JP2012123677A - プログラマブル表示器 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の表示画面を一つの表示部において並列表示したり、一つの表示画面を複数の表示部に表示することが可能なプログラマブル表示器を得ること。
【解決手段】タッチパネルを備えたm台の表示部1と、画面データを作成するn台の制御部2とを備えたプログラマブル表示器であって、各表示部11〜1mは、各制御部21〜2nから画面データを受信する画像通信部131〜13mと、タッチパネルを介して入力されたデータを、各制御部21〜2nへ送信するデータ通信部141〜14mとを有し、各制御部21〜2nは、制御機器I/Fと、各表示部11〜1mから送信されたデータを受信するデータ通信部211〜21nと、データ通信部211〜21nを介して受信したデータ及び制御機器I/Fを介して取得したデータを基に、画面データを作成するデータ処理部と、各表示部11〜1mへ画面データを送信する画像通信部201〜20nとを有する。
【選択図】図2
【解決手段】タッチパネルを備えたm台の表示部1と、画面データを作成するn台の制御部2とを備えたプログラマブル表示器であって、各表示部11〜1mは、各制御部21〜2nから画面データを受信する画像通信部131〜13mと、タッチパネルを介して入力されたデータを、各制御部21〜2nへ送信するデータ通信部141〜14mとを有し、各制御部21〜2nは、制御機器I/Fと、各表示部11〜1mから送信されたデータを受信するデータ通信部211〜21nと、データ通信部211〜21nを介して受信したデータ及び制御機器I/Fを介して取得したデータを基に、画面データを作成するデータ処理部と、各表示部11〜1mへ画面データを送信する画像通信部201〜20nとを有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、情報を表示する表示部と、表示部に表示させる画面の画面データを作成する制御部とが分割されたプログラマブル表示器に関する。
プログラマブル表示器は、多くの場合、ターゲットシステムの近傍に配されており、ターゲットシステムのデバイスやPLCの状態をPLCから取得して、プログラマブル表示器に内蔵された表示装置に画面表示する。また、プログラマブル表示器は、表示装置の画面上に配されたタッチパネルなどの入力装置を備えており、使用者による入力装置への操作に応じて、PLCにデバイスへの制御指示を送信し、デバイスの状態を制御する。
従来から、画面を表示する表示部と、プログラマブルロジックコントローラ(Programmable Logic Controller:PLC)などの制御機器が接続され、使用者による入力装置への操作や制御機器から取得した情報に基づいて画面データを作成する制御部とが分離された構造のプログラマブル表示器(以下、分離型プログラマブル表示器)は、一つの制御部に対して一つの表示部が接続可能であり、制御部及び表示部が組となることで、これらが一体となった一体型のプログラマブル表示器と同様に動作していた。
また、分離型プログラマブル表示器においては、例えば、特許文献1のように、表示モジュールで表示する画面と内容や解像度の異なる画面を外部の表示装置で表示するように、制御部から表示部へ表示する画面を出力することが可能であった。
しかしながら、上記従来の技術では、一つの表示部に複数の制御部の内容を表示することができない。また、一つの制御部の内容を3台以上の表示部に表示することもできない。そのため、遠隔地から制御部の内容を監視する際には複数の表示部が必要となり、表示部の利用効率が悪くなってしまう。また、工場の生産ラインなどで生産状況の情報を共有閲覧するいわゆる「あんどん表示」を行う際に、一つの制御部の情報を複数の表示部で閲覧することはできなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の表示画面を一つの表示部において並列表示したり、一つの制御部が作成した画面データに基づいた表示画面を複数の表示部に表示することが可能なプログラマブル表示器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画面データに基づいた表示画面を表示する表示デバイス及び表示デバイスの画面上に配された入力装置を備えた複数の表示部と、画面データを作成する複数の制御部とを備えたプログラマブル表示器であって、表示部の各々は、複数の制御部の各々から画面データを受信する画像受信手段と、入力装置を介して入力されたデータを、複数の制御部の各々へ送信するデータ送信手段とを有し、複