JP2012118697A - 航空管制支援装置、航空管制支援方法、及び、航空管制支援プログラム - Google Patents
航空管制支援装置、航空管制支援方法、及び、航空管制支援プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012118697A JP2012118697A JP2010266942A JP2010266942A JP2012118697A JP 2012118697 A JP2012118697 A JP 2012118697A JP 2010266942 A JP2010266942 A JP 2010266942A JP 2010266942 A JP2010266942 A JP 2010266942A JP 2012118697 A JP2012118697 A JP 2012118697A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- avoidance
- traffic control
- air traffic
- conflict
- control support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】航空管制支援装置100は、航空管制を支援する装置である。この航空管制支援装置100は、航空機の飛行計画を表す飛行計画情報に基づいて、航空機間のコンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトの発生を回避するための上記飛行計画の変更を表す回避手順を作成し、当該作成された回避手順により構成される回避案を作成する回避案作成部101と、上記作成された回避案を出力する回避案出力部102と、を備える。
【選択図】図18
Description
航空管制を支援する装置である。
航空機の飛行計画を表す飛行計画情報に基づいて、航空機間のコンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトの発生を回避するための上記飛行計画の変更を表す回避手順を作成し、当該作成された回避手順により構成される回避案を作成する回避案作成手段と、
上記作成された回避案を出力する回避案出力手段と、
を備える。
更に、この航空管制支援方法は、
航空機の飛行計画を表す飛行計画情報に基づいて、航空機間のコンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトの発生を回避するための上記飛行計画の変更を表す回避手順を作成し、当該作成された回避手順により構成される回避案を作成し、
上記作成された回避案を出力する方法である。
航空管制を支援する航空管制支援装置に、
航空機の飛行計画を表す飛行計画情報に基づいて、航空機間のコンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトの発生を回避するための上記飛行計画の変更を表す回避手順を作成し、当該作成された回避手順により構成される回避案を作成する回避案作成手段と、
上記作成された回避案を出力する回避案出力手段と、
を実現させるためのプログラムである。
(構成)
図1に示したように、第1実施形態に係る航空管制支援装置1は、航空管制を支援する装置である。本例では、航空管制支援装置1は、情報処理装置である。なお、航空管制支援装置1は、互いに通信可能に接続された複数の情報処理装置により構成されていてもよい。
図1は、上記のように構成された航空管制支援装置1の機能を表すブロック図である。航空管制支援装置1の機能は、コンフリクト検出部(コンフリクト検出手段)11と、回避案作成部(回避案作成手段)12と、回避案出力部(回避案出力手段)13と、を含む。
例えば、飛行計画情報に基づいて、第1の航空機と第2の航空機との間のコンフリクトの発生が検出された場合、1世代目の世代(世代数が1である世代)における回避手順として、回避案作成部12は、第1の航空機の高度を変更する第1の回避手順を作成する。
次に、上述した航空管制支援装置1の作動について説明する。
航空管制支援装置1は、図2にフローチャートにより示した回避案出力処理プログラムを実行するようになっている。
なお、この高度回避手順作成処理プログラムに係る処理については後述する。
なお、このマックナンバーテクニック回避手順作成処理プログラムに係る処理については後述する。
コンフリクトの発生が検出されなかった場合、航空管制支援装置1は、「No」と判定してステップS503へ進み、処理対象となる仮回避手順を回避手順として作成する。即ち、この回避手順が含む実行期間は、ステップS404にて設定された実行期間である。その後、航空管制支援装置1は、実行期間調整処理プログラムの実行を終了する。
一方、適用条件が成立している場合、航空管制支援装置1は、「Yes」と判定してステップS602へ進む。
いま、図11に示したように、飛行計画情報に基づいてコンフリクトを探査した結果、高度FL350にて、12:10〜12:30の期間において、A機とB機との間のコンフリクトCNF1の発生が検出された場合を想定する。
航空管制支援装置1は、各評価基準に対して、回避手順が該当する評価要素に対応付けられた評価点数を取得し、当該取得された評価点数の総和を、当該回避手順に対する優先度として算出する。以下、各評価基準について説明する。
本例では、航空管制支援装置1は、順序パラメータとして優先度の平均値を用いた場合、図16に示したように、回避案に対する優先度の平均値が大きくなるほど、当該回避案がディスプレイ内のより上方に位置するように、回避案を出力する。
なお、航空管制支援装置1は、ユーザにより入力された情報に基づいて順序パラメータを変更可能に構成される。
その後、航空管制支援装置1は、回避案出力処理プログラムの実行を終了する。
次に、本発明の第2実施形態に係る航空管制支援装置について図18を参照しながら説明する。
第2実施形態に係る航空管制支援装置100は、航空管制を支援する装置である。
更に、この航空管制支援装置100は、
航空機の飛行計画を表す飛行計画情報に基づいて、航空機間のコンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトの発生を回避するための上記飛行計画の変更を表す回避手順を作成し、当該作成された回避手順により構成される回避案を作成する回避案作成部(回避案作成手段)101と、
上記作成された回避案を出力する回避案出力部(回避案出力手段)102と、
を備える。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
航空管制を支援する航空管制支援装置であって、
