCT部204は、切り替え部203から信号を入力し、IDCTを行ってIDCT信号を加算部206に出力する。また、IDST部205は、切り替え部203から信号を入力し、IDSTを行ってIDST信号を加算部206に出力する。加算部206は、IDCT部204からのIDCT信号、またはIDST部205からのIDST信号を入力すると共に、後述する信号予測部209から予測信号を入力し、両信号を加算する。
The
後処理部207は、加算部206から加算結果の信号である復号信号を入力し、この復号信号に対し、図9に示した前処理部101の前処理に対応する所定の後処理を行い、出力信号として出力する。後処理については既知であるから、ここでは説明を省略する。
The
フレームメモリ208は、加算部206から加算結果の信号を入力し、復号信号として記憶する。フレームメモリ208に記憶された復号信号は、後述する信号予測部209により、予測信号を生成する際の参照信号として読み出される。
The
信号予測部209は、フレームメモリ208から参照信号を読み出し、参照信号に基づいて、所定の予測方式により予測信号を生成し、加算部206に出力する。
The
このように、図10に示した復号装置200は、IDCT部204、及びこのIDCT部204とほぼ同規模のIDST部205を備えている。したがって、類似する同規模の回路が2つ存在するから、全体として回路規模が増大し、コストが高くなると共に消費電力が大きくなってしまう。
As described above, the decoding device 200 illustrated in FIG. 10 includes an
このように、DCT及びDSTを併用する装置、並びにIDCT及びIDSTを併用する装置では、独立した変換回路をそれぞれ備える必要があるから、コストが高くなり消費電力が大きくなるという問題があった。そこで、広く普及している既存のDCT回路の一部を共有し、わずかな機能及び回路を追加することによって、DSTを実現することが望ましい。IDSTを実現する場合も同様である。 As described above, a device using both DCT and DST and a device using IDCT and IDST both need to be provided with independent conversion circuits, so that there is a problem that the cost increases and the power consumption increases. Therefore, it is desirable to realize DST by sharing a part of existing DCT circuits that are widely spread and adding a few functions and circuits. The same applies to the implementation of IDST.
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、広く普及している既存のDCT回路またはIDCT回路を利用することによりDSTまたはIDSTをそれぞれ実現し、コスト及び消費電力を抑えることが可能なDST回路、IDST回路、併用回路、符号化装置、復号装置及びプログラムを提供することにある。 Accordingly, the present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and the object thereof is to realize DST or IDST by using a widely used existing DCT circuit or IDCT circuit, respectively, thereby reducing cost and consumption. An object is to provide a DST circuit, an IDST circuit, a combined circuit, an encoding device, a decoding device, and a program capable of suppressing power.
前記目的を達成するために、本発明による請求項1の離散サイン変換回路は、入力信号を離散サイン変換する離散サイン変換回路において、信号の一部の符号を反転させる反転素子を有し、前記反転素子により符号が反転した信号及び符号が反転していない他の信号を出力する前処理部と、離散コサイン変換を行う離散コサイン変換回路と、を備え、前記前処理部が、前記入力信号の一部の符号を反転させ、前記符号が反転した信号及び符号が反転していない他の入力信号を離散サイン用の信号として出力し、前記離散コサイン変換回路は、前記前処理部により出力された離散サイン用の信号を離散コサイン変換する、ことを特徴とする。
To achieve the above object, the discrete sine transform circuit according to
また、本発明による請求項2の併用回路は、請求項1に記載された離散サイン変換回路を有し、信号を切り替えることにより、離散コサイン変換または離散サイン変換を行う併用回路であって、前記前処理部及び離散コサイン変換回路に加え、切り替え回路を備え、前記切り替え回路が、前記前処理部により出力された離散サイン用の信号を入力すると共に、前記入力信号を離散コサイン用の信号として入力し、前記入力した2つの信号のいずれかに切り替えて出力し、前記離散コサイン変換回路が、前記切り替え回路により出力された信号を離散コサイン変換する、ことを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, there is provided a combinational circuit including the discrete sine transformation circuit according to the first aspect, wherein the combinational circuit performs discrete cosine transformation or discrete sine transformation by switching signals, In addition to the preprocessing unit and the discrete cosine transform circuit, a switching circuit is provided, and the switching circuit inputs the discrete sine signal output by the preprocessing unit and inputs the input signal as a discrete cosine signal. Then, one of the two input signals is switched and output, and the discrete cosine transform circuit performs discrete cosine transform on the signal output by the switching circuit.
また、本発明による請求項3の逆離散サイン変換回路は、入力信号を逆離散サイン変換する逆離散サイン変換回路において、前記入力信号を逆離散コサイン変換する逆離散コサイン変換回路と、前記逆離散コサイン変換回路により変換された信号の一部の符号を反転させる反転素子を有し、前記反転素子により符号が反転した信号及び符号が反転していない他の信号を出力する後処理部と、を備えたことを特徴とする。 The inverse discrete sine transform circuit according to claim 3 of the present invention is an inverse discrete sine transform circuit for performing an inverse discrete sine transform on an input signal, and an inverse discrete cosine transform circuit for performing an inverse discrete cosine transform on the input signal; A post-processing unit that has an inverting element that inverts the sign of a part of the signal converted by the cosine conversion circuit, and that outputs a signal whose sign is inverted by the inverting element and another signal whose sign is not inverted, It is characterized by having.
また、本発明による請求項4の併用回路は、請求項3に記載された逆離散サイン変換回路を有し、信号を切り替えることにより、逆離散コサイン変換または逆離散サイン変換を行う併用回路であって、前記逆離散コサイン変換回路及び後処理部に加え、切り替え回路を備え、前記切り替え回路が、前記逆離散コサイン変換回路により変換された信号を切り替え、逆離散コサイン変換後の信号として、または逆離散サイン用の信号として出力し、前記後処理部が、前記切り替え回路により出力された逆離散サイン用の信号について一部の符号を反転させ、前記符号が反転した信号及び符号が反転していない他の逆離散サイン用の信号を、逆離散サイン変換後の信号として出力する、ことを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a combinational circuit including the inverse discrete sine transform circuit according to the third aspect and performing an inverse discrete cosine transform or an inverse discrete sine transform by switching signals. In addition to the inverse discrete cosine transform circuit and the post-processing unit, a switching circuit is provided, and the switching circuit switches the signal transformed by the inverse discrete cosine transform circuit, as a signal after inverse discrete cosine transform, or inversely Output as a signal for discrete sine, and the post-processing unit inverts a part of the sign of the signal for inverse discrete sine output by the switching circuit, and the signal with the inverted sign and the sign is not inverted Another inverse discrete sine signal is output as a signal after inverse discrete sine transform.
また、本発明による請求項5の符号化装置は、請求項2の併用回路及び請求項4の併用回路を備え、入力信号を符号化して符号化信号を出力する符号化装置であって、前記入力信号及び予測信号に基づいて生成された符号化対象の信号を入力し、離散サイン変換後の信号または離散コサイン変換後の信号を出力する請求項2の併用回路と、前記離散サイン変換後の信号または離散コサイン変換後の信号を量子化する量子化部と、前記量子化後の信号を逆量子化する逆量子化部と、前記逆量子化後の信号を入力し、逆離散サイン変換後の信号または逆離散コサイン変換後の信号を出力する請求項4の併用回路と、前記逆離散サイン変換後の信号または逆離散コサイン変換後の信号に基づいて前記予測信号を生成する信号予測部と、を備え、前記量子化後の信号に基づいて、符号化信号を生成して出力する、ことを特徴とする。 An encoding apparatus according to claim 5 of the present invention comprises the combinational circuit according to claim 2 and the combinational circuit according to claim 4, wherein the encoding apparatus encodes an input signal and outputs an encoded signal. 3. The combinational circuit according to claim 2, wherein a signal to be encoded generated based on an input signal and a prediction signal is input, and a signal after discrete sine transform or a signal after discrete cosine transform is output; A quantization unit that quantizes a signal or a signal after discrete cosine transform, an inverse quantization unit that inversely quantizes the quantized signal, and an input of the inverse quantized signal, and after inverse discrete sine transform And a signal predicting unit that generates the prediction signal based on the signal after the inverse discrete sine transform or the signal after the inverse discrete cosine transform; Comprising the above Based on the signal after coca, and generates and outputs an encoded signal, characterized in that.
