JP2012124746A - 映像表示装置及び映像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャンネルの選択操作が行われてから、選択先のチャンネルの映像が表示されるまでの時間を短縮すること。
【解決手段】映像表示装置100は、チャンネルが選択された際に、同期時刻よりも進んだ第1の時刻を計時させるための第1の値をシステム時刻計時部104に設定し、システム時刻計時部104に、第1の時刻を示すシステム時刻基準値の計時を行わせ、再生部105に、第1の時刻を示すシステム時刻基準値に同期させて、映像信号の再生を行わせ、フレームバッファ部109に、第1の時刻を示すシステム時刻基準値に同期させて、映像信号の出力を行わせる制御部114を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像表示装置及び映像表示方法に関する。
デジタル放送では、映像データの符号化方式としてMPEG2(Moving Picture Experts Group)方式が採用されている。MPEG2方式の符号化では、映像データが、Iピクチャ、Pピクチャ及びBピクチャの3種類のデータに分割され、これらのデータは、GOP(Group Of Picture)という単位でグループ化されている。
このMPEG2方式では、Iピクチャは、それ自体で全ての情報を含んでいるので、単体で復号することができるが、Pピクチャ及びBピクチャは、差分情報のみであるため、予測画像がなければ復号することができない。
従って、デジタル放送で選局が行われた際には、選局後のチャンネルの映像データに含まれるIピクチャの出現後に、映像データの復号が始まる。Iピクチャは、GOPの先頭に配置されており、GOPは、15フレームで構成されているので、選局後には、最大で0.5秒程度、Iピクチャの出現を待つ必要がある。このため、Iピクチャの出現待ち期間は、映像非表示期間となる。
また、符号化された映像データは、PES(Packetized Elementary Stream)パケットとしてパケット化される。PESパケットの先頭にはPESパケットヘッダが付加され、このPESパケットヘッダには、DTS(Decoding Time Stamp)及びPTS(Presentation Time Stamp)といった同期再生のための時間情報及び制御情報が記述されている。
PESパケット化された映像データの再生表示処理では、PESパケットヘッダを解析してDTS及びPTSを取得し、STC(System Time Clock:システム時刻基準値)とDTSとが一致したタイミングで、MPEG復号(デコード)が行われ、STCとPTSとが一致したタイミングで表示が行われる。
上記の再生表示処理では、タイムスタンプによる映像同期の最大遅延が0.5秒程度あるため、この期間は、映像非表示期間となる。
そこで、特許文献1に記載の映像表示装置は、デジタル放送で選局が行われた際に、選局先のチャンネルの映像データのIピクチャの出現タイミングに合わせて、選局処理を開始することで、映像非表示期間を短縮している。
特開2005−184457号公報(第1頁、図3)
特許文献1に記載された映像表示装置は、チャンネルの選択操作が行われてから、選択先のチャンネルの映像データのIピクチャが出現するまでの間は、選択される前のチャンネルの映像が表示されている。言い換えると、特許文献1に記載された映像表示装置は、チャンネルの選択操作が行われてから、選択先のチャンネルの映像を表示するまでの時間を短縮することはできない。
そこで、本発明は、チャンネルの選択操作が行われてから、選択先のチャンネルの映像が表示されるまでの時間を短縮することを目的とする。
本発明の1態様に係る映像表示装置は、
放送信号を受信し、当該放送信号を復調することでストリームを生成するチューナ部と、
前記ストリームからパケットを抽出するデマルチプレクサ部と、
システム時刻基準値を計時するシステム時刻計時部と、
前記システム時刻基準値に同期させて、前記パケットに含まれる映像データから映像信号を再生する再生部と、
前記映像信号を保存し、前記システム時刻基準値に同期させて、前記映像信号を出力するフレームバッファ部と、
前記パケットから、同期時刻を計時させるためのプログラム時刻基準参照値を取得し、当該プログラム時刻基準参照値を前記システム時刻計時部に設定し、前記システム時刻計時部に、前記同期時刻に対応するシステム時刻基準値の計時を行わせる制御部と、を備え、
前記制御部は、チャンネルが選択された際に、前記同期時刻よりも進んだ第1の時刻を計時させるための第1の値を前記システム時刻計時部に設定し、前記システム時刻計時部に、前記第1の時刻を示すシステム時刻基準値の計時を行わせること
を特徴とする。
本発明の1態様によれば、チャンネルの選択操作が行われてから、選択先のチャンネルの映像が表示されるまでの時間を短縮することができる。
実施の形態1に係る映像表示装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるデコード開始時刻テーブルを示す概略図である。 従来のチャンネル切替時の再生表示処理を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるチャンネル切替時の再生表示処理を示すフローチャートである。 (A)及び(B)は、実施の形態1における再生表示処理に基づくSTCのタイムチャートを示す模式図である。 (A)〜(D)は、実施の形態1における再生表示処理に基づくピクチャの表示タイミングを示す模式図である。 実施の形態2に係る映像表示装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2における表示開始時刻テーブルを示す概略図である。 実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理を示すフローチャートである。 (A)〜(C)は、実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理に基づくSTCのタイムチャートを示す模式図である。 (A)〜(D)は、実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理に基づくピクチャの表示タイミングを示す模式図である。 実施の形態3に係る映像表示装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態3におけるデコード開始時刻情報更新処理を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る映像表示装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態4における表示開始時刻情報更新処理を示すフローチャートである。 実施の形態5に係る映像表示装置の構成を概略的に示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る映像表示装置100の構成を概略的に示すブロック図である。映像表示装置100は、入力端子101と、チューナ部102と、デマルチプレクサ部103と、システム時刻計時部104と、再生部105と、フレームバッファ部109と、出力端子110と、記憶部111と、制御部114とを備える。
入力端子101は、図示されていないアンテナより、放送局から送信される放送信号の入力を受け付ける。
チューナ部102は、入力端子101から得られる放送信号を復調し、TS(Transport Stream:トランスポートストリーム)を生成する。チューナ部102は、生成されたTSをデマルチプレクサ部103に与える。
デマルチプレクサ部103は、TSから必要なパケットを分離する。例えば、デマルチプレクサ部103は、TSから分離された映像データパケットを再生部105に与え、TSから分離された番組情報を制御部114に与える。
システム時刻計時部104は、TSに含まれるPCR(Program Clock Reference:プログラム時刻基準参照値)、又は、PESに含まれるSCR(System Clock Reference:システム時刻基準参照値)を用いて、同期時刻を示すSTCを計時する。また、システム時刻計時部104は、制御部114の指示に応じて、同期時刻よりも進んだ時刻を示すSTCを計時する。
再生部105は、デマルチプレクサ部103から与えられた映像データパケットから映像信号を再生する。例えば、再生部105は、PES処理部106と、デコードバッファ部107と、デコード部108とを備える。
PES処理部106は、デマルチプレクサ部103から与えられた映像データパケットにPESパケットヘッダが格納されている場合には、このPESパケットヘッダを解析して、DTS及びPTSを取得する。PES処理部106は、取得されたDTS及びPTSを制御部114に与える。また、PES処理部106は、デマルチプレクサ部103から与えられた映像データパケットに格納されている映像データをデコードバッファ部107に一時的に保存させる。
デコードバッファ部107は、PES処理部106より与えられた映像データを保存する。そして、デコードバッファ部107は、制御部114からの指示に応じて、保存されている映像データをデコード部108に与える。
デコード部108は、デコードバッファ部107に保存された、MPEG方式で符号化された映像データをMPEG復号(デコード)して、映像信号を生成する。デコード部108は、生成された映像信号をフレームバッファ部109に一時的に保存させる。
フレームバッファ部109は、デコード部108より与えられた映像信号を保存する。そして、フレームバッファ部109は、制御部114からの指示に応じて、保存されている映像信号を出力端子110に与える。
出力端子110は、フレームバッファ部109より与えられた映像信号を、図示されていない表示装置に出力する。
記憶部111は、例えば、不揮発性メモリであるフラッシュROM112と、揮発性メモリであるRAM113とを備える。フラッシュROM112は、デコード開始時刻情報DSTDを記憶する。
デコード開始時刻情報DSTDは、チャンネル毎に、システム時刻計時部104で計時される時刻を早めるためのデコード開始カウントアップ値を示す情報である。例えば、デコード開始時刻情報DSTDは、図2に示されたデコード開始時刻テーブルDSTTのようなテーブル形式の情報である。
デコード開始時刻テーブルDSTTは、サービスID欄DSTT1と、デコード開始カウントアップ値欄DSTT2とを有する。
サービスID欄DSTT1は、チャンネルを識別するための識別情報であるサービスIDを格納する。
