JP2012124887A - 無線通信システムのコアネットワーク構成を決定するための装置及び方法 - Google Patents

無線通信システムのコアネットワーク構成を決定するための装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より高いユーザーデータ速度のために基地局間強調ネットワークを提供する。
【解決手段】無線通信システムのコアネットワーク構成を決定するための装置はクラスター決定器を含む。無線通信システムのコアネットワークは、複数の基地局と、基地局間の複数の有線リンクと、複数の基地局からなる基地局クラスターを制御するための少なくとも1つの制御ユニットとを備える。クラスター決定器は、クラスターの各基地局とクラスターの制御ユニットとの間のレイテンシが最大許容可能レイテンシ未満であるように、所定の基本ネットワーク構成に基づいて、有線リンクによってリンクされかつ同じ制御ユニットによって制御される少なくとも1つの基地局クラスターをコアネットワーク構成として決定する。所定の基本ネットワーク構成は、構成されることになるコアネットワークの全ての基地局についての情報、及び基地局間の可能な有線リンクについての情報を表す。
【選択図】図1

Description

本発明による実施の形態は無線通信システムに関し、詳細には、無線通信システムのコアネットワーク構成を決定するための装置及び方法に関する。
セルラー移動アクセスネットワークにおける協調は、無線伝送容量、セル間干渉管理及びエネルギー消費の点から大きな利益を示す。これまでにいくつかの技法が提案されており(ジョイントプリコーディング及びデコーディング、セル間協調等)、それぞれ異なる性能メリットを改善する。
無線の観点から、ジョイント信号処理(V. Jungnickel、 L. Thiele、T. Wirth、T. Haustein、S. Schiffermuller、A. Forck、S. Wahls、S. Jaechel、S. Schubert、H. Gabler、他、「Coordinated multipoint trials in the downlink」、Proc. IEEE Broadband Wireless Access Workshop (BWAWS), Nov. 2009;V. Jungnickel、M. Schellmann、L. Thiele、T. Wirth、T. Haustein、O. Koch、W. Zirwas、及び、E. Schulz、「Interference-aware Scheduling in the multiuser MIMO-OFDM downlink」、IEEE Communications Magazine, vol. 47, no. 6, pp. 56-66, June 2009、並びに、S. Venkatesan、H. Huang、A. Lozano、及び、R. Valenzuela、「A WiMAX based implementation of network MIMO for indoor wireless systems」、EURASIP Journal on Advances in Signal Processing, 2009)、並びにセル間協調(W. Choi、及び、J. G. Andrews、「The capacity gain from intercell scheduling in multi-antenna systems」、IEEE Transactions on Wireless Communications, vol. 7, no. 2, pp. 714-725, Feb. 2008;J. G. Andrews、A. Ghosh、及び、R. W. Heath、「Networked MIMO with Clustered Linear precoding」、IEEE Transactions on Wireless Communications, vol. 8, no. 4, pp. 1910-1921, Apr. 2009)のような種々の協調技法を実施し、その性能を評価する分野において数多くの研究が行なわれてきた。それらの結果は、協調技法を無線システムに組み込む方法を示しており、可能な性能利得を実証している。他の研究は、協調方式に関与する構成要素を同期させる方法に関する態様(V. Jungnicket、 T. Wirth、M. Schellmann、T. Haustein、及び、W. Zirwas、「Synchronization of cooperative base stations」、Proc. IEEE Int. Symp. on Wireless Communication Systems (ISWCS), 2008, pp. 329-334)、協調して所望の利得を達成するのに必要とされる基地局(BS)の数に関する態様(J. Hoydis、M. Kobayashi、及び、M. Debbah、「On the optimal number of cooperative base stations in network MIMO systems」、Arxiv preprint arXiv: 1003.0332, 2010)、例えば、重なり合うクラスター構成を導入すること等によって、クラスター間干渉に対処する方法に関する態様(G. Gaire、S. A. Ramprashad、及び、H. C. Papadopoulos、「Rethinking network MIMO: Cost of CSIT, performance analysis, and architecture comparisons」、Proc. IEEE Information Theory and Applications Workshop (ITA), Jan. 2010)、並びにチャネル状態情報(CSI)を効率的に収集する方法に関する態様、(L. Thiele、M. Schellmann、S. Schiffermuller、V. Jungnickel、及び、W. Zirwas、「Multi-cell channel estimation using virtual pilots」、Proc. IEEE Vehicular Technology Conference (VTC), May 2008, pp. 1211-1215)を取り扱っている。
G. Caire、S. A. Ramprashad、H. C. Papadopoulos、C. Pepin、及び、C. E. Sundberg、「Multiuser MIMO Downlink with Limited Inter-Cell Cooperation: Approximate Interference Alignment in Time, Frequency and Space」、Communication, Control, and Computing, 2008 46th Annual Allerton Conference on, 2008, p. 730-737において、更なる例が示されている。
協調セルラーネットワークの構成の一例1000が図10に示される。クラスター1020内の複数の基地局(BS)1010が共同でユーザー1030にサービスを提供する。新たな協調技法(例えば、CoMP、多地点協調送信、NW−MIMO,ネットワーク多入力多出力)並びにより高い基地局密度(より多くのクラスター候補)が利用可能になる場合があり、より高いユーザーデータ速度が必要とされる場合があるので、将来の協調ネットワークは、はるかに厳密な要件を有するであろう。それゆえ、有線ネットワークに関しても、はるかに高い要件が必要とされる場合がある。結果として、全てのクラスターが実現可能であるという仮定は、もはや当てはまらない場合がある。協調送信の場合、図11の無線通信システム1100について示されるように、協調基地局クラスターを特定するためにチャネル状態情報(CSI)が収集される。クラスター計算は、このチャネル状態情報に基づいて行われる。図11に示されるように、クラスターが実現可能でなくなるので、これは役に立たない場合がある。それゆえ、実現不可能なクラスターに関する結果は、計算リソース、及びシグナリングのための容量の無駄となる場合がある。
したがって、図12は、いくつかの有線クラスター1210及びいくつかの無線クラスター1020を有する無線通信システム1200を示す。有線クラスター1210は、中央制御ユニット1220、又はいくつかの分散した制御ユニット1220によって制御することができる。図に示されるように、無線クラスター1020は、複数の有線クラスター1210にまたがることはできない。
そのような無線通信システムにおいて、協調の必要性が検出される場合には、図13において示される例1300において示されるように、全ての基地局のために収集された無線チャネル特性(例えば、チャネル状態情報)に基づいて、無線クラスタリング1310が実行される。このクラスタリングによれば、協調送信又は受信1320が実行されるべきであるが、有線コアネットワークの制限に起因して、無線クラスターの中には実現できないものもある場合がある。
本発明の目的は、無線伝送容量を改善し、構成の自由度を改善し、エネルギー消費を低減し、かつ/又はコストを削減できるようにする、無線通信システムのコアネットワーク構成を決定するための改善された概念を提供することである。
この目的は、請求項1による装置、又は請求項14による方法によって解決される。
本発明の実施の形態は、無線通信システムのコアネットワーク構成を決定するための装置を提供する。無線通信システムのコアネットワークは、複数の基地局と、該基地局間の複数の有線リンクと、該複数の基地局からなる基地局クラスターを制御するための少なくとも1つの制御ユニットとを備える。該装置は、前記クラスターの各基地局と前記クラスターの前記制御ユニットとの間のレイテンシが最大許容可能レイテンシ未満であるように、所定の基本ネットワーク構成に基づいて、有線リンクによってリンクされかつ同じ制御ユニットによって制御される少なくとも1つの基地局クラスターを前記コアネットワーク構成として決定するように構成されたクラスター決定器を備える。前記所定の基本ネットワーク構成は、構成されることになるコアネットワークの全ての基地局についての情報、及び前記基地局間の可能な有線リンクについての情報を表す、装置を提供する。
本発明による実施形態は、コアネットワークの構成を決定する場合に、無線通信システムの有線コアネットワークの制約が考慮されるという中心概念に基づく。この概念は、無線通信システムの新たなコアネットワークを計画する場合に、かつ無線通信システムの既存のコアネットワークを再構成する場合に適用可能である。この手法によれば、実現可能な有線クラスターを実現不可能な有線クラスターから区別することができる。それゆえ、不要なデータ転送(例えば、実現不可能なクラスターからチャネル状態情報を収集すること)を削減することができ、それゆえ、無線伝送容量が改善されることができる。結果として、エネルギー消費が低減することができる。さらに、既存のコアネットワークを再構成することによって、コアネットワーク再構成の自由度を著しく改善することができる。さらに、コアネットワークのクラスタリングを最適化することによって、新たなコアネットワークを構築するためのコスト、又は既存のコアネットワーク内の省エネルギーに関するコストが削減されることができる。
提案される概念は、基地局のクラスターを決定することによって有線コアネットワークの制約を考慮するので、クラスターの各基地局とクラスターの制御ユニットとの間のレイテンシは、最大許容可能レイテンシ未満である。無線デバイスから受信されるチャネル状態情報を特定の時間間隔に限ってのみ有効にし、この時間間隔内に協調送信又は受信が実行されるようにするために、これが必要である。
本発明によるいくつかの実施形態では、クラスター決定器は、レイテンシだけよりも、コアネットワークの制約(例えば、リンクの容量、又はクラスターの最大サイズ)の方を重点的に考慮するように構成される。
本発明によるいくつかの実施形態は、基地局割当てユニットを含み、基地局割当てユニットは、決定されたコアネットワークに基づいて、コアネットワークの基地局をコアネットワークの制御ユニットに割り当てる。このようにして、決定されたコアネットワーク構成は、無線通信システムのコアネットワークによって実現される。
