JP2012144362A - リフター及びリフターを用いたオーディオ機器の設置方法 - Google Patents

リフター及びリフターを用いたオーディオ機器の設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】オーディオ用インシュレータをオーディオ機器に適用する場合、設置作業に大きな課題があった。たとえば、重量級のスピーカーにスパイクを設置する際に、スピーカーのスパイクと、床面のスパイク受けの軸芯を合わせる作業は容易ではない。2人以上の人手が必須だった重労働作業から開放し、安全かつ簡便にインシュレータを設置して、リスナーの心理的要因(プラセボ効果)に支配され易いインシュレータの音響特性の評価を、迅速かつ正確に行う。
【解決手段】リフター101の上にオーディオ機器100を搭載して、リフター101を上昇させることにより、オーディオ機器底面と床面間の距離を増大させてインシュレータ103a、103bを着脱自在に設置できると共に、この距離を減少させることによりオーディオ機器100の自重をインシュレータ103a、103bだけで支持した状態で、リフター101を着脱自在に設置できるように構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、音質向上のために用いられるインシュレータを、オーディオ機器に装着する際に有用なリフター(昇降機)に関するものである。
オーディオの分野においては、原音に限りなく近い音の追及が、オーディオ機器である、アンプ、スピーカー、CDプレイヤー、ケーブルなどの各コンポーネンツにおいてなされてきた。オーディオ機器の再生音の品位を低下させる要因の一つに、振動がオーディオ機器に与える影響がある。周知のように、オーディオ機器は自ら振動を発生するとともに、外部から様々な振動の影響を受けている。アンプの場合は電源トランスの交流基本信号とその高調波成分による「うなり」が発生する。CDプレイヤーの場合はディスクを回すモーターが振動源となる。スピーカーの場合、コーンを駆動するボイスコイルの反力がスピーカー・エンクロージャー(箱)本体を振動させる。この振動がスピーカーを設置した床面に伝達され、床面を含む部屋全体の持つ複雑な固有振動モードを励起させる。原音に複雑に重畳された外乱振動は、再びスピーカー本体を振動させる。スピーカーと設置面の間のこの相互干渉による振動が、再生音の品位を低下させる重要な要因となる。振動がオーディオ機器に与える影響を改善するものとして、インシュレータがある。従来、インシュレータとして用いられているものに、次の三つのタイプがある。
(1)スパイク構造によるインシュレータ
円錐形状のスパイク(特許文献1)は、「円柱→円錐→円錐の頂点→スパイク受け→床面」の方向には振動が伝達され易く、その逆方向には伝達されにくい効果を利用したもので、スピーカーの設置に多用されている。
(2)硬質材料によるインシュレータ
このタイプのインシュレータはオーディオ機器が発生する振動を効果的に吸収し、外部へ逃すことを目的としたもので、たとえば、硬質材である、木材、樹脂、金属、水晶、セラミック等を用いたもの、及びこれらの素材を多層構造にした複合タイプ(特許文献2)が考案され商品化されている。
(3)フローティング方式インシュレータ
振動の遮断(シャットアウト)を目的としたもので、剛性の小さい緩衝体が用いられる。緩衝体として、ゴム材を用いたもの、スプリングコイルを用いるもの、空気を封じ込めたエアーフローティング・ボード、磁力の反発力を利用したものなどがある。
特許第3848987号 特開平10-246284号公報
インシュレータをオーディオ機器に適用する場合の課題のひとつは、設置作業である。前述した3種類のインシュレータのうち、スパイク方式インシュレータはスパイクと受け皿から構成される。スパイクは通常スピーカーに装着されているため、スピーカーの設置時に、スパイクと床面に配置されるスパイク受けの両軸芯を合わせる作業が必要である。80Kgを超える重量級のスピーカーの場合、通常4箇所に設けられているスパイクの軸芯とスパイク受けの軸芯を合わせる作業は容易ではない。スピーカーを軸方向に持ち上げた状態で、スパイク受けの位置決めを行うため、大人2人以上の人手が必須の重労働作業となる。硬質材料によるインシュレータの場合は、設置作業は比較的容易であるが、軸方向に弾性変形するフローティング方式の場合は、上下スリーブの軸芯を合わせる必要があり、スパイク方式同様に設置作業に大きな課題があった。
インシュレータを適用する際のもうひとつの課題は、インシュレータを適用することによる音響効果を容易には比較評価できないという点である。オーディオ再生音における音響効果は、奥域感 (空間性)、分解能 (フォーカス感)、透明感(S/N比)、低域の力感 (ダンピング特性)などで評価される。上記評価は、リスナー側の心理的要因(後述するプラセボ効果)に左右される場合が多い。特に、オーディオ用・インシュレータの場合、リスナーがプラセボ効果の呪縛から逃れにくい理由は、たとえば、次の条件の差、
(1)オーディオ機器をインシュレータで支持した場合
(2)オーディオ機器をインシュレータで支持しない場合
すなわち上記(1)⇔(2)へ移行するのに、多大な労力と長い待機時間を必要とするからである。すなわち、「品種の違うテレビを左右に並べて、両者の画質を同時に評価する」ようにはいかないのが、オーディオ用・インシュレータを評価する上での最大の難題であった。
重量物の搭載作業に、様々な分野でジャッキ(リフター)が用いられてきた。ジャッキは、小型のものから大型の据え置き型まであり、一般的には自動車のタイヤ交換を行なうものがよく知られている。大型のジャッキは油圧式のものが多く、工場などで使われるほか、建築現場、架橋作業などでも使われている。十分に整備されているジャッキであれば女性や高齢者など力の弱い者でも時間を掛けて操作することで1トン近い自動車の片輪を持ち上げることも訳無くできるため、様々な場所に存在・利用されている。ジャッキを大別すると機械式のものと液体作動式に分けられ、下記のような種類がある。
(1)機械式
・ねじジャッキ(普通形ねじ式、ラチェット式ねじ式、軸受付ねじ式)
・ラック駆動ジャッキ
(2)液体作動式
・油圧ジャッキ (ポンプ一体型、ポンプ分離型)
・空気式(エアージャッキ)
ここで、インシュレータのスピーカーへの設置作業を、ジャッキ(以下、リフターと呼ぶ)を用いて行う場合に、リフターに要求される条件について考察すると、次の様である。
(i)薄型構造である
特に80Kg以上の重量級スピーカーを扱う場合、スピーカーをリフターの上に搭載するためには、リフターの高さはできるだけ低い方が好ましい。
(ii)オーディオ機器を搭載した状態で移動できる
スピーカーは部屋の壁面に近い位置に設けられている場合が多く、リフターをスピーカーの底面に配置するためには、スピーカーを一度壁面から離さねばならない。スピーカーをリフターに搭載後、インシュレータを設置するため、再びリフターを所定の位置に戻す必要がある。