デコード開始カウントアップ値欄DSTT2は、サービスID欄DSTT1で識別されるチャンネルのPCRに加算するデコード開始カウントアップ値を格納する。なお、デコード開始カウントアップ値については、予め定められた値が格納されていればよい。例えば、デコード開始カウントアップ値は、映像データがデコードバッファ部107に格納されてから、デコード開始カウントアップ値が加算されていない通常のSTC(同期時刻を示すSTC)がDTSに一致するまでの、デコード待ち期間よりも短い期間に対応する値となるようにすればよい。
また、図示されてはいないが、フラッシュROM112は、制御部114での処理を行うためのアプリケーションプログラムを記憶する。そして、制御部114は、フラッシュROM112に記憶されたデコード開始時刻情報DSTD及びアプリケーションプログラムを、RAM110に読み出し、処理を行う。
制御部114は、映像表示装置100での処理を制御する。制御部114は、再生制御部115と、デコード開始時刻変換部116と、正規時刻設定部117とを備える。
再生制御部115は、チューナ部102、デマルチプレクサ部103、システム時刻計時部104、再生部105及びフレームバッファ部109を制御して、放送局から送信される放送信号から映像を再生する処理を制御する。例えば、再生制御部115は、デマルチプレクサ部103でPCRが抽出されると、抽出されたPCRをシステム時刻計時部104に設定するとともに、映像信号生成処理及び表示処理を制御する。なお、映像信号生成処理及び表示処理については、図3を用いて説明する。また、再生制御部115は、図示されていない、リモコン等の入力部がチャンネルの選択を受け付けると、当該入力部より選択されたチャンネルを識別することのできる情報を受け取り、必要な処理を行う。
デコード開始時刻変換部116は、チャンネル選択時に、デマルチプレクサ部103でPCRが抽出されたタイミングで、システム時刻計時部104で計時されるSTCが同期時刻よりも進んだ第1の時刻を示すように、システム時刻計時部104で計時されるSTCを変更する処理を行う。例えば、デコード開始時刻変換部116は、チャンネル選択時に、デマルチプレクサ部103でPCRが抽出されたタイミングで、デコード開始時刻テーブルDSTTを参照して選択先のチャンネルのサービスIDに対応するデコード開始カウントアップ値を取得し、抽出されたPCRに取得されたデコード開始カウントアップ値を加算した値(第1の値)をシステム時刻計時部104に設定する。
正規時刻設定部117は、チャンネル選択時に、出力端子110に選択先のチャンネルの映像信号が出力されたタイミングで、デコード開始時刻変換部116により第1の時刻を示すようにされたSTCが同期時刻を示すように、システム時刻計時部104で計時されるSTCを戻す処理を行う。例えば、正規時刻設定部117は、チャンネル選択時に、出力端子110に選択先のチャンネルの映像信号が出力されたタイミングで、システム時刻計時部104から現在のSTCを取得して、前回システム時刻計時部104に設定されたSTC(PCRにデコード開始カウントアップ値を加算した値)からの経過時間を示す時刻カウントアップ値を算出する。そして、正規時刻設定部117は、算出された時刻カウントアップ値をデマルチプレクサ部103で抽出されたPCRに加算して正規時刻の値を算出し、算出された正規時刻の値をシステム時刻計時部104に設定する。
次に、チャンネルが選択された際、特に、チャンネルが切り替えられた際に、映像表示装置100が行う再生表示処理について説明する。
まず、デコード開始時刻変換部116及び正規時刻設定部117を用いない、従来のチャンネル切替時の再生表示処理について図3を用いて説明する。図3は、従来のチャンネル切替時の再生表示処理を示すフローチャートである。
まず、チャンネルの切り替えが発生すると、再生制御部115は、チューナ部102を制御し、切替先のチャンネルの放送信号を受信させる。切替先のチャンネルの放送信号はチューナ部102で復調されて、その放送信号から生成されたTSがデマルチプレクサ部103に与えられる。そして、デマルチプレクサ部103で映像データパケット及び音声データパケットと共にPCRパケットが抽出され、再生制御部115は、PCRを取得する(S10)。ステップS10で取得されたPCRの値を「TA0」とする。
次に、再生制御部115が、取得されたPCR(TA0)をシステム時刻計時部104に設定すると、システム時刻計時部104は、STCの計時を開始する(S11)。
次に、再生部105に映像データパケットが入力されると(ステップS12でYes)、PES処理部106は、映像データパケットにPESヘッダが格納されているか否かを判断する(S13)。そして、PES処理部106は、PESヘッダが格納されている場合(ステップS13でYes)には、ステップS14の処理に進み、PESヘッダが格納されていない場合(ステップS13でNo)には、ステップS15の処理に進む。
ステップS14では、再生制御部115は、映像データパケットのPESパケットヘッダを解析してDTS、PTS及びその他の制御情報を取得する。ステップS14で取得されたDTSの値を「TB0」とし、PTSの値を「TC0」とする。
ステップS15では、PES処理部106は、映像データパケットに格納されている映像データをデコードバッファ部107に一時的に保存させる。
次に、再生制御部115は、PESパケットヘッダを解析して得られる情報に基づいて、デコードバッファ部107に保存された映像データにデコード可能なピクチャが存在するか否かを判断する(S16)。そして、再生制御部115は、デコード可能なピクチャが存在する場合(ステップS16でYes)には、ステップS17の処理に進み、デコード可能なピクチャが存在しない場合(ステップS16でNo)には、ステップS12の処理に戻る。例えば、再生制御部115は、デコードバッファ部107にIピクチャが保存された場合、それ自体でデコードできるため、デコード可能なピクチャが存在すると判断する。一方、再生制御部115は、デコードバッファ部107にPピクチャ及びBピクチャが保存された場合、それ自体ではデコードできないため、デコードするために必要な他のピクチャが保存されているか否かに基づいて、デコード可能なピクチャが存在するか否かを判断する。そして、再生制御部115は、デコードするために必要な他のピクチャが保存されている場合は、デコード可能なピクチャが存在すると判断し、デコードするために必要な他のピクチャが保存されていない場合は、デコード可能なピクチャが存在しないと判断する。
ステップS17では、再生制御部115は、システム時刻計時部104から現在のSTCを取得する。ステップS17で取得されたSTCの値を「TD0」とする。
次に、再生制御部115は、ステップS17で取得されたSTC(TD0)と、ステップS14で取得されたDTS(TB0)とが一致するか否かを判断する(S18)。そして、再生制御部115は、これらが一致する場合(ステップS18でYes)には、ステップS19の処理に進み、これらが一致しない場合(ステップS18でNo)には、ステップS17の処理に戻る。
ステップS19では、再生制御部115は、デコードバッファ部107から、デコードする映像データをデコード部108に出力させ、この映像データをデコード部108にデコードさせる。
そして、デコード部108は、映像データをデコードすることにより生成された映像信号をフレームバッファ部109に一時的に保存させる(S20)。
再生制御部115は、フレームバッファ部109に映像信号が保存されると、システム時刻計時部104から現在のSTCを取得する(S21)。ステップS21で取得されたSTCの値を「TE0」とする。
次に、再生制御部115は、ステップS21で取得されたSTC(TE0)とステップS14で取得されたPTS(TC0)とが一致するか否かを判断する(S22)。そして、再生制御部115は、これらが一致する場合(ステップS22でYes)には、ステップS23の処理に進み、これらが一致しない場合(ステップS22でNo)には、ステップS21の処理に戻る。
ステップS23では、再生制御部115は、フレームバッファ部109から映像信号を出力端子110に出力し、出力端子110に接続されている、図示されていない表示装置に映像を表示させる。
以下では、図3におけるステップS12からステップS20までの処理を映像信号生成処理とし、ステップS21からステップS23までの処理を表示処理とする。そして、これらの映像信号生成処理及び表示処理が繰り返されることで、映像が連続的に表示される。
次に、デコード開始時刻変換部116と正規時刻設定部117とを用いた、実施の形態1におけるチャンネル切替時の再生表示処理について図4を用いて説明する。図4は、実施の形態1におけるチャンネル切替時の再生表示処理を示すフローチャートである。
まず、チャンネルの切り替えが発生すると、再生制御部115は、チューナ部102を制御し、切替先のチャンネルの放送信号を受信させる。切替先のチャンネルの放送信号はチューナ部102で復調されて、その放送信号から生成されたTSがデマルチプレクサ部103に与えられる。そして、デマルチプレクサ部103で映像データパケット及び音声データパケットと共にPCRパケットが抽出され、再生制御部115は、PCRを取得する(S30)。ステップS30で取得されたPCRの値を「TA1」とする。また、再生制御部115は、取得されたPCR(TA1)をデコード開始時刻変換部116に与える。
デコード開始時刻変換部116は、PCR(TA1)を取得すると、記憶部111に記憶されているデコード開始時刻テーブルDSTTを参照して、切替先のチャンネルのサービスIDに対応するデコード開始カウントアップ値を取得する(S31)。ここでは、例えば、図2に示されたサービスID欄DSTT1に格納された「0x101」に対応する、デコード開始カウントアップ値「X1」が取得されるものとする。
次に、デコード開始時刻変換部116は、ステップS30で取得されたPCR(TA1)に、ステップS31で取得されたデコード開始カウントアップ値(X1)を加算した第1の値をシステム時刻計時部104に設定する(S32)。なお、ここでの第1の値を「TB1」とする。システム時刻計時部104は、設定された第1の値(TB1)に基づいて、STCの計時を開始する。
次に、再生制御部115は、映像信号生成処理及び表示処理を制御する(S33)。ステップS33における映像信号生成処理は、図3のステップS12からステップS20に示す映像信号生成処理と同様の処理であり、ステップS33における表示処理は、図3のステップS21からステップS23に示す表示処理と同様の処理である。