また、本発明による請求項6の復号装置は、請求項4の併用回路を備え、入力した符号化信号を復号して復号信号を出力する復号装置であって、前記符号化信号を逆量子化する逆量子化部と、前記逆量子化後の信号を入力し、逆離散サイン変換後の信号または逆離散コサイン変換後の信号を出力する請求項4の併用回路と、前記逆離散サイン変換後の信号または逆離散コサイン変換後の信号に基づいて予測信号を生成する信号予測部と、を備え、前記逆離散サイン変換後の信号または逆離散コサイン変換後の信号及び前記予測信号に基づいて、復号信号を生成して出力する、ことを特徴とする。 According to a sixth aspect of the present invention, there is provided a decoding apparatus comprising the combinational circuit according to the fourth aspect, wherein the decoding apparatus decodes an input encoded signal and outputs a decoded signal, wherein the encoded signal is inversely quantized. And a combinational circuit according to claim 4 that inputs the signal after inverse quantization and outputs a signal after inverse discrete sine transform or a signal after inverse discrete cosine transform, and after the inverse discrete sine transform A signal prediction unit that generates a prediction signal based on the signal or the signal after the inverse discrete cosine transform, and based on the signal after the inverse discrete sine transform or the signal after the inverse discrete cosine transform and the prediction signal, A decoded signal is generated and output.
また、本発明による請求項7のプログラムは、コンピュータを、請求項1に記載の離散サイン変換回路、請求項3に記載の逆離散サイン変換回路、請求項2または4に記載の併用回路、請求項5に記載の符号化装置、または請求項6に記載の復号装置として機能させることを特徴とする。 According to a seventh aspect of the present invention, there is provided a computer program comprising: a computer; a discrete sine transform circuit according to the first aspect; an inverse discrete sine transform circuit according to the third aspect; a combined circuit according to the second or fourth aspect; The coding apparatus according to Item 5 or the decoding apparatus according to Claim 6 is made to function.
以上のように、本発明によれば、DCT回路を利用してDSTを実現し、IDCT回路を利用してIDSTを実現するようにした。これにより、同一の回路を共有することができ、回路数を少なくすることができるから、全体としてコスト及び消費電力を抑えることが可能となる。 As described above, according to the present invention, DST is realized using a DCT circuit, and IDST is realized using an IDCT circuit. As a result, the same circuit can be shared and the number of circuits can be reduced, so that the cost and power consumption can be suppressed as a whole.
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。
〔DCTの演算式及びDSTの演算式〕
まず、本発明の実施形態の基本原理となるDCTの演算式とDSTの演算式との間の関係について説明する。DCT及びDSTは、三角関数を変換核とするフーリエ変換から派生した方式の1つである。サイン関数及びコサイン関数は、互いに直交する周期関数であり、この性質を利用することにより、以下に示すように、DCTの演算式からDSTの演算式を導出することができる。
Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[DCT and DST equations]
First, the relationship between the DCT arithmetic expression and the DST arithmetic expression, which is the basic principle of the embodiment of the present invention, will be described. DCT and DST are one of the methods derived from Fourier transform using trigonometric functions as transform kernels. A sine function and a cosine function are periodic functions that are orthogonal to each other, and by using this property, a DST arithmetic expression can be derived from a DCT arithmetic expression as shown below.
1次元N点DST式にて表されるu次のDST係数G(u)は、以下の式で表される。
ここで、次数の範囲を0からN−1とするために、uをN−uに置き換えて変形すると以下の式となる。
前記式(3)から、u次のDST係数G(N−u)は、1ステップ毎に符号反転した信号を入力信号とすると、DCTの演算式の成分が含まれることがわかる。1次元N点DCT式にて表されるu次のDCT係数G(N−u)は以下の式で表されるからである。
同様に、1次元N点IDST式にて表されるu次のIDST係数g(x)も、以下の式で表される。
このように、DCTの演算式からDSTの演算式を導出することができ、同様に、IDCTの演算式からIDSTの演算式を導出することができる。本発明では、前述のDCTの演算式とDSTの演算式との間の関係、及びIDCTの演算式及びIDSTの演算式との間の関係を基本原理として、DCT回路を利用したDSTを実現し、IDCT回路を利用したIDSTを実現する。 In this manner, the DST arithmetic expression can be derived from the DCT arithmetic expression, and similarly, the IDST arithmetic expression can be derived from the IDCT arithmetic expression. In the present invention, DST using a DCT circuit is realized based on the relationship between the above-described DCT arithmetic expression and the DST arithmetic expression and the relation between the IDCT arithmetic expression and the IDST arithmetic expression. IDST using an IDCT circuit is realized.
〔DST回路〕
まず、DCT回路を用いたDST回路について説明する。図1(1)は、本発明の実施形態による4ポイント用のDST回路の構成を示すブロック図である。このDST回路1−1は、反転素子10−1,10−2、DCT回路11及び入れ替え回路12を備えている。DST回路1−1は、変換対象の信号を4ステップ(ポイント)毎に並列化して入力し、DCT回路11を用いることにより、DSTを実現し、DST係数として出力する。前記式(1)〜(3)を参照して、DST回路1−1の入力信号をg(x)、x=0,1,2,3とし、出力信号であるDST係数をG(u)、u=0,1,2,3とする。
[DST circuit]
First, a DST circuit using a DCT circuit will be described. FIG. 1A is a block diagram showing a configuration of a 4-point DST circuit according to an embodiment of the present invention. The DST circuit 1-1 includes inverting elements 10-1 and 10-2, a
反転素子10−1は、入力信号g(x)のうちのg(1)を入力し、符号を反転させる。反転素子10−2は、入力信号g(x)のうちのg(3)を入力し、符号を反転させる。 The inverting element 10-1 receives g (1) of the input signal g (x) and inverts the sign. The inverting element 10-2 receives g (3) of the input signal g (x) and inverts the sign.
DCT回路11は、入力信号g(x)のうちの1番目の入力信号g(0)を入力すると共に、反転素子10−1から符号反転した2番目の入力信号g(1)を入力する。また、DCT回路11は、3番目の入力信号g(2)を入力すると共に、反転素子10−2から符号反転した4番目の入力信号g(3)を入力する。そして、DCT回路11は、入力した4ポイント毎に、前記式(4)に示したDCTの演算式によりDCTを行う。DCT回路11は、DST係数G(3),G(2),G(1),G(0)を出力する。
The
入れ替え回路12は、DCT回路11から4ポイント毎のDST係数G(u)を入力し、4ポイント毎の順番を入れ替える。入れ替え回路12は、入れ替えにより、1番目の出力信号としてDST係数G(0)を、2番目の出力信号としてDST係数G(1)を、3番目の出力信号としてDST係数G(2)を、4番目の出力信号としてDST数G(3)を出力する。
The
これにより、DST回路1−1は、入力信号g(0)〜g(3)に対し、出力信号としてDST係数G(0)〜G(3)を出力する。 Thereby, the DST circuit 1-1 outputs DST coefficients G (0) to G (3) as output signals for the input signals g (0) to g (3).
