JP2012117766A - 遮蔽具 - Google Patents

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Abstract

【課題】敵の目視や航空写真等の画像分析に対して、味方の兵士、物資、車両等を隠蔽するより優れた手段を提供する。
【解決手段】遮蔽具1は、車両Cの上面および側面を覆い隠す壁11と、壁11の外面上に固着される天然溶岩片12と、天然溶岩片12の内側に配置される対レーダー遮蔽層と、壁11の外側の風景を撮像するCCDカメラと、車両Cの外側面上に固定される第1の係着具と、壁11の内側面上に設けられる第2の係着具16とを備える。車両Cは、敵方の目視およびレーダーによる発見から逃れ、CCDカメラの撮像画像を見ながら移動する。したがって、遮蔽具1の存在によって、敵方に対する攻撃が容易であるとともに、味方の陣地が発見され難いという長所が得られる。また、天然溶岩壁12の外面上に天然の植物もしくは人工の疑似植物を付着させることによって、一層効果が高まる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば人間、建物、物資、車両等、隠蔽の対象となる物もしくは人を偽装等することによって隠蔽する隠蔽具に関する。
航空機、船舶、車両、人間等を敵の偵察により認知され難くするための手段は、従来からいくつか提案されてきている。
例えば、特許文献1には、金属薄膜層を有するメッシュ状布帛に、迷彩着色剤含有樹脂層を有する金属薄膜層非含有のリーフ状布帛の一部を固定することにより、可視光線、近赤外線のみならず遠赤外線に対しても優れた偽装性能を有する偽装構造体が提案されている。
特開2009−74715
軍事の分野においては、敵に味方の兵士、物資、車両等の存在およびその位置を隠蔽することが極めて重要である。例えば戦場において、敵対する兵士が対峙した時、隠蔽により1秒でも敵が自分の存在に気付くタイミングを遅らせることができれば、先に敵を攻撃し、その兵士が命を失わずに済む確率が高まる。
敵から味方の兵士、物資、車両等の存在およびその位置を隠蔽するためには、まずは敵の目視により認知されないことが必要である。つまり、「見た目」が兵士、物資、車両等と見えないように偽装することにより、敵の兵士からそれが兵士、物資、車両等ではない、と思わせることが必要である。そのような偽装の手段としては、戦場が草木に覆われている場所が多いことから、草木の模様を描いたもので覆う、草木の模型を表面に取り付ける、といったものが従来広く採用されてきた。また、戦場に生えている植物を服やヘルメット等に取り付けることにより、敵から見つかりにくくすることも行われてきた。
しかしながら、そもそも人間の画像分析能力は極めて高いため、例えば戦場における接近戦においては、人工物や単に取り付けた植物による偽装はすぐに見破られてしまい、さほど役に立たない。さらに、近年では航空写真や衛星写真の解像度が高くなってきたことや、コンピュータを用いた画像分析技術が進歩してきた結果、航空写真や衛星写真を画像分析することにより、自然に生えている植物と偽装のための人工物や不自然に取り付けられている植物との差異を検出することも可能となってきた。
上記の事情に鑑み、本発明は、敵の目視や航空写真等の画像分析に対して、味方の兵士、物資、車両等を隠蔽するより優れた手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的に鑑みて想到されたものであり、
加工の施されていない岩石の外面形状を模した外面形状を備え、隠蔽の対象となる物もしくは人の上面および側面を覆い隠す壁と、
前記壁の外面上に固着された天然溶岩片と
を備える遮蔽具を提供する(第1の実施態様)。
また、上記の第1の実施態様において、