次に、正規時刻設定部117は、ステップS33で映像信号生成処理及び表示処理が制御されると、切替先のチャンネルにおける最初のピクチャに対応する映像が表示されたか否かを判断する(S34)。例えば、正規時刻設定部117は、フレームバッファ部109から、切替先のチャンネルにおける最初のピクチャに対応する映像信号が出力された場合には、切替先のチャンネルにおける最初のピクチャに対応する映像が表示されたものと判断する。そして、正規時刻設定部117は、このような映像が表示された場合(S34でYes)には、ステップS35の処理に進む。
ステップS35では、正規時刻設定部117は、システム時刻計時部104から現在のSTCを現在時刻値として取得する。ここで取得されたSTCの値を「TC1」とする。
そして、正規時刻設定部117は、ステップS32でシステム時刻計時部104に設定された値(TB1)から現在時刻値までの経過時間を示す時刻カウントアップ値(TD1)を算出する(S36)。例えば、時刻カウントアップ値(TD1)は、ステップS35で取得されたSTC(TC1)から、ステップS32で設定された第1の値(TB1)を減算することで算出される。
次に、正規時刻設定部117は、ステップS30で取得されたPCR(TA1)に、ステップS37で算出された時刻カウントアップ値(TD1)を加算することで、正規時刻の値を算出する(S37)。ここで算出された正規時刻の値を「TE1」とする。
そして、正規時刻設定部117は、ステップS37で算出された正規時刻の値(TE1)をシステム時刻計時部104に設定する(S38)。
以上のステップS30〜S38が行われた後は、再生制御部115は、図3に示された映像信号生成処理(ステップS12〜S20)及び表示処理(ステップS21〜S23)を繰り返すことで、切替先のチャンネルの映像を連続して表示させることができる。
図5は、実施の形態1におけるチャンネル切替時の再生表示処理に基づくSTCのタイムチャートを示す模式図である。図5(A)は、デコード開始カウントアップ値が加算されない、同期時刻を示すSTCのタイムチャートを示し、図5(B)は、デコード開始カウントアップ値が加算された、第1の時刻を示すSTCのタイムチャートを示す。
図5(A)に示された同期時刻を示すSTCのタイムチャートでは、図4のステップS30でPCRが取得されると、「TA1」からSTCの計時が開始されるが、図5(B)に示された第1の時刻を示すSTCのタイムチャートでは、図4のステップS30でPCRが取得されると、「TA1」にデコード開始時刻カウントアップ値「X1」が加算された第1の値「TB1」からSTCの計時が開始される。
また、図5(B)に示すように、実施の形態1におけるチャンネル切替時の再生表示処理では、チャンネル切替後の最初のピクチャに対応する映像信号が出力された後に、図4のステップS35で現在のSTC「TC1」が取得されると、「TB1」から「TC1」までの時刻カウントアップ値「TD1」が算出されて、図4のステップS30で取得された「TA1」にこの「TD1」を加算した正規時刻の値「TE1」が算出される。そして、図5(A)に示すように、実施の形態1におけるチャンネル切替時の再生表示処理では、システム時刻計時部104は、正規時刻の値「TE1」から計時を行うことで、同期時刻を示すSTCに復帰する。
従って、PCRが取得されてから最初のピクチャに対応する映像信号が出力されるまでの時間は、図3に示された従来のチャンネル切替時の再生表示処理では、図5(A)に示された「TA1」から「TC1」までの時間となり、図4に示された実施の形態1におけるチャンネル切替時の再生表示処理では、図5(B)に示された「TB1」から「TC1」までの時間「TD1」となる。つまり、実施の形態1におけるチャンネル切替時の再生表示処理では、デコード開始カウントアップ値として加算した「X1」の時間だけ表示するまでの時間を短縮することができる。
さらに、実施の形態1におけるチャンネル切替時の再生表示処理では、最初のピクチャに対応する映像信号を出力した後には、STCを正規時刻の値「TE1」に戻し、同期時刻が計時されるため、システムの安定動作を確保することができる。
次に、上述した実施の形態1におけるチャンネル切替時の再生表示処理に基づくピクチャの表示タイミングについて図6を用いて説明する。図6は、実施の形態1におけるチャンネル切替時の再生表示処理に基づくピクチャの表示タイミングを示す模式図である。図6において、「I」はIピクチャを、「B」はBピクチャを、「P」はPピクチャを示す。また、「I」、「B」及び「P」に付加されている数字は、それぞれのピクチャの表示順序を示す。
図6(A)は、元画のピクチャ順を示し、図6(B)は、映像表示装置100に入力される送受信ストリームにおけるピクチャ順を示し、図6(C)は、図3に示された従来のチャンネル切替時の再生表示処理に基づくピクチャの表示タイミングを示し、図6(D)は、図4に示された実施の形態1におけるチャンネル切替時の再生表示処理に基づくピクチャの表示タイミングを示す。
ここで、映像表示装置100は、図6(B)の破線で示す「I0」、「P0」を受信できず、「B0」以降の送受信ストリームを受信したとする。このような場合には、映像表示装置100は、「B0」、「B1」、「B2」及び「B3」をデコードできないため、「I1」が最初にデコード可能なピクチャとなる。
そして、図3に示された従来のチャンネル切替時の再生表示処理では、ピクチャ「I1」がデコードバッファ部107に時刻「T0」において蓄積され、STCとPTSが一致する時刻「T2」に、ピクチャ「I1」が表示される。一方、図4に示された実施の形態1におけるチャンネル切替時の再生表示処理では、時刻「T2」より、PCRに加算されたデコード開始カウントアップ値「X1」時間だけ早い時刻「T1」に、ピクチャ「I1」が表示される。
以上のように、実施の形態1に係る映像表示装置100は、選局処理をする際に、取得されたPCRにデコード開始カウントアップ値を加算した第1の値でSTCの計時を開始するため、ピクチャのデコード開始時刻及び表示開始時刻を早めることができる。従って、実施の形態1に係る映像表示装置100は、ユーザの選局操作があってから選局先のチャンネルの映像を表示するまでの時間を短縮することができる。
さらに、実施の形態1に係る映像表示装置100は、切替先のチャンネルの最初のピクチャを表示した後は、ピクチャを表示した時点の正規時刻の値を算出し、STCを正規時刻の値に戻し、同期時刻を計時するようにしたため、システムの安定動作を確保することができる。
また、実施の形態1において、図4のステップS37では、ステップS30で取得されたPCR(TA1)に時刻カウントアップ値(TD1)を加算することで正規時刻の値を算出しているが、例えば、ステップS35で取得されたSTC(TC1)から、ステップS31で取得されたデコード開始カウントアップ値(X1)を減算することで、正規時刻の値を算出してもよい。
実施の形態1では、デコード開始時刻情報テーブルから、選局先のチャンネルに対応するデコート開始カウントアップ値を取得して(図4のステップS31)、PCRに取得されたデコート開始カウントアップ値を加算することで第1の値を算出している(図4のステップS32)が、例えば、デコード開始時刻変換部116が、一律にPCRに所定の値を加算するようにしてもよい。このような場合には、一律にPCRに加算する値を記憶部111に記憶させておく。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係る映像表示装置200の構成を概略的に示すブロック図である。映像表示装置200は、入力端子101と、チューナ部102と、デマルチプレクサ部103と、システム時刻計時部104と、再生部105と、フレームバッファ部109と、出力端子110と、記憶部211と、制御部214とを備える。実施の形態2に係る映像表示装置200は、記憶部211及び制御部214において、実施の形態1に係る映像表示装置100と異なっている。
記憶部211のフラッシュROM212は、実施の形態1と同様に、デコード開始時刻情報DSTDを記憶する。また、フラッシュROM212は、実施の形態1とは異なり、表示開始時刻情報PSTDをさらに記憶する。
表示開始時刻情報PSTDは、チャンネル毎に、システム時刻計時部104で計時される時刻を早めるための表示開始カウントアップ値を示す情報である。例えば、表示開始時刻情報PSTDは、図8に示す表示開始時刻テーブルPSTTのようなテーブル形式の情報である。
表示開始時刻テーブルPSTTは、サービスID欄PSTT1と、表示開始カウントアップ値欄PSTT2とを有する。
サービスID欄PSTT1は、チャンネルを識別するための識別情報であるサービスIDを格納する。
表示開始カウントアップ値欄PSTT2は、サービスID欄PSTT1で識別されるチャンネルのSTCに加算する表示開始カウントアップ値を格納する。なお、表示開始カウントアップ値については、予め定められた値が格納されていればよい。例えば、表示開始カウントアップ値は、映像信号がフレームバッファ部109に格納されてから、表示開始カウントアップ値が加算されていない同期時刻を示すSTCがPTSと一致するまでの出力待ち期間よりも短い期間に対応する値となるようにすればよい。また、制御部114は、フラッシュROM212に記憶された表示開始時刻テーブルPSTTをRAM110に読み出し、処理を行う。
制御部214は、映像表示装置200での処理を制御する。制御部214は、再生制御部115と、デコード開始時刻変換部116と、正規時刻設定部217と、表示開始時刻変換部218とを備える。実施の形態2における制御部214は、正規時刻設定部217での処理の点及び表示開始時刻変換部218がさらに設けられている点において、実施の形態1における制御部114と異なっている。
表示開始時刻変換部218は、チャンネル選択時に、再生部105からフレームバッファ部109に選択先のチャンネルの映像信号が出力されたタイミングで、システム時刻計時部104で計時されるSTCが、デコード開始時刻変換部116により進められた第1の時刻よりも進んだ第2の時刻を示すように、システム時刻計時部104で計時されるSTCを変更する処理を行う。例えば、表示開始時刻変換部218は、チャンネル選択時に、再生部105からフレームバッファ部109に選択先のチャンネルの映像信号が出力されたタイミングで、システム時刻計時部104から現在のSTCを取得するとともに、表示開始時刻テーブルPSTTを参照して、選択先のサービスIDに対応する表示開始カウントアップ値を取得し、取得されたSTCに取得された表示開始カウントアップ値を加算した値(第2の値)をシステム時刻計時部104に設定する。