航空機の飛行計画を表す飛行計画情報に基づいて、航空機間のコンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトの発生を回避するための前記飛行計画の変更を表す回避手順を作成し、当該作成された回避手順により構成される回避案を作成する回避案作成手段と、
前記作成された回避案を出力する回避案出力手段と、
を備える航空管制支援装置。
付記1に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案作成手段は、前記回避案を構成する前記回避手順として既に作成された回避手順のすべてを前記飛行計画情報に反映することにより新たにコンフリクトが発生する場合、当該コンフリクトの発生を回避するための回避手順を、当該回避案を構成する回避手順として作成する処理を、当該回避案を構成する前記回避手順として既に作成された回避手順のすべてを前記飛行計画情報に反映しても新たにコンフリクトが発生しなくなるまで繰り返し実行するように構成された航空管制支援装置。
付記1又は付記2に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案作成手段は、前記コンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトを発生させる2つの航空機間の水平方向における距離を、予め設定された閾値距離以上とするように、当該2つの航空機のそれぞれに対して、マッハ数の変更を表す前記回避手順を作成するように構成された航空管制支援装置。
付記1乃至付記3のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案作成手段は、前記コンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトを発生させる2つの航空機間の鉛直方向における距離である高度差を、予め設定された閾値高度差以上とするように、当該コンフリクトを発生させる2つの航空機の一方である指示機に対して、高度の変更を表す前記回避手順を作成するように構成された航空管制支援装置。
付記4に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避手順は、高度の変更を実行すべき期間である実行期間を含み、
前記回避案作成手段は、
前記コンフリクトの発生が検出された場合、前記指示機に対して、高度の変更を表し、且つ、現時点から、当該コンフリクトの発生が開始する時点まで、の期間である基本実行期間を前記実行期間として含む、仮の回避手順である仮回避手順を作成し、当該作成された仮回避手順を前記飛行計画情報に反映することにより、当該高度の変更に伴って当該指示機と他の航空機との間に新たにコンフリクトが発生する場合、当該発生するコンフリクトのそれぞれに対して、互いに異なる前記回避案を構成する前記回避手順として、当該コンフリクトの発生が開始する時点、又は、当該コンフリクトの発生が終了する時点に基づいて設定した前記実行期間を含み、且つ、当該高度の変更を表す回避手順を作成し、一方、当該高度の変更に伴って当該指示機と他の航空機との間にコンフリクトが発生しない場合、前記基本実行期間を前記実行期間として含み、且つ、当該高度の変更を表す回避手順を作成するように構成された航空管制支援装置。
付記5に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案作成手段は、
前記指示機に対する高度の変更を表す前記仮回避手順を前記飛行計画情報に反映することにより、当該変更後の高度にて当該指示機と他の航空機との間に新たにコンフリクトが発生する場合、当該発生するコンフリクトのそれぞれに対して、互いに異なる前記回避案を構成する前記回避手順として、当該コンフリクトの発生が終了する時点を、前記実行期間が開始する時点として設定し、且つ、前記基本実行期間が終了する時点を、当該実行期間が終了する時点として設定した前記回避手順を作成するように構成された航空管制支援装置。
付記5又は付記6に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案作成手段は、
前記指示機に対する高度の変更を表す前記仮回避手順を前記飛行計画情報に反映することにより、当該変更の途中の高度にて当該指示機と他の航空機との間に新たにコンフリクトが発生する場合、当該発生するコンフリクトのそれぞれに対して、互いに異なる前記回避案を構成する前記回避手順として、当該コンフリクトの発生が開始する時点を、前記実行期間が終了する時点として設定し、且つ、前記基本実行期間が開始する時点を、当該実行期間が開始する時点として設定した前記回避手順を作成するように構成された航空管制支援装置。
付記5乃至付記7のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案作成手段は、
前記指示機に対する高度の変更を表す前記仮回避手順を前記飛行計画情報に反映することにより、当該変更の途中の高度にて当該指示機と他の航空機との間に新たにコンフリクトが発生する場合、当該発生するコンフリクトのそれぞれに対して、互いに異なる前記回避案を構成する前記回避手順として、当該コンフリクトの発生が終了する時点を、前記実行期間が開始する時点として設定し、且つ、前記基本実行期間が終了する時点を、当該実行期間が終了する時点として設定した前記回避手順を作成するように構成された航空管制支援装置。
付記5乃至付記8のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案作成手段は、
前記指示機に対する高度の変更を表す前記仮回避手順を前記飛行計画情報に反映することにより、当該変更の途中の高度にて当該指示機と他の航空機との間に新たにコンフリクトが発生する場合、前記基本実行期間のうちの、当該コンフリクトが発生する期間以外の期間のそれぞれに対して、互いに異なる前記回避案を構成する前記回避手順として、当該期間を前記実行期間として設定した前記回避手順を作成するように構成された航空管制支援装置。
付記1乃至付記9のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記作成された回避案を構成する前記回避手順のそれぞれに対して、当該回避手順の実行を優先する程度を表す優先度を算出し、当該算出された優先度に基づいて、前記作成された回避案を出力するように構成された航空管制支援装置。
付記10に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、
前記作成された回避案毎に、当該回避案を構成する前記回避手順のそれぞれに対して算出された前記優先度の合計値又は平均値、若しくは、当該回避案を構成する前記回避手順の数を、前記回避案が出力される順序を表すパラメータとして取得し、当該取得されたパラメータが表す順序に従って、前記作成された回避案を出力するように構成された航空管制支援装置。