(iii)インシュレータの試聴実験に有効
インシュレータの着脱、あるいは品種の異なるインシュレータの交換などの作業を速やかに出来る。
また、オーディオ機器は室内で使用される民生商品であり、クリーン(油漏れなどがない)、小型・コンパクトであること等の条件を考慮すると、従来の機械式、液体作動式リフター(ジャッキ)では、(i)〜(iii)を含む上記条件を満足するのは難しい。
具体的に、請求項1の発明は、自動もしくは手動により上下移動が可能で、インシュレータをオーディオ機器に設置するために用いられるリフターにおいて、前記リフターの上にオーディオ機器を搭載して、前記リフターを上昇させることにより、前記オーディオ機器底面と床面間の距離を増大させて前記インシュレータを着脱自在に設置できると共に、前記距離を減少させることにより前記オーディオ機器の自重を前記インシュレータだけで支持した状態で、前記リフターを着脱自在に設置できるように構成したものである。
すなわち、本発明のリフターをたとえば、重量級のスピーカーにインシュレータを設置する作業に適用すれば、従来、2人以上の人手が必須だった重労働作業から開放されて、安全かつ簡便にインシュレータを設置することができる。
具体的に、請求項2の発明は、オーディオ機器が搭載される前記リフターの上面と前記床面間の距離をHとしたとき、リフターが最も下降した状態で、H<50mmとなるように、リフターの構造に工夫を施したものである。
すなわち、本発明においては、たとえば、80Kg以上の重量級スピーカーを扱う場合は、リフターの厚みを薄くすることにより、インシュレータ設置作業の前段階として、スピーカーを容易にリフターの上に搭載できる。また、多くの種類のスパイク式インシュレータ、フローティング方式インンシュレータの設置作業に適用できる。
具体的に、請求項3の発明は、リフター上面の摩擦係数μA、リフター下面の摩擦係数μBとして、μB<μAとしたものである。
すなわち、本発明においては、リフター上面の摩擦係数μAとリフター下面の摩擦係数μBを上記条件に設定することにより、リフター上にオーディオ機器を搭載した状態で、オーディオ機器を本来設置すべき部屋の位置へ、床面を滑らせて移動できる。またスピーカーの場合、この段階で前記スピーカーの適確な角度を調整できる。
具体的に、請求項4の発明は、回転自在に支持された螺旋体と、この螺旋体と螺合する複数のナットと、この複数のナットと個別に係合する複数個のリンクと、この複数個のリンクと前記ナットの反対側で係合するリンク固定部材と、前記ナット及び前記リンク固定部材を挟みこんで収納する上部基材と下部基材により構成されるリフターにおいて、前記螺旋体の回転によりオーディオ機器を搭載する前記上部基材と、床面に設置される前記下部基材の距離が調節可能となるように構成したものである。
すなわち、本発明においては、上記リンク機構の適用により、床面に対して平行移動できる平面を有する薄型リフターを提供できる。ちなみに、自動車用に多用される小型ジャッキ(パンタグラフジャッキ)は、螺旋体の上下に設けられた台形の平行リンク機構により構成される。この場合、螺旋体を挟み上下2段の平行リンク機構が必要なため、オーディオ機器を適用対象にした場合、リフターの薄型化は困難である。
具体的に、請求項5の発明は、前記螺旋体はねじ溝が形成されたフロント側螺旋軸と、このフロント側螺旋軸とは逆方向のねじ溝が形成されたリアー側螺旋軸から構成され、前記フロント側螺旋軸、あるいは、前記リアー側螺旋軸のいずれかは複数個のナットと係合したものである。
すなわち、本発明においては、4辺形の平行リンク機構に加えて、さらにリンク機構を追加して全体のリンク機構の自由度を減らすことにより、上部ケースの下部ベースに対する平行状態を維持することができる。
具体的に、請求項6の発明は、前記螺旋軸を回転駆動するモータと、このモータの回転角度を制御する制御装置から構成したものである。
すなわち、本発明においては、インシュレータ設置作業をより簡便に、かつ迅速にできる。
具体的に、請求項7の発明は、前記リフターは空気圧により駆動したものである。
すなわち、本発明においては、リフターの駆動源に空気圧を用いることにより、リフターの構成を簡素化できる。
具体的に、請求項8の発明は、空気圧で伸縮するシリンダと、このシリンダを上下で挟持する上部板とベース台と、この上部板とベース台の相対的な傾斜を抑制するガイド部から構成したものである。
すなわち、本発明においては、前記ガイド軸を前記シリンダと並列に配置して、たとえば、重量級のスピーカーが本リフターに搭載された状態で、前記エアーシリンダの突然の破損により空気漏れが発生した場合でも、スピーカーは傾斜することなく下降するため、その転倒を防止できる。
具体的に、請求項9の発明は、昇降調節機能を有するリフターの上部側にオーディオ機器を搭載して、前記リフターの前記上部側を前記オーディオ機器と共に上昇させた後、前記オーディオ機器と基礎面の間にインシュレータを配置し、その後、前記リフターの前記上部側を下降させて、前記インシュレータだけで前記オーディオ機器の自重を支持させるオーディオ機器の設置方法を示すものである。
すなわち、本発明においては、たとえば、スパイク方式インシュレータのスピーカーへの設置作業に適用したとき、上記手順を踏むことにより、スピーカーに装着されたスパイクの軸芯に対して、床面に配置されるスパイクの軸芯を、危険な重労働作業を伴うことなく、確実に合せることができる。上面と下面の軸芯が同軸であることを必要とするフローティング方式も同様である。
具体的に、請求項10の発明は、オーディオ機器の設置終了後、前記リフターの前記上部側と前記オーディオ機器の下面側の間に狭い隙間を設けた状態を常時保つオーディオ機器の設置方法を示すものである。
すなわち、本発明においては、弾性変形するフローティング方式インシュレータの場合は、スピーカーの底面がインシュレータの上面に接触し、かつ前記スピーカーの質量を前記インシュレータだけで支持できるようになるまで、リフターを下降させる。スパイク方式インシュレータの場合は、スピーカー側に設けられたスパイクが床面上に配置されたスパイク受けで支持されるまで、前記リフターを下降させる。このとき、前記スピーカー底面と前記リフター上面の間に僅かな隙間(たとえば、隙間δ<5mm)を保つように設定しておけば、前記スピーカーに地震などの衝撃的外乱が加わった場合に、スピーカーの転倒防止が図れる。
具体的に、請求項11の発明は、昇降機能が自動式であるリフターを用いて、このリフターを上昇、あるいは下降させることにより、前記インシュレータが前記オーディオ機器に与える音響特性をすみやかに評価できるオーディオ機器の設置方法を示すものである。
すなわち、本発明においては、心理的影響(プラセボ効果)を受け易い音響特性の評価に対して、本発明のインシュレータ評価装置を適用することにより、リスナーは、ステレオ再生による音像定位感が最適な位置で、自らのリモコン操作でリフターを上下動させることにより、瞬時にインシュレータの音響効果を評価できる。