正規時刻設定部217は、チャンネル選択時に、出力端子110に選択先のチャンネルの映像信号が出力されたタイミングで、デコード開始時刻変換部116及び表示開始時刻変換部218により第2の時刻を示すようにされたSTCが同期時刻を示すように、システム時刻計時部104で計時されるSTCを戻す処理を行う。例えば、正規時刻設定部217は、チャンネル選択時に、再生部105からフレームバッファ部109に選択先のチャンネルの映像信号が出力されたタイミングで、システム時刻計時部104から現在のSTCを第1の現在時刻値として取得して、前回システム時刻計時部104に設定されたSTC(PCRにデコード開始カウントアップ値を加算した値)から第1の現在時刻値までの経過時間を示す第1時刻カウントアップ値を算出する。また、正規時刻設定部217は、チャンネル選択時に、フレームバッファ部109から出力端子110に選択先のチャンネルの映像信号が出力されたタイミングで、システム時刻計時部104から現在のSTCを第2の現在時刻値として取得して、前回システム時刻計時部104に設定されたSTC(STCに表示開始カウントアップ値を加算した値)から第2の現在時刻値までの経過時間を示す第2時刻カウントアップ値を算出する。さらに、正規時刻設定部217は、デマルチプレクサ部103で抽出されたPCRに、算出された第1時刻カウントアップ値及び第2時刻カウントアップ値を加算して正規時刻の値を算出し、算出された正規時刻の値をシステム時刻計時部104に設定する。
次に、実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理について図9を用いて説明する。図9は、実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理を示すフローチャートである。
まず、チャンネルの切り替えが発生すると、再生制御部115は、チューナ部102を制御し、切替先のチャンネルの放送信号を受信させる。切替先のチャンネルの放送信号はチューナ部102で復調されて、その放送信号から生成されたTSがデマルチプレクサ部103に与えられる。そして、デマルチプレクサ部103で映像データパケット及び音声データパケットと共にPCRパケットが抽出され、再生制御部115は、PCRを取得する(S40)。ステップS40で取得されたPCRの値を「TA2」とする。また、再生制御部115は、取得されたPCR(TA2)をデコード開始時刻変換部116に与える。
デコード開始時刻変換部116は、PCR(TA2)を取得すると、記憶部211に記憶されているデコード開始時刻テーブルDSTTを参照して、切替先のチャンネルのサービスIDに対応するデコード開始カウントアップ値を取得する(S41)。ここでは、例えば、図2に示されたサービスID欄DSTT1に格納された「0x200」に対応する、デコード開始カウントアップ値「X2」が取得されるものとする。
次に、デコード開始時刻変換部116は、ステップS40で取得されたPCR(TA2)に、ステップS41で取得されたデコード開始カウントアップ値(X2)を加算した第1の値をシステム時刻計時部104に設定する(S42)。なお、ステップS42での第1の値を「TB2」とする。システム時刻計時部104は、設定された第1の値(TB2)に基づいて、STCの計時を開始する。
次に、再生制御部115は、映像信号生成処理を制御する(S43)。ステップS43における映像信号生成処理は、図3のステップS12からステップS20に示す映像信号生成処理と同様の処理である。
次に、正規時刻設定部217は、ステップS43で映像信号生成処理が制御されると、切替先のチャンネルにおける最初のピクチャに対応する映像データがデコードされたか否かを判断する(S44)。例えば、正規時刻設定部217は、デコード部108から、切替先のチャンネルにおける最初のピクチャに対応する映像信号が出力された場合には、切替先のチャンネルにおける最初のピクチャに対応する映像データがデコードされたものと判断する。そして、正規時刻設定部217は、このような映像データがデコードされた場合(S44でYes)には、ステップS45の処理に進む。
ステップS45では、正規時刻設定部217は、システム時刻計時部104から現在のSTCを第1の現在時刻値として取得する。ここで取得されたSTCの値を「TC2」とする。
そして、正規時刻設定部217は、ステップS42でシステム時刻計時部104に設定された第1の値(TB2)から第1の現在時刻値までの経過時間を示す第1時刻カウントアップ値(TD2)を算出する(S46)。例えば、第1時刻カウントアップ値(TD2)は、ステップS45で取得されたSTC(TC2)から、ステップS42で設定された第1の値(TB2)を減算することで算出される。
次に、表示開始時刻変換部218は、記憶部211に記憶されている表示開始時刻テーブルPSTTを参照して、切替先のサービスIDに対応する表示開始カウントアップ値を取得する(S47)。ここでは、例えば、図8に示されたサービスID欄PSTT1に格納された「0x200」に対応する、表示開始カウントアップ値「Y2」が取得されるものとする。
次に、表示開始時刻変換部218は、ステップS45で取得されたSTC(TC2)に、ステップS47で取得された表示開始カウントアップ値(Y2)を加算した第2の値をシステム時刻計時部104に設定する(S48)。なお、ここでの第2の値を「TE2」とする。システム時刻計時部104は、設定された第2の値(TE2)に基づいて、STCの計時を開始する。
次に、再生制御部115は、表示処理を制御する(S49)。ステップS49における表示処理は、図3のステップ21からステップS23に示す表示処理と同様の処理である。
次に、正規時刻設定部217は、ステップS49で表示処理が制御されると、切替先のチャンネルにおける最初のピクチャに対応する映像が表示されたか否かを判断する(S50)。例えば、正規時刻設定部217は、フレームバッファ部109から、切替先のチャンネルにおける最初のピクチャに対応する映像信号が出力された場合には、切替先のチャンネルにおける最初のピクチャに対応する映像が表示されたものと判断する。そして、正規時刻設定部217は、このような映像が表示された場合(S50でYes)には、ステップS51の処理に進む。
ステップS51では、正規時刻設定部217は、システム時刻計時部104から現在のSTCを第2の現在時刻値として取得する。ここで取得されたSTCの値を「TF2」とする。
そして、正規時刻設定部217は、ステップS48でシステム時刻計時部104に設定された値(TE2)から第2の現在時刻値までの経過時間を示す第2時刻カウントアップ値(TG2)を算出する(S52)。例えば、第2時刻カウントアップ値(TG2)は、ステップS51で取得されたSTC(TF2)から、ステップS48で設定された第2の値(TE2)を減算することで算出される。
次に、正規時刻設定部217は、ステップS40で取得されたPCR(TA2)に、ステップS46で算出された第1時刻カウントアップ値(TD2)及びステップS52で算出された第2時刻カウントアップ値(TG2)を加算することで、正規時刻の値を算出する(S53)。ここで算出された正規時刻の値を「TH2」とする。
そして、正規時刻設定部117は、ステップS53で算出された正規時刻の値(TH2)をシステム時刻計時部104に設定する(S54)。
以上のステップS40〜S54が行われた後は、再生制御部115は、図3に示された映像信号生成処理(ステップS12〜S20)及び表示処理(ステップS21〜S23)を繰り返すことで、切替先のチャンネルの映像を表示させることができる。
図10は、実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理に基づくSTCのタイムチャートを示す模式図である。図10(A)は、デコード開始カウントアップ値及び表示開始カウントアップ値が加算されない、同期時刻を示すSTCのタイムチャートを示し、図10(B)は、デコード開始カウントアップ値が加算された、第1の時刻を示すSTCのタイムチャートを示し、図10(C)は、デコード開始カウントアップ値及び表示開始カウントアップ値が加算された、第2の時刻を示すSTCのタイムチャートを示す。
図10(A)に示された同期時刻を示すSTCのタイムチャートでは、図9のステップS40でPCRが取得されると、「TA2」からSTCの計時が開始されるが、図10(B)に示された第1の時刻を示すSTCのタイムチャートでは、図9のステップS40でPCRが取得されると、「TA2」にデコード開始時刻カウントアップ値「X2」が加算された第1の値「TB2」からSTCの計時が開始される。
そして、図10(B)に示すように、実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理では、切替後の最初のピクチャに対応する映像データがデコードされた後に、図9のステップS45で現在のSTC「TC2」が取得されると、「TB2」から「TC2」までの第1時刻カウントアップ値「TD2」が算出される。
また、図10(C)に示された第2の時刻を示すSTCのタイムチャートでは、図9のステップS45で現在のSTCが取得されると、「TC2」に表示開始時刻カウントアップ値「Y2」が加算された第2の値「TE2」からSTCの計時が開始される。
また、図10(C)に示すように、実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理では、チャンネル切替後の最初のピクチャに対応する映像信号が出力された後に、図9のステップS51で現在のSTC「TF2」が取得されると、「TE2」から「TF2」までの第2時刻カウントアップ値「TG2」が算出されて、図9のステップS40で取得された「TA2」に、第1時刻カウントアップ値「TD2」及び第2時刻カウントアップ値「TG2」を加算した正規時刻の値「TE1」が算出される。そして、図10(C)に示すように、実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理では、システム時刻計時部104は、算出された正規時刻の値「TE1」から計時を開始することで、同期時刻を示すSTCに復帰する。
従って、PCRが取得されてから最初のピクチャに対応する映像信号が出力されるまでの時間は、図3に示された従来のチャンネル切替時の再生表示処理では、図5(A)に示された「TA2」から「TF2」までの時間となり、図9に示された実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理では、図10(B)に示された「TB2」から「TC2」までの時間「TD2」と、図10(C)に示された「TE2」から「TF2」までの時間「TG2」とを加算した時間となる。つまり、実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理では、デコード開始カウントアップ値「X2」及び表示開始カウントアップ値「Y2」を加算した時間だけ表示するまでの時間を短縮することができる。