尚、図1(1)では、入れ替え回路12によって4ポイント毎のDST係数G(u)の順番を入れ替え、DST回路1−1が、低次から高次のDST係数G(u)を4ポイント毎の昇順に出力するようにしたが、入れ替え回路12による入れ替えを行うことなく、DCT回路11により出力される高次から低次のDST係数G(u)を、4ポイント毎の降順にそのまま出力するようにしてもよい。すなわち、図1(1)に示したDST回路1−1において、入れ替え回路12を省略してもよい。
In FIG. 1 (1), the order of the DST coefficients G (u) every 4 points is switched by the switching
図1(2)は、本発明の実施形態による8ポイント用のDST回路の構成を示すブロック図である。このDST回路1−2は、反転素子13−1〜13−4、DCT回路14及び入れ替え回路15を備えている。DST回路1−2は、変換対象の信号を8ステップ(ポイント)毎に並列化して入力し、DCT回路14を用いることにより、DSTを実現し、DST係数として出力する。このDST回路1−2は、図1(1)に示した4ポイント用のDST回路1−1を拡張したものであるから、説明を省略する。
FIG. 1B is a block diagram showing a configuration of an 8-point DST circuit according to the embodiment of the present invention. The DST circuit 1-2 includes inverting elements 13-1 to 13-4, a
尚、図1(2)では、入れ替え回路15によって8ポイント毎のDST係数G(u)の順番を入れ替え、DST回路1−2が、低次から高次のDST係数G(u)を8ポイント毎の昇順に出力するようにしたが、入れ替え回路15による入れ替えを行わないようにしてもよい。すなわち、図1(2)に示したDST回路1−2において、入れ替え回路15を省略してもよい。
In FIG. 1 (2), the order of the DST coefficients G (u) every 8 points is switched by the switching
このように、図1(1)に示した4ポイント用のDST回路1−1及び図1(2)に示した8ポイント用のDST回路1−2によれば、4ポイント用のDCT回路11及び8ポイント用のDCT回路14を利用してDSTの処理を行うようにした。これにより、DSTの演算式を実行するDST回路を用いることなく、DSTを実現することができる。
Thus, according to the 4-point DST circuit 1-1 shown in FIG. 1A and the 8-point DST circuit 1-2 shown in FIG. 1B, the 4-
尚、図1(1)では4ポイント用のDST回路1−1の例を示し、図1(2)では8ポイント用のDST回路1−2の例を示したが、16,32,64ポイント用等のDST回路も同様の拡張により実現することができる。 1 (1) shows an example of a 4-point DST circuit 1-1, and FIG. 1 (2) shows an example of an 8-point DST circuit 1-2. The DST circuit for use can be realized by the same extension.
〔IDST回路〕
次に、IDCT回路を用いたIDST回路について説明する。図2(1)は、本発明の実施形態による4ポイント用のIDST回路の構成を示すブロック図である。このIDST回路2−1は、入れ替え回路21、IDCT回路22及び反転素子23−1,23−2を備えている。IDST回路2−1は、変換対象の信号を4ステップ(ポイント)毎に並列化して入力し、IDCT回路22を用いることにより、IDSTを実現し、IDST係数として出力する。前記式(5)を参照して、IDST回路2−1の入力信号をG(u)、u=0,1,2,3とし、出力信号であるIDST係数をg(x)、x=0,1,2,3とする。
[IDST circuit]
Next, an IDST circuit using an IDCT circuit will be described. FIG. 2A is a block diagram showing a configuration of a 4-point IDST circuit according to the embodiment of the present invention. The IDST circuit 2-1 includes a
入れ替え回路21は、入力信号G(u)を4ポイント毎に並列化して入力し、4ポイント毎の順番を入れ替える。入れ替え回路21は、入れ替えにより、1番目の入力信号G(0)に対し、1番目の出力信号として信号G(3)を出力し、2番目の入力信号G(1)に対し、2番目の出力信号として信号G(2)を出力し、3番目の入力信号G(2)に対し、3番目の出力信号として信号G(1)を出力し、4番目の入力信号G(3)に対し、4番目の出力信号として信号G(0)を出力する。
The
IDCT回路22は、入れ替え回路21から4ポイント毎の信号G(u)を入力し、4ポイント毎に、IDCTの演算式によりIDCTを行う。IDCT回路22は、IDST係数g(0)、IDST係数g(1)を反転した信号、IDST係数g(2)、IDST係数g(3)を反転した信号を出力する。
The
反転素子23−1は、IDCT回路22からIDST係数g(1)を反転した信号を入力し、符号を反転させる。反転素子23−2は、IDCT回路22からIDST係数g(3)を反転した信号を入力し、符号を反転させる。
The inverting element 23-1 receives a signal obtained by inverting the IDST coefficient g (1) from the
これにより、IDST回路2−1は、入力信号G(0)〜G(3)に対し、出力信号としてIDST係数g(0)〜g(3)を出力する。 As a result, the IDST circuit 2-1 outputs IDST coefficients g (0) to g (3) as output signals for the input signals G (0) to G (3).
尚、図2(1)では、入れ替え回路21によって4ポイント毎の信号G(u)の順番を入れ替え、IDST回路2−1が、低次から高次のIDST係数g(x)を4ポイント毎の昇順に出力するようにしたが、入れ替え回路21による入れ替えを行うことなく、高次から低次のIDST係数g(x)を、4ポイント毎の降順に出力するようにしてもよい。すなわち、図2(1)に示したIDST回路2−1において、入れ替え回路21を省略してもよい。
In FIG. 2A, the order of the signals G (u) every 4 points is switched by the switching
図2(2)は、本発明の実施形態による8ポイント用のIDST回路の構成を示すブロック図である。このIDST回路2−2は、入れ替え回路24、IDCT回路25及び反転素子26−1〜26−4を備えている。IDST回路2−2は、変換対象の信号を8ステップ(ポイント)毎に並列化して入力し、IDCT回路25を用いることにより、IDSTを実現し、IDST係数として出力する。このIDST回路2−2は、図2(1)に示した4ポイント用のIDST回路2−1を拡張したものであるから、説明を省略する。
FIG. 2B is a block diagram showing a configuration of an 8-point IDST circuit according to the embodiment of the present invention. The IDST circuit 2-2 includes a
尚、図2(2)では、入れ替え回路24によって8ポイント毎の信号G(u)の順番を入れ替え、IDST回路2−2が、低次から高次のIDST係数g(x)を8ポイント毎の昇順に出力するようにしたが、入れ替え回路24による入れ替えを行わないようにしてもよい。すなわち、図2(2)に示したIDST回路2−2において、入れ替え回路24を省略してもよい。
In FIG. 2 (2), the order of the signal G (u) every 8 points is switched by the switching
このように、図2(1)に示した4ポイント用のIDST回路2−1及び図2(2)に示した8ポイント用のIDST回路2−2によれば、4ポイント用のIDCT回路22及び8ポイント用のIDCT回路25を利用してIDSTの処理を行うようにした。これにより、IDSTの演算式を実行するIDST回路を用いることなく、IDSTを実現することができる。
In this way, according to the 4-point IDST circuit 2-1 shown in FIG. 2A and the 8-point IDST circuit 2-2 shown in FIG. 2B, the 4-
尚、図2(1)では4ポイント用のIDST回路2−1の例を示し、図2(2)では8ポイント用のIDST回路2−2の例を示したが、16,32,64ポイント用等のIDST回路も同様の拡張により実現することができる。 2A shows an example of a 4-point IDST circuit 2-1, and FIG. 2B shows an example of an 8-point IDST circuit 2-2. The IDST circuit for use can be realized by the same extension.