具体的に、請求項12の発明は、条件1はオーディオ機器をインシュレータで支持した場合、条件2はオーディオ機器をインシュレータで支持しない場合としたとき、条件1から条件2、あるいは条件2から条件1への移行時間はいずれも2秒以下としたものである。
すなわち、本発明においては、リスナーがプラセボ効果の呪縛から回避できる最大のポイントは、条件1⇔条件2へ移行するまでの待機時間の短縮、すなわち、インシュレータ有無の「切り替え時間の短縮」であることに着目したものである。
具体的に、請求項13の発明は、回転自在に支持された螺旋体と、この螺旋体と螺合する複数のナットと、この複数のナットと個別に係合する複数個のリンクと、この複数個のリンクと前記ナットの反対側で係合するリンク固定部材と、前記ナット及び前記リンク固定部材を挟みこんで収納する上部基材と下部基材と、前記螺旋体はねじ溝が形成されたフロント側螺旋軸と、このフロント側螺旋軸とは逆方向のねじ溝が形成されたリアー側螺旋軸から構成され、前記フロント側螺旋軸、あるいは、前記リアー側螺旋軸のいずれかは複数個の前記ナットと係合されており、前記螺旋体の回転により移載物を搭載する前記上部基材と、床面に設置される前記下部基材の距離が調節可能となるように構成したものである。
すなわち、本発明においては、薄型・シンプル構造・コンパクトなリフターとして、多くの用途に適用可能である。
具体的に、請求項14の発明は、前記複数個のリンクにはキャスターが設けられており、前記螺旋体の回転により、前記上部基材と前記下部基材の距離が所定値よりも大きくなったときに、前記キャスターが前記下部基材よりも床面側に突出することにより、リフター全体がキャスターで支持可能となるように構成したものである。
すなわち、本発明においては、薄型・シンプル構造・コンパクトの特徴を失うことなく、凹凸の激しい、たとえばコンクリート面でも重量物の移載と設置作業ができるリフターとして適用できる。
本発明のリフターをたとえば、重量級のスピーカーにインシュレータを設置する作業に適用すれば、従来、2人以上の人手が必須だった重労働作業から開放されて、安全かつ簡便にインシュレータを設置することができる。また、薄型、シンプル構造にできるため、地震対策として、スピーカー底面に常時配置した場合でも、インテリア家具としてのオーディオ・システムの美観を損なわない。また、インシュレータの着脱、あるいは品種の異なるインシュレータの交換などの作業を速やかに出来るため、心理的影響を受けやすい音響効果の評価を正確にできる等々、その効果は顕著である。
本発明の実施形態1に係るリフターの下降状態を示し、図2図1aは上面図、図1bは正面断面図(図1aのA-A断面図) リフターの下降状態を示し、図2aは上面図、図2bは正面断面図(図2aのA-A断面図) 図3a〜図3cは、実施形態1のリフターを用いて、スピーカーにフローティング方式インシュレータを設置する手順を示す図 図4a〜図4cは、実施形態1のリフターを用いて、スピーカーにフローティング方式インシュレータを設置する手順を示す図 本発明の実施形態2を示す正面断面図で、図5aはスピーカーを搭載したリフター上昇状態、図5bはリフター下降状態を示す図 本発明の実施形態3に係るスピーカー用リフターの具体的構成を示し、図6aは上面図、図6bは正面断面図(図6aのB-B断面図)、図6cは側面図 実施形態3に係るリフターを用いて、インシュレータを評価するオーディオ・システムを示す矢視図で、スピーカーをインシュレータで支持した場合を示す図 上記、オーディオ・システムにおいて、スピーカーをインシュレータで支持しない場合を示す図 本発明の実施形態4に係るオーディオ用リフターを示し、図9aは滑り板を収納した状態を示す正面断面図、図9bは滑り板をリフターに装着し、オーディオ機器を滑り板上で移動できる状態にした場合の正面断面図 実施形態3に係るリフターを用いて、図10aはスピーカーを傾斜させた状態でスピーカーを滑り板で滑らせる状態を示す図、図10bはスピーカーをリフター上面で滑らせた状態を示す図 本発明の実施形態4を示すもので、図11aは上面図(上部板を取り除いた状態)、図11bはリフターが最も下降した状態における正面断面図、図11cはリフターが最も上昇した状態における正面断面図 本発明の実施形態6に係るリフターの具体的構成を示し、図12aは上面図、図12bはリフターが最も上昇した状態における正面断面図、図12cはリフターが最も下降した状態における正面断面図である。 図13aはフローティング方式インシュレータ上面断面図(図13bのA-A断面図)、図13bは正面断面図である。
[第1実施形態]
図1、図2は本発明の実施形態1に係るリフターの具体的構成を示し、図1は下降状態、図2は上昇状態を示す。図1aは上面図、図1bは正面断面図(図1aのA-A断面図)である。また、図2aは上面図、図2bは正面断面図(図2aのA-A断面図)である。1は上部ケース、2は下部ベース、3は螺旋体、4は螺旋体3のフロント側螺旋軸、5はリアー側螺旋軸である。リアー側螺旋軸5は、フロント側螺旋軸4に対してねじ溝が逆方向に形成されている。6はフロント側螺旋軸4と螺合するフロント側ナット、7はリアー側螺旋軸4と螺合するリアー側ナット、8はリアー側螺旋軸5と螺合する中間部ナットである。フロント側ナット6、リアー側ナット7、中間部ナット8はいずれも長方体形状で、その底面は下部ベース2に対して摺動自在の状態で螺旋体3に螺合される。9a,9bはフロント側リンク(a)、及び、フロント側リンク(b)、10a、10bはリアー側リンク(a)、及び、リアー側リンク(b)、11a、11bは中間部リンク(a)、及び、中間部リンク(b)である。12a、12bはフロント側リンク固定部材(A)、及び、フロント側リンク固定部材(B)である。13a、13bはリアー側リンク固定部材(A)、及び、リアー側リンク固定部材(B)である。前記フロント側リンク固定部材(A)(B)、及び、前記リアー側リンク固定部材(A)(B)は、上部ケース1に固定されている。14a、14bは螺旋体3を回転支持するフロント側軸受(a)、及び、リアー側軸受(b)であり、両軸受14a、14b共、下部ベース2に固定されている。
フロント側リンク(a)9aは、一方をピン15aによりフロント側ナット6と係合し、他方をピン16aによりフロント側リンク固定部材(A)12aと係合している。フロント側リンク(b)9b、ピン15b、フロント側ナット6、ピン16b、フロント側リンク固定部材(B)12bの関係も同様である。
中間部リンク(a)11aは、一方をピン17aにより中間部ナット8と係合し、他方をピン18aによりフロント側リンク固定部材(A)12aと係合している。中間部リンク(b)11b、ピン17b、中間部ナット8、ピン18b、フロント側リンク固定部材(B)12bの関係も同様である。
リアー側リンク(a)10aは、一方をピン19aによりリアー側ナット7と係合し、他方をピン20aによりリアー側リンク固定部材(A)13aと係合している。リアー側リンク(b)10b、ピン19b、リアー側ナット7、ピン20b、リンクリアー側固定部材(B)13bの関係も同様である。
21は螺旋体3のフロント側先端に形成された回転治具の嵌合部であり、フレキシブルジョイントと結合した回転治具22(想像線)をこの嵌合部21に装着して、螺旋体3を回転させることにより、上部ケース1は螺旋体3の中心線と直交方向に上下する。
また、フロント側ナット6、リアー側ナット7、中間部ナット8は本リフターの高さの下限値を決めるストッパーの役割を担っている。図1aにおいて、前記ナットの上面は前記上部ケース1と接触して、上部ケース1の下降を抑止している。このとき、前記フロント側リンク、前記中間部リンク、前記リアー側リンクの傾斜角度>0であるため、リンクが機能停止に陥ることはない。
本実施例において、フロント側螺旋軸4とリアー側螺旋軸5はねじ溝の方向が逆で、前記フロント側螺旋軸に螺合するナットはフロント側ナット6が1個であるのに対して、前記リアー側螺旋軸には2個のナット、すなわち、リアー側ナット7、中間部ナット8が螺合されている。それぞれのナットはそれぞれのリンクと係合し、これらのリンクは反対側でフロント側とリアー側のリンク固定部材12,13と係合している。中間部リンク機構(部材8,11、12、及び、ピン17,18で構成)が必要な理由は、次のようである。前記中間部リンク機構が無い場合、全体は4辺形の平行リンク機構となるが、この場合、リンク機構の自由度が多すぎて、上部ケース1の下部ベース2に対する平行状態を維持できないからである。強度アップを図るために、前記フロント側螺旋軸に螺合するナットをさらに追加して、このナットと係合するリンク機構を増やしてもよい。また、実施例の全体のリンク構造を上下逆方向で配置しても、機能上の大きな差は無い。
実施例では、螺旋体3に対して左右対象(たとえば、図1a参照)に、2セットの上下移動できるリンク機構を設けたが、各リンク機構に加わる荷重負担分を軽減するめに、螺旋体3に対して並行に、もっと多くのリンク機構を配置してもよい。ちなみに、自動車用に多用される小型ジャッキ(パンタグラフジャッキ)は、螺旋体の上下に設けられた台形の平行リンク機構により構成される。この場合、床面に対して平行状態を維持する上部ケース1に相当する平板部材を設けられない。また、螺旋体を挟み上下2段の平行リンク機構であるため、オーディオ機器を適用対象にした場合、リフターの薄型化は困難である。
[インシュレータの設置方法]
以下、本実施例のリフターを用いて、スピーカーにフローティング方式インシュレータを設置する手順について説明する。詳細は後述するが、本実施例に適用するインシュレータは、円筒形状の上部スリーブと下部スリーブが、スプリングコイルと粘弾性ゴムを介して非接触で嵌合する構成になっている。スプリングのばね剛性と搭載物(オーディオ機器)の質量できまる固有振動数以上は振動遮断効果が得られるため、本明細書ではフローティング方式インシュレータと呼ぶことにする。実施例に適用したインシュレータの前記上下スリーブの嵌合部の隙間は狭いために、前記上下スリーブの軸芯を合わせながら、スピーカーを搭載する必要がある。この点はスパイクとスパイク受けでスピーカーを支持する場合(実施形態2で後述)も同様である。図3において、50はスピーカー、51は実施形態1におけるリフター、52は床面である。
Step1:図3aにおいて、通常、部屋の壁面近傍に配置されているスピーカー50を背後の壁面から手前に引き離し, 傾斜させた状態でリフター51の上に載せる。重量級のスピーカーであっても、床面を滑らせ、かつ傾斜させることは、てこの原理により、大きな力を必要とせず比較的容易であった。
Step2:図3bにおいて、傾斜させた前記スピーカーをリフター51の上に搭載して、前記スピーカーの真下にリフター51全体が配置されるように、前記スピーカーをリフター51上で滑らせる。このとき、作業者はリフター51のフロント側の側面(嵌合部21近傍)を片足で軽く押さえておけばよい。リフター51の厚みが薄い程、この作業は容易であり、図1のリンク機構を用いた本実施例のリフターの最小値Hmin=35mmであった。実験では、リフター51の最小値Hmin<50mmならば、 80Kg級の大型スピーカーの場合でも、一人の作業者で比較的無難にリフター51の上に搭載できた。また、リフターの最小高さHminはフローティング方式インシュレータの高さ、あるいはスパイクとスパイク受けを重ねた高さよりも小さくする必要がある。Hmin<50mmならば、スパイク方式インシュレータの多くの商品に適用可能であり、Hmin<40mmならば、フローティング方式を含む大部分の商品に適用できる。
前記スピーカー底面と滑らせるリフター51の上面は、適度に摺動性のある材料(摩擦係数μA)を用いればよい。
Step3:図3cにおいて、リフター51上に前記スピーカーを搭載した状態で、前記スピーカーが本来設置すべき部屋の位置(2点鎖線)へ、床面を滑らせて移動する。この段階で、前記スピーカーの適確な位置と角度を調整する。実施例ではリフター51の下面は、上面以上に自己潤滑性の良い材料(摩擦係数μB)で構成した。摩擦係数μB<μAであるため、リフター51を床面上で滑らせることは容易であった。
Step4:図4aにおいて、リフター51に回転治具53を装着する。実施例では、この回転治具53にラチェット式(フレキシブルジョイントは図示せず)を用いた。ラチェット式治具の回転方向を選択すれば、ハンドル54を揺動運動させることでリフター51の螺旋体55(図1の3相当)を上昇方向だけに回転できる。
Step5:図4bにおいて、リフター51が所定の高さまで上昇した段階で、インシュレータ56a〜56d(56c、56dは図示せず)を前記スピーカーの底面の4隅に設置する。
Step6:図4cにおいて、前記スピーカーの底面が前記インシュレータの上面に接触し、かつ前記スピーカーの質量を前記インシュレータだけで支持できるようになるまで、リフター51を下降させる。このとき、前記スピーカー底面と前記リフター上面の間に僅かな隙間δを保つように設定しておけば、前記スピーカーに地震などの衝撃的外乱が加わった場合に、スピーカーの転倒防止対策として有効である。
以上、本実施例のリフターの特徴を要約すれば、次の様である。
(1)薄型構造にできる。
特に80Kg以上の重量級スピーカーを扱う場合は、リフターの最小厚みHmin<40mmにできる実施例のメカニズムの効用は大きい。上記Step1において、僅かな人手でかつ安全にスピーカーをリフターの上に搭載できる。また、多くのスパイク式インシュレータ、フローティング方式インンシュレータに対して、本発明のリフターを適用できる。
(2)オーディオ機器を搭載した状態で移動できる
リフターの上下動が簡便で、インシュレータの着脱が容易である。また、リフター上面の摩擦係数μA、リフター下面の摩擦係数μBとしたとき、μB<μAにすれば、スピーカーを搭載した状態でリフターを床面上で滑らせて、スピーカーを所定に位置に配置することができる。
(3)シンプル構造である。
簡素な構造であるため。ローコストである。