数の制御部の各々は、制御機器が接続される第1のインタフェースと、複数の表示部の各々から送信されたデータを受信するデータ受信手段と、データ受信手段を介して受信したデータ及び第1のインタフェースを介して制御機器から取得したデータを基に、画面データを作成する手段と、複数の表示部の各々へ画面データを送信する画像送信手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の表示画面を一つの表示部において並列表示したり、一つの制御部が作成した画面データに基づいた表示画面を複数の表示部に表示することが可能となるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる分離型プログラマブル表示器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1−1は、本発明の実施の形態にかかる分離型プログラマブル表示器の表示部の構成を示す図である。図1−2は、本発明の実施の形態にかかる分離型プログラマブル表示器の制御部の構成を示す図である。表示部1は、制御機器(プログラマブル表示器を介して制御する対象の機器、PLCなど。)のデバイスデータなどを表示する。制御部2は、周辺機器からのデータを含めた各種データを処理する。本実施の形態にかかる分離型プログラマブル表示器は、表示部1及び制御部2を含み、これらの少なくとも一方を複数備えて構成される。すなわち、表示部1と制御部2とは、1対多、多対1、又は多対多の通信が可能である。
図1−1は、本発明の実施の形態にかかる分離型プログラマブル表示器の表示部の構成を示す図である。図1−2は、本発明の実施の形態にかかる分離型プログラマブル表示器の制御部の構成を示す図である。表示部1は、制御機器(プログラマブル表示器を介して制御する対象の機器、PLCなど。)のデバイスデータなどを表示する。制御部2は、周辺機器からのデータを含めた各種データを処理する。本実施の形態にかかる分離型プログラマブル表示器は、表示部1及び制御部2を含み、これらの少なくとも一方を複数備えて構成される。すなわち、表示部1と制御部2とは、1対多、多対1、又は多対多の通信が可能である。
表示部1は、液晶パネル10、制御機器接続インタフェース(I/F)11、タッチパネル12、画像通信部13及びデータ通信部14を有する。液晶パネル10は、制御部2から受信した画面データに基づいた表示画面を表示する。例えば、制御部2で制御している内容が表示画面として実際に表示される。制御機器接続I/F11は、制御機器としてのPLC3aを接続して通信データを取得するためのインタフェースである。タッチパネル12は、表示画面への入力を行うユーザインタフェースであり、制御機器への制御指示はタッチパネル12を介して入力される。画像受信手段としての画像通信部13は、制御部2からの画面データを受信する。データ送信手段としてのデータ通信部14は、タッチパネル12から得られた座標データや制御機器からのデータ等を制御部2へ送信する。
また、表示部1は、制御部2を介さずに外部I/O機器4a(例えば、ストレージデバイス)からデータの取り込みが可能である。
制御部2は、画像通信部20、データ通信部21、データ処理部22及び制御機器接続I/F23を有する。画像送信手段としての画像通信部20は、表示部1へ画面データを送信する。データ受信手段としてのデータ通信部21は、表示部1からのデータを受信する。データ処理部22は、PLC3a、3bや外部I/O機器4a、4bから表示部1や制御部2が取得したデータ、タッチパネル12から得られた座標データなどを処理し、表示画面のデータを作成する。制御機器接続I/F23は、制御機器としてのPLC3bを接続して通信データを取得するためのインタフェースである。
表示部1は、制御部2とは有線又は無線による通信を行い、液晶パネル10に表示するため画像データを制御部2から受信し、タッチパネル12から得られる座標データ、PLC3aから取得した通信データ、外部I/O機器4aから取得したデータを制御部2へ送信する。
その際、表示部1が液晶パネル10に表示する画像データは、制御部2で処理されたデータを画像通信部13を通じて受信する。
また、表示部1は、タッチパネル12から得られる座標データ、PLC3aから取得した通信データ、及び外部I/O機器4aから取得したデータは、データ通信部14を介して制御部2へ送信する。
制御部2は、データ通信部21を介して表示部1から受信したデータや、PLC3bから取得した通信データ、及び外部I/O機器4bから取得したデータをデータ処理部22で処理し、画像データを生成する。制御部2は、データ処理部22で生成した画像データを、画像通信部20を介して表示部1へ送信する。
以上の構成において、画像通信部20は複数の画像通信部13と通信可能である。また、画像通信部13は複数の画像通信部20と通信可能である。さらに、データ通信部14は、複数のデータ通信部21と通信可能である。また、データ通信部21は複数のデータ通信部14と通信可能である。
図2は、m台の表示部1とn台の制御部2とを用いて構成した分離型プログラマブル表示器の一例を示す図である。図2においてmは3以上、nは4以上の任意の自然数である。表示部11〜1mの各々は、図1−1に示した表示部1と同様の構成であるが、説明の簡略化のため画像通信部131〜13m及びデータ通信部141〜14mのみ図示している。同様に、制御部21〜2nの各々は、図1−2に示した制御部2と同様の構成であるが、説明の簡略化のため画像通信部201〜20n及びデータ通信部211〜21nのみ図示している。
表示部1と制御部2とがパケット通信を行う場合を例として説明すると、データ通信部14は、複数の制御部2のIPアドレスをあて先として指定したユニキャストやマルチキャストでデータを送信する。データ通信部21は、各表示部1から送信されたデータのうち、自装置のIPアドレスをあて先として含むデータのみを取得し、自装置のIPアドレスがあて先に含まれないデータは廃棄する。同様に、画像通信部20は、複数の制御部1のIPアドレスをあて先として指定したユニキャストやマルチキャストで画像データを送信する。画像通信部13は、各制御部2から送信された画像データのうち、自装置のIPアドレスをあて先として含む画像データのみを取得し、自装置のIPアドレスがあて先に含まれない画像データは廃棄する。データ通信部14、21及び画像通信部20、13が以上のような動作を行うことにより、表示部1と制御部2とが1対多、多対1、又は多対多で通信することが可能となる。なお、ここで説明した通信手順は、1対多、多対1、又は多対多での通信を実現する手法の一例であり、この他の手法を適用しても良い。IPアドレスの他にネットワーク番号やMACアドレスなどを用いても表示部1や制御部2を特定することが可能であるため、これらの情報を利用して複数の表示部1、制御部2と一部をあて先とした通信を行うことも可能である。
表示対象とする制御部2の表示部1における特定は、液晶パネル10に表示するユーティリティメニューの一つとして接続可能な制御部2の一覧を表示し、表示対象としたい制御部2を使用者にタッチパネル12を用いて選択させることによって行われる。ユーティリティメニューを液晶パネル10に表示させる際には、タッチパネル12における操作により、ユーティリティメニューの表示要求がデータ通信部14、21を介して制御部2へ送られる。データ処理部22は、ユーティリティメニューの表示要求に応じてユーティリティメニューの画面データを作成する。作成された画面データは、画像通信部20、13を介して制御部2から表示部1へ送られ、液晶パネル10において表示される。
表示対象としたい制御部2が複数ある場合、一覧の中から制御部2を複数選択することにより、液晶パネル10に複数の制御部2の各々からの画像データに基づいた表示画面を並べて表示する。図3は、複数の制御部2の各々の画像データに基づいた表示画面を並べた表示の一例を示す図である。表示画面101〜104は、それぞれ異なる制御部2において生成された画像データであるため、一つの表示部1に複数の制御部2を接続できない従来の分離型プログラマブル表示器では表示できない画面である。
例えば、接続対象の表示部1がハンディ端末である場合、アドホック通信を用いて制御部2に一番近い表示部1を自動的に選択し、制御部2から表示部1へのデータ通信を確立することが可能である。
また、ある制御部2が生成した画像データを同時に複数台の表示部1で表示する場合、外部機器(パーソナルコンピュータなど)から制御部2に接続先とする表示部1の情報(IPアドレス、表示部1のネットワーク番号など)を設定し、設定された情報に基づいて、一部の表示部1に対して制御部2からのデータ通信を確立することが可能である。
本実施の形態にかかる分離型プログラマブル表示器は、1台の表示部1と複数台の制御部2とを接続することにより、表示部1をあんどんとして機能させ、接続されている各制御部2の画面を選択して表示することや、任意の制御部2の画面を一覧表示することもできる。
また、1台の制御部2からの情報を複数台の表示部1で受信した場合、同一の画面を複数の場所で同時に閲覧可能となるため、生産現場と遠隔地にあるオフィスとで情報を共有することが容易となる。
また、表示部1にバッテリを搭載し持ち運び可能な構成とすると、1台の表示部1を2台以上の制御部2で共用できる。すなわち、一体型プログラマブル表示器や従来の分離型プログラマブル表示器のように、各制御部に対応して表示部を設ける必要が無くなる(すなわち、制御部の数よりも表示部の数を少なくできる)ため、工場ライン作成時の設備投資額を抑制可能となる。
さらに、表示部1は、制御部2を介さずに外部I/O4a機器(からデータの取り込みが可能であるため、制御部2においてデータ処理部22が表示画面を生成するために用いるデータを取り込む対象の制御機器や外部I/Oは、表示部1および制御部2のうち、近くに設置されている方に接続すれば良い。これにより、制御機器や外部I/Oを接続するための配線長を短くできる。なお、上記の説明においては外部I/Oはデータを取り込む対象の機器であるとしたが、データを取り込む対象となる機器に限定されることはなく、電圧信号を出力するセンサ等の装置であっても良い。
以上のように、本発明にかかるプログラマブル表示器は、生産工場内のモニタ端末やあんどんとして用いるのに適している。
1 表示部
2 制御部
3a、3b PLC
4a、4b 外部I/O機器
10 液晶パネル
11、23 制御機器接続I/F
12 タッチパネル
13、20 画像通信部
14、21 データ通信部
22 データ処理部
2 制御部
3a、3b PLC
4a、4b 外部I/O機器
10 液晶パネル
11、23 制御機器接続I/F
12 タッチパネル
13、20 画像通信部
14、21 データ通信部
22 データ処理部
Claims (4)
- 画面データに基づいた表示画面を表示する表示デバイス及び該表示デバイスの画面上に配された入力装置を備えた複数の表示部と、前記画面データを作成する複数の制御部とを備えたプログラマブル表示器であって、
前記表示部の各々は、
前記複数の制御部の各々から前記画面データを受信する画像受信手段と、
前記入力装置を介して入力されたデータを、前記複数の制御部の各々へ送信するデータ送信手段とを有し、
前記複数の制御部の各々は、
制御機器が接続される第1のインタフェースと、
前記複数の表示部の各々から送信されたデータを受信するデータ受信手段と、
前記データ受信手段を介して受信したデータ及び前記第1のインタフェースを介して制御機器から取得したデータを基に、前記画面データを作成する手段と、
前記複数の表示部の各々へ前記画面データを送信する画像送信手段とを有することを特徴とするプログラマブル表示器。 - 画面データに基づいた表示画面を表示する表示デバイス及び該表示デバイスの画面上に配された入力装置を備えた表示部と、前記画面データを作成する複数の制御部とを備えたプログラマブル表示器であって、
前記表示部は、
前記複数の制御部から前記画面データを受信する画像受信手段と、
前記入力装置を介して入力されたデータを、前記複数の制御部へ送信するデータ送信手段とを有し、
前記複数の制御部の各々は、
制御機器が接続される第1のインタフェースと、
前記表示部から送信されたデータを受信するデータ受信手段と、
前記データ受信手段を介して受信したデータ及び前記第1のインタフェースを介して制御機器から取得したデータを基に、前記画面データを作成する手段と、
前記表示部へ前記画面データを送信する画像送信手段とを有することを特徴とするプログラマブル表示器。 - 画面データに基づいた表示画面を表示する表示デバイス及び該表示デバイスの画面上に配された入力装置を備えた複数の表示部と、前記画面データを作成する制御部とを備えたプログラマブル表示器であって、
前記複数の表示部の各々は、
前記制御部から前記画面データを受信する画像受信手段と、
前記入力装置を介して入力されたデータを、前記制御部へ送信するデータ送信手段とを有し、
前記制御部は、
制御機器が接続される第1のインタフェースと、
前記複数の表示部の各々から送信されたデータを受信するデータ受信手段と、
前記データ受信手段を介して受信したデータ及び前記第1のインタフェースを介して制御機器から取得したデータを基に、前記画面データを作成する手段と、
前記複数の表示部の各々へ前記画面データを送信する画像送信手段とを有することを特徴とするプログラマブル表示器。 - 前記表示部は、制御機器が接続される第2のインタフェースを有し、
前記データ送信手段は、前記第2のインタフェースを介して制御機器から取得したデータを前記各制御部へ送信することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のプログラマブル表示器。
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