〔DCT/DST併用回路〕
次に、DCT回路及びDST回路を併用した回路について説明する。図3は、本発明の実施形態によるDCT/DST併用回路の構成を示すブロック図である。このDCT/DST併用回路3−1は、遅延素子31−1,31−2,・・・、反転素子32−1,32−2,・・・及びDCT回路33を備えている。DCT/DST併用回路3−1は、変換対象である1系統の信号をNポイント毎に並列化して入力し、DCTの機能とDSTの機能とを時分割によって共有することで、DCT回路33によってDCTを実現すると共に、このDCT回路33を利用してDSTを実現し、Nポイント毎にDCT係数またはDST係数を時分割にて出力する。
[DCT / DST combination circuit]
Next, a circuit using both a DCT circuit and a DST circuit will be described. FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of the DCT / DST combined circuit according to the embodiment of the present invention. The DCT / DST combination circuit 3-1 includes delay elements 31-1, 31-2,..., Inverting elements 32-1, 32-2,. The DCT / DST combined circuit 3-1 inputs one system signal to be converted in parallel every N points, and shares the DCT function and the DST function by time division. In addition to realizing DCT, DST is realized using this
遅延素子31−1,31−2,・・・は、信号g(0),g(2),・・・をそれぞれ入力し、反転素子32−1,32−2,・・・との間の出力タイミングを合わせるために、反転素子32−1,32−2,・・・と同じ処理時間分の遅延処理を行う。 The delay elements 31-1, 31-2,... Input signals g (0), g (2),. In order to match the output timing, delay processing for the same processing time as the inverting elements 32-1, 32-2,.
反転素子32−1,32−2,・・・は、信号g(1),g(3)・・・を入力し、符号を反転させる。これにより、遅延素子31−1,31−2,・・・及び反転素子32−1,32−2,・・・により出力される信号のタイミングが合致することになる。 The inverting elements 32-1, 32-2,... Receive the signals g (1), g (3),. As a result, the timing of the signals output from the delay elements 31-1, 31-2,... And the inverting elements 32-1, 32-2,.
DCT回路33は、Nポイント毎に並列化した信号g(x)、または遅延素子31−1,31−2,・・・及び反転素子32−1,32−2,・・・からのNポイント毎に並列化した信号(−1)xg(x)を入力し、Nポイント毎に、前記式(4)に示したDCTの演算式によりDCTを行う。DCT回路33は、信号g(x)に対してDCTを行った場合、DCT係数G(u)を出力し、遅延素子31−1,31−2,・・・及び反転素子32−1,32−2,・・・からの信号(−1)xg(x)に対してDCTを行った場合、DST係数G(u)を出力する。
The
ここで、DCT回路33が入力する信号g(x)または遅延素子31−1,31−2,・・・及び反転素子32−1,32−2,・・・からの信号(−1)xg(x)については、時分割によっていずれか一方の信号が入力され、DCT回路33が出力するDCT係数G(u)またはDST係数G(u)についても、時分割によっていずれか一方の信号が出力される。
Here, the signal g (x) input by the
また、図3に示したDCT/DST併用回路3−1では、時分割にてDCT係数G(u)またはDST係数G(u)のいずれか一方を出力するから、信号の順番を入れ替えるための入れ替え回路(例えば、図1(1)(2)に示した入れ替え回路12,15)を備えていない。この場合、DCT/DST併用回路3−1は、DCT係数G(u)を出力する場合、低次から高次の信号をNポイント毎の昇順に出力し、DST係数G(u)を出力する場合、高次から低次の信号をNポイント毎の降順に出力する。
Further, since the DCT / DST combined circuit 3-1 shown in FIG. 3 outputs either the DCT coefficient G (u) or the DST coefficient G (u) in time division, the order of the signals is changed. The replacement circuit (for example, the
このように、図3に示したDCT/DST併用回路3−1によれば、DCT回路33が、1系統の信号に対し、信号g(x)、または遅延素子31−1,31−2,・・・及び反転素子32−1,32−2,・・・からの信号(−1)xg(x)のいずれかの信号を時分割にて切り替えて入力し、DCTの処理を行い、前者の信号に対してDCT係数G(u)を出力し、後者の信号に対してDST係数G(u)を出力するようにした。つまり、DCT回路33を利用して、DCTだけでなくDSTも実現するようにした。これにより、DCT及びDSTの実現のために、同一のDCT回路33を共有することができ、回路数を少なくすることができるから、全体としてコスト及び消費電力を抑えることが可能となる。
As described above, according to the DCT / DST combination circuit 3-1 shown in FIG. 3, the
尚、図3に示したDCT/DST併用回路3−1では、図1(1)(2)に示した入れ替え回路12,15を備えていないが、必要に応じてそれぞれの出力信号の順番を入れ替えるための入れ替え回路を備えるようにしてもよい。
The DCT / DST combined circuit 3-1 shown in FIG. 3 does not include the
〔IDCT/IDST併用回路〕
次に、IDCT回路及びIDST回路を併用した回路について説明する。図4は、本発明の実施形態によるIDCT/IDST併用回路の構成を示すブロック図である。このIDCT/IDST併用回路4−1は、IDCT回路41、遅延素子42−1,42−2,・・・及び反転素子43−1,43−2,・・・を備えている。IDCT/IDST併用回路4−1は、変換対象である1系統の信号をNポイント毎に並列化して入力し、IDCTの機能とIDSTの機能とを時分割によって共有することで、IDCT回路41によってIDCTを実現すると共に、このIDCT回路41を利用してIDSTを実現し、Nポイント毎にIDCT係数またはIDST係数を時分割にて出力する。
[IDCT / IDST combination circuit]
Next, a circuit using both an IDCT circuit and an IDST circuit will be described. FIG. 4 is a block diagram showing the configuration of the combined IDCT / IDST circuit according to the embodiment of the present invention. The IDCT / IDST combination circuit 4-1 includes an
IDCT回路41は、Nポイント毎に並列化した信号G(u)を入力し、IDCTの演算式によりIDCTを行う。IDCT回路41によりIDCTされた信号g(x)は、IDCT係数g(x)として出力されるか、または、遅延素子42−1,42−2,・・・及び反転素子43−1,43−2,・・・に出力される。
The
遅延素子42−1,42−2,・・・は、IDCT回路41から信号g(0),g(2),・・・を入力し、反転素子43−1,43−2・・・との間の出力タイミングを合わせるために、反転素子43−1,43−2,・・・と同じ処理時間分の遅延処理を行う。
The delay elements 42-1, 42-2,... Receive the signals g (0), g (2),... From the
反転素子43−1,43−2,・・・は、IDCT回路41から信号g(1),g(3),・・・を入力し、符号を反転させる。これにより、遅延素子42−1,42−2,・・・及び反転素子43−1,43−2,・・・により出力される信号のタイミングが合致することになり、合致した信号は、IDST係数g(x)として出力される。 The inverting elements 43-1, 43-2,... Receive the signals g (1), g (3),. As a result, the timings of the signals output by the delay elements 42-1, 42-2,... And the inverting elements 43-1, 43-2,. Output as a coefficient g (x).