(4)地震対策が容易に施せる。
インシュレータ(スパイク方式も含む)を設置した状態で、スピーカー底面と床面の間にリフターを常時配置する。リフター上面とスピーカー底面の間に僅かなギャップ(たとえば、δ<5mm)を保つ状態に設定しておけば、弾性変形するフローティング方式インシュレータの場合でも、スピーカーに衝撃的外乱荷重が加わったときに、スピーカーの転倒防止が図れる。
(5)美観を損なわない
上記(4)において、常時リフターを配置する場合、薄型構造のリフターはスピーカー底面に隠れるため、インテリア家具としてのオーディオ・システムの美観を損なわない。
(6)インシュレータの試聴実験に有効
インシュレータの着脱、あるいは品種の異なるインシュレータの交換などの作業を速やかに出来るため、リスナーの心理的影響を受けやすい音響効果の評価を正確にできる。後述するが、リフターを電動式にすれば、この効用はさらに卓抜となる。
本実施例では、本発明のリフターをスピーカーに適用する場合について説明したが、CDプレイヤー、アナログプレイヤー、アンプなどに適用する場合でも、上記実施例と同様な効果が得られる。また、各種オーディオ機器が搭載されるオーディオラックはスパイク支持が多用されている。オーディオ機器としてのオーディオラックの設置作業、あるいは、音響特性の評価にも本発明のリフターが適用できる。
[第2実施形態]
図5は本発明の実施形態2を示すもので、スパイク構造で支持されたスピーカーに本発明を適用した場合を示す。図5aはリフター上昇状態、図5bはリフター下降状態を示す。
100はスピーカーであり、上部ボックス100aと下部ベース100bから構成される。上部ボックス100aと下部ベース100bは一体化されており分離できない。101は実施形態1におけるリフター、102は床面である。103a〜103d(103c、103dは図示せず)は前記スピーカーの下部ベース100bに装着されたスパイク、104a〜104d(104c、104d)は図示せず)は床面102に配置されたスパイク受けである。
図5aにおいて、リフター101を上昇させた状態で、スパイク受け104a〜104dを床面102に配置する。次にリフター101に回転治具105を装着して、リフター101を除々に下降させ、前記スパイクと前記スパイク受けの軸芯が一致するように、前記スパイク受けの位置を調整する。図5bは、スピーカーの自重をスパイクだけで支持した状態を示す。スパイク支持方式の場合も、前述したシンシュレータの場合と同様に、前記スピーカー底面と前記リフター上面の間に僅かな隙間を保つように設定しておけば、前記スピーカーに地震などの衝撃的外乱が加わった場合に、スピーカーの転倒防止対策として有効である。
[第3実施形態]
図6は本発明の実施形態3に係るオーディオ用リフターの具体的構成を示し、図6aは上面図、図6bは正面断面図(図6aのB-B断面図)、図6cは側面図である。本実施例では、リフターの螺旋体を電動モータで駆動することにより、インシュレータ設置作業をより簡便に、かつ迅速にできる。また、(1)スピーカーをインシュレータ(スパイクも含む)で支持した場合、(2)スピーカーをインシュレータで支持しない場合、上記(1)(2)を瞬時に切り替えることができるため、インシュレータがスピーカーに与える音響特性を、リスナーは正確、かつ迅速に評価することができる。
201は上部ケース、202は下部ベース、203は螺旋体である。螺旋体203のねじ溝は、フロント側とリアー側では逆方向に形成されている。204は螺旋体203と螺合するフロント側ナット、205は螺旋体203と螺合するリアー側ナット、206は螺旋体203と螺合する中間部ナットである。フロント側ナット204、リアー側ナット205、中間部ナット206はいずれも長方体形状で、その底面は下部ベース202に対して摺動自在の状態で螺旋体203に螺合される。207はフロント側リンク、208はリアー側リンク、209は中間部リンクである。210はフロント側リンク固定部材、211はリアー側リンク固定部材である。前記フロント側リンク固定部材、及び、前記リアー側リンク固定部材は、上部ケース201に固定されている。212、213は螺旋体3を回転支持するフロント側軸受、及び、リアー側軸受であり、両軸受212、213共、下部ベース202に固定されている。フロント側リンク207は、一方をピン214によりフロント側ナット204と係合し、他方をピン215によりフロント側リンク固定部材210と係合している。中間部リンク209は、一方をピン216により中間部ナット206と係合し、他方をピン217によりフロント側リンク固定部材210と係合している。リアー側リンク208は、一方をピン218によりリアー側ナット205と係合し、他方をピン219によりリアー側リンク固定部材211と係合している。
なお、実施形態1の場合と同様に、上記部材204〜219と同一の部材から構成されるリンク機構が、螺旋体203に対して上下対象(図6a)に構成されている。220は螺旋体203を電動モータで駆動するモータ駆動部であり、減速機及びモータ221(想像線)、モータ制御部222(想像線)から構成される。223は螺旋体203のフロント側先端に形成された回転治具の嵌合部であり、上記電動モータを使用しない場合(マニュアルの場合)に、回転治具(図示せず)をこの嵌合部223に装着して、螺旋体203を回転させることにより、上部ケース201は螺旋体3の中心線と直交方向に上下する。この機能は、実施形態1の場合と同様である。本リフターの構成は、上部ケース201に収納される部分だけがスピーカー底面に設置できればよく、モータ駆動部220はスピーカーから前面に突出する構成でもよい。
図7、及び、図8は、スピーカーに設置されたインシュレータが音響効果に与える影響をリスナーが瞬時に評価できる「インシュレータ評価装置」を示す矢視図である。図7は、スピーカーをインシュレータで支持した場合、図8は、スピーカーはインシュレータで支持しない場合を示す。
251、252は左右に配置された2チャンネルのステレオ用スピーカーであり、各々のスピーカーはボード253、254の上に搭載されたインシュレータによって支持されている。255a〜255d、及び、256a〜256dは左右のスピーカー251、252の底面4隅に配置されたインシュレータ(255d、256dは図示せず)である。257、258は左右のスピーカーの真下に配置された電動駆動式のリフター(図6と同じ構成)、259は前記リフターの駆動を遠隔操作するコントローラである。このコントローラで、音楽を再生中にリフターの上昇と下降を操作することにより
(1)スピーカーをインシュレータで支持した場合(図7)
(2)スピーカーをインシュレータで支持しない場合(図8)
上記(1)(2)による音響効果の差を、リスナーは自らの操作により、瞬時に評価できる。最適な位置とは、通常2つのスピーカーを結ぶ直線を底辺としたとき、三角形の頂点の位置を示す。またオーディオ再生音における音響効果とは
(i)奥域感(空間性)