さらに、実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理では、最初のピクチャに対応する映像信号を出力した後には、STCを正規時刻の値「TH2」に戻し、同期時刻を計時するようにしているため、システムの安定動作を確保することができる。
次に、上述した実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理に基づくピクチャの表示タイミングについて、図11を用いて説明する。図11は、実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理に基づくピクチャの表示タイミングを示す模式図である。図11において、「I」はIピクチャを、「B」はBピクチャを、「P」はPピクチャを示す。また、「I」、「B」及び「P」に付加されている数字は、それぞれのピクチャの表示順序を示す。
図11(A)は、元画のピクチャ順を示し、図11(B)は、映像表示装置200に入力される送受信ストリームにおけるピクチャ順を示し、図11(C)は、図3に示された従来のチャンネル切替時の再生表示処理に基づくピクチャの表示タイミングを示し、図11(D)は、図9に示された実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理に基づくピクチャの表示タイミングを示す。
ここで、映像表示装置200は、図11(B)の破線で示す「I0」、「P0」を受信できず、「B0」以降の送受信ストリームを受信したとする。このような場合には、映像表示装置200は、「B0」、「B1」、「B2」及び「B3」をデコードできないため、「I1」が最初にデコード可能なピクチャとなる。
そして、図9に示された従来のチャンネル切替時の再生表示処理では、ピクチャ「I1」がデコードバッファ部107に時刻「T0」に蓄積され、STCとPTSが一致する時刻「T3」に、ピクチャ「I1」が表示される。一方、図9に示された実施の形態2におけるチャンネル切替時の再生表示処理では、時刻「T3」より、デコード開始カウントアップ値「X1」及び表示開始カウントアップ値「Y1」を加算した時間だけ早い時刻「T1」に、ピクチャ「I1」が表示される。
以上のように、実施の形態2に係る映像表示装置200は、選局処理をする際、取得されたPCRにデコード開始カウントアップ値及び表示開始カウントアップ値を加算した値でSTCの計時を開始するため、ピクチャのデコード開始時刻及び表示開始時刻を早めることができ、ユーザの選局操作があってから選局先のチャンネルの映像を表示するまでの時間を短縮することができる。さらに、実施の形態2に係る映像表示装置200は、最初のピクチャに対応する映像を表示した後は、正規時刻の値を算出し、STCを正規時刻の値に戻すことで、システムの安定動作を確保することができる。
また、実施の形態2において、図9のステップS53では、ステップS40で取得されたPCR(TA2)に、第1時刻カウントアップ値(TD2)及び第2時刻カウントアップ値(TG2)を加算することで正規時刻の値を算出しているが、例えば、ステップS51で取得されたSTC(TF2)から、ステップS41で取得されたデコード開始カウントアップ値(X2)及びステップS47で取得された表示開始カウントアップ値(Y2)を減算することで、正規時刻の値を算出してもよい。
実施の形態2では、表示開始時刻情報テーブルから、選局先のチャンネルに対応する表示開始カウントアップ値を取得して(図9のステップS47)、STCに取得された表示開始カウントアップ値を加算することで第2の値を算出している(図9のステップS48)が、例えば、表示開始時刻変換部218が、一律にSTCに所定の値を加算するようにしてもよい。このような場合には、一律にSTCに加算する値を記憶部211に記憶させておく。
実施の形態3.
図12は、実施の形態3に係る映像表示装置300の構成を概略的に示すブロック図である。映像表示装置300は、入力端子101と、チューナ部102と、デマルチプレクサ部103と、システム時刻計時部104と、再生部105と、フレームバッファ部109と、出力端子110と、記憶部111と、制御部314とを備える。実施の形態3に係る映像表示装置300は、制御部314において、実施の形態1に係る映像表示装置100と異なっている。
制御部314は、映像表示装置300での処理を制御する。制御部314は、再生制御部315と、デコード開始時刻変換部116と、正規時刻設定部117と、デコード開始時刻更新部319とを備える。実施の形態3における制御部314は、再生制御部315での処理の点及びデコード開始時刻更新部319がさらに設けられている点において、実施の形態1における制御部114と異なっている。
再生制御部315は、実施の形態1と同様の処理を行うほか、デコード開始時刻更新部319とともに、記憶部111に記憶されているデコード開始時刻情報DSTDを更新する処理を行う。なお、この処理については、図13を用いて説明する。
デコード開始時刻更新部319は、再生制御部315とともに、記憶部111に記憶されているデコード開始時刻情報DSTDを更新する処理を行う。
実施の形態3におけるデコード開始時刻情報更新処理について、図13を用いて説明する。図13は、実施の形態3におけるデコード開始時刻情報更新処理を示すフローチャートである。
まず、チャンネルの切り替えが発生すると、再生制御部315は、チューナ部102を制御し、切替先のチャンネルの放送信号を受信させる。切替先のチャンネルの放送信号はチューナ部102で復調されて、その放送信号から生成されたTSがデマルチプレクサ部103に与えられる。そして、デマルチプレクサ部103で映像データパケット及び音声データパケットと共にPCRパケットが抽出され、再生制御部315は、PCRを取得する(S60)。ステップS60で取得されたPCRの値を「TA3」とする。
次に、再生制御部315が、取得されたPCR(TA3)をシステム時刻計時部104に設定すると、システム時刻計時部104は、STCの計時を開始する(S61)。
次に、再生部105に映像データパケットが入力されると(ステップS62でYes)、PES処理部106は、映像データパケットにPESヘッダが格納されているか否かを判断する(S63)。そして、PES処理部106は、PESヘッダが格納されている場合(ステップS63でYes)には、ステップS64の処理に進み、PESヘッダが格納されていない場合(ステップS63でNo)には、ステップS65の処理に進む。
ステップS64では、再生制御部315は、映像データパケットのPESパケットヘッダを解析してDTS、PTS及びその他の制御情報を取得する。ステップS64で取得されたDTSの値を「TB3」とし、PTSの値を「TC3」とする。
ステップS65では、PES処理部106は、映像データパケットに格納されている映像データをデコードバッファ部107に一時的に保存させる。
次に、再生制御部315は、PESパケットヘッダを解析して得られる情報に基づいて、デコードバッファ部107に保存された映像データにデコード可能なピクチャが存在するか否かを判断する(S66)。そして、再生制御部315は、デコード可能なピクチャが存在する場合(ステップS66でYes)には、ステップS67の処理に進み、デコード可能なピクチャが存在しない場合(ステップS66でNo)には、ステップS62の処理に戻る。
ステップS67では、再生制御部315は、システム時刻計時部104から現在のSTCを第1の更新用現在時刻値として取得する。ステップS67で取得されたSTCの値を「TD3」とする。
次に、再生制御部315は、ステップS67で取得されたSTC(TD3)と、ステップS64で取得されたDTS(TB3)とが一致するか否かを判断する(S68)。そして、再生制御部315は、これらが一致する場合(ステップS68でYes)には、ステップS69の処理に進み、これらが一致しない場合(ステップS68でNo)には、ステップS67の処理に戻る。
ステップS69では、デコード開始時刻更新部319は、ステップS61でシステム時刻計時部104に設定されたPCR(TA3)から第1の更新用現在時刻値までの経過時間を示す第1更新用時刻カウントアップ値(TE3)を算出する。例えば、第1更新用時刻カウントアップ値(TE3)は、ステップS67で取得されたSTC(TD3)から、ステップS61で設定されたPCR(TA3)を減算することで算出される。
次に、デコード開始時刻更新部319は、ステップS69で算出された第1更新用時刻カウントアップ値(TE3)をもとに、デコード開始カウントアップ値(TF3)を決定する(S70)。例えば、デコード開始カウントアップ値(TF3)は、第1更新用時刻カウントアップ値(TE3)から、予め定められた「α」値を減算した値とする。なお、「α」値は、第1更新用時刻カウントアップ値(TE3)よりも小さくなるように、予め定めておけばよい。
次に、デコード開始時刻更新部319は、記憶部111に記憶されているデコード開始時刻テーブルDSTTにおいて、切り替え先のチャンネルに対応するサービスIDがサービスID欄DSTT1に格納されているレコードを特定し、特定されたレコードのデコード開始カウントアップ値欄DSTT2に、ステップS70で決定されたデコード開始カウントアップ値(TF3)を格納する(S71)。なお、デコード開始時刻更新部319は、記憶部111に記憶されているデコード開始時刻テーブルDSTTにおいて、切替先のチャンネルに対応するサービスIDがサービスID欄DSTT1に格納されていない場合には、デコード開始時刻テーブルDSTTに新たなレコードを作成して、作成されたレコードに、切替先のチャンネルに対応するサービスIDと、ステップS70で決定されたデコード開始カウントアップ値(TF3)とを格納する。
図13に示されたデコード開始時刻情報更新処理は、例えば、初期スキャン、再スキャン等のチャンネルスキャン動作時に実行されればよい。
また、実施の形態1及び実施の形態2におけるデコード開始時刻テーブルDSTTのデコード開始カウントアップ値は、予め上述したデコード開始時刻情報更新処理をサービスID毎に実行して決定されるようにしてもよい。このようにすることで、デコード開始時刻更新部319は、実施の形態1及び実施の形態2におけるデコード開始時刻テーブルDSTTを生成することができる。
以上のように、実施の形態3に係る映像表示装置300は、デコード開始時刻テーブルDSTTに登録されたデコード開始カウントアップ値を最新の放送信号に合わせて最適化することができるため、放送信号のTS状態が変化した場合においても、ユーザの選局操作があってから選局先のチャンネルの映像を表示するまでの時間を短縮することができる。
実施の形態4.