本発明によるいくつかのさらに別の実施形態は、協調要求検出器を含む。協調要求検出器は、無線通信システム内の協調送信又は協調受信の要求を検出する。この検出された要求は、クラスター決定器をトリガーし、新たな(最適化された)コアネットワーク構成を決定することができる。このようにして、コアネットワーク構成は、種々の時点において種々の要求に合わせられる場合がある。
本発明によるいくつかの実施形態は、混合整数線形計画アルゴリズム(MILP)又は幅優先探索アルゴリズム(BSS)に基づいて少なくとも1つのクラスターを決定するクラスター決定器に関する。
続いて、本発明による実施形態を添付の図面を参照しながら詳述する。
無線通信システムのコアネットワーク構成を決定するための装置のブロック図である。 無線通信システムのコアネットワーク構成を決定するための装置のブロック図である。 無線通信システムの概略図である。 検出された協調必要性によってトリガーされる有線クラスタリング及び無線クラスタリングの概略図である。 規則的な配列を有する所定の基本ネットワーク構成の概略図である。 不規則な配列を有する所定の基本ネットワーク構成の概略図である。 規則的な配列のコアネットワークを用いるコアネットワーク構成の概略図である。 不規則な配列のコアネットワークを用いるコアネットワーク構成の概略図である。 決定された基地局クラスターの概略図である。 入力シナリオサイズによるソルバーランタイムを示す図である。 入力シナリオサイズによるメモリ消費を示す図である。 規則的な入力シナリオの場合の入力シナリオサイズによる、結果として生成されるネットワーク構成のコストを示す図である。 不規則な入力シナリオの場合の入力シナリオサイズによる、結果として生成されるネットワーク構成のコストを示す図である。 無線通信システムのコアネットワーク構成を決定するための方法の流れ図である。 無線通信システムの概略図である。 無線通信システムの概略図である。 無線通信システムの概略図である。 協調送信又は協調受信のための既知の方法の概略図である。
以下では、実施形態の説明の冗長を減らすために、同じ、又は類似の機能特性を有する対象物及び機能ユニットに対して同じ参照符号が部分的に使用され、或る図面に関するその説明は、他の図にも当てはまることになる。
セルラー移動アクセスネットワークにおいて多地点協調送信(CoMP)又は協調スケジューリングのような、無線協調技法を適用することによって達成される利得は、基地局(BS)とユーザー端末(UT)との間の無線チャネルの条件による。これらのチャネル特性に応じて、BSセルのクラスターを選択して、協調を実行することができる。
無線特性に加えて、リンク遅延、容量及び負荷のような有線バックホール及びコアネットワークの特性も、協調するセルクラスターをいかに構成するかを判断するときに考慮に入れることができる。これは、このデータがバックホール及びコアネットワークを介して転送されるときに、協調するセル集合内で制御トラフィック及びユーザーデータトラフィックを交換する必要があることに起因する。このトラフィックのデータ速度は、今後のバックホールネットワークのBSあたり1Gbit/sの目標容量を超えることになり、すなわち、無線協調を制限する輻輳シナリオが生じる可能性がある。例えば、図12は、有線クラスターと無線クラスターとの間の関係のための例を示す。
図1は、本発明の一実施形態による、無線通信システムのコアネットワーク構成112を決定するための装置100のブロック図を示す。無線通信システムのコアネットワークは、複数の基地局と、基地局間の複数の有線リンクと、複数の基地局からなる基地局クラスターを制御するための少なくとも1つの制御ユニットとを含む。装置100は、クラスター決定器110を含む。クラスターの各基地局と、クラスターの制御ユニットとの間のレイテンシが最大許容可能レイテンシ未満になるように、このクラスター決定器110は、コアネットワーク構成112として、有線リンクによってリンクされると共に所定の基本ネットワーク構成102に基づいて同じ制御ユニットによって制御される少なくとも1つの基地局クラスターを決定する。所定の基本ネットワーク構成102は、構成されることになるコアネットワークの全ての基地局についての情報、及び基地局間の可能な有線リンクについての情報を表す。
制御ユニットと基地局との間のレイテンシに関する有線コアネットワークの制約を考慮することによって、後に協調送信又は受信のために用いることができる基地局クラスターを決定するための有線コアネットワークの制限をさらに正確に考慮できるようになる。
それに比べて、既知の方法は、有線ネットワークの特性(制約)を無視し、協調のためのセル(基地局)を選択する際に、最適なネットワークが想定される。しかしながら、有線ネットワークの特性が性能に影響を及ぼすか、無線協調技法の実現可能性を制限する場合もあるので、この想定は実際には成り立たない。それゆえ、有線ネットワークの制限に起因して決して実現することができないクラスターのための無線チャネル状態情報が収集され、交換される。これにより、不要なオーバーヘッド(バックホールネットワークトラフィック及び計算負荷)が生じ、それがさらに協調機会を制限する。
それゆえ、本発明の概念を用いることによって、コアネットワークトラフィックを低減することができ、それにより、実現可能な協調送信のために、より多くの容量が残されるようになり、結果として無線伝送容量が増加する。さらに、コアネットワークトラフィック及び計算負荷を低減することができるので、エネルギー消費を低減することができる。さらに、新たな負荷状況に反応するようにコアネットワークを再構成することができ、それによりコアネットワークの自由度が著しく改善される。
バックホールネットワークとも呼ばれるコアネットワークは、無線通信システムの有線接続部分を表しており、特に、基地局、制御ユニット(中央コントローラー又は処理ノードとも呼ばれる)、及びそれらの間の有線リンクを含む。基地局は、無線デバイス(例えば、セル電話又はラップトップ)との間でデータを送信又は受信するために、或るエリアにわたって分散される。制御ユニットは通常、基地局に配置されるが、基地局から独立して配置することもできる。通常、制御ユニットは基地局よりも少ないが、基地局毎に制御ユニットを備えることが可能である場合もある。制御ユニットは1つ又は複数の基地局を制御することができ、中でも、協調送信又は受信を調整するための役割を担うことができる。
基地局と制御ユニットとの間のレイテンシは、いくつかの方法において定義することができる。一般的に、レイテンシは、基地局における信号の受信と、制御ユニットにおける信号の受信又はその信号に関連付けられる情報の受信との間の時間、或いは制御ユニットから基地局に信号が送信される時刻と、基地局におけるその信号の受信との間の時間を示す。代替的には、レイテンシは、基地局において信号を受信してから、制御ユニットに信号を送信し、制御ユニットにおいて信号を受信し、制御ユニットにおいて信号を処理し、その信号への応答を基地局に送信し、その応答を基地局において受信するまでのラウンドトリップ時間とすることができる。例えば、基地局は、無線デバイスからチャネル状態情報を受信し、その情報は、データをプリコードするために制御ユニットによって用いられる。このプリコードされたデータは、その後、無線デバイスにデータを送信するための基地局に、応答として送信される。この例では、最大許容可能レイテンシは、受信されたチャネル状態情報が有効である時間間隔とすることができる。
所定の基本ネットワーク構成102は、構成されることになるコアネットワークの入力シナリオを表す。これは、例えば、計画される新たなネットワークのための、コアネットワークの基地局の数及び/又は位置、並びにこれらの基地局間で可能な有線リンクとすることができる。代替的には、所定の基本ネットワーク構成102は、例えば、コアネットワークの基地局の位置についての情報、基地局間の有線リンクについての情報、及び再構成されることになる既存のコアネットワークの1つ又は複数の制御ユニットの位置についての情報を含むことができる。この情報がクラスター決定器110にどのフォーマットで与えられるかは、クラスター決定器110がこのデータを処理することができる限り重要ではない。例えば、所定の基本ネットワーク構成102は、基地局毎に1つの頂点と、コアネットワークの基地局間のリンク毎に1つの辺とを含むグラフとすることができる。
既存のコアネットワークを再構成する場合、所定の基本ネットワーク構成102は、既存のコアネットワークを表すことができる。この例では、所定の基本ネットワーク構成102はさらに、コアネットワークの全ての制御ユニットについての情報(例えば、コアネットワーク内の制御ユニットの位置)及び基地局と制御ユニットとの間の可能な有線リンクについての情報を表すことができる。制御ユニットが基地局に配置される場合には、基地局と制御ユニットとの間の可能な有線リンクは、基地局間の可能な有線リンクの部分集合とすることができる。
本発明のいくつかの実施形態では、レイテンシだけよりも、有線コアネットワークの制約の方を重点的に考慮することができる。例えば、有線リンクの容量の制限を考慮することができる。言い換えると、クラスター決定器110は、基地局間、及び基地局と制御ユニットとの間の全ての有線リンクの容量が、必要とされる容量よりも大きくなるように、少なくとも1つのクラスターを決定することができる。この関連において、リンクの容量は、有線リンクを通して実現することができる、最大データ速度又は(現在の負荷が考慮される場合には)最大残留データ速度を表す。先に言及されたように、リンク又はコアネットワーク全体の現在の負荷又は平均負荷も考慮することができ、それは特に、既存のコアネットワークを再構成する場合に対象となる場合がある。言い換えると、クラスター決定器110は、コアネットワークの現在の負荷又は平均負荷を考慮に入れて、基地局間、及び基地局と制御ユニットとの間の全ての有線リンクの容量が要求される容量よりも大きくなるように、少なくとも1つのクラスターを決定することができる。
コアネットワークの現在の負荷又は平均負荷を考慮する結果として、種々のコアネットワーク構成をもたらすことができる。このようにして、コアネットワークは、データ転送及び/又はエネルギー消費を最適化できるように、種々の負荷状況に適合することができる。例えば、クラスター決定器110は、第1の時点において、コアネットワークの第1の負荷を考慮に入れて第1のコアネットワーク構成112を決定し、第2の時点において、コアネットワークの第2の負荷を考慮に入れて第2のコアネットワーク構成112を決定することができる。負荷状況が異なる場合に、第1の決定されたコアネットワーク構成112は、第2の決定されたコアネットワーク構成112とは異なる場合がある。
さらに、コアネットワークのコスト関数を考慮することができる。このコスト関数は、例えば、コアネットワークを構築するための、又はコアネットワークを運用するためのエネルギー消費又は金銭的なコストとして、コアネットワークの特性を表すことができる。この例では、コアネットワーク構成112は、コアネットワークのコスト関数が最適化されるように決定することができる。用いられる最適化アルゴリズムに応じて、コスト関数を最適化する結果として、コスト関数の実際の最小値若しくは最大値が生成されるか、又は例えば、所定の数を繰り返した後に、若しくは所定の計算時間後に見つけられる最小解が生成される(この最小解は、実際の最小値若しくは最大値でない場合がある)。言い換えると、クラスター決定器110は、構成されることになるコアネットワークのコスト関数が最適化されるように、少なくとも1つのクラスターを決定することができる。
通常、無線通信システムのコアネットワークは、単一の制御ユニットによって制御可能な基地局の数よりも多くの基地局を含む。それゆえ、クラスター決定器110は、コアネットワーク構成112を得るために、2つ以上の基地局クラスターを決定することができる。言い換えると、コアネットワークの各基地局が、決定されたクラスターのうちの1つによって含まれ、かつ基地局とクラスターのそれぞれの制御ユニットとの間の全てのレイテンシが最大許容可能レイテンシ未満になるように、クラスター決定器110は、所定の基本ネットワーク構成102に基づいて、有線リンクによってリンクされ、かつ個々の制御ユニットによって制御される複数の基地局クラスターを決定することができる。