スピーカーの背景に壮大なオーケストラの空間が、スピーカーから離脱して奥深く展開される。
(ii)分解能(フォーカス感)
各楽器が視覚で見えるようにその存在感が分かり、音像(sound stage)の焦点が明確に定まる。
(iii)透明感(S/N比)
複層する楽器音が混濁せず分離する。高域が繊細で歪み感が小さい。
(iv)低域の力感(ダンピング特性)
低域が引き締まり、オーケストラの弦の低域音、ジャズのベース音が明確に定位して聴こえる。
などである。現在、世の中で実に多くのタイプのオーディオ用・インシュレータが市販されている。インシュレータを設置することで音が変わる事は物理的にも説明はつくが、良い音になったかどうかは、聴取する側の主観による要素(プラセボ効果)が多いため、音質向上を謳っているインシュレータ商品でも、実際の効能としては疑わしいものも少なくない、とされる。
ここで、心理的要因であるプラセボ効果(偽薬効果)とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を言う。この改善は自覚症状に留まらず、客観的に測定可能な症状の改善効果として現われる事もある。また、病気の症状自体の改善というよりは、「薬を飲んでいる」事による精神的な安心感を得る方が目的となる事もある。このような単なる精神的安楽を得る効果は偽薬効果には含まれないが、両者の区別が難しい場合もある。
すなわち、オーディオ分野では「高価である」がゆえに、「音質も良いはず」というプラセボ効果が働くのである。特に、オーディオ用・インシュレータの場合、リスナーがプラセボ効果の呪縛から逃れにくい理由は、インシュレータ有無の条件の差、すなわち上記(1)⇔(2)へ移行するのに、多大な労力と長い待機時間を必要とするからである。すなわち、前述したように、「品種の違うテレビを左右に並べて、両者の画質を同時に評価する」ようにはいかないのが、オーディオ用・インシュレータを評価する上での最大の難題であった。
本発明者は、プラセボ効果の呪縛から回避できる最大のポイントは、上記(1)⇔(2)への移行するまでの待機時間の短縮、すなわち、インシュレータ有無の「切り替え時間の短縮」であることに着目した。本発明のリフター(インシュレータ評価装置)を適用することにより、リスナーは、ステレオ再生による音像定位感が最適な位置で、自らのリモコン操作でリフターを上下動させることにより、瞬時にインシュレータ有無の音響特性の違いを評価できる。本発明のリフターでは、上記(1)⇔(2)への移行時間は2秒以下であった。品種の異なるインシュレータの音響特性の差を評価する場合は、インシュレータの交換に時間を要するが、左右のスピーカーのそれぞれに補助者を配置すれば、5秒程度で可能であった。
硬質材料による各種インシュレータを相対評価する場合でも、本発明のインシュレータ評価装置を効果的に活用できる。硬質材料インシュレータとして、前述したように、木材、樹脂、金属、水晶、セラミック、石英、珊瑚等を用いたもの、及びこれらの素材を多層構造にした複合タイプが考案され商品化されている。但し、硬質材料インシュレータは高さが低い商品が多いため、オーディオ機器と床面の間にブロック材を介在させ、このブロック材とオーディオ機器の間に硬質材料インシュレータを装着する構成にすればよい。ブロック材とインシュレータを合わせた高さが、リフターの最小高さHmin以上になるように、前記ブロック材の高さHBを選べばよい。実験結果では、ブロック材としては、低周波数域で鋭敏な共振特性を持たない材料(音にクセの無い材料)として木質系の素材が好ましかった。
本実施例では、本発明のリフターをスピーカーに適用する場合について説明したが、CDプレイヤー、アナログプレイヤー、アンプ、オーディオラックなどに適用する場合でも、上記実施例と同様な効果が得られる。
[第4実施形態]
図9は本発明の実施形態4に係るオーディオ用リフターの具体的構成を示し、図9aは滑り板を収納した状態を示す正面断面図、図9bは滑り板をリフターに装着し、オーディオ機器を滑り板上で移動できる状態にした場合の正面断面図である。450はリフター本体部であり、実施形態1、2に適用されたものが適用できるため、記号の詳細は省略する。451は床面、452は滑り板であり、補強板453とこの補強板の上に張り付けられた自己潤滑性シート454から構成される。自己潤滑性シート454は、たとえば、テフロン(登録商標)、ナイロン(ポリアミド)などによるシートが適用できる。454aは蝶番(ちょうつがい)であり、その一端は補強板453に固定され、もう一方は蝶番収納部455に収納される。補強板453と蝶番454aはリフター450から着脱自在である。
図10は、スピーカーをリフター上に搭載し、滑らせる状態を示すものである。図10aにおいて、スピーカー456を傾斜させた状態で、リフター450の滑り板452をスピーカー456の底面に挿入する。次にスピーカー456を滑り板452上で滑らせる。このとき、補強板の上に張り付けられた自己潤滑性シート454の摩擦係数μCは十分に小さいため、スピーカー456は容易にリフター上に搭載できる。滑り板452とリフター450上面の境界部における前記滑り板側の端部、あるいは、前記リフター側の端部を曲面にしておけば、記滑り板側から前記リフター側へのスピーカーの移載はより容易となる。
次に図10bにおいて、前記スピーカーをリフター上面457で矢印の方向へ滑らせる。実施形態1同様に、リフター上面457は、適度に摺動性のある材料(摩擦係数μA)が用いられている。但し、摩擦係数μC<μAである。
次のステップ(以下図示せず)で、リフター上面457に前記スピーカーを搭載した状態で、前記スピーカーが本来設置すべき部屋の位置へ、床面を滑らせて移動する。この場合、リフター450の下面は、上面以上に自己潤滑性の良い材料(摩擦係数μB)で構成すれば、すなわち、摩擦係数μB<μAとすれば、リフター450を床面上で滑らせることは容易である。スピーカー456を部屋の所定の位置に設置後は、滑り板452をリフター450から外せばよい。
[第5実施形態]
図11は本発明の実施形態5に係るオーディオ用用リフターの具体的構成を示し、図11aは上面図(上部板301を取り除いた状態)、図11bはリフターが最も下降した状態における正面断面図、図11cはリフターが最も上昇した状態における正面断面図である。本実施例は、リフターが最も上昇した状態で、リフター側面に配置されたキャスターがリンク機構により有効に作用して、オーディオ機器が搭載されたリフターの床面上の移動を容易にしたものである。本実施例の発明により、重量級のスピーカーを摺動性が悪く、たとえば凹凸面が多いコンクリートの床面に設置される場合でも、インシュレータ(スパイクも含む)の設置が容易にできる。
301は上部板、302はベース台、303は螺旋体である。図11aにおいて、上部板301は想像線で示している。螺旋体303のねじ溝は、フロント側とリアー側では逆方向に形成されている。304は螺旋体303と螺合するフロント側ナット、305は螺旋体203と螺合するリアー側ナット、306は螺旋体303と螺合する中間部ナットである。フロント側ナット304、リアー側ナット305、中間部ナット306はいずれも長方体形状で、その底面はベース台302に対して摺動自在の状態で螺旋体303に螺合される。307a、307bはL字型形状のフロント側リンク、308a、308bはL字型形状のリアー側リンク、309a、309bは中間部リンクである。310a、310bはフロント側リンク固定部材、311a、311bはリアー側リンク固定部材である。前記フロント側リンク固定部材、及び、前記リアー側リンク固定部材は、上部板301に固定されている。312、313はベース台302の左右に設けられた螺旋体303を回転支持するフロント側軸受部、及び、リアー側軸受部である。
前記フロント側リンク、前記フロント側ナット、前記フロント側リンク固定部材、前記中間部リンク、前記中間部ナット、前記リアー側リンク、前記リアー側リンク固定部材、前記リアー側ナットのそれぞれはピン314a〜319a、及び、ピン314b〜319bにより係合している。(ピン314b〜319bは矢印で記載せず)320a、320bはフロント側キャスター、321a、321bは車輪、322a、322bは車輪軸、323a、323bは車輪支持体、324a、324bは前記車輪支持体を前記フロント側リンクに回転自在に係合するための支持ピンである。325a、325bはリアー側キャスターであるが、フロント側キャスターと同様に車輪、車輪軸、車輪支持体、支持ピンで構成される。326は螺旋体303のフロント側先端に形成された回転治具の嵌合部であり、回転治具(図示せず)をこの嵌合部326に装着して、螺旋体303を回転させることにより、上部板301は螺旋体303の中心線と直交方向に上下する点は、実施形態1の場合と同様である。327はリフターを設置する床面である。本実施例では、螺旋体303を回転により、上部板301が上昇すると同時に、L字型形状の前記フロント側リンクと前記リアー側リンクが水平状態から徐々に立ち上がっていく。この2つのリンクが所定の角度まで傾斜したとき、前記フロント側とリアー側リンクの設けられた前記キャスターの前記車輪が床面327に接触し、前記キャスターを有効に機能させる。本実施例のリフターは、凹凸面を有するコンクリートの床面上で重量級スピーカーを移動させ、スピーカーの角度を設定し、インシュレータを設置するのに極めて有用である。インシュレータをスピーカーの底面に設置した後は、上部板301の下降と共に、前記キャスターの前記車輪は床面から離れ、キャスターの機能は無効となる。ちなみに、本実施例で示したキャスター付きリフター、及び前述した実施例のリフターは、オーディオ機器以外の重量物の搭載・移載作業などにも適用できる。
[第6実施形態]
図12は本発明の実施形態6に係るオーディオ機器用リフターの具体的構成を示し、図12aは上面図、図12bはリフターが最も上昇した状態における正面断面図、図12cはリフターが最も下降した状態における正面断面図である。本実施例は、リフターを上下動させる駆動源にエアーを用いた場合を示す。
401は上部板、402はベース台、403は前記上部板と前記ベース台の間に挟持されたベロフラム式エアーシリンダ、404はこのエアーシリンダの吸気孔である。405a、405b、405cはガイド軸(ガイド部)であり、スリーブ形状のガイド軸405bは405aに収納され、ガイド軸405cは405bに収納される。ガイド軸405aはボルト406によりベース台402に締結され、またガイド軸405cはその端部407で上部板401に締結される。ガイド軸408a、408b、408c、及び、ガイド軸409a、409b、409cの構成と、上部板401、ベース台402への締結方法は同様である。
本実施例では、駆動源にエアーを用いることにより、リフターの全体構成をおおいに簡素化できる。また前記ガイド軸を前記エアーシリンダの周囲に配置することで、ベース台402に対する上部板401の半径方向の移動、及び、上部板401の傾斜を規制できる。前記ガイド軸をスリーブ多重構造にして伸縮自在にすることで、リフターの最下降時の高さHを十分に低くできと共に、リフターの上限値を規制できる。前記ガイド軸の構成により、たとえば、重量級のスピーカーが本リフターに搭載された状態で、前記エアーシリンダの突然の破損により空気漏れが発生した場合でも、スピーカーは傾斜することなく下降するため、その転倒を防止できる。
また本リフターの最小高さと押し上げ距離の調節は次のようにして行う。複数のスリーブから構成されるガイド軸を着脱容易にして、高さの上限値と下限値が異なる組み合わせのものを、高さの異なるインシュレータの種類に合わせて選択すればよい。また、エアーシリンダの空気漏れ対策として、複数の膜による多重構造にしておけば、長期の信頼性が確保できる。
エアー駆動式リフターを用いて、実施形態3で示した「インシュレータ評価装置」を構成できる。この場合、シリンダに供給するエアーは、エアーポンプの駆動を制御してもよく、あるいはバルブを用いて圧力源とシリンダに繋がる流路の開閉を制御してもよい。
[補足]フローティング方式インシュレータの構成
さて、上述した実施形態に適用したフローティング方式インシュレータをスピーカーに設置する際に、本発明のリフターが有効な理由を、図13を用いて説明する。図13aは上面断面図(図13bのA-A断面図)、図13bは正面断面図である。
500は上部スリーブ(荷重支持部)、501は下部スリーブ(固定部)、502は前記下部スリーブの中央部に突設して形成された筒部、503は前記筒部の外周部に装着されたサージング防止部材(振動発生防止手段)である。前記上部スリーブと前記下部スリーブの内部にスプリングコイル504が設けられている。スプリングコイル504の下端外周部は前記下部スリーブ底面に形成された位置決め部505に、スプリングコイル504の上端外周部は前記上部支持部底面に形成された位置決め部506に嵌まり込むようになっている。そのため、本インシュレータはスプリングコイル504を装着した状態で、両部材500,501の軸芯が一致した状態を保つことができる。
本インシュレータは、長い筒形形状の上部スリーブ500が下部スリーブ501(固定部)を、スプリングコイル504を介在して、収納する構造になっている。この構造により、次の役割を担うことができる。
(1)オーディオ機器の荷重を支持する。
(2)フローティング方式と硬質材料方式の2つのインシュレータの長所を「同時に併せ持つ」ことができる。
(3)オーディオ機器(スピーカー)に衝撃的外乱荷重が加わったとき、転倒防止が図れる。