図14は、実施の形態4に係る映像表示装置400の構成を概略的に示すブロック図である。映像表示装置400は、入力端子101と、チューナ部102と、デマルチプレクサ部103と、システム時刻計時部104と、再生部105と、フレームバッファ部109と、出力端子110と、記憶部211と、制御部414とを備える。実施の形態4に係る映像表示装置400は、制御部414において、実施の形態2に係る映像表示装置200と異なっている。
制御部414は、映像表示装置400での処理を制御する。制御部414は、再生制御部415と、デコード開始時刻変換部116と、正規時刻設定部217と、デコード開始時刻更新部419と、表示開始時刻更新部420とを備える。実施の形態4における制御部414は、再生制御部415での処理の点、並びに、デコード開始時刻更新部419及び表示開始時刻更新部420がさらに設けられている点において、実施の形態2における制御部214と異なっている。
再生制御部415は、実施の形態2と同様の処理を行うほか、デコード開始時刻更新部419とともに、記憶部211に記憶されているデコード開始時刻情報DSTDを更新する処理を行う。また、更新制御部416は、表示開始時刻更新部420とともに、記憶部211に記憶されている表示開始時刻情報PSTDを更新する処理を行う。なお、これらの処理については、図15を用いて説明する。
デコード開始時刻更新部419は、実施の形態3におけるデコード開始時刻更新部319と同様に、再生制御部415とともに、記憶部211に記憶されているデコード開始時刻情報DSTDを更新する処理を行う。
表示開始時刻更新部420は、再生制御部415とともに、記憶部211に記憶されている表示開始時刻情報PSTDを更新する処理を行う。
次に、実施の形態4における表示開始時刻情報更新処理について図15を用いて説明する。図15は、実施の形態4における表示開始時刻情報更新処理を示すフローチャートである。
まず、チャンネルの切り替えが発生すると、再生制御部415は、チューナ部102を制御し、切替先のチャンネルの放送信号を受信させる。切替先のチャンネルの放送信号はチューナ部102で復調されて、その放送信号から生成されたTSがデマルチプレクサ部103に与えられる。そして、デマルチプレクサ部103で映像データパケット及び音声データパケットと共にPCRパケットが抽出され、再生制御部415は、PCRを取得する(S80)。ステップS80で取得されたPCRの値を「TA4」とする。
次に、再生制御部415が、取得されたPCR(TA4)をシステム時刻計時部104に設定すると、システム時刻計時部104は、STCの計時を開始する(S81)。
次に、再生部105に映像データパケットが入力されると(ステップS82でYes)、PES処理部106は、映像データパケットにPESヘッダが格納されているか否かを判断する(S83)。そして、PES処理部106は、PESヘッダが格納されている場合(ステップS83でYes)には、ステップS84の処理に進み、PESヘッダが格納されていない場合(ステップS83でNo)には、ステップS85の処理に進む。
ステップS84では、再生制御部415は、映像データパケットのPESパケットヘッダを解析してDTS、PTS及びその他の制御情報を取得する。ステップS84で取得されたDTSの値を「TB4」とし、PTSの値を「TC4」とする。
ステップS85では、PES処理部106は、映像データパケットに格納されている映像データをデコードバッファ部107に一時的に保存させる。
次に、再生制御部415は、PESパケットヘッダを解析して得られる情報に基づいて、デコードバッファ部107に保存された映像データにデコード可能なピクチャが存在するか否かを判断する(S86)。そして、再生制御部415は、デコード可能なピクチャが存在する場合(ステップS86でYes)には、ステップS87の処理に進み、デコード可能なピクチャが存在しない場合(ステップS86でNo)には、ステップS82の処理に戻る。
ステップS87では、再生制御部415は、システム時刻計時部104から現在のSTCを第1の更新用現在時刻値として取得する。ステップS87で取得されたSTCの値を「TD4」とする。
次に、再生制御部415は、ステップS87で取得されたSTC(TD4)と、ステップS84で取得されたDTS(TB4)とが一致するか否かを判断する(S88)。そして、再生制御部415は、これらが一致する場合(ステップS88でYes)には、ステップS89の処理に進み、これらが一致しない場合(ステップS88でNo)には、ステップS87の処理に戻る。
ステップS89では、デコード開始時刻更新部419は、ステップS81でシステム時刻計時部104に設定されたPCR(TA4)から第1の更新用現在時刻値までの経過時間を示す第1更新用時刻カウントアップ値(TE4)を算出する。例えば、第1更新用時刻カウントアップ値(TE4)は、ステップS87で取得されたSTC(TD4)から、ステップS81で設定されたPCR(TA4)を減算することで算出される。
次に、デコード開始時刻更新部419は、ステップS89で算出された第1更新用時刻カウントアップ値(TE4)をもとに、デコード開始カウントアップ値(TF4)を決定する(S90)。例えば、デコード開始カウントアップ値(TF4)は、更新用時刻カウントアップ値(TE4)から、予め定められた「α」値を減算した値とする。
次に、デコード開始時刻更新部419は、記憶部211に記憶されているデコード開始時刻テーブルDSTTにおいて、切り替え先のチャンネルに対応するサービスIDがサービスID欄DSTT1に格納されているレコードを特定し、特定されたレコードのデコード開始カウントアップ値欄DSTT2に、ステップS90で決定されたデコード開始カウントアップ値(TF4)を格納する(S91)。なお、デコード開始時刻更新部419は、記憶部211に記憶されているデコード開始時刻テーブルDSTTにおいて、切替先のチャンネルに対応するサービスIDがサービスID欄DSTT1に格納されていない場合には、デコード開始時刻テーブルDSTTに新たなレコードを作成して、作成されたレコードに、切替先のチャンネルに対応するサービスIDと、ステップS90で決定されたデコード開始カウントアップ値(TF4)とを格納する。
次に、再生制御部415は、デコードバッファ部107から、デコードする映像データをデコード部108に出力させ、この映像データをデコード部108にデコードさせる(S92)。
そして、デコード部108は、映像データをデコードすることにより生成した映像信号をフレームバッファ部109に一時的に保存させる(S93)。
再生制御部415は、フレームバッファ部109に映像信号が保存されると、システム時刻計時部104から現在のSTCを第2の更新用現在時刻値として取得する(S94)。ステップS94で取得されたSTCの値を「TG4」とする。
次に、再生制御部415は、ステップS94で取得されたSTC(TG4)とステップS84で取得されたPTS(TC4)とが一致するか否かを判断する(S95)。そして、再生制御部415は、これらが一致する場合(ステップS95でYes)には、ステップS96の処理に進み、これらが一致しない場合(ステップS95でNo)には、ステップS94の処理に戻る。
ステップS96では、表示開始時刻更新部420は、ステップS81でシステム時刻計時部104に設定されたPCR(TA4)から第2の更新用現在時刻値までの経過時間を示す第2更新用時刻カウントアップ値(TH4)を算出する。例えば、第2更新用時刻カウントアップ値(TH4)は、ステップS94で取得されたSTC(TG4)から、ステップS81で設定されたPCR(TA4)を減算することで算出される。
次に、表示開始時刻更新部420は、ステップS97で算出された第2更新用時刻カウントアップ値(TH4)をもとに、表示開始カウントアップ値(TJ4)を決定する(S97)。例えば、表示開始カウントアップ値(TJ4)は、第2更新用時刻カウントアップ値(TH4)から、予め定められた「β」値を減算した値とする。なお、「β」値は、第2更新用時刻カウントアップ値(TH4)よりも小さくなるように、予め定めておけばよい。
次に、表示開始時刻更新部420は、記憶部211に記憶されている表示開始時刻テーブルPSTTにおいて、切り替え先のチャンネルに対応するサービスIDがサービスID欄PSTT1に格納されているレコードを特定し、特定されたレコードの表示開始カウントアップ値欄PSTT2に、ステップS97で決定された表示開始カウントアップ値(TJ4)を格納する(S98)。なお、表示開始時刻更新部420は、記憶部211に記憶されている表示開始時刻テーブルPSTTにおいて、切替先のチャンネルに対応するサービスIDがサービスID欄PSTT1に格納されていない場合には、表示開始時刻テーブルPSTTに新たなレコードを作成して、作成されたレコードに、切替先のチャンネルに対応するサービスIDと、ステップS97で決定された表示開始カウントアップ値(TJ4)とを格納する。
上述した表示開始時刻情報更新処理は、例えば、初期スキャン、再スキャン等のチャンネルスキャン動作時に実行されればよい。
また、実施の形態2における表示開始時刻テーブルPSTTの表示開始カウントアップ値は、予め上述した表示開始時刻情報更新処理をサービスID毎に実行して決定されるようにしてもよい。このようにすることで、表示開始時刻更新部420は、実施の形態2における表示開始時刻テーブルPSTTを生成することができる。
以上のように、実施の形態4に係る映像表示装置400は、表示開始時刻テーブルPSTTに登録された表示開始カウントアップ値を最新の放送信号に合わせて最適化することができるため、放送信号のTS状態が変化した場合においても、ユーザの選局操作があってから選局先のチャンネルの映像を表示するまでの時間を短縮することができる。
実施の形態5.
図16は、実施の形態5に係る映像表示装置500の構成を概略的に示すブロック図である。映像表示装置500は、入力端子101と、チューナ部102と、デマルチプレクサ部103と、システム時刻計時部104と、再生部105と、フレームバッファ部109と、出力端子110と、記憶部211と、制御部514と、入力部530とを備える。実施の形態5に係る映像表示装置500は、制御部514での処理の点及び入力部530がさらに備えられている点において、実施の形態4に係る映像表示装置400と異なっている。
入力部530は、ユーザからの操作の入力を受け付ける。例えば、入力部530は、図示されていない表示装置の画面に表示されたGUI(Graphical User Interface)を介して、操作の入力を受け付けてもよい。
制御部514は、映像表示装置500での処理を制御する。制御部514は、再生制御部415と、デコード開始時刻変換部116と、正規時刻設定部217と、デコード開始時刻更新部419と、表示開始時刻更新部420と、高速表示モード選択部521とを備える。実施の形態5における制御部514は、高速表示モード選択部521がさらに設けられている点において、実施の形態4における制御部414と異なっている。
高速表示モード選択部521は、例えば、ユーザが、「高速表示モード1」、「高速表示モード2」又は「高速表示モード3」等を、入力部530を用いて選択すると、選択されたモードに合わせてデコード開始時刻テーブルDSTTのデコード開始カウントアップ値及び表示開始時刻テーブルPSTTの表示開始カウントアップ値を調整する。例えば、高速表示モード選択部521は、「高速表示モード1」が選択された場合は、これらのカウントアップ値を調整せず(デフォルト値のまま)、「高速表示モード2」が選択された場合は、これらのカウントアップ値をデフォルト値から一律「γ」値だけ減算し、「高速表示モード3」が選択された場合は、これらのカウントアップ値をデフォルト値から一律「σ」値だけ減算する。ここで、「γ」値及び「σ」値は、デコード開始カウントアップ値及び表示開始カウントアップ値よりも小さくなるように予め定めておけばよい。
なお、デコード開始時刻変換部116、正規時刻設定部217及び表示開始時刻変換部218は、高速表示モード選択部521で調整されたカウントアップ値を用いて、それぞれの処理を行う。
以上のように、実施の形態5に係る映像表示装置500によれば、ユーザの嗜好に合わせたピクチャの表示タイミングを提供できるため、ユーザの満足感を向上することができる。
100,200,300,400,500:映像表示装置、 101:入力端子、 102:チューナ部、 103:デマルチプレクサ部、 104:システム時刻計時部、 105:再生部、 106:PES処理部、 107:デコードバッファ部、 108:デコード部、 109:フレームバッファ部、 110:出力端子、 111,211:記憶部、 112:フラッシュROM、 113:RAM、 114,214,314,414,514:制御部、 115,315,415:再生制御部、 116:デコード開始時刻変換部、 117,217:正規時刻設定部、 218:表示開始時刻変換部、 319,419:デコード開始時刻更新部、 420:表示開始時刻更新部、 521:高速表示モード選択部、 530:入力部。

Claims (24)

  1. 放送信号を受信し、当該放送信号を復調することでストリームを生成するチューナ部と、
    前記ストリームからパケットを抽出するデマルチプレクサ部と、
    システム時刻基準値を計時するシステム時刻計時部と、
    前記システム時刻基準値に同期させて、前記パケットに含まれる映像データから映像信号を再生する再生部と、
    前記映像信号を保存し、前記システム時刻基準値に同期させて、前記映像信号を出力するフレームバッファ部と、
    前記パケットから、同期時刻を計時させるためのプログラム時刻基準参照値を取得し、当該プログラム時刻基準参照値を前記システム時刻計時部に設定し、前記システム時刻計時部に、前記同期時刻に対応するシステム時刻基準値の計時を行わせる制御部と、を備え、
    前記制御部は、チャンネルが選択された際に、前記同期時刻よりも進んだ第1の時刻を計時させるための第1の値を前記システム時刻計時部に設定し、前記システム時刻計時部に、前記第1の時刻を示すシステム時刻基準値の計時を行わせること
    を特徴とする映像表示装置。
  2. 前記制御部は、前記フレームバッファ部から前記映像信号が出力された際に、前記同期時刻に対応した正規時刻の値を算出し、当該正規時刻の値を前記システム時刻計時部に設定し、前記システム時刻計時部に、前記同期時刻に対応するシステム時刻基準値の計時を行わせること
    を特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 時刻を早めるためのデコード開始カウントアップ値を示すデコード開始時刻情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、チャンネルが選択された際に、前記パケットに含まれるプログラム時刻基準参照値を取得し、前記デコード開始カウントアップ値を前記取得されたプログラム時刻基準参照値に加算して前記第1の値を生成すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の映像表示装置。
  4. 前記制御部は、前記フレームバッファ部から前記映像信号が出力された際に、前記システム時刻計時部で計時されたシステム時刻基準値を現在時刻値として取得し、当該取得された現在時刻値から前記第1の値を減算することで算出された時刻カウントアップ値を、前記取得されたプログラム時刻基準参照値に加算することで、前記正規時刻の値を算出すること
    を特徴とする請求項3に記載の映像表示装置。
  5. 前記制御部は、前記再生部が前記映像信号を再生した際に、前記第1の時刻よりも進んだ第2の時刻を計時させるための第2の値を前記システム時刻計時部に設定し、前記システム時刻計時部に、前記第2の時刻を示すシステム時刻基準値の計時を行わせること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の映像表示装置。
  6. 時刻を早めるための表示開始カウントアップ値を示す表示開始時刻情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記再生部が前記映像信号を再生した際に、前記表示開始カウントアップ値を、前記システム時刻計時部で計時されたシステム時刻基準値に加算して前記第2の値を生成すること
    を特徴とする請求項5に記載の映像表示装置。
  7. 前記制御部は、
    チャンネルが選択された際に、前記パケットに含まれるプログラム時刻基準参照値を取得し、
    前記再生部が前記映像信号を再生した際に、前記システム時刻計時部で計時されたシステム時刻基準値を第1の現在時刻値として取得し、当該第1の現在時刻値から前記第1の値を減算することで、第1時刻カウントアップ値を算出し、
    前記フレームバッファ部から前記映像信号が出力された際に、前記システム時刻計時部で計時されたシステム時刻基準値を第2の現在時刻値として取得し、当該第2の現在時刻値から前記第2の値を減算した第2時刻カウントアップ値を算出し、
    前記取得されたプログラム時刻基準参照値に、前記第1時刻カウントアップ値及び前記第2時刻カウントアップ値を加算することで、前記正規時刻の値を算出すること
    を特徴とする請求項5又は6に記載の映像表示装置。
  8. 前記制御部は、
    チャンネルが選択された際に、前記パケットに含まれるプログラム時刻基準参照値を取得し、
    前記再生部が前記映像信号を再生した際に、前記システム時刻計時部で計時されたシステム時刻基準値を第1の更新用現在時刻値として取得し、
    前記第1の更新用現在時刻値から、前記取得されたプログラム時刻基準参照値を減算することで、第1の更新用時刻カウントアップ値を算出し、
    前記第1の更新用時刻カウントアップ値が大きくなるほど大きくなる更新用のデコード開始カウントアップ値を決定し、
    前記デコード開始カウントアップ値を、前記更新用のデコード開始カウントアップ値で更新すること
    を特徴とする請求項3又は4に記載の映像表示装置。
  9. 前記制御部は、チャンネルスキャン処理時に前記デコード開始カウントアップ値の更新を行うこと
    を特徴とする請求項8に記載の映像表示装置。
  10. 前記制御部は、
    チャンネルが選択された際に、前記パケットに含まれるプログラム時刻基準参照値を取得し、
    前記フレームバッファ部から前記映像信号が出力された際に、前記システム時刻計時部で計時されたシステム時刻基準値を第2の更新用現在時刻値として取得し、