ここで、IDCT回路41がIDCT係数g(x)として出力する信号、またはIDCT回路41が遅延素子42−1,42−2,・・・及び反転素子43−1,43−2,・・・に出力する信号については、時分割によっていずれか一方の信号が出力される。
Here, the signal output from the
また、図4に示したIDCT/IDST併用回路4−1では、時分割にてIDCT係数g(x)またはIDST係数g(x)のいずれか一方を出力するから、信号の順番を入れ替えるための入れ替え回路(例えば、図2(1)(2)に示した入れ替え回路21,24)を備えていない。この場合、IDCT/IDST併用回路4−1は、低次から高次の信号G(u)をNポイント毎の昇順に入力した場合、IDCT係数g(x)を出力するときは、低次から高次の信号をNポイント毎の昇順に出力し、IDST係数g(x)を出力するときは、高次から低次の信号をNポイント毎の降順に出力する。
Further, since the IDCT / IDST combination circuit 4-1 shown in FIG. 4 outputs either the IDCT coefficient g (x) or the IDST coefficient g (x) in a time division manner, the order of the signals is changed. The replacement circuit (for example, the
このように、図4に示したIDCT/IDST併用回路4−1によれば、IDCT回路41が、1系統の信号G(u)を入力してIDCTを行い、IDCT係数g(x)としての信号、または遅延素子42−1,42−2,・・・及び反転素子43−1,43−2,・・・への信号のうちのいずれかの信号を時分割にて切り替えて出力するようにした。そして、遅延素子42−1,42−2,・・・及び反転素子43−1,43−2,・・・が、IDST係数g(x)としての信号を出力するようにした。つまり、IDCT回路41を利用して、IDCTだけでなくIDSTも実現するようにした。これにより、IDCT及びIDSTの実現のために、同一のIDCT回路41を共有することができ、回路数を少なくすることができるから、全体としてコスト及び消費電力を抑えることが可能となる。
As described above, according to the IDCT / IDST combination circuit 4-1 shown in FIG. 4, the
尚、図4に示したIDCT/IDST併用回路4−1では、図2(1)(2)に示した入れ替え回路21,24を備えていないが、必要に応じてそれぞれの入力信号の順番を入れ替えるための入れ替え回路を備えるようにしてもよい。
Note that the IDCT / IDST combination circuit 4-1 shown in FIG. 4 does not include the
〔制御信号により切り替えを行うDCT/DST併用回路〕
次に、制御信号により切り替えを行うDCT/DST併用回路について説明する。図5は、制御信号により切り替えを行うDCT/DST併用回路の構成を示すブロック図である。このDCT/DST併用回路3−2は、遅延素子34−1,34−2,・・・、反転素子35−1,35−2,・・・、切り替え回路36及びDCT回路37を備えている。DCT/DST併用回路3−2は、変換対象である2系統の信号A,BをNポイント毎に並列化して入力し、DCT用の信号AとDST用の信号(遅延素子34−1,34−2,・・・及び反転素子35−1,35−2,・・・の出力信号)とを切り替え回路36にて切り替えることで、DCTの機能とDSTの機能とを共有し、DCT回路37によってDCTを実現すると共に、このDCT回路37を利用してDSTを実現し、Nポイント毎にDCT係数またはDST係数を切り替えて出力する。
[DCT / DST combination circuit that switches by control signal]
Next, a DCT / DST combination circuit that switches according to a control signal will be described. FIG. 5 is a block diagram showing a configuration of a DCT / DST combination circuit that performs switching according to a control signal. The DCT / DST combination circuit 3-2 includes delay elements 34-1, 34-2,..., Inverting elements 35-1, 35-2,..., A switching
遅延素子34−1,34−2,・・・及び反転素子35−1,35−2,・・・は、図3に示した遅延素子31−1,31−2,・・・及び反転素子32−1,32−2,・・・とそれぞれ同じであるから、ここでは説明を省略する。 The delay elements 34-1 34-2,... And the inverting elements 35-1, 35-2,... Are the delay elements 31-1, 31-2,. Since it is the same as 32-1, 32-2,.
切り替え回路36は、制御信号を入力すると共に、信号A、及び遅延素子34−1,34−2,・・・及び反転素子35−1,35−2,・・・から信号Bが遅延及び反転した信号(信号Cとする。)をそれぞれ入力し、制御信号に従って、信号Aまたは信号Cのいずれかの信号に切り替えて出力する。ここで、制御信号は、信号Aまたは信号Cに切り替えるための信号であり、入力信号A,Bに対する前処理において、画素間相関を求めることにより信号の性質が評価され、信号の性質に合うように切り替えるために生成される。
The switching
DCT回路37は、切り替え回路36からNポイント毎に並列化した信号Aまたは信号Cを入力し、Nポイント毎に、前記式(4)のDCTの演算式によりDCTを行う。DCT回路37は、信号Aに対してDCTを行った場合、DCT係数G(u)を出力し、信号Cに対してDCTを行った場合、DST係数G(u)を出力する。
The
この場合、DCT回路37は、DCT係数G(u)を出力する場合、低次から高次の信号をNポイント毎の昇順に出力し、DST係数G(u)を出力する場合、高次から低次の信号をNポイント毎の降順に出力する。
In this case, when outputting the DCT coefficient G (u), the
このように、図5に示したDCT/DST併用回路3−2によれば、切り替え回路36が、信号Aと、遅延素子34−1,34−2,・・・及び反転素子35−1,35−2,・・・が信号Bに対して遅延及び反転処理して得た信号Cとを、制御信号によって切り替えるようにした。そして、DCT回路37が、DCTを行い、切り替え回路36からの信号Aに対してDCT係数G(u)を出力し、信号Cに対してDST係数G(u)を出力するようにした。つまり、DCT回路37を利用して、DCTだけでなくDSTも実現するようにした。これにより、DCT及びDSTの実現のために、同一のDCT回路37を共有することができ、回路数を少なくすることができるから、全体としてコスト及び消費電力を抑えることが可能となる。
As described above, according to the DCT / DST combined circuit 3-2 shown in FIG. 5, the switching
尚、図5に示したDCT/DST併用回路3−2では、図1(1)(2)に示した入れ替え回路12,15を備えていないが、必要に応じてそれぞれの出力信号の順番を入れ替え昇順または降順等の順番で出力するための入れ替え回路を、DCT回路37の後段に備えるようにしてもよい。
Note that the DCT / DST combination circuit 3-2 shown in FIG. 5 does not include the
〔制御信号により切り替えを行うIDCT/IDST併用回路〕
次に、制御信号により切り替えを行うIDCT/IDST併用回路について説明する。図6は、制御信号により切り替えを行うIDCT/IDST併用回路の構成を示すブロック図である。このIDCT/IDST併用回路4−2は、IDCT回路44、切り替え回路45、遅延素子46−1,46−2,・・・及び反転素子47−1,47−2,・・・を備えている。IDCT/IDST併用回路4−2は、変換対象の信号をNポイント毎に並列化して入力し、切り替え回路45にてIDCT用の信号AとIDST用の信号(遅延素子46−1,46−2,・・・及び反転素子47−1,47−2,・・・の入力信号)とを切り替えることで、IDCTの機能とIDSTの機能とを共有し、IDCT回路44によってIDCTを実現すると共に、このIDCT回路44を利用してIDSTを実現し、Nポイント毎にIDCT係数である信号AまたはIDST係数である信号Bを出力する。
[IDCT / IDST combined circuit for switching by control signal]
Next, an IDCT / IDST combination circuit that performs switching by a control signal will be described. FIG. 6 is a block diagram showing a configuration of an IDCT / IDST combination circuit that performs switching according to a control signal. The IDCT / IDST combination circuit 4-2 includes an
IDCT回路44は、Nポイント毎に並列化した信号G(u)を入力し、IDCTの演算式によりIDCTを行う。IDCT回路44によりIDCTされた信号は、切り替え回路45に出力される。
The
切り替え回路45は、制御信号を入力すると共に、IDCT回路44から信号を入力し、制御信号に従って、IDCT回路44から入力した信号を、IDCT係数g(x)の信号Aとして出力するか、または、IDST係数g(x)の信号Bを生成するための遅延素子46−1,46−2,・・・及び反転素子47−1,47−2,・・・に、信号Cとして出力する。ここで、制御信号は、信号Aまたは信号Cに切り替えるために用いられ、図5の制御信号と同様である。
The switching
遅延素子46−1,46−2,・・・及び反転素子47−1,47−2,・・・は、図4に示した遅延素子42−1,42−2,・・・及び反転素子43−1,43−2,・・・とそれぞれ同じであるから、ここでは説明を省略する。これにより、遅延素子46−1,46−2,・・・及び反転素子47−1,47−2,・・・により出力される信号のタイミングが合致することになり、合致した信号は、IDST係数g(x)の信号Bとして出力される。 The delay elements 46-1, 46-2, ... and the inverting elements 47-1, 47-2, ... are the delay elements 42-1, 42-2, ... and the inverting elements shown in FIG. 43-1, 43-2,... Are the same and will not be described here. As a result, the timings of the signals output from the delay elements 46-1, 46-2,... And the inverting elements 47-1, 47-2,. It is output as a signal B having a coefficient g (x).