コアネットワーク構成のクラスターは、種々の異なる最適化アルゴリズムに基づいて決定することができる。例えば、クラスター決定器110は、混合整数線形計画アルゴリズム(MILP)又は幅優先探索アルゴリズム(BFS)に基づいて、少なくとも1つのクラスターを決定することができる。
1つの基本的な手法は、制御ユニットといくつかの基地局をコアネットワークの境界から離隔して配置することであろう。コアネットワークの境界は、コアネットワークのエッジに配置される基地局によって形成することができる(例えば、コアネットワークの他の基地局は、これらの基地局の片側にのみ配置される)。制御ユニットとコアネットワークの境界にある基地局との間の基地局の数は、最大許容可能レイテンシによる場合がある。言い換えると、制御ユニットとコアネットワークの境界にある基地局との間のレイテンシが最大許容可能レイテンシ未満である状態で、制御ユニットとコアネットワークの境界にある基地局との間にある基地局の数が最大になるように、クラスター決定器110は、所定の基本ネットワーク構成102に基づいて決定される少なくとも1つのクラスターの制御ユニットの位置を決定することができる。さらに、コアネットワークの他の制約(例えば、先に言及されたような容量及び/又はコスト関数)も考慮することができ、コアネットワークの1つ又は複数の制約も考慮しながら、制御ユニットとコアネットワークの境界にある基地局との間の基地局の数が最大になるようにする。
図2は、本発明の一実施形態による、無線通信システムのコアネットワーク構成112を決定するための装置200を示す。装置200は図1に示される装置に類似しているが、オプションの協調要求検出器220及び/又はオプションの基地局割当てユニット230をさらに含む。オプションの協調要求検出器220はクラスター決定器110に接続され、クラスター決定器110はオプションの基地局割当てユニット230に接続される。
協調要求検出器220は、無線通信システム内の協調送信又は協調受信の要求222を検出することができる。この検出された協調送信又は協調受信要求222は、クラスター決定器110による(新たな、又は最適化された)コアネットワーク構成の決定をトリガーすることができる。このようにして、新たなコアネットワーク構成を決定することができ、それは検出された協調送信又は協調受信要求を考慮に入れる。例えば、高いデータ速度を要求する無線デバイスへの無線接続のデータ速度を検出することができ、コアネットワークは、無線通信システムの範囲内で無線デバイスのこの現在の要求に適合することができる。
基地局割当てユニット230は、決定されたコアネットワーク構成に基づいて、コアネットワークの制御ユニットにコアネットワークの基地局を割り当てて、割り当てられた基地局からなるクラスター232を得ることができる。このようにして、新たに決定されたコアネットワーク構成に従ってコアネットワークの制御ユニットにコアネットワークの基地局を割り当てることによって、現在のコアネットワーク構成を新たなコアネットワーク構成に更新することができる。したがって、協調送信、協調受信の要求、又はコアネットワークの現在の負荷に関する種々の条件を考慮に入れることができる。言い換えると、基地局割当てユニット230は、決定されたコアネットワーク構成に従って、コアネットワークを適合させることができる。
協調要求検出器220及び基地局割当てユニット230は、装置200のオプション部品とすることができ、一緒に又は互いに独立して実装することができる。
本発明によるいくつかの実施形態は、コアネットワークを有する無線通信システムに関連し、コアネットワークは、複数の基地局と、基地局間の複数の有線リンクと、複数の基地局からなる基地局クラスターを制御するための少なくとも1つの制御ユニットとを含む。無線通信システムは、先に言及されたような無線通信システムのコアネットワーク構成を決定するための装置と、少なくとも1つのチャネル状態情報決定器とを含む。少なくとも1つのチャネル状態情報決定器は、無線デバイスの送信範囲内に位置する決定されたクラスターの基地局毎に、基地局と無線デバイスとの間のチャネル状態情報を決定することができる。さらに、無線デバイスの送信範囲内に位置するコアネットワークの少なくとも1つの基地局が決定されたクラスターによって含まれない場合には、チャネル状態情報は決定されない。
このようにして、無線デバイスと、決定されたクラスターによって含まれない基地局との間のチャネル状態情報の不要なデータ転送を避けることができる。したがって、不要なデータ転送を削減することができ、この節約された容量を他のデータのために用いることができる。
図2bは、2つの基地局クラスターを含む、無線通信システム250の一例を示す。基地局262からなる第1のクラスター260は、中央制御ユニット264によって制御される基地局の場合の一例を示し、中央制御ユニットは中央チャネル状態情報決定器266をさらに含む。このチャネル状態情報決定器266は、制御ユニット264によって制御される基地局262毎のチャネル状態情報の決定を制御することができる。さらに、基地局272からなる第2のクラスター270は、中央制御ユニット274によって制御される基地局272及び複数のチャネル状態情報決定器276の場合の一例を示しており、チャネル状態情報決定器はクラスター270の基地局272毎に1つずつ配置される。この例では、各チャネル状態情報決定器272は、それぞれの基地局272のチャネル状態情報の決定を制御する。その後、チャネル状態情報は、制御ユニット274によって収集することができ、例えば、無線デバイス280に送信されることになるデータのジョイントプリコーディングのために用いることができる。さらに、図2bは、その送信範囲282を有する無線デバイス280を示す。送信範囲282は、例えば、無線デバイス280が基地局に対して十分な信号強度に達するエリアとすることができる。この例では、第1のクラスター260の2つの基地局262及び第2のクラスター270の2つの基地局272は、無線デバイス280の送信範囲282内にある。コアネットワーク構成に起因して、無線デバイス280の送信範囲282内の全ての4つの基地局によって協調送信を確立することはできない。それゆえ、第1のクラスター260の2つの基地局262のためのチャネル状態情報を決定すれば十分とすることができ、一方、第2のクラスター270の送信範囲282内の2つの基地局272のためのチャネル状態情報は決定されない。このようにして、第2のクラスター270内の不要なデータ転送を削減することができる。この例では、少なくとも1つのチャネル状態情報決定器266は、クラスター260によって含まれない基地局のためのチャネル状態情報を決定することなく、無線デバイス280の送信範囲282内に位置するクラスターの各基地局のためのチャネル状態情報だけを決定することができる。代替的には、第2のクラスター270の基地局272のみが、無線デバイス280のチャネル状態情報を決定することができる。
協調送信又は協調受信の場合、無線デバイスの送信範囲内に位置する、同じクラスターによって含まれる基地局を決定して、協調送信又は協調受信のためのサブクラスターを形成することができる。言い換えると、クラスター決定器110又はクラスターの制御ユニットは、コアネットワークの同じクラスターによって含まれ、かつ無線デバイスの送信範囲内に位置する基地局を決定し、基地局のサブクラスターを得ることができる。さらに、クラスター決定器110又はクラスターの制御ユニットは、無線デバイスへの協調送信、又は無線デバイスからの協調受信を実行することができるサブクラスターの基地局(例えば、そのサブクラスターのうちの1つのみの基地局、いくつかの基地局、又は全ての基地局)を決定することができる。
一般的に、クラスター決定器110、協調要求検出器220、基地局割当てユニット230及び/又は1つ又は複数のチャネル状態情報決定器266、276は、コンピューターの独立したハードウエアユニット又は部分、デジタルシグナルプロセッサ又はマイクロコントローラー、及びコンピューター、デジタルシグナルプロセッサ又はマイクロコントローラー上で実行するためのコンピュータープログラム又はソフトウエア製品とすることができる。
以下では、コアネットワーク構成を決定するための例がより詳細に説明される。本発明の種々の態様が、これらの詳述される例において一緒に説明されるが、種々の態様は互いに独立して実現される場合もある。
多地点協調送信(CoMP)又はジョイントスケジューリングのような、無線協調技法をどのように、かつどこで適用するかは、無線チャネル条件によるだけでなく、移動アクセスネットワークの有線部分の設計及び現在の状態(例えば、負荷)にもよる。例えば、これは主に容量及びレイテンシの要件に起因する場合があり、それらの要件は、無線側において協調できるようにするために有線側において満たさなければならない。
提案される概念は、所望の無線協調技法をネットワーク全体に適用できるように、移動アクセスネットワークの有線部分を設計可能とすることができる。この設計ステップは、ネットワークが展開される前に行なわれる。さらに、提案される概念は、稼働中の移動アクセスネットワークにおいて、所与の時点において(例えば、現在の負荷に応じて)所望の無線協調技法を適用することができるクラスターを見つけることを可能にすることができる。これらのクラスターを見つけることは、ネットワークが稼働している間に、規則的な間隔で(秒単位の時間スケールにおいて)行うことができる。見つけられた有線クラスター内で、無線チャネル条件に応じて(単一の無線フレームの時間スケールで)、実際の無線クラスター(サブクラスター)を選択することができる。
例えば、以下において、最適に近い解の品質を提供しながら、コアネットワーク構成を決定するヒューリスティックアルゴリズムを説明することができる。そのアルゴリズムの高い効率性に起因して(最適解を得るのに20時間かかるのに比べて1秒未満のランタイム)、そのアルゴリズムは要求される時間スケールにおいて適用することができる。それゆえ、その性能を改善するために、かつそれを実施する際のオーバーヘッドを低減するために、無線協調技法のための有線に関する制限の重要な態様を考慮に入れることができる。
有線ネットワークが或る特定の(1組の)無線協調技法にとって最適であると想定することができるように、有線ネットワークを設定又は再構成することができる。これは、オフラインで、すなわち、協調ネットワークが展開される前に、そして或る程度までオンラインでも、すなわち、ネットワークが展開された後に稼働している間に行うことができる。
さらに、例えば、場所によっては、有線ネットワークが準最適であることを受け入れることができる。これに対処するために、協調するセルクラスターを選択する方法に関する決定過程が、無線チャネル条件に加えて、有線ネットワーク部分についての情報によって支援される。これはオンラインで、すなわち、ネットワークが稼働している間に行うことができる。
装置故障、又は変化するトラフィック負荷のような、ネットワークの寿命中に生じる変化に起因して、再構成が好都合である場合がある。特に、ネットワーク内での変化するトラフィック負荷は、1秒未満の時間スケールにおいて変化する場合もあるので、対処するのが難しい。
いずれの手法も、数学的な最適化問題としてそれらを定式化することによって解くことができる。しかしながら、これらの最適化問題を解くことは、NP完全である場合があり、50セル(基地局)からなる小さな入力シナリオの場合でも最大で20時間かかる。この長いランタイムによって、実際の大きなネットワークに対してこの解決手法は使用できなくなり、オンラインで、すなわち、協調ネットワークが稼働している間に、その手法は使用できなくなる。
代替的には、短いランタイム及び少ないメモリ要件において最適解に近似するヒューリスティックアルゴリズムが提案される。
例えば、実際のネットワークにおいて無線協調技法を使用できるようにするために、上記のシナリオを解かれなければならない。有線ネットワークの設計又は再構成は通常、ネットワークの設計時に一度解くことができる。変化する負荷のようなネットワーク内の変化に反応するために、協調するセルクラスターを選択するときに、無線チャネル条件に加えて、有線ネットワーク部分についてのインクルード情報を、ネットワークの寿命中に規則的な間隔で解くことができる。