上記(1)についての説明は省略し、上記(2)の理由について、少し詳しく述べる。上部スリーブ500の上面から床面(図示せず)に至る振動の経路を振動伝播経路ΦZとする。太い線径を有するスプリングコイル504は、オーディオ機器が発生する振動を床面に伝播する「音響管」(Sound tube)としての役割を担う。さらに、この振動伝播経路ΦZから分岐した振動伝播経路ΦRを筒型形状部材で構成すると、「風鈴効果」(Wind bell effect)ともいうべき以下述べる顕著な音響特性の改善が図れる。本実施例において、上部スリーブ500内部はスプリングコイル504を収納する空洞を有し、一方の端部を密閉構造、もう一方の端部を大気解放端とする筒型形状、すなわち、「風鈴」に近い形状となっている。すなわち、前記振動伝播経路ΦZに風鈴の振動系ΦRを組み合わせることにより、良質な音響素材がもたらす効果が一層増強される。振動系ΦRは上部スリーブ500の端部を振動伝播経路ΦRの解放端として、前記振動伝播経路ΦZに対して並列配置された分布定数系の質量とバネで決まる振動系として振動伝播経路ΦZに影響を与える。風鈴が糸で吊り下げられて妙なる音色を奏でることができるように、上部スリーブ500の上端部は剛性の小さなスプリングコイル504で柔らかく支持されている。すなわち、前記上部スリーブの材料に、高周波域での響きの親和性を考慮した良質な音響素材(たとえば、固有音響インピーダンスが107Ns/m3以上)を用いることにより、効果的に音響特性の改善が図れる。
上記(3)の理由は次のようである。本インシュレータでは、前述した「風鈴効果」を得るために設けた長い筒状のスリーブを利用して、インシュレータに搭載されたオーディオ機器に地震などによる衝撃的な水平方向外乱荷重が加わった場合、オーディオ機器の傾斜を最小限に抑えて、転倒を防止することができる。たとえば、スピーカーに水平方向外乱荷重が加わったとき、本インシュレータの上部スリーブ500は荷重Fにより図13b中の想像線で示すように傾斜する。このとき、上部スリーブ500と下部スリ−ブ501の半径方向の狭い間隙δが、上部スリーブ500のある値以上の傾斜を抑止することができる。
したがって、上記構成からなるフローティング方式インシュレータの特徴を活かすためには、インシュレータにオーディオ機器が搭載された状態で、上部スリーブ500と下部スリーブ501の軸芯が一致、すなわち、前記間隙δが円周上で均一な状態に保たれている必要がある。本発明のリフターを適用すれば、実施形態1で説明したように、Step5(図4b)からStep6(図4c)に移行する過程では、上部スリーブ500には鉛直方向だけに力が加わるために、両スリーブ500、501の軸芯を確実に合せた設置作業ができる。
100・・・ オーディオ機器
101・・・ リフター
103a、104a・・・インシュレータ

Claims (14)

  1. 自動もしくは手動により上下移動が可能で、インシュレータをオーディオ機器に設置するために用いられるリフターにおいて、前記リフターの上にオーディオ機器を搭載して、前記リフターを上昇させることにより、前記オーディオ機器底面と床面間の距離を増大させて前記インシュレータを着脱自在に設置できると共に、前記距離を減少させることにより前記オーディオ機器の自重を前記インシュレータだけで支持した状態で、前記リフターを着脱自在に設置できることを特徴とするリフター。
  2. オーディオ機器が搭載される前記リフターの上面と前記床面間の距離をHとしたとき、リフターが最も下降した状態で、H<50mmであることを特徴とする請求項1記載のリフター。
  3. リフター上面の摩擦係数μA、リフター下面の摩擦係数μBとして、μB<μAであることを特徴とする請求項1記載のリフター。
  4. 回転自在に支持された螺旋体と、この螺旋体と螺合する複数のナットと、この複数のナットと個別に係合する複数個のリンクと、この複数個のリンクと前記ナットの反対側で係合するリンク固定部材と、前記ナット及び前記リンク固定部材を挟みこんで収納する上部基材と下部基材により構成されるリフターにおいて、前記螺旋体の回転によりオーディオ機器を搭載する前記上部基材と、床面に設置される前記下部基材の距離が調節可能であることを特徴とする請求項1記載のリフター。
  5. 前記螺旋体はねじ溝が形成されたフロント側螺旋軸と、このフロント側螺旋軸とは逆方向のねじ溝が形成されたリアー側螺旋軸から構成され、前記フロント側螺旋軸、あるいは、前記リアー側螺旋軸のいずれかは複数個のナットと係合されていることを特徴とする請求項4記載のリフター。
  6. 前記螺旋軸を回転駆動するモータと、このモータの回転角度を制御する制御装置から構成されることを特徴とする請求項5記載のリフター。
  7. 前記リフターは空気圧により駆動されることを特徴とする請求項1記載のリフター。
  8. 空気圧で伸縮するシリンダと、このシリンダを上下で挟持する上部板とベース台と、この上部板とベース台の相対的な傾斜を抑制するガイド部から構成されることを特徴とする請求項7記載のリフター。
  9. 昇降調節機能を有するリフターの上部側にオーディオ機器を搭載して、前記リフターの前記上部側を前記オーディオ機器と共に上昇させた後、前記オーディオ機器と基礎面の間にインシュレータを配置し、その後、前記リフターの前記上部側を下降させて、前記インシュレータだけで前記オーディオ機器の自重を支持させることを特徴とするリフターを用いたオーディオ機器の設置方法。
  10. オーディオ機器の設置終了後、前記リフターの前記上部側と前記オーディオ機器の下面側の間に狭い隙間を設けた状態を常時保つことを特徴とする請求項9記載のリフターを用いたオーディオ機器の設置方法。
  11. 昇降機能が自動式であるリフターを用いて、このリフターを上昇、あるいは下降させることにより、インシュレータ評価装置として前記インシュレータが前記オーディオ機器に与える音響特性を評価することを特徴とする請求項9記載のリフターを用いたオーディオ機器の設置方法。
  12. 条件1はオーディオ機器をインシュレータで支持した場合、条件2はオーディオ機器をインシュレータで支持しない場合としたとき、条件1から条件2、あるいは条件2から条件1への移行時間はいずれも2秒以下であることを請求項11記載のリフターを用いたオーディオ機器の設置方法。
  13. 回転自在に支持された螺旋体と、この螺旋体と螺合する複数のナットと、この複数のナットと個別に係合する複数個のリンクと、この複数個のリンクと前記ナットの反対側で係合するリンク固定部材と、前記ナット及び前記リンク固定部材を挟みこんで収納する上部基材と下部基材と、前記螺旋体はねじ溝が形成されたフロント側螺旋軸と、このフロント側螺旋軸とは逆方向のねじ溝が形成されたリアー側螺旋軸から構成され、前記フロント側螺旋軸、あるいは、前記リアー側螺旋軸のいずれかは複数個の前記ナットと係合されており、前記螺旋体の回転により移載物を搭載する前記上部基材と、床面に設置される前記下部基材の距離が調節可能であることを特徴とするリフター。
  14. 前記複数個のリンクにはキャスターが設けられており、前記螺旋体の回転により、前記上部基材と前記下部基材の距離が所定値よりも大きくなったときに、前記キャスターが前記下部基材よりも床面側に突出することにより、リフター全体がキャスターで支持可能となることを特徴とする請求項13記載のリフター。
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