ここで、IDCT/IDST併用回路4−2は、低次から高次の昇順のDCT係数G(u)を入力する場合、IDCT回路44により、切り替え回路45から、低次から高次の昇順のIDCT係数g(x)である信号Aを出力する。また、IDCT/IDST併用回路4−2は、IDCT回路44により、遅延素子46−1,46−2,・・・及び反転素子47−1,47−2,・・・から、高次から低次の降順のIDST係数g(x)である信号Bを出力する。つまり、IDCT/IDST併用回路4−2は、低次から高次の昇順のIDCT係数g(x)である信号A、または高次から低次の降順のIDST係数g(x)である信号Bを、整列した信号として出力することができる。
Here, the IDCT / IDST combination circuit 4-2 inputs the DCT coefficient G (u) in the ascending order from low order to high order, and the ascending order from low order to high order by the
このように、図6に示したIDCT/IDST併用回路4−2によれば、IDCT回路44が、信号G(u)を入力してIDCTを行い、切り替え回路45が、制御信号に従ってIDCT回路44によりIDCTされた信号を、IDCT係数g(x)の信号Aとして切り替えて出力するか、または、遅延素子46−1,46−2,・・・及び反転素子47−1,47−2,・・・への信号Cとして切り替えて出力するようにした。そして、遅延素子46−1,46−2,・・・及び反転素子47−1,47−2,・・・が、IDST係数g(x)の信号Bを出力するようにした。つまり、IDCT回路44を利用して、IDCTだけでなくIDSTも実現するようにした。これにより、IDCT及びIDSTの実現のために、同一のIDCT回路44を共有することができ、回路数を少なくすることができるから、全体としてコスト及び消費電力を抑えることが可能となる。
As described above, according to the IDCT / IDST combination circuit 4-2 shown in FIG. 6, the
尚、図6に示したIDCT/IDST併用回路4−2では、図2(1)(2)に示した入れ替え回路21,24を備えていないが、必要に応じて入力信号の順番を入れ替え昇順または降順等の順番で出力するための入れ替え回路を、IDCT回路44の前段に備えるようにしてもよい。
The IDCT / IDST combination circuit 4-2 shown in FIG. 6 does not include the
〔符号化装置〕
次に、DCT/DST併用回路及びIDCT/IDST併用回路を備えた符号化装置について説明する。図7は、本発明の実施形態による符号化装置の構成を示すブロック図である。この符号化装置5は、前処理部101、減算部102、DST前処理部51、切り替え回路52、DCT部103、量子化部106、エントロピー符号化部107、逆量子化部108、IDCT部110、切り替え回路54、IDST後処理部55、加算部112、フレームメモリ113及び信号予測部114を備えている。符号化装置5は、信号を入力し、DCT用の信号とDST用の信号(DST前処理部51の出力信号)とを切り替え回路52にて切り替えることで、DCTの機能とDSTの機能とを共有し、DCT部103によってDCTを実現すると共に、このDCT部103を利用してDSTを実現し、また、切り替え回路54にてIDCT用の復号信号とIDST用の復号信号とを切り替えることで、IDCT機能とIDST機能とを共有し、IDCT部110によってIDCTを実現すると共に、このIDCT部110を利用してIDSTを実現する。
[Encoder]
Next, an encoding device provided with a DCT / DST combined circuit and an IDCT / IDST combined circuit will be described. FIG. 7 is a block diagram showing a configuration of the encoding apparatus according to the embodiment of the present invention. The encoding device 5 includes a
図9に示した従来の符号化装置100と図7の符号化装置5とを比較すると、両符号化装置100,5は、前処理部101、減算部102、DCT部103、量子化部106、エントロピー符号化部107、逆量子化部108、IDCT部110、加算部112、フレームメモリ113及び信号予測部114を備えている点で同一である。図7において、図9と共通する部分には図9と同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
Comparing the conventional coding apparatus 100 shown in FIG. 9 with the coding apparatus 5 in FIG. 7, both coding apparatuses 100 and 5 include a
一方、符号化装置5は、図9に示した符号化装置100におけるDCT部103、DST部104及び切り替え部105からなるDCT/DST併用回路α1の代わりに、DST前処理部51、切り替え回路52及びDCT部103からなるDCT/DST併用回路αを備えている点で相違する。また、符号化装置5は、図9に示した符号化装置100における切り替え部109、IDCT部110及びIDST部111からなるIDCT/IDST併用回路β1の代わりに、IDCT部110、切り替え回路54及びIDST後処理部55からなるIDCT/IDST併用回路βを備えている点で相違する。
On the other hand, the encoding device 5 uses a
符号化装置5のDCT/DST併用回路αは、図3に示したDCT/DST併用回路3−1及び図5に示したDCT/DST併用回路3−2に相当し、DCT部103によってDCTを実現すると共に、DCT部103を利用してDSTを実現する。具体的には、DCT/DST併用回路αのDST前処理部51が、図3の遅延素子31−1,31−2,・・・及び反転素子32−1,32−2,・・・に相当すると共に、図5の遅延素子34−1,34−2,・・・及び反転素子35−1,35−2,・・・に相当し、切り替え回路52が、図5の切り替え回路36に相当し、DCT部103が、図3のDCT回路33及び図5のDCT回路37に相当する。
The DCT / DST combined circuit α of the encoding device 5 corresponds to the DCT / DST combined circuit 3-1 shown in FIG. 3 and the DCT / DST combined circuit 3-2 shown in FIG. In addition, the DST is realized using the
また、IDCT/IDST併用回路βは、図4に示したIDCT/IDST併用回路4−1及び図6に示したIDCT/IDST併用回路4−2に相当し、IDCT部110によってIDCTを実現すると共に、IDCT部110を利用してIDSTを実現する。具体的には、IDCT/IDST併用回路βのIDCT部110が、図4のIDCT回路41及び図6のIDCT回路44に相当し、切り替え回路54が、図6の切り替え回路45に相当し、IDST後処理部55が、図4の遅延素子42−1,42−2,・・・及び反転素子43−1,43−2,・・・に相当すると共に、図6の遅延素子46−1,46−2,・・・及び反転素子47−1,47−2,・・・に相当する。
The IDCT / IDST combination circuit β corresponds to the IDCT / IDST combination circuit 4-1 shown in FIG. 4 and the IDCT / IDST combination circuit 4-2 shown in FIG. 6, and implements IDCT by the
尚、前処理部101は、入力した信号に対し、符号化のために必要な所定の前処理を行うと共に、入力した信号の画素間相関を求めることにより信号の性質を評価し、信号の性質に合うように、DCT信号またはDST信号のいずれかに切り替えるための制御信号を生成し、切り替え回路52に出力する。また、この制御信号に対応して、IDCT信号またはIDST信号のいずれかに切り替えるための制御信号も生成し、切り替え回路54に出力する。この制御信号は、例えば、動画のフレームを構成する部分画像毎に更新される。また、この制御信号は、DCTまたはDSTの種別を示しており、符号化装置5により符号化信号の一部として出力される。
Note that the