付記10又は付記11に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順を前記飛行計画情報に反映することによって、当該回避手順の対象となる航空機に対する風速の逆風成分が小さくなるほど大きくなる値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記12のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順を前記飛行計画情報に反映することによって、当該回避手順の対象となる航空機の高度が、当該航空機に対する前記飛行計画における巡航高度に近づくほど大きくなる値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記13のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順を前記飛行計画情報に反映することによって、当該回避手順の対象となる航空機の速度が、当該航空機に対する前記飛行計画における巡航速度に近づくほど大きくなる値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記14のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順を前記飛行計画情報に反映することによって、当該回避手順の対象となる航空機の速度が、当該航空機の機体特性に基づく推奨速度に近づくほど大きくなる値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記15のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順の対象となる航空機が到着機である場合よりも当該航空機が巡航機である場合の方が大きい値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記16のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順の対象となる航空機が出発機である場合よりも当該航空機が巡航機である場合の方が大きい値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記17のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順と、当該回避手順の対象となる航空機に対する前記飛行計画にて、当該航空機の航行距離に応じて予め設定された優先回避手順と、が一致しない場合よりも、当該回避手順と当該優先回避手順とが一致する場合の方が大きい値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記18のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順と、当該回避手順の対象となる航空機に対する前記飛行計画にて、当該航空機の残距離に応じて予め設定された優先回避手順と、が一致しない場合よりも、当該回避手順と当該優先回避手順とが一致する場合の方が大きい値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記19のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順と、当該回避手順の対象となる航空機に対する前記飛行計画にて、当該航空機の全行程に対する航行距離の割合に応じて予め設定された優先回避手順と、が一致しない場合よりも、当該回避手順と当該優先回避手順とが一致する場合の方が大きい値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記20のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順が、下降を表す高度の変更を表す場合よりも、当該回避手順が、上昇を表す高度の変更を表す場合の方が大きい値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記21のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順が高度の変更を表す場合、当該高度の変更幅が小さくなるほど大きくなる値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記22のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順がマッハ数の変更を表す場合、当該マッハ数の変更幅が小さくなるほど大きくなる値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記23のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順がマッハ数の変更を表す場合よりも、上昇を表す高度の変更を当該回避手順が表す場合の方が大きい値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記24のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、下降を表す高度の変更を前記回避手順が表す場合よりも、当該回避手順がマッハ数の変更を表す場合の方が大きい値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記25のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順の対象となる航空機が軍用機、緊急機、又は、優先機である場合よりも、当該航空機が軍用機、緊急機、又は、優先機でない場合の方が大きい値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記26のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順を前記飛行計画情報に反映した場合において、当該回避手順の対象となる航空機が遭遇する乱気流の強さが弱くなるほど大きくなる値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
付記10乃至付記27のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案出力手段は、前記回避手順を前記飛行計画情報に反映した場合において、当該回避手順の対象となる航空機が乱気流に遭遇するとき、当該回避手順が当該航空機を加速させる旨を表す場合よりも、当該回避手順が当該航空機を減速させる旨を表す場合の方が大きい値を、当該回避手順に対する前記優先度として算出するように構成された航空管制支援装置。