    前記第2の更新用現在時刻値から、前記取得されたプログラム時刻基準参照値を減算することで、第2の更新用時刻カウントアップ値を算出し、
    前記第2の更新用時刻カウントアップ値が大きくなるほど大きくなる更新用の表示開始カウントアップ値を決定し、
    前記表示開始カウントアップ値を、前記更新用の表示開始カウントアップ値で更新すること
    を特徴とする請求項6に記載の映像表示装置。
  11. 前記制御部は、チャンネルスキャン処理時に前記表示開始カウントアップ値の更新を行うこと
    を特徴とする請求項10に記載の映像表示装置。
  12. 予め定められた複数の高速表示モードから、選択する高速表示モードの入力を受け付ける入力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記選択された高速表示モードに対応して、前記デコード開始カウントアップ値を変更すること
    を特徴とする請求項3、4、8及び9の何れか一項に記載の映像表示装置。
  13. 予め定められた複数の高速表示モードから、選択する高速表示モードの入力を受け付ける入力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記選択された高速表示モードに対応して、前記表示開始カウントアップ値を変更すること
    を特徴とする請求項6、10及び11の何れか一項に記載の映像表示装置。
  14. 放送信号を受信し、当該放送信号を復調することでストリームを生成するチューナ部と、
    前記ストリームからパケットを抽出するデマルチプレクサ部と、
    システム時刻基準値を計時するシステム時刻計時部と、
    前記システム時刻基準値に同期させて、前記パケットに含まれる映像データから映像信号を再生する再生部と、
    前記映像信号を保存し、前記システム時刻基準値に同期させて、前記映像信号を出力するフレームバッファ部と、
    前記パケットから、同期時刻を計時させるためのプログラム時刻基準参照値を取得し、当該プログラム時刻基準参照値を前記システム時刻計時部に設定し、前記システム時刻計時部に、前記同期時刻に対応するシステム時刻基準値の計時を行わせる制御部と、を備える映像表示装置が行う映像表示方法であって、
    前記制御部が、チャンネルが選択された際に、前記同期時刻よりも進んだ第1の時刻を計時させるための第1の値を前記システム時刻計時部に設定し、前記システム時刻計時部に、前記第1の時刻を示すシステム時刻基準値の計時を行わせるデコード開始時刻変換過程を有すること
    を特徴とする映像表示方法。
  15. 前記制御部が、前記フレームバッファ部から前記映像信号が出力された際に、前記同期時刻に対応した正規時刻の値を算出し、当該正規時刻の値を前記システム時刻計時部に設定し、前記システム時刻計時部に、前記同期時刻に対応するシステム時刻基準値の計時を行わせる正規時刻復帰過程をさらに有すること
    を特徴とする請求項14に記載の映像表示方法。
  16. 前記映像表示装置は、時刻を早めるためのデコード開始カウントアップ値を示すデコード開始時刻情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記デコード開始時刻変換過程において、前記制御部は、チャンネルが選択された際に、前記パケットに含まれるプログラム時刻基準参照値を取得し、前記デコード開始カウントアップ値を前記取得されたプログラム時刻基準参照値に加算して前記第1の値を生成すること
    を特徴とする請求項14又は15に記載の映像表示方法。
  17. 前記正規時刻復帰過程において、前記制御部は、前記フレームバッファ部から前記映像信号が出力された際に、前記システム時刻計時部で計時されたシステム時刻基準値を現在時刻値として取得し、当該取得された現在時刻値から前記第1の値を減算することで算出された時刻カウントアップ値を、前記取得されたプログラム時刻基準参照値に加算することで、前記正規時刻の値を算出すること
    を特徴とする請求項16に記載の映像表示方法。
  18. 前記制御部が、前記再生部が前記映像信号を再生した際に、前記第1の時刻よりも進んだ第2の時刻を計時させるための第2の値を前記システム時刻計時部に設定し、前記システム時刻計時部に、前記第2の時刻を示すシステム時刻基準値の計時を行わせる表示開始時刻変換過程をさらに有すること
    を特徴とする請求項15又は16に記載の映像表示方法。
  19. 前記映像表示装置は、時刻を早めるための表示開始カウントアップ値を示す表示開始時刻情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記表示開始時刻変換過程において、前記制御部は、前記再生部が前記映像信号を再生した際に、前記表示開始カウントアップ値を、前記システム時刻計時部で計時されたシステム時刻基準値に加算して前記第2の値を生成すること
    を特徴とする請求項18に記載の映像表示方法。
  20. 前記制御部が、チャンネルが選択された際に、前記パケットに含まれるプログラム時刻基準参照値を取得する過程と、
    前記制御部が、前記再生部が前記映像信号を再生した際に、前記システム時刻計時部で計時されたシステム時刻基準値を第1の現在時刻値として取得し、当該第1の現在時刻値から前記第1の値を減算することで、第1時刻カウントアップ値を算出する過程と、
    前記制御部が、前記フレームバッファ部から前記映像信号が出力された際に、前記システム時刻計時部で計時されたシステム時刻基準値を第2の現在時刻値として取得し、当該第2の現在時刻値から前記第2の値を減算した第2時刻カウントアップ値を算出する過程をさらに有し、
    前記正規時刻復帰過程において、前記制御部は、前記取得されたプログラム時刻基準参照値に、前記第1時刻カウントアップ値及び前記第2時刻カウントアップ値を加算することで、前記正規時刻の値を算出すること
    を特徴とする請求項18又は19に記載の映像表示方法。
  21. 前記制御部が、チャンネルが選択された際に、前記パケットに含まれるプログラム時刻基準参照値を取得する過程と、
    前記制御部が、前記再生部が前記映像信号を再生した際に、前記システム時刻計時部で計時されたシステム時刻基準値を第1の更新用現在時刻値として取得する過程と、
    前記制御部が、前記第1の更新用現在時刻値から、前記取得されたプログラム時刻基準参照値を減算することで、第1の更新用時刻カウントアップ値を算出する過程と、
    前記制御部が、前記第1の更新用時刻カウントアップ値が大きくなるほど大きくなる更新用のデコード開始カウントアップ値を決定する過程と、
    前記制御部が、前記デコード開始カウントアップ値を、前記更新用のデコード開始カウントアップ値で更新する過程と、を備えるデコード開始時刻情報更新過程をさらに有すること
    を特徴とする請求項16又は17に記載の映像表示方法。
  22. 前記制御部が、チャンネルが選択された際に、前記パケットに含まれるプログラム時刻基準参照値を取得する過程と、
    前記制御部が、前記フレームバッファ部から前記映像信号が出力された際に、前記システム時刻計時部で計時されたシステム時刻基準値を第2の更新用現在時刻値として取得する過程と、
    前記制御部が、前記第2の更新用現在時刻値から、前記取得されたプログラム時刻基準参照値を減算することで、第2の更新用時刻カウントアップ値を算出する過程と、
    前記制御部が、前記第2の更新用時刻カウントアップ値が大きくなるほど大きくなる更新用の表示開始カウントアップ値を決定する過程と、
    前記制御部が、前記表示開始カウントアップ値を、前記更新用の表示開始カウントアップ値で更新する過程と、を備える表示開始時刻情報更新過程をさらに有すること
    を特徴とする請求項19に記載の映像表示方法。
  23. 前記映像表示装置は、予め定められた複数の高速表示モードから、選択する高速表示モードの入力を受け付ける入力部をさらに備え、
    前記制御部が、前記選択された高速表示モードに対応して、前記デコード開始カウントアップ値を変更する過程をさらに有すること
    を特徴とする請求項16、17及び21の何れか一項に記載の映像表示方法。
  24. 前記映像表示装置は、予め定められた複数の高速表示モードから、選択する高速表示モードの入力を受け付ける入力部をさらに備え、
    前記制御部が、前記選択された高速表示モードに対応して、前記表示開始カウントアップ値を変更する過程をさらに有すること
    を特徴とする請求項19又は22に記載の映像表示方法。
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