このように、図7に示した符号化装置5によれば、DST前処理部51、切り替え回路52及びDCT部103からなるDCT/DST併用回路α、並びに、IDCT部110、切り替え回路54及びIDST後処理部55からなるIDCT/IDST併用回路βを備えるようにした。DCT/DST併用回路αは、DCT部103によってDCTを実現すると共に、DST前処理部51及びDCT部103によってDSTを実現し、IDCT/IDST併用回路βは、IDCT部110によってIDCTを実現すると共に、IDCT部110及びIDST後処理部55によってIDSTを実現する。これにより、DCT及びDSTの実現のために、同一のDCT部103を共有することができ、また、IDCT及びIDSTの実現のために、同一のIDCT部110を共有することができる。したがって、回路数を少なくすることができるから、全体としてコスト及び消費電力を抑えることが可能となる。また、DCT/DST併用回路αでは、図9に示したDCT/DST併用回路α1に比べ、極めて複雑度の少ない処理にてDSTを実現することができ、IDCT/IDST併用回路βでは、図9に示したIDCT/IDST併用回路β1に比べ、極めて複雑度の少ない処理にてIDSTを実現することができる。
As described above, according to the encoding device 5 shown in FIG. 7, the DCT / DST combined circuit α including the
〔復号装置〕
次に、IDCT/IDST併用回路を備えた復号装置について説明する。図8は、本発明の実施形態による復号装置の構成を示すブロック図である。この復号装置6は、エントロピー復号部201、逆量子化部202、IDCT部204、切り替え回路61、IDST後処理部62、加算部206、後処理部207、フレームメモリ208及び信号予測部209を備えている。復号装置6は、符号化信号を入力し、切り替え回路61にてIDCT用の復号信号とIDST用の復号信号とを切り替えることで、IDCT機能とIDST機能とを共有し、IDCT部204によってIDCTを実現すると共に、このIDCT部204を利用してIDSTを実現する。
[Decoding device]
Next, a decoding device provided with the IDCT / IDST combination circuit will be described. FIG. 8 is a block diagram illustrating a configuration of a decoding device according to an embodiment of the present invention. The decoding device 6 includes an
図10に示した従来の復号装置200と図8の復号装置6とを比較すると、両復号装置200,6は、エントロピー復号部201、逆量子化部202、IDCT部204、加算部206、後処理部207、フレームメモリ208及び信号予測部209を備えている点で同一である。図8において、図10と共通する部分には図10と同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
Comparing the conventional decoding device 200 shown in FIG. 10 with the decoding device 6 shown in FIG. 8, both decoding devices 200 and 6 include an
一方、復号装置6は、図10に示した復号装置200における切り替え部203、IDCT部204及びIDST部205からなるIDCT/IDST併用回路γ1の代わりに、IDCT部204、切り替え回路61及びIDST後処理部62からなるIDCT/IDST併用回路γを備えている点で相違する。
On the other hand, the decoding device 6 uses an
復号装置6のIDCT/IDST併用回路γは、図4に示したIDCT/IDST併用回路4−1及び図6に示したIDCT/IDST併用回路4−2に相当し、IDCT部204によってIDCTを実現すると共に、IDCT部204を利用してIDSTを実現する。具体的には、IDCT/IDST併用回路γのIDCT部204が、図4のIDCT回路41及び図6のIDCT回路44に相当し、切り替え回路61が、図6の切り替え回路45に相当し、IDST後処理部62が、図4の遅延素子42−1,42−2,・・・及び反転素子43−1,43−2,・・・に相当すると共に、図6の遅延素子46−1,46−2,・・・及び反転素子47−1,47−2,・・・に相当する。
The IDCT / IDST combination circuit γ of the decoding device 6 corresponds to the IDCT / IDST combination circuit 4-1 shown in FIG. 4 and the IDCT / IDST combination circuit 4-2 shown in FIG. 6, and the
尚、切り替え回路61は、符号化信号に含まれる、DCTまたはDSTの種別を示す制御信号をエントロピー復号部201から入力し、制御信号に従って切り替えを行う。つまり、切り替え回路61は、図7に示した符号化装置5の切り替え回路54が入力する制御信号と同じ制御信号に従って、同様の切り替えを行う。
The switching
このように、図8に示した復号装置6によれば、IDCT部204、切り替え回路61及びIDST後処理部62からなるIDCT/IDST併用回路γを備えるようにした。IDCT/IDST併用回路γは、IDCT部204によってIDCTを実現すると共に、IDCT部204及びIDST後処理部62によってIDSTを実現する。これにより、IDCT及びIDSTの実現のために、同一のIDCT部204を共有することができる。したがって、回路数を少なくすることができるから、全体としてコスト及び消費電力を抑えることが可能となる。また、IDCT/IDST併用回路γでは、図10に示したIDCT/IDST併用回路γ1に比べ、極めて複雑度の少ない処理にてIDSTを実現することができる。
As described above, the decoding apparatus 6 shown in FIG. 8 includes the IDCT / IDST combined circuit γ including the
尚、本発明の実施形態によるDST回路1−1,1−2、IDST回路2−1,2−2、DCT/DST併用回路3−1,3−2、IDCT/IDST併用回路4−1,4−2、符号化装置5及び復号装置6のハードウェア構成としては、通常のコンピュータを使用することができる。これらは、CPU、RAM等の揮発性の記憶媒体、ROM等の不揮発性の記憶媒体、及びインターフェース等を備えたコンピュータによってそれぞれ構成される。DST回路1−1,1−2、IDST回路2−1,2−2、DCT/DST併用回路3−1,3−2、IDCT/IDST併用回路4−1,4−2、符号化装置5及び復号装置6に備えた各構成部の各機能は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。また、これらのプログラムは、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒布することもできる。 The DST circuits 1-1 and 1-2, the IDST circuits 2-1 and 2-2, the DCT / DST combination circuits 3-1 and 3-2, and the IDCT / IDST combination circuit 4-1 according to the embodiment of the present invention. As a hardware configuration of the 4-2, the encoding device 5 and the decoding device 6, a normal computer can be used. These are respectively configured by a computer having a volatile storage medium such as a CPU and a RAM, a non-volatile storage medium such as a ROM, and an interface. DST circuits 1-1 and 1-2, IDST circuits 2-1 and 2-2, DCT / DST combined circuits 3-1 and 3-2, IDCT / IDST combined circuits 4-1 and 4-2, and encoding device 5 Each function of each component provided in the decoding device 6 is realized by causing the CPU to execute a program describing these functions. These programs can also be stored and distributed in a storage medium such as a magnetic disk (floppy (registered trademark) disk, hard disk, etc.), optical disk (CD-ROM, DVD, etc.), semiconductor memory, or the like.