航空管制を支援する航空管制支援方法であって、
航空機の飛行計画を表す飛行計画情報に基づいて、航空機間のコンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトの発生を回避するための前記飛行計画の変更を表す回避手順を作成し、当該作成された回避手順により構成される回避案を作成し、
前記作成された回避案を出力する、航空管制支援方法。
付記29に記載の航空管制支援方法であって、
前記回避案を構成する前記回避手順として既に作成された回避手順のすべてを前記飛行計画情報に反映することにより新たにコンフリクトが発生する場合、当該コンフリクトの発生を回避するための回避手順を、当該回避案を構成する回避手順として作成する処理を、当該回避案を構成する前記回避手順として既に作成された回避手順のすべてを前記飛行計画情報に反映しても新たにコンフリクトが発生しなくなるまで繰り返し実行する、航空管制支援方法。
航空管制を支援する航空管制支援装置に、
航空機の飛行計画を表す飛行計画情報に基づいて、航空機間のコンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトの発生を回避するための前記飛行計画の変更を表す回避手順を作成し、当該作成された回避手順により構成される回避案を作成する回避案作成手段と、
前記作成された回避案を出力する回避案出力手段と、
を実現させるための航空管制支援プログラム。
付記31に記載の航空管制支援プログラムであって、
前記回避案作成手段は、前記回避案を構成する前記回避手順として既に作成された回避手順のすべてを前記飛行計画情報に反映することにより新たにコンフリクトが発生する場合、当該コンフリクトの発生を回避するための回避手順を、当該回避案を構成する回避手順として作成する処理を、当該回避案を構成する前記回避手順として既に作成された回避手順のすべてを前記飛行計画情報に反映しても新たにコンフリクトが発生しなくなるまで繰り返し実行するように構成された航空管制支援プログラム。
11 コンフリクト検出部
12 回避案作成部
13 回避案出力部
100 航空管制支援装置
101 回避案作成部
102 回避案出力部
Claims (10)
- 航空管制を支援する航空管制支援装置であって、
航空機の飛行計画を表す飛行計画情報に基づいて、航空機間のコンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトの発生を回避するための前記飛行計画の変更を表す回避手順を作成し、当該作成された回避手順により構成される回避案を作成する回避案作成手段と、
前記作成された回避案を出力する回避案出力手段と、
を備える航空管制支援装置。 - 請求項1に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案作成手段は、前記回避案を構成する前記回避手順として既に作成された回避手順のすべてを前記飛行計画情報に反映することにより新たにコンフリクトが発生する場合、当該コンフリクトの発生を回避するための回避手順を、当該回避案を構成する回避手順として作成する処理を、当該回避案を構成する前記回避手順として既に作成された回避手順のすべてを前記飛行計画情報に反映しても新たにコンフリクトが発生しなくなるまで繰り返し実行するように構成された航空管制支援装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案作成手段は、前記コンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトを発生させる2つの航空機間の水平方向における距離を、予め設定された閾値距離以上とするように、当該2つの航空機のそれぞれに対して、マッハ数の変更を表す前記回避手順を作成するように構成された航空管制支援装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案作成手段は、前記コンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトを発生させる2つの航空機間の鉛直方向における距離である高度差を、予め設定された閾値高度差以上とするように、当該コンフリクトを発生させる2つの航空機の一方である指示機に対して、高度の変更を表す前記回避手順を作成するように構成された航空管制支援装置。 - 請求項4に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避手順は、高度の変更を実行すべき期間である実行期間を含み、
前記回避案作成手段は、
前記コンフリクトの発生が検出された場合、前記指示機に対して、高度の変更を表し、且つ、現時点から、当該コンフリクトの発生が開始する時点まで、の期間である基本実行期間を前記実行期間として含む、仮の回避手順である仮回避手順を作成し、当該作成された仮回避手順を前記飛行計画情報に反映することにより、当該高度の変更に伴って当該指示機と他の航空機との間に新たにコンフリクトが発生する場合、当該発生するコンフリクトのそれぞれに対して、互いに異なる前記回避案を構成する前記回避手順として、当該コンフリクトの発生が開始する時点、又は、当該コンフリクトの発生が終了する時点に基づいて設定した前記実行期間を含み、且つ、当該高度の変更を表す回避手順を作成し、一方、当該高度の変更に伴って当該指示機と他の航空機との間にコンフリクトが発生しない場合、前記基本実行期間を前記実行期間として含み、且つ、当該高度の変更を表す回避手順を作成するように構成された航空管制支援装置。 - 請求項5に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案作成手段は、
前記指示機に対する高度の変更を表す前記仮回避手順を前記飛行計画情報に反映することにより、当該変更後の高度にて当該指示機と他の航空機との間に新たにコンフリクトが発生する場合、当該発生するコンフリクトのそれぞれに対して、互いに異なる前記回避案を構成する前記回避手順として、当該コンフリクトの発生が終了する時点を、前記実行期間が開始する時点として設定し、且つ、前記基本実行期間が終了する時点を、当該実行期間が終了する時点として設定した前記回避手順を作成するように構成された航空管制支援装置。 - 請求項5又は請求項6に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案作成手段は、
