JP2012142883A - 無線端末に対して通信機能部を選択させる通信機能選択方法及びシステム - Google Patents

無線端末に対して通信機能部を選択させる通信機能選択方法及びシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2012142883A
JP2012142883A JP2011001090A JP2011001090A JP2012142883A JP 2012142883 A JP2012142883 A JP 2012142883A JP 2011001090 A JP2011001090 A JP 2011001090A JP 2011001090 A JP2011001090 A JP 2011001090A JP 2012142883 A JP2012142883 A JP 2012142883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication function
base station
wireless terminal
transmission capacity
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011001090A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Kato
裕介 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2011001090A priority Critical patent/JP2012142883A/ja
Publication of JP2012142883A publication Critical patent/JP2012142883A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】基地局のトラヒック状態も考慮して、複数の通信機能部を搭載した無線端末について、通信速度が最も高速となる通信機能部を選択することができる方法等を提供する。
【解決手段】最初に、無線端末が、異なる複数の通信機能部毎に、各基地局からの信号対雑音比及び端末位置情報を通信機能選択サーバへ送信する。これに対し、サーバは、端末位置情報の位置をカバーする複数の異なる基地局から、空き伝送容量を取得する。サーバは、無線端末の通信機能部毎に、信号対雑音比に対応する変調方式を選択し、その変調方式の変調ビットを、最大変調ビットで除算し、その除算値に空き伝送容量を乗算した利用可能伝送容量を算出する。そして、サーバは、利用可能伝送容量が最も大きい通信機能部を選択し、その識別情報を、通信リンクを確立した無線端末へ送信する。これによって、無線端末は、識別情報に対応する通信機能部を用いて、無線リンクを再度確立する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の通信機能部を搭載した無線端末について、サーバから、最適な通信機能部を選択させる技術に関する。
近年、様々な無線アクセスネットワーク(広域通信、中域通信、狭域通信等)が構築されている。広域通信の無線WAN(Wide Area Network)としては、代表的に携帯電話通信網(3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、UMB(Ultra Mobile Broadband))が普及している。また、中域通信の無線MAN(Metropolitan Area Network)としては、代表的にWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)網(IEEE802.16)が普及している。更に、狭域通信の無線LAN(Local Area Network)としては、代表的にIEEE802.11が普及している。
このような通信環境に対応して、無線端末(携帯電話機、スマートフォン、無線端末(PDA:Personal Digital Assistant)及びパーソナルコンピュータを含む)も、異なる無線アクセスネットワークに接続するための複数の通信機能部(通信インタフェース)を備えたものが普及してきている。このような無線端末は、屋外では携帯電話通信網やWiMAX網を利用し、構内では無線LANを利用するように、複数の通信機能部を切り替えることができる。
従来、携帯電話用通信機能部及び無線LAN通信機能部を備えた無線端末であって、当該無線端末が、無線LANで接続可能なエリアに入った際に、速やかに無線LAN通信機能部を用いたデータ通信を実行する技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、無線端末が、無線LANで接続可能なエリア情報を予め記憶しており、GPS(Global Positioning System)によって検出した現在の端末位置情報が、エリア情報に含まれるか否かを判定する。含まれている場合、無線端末は、無線LAN通信機能部を起動する。これによって、無線端末は、無線LANのアクセスポイントをサーチすることなく、エリア情報に予め記憶されたアクセスポイントに対して優先的に接続することができる。サーチ時間が必要ないために、接続時間が短縮されると共に、無線端末のバッテリの省電力化にも寄与する。