1 DST(離散サイン変換)回路
2 IDST(逆離散サイン変換)回路
3 DCT/DST(離散コサイン/サイン変換)併用回路
4 IDCT/IDST(逆離散コサイン/サイン変換)併用回路
5,100 符号化装置
6,200 復号装置
10,13,23,26,32,35,43,47 反転素子
11,14,33,37 DCT(離散コサイン変換)回路
12,15,21,24 入れ替え回路
22,25,41,44 IDCT(逆離散コサイン変換)回路
31,34,42,46 遅延素子
36,45,52,54,61 切り替え回路
51 DST(離散サイン変換)前処理部
55,62 IDST(逆離散サイン変換)後処理部
101 前処理部
102 減算部
103 DCT(離散コサイン変換)部
104 DST(離散サイン変換)部
105,109,203 切り替え部
106 量子化部
107 エントロピー符号化部
108,202 逆量子化部
110,204 IDCT(逆離散コサイン変換)部
111,205 IDST(逆離散サイン変換)部
112,206 加算部
113,208 フレームメモリ
114,209 信号予測部
201 エントロピー復号部
207 後処理部
1 DST (Discrete Sine Transform) Circuit 2 IDST (Inverse Discrete Sine Transform) Circuit 3 DCT / DST (Discrete Cosine / Sine Transform) Combined Circuit 4 IDCT / IDST (Inverse Discrete Cosine / Sine Transform) Combined Circuit 5,100 Encoding Device 6,200 Decoding device 10, 13, 23, 26, 32, 35, 43, 47
Claims (7)
信号の一部の符号を反転させる反転素子を有し、前記反転素子により符号が反転した信号及び符号が反転していない他の信号を出力する前処理部と、
離散コサイン変換を行う離散コサイン変換回路と、を備え、
前記前処理部は、前記入力信号の一部の符号を反転させ、前記符号が反転した信号及び符号が反転していない他の入力信号を離散サイン用の信号として出力し、
前記離散コサイン変換回路は、前記前処理部により出力された離散サイン用の信号を離散コサイン変換する、ことを特徴とする離散サイン変換回路。 In a discrete sine transform circuit that performs discrete sine transform on an input signal,
A pre-processing unit that has an inverting element that inverts the sign of a part of the signal, and outputs a signal whose sign is inverted by the inverting element and another signal whose sign is not inverted;
A discrete cosine transform circuit for performing discrete cosine transform,
The preprocessing unit inverts the sign of a part of the input signal, and outputs the signal with the sign inverted and the other input signal with the sign not inverted as a signal for a discrete sign,
The discrete cosine transform circuit, wherein the discrete cosine transform circuit performs discrete cosine transform on the discrete sine signal output by the preprocessing unit.
前記前処理部及び離散コサイン変換回路に加え、切り替え回路を備え、
前記切り替え回路は、前記前処理部により出力された離散サイン用の信号を入力すると共に、前記入力信号を離散コサイン用の信号として入力し、前記入力した2つの信号のいずれかに切り替えて出力し、
前記離散コサイン変換回路は、前記切り替え回路により出力された信号を離散コサイン変換する、ことを特徴とする併用回路。 A combinational circuit having the discrete sine transform circuit according to claim 1 and performing discrete cosine transform or discrete sine transform by switching signals,
In addition to the preprocessing unit and the discrete cosine transform circuit, a switching circuit is provided,
The switching circuit inputs a discrete sine signal output from the preprocessing unit, inputs the input signal as a discrete cosine signal, and switches to one of the two input signals for output. ,
The combinational circuit, wherein the discrete cosine transform circuit performs discrete cosine transform on the signal output by the switching circuit.
前記入力信号を逆離散コサイン変換する逆離散コサイン変換回路と、
前記逆離散コサイン変換回路により変換された信号の一部の符号を反転させる反転素子を有し、前記反転素子により符号が反転した信号及び符号が反転していない他の信号を出力する後処理部と、を備えたことを特徴とする逆離散サイン変換回路。 In an inverse discrete sine transform circuit that performs an inverse discrete sine transform on an input signal,
An inverse discrete cosine transform circuit for inverse discrete cosine transform of the input signal;
A post-processing unit that includes an inverting element that inverts the sign of a part of the signal converted by the inverse discrete cosine transform circuit, and that outputs a signal whose sign is inverted by the inverting element and another signal whose sign is not inverted And an inverse discrete sine transform circuit.
前記逆離散コサイン変換回路及び後処理部に加え、切り替え回路を備え、
前記切り替え回路は、前記逆離散コサイン変換回路により変換された信号を切り替え、逆離散コサイン変換後の信号として、または逆離散サイン用の信号として出力し、
前記後処理部は、前記切り替え回路により出力された逆離散サイン用の信号について一部の符号を反転させ、前記符号が反転した信号及び符号が反転していない他の逆離散サイン用の信号を、逆離散サイン変換後の信号として出力する、ことを特徴とする併用回路。 A combinational circuit comprising the inverse discrete sine transform circuit according to claim 3 and performing inverse discrete cosine transform or inverse discrete sine transform by switching signals,
In addition to the inverse discrete cosine transform circuit and the post-processing unit, a switching circuit is provided,
The switching circuit switches the signal converted by the inverse discrete cosine transform circuit, outputs the signal after inverse discrete cosine transform, or outputs a signal for inverse discrete sine,
The post-processing unit inverts a part of the sign of the inverse discrete sine signal output by the switching circuit, and outputs the signal with the inverted sign and the other inverse discrete sine signal with the inverted sign. And a combined circuit that outputs the signal after inverse discrete sine transform.
前記入力信号及び予測信号に基づいて生成された符号化対象の信号を入力し、離散サイン変換後の信号または離散コサイン変換後の信号を出力する請求項2の併用回路と、
前記離散サイン変換後の信号または離散コサイン変換後の信号を量子化する量子化部と、
前記量子化後の信号を逆量子化する逆量子化部と、
前記逆量子化後の信号を入力し、逆離散サイン変換後の信号または逆離散コサイン変換後の信号を出力する請求項4の併用回路と、
前記逆離散サイン変換後の信号または逆離散コサイン変換後の信号に基づいて前記予測信号を生成する信号予測部と、を備え、
前記量子化後の信号に基づいて、符号化信号を生成して出力する、ことを特徴とする符号化装置。 An encoding device comprising the combinational circuit of claim 2 and the combinational circuit of claim 4 for encoding an input signal and outputting an encoded signal,
The combinational circuit according to claim 2, wherein a signal to be encoded generated based on the input signal and the prediction signal is input, and a signal after discrete sine transform or a signal after discrete cosine transform is output.
A quantization unit for quantizing the signal after the discrete sine transform or the signal after the discrete cosine transform;
An inverse quantization unit that inversely quantizes the quantized signal;
The combined circuit according to claim 4, wherein the signal after inverse quantization is input, and the signal after inverse discrete sine transform or the signal after inverse discrete cosine transform is output.
A signal prediction unit that generates the prediction signal based on the signal after the inverse discrete sine transform or the signal after the inverse discrete cosine transform, and
An encoding apparatus that generates and outputs an encoded signal based on the quantized signal.
前記符号化信号を逆量子化する逆量子化部と、
前記逆量子化後の信号を入力し、逆離散サイン変換後の信号または逆離散コサイン変換後の信号を出力する請求項4の併用回路と、
前記逆離散サイン変換後の信号または逆離散コサイン変換後の信号に基づいて予測信号を生成する信号予測部と、を備え、
前記逆離散サイン変換後の信号または逆離散コサイン変換後の信号及び前記予測信号に基づいて、復号信号を生成して出力する、ことを特徴とする復号装置。 A decoding device comprising the combinational circuit according to claim 4 for decoding an input encoded signal and outputting a decoded signal,
An inverse quantization unit that inversely quantizes the encoded signal;
The combined circuit according to claim 4, wherein the signal after inverse quantization is input, and the signal after inverse discrete sine transform or the signal after inverse discrete cosine transform is output.
A signal prediction unit that generates a prediction signal based on the signal after the inverse discrete sine transform or the signal after the inverse discrete cosine transform, and
A decoding apparatus, comprising: generating and outputting a decoded signal based on the signal after the inverse discrete sine transform or the signal after the inverse discrete cosine transform and the prediction signal.
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