JP2012138774A - 映像符号化装置、映像復号装置、映像符号化方法、映像復号方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】CIPを使用する映像符号化装置及び映像復号装置において、符号化処理及び復号処理のスループットを向上させる。
【解決手段】映像符号化装置は、画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算する外挿予測手段12と、被予測対象の画像に隣接する画像の平均値を計算する平均予測手段11と、外挿値と平均値との重み付け和を画像ブロックから減じて予測誤差を計算する予測手段13と、予測誤差に関するデータをエントロピー符号化するエントロピー符号化手段14と、予測誤差、外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築する併用イントラ予測画像再構築手段15とを備え、併用イントラ予測画像再構築手段15は、後続画像ブロックとの境界位置の画像については予測誤差及び外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築する。
【選択図】図5
【解決手段】映像符号化装置は、画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算する外挿予測手段12と、被予測対象の画像に隣接する画像の平均値を計算する平均予測手段11と、外挿値と平均値との重み付け和を画像ブロックから減じて予測誤差を計算する予測手段13と、予測誤差に関するデータをエントロピー符号化するエントロピー符号化手段14と、予測誤差、外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築する併用イントラ予測画像再構築手段15とを備え、併用イントラ予測画像再構築手段15は、後続画像ブロックとの境界位置の画像については予測誤差及び外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築する。
【選択図】図5
Description
本発明は、CIP符号化を用いる映像符号化装置及び映像復号装置に関する。
一般に、映像符号化装置は、外部から入力される動画像信号をディジタル化した後、所定の映像符号化方式に準拠した符号化処理を行うことで符号化データすなわちビットストリームを生成する。所定の映像符号化方式として非特許文献1に記載されたISO/IEC 14496-10 Advanced Video Coding(AVC)がある。
非特許文献1に記載されているような映像符号化方式では、フレームをマクロブロック(MB:Macro Block )と呼ばれる16×16画素サイズのブロックに分割し、フレームの左上から順に各MBを符号化する。非特許文献1に記載されているAVCにおいては、MBをさらに4×4画素サイズのブロックにブロック分割し、各4×4ブロックを符号化する。
図9は、フレームの空間解像度がQCIF(Quarter Common Intermediate Format)の場合のブロック分割の例を示す説明図である。以下、説明の簡略化のために、輝度の画素値のみに着目して説明を行う。
ブロックに分割された入力映像は、映像符号化装置における予測器から供給される予測信号が減じられて、映像符号化装置における変換/量子化器に入力される。予測信号には、イントラ予測信号とフレーム間予測信号の2種類がある。それぞれの予測信号を説明する。イントラ予測信号は、バッファに格納された現在のピクチャと表示時刻が同一である再構築ピクチャの画像に基づいて生成される予測信号である。
非特許文献1の8.3.1 Intra_4×4 prediction process for luma samples、8.3.2 Intra_8×8 prediction process for luma samples、及び8.3.3 Intra_16×16 prediction process for luma samplesを引用すると、3種類のブロックサイズのイントラ予測Intra_4×4、Intra_8×8、Intra_16×16がある。
Intra_4×4とIntra_8×8は、図10の(a)と(c)を参照すると、それぞれ4×4ブロックサイズと8×8ブロックサイズのイントラ予測であることが分かる。ただし、図面の丸(○)はイントラ予測に用いる参照画素、つまり、現在のピクチャと表示時刻が同一である再構築ピクチャの画素である。
Intra_4×4のイントラ予測では、再構築した周辺画素をそのまま参照画素とし、図10の(b)に示す9種類の方向に参照画素をパディング(外挿)して予測信号を形成する。Intra_8×8のイントラ予測では、図10の(c)の右矢印の下に記載のローパスフィルタ(1/2,1/4,1/2)によって再構築ピクチャの画像の周辺画素を平滑化した画素を参照画素として、図10の(b)に示す9種類の方向に参照画素を外挿して予測信号を形成する。
一方、Intra_16×16は、図11の(a)を参照すると、16×16ブロックサイズのイントラ予測であることが分かる。図10と同様に図面の丸(○)はイントラ予測に用いる参照画素、つまり、現在のピクチャと表示時刻が同一である再構築ピクチャの画素である。Intra_16×16のイントラ予測では、再構築ピクチャの画像の周辺画素をそのまま参照画素として、図11の(b)に示す4種類の方向に参照画素を外挿して予測信号を形成する。
以下、イントラ予測信号を用いて符号化されるMB及びブロックをそれぞれイントラMB及びイントラブロックと呼ぶ。イントラ予測のブロックサイズをイントラ予測ブロックサイズと呼ぶ。また、外挿の方向をイントラ予測方向と呼ぶ。なお、イントラ予測ブロックサイズ及びイントラ予測方向は、イントラ予測に関する予測パラメータである。
フレーム間予測信号は、バッファに格納された現在のピクチャと表示時刻が異なる再構築ピクチャの画像から生成される予測信号である。以下、フレーム間予測信号を用いて符号化されるMB及びブロックをそれぞれインターMB及びインターブロックと呼ぶ。インター予測のブロックサイズ(インター予測ブロックサイズ)として、例えば、16×16,16×8,8×16,8×8,8×4,4×8,4×4を選択することができる。
図12は、16×16のブロックサイズを例にしたフレーム間予測の例を示す説明図である。図12に示す動きベクトルMV=(mvx,mvy)は、符号化対象ブロックに対する参照ピクチャのフレーム間予測ブロック(フレーム間予測信号)の平行移動量を示す、フレーム間予測の予測パラメータである。AVCにおいては、符号化対象ブロックの符号化対象ピクチャに対するフレーム間予測信号の参照ピクチャの方向を表すフレーム間予測の方向に加えて、符号化対象ブロックのフレーム間予測に用いる参照ピクチャを同定するための参照ピクチャインデックスもフレーム間予測の予測パラメータである。AVCにおいては、バッファ105に格納された複数枚の参照ピクチャをフレーム間予測に利用できるからである。
なお、フレーム間予測のより詳細な説明が、非特許文献1の8.4 Inter prediction processに記載されている。
また、イントラMBのみで符号化されたピクチャはIピクチャと呼ばれる。イントラMBだけでなくインターMBも含めて符号化されたピクチャはPピクチャと呼ばれる。フレーム間予測に1枚の参照ピクチャだけでなく、さらに同時に2枚の参照ピクチャを用いるインターMBを含めて符号化されたピクチャはBピクチャと呼ばれる。また、Bピクチャにおいて、符号化対象ブロックの符号化対象ピクチャに対するフレーム間予測信号の参照ピクチャの方向が過去のフレーム間予測を前方向予測、符号化対象ブロックの符号化対象ピクチャに対するフレーム間予測信号の参照ピクチャの方向が未来のフレーム間予測を後方向予測、過去と未来を含むフレーム間予測を双方向予測とそれぞれ呼ぶ。なお、フレーム間予測の方向(インター予測方向)は、フレーム間予測の予測パラメータである。
非特許文献2では、改良されたイントラ予測として、参照画像から生成される角度付き予測(Angular prediction)信号と局所平均予測(local mean prediction )信号の重み付け予測とに基づく併用イントラ予測(Combined Intra Prediction :CIP)が提案されている。
ISO/IEC 14496-10 Advanced Video Coding
"Test Model under Consideration", Document: JCTVC-B205, Joint Collaborative Team on Video Coding (JCT-VC) of ITU-T SG16 WP3 and ISO/IEC JTC1/SC29/WG11 2nd Meeting: Geneva, CH, 21-28 July, 2010
図13は、CIPで使用される局所平均予測の概念を示す説明図である。CIPで使用される局所平均予測では、入力された画像ブロックまたは再構築画像における、現在の画像ブロックに隣接する画像(隣接画像)の画素値の平均値(具体的には、重み付き平均値)を局所平均予測信号とする。
なお、図13において短い矢印で示されているように、隣接画像は、現在のフレーム画像の左側、左上側及び直上のものである。また、図13には、角度付き予測も例示されている。すなわち、画像ブロックに隣接する再構築画像から延びる矢印は、角度付き予測を示す。よって、図13において、「二予測重み付き結合」は、CIPを意味している。
図14は、CIPで使用される角度付き予測の概念を示す説明図である。角度付き予測は、画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算して予測信号を生成する予測である。8×8PUでは、予測方向として、DC、図14において破線で示す右斜め下、図14において破線よりも右側の実線で示す16の垂直方向、及び図14において破線の左側の実線で示す16の水平方向の計34の方向がある。8×8PUでは、画像ブロックに隣接する再構築画像の画素を参照画素として、図14に示す34種類の方向に参照画素を外挿して予測信号を形成する。なお、4×4PUでは17の予測方向、16×16PUでは34の予測方向、32×32PUでは34の予測方向、64×64PUでは5の予測方向がある。
CIP符号化を用いる映像符号化装置は、図15に示すように構成される。以下、図15に示される映像符号化装置を一般的な映像符号化装置と呼ぶ。
図15を参照して、ディジタル化された映像の各フレームを入力としてビットストリームを出力する、一般的な映像符号化装置の構成と動作を説明する。
図15に示された映像符号化装置は、変換/量子化器102、エントロピー符号化器103、逆変換/逆量子化器104、ピクチャバッファ105、デコードピクチャバッファ106、フレーム間予測器(インター予測器)109、イントラ予測部110、符号化制御器111、スイッチ121、及びスイッチ122を備える。イントラ予測部110は、ピクチャバッファ105に格納された再構築画像であって現在のフレームと表示時刻が同一である再構築画像を利用してイントラ予測信号を生成する機能に加えて、CIP符号化を実現するための機能を有する。図15に例示する構成では、CIP符号化は、イントラ予測部110内の局所平均符号化器107及び角度付きイントラ予測器108で実現される。
符号化制御部111は、イントラ予測信号、CIP信号、及び、フレーム間予測信号を、入力映像とそれぞれ比較する。符号化制御部111は、予測誤差画像ブロックのエネルギーが最も小さくなる予測信号を選択する。符号化制御部112は、予測信号としてCIP信号を選択した場合、CIPの重み付けパラメータWLCとWANG をそれぞれWLC=16とWANG =16とする。符号化制御部111は、予測信号としてCIP信号以外を選択した場合、WLC=0とWANG =32とする。
符号化制御部111は、選択した予測信号が符号化に利用されるように、スイッチ122を制御する。また、選択した予測信号に関連する予測パラメータをエントロピー符号化器103に供給する。
イントラ予測信号は、ピクチャバッファ105に格納された、現在のピクチャと表示時刻が同一である再構築ピクチャの画像に基づいて生成される予測信号である。CIP信号は、ピクチャバッファ105に格納された、現在のピクチャと表示時刻が同一である再構築ピクチャの画像、又は当該再構築ピクチャの画像と入力画像とに基づいて生成される予測信号である。
変換/量子化器102は、入力画像から予測信号が減じられた画像(予測誤差画像)を周波数変換する。変換/量子化器102は、さらに、所定の量子化ステップ幅Qs で、周波数変換した予測誤差画像(周波数変換係数)を量子化する。以下、量子化された周波数変換係数を変換量子化値と呼ぶ。
エントロピー符号化器103は、予測パラメータと変換量子化値をエントロピー符号化する。予測パラメータとは、ブロックタイプ(CIP、イントラ予測及びインター予測)、CIPヘッダ、イントラブロックサイズ、イントラ予測方向、インター予測ブロックサイズ、及び動きベクトルなど、ブロックの予測に関連した情報である。なお、CIPヘッダは、CIP符号化のオン・オフを示す情報である。
逆変換/逆量子化器104は、量子化ステップ幅Qs で、変換量子化値を逆量子化する。さらに、逆変換/逆量子化器104は、逆量子化した周波数変換係数を逆周波数変換する。逆周波数変換された再構築予測誤差画像は、予測信号(外挿値に基づくイントラ予測信号、外挿値及び隣接する再構築画像の平均値に基づくCIP信号、又はインター予測信号)が加えられて、スイッチ121及びピクチャバッファ105に供給される。
ピクチャバッファ105には、現在のフレームに含まれる全てのMBが符号化されるまで、再構築予測誤差画像ブロックに予測信号が加えられた再構築画像ブロックが格納される。ピクチャバッファ105において再構築画像によって構成されるピクチャを再構築画像ピクチャという。
イントラ予測部110において、局所平均予測器107には、スイッチ121を介して入力映像又はピクチャバッファ105に格納されている再構築画像が入力される。なお、スイッチ121は、符号化制御部111の制御により、再構築画像が未だ形成されていない時点では、入力映像が局所平均予測器107に入力されるように切り替えられる。局所平均予測器107は、図13に示されるように、現在のフレーム画像に隣接する隣接画像の画素値の平均値をとって局所平均予測信号LC_PRED を生成する。
イントラ予測部110において、角度付きイントラ予測器108は、図14に示されるように、隣接する再構築画像の外挿値を計算して予測信号ANG_PRED を生成する。
さらに、イントラ予測部110におけるCIPを制御する部分は、符号化制御器111の制御に従って、局所平均予測信号LC_PRED と予測信号ANG_PRED とを使用してCIP信号CIP_PRED を生成する。CIP信号CIP_PRED は、(1)式によって生成される。つまり、イントラ予測部110におけるCIPを制御する部分は、局所平均予測信号LC_PRED と予測信号ANG_PRED との重み付きの平均値を算出する。
CIP_PRED =(WANG *ANG_PRED (x,y)+WLC*LC_PRED (x,y)+16)/32 ・・・(1)
なお、(1)式において、(x,y)は、現在のフレーム画像における画素の座標値を示す。(1)式から分かるように、符号化制御部111がCIPの重み付けパラメータをWLC=0とWANG =32に設定した場合、式(1)より、CIP信号CIP_PREDは、通常のイントラ予測信号ANG_PREDと同一である。
図15に示された映像符号化装置は、上述した処理によって、ビットストリームを生成する。
局所平均予測器107は、図13に示されるように、入力された画像ブロックまたは再構築画像における隣接画像として、現在のフレーム画像の左側、左上側及び直上の画像を使用する。
よって、図16に示すように、画像ブロック内で、局所平均予測に起因する画像の依存関係が発生する。図16において、矢印の先端は、参照元の画像を示す。なお、図16において、斜め方向の依存関係は記載省略されている。
図17は、後続画像ブロックに隣接する隣接ブロックを示す説明図である。図17でも、図16に示す例と同様に、矢印は依存関係を示す。図16及び図17に示すような依存関係があることから、画像ブロック(図16及び図17に示す例では、8×8PU)において右端及び下端に位置する画像は、それらよりも内側にある画像(図17において斜線が施されていない各矩形に相当)が再構築されない限り、再構築されない。
現在のCIP符号化の対象である8×8PUの次にCIPの対象になる後続画像ブロック(図17において図示せず)に着目すると、現在のCIP符号化の対象である画像ブロックにおける右端及び下端に位置する画像が再構築されない限り、CIPによる符号化を開始できない。以下、画像ブロックにおける右端及び下端に位置する画像を「境界位置の画像」と呼ぶ。
現在のCIP符号化の対象である画像ブロックにおいて内側の画像が再構築されない限り境界位置の画像は再構築されず、かつ、境界位置の画像が再構築されない限り後続画像ブロックに関するCIPによる符号化を開始できないことは、符号化処理のスループットを向上させることに対して妨げになる。
映像復号装置においても、現在のCIP復号の対象である画像ブロックにおいて内側の画像が再構築されない限り境界位置の画像は再構築されず、かつ、境界位置の画像が再構築されない限り後続画像ブロックに関するCIPによる復号を開始できないことは、復号処理のスループットを向上させることに対して妨げになる。
本発明は、CIPを使用する映像符号化装置及び映像復号装置において、符号化処理及び復号処理のスループットを向上させることを目的とする。
本発明による映像符号化装置は、画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算する外挿予測手段と、被予測対象の画像に隣接する画像の平均値を計算する平均予測手段と、外挿値と平均値との重み付け和を画像ブロックから減じて予測誤差を計算する予測手段と、予測誤差に関するデータをエントロピー符号化するエントロピー符号化手段と、予測誤差、外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築する併用イントラ予測画像再構築手段とを備え、併用イントラ予測画像再構築手段は、後続画像ブロックとの境界位置の画像については予測誤差及び外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築することを特徴とする。
本発明による映像復号装置は、ビットストリームに含まれる画像ブロックの予測誤差に関するデータをエントロピー復号するエントロピー復号手段と、画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算する外挿予測手段と、被予測対象の画像に隣接する再構築画像の平均値を計算する平均予測手段と、予測誤差、外挿値、及び、平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築する併用イントラ予測画像再構築手段とを備え、併用イントラ予測画像再構築手段は、後続画像ブロックとの境界位置の画像については予測誤差及び外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築することを特徴とする。
本発明による映像符号化方法は、画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算し、被予測対象の画像に隣接する画像の平均値を計算し、外挿値と平均値との重み付け和を画像ブロックから減じて予測誤差を計算し、予測誤差に関するデータをエントロピー符号化し、予測誤差、外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築し、画像ブロックの画像を再構築するときに、後続画像ブロックとの境界位置の画像については予測誤差及び外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築することを特徴とする。
本発明による映像復号方法は、ビットストリームに含まれる画像ブロックの予測誤差に関するデータをエントロピー復号し、画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算し、被予測対象の画像に隣接する再構築画像の平均値を計算し、予測誤差、外挿値、及び、平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築し、併用イントラ予測画像再構築手段は、後続画像ブロックとの境界位置の画像については予測誤差及び外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築することを特徴とする。
本発明による映像符号化プログラムは、コンピュータに、画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算する処理と、被予測対象の画像に隣接する画像の平均値を計算する処理と、外挿値と平均値との重み付け和を画像ブロックから減じて予測誤差を計算する処理と、予測誤差に関するデータをエントロピー符号化する処理と、予測誤差、外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築する処理とを実行させ、画像ブロックの画像を再構築する処理で、後続画像ブロックとの境界位置の画像については予測誤差及び外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築する処理を実行させることを特徴とする。
本発明による映像復号プログラムは、コンピュータに、画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算する処理と、被予測対象の画像に隣接する画像の平均値を計算する処理と、外挿値と平均値との重み付け和を画像ブロックから減じて予測誤差を計算する処理と、予測誤差に関するデータをエントロピー符号化する処理と、予測誤差、外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築する処理とを実行させ、画像ブロックの画像を再構築する処理で、後続画像ブロックとの境界位置の画像については予測誤差及び外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築する処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、CIPを使用する映像符号化装置及び映像復号装置において、符号化の並列処理及び復号の並列処理が可能になり、符号化処理及び復号処理のスループットを向上させることができる。
実施形態1.
第1の実施形態では、画像ブロックにおける所定位置の画像については、予測誤差、外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築するが、後続画像ブロックに隣接する境界位置の画像については、隣接する再構築画像の平均値を使用せずにCIP符号化を行う映像符号化装置を示す。
第1の実施形態では、画像ブロックにおける所定位置の画像については、予測誤差、外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築するが、後続画像ブロックに隣接する境界位置の画像については、隣接する再構築画像の平均値を使用せずにCIP符号化を行う映像符号化装置を示す。
図1に示すように、本実施形態の映像符号化装置は、変換/量子化器102、エントロピー符号化器103、逆変換/逆量子化器104、ピクチャバッファ105、デコードピクチャバッファ106、フレーム間予測器(インター予測器)109、イントラ予測部110、符号化制御器112、スイッチ121、及びスイッチ122を備える。
符号化制御部112は、イントラ予測信号、CIP信号、及び、フレーム間予測信号を、入力映像とそれぞれ比較する。符号化制御部112は、予測誤差画像ブロックのエネルギーが最も小さくなる予測信号を選択する。符号化制御部112は、予測信号としてCIP信号を選択した場合、CIPの重み付けパラメータWLCとWANG をそれぞれWLC=16とWANG =16とする。符号化制御部112は、予測信号としてCIP信号以外を選択した場合、WLC=0とWANG =32となるように制御する。
ただし、本実施形態の符号化制御器112は、イントラ予測部110に対して、後続画像ブロックに隣接する境界位置の画像について実質的に局所平均符号化器107を動作させないように、前記境界位置の画像の符号化に際しては、WLC=0とWANG =32と制御する。
符号化制御部112は、選択した予測信号が符号化に利用されるように、スイッチ122を制御する。また、選択した予測信号に関連する予測パラメータをエントロピー符号化器103に供給する。
イントラ予測部110は、ピクチャバッファ105に格納された再構築画像であって現在のフレームと表示時刻が同一である再構築画像を利用してイントラ予測信号を生成する機能に加えて、CIP符号化を実現するための局所平均符号化器107及び角度付きイントラ予測器108を含む。
変換/量子化器102は、入力画像から予測信号が減じられた画像(予測誤差画像)を周波数変換する。変換/量子化器102は、さらに、所定の量子化ステップ幅Qs で、周波数変換した予測誤差画像(周波数変換係数)を量子化する。
エントロピー符号化器103は、フレーム間予測器109又はイントラ予測部110から供給される予測パラメータ、及び変換/量子化器102から供給される変換量子化値をエントロピー符号化する。予測パラメータとは、ブロックタイプ(CIP、イントラ予測、及びインター予測)、CIPヘッダ、イントラブロックサイズ、イントラ予測ブロックサイズ、イントラ予測方向、インター予測ブロックサイズ、及び動きベクトルなど、符号化対象CUの予測に関連した情報である。
逆変換/逆量子化器104は、量子化ステップ幅Qs で、変換量子化値を逆量子化する。さらに、逆変換/逆量子化器104は、逆量子化した周波数変換係数を逆周波数変換する。逆周波数変換された再構築予測誤差画像は、予測信号(外挿値に基づくイントラ予測信号、外挿値及び隣接する再構築画像の平均値に基づくCIP信号、又はインター予測信号)が加えられて、スイッチ121及びピクチャバッファ105に供給される。
イントラ予測部110は、イントラ予測時に、ピクチャバッファ105に格納された再構築画像であって現在のフレームと表示時刻が同一である再構築画像を利用してイントラ予測信号を生成する。
イントラ予測部110において、局所平均予測器107には、スイッチ121を介して入力映像又はピクチャバッファ105に格納されている再構築画像が入力される。CIPによる予測を実行するときに、局所平均予測器107は、図13に示されるように、隣接画像の画素値の平均値をとって局所平均予測信号LC_PRED を生成する。
また、イントラ予測部110において、CIPによる予測を実行するときに、角度付きイントラ予測器108は、図14に示されるように、隣接する再構築画像の外挿値を計算して予測信号ANG_PRED を生成する。
さらに、イントラ予測部110におけるCIPを制御する部分は、符号化制御器112の制御に従って、局所平均予測信号LC_PRED と予測信号ANG_PRED とを使用してCIP信号CIP_PRED を生成する。CIP信号CIP_PRED は、(1)式によって生成される。つまり、イントラ予測部110におけるCIPを制御する部分は、局所平均予測信号LC_PRED と予測信号ANG_PRED との重み付きの平均値を算出する。
ただし、符号化制御器112は、CIPによる符号化が行われているときに、被予測画像が後続画像ブロックとの境界位置の画像(図17参照)であるタイミングでは、イントラ予測部110が局所平均予測信号LC_PRED を使用しないように制御する(上述したように、本実施形態の符号化制御器112は、前記境界位置の画像の符号化に際しては、WLC=0とWANG =32となるように制御する。)。
一例として、符号化制御器112は、イントラ予測部110に、LC_PRED の係数を0とし、ANG_PRED の係数を32とした演算を実行させる。
上述した動作に基づいて、発明の映像符号化装置はビットストリームを生成する。
図2は、本実施形態のCIP符号化の概念を示す説明図である。図2に示すように、映像符号化装置は、画像ブロックにおいて後続画像ブロックとの境界位置よりも内側にある画像を符号化する際に、画像の左側、左上側及び直上の隣接画像を使用して局所平均予測を実行するとともに、角度付きイントラ予測を実行する(図2における矢印参照)。すなわち、CIP符号化を実行する。なお、図2には、内側にある画像における一画素のみにおいてCIP符号化が実行される例が示されているが、実際には、映像符号化装置は、内側にある画像の全ての画素についてCIP符号化を実行する。
しかし、映像符号化装置は、後続画像ブロックとの境界位置にある画像を符号化する際に、局所平均予測を使用せず、角度付きイントラ予測のみを実行する(図2における長い矢印参照)。
上述したように、本実施形態の映像符号化装置は、CIP符号化時に、後続画像ブロックとの境界位置の被予測画像については、局所平均予測を使用しない。ゆえに、境界位置の画像が再構築される前に後続画像ブロックの符号化を開始できる。よって、映像符号化装置に並列処理性能を持たせることができるので、符号化処理のスループットを向上させることができる。
実施形態2.
第2の実施形態では、ビットストリームを復号する映像復号装置を示す。
第2の実施形態では、ビットストリームを復号する映像復号装置を示す。
本実施形態の映像復号装置は、画像ブロックにおける所定位置の画像については、予測誤差、外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築するが、後続画像ブロックに隣接する境界位置の画像については、隣接する再構築画像の平均値を使用せずに復号処理を行う映像復号装置である。
図3に示すように、本実施形態の映像復号装置は、エントロピー復号器202、逆変換/逆量子化器203、ピクチャバッファ204、デコードピクチャバッファ205、イントラ予測部210、フレーム間予測器(インター予測器)208、復号制御器212、及びスイッチ221を備える。イントラ予測部210は、現在復号中のフレームと表示時刻が同一である、ピクチャバッファ204に格納された再構築画像を利用してイントラ予測信号を生成する機能に加えて、局所平均符号化器206及び角度付きイントラ予測器207を含む。
エントロピー復号器202は、映像ビットストリームをエントロピー復号する。エントロピー復号器202は、変換量子化値を、逆変換/逆量子化器203に供給する。エントロピー復号器202は、予測パラメータを、復号制御器212に供給する。
逆変換/逆量子化器203は、量子化ステップ幅で、輝度及び色差の変換量子化値を逆量子化する。さらに、逆変換/逆量子化器203は、逆量子化した周波数変換係数を逆周波数変換する。
ピクチャバッファ204には、現在復号中のフレームに含まれるすべてのCUが復号されるまで、元の空間領域に戻された再構築予測誤差画像ブロックに予測信号(予測パラメータによって決定する、外挿値に基づくイントラ予測信号、外挿値及び隣接する再構築画像の平均値に基づくCIP信号、又はインター予測信号)が加えられた再構築画像ブロックが格納される。
デコードピクチャバッファ205は、再構築画像を参照画像ピクチャとして格納する。参照画像ピクチャの画像は、フレーム間予測信号を生成するための参照画像として利用される。また、参照画像ピクチャは、適切な表示タイミングで伸張フレームとして出力される。
イントラ予測部210は、現在復号中のフレームと表示時刻が同一である、ピクチャバッファ204に格納された再構築画像を利用してイントラ予測信号又はCIP信号を生成する。
フレーム間予測器208は、現在復号中のフレームと表示時刻が異なる、デコードピクチャバッファ205に格納された参照画像を利用してフレーム間予測信号を生成する。
エントロピー復号対象のCUがCIP符号化である場合、エントロピー復号器202は、CIPヘッダを復号制御器212に供給する。復号制御部212は、イントラ予測部210におけるCIPを制御する部分に、CIP復号を実行させる。具体的には、復号制御器212は、CIPの重み付けパラメータWLCとWANG をそれぞれWLC=16とWANG =16とする。ただし、被予測画像が後続画像ブロックとの境界位置の画像(図17参照)であるタイミングでは、WLC=0とWANG =32とする。
復号制御器212は、エントロピー復号対象のCUがイントラ符号化である場合には、イントラ予測部210に、イントラ予測を行わせる。具体的には、復号制御器212は、CIPの重み付けパラメータWLCとWANG をそれぞれWLC=0とWANG =32とする。
イントラ予測部210において、局所平均予測器206には、ピクチャバッファ204に格納されている再構築画像が入力される。CIPによる予測を実行するときに、局所平均予測器206は、隣接画像の画素値の平均値をとって局所平均予測信号LC_PRED を生成する。
イントラ予測部210において、CIPによる予測を実行するときに、角度付きイントラ予測器207は、隣接する再構築画像の外挿値を計算して予測信号ANG_PRED を生成する。
さらに、イントラ予測部210におけるCIPを制御する部分は、復号制御器212の制御に従って、局所平均予測信号LC_PRED と予測信号ANG_PRED とを使用してCIP信号CIP_PRED を生成する。CIP信号CIP_PRED は、上記の(1)式によって生成される。つまり、イントラ予測部210におけるCIPを制御する部分は、局所平均予測信号LC_PRED と予測信号ANG_PRED との重み付きの平均値を算出する。
ただし、復号制御器212は、CIPを用いた復号が行われているときに、被予測画像が後続画像ブロックとの境界位置の画像(図17参照)であるタイミングでは、イントラ予測部210が局所平均予測信号LC_PRED を使用しないように制御する(上述したように、本実施形態の復号制御器212は、前記境界位置の画像の復号に際しては、WLC=0とWANG =32となるように制御する。)。
一例として、復号制御器212は、イントラ予測部210に、LC_PRED の係数を0とし、ANG_PRED の係数を32とした演算を実行させる。
予測信号生成後、逆変換/逆量子化器203で逆周波数変換された再構築予測誤差画像は、イントラ予測部210またはフレーム間予測器208から供給される予測信号が加えられる。予測信号が加えられた再構築予測誤差画像は再構築画像としてピクチャバッファ204に供給される。
デコードピクチャバッファ205は、再構築画像を参照画像ピクチャとして格納する。参照画像ピクチャの画像は、フレーム間予測信号を生成するための参照画像として利用される。また、参照画像ピクチャは、適切な表示タイミングで伸張フレームとして出力される。
上述した動作に基づいて、本実施形態の映像復号装置はデコード画像を生成する。
本実施形態の映像復号装置は、CIPを使用する復号時に、後続画像ブロックとの境界位置の被予測画像については、局所平均予測を使用しない。ゆえに、境界位置の画像が再構築される前に後続画像ブロックの符号化を開始できる。よって、映像復号装置に並列処理性能を持たせることができるので、復号処理のスループットを向上させることができる。
なお、上記の各実施形態を、ハードウェアで構成することも可能であるが、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。
図4に示す情報処理システムは、プロセッサ1001、プログラムメモリ1002、映像データを格納するための記憶媒体1003及びビットストリームを格納するための記憶媒体1004を備える。記憶媒体1003と記憶媒体1004とは、別個の記憶媒体であってもよいし、同一の記憶媒体からなる記憶領域であってもよい。記憶媒体として、ハードディスク等の磁気記憶媒体を用いることができる。
図4に示された情報処理システムにおいて、プログラムメモリ1002には、図1,図3のそれぞれに示された各ブロック(バッファのブロックを除く)の機能を実現するためのプログラムが格納される。そして、プロセッサ1001は、プログラムメモリ1002に格納されているプログラムに従って処理を実行することによって、図1,図3のそれぞれに示された映像符号化装置または映像復号装置の機能を実現する。
図5は、本発明による映像符号化装置の主要部を示すブロック図である。図5に示すように、本発明による映像符号化装置は、画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算する外挿予測手段12(一例として、図1に示す角度付きイントラ予測器108)と、被予測対象の画像に隣接する画像の平均値を計算する平均予測手段11(一例として、図1に示す局所平均予測器107)と、外挿値と平均値との重み付け和を画像ブロックから減じて予測誤差を計算する予測手段13(一例として、図1に示す変換/量子化器102の前段の減算器)と、予測誤差に関するデータをエントロピー符号化するエントロピー符号化手段14(一例として、図1に示すエントロピー符号化器103)と、予測誤差、外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築する併用イントラ予測画像再構築手段15(一例として、図1に示す逆変換/逆量子化器104、及び再構築予測誤差画像とCIPに基づく予測信号とを加算する加算器)とを備え、併用イントラ予測画像再構築手段15は、後続画像ブロックとの境界位置の画像については予測誤差及び外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築することを特徴とする。
図6は、本発明による映像復号装置の主要部を示すブロック図である。図6に示すように、本発明による映像復号装置は、ビットストリームに含まれる画像ブロックの予測誤差に関するデータをエントロピー復号するエントロピー復号手段21(一例として、図3に示すエントロピー復号器202)と、画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算する外挿予測手段22(一例として、図3に示す角度付きイントラ予測器207)と、被予測対象の画像に隣接する再構築画像の平均値を計算する平均予測手段23(一例として、図3に示す局所平均予測器206)と、予測誤差、外挿値、及び、平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築する併用イントラ予測画像再構築手段25(一例として、図3に示す逆変換/逆量子化器203、及び再構築予測誤差画像ブロックとCIPに基づく予測信号とを加算する加算器)とを備え、併用イントラ予測画像再構築手段25は、後続画像ブロックとの境界位置の画像については予測誤差及び外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築することを特徴とする。
図7は、本発明による映像符号化方法の主要ステップを示すフローチャートである。図7に示すように、本発明による映像符号化方法では、画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算し(ステップS101)、被予測対象の画像に隣接する画像の平均値を計算し(ステップS102)、外挿値と平均値との重み付け和を画像ブロックから減じて予測誤差を計算し(ステップS103)、予測誤差に関するデータをエントロピー符号化し(ステップS104)、予測誤差、外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築し、画像ブロックの画像を再構築するときに、後続画像ブロックとの境界位置の画像については予測誤差及び外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築する(ステップS105)。
図8は、本発明による映像復号方法の主要ステップを示すフローチャートである。図8に示すように、本発明による映像復号方法では、ビットストリームに含まれる画像ブロックの予測誤差に関するデータをエントロピー復号し(ステップS201)、画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算し(ステップS202)、被予測対象の画像に隣接する再構築画像の平均値を計算し(ステップS203)、予測誤差、外挿値、及び、平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築し、併用イントラ予測画像再構築手段は、後続画像ブロックとの境界位置の画像については予測誤差及び外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築する(ステップS204)。
11 平均予測手段
12 外挿予測手段
13 予測手段
14 エントロピー符号化手段
15 併用イントラ予測画像再構築手段
21 エントロピー復号手段
22 外挿予測手段
23 平均予測手段
25 併用イントラ予測画像再構築手段
102 変換/量子化器
103 エントロピー符号化器
104 逆変換/逆量子化器
105 ピクチャバッファ
106 デコードピクチャバッファ
107 局所平均予測器
108 角度付きイントラ予測器
109 フレーム間予測器
110 イントラ予測部
112 符号化制御器
121 スイッチ
122 スイッチ
202 エントロピー復号器
203 逆変換/逆量子化器
204 ピクチャバッファ
205 デコードピクチャバッファ
206 局所平均予測器
207 角度付きイントラ予測器
208 フレーム間予測器
210 イントラ予測部
212 復号制御部
1001 プロセッサ
1002 プログラムメモリ
1003 記憶媒体
1004 記憶媒体
12 外挿予測手段
13 予測手段
14 エントロピー符号化手段
15 併用イントラ予測画像再構築手段
21 エントロピー復号手段
22 外挿予測手段
23 平均予測手段
25 併用イントラ予測画像再構築手段
102 変換/量子化器
103 エントロピー符号化器
104 逆変換/逆量子化器
105 ピクチャバッファ
106 デコードピクチャバッファ
107 局所平均予測器
108 角度付きイントラ予測器
109 フレーム間予測器
110 イントラ予測部
112 符号化制御器
121 スイッチ
122 スイッチ
202 エントロピー復号器
203 逆変換/逆量子化器
204 ピクチャバッファ
205 デコードピクチャバッファ
206 局所平均予測器
207 角度付きイントラ予測器
208 フレーム間予測器
210 イントラ予測部
212 復号制御部
1001 プロセッサ
1002 プログラムメモリ
1003 記憶媒体
1004 記憶媒体
Claims (8)
- 画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算する外挿予測手段と、
被予測対象の画像に隣接する画像の平均値を計算する平均予測手段と、
前記外挿値と前記平均値との重み付け和を画像ブロックから減じて予測誤差を計算する予測手段と、
前記予測誤差に関するデータをエントロピー符号化するエントロピー符号化手段と、
前記予測誤差、前記外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築する併用イントラ予測画像再構築手段とを備え、
前記併用イントラ予測画像再構築手段は、後続画像ブロックとの境界位置の画像については前記予測誤差及び前記外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築する
ことを特徴とする映像符号化装置。 - 前記併用イントラ予測画像再構築手段は、後続画像ブロックとの境界位置の画像において前記平均予測手段の出力に対して0の重みを付ける
請求項1記載の映像符号化装置。 - ビットストリームに含まれる画像ブロックの予測誤差に関するデータをエントロピー復号するエントロピー復号手段と、
画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算する外挿予測手段と、
被予測対象の画像に隣接する再構築画像の平均値を計算する平均予測手段と、
前記予測誤差、前記外挿値、及び、前記平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築する併用イントラ予測画像再構築手段とを備え、
前記併用イントラ予測画像再構築手段は、後続画像ブロックとの境界位置の画像については前記予測誤差及び前記外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築する
ことを特徴とする映像復号装置。 - 前記併用イントラ予測画像再構築手段は、後続画像ブロックとの境界位置の画像において前記平均予測手段の出力に対して0の重みを付ける
請求項3記載の映像復号装置。 - 画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算し、
被予測対象の画像に隣接する画像の平均値を計算し、
前記外挿値と前記平均値との重み付け和を画像ブロックから減じて予測誤差を計算し、
前記予測誤差に関するデータをエントロピー符号化し、
前記予測誤差、前記外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築し、
前記画像ブロックの画像を再構築するときに、後続画像ブロックとの境界位置の画像については前記予測誤差及び前記外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築する
ことを特徴とする映像符号化方法。 - ビットストリームに含まれる画像ブロックの予測誤差に関するデータをエントロピー復号し、
画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算し、
被予測対象の画像に隣接する再構築画像の平均値を計算し、
前記予測誤差、前記外挿値、及び、前記平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築し、
前記併用イントラ予測画像再構築手段は、後続画像ブロックとの境界位置の画像については前記予測誤差及び前記外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築する
ことを特徴とする映像復号方法。 - コンピュータに、
画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算する処理と、
被予測対象の画像に隣接する画像の平均値を計算する処理と、
前記外挿値と前記平均値との重み付け和を画像ブロックから減じて予測誤差を計算する処理と、
前記予測誤差に関するデータをエントロピー符号化する処理と、
前記予測誤差、前記外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築する処理とを実行させ、
前記画像ブロックの画像を再構築する処理で、後続画像ブロックとの境界位置の画像については前記予測誤差及び前記外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築する処理を実行させるための映像符号化プログラム。 - コンピュータに、
画像ブロックに隣接する再構築画像の外挿値を計算する処理と、
被予測対象の画像に隣接する画像の平均値を計算する処理と、
前記外挿値と前記平均値との重み付け和を画像ブロックから減じて予測誤差を計算する処理と、
前記予測誤差に関するデータをエントロピー符号化する処理と、
前記予測誤差、前記外挿値、及び、隣接する再構築画像の平均値に基づいて画像ブロックの画像を再構築する処理とを実行させ、
前記画像ブロックの画像を再構築する処理で、後続画像ブロックとの境界位置の画像については前記予測誤差及び前記外挿値のみに基づいて画像ブロックの画像を再構築する処理とを実行させるための映像復号プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010289939A JP2012138774A (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 映像符号化装置、映像復号装置、映像符号化方法、映像復号方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010289939A JP2012138774A (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 映像符号化装置、映像復号装置、映像符号化方法、映像復号方法及びプログラム |
Publications (1)
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JP2012138774A true JP2012138774A (ja) | 2012-07-19 |
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JP2010289939A Pending JP2012138774A (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 映像符号化装置、映像復号装置、映像符号化方法、映像復号方法及びプログラム |
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