最初に、例えば、ネットワーク設計問題を解くアルゴリズムが提案される。そのアルゴリズムは、入力として、全てのセルの場所(例えば、セルは基地局によって制御されるエリア、又は基地局そのものとすることができる)及びセル間の可能な相互接続(有線リンク)を取り込む。この関連で、セル間の相互接続は、セルを制御する基地局間に1つのリンクが存在することを意味する。この入力は、例えば、セル毎に1つのノード(基地局)、及びセル間の可能な相互接続毎に1つの辺を含むグラフとして定義することができる。ノード及び辺は、それらの要件及び能力、例えば、セルの必要とされる帯域幅又は相互接続するリンクの容量を記述する特性を有する場合がある。さらに、入力として、1組の制約、例えば、有線側において要求される容量、又は協調するセル(基地局)間の最大容認可能(許容可能)レイテンシが与えられる場合がある。これらの制約は、所望の無線協調技法によって課せられる場合があり、例えば、その問題の各有効解において満たされる必要がある。
提案されるアルゴリズムは、ネットワーク内のコントローラー又は処理ノード(制御ユニット)のような共通の機能を最適に配置する場所を決定することができる。これらの場所は、無線協調技法の上記の要件による。さらに、そのアルゴリズムは、セルをクラスタリングする方法、及び所与の可能な相互接続(リンク)に基づいて、クラスター内のセルを相互接続する方法を決定することができる。これらの全ての決定は、金銭的コスト、システム性能、又はエネルギー消費のような所望のコスト測定基準が最適化されるように行うことができる。
稼動中の(既存の)ネットワーク内で実現可能なクラスターを見つけるために、記述されたばかりのアルゴリズムを僅かに変更することができる。ネットワーク内のコントローラー/処理ノードのための最適な位置を計算する代わりに、それらの位置は固定され、追加の入力パラメータとして与えられる。同じことが、セル間の相互接続の場合にも行われる。この情報を用いて、そのアルゴリズムは、例えば、所与のネットワーク構成、その現在の状態(例えば、負荷)及びその技法の制約に基づいて、特定の協調技法のための全ての最も大きな可能な「有線」クラスターを計算することのみができる。これらの可能なクラスター内で、無線チャネル条件に従って協調するためのセルを選択することができる。その協調技法の要件が満たされないことになるので、そのような無線クラスターは、見つけられた有線クラスターのうちの複数のクラスターにまたがることはできないことに留意されたい(例えば、図12)。
クラスタリングのために「有線」及び「無線」の両方の情報を組み込むそのようなシステムの概要300の一例が図3に示される。協調が必要であることがわかった後に(1)、現在のネットワーク状態(3)に基づいて、有線クラスタリングがトリガーされる(2)。結果として生成されたクラスターは、無線クラスタリング機構に渡され(4)、無線クラスタリング機構は実現可能なクラスターだけを考慮し、それゆえ、実現可能なクラスター内にあるBSのための無線チャネル特性のみを収集する(5)。最後のステップにおいて、計算されたクラスターがネットワーク内に展開される(6)。
このようにして、インフラストラクチャーコストを削減することができる。無線協調技法は、ネットワークの有線部分に関して、例えば、容量又はレイテンシに関して制約を有する。これらの制約に違反してはならない。違反した場合には、無線側における利得が減少するかもしれないし、協調を実現不可能にするかもしれない。これは、提案された概念を用いない場合、移動アクセスネットワーク(無線通信システム)の過剰投資した有線部分(コアネットワーク)でしか、無線協調技法を利用できないことを意味する。しかしながら、過剰投資する結果として、費用がかかる未使用のリソースが生じるので、これはネットワーク事業者の観点から望ましくない。それゆえ、提案された概念によって、移動ネットワーク事業者のためのコストを削減することができる。
さらに、CoMP性能を高めることができる。「無線」クラスタリングの場合、チャネル状態情報(CSI)を全ての候補セルから集めることが必要とされる場合がある。収集された情報はバックホールネットワークを介して候補セル間で交換されなければならないので、これは、無線側においてだけでなく、有線側においても無視できないオーバーヘッドを引き起こす。有線プリクラスタリングに対して提案された概念を用いるときに、それによりCSIが収集されなければならない候補セルの数が減少するので、これらのオーバーヘッドはいずれも低減される。
さらに、計算の複雑さも緩和することができる。
理論的には、コアネットワーク構成は、例えば、混合整数線形計画(MILP)の数学的な最適化及び定式化によって決定することができる。しかしながら、MILPを解くことはNP完全であり、秒単位の時間スケールにおいて解くことが必要とされる場合には、長いランタイムに起因して、この解決手法は使用できなくなる。MILPを最適に用いるコアネットワーク構成に比べて、ヒューリスティック法は大幅に短いランタイムと、はるかに小さなメモリフットプリントとを有することができる。その違いを示すための一例が図7a及び図7bにおいて示される。この例では、MILPソルバー(MILPを用いるクラスター決定器)は、最適解との10%の隔たりを容認するように構成されており、すなわち、返される解は、最適解よりも最大で10%悪い。
そのプロットは、17セル(基地局)以上からなる入力シナリオの場合に、MILPソルバーランタイムは複数時間にわたり急速に増加するが、ヒューリスティックは1秒未満のランタイム後に終了することを示す。
ヒューリスティックの出力の品質の概念を得るために、図8a及び図8bは、MILPソルバーによって得られる出力(最適解)を本発明の提案されるヒューリスティックの出力と比較する。
提案される(ヒューリスティック)概念の返される出力は、MILPソルバーによって与えられる出力よりも最大で5%悪い。大きなシナリオの場合、その結果は、MILPによって返される結果よりもさらに良くなる。MILPソルバーの最適解との隔たりが10%に設定され、ヒューリスティックの結果がそれよりも良好であるので、これが起こり得る。
結論として、提案される概念は、最適解に近い出力品質を提供する。しかしながら、ランタイム及びメモリ要件は、MILPソルバーのランタイム及びメモリ要件に比べて著しく低い。これらの利点によって、提案される(ヒューリスティック)概念を、1秒未満の時間スケールにおいてオフライン及びオンラインで使用できるようになる。
例えば、オフラインの場合に、入力シナリオがヒューリスティックに与えられ、ヒューリスティックは最適なネットワーク構成を計算し、その出力を用いて、所望の無線協調技法に対応するネットワーク設定を展開する。これらの全てのステップは、協調ネットワーク設定が実際に展開される「前に」行なわれる。この応用例は、ネットワーク計画のタスクに類似である。
オンラインの場合、協調ネットワークは既に展開されている。ヒューリスティックのための入力データは、例えば、故障がないかを調べるために、又はネットワーク構成を意図的に変更することが好都合な場合がある状況を検出するために、ネットワークのランタイム中に収集される。この良い例が、エネルギーを節約するために、いつかの基地局(その一部)をオフに切り替えることが好都合であり得る夜間の低負荷の状況である。そのランタイムが非常に短く、リソースの消費が非常に少ないことから、提案された概念を用いて、上記の状況において稼働中に代替のネットワーク構成を計算することができる。
有線ネットワークを設計又は再構成する場合、以下に擬似コードとして要約される貪欲法を用いることができる。割り当てられないセルは、協調するセルクラスターにまだ加えられていないセルである。
[表1]
入力グラフ内に割り当てられてないセルが存在する間は、以下を実行する:
・割り当てられてないセル(基地局)から新たなコントローラー/プロセッサC(制御ユニット)を選択し、
oグラフ(所定の基本ネットワーク構成)の境界までのその距離が結果として形成されるクラスターの予想される半径に等しいようにCを選択し、
−その際、制約(例えば、可能な最大クラスターサイズ、リンク容量、リンクレイテンシ)に依存する。
・C(制御ユニット)から修正された幅優先探索(BFS)を開始し、
oもし、制約を破ることなく、新たに見つけられたセルX(基地局)をCによって制御することができる場合には:
−C(制御ユニット)によって制御されるクラスターにX(基地局)を追加し、
−入力グラフ(所定の基本ネットワーク構成)からX(基地局)及びその隣接するリンクを除去する。
その方法は、割り当てられていないセル(基地局)のみを含む入力グラフ(所定の基本ネットワーク構成)によって開始し、すなわち、それらのセルは全て現時点までクラスターに属していない。この1組のセルから、ヒューリスティックは、コントローラー/プロセッサ機能(制御ユニット)が配置されることになる1つのセルCを選択する。この選択過程は、C(制御ユニット)から入力グラフの境界までの距離が、結果として形成されるクラスターの予想される半径に等しいように行なわれる。このようにして、例えば、非対称なクラスター形状及び切断が回避することができる。
結果として形成されるクラスターのサイズ(それゆえ、半径)は、種々の事柄、例えば、関与するセル及びそれらの相互接続の物理的特性(負荷、レイテンシ等)、及び無線協調技法によって課せられる制約に依存する場合がある。例えば、ジョイントプリコーディングの場合、満たされるべき2つの制約が存在する場合がある。第1の制約は、CSIを測定してから、一緒に符号化されるデータが送信される時点までのレイテンシが或る特定の制限(例えば、LTEの場合に1ms)未満でなければならないことである。それゆえ、コントローラー(制御ユニット)における処理遅延、及びコントローラーから制御されるセル(基地局)までのRTT(ラウンドトリップ時間)は、この制限を超えてはならない。したがって、レイテンシcs_exp_latに関する予想クラスターサイズは、式(a)に示されるように計算することができる。ただし、max_twoway_delayは、CSI(チャネル状態情報)を測定してからデータを実際に送信するまでの最大時間量であり、ctrl_proc_delayはコントローラーにおける処理遅延であり、mean_link_latは、入力グラフ(所定の基本ネットワーク構成)における平均リンクレイテンシである。
Figure 2012124887
ジョイントプリコーディングの第2の制限は、コントローラーから制御されるセルまでのリンクが、それらの信号が送られた場所から個々のセルまで信号を移送するだけの十分な容量を有していなければならないものとすることができる。したがって、制御される各セルにおいて必要とされる帯域幅の量、及びコントローラーからセルまでのリンク容量は、可能な最大クラスターサイズも制限することができる。例えば、式(b)は、入力グラフにおいて、リンクの平均帯域幅容量mean_link_bw_cap及びセルの平均帯域幅要件mean_cell_bw_reqを用いて、予想クラスターサイズcs_exp_bwを計算する方法を示す。
Figure 2012124887
結果として、予想クラスター全体サイズcs_expは、式(a)及び(b)において計算される2つの値のうちの最小値である。それゆえ、セルホップの数における予想クラスターサイズは、最終的には、式(c)に従って計算することができる。
Figure 2012124887
無線協調の種類が異なると、満たされるべき制約も異なる場合があるので、予想クラスターサイズの計算は当然、無線協調の種類によって異なる。
新たなコントローラーC(制御ユニット)が入力グラフから選択された後に、開始ノードとしてCを用いて、BFSが開始される。BFSアルゴリズムがリンクを横断し、入力グラフにおいて新たなセル(基地局)を見つけるときはいつでも、制約を破ることなく、現在のクラスターにそのセルを追加することができるか否かを調べる。これが可能である場合には、そのセルは現在のクラスターに追加され、そのセル及び全ての隣接するリンクが入力グラフから除去される。そのセルをクラスターに追加することができない場合には、そのセルは入力グラフ内に保持される。この後、BFSアルゴリズムは、入力グラフ内の次の未訪問のセルを調査し続ける。BFSが終了すると、新たなクラスターが作成されている。
BFSが終了した後に、残りの入力グラフから新たなコントローラーCが選択され、説明された手順が最初から再開される。これらのステップは、入力グラフ内に残りのノードが存在しなくなるまで繰り返される。
稼動中のネットワークにおいて実現可能なクラスターを見つけるために(有線プリクラスタリング)、上記のアルゴリズムを僅かに変更することができる。コントローラー/処理ノード(制御ユニット)の場所、及びセル(上記のアルゴリズムの出力の両方の部分とすることができる)間の相互接続(リンク)が、ここで、追加の入力パラメータとして与えられる。この拡張された入力(所定の基本ネットワーク構成)に基づいて、以下のアルゴリズムを用いて、有線ネットワークの観点から全ての可能なクラスターを見つけることができる。
[表2]
各セルCに対し、以下を行う:
・Cから修正された幅優先探索(BFS)を開始し、
oもし、制約を破ることなく、新たに見つけられたセルXがCのコントローラー/処理ノードによって制御できる場合には、:
−Cによって制御されるクラスターにXを追加する。
そのアルゴリズムは、入力グラフ(所定の基本ネットワーク構成)に含まれる全てのセル(基地局)にわたって繰り返すことができる。これらのセル毎に、有線クラスターが作成される。これは、上記のアルゴリズムの場合と同様に、制約が破られないときはいつでも隣接するセルを新たなクラスターに追加する修正BFSを用いて行なうことができる。このようにして、有線クラスターを可能な限り大きくすることができ、最終的に、可能な限り無線クラスターの数を増やすことができるようにする。
提案される概念は、移動アクセスネットワーク、移動ネットワークアーキテクチャ、無線協調、ネットワークMIMO、CoMP、無線アクセスネットワーク、セルラーネットワーク及び/又は協調と共に用いることができる。
提案される概念を用いて、例えば、協調移動アクセスネットワークのためのコスト最適化ネットワーク構成を効率的に計算することができる。このようにして、提案される概念は、有線接続ネットワークの特性に基づいて、予め計算されたコスト最適化(例えば、金銭的、エネルギー)協調クラスターを提供することができるので、例えば、CoMP技法を簡略化することができる。
以下では、コアネットワーク構成を決定するためのさらに詳細な例が説明される。先に言及されたように、一実施形態において説明される本発明の種々のオプションの態様(例えば、種々の考慮されるコアネットワーク制約)が互いに独立して実施される場合もある。
大部分の協調技法の共通の特徴はコア又はバックホールネットワーク内に配置される中央コントローラー又は処理ノード(制御ユニット)である。協調技法を展開する際に事業者が直面する1つの問題は、ネットワーク内にコントローラー/処理ノードを最適に配置する場所、及びそれらのコントローラー/処理ノードを、クラスタリングされた基地局に接続する方法である。このために、協調技法の要件及びネットワークインフラストラクチャーの特性が考慮に入れられなければならない。考慮されない場合には、無線性能が低下するか、又は協調が不可能になる場合もある。
所望の無線性能を達成するために必要とされる、協調BS(基地局)集合をクラスタリングすることは、バックホールアーキテクチャ設計においていくつかの難問を提示する。用いられる協調方式によるが、中央コントローラー及び/又は処理ノード並びに1組の協調するBSはシグナリングを、そして場合によっては、ユーザーデータトラフィックを交換する必要がある。
これらのコントローラー/処理ノードの配置、及び協調するBSとのその接続は、バックホールアーキテクチャ全体の設計において重要な役割を果たす。例えば、ネットワークの有線部分内の伝搬遅延、ユーザーデータ及び制御情報を移送するために必要とされるリンク容量、協調BS間の同期、バックホールアーキテクチャの資本費用(CAPEX)及び運用費用(OPEX)のようなシステムパラメータを考慮に入れる必要がある。
1組のBS及びその(潜在的な)相互接続が与えられると、ネットワーク内のコントローラー/処理ノードの最適な配置及びこれらのノードへのBSの割当てが決定される。
このために、以下の表内に示されるパラメータを用いて、入力シナリオを定義することができる。これらのパラメータは、BSb∈B毎に1つの頂点、及びBS間のリンクl∈L毎に1つの辺を有するグラフを定義する。全ての頂点及び辺が、ネットワーク設計過程にとって重要である容量及びレイテンシのような特性とともに増加する場合がある。さらに、この例では、BS又はリンクとは無関係である4つのグローバル特性(csmin、csmax、tproc及びtmax)が存在する。
Figure 2012124887
さらに、ネットワーク設計を最適に解くことができる混合整数線形計画(MILP)を導入することができる。入力に基づいて、MILPは、コストを最小限に抑えながら、コントローラー/処理ノードのための最適な位置を計算し、これらのノードにBSを割り当てる。この割当てによって、全てのBSを最適に相互接続できるようになる。
以下では、最適化の目標として、金銭的コストを用いることができる。これは、エネルギー消費のような異なるコスト測定基準にも容易に適合させることができる。
MILPは、入力として上記の表からのパラメータを使用し、測定基準を最適化するために、以下の表に示される変数を使用する。
Figure 2012124887
l_actu,vを1に設定することは、リンク(u,v)が或るフローを移送すること、すなわち、1に設定される少なくとも1つのfs,d,u,vが存在することを意味する。これと同じように、b_actが1に設定される場合には、コントローラー/処理機能がBS uに配置される。その時点で、MILPは、これらの機能をBSに配置するように支援し、それらの機能をネットワーク内に恣意的に位置決めすることはできない。
3つの変数、b_actCostF、b_actCostC及びl_actCostu,vは、コントローラー及びリンクのための実際のコストを含む。これらのコストは、コントローラー/処理ノードがBSに実際に配置されるか否か、及びリンクがアクティブであるか否か、すなわち、クラスタリングされたBSを接続するために用いられるか否かに依拠する。
ネットワーク構成のためのリンク及びコントローラー/処理ノードの全コストを得るために、個々のコストを合算することができる。これは、例えば、式(1)及び式(2)においてそれぞれ行なわれる。
Figure 2012124887
その目標は、上記の表内のパラメータによって定義される、適用される無線協調方式の制約を考慮に入れながら、全コストを最小限に抑えることである。以下のMILPは、以下の式を達成することができる。
Figure 2012124887
式(4)における第1の制約は、各BSが厳密に1つのコントローラーに割り当てられるのを確実にする。これは、各BSにおいて終了するフローの数を1に固定することによって行なわれる。式(5)における第2の制約は、BSにおいて終了する各フローが開始BS−コントローラーを有することを保証する。式(6)は第3の制約を含み、それはネットワーク内のフローを生成するために必要である。それはフローバランスを保証し、すなわち、1つのフローが1つのノードに入るときはいつでも、そのフローは再びそのノードを出なければならない。ただし、そのノードがフローの発信元又は宛先である場合を除く。最後に、式(7)はフロー毎のローカルループを禁止する。
コントローラーとBSとの間のフローを作成した後に、式(8)におけるヘルパー制約は、複数のフローのうちの1つを移送するために必要とされるネットワーク内の全てのリンクを起動する。この制約は、これを果たすために、「ビッグM制約」を用いる。同様に、式(9)は、少なくとも1つのフローの発信元である各BSにおいてコントローラー機能をアクティブ化する。
ジョイントプリコーディングのような多くの協調方式は、所望の利得を達成するために、一緒に制御される最小数のBSを必要とするので、式(10)の制約は、少なくともcsmin個のBSが同じコントローラーに接続されることを必要とする。同時に、式(11)は、最大クラスターサイズをcsmaxに制限する。これは、コントローラー容量が制限され、それゆえ、クラスターが或る特定のサイズを超えることができない場合に役に立つことがある。
式(12)及び式(13)における制約は、ダウンリンク(コントローラーからBS)及びアップリンクにおいてそれぞれリンク容量が超えられないことを確実にする。
式(14)における次の制約は、コントローラーとBSとの間のラウンドトリップ遅延が上限未満であるのを確実にする。この上限は、最大限許容される遅延tmaxから、コントローラーにおいて必要とされる処理時間tprocを減算することによって計算される。そのような制約は、例えば、ジョイントプリコーディングの場合に重要である。ここで、それに基づいて符号化が行なわれたCSIが依然として有効である間に、符号化されたデータが送信されなければならない。
最後に、最後の3つの制約は、結果として形成されるネットワークのためのリンク及びコントローラーコストを計算する。式(15)及び式(16)は、固定及び動的コントローラーコストを定義する。式(17)は、リンクがアクティブであるか否かに応じて、リンク毎のコストを設定する。
上記の制約は、この例において示されるように、全て一緒に考慮することもできるし、それらの制約のうちの1つ又は複数を、他の制約から独立して、又は他の制約を用いることなく考慮することもできる。
この例では、上記のクラスター決定器は、説明されたMILP問題を解いて、コアネットワーク構成を得るように構成することができる。
提示されるMILPは、コアネットワークを設計又は再構成するための最適解を返すことができる。しかしながら、そのような解を見つけることは、NP困難であり、長いソルバーランタイムを必要とする。
MILPのランタイム問題を克服するために、最適解を近似するヒューリスティックが提案される。ヒューリスティックはMILP(すなわち、BS及び潜在的な相互接続を含む特性グラフ)と同じ入力(所定の基本ネットワーク構成)を取り込み、MILP(全てのBS、コントローラー/プロセッサの場所、及びこれらの構成要素間の最適化された相互接続を含むグラフ)と同じ種類の出力(コアネットワーク構成)を生成する。
例えば、修正幅優先探索(BFS)アルゴリズムに基づく貪欲法を用いて、BSのクラスターを構築することができる。結果として生成されるヒューリスティックがアルゴリズム1において要約される。
Figure 2012124887
方法CONFIGURECOOPNETWORKは、入力パラメータGinを予想する。これは、BS及び潜在的な相互接続(リンク)からなる入力グラフ(所定の基本ネットワーク構成)である。そのアルゴリズムは最初に出力グラフGout(コアネットワーク構成)を初期化する。この後、そのアルゴリズムはループを横断し、そのループが繰り返される度に、1つの新たなクラスターが生成され、Goutに追加される。さらに、クラスターに割り当てられたBSはGinから除去される。
繰り返される度に最初に、クラスターコントローラー(制御ユニット)としての役割を果たすことになる、Gin内のBSのうちの1つが選択される。この新たなコントローラーcから開始して、BFSアルゴリズムはcを中心にしてクラスターを構築し、結果として生成されたクラスターグラフGnewClustを返す。このグラフは、クラスターのメンバーである全てのBS、及びこれらのBSをコントローラーcに接続するリンクを含む。
後に評価において明らかになるように、Ginからcを選択する方法は、ヒューリスティックの出力の品質にとって重要な役割を果たすことができる。方法CHOOSECONTROLLERは、例えば、Ginの境界への距離が現時点で作成されたクラスターの予想される半径に等しいように、GinからBSを選択する。
結果として生成されるクラスターのサイズ(それゆえ、半径)は種々の事柄、例えば、関与するBS及びその相互接続の物理的特性、及び無線協調技法によって課せられる制約による。
以下では、協調技法としてのジョイントプリコーディングの場合にこれを行うことができる方法の一例(アルゴリズム2)が与えられる。
Figure 2012124887
