JP2012144202A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボールねじ機構を備えたラックパラレルタイプの電動パワーステアリング装置において、ラジアル荷重によるボールナットとラック軸との相対角度差を小さくし、ボールの耐久性を向上させる。
【解決手段】ラック軸13と、操舵補助用のモータ40の回転軸とが平行に配設されたラックパラレルタイプ電動パワーステアリング装置において、ラック軸の一端側に設けられるボールねじ軸48及びこのボールナット47を有するボールねじ機構43を備え、ピニオンを収容するピニオンハウジング30と、ラック軸を収容するラックハウジング31とが弾性体を介してラジアル方向に相対変位可能に連結する連結部を有している。ラックハウジングと、ボールナットを回転自在に支持する軸受装置63を収容する軸受ハウジング32とが一体化されており、軸受ハウジングが、弾性体からなるマウントブッシュを介して、ラジアル方向に変位可能に車体に支持されている。
【選択図】図2

Description

本発明は電動パワーステアリング装置に関する。さらに詳しくは、操舵補助機構を構成するモータの回転軸がラック軸と平行に配設されているラックパラレルタイプの電動パワーステアリング装置に関する。
モータの駆動力を操舵補助力として利用する電動パワーステアリング装置として、モータの回転軸が、ピニオン軸とともに操舵機構を構成するラック軸と平行に配設されているラックパラレルタイプのものがある(例えば、特許文献1〜2参照)。
このタイプの電動パワーステアリング装置は、操舵補助用のモータと、ラック軸の一端側に設けられ、当該ラック軸と同軸のボールねじ軸及びこのボールねじ軸と対のボールナットを有するボールねじ機構と、前記モータの回転力を減速してボールナットに伝達する減速機構とを備えている。ラックパラレルタイプの電動パワーステアリング装置は、ラジアル方向に多くのスペースをとる減速機構を、多くの部品が配設される前記ラック軸の長手方向中心付近を避けて端部寄りに配置させ、モータを、当該減速機構の周囲の空いているスペースに配置させることができるので、車両への搭載性に優れるという利点を有している。
特開2005−349862号公報 特開2008−254495号公報
ところが、車両が悪路を走行したりすると、タイロッドを介してラック軸にラジアル荷重が作用するが、前述したラックパラレルタイプの電動パワーステアリング装置では、ボールナットの傾き角とラック軸の傾き角との差(相対角度差)Δθ(図8参照)に起因して、ボールねじ機構内のボールの荷重分布が特定のボール、すなわち軸方向両端に位置するボールに集中する。その結果、当該両端のボールに過大な荷重が作用して、その耐久性が低下する恐れがある。
この対策として、図8に示されるように、ボールねじ機構101のボールナット102を支持する軸受装置103の外輪104の軸方向両側にゴムなどからなる環状の弾性体110を配設し、当該軸受装置103を軸方向に所定距離だけ変位可能なフローティング構造とすることにより、ラジアル荷重に対してボールナット102をラジアル方向に傾かせ、荷重分布を均等にさせることが考えられる。なお、図8及び後出する図2では、分かりやすくするために前記相対角度差Δθを誇張して描いている。
しかしながら、ボールナット102の回転中心P1とラック軸105の回転中心P2とは軸方向にかなり離間しており位置が異なるため、前記相対角度差Δθがある程度残ってしまう。この相対角度差Δθを更に小さくするには、前記軸受装置103の外輪104と、この軸受装置103を収容するハウジング106の内壁との隙間を大きくする必要があるが、そうすると、今度はラトル音、トルクムラなどの問題が生じてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ボールねじ機構を備えたラックパラレルタイプの電動パワーステアリング装置において、ラジアル荷重によるボールナットとラック軸との相対角度差を小さくして、ボールの耐久性を向上させることができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
(1)本発明の電動パワーステアリング装置は、一端にステアリングホイールを備えたステアリングシャフトの他端側に接続されるピニオンと噛み合うラック軸と、操舵補助用のモータの回転軸とが平行に配設されたラックパラレルタイプの電動パワーステアリング装置であって、
前記ラック軸の一端側に設けられ、当該ラック軸と同軸のボールねじ軸及びこのボールねじ軸と対のボールナットを有するボールねじ機構を備えており、