前記指示機に対する高度の変更を表す前記仮回避手順を前記飛行計画情報に反映することにより、当該変更の途中の高度にて当該指示機と他の航空機との間に新たにコンフリクトが発生する場合、当該発生するコンフリクトのそれぞれに対して、互いに異なる前記回避案を構成する前記回避手順として、当該コンフリクトの発生が開始する時点を、前記実行期間が終了する時点として設定し、且つ、前記基本実行期間が開始する時点を、当該実行期間が開始する時点として設定した前記回避手順を作成するように構成された航空管制支援装置。 - 請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の航空管制支援装置であって、
前記回避案作成手段は、
前記指示機に対する高度の変更を表す前記仮回避手順を前記飛行計画情報に反映することにより、当該変更の途中の高度にて当該指示機と他の航空機との間に新たにコンフリクトが発生する場合、当該発生するコンフリクトのそれぞれに対して、互いに異なる前記回避案を構成する前記回避手順として、当該コンフリクトの発生が終了する時点を、前記実行期間が開始する時点として設定し、且つ、前記基本実行期間が終了する時点を、当該実行期間が終了する時点として設定した前記回避手順を作成するように構成された航空管制支援装置。 - 航空管制を支援する航空管制支援方法であって、
航空機の飛行計画を表す飛行計画情報に基づいて、航空機間のコンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトの発生を回避するための前記飛行計画の変更を表す回避手順を作成し、当該作成された回避手順により構成される回避案を作成し、
前記作成された回避案を出力する、航空管制支援方法。 - 航空管制を支援する航空管制支援装置に、
航空機の飛行計画を表す飛行計画情報に基づいて、航空機間のコンフリクトの発生が検出された場合、当該コンフリクトの発生を回避するための前記飛行計画の変更を表す回避手順を作成し、当該作成された回避手順により構成される回避案を作成する回避案作成手段と、
前記作成された回避案を出力する回避案出力手段と、
を実現させるための航空管制支援プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010266942A JP5645259B2 (ja) | 2010-11-30 | 2010-11-30 | 航空管制支援装置、航空管制支援方法、及び、航空管制支援プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010266942A JP5645259B2 (ja) | 2010-11-30 | 2010-11-30 | 航空管制支援装置、航空管制支援方法、及び、航空管制支援プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012118697A true JP2012118697A (ja) | 2012-06-21 |
JP5645259B2 JP5645259B2 (ja) | 2014-12-24 |
Family
ID=46501461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010266942A Active JP5645259B2 (ja) | 2010-11-30 | 2010-11-30 | 航空管制支援装置、航空管制支援方法、及び、航空管制支援プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5645259B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9520067B2 (en) | 2013-03-29 | 2016-12-13 | Nec Corporation | Air traffic control assistance system, air traffic control assistance method, and storage medium |
CN107862554A (zh) * | 2017-11-25 | 2018-03-30 | 广东惠利普路桥信息工程有限公司 | 一种烟草生产计划生成方法 |
JP2018096819A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | Kddi株式会社 | 判定装置、判定方法及びプログラム |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000276700A (ja) * | 1999-03-24 | 2000-10-06 | Toshiba Corp | 管制情報表示システム |
JP2002117500A (ja) * | 2000-10-05 | 2002-04-19 | Ntt Data Corp | 航空経路設定装置及び記録媒体 |
JP2002312900A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-25 | Original Engineering Consultants Co Ltd | 3次元位置確認システム |
JP2003130675A (ja) * | 2001-10-25 | 2003-05-08 | Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency | 低高度飛行経路の作成方法および装置 |
JP2007193765A (ja) * | 2005-06-08 | 2007-08-02 | Toshio Tsukishiro | 航行システム |
-
2010
- 2010-11-30 JP JP2010266942A patent/JP5645259B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000276700A (ja) * | 1999-03-24 | 2000-10-06 | Toshiba Corp | 管制情報表示システム |
JP2002117500A (ja) * | 2000-10-05 | 2002-04-19 | Ntt Data Corp | 航空経路設定装置及び記録媒体 |
JP2002312900A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-25 | Original Engineering Consultants Co Ltd | 3次元位置確認システム |
JP2003130675A (ja) * | 2001-10-25 | 2003-05-08 | Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency | 低高度飛行経路の作成方法および装置 |