ジョイントプリコーディングは、満たされなければならない2つの大きな制約を有する場合がある。第1の制約は、CSIを測定してから、一緒に符号化されるデータが送信される時点までのレイテンシが上限未満、例えば、ロングタームエボリューション(LTE)の場合に1ms未満でなければならないことである。それゆえ、コントローラーにおける処理遅延、及びコントローラーから制御されるBSまでのラウンドトリップ時間(RTT)がこの限度を超えてはならない。したがって、レイテンシcrlatに関する予想クラスター半径を、アルゴリズム2の第1のラインにおいて示されるように計算することができる。パラメータtmax及びtprocは、CSIを測定してからデータが実際に送信されるまでの最大限許容される期間と、コントローラーにおける処理遅延とをそれぞれ含む(上記の表において定義される)。MEANLINKLATENCYは平均リンクレイテンシを計算する。
ジョイントプリコーディングの場合の第2の制約は、リンクが、コントローラーから、信号が送信されるBSまで信号を移送するだけの十分な容量を有しなくてはならないこととすることができる。したがって、各BSにおいて必要とされる帯域幅の量、及びコントローラーからBSまで(おそらく複数のホップを含む)のリンク容量も、可能な最大のクラスターサイズを制限する。これは、アルゴリズム2のライン2において考慮に入れられる。そこで、入力グラフの容量特性crcapに依拠した予想クラスター半径が計算される。その半径は、平均リンク容量、及びBSの平均容量要件に依拠する。
結果として、全体的な予想クラスター半径croverallは、crlat及びcrcapの最小値である。入力としてcroverallを用いるとき、方法GETNODENHOPSFROMBORDERは、入力グラフから、グラフの境界から厳密にcroverallホップだけ離れたBSを返す。このBSが新たなコントローラーである。
無線協調の種類が異なると、満たされなくてはならない制約も異なる場合があるので、予想クラスター半径の計算は、無線協調の種類によって異なる場合がある。
ここで、CHOOSECONTROLLERを用いて、ヒューリスティックが入力グラフGinから新たなコントローラーcを選択したので、修正BFSは、開始ノードとしてcから開始される。標準的なBFSアルゴリズムに比べて、そのBFSアルゴリズムはリンクを横断し、Ginにおいて新たなBSxを見つけたときにはいつでも、制約を一切破ることなく、xを現在のクラスターに追加できるか否かを調べる。これが可能である場合には、xは現在のクラスターに追加され、かつ後に探索を続けるためにBSのBFSキューに追加される。xをクラスターに追加することができない場合には、探索アルゴリズムは、探索木のこのパスにおいて、新たなBSを探索し続けない。BFSアルゴリズムが終了すると、コントローラーcを中心にして新たなクラスターが作成されている。
BFSが終了した後に、新たなクラスター(GnewClustによって表される)が出力グラフGoutに追加され、入力グラフGinから除去される。全てのBSが1つのクラスターに割り当てられるまで、そのループは次の繰返しを続ける。
次に、MILPを用いて問題を解くこと、及びヒューリスティックアルゴリズムを用いて最適解を近似することに関する評価が示される。以下の図において、全ての信頼区間は、95%の信頼水準について計算された。
入力シナリオは、正方形を形成するn個のBSのマトリックスからなる。BSの2つの異なる配列が考慮された。第1の配列は規則的な配列であり、全てのBSが、
Figure 2012124887
の同一のBS間距離を有し(A. Benjebbour、 M. Shirakabe、 Y. Ohwatari、 J. Hagiwara、及び、T. Ohya、「Evaluation of user throughput for MU-MIMO coordinated wireless networks」、Proc. IEEE International Symposium on Personal, Indoor and Mobile Radio Communications (PIMRC), Sept. 2008)、全ての隣接するBSへの潜在的な相互接続を有する。第2のタイプの配列は不規則であり、BSの位置決めにランダム性を追加する。この結果として、BSは依然として、
Figure 2012124887
の平均距離を有するが、位置は標準偏差
Figure 2012124887
で正規分布する。BSの距離が
Figure 2012124887
未満である場合には、それらのBSは相互接続される。不規則な入力シナリオを有する理由は、BFS中に新たな隣接物を恣意的に選択することによって、ヒューリスティックが損なわれるか否かを調べることである。図4a及び図4bは、n=16の場合のこれら2つの配列タイプの2つの例を示す。
その相互接続は光学的であり、s・(1.45/c)のレイテンシを有する。ただし、cは光の速さであり、1.45はファイバーの屈折率である。これは、通常のシングルモードファイバー(SMF)設定に対応する。さらに、コントローラーからBSまでの光ファイバー無線(Radio over Fibre:RoF)設定が想定される(これだけが評価に影響を及ぼし、提案される概念は任意の技術に対応するほど十分に汎用性があることに留意されたい)。各リンクのRoF容量は3000MHzであり、それは標準的なRoF装置に対応する。全てのBSが3つのセクターからなり、それらのセクターはそれぞれ、100MHzの帯域幅において動作する4つのアンテナを有し、その帯域幅は将来の広帯域無線システムに対応する。以下の表は、入力パラメータを要約する。
Figure 2012124887
MILPソルバーの最適解との隔たりを0.1に設定しながら、デュアルコアマシン(コアあたり3.33GHz、4GBRAM)においてn∈{3,4,5,6,7}の場合の実験が行なわれた。これは、返される解が最適解よりも最大で10%悪いことを意味する。より大きな入力シナリオの場合に1週間未満のソルバーランタイムを達成するために、そのような大きな隔たりが必要とされた。
MILPを用いて最適に問題を解くことに比べて、ヒューリスティック法は、大幅に短いランタイムと、はるかに少ないメモリ要件とを有する。その違いが、規則的な入力シナリオ(reg)について図7aにおいて、不規則な入力シナリオ(irreg)について図7bに示される。その図は、BFSのための開始ノードを選択する利点を後に例示するために、ヒューリスティック法の2つのバージョンを示す。「簡単な」バージョンは、全体的なトポロジーにおけるその場所と無関係に、入力グラフの境界において単に第1のノードを選ぶ。しかしながら、mhopヒューリスティックは、入力グラフにおける予想クラスターサイズを用いて、アルゴリズム2において提案されるように、新たなコントローラーの場所を選択する。
そのプロットは、MILPソルバーランタイムが、26個以上のBSからなる入力シナリオの場合に急速に数時間まで増加するが、ヒューリスティックは1秒未満に留まることを示す。
ヒューリスティックの出力の品質の概念を得るために、図8a及び図8bは、MILPソルバー(クラスター決定器)によって与えられる出力と、本発明者らによって提案されるヒューリスティックの2つのバージョンの出力とを比較する(図7a及び図7bと同じ凡例を用いる)。結果として生成されるコストは、上記の表において定義される単位コストを用いる、返されるネットワーク構成に関する全コストである。
ヒューリスティックの返される出力は、MILPソルバーによって与えられる出力よりも最大で5%悪い。さらに、簡単なヒューリスティックとmhopヒューリスティックとの間の違いは、新たなコントローラーを選択することに関して提案される方法が、不規則な入力シナリオの場合に特に、すなわち、BSが平面内にランダムに分布し、かつリンクが容量及びレイテンシに関して異なる特性を有する場合に特に、大きな効果を有することを示す。
図8aでは、ヒューリスティック(mhop)はMILPよりも低いコストさえ生成することに留意されたい。MILPソルバーの最適解との隔たりが10%に設定されるときに、これが起こり得る。しかしながら、ヒューリスティックの結果は、それよりも良好である。
図5aは、規則的な配列を有するコアネットワークの基地局の、コアネットワーク構成が決定されたクラスター510の、のための一例を示す。各クラスター510は、少なくとも1つの基地局0〜15と、クラスター510のの基地局に配置される1つの制御ユニット520とを含む。例えば、クラスター510のこの分布は、制御ユニット520によって制御される各基地局が制御ユニット520に直に接続されなければならない(制御ユニットまで1基地局分だけの距離を含まなければならない)という制約を定義することによって見つけることができる。この例では、制御ユニット520は最初に基地局5に配置することができ、基地局0、1、2、4、6及び9はこの制御ユニット520に割り当てられる。その後、更なる制御ユニット520が基地局10に配置され、この制御ユニットに基地局11、13、14及び15が割り当てられる。さらに、制御ユニット520が基地局8に配置され、この制御ユニット520に基地局12が割り当てられ、制御ユニット520が基地局7に配置され、この制御ユニット520に基地局3が割り当てられる。
図5bは、不規則な構成を有するコアネットワークの場合の、クラスター510を含む決定されたコアネットワーク構成のためのさらに別の例を示しており、基地局は、クラスター510の制御ユニット520まで最大で2基地局分の距離を含む。この例では、制御ユニット520は、最初に基地局2に配置することができ、この制御ユニット520に基地局0、1、3、4、5、6、7、9及び11が配置することができる。その後、更なる制御ユニット520を基地局13に配置することができ、この制御ユニット520に基地局8、10、12、14及び15を割り当てることができる。
図5aに示される例では、制御ユニット520は、できる限りコアネットワークの境界から1基地局分だけ離れて配置される(例えば、基地局5及び基地局10に配置される)。その後、制御ユニット520は、コアネットワークの境界にも配置される(例えば、基地局7及び8に配置される)。図5bでは、制御ユニット520は、その境界から2基地局分だけ離れて配置され(例えば、基地局2に配置される制御ユニット)、その後、制御ユニット520は、その境界のさらに近くに配置される(例えば、基地局13に配置される制御ユニット)。
本発明によるいくつかの実施形態は、協調セルラーネットワークにおけるバックホール構成及び有線クラスタリング、又は協調移動アクセスネットワークのためのバックホール設計及びコントローラー配置に関連する。
無線移動アクセスネットワークにおいて協調を用いることは、無線伝送容量、セル間干渉管理、及びエネルギー消費低減に関して達成可能な関連する利点に起因して、最近になって数多くの研究において高い関心を集めている。これまでにいくつかの技法が提案されており(ジョイントプリコーディング、セル間協調、ビームフォーミング)、それぞれ異なる性能メリットを達成する。これらの技法の共通の特徴は、移動事業者コアネットワーク内に配置される中央協調又は処理点の存在である。これらの提案のうちのいくつかは、そのような協調技法を展開するために必要とされるシグナリングの量、及び不完全なバックホールネットワークが無線性能に及ぼす影響を十分に評価されているが、いずれの技法も、これらの協調方式に対応するために移動アクセスネットワークの有線部分を設計する方法に関する問題、及び協調するセルクラスターを選択する過程において有線ネットワーク特性を取り入れるか方法に関する問題に明確に対処していない。
無線移動アクセスネットワークにおいて協調を利用することによって、無線伝送容量、セル間干渉管理、及びエネルギー消費低減のための関連する利点がもたらされる。所望の無線性能を達成するために必要とされる、協調基地局集合のクラスタリングは、バックホールアーキテクチャ設計においていくつかの難題を提示する。適用される協調技法の具体的な要件を考慮に入れて、ネットワーク内のコントローラー/処理ノードの最適な配置、及びそれをクラスタリングされた基地局に接続する方法が検討される。このために、これを最適に解くことができるMILP、及びこの解を近似するヒューリスティックアルゴリズムが記述される。ヒューリスティックの解品質は最適に近く、ランタイム及びメモリ要件は、MILPの場合よりも何桁も小さい。これにより、ネットワーク計画のためにオフラインでだけでなく、そのランタイム中に既存のネットワークを再構成するためにオンラインでも、このヒューリスティックを使用できるようになる。
オフラインの場合、ヒューリスティックは、ネットワークを展開する前に適用することができる。この応用例はネットワーク計画に類似である。
オンラインの場合、協調ネットワークは既に展開されている。ヒューリスティックのための入力データは、例えば、故障がないかを調べるために、又はネットワーク構成を意図的に変更することが好都合な場合がある状況を検出するために、ネットワークのランタイム中に収集することができる。この良い例が、エネルギーを節約するためにBSをオフに切り替えることが好都合である夜間の低負荷の状況である。ヒューリスティックはランタイムが非常に短く、リソースの消費が少ないことから、これらの状況では、ヒューリスティックを用いて代替のネットワーク構成を計算することができ、それに基づいてネットワークがオンザフライで再構成される。
協調移動アクセスネットワークにおいてコントローラー/プロセッサノードを位置決めする方法、及びそれらのノードにBSを割り当てる方法が提案される。MILPは最適解を返すが、小さな入力シナリオの場合にのみ実現可能である。ヒューリスティックは、MILPの出力よりもわずか5%だけ悪い解を生成する場合があるが、MILPに比べて数桁小さなランタイム及びメモリ消費を有する。
ヒューリスティックによれば、大きな入力シナリオについて準最適な解を計算できるようになり、リソース要件が低いことから、ネットワークのランタイム中に適用して、ネットワークをオンザフライで再構成することができる。ヒューリスティック手法は、BSの場所とは無関係にコントローラーを位置決めするように、ツリー型又はリング型トポロジーにおいて共用リソースを考慮に入れるように、かつBSあたりの複数の重なり合うクラスターに対応するように拡張することができる。
提案される概念は、例えば、ネットワークMIMO又はCoMPとの関連において、有線ネットワーク特性に基づいてクラスタリングに対処する。
これは、実現可能なクラスターを見つける機構(プリクラスタリング)とすることができ、それらのクラスターは、例えば、レイテンシ、容量又は負荷(例えば、秒単位の時間スケールにおいて計算される)に応じて、有線ネットワークの観点から可能な限り最も大きなクラスターとすることができる。例えば、実際の無線条件(例えば、ミリ秒単位の時間スケールにおいて計算される)に応じて、有線クラスターのサブクラスターにおいて無線協調を行なうことができる。
このようにして、クラスタリングのための有線及び無線情報を組み合わせるシステムを実現することができる。これは、例えば、有線クラスタリングによって(無線クラスタリング用の)ループを延長することによって行なうことができる。
有線クラスタリングのための1つの可能なアルゴリズムは貪欲アルゴリズムとすることができる。このために、有線ネットワークのグラフ表現(所定の基本ネットワーク構成)を作成することができる。その後、そのアルゴリズムは、CoMP技法を使用すること意図するセル毎に実行することができる。これは、秒単位の時間スケールにおいて再計算することができる。クラスタリングのための一例が図6に示される。全てのCoMP要件(例えば、リンクレイテンシ、リンク容量、クラスターサイズ等)を満たす基地局610のみを、無線クラスタリングのために考慮することができる。提案される概念によれば、実現不可能なクラスターを予め特定することによって、無線及び/又は有線容量を節約できるようにする(輻輳を回避できるようにする)ことができる。このようにして、協調できないことになる移動端末及び基地局の中での不要なチャネル状態情報交換を回避して、結果として、シグナリングを低減することができる。さらに、有線の観点から実現不可能であるクラスターのための基地局協調を展開するのを回避して、結果としてユーザーデータを削減することができる。さらに、実現可能でないクラスターのための不要な計算を回避することによって、無線クラスタリングのための計算時間を節約することができる。
有線クラスタリング問題はオプションでMILP(NP完全)によって解くことができる。MILPに比べて、提案されるヒューリスティックアルゴリズムは、概ね同一の出力品質を提供しながら、必要とするランタイムを短くし、メモリ要件を少なくすることができる(例えば、評価において、リンクレイテンシ及びリンク容量を制約として用いることができる)。
記述された概念を用いることによって、移動ネットワーク性能を改善することができ、そのアルゴリズムは実際のネットワークにおいてネットワークMIMO又はCoMPを使用するための基礎とすることができる。さらに、チャネル状態情報の収集又は交換が少なく、かつ/又は、無線ネットワーク及び/若しくは有線ネットワーク内のオーバーヘッドが少ない簡略化されたCoMP手順を可能にすることができる。
本発明によるいくつかの実施形態は、協調無線システムを拡張して、クラスタリング過程において、レイテンシ、容量及び現在の負荷のような有線ネットワーク部分についての情報を使用するための方法又は装置に関する。無線チャネル条件に基づいてクラスタリングを実施する前に、ネットワークの有線部分についての情報を用いて、過負荷状態のバックホールリンクのような、有線ネットワーク条件に起因して実現不可能である無線(クラスター)を計算するためのオーバーヘッドを回避することができる。要約すると、例えば、有線情報を用いてネットワークMIMO又はCoMPクラスタリングを向上させるシステムを実現することができる。
さらに、これは、有線クラスタリングを実行するための方法によって拡張することができる。この方法は、拡張幅優先探索(BFS)アルゴリズムに基づくことができ、そのアルゴリズムは、システムが稼働している間に、中央ノードにおいて実行することもできるし、分散して実行することもできる。有線ネットワークの現在の状態(例えば、リンクレイテンシ、容量及び利用率からなる)及び所望の協調が与えられる。要約すると、プリクラスタリングのための方法、すなわち、例えば、後に無線クラスターが探索されるネットワーク内で実現可能な有線クラスターを見つけるための方法を実現することができる。
可能な貪欲アルゴリズム手法は、例えば、以下とすることができる。
各セルCに対し、以下を行う:
−セルCから幅優先探索(BFS)を開始し、
oもし、制約を破ることなく、新たなに見つけられたセルXをCのコントローラー/処理ノードによって制御できる場合には、
・Cによって制御されるクラスターにXを追加する。
図9は、本発明の一実施形態による無線通信システムのコアネットワーク構成を決定するための方法900の流れ図を示す。無線通信システムのコアネットワークは、複数の基地局と、基地局間の複数の有線リンクと、複数の基地局からなる基地局クラスターを制御するための少なくとも1つの制御ユニットとを含む。方法900は、そのクラスターの各基地局とそのクラスターの制御ユニットとの間のレイテンシが最大許容可能レイテンシ未満であるように、所定の基本ネットワーク構成に基づいて有線リンクによってリンクされかつ同じ制御ユニットによって制御される少なくとも1つの基地局クラスターを、コアネットワーク構成として決定すること(920)を含む。所定の基本ネットワーク構成は、構成されることになるコアネットワークの全ての基地局についての情報、及び基地局間の可能な有線リンクについての情報を表す。
さらに、方法900は、オプションで、無線通信システム内の協調送信又は協調受信の要求を検出すること(910)を含み、コアネットワーク構成を決定すること920は、協調送信又は協調受信の検出された要求によってトリガーすることができる。
さらに、方法900は、オプションでは、決定されたコアネットワーク構成に基づいて、コアネットワークの制御ユニットにコアネットワークの基地局を割り当てること(930)を含む。
さらに、方法900は、上記の提案された概念の1つ又は複数の態様を表す更なるオプションのステップを含むことができる。
本発明によるいくつかの実施形態は、複数の基地局と、基地局間の複数の有線リンクと、複数の基地局からなる基地局クラスターを制御するための少なくとも1つの制御ユニットとを含むコアネットワークを有する無線通信システムにおいて、無線デバイスにデータを協調送信するための基地局からのチャネル状態情報を決定するための方法に関する。この方法は、上記の概念に従って、無線通信システムのコアネットワーク構成を決定することを含む。さらに、その方法は、無線デバイスの送信範囲内に位置する決定されたクラスターの基地局毎に、基地局と無線デバイスとの間のチャネル状態情報を決定することを含み、決定されたクラスターによって含まれない、無線デバイスの送信範囲内に位置するコアネットワークの少なくとも1つの基地局のためのチャネル状態情報は決定されない。
説明した概念のいくつかの態様が装置との関係で説明されたが、これらの態様は対応する方法の説明も表し、ここでブロック又はデバイスは、方法ステップ又は、方法ステップの特徴に、対応することが明らかである。それに類似して、方法ステップに関連して説明された態様も、対応する装置の対応するブロック又はアイテム又は特徴の記述を表す。
或る実施態様要件に依拠して、本発明の実施形態はハードウェア又はソフトウェアで実施することができる。実施態様は、電子的に読取り可能な制御信号が格納されたデジタルストレージ媒体、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、DVD、ブルーレイ、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、又はフラッシュメモリを用いて実行することができ、それらは、それぞれの方法が実行されるようにプログラム可能なコンピューターシステムと連携する(又は連携可能である)。したがって、デジタルストレージ媒体はコンピューター可読媒体とすることができる。
本発明によるいくつかの実施形態は、本明細書に記載される方法のうちの1つが実行されるようにプログラム可能なコンピューターシステムと連携することができる電子的に読取り可能な制御信号を有するデータ担体を含む。
概して、本発明の実施形態は、プログラムコードを有するコンピュータープログラム製品として実装することができる。該プログラムコードは、コンピュータープログラム製品がコンピューター上で実行されると、方法のうちの1つを実行するように動作可能である。プログラムコードは、例えば機械可読担体上に格納することができる。
他の実施形態は、機械可読担体上に格納された、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するコンピュータープログラムを含む。
したがって、換言すれば、本発明の方法の一実施形態は、コンピュータープログラムがコンピューター上で実行されるときに本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するプログラムコードを有するコンピュータープログラムである。
したがって、本発明の方法の更なる実施形態は、データ担体(又はデジタルストレージ媒体若しくはコンピューター可読媒体)であって、該データ担体上に記録された、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するコンピュータープログラムを含む、データ担体である。
したがって、本発明の方法の更なる実施形態は、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するコンピュータープログラムを表すデータストリーム又は信号シーケンスである。データストリーム又は信号シーケンスは、例えば、データ通信接続を介して、例えばインターネットを介して転送されるように構成することができる。
更なる実施形態は、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するように構成又は適合された処理手段、例えばコンピューター又はプログラム可能な論理デバイスを含む。
更なる実施形態は、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するコンピュータープログラムがインストールされたコンピューターを含む。