前記ピニオンを収容するピニオンハウジングと、前記ラック軸を収容するラックハウジングとを弾性体を介してラジアル方向に相対変位可能に連結する連結部を有しており、
前記ラックハウジングと、前記ボールナットを回転自在に支持する軸受装置を収容する軸受ハウジングとが一体化されており、
前記軸受ハウジングが、弾性体からなるマウントブッシュを介して、少なくともラジアル方向に変位可能に車体に支持されていることを特徴としている。
本発明の電動パワーステアリング装置では、ラックハウジングとピニオンハウジングとが連結部において弾性体を介して相対変位可能に連結されており、ラックハウジングと軸受ハウジングとが一体化されており、且つ、軸受ハウジングがマウントブッシュによりラジアル方向に相対変位可能な状態で車体に支持されている。したがって、タイロッドを介してラック軸にラジアル荷重が作用した際に、ラックハウジングと軸受ハウジングとが一体となって、ピニオンハウジングに対してラジアル方向に傾くことができるので、ボールナット(軸受ハウジング及びラックハウジングと一体に変位する)とラック軸との相対角度差を極力小さくして、ボールナットとボールねじ軸との間に配設されたボールの荷重分布を均一化することができる。その結果、従来のように特定のボールに荷重が集中して作用することがなくなるので、ボールの耐久性を向上させることができる。
(2)前記(1)の電動パワーステアリング装置において、前記ラックハウジングの回転中心が、ステアリングギア中心よりもピニオン側に位置することが好ましい。この場合、ラックハウジングの回転中心とラック軸の回転中心が近いため、極力相対角度差を小さくすることができる。なお、ステアリングギア中心は、ニュートラル状態におけるラックセンターであり、図2においてCで示される箇所である。
(3)前記(1)又は(2)の電動パワーステアリング装置において、前記ピニオンハウジングが、車体に対し実質的に変位不可となるように当該車体に固定されていることが好ましい。全てのハウジングが車体に対して弾性支持されると、操舵機構の剛性がなくなり、細かな操舵感が低下することがあるが、ピニオンハウジングを車体に対して剛性支持することで、このような操舵感の低下をなくすことができる。
(4)前記(1)〜(3)の電動パワーステアリング装置において、前記軸受ハウジングの変位を規制するストッパ部を備えていることが好ましい。この場合、ラック軸に所定値を超える大きなラジアル及び/又はスラスト荷重が作用したときに、ストッパ部によって、軸受ハウジング及びこれと一体化されているラックハウジングの変位を規制することで、前記ラックハウジングとピニオンハウジングとの連結部に過大な荷重が作用して、当該連結部の弾性体などが損傷するのを防止することができる。
(5)前記(1)〜(4)の電動パワーステアリング装置において、前記連結部を、ピニオンハウジングの端部に内嵌されるラックハウジングの端部外周に配設される弾性リングと、前記ピニオンハウジングの内周面に固定され、前記弾性リングのラックハウジング側の側面と当接する止め輪とを備えたものとすることができる。この場合、ラックハウジングの端部外周に配設される弾性リング(弾性体)によってラックハウジングのラジアル方向の変位を許容することができ、当該ラックハウジングとラック軸との相対角度差を極力小さくすることができる。その結果、ラック軸とボールナットとの相対角度差が小さくなる。また、弾性リングのラックハウジング側面と当接する止め輪によって、ラックハウジングとピニオンハウジングとが互いに軸方向に離間するのを規制することができる。
(6)前記(5)の電動パワーステアリング装置において、前記弾性リングの外周面及び内周面に周方向に沿ってシール用凸条が形成されていることが好ましい。この場合、弾性リングの外周面及び内周面に周方向に沿って形成されたシール用凸条によって、ラックハウジングの端部外周面とピニオンハウジングの端部内周面との間をシールすることができる。
(7)前記(1)〜(4)の電動パワーステアリング装置において、前記連結部を、ピニオンハウジングの端部に内嵌されるラックハウジングの端部外周に配設される弾性リングと、前記ピニオンハウジングの内周面に固定され、前記弾性リングのラックハウジング側面と当接する止め輪と、前記ラックハウジングの外周面において前記弾性リングよりも端部側に形成された周溝内に配設されるOリングとを備えたものとすることができる。この場合、ラックハウジングの端部外周に配設される弾性リング(弾性体)によってラックハウジングのラジアル方向の変位を許容することができ、当該ラックハウジングとラック軸との相対角度差を極力小さくすることができる。その結果、ラック軸とボールナットとの相対角度差が小さくなる。また、弾性リングのラックハウジング側面と当接する止め輪によって、ラックハウジングとピニオンハウジングとが互いに軸方向に離間するのを規制することができる。さらに、ラックハウジングの外周面に配設されたOリングよって、ラックハウジングの端部外周面とピニオンハウジングの端部内周面との間をシールすることができる。
(8)前記(1)〜(4)の電動パワーステアリング装置において、前記連結部を、ピニオンハウジングの端部内周面に形成された周溝内、及び、前記ピニオンハウジングの端部に内嵌されるラックハウジングの端部外周面に形成された周溝内に配設された弾性材料製のOリングからなるものとすることができる。この場合、弾性材料で作製されたOリングによって、ラックハウジングのラジアル方向の変位を許容することができ、当該ラックハウジングとラック軸との相対角度差を極力小さくすることができる。その結果、ラック軸とボールナットとの相対角度差が小さくなる。また、当該弾性材料製のOリングによって、ラックハウジングの端部外周面とピニオンハウジングの端部内周面との間をシールすることができる。弾性材料製のOリングは、ラックハウジングとピニオンハウジング間の弾性支持とシールを兼用するので、連結部の構造が簡単であり、必要な部材点数を減らすことができる。
(9)前記(1)〜(4)の電動パワーステアリング装置において、前記連結部を、ピニオンハウジングの端部内周面と、前記ピニオンハウジングの端部に内嵌されるラックハウジングの端部外周面とに係止されたバネ体と、ラックハウジングの外周面において前記バネ体よりもラックハウジング側に形成された周溝内に配設された弾性材料製のOリングとからなるものとすることができる。この場合、ピニオンハウジングの端部内周面と、前記ピニオンハウジングの端部に内嵌されるラックハウジングの端部外周面とに係止されたバネ体によって、ラックハウジングからのスラスト方向の力を伝達しつつ、当該ラックハウジングからのラジアル方向の変位を許容することができ、当該ラックハウジングとラック軸との相対角度差を極力小さくすることができる。その結果、ラック軸とボールナットとの相対角度差が小さくなる。また、前記バネ体によって、ラックハウジングとピニオンハウジングとが互いに軸方向に離間するのを規制することができる。さらに、弾性材料製のOリングによって、ラックハウジングの端部外周面とピニオンハウジングの端部内周面との間をシールすることができる。
(10)前記(9)の電動パワーステアリング装置において、前記バネ体が、一端側が他端側よりも径小にされた短円筒形状を呈しており、
一端側には径内方向に延設された内係止片が形成されるとともに他端側には径外方向に延設された外係止片が形成され、
前記内係止片が、前記ラックハウジングの外周面において前記Oリングよりも端部側に形成された周溝と係合し、前記外係止片が前記ピニオンハウジングの内周面に形成された周溝と係合するものとすることができる。
(11)前記(1)〜(4)の電動パワーステアリング装置において、前記連結部を、前記ピニオンハウジングの端部内周面と、前記ピニオンハウジングの端部に内嵌されるラックハウジングの端部外周面と加硫接着してなるゴム体からなるものとすることができる。この場合、加硫接着されたゴム体によって、ラックハウジングのラジアル方向の変位を許容することができ、当該ラックハウジングとラック軸との相対角度差を極力小さくすることができる。その結果、ラック軸とボールナットとの相対角度差が小さくなる。また、かかるゴム体によって、ラックハウジングの端部外周面とピニオンハウジングの端部内周面との間をシールすることができる。さらに、ゴム体は、ピニオンハウジングの端部内周面と、前記ピニオンハウジングの端部に内嵌されるラックハウジングの端部外周面とに加硫接着しているので、ラックハウジングとピニオンハウジングとが互いに軸方向に離間するのを規制することができる。
本発明の電動パワーステアリング装置によれば、ボールねじ機構を備えたラックパラレルタイプの電動パワーステアリング装置において、ラジアル荷重によるボールナットとラック軸との相対角度差を小さくして、ボールの耐久性を向上させることができる。
本発明の電動パワーステアリング装置の一実施の形態の模式図である。 図1に示される電動パワーステアリング装置の要部説明図である。 軸受ハウジング側のマウント部の拡大説明図である。 (a)はラックハウジングとピニオンハウジングの連結部の説明図であり、(b)は弾性リングの説明図である。 ラックハウジングとピニオンハウジングの連結部の他の例の説明図である。 ラックハウジングとピニオンハウジングの連結部の更に他の例の説明図である。 ラックハウジングとピニオンハウジングの連結部の更に他の例の説明図である。 従来の電動パワーステアリング装置の要部説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の電動パワーステアリング装置の実施の形態を詳細に説明する。
〔電動パワーステアリング装置の全体構成〕
図1は、本発明の一実施の形態に係る電動パワーステアリング装置Pの模式図であり、図2は、図1に示される電動パワーステアリング装置Pの要部説明図である。電動パワーステアリング装置Pは、モータの回転軸がラック軸と平行に配設されているラックパラレルタイプのものであり、ドライバにより操舵されるステアリングホイール1と、このステアリングホイール1の操舵に連動して転舵輪2を転舵させる操舵機構3と、ドライバによる操舵の補助を行う操舵補助機構4と、ステアリングホイール1と操舵機構3とを連結し、当該ステアリングホイール1の回動を操舵機構3に伝達するステアリングシャフト5及び中間軸6とを備えている。
ステアリングシャフト5は、筒状のステアリングコラム7内を挿通しており、当該ステアリングコラム7内で回転可能に支持されている。ステアリングシャフト5の一端(上端)はステアリングホイール1に連結されており、他端(下端)は中間軸6に連結されている。ステアリングコラム7は、ブラケット8によって車体の一部9に固定されている。
動力伝達軸としての中間軸6の一端(上端)は、第1の継手10を介して前記ステアリングシャフト5に連結されており、他端(下端)は、第2の継手11を介して操舵機構3に連結されている。
操舵機構3は、入力軸としてのピニオン軸12と、出力軸としてのラック軸13とを備えている。前記中間軸6は、ピニオン軸12に連結されており、ステアリングホイール1の回動は、前記ステアリングシャフト5及び中間軸6を介してピニオン軸12に伝達される。これにより、ピニオン軸12が回動する。ピニオン軸12の回動は、後述するピニオンとラック軸13との噛み合いにより当該ラック軸13の軸方向の移動に変換され、その結果、ラック軸13に連結された転舵輪2が転舵される。
ピニオン軸12は、前記中間軸6に第2の継手11を介して連結された入力軸14と、この入力軸14にトーションバー15を介して連結された出力軸16と、この出力軸16の端部(下端)に形成されたピニオン17とを備えている。入力軸14及び出力軸16は、トーションバー15を介して同一直線上において相対回転可能に連結されている。これにより、ステアリングホイール1の回動により入力軸14にその軸線廻りの回転トルクが入力されると、トーションバー15が、弾性ねじり変形しつつ当該回転トルクを出力軸16に伝達する。
トーションバー15の周囲にはトルクセンサ18が配設されており、このトルクセンサ18は、入力軸14及び出力軸16間の相対回転変位量に基づいてドライバによる操舵トルクを検出するように構成されている。トルクセンサ18により検出された操舵トルクは、車両に装備されているECU(Electronic Control Unit)19に入力される。
ラック軸13は、車両進行方向に直交する水平方向に沿って延設されている。ラック軸13の軸方向の途中部分には、前記ピニオン軸12のピニオン17と対をなすラック20が形成されている。このラック20とピニオン17との噛み合いによって、ピニオン軸12の回動がラック軸13の軸方向の移動に変換される。
電動パワーステアリング装置Pは、その構成部材を収容したり、当該構成部材を車体に支持したりするためのハウジングを備えており、このハウジングは、ピニオン軸12を収容するピニオンハウジング30と、主にラック軸13を収容するラックハウジング31と、後述する軸受装置を主に収容する軸受ハウジング32とを含んでいる。
本実施の形態におけるピニオンハウジング30は、ピニオン軸12を回転可能に支持しており、マウント部により車体の一部(図示せず)に強固に(リジッドに)固定されている。すなわち、車体に対して移動不可に固定されている。なお、ピニオンハウジング30は、車体の一部に対して多少の変位可能なように支持させることもできる。
ラックハウジング31は、略円筒形状を呈しており、ラック軸13のラック20の一部及び後述する減速機構を収容している。また、軸受ハウジング32は、後述する軸受装置及びボールねじ軸を主に収容しており、マウント部34により車体の一部(図示せず)にラジアル及びスラスト方向に移動可能なように弾性支持されている。ラックハウジング31と、軸受ハウジング32とは、ボルトにより一体化されており、両者は一体となって変位(移動)するように構成されている。
図3は、軸受ハウジング32側の前記マウント部34の拡大説明図である。車体の一部に固定された固定突起34aが、4つに分割された弾性体34bを介してマウント部34の孔34c内に挿入されている。固定突起34aは、鉄などの金属で作製された筒体からなり、周方向において等間隔で径外方向に突出する4つの凸部34d1、34d2、34d3、34d4を有している。各凸部34d1、34d2、34d3、34d4は、弾性体34bに支持されるとともに、その一部分は、若干のスペースSを介して前記孔34cの内壁面と対向している。対向する一対の凸部34d1及び34d3は、ラック軸13のラジアル方向に沿って位置しており、対向する一対の凸部34d2及び34d4は、ラック軸13のスラスト方向に沿って位置している。
マウント部34は、前記弾性体34bを介して車体の一部に固定された固定突起34aに支持されるので、ラジアル方向及びスラスト方向に移動可能である。一方、過大な変位に対しては、若干のスペースSを介して前記孔34cの内壁面と対向する凸部34d1、34d2、34d3、34d4がストッパ部として機能する。すなわち、ラック軸13に過大なラジアル荷重が作用した場合には、前記凸部34d1及び34d3が、対向する孔34cの内壁面と当接することで、軸受ハウジング32の所定範囲を超える移動を規制することができる。また、ラック軸13に過大なスラスト荷重が作用した場合には、前記凸部34d2及び34d4が、対向する孔34cの内壁面と当接することで、軸受ハウジング32の所定範囲を超える移動を規制することができる。その結果、軸受ハウジング32と一体化されたラックハウジング31とピニオンハウジング30とを連結する連結部の弾性体の損傷を防ぐことができる。
ピニオンハウジング30、ラックハウジング31及び軸受ハウジング32は、例えばアルミニウムにより作製することができ、ラック軸13の一部が配置される円柱状の空間を形成している。ラック軸13は、その一部が前記円柱状の空間内に配置された状態で、その軸方向に往復動可能にされている。
ラック軸13の両端部は、それぞれ前記ピニオンハウジング30及び軸受ハウジング32から突出している。ピニオンハウジング30及び軸受ハウジング32から突出したラック軸13の両端部に、それぞれタイロッド35及びナックルアーム(図示せず)を介して転舵輪2が連結されている。
操舵補助機構4は、操舵トルクなどに応じた操舵補助力を操舵機構3に与えるものであり、操舵補助用の電動モータ40と、この電動モータ40の動力を操舵機構3のラック軸13に伝達するための伝達機構41とを備えている。電動モータ40は、その回転軸40aがラック軸13の長手方向軸と平行になるように前記ラックハウジング31の周囲において当該ラックハウジング31に近接して配置されている。
伝達機構41は、電動モータ40の回転を減速させてラック軸13に伝達する減速機構42と、この減速機構42から伝達された回転をラック軸13の軸方向移動に変換するための変換機構としてのボールねじ機構43とを含んでいる。
減速機構42は、本実施の形態においては、前記電動モータ40の回転軸40aに連結された駆動プーリ44と、この駆動プーリ44からベルト45を介して動力が伝達される従動プーリ46とを備えている。従動プーリ46は、後述するボールナット47に外嵌されており、電動モータ40の回転は、駆動プーリ44、ベルト45及び従動プーリ46を介して減速されてボールナット47に伝達される。
ボールねじ機構43は、ラック軸13の一端側(図1〜2において左側)に設けられ、当該ラック軸13と同軸のボールねじ軸48と、このボールねじ軸48と対のボールナット47と、前記ボールねじ軸48とボールナット47との間に配設された複数のボールとを備えている。
ボールナット47の外周には、内輪60、外輪61及び両輪間に転動自在に配設された複数のボール62からなる軸受装置63が配設されている。軸受装置63は、ロックねじ64によって、内輪60がボールナット47に外嵌されるように前記軸受ハウジング32内に収容、固定されている。
ドライバによりステアリングホイール1が操舵されると、トーションバー15の周囲に配設されたトルクセンサ18によって操舵トルクが検出され、検出された操舵トルクはECU19に入力される。このECU19は、入力された検出結果や、図示しない車速センサから入力される車速などに基づいて電動モータ40の駆動を制御する。これにより、操舵トルクや車速などに基づく動力が電動モータ40から出力される。出力された動力は、伝達機構41を構成する減速機構42及びボールねじ機構43により、操舵補助力としてラック軸13に伝達され、ドライバの操舵が補助される。
〔連結部の構成〕
本実施の形態では、ラックハウジング31とピニオンハウジング30とが連結部70によって、ラジアル方向に変位可能に連結されている。
図4の(a)は、図1〜2に示される電動パワーステアリング装置Pにおける連結部70の説明図であり、同(b)は弾性リングの説明図である。連結部70は、ピニオンハウジング30の端部に内嵌されるラックハウジング31の端部外周に配設される弾性リング71と、前記ピニオンハウジング30の内周面30aに固定され、前記弾性リング71のラックハウジング側の側面71aと当接するC型の止め輪72とを備えている。このC型の止め輪72は、略C字状をなし、金属材で形成され、ピニオンハウジング30の内周面に形成された環状溝30b内に装着される。
ラックハウジング31の一端部(図4において右側端部)には、径外方向に突出する段部31aが形成されており、この段部31aよりも、ラックハウジング31の他端部側の外周面31bには浅い周溝31cが形成されている。また、この周溝31cに対向して、ピニオンハウジング30の内周面30aにも同じく浅い周溝30cが形成されている。ゴムなどの弾性材料で作製された弾性リング71は、前記周溝30c及び周溝31c内に配設されている。
図4に示される連結部70では、ラックハウジング31の端部外周に配設される弾性リング71によってラックハウジング31のラジアル方向の変位を許容することができ、当該ラックハウジング31とラック軸13との相対角度差を極力小さくすることができる。その結果、ラック軸13とボールナット47との相対角度差が小さくなる。また、弾性リング71のラックハウジング側の側面71aと当接する止め輪72及び前記段部31aによって、ラックハウジング31とピニオンハウジング30とが互いに軸方向に離間するのを規制することができる。
本実施の形態では、図4の(b)に示されるように、弾性リング71の外周面71b及び内周面71cに周方向に沿ってシール用の凸条73が形成されている。このシール用の凸条73は、長手方向に垂直な断面形状がほぼ半円形であり、その頂点が前記周溝30c及び周溝31cの底面に押圧される。これにより、ラックハウジング31の端部外周面とピニオンハウジング30の端部内周面との間をシールすることができる。
図5は、本発明における連結部の他の例の説明図である。図5に示される連結部170は、ピニオンハウジング130の端部に内嵌されるラックハウジング131の端部外周に配設される弾性リング171と、前記ピニオンハウジング130の内周面130aに固定され、前記弾性リング171のラックハウジング側の側面171aと当接するC型の止め輪172と、Oリング173とを備えている。C型の止め輪172は、略C字状をなし、金属材で形成され、ピニオンハウジング130の内周面に形成された環状溝130b内に装着される。
ラックハウジング131の一端部(図5において右側端部)には、径外方向に突出する段部131aが形成されており、この段部131aの周面に形成された周溝131d内に前記Oリング173が配設されている。また、前記段部131aよりも、ラックハウジング131の他端部側の外周面131bには浅い周溝131cが形成されており、この周溝131cに対向して、ピニオンハウジング130の内周面130aにも同じく浅い周溝130cが形成されている。ゴムなどの弾性材料で作製された弾性リング171は、前記周溝130c及び周溝131c内に配設されている。
図5に示される連結部170では、ラックハウジング131の端部外周に配設される弾性リング171によってラックハウジング131のラジアル方向の変位を許容することができ、当該ラックハウジング131とラック軸13との相対角度差を極力小さくすることができる。その結果、ラック軸13とボールナット47との相対角度差が小さくなる。また、弾性リング171のラックハウジング側面171aと当接する止め輪172によって、ラックハウジング131とピニオンハウジング130とが互いに軸方向に離間するのを規制することができる。さらに、ラックハウジング131の外周面に配設されたOリング173よって、ラックハウジング131の端部外周面とピニオンハウジング130の端部内周面との間をシールすることができる。
図6は、本発明における連結部のさらに他の例の説明図である。図6に示される連結部は、ピニオンハウジング230の端部内周面に形成された周溝230a、及び、前記ピニオンハウジング230の端部に内嵌されるラックハウジング231の端部外周面に形成された周溝231a内に配設された、ゴムなどの弾性材料製のOリング270からなっている。本実施の形態では、弾性材料製のOリング270によって、ラックハウジング231のラジアル方向の変位を許容することができ、当該ラックハウジング231とラック軸13との相対角度差を極力小さくすることができる。その結果、ラック軸13とボールナット47との相対角度差が小さくなる。また、当該弾性材料製のOリング270によって、ラックハウジング231の端部外周面とピニオンハウジング230の端部内周面との間をシールすることができる。弾性材料製のOリング270は、ラックハウジング231とピニオンハウジング230間の弾性支持とシールを兼用するので、連結部の構造が簡単であり、必要な部材点数を減らすことができる。
図7は、本発明における連結部のさらに他の例の説明図である。図7に示される連結部370は、ピニオンハウジング330の端部内周面330aと、前記ピニオンハウジング330の端部に内嵌されるラックハウジング331の端部外周面331aとに係止されたバネ体371と、ラックハウジング331の外周面331aにおいて前記バネ体371よりもラックハウジング側に形成された周溝331b内に配設された、ゴムなどの弾性材料製のOリング372とからなっている。
前記バネ体371は、一端側(図7において左側)が他端側よりも径小にされた短円筒形状を呈しており、一端側には径内方向に延設された内係止片371aが形成されるとともに他端側には径外方向に延設された外係止片371bが形成されている。前記内係止片371aは、前記ラックハウジング331の外周面331aにおいて前記Oリング372よりも端部側に形成された周溝331cと係合し、前記外係止片371bは、前記ピニオンハウジング330の内周面330aに形成された周溝330bと係合している。
図7に示される連結部370では、ピニオンハウジング330の端部内周面と、ラックハウジング331の端部外周面とに係止されたバネ体371によって、ラックハウジング331からのスラスト方向の力を伝達しつつ、当該ラックハウジング331からのラジアル方向の変位を許容することができ、当該ラックハウジング331とラック軸13との相対角度差を極力小さくすることができる。その結果、ラック軸13とボールナット47との相対角度差が小さくなる。また、前記バネ体371によって、ラックハウジング331とピニオンハウジング330とが互いに軸方向に離間するのを規制することができる。さらに、弾性材料製のOリング372によって、ラックハウジング331の端部外周面とピニオンハウジング330の端部内周面との間をシールすることができる。
前述した実施の形態では、ラックハウジングの回転中心とラック軸の回転中心が近いため、相対角度差を小さくすることができる。
〔その他の変形例〕
なお、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、前述した実施の形態では、ラックハウジングを、ピニオンハウジングに対してラジアル方向に変位可能に連結する連結部として、弾性体やOリングを採用しているが、ピニオンハウジングの端部内周面と、ラックハウジングの端部外周面とをゴムで加硫接着することにより連結部を構成することができる。この場合、加硫接着されたゴム体によって、ラックハウジングのラジアル方向の変位を許容することができ、当該ラックハウジングとラック軸との相対角度差を極力小さくすることができる。その結果、ラック軸とボールナットとの相対角度差が小さくなる。また、かかるゴム体によって、ラックハウジングの端部外周面とピニオンハウジングの端部内周面との間をシールすることができる。さらに、ゴム体は、ピニオンハウジングの端部内周面と、前記ピニオンハウジングの端部に内嵌されるラックハウジングの端部外周面とに加硫接着しているので、ラックハウジングとピニオンハウジングとが互いに軸方向に離間するのを規制することができる。
また、前述した実施の形態では、減速機構として駆動プーリ、従動プーリ及び両プーリ間に張設されるベルトからなる機構を採用しているが、複数のギヤからなる減速機構を用いることもできる。
また、前述した実施の形態では、軸受ハウジングのラジアル方向及びスラスト方向の変位を規制するストッパ部が設けられているが、いずれか一方向の変位を規制するストッパ部も設けることもできる。
1:ステアリングホイール、2:転舵輪、3:操舵機構、4:操舵補助機構、5:ステアリングシャフト、6:中間軸、7:ステアリングコラム、8:ブラケット、10:第1の継手、11:第2の継手、12:ピニオン軸、13:ラック軸、14:入力軸、15:トーションバー、16:出力軸、17:ピニオン、18:トルクセンサ、19:ECU、20:ラック、30:ピニオンハウジング、31:ラックハウジング、32:軸受ハウジング、34:マウント部、35:タイロッド、40:電動モータ、40a:回転軸、41:伝達機構、42:減速機構、43:ボールねじ機構、44:駆動プーリ、45:ベルト、46:従動プーリ、47:ボールナット、48:ボールねじ軸、60:内輪、61:外輪、62:ボール、63:軸受装置、64:ロックねじ、170:連結部、171:弾性リング、172:止め輪、173:Oリング、270:Oリング、370:連結部

Claims (11)

  1. 一端にステアリングホイールを備えたステアリングシャフトの他端側に接続されるピニオンと噛み合うラック軸と、操舵補助用のモータの回転軸とが平行に配設されたラックパラレルタイプの電動パワーステアリング装置であって、
    前記ラック軸の一端側に設けられ、当該ラック軸と同軸のボールねじ軸及びこのボールねじ軸と対のボールナットを有するボールねじ機構を備えており、
    前記ピニオンを収容するピニオンハウジングと、前記ラック軸を収容するラックハウジングとを弾性体を介してラジアル方向に相対変位可能に連結する連結部を有しており、
    前記ラックハウジングと、前記ボールナットを回転自在に支持する軸受装置を収容する軸受ハウジングとが一体化されており、
    前記軸受ハウジングが、弾性体からなるマウントブッシュを介して、少なくともラジアル方向に変位可能に車体に支持されていることを特徴とする、電動パワーステアリング装置。
  2. 前記ラックハウジングの回転中心が、ステアリングギア中心よりもピニオン側に位置する、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記ピニオンハウジングが、車体に対し実質的に変位不可となるように当該車体に固定されている、請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記軸受ハウジングの変位を規制するストッパ部を備えている、請求項1〜3のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記連結部が、ピニオンハウジングの端部に内嵌されるラックハウジングの端部外周に配設される弾性リングと、前記ピニオンハウジングの内周面に固定され、前記弾性リングのラックハウジング側の側面と当接する止め輪とを備えている、請求項1〜4のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記弾性リングの外周面及び内周面に周方向に沿ってシール用凸条が形成されている、請求項5に記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 前記連結部が、ピニオンハウジングの端部に内嵌されるラックハウジングの端部外周に配設される弾性リングと、前記ピニオンハウジングの内周面に固定され、前記弾性リングのラックハウジング側面と当接する止め輪と、前記ラックハウジングの外周面において前記弾性リングよりも端部側に配設されるOリングとを備えている、請求項1〜4のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置
  8. 前記連結部が、ピニオンハウジングの端部内周面に形成された周溝内、及び、前記ピニオンハウジングの端部に内嵌されるラックハウジングの端部外周面に形成された周溝内に配設された弾性部材製のOリングからなる、請求項1〜4のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  9. 前記連結部が、ピニオンハウジングの端部内周面と、前記ピニオンハウジングの端部に内嵌されるラックハウジングの端部外周面とに係止されたバネ体と、ラックハウジングの外周面において前記バネ体よりもラックハウジング側に形成された周溝内に配設された弾性材料製のOリングとからなる、請求項1〜4のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  10. 前記バネ体が、一端側が他端側よりも径小にされた短円筒形状を呈しており、
    一端側には径内方向に延設された内係止片が形成されるとともに他端側には径外方向に延設された外係止片が形成され、
    前記内係止片が、前記ラックハウジングの外周面において前記Oリングよりも端部側に形成された周溝と係合し、前記外係止片が前記ピニオンハウジングの内周面に形成された周溝と係合する、請求項9に記載の電動パワーステアリング装置。
  11. 前記連結部が、前記ピニオンハウジングの端部内周面と、前記ピニオンハウジングの端部に内嵌されるラックハウジングの端部外周面と加硫接着してなるゴム体からなる、請求項1〜4のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
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