JP2007193765A (ja) * | 2005-06-08 | 2007-08-02 | Toshio Tsukishiro | 航行システム |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9520067B2 (en) | 2013-03-29 | 2016-12-13 | Nec Corporation | Air traffic control assistance system, air traffic control assistance method, and storage medium |
JP2018096819A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | Kddi株式会社 | 判定装置、判定方法及びプログラム |
CN107862554A (zh) * | 2017-11-25 | 2018-03-30 | 广东惠利普路桥信息工程有限公司 | 一种烟草生产计划生成方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5645259B2 (ja) | 2014-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106781707B (zh) | 一种针对低空中长距离转场飞行的航迹规划方法 | |
WO2021088681A1 (zh) | 无人机长距离循迹飞行方法、装置、设备及存储介质 | |
US10657829B2 (en) | Method of calculation by a flight management system of a trajectory exhibiting improved transitions | |
JP6012777B2 (ja) | 経由地点設定装置及び経由地点設定プログラム | |
BR102012000072B1 (pt) | sistema de gerenciamento de voo, aeronave e método de operação de uma aeronave incluindo um sistema de gerenciamento de voo | |
US10269251B2 (en) | Generalized arrival planning | |
US20160163201A1 (en) | Method of computing aircraft trajectory subject to lateral and vertical constraints | |
KR101687711B1 (ko) | 비행체의 고도 산출 장치 및 그 방법 | |
JP5645259B2 (ja) | 航空管制支援装置、航空管制支援方法、及び、航空管制支援プログラム | |
JP2016133321A (ja) | 飛行経路探索装置及び飛行経路探索プログラム | |
CN112393732B (zh) | 无人机避障方法、装置、可读存储介质及电子设备 | |
CN110059863A (zh) | 一种基于所需到达时间的航空器四维航迹优化方法 | |
US10049584B2 (en) | Path planning | |
US20180274929A1 (en) | Moving body management system and method | |
Robinso et al. | A concurrent sequencing and deconfliction algorithm for terminal area air traffic control | |
JP2022169449A (ja) | 訓練済み空中回廊モデルに基づいて空中回廊に沿って移動するように航空ビークルを制御すること | |
CN110659771A (zh) | 飞机协同航路规划方法 | |
US10885684B2 (en) | Estimation results display system, estimation results display method, and estimation results display program | |
US9562774B2 (en) | Guidance device, guidance method, and non-transitory computer readable medium | |
CN112083734A (zh) | 一种利用概率天气预报的集合飞行路径规划方法 | |
US20220366801A1 (en) | Information processing device, information processing method, and program | |
EP3754627A1 (en) | Methods and systems for depicting an energy state of a vehicle | |
JP2014048290A (ja) | 好適なウェイポイント位置を決定する方法 | |
CN112445459A (zh) | 一种飞行管理系统的设计方法 | |
Errico et al. | Aircraft operating technique for efficient sequencing arrival enabling environmental benefits through CDO in TMA |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD07 | Notification of extinguishment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427 Effective date: 20120718 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131003 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140611 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140722 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140919 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141007 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141030 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5645259 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |