JP2012143044A - 超電導モータ - Google Patents

超電導モータ Download PDF

Info

Publication number
JP2012143044A
JP2012143044A JP2010292597A JP2010292597A JP2012143044A JP 2012143044 A JP2012143044 A JP 2012143044A JP 2010292597 A JP2010292597 A JP 2010292597A JP 2010292597 A JP2010292597 A JP 2010292597A JP 2012143044 A JP2012143044 A JP 2012143044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
superconducting
contact
stator
winding axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010292597A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Mizutani
良治 水谷
Yoshimasa Ohashi
義正 大橋
Nobuaki Okumura
暢朗 奥村
Kenji Ishida
賢司 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2010292597A priority Critical patent/JP2012143044A/ja
Publication of JP2012143044A publication Critical patent/JP2012143044A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Superconductive Dynamoelectric Machines (AREA)

Abstract

【課題】超電導モータにおいて、複数のターンが巻き軸に対し直交する方向に重なる超電導コイルを使用する場合でも、超電導コイルでの温度の偏りを小さくしつつ、超電導コイルを所望の極低温に効率よく冷却することである。
【解決手段】超電導モータは、回転可能に配置されたロータと、ロータの径方向に対向し、コイルを有するステータとを含む。超電導モータは、内側に低温の冷媒を流す内側接触用細管66a及び外側接触用細管66bを有する冷凍機14を含む。各内側接触用細管66aは、コイル36の巻き軸方向一端面に沿うように接触したコイル接触部である内側U字形部96を含む。各外側接触用細管66bは、コイル36の巻き軸方向他端面に沿うように接触したコイル接触部である外側U字形部102を含む。
【選択図】図6

Description

本発明は、超電導モータに関し、特に、内側に低温の冷媒を流す少なくとも1の細管を有する冷凍機を備える超電導モータに関する。
従来から、冷凍機を備える超電導モータが考えられている。例えば、特開2010−178517号公報(特許文献1)には、超電導モータと、極低温発生部と、容器とを備える超電導モータ装置が記載されている。超電導モータは、回転可能な回転軸と、回転軸の外周部に配置された複数の永久磁石とを有する回転子と、固定子とを含む。固定子は、固定子鉄心のティース部に巻回された3相の超電導コイルを有する。極低温発生部は、極低温をコールドヘッドにおいて発生させる冷凍機を有する。このコールドヘッドと超電導モータの固定子の固定子鉄心とを伝熱可能につなぐ高い伝熱性を有する熱伝導部が設けられている。熱伝導部の冷却筒部は、極低温状態に冷却され、固定子鉄心の外周部と熱的に接触して、固定子鉄心を冷却する。容器は、超電導コイルを断熱させる真空断熱室を形成する。このため、超電導コイル側に熱侵入が発生したとしても、あるいは冷凍機の冷凍出力が追いつかないときでも、固定子鉄心が超電導コイルを低温状態に維持させるとされている。また、特許文献1の図3には、固定子鉄心のティース部と超電導コイルとの間に高い熱伝導率を有する熱伝導材を設けることが記載され、同じく図4には、固定子鉄心の外周部を包囲する熱伝導部に連接部を介して熱伝導材を連設することが記載されている。この構成により、極低温発生部によって冷却されたティース部を介して超電導コイルを冷却できる可能性はある。
また、国際公開第03/001127A1号パンフレット(特許文献2)には、圧縮機、高圧切換弁及び低圧切換弁を有する圧力制御手段と、室温端部と低温端部とを有する膨張圧縮部と、室温端部と低温端部とを有する蓄冷部とを備えて、被冷却対象に熱伝達する蓄冷型冷凍機が記載されている。蓄冷型冷凍機は、膨張圧縮部の低温端部と蓄冷部の低温端部とを連結し、被冷却対象まで延長した作動ガスの流路を設けている。また、パルス管冷凍機は、センサ類や半導体装置用の冷却手段として重要な役割を果たすとされている。
特開2010−178517号公報 国際公開第03/001127A1号パンフレット
上記の特許文献1に記載された超電導モータのように、従来は、超電導コイルを冷却する場合に、種々の方法で寒冷の伝達を行っているが、固体の熱伝導材を使用して超電導コイルを冷却する場合、熱伝導材の熱伝導率は有限であり、有限の長さを持つ熱伝導材に熱量を流した場合、流す熱量に比例した温度差が生じるため、冷却効率を向上させるのが難しい。このため、超電導コイルの冷却効率を向上させ、早期冷却を図り、安定した超電導状態を早期に発生させる面から改良の余地がある。
また、超電導モータの冷却性を向上するために超電導コイルに直接冷凍機の熱伝導材を接触させ、熱伝導材により超電導コイルを冷却することも考えられる。また、この場合に、超電導コイルは、平角線の超電導線材を用いて、それぞれが1周回する複数のターンを巻き軸に対し直交する方向に重ねた状態で巻くように構成される、フラットワイズ巻きとすることも考えられている。このようなフラットワイズ巻きは、パンケーキ巻きとも呼ばれている。
このようなフラットワイズ巻きの超電導コイルを使用する場合、超電導コイルの外周部に直接冷凍機の熱伝導材を接触させ、超電導コイルを冷却した場合に、外周側から内周側に向かって複数のターンが存在し、複数のターン同士の間で冷却温度に差が生じて、ターン数が多くなるほど内外のターンで温度差が大きくなる可能性がある。特に超電導コイルに利用される超電導線材では、通常の常温で使用する電動モータのコイルを構成する銅線に比べて極端に熱伝導性が悪いため、複数のターン同士の間の熱伝導性が悪い。このうち熱伝導材から離れた超電導コイルの内側のターン等、超電導コイルの一部でも超電導状態にできない場合、超電導コイルに急激な発熱が生じる可能性がある。このため、超電導コイルの発熱による焼損を有効に防止する面から改良の余地がある。例えば、すべてのターンでの超電導状態の破綻を避けるために、超電導コイルを例えば、77K等、通常の超電導状態を実現するための温度よりもさらに温度低下させる過冷却の手段を採用することも考えられる。ただし、この場合には、その分、冷凍機の消費電力が課題になる。このため、超電導コイルの冷却において、各ターンを均一に冷却する等、超電導コイルでの温度の偏りを小さくしつつ効率よく冷却する面から改良の余地がある。
特許文献2には、単に蓄冷型冷凍機が記載されているだけであり、冷凍機を超電導モータの超電導コイルの冷却に使用することは開示されていない。
本発明の目的は、超電導モータにおいて、複数のターンが巻き軸に対し直交する方向に重なる超電導コイルを使用する場合でも、超電導コイルでの温度の偏りを小さくしつつ、超電導コイルを所望の極低温に効率よく冷却することにある。
本発明に係る超電導モータは、回転可能に配置されたロータと、ロータの径方向に対向配置されたステータとを備え、ステータは、ステータコアと、超電導線材により構成される複数の超電導コイルとを含み、各超電導コイルは、平角線の超電導線材を用いて、それぞれが1周回する複数のターンを巻き軸に対し直交する方向に重ねた状態で巻くように構成されており、ステータコアは、環状のバックヨークと、バックヨークの径方向一端部に径方向に突出する複数のティースと、周方向に隣り合うティース間に設けられたスロットとを有し、複数の超電導コイルは、ティースに巻装されている超電導モータであって、内側に低温の冷媒を流す少なくとも1の細管を有する冷凍機をさらに備え、細管は、超電導コイルの少なくとも巻き軸方向一端面に沿うように接触したコイル接触部を含むことを特徴とする超電導コイルである。なお、本明細書全体及び特許請求の範囲で、「沿うように接触」とは、線接触または面接触で接触することをいう。
また、本発明に係る超電導モータにおいて、好ましくは、超電導コイルは、ステータの軸方向に関する寸法がステータの周方向に関する寸法よりも長くなっており、コイル接触部は、ステータの軸方向に設けられた直線部で、超電導コイルの少なくとも巻き軸方向一端面に沿うように接触している。
また、本発明に係る超電導モータにおいて、好ましくは、コイル接触部は、超電導コイルにおいて、ステータの径方向に関する内端または外端に位置する、超電導コイルの巻き軸方向の一端面または他端面に沿うように接触している。
また、本発明に係る超電導モータにおいて、好ましくは、冷凍機は、それぞれ細管であり、内側に低温の冷媒を流す内側接触用細管及び外側接触用細管を有し、内側接触用細管は、超電導コイルにおいて、ステータの径方向に関する内端に位置する、超電導コイルの巻き軸方向の一端面に沿うように接触したコイル接触部である内側接触部を有し、外側接触用細管は、超電導コイルにおいて、ステータの径方向に関する外端に位置する、超電導コイルの巻き軸方向の他端面に沿うように接触したコイル接触部である外側接触部を有する。
また、本発明に係る超電導モータにおいて、好ましくは、コイル接触部は、平行な2の直線部を連結部により連結することにより構成されるU字形に形成されており、2の直線部は、超電導コイルの巻き軸方向の一端面または他端面において、ステータの周方向に関する超電導コイルの両側部分にそれぞれ接触している。
また、本発明に係る超電導モータにおいて、好ましくは、コイル接触部は、平行な2の直線部を連結部により連結することにより構成されるU字形に形成され、超電導コイルを巻き軸方向の片側から他側にまたぐように設けられ、2の直線部は、超電導コイルにおいて、ステータの径方向に関する内端及び外端に位置する、超電導コイルの巻き軸方向の両端面に沿うようにそれぞれ接触している。
また、本発明に係る超電導モータにおいて、好ましくは、ティースの周囲と超電導コイルとの間に設けられた電気絶縁性を有するインシュレータを備え、インシュレータは、少なくともステータの径方向に関する一端に超電導コイル側に突出する鍔部を含み、超電導コイルの巻き軸方向の端面と鍔部との間でコイル接触部を挟んでいる。
本発明に係る超電導モータによれば、冷凍機に設けられ、内側に低温の冷媒を流す少なくとも1の細管が、超電導コイルに接触するコイル接触部を含むので、超電導コイルを所望の極低温に効率よく冷却することができる。また、コイル接触部は、超電導コイルの少なくとも巻き軸方向一端面に沿うように接触しているので、超電導モータにおいて、複数のターンが巻き軸に対し直交する方向に重なる超電導コイルを使用する場合でも、複数のターンをほぼ均一に冷却できる等、超電導コイルでの温度の偏りを小さくしつつ、超電導コイルを所望の極低温に効率よく冷却することができる。
本発明の第1の実施の形態の超電導モータを示す、軸方向に沿った断面図である。 図1のA−A断面の拡大図である。 第1の実施の形態で使用する冷凍機の基本構成を、細管をすべて直線状にした状態で示す図である。 図3のB−B断面図である。 図2のC部の拡大断面に対応する図である。 第1の実施の形態において、1の超電導コイルと、この超電導コイルの両側に接触する細管の一部とを示す斜視図である。 本発明から外れた比較例の超電導モータを示す、軸方向に沿った断面図である。 図7のD−D断面図である。 本発明の第2の実施の形態の超電導モータを示す、図5に対応する図である。 第2の実施の形態において、1の超電導コイルと、この超電導コイルの両側に接触する細管の一部と、対応するインシュレータとを示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態の超電導モータを示す、図5に対応する図である。 第3の実施の形態において、1の超電導コイルと、この超電導コイルの両側に接触する細管の一部とを示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態の超電導モータを示す、図5に対応する図である。 第4の実施の形態において、1の超電導コイルと、この超電導コイルの両側に接触する細管の一部とを示す斜視図である。 本発明の第5の実施の形態の超電導モータにおいて、1の超電導コイルと、この超電導コイルの両側に接触する細管の一部とを示す斜視図である。
[第1の実施の形態]
以下に、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。
図1から図6は、本発明の第1の実施形態の超電導モータを示している。図1、図2に示すように、超電導モータ10は、モータ本体12と、モータ本体12を冷却するための冷凍機14とを備える。モータ本体12は、モータケース16と、モータケース16に回転可能に支持された回転軸18と、モータケース16の内側で回転軸18の外側に固定されることにより、回転可能に配置されたロータ20とを含む。また、モータ本体12は、モータケース16の内周面に固定されることにより、ロータ20の径方向外側に対向配置された略円筒状のステータ22とを含む。また、冷凍機14は、モータケース16に固定されている。なお、以下の説明では、特に断らない限り、回転軸18の中心軸Xに関し、これに沿う方向を軸方向といい、回転中心軸Xに対し直交する放射方向を径方向といい、回転中心軸Xを中心として描かれる円形に沿う方向を周方向という。
ロータ20は、例えば電磁鋼板を積層してカシメや溶接等により一体に構成される円筒状のロータコア24と、ロータコア24の外周面の等間隔複数個所に設けられた永久磁石26とを含む。すなわち、ロータコア24の外周面には、複数(図2に示す例では6個)の永久磁石26が露出した状態で周方向の等間隔に固定されている。永久磁石26は、径方向に着磁されており、その着磁方向を周方向に交互に異ならせている。このため、ロータ20の外周面には、N極とS極とが交互に配置されている。ただし、ロータ20に設けられる永久磁石26は、外周面に露出していなくてもよく、外周面近傍の内部に埋設されてもよい。このようなロータ20は、丸棒鋼材等からなる回転軸18の外周面に固定されている。
回転軸18は、その両端部において、モータケース16の両端部を構成する円盤状のエンドプレート28,30に固定された軸受32により回転可能に支持されている。これにより、ステータ22の内部に回転磁界が生成されると、その影響を受けてロータ20が回転する。
ステータ22は、略円筒状をなす固定子鉄心であるステータコア34と、超電導コイルであるコイル36とを含む。すなわち、ステータコア34は、環状のバックヨーク38と、バックヨーク38の径方向一端部である、内周端部の周方向等間隔複数個所(図2に示す例では9個所)に径方向に突出するように設けられたティース40とを有する。また、ステータコア34は、バックヨーク38の内周部の周方向に隣り合うティース40間に設けられた、周方向複数個所(図示の例では9個所)等間隔位置のスロット42(図2)を有する。ステータコア34は、例えば複数の略円環状の電磁鋼板を軸方向に積層してカシメ、接着、溶接等によって一体に組み付けて構成できる。ただし、ステータコアは、それぞれ1つのティースを有する複数の分割コアを円環状に連ねて配置してその外側から筒状の締結部材により締め付けることによって造られてもよい。上記の分割コアは、圧粉磁心により造られてもよい。
ステータコア34の複数のティース40には、超電導線材により構成される複数のコイル36が集中巻きで巻装されている。また、超電導線材は、後述する図6に示すように、断面矩形状の平角線をフラットワイズ状に巻くことでコイル36を構成している。特に、コイル36は、平角線を略長円形の渦巻状に巻いた、いわゆるパンケーキ巻きに巻くことで構成される。すなわち、各コイル36は、平角線の超電導線材を用いて、断面の矩形の長さの大きい方向が巻き軸O(図6)と平行方向に向くようにして、かつ、それぞれが1周回する複数のターンを巻き軸Oに対し直交する方向に重ねた状態で巻くように構成されている。また、超電導線材には、例えば、イットリウム系超電導材料やビスマス系超電導材料を好適に使用できる。ただし、超電導線材を構成する超電導材料は、これらに限定されるものではなく、他の公知の超電導材料、あるいは、将来開発される、より高温で超電導特性を発現する超電導材料であってもよい。
コイル36を構成する超電導線材は、絶縁被覆されていてもよい。これにより、コイル36として密着して巻回されたときに各ターン間での電気絶縁が確保される。ただし、超電導線材が絶縁被覆されていない場合、コイル36を形成するときに絶縁紙や絶縁フィルム等を挟みながらコイル状に巻くことで各ターン間の電気絶縁が確保されてもよい。
コイル36は、ステータコア34の複数個所に設けられるスロット42(図2)内に位置するスロット配置部44と、ステータコア34の軸方向両端面から軸方向外側へそれぞれ突出する両側のコイルエンド部46とを含む。各コイル36は、2つ置きごとのコイル36と直列接続されてU,V,Wの各相コイルを構成する。各相コイルの一端は、図示しない中性点において互いに接続され、各相コイルの他端は図示しない各相電流導入端子にそれぞれ接続されている。
また、図6に示すように、コイル36は、ステータ22(図1,2)の径方向に見た場合に略長円形の形状を有するように構成されている。すなわち、コイル36は、互いに略平行な板部108,110と、板部108,110の両端側に設けられ、コイルエンド部46を構成する断面略半円の部分円筒部112とを有する。板部108,110及び部分円筒部112は、それぞれコイル36を構成する複数のターンを重ねた部分の一部により構成されている。すなわち、コイル36は、ステータ22の軸方向に関する寸法(図6のx方向の寸法)がステータ22の周方向に関する寸法(図6のy方向の寸法)よりも長くなっている。
また、図1に示すように、モータケース16は、ロータ20及びステータ22を収容するもので、円筒状の外周筒部48と、外周筒部48の軸方向両端部にその外周縁部が気密に結合された一対のエンドプレート28,30とを含む。外周筒部48及び各エンドプレート28,30は、例えばステンレス等の非磁性材料から構成される。なお、外周筒部48を片側のエンドプレート28(または30)と一体の部材により造ることもできる。
外周筒部48内には、それぞれ円筒状をなす内筒部材50及び中間筒部材52がロータ20と同心に設けられている。内筒部材50及び中間筒部材52の軸方向両端部は、エンドプレート28,30の内面に気密状態を保持可能に連結されている。内筒部材50は、磁界の通過を妨げず且つ非導電性である非金属材料(例えばFRP等)により造られるのが好ましい。より好ましくは、内筒部材50は、低熱伝導率材料により造る。なお、内筒部材50は、基本的機能として、磁束を通す機能と、内筒部材50を含む空間密封部分での真空を保持できる機能とを有するものであればよく、非導電性材料を使用するものに限定されない。例えば、内筒部材50を構成する材料として、非磁性の低電気伝導率を有する材料(例えばステンレス)等も使用可能である。一方、中間筒部材52は、低熱伝導率材料(例えばFRP等)で造られるのが好ましく、低熱伝導率の非磁性材料で造られるのがより好ましい。
内筒部材50は、ロータ20の最外接円の直径よりも若干大きい内径を有し、ロータ20の外周面との間に隙間が形成されている。また、内筒部材50と中間筒部材52との間には、筒状空間である第1真空室54が設けられている。第1真空室54内には、コイル36を含むステータ22が収容されている。ステータ22を構成するステータコア34の外周面は、中間筒部材52の内周面に固定されている。
第1真空室54は、後で詳しく説明する冷凍機14を含めて超電導モータ10が組み立てられた後に、エンドプレート28,30もしくは外周筒部48等の第1真空室54及び第2真空室56の一方または両方と外側空間とに接する部材の少なくとも何れかに形成された図示しない空気抜き穴から真空引きされて、真空状態に維持される。このように、コイル36及びステータ22と接触しない内筒部材50及び熱伝導率が低い中間筒部材52で区画形成し、かつ、内部を真空とすることで、第1真空室54内に収容されたコイル36を含むステータ22への断熱性を高めることができる。
さらに、中間筒部材52とモータケース16との間には、筒状空間からなる第2真空室56が形成されている。第2真空室56もまた、第1真空室54と同様に真空状態になっている。中間筒部材52には、第1真空室54と第2真空室56とを連通する穴を設けることが好ましい。これにより、第1真空室54内に収容されたコイル36を含むステータ22が第2真空室56によってもモータ外部と隔てられることで、コイル36を含むステータ22に対する断熱効果をより一層高めることができる。
また、超電導モータ10を構成するモータ本体12に、冷凍機14が固定されている。次に、図3、図4を用いて、冷凍機14の基本構成を説明する。図3は、本実施の形態で使用する冷凍機14の基本構成を、細管66をすべて直線状にした状態で示す図であり、図4は、図3のB−B断面図である。冷凍機14は、複数の冷媒ガス流通用の細管66を有する、フリーピストン式のスターリングクーラ型(FPSC型)としている。すなわち、冷凍機14は、一端側に設けられた冷凍機駆動源である圧力振動源58と、圧力振動源58に一端部が固定されるコールドヘッドと呼ばれる蓄冷器68と、他端側に設けられた位相制御器62と、位相制御器62に一端部が固定される第2ピストン収容部70と、蓄冷器68と第2ピストン収容部70との間に接続された複数の冷却部であり、伝熱性の良好な材料からなる複数の細管66とを含む。蓄冷器68は、内部に図示しない蓄冷材が設けられている。また、蓄冷器68及び第2ピストン収容部70は、外部を断熱材により覆われた断熱構造である。
冷凍機14は、圧力振動源58に設けられたシリンダ72内で直線的に往復移動する駆動ピストンである第1ピストン74を有し、このシリンダ72内の空間が蓄冷器68の内側を介して複数の細管66内に通じている。また、冷凍機14は、第2ピストン収容部70に設けたシリンダ76内でも直線的に往復移動する膨張ピストンまたは従動ピストンと呼ばれる第2ピストン78を有し、このシリンダ76内の空間が低温側熱交換部である複数の細管66内に通じている。複数の細管66を含む、第1ピストン74と第2ピストン78との間の内部空間に冷媒である冷媒ガス(例えば、Heガス)が封入されている。すなわち、各細管66は、内側に低温の冷媒ガスが流れるように構成されている。
また、圧力振動源58及び第2ピストン収容部70は、各ピストン74,78の移動方向が同一直線上となるように対向配置されている。第1ピストン74は、例えば圧力振動源58を構成する図示しないリニアモータ等の可動子と接続されており、リニアモータにより、第1ピストン74をシリンダ72内で往復駆動させる。第1ピストン74の往復駆動に伴って、圧力振動源58のシリンダ72内で冷媒ガスが圧力変動し、この圧力変動により、位相制御器62の内部に図示しないコイルスプリングもしくは板ばね等で構成されたバネによって懸架された第2ピストン78も従属的に往復移動する。この図示しないバネと第2ピストン78の重量と、第1ピストン74の往復移動による圧力変動によって、冷媒ガスの圧力変動と位置変動の位相差を調整することができる。また、位相制御器62の内部に、第2ピストン78の往復移動により生じる圧力変動を緩和する空間部を設けることにより、第2ピストン78を配置するシリンダ76内と連通して、冷媒ガスの圧力変動と位置変動の位相差を調整することができる。
第1ピストン74の往復移動に伴って、第2ピストン収容部70の細管66端部近傍で冷媒ガスが断熱膨張して冷却されるので、各細管66内部を流れる冷媒ガスも冷却される。このように、第1ピストン74と第2ピストン78との間で冷媒ガスの圧縮及び膨張が繰り返されることで、冷媒ガスが流れる各細管66が冷却される。
冷凍機14は、超電導線材からなるコイル36が超電導特性を発現する所望の極低温(例えば、約70K)まで冷却可能な冷却性能を有し、第1ピストン74のストロークを制御することによって冷却温度を調節できる。このために、図示しない制御部により、第1ピストン74のストロークが制御される。制御部は、超電導モータ10(図1)の負荷に応じて冷凍機14の冷却温度を制御するように構成することもできる。例えば、超電導モータ10の負荷の上昇に伴って冷却温度を低下させることもできる。超電導モータ10が電気自動車等の電動車両に走行用動力源として搭載される場合、設置スペースの制約や車両重量の軽量化のため冷凍機14は小型で軽量のものであることが好ましい。上記のように冷凍機14に、FPSC型を使用する場合、小型化及び軽量化を図れる。
本実施の形態では、このような基本構成を有する冷凍機14を、モータ本体12(図1)に固定している。すなわち、図1に示すように、超電導モータ10において、軸方向片側(図1の右側)に位置するエンドプレート28の周方向一部(図1の上部)には、冷凍機14を構成する圧力振動源58側の筒状の第1ブラケット60が固定され、片側のエンドプレート28において、圧力振動源58とは回転軸18の直径方向に関して反対側(図1の下側)には、冷凍機14を構成する位相制御器62側の筒状の第2ブラケット64が固定されている。また、蓄冷器68の一端部及び第2ピストン収容部70の一端部は、それぞれ第1ブラケット60または第2ブラケット64の内側を介して第1真空室54内に突出している。
また、図2に示すように、低温側熱交換部であり細管である、それぞれ複数ずつの内側接触用細管66aと外側接触用細管66bとのそれぞれの長さ方向中間部の2個所は、ステータコア34において、隣り合う2ずつのスロット42(図2)内にそれぞれ挿入されるように配置されている。すなわち、図6に示すように、内側接触用細管66aは、中間部にコイル接触部である内側U字形部96を含む。内側U字形部96は、互いに平行な2本の内側直線部98と、2本の内側直線部98の一端同士を連結する略円弧形の内側連結部100とを有し、全体が略U字形に形成されている。また、外側接触用細管66bは、中間部にコイル接触部である外側U字形部102を含む。外側U字形部102は、互いに平行な2本の外側直線部104と、2本の外側直線部104の一端同士を連結する略円弧形の外側連結部106(図1)とを有し、全体が略U字形に形成されている。
なお、図6において、上側がステータ22(図1、図2)の径方向内側に対応し、下側がステータ22の径方向外側に対応する。また、冷凍機14の基本的な機能は、上記の図3、図4で説明した冷凍機14の基本構成の機能と同様である。内側接触用細管66a及び外側接触用細管66bの基本的な機能も、上記の図3、図4で説明した冷凍機14を構成する細管66の機能と同様である。
また、図6にそれぞれ示す、内側接触用細管66a及び外側接触用細管66bは、それぞれ内側に低温の冷媒ガスを流す。内側接触用細管66aの内側U字形部96は、コイル36において、ステータ22(図1)の径方向に関する内端に位置するコイル36の巻き軸O(図6)の方向の一端面(図6の上端面)に沿うように接触している。すなわち、内側U字形部96のうち、2本の内側直線部98は、コイル36を構成する略平行な2の板部108,110の一端面(図6の上端面)に沿って線接触または面接触で接触するように直線状に配置している。このため、各内側直線部98は、ステータ22の軸方向(図6のx方向)に設けられ、ステータ22の径方向に関する内端に位置する、コイル36の巻き軸O方向一端面において、それぞれステータ22の周方向(図6のy方向)に関するコイル36の両側部分に沿うように接触している。
また、断面円弧形の内側連結部100は、コイル36を構成する片側(図6の右側)の部分円筒部112の一端面(図6の上端面)に沿って接触するように配置している。すなわち、内側連結部100は、部分円筒部112の円弧形の端面に沿う形状を有する。また、各内側直線部98は、コイル36を構成する他側(図6の左側)の部分円筒部112において、円弧の両端部分で、各ターンの一部または全部を横切るように接触している。
また、外側接触用細管66bの外側U字形部102も、コイル36において、ステータ22(図1)の径方向に関する外端に位置するコイル36の巻き軸O(図6)方向の他端面(図6の下端面)に沿うように接触している。外側U字形部102のコイル36に対する接触状態は、内側U字形部96の場合とコイル36の一端面(図6の上端面)と他端面とが異なるだけで同様である。すなわち、各外側U字形部102は、ステータ22の軸方向に設けられた各外側直線部104で、ステータ22の径方向に関する外端に位置する、コイル36の巻き軸O方向他端面において、それぞれステータ22の周方向(図6のy方向)に関するコイル36の両側部分に沿うように接触している。
また、各U字形部96,102を構成するステータ22の周方向片側の直線部98,104において、連結部100,106とは反対側は、直接または細管66a(または66b)の別の部分を介して蓄冷器68(図1)に接続されている。また、各U字形部96,102を構成するステータ22の周方向他側の直線部98,104において、連結部100,106とは反対側は、直接または細管66a(または66b)の別の部分を介して第2ピストン収容部70(図1)に接続されている。このように、複数の細管66a、66bは、ステータ22の周方向の異なる複数個所に配置されたコイル36の端面に接触する略U字形の内側U字形部96または外側U字形部102をそれぞれ有する。
このようなU字形部96,102は、コイル36の端面に高熱伝導性接着剤等の接着材により結合されている。例えば、高熱伝導性接着剤として、シリカ、アルミナ等の熱伝導性のよい材料等のフィラーを含有した接着剤を使用し、より好ましくは、低温脆性がない、すなわち低温での、もろさがない接着剤を使用する。
このようなU字形部96,102は、ステータコア34には接触していない。すなわち、各U字形部96,102は、少なくともスロット42(図2)内において、コイル36のみに接触している。このため、各細管66a、66bからは、寒冷がコイル36に、U字形部96,102との接触部を通じて伝達される。このような構成では、総数で、ステータコア34に設けられたティース40の数の2倍の細管66a、66bが設けられている。
また、この構成では、第2ピストン収容部70のモータケース16の外側に配置される端部により、高温側熱交換部が構成される。このような冷凍機14は、圧力振動源58と、高温側熱交換部と、蓄冷器68と、低温側熱交換部と、第2ピストン78(図3)とを備える。
このような超電導モータ10によれば、冷凍機14を構成し、内側に低温の冷媒ガスが流れる細管66a、66bが、コイル36に接触するコイル接触部であるU字形部96,102を含むので、コイル36を所望の極低温に効率よく冷却することができる。また、U字形部96,102は、コイル36の巻き軸方向(図6のO方向)両端面にそれぞれ沿うように接触している。本実施の形態と異なり、超電導モータにおいて、複数のターンが巻き軸に対し直交する方向に重なるコイル36を使用するが、このコイル36を冷却しない場合には、ターン数が多くなると内側と外側とのターンでの熱伝達が低下する。これに対して、本実施の形態によれば、上記のコイル36を使用する場合でも、複数のターンをほぼ均一に冷却できる等、コイル36での温度の偏りを小さくしつつ、コイル36を所望の極低温に効率よく冷却することができる。
例えば、図6に示すようにコイル36の巻き軸方向両端面では、複数のターンが露出しているので、この部分にU字形部96,102の直線部98,104や連結部100,106(図1)を接触させることで、多くのターンにU字形部96,102を接触させることができ、多くのターンを冷却できる。例えば、連結部100,106とは反対側(図6の左側)の部分円筒部112の端面と直線部98,104とが交差するように接触する。このため、この部分でほぼすべてのターンとU字形部96,102とを接触させて、冷却することもできる。このため、コイル36の各ターンであって、図5のy軸方向の異なる位置に配置されている各ターンでの温度分布をほぼ均一にする等、温度分布の偏りを少なくするようにコイル36を冷却できる。
また、熱容量の大きいステータコア34を介さずに細管66a、66bによりコイル36を冷却するので、消費電力を抑えながらコイル36を始動時に早期に冷却し、超電導状態に到達するまでの時間を短くできる。この結果、コイル36を所望の極低温に効率よく冷却するとともに、始動時に早期にコイル36の超電導状態を作り出すことができる。
また、各細管66a、66bは、2ずつのスロット42内において、ステータ22の軸方向と平行方向の直線部98,104を有し、各直線部98,104がスロット42内でコイル36にのみ接触している。このように、直線部98,104はバックヨーク38等でステータコア34に接触することがないので、より効率よく細管66a、66bからコイル36に寒冷を伝達して、始動時により早期にコイル36を冷却できる。
ただし、各細管66a、66bのうち、外側接触用細管66bに設けられた外側U字形部102をコイル36の端面とスロット42の底部との間で挟んで、外側接触用細管66bをバックヨーク38でステータコア34にも接触させ、ステータコア34を冷却することもできる。この場合には、熱容量の大きいステータコア34をバッファとして機能させ、超電導モータ10の高負荷時や過渡的な動作状態でも、コイル36の温度上昇に対して細管66a、66bによる冷却が追従できなくなることを有効に防止して、コイル36を安定して冷却し続けることができる。このため、安定した超電導状態を有効に作り出すことができるという効果を得られる。
また、冷凍機14は、内側接触用細管66a及び外側接触用細管66bを有し、それぞれコイル36において、ステータ22の径方向に関する内端及び外端に位置するコイル36の巻き軸方向(図6のO方向)の両端面に沿うように接触した内側接触部である内側U字形部96及び外側U字形部102を有する。このため、内側U字形部96及び外側U字形部102により、コイル36の断面内の温度をほぼ均一にするように冷却することができる。また、図6に示すように、コイルエンド部46を構成する部分円筒部112にも連結部100,106を沿うように接触させて冷却しているので、冷却効果をより向上することができる。
また、各U字形部96,102の両側の直線部98,104は、コイル36の巻き軸方向の両端面において、ステータ22の周方向に関するコイル36の両側部分に沿うように接触してコイル36を冷却している。このため、本実施の形態と異なる構成であって、2本の分かれた直線状の細管が、ステータ22の周方向に関するコイル36の両側部分に沿うように接触してコイル36を冷却する構成の場合と異なり、細管66a、66bの本数を過度に多くすることなく効率的にコイル36を冷却できる。また、組み付け性の向上も図れる。
ただし、本発明では、このように細管がU字形部96,102を有する構成に限定するものではなく、細管の直線状の部分によりコイル36の巻き軸方向一端面または他端面または両端面において、ステータ22の周方向に関するコイル36の片側部分または他側部分または両側部分に沿うように接触してコイル36を冷却する構成を採用することもできる。勿論、冷凍機14は、複数の細管として、コイル36の巻き軸方向の一端面に沿うように接触する内側U字形部96を有する内側接触用細管66aのみ、または、コイル36の巻き軸方向の他端面に沿うように接触する外側U字形部102を有する外側接触用細管66bのみを有する構成を採用することもできる。
また、各細管は、U字形部として、1のU字形部96(または102)のみを有する構成に限定するものではなく、各細管が複数のU字形部を有する構成を採用することもできる。
また、図5に示すように、コイル36は、ティース40の外周部に電気絶縁性を有するインシュレータ114(図2では図示を省略する。)を介して接触させており、このインシュレータ114を厚くしたり、熱伝導性の悪い材料により構成したり、熱伝導性を低下させる形状により構成することもできる。この構成によれば、コイル36からステータコア34への冷却経路を遮断して、コイル36に対する冷却性をより向上させることができる。例えば、熱伝導性を低下させる形状を有するインシュレータ114として、片側に櫛歯を有する櫛歯片の長さ方向両端を環状に結合したり、板部の両端を環状に結合したものの周方向複数個所に厚さ方向に貫通する孔部を形成したものを使用する。また、インシュレータ114として、ガラス繊維強化樹脂(GFRP)等の熱伝導性の悪い材料により構成することもできる。
また、インシュレータ114を、PE等の柔軟性のある材料により構成することで、コイル36と細管66a、66bとの密着性や、コイル36の各ターン間の密着性を向上させて、コイル36の各ターンへの熱伝達性を向上することができ、かつ、緻密な超電導線材の内部構造の破壊をより有効に防止することもできる。
図7は、本発明から外れた比較例の超電導モータを示す、軸方向に沿った断面図である。図8は、図7のD−D断面図である。図7、図8に示す比較例の超電導モータ10は、上記の本実施の形態の構造において、冷凍機14(図1等)の代わりに、一対の冷凍機82をモータ本体12の両側に設けたような構造を有する。すなわち、各冷凍機82は、上記の冷凍機14と異なり、冷媒を流すための細管が設けられていないFPSC型であり、圧力振動源であるガス圧縮機84と、ガス圧縮機84に接続された冷却部である蓄冷器86とをそれぞれ有する。また、蓄冷器86は、エンドプレート28に固定された筒状のブラケット88の内側を通じて先端部が円板状の伝熱部材90に接触している。各伝熱部材90の片面はコイルエンド部46の軸方向外端部に接触している。
冷凍機82は、ガス圧縮機84の内部に設けられた図示しないシリンダ内でピストン(図示せず)が往復移動して冷媒ガスの圧縮及び膨張を繰り返し行うことで、蓄冷器86及び伝熱部材90を介して各コイル36を冷却する。このような構成でも、コイル36を冷却することが可能であるが、コイル36の全体を均一に冷却しやすくする面からは改良の余地がある。また、伝熱部材90は、内部に冷媒を流す細管を用いる構成と異なり、固体のみで冷却対象に伝熱するものであり、複数のコイル36を均一に冷却する面からは改良の余地がある。上記の本実施の形態によれば、このような改良すべき点をいずれも改良できる。
なお、上記では、冷凍機14として、第2ピストン78が第1ピストン74の変位にしたがって、従属的に変位するパッシブ型の冷凍機14を説明した。ただし、冷凍機として、第1ピストン74が往復変位する場合に、その往復変位の1サイクルの位相の90〜120度程度ずらせた位相で第2ピストン78が変位するように、第2ピストン78側を強制的に変位させるリニアモータ等の第2駆動源を位相制御器62側に設けることもできる。この場合には、アクティブ型の冷凍機が構成され、さらなる省エネルギ化を図れる。
また、冷凍機14として、FPSC型以外の冷凍機を使用することもできる。例えば、冷凍機の設置スペース及び重量の制約が緩い場合、例えば、超電導モータ10が電車や船舶等の大型の移動体の動力源として、あるいは、設置位置が固定された機械の動力源として用いられる場合には、上記のように複数の細管を有し、極低温(例えば、約70K)まで冷却可能な冷却性能を有する冷凍機であれば、体格が大きくて重い冷凍機を用いることもできる。
また、冷凍機として、それぞれ細管を有する、スターリング型パルス管冷凍機や、GM冷凍機等を使用することもできる。例えばパルス管冷凍機では、上記の第2ピストン収容部70の代わりに細管66a、66bと位相制御器62との間に接続されたパルス管を使用する。パルス管の内部にはピストンは設けない。このパルス管冷凍機において、圧力振動源58として、バルブ開閉の切換により圧力を振動させる構造を用いることもできる。また、GM冷凍機として、上記のFPSC型の冷凍機で、圧力振動源58として、回転型の圧縮機や、バルブ開閉の切換により圧力を振動させる構造を用いることもできる。また、この構造では、位相制御器62を省略して、細管66a、66bの圧力振動源58とは反対側の端部に接続された膨張圧縮部において膨張ピストンとしてディスプレーサを往復移動可能に設ける。ディスプレーサは、例えば冷凍機の作動中に、ステッピングモータ等のモータにより往復移動されるようにする。このように本発明では、冷凍機として内部に冷媒が流れる細管を有するものであれば、種々の種類の冷凍機を使用することができる。
[第2の実施の形態]
図9は、本発明の第2の実施の形態の超電導モータを示す、図5に対応する図である。図10は、第2の実施の形態において、1の超電導コイルと、この超電導コイルの両側に接触する細管の一部と、対応するインシュレータとを示す斜視図である。なお、図10では、インシュレータ116を、インシュレータ116の周方向2個所部分の略図で示している。
本実施の形態の場合、ティース40の周囲とコイル36との間に電気絶縁性を有するインシュレータ116を設けている。インシュレータ116は、少なくともステータ22の周方向(図9の上下方向)に向いたティース40の側面とコイル36との間に設けた本体部117において、ステータ22の径方向(図9の左右方向)に関する両端部にコイル36側である略同方向に突出する2の鍔部である、内側鍔部118と外側鍔部120とを設けている。内側鍔部118は、ステータ22の径方向に関するインシュレータ116の内側端部(図9の右端部)に設けられ、外側鍔部120は、ステータ22の径方向に関するインシュレータ116の外側端部(図9の左端部)に設けられている。このため、図9に示すように、インシュレータ116の少なくとも一部は、断面が略C字形で角部を略直角にした形状となっている。
そしてインシュレータ116の各鍔部118,120とコイル36の巻き軸方向(図9の左右方向、図10の上下方向)の端面との間で、それぞれコイル接触部である内側U字形部96と外側U字形部102との直線部98,104を挟んでいる。このため、各U字形部96,102は、接着剤を使用することなくコイル36の端面に接触した状態でコイル36に固定することができる。勿論、接着剤を使用してコイル36にU字形部96,102を固定することもでき、この場合にはコイル36に対するU字形部96,102の固定強度の向上を図れる。また、インシュレータ116を利用して、細管66a、66bとコイル36との密着性を調整することもできる。インシュレータ116は、例えば樹脂等の電気絶縁性を有する材料により構成する。その他の構成及び作用は、上記の図1から図6に示した第1の実施の形態と同様である。なお、本実施の形態の構成であるインシュレータ116は、後述する各実施の形態に組み合わせて使用することもできる。
[第3の実施の形態]
図11は、本発明の第3の実施の形態の超電導モータを示す、図5に対応する図である。図12は、第3の実施の形態において、1の超電導コイルと、この超電導コイルの両側に接触する細管の一部とを示す斜視図である。
本実施の形態では、上記の図1から図6に示した第1の実施の形態において、冷凍機に内側接触用細管66a(図6等参照)及び外側接触用細管66b(図6等参照)を設けていない。その代わりに、冷凍機14は、片側接触用細管122及び他側接触用細管124を備える。各細管122,124は、それぞれ内側接触用細管66a及び外側接触用細管66bと同様の、U字形状に形成されたU字形部を含む。すなわち、片側接触用細管122は、コイル接触部である片側U字形部126を含み、他側接触用細管124は、コイル接触部である他側U字形部128を含む。片側U字形部126は、互いに平行な2の片側直線部130を略円弧形の片側連結部132により連結することにより構成されるU字形に形成され、ステータ22の周方向(図12のy方向)に関するコイルの一端部(図12の左端部)において、コイル36を巻き軸方向の片側(図12の表側)から他側(図12の裏側)にまたぐように設けられている。
また、他側U字形部128は、互いに平行な2の他側直線部134を略円弧形の他側連結部136により連結することにより構成されるU字形に形成され、ステータ22の周方向(図12のy方向)に関するコイル36の他端部(図12の右端部)において、コイル36を巻き軸方向の片側(図12の表側)から他側(図12の裏側)にまたぐように設けられている。そして、片側、他側の各U字形部126,128にそれぞれ設けられた2の直線部130,134は、それぞれコイル36において、ステータ22の径方向に関する内端(図12の表側端)及び外端(図12の裏側端)に位置する、コイル36の巻き軸方向の両端面に沿うようにそれぞれ接触して、コイル36を冷却している。また、各U字形部126,128は、コイル36の巻き軸方向両側から内側に押さえ付けることでコイル36に固定している。
このように各U字形部126,128は、ステータ22の径方向に関する内端及び外端に位置するコイル36の巻き軸方向の両端面に沿うように接触して、コイル36を冷却するので、コイル36の断面内の温度をほぼ均一にするように冷却することができる。また、コイル36に対するU字形部126,128の組み付け性の向上を図れる。また、図12に示すように、コイル36の高さ方向寸法をBaとし、U字形部126,128の自由状態において、対応する円弧形の連結部132,136の内側の曲率半径をRaとした場合に、1/2Ba>Raとなるように各部の寸法を規制することで、コイル36にU字形部126,128を装着して固定する作業をより容易に行える。すなわち細管122,124の取付性の向上を図れる。なお、U字形部126,128は、コイル36に接着剤で固定することもできる。この場合、U字形部126,128をコイル36に緩く嵌合させることもできる。また、コイル36を構成する超電導線材と細管122,124を構成する材料の熱膨張係数を調整することで、コイル36と細管122,124との密着性を調整することもできる。その他の構成及び作用は、上記の図1から図6に示した第1の実施の形態と同様である。
[第4の実施の形態]
図13は、本発明の第4の実施の形態の超電導モータを示す、図5に対応する図である。図14は、第4の実施の形態において、1の超電導コイルと、この超電導コイルの両側に接触する細管の一部とを示す斜視図である。
本実施の形態では、上記の図1から図6に示した第1の実施の形態において、冷凍機14を構成する複数の内側接触用細管は、コイル36の巻き軸方向一端面(図13の右端面、図14の表側端面)の外周側に沿うように接触する第1内側U字形部138を有する第1内側接触用細管140と、コイル36の巻き軸方向一端面の内周側に沿うように接触する第2内側U字形部142を有する第2内側接触用細管144とにより構成されている。
また、冷凍機14を構成する複数の外側接触用細管は、コイル36の巻き軸方向他端面(図13の左端面、図14の裏側端面)の外周側に沿うように接触する第1外側U字形部146を有する第1外側接触用細管148と、コイル36の巻き軸方向他端面の内周側に沿うように接触する第2外側U字形部150を有する第2外側接触用細管152とにより構成されている。それぞれのU字形部138,142,146,150の基本的構成は、上記の第1の実施の形態のU字形部96,102の構成と同様である。
このような構成によれば、コイル36の巻き軸方向の両端面のそれぞれが2本ずつのU字形部138,142(または146,150)と接触して冷却されるので、コイル36の複数のターンをほぼ均一に冷却できる等、コイル36での温度の偏りを小さくしつつ、コイル36を冷却することをより有効に行える。また、コイル36の巻き軸方向両端面をそれぞれ2のU字形部138,142,146,150により冷却しているので、コイル36の断面内の温度をほぼ均一にするように冷却することをより有効に行える。また、各U字形部138,142,146,150にそれぞれ設けられ、2本の直線部98,104を連結する円弧形の連結部100,106(106は図1参照)がコイル36の片側の部分円筒部112の端面に沿うよう接触しているので、コイル36に対する冷却効果のさらなる向上を図れる。その他の構成及び作用は、上記の図1から図6に示した第1の実施の形態と同様である。
[第4の実施の形態]
図15は、本発明の第5の実施の形態の超電導モータにおいて、1の超電導コイルと、この超電導コイルの両側に接触する細管の一部とを示す斜視図である。
本実施の形態では、上記の図1から図6に示した第1の実施の形態において、コイル36の断面を長円形としていない。その代わりに、コイル36は、ステータ22(図1等参照)の軸方向(図15のx方向)に関するコイル36の長さが、ステータ22の周方向(図15のy方向)に関するコイル36の長さよりも大きい断面矩形の形状を有するように構成している。すなわち、コイル36は、ステータ22の軸方向に沿って互いに平行な2の板部108,110と、各板部108,110の両側に略直交する方向に設けられた2の第2板部154とを有し、曲率半径の小さい断面円弧形の連結部158により板部108,110及び第2板部154を連結している。各U字形部96,102の直線部98,104は、板部108,110の端面に沿うように接触してコイル36を冷却している。各U字形部96,102は、コイル36に接着剤で固定している。
このように本発明では、コイル36の曲げ部の曲率半径である、連結部158の曲率半径が小さい場合でも、コイル36に細管66a、66bを接触させてコイル36を冷却することができる。その他の構成及び作用は、上記の図1から図6に示した第1の実施の形態と同様である。
なお、上記の各実施の形態では、ステータがロータの径方向外側に対向配置されたインナーロータの構造に本発明を適用した場合を説明した。ただし、本発明は、これに限定するものではなく、ステータがロータの径方向内側に対向配置されたアウターロータの構造に本発明を適用することもできる。この場合、超電導コイルは、ステータコアの径方向一端部である外周端部に巻装される。
10 超電導モータ、12 モータ本体、14 冷凍機、16 モータケース、18 回転軸、20 ロータ、22 ステータ、24 ロータコア、26 永久磁石、28,30 エンドプレート、32 軸受、34 ステータコア、36 コイル、38 バックヨーク、40 ティース、42 スロット、44 スロット配置部、46 コイルエンド部、48 外周筒部、50 内筒部材、52 中間筒部材、54 第1真空室、56 第2真空室、58 圧力振動源、60 第1ブラケット、62 位相制御器、64 第2ブラケット、66a 内側接触用細管、66b 外側接触用細管、68 蓄冷器、70 第2ピストン収容部、72 シリンダ、74 第1ピストン、76 シリンダ、78 第2ピストン、82 冷凍機、84 ガス圧縮機、86 蓄冷器、88 ブラケット、90 伝熱部材、96 内側U字形部、98 内側直線部、100 内側連結部、102 外側U字形部、104 外側直線部、106 外側連結部、108,110 板部、112 部分円筒部、114,116 インシュレータ、117 本体部、118 内側鍔部、120 外側鍔部、122 片側接触用細管、124 他側接触用細管、126 片側U字形部、128 他側U字形部、130 片側直線部、132 片側連結部、134 他側直線部、136 他側連結部、138 第1内側U字形部、140 第1内側接触用細管、142 第2内側U字形部、144 第2内側接触用細管、146 第1外側U字形部、148 第1外側接触用細管、150 第2外側U字形部、152 第2外側接触用細管、154 第2板部、158 連結部。

Claims (7)

  1. 回転可能に配置されたロータと、
    前記ロータの径方向に対向配置されたステータとを備え、
    前記ステータは、ステータコアと、超電導線材により構成される複数の超電導コイルとを含み、
    前記各超電導コイルは、平角線の超電導線材を用いて、それぞれが1周回する複数のターンを巻き軸に対し直交する方向に重ねた状態で巻くように構成されており、
    前記ステータコアは、環状のバックヨークと、前記バックヨークの径方向一端部に径方向に突出する複数のティースと、周方向に隣り合う前記ティース間に設けられたスロットとを有し、
    前記複数の超電導コイルは、前記ティースに巻装されている超電導モータであって、
    内側に低温の冷媒を流す少なくとも1の細管を有する冷凍機をさらに備え、
    前記細管は、前記超電導コイルの少なくとも巻き軸方向一端面に沿うように接触したコイル接触部を含むことを特徴とする超電導コイル。
  2. 請求項1に記載の超電導モータにおいて、
    前記超電導コイルは、前記ステータの軸方向に関する寸法が前記ステータの周方向に関する寸法よりも長くなっており、前記コイル接触部は、前記ステータの軸方向に設けられた直線部で、前記超電導コイルの少なくとも巻き軸方向一端面に沿うように接触していることを特徴とする超電導コイル。
  3. 請求項1または請求項2に記載の超電導モータにおいて、
    前記コイル接触部は、前記超電導コイルにおいて、前記ステータの径方向に関する内端または外端に位置する、前記超電導コイルの巻き軸方向の一端面または他端面に沿うように接触していることを特徴とする超電導モータ。
  4. 請求項1または請求項2に記載の超電導モータにおいて、
    前記冷凍機は、それぞれ前記細管であり、内側に低温の冷媒を流す内側接触用細管及び外側接触用細管を有し、
    前記内側接触用細管は、前記超電導コイルにおいて、前記ステータの径方向に関する内端に位置する、前記超電導コイルの巻き軸方向の一端面に沿うように接触した前記コイル接触部である内側接触部を有し、
    前記外側接触用細管は、前記超電導コイルにおいて、前記ステータの径方向に関する外端に位置する、前記超電導コイルの巻き軸方向の他端面に沿うように接触した前記コイル接触部である外側接触部を有することを特徴とする超電導モータ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1に記載の超電導モータにおいて、
    前記コイル接触部は、平行な2の直線部を連結部により連結することにより構成されるU字形に形成されており、
    前記2の直線部は、前記超電導コイルの巻き軸方向の一端面または他端面において、前記ステータの周方向に関する前記超電導コイルの両側部分にそれぞれ接触していることを特徴とする超電導モータ。
  6. 請求項1または請求項2に記載の超電導モータにおいて、
    前記コイル接触部は、平行な2の直線部を連結部により連結することにより構成されるU字形に形成され、前記超電導コイルを巻き軸方向の片側から他側にまたぐように設けられ、
    前記2の直線部は、前記超電導コイルにおいて、前記ステータの径方向に関する内端及び外端に位置する、前記超電導コイルの巻き軸方向の両端面に沿うようにそれぞれ接触していることを特徴とする超電導モータ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1に記載の超電導モータにおいて、
    前記ティースの周囲と前記超電導コイルとの間に設けられた電気絶縁性を有するインシュレータを備え、
    前記インシュレータは、少なくとも前記ステータの径方向に関する一端に前記超電導コイル側に突出する鍔部を含み、
    前記超電導コイルの巻き軸方向の端面と前記鍔部との間で前記コイル接触部を挟んでいることを特徴とする超電導モータ。
JP2010292597A 2010-12-28 2010-12-28 超電導モータ Withdrawn JP2012143044A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010292597A JP2012143044A (ja) 2010-12-28 2010-12-28 超電導モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010292597A JP2012143044A (ja) 2010-12-28 2010-12-28 超電導モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012143044A true JP2012143044A (ja) 2012-07-26

Family

ID=46678767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010292597A Withdrawn JP2012143044A (ja) 2010-12-28 2010-12-28 超電導モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012143044A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102969873A (zh) * 2012-11-16 2013-03-13 清华大学 一种高温超导电机
CN107659005A (zh) * 2017-09-30 2018-02-02 上海英磁新能源科技有限公司 一种盘式超导电机
CN114496454A (zh) * 2022-01-29 2022-05-13 中国科学院电工研究所 一种高导冷低失超铌三锡超导线圈及其制作方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102969873A (zh) * 2012-11-16 2013-03-13 清华大学 一种高温超导电机
CN107659005A (zh) * 2017-09-30 2018-02-02 上海英磁新能源科技有限公司 一种盘式超导电机
CN107659005B (zh) * 2017-09-30 2023-10-20 上海英磁新能源科技有限公司 一种盘式超导电机
CN114496454A (zh) * 2022-01-29 2022-05-13 中国科学院电工研究所 一种高导冷低失超铌三锡超导线圈及其制作方法
CN114496454B (zh) * 2022-01-29 2023-12-19 中国科学院电工研究所 一种高导冷低失超铌三锡超导线圈及其制作方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5373759B2 (ja) 超電導モータ
JP5162654B2 (ja) 超電導モータ
US20120161556A1 (en) Superconducting electric motor
JP3773522B1 (ja) スターリング機関
JP5038820B2 (ja) スターリングサイクル機関
JP5497625B2 (ja) 超電導モータ
JP4701294B2 (ja) 超電導装置
US20050029874A1 (en) Electromechanical transducer linear compressor and radio transmission antenna
US11211858B2 (en) Linear motor and compressor
JP2012143044A (ja) 超電導モータ
JP2007089345A (ja) 超電導モータの冷却構造
JP5471806B2 (ja) 超電導モータ
JP4981156B2 (ja) 超電導モータ
JP2012143043A (ja) 超電導モータ
JP2012143051A (ja) 超電導モータ
JP2009022087A (ja) リニアモータおよびこれを備えたスターリング冷凍機
JP5098499B2 (ja) 蓄冷型冷凍機用のリニア圧縮機
CN214205302U (zh) 动磁式平面电机
JP2011250503A (ja) 超電導モータ
JP5337179B2 (ja) 超電導装置
JP2011244535A (ja) 超電導モータ
CN218062485U (zh) 对置热声斯特林发动机
CN212695848U (zh) 一种直线电机冷却结构
JP2010154682A (ja) ロータおよびモータ
JP2004116515A (ja) リニアモータ駆動型圧縮機、及び、これを用いた冷凍機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140304