いくつかの実施形態では、プログラム可能な論理デバイス(例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ)を用いて、本明細書に記載された方法の機能のうちのいくつか又は全てを実行することができる。いくつかの実施形態では、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するためにマイクロプロセッサと連携することができる。概して、本方法は任意のハードウェア装置によって実行されることが好ましい。
上述した実施形態は、単に本発明の原理を例示するものである。本明細書において記載される構成及び詳細の変更及び変形は当業者には明らかであることが理解される。したがって、次の特許請求の範囲の範囲によってのみ制限され、本明細書における実施形態の記述及び説明のために提示された特定の詳細によって制限されるものではないことが意図される。
上記の実施形態は、有線リンクによってリンクされる基地局(並びに/又は制御局及び基地局)に関するが、この有線リンクは基地局(並びに/又は制御局及び基地局)間の無線リンクによっても同様に実現することができる。言い換えると、無線通信システムのコアネットワークは主に、基地局、制御ユニット及びその間のリンク(接続)によって表される。これらのリンクは、有線リンク又は無線リンクによって同じように実現することができる。提案される概念の場合、関連する量は、基地局間、及び/又は基地局と制御ユニットとの間のリンクのレイテンシ(及びオプションで更なる量)であるので、基地局(並びに/又は制御局及び基地局)間のリンクの具体的な実施態様(例えば、有線又は無線リンク)はあまり重要ではない。
例えば、いくつかの実施形態は、無線通信システムのコアネットワーク構成112を決定するための装置100に関し、無線通信システムのコアネットワークは、複数の基地局と、該基地局間の複数の有線リンク又は無線リンクと、該複数の基地局からなる基地局クラスターを制御するための少なくとも1つの制御ユニットとを備える。この装置は、クラスターの各基地局とクラスターの制御ユニットとの間のレイテンシが最大許容可能レイテンシ未満であるように、所定の基本ネットワーク構成102に基づいて、有線リンク又は無線リンクによってリンクされ、かつ同じ制御ユニットによって制御される少なくとも1つの基地局クラスターをコアネットワーク構成112として決定するように構成されたクラスター決定器110を備える。所定の基本ネットワーク構成102は、構成されることになるコアネットワークの全ての基地局についての情報、及び基地局間の可能な有線リンク又は無線リンクについての情報を表す。
所定の基本ネットワーク構成102が、有線リンクによってリンクされる基地局及び無線リンクによってリンクされる基地局を含む場合、クラスター決定器110は、無線リンクによってリンクされる少なくとも2つの基地局を含む、少なくとも1つの基地局クラスターを決定することができる。
さらに、決定されたクラスターは、有線リンクよってリンクされる基地局、及び無線リンクによってリンクされる基地局を含むことができる。

Claims (17)

  1. 無線通信システムのコアネットワーク構成(112)を決定するための装置(100)であって、無線通信システムのコアネットワークは、複数の基地局と、該基地局間の複数の有線リンクと、該複数の基地局からなる基地局クラスターを制御するための少なくとも1つの制御ユニットとを備え、該装置は、
    前記クラスターの各基地局と前記クラスターの前記制御ユニットとの間のレイテンシが最大許容可能レイテンシ未満であるように、所定の基本ネットワーク構成(102)に基づいて、有線リンクによってリンクされかつ同じ制御ユニットによって制御される少なくとも1つの基地局クラスターを前記コアネットワーク構成(112)として決定するように構成されたクラスター決定器(110)を備え、
    前記所定の基本ネットワーク構成(102)は、構成されることになるコアネットワークの全ての基地局についての情報、及び前記基地局間の可能な有線リンクについての情報を表す、装置。
  2. 前記クラスター決定器(110)は、基地局間、及び基地局と前記制御ユニットとの間の全ての有線リンクの容量が、必要とされる容量よりも大きくなるように、前記少なくとも1つのクラスターを決定するよう構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記クラスター決定器(110)は、前記コアネットワークの現在の負荷又は平均負荷を考慮に入れて、基地局間、及び基地局と前記制御ユニットとの間の全ての有線リンクの容量が、必要とされる容量よりも大きくなるように、前記少なくとも1つのクラスターを決定するよう構成される、請求項2に記載の装置。
  4. 前記クラスター決定器(110)は、構成されることになる前記コアネットワークのコスト関数が最適化されるように、前記少なくとも1つのクラスターを決定するよう構成される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記クラスター決定器(110)は、第1の時点において前記コアネットワークの第1の負荷を考慮に入れて第1のコアネットワーク構成(112)を決定し、第2の時点において前記コアネットワークの第2の負荷を考慮に入れて第2のコアネットワーク構成(112)を決定するように構成され、該第1の決定されたコアネットワーク構成(112)は、該第2の決定されたコアネットワーク構成(112)とは異なる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記決定されたコアネットワーク構成(112)に基づいて、前記コアネットワークの制御ユニットに前記コアネットワークの基地局を割り当てるように構成された基地局割当てユニット(230)を備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記コアネットワークの各基地局が決定されたクラスターのうちの1つによって含まれ、かつ該決定されたクラスターの基地局と個々の制御ユニットとの間の全てのレイテンシが最大許容可能レイテンシ未満であるように、前記クラスター決定器(110)は、前記所定の基本ネットワーク構成に基づいて、有線リンクによってリンクされ、かつ個々の制御ユニットによって制御される複数の基地局クラスターを決定するように構成される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記制御ユニットと前記コアネットワークの境界にある基地局との間のレイテンシが最大許容可能レイテンシ未満である状態で、前記制御ユニットと、前記コアネットワークの境界にある前記基地局との間にある基地局の数が最大になるように、前記クラスター決定器は、前記所定の基本ネットワーク構成に基づいて決定されることになる前記少なくとも1つのクラスターの制御ユニットの位置を決定するように構成される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記クラスター決定器(110)は、混合整数線形計画アルゴリズム、又は幅優先探索アルゴリズムに基づいて前記少なくとも1つのクラスターを決定するように構成される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記無線通信システムにおいて協調送信又は協調受信の要求を検出するように構成された協調要求検出器(220)を備え、コアネットワーク構成(112)の決定又は前記クラスター決定器(110)は、協調送信又は協調受信の検出された要求(222)によってトリガーされる、請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 複数の基地局(262)と、該基地局間の複数の有線リンクと、該複数の基地局からなる基地局クラスター(262)を制御するための少なくとも1つの制御ユニット(264)とを含むコアネットワークを有する無線通信システム(250)であって、
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の無線通信システムのコアネットワーク構成を決定するための装置と、
    無線デバイス(280)の送信範囲(282)内に位置する決定されたクラスターの基地局(262)毎に、基地局(262)と無線デバイス(280)との間のチャネル状態情報を決定するように構成された1つ又は複数のチャネル状態決定器(266)とを備え、前記決定されたクラスターによって含まれない、前記無線デバイス(280)の前記送信範囲(282)内に位置する前記コアネットワークの少なくとも1つの基地局のためのチャネル状態情報は決定されない、無線通信システム。
  12. 前記1つ又は複数のチャネル状態決定器(266)は、前記決定されたクラスターによって含まれないいかなる基地局のためのチャネル状態情報も決定することなく、前記無線デバイス(280)の前記送信範囲(282)内に位置する前記決定されたクラスターの各基地局(262)のためのチャネル状態情報のみを決定するように構成される、請求項11に記載の無線通信システム。
  13. 前記クラスター決定器(110)又はクラスターの制御ユニットは、前記コアネットワークの同じクラスターによって含まれ、前記無線デバイス(280)の前記送信範囲(282)内に位置する基地局を決定して、基地局のサブクラスターを得るように構成され、かつ前記無線デバイス(280)への協調送信、又は前記無線デバイス(280)からの協調受信を実行することができる前記サブクラスターの基地局を決定するように構成される、請求項11又は12に記載の無線通信システム。
  14. 無線通信システムのコアネットワーク構成を決定するための方法(900)であって、無線通信システムのコアネットワークは、複数の基地局と、該基地局間の複数の有線リンクと、該複数の基地局からなる基地局クラスターを制御するための少なくとも1つの制御ユニットとを備え、該方法は、
    前記クラスターの各基地局と前記クラスターの前記制御ユニットとの間のレイテンシが最大許容可能レイテンシ未満であるように、所定の基本ネットワーク構成に基づいて、有線リンクによってリンクされかつ同じ制御ユニットによって制御される少なくとも1つの基地局クラスターを前記コアネットワーク構成として決定すること(920)を含み、
    前記所定の基本ネットワーク構成は、構成されることになるコアネットワークの全ての基地局についての情報、及び前記基地局間の可能な有線リンクについての情報を表す、方法。
  15. コンピューター、デジタルシグナルプロセッサ又はマイクロコントローラー上で実行されるときに、請求項14に記載の方法を実行するためのプログラムコードを有するコンピュータープログラム。
  16. 無線通信システムのコアネットワーク構成(112)を決定するための装置(100)であって、無線通信システムのコアネットワークは、複数の基地局と、該基地局間の複数の有線リンク又は無線リンクと、該複数の基地局からなる基地局クラスターを制御するための少なくとも1つの制御ユニットとを備え、該装置は、
    前記クラスターの各基地局と前記クラスターの前記制御ユニットとの間のレイテンシが最大許容可能レイテンシ未満であるように、所定の基本ネットワーク構成(102)に基づいて、有線リンク又は無線リンクによってリンクされかつ同じ制御ユニットによって制御される少なくとも1つの基地局クラスターを前記コアネットワーク構成(112)として決定するように構成されたクラスター決定器(110)を備え、
    前記所定の基本ネットワーク構成(102)は、構成されることになるコアネットワークの全ての基地局についての情報、及び前記基地局間の可能な有線リンク又は無線リンクについての情報を表す、装置。
  17. 前記所定の基本ネットワーク構成(102)は、有線リンクによってリンクされる基地局及び無線リンクによってリンクされる基地局を含み、前記クラスター決定器(110)は、無線リンクによってリンクされる少なくとも2つの基地局を含む、少なくとも1つの基地局クラスターを決定するように構成される、請求項16に記載の装置。
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