JP2012120831A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】擬似連続変動を実行するパチンコ遊技機において、擬似連続変動に大当りの属性に関する情報を化体させると共に、当該化体させた情報を遊技者へ十分に伝達可能な手段を提供する。
【解決手段】ある保留に係る第二識別情報の変動内容が特別遊技移行確定擬似連続変動態様であることが事前判定された場合には、当該ある保留に係る前記変動開始条件を充足するまでに実行される第二識別情報の変動表示の際に特定表示を実行し得るよう構成されているパチンコ遊技機。
【選択図】図39
【解決手段】ある保留に係る第二識別情報の変動内容が特別遊技移行確定擬似連続変動態様であることが事前判定された場合には、当該ある保留に係る前記変動開始条件を充足するまでに実行される第二識別情報の変動表示の際に特定表示を実行し得るよう構成されているパチンコ遊技機。
【選択図】図39
Description
本発明は、始動口への遊技球の入球に基づき、識別情報が所定時間変動表示をした後に停止表示し、当該停止表示の結果が所定態様である場合に遊技者に有利な特別遊技に移行するパチンコ遊技機において、当該識別情報と同期して演出用識別情報が変動するタイプのパチンコ遊技機に関する。
従来のパチンコ遊技機では、一の始動口入賞に対しての一変動内にて、図柄を一旦停止(仮停止)させた後に、図柄を再変動させることで擬似的に複数変動が行われている様に見せる演出がある。
これは所謂擬似連続変動と称されるもので、1変動内で擬似変動(仮停止と再変動)が多く繰り返される程、当該一の始動入賞に対する変動が大当りとなる期待度が高くなるよう設定されている。したがって、この擬似連続変動に突入した際には、遊技者は、擬似連続変動が一回で終ることなく数多く継続することを期待することとなる。
ここで、特許文献1には、擬似連続変動における擬似変動回数が多い程大当り当選信頼度が高くなるよう設計されている遊技機について開示されているが、当該擬似連続変動においては大当りの属性(確率変動大当り、時間短縮大当り等)に関する情報は含まれていない。このような構成においては、大当りの属性に関する情報は、当該擬似連続変動が終了した後に、特許文献2や特許文献3で開示されているような、大当りの属性に関する情報を報知するための演出(所謂、図柄再抽選演出)を別途表示して報知する構成を採ることが通例となっている。
特開2002−085694
特開2002−165982
特開平11−114167
ところで、従来のパチンコ遊技機においては、大当り抽選確率が通常遊技状態と比して相対的に上昇する確率変動遊技状態へ移行するタイプのパチンコ遊技機が多く存在しており、当該確率変動遊技状態へ移行した旨を明確に報知する構成であるパチンコ遊技機も多い。ここで、確率変動遊技状態へ移行した旨を明確に報知した後は、次回の大当り当選確率が上昇していることを遊技者が認識しているため、前述のような擬似連続変動によって大当り当選への遊技者の期待感を煽ることの意義が薄れてしまうという問題が発生する。このような問題を解決するため、擬似連続変動に大当り当選信頼度のみならず、大当りの属性に関する情報を化体させることで、確率変動遊技状態へ移行した旨を明確に報知した後における擬似連続変動の表示意義を強める方法が考えられる。例えば、擬似変動毎に仮停止する図柄の組合せに対して大当りの属性に関する情報を化体させる方法(例えば、「123」や「789」といった連番出目のような規則性のある図柄の組合せが連続すれば確率変動大当りとなり易い)が一例である。
しかしながら、前述のように、擬似連続変動によって大当り当選信頼度を表し、図柄再抽選演出によって大当りの属性に関する情報を報知する構成が通例となっているため、その遊技性に慣れ親しんだ遊技者がもつ固定観念により、擬似連続変動に化体させた大当りの属性に関する情報が遊技者へ十分に伝わらない恐れがある。例えば、仮停止図柄の組合せに対して大当りの属性に関する情報を化体させる方法では、当該固定観念により、遊技者が図柄の組合せと大当りの属性に関する情報とをリンクさせる着想に至らないのである。そこで、本発明は、確率変動遊技状態へ移行するタイプのパチンコ遊技機であって、特に確率変動遊技状態へ移行した旨を明確に報知した後において擬似連続変動を実行するパチンコ遊技機において、擬似連続変動に大当りの属性に関する情報を化体させると共に、当該化体させた情報を遊技者へ十分に伝達可能な手段を提供することを目的とする。
本発明(1)は、
遊技球が入球可能な始動口(主遊技始動口2110)と、
第一識別情報(主遊技図柄)を変動表示及び停止表示可能な第一識別情報表示部(主遊技図柄表示部2131)と、
第二識別情報(装飾図柄)の変動表示及び停止表示を含む演出を表示可能な演出表示部(装図表示部2141)と、
開状態と閉状態を採り得る可変入賞口(大入賞口2120)と、
第一識別情報(主遊技図柄)の表示制御及び可変入賞口(主遊技始動口2110)の状態制御を司る主制御部(主制御装置1000)と、
演出の表示制御を司る副制御部(演出表示制御手段2150、演出表示装置2140)と
を備え、
主制御部(主制御装置1000)は、
始動口(主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、遊技の内容を決定する乱数を取得する乱数取得手段(主遊技乱数取得判定実行手段1121)と、
第一識別情報(主遊技図柄)の変動開始条件を充足したことを契機として、前記乱数に基づき、第一識別情報(主遊技図柄)の変動態様と停止識別情報を決定する第一識別情報表示内容決定手段(主遊技内容決定手段1141)と、
第一識別情報(主遊技図柄)の変動開始条件を充足していない状況下で、乱数取得手段(主遊技乱数取得判定実行手段1121)が前記乱数を取得した場合には、第一識別情報(主遊技図柄)の変動開始条件を充足するまで当該取得した乱数を保留として一時記憶する第一識別情報用乱数保留手段(主遊技図柄保留手段1131)と、
第一識別情報表示内容決定手段(主遊技内容決定手段1141)が決定した表示内容に従い、第一識別情報(主遊技図柄)の変動表示及び停止表示を実行する第一識別情報表示制御手段(主遊技図柄制御手段1151)と、
第一識別情報(主遊技図柄)の停止識別情報が所定態様である場合、可変入賞口(大入賞口2120)が閉状態である通常遊技から可変入賞口(大入賞口2120)が開状態となり得る特別遊技に移行する特別遊技制御手段(特別遊技制御手段1170)と、
第一識別情報(主遊技図柄)の停止識別情報を決定する際の状態として、第一識別情報(主遊技図柄)の停止識別情報として前記所定態様が選択される確率が第一の確率である低確率抽選状態と、第一識別情報(主遊技図柄)の停止識別情報として前記所定態様が選択される確率が前記第一の確率よりも高い第二の確率である高確率抽選状態と、が存在する状況下、特別遊技終了後に、当該特別遊技への移行契機となった前記所定態様に基づき、低確率抽選状態又は高確率抽選状態に移行させる確率抽選状態移行制御手段(特定遊技制御手段1180)と、
第一識別情報用乱数保留手段(主遊技図柄保留手段1131)に一時記憶されている保留に係る情報を送信することに加え、第一識別情報表示内容決定手段(主遊技内容決定手段1141)が第一識別情報(主遊技図柄)の変動態様と停止識別情報を新たに決定した場合、新たに決定した第一識別情報(主遊技図柄)の変動態様と停止識別情報に係る第一識別情報関連情報を副制御部(演出表示制御手段2150、演出表示装置2140)側に送信すると共に、第一識別情報(主遊技図柄)が変動開始する際には変動開始コマンドを送信し、第一識別情報(主遊技図柄)が変動終了する際には変動終了コマンドを送信する情報送信手段(情報送信手段1200)と
を有しており、
副制御部(演出表示制御手段2150、演出表示装置2140)は、
主制御部(主制御装置1000)側から送信された第一識別情報(主遊技図柄)の変動態様及び停止識別情報に係る第一識別情報関連情報に基づき、第二識別情報(装飾図柄)の変動態様と停止識別情報を決定する第二識別情報表示内容決定手段(装図表示内容決定手段2152a−1)と、
主制御部(主制御装置1000)側から送信された保留に係る情報に基づき、少なくとも一の保留に係る第一識別情報(主遊技図柄)の変動態様及び停止識別情報を事前判定する第一識別情報事前判定手段(表示制御手段2152)と、
主制御部(主制御装置1000)側から変動開始コマンドを受信した場合、第二識別情報表示内容決定手段(装図表示内容決定手段2152a−1)により決定された表示内容に従い、第二識別情報(装飾図柄)の変動表示を実行し、主制御部(主制御装置1000)側から変動終了コマンドを受信した場合、第二識別情報(装飾図柄)の停止識別情報を確定的に表示する、第二識別情報表示制御手段(装飾図柄表示制御手段2152a)と
を有しているパチンコ遊技機において、
第二識別情報表示内容決定手段(装図表示内容決定手段2152a−1)は、第一識別情報(主遊技図柄)の停止識別情報として前記所定態様が決定されている状況下での第二識別情報(装飾図柄)の変動内容として、第二識別情報(装飾図柄)の変動と仮停止を一セットとする擬似単位変動を複数回繰り返す変動態様であって、当該変動態様の実行により特別遊技への移行が確定する特別遊技移行確定擬似連続変動態様を決定し得ると共に、
副制御部(演出表示制御手段2150、演出表示装置2140)は、
第二識別情報表示内容決定手段(装飾図柄表示制御手段2152a)が第二識別情報(装飾図柄)の変動態様として特別遊技移行確定擬似連続変動態様を決定した場合、特別遊技移行確定擬似連続変動の実行中であり且つ擬似単位変動において、第二識別情報(装飾図柄)の表示とは別に、当該特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性があることを示す特定表示(カード種)を実行し得る特定表示実行制御手段(カード種表示制御手段2144b−2)
を更に有することに加え、
第一識別情報事前判定手段(表示制御手段2152)による事前判定結果に基づき第二識別情報(装飾図柄)の変動内容を事前判定すると共に、ある保留に係る第二識別情報(装飾図柄)の変動内容が特別遊技移行確定擬似連続変動態様であることが事前判定された場合には、当該ある保留に係る前記変動開始条件を充足するまでに実行される第二識別情報(装飾図柄)の変動表示の際にも、前記特定表示(カード種)を実行し得る特定表示事前実行制御手段(表示制御手段2152)
を更に有することを特徴とするパチンコ遊技機である。尚、特定表示実行制御手段は、特定表示(カード種)の表示回数が多い程、当該特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性が高くなり得るよう構成されていてもよい。
遊技球が入球可能な始動口(主遊技始動口2110)と、
第一識別情報(主遊技図柄)を変動表示及び停止表示可能な第一識別情報表示部(主遊技図柄表示部2131)と、
第二識別情報(装飾図柄)の変動表示及び停止表示を含む演出を表示可能な演出表示部(装図表示部2141)と、
開状態と閉状態を採り得る可変入賞口(大入賞口2120)と、
第一識別情報(主遊技図柄)の表示制御及び可変入賞口(主遊技始動口2110)の状態制御を司る主制御部(主制御装置1000)と、
演出の表示制御を司る副制御部(演出表示制御手段2150、演出表示装置2140)と
を備え、
主制御部(主制御装置1000)は、
始動口(主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、遊技の内容を決定する乱数を取得する乱数取得手段(主遊技乱数取得判定実行手段1121)と、
第一識別情報(主遊技図柄)の変動開始条件を充足したことを契機として、前記乱数に基づき、第一識別情報(主遊技図柄)の変動態様と停止識別情報を決定する第一識別情報表示内容決定手段(主遊技内容決定手段1141)と、
第一識別情報(主遊技図柄)の変動開始条件を充足していない状況下で、乱数取得手段(主遊技乱数取得判定実行手段1121)が前記乱数を取得した場合には、第一識別情報(主遊技図柄)の変動開始条件を充足するまで当該取得した乱数を保留として一時記憶する第一識別情報用乱数保留手段(主遊技図柄保留手段1131)と、
第一識別情報表示内容決定手段(主遊技内容決定手段1141)が決定した表示内容に従い、第一識別情報(主遊技図柄)の変動表示及び停止表示を実行する第一識別情報表示制御手段(主遊技図柄制御手段1151)と、
第一識別情報(主遊技図柄)の停止識別情報が所定態様である場合、可変入賞口(大入賞口2120)が閉状態である通常遊技から可変入賞口(大入賞口2120)が開状態となり得る特別遊技に移行する特別遊技制御手段(特別遊技制御手段1170)と、
第一識別情報(主遊技図柄)の停止識別情報を決定する際の状態として、第一識別情報(主遊技図柄)の停止識別情報として前記所定態様が選択される確率が第一の確率である低確率抽選状態と、第一識別情報(主遊技図柄)の停止識別情報として前記所定態様が選択される確率が前記第一の確率よりも高い第二の確率である高確率抽選状態と、が存在する状況下、特別遊技終了後に、当該特別遊技への移行契機となった前記所定態様に基づき、低確率抽選状態又は高確率抽選状態に移行させる確率抽選状態移行制御手段(特定遊技制御手段1180)と、
第一識別情報用乱数保留手段(主遊技図柄保留手段1131)に一時記憶されている保留に係る情報を送信することに加え、第一識別情報表示内容決定手段(主遊技内容決定手段1141)が第一識別情報(主遊技図柄)の変動態様と停止識別情報を新たに決定した場合、新たに決定した第一識別情報(主遊技図柄)の変動態様と停止識別情報に係る第一識別情報関連情報を副制御部(演出表示制御手段2150、演出表示装置2140)側に送信すると共に、第一識別情報(主遊技図柄)が変動開始する際には変動開始コマンドを送信し、第一識別情報(主遊技図柄)が変動終了する際には変動終了コマンドを送信する情報送信手段(情報送信手段1200)と
を有しており、
副制御部(演出表示制御手段2150、演出表示装置2140)は、
主制御部(主制御装置1000)側から送信された第一識別情報(主遊技図柄)の変動態様及び停止識別情報に係る第一識別情報関連情報に基づき、第二識別情報(装飾図柄)の変動態様と停止識別情報を決定する第二識別情報表示内容決定手段(装図表示内容決定手段2152a−1)と、
主制御部(主制御装置1000)側から送信された保留に係る情報に基づき、少なくとも一の保留に係る第一識別情報(主遊技図柄)の変動態様及び停止識別情報を事前判定する第一識別情報事前判定手段(表示制御手段2152)と、
主制御部(主制御装置1000)側から変動開始コマンドを受信した場合、第二識別情報表示内容決定手段(装図表示内容決定手段2152a−1)により決定された表示内容に従い、第二識別情報(装飾図柄)の変動表示を実行し、主制御部(主制御装置1000)側から変動終了コマンドを受信した場合、第二識別情報(装飾図柄)の停止識別情報を確定的に表示する、第二識別情報表示制御手段(装飾図柄表示制御手段2152a)と
を有しているパチンコ遊技機において、
第二識別情報表示内容決定手段(装図表示内容決定手段2152a−1)は、第一識別情報(主遊技図柄)の停止識別情報として前記所定態様が決定されている状況下での第二識別情報(装飾図柄)の変動内容として、第二識別情報(装飾図柄)の変動と仮停止を一セットとする擬似単位変動を複数回繰り返す変動態様であって、当該変動態様の実行により特別遊技への移行が確定する特別遊技移行確定擬似連続変動態様を決定し得ると共に、
副制御部(演出表示制御手段2150、演出表示装置2140)は、
第二識別情報表示内容決定手段(装飾図柄表示制御手段2152a)が第二識別情報(装飾図柄)の変動態様として特別遊技移行確定擬似連続変動態様を決定した場合、特別遊技移行確定擬似連続変動の実行中であり且つ擬似単位変動において、第二識別情報(装飾図柄)の表示とは別に、当該特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性があることを示す特定表示(カード種)を実行し得る特定表示実行制御手段(カード種表示制御手段2144b−2)
を更に有することに加え、
第一識別情報事前判定手段(表示制御手段2152)による事前判定結果に基づき第二識別情報(装飾図柄)の変動内容を事前判定すると共に、ある保留に係る第二識別情報(装飾図柄)の変動内容が特別遊技移行確定擬似連続変動態様であることが事前判定された場合には、当該ある保留に係る前記変動開始条件を充足するまでに実行される第二識別情報(装飾図柄)の変動表示の際にも、前記特定表示(カード種)を実行し得る特定表示事前実行制御手段(表示制御手段2152)
を更に有することを特徴とするパチンコ遊技機である。尚、特定表示実行制御手段は、特定表示(カード種)の表示回数が多い程、当該特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性が高くなり得るよう構成されていてもよい。
本発明(2)は、
特定表示(カード種)が複数パターン存在し、且つ、特定表示(カード種)の種類に応じ、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性が異なるよう構成されている状況下、特定表示実行制御手段(カード種表示制御手段2144b−2)は、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である場合には、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が低確率抽選状態である場合と比較し、複数パターンの特定表示(カード種)の中から、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性が高い特定表示(カード種)を高頻度で選択し得る、
前記発明(1)のパチンコ遊技機である。
特定表示(カード種)が複数パターン存在し、且つ、特定表示(カード種)の種類に応じ、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性が異なるよう構成されている状況下、特定表示実行制御手段(カード種表示制御手段2144b−2)は、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である場合には、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が低確率抽選状態である場合と比較し、複数パターンの特定表示(カード種)の中から、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性が高い特定表示(カード種)を高頻度で選択し得る、
前記発明(1)のパチンコ遊技機である。
本発明(1)は、第二識別情報の変動と仮停止を一セットとする擬似単位変動を複数回繰り返す変動態様であって、当該変動態様の実行により特別遊技への移行が確定する特別遊技移行確定擬似連続変動態様を決定し得るパチンコ遊技機において、第二識別情報の変動態様として特別遊技移行確定擬似連続変動態様を決定した場合、特別遊技移行確定擬似連続変動の実行中であり且つ擬似単位変動の度に、第二識別情報の表示とは別に、当該特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性があることを示す特定表示を実行し得ると共に、ある保留に係る第二識別情報の変動内容が特別遊技移行確定擬似連続変動態様であることが事前判定された場合には、当該ある保留に係る前記変動開始条件を充足するまでに実行される第二識別情報の変動表示の際にも、前記特定表示を実行し得ることに加え、特定表示の表示回数が多い程、当該特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性が高くなり得るよう構成されているため、大当りの属性に関する情報を化体させた予告表示内容と、大当りの属性に関する報知内容とをリンクさせることが可能となるため、当該化体させた情報を遊技者へ十分に伝達することができるという効果を奏する。
本発明(2)は、前記効果に加え、特定表示が複数パターン存在し、且つ、特定表示の種類に応じ、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性が異なるよう構成されている状況下、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である場合には、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が低確率抽選状態である場合と比較し、複数パターンの特定表示の中から、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性が高い特定表示を高頻度で選択し得るよう構成されているため、大当りの属性に関する情報を化体させた予告表示内容と、大当りの属性に関する報知内容との関連性を更に強めることが可能となるため、当該化体させた情報を遊技者へ更に効果的に伝達することができるという効果をも奏する。
ここで、本明細書における各用語の意義について説明する。まず、「入球」とは、賞球が払い出される入賞のみならず、賞球払い出しの無い「スルーチャッカー」への通過も含む。「識別情報」とは、五感(視覚、聴覚、触覚等)を通じて情報の種類を識別可能であればどのような形態でもよいが、好適には、視覚的なもの、例えば、数字、文字、図柄(例えば、特別図柄、装飾図柄)等の形状のあるもの、発光手段(例えばランプ)の発光(発光の有無だけでなく、色の違いも含む)等、を挙げることができる。「識別情報表示部」とは、一つの表示部のみならず、複数の表示部の組み合わせ(例えば、ディスプレーとサイドランプ)をも包含する。「演出」とは、出願時点での当業界における演出と同義であり、典型的には、遊技の興趣性を高める画像や動画像(例えば、装飾図柄と称される演出用図柄の変動表示、いわゆる予告と称される文字や画像等)を指す。「開状態」とは、遊技球が流入可能な状態や流入し易い状態を指し、「閉状態」とは、遊技球が流入不能な状態や遊技球が流入困難な状態を指す。「乱数」とは、パチンコ遊技機において何らかの遊技内容を決定するための抽選(電子計算機によるくじ)に使用される乱数であり、狭義の乱数の他に擬似乱数も含む(例えば、乱数としてはハード乱数、擬似乱数としてはソフト乱数)。例えば、遊技の結果に影響を与えるいわゆる「基本乱数」、具体的には、特別遊技の移行と関連した「当選乱数(当否抽選用乱数)」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技(例えば確率変動遊技)に移行するか否かを決定する「当たり図柄決定乱数」等を挙げることができる。尚、変動態様の内容や確定識別情報の内容等を決定する際、これらすべての乱数を使用する必要はなく、互いに同一又は相違する、少なくとも一つの乱数を使用すればよい。また、本特許請求の範囲や本明細書では、乱数の数とか複数個の乱数、といった形で乱数を個数表示していることがあるが、乱数取得の契機となる入球口(例えば始動入球口)の一回の入球により取得された乱数を一個と称している(即ち、前記の例だと、当選乱数+変動態様決定乱数+図柄決定乱数・・・という乱数の束を一個の乱数と称している)。また、例えば、一種の乱数(例えば当選乱数)が、別種の乱数(例えば図柄決定乱数)を兼ねていてもよい。「第一識別情報の変動態様と停止識別情報に係る第一識別情報関連情報」とは、第一識別情報の変動態様及び停止識別情報そのものの情報(例えば、変動態様を特定するためのID、停止識別情報を特定するためのID)でもよいが、第一識別情報の変動態様と停止識別情報から導出される情報(例えば、変動時間、当否結果、属性)でも、第一識別情報の変動態様と停止情報を導出するための情報(例えば、乱数そのもの)でも、第一識別情報の変動態様や停止識別情報に基づく情報(例えば、変動態様を複数の区分に分けた上での、属する区分についてのID)でもよい。「報知契機タイミング時指定可能情報」とは、例えば、確率や指標(レベル、段階等)によって表される情報であり、当該確率や指標が数字や文字等の情報によって直接的に表される場合や、色(虹色>白色)や形(「◎」>「○」)等に置き換えて間接的に表される場合を含み、更に、当該確率や指標を一般的な名称(例えば、「横綱」>「大関」)や慣例(例えば、ジャンケンにおいて「パー」>「グー」)に置き換えて表される場合をも含む概念である。「仮停止」とは、確定停止ではなく再び動き出し得る停止態様を指し、例えば、一見して停止しているように見えるが、僅かながら上下又は左右に移動しつつも略同位置に停滞するような「揺れ変動」が挙げられる。
以下、本発明の最良形態を説明する。尚、以下の最良形態は、従来の第1種パチンコ遊技機に関するものであるが、これに限定されず、他の遊技機{例えば、従来の第2種や第3種、一般電役、普通機、複合機(例えば、従来の第1種の機能を二つ有する遊技機や、従来の第1種の機能と従来の第2種の機能を一つ有する遊技機)といったパチンコ遊技機}に応用された場合も本発明の範囲内である。尚、あくまで最良の形態であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等に関し、以下の態様に限定されるものではない。更に、上記した最良形態や変更例は、特定のものに対して適用されると限定的に解すべきでなく、どのような組み合わせであってもよい。例えば、ある最良形態についての変更例は、別の最良形態の変更例であると理解すべきであり、また、ある変更例と別の変更例が独立して記載されていたとしても、当該ある変更例と当該別の変更例を組み合わせたものも記載されていると理解すべきである。また、本最良形態では、各種テーブルに関し、抽選テーブルと参照テーブルとが存在するが、これらも限定的ではなく、抽選テーブルを参照テーブルとしたり或いはこの逆としてもよい。
まず、図1を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の前面側の基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、パチンコ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、パチンコ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、主遊技始動口2110、補助遊技始動口2210、大入賞口2120、主遊技図柄表示装置2130、演出表示装置2140、補助遊技図柄表示装置2220、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。以下、各要素を順番に詳述する。
まず、主遊技始動口2110は、主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、主遊技始動口2110は、主遊技始動口入球検出装置2111と、主遊技始動口電動役物2112と、主遊技始動口電動役物2112を開閉させるための主遊技始動口電動役物ソレノイド2112aとを備える。ここで、主遊技始動口入球検出装置2111は、主遊技始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す主遊技始動口入球情報を生成する。次に、主遊技始動口電動役物2112は、主遊技始動口2110に遊技球が入賞し得る通常状態と当該通常状態よりも遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
次に、補助遊技始動口2210は、補助遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、補助遊技始動口2210は、補助遊技始動口入球検出装置2211を備える。ここで、補助遊技始動口入球検出装置2211は、補助遊技始動口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す補助遊技始動口入球情報を生成する。尚、補助遊技始動口2210への遊技球の入球は、主遊技始動口2110の主遊技始動口電動役物2112を拡開させるための抽選の契機となる。
次に、大入賞口2120は、主遊技が所定態様で停止した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の上方に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、大入賞口2120は、遊技球の入球を検出するための大入賞口入賞検出装置2121と、大入賞口電動役物2122と、大入賞口電動役物2122を開閉させるための大入賞口電動役物ソレノイド2122aとを備える。ここで、大入賞口入賞検出装置2121は、大入賞口2120への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入球情報を生成する。大入賞口電動役物2122は、大入賞口2120に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に大入賞口2120を可変させる。
次に、主遊技図柄表示装置2130は、主遊技に対応する主遊技図柄(特別図柄)の変動表示及び停止表示を行う。具体的構成としては、主遊技図柄表示装置2130は、主遊技図柄表示部2131と、主遊技図柄保留表示部2132とを備える。ここで、主遊技図柄保留表示部2132は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、主遊技に係る乱数の保留数(実行されていない主遊技図柄の変動数)に相当する。尚、主遊技図柄表示装置2130は、例えば7セグメントLEDで構成されている場合には、主遊技図柄は、「0」〜「7」の8種類の数字及びハズレの「−」で表示される。
尚、主遊技図柄は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本最良形態では、主遊技図柄表示装置2130の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、主遊技図柄自体に演出的な役割を持たせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、後述する演出表示装置2140のような液晶ディスプレイに、主遊技図柄を表示させるように構成してもよい。
次に、演出表示装置2140は、主として、主遊技図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の変動表示及び停止表示が行われる。具体的構成としては、演出表示装置2140は、装図表示部2141と、装図保留表示部2142とを備える。ここで、装図表示部2141は、例えば、スロットマシンのゲームを模した複数列の装飾図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。尚、演出表示装置2140は、本最良形態では液晶ディスプレイで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。次に、装図保留表示部2142は、4個のランプから構成され、当該ランプは、主遊技図柄の保留ランプと連動している。
次に、補助遊技図柄表示装置2220は、補助遊技図柄(普通図柄)の変動表示及び停止表示が行われる。具体的構成としては、補助遊技図柄表示装置2220は、補助遊技図柄表示部2221と、補助遊技図柄保留表示部2222とを備える。ここで、補助遊技図柄保留表示部2222は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、補助遊技図柄変動の保留数(実行されていない補助遊技図柄変動の数)に相当する。
最後に、センター飾り192は、演出表示装置2140の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置2140の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
次に、図2を参照しながら、パチンコ遊技機の背面側における基本構造を説明する。パチンコ遊技機には、パチンコ遊技機の全体動作を制御し、特に主遊技始動口2110へ入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置(メイン基板)1000と、遊技内容に興趣性を付与する装図表示部2141上での各種演出・情報報知に係る表示制御を行う演出表示制御手段{サブ基板(サブメイン基板)}2150と、サブ基板2150からのコマンドを受けて遊技の興趣性を高める演出が表示される演出表示装置2140と{サブ基板(サブサブ基板)}、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出制御装置(賞球払出制御基板)3000と、上球皿110の遊技球(貯留球)を遊技領域120へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、パチンコ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニット290と、パチンコ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。尚、メイン基板、サブメイン基板、サブサブ基板、賞球払出制御基板は、それぞれ別個にCPU、ROM及びRAMを有している。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御装置1000は、遊技に係る遊技周辺機器2000{(主遊技周辺機器A、補助遊技周辺機器2200)、演出に係るサブメイン制御装置(演出表示制御手段2150)、主制御装置1000からの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出制御装置3000}と、情報伝達可能に接続されている。また、サブメイン制御装置(演出表示制御手段2150)は、画像演出を実行するサブサブ制御装置(演出表示装置2140)、各種遊技効果ランプ190(例えばサイドランプ)やスピーカ114等とも電気的に接続されている。そして、サブサブ制御装置(演出表示装置2140)は、十字キーやボタン等の遊技者によって操作可能な演出操作装置4000と電気的に接続されている。更に、賞球払出制御装置3000は、ステッピングモータやスプロケット等を備えた賞球払出装置と電気的に接続されている。尚、主制御装置1000、サブメイン制御装置(演出表示制御手段2150)、サブサブ制御装置(演出表示装置2140)、賞球払出制御装置3000等は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。また、演出表示制御手段2150(サブ基板)や演出表示装置2140(サブサブ基板)については後述する。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に搭載される形で構成してもよい。例えば、周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、主遊技(特別遊技等)・補助遊技・一般遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、遊技周辺機器2000やサブ基板側に各種遊技情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報(例えば、確率変動大当り、突然確率変動大当り、時間短縮変動大当り、小当り、ハズレ)、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等}を送信するための情報送信手段1200と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出制御装置3000を制御する賞球払出決定手段1300とを有している。
ここで、遊技制御手段1100は、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための乱数取得判定実行手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、後述する主遊技側乱数(当選乱数)に基づき当りであるか否かを抽選する当否抽選手段1135と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1150と、主遊技始動口2110の主遊技始動口電動役物2112の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電動役物開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、主遊技及び補助遊技に関し、現在の遊技状態をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在の遊技状態[例えば、主遊技に関する状態{通常遊技状態、特定遊技状態(確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態)、特別遊技状態}、補助遊技に関する状態(易開放状態、非易開放状態)、主遊技図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)]等を一時記憶するための遊技状態一時記憶手段1190とを有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段1110は、主遊技始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する主遊技始動口入球判定手段1111と、補助遊技始動口2210に遊技球が流入したか否かを判定する補助遊技始動口入球判定手段1112とを有している。
次に、乱数取得判定実行手段1120は、主遊技始動口2110への遊技球の入球に基づき主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、当選乱数、変動態様決定乱数、主遊技図柄決定乱数等)を取得する主遊技乱数取得判定実行手段1121と、補助遊技側乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための補助遊技乱数取得判定実行手段1122とを有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類により割り振られた「0」〜「65535」(当選乱数)や「0」〜「255」(変動態様決定乱数)といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに保留するための主遊技図柄保留手段1131と、補助遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該補助遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに保留するための補助遊技図柄保留手段1132と、を有している。ここで、主遊技図柄保留手段1131及び補助遊技図柄保留手段1132は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a及び補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを夫々有している。
次に、当否抽選手段1135は、当否抽選の結果、当りである場合に特別遊技への移行決定をする(例えば、内部的に当りフラグをオンにする)特別遊技移行決定手段1135aと、当否抽選を行う際に参照される当否抽選用テーブル1135bと、を有している。ここで、当否抽選用テーブル1135bは、主遊技図柄に関しての大当り抽選を行う際に参照される主遊技用当否抽選テーブル1135b−1を有している。尚、各抽選テーブルは、図示しないが、遊技状態毎に異なるテーブルを有している。例えば、各抽選テーブルは、通常遊技状態(時間短縮遊技状態)の際に用いられる低確率抽選用テーブルと、確率変動遊技状態の際に用いられる高確率抽選用テーブルと、を有する。
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した主遊技側乱数に基づき、主遊技図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する主遊技内容決定手段1141と、取得した補助遊技側乱数に基づき補助遊技図柄の停止図柄を決定する補助遊技内容決定手段1142とを有している。
ここで、主遊技内容決定手段1141は、主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される主遊技内容決定用抽選テーブル1141aを有しており、当該主遊技内容決定用抽選テーブル1141aは、当否結果・遊技状態・保留球数に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→主遊技通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→主遊技確率変動遊技状態用抽選テーブル、時間短縮遊技→主遊技時間短縮遊技状態用抽選テーブル)。更に、補助遊技内容決定手段1142は、補助遊技図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される補助遊技内容決定用抽選テーブル1142aを有しており、当該補助遊技内容決定用抽選テーブル1142aは、遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(例えば、通常遊技→補助遊技通常用抽選テーブル、確率変動遊技及び時間短縮遊技→補助遊技時間短縮用抽選テーブル)。
ここで、主遊技内容決定手段1141が有しており、主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される主遊技内容決定用抽選テーブル1141aについて、以下、各構成テーブルについて具体例を挙げながら説明することとする。
まず、表1は、主遊技図柄の停止図柄を決定する際に参照される図柄決定用テーブルの一例である。ここで、当否抽選の結果がハズレである場合には、上段のハズレ時テーブルを参照することによりハズレ図柄が決定される。他方、当否抽選の結果が当りである場合には、下段の当り時テーブルを参照することにより当り図柄が決定される。尚、本最良形態においては、後述のように、この当り図柄は複数の属性に分類でき(通常当り図柄、確率変動当り図柄)、当り図柄の種類に応じて遊技者に付与される利益状態が異なるよう構成されている。しかしながら、これには限定されず、どのような当り図柄であっても一律同じ利益状態を遊技者に付与するよう構成してもよい。また、本最良形態では、いずれの遊技状態でも共通のテーブルとしているがこれにも限定されず、遊技状態に応じて異なるテーブル構成としてもよいことはいうまでもない。更には、本最良形態においては、理解の容易上、ハズレ時には一律「X」という停止図柄が選択されるよう構成されているがこれには何ら限定されない。例えば、後述するように、メイン側(主制御基板側)は、サブ側に対して停止図柄情報と変動態様情報等の図柄情報を送信し、これを受信したサブ側では、当該図柄情報に基づき装飾図柄の停止図柄や変動態様を決定する処理を実行する。この際、サブ側では、装飾図柄の停止図柄(特にハズレ図柄)を決定する際、当該変動がリーチ変動態様とするか否かの判定を実行した上、リーチ変動態様を実行する場合には、停止図柄としてリーチハズレ図柄やスーパーリーチハズレ図柄を停止図柄として割り振る必要がある。このようなサブ側での処理負担を軽減するため、主制御装置側でのハズレ図柄として、(1)装飾図柄の完全ハズレ図柄に対応したハズレ主遊技図柄X1、(2)装飾図柄のリーチハズレ図柄に対応したハズレ主遊技図柄X2、(3)装飾図柄のスーパーリーチハズレ図柄に対応したハズレ主遊技図柄X3、といった具合に複数のハズレ図柄を割り振るよう構成してもよい。
次に、表2は、主遊技図柄の変動態様を決定する際に参照される変動態様決定用テーブルの一例である。ここで、本最良形態では、遊技状態、当否結果、及び当り図柄の属性に応じて異なるテーブルが参照されるよう構成されている。当該テーブルから分かるように、本最良形態では、ハズレ時には変動時間が長いものが選択され難く、他方、当り時には変動時間が長いものが選択され易いよう構成されている。即ち、変動時間が長い程、当り期待度が高くなるよう設定されている。尚、前述のように、主遊技図柄の変動態様に関する情報はサブ側に送信されることとなり、これを受信したサブ側では、装飾図柄の変動態様決定処理を実行する。この際、主遊技図柄の変動態様として「H1」〜「H3」を受信した場合には装飾図柄の変動態様として通常変動態様を割り当てる一方、「G1」〜「G4」を受信した場合には装飾図柄の変動態様として擬似連続変動態様を割り当てる。ここで、擬似連続変動態様とは、後述するように、一回の図柄変動でありながらあたかも複数回の変動が実行されているように見える変動態様のことを指す。そして、本最良形態では、主遊技確率変動遊技状態における当り時に参照されるテーブルにおいてのみ、変動態様「G1」〜「G4」が選択され得るよう構成されている(但し、これには限定されず、主遊技確率変動遊技状態におけるハズレ時や主遊技非確率変動遊技状態においても変動態様「G1」〜「G4」が選択され得るよう構成してもよい)。また、当該主遊技確率変動遊技状態における当り時に参照されるテーブルは、当り図柄の属性(確率変動当り図柄、非確率変動当り図柄)によって参照されるテーブルが異なるよう構成されていると共に、確率変動当り図柄である場合に参照されるテーブルは、非確率変動当り図柄である場合に参照されるテーブルと比して、変動態様「G1」〜「G4」において変動時間の長い変動態様が選択され易いよう構成されている(但し、これには限定されず、変動態様の選択割合を同一としてもよいし、夫々のテーブルにおいて変動態様を異ならせてもよい)。そして、後述するように、変動態様「G1」〜「G4」において変動時間の長い変動態様が選択されることに伴い、一回の図柄変動における擬似的な複数回の変動の変動回数が多くなるよう構成されている。即ち、本最良形態においては、変動態様「G1」〜「G4」に基づく擬似連続変動態様が生起した時点で、主遊技確率変動遊技状態における確率変動当り又は非確率変動当りが発生したことを遊技者に報知することに等しいのである。尚、本最良形態においては、遊技状態に応じて異なるテーブルとしているがこれにも限定されず、共通のテーブル構成としてもよい。
次に、表示制御手段1150は、主遊技図柄表示装置2130の主遊技図柄表示部2131上で、所定時間主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う主遊技図柄制御手段1151と、補助遊技図柄表示装置2220の補助遊図柄技表示部2221上で、所定時間補助遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う補助遊技図柄制御手段1152とを有している。
ここで、主遊技図柄制御手段1151は、前記主遊技内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための主遊技図柄変動時間管理手段1151aを更に有している。また、主遊技図柄変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。更に、補助遊技図柄制御手段1152は、補助遊技図柄表示装置2220の補助遊技図柄表示部2221上での補助遊技図柄の変動時間を管理するための補助遊技図柄変動時間管理手段1152aを有している。また、補助遊技図柄変動時間管理手段1152aは、時間を計測可能な補助遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1を更に備えている。
次に、電動役物開閉制御手段1160は、主遊技始動口2110の主遊技始動口電動役物2112を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための条件判定手段1161と、主遊技始動口2110の主遊技始動口電動役物2112の駆動(開放)時間を計測する開放タイマ1162とを有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、特別遊技に移行するための条件を充足しているか否か、具体的には、当りに当選している(当りフラグが発生している)か否かの判定と共に、主遊技図柄が所定態様で停止したか否かを判定する条件判定手段1171と、特別遊技移行条件を充足している場合、当該特別遊技の内容(具体的には、ラウンド数、ラウンド間時間等)を特別遊技関連情報一時記憶手段1191c中にセットする特別遊技内容決定手段1172と、大入賞口2120を所定条件で開状態にするという特別遊技を実行するための特別遊技実行手段1173と、特別遊技に関する各種処理の時間管理を行うための特別遊技時間管理手段1174とを有している。ここで、特別遊技時間管理手段1174は、時間を計測可能な特別遊技用タイマ1174aを更に有している。また、特別遊技内容決定手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cにセットされるべき前記特別遊技の内容を特定する際に参照される特別遊技内容参照テーブル1172aを更に有している。
次に、特定遊技制御手段1180は、特定遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する特定遊技終了条件判定手段1181を有している。ここで、特定遊技終了条件判定手段1181は、時短回数をカウント可能な時短回数カウンタ1181aを更に有している。ここで、「特定遊技」とは、例えば、特別遊技への抽選確率が通常遊技時よりも高い確率変動遊技や、主遊技図柄の変動時間が通常遊技時よりも相対的に短い時間短縮遊技を指す。
ここで、本最良形態においては、時短回数は100回であり、当該時短中には、非時短中と比較して、主遊技図柄の変動時間が相対的に短縮される(時間短縮機能)。更に、補助遊技図柄の変動時間も相対的に短縮されると共に、主遊技始動口2110の主遊技始動口電動役物2112の開放時間が相対的に延長される(開放時間延長機能)。尚、上記の特定遊技終了条件判定手段1181は、例えば、回数制限付きの確率変動遊技において終了回数に到達したか否かを判定する機能を有していたり(回数制限付確率変動遊技機能を有するパチンコ遊技機の場合)、図柄変動の度に所定確率で特定遊技(例えば確率変動遊技や時間短縮遊技)から通常遊技への移行抽選を行う機能を有していてもよい(転落抽選機能を有するパチンコ遊技機の場合)。
次に、遊技状態一時記憶手段1190は、主遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための主遊技状態一時記憶手段1191と、補助遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための補助遊技状態一時記憶手段1192とを有している。
ここで、主遊技状態一時記憶手段1191は、各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するためのフラグ一時記憶手段1191aと、現在変動中の主遊技図柄(変動開始条件が成立した主遊技図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための主遊技図柄情報一時記憶手段1191bと、特別遊技に関する情報(例えば、ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数等)を一時記憶するための特別遊技関連情報一時記憶手段1191cとを有している。
また、補助遊技状態一時記憶手段1192は、補助遊技に関する情報(例えば、補助遊技当選フラグ・補助遊技変動中フラグ・開放延長フラグ・電動役物開放中フラグ・時間短縮フラグ等の各種フラグのオンオフ情報)を一時記憶するための補助遊技関連情報一時記憶手段1192aと、現在変動中の補助遊技図柄(変動開始条件が成立した補助遊技図柄)に係る停止図柄等の情報を一時記憶するための補助遊技図柄情報一時記憶手段1192bとを有している。
次に、遊技周辺機器2000について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について説明する。まず、遊技周辺機器2000は、主遊技側の周辺機器である主遊技周辺機器Aと、補助遊技に関する補助遊技周辺機器2200とを有している。以下、これらの周辺機器を順番に説明する。
まず、主遊技周辺機器Aは、特別遊技移行の契機となる主遊技始動口2110と、主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な主遊技図柄表示装置2130と、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技の際には所定条件下で開状態となる大入賞口2120を有している。
次に、補助遊技周辺機器2200は、主遊技始動口2110の主遊技始動口電動役物2112の開放の契機となる補助遊技始動口2210と、補助遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な補助遊技図柄表示装置2220とを有している。
次に、サブメイン制御装置(演出表示制御手段2150)及びサブサブ制御装置(演出表示装置2140)について説明する。はじめに、主制御装置1000は、演出に係る一切の表示制御を司る演出表示制御手段2150(サブメイン基板)と接続している。また、演出表示制御手段2150(サブメイン基板)は、装飾図柄の変動表示及び停止表示・特別遊技中の遊技進行状況を示す表示を含め、演出に係る表示を行う演出表示装置2140(サブサブ基板)と接続している。そして、演出表示装置2140(サブサブ基板)は、遊技者によって操作可能であり、演出表示装置2140上の表示内容を指示・選択可能な演出操作装置4000と接続している。以下、これらの装置・手段を順番に説明する。
まず、演出表示制御手段2150は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段2151と、主制御装置1000側からの前記情報に基づき、演出表示装置2140上での演出表示制御を行う表示制御手段2152と、演出表示制御手段2150側から演出表示装置2140側へ各種情報を送信するための情報送信手段2153と、を有している。以下、上記各手段を詳述する。
次に、表示情報受信手段2151は、主制御装置1000側からの主遊技に関する図柄情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2151aを有している。尚、メイン側情報一時記憶手段2151aに一時記憶された図柄情報は、以下で説明する各処理において、後述の各種手段により必要に応じ適宜参照される。
次に、表示制御手段2152は、演出表示装置2140の装図表示部2141上での装飾図柄の変動表示や停止表示に関する制御を司る装飾図柄表示制御手段2152aと、演出表示装置2140の装図保留表示部2142上での保留情報の表示処理に関する一切の制御を司る装図保留情報表示制御手段2152bと、演出表示装置2140上での特別遊技中の遊技進行状況に係る表示制御を司る特別遊技中表示制御手段2152dと、演出に関連する情報を一時記憶する演出表示関連情報一時記憶手段2152eと、を有している。
ここで、装飾図柄表示制御手段2152aは、メイン側情報一時記憶手段2151a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、装飾図柄の停止図柄と変動態様を決定するための装図表示内容決定手段2152a−1と、装飾図柄が演出表示装置2140上に表示される際の演出モード(通常演出モード/特殊演出モード)を決定するための演出状態決定手段2152a−2と、擬似連続変動態様における擬似的な図柄変動内容(仮停止図柄)を決定する擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3と、装飾図柄の変動時間を計時するための変動時間管理タイマ2152a−4と、を更に有している。
次に、装図表示内容決定手段2152a−1は、装飾図柄の変動態様を決定する際に参照される装図変動内容決定用抽選テーブル2152a−1−1と、装飾図柄の停止図柄を決定する際に参照される装図停止図柄決定用抽選テーブル2152a−1−2と、を有している。ここで、表3は、装飾図柄の変動態様を決定する際に参照される、装図変動内容決定用抽選テーブル2152a−1−1の一例である。このように、本最良形態では、メイン側から受信した主遊技図柄の変動態様情報(例えば、変動態様を特定するためのID情報)と紐付いた形で装飾図柄の変動態様が決定されるよう設定されている。ここで、本最良形態では、主遊技図柄の変動態様が「G1」〜「G4」であった場合には、夫々の主遊技図柄の変動態様に対応した「擬似連続変動A」〜「擬似連続変動D」が装飾図柄の変動態様として決定される。そして、「擬似連続変動A」<「擬似連続変動B」<「擬似連続変動C」<「擬似連続変動D」の順に擬似変動回数(装飾図柄の仮停止回数)が多くなるよう構成されている。尚、本最良形態では、装飾図柄の変動態様は、メイン側での主遊技図柄の変動態様と1対1対応となるよう設定されている。しかしながら、これには限定されず、1対複数対応でも複数対1対応でもよく、更には、メイン側からの変動態様情報(特に時間情報)、当否情報、停止図柄情報及び属性情報(通常当りか確率変動当りか等)から構成されるメイン側図柄情報からなる群より選択される一又は複数の情報に基づき、装飾図柄の変動態様を決定するよう構成してもよい。例えば、擬似連続の変動回数を何回とするか、擬似連続変動の最終変動をどのような変動態様とするか等、上述したメイン側図柄情報に基づきサブ側で任意に決定するよう構成してもよい。
次に、擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3は、擬似連続変動における擬似変動毎の装飾図柄の停止図柄(仮停止図柄)を決定する際に参照される仮停止図柄内容決定用抽選テーブル2152a−3−1と、擬似連続変動における擬似変動毎のカード強弱レベルを決定する際に参照されるカード強弱レベル決定用抽選テーブル2152a−3−2と、を有している。ここで、カード強弱レベルとは、当該図柄変動が特定遊技(本例では、主遊技確率変動)に係る当りに基づく図柄変動であった際に、当該確率変動に係る当りであることを遊技者に報知する可能性を示すものであり、カード強弱レベルが高くなるに伴い、当該特定遊技に係る当りであることを遊技者に報知する可能性が高くなるよう構成されている。
ここで、表4及び表5は、仮停止図柄内容決定用抽選テーブル2152a−3−1及びカード強弱レベル決定用抽選テーブル2152a−3−2の一例である。まず、表4に示されるように、本最良形態では、擬似変動毎の仮停止図柄の種類、及び夫々の仮停止図柄の種類が選択される割合は、擬似変動毎に同一となるよう構成されている。ここで、前述したように、本最良形態では、擬似連続変動態様が生起した時点で、主遊技確率変動遊技状態における確率変動当り又は非確率変動当りが発生したことを遊技者に報知することに等しいこととなる。即ち、擬似連続変動毎の仮停止図柄の表示態様に基づき、遊技者は当該図柄変動が確率変動当り又は非確率変動当りに係る変動であることを推測することは容易であるものの、確率変動当りに係る変動であるか否かを推測することが困難となるよう構成されている(但し、これには限定されない)。次に、表5に示されるように、本最良形態では、選択され得る(又は選択され易い)カード強弱レベルが擬似変動毎に異なるよう構成されており、特に、当該図柄変動が確率変動当りに係る変動である場合には、非確率変動当りに係る変動である場合と比して、相対的にカード強弱レベルが高くなるよう構成されている。即ち、当該擬似連続変動の過程において選択されたカード強弱レベルに基づき、遊技者は当該図柄変動が確率変動当りに係る変動であるか否かを推測することができるよう構成されている。そして、後述するように、当該選択されたカード強弱レベルは、スゴロクゲームにおける遊技者の手札(カード)の種類によって遊技者に報知されることとなる。
次に、変動時間管理タイマ2152a−4は、装飾図柄の変動開始時から確定表示までの時間を計時するための装図変動時間管理タイマ2152a−4−1と、装飾図柄の擬似連続変動態様時における擬似変動毎の変動開始時から仮停止図柄表示までの時間を計時するための擬似変動時間管理タイマ2152a−4−2と、を有している。
次に、装図保留情報表示制御手段2152bは、主制御装置1000側からの保留情報を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2152b−1−1を有している。
次に、演出表示関連情報一時記憶手段2152eは、主制御装置1000側からの保留情報を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2152e−2と、変動態様が擬似連続変動の場合に、各擬似変動の仮停止図柄及び変動態様を一時記憶するための擬似連続変動関連情報一時記憶手段2152e−4を有している。また、擬似連続変動関連情報一時記憶手段2152e−4は、擬似変動毎に決定されたカード強弱レベルを一時記憶するための擬似変動毎カード強弱レベル一時記憶手段2152e−4−1を更に有している。
尚、演出表示制御手段2150は、その他にも、遊技効果ランプ190の点灯及び消灯や、スピーカ114からの音声出力等の演出処理といった、画像表示以外の演出に係る一切の制御を更に制御する。また、本最良形態においては、演出表示制御手段2150が、装飾図柄、遊技ランプ及び音声の制御を一体的に行なうように構成しているが、機能的に別個の周辺機器として分離するように構成してもよい。この場合、当該周辺機器同士を基板対基板コネクタで接続するように構成してもよい。
次に、演出表示装置(サブサブ基板)2140は、LCD表示器(装図表示部2141、装図保留表示部2142)と、演出表示制御手段2150(サブメイン基板)からのコマンド等の情報を受信するための情報受信手段2143と、サブメイン基板からのコマンド等の情報に基づいてLCD表示器上に画像を表示する画像表示制御手段2144と、演出の際に当該演出に関する情報を一時記憶するための画像関連情報一時記憶手段2145と、装飾図柄や装飾図柄の変動態様に関するデータ(各種オブジェクトデータ、動画像データ、音声データ等)を含め演出に関する一切のデータを記憶するための画像データ記憶手段2146と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、情報受信手段2143は、サブメイン基板側から送信されたコマンド等の情報を一時記憶するためのサブメイン側情報一時記憶手段2143aと、演出操作装置4000側から送信された操作状況等の情報を一時記憶するための演出操作装置側情報一時記憶手段2143bと、を有している。尚、本最良形態では、演出操作装置4000は、演出表示装置(サブサブ基板)2140側と接続するよう構成されているが、これには限定されず、演出表示制御手段2150(サブメイン基板)側と接続するよう構成してもよい。その場合には、演出操作装置4000側から送信された操作状況等の情報をサブメイン基板側で受信し、当該受信した情報をサブサブ基板側へ送信するよう構成すればよい。
次に、画像表示制御手段2144は、演出モードが通常演出モードである状況下での装飾図柄の変動表示及び変動態様に係る演出表示等の表示制御を司る通常演出モード表示制御手段2144aと、演出モードが特殊演出モードである状況下での装飾図柄の変動表示及び変動態様に係る演出表示等の表示制御を司る特殊演出モード表示制御手段2144bと、特別遊技中における遊技進行状況に係る演出表示等の表示制御を司る特別遊技中演出モード表示制御手段2144cと、を有している。
ここで、特殊演出モード表示制御手段2144bは、スゴロクゲームに係る演出の表示制御を司るスゴロクゲーム表示制御手段2144b−1と、スゴロクゲームにおける遊技者の手札(カード)の表示制御を司るカード種表示制御手段2144b−2と、を更に有している。また、スゴロクゲーム表示制御手段2144b−1は、スゴロクゲームにおけるコマの停止マス目に係る表示内容を決定するために参照されるマス目表示内容決定用参照テーブル2144b−1−1を更に有している。そして、カード種表示制御手段2144b−2は、特別遊技中でのバトル演出に係る対戦キャラクタを決定するために参照される対戦相手決定用抽選テーブル2144b−2−1と、表示すべき遊技者の手札(カード)を決定するために参照されるカード種表示内容決定用参照テーブル2144b−2−2を更に有している。尚、説明の流れ上、マス目表示内容決定用参照テーブル2144b−1−1、対戦相手決定用抽選テーブル2144b−2−1、カード種表示内容決定用参照テーブル2144b−2−2の一例については後述する。
次に、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、当該特別遊技に係る当りが確率変動に係る当りであることを報知するための演出(バトル演出)の表示制御を司るバトル演出表示制御手段2144c−1を更に有している。また、バトル演出表示制御手段2144c−1は、確率変動当りの報知契機(報知対象カード)を決定するために参照される確変報知対象カード種決定用参照テーブル2144c−1−1と、遊技者によって報知対象カードが決定できる有効期間を管理するためのカード種選択操作管理タイマ2144c−1−2と、を更に有している。尚、説明の流れ上、確変報知対象カード種決定用参照テーブル2144c−1−1の一例については後述する。
次に、画像関連情報一時記憶手段2145は、スゴロクゲームに係るゲーム盤面(スゴロクマップ)及び当該ゲーム盤面上のマス目や駒の位置情報が一時記憶されるスゴロクマップ位置情報一時記憶手段2145aと、バトル演出に係る情報が一時記憶されるバトル演出関連情報一時記憶手段2145bと、当該特別遊技に係る当りが確率変動当りであることを報知する契機となるカード種に係る情報が一時記憶される確変報知対象カード種一時記憶手段2145bcと、を有している。ここで、バトル演出関連情報一時記憶手段2145bは、バトル演出における対戦相手に係る情報が一時記憶される対戦相手情報一時記憶手段2145b−1と、擬似変動毎のカード種に係る情報が一時記憶される擬似変動毎表示カード種一時記憶手段2145b−2と、を更に有している。
尚、主遊技図柄表示装置2130及び補助遊技図柄表示装置2220が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、残る演出表示装置(サブサブ基板)2140が、演出表示制御手段(サブメイン基板)2150と情報伝達可能に接続されている。即ち、主遊技図柄表示装置2130及び補助遊技図柄表示装置2220は、主制御装置1000により制御され、演出表示装置2140は、演出表示制御手段2150により夫々制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
次に、図3下段を参照しながら、サブ基板(サブメイン基板である演出表示制御手段2150とサブサブ基板である演出表示装置2140)のハード構成を説明することとする。尚、ここで示すハード構成は一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。まず、演出表示制御手段2150(メインサブ基板)は、表示制御用CPU2150a、読み書き可能なRAM2150b、図柄表示制御を行うための制御プログラムやデータ等が格納された制御ROM2150cから構成される。次に、演出表示装置2140(サブサブ基板)は、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)2140a、図柄データ等が格納されたキャラクタROM2140b、画像表示する表示データを展開するためのVRAM2140c、D/Aコンバータ2140dと、画像表示が実行されるLCD表示器2140eと、を有している。ここで、表示制御用CPU2150aは、主制御装置1000(メイン基板)側からの情報に基づき決定された装飾図柄変動に関するコマンドをVDP2140aに送信する。そして、VDP2140aは、表示制御用CPU2150aからのコマンドに基づき、キャラクタROM2140bから表示用データを読み出してVRAM2140c上に展開し、同期信号をLCD表示器2140eに送信すると共にD/Aコンバータ2140dを通じてRGB信号をLCD表示器2140eに送信する。これにより、VRAM2140cに展開した表示データがLCD表示器2140e上に表示されることになる。
ここで、サブメイン基板側からサブサブ基板側に送信される、装飾図柄変動に関するコマンドについて説明する。本最良形態では、装飾図柄変動に際し、後述する処理の欄で詳しく述べるが、サブメイン基板側から図柄変動開始コマンドをサブサブ基板側に送信することで図柄変動表示が開始され、サブメイン基板側から確定表示コマンドをサブサブ基板側に送信することで図柄変動が確定表示され図柄変動表示が終了する。そして、図柄変動表示開始から確定表示の間までは、サブメイン基板側からサブサブ基板側に仮停止コマンドを送信することで各装飾図柄列が仮停止するよう構成されているため、擬似連続変動のような変動態様を表示制御することが可能となるのである。
次に、図4〜図25のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の処理の流れを説明する。はじめに、図4〜図12のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機のメイン基板側での処理の流れを説明する。まず、図4は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。まず、ステップ1100で、主制御装置1000は、後述の補助遊技側乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述の電動役物駆動判定処理を実行する。次に、ステップ1300で、主制御装置1000は、後述の主遊技側乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1400で、主制御装置1000は、後述の主遊技図柄表示処理を実行する。次に、ステップ1500で、主制御装置1000は、後述の特別遊技作動条件判定処理を実行する。次に、ステップ1600で、主制御装置1000は、後述の特別遊技制御処理を実行する。次に、ステップ1700で、主制御装置1000(特に賞球払出決定手段1300)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出制御装置3000を駆動して所定の賞球数の払出処理を行い、再びステップ1100に戻る。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
まず、図5は、図4におけるステップ1100のサブルーチンに係る、補助遊技側乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1102で、補助遊技始動口入球判定手段1112は、補助遊技始動口2210の補助遊技始動口入球検出装置2211から補助遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、補助遊技乱数取得判定実行手段1122は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、補助遊技乱数取得判定実行手段1122は、補助遊技側乱数を取得する。次に、ステップ1108で、補助遊技図柄保留手段1132は、何個目の保留であるかという順番情報と共に、当該乱数を補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aにセットする形で保留球を1加算する。そして、ステップ1110で、情報送信手段1200は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、当該乱数が何個目の保留として記憶されたのかの情報を取得すると共に、当該情報を演出表示制御手段2150側に送信し、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定処理)に移行する。尚、ステップ1102及びステップ1104でNoの場合も、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定処理)に移行する。
次に、図6は、図4におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電動役物駆動判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192aを参照して、電動役物開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、補助遊技図柄制御手段1152は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192aを参照して、補助遊技図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、補助遊技内容決定手段1142は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、補助遊技図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1208で、補助遊技内容決定手段1142は、当該保留球に基づく補助遊技側乱数及び補助遊技側遊技状態に基づき停止図柄を決定する。次に、ステップ1210で、補助遊技図柄変動時間管理手段1152aは、補助遊技側遊技状態に基づき、補助遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1に所定時間(例えば、時短遊技の場合には5秒、通常遊技の場合には30秒)をセットする。そして、ステップ1212で、補助遊技図柄制御手段1152は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192a内の補助遊技変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1214で、補助遊技図柄保留手段1132は、補助遊技図柄に関する当該保留球を1減算した上で補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに記録されている保留情報を更新すると共に、補助遊技図柄制御手段1152は、補助遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1をスタートした後、補助遊技図柄表示部2221上で補助遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1216で、補助遊技図柄変動時間管理手段1152aは、補助遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1を参照して、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1216でYesの場合、ステップ1218で、補助遊技図柄制御手段1152は、補助遊技図柄表示部2221上で、前記ステップ1208で補助遊技内容決定手段1142が決定した停止図柄を確定表示する。そして、ステップ1220で、補助遊技図柄制御手段1152は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192a内の補助遊技図柄変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1222で、条件判定手段1161は、当該停止図柄が「当り」であるか否かを判定する。ステップ1222でYesの場合、ステップ1224で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技側遊技状態に基づき、開放タイマ1162に所定時間(例えば、時短遊技の場合には5秒、通常遊技の場合には0.5秒)セットする。次に、ステップ1226で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192a内の電動役物開放中フラグをオンにする。そして、ステップ1228で、電動役物開閉制御手段1160は、主遊技始動口2110の主遊技始動口電動役物2112を開放する。次に、ステップ1230で、電動役物開閉制御手段1160は、開放タイマ1162を参照して、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232及びステップ1234で、電動役物開閉制御手段1160は、主遊技始動口2110の主遊技始動口電動役物2112を閉鎖すると共に、補助遊技関連情報一時記憶手段1192a内の電動役物開放中フラグをオフにし、次の処理(ステップ1300の主遊技側乱数取得処理)に移行する。
尚、ステップ1202でNoの場合はステップ1230に移行し、ステップ1204でNoの場合はステップ1216に移行し、ステップ1206、ステップ1216、ステップ1222及びステップ1230でNoの場合は次の処理(ステップ1300の主遊技側乱数取得処理)に移行する。
次に、図7は、図4におけるステップ1300のサブルーチンに係る、主遊技側乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1302で、主遊技始動口入球判定手段1111は、主遊技始動口2110の主遊技始動口入球検出装置2111から主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、主遊技乱数取得判定実行手段1121は、主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、主遊技乱数取得判定実行手段1121は、主遊技側乱数(当選乱数、変動態様決定乱数、主遊技図柄決定乱数等)を取得し、主遊技図柄保留手段1131が、何個目の保留であるかという順番情報と共に、当該乱数を主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aにセットする。そして、ステップ1308で、情報送信手段1200は、主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、当該乱数が何個目の保留として記憶されたのかの情報を取得すると共に、当該情報を演出表示制御手段2150側に送信し、次の処理(ステップ1400の主遊技図柄表示処理)に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合も、次の処理(ステップ1400の主遊技図柄表示処理)に移行する。
次に、図8は、図4におけるステップ1400のサブルーチンに係る、主遊技図柄表示処理のフローチャートである。まず、ステップ1402で、主遊技内容決定手段1141は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する。ここで、この変動開始条件は、特別遊技中や主遊技図柄変動中でないことが条件となる。
ステップ1402でYesの場合、ステップ1404で、主遊技内容決定手段1141は、主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに一時記憶されている、今回の図柄変動に係る主遊技側乱数を読み出す。次に、ステップ1406で、当否抽選手段1135は、主遊技側乱数(当選乱数)及び遊技状態に基づき、主遊技用当否抽選テーブル1135b−1を参照し、主遊技図柄当否(大当り)抽選を実行する。そして、ステップ1408で、特別遊技移行決定手段1135aは、抽選結果が当りか否かを判定する。ステップ1408でYesの場合、ステップ1410で、特別遊技移行決定手段1135aは、フラグ一時記憶手段1191a内の当りフラグをオンにする。他方、ステップ1408でNoの場合には、ステップ1410をスキップする。
そして、ステップ1412及びステップ1413で、主遊技内容決定手段1141は、主遊技内容決定用抽選テーブル1141a内の各抽選テーブルを参照し、主遊技側乱数(例えば、主遊技図柄決定乱数、変動態様決定乱数)に基づいて主遊技図柄に関する停止図柄を決定すると共に、当該決定した停止図柄に基づき変動態様を決定し、これらを主遊技図柄情報一時記憶手段1191bに一時記憶する。尚、前記参照されるテーブルは、当否結果・遊技状態・主遊技図柄に基づいて決定される(以下も同様)。次に、ステップ1414で、情報送信手段1200は、ステップ1412で決定した主遊技図柄に関する図柄情報(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)を演出表示制御手段2150側に送信する。次に、ステップ1416で、主遊技図柄変動時間管理手段1151aが、所定時間(前記ステップ1412で決定した変動態様に係る変動時間)を主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1にセットする。そして、ステップ1418で、主遊技図柄制御手段1151は、主遊技図柄表示装置2130の主遊技図柄表示部2131上で、主遊技図柄情報一時記憶手段1191bに記憶された変動態様に従い、主遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1420で、主遊技図柄制御手段1151は、フラグ一時記憶手段1191a内の変動中フラグをオンする。そして、ステップ1422で、主遊技図柄変動時間管理手段1151aが、所定時間に到達したか否かを判定する。ここで、ステップ1422でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1422でYesの場合、ステップ1424で、情報送信手段1200は、所定時間に到達した旨のコマンドを演出表示制御手段2150側に送信する。次に、ステップ1426で、主遊技図柄制御手段1151は、主遊技図柄表示装置2130の主遊技図柄表示部2131上での主遊技図柄の変動表示を停止し、主遊技図柄情報一時記憶手段1191bに記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1428で、主遊技図柄制御手段1151は、フラグ一時記憶手段1191a内の変動中フラグをオフにする。そして、ステップ1430で、主遊技図柄変動時間管理手段1151aは、主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1をリセットする。次に、ステップ1450で、主制御装置1000は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
尚、ステップ1402でNoの場合には、ステップ1432で、主遊技図柄制御手段1151は、フラグ一時記憶手段1191aを参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1432でYesの場合にはステップ1422に移行し、ステップ1432でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図9は、図8におけるステップ1450のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1452で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数カウンタ値が0よりも大きいか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aの時短回数カウンタ値を1減算する。次に、ステップ1456で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数が0であるか否かを判定する。ステップ1456でYesの場合、ステップ1458で、特定遊技制御手段1180は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192a内の時間短縮フラグをオフにし、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1452及びステップ1456でNoの場合にも、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図10は、図4におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、条件判定手段1171は、フラグ一時記憶手段1191aを参照し、当りフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1504で、条件判定手段1171は、主遊技図柄表示装置2130の主遊技図柄表示部2131上に表示された主遊技図柄が所定態様で停止したか否かを判定する。ステップ1504でYesの場合、ステップ1506で、特別遊技内容決定手段1172は、当該所定態様に基づき、特別遊技内容参照テーブル1172aを参照することにより、当該特別遊技の内容を特別遊技関連情報一時記憶手段1191cにセットする。次に、ステップ1510及びステップ1512で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技フラグ(フラグ一時記憶手段1191a内の確率変動フラグ及び補助遊技関連情報一時記憶手段1192内の時間短縮フラグ)を一旦オフにすると共に、時短回数カウンタ1181aをリセット(時短回数カウンタ値=0)する。そして、ステップ1514及びステップ1516で、条件判定手段1171は、フラグ一時記憶手段1191a内の特別遊技移行許可フラグをオンにすると共に当りフラグをオフにし、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。尚、ステップ1502及びステップ1504でNoの場合には、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。
次に、図11は、図4におけるステップ1600のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1602で、特別遊技実行手段1173は、フラグ一時記憶手段1191aを参照し、特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1602でYesの場合、ステップ1604及びステップ1606で、特別遊技実行手段1173は、フラグ一時記憶手段1191a内の特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにする。次に、ステップ1608で、情報送信手段1200は、演出表示制御手段2150側に特別遊技開始信号を送信し、ステップ1612に移行する。他方、ステップ1602でNoの場合、ステップ1610で、特別遊技実行手段1173は、フラグ一時記憶手段1191aを参照し、特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ1610でYesの場合には、ステップ1612に移行する。尚、ステップ1610でNoの場合には、特別遊技実行手段1173は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ1612で、特別遊技実行手段1173は、フラグ一時記憶手段1191aを参照し、ラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ1612でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ1614〜1622の処理を行うことなく、ステップ1624に移行する。他方、ステップ1612でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ1614で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cにセットした開放パターン(例えば、開放し続ける開放パターン、開閉を行うパターン)をセットする。次に、ステップ1616で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の入賞球カウンタをゼロクリアする。次に、ステップ1618で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内のラウンド数カウンタに1を加算する。尚、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cに記憶されているラウンド数は、特別遊技開始直後(初期値)は0であり、以後ラウンドを重ねていく毎に1ずつインクリメントされる。次に、ステップ1620で、特別遊技実行手段1173は、フラグ一時記憶手段1191a内のラウンド継続フラグをオンにする。そして、ステップ1622で、特別遊技実行手段1173は、大入賞口2120の大入賞口電動役物2122を駆動して大入賞口2120を開放し、ステップ1624に移行する。
次に、ステップ1624で、情報送信手段1200は、演出表示制御手段2150側に現在の遊技状態情報(例えば、現在のラウンド数や遊技球の入賞個数等)を送信する。そして、ステップ1626で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照して当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ1626でYesの場合には、ステップ1630に移行する。他方、ステップ1626でNoの場合、ステップ1628で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)を参照して所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ1626でYesの場合にも、ステップ1630に移行し、Noの場合には、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ1630で、特別遊技実行手段1173は、大入賞口2120の大入賞口電動役物2122の駆動を停止して大入賞口2120を閉鎖する。そして、ステップ1632で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)をリセットする。次に、ステップ1634で、特別遊技実行手段1173は、フラグ一時記憶手段1191a内のラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ1636で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照して、当該ラウンドが最終ラウンド(例えば、確率変動大当り及び時間短縮変動大当りの場合は15ラウンド、突然確率変動大当りの場合は2ラウンド、小当りの場合は1ラウンド等)であるか否かを判定する。ステップ1636でYesの場合、ステップ1638で、特別遊技実行手段1173は、フラグ一時記憶手段1191a内の特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ1640で、情報送信手段1200は、演出表示制御手段2150側に特別遊技終了信号を送信する。そして、ステップ1650で、遊技制御手段1100は、後述の特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。尚、ステップ1636でNoの場合にも、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、図12は、図11におけるステップ1650のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ1652で、特定遊技制御手段1180は、主遊技図柄情報一時記憶手段1191bを参照し、今回の特別遊技が確率変動大当りであるか否かを判定する。ステップ1652でYesの場合、ステップ1654及びステップ1656で、特定遊技制御手段1180は、フラグ一時記憶手段1191a内の確率変動フラグ及び補助遊技関連情報一時記憶手段1192a内の時間短縮フラグを夫々オンにし、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
他方、ステップ1652でNoの場合、ステップ1658で、特定遊技制御手段1180は、主遊技図柄情報一時記憶手段1191bを参照し、今回の特別遊技が非確率変動大当り(時間短縮大当り)であるか否かを判定する。ステップ1658でYesの場合、ステップ1660及びステップ1662で、特定遊技制御手段1180は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192a内の時間短縮フラグをオンにすると共に、時短回数カウンタ1181aに時短回数カウンタ値として所定値(例えば100)をセットし、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理1700)に移行する。尚、ステップ1658でNoの場合、即ち、今回の特別遊技が非確率変動大当り(非時間短縮大当り)である場合にも、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、図13〜図19のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機のサブメイン基板(演出表示制御手段2150)側での処理の流れを説明する。まず、図13は、演出表示制御手段2150が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャート2000である。まず、ステップ2100で、演出表示制御手段2150は、後述する保留情報管理処理を実行する。次に、ステップ2200で、演出表示制御手段2150は、後述する演出モード決定処理を実行する。次に、ステップ2400で、演出表示制御手段2150は、後述する装飾図柄表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ2600で、演出表示制御手段2150は、後述する装飾図柄表示制御処理を実行する。そして、ステップ2800で、演出表示制御手段2150は、後述する特別遊技中表示制御処理を実行し、ステップ2100に戻る処理を繰り返す。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
次に、図14は、図13でのステップ2100のサブルーチンに係る、サブ(サブメイン基板)側で実行する保留情報管理処理のフローチャートである。まず、ステップ2102で、装図保留情報表示制御手段2152bは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から保留情報を受信したか否かを判定する。ステップ2102でYesの場合、ステップ2104で、装図保留情報表示制御手段2152bは、装図保留情報一時記憶手段2152e−2内の装図保留カウンタ値に「1」を加算すると共に、演出表示制御手段2150は、装図保留情報一時記憶手段2152e−2の装図保留カウンタ値に基づき、演出表示装置2140の装図保留表示部2142上に表示されている保留表示内容を更新し、次の処理(ステップ2200の演出モード決定処理)に移行する。他方、ステップ2102でNoの場合、ステップ2106で、装図保留情報表示制御手段2152bは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から新たな図柄情報を受信したか否かを判定する。ステップ2106でYesの場合、ステップ2108で、装図保留情報表示制御手段2152bは、装図保留情報一時記憶手段2152e−2内の装図保留カウンタ値から「1」を減算すると共に、演出表示制御手段2150は、装図保留情報一時記憶手段2152e−2の装図保留カウンタ値に基づき、演出表示装置2140の装図保留表示部2142上に表示されている保留表示内容を更新する。そして、ステップ2110で、装図保留情報表示制御手段2152bは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリア内の図柄内容決定許可フラグをオンにし、次の処理(ステップ2200の演出モード決定処理)に移行する。尚、ステップ2106でNoの場合にも、次の処理(ステップ2200の演出モード決定処理)に移行する。
次に、図15は、図13のステップ2200のサブルーチンに係る、サブ(サブメイン基板)側で実行する演出モード決定処理のフローチャートである。まず、ステップ2202で、演出状態決定手段2152a−2は、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主遊技遊技状態が確率変動遊技状態へ移行したか否かを判定する。ステップ2202でYesの場合、ステップ2204で、演出状態決定手段2152a−2は、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリア内の特殊演出モードフラグをオンにする。次に、ステップ2206で、情報送信手段2153は、特殊演出モード下での演出表示を実行する旨のコマンドをサブサブ側に送信し、次の処理(ステップ2400の装飾図柄表示内容決定処理)に移行する。他方、ステップ2202でNoの場合、ステップ2212で、演出状態決定手段2152a−2は、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主遊技遊技状態が非確率変動遊技状態へ移行したか否かを判定する。ステップ2212でYesの場合、ステップ2214で、演出状態決定手段2152a−2は、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリア内の特殊演出モードフラグをオフにする。そして、ステップ2216で、情報送信手段2153は、通常演出モード下での演出表示を実行する旨のコマンドをサブサブ側に送信し、次の処理(ステップ2400の装飾図柄表示内容決定処理)に移行する。尚、ステップ2212でNoの場合、即ち、主遊技遊技状態が何れの状態に移行しなかった場合にも、次の処理(ステップ2400の装飾図柄表示内容決定処理)に移行する。
次に、図16は、図13でのステップ2400のサブルーチンに係る、サブ(サブメイン基板)側で実行する装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ2402で、装図表示内容決定手段2152a−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリアを参照し、図柄内容決定許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2402でYesの場合、ステップ2404で、装図表示内容決定手段2152a−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリア内の図柄内容決定許可フラグをオフにする。次に、ステップ2405で、装図表示内容決定手段2152a−1は、メイン側情報一時記憶手段2151a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、装図停止図柄決定用抽選テーブル2152a−1−2を参照して、装飾図柄の停止図柄を決定すると共に、当該決定した内容を演出表示関連情報一時記憶手段2152eに一時記憶する。次に、ステップ2406で、装図表示内容決定手段2152a−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリアを参照し、特殊演出モードフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2406でYesの場合、ステップ2408で、装図表示内容決定手段2152a−1は、メイン側情報一時記憶手段2151a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、特殊演出モード時における装図変動内容決定用抽選テーブル2152a−1−1を参照して、装飾図柄の変動態様を決定すると共に、当該決定した内容を演出表示関連情報一時記憶手段2152eに一時記憶し、ステップ2412に移行する。他方、ステップ2406でNoの場合、ステップ2410で、装図表示内容決定手段2152a−1は、メイン側情報一時記憶手段2151a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、通常演出モード時における装図変動内容決定用抽選テーブル2152a−1−1を参照して、装飾図柄の変動態様を決定すると共に、当該決定した内容を演出表示関連情報一時記憶手段2152eに一時記憶し、ステップ2418に移行する。次に、ステップ2412で、装図表示内容決定手段2152a−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2152eに一時記憶されている装飾図柄の変動態様を参照し、当該装飾図柄の変動態様が擬似連続変動(本例では、「擬似連続変動A」〜「擬似連続変動D」の何れか)であるか否かを判定する。ステップ2412でYesの場合には、ステップ2414で、装図表示内容決定手段2152a−1は、後述する擬似連続変動内容決定処理を実行し、ステップ2418に移行する。他方、ステップ2412でNoの場合には、ステップ2414を実行することなく、ステップ2418に移行する。次に、ステップ2418で、情報送信手段2153は、演出表示関連情報一時記憶手段2152eに一時記憶されている装飾図柄に係る全ての情報(停止図柄、仮停止図柄、変動態様等)を、演出表示装置2140側へ送信する。そして、ステップ2420で、装図表示内容決定手段2152a−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリア内の図柄内容決定フラグをオンにし、次の処理(ステップ2600の装飾図柄表示制御処理)に移行する。尚、ステップ2402でNoの場合にも、次の処理(ステップ2600の装飾図柄表示制御処理)に移行する。
次に、図17は、図16のステップ2414のサブルーチンである、擬似連続変動内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ2414−04で、擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3は、演出表示関連情報一時記憶手段2152eを参照し、ステップ2408で決定した変動態様が「擬似連続変動A」〜「擬似連続変動D」のいずれの擬似連続変動であるかを把握した上で、演出表示関連情報一時記憶手段2152eの擬似連続変動関連情報一時記憶手段2152e−4内に擬似変動繰り返し回数kfinと各擬似変動毎の変動時間をセット(決定)する。次に、ステップ2414−08で、擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3は、擬似連続変動関連情報一時記憶手段2152e−4に設けられた繰り返し制御情報一時記憶領域(k値領域)内に、k値として「1」をセットする。次に、ステップ2424−10で、擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3は、擬似連続変動関連情報一時記憶手段2152e−4に設けられた仮停止図柄決定用一時記憶領域(テーブルセット領域)内に、k回目の擬似変動に対応した、仮停止図柄決定用抽選テーブル2152a−3−1をセットする。そして、ステップ2414−12で、擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3は、乱数を取得した上で、セットした仮停止図柄決定用テーブルを参照してk回目の擬似変動における仮停止図柄を決定すると共に、当該決定した仮停止図柄に関する情報を擬似連続変動関連情報一時記憶手段2152e−4内に一時記憶する。次に、ステップ2414−20で、擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3は、メイン側情報一時記憶手段2151a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、当該図柄変動は確率変動大当りであるか否かを判定する。ステップ2414−20でYesの場合、ステップ2414−22で、擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3は、擬似連続変動関連情報一時記憶手段2152e−4に設けられたカード強弱レベル決定用一時記憶領域(テーブルセット領域)内に、k回目の擬似変動に対応した、確率変動大当り時におけるカード強弱レベル決定用抽選テーブル2152a−3−2をセットし、ステップ2414−24に移行する。他方、ステップ2414−20でNoの場合、ステップ2414−26で、擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3は、擬似連続変動関連情報一時記憶手段2152e−4に設けられた特定遊技報知レベル決定用一時記憶領域(テーブルセット領域)内に、k回目の擬似変動に対応した、非確率変動大当り時におけるカード強弱レベル決定用抽選テーブル2152a−3−2をセットし、ステップ2414−24に移行する。次に、ステップ2414−24で、擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3は、乱数を取得した上で、セットしたカード強弱レベル決定用テーブルを参照してk回目の擬似変動におけるカード強弱レベルを決定すると共に、当該決定したカード強弱レベルに関する情報を擬似連続変動毎カード強弱レベル一時記憶手段2152e−4−1内に一時記憶する。次に、ステップ2414−28で、擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3は、擬似連続変動関連情報一時記憶手段2152e−4に設けられた繰り返し制御情報一時記憶領域(k値領域)内のk値を1インクリメントする。そして、ステップ2414−30で、擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3は、擬似連続変動関連情報一時記憶手段2152e−4を参照して擬似変動繰り返し回数kfinを把握した上で、擬似連続変動関連情報一時記憶手段2152c−4に設けられた繰り返し制御情報一時記憶領域(k値領域)内のk値を参照し、当該k値が擬似変動繰り返し回数kfinを超過しているか否かを判定する。ステップ2414−30でYesの場合、ステップ2414−34で、情報送信手段2153は、擬似連続変動関連情報一時記憶手段2152e−4を参照して、擬似変動繰り返し回数kfin及び擬似変動毎の変動時間、仮停止図柄内容を取得し、当該取得した情報をサブサブ基板(演出表示装置2140)側に送信すると共に、擬似連続変動毎カード強弱レベル一時記憶手段2152e−4−1を参照して、擬似変動毎のカード強弱レベルを取得し、当該取得した情報をサブサブ基板(演出表示装置2140)側に送信し、次の処理(ステップ2418)に移行する。尚、ステップ2414−30でNoの場合には、ステップ2414−10に移行し、繰り返し処理が実行されることとなる。
次に、図18は、図13のステップ2600のサブルーチンに係る、サブ(サブメイン基板)側で実行する装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2602で、装飾図柄表示制御手段2152aは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリアを参照し、図柄内容決定フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2602でYesの場合、ステップ2604で、装飾図柄表示制御手段2152aは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリアにアクセスし、図柄内容決定フラグをオフにする。次に、ステップ2606で、装飾図柄表示制御手段2152aは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリアにアクセスし、図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ2608で、情報送信手段2153は、サブサブ基板(演出表示装置2140)側に図柄変動開始信号を送信する。次にステップ2609で、装飾図柄表示制御手段2152aは、装図変動時間管理タイマ2152a−4−1をスタートし、ステップ2610に移行する。尚、ステップ2602でNoの場合にも、ステップ2610に移行する。
次に、ステップ2610で、装飾図柄表示制御手段2152aは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリアにアクセスし、図柄変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2610でYesの場合、ステップ2612で、装飾図柄表示制御手段2152aは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eを参照し、当該図柄変動の変動態様が擬似連続変動態様(本例では、「擬似連続変動A」〜「擬似連続変動D」のいずれか)であるか否かを判定する。ステップ2612でYesの場合、ステップ2614で、装飾図柄表示制御手段2152aは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eを参照し、当該擬似連続変動態様における擬似変動の残り回数があるか否かを判定する。ステップ2614でYesの場合、ステップ2616で、装飾図柄表示制御手段2152aは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリアを参照し、擬似変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2616でYesの場合、ステップ2618で、装飾図柄表示制御手段2152aは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリアを参照し、擬似変動中フラグをオンにする。次に、ステップ2620で、情報送信手段2153は、サブサブ基板(演出表示装置2140)側に擬似変動開始信号を送信する。そして、ステップ2622で、装飾図柄表示制御手段2152aは、擬似変動時間管理タイマ2152a−4−2をスタートし、ステップ2624に移行する。尚、ステップ2616でNoの場合にも、ステップ2624に移行する。
次に、ステップ2624で、装飾図柄表示制御手段2152aは、擬似連続変動関連情報一時記憶手段2152e−4に一時記憶されている擬似変動毎の変動時間に基づき擬似変動時間管理タイマ2152a−4−2を参照して、擬似変動毎の終了タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ2624でYesの場合、ステップ2626で、装飾図柄表示制御手段2152aは、擬似変動時間管理タイマ2152a−4−2を停止すると共にリセット(ゼロクリア)する。次に、ステップ2628で、情報送信手段2153は、サブサブ基板(演出表示装置2140)側に擬似連続変動終了信号を送信する。そして、ステップ2630で、装飾図柄表示制御手段2152aは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリアを参照し、擬似変動中フラグをオフにし、ステップ2632に移行する。尚、ステップ2612、ステップ2614又はステップ264でNoの場合にも、ステップ2632に移行する。次に、ステップ2632で、装飾図柄表示制御手段2152aは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eに一時記憶されている装飾図柄の変動時間に基づき装図変動時間管理タイマ2152a−4−1を参照して、当該図柄変動における所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ2632でYesの場合、ステップ2634で、装飾図柄表示制御手段2152aは、装図変動時間管理タイマ2152a−4−1を停止すると共にリセット(ゼロクリア)する。次に、ステップ2636で、情報送信手段2153は、サブサブ基板側に確定表示コマンドを送信する。そして、ステップ2638で、装飾図柄表示制御手段2152aは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリアにアクセスし、図柄変動中フラグをオフにし、次の処理(ステップ2800の特別遊技中表示制御処理)に移行する。尚、ステップ2610でNoの場合にも、次の処理(ステップ2800の特別遊技中表示制御処理)に移行する。
次に、図19は、図13でのステップ2800のサブルーチンに係る、特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2802で、特別遊技中表示制御手段2152dは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリアを参照し、特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2802でYesの場合、ステップ2804で、特別遊技中表示制御手段2152dは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から特別遊技開始信号を受信したか否かを判定する。ステップ2804でYesの場合、ステップ2806で、特別遊技中表示制御手段2152dは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリア内の特別遊技中フラグをオンにする。そして、ステップ2808で、情報送信手段2153は、サブサブ基板側に大当り開始表示コマンドを送信し、ステップ2810に移行する。
次に、ステップ2810で、特別遊技中表示制御手段2152dは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eを参照し、当該特別遊技に係る図柄変動時(当り変動)時の変動態様が擬似連続変動態様であるか否かを判定する。ステップ2810でYesの場合、ステップ2812で、特別遊技中表示制御手段2152dは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリア内のバトル演出実行中フラグをオンにする。次に、ステップ2814で、情報送信手段2153は、サブサブ基板側にバトル演出実行許可コマンドを送信する。次に、ステップ2816で、特別遊技中表示制御手段2152dは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、当該特別遊技が確率変動大当りに係る特別遊技であるか否かを判定する。ステップ2816でYesの場合、ステップ2820で、情報送信手段2153は、確変報知許可コマンドをサブサブ基板側に送信し、ステップ2822に移行する。尚、ステップ2802、ステップ2810、ステップ2816でNoの場合にも、ステップ2822に移行する。
次に、ステップ2822で、特別遊技中表示制御手段2152dは、演出表示装置2140上で、主制御装置1000側から逐次送信されている遊技情報に基づき、ラウンド数と入賞個数に係る情報サブサブ側に送信する(当りの種類に基づき、必要に応じて表示する。例えば、所謂突然確率変動大当りや小当りである場合には、ラウンド数表示をすると、今回の当りが「突然確率変動大当り」や「小当り」であることが遊技者に分かってしまうので、これらの当りの場合には、当該処理においてラウンド数表示等を実行しない)。次に、ステップ2824で、特別遊技中表示制御手段2152dは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリアを参照し、バトル演出実行中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2824でYesの場合、ステップ2826で、特別遊技中表示制御手段2152dは、確変大当りの報知対象ラウンドであるか否かを判定する。ここで、確変大当りの報知対象ラウンドが何れのラウンドであるか及び報知対象ラウンドの決定方法には特に限定されず、予め定められたラウンド数(例えば、3ラウンド目、5ラウンド目、9ラウンド目と複数定めておいてもよい)に基づき判定するよう構成する例を挙げることができる。ステップ2826でYesの場合、ステップ2828で、情報送信手段2153は、カード行使演出実行コマンドをサブサブ基板側に送信し、ステップ2830に移行する。尚、ステップ2824又はステップ2826でNoの場合にも、ステップ2830に移行する。
次に、ステップ2830で、特別遊技中表示制御手段2152dは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から特別遊技終了信号を受信したか否かを判定する。ステップ2830でYesの場合、ステップ2832で、情報送信手段2153は、大当り終了表示コマンドをサブサブ側に送信する。次に、ステップ2834で、特別遊技中表示制御手段2152dは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリア内のバトル演出実行中フラグをオフにする。そして、ステップ2836で、特別遊技中表示制御手段2152dは、演出表示関連情報一時記憶手段2152eのフラグエリア内の特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(ステップ2100の保留情報管理処理)に移行する。尚、ステップ2804又はステップ2830でNoの場合にも、次の処理(ステップ2100の保留情報管理処理)に移行する。
次に、図20〜図30のフローチャートを参照しながら、サブサブ基板(演出表示装置2140)側での処理を説明することとする。まず、図20は、サブサブ基板(演出表示装置2140)のメインフローチャートである。はじめに、ステップ3200で、画像表示制御手段2144は、後述する演出表示コマンド受信処理を実行する。次に、ステップ3400で、画像表示制御手段2144は、後述する通常演出モード演出表示処理を実行する。次に、ステップ3600で、画像表示制御手段2144は、後述する特殊演出モード演出表示処理を実行する。そして、ステップ3800で、画像表示制御手段2144は、後述する特別遊技中演出表示処理を実行し、ステップ3200に戻る処理を繰り返す。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
まず、図21は、図20でのステップ3200のサブルーチンに係る、サブ(サブサブ基板)側で実行する演出表示コマンド受信処理のフローチャートである。はじめに、本処理の目的は、サブメイン基板側から逐次送信される演出実行に係る情報を受信すると共に、当該受信した情報に基づきサブサブ基板側での演出を実行するよう制御することである。また、本処理フローにおいては、装飾図柄の図柄変動演出(図柄の変動表示や、演出動画像の表示等)に係る情報受信処理部(同図の上段)と、特別遊技中の演出(遊技進行状況や、演出動画像の表示等)に係る情報受信処理部(同図の下段)とに分かれている。まず、装飾図柄の図柄変動演出に係る情報受信処理について説明すると、ステップ3202で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145のフラグエリアにアクセスし、図柄変動演出実行中フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、「図柄変動演出実行中フラグ」とは、サブサブ基板側で図柄変動に係る表示処理を実行している状態の際にオンとなるフラグである。ステップ3202でYesの場合、ステップ3210で、情報受信手段2143は、サブメイン側情報一時記憶手段2143aを参照し、サブメイン側から「演出モード表示コマンド」「装飾図柄情報」「擬似変動回数情報」「擬似変動毎の変動時間情報」「擬似変動毎の仮停止図柄内容情報」「擬似変動毎のカード強弱レベル情報」「図柄変動開始信号」の何れかの情報(信号、コマンド等を含む)を受信したか否かを判定する。ここで、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに前述した情報の何れも受信していない場合は、ステップ3262に移行する。そして、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに前述した何れかの情報を受信した場合には、受信した情報に応じて異なる処理が実行される。まず、ステップ3210で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「演出モード表示コマンド」を受信した場合には、ステップ3212で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145内の演出モード種別格納領域に、受信した演出モード種別をセットする。次に、ステップ3210で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「装飾図柄情報」を受信した場合には、ステップ3214で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145内の装飾図柄情報格納領域に、受信した装飾図柄情報をセットする。次に、ステップ3210で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「擬似変動回数情報」を受信した場合には、ステップ3216で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145内の擬似変動回数格納領域に、受信した擬似変動回数をセットする。次に、ステップ3210で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「擬似変動毎の変動時間情報」を受信した場合には、ステップ3218で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145内の擬似変動毎の変動時間情報格納領域に、受信した擬似変動毎の変動時間情報をセットする。次に、ステップ3210で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「擬似変動毎の仮停止図柄内容情報」を受信した場合には、ステップ3220で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145内の擬似変動毎の仮停止図柄情報格納領域に、受信した擬似変動毎の仮停止図柄情報をセットする。次に、ステップ3210で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「擬似変動毎のカード強弱レベル情報」を受信した場合には、ステップ3221で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145内の擬似変動毎のカード強弱レベル格納領域に、受信した擬似変動毎のカード強弱レベルをセットする。次に、ステップ3210で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「図柄変動開始信号」を受信した場合には、ステップ3222で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、図柄変動演出実行許可フラグをオンにする。そして、これらステップ3212、ステップ3214、ステップ3216、ステップ3218、ステップ3220、ステップ3221、ステップ3222実行後には、ステップ3262に移行する。
他方、ステップ3202でNoの場合、ステップ3240で、情報受信手段2143は、サブメイン側情報一時記憶手段2143aを参照し、サブメイン側から「擬似連続変動開始信号」「擬似連続変動終了信号」「確定表示コマンド」の何れかの情報(信号、コマンド等を含む)を受信したか否かを判定する。ここで、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに前述した情報の何れも受信していない場合は、ステップ3262に移行する。他方、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに前述した何れかの情報を受信した場合には、受信した情報に応じて異なる処理が実行される。まず、ステップ3240で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「擬似連続変動開始信号」を受信した場合には、ステップ3244で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、擬似変動演出実行許可フラグをオンにする。次に、ステップ3240で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「擬似連続変動終了信号」を受信した場合には、ステップ3246で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、擬似変動演出終了許可フラグをオンにする。次に、ステップ3240で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「確定表示コマンド」を受信した場合には、ステップ3250で、画像表示制御手段2144は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、確定表示許可フラグをオンにする。そして、ステップ3244、ステップ3246及びステップ3250実行後には、ステップ3262に移行する。
次に、特別遊技中の演出に係る情報受信処理について説明すると、ステップ3262で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145のフラグエリアにアクセスし、特別遊技中演出実行中フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、「特別遊技中演出実行中フラグ」とは、サブサブ基板側で特別遊技に係る演出表示処理を実行している状態の際にオンとなるフラグである。ステップ3262でYesの場合、ステップ3270で、情報受信手段2143は、サブメイン側情報一時記憶手段2143aを参照し、サブメイン側から「大当り開始表示コマンド」を受信したか否かを判定する。ここで、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに前述した情報の何れも受信していない場合は、次の処理(ステップ3400の通常演出モード演出表示処理)に移行する。他方、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに前述したコマンドを受信した場合には、受信した情報に応じて処理が実行される。まず、ステップ3270で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「大当り開始表示コマンド」を受信した場合には、ステップ3272で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、特別遊技中演出実行許可フラグをオンにする。そして、ステップ3272実行後には、次の処理(ステップ3400の通常演出モード演出表示処理)に移行する。
他方、ステップ3262でNoの場合、ステップ3280で、情報受信手段2143は、サブメイン側情報一時記憶手段2143aを参照し、サブメイン側から「バトル演出実行許可コマンド」「確変報知許可コマンド」「ラウンド数、入賞個数情報」「カード行使演出実行コマンド」「大当り終了表示コマンド」の何れかの情報(信号、コマンド等を含む)を受信したか否かを判定する。ここで、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに、前述した何れかの情報を受信していない場合は、次の処理(ステップ3400の通常演出モード演出表示処理)に移行する。他方、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに前述した何れかの情報を受信した場合には、受信した情報に応じて異なる処理が実行される。まず、ステップ3280で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「バトル演出実行許可コマンド」を受信した場合には、ステップ3282で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、バトル演出実行許可フラグをオンにする。次に、ステップ3280で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「確変報知許可コマンド」を受信した場合には、ステップ3284で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、確変報知トリガー決定許可フラグをオンにする。次に、ステップ3280で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「ラウンド数、入賞個数情報」を受信した場合には、ステップ3286で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145内に、当該受信した情報に基づきラウンド数、入賞個数情報をセットする。次に、ステップ3280で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「カード行使演出実行コマンド」を受信した場合には、ステップ3288で、情報受信手段2143は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、カード行使演出実行許可フラグをオンにする。次に、ステップ3280で、サブメイン側情報一時記憶手段2143aに「大当り終了表示コマンド」を受信した場合には、ステップ3290で、画像表示制御手段2144は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、特別遊技中演出終了許可フラグをオンにする。そして、ステップ3282、ステップ3284、ステップ3286、ステップ3288、ステップ3290実行後には、次の処理(ステップ3400の通常演出モード演出表示処理)に移行する。
次に、図22は、図20でのステップ3400のサブルーチンに係る、サブ(サブサブ基板)側で実行する通常演出モード演出表示処理のフローチャートである。まず、ステップ3402で、通常演出モード表示制御手段2144aは、画像関連情報一時記憶手段2145内の演出モード種別格納領域を参照し、演出モード種別が通常演出モードであるか否かを判定する。ステップ3402でYesの場合、ステップ3404で、通常演出モード表示制御手段2144aは、通常演出モードを意味する背景画像(例えば、都市の街並みの俯瞰図等)データを、画像データ記憶手段2146から読み出すと共に、当該読み出した画像データを装図表示部2141上の背景表示層(装飾図柄表示層の背面に位置する)に表示する。次に、ステップ3406で、通常演出モード表示制御手段2144aは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、図柄変動演出実行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3406でYesの場合、ステップ3408で、通常演出モード表示制御手段2144aは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、図柄変動演出実行許可フラグをオフにする。次に、ステップ3410で、通常演出モード表示制御手段2144aは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、図柄変動演出実行中フラグをオンにする。そして、ステップ3412で、通常演出モード表示制御手段2144aは、画像関連情報一時記憶手段2145内の装飾図柄情報格納領域にアクセスし、装飾図柄情報(停止図柄、変動態様等)を取得すると共に、当該取得した装飾図柄情報に基づき、装飾図柄の変動演出実行に際して必要な画像データを画像データ記憶手段2146から読み出すことに加え、当該読み出した画像データを装図表示部2141上の装飾図柄表示層(背景表示層の前面に位置する)に表示することで、図柄変動演出の実行を開始し、次の処理(ステップ3600の特殊演出モード演出表示処理)に移行する。
他方、ステップ3406でNoの場合、ステップ3414で、通常演出モード表示制御手段2144aは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、確定表示許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3414でYesの場合、ステップ3416で、通常演出モード表示制御手段2144aは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、確定表示許可フラグをオフにする。次に、ステップ3418で、通常演出モード表示制御手段2144aは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、図柄変動演出実行中フラグをオフにする。そして、ステップ3420で、通常演出モード表示制御手段2144aは、画像関連情報一時記憶手段2145内の装飾図柄情報格納領域にアクセスし、装飾図柄情報(停止図柄)を取得すると共に、当該取得した装飾図柄情報に基づき、装飾図柄の停止表示に際して必要な画像データを画像データ記憶手段2146から読み出すことに加え、当該読み出した画像データを装図表示部2141上の装飾図柄表示層(背景表示層の前面に位置する)に表示することで、停止図柄を確定表示、次の処理(ステップ3600の特殊演出モード演出表示処理)に移行する。尚、ステップ3402又はステップ3414でNoの場合にも、次の処理(ステップ3600の特殊演出モード演出表示処理)に移行する。
次に、図23は、図20でのステップ3600のサブルーチンに係る、サブ(サブサブ基板)側で実行する特殊演出モード演出表示処理のフローチャートである。はじめに、本最良形態における特殊演出モードとは、背景画像としてスゴロクゲームのゲーム盤面が表示されており、図柄変動演出と連動して当該ゲーム盤面上にてスゴロクゲームのゲーム結果を表示するよう構成されている演出表示状態のことである。そして、当該図柄変動が当りであることと、スゴロクゲームのゲーム結果が「上がり(ゴール)」となることを掛け合わせることで、興趣に富んだ演出を遊技者に提供しているのである。ここで、図31(上段)を参照しながら、本最良形態におけるスゴロクゲームのゲーム盤面(スゴロクマップ)について詳述する。まず、本最良形態におけるスゴロクマップD1000には、背景画像D1100と、背景画像D1100の周囲にマス目D1210とルートD1220が配置されている。また、夫々のマス目D1210はルートD1220によって連結した形で表示されており、当該連結して表示されたマス目D1210及びルートD1220は、背景画像D1100を環状に取り巻くよう配置して表示されている。そして、マス目D1210には遊技者を表すコマD1230が配置されており、スゴロクゲームのゲーム結果(例えば、別途表示されているサイコロの出目)に応じて、当該コマD1230がマス目D1210上をルートD1220に沿って反時計回りを進行方向として移動表示されることで、スゴロクゲームのゲーム結果が遊技者に報知される。ここで、本最良形態では、スゴロクマップD1000は装図表示部2141上に部分的に表示されており、コマD1230が配置されているマス目D1210を起点とし、当該起点となるマス目D1210から進行方向に所定のマス目数(例えば、6マス)分だけ離れたマス目D1210を含んだ矩形の表示領域D1200分が装図表示部2141上に表示されるよう構成されている。以下、このように構成されたスゴロクマップD1000を用いた特殊演出モード演出表示処理について説明する。
まず、ステップ3602で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内の演出モード種別格納領域を参照し、演出モード種別が特殊演出モードであるか否かを判定する。ステップ3602でYesの場合、ステップ3604で、スゴロクゲーム表示制御手段2144b−1は、スゴロクマップ位置情報一時記憶手段2145aを参照してコマD1230に係る位置情報(自位置情報)を取得すると共に、当該自位置情報に基づき表示領域D1200を決定した上で、当該表示領域D1200を装図表示部2141に表示する。次に、ステップ3606で、スゴロクゲーム表示制御手段2144b−1は、スゴロクマップ位置情報一時記憶手段2145aを参照してコマD1230に係る位置情報(自位置情報)を取得すると共に、当該自位置情報に基づきコマD1230をマス目D1210上に表示する。ここで、本最良形態では、当該特殊演出モードに移行した時点では、コマD1230は初期位置となるマス目D1211に位置するものとしている(但し、これには限定されない)。次に、ステップ3608で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、図柄変動演出実行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3608でYesの場合、ステップ3610で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、図柄変動演出実行許可フラグをオフにする。次に、ステップ3612で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、図柄変動演出実行中フラグをオンにする。次に、ステップ3614で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内の装飾図柄情報格納領域にアクセスし、装飾図柄情報(停止図柄、変動態様等)を取得すると共に、当該取得した装飾図柄情報に基づき、装飾図柄の変動演出実行に際して必要な画像データを画像データ記憶手段2146から読み出すことに加え、当該読み出した画像データを装図表示部2141上の装飾図柄表示層(背景表示層の前面に位置する)に表示することで、図柄変動演出の実行を開始する。ここで、本最良形態における特殊演出モードでは、背景表示層にスゴロクマップD1000に係る表示領域D1200が表示されており、当該表示領域D1200の前面に装飾図柄が表示されるため、表示領域D1200の視認性を向上させることを目的とし、当該表示される装飾図柄に半透明の画像を用いる、或いは装飾図柄の表示サイズを縮小して表示する等の処理がなされることとなる。次に、ステップ3616で、カード種表示制御手段2144b−2は、画像関連情報一時記憶手段2145内の擬似変動回数格納領域を参照し、新たな擬似変動回数がセットされたか否かを判定する。ステップ3616でYesの場合、ステップ3630で、カード種表示制御手段2144b−2は、後述するカード取得演出内容決定処理を実行し、次の処理(ステップ3800の特別遊技中演出表示処理)に移行する。尚、ステップ3602又はステップ3616でNoの場合にも、次の処理(ステップ3800の特別遊技中演出表示処理)に移行する。
他方、ステップ3608でNoの場合、ステップ3640で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、擬似変動演出実行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3640でYesの場合、ステップ3642で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、擬似変動演出実行許可フラグをオフにする。次に、ステップ3646で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内の擬似変動毎の変動時間格納領域にアクセスして擬似変動毎の変動時間を取得すると共に、当該取得した変動時間に基づき今回の擬似変動に係る図柄変動演出の実行を開始する。そして、ステップ3650で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、後述するカード取得演出表示処理を実行し、次の処理(ステップ3800の特別遊技中演出表示処理)に移行する。
他方、ステップ3640でNoの場合、ステップ3660で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、擬似変動演出終了許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3660でYesの場合、ステップ3662で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、擬似変動演出終了許可フラグをオフにする。次に、ステップ3666で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内の擬似変動毎の仮停止図柄格納領域にアクセスして擬似変動毎の仮停止図柄を取得すると共に、当該取得した仮停止図柄に基づき今回の擬似変動に係る仮停止図柄を装図表示部2141の装飾図柄表示層(背景表示層の前面に位置する)にて停止表示し、次の処理(ステップ3800の特別遊技中演出表示処理)に移行する。
他方、ステップ3660でNoの場合、ステップ3670で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、確定表示許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3670でYesの場合、ステップ3672で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、確定表示許可フラグをオフにする。次に、ステップ3674で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、図柄変動演出実行中フラグをオフにする。そして、ステップ3676で、特殊演出モード表示制御手段2144bは、画像関連情報一時記憶手段2145内の装飾図柄情報格納領域にアクセスし、装飾図柄情報(停止図柄)を取得すると共に、当該取得した装飾図柄情報に基づき、装飾図柄の停止表示に際して必要な画像データを画像データ記憶手段2146から読み出すことに加え、当該読み出した画像データを装図表示部2141上の装飾図柄表示層(背景表示層の前面に位置する)に表示することで、停止図柄を確定表示し、次の処理(ステップ3800の特別遊技中演出表示処理)に移行する。尚、ステップ3602又はステップ3676でNoの場合にも、次の処理(ステップ3800の特別遊技中演出表示処理)に移行する。
次に、図24は、図23でのステップ3630のサブルーチンに係る、サブ(サブサブ基板)側で実行するカード取得演出内容決定処理のフローチャートである。はじめに、本最良形態におけるカード取得演出とは、スゴロクゲームのゲーム進行上、遊技者を表すコマが所定のマス目に停止表示された際に、遊技者の手札(カード)が追加されたことを報知する演出である。ここで、図31(下段)を参照しながら、本最良形態におけるカード取得演出に係る表示領域D1200の構成について詳述する。まず、本最良形態における表示領域D1200には、スゴロクゲームのゲーム進行状況を表示するステータス表示領域D1250が設けられている。ここで、ステータス表示領域D1250には、コマD1230を拡大表示した画像やゴールとなるマス目D1210までの残りマス目数を示す情報等が表示されると共に、現在の遊技者の手札(カード)を表示するカードストック表示領域D1251が設けられている。そして、スゴロクゲームのゲーム結果(例えば、別途表示されているサイコロの出目)に基づき、コマD1230がカード取得用マス目D1211に停止表示された際には、任意のカードD1260が新たに表示され、当該表示されたカードD1260がカードストック表示領域D1251に移動表示されることで、遊技者の手札(カード)が追加されたことを報知できるよう構成されている。そして、最終的には、ゴールを意味するマス目D1211にコマD1230が停止表示されたことを契機として、当該手札(カード)を駆使して対戦相手となる敵キャラクタとのバトル演出が展開されることとなる。以下、このように構成された表示領域D1200を用いたカード取得演出内容決定処理及びカード取得演出表示処理について説明する。
まず、ステップ3630−02で、カード種表示制御手段2144b−2は、画像関連情報一時記憶手段2145内の擬似変動毎のカード強弱レベル格納領域にアクセスし、擬似変動毎のカード強弱レベルを取得すると共に、当該取得した情報に基づき、カード種表示内容決定用参照テーブル2144b−2−2を参照して、擬似変動毎に表示予定のカード種(カード番号)を決定することに加え、当該決定した擬似変動毎のカード種(カード番号)を、擬似変動毎表示カード種一時記憶手段2145b−2に一時記憶する。ここで、表6は、カード種表示内容決定用参照テーブル2144b−2−2の一例である。本表に示されるように、カード番号はカード強弱レベルに対応しており、後述するように当該カード番号に対応した表示内容が演出表示装置2140上に表示されることとなる。尚、カード番号とカード強弱レベルとの対応関係には特に限定されず、1対1となる対応であっても1対多(或いは多対1)となる対応であってもよい。また、本最良形態では、カード強弱レベルに基づきカード番号が一義的に決定されるよう構成されているが、カード強弱レベルに基づき抽選によってカード番号を決定するよう構成してもよい。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ3630−02で、カード種表示制御手段2144b−2は、任意のタイミングで乱数を取得すると共に、当該取得した乱数に基づき対戦相手決定用抽選テーブル2144b−2−1を参照して、バトル演出における対戦相手を決定することに加え、当該決定した対戦相手に係る情報を、対戦相手情報一時記憶手段2145b−1に一時記憶し、次の処理(ステップ3800の特別遊技中演出表示処理)に移行する。ここで、表7は、対戦相手決定用抽選テーブル2144b−2−1の一例である。本表に示されるように、当該図柄変動が確率変動大当りであるか否かによって異なる抽選テーブルに基づき、対戦相手を決定するよう構成されている(但し、これには限定されない)。
次に、図25は、図23でのステップ3650のサブルーチンに係る、サブ(サブサブ基板)側で実行するカード取得演出表示処理のフローチャートである。まず、ステップ3650−02で、スゴロクゲーム表示制御手段2144b−1は、今回の擬似変動が最終となる擬似変動であるか否か(例えば、擬似変動回数が3回である場合には、3回目の擬似変動であるか否か)を判定する。ステップ3650−02でYesの場合、ステップ3650−04で、スゴロクゲーム表示制御手段2144b−1は、擬似変動毎表示カード種一時記憶手段2145bを参照して、今回の擬似変動にて表示予定であるカード種情報を取得すると共に、スゴロクマップ位置情報一時記憶手段2145aを参照して、自位置情報を取得した上で、当該取得した情報に基づきマス目表示内容決定用参照テーブル2144b−1−1を参照して、今回の擬似変動におけるマス目D1210の表示内容を決定すると共に、今回の擬似変動においてコマD1230を停止表示すべきマス目D1210を決定し、ステップ3650−08に移行する。他方、ステップ3650−02でNoの場合、ステップ3650−06で、スゴロクゲーム表示制御手段2144b−1は、スゴロクマップ位置情報一時記憶手段2145aを参照して、自位置情報を取得した上で、当該取得した情報に基づきマス目表示内容決定用参照テーブル2144b−1−1を参照して、今回の擬似変動におけるマス目D1210の表示内容を決定すると共に、当該表示内容の内でスゴロクゲームにおける上がり(ゴール)を意味するマス目D1210を、今回の擬似変動におけるコマD1230を停止表示すべきマス目D1210として決定する。次に、ステップ3650−07で、スゴロクゲーム表示制御手段2144b−1は、対戦相手情報一時記憶手段2145b−1を参照して対戦相手に係る情報を取得すると共に、当該取得した情報に基づきステップ3650−06で決定した上がり(ゴール)を意味するマス目D1210上に、対戦相手画像(コマ)を表示し、ステップ3650−08に移行する。
ここで、表8を参照しながら、ステップ3650−04及びステップ3650−06について補足説明する。まず、表8は、マス目表示内容決定用参照テーブル2144b−1−1の一例である。本表に示されるように、当該テーブルには、現在のコマD1230の位置から進行方向に沿って所定マス目数(本例では、6マス)分だけ離れたマス目D1210までのマス目表示内容が登録されている現状テーブル(同表左部)と、現状テーブルにおける夫々のマス目表示内容に基づき、カード取得用マス目D1211を追加した差替えテーブル(同表右部)を有している。まず、(1)現在の自位置情報に基づき当該現状テーブルを参照して、現在のマス目D1210の表示内容が何れのパターンであるかを特定する。例えば、現在のコマD1230の停止表示位置となるマス目D1211から進行方向に沿って4マス離れた位置に上がり(ゴール)を意味するマス目D1210が表示されている場合には、同表における「no3」が該当するパターンとして特定される。次に、(2)(1)で特定したパターンに基づき当該差替えテーブルを参照して、差替え後のマス目表示内容を決定する。そして、(3)(2)で決定した差替え後のマス目表示内容と今回の擬似変動にて表示予定であるカード種情報(カード番号)に基づき、今回の擬似変動におけるコマD1230を停止表示すべきマス目D1210を決定する。例えば、差替えテーブル内の「no3」のマス目表示内容において、今回の擬似変動にてカード番号「カード3」を表示予定である場合には、1マス目〜3マス目の何れかのマス目が今回の擬似変動におけるコマD1230を停止表示するマス目D1210として決定される。また、本例では、コマD1230が上がり(ゴール)を意味するマス目D1210に停止表示された際にも、カード取得演出を実行するよう構成されており、最終となる擬似変動実行時には、当該上がり(ゴール)を意味するマス目D1210にコマD1230が停止表示されると共に、任意のカード番号に係るカード取得演出が実行されることとなる。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ3650−08で、スゴロクゲーム表示制御手段2144b−1は、ステップ3650−04又はステップ3650−06で決定されたマス目表示内容をスゴロクマップD1000上に表示する。次に、ステップ3650−12で、スゴロクゲーム表示制御手段2144b−1は、スゴロクマップ位置情報一時記憶手段2145aを参照して、自位置情報を取得し、当該取得した情報とステップ3650−04又はステップ3650−06で決定された今回の擬似変動におけるコマD1230の停止表示予定マス目D1210に基づき、サイコロゲームのゲーム結果を決定して表示する(例えば、自位置となるマス目から停止表示予定マス目までが4マス離れている場合には、サイコロの出目を4と決定する)。次に、ステップ3650−14で、スゴロクゲーム表示制御手段2144b−1は、現在表示されているコマD1230を当該停止表示予定マス目D1210まで移動表示させる。次に、ステップ3650−16で、スゴロクゲーム表示制御手段2144b−1は、スゴロクマップ位置情報一時記憶手段2145a内の自位置情報を、現在のコマD1230の停止表示位置情報で更新する。そして、ステップ3650−18で、スゴロクゲーム表示制御手段2144b−1は、擬似変動毎表示カード種一時記憶手段2145b−2内の今回の擬似変動にて表示予定であるカード種情報(カード番号)に基づき、当該カード種情報に対応したカード画像を画像データ記憶手段2146から読み出しカードストック表示領域D1251に表示し、次の処理(ステップ3800の特別遊技中演出表示処理)に移行する。
次に、図26は、図20でのステップ3800のサブルーチンに係る、サブ(サブサブ基板)側で実行する特別遊技中演出表示処理のフローチャートである。まず、ステップ3810で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、後述する大当り開始表示処理を実行する。次に、ステップ3820で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、後述するバトル演出表示処理を実行する。次に、ステップ3840で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、後述するラウンド中演出表示処理を実行する。そして、ステップ3890で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、後述する大当り終了表示処理を実行し、ステップ3810に戻る処理を繰り返す。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
次に、図27は、図26でのステップ3810のサブルーチンに係る、サブ(サブサブ基板)側で実行する大当り開始表示処理のフローチャートである。まず、ステップ3812で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、特別遊技中演出実行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3812でYesの場合、ステップ3814で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、特別遊技中演出実行許可フラグをオフにする。次に、ステップ3816で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、特別遊技中演出実行中フラグをオンにする。そして、ステップ3818で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、大当りを開始する旨の所定の演出内容(例えば、予め定められた一連の動画像を繰り返し再生)に係る画像データを画像データ記憶手段2146から読み出し、当該読み出した画像データを演出表示装置2140上に表示し、次の処理(ステップ3820のバトル演出表示処理)に移行する。尚、ステップ3812でNoの場合にも、次の処理(ステップ3820のバトル演出表示処理)に移行する。
次に、図28は、図26でのステップ3820のサブルーチンに係る、サブ(サブサブ基板)側で実行するバトル演出表示処理のフローチャートである。まず、ステップ3822で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、バトル演出実行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3822でYesの場合、ステップ3824で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、バトル演出実行許可フラグをオフにする。そして、ステップ3828で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、所定のバトル演出内容に係る画像データを画像データ記憶手段2146から読み出し、当該読み出した画像データを演出表示装置2140上に表示し、ステップ3830に移行する。尚、ステップ3822でNoの場合にも、ステップ3830に移行する。
次に、ステップ3830で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、確変報知トリガー決定許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3830でYesの場合、ステップ3832で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、確変報知トリガー決定許可フラグをオフにする。そして、ステップ3834で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、対戦相手情報一時記憶手段2145b−1を参照して対戦相手情報を取得すると共に、擬似変動毎表示カード種一時記憶手段2145b−2を参照してカード種(カード番号)を取得し、任意のタイミングで取得した乱数値と当該取得した情報に基づき確変報知対象カード種決定用抽選テーブル2144c−1−1を参照して、確変報知対象カードを決定して確変報知対象カード種一時記憶手段2145cに一時記憶する。そして、ステップ3836で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、確変報知対象カード決定済みフラグをオンにし、次の処理(ステップ3840のラウンド中演出表示処理)に移行する。尚、ステップ3830でNoの場合にも、次の処理(ステップ3840のラウンド中演出表示処理)に移行する。
ここで、表9を参照しながら、ステップ3834の処理について補足説明する。まず、表9は、確変報知対象カード種決定用抽選テーブル2144c−1−1の一例である。本表に示されるように、確変報知対象カードは、擬似変動毎表示カード種一時記憶手段2145b−2に一時記憶されているカード種(カード番号)、即ち、当該特別遊技に係る当り時の擬似連続演出における、カード取得演出実行時に決定されていたカード種(カード番号)の組合せと対戦相手に基づき、抽選によって決定される。ここで、本最良形態では、カード1<カード2<カード3の順に、当該特別遊技が確変大当りであった場合に当該事実が報知される期待度が上昇するよう構成されている。そして、対戦相手が「敵キャラクタA」「敵キャラクタB」である場合には、カード1<カード2<カード3の順に、確変報知対象カードとして決定され易いよう構成されている。他方、対戦相手が「敵キャラクタC」である場合には、カード1>カード2>カード3の順に、確変報知対象カードとして決定され易いよう構成されている。即ち、対戦相手が「敵キャラクタC」である場合には、前述したような法則性が逆転する意外性のある演出として遊技者に報知されるのである。尚、本例で挙げた確変報知対象カードの決定方法や抽選内容はあくまでも一例であり、バトル演出の表現方法に合わせて適宜変更して構成してもよい。
次に、図29は、図26でのステップ3840のサブルーチンに係る、サブ(サブサブ基板)側で実行するラウンド中演出表示処理のフローチャートである。まず、ステップ3842で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、特別遊技中演出実行中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3842でYesの場合、ステップ3844で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、画像関連情報一時記憶手段2145内のラウンド数、入球個数情報格納領域にアクセスし、ラウンド数や入球個数情報に係る新たな情報が存在するか否かを判定する。ステップ3844でYesの場合、ステップ3846で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、ラウンド数や入球個数情報に係る当該新たな情報を、演出表示装置2140上の所定位置に表示(表示内容を更新)し、ステップ3848に移行する。尚、ステップ3844でNoの場合にも、ステップ3848に移行する。
次に、ステップ3848で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、確変報知済みフラグがオフであるか否かを判定する。ステップ3848でYesの場合、ステップ3850で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、カード行使演出実行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3850でYesの場合、ステップ3852で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、カード行使演出実行許可フラグをオフにする。次に、ステップ3854で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、カード行使演出実行中フラグをオンにする。次に、ステップ3856で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、擬似変動毎表示カード種一時記憶手段2145b−2内に一時記憶されている擬似変動毎のカード種情報(カード番号)に基づき、当該カード種情報に対応したカード画像を画像データ記憶手段2146から読み出し、カードストック表示領域D1251に表示すると共に、当該カードストック表示領域D1251に表示されているカード種の内から、一のカード種を選択することを遊技者に促す旨の演出(例えば、表示されているカード種の内の一のカード種のみをハイライト表示し、一定間隔毎に他のカード種へハイライト表示を切り替える等)を表示する。そして、ステップ3858で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、カード種選択操作管理タイマ2144c−1−2をスタートし、次の処理(ステップ3890の大当り終了表示処理)に移行する。尚、ステップ3842又はステップ3848でNoの場合にも、次の処理(ステップ3890の大当り終了表示処理)に移行する。
他方、ステップ3850でNoの場合、ステップ3860で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、カード行使演出実行中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3860でYesの場合、ステップ3862で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、演出操作装置側情報一時記憶手段2143bを参照し、演出操作装置4000の操作に基づき、カードストック表示領域D1251に表示されているカード種の内から、一のカード種を選択する操作があったか否かを判定する。ステップ3862でYesの場合には、ステップ3863〜ステップ3865を実行することなく、ステップ3866へ移行する。他方、ステップ3862でNoの場合、ステップ3863で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、カード種選択操作管理タイマ2144c−1−2のタイマ値を参照し、演出操作装置4000の操作可能期間に係る所定期間が経過したか否かを判定する。ステップ3863でYesの場合、ステップ3864で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、カードストック表示領域D1251に表示されているカード種の内から、一のカード種を強制的に選択する。そして、ステップ3865で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、カード種選択操作管理タイマ2144c−1−2を停止しタイマ値をリセット(ゼロクリア)し、ステップ3866へ移行する。
次に、ステップ3866で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、確変報知対象カード決定済みフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3866でYesの場合、ステップ3867で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、ステップ3862又はステップ3864で決定されたカード種に係る情報と、確変報知対象カード種一時記憶手段2145cに一時記憶されているカード種に係る情報とが同一であるか否かを判定する。ステップ3867でYesの場合、ステップ3868で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、当該特別遊技に係る大当りが、確率変動大当りである旨を報知する演出内容(例えば、「確率変動大当たりへの昇格に成功しました!」等のメッセージを表示)を画像データ記憶手段2146から読み出すと共に、当該読みだした演出内容を演出表示装置2140に表示する。次に、ステップ3870で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、確変報知済みフラグをオンにする。そして、ステップ3872で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、カード行使演出実行中フラグをオフにし、次の処理(ステップ3890の大当り終了表示処理)に移行する。他方、ステップ3866又はステップ3867でNoの場合、ステップ3874で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、当該特別遊技に係る大当りが、確率変動大当りではない旨を報知する演出内容(例えば、「確率変動大当たりへの昇格に失敗しました・・・」等のメッセージを表示)を画像データ記憶手段2146から読み出すと共に、当該読みだした演出内容を演出表示装置2140に表示する。そして、ステップ3876で、バトル演出表示制御手段2144c−1は、今回選択されたカード種に係る情報を、カードストック表示領域D1251及び擬似変動毎表示カード種一時記憶手段2145c内の情報から消去し、ステップ3872に移行する。尚、ステップ3842、ステップ3848、ステップ3863でNoの場合には、次の処理(ステップ3890の大当り終了表示処理)に移行する。
次に、図30は、図26でのステップ3890のサブルーチンに係る、サブ(サブサブ基板)側で実行する大当り終了表示処理のフローチャートである。まず、ステップ3892で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、特別遊技中演出終了許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3892でYesの場合、ステップ3894で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、特別遊技中演出終了許可フラグをオフにする。次に、ステップ3896で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、画像関連情報一時記憶手段2145内のフラグエリアにアクセスし、特別遊技中演出の実行に係るフラグを全てオフにする。そして、ステップ3898で、特別遊技中演出モード表示制御手段2144cは、大当りを終了する旨の所定の演出内容に係る画像データを画像データ記憶手段2146から読み出し、当該読み出した画像データを演出表示装置2140上に表示し、次の処理(ステップ3200の演出表示コマンド受信処理)に移行する。尚、ステップ3892でNoの場合にも、次の処理(ステップ3200の演出表示コマンド受信処理)に移行する。
(作用)
次に、図31〜図33を参照しながら、本最良形態に係る作用について説明する。まず、本最良形態では、主遊技確率変動遊技状態へ移行したことを契機として、図31に示されるような、スゴロクゲームを模した特殊演出モードへと移行し、表示領域D1200が表示される。ここで、当該特殊演出モード下において確率変動大当りに当選し、変動態様として擬似連続変動態様が選択された際には、図32に示されるような作用となる。また、図32からの流れで、当該確率変動大当りに係る特別遊技が実行された際には、図33に示されるような作用となる。
次に、図31〜図33を参照しながら、本最良形態に係る作用について説明する。まず、本最良形態では、主遊技確率変動遊技状態へ移行したことを契機として、図31に示されるような、スゴロクゲームを模した特殊演出モードへと移行し、表示領域D1200が表示される。ここで、当該特殊演出モード下において確率変動大当りに当選し、変動態様として擬似連続変動態様が選択された際には、図32に示されるような作用となる。また、図32からの流れで、当該確率変動大当りに係る特別遊技が実行された際には、図33に示されるような作用となる。
まず、図32について説明すると、特殊演出モード下において確率変動大当りに当選し、変動態様として擬似連続変動態様が選択された際に、本例ではサブメイン側で擬似変動回数が4回である変動態様と、当該4回の擬似連続変動におけるカード強弱レベルが、「1回目=レベル0」「2回目=レベル1」「3回目=レベル4」「4回目=レベル3」として決定されている。尚、サブサブ側では対戦相手として「敵キャラクタA」が決定されているものとする。次に、当該4回の擬似連続変動におけるカード強弱レベルに係る情報をサブメイン側から受信したサブサブ側では、擬似変動毎のカード種(カード番号)として、「1回目=カード0」「2回目=カード1」「3回目=カード3」「4回目=カード2」が決定される。次に、当該擬似連続変動における1回目の擬似変動が実行される際には、カード種(カード番号)として、「1回目=カード0」が参照され、スゴロクゲーム表示処理が実行される。ここで、「カード0」は「カード表示なし」を意味するカード種であるため、マス目上にはカード取得用マス目が表示されず、遊技者を表すコマはゴールを意味するマス目以外のマス目に停止表示される。次に、当該擬似連続変動における2回目の擬似変動が実行される際には、カード種(カード番号)として、「2回目=カード1」が参照され、スゴロクゲーム表示処理が実行される。ここで、「カード1」は「確変報知期待度=低」を意味するカード種であるため、マス目上にカード取得用マス目が表示されると共に、遊技者を表すコマは、カード1又はカード2を取得可能なカード取得用マス目「N」に停止表示される。ここで、本例では、3箇所のカード取得用マス目「N」が表示されているが、抽選により起点から4マス目のカード取得用マス目「N」にコマが停止表示されている。尚、抽選により起点から4マス目のカード取得用マス目「N」にコマを停止表示するよう決定された時点で、サイコロの出目は「4」と決定されることとなる。そして、カード取得用マス目「N」にコマが停止表示されたことを契機として、「確変報知期待度=低」を意味するカードが、カードストック領域に追加表示される。次に、当該擬似連続変動における3回目の擬似変動が実行される際には、カード種(カード番号)として、「3回目=カード3」が参照され、スゴロクゲーム表示処理が実行される。ここで、「カード3」は「確変報知期待度=高」を意味するカード種であるため、マス目上にカード取得用マス目が表示されると共に、遊技者を表すコマは、カード3又はカード7を取得可能なカード取得用マス目「S」に停止表示される。ここで、本例では、2箇所のカード取得用マス目「S」が表示されているが、抽選により起点から4マス目のカード取得用マス目「S」にコマが停止表示されている。尚、抽選により起点から4マス目のカード取得用マス目「S」にコマを停止表示するよう決定された時点で、サイコロの出目は「4」と決定されることとなる。そして、カード取得用マス目「S」にコマが停止表示されたことを契機として、「確変報知期待度=高」を意味するカードが、カードストック領域に追加表示される。次に、当該擬似連続変動における4回目(最終)の擬似変動が実行される際には、カード種(カード番号)として、「4回目=カード2」が参照され、スゴロクゲーム表示処理が実行される。ここで、「カード2」は「確変報知期待度=中」を意味するカード種であるため、マス目上にカード取得用マス目が表示されるが、当該擬似変動は最終の擬似変動であるため、遊技者を表すコマはゴールを表すマス目「R」に停止表示される。ここで、本例では、3箇所のゴールを表すマス目「R」が表示されているが、抽選により起点から5マス目のゴールを表すマス目「R」にコマが停止表示されている。加えて、当該ゴールを表すマス目「R」には、対戦相手となる「敵キャラクタA」が表示されており、当該ゴールを表すマス目「R」に、遊技者を表すコマと「敵キャラクタA」を表すコマが共存するよう表示されることで、以降「敵キャラクタA」とのバトル演出が展開されることを遊技者に報知しているのである。そして、ゴールを表すマス目「R」にコマが停止表示されたことを契機として、「確変報知期待度=中」を意味するカードが、カードストック領域に追加表示されると共に、当該変動が大当りである旨が報知されるのである。
次に、図33について説明すると、図32で示される一連の擬似連続変動演出を経て大当りが報知された状況下において、当該大当りに係る特別遊技中のバトル演出(対戦相手は「敵キャラクタA」)が開始されている。尚、本例では、一連の擬似連続変動演出に係るカード種が「1回目=カード0」「2回目=カード1」「3回目=カード3」「4回目=カード2」として決定されていることに基づき、当該状況下における特別遊技開始直後には、サブサブ側の抽選によって「3回目=カード3」が、確変報知対象カードとして決定されたものとしている。そして、以降の作用においては、遊技者の操作に基づき異なる作用となるため、「報知対象カードが選択された場合」(同図左部)と「報知対象カードが選択されなかった場合」(同図右部)に分けて説明する。まず、「報知対象カードが選択された場合」について説明すると、特別遊技開始後の所定ラウンド時(本例では、3ラウンド目)には、当該特別遊技に係る大当りが、確率変動大当りであることを報知するためのカード行使演出が実行される。ここで、当該カード行使演出が実行された場合には、カードストック表示領域に表示されているカード種の内から任意の一のカード種を選択することを遊技者に促すメッセージ(「好きなカードを選んでください」)がステータス表示領域に表示される。次に、遊技者によってカードストック表示領域に表示されているカード種の内から「確率報知期待度=高」のカードが選択される。そして、当該選択された「3回目=カード3」のカード種は確変報知対象カードとして決定されているため、3ラウンド目の終了時には当該特別遊技に係る大当りが、確率変動大当りであることを報知する演出(「確変大当りに昇格おめでとう!!」)が表示されることとなる。
他方、「報知対象カードが選択されなかった場合」について説明すると、当該カード行使演出が実行され、カードストック表示領域に表示されているカード種の内から任意の一のカード種を選択することを遊技者に促すメッセージがステータス表示領域に表示された際に、遊技者によってカードストック表示領域に表示されているカード種の内から「確率報知期待度=中」のカードが選択されている。そして、当該選択された「4回目=カード2」のカード種は確変報知対象カードとして決定されていないため、3ラウンド目の終了時には当該特別遊技に係る大当りが、確率変動大当りではないことを報知する演出(「残念・・・次回に期待!!」)が表示されることとなる。しかしながら、カードストック表示領域には、「確率報知期待度=低」と「確率報知期待度=高」のカードが残っている状況であるため、更なる所定ラウンド時(本例では、5ラウンド目)には再び、前述のような演出が実行され、カードストック表示領域に表示されている残りのカード種の内から任意の一のカード種を選択することを遊技者に促すメッセージがステータス表示領域に表示されることとなる。即ち、遊技者によって確変報知対象カードが選択されるか、カードストック表示領域に遊技者が選択可能なカードが無くなるまで、以降同様の演出が繰り返されることとなるのである。尚、バトル演出において対戦相手が「敵キャラクタA」である場合には、本例のように、確変報知期待度の高いカード種が確変報知対象カードとして決定され易いが、他方、対戦相手が「敵キャラクタC」である場合には、確変報知期待度の低いカード種が確変報知対象カードとして決定され易いため、一連の擬似連続変動演出において確変報知期待度の低いカード種のみしか取得できなかった場合にも、遊技者の確変大当りへの期待感を損なうことがないのである。
本最良形態によれば、擬似連続変動を実行可能なパチンコ遊技機において、確率変動大当りに係る擬似連続変動態様が決定された場合、擬似変動の度に装飾図柄の図柄情報とは別に、当該擬似連続変動が終了した後に実行される特別遊技終了後に確率変動状態へ移行する可能性があることを示すカード種を表示すると共に、当該カード種の表示回数が多いほど確率変動大当りの可能性が高くなり得るよう構成されているため、大当りの属性に関する情報を化体させた予告表示内容と、大当りの属性に関する報知内容とをリンクさせることが可能となり、当該化体させた情報を遊技者へ十分に伝達することができるという効果を奏する。
更に、前記効果に加え、当該擬似連続変動に係る大当りが確率変動大当りである場合には、当該擬似連続変動に係る大当りが確率変動大当りでない場合と比して、確変報知期待度の高いカードが高頻度で選択されるよう構成されているため、大当りの属性に関する情報を化体させた予告表示内容と、大当りの属性に関する報知内容との意味づけを更に強めることができ、当該化体させた情報を遊技者へ更に効果的に伝達することができるという効果を奏する。
本最良形態によれば、大当たり中のラウンド数等の昇格演出を実行可能なパチンコ遊技機において、遊技者による操作により、複数種類のカード種の中からいずれのカード種が指定された場合には、当該指定されたカード種が確変報知対象カードと合致するか否かを判定し、合致すると判定した場合には当該特別遊技に係る大当りが確率変動大当りであることを報知し得るよう構成されているため、任意のラウンドにおける遊技者の操作・選択の結果が、以降のラウンドにおける昇格演出内容にまで反映されることが可能となり、遊技者の操作・選択に基づく昇格演出の興趣性を高めることができるという効果を奏する。
更に、前記効果に加え、確変報知対象カードは任意の抽選によって決定された敵キャラクタとの関係に基づき、何れのカード種を確変報知対象カードとするかを決定するよう構成されているため、遊技者の操作・選択に基づく昇格演出の興趣性を更に高めることができるという効果を奏する。
尚、上述した形態はあくまで本発明の一例に過ぎず、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変更が可能である。例えば、本形態では、当り図柄変動の際に複数のカードを取得した場合、当該当り図柄変動の際及び/又は当該当り図柄変動終了後の特別遊技の際、これら複数のカードを取得順に表示するように構成したが、これには限定されず、強い順、弱い順、数字の大きい順、数字の小さい順等、内部で予め定められた所定の基準に則って表示するように構成してもよい。この場合、例えば、どのような順番で表示されるべきかを決定する際に参照される基準参照用テーブルを更に有しており、表示制御手段は、複数のカードを取得した際、当該基準参照用テーブルを参照し、これら複数のカードを順位付けし、当該順位付けに従って演出表示装置にて表示制御を実行する。このように構成することで、遊技者はカードの強弱等を即座に認識することが可能となる。更には、当り図柄変動の際に複数のカードを取得した場合、複数(又は所定数以上)の同一種のカード(例えば3枚)取得したときには敵キャラクタに必ず勝利するように構成してもよい。この場合、例えば、当該当りが確変当りであるか否かを判定し、当該判定が肯定的である場合、抽選を実行し、抽選に当選した場合に複数(又は所定数以上)の同一種のカードを決定処理するように構成すればよい。更には、複数同一種のカードを取得し且つ当該当りが確変当りである場合、複数のカードの内、いずれか一つをトリガとし、当該いずれか一つが選択されたときに確変報知するように構成しても、或いは、当該複数(X個)の内の複数(Y個<X個)をトリガとし、これらY個のいずれか一つが選択されたときに確変報知するように構成しても、或いは、当該複数のすべてをトリガとし、これらのいずれが選択されたとしても確変報知するように構成してもよい。更に、本最良形態では、当り変動に際し、画面上に「ある敵キャラクタ」が「あるマス」上に存在している場合、例えば当該敵キャラクタが強い敵キャラクタであるときには、サイコロの出目が当該敵キャラクタが存在しているマス目に停止することを望まないのが通常である。このような状況下、サイコロ出目として、当該敵キャラクタが存在しているマス目を超える出目が出現し得るように構成しておけば、当該敵キャラクタとの対戦を回避できると共に、擬似連続変動が更に続くことによる更なるカード取得の可能性も生じる。
(変更例1)
尚、本最良形態においては、擬似連続変動態様が選択された際に実行されるカード取得演出にて取得されるカード種の強弱(カード強弱レベル)は、当該図柄変動が確率変動大当りであるか否かにのみ基づき決定されるよう構成されているが、これには限定されない。その場合には、当該図柄変動時において保留されている保留乱数値をも考慮して決定するよう構成することで、本最良形態とは異なる態様を概念することができる。そこで、このような構成の一例を本最良形態からの変更例(変更例1)とし、以下、本最良形態からの変更点についてのみ説明する。
尚、本最良形態においては、擬似連続変動態様が選択された際に実行されるカード取得演出にて取得されるカード種の強弱(カード強弱レベル)は、当該図柄変動が確率変動大当りであるか否かにのみ基づき決定されるよう構成されているが、これには限定されない。その場合には、当該図柄変動時において保留されている保留乱数値をも考慮して決定するよう構成することで、本最良形態とは異なる態様を概念することができる。そこで、このような構成の一例を本最良形態からの変更例(変更例1)とし、以下、本最良形態からの変更点についてのみ説明する。
次に、図34は、本最良形態の変更例1における、図17のステップ2414のサブルーチンである、サブ(サブメイン基板)側で実行する擬似連続変動内容決定処理のフローチャートである。はじめに、本最良形態からの変更点は、ステップ2414−40(変1)、ステップ2414−42(変1)及びステップ2414−44(変1)についてであり、その目的は、当該図柄変動時において保留されている保留乱数値の内に大当り(確率変動大当りであってもよいし、非確率変動大当りであってもよい)となる乱数値が存在しているか否かをも考慮して、擬似連続変動態様が選択された際に実行されるカード取得演出にて取得されるカード種のカード強弱レベルを決定することである。即ち、ステップ2414−40(変1)で、擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3は、主制御装置1000側から送信された保留情報(特に、乱数値)に基づき、現在の保留乱数値の内に大当りとなる乱数値が存在しているか否かを検査する。尚、このような検査を実行するためには、主制御装置1000側が備えている主遊技内容決定用抽選テーブル1141aと同等のテーブルを、サブメイン制御装置2150側でも備えておく必要があることに加え、保留消化時における遊技状態を事前判定する処理を実行する必要がある(当該図柄変動時の大当りによって、以降の遊技状態が変化し得るため)ことを補足しておく。次に、ステップ2414−42(変1)で、擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3は、当該検査結果に基づき、現在の保留乱数値の内に大当りとなる乱数値が存在しているか否かを判定する。ステップ2414−42(変1)でYesの場合、ステップ2414−44(変1)で、擬似連続変動表示内容決定手段2152a−3は、演出表示関連情報一時記憶手段2152e内の大当り連続発生フラグをオンにし(換言すれば、特別遊技後の保留消化時に再度大当りが発生する旨を一時記憶し)、ステップ2414−22に移行する。そして、ステップ2414−22において、当該図柄変動が確率変動大当りである場合におけるカード種の強弱決定処理と同様の処理が実行されることとなる。他方、ステップ2414−42(変1)でNoの場合には、ステップ2414−26に移行し、当該図柄変動が非確率変動大当りである場合におけるカード種の強弱決定処理と同様の処理が実行されることとなる。
次に、図35は、本最良形態の変更例1における、図19のステップ2800のサブルーチンに係る、サブ(サブメイン基板)側で実行する特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。はじめに、本最良形態からの変更点は、ステップ2817(変1)及びステップ2818(変1)についてであり、その目的は、特別遊技中における確変報知演出(本例では、バトル演出)を実行するに際して、当該特別遊技が非確率変動大当りに係る特別遊技であって且つ当該特別遊技後の保留消化時に再度大当りが発生する場合には、当該特別遊技後にて確率変動遊技状態に移行する旨を報知(又は示唆)することである。即ち、ステップ2817(変1)で、特別遊技中表示制御手段2152dは、演出表示関連情報一時記憶手段2152e内の大当り連続発生フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2817(変1)でYesの場合、ステップ2818(変1)で、特別遊技中表示制御手段2152dは、演出表示関連情報一時記憶手段2152e内の大当り連続発生フラグをオフにし、ステップ2820に移行する。そして、ステップ2820の処理を実行することで、当該特別遊技が確率変動大当りに係る特別遊技である場合における確変報知処理と同様の処理{即ち、バトル演出の実行中において、当該特別遊技後にて確率変動遊技状態に移行する旨を報知(又は示唆)する処理}が実行されることとなる。他方、ステップ2817(変1)でNoの場合には、ステップ2820をスキップすることとなるため、当該特別遊技後にて確率変動遊技状態に移行する旨は報知されないこととなる。尚、本例においては、特別遊技の開始時にて当該特別遊技後の保留消化時に再度大当りが発生するか否かを判定するよう構成されているが、当該特別遊技中において新たに保留が生起し得ることを考慮し、特別遊技の実行中においても当該判定処理を実行するよう構成してもよい。その場合、当該新たに生起した保留が大当りに係る保留であった場合には、ステップ2820の処理を実行し、当該特別遊技が確率変動大当りに係る特別遊技である場合における確変報知処理と同様の処理を実行するよう構成すればよい。また、特別遊技中において新たに生起した保留が大当りに係る保留であった場合の表現方法としては、当該特別遊技の実行可能ラウンド数が延長されるような演出(例えば、16R大当り中に大当りに係る保留が新たに生起した場合には、当該16R終了時から新たな図柄変動が開始されるまでの間に、エクストララウンドと称して新たに敵キャラクタが表示されるような演出)や単に大当りに係る保留があることを示す特定のキャラクタを表示する演出を実行してもよいし、確率変動大当りである旨を報知するカード種(表5に示すように、本例では、特定遊技報知レベル「レベル6」に対応するカード種であって、いわゆるプレミアカード)が強制的に表示されるような演出を実行してもよい。
以上のような構成とすることで、本最良形態の変更例1においては、当該図柄変動が非確率変動大当りであった場合であっても、現在の保留乱数値の内に大当りとなる乱数値が存在している場合には、(特別遊技後の保留消化時に再度大当りが発生する点について、遊技者にとっては確率変動大当りである場合と同等の事象が発生するものと見做し)当該図柄変動が確率変動大当りであった場合と同等のカード種の強弱決定処理が実行される{結果として、確率変動大当りである旨を報知するカード種(表5に示すように、本例では、特定遊技報知レベル「レベル6」に対応するカード種であって、いわゆるプレミアカード)も選択され得る}のである。また、当該特別遊技が非確率変動大当りに係る特別遊技であった場合であっても、当該特別遊技後の保留消化時に再度大当りが発生することが予測できた場合には、当該特別遊技後にて確率変動遊技状態に移行する旨を報知(又は示唆)することが可能となる。よって、遊技者にとっては、非確率変動大当りが発生したことを認識できたとしても(例えば、当該図柄変動終了時に停止表示された主遊技図柄を視認して大当り属性を判別できたとしても)、取得したカード種に基づき展開されるバトル演出の結果を推測することが困難となるため、当該バトル演出の興趣性が低下してしまうことを回避できるのである。
(第二実施形態)
尚、本最良形態(変更例を含む)においては、カード取得演出が実行された時点で、当該図柄変動が大当り(確率変動大当り又は非確率変動大当り)であることが確定するよう構成されているが、これには限定されない。特に、当該カード取得演出において、弱いカード種(例えば、表5に示すように、本例では、特定遊技報知レベル「レベル1」に対応するカード種)を少数(例えば、1枚)のみしか取得できなかった場合には、当該カード取得演出の終了時における演出の興趣性が低下してしまう恐れがある。そこで、このような問題点を解決するための構成の一例を第二実施形態とし、以下、本最良形態からの変更点についてのみ説明する。
尚、本最良形態(変更例を含む)においては、カード取得演出が実行された時点で、当該図柄変動が大当り(確率変動大当り又は非確率変動大当り)であることが確定するよう構成されているが、これには限定されない。特に、当該カード取得演出において、弱いカード種(例えば、表5に示すように、本例では、特定遊技報知レベル「レベル1」に対応するカード種)を少数(例えば、1枚)のみしか取得できなかった場合には、当該カード取得演出の終了時における演出の興趣性が低下してしまう恐れがある。そこで、このような問題点を解決するための構成の一例を第二実施形態とし、以下、本最良形態からの変更点についてのみ説明する。
次に、図36は、第二実施形態における、図14のステップ2100のサブルーチンに係る、サブ(サブメイン基板)側で実行する保留情報管理処理のフローチャートである。はじめに、本最良形態からの変更点は、ステップ2120(第2)についてであり、その目的は、主制御装置1000側から送信された保留情報に基づき、複数の図柄変動に亘って連続的に演出を実行するためのトリガ(トリガ保留)の発生可否を決定することである。即ち、ステップ2120(第2)で、表示制御手段2152は、後述するトリガ保留発生可否決定処理を実行する。
次に、図37は、第二実施形態における、図36のステップ2120(第2)のサブルーチンに係る、サブ(サブメイン基板)側で実行するトリガ保留発生可否決定処理のフローチャートである。まず、ステップ2122(第2)で、表示制御手段2152は、演出表示関連情報一時記憶手段2152e内の特殊演出モードフラグがオン(換言すれば、確率変動遊技状態である状況下)であって且つ装図保留情報一時記憶手段2152e−2内の保留情報に基づき何れの保留もトリガ保留(トリガ保留の発生契機については後述)でないか否かを判定する。ステップ2122(第2)でYesの場合、ステップ2124(第2)で、表示制御手段2152は、装図保留情報一時記憶手段2152e−2内の保留情報に基づき、現在の保留乱数値(特に、当選乱数)の内に大当りとなる乱数値が存在しているか否かを判定する。ステップ2124(第2)でYesの場合、ステップ2125(第2)で、表示制御手段2152は、当該大当りとなる保留に係る保留乱数値(特に、変動態様決定乱数)に基づき、当該大当りとなる保留消化時において擬似連続変動態様が実行される予定であるか否か(換言すれば、カード取得演出が実行される予定であるか否か)を判定する。ステップ2125(第2)でYesの場合、ステップ2126(第2)で、表示制御手段2152は、当該大当りとなる保留に係る保留乱数値(特に、主遊技図柄決定乱数)に基づき、確率変動大当りであるか否かを判定する。ステップ2126(第2)でYesの場合、ステップ2128(第2)で、表示制御手段2152は、所定確率1/A(例えば、1/2)に基づき、当該大当りとなる保留をトリガ保留とするか否かを決定するための抽選を実行し、ステップ2132(第2)に移行する。他方、ステップ2126(第2)でNoの場合、ステップ2130(第2)で、表示制御手段2152は、所定確率1/B(例えば、1/Aより低確率となる1/4)に基づき、当該大当りとなる保留をトリガ保留とするか否かを決定するための抽選を実行し、ステップ2132(第2)に移行する。次に、ステップ2132(第2)で、表示制御手段2152は、前述の抽選結果が当選であるか否かを判定する。ステップ2132(第2)でYesの場合、ステップ2134(第2)で、表示制御手段2152は、装図保留情報一時記憶手段2152e−2内の保留情報として、当該当り保留がトリガ保留である旨を一時記憶する。次に、ステップ2136(第2)で、表示制御手段2152は、装図保留情報一時記憶手段2152e−2内の保留情報に基づき、いずれの保留がトリガ保留であるかに係る情報をサブサブ制御装置2140側に送信し、呼び出し元の処理(ステップ2100の保留情報管理処理)に復帰する。尚、ステップ2122(第2)、ステップ2124(第2)、ステップ2125(第2)又はステップ2132(第2)でNoの場合にも、呼び出し元の処理(ステップ2100の保留情報管理処理)に復帰する。
次に、図38は、第二実施形態における、図16のステップ2400のサブルーチンに係る、サブ(サブメイン基板)側で実行する装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。はじめに、本最良形態からの変更点は、ステップ2412−1(第2)、ステップ2412−2(第2)及びステップ2415(第2)についてであり、その目的は、トリガ保留に至るまでの保留消化時においてカード取得演出を実行するよう構成すると共に当該カード取得演出において取得されるカード種のカード強弱レベルを決定することである。即ち、ステップ2412−1(第2)で、表示制御手段2152は、装図保留情報一時記憶手段2152e−2内の保留情報に基づき、当該図柄変動がトリガ保留消化時における図柄変動であるか否かを判定する。ステップ2412−1(第2)でYesの場合には、ステップ2414に移行し、本最良形態における擬似連続変動内容決定処理と同様の処理が実行される(図17参照)。他方、ステップ2412−1(第2)でNoの場合、ステップ2412−2(第2)で、表示制御手段2152は、装図保留情報一時記憶手段2152e−2内の保留情報に基づき、いずれかの保留がトリガ保留であるか否かを判定する。ステップ2412−2(第2)でYesの場合、ステップ2415(第2)で、表示制御手段2152は、後述するカード取得内容決定処理を実行する。
次に、図39は、第二実施形態における、図38のステップ2415(第2)のサブルーチンに係る、サブ(サブメイン基板)側で実行するカード取得内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ2415−02(第2)で、表示制御手段2152は、演出表示関連情報一時記憶手段2152eを参照し、当該図柄変動における装飾図柄の変動態様に基づき、取得カード数を決定して演出表示関連情報一時記憶手段2152eに一時記憶する(例えば、装飾図柄の変動態様が「非リーチ」の場合には取得カード数=0、装飾図柄の変動態様が「ノーマルリーチ」の場合には取得カード数=1、装飾図柄の変動態様が「スペシャルリーチ」の場合には取得カード数=2、と決定することを例示することができる)。ここで、装飾図柄の変動態様と取得カード数との関連性については特に限定されないが、本最良形態における擬似連続変動態様が選択された際に実行されるカード取得演出表示処理(図23及び図24参照)と同様の表現方法を用いるよう構成する場合には、変動時間が長時間となるに伴い取得カード数が増加するよう構成しておくことが望ましい。次に、ステップ2415−04(第2)で、表示制御手段2152は、装図保留情報一時記憶手段2152e−2内に一時記憶されているトリガ保留に係る保留情報に基づき、当該トリガ保留が確率変動大当りに係る保留であるか否かを判定する。ステップ2415−04(第2)でYesの場合、ステップ2415−06(第2)で、表示制御手段2152は、カード取得演出において取得されるカード種のカード強弱レベルを決定するに際して、確率変動大当り時用の抽選テーブル{例えば、表5の左列に示されるような、カード強弱レベル決定用抽選テーブル2152a−3−2と類似の抽選テーブル(擬似変動回数ではなく、取得カード数に基づく抽選テーブル)}をセットし、ステップ2415−10(第2)に移行する。他方、ステップ2415−04(第2)でNoの場合、ステップ2415−08(第2)で、表示制御手段2152は、カード取得演出において取得されるカード種のカード強弱レベルを決定するに際して、非確率変動大当り時用の抽選テーブル{例えば、表5の右列に示されるような、カード強弱レベル決定用抽選テーブル2152a−3−2と類似の抽選テーブル(擬似変動回数ではなく、取得カード数に基づく抽選テーブル)}をセットし、ステップ2415−10(第2)に移行する。次に、ステップ2415−10(第2)で、表示制御手段2152は、演出表示関連情報一時記憶手段2152eに一時記憶された取得カード数及び当該セットされた抽選テーブルに基づき、夫々の取得カードにおけるカード強弱レベルを決定して演出表示関連情報一時記憶手段2152eに一時記憶する。次に、ステップ2415−10(第2)で、情報送信手段2153は、演出表示関連情報一時記憶手段2152eに一時記憶された取得カード数及び取得カード毎のカード強弱レベルをサブサブ制御装置2140側に送信し、呼び出し元の処理{ステップ2415(第2)}に復帰する。尚、図示しないが、当該送信された情報を受信したサブサブ制御装置2140側では、取得カード毎のカード強弱レベルに基づきカード種を決定し(図24参照)、装飾図柄の変動態様(変動時間)に応じて、カード取得演出表示処理(図25参照)を実行するよう構成することとなる。また、カード取得演出表示処理を実行するに際しては、当該図柄変動がトリガ保留に係る図柄変動でない場合には、スゴロクゲームにおいて上がり(ゴール)マス目に自コマ(遊技者を表すコマ)が停止表示されないよう構成しておくことが望ましい。
以上のような構成とすることで、第二実施形態においては、複数の図柄変動に亘って連続的にカード取得演出が実行されることとなる。よって、ある図柄変動時において実行されたカード取得演出において、弱いカード種を少数のみしか取得できなかった場合であっても、次回の図柄変動時においてカード取得演出が継続される可能性が残されていることとなるため、当該ある図柄変動時でのカード取得演出の終了時における演出の興趣性が低下し得る事態を回避することができるのである。また、本例に示すように、確率変動大当りに係る保留が生起した際には当該連続的なカード取得演出が実行され易いよう構成しておく(図37参照)ことで、演出の興趣性を更に高めることができる。更に、図示しないが、確率変動大当りに係る保留が生起した際には取得カード数が相対的に増加するよう構成(例えば、カード取得演出の連続回数を増加させるよう構成)しておくことでも、演出の興趣性を更に高めることができることとなる。
加えて、第二実施形態においては、複数の図柄変動に亘って連続的にカード取得演出が実行されるよう構成されていると共に、ある図柄変動時においてカード取得演出が実行された際の取得カード数が事前に決定されるよう構成されているため、当該ある図柄変動時における取得カード数を事前に「報知」するよう構成することも可能である。その場合には、例えば、当該ある図柄変動に係る保留表示画像上に、取得カード数を表示するよう構成してもよい{数字による直接的な表現であってもよいし、数字を意味するシンボル(例えば、サイコロの出目等)による間接的な表現であってもよい}。また、同様に、当該ある図柄変動時における取得カード数を事前に「示唆」するよう構成することも可能であり、その場合には、事前に決定された取得カード数を上限値として、当該上限値以下の任意の数字を保留表示画像上に表示するよう構成すればよい。更に、取得カード数を事前に「示唆」する場合には、適宜タイミング(例えば、図柄変動時)にて、当該上限値以下の任意の数字の範囲内にて保留表示画像上の表示内容を変更するよう構成してもよい。
1000 主制御装置
1121 主遊技乱数取得判定実行手段
1135 当否抽選手段
1141 主遊技内容決定手段
1151 主遊技図柄制御手段
1170 特別遊技制御手段
1180 特定遊技制御手段
1200 情報送信手段
2110 主遊技始動口
2120 大入賞口
2131 主遊技図柄表示部
2140 演出表示装置
2141 装図表示部
2144b−2 カード種表示制御手段
2144c−1 バトル演出表示制御手段
2150 演出表示制御手段
2152a 装飾図柄表示制御手段
2152a−1 装飾図柄表示内容決定手段
2152d 特別遊技中表示制御手段
1121 主遊技乱数取得判定実行手段
1135 当否抽選手段
1141 主遊技内容決定手段
1151 主遊技図柄制御手段
1170 特別遊技制御手段
1180 特定遊技制御手段
1200 情報送信手段
2110 主遊技始動口
2120 大入賞口
2131 主遊技図柄表示部
2140 演出表示装置
2141 装図表示部
2144b−2 カード種表示制御手段
2144c−1 バトル演出表示制御手段
2150 演出表示制御手段
2152a 装飾図柄表示制御手段
2152a−1 装飾図柄表示内容決定手段
2152d 特別遊技中表示制御手段
Claims (2)
- 遊技球が入球可能な始動口と、
第一識別情報を変動表示及び停止表示可能な第一識別情報表示部と、
第二識別情報の変動表示及び停止表示を含む演出を表示可能な演出表示部と、
開状態と閉状態を採り得る可変入賞口と、
第一識別情報の表示制御及び可変入賞口の状態制御を司る主制御部と、
演出の表示制御を司る副制御部と
を備え、
主制御部は、
始動口への遊技球の入球に基づき、遊技の内容を決定する乱数を取得する乱数取得手段と、
第一識別情報の変動開始条件を充足したことを契機として、前記乱数に基づき、第一識別情報の変動態様と停止識別情報を決定する第一識別情報表示内容決定手段と、
第一識別情報の変動開始条件を充足していない状況下で、乱数取得手段が前記乱数を取得した場合には、第一識別情報の変動開始条件を充足するまで当該取得した乱数を保留として一時記憶する第一識別情報用乱数保留手段と、
第一識別情報表示内容決定手段が決定した表示内容に従い、第一識別情報の変動表示及び停止表示を実行する第一識別情報表示制御手段と、
第一識別情報の停止識別情報が所定態様である場合、可変入賞口が閉状態である通常遊技から可変入賞口が開状態となり得る特別遊技に移行する特別遊技制御手段と、
第一識別情報の停止識別情報を決定する際の状態として、第一識別情報の停止識別情報として前記所定態様が選択される確率が第一の確率である低確率抽選状態と、第一識別情報の停止識別情報として前記所定態様が選択される確率が前記第一の確率よりも高い第二の確率である高確率抽選状態と、が存在する状況下、特別遊技終了後に、当該特別遊技への移行契機となった前記所定態様に基づき、低確率抽選状態又は高確率抽選状態に移行させる確率抽選状態移行制御手段と、
第一識別情報用乱数保留手段に一時記憶されている保留に係る情報を送信することに加え、第一識別情報表示内容決定手段が第一識別情報の変動態様と停止識別情報を新たに決定した場合、新たに決定した第一識別情報の変動態様と停止識別情報に係る第一識別情報関連情報を副制御部側に送信すると共に、第一識別情報が変動開始する際には変動開始コマンドを送信し、第一識別情報が変動終了する際には変動終了コマンドを送信する情報送信手段と
を有しており、
副制御部は、
主制御部側から送信された第一識別情報の変動態様及び停止識別情報に係る第一識別情報関連情報に基づき、第二識別情報の変動態様と停止識別情報を決定する第二識別情報表示内容決定手段と、
主制御部側から送信された保留に係る情報に基づき、少なくとも一の保留に係る第一識別情報の変動態様及び停止識別情報を事前判定する第一識別情報事前判定手段と、
主制御部側から変動開始コマンドを受信した場合、第二識別情報表示内容決定手段により決定された表示内容に従い、第二識別情報の変動表示を実行し、主制御部側から変動終了コマンドを受信した場合、第二識別情報の停止識別情報を確定的に表示する、第二識別情報表示制御手段と
を有しているパチンコ遊技機において、
第二識別情報表示内容決定手段は、第一識別情報の停止識別情報として前記所定態様が決定されている状況下での第二識別情報の変動内容として、第二識別情報の変動と仮停止を一セットとする擬似単位変動を複数回繰り返す変動態様であって、当該変動態様の実行により特別遊技への移行が確定する特別遊技移行確定擬似連続変動態様を決定し得ると共に、
副制御部は、
第二識別情報表示内容決定手段が第二識別情報の変動態様として特別遊技移行確定擬似連続変動態様を決定した場合、特別遊技移行確定擬似連続変動の実行中であり且つ擬似単位変動において、第二識別情報の表示とは別に、当該特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性があることを示す特定表示を実行し得る特定表示実行制御手段
を更に有することに加え、
第一識別情報事前判定手段による事前判定結果に基づき第二識別情報の変動内容を事前判定すると共に、ある保留に係る第二識別情報の変動内容が特別遊技移行確定擬似連続変動態様であることが事前判定された場合には、当該ある保留に係る前記変動開始条件を充足するまでに実行される第二識別情報の変動表示の際にも、前記特定表示を実行し得る特定表示事前実行制御手段
を更に有することを特徴とするパチンコ遊技機。 - 特定表示が複数パターン存在し、且つ、特定表示の種類に応じ、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性が異なるよう構成されている状況下、特定表示実行制御手段は、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である場合には、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が低確率抽選状態である場合と比較し、複数パターンの特定表示の中から、特別遊技移行確定擬似連続変動態様の表示が終了した後に実行される特別遊技終了後の確率抽選状態が高確率抽選状態である可能性が高い特定表示を高頻度で選択し得る、請求項1記載のパチンコ遊技機。
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JP2015003148A (ja) * | 2014-09-11 | 2015-01-08 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2016086926A (ja) * | 2014-10-30 | 2016-05-23 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
Citations (2)
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JP2010233587A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Taiyo Elec Co Ltd | 遊技機 |
JP2010239986A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-28 | Fujishoji Co Ltd | 遊技機 |
-
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