特開2009−17575号公報
前述した従来技術によれば、無線端末が、無線LANで接続可能なエリアに入った際に、無線LANの通信環境(無線品質)に関係なく、無線LAN通信機能部を起動し、無線LANに強制的に接続しようとする。しかしながら、無線LANよりも、他の無線WANの無線品質の方が良い、即ち、通信速度が速い場合もある。このような場合、無線LANで接続することによって、結果的に、無線端末の通信速度が遅くなるという課題が生ずる。
また、従来技術によれば、無線端末によって計測される状態(エリアや無線品質)によってのみ、無線アクセスネットワークの切り替えの判断をする。ここで、無線アクセスネットワークにおける基地局のトラヒック状態は全く考慮されていない。無線端末における当該通信機能部の無線品質が良くても、その通信機能部に対応する基地局のトラヒック状態が輻輳状態にある場合、結果的に、無線端末の通信速度が遅くなるという課題が生ずる。
そこで、本発明は、無線アクセスネットワークにおける基地局のトラヒック状態も考慮して、複数の通信機能部を搭載した無線端末について、通信速度が最も高速となる通信機能部を選択することができる通信機能選択方法及びシステムを提供することを目的とする。
本発明によれば、無線端末は、複数の異なる通信機能部を有し、各通信機能部に対応する複数の基地局にエアを介して接続可能であって、無線端末が基地局を介して通信機能選択サーバに接続するシステムにおける通信機能選択方法であって、
無線端末が、通信機能部毎に、各基地局から電波を受信することによって信号対雑音比を計測すると共に、現在の端末位置情報を取得する第1のステップと、
無線端末が、いずれか1つの通信機能部を用いて、対応する基地局と無線リンクを確立し、当該基地局を介して通信機能選択サーバへ、信号対雑音比及び端末位置情報を送信する第2のステップと、
通信機能選択サーバが、端末位置情報の位置をカバーする複数の異なる基地局から、空き伝送容量を取得する第3のステップと、
通信機能選択サーバが、無線端末の通信機能部毎に、信号対雑音比に対応する変調方式を選択する第4のステップと、
通信機能選択サーバが、通信機能部毎に、選択された変調方式の変調ビットを、当該通信機能部における最大変調ビットで除算し、その除算値に空き伝送容量を乗算した利用可能伝送容量を算出する第5のステップと、
通信機能選択サーバが、利用可能伝送容量が最も大きい1つの通信機能部を選択する第6のステップと、
通信機能選択サーバが、選択された通信機能部の識別情報を、通信リンクを確立した無線端末へ送信する第7のステップと、
無線端末が、識別情報に対応する通信機能部を用いて、無線リンクを再度確立する第8のステップと
を有することを特徴とする。
本発明の通信機能選択方法における他の実施形態によれば、第3のステップについて、通信機能選択サーバが、基地局から取得した空き伝送容量が0である場合、当該基地局における最大伝送容量を端末接続数で除算した容量を、空き伝送容量とすることも好ましい。
本発明の通信機能選択方法における他の実施形態によれば、第1のステップについて、無線端末は、端末位置情報を、GPS(Global Positioning System)衛星からの測位電波に基づいて、又は、基地局からの制御信号に含まれる基地局ID(IDentifeier)に基づいて測位することも好ましい。
本発明の通信機能選択方法における他の実施形態によれば、
複数の通信機能部は、携帯電話通信部(3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、UMB(Ultra Mobile Broadband))、無線LAN(Local Area Network)通信部、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信部の組み合わせであり、
信号対雑音比が高い順に、変調方式として64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、16QAM及びQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)が対応付けられていることも好ましい。
本発明によれば、複数の異なる通信機能部を有する無線端末と、該無線端末とエアを介して接続可能であって且つ各通信機能部に対応する複数の基地局と、該複数の基地局とネットワークを介して接続可能な通信機能選択サーバとを有するシステムであって、
無線端末は、
通信機能部毎に、各基地局から電波を受信することによって信号対雑音比を計測する無線品質計測手段と、
現在の端末位置情報を取得する測位手段と、
いずれか1つの通信機能部を用いて、対応する基地局と無線リンクを確立し、当該基地局を介して通信機能選択サーバへ、信号対雑音比及び端末位置情報を送信する無線品質送信手段と、
通信機能選択サーバから、受信した識別情報に対応する通信機能部を用いて、無線リンクを再度確立する通信機能切替手段と
を有し、
通信機能選択サーバは、
無線端末から、信号対雑音比及び端末位置情報を受信する無線品質受信手段と、
端末位置情報の位置をカバーする複数の異なる基地局から、空き伝送容量を取得する空き伝送容量取得手段と、
無線端末の通信機能部毎に、信号対雑音比に対応する変調方式を選択する変調方式選択手段と、
通信機能部毎に、選択された変調方式の変調ビットを、当該通信機能部における最大変調ビットで除算し、その除算値に空き大伝送容量を乗算した利用可能伝送容量を算出する伝送容量算出手段と、
利用可能伝送容量が最も大きい1つの通信機能部を選択する通信機能選択手段と、
選択された通信機能部の識別情報を、通信リンクを確立した無線端末へ送信する識別情報送信手段と
を有することを特徴とする。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、通信機能選択サーバの空き伝送容量取得手段は、基地局から取得した空き伝送容量が0である場合、当該基地局における最大伝送容量を端末接続数で除算した容量を、空き伝送容量とすることも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、無線端末の測位手段は、端末位置情報を、GPS衛星からの測位電波に基づいて、又は、基地局からの制御信号に含まれる基地局IDに基づいて測位することも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
複数の通信機能部は、携帯電話通信部(3G、LTE、UMB)、無線LAN通信部、WiMAX通信部の組み合わせであり、
信号対雑音比が高い順に、変調方式として64QAM、16QAM及びQPSKが対応付けられていることも好ましい。
本発明の通信機能選択方法及びシステムによれば、無線アクセスネットワークにおける基地局のトラヒック状態も考慮して、複数の通信機能部を搭載した無線端末について、通信速度が最も高速となる通信機能部を選択することができる。
本発明におけるシステム構成図である。 本発明におけるシーケンス図である。 通信機能選択サーバにおける容量の算出ステップを表す説明図である。 本発明における無線端末及びサーバの機能構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明におけるシステム構成図である。
無線端末2は、複数の異なる無線アクセスネットワークに接続するために、各ネットワークに対応した複数の通信機能部(通信インタフェース)を搭載する。図1によれば、携帯電話通信機能部と、無線LAN通信機能部と、WiMAX通信機能部とを搭載している。また、無線端末2は、3つのいずれの無線アクセスネットワークにも接続可能な場所に位置しているとする。
無線端末2は、通信機能部を切り替えて用いることによって、エアを介して、対応する基地局に接続することができる。そして、無線端末2は、その基地局の無線アクセスネットワークを介して、インターネットに接続する。インターネットには、既存の多数のWebサーバ6が接続されており、無線端末2は、インターネットを介してWebサーバ6と通信することができる。
また、無線端末2は、現在の端末位置情報を取得する。ここで、GPS(Global Positioning System)衛星からの測位電波を受信し、現在位置を測位するものであってもよい。また、基地局から発信される基地局IDを、端末位置情報として取得するものであってもよい。
更に、図1によれば、インターネットに、更に、通信機能選択サーバ1が接続されている。通信機能選択サーバ1は、無線アクセスネットワークにおける基地局のトラヒック状態も考慮して、複数の通信機能部を搭載した無線端末について、通信速度が最も高速となる通信機能部を選択する。
図2は、本発明におけるシーケンス図である。
(S201)無線端末2は、通信機能部毎に、各基地局から電波を受信することによって信号対雑音比(signal-to-noise ratio)(以下「S/N比」という)を計測する。図1のシステム構成によれば、携帯電話通信機能部と、無線LAN通信機能部と、WiMAX通信機能部とのそれぞれについて、S/N比が計測される。
S/N比は、基地局から常時同報される信号から計測される。例えば無線LAN基地局からは、定期的にビーコン信号が送信されており、携帯電話基地局及びWiMAX基地局からは、定期的に制御信号が送信されている。
S/N比が高ければ、所望信号に対する雑音の影響が小さく、データ誤り率が低くなり、同一変調方式であっても高速に通信することができる。一方で、S/N比が小さければ、伝送における雑音の影響が大きく、データ誤り率が高くなり、同一変調方式であっても比較的低速でしか通信することができない。
ここで、S/N比とは、真の信号の分散を、真の雑音の分散で割った値である。一般に、以下の式で表される。
S/N =Ps/Pn
[S/N]dB=10log10 Ps/Pn
Ps:信号電力
Pn:雑音電力
S/N =(As/An)
[S/N]dB=20log10 As/An
As:信号電圧(電流)の実効値
An:雑音電圧(電流)の実効値
尚、本発明によれば、S/N比を広義にとらえ、以下のようなものであってもよい。
搬送波対雑音比(Carrier to Noise ratio)
搬送波対干渉波比(Carrier-to-Interference ratio)
ピーク信号対雑音比(Peak Signal-to-Noise Ratio)
Eb/N0(energy per bit to noise power spectral density ratio)(1ビット当たりの信号電力と雑音密度の比)
(S202)無線端末2は、測位部を用いて、GPS衛星7からの測位電波を受信し、現在の端末位置情報を取得する。位置情報は、一般に、緯度・経度情報として得られる。また、GPSの測位部に代えて、通信機能部が、通信可能な基地局の基地局ID(IDentifier、識別子)を取得するものであってもよい。基地局の位置は固定であって、基地局IDと、基地局の位置とは、一意に対応付けられるからである。
(S203)無線端末2は、通信可能ないずれか1つの通信機能部を用いて、対応する基地局と無線リンクを確立する。図1によれば、無線端末2は、例えば携帯電話通信機能部を用いて、携帯電話基地局3に対して無線リンクを確立する。
(S204)そして、無線端末2は、通信機能部毎のS/N比と、現在の端末位置情報とを、携帯電話基地局3を介して、通信機能選択サーバ1へ送信する。図1によれば、通信機能部毎のS/N比とは、以下の3つである。
携帯電話基地局3との間のS/N比
無線LANアクセスポイント4との間のS/N比
WiMAX基地局5との間のS/N比
図3は、通信機能選択サーバにおける容量の算出ステップを表す説明図である。
図3によれば、通信機能選択サーバ1は、2つのテーブルを有する。
[第1のテーブル]通信機能部毎に、S/N比に対応する変調方式を記録する。図3によれば、例えば、S/N比が高い順に、変調方式64QAM、16QAM及びQPSKが割り当てられている。S/N比が高いほど、高いレートの変調方式を用いることができる。例えば携帯電話通信機能部の場合、S/N比20dBに対して変調方式64QAMが割り当てられており、S/N比5dBに対して変調方式QPSKが割り当てられている。
[第2のテーブル]変調方式毎に、1シンボル当たりの伝送可能ビット数を記録する。図3によれば、例えば64QAMについて、伝送可能ビット数は1シンボル当たり6ビットとなり、16QAMについて、伝送可能ビット数は1シンボル当たり4ビットとなり、QPSKについて、伝送可能ビット数は1シンボル当たり2ビットとなる。
(S211)通信機能選択サーバ1は、無線端末2から、通信機能部毎の各S/N比及び端末位置情報を受信する。図3によれば、無線端末2について、携帯電話通信機能部のS/N比は10dBであり、無線LAN通信機能部のS/N比は5dBであり、WiMAX通信機能部のS/N比は20dBである。
(S212)通信機能選択サーバ1は、通信機能毎の基地局の位置情報(例えば緯度経度情報)を、データベースに予め登録している。そして、通信機能選択サーバ1は、受信した端末位置情報の位置をカバーする、複数の異なる基地局を検索する。
(S213)通信機能選択サーバ1は、検索された複数の異なる基地局から、トラヒック情報を取得する。ここで、トラヒック情報には、少なくとも「空き伝送容量」を含む。例えば、トラヒック情報には、以下のような情報が含まれる。
「最大伝送容量」
「空き伝送容量」
「接続端末数」
[空き伝送容量が0でない場合]
「最大伝送容量」:10Mbps
「空き伝送容量」:2Mbps
「接続端末数」 :10
この場合、「空き伝送容量」はそのまま、2Mbpsとする。
[空き伝送容量が0の場合]
「最大伝送容量」:10Mbps
「空き伝送容量」:0Mbps
「接続端末数」 :10
(第1の例)「空き伝送容量」はそのまま、0Mbpsとする。
(第2の例)「空き伝送容量」は、当該基地局における最大伝送容量(10Mbps)を端末接続数(10)で除算した容量とする。
空き伝送容量=10Mbps/10=1Mbps
(S214)通信機能選択サーバ1は、第1のテーブルを参照して、無線端末の通信機能部毎に、S/N比に対応する変調方式を選択する。図3によれば、以下のように選択される。
[携帯電話通信機能部]
S/N比:10dB -> 変調方式:16QAM
[無線LAN通信機能部]
S/N比: 5dB -> 変調方式:QPSK
[WiMAX通信機能部]
S/N比:20dB -> 変調方式:64QAM
(S215)通信機能選択サーバ1は、通信機能部毎に、選択された変調方式の変調ビットを、当該通信機能部における最大変調ビットで除算する。この除算値は、「1シンボルで伝送可能なビット数比」を表す。そして、その除算値に空き伝送容量を乗算した「利用可能伝送容量」を算出する。図3によれば、以下のように選択される。
[携帯電話通信機能部]
1シンボルで伝送可能なビット数比:16QAM/64QAM=4/6
利用可能伝送容量=2Mbps×(4/6)=1.33Mbps
[無線LAN通信機能部]
1シンボルで伝送可能なビット数比:QPSK/64QAM=2/6
利用可能伝送容量=10Mbps×(2/6)=3.33Mbps
[WiMAX通信機能部]
1シンボルで伝送可能なビット数比:64QAM/64QAM=6/6
利用可能伝送容量=5Mbps×(6/6)=5Mbps
(S216)通信機能選択サーバ1は、利用可能伝送容量が最も大きい通信機能部を選択する。図3によれば、利用可能伝送容量5MbpsのWiMAX通信機能部が選択される。
(S217)通信機能選択サーバ1は、選択されたWiMAX通信機能部の識別情報を、通信リンクを確立した無線端末2へ送信する。
(S206)無線端末2は、通信機能選択サーバ1から、最初に確立した無線リンクを介して、通信機能部の識別情報を受信する。図3によれば、WiMAX通信機能部の識別情報が受信される。
(S207)無線端末2は、最初に確立した無線リンクの通信機能部と、識別情報に基づく通信機能部とが異なるか否かを判定する。異なる場合、最初に確立した無線リンクを切断し、新たに、識別情報に基づく通信機能部に対応する無線リンクを確立する。図3によれば、新たに、WiMAX通信機能部に対応する無線リンクを確立する。
前述した図2のシーケンスは、例えば、ユーザ操作に応じて、無線端末2が、特定のWebサーバからコンテンツを取得する際に(コンテンツ取得のリクエストを送信する際に)、実行されることが好ましい。ユーザ操作に基づく無線端末は、無線アクセスネットワークにおける基地局のトラヒック状態も考慮して、通信速度が最も高速となる通信機能部を自動的に選択することができる。
図4は、本発明における無線端末及びサーバの機能構成図である。
図4によれば、無線端末2は、複数の異なる通信機能部として、携帯電話通信機能部21Aと、無線LAN通信機能部21Bと、WiMAX通信機能部21Cとを搭載する。各通信機能部は、エアを介して、対応する無線アクセスネットワークの基地局に接続することができる。また、無線端末2は、測位部22と、無線品質計測部23と、無線品質送信部24と、通信機能切替部25とを有する。これら機能構成部は、無線端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムによって実現される。
測位部22は、現在の端末位置情報を取得する(前述の図2のS202参照)。端末位置情報は、GPS衛星から発信される測位電波に基づくものであってもよいし、基地局から発信される基地局IDに基づくものであってもよい。
無線品質計測部23は、通信機能部21毎に、各基地局から電波を受信することによってS/N比を計測する(前述の図2のS201参照)。計測したS/N比は、無線品質送信部24へ出力する。
無線品質送信部24は、いずれか1つの通信機能部21を用いて、対応する基地局と無線リンクを確立する(前述の図2のS203参照)。そして、当該基地局を介して通信機能選択サーバ1へ、S/N比及び端末位置情報を送信する(前述の図2のS204参照)。
通信機能切替部25は、通信機能選択サーバ1から、最適な通信機能部に対応する識別番号を受信する(前述の図2のS205参照)。そして、その識別情報に対応する通信機能部を用いて、無線リンクを再度確立する(前述の図2のS206参照)。
また、図4によれば、通信機能選択サーバ1は、インターネットに接続される通信インタフェース部10と、無線品質受信部11と、空き伝送容量取得部12と、変調方式選択部13と、伝送容量算出部14と、通信機能選択部15と、識別情報送信部16とを有する。これら機能構成部は、サーバに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムによって実現される。
無線品質受信部11は、無線端末2から、S/N比及び端末位置情報を受信する(前述の図2のS211参照)。S/N比は、変調方式選択部13へ出力され、端末位置情報は、空き伝送容量取得部12へ出力される。
空き伝送容量取得部12は、端末位置情報の位置をカバーする複数の異なる基地局から、空き伝送容量を取得する(前述の図2のS212及びS213参照)。取得した空き伝送容量は、変調方式選択部13へ出力される。
変調方式選択部13は、無線端末の通信機能部毎に、S/N比に対応する変調方式を選択する(前述の図2のS214参照)。選択された変調方式は、伝送容量算出部14へ出力される。
伝送容量算出部14は、通信機能部毎に、選択された変調方式の変調ビットを、当該通信機能部における最大変調ビットで除算し、その除算値に空き大伝送容量を乗算した利用可能伝送容量を算出する(前述の図2のS215参照)。通信機能部毎の利用可能伝送容量は、通信機能選択部15へ出力される。
通信機能選択部15は、利用可能伝送容量が最も大きい1つの通信機能部を選択する(前述の図2のS216参照)。
識別情報送信部16は、選択された通信機能部の識別情報を、通信リンクを確立した無線端末へ送信する(前述の図2のS217参照)。
以上、詳細に説明したように、本発明の通信機能選択方法及びシステムによれば、無線アクセスネットワークにおける基地局のトラヒック状態も考慮して、複数の通信機能部を搭載した無線端末について、通信速度が最も高速となる通信機能部を選択することができる。本発明によれば、基地局におけるトラヒック情報を考慮しているために、輻輳を生じている基地局(即ち、空き伝送容量が少ない基地局)に対応する通信機能部を選択しにくくなり、システム全体として通信インフラの負担を軽減することができる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 通信機能選択サーバ
10 通信インタフェース部
11 無線品質受信部
12 空き伝送容量取得部
13 変調方式選択部
14 伝送容量算出部
15 通信機能選択部
16 識別情報送信部
2 無線端末
21A 携帯電話通信機能部
21B 無線LAN通信機能部
21C WiMAX通信機能部
22 測位部
23 無線品質計測部
24 無線品質送信部
25 通信機能切替部
3 携帯電話基地局
4 無線LANアクセスポイント
5 WiMAX基地局
6 Webサーバ
7 GPS衛星

Claims (8)

  1. 無線端末は、複数の異なる通信機能部を有し、各通信機能部に対応する複数の基地局にエアを介して接続可能であって、前記無線端末が前記基地局を介して通信機能選択サーバに接続するシステムにおける通信機能選択方法であって、
    前記無線端末が、前記通信機能部毎に、各基地局から電波を受信することによって信号対雑音比を計測すると共に、現在の端末位置情報を取得する第1のステップと、
    前記無線端末が、いずれか1つの通信機能部を用いて、対応する基地局と無線リンクを確立し、当該基地局を介して前記通信機能選択サーバへ、前記信号対雑音比及び前記端末位置情報を送信する第2のステップと、
    前記通信機能選択サーバが、前記端末位置情報の位置をカバーする複数の異なる基地局から、空き伝送容量を取得する第3のステップと、
    前記通信機能選択サーバが、前記無線端末の前記通信機能部毎に、前記信号対雑音比に対応する変調方式を選択する第4のステップと、
    前記通信機能選択サーバが、前記通信機能部毎に、選択された前記変調方式の変調ビットを、当該通信機能部における最大変調ビットで除算し、その除算値に前記空き伝送容量を乗算した利用可能伝送容量を算出する第5のステップと、
    前記通信機能選択サーバが、前記利用可能伝送容量が最も大きい1つの通信機能部を選択する第6のステップと、
    前記通信機能選択サーバが、選択された前記通信機能部の識別情報を、前記通信リンクを確立した前記無線端末へ送信する第7のステップと、
    前記無線端末が、前記識別情報に対応する前記通信機能部を用いて、無線リンクを再度確立する第8のステップと
    を有することを特徴とする通信機能選択方法。
  2. 第3のステップについて、前記通信機能選択サーバが、前記基地局から取得した空き伝送容量が0である場合、当該基地局における最大伝送容量を端末接続数で除算した容量を、空き伝送容量とすることを特徴とする請求項1に記載の通信機能選択方法。
  3. 第1のステップについて、前記無線端末は、前記端末位置情報を、GPS(Global Positioning System)衛星からの測位電波に基づいて、又は、基地局からの制御信号に含まれる基地局ID(IDentifeier)に基づいて測位することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信機能選択方法。
  4. 前記複数の通信機能部は、携帯電話通信部(3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、UMB(Ultra Mobile Broadband))、無線LAN(Local Area Network)通信部、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信部の組み合わせであり、
    前記信号対雑音比が高い順に、前記変調方式として64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、16QAM及びQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)が対応付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信機能選択方法。
  5. 複数の異なる通信機能部を有する無線端末と、該無線端末とエアを介して接続可能であって且つ各通信機能部に対応する複数の基地局と、該複数の基地局とネットワークを介して接続可能な通信機能選択サーバとを有するシステムであって、
    前記無線端末は、
    前記通信機能部毎に、各基地局から電波を受信することによって信号対雑音比を計測する無線品質計測手段と、
    現在の端末位置情報を取得する測位手段と、
    いずれか1つの通信機能部を用いて、対応する基地局と無線リンクを確立し、当該基地局を介して前記通信機能選択サーバへ、前記信号対雑音比及び前記端末位置情報を送信する無線品質送信手段と、
    前記通信機能選択サーバから、受信した識別情報に対応する前記通信機能部を用いて、無線リンクを再度確立する通信機能切替手段と
    を有し、
    前記通信機能選択サーバは、
    前記無線端末から、前記信号対雑音比及び前記端末位置情報を受信する無線品質受信手段と、
    前記端末位置情報の位置をカバーする複数の異なる基地局から、空き伝送容量を取得する空き伝送容量取得手段と、
    前記無線端末の前記通信機能部毎に、前記信号対雑音比に対応する変調方式を選択する変調方式選択手段と、
    前記通信機能部毎に、選択された前記変調方式の変調ビットを、当該通信機能部における最大変調ビットで除算し、その除算値に前記空き大伝送容量を乗算した利用可能伝送容量を算出する伝送容量算出手段と、
    前記利用可能伝送容量が最も大きい1つの通信機能部を選択する通信機能選択手段と、
    選択された前記通信機能部の識別情報を、前記通信リンクを確立した前記無線端末へ送信する識別情報送信手段と
    を有することを特徴とするシステム。
  6. 前記通信機能選択サーバの前記空き伝送容量取得手段は、前記基地局から取得した空き伝送容量が0である場合、当該基地局における最大伝送容量を端末接続数で除算した容量を、空き伝送容量とすることを特徴とする請求項5に記載のシステム。
  7. 前記無線端末の前記測位手段は、前記端末位置情報を、GPS衛星からの測位電波に基づいて、又は、基地局からの制御信号に含まれる基地局IDに基づいて測位することを特徴とする請求項5又は6に記載のシステム。
  8. 前記複数の通信機能部は、携帯電話通信部(3G、LTE、UMB)、無線LAN通信部、WiMAX通信部の組み合わせであり、
    前記信号対雑音比が高い順に、前記変調方式として64QAM、16QAM及びQPSKが対応付けられていることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載のシステム。
JP2011001090A 2011-01-06 2011-01-06 無線端末に対して通信機能部を選択させる通信機能選択方法及びシステム Pending JP2012142883A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011001090A JP2012142883A (ja) 2011-01-06 2011-01-06 無線端末に対して通信機能部を選択させる通信機能選択方法及びシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011001090A JP2012142883A (ja) 2011-01-06 2011-01-06 無線端末に対して通信機能部を選択させる通信機能選択方法及びシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012142883A true JP2012142883A (ja) 2012-07-26

Family

ID=46678695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011001090A Pending JP2012142883A (ja) 2011-01-06 2011-01-06 無線端末に対して通信機能部を選択させる通信機能選択方法及びシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012142883A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014112599A1 (ja) * 2013-01-18 2014-07-24 京セラ株式会社 通信制御方法及びユーザ端末
JP2014143546A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Yahoo Japan Corp 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法
JP2014143563A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Yahoo Japan Corp 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法
JP2017011332A (ja) * 2015-06-16 2017-01-12 三菱電機株式会社 転送装置、無線基地局、無線通信システムおよび転送方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014112599A1 (ja) * 2013-01-18 2014-07-24 京セラ株式会社 通信制御方法及びユーザ端末
US9788250B2 (en) 2013-01-18 2017-10-10 Kyocera Corporation Communication control method and user terminal
US10237797B2 (en) 2013-01-18 2019-03-19 Kyocera Corporation Communication control method and user terminal
US10299182B2 (en) 2013-01-18 2019-05-21 Kyocera Corporation Communication control method and user terminal
JP2014143546A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Yahoo Japan Corp 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法
JP2014143563A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Yahoo Japan Corp 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法
US9386508B2 (en) 2013-01-23 2016-07-05 Yahoo Japan Corporation Information providing system, information providing apparatus and information providing method
JP2017011332A (ja) * 2015-06-16 2017-01-12 三菱電機株式会社 転送装置、無線基地局、無線通信システムおよび転送方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2351427B1 (en) Quick system selection and acquisition for multi-mode mobile devices
KR101785618B1 (ko) 멀티심 모바일 단말의 위치 파악 방법 및 장치
CN102124812B (zh) 用于重叠网络中的多模终端操作的系统和方法
US8825049B2 (en) Methods and systems using unified operator and rat mapping and selection scheme
US20090325608A1 (en) Methods and systems for multi-mode paging
EP2489219A1 (en) Coding methods and apparatus for broadcast channels
CN105453615B (zh) 无线终端、无线终端的搜索处理方法和无线通信系统
US10560206B2 (en) Processing a beamformed radio frequency (RF) signal
KR20120106292A (ko) 위치별 액세스 포인트의 품질 정보를 통해 네트워크를 선택하기 위한 무선 단말 시스템, 무선 통신 시스템, 서비스 제공 방법 및 접속 방법
EP4255102A2 (en) Method and terminal device for data transmission
KR20110114449A (ko) 이동 통신 디바이스의 위치 정보를 보고하기 위한 장치 및 방법
JP2012142883A (ja) 無線端末に対して通信機能部を選択させる通信機能選択方法及びシステム
CN103052142A (zh) 网络选择方法、移动终端及基站
US8693979B2 (en) Power efficient emergency call triggered tracking method
JP2004201031A (ja) 無線通信方法、無線通信システム及び無線通信装置
US20240015628A1 (en) Communication method for multimode terminal and communication apparatus
US20220086932A1 (en) Selective dual connectivity based on device velocity
CN107040893A (zh) 终端控制方法及装置
US20040152465A1 (en) Method of optimizing performance of mobile terminal
US20140146730A1 (en) Wireless terminal, communication control method and communication system
CN116420379A (zh) 一种切片信息的指示方法、终端设备及网络设备
US20140349670A1 (en) Augmentation of call data information to determine a location of a wireless communication device
WO2015051495A1 (en) Apparatus and method for device discovery