前記壁の内側に形成される中空部に配置された隠蔽の対象となる物もしくは人の上面および側面を覆うように前記天然溶岩片の内側に配置された、特定の波長帯に含まれる波長の電磁波を吸収する、もしくは前記電磁波を前記電磁波の発信源と異なる方向に反射する対レーダー遮蔽層を備える
構成が採用されてもよい(第2の実施態様)。
また、上記の第1または2の実施態様において、
前記壁の外側の風景を撮像し、当該撮像により得られる画像データを前記壁の内側に出力する撮像手段を備える
構成が採用されてもよい(第3の実施態様)。
また、上記の第1乃至3のいずれかの実施態様において、
前記壁は車両を遮蔽し、
前記車両の外側面上に固定された第1の係着具と、
前記壁の内側面上に設けられ、前記第1の係着具と互いに着脱可能に係着する第2の係着具と
を備える
構成が採用されてもよい(第4の実施態様)。
また、上記の第1または2の実施態様において、
前記壁から突起し、前記壁が地面の上に配置された状態で前記地面に打ち込まれることにより、前記壁を前記地面に固定する固定手段を備える
構成が採用されてもよい。(第5の実施態様)
また、上記の第1または2の実施態様において、
前記壁から突起し、前記壁が地面の上に配置された状態で前記地面に打ち込まれる釘状部材により地面に対し固定されることにより、前記壁を前記地面に固定する固定手段を備える
構成が採用されてもよい(第6の実施態様)。
また、上記の第1乃至6のいずれかの実施態様において、
前記天然溶岩片に付着された天然植物の外観を模した外観を有する人工物である疑似植物を備える
構成が採用されてもよい(第7の実施態様)。
また、上記の第1乃至7のいずれかの実施態様において、
前記壁の少なくとも一部の材料は、ABS樹脂およびジュラルミンの少なくとも一方である
構成が採用されてもよい(第8の実施態様)。
上記の第1の実施態様によれば、岩石のような外面形状を有する壁の外面上に配置された天然溶岩片に植物を生やせ、その壁により人間、建物、物資、車両等を覆うことにより、外から見た場合、古くからそこにある自然の岩石と同じに見える。その際、配置される場所に生えている植物と同じ植物が生きて壁の表面に生い茂っていれば、動物でさえその偽装に気付かない。従って、人間による目視や画像処理による分析等によっても、その偽装による隠蔽物を発見することが困難となる。
さらに、人工物は季節の変化に応じてその色彩等を変えることは困難であるが、上記の第1の実施態様によれば、天然溶岩片に生えた植物が周囲の植物と同様に季節に応じてその色彩や形状等を変えるため、例えば冬の景色の中で偽装物のみが夏の植物の色をして目立つ、といった不都合が生じることはない。
なお、天然溶岩には多様な形状および直径の孔が極めて多数あり、そのため含水量が多く、かつ保水時間が長く、多種多様な生物が天然溶岩において生息することができる。すなわち、植物を生やせる耐久性の高い基材として、天然溶岩は比類のない優れた素材である。
また、上記の第2の実施態様によれば、対レーダー遮断層が存在することにより、仮に敵が電磁波の反射を利用したレーダーを用いて隠蔽物の発見を試みた場合であっても、敵による隠蔽物の発見を回避することができる。
また、上記の第3の実施態様によれば、例えば車両や兵士等が遮蔽具でほぼ完全に覆われた状態であっても、車両の運転手や兵士等は撮像手段により撮像された外部の風景を遮蔽具の中で確認することができる。そのため、遮蔽具に覆われた状態で車両を移動させたり、兵士等が匍匐前進したりすることが可能となる。
また、上記の第4の実施態様によれば、アタッチメントである第1の係着具および第2の存在により、車両に遮蔽具を取り付けたり、車両から遮蔽具を取り外したりする作業が容易に行える。
また、上記の第5の実施態様によれば、壁を地面に固定する固定手段を備えることによって、物資等をカバーする遮蔽具が風等によって容易に移動してしまうことを妨げる。従って、例えば戦場において物資を比較的長期間、敵から隠蔽して置いておくことができる。
また、上記の第6の実施態様によれば、いわゆるピケなどの釘状部材を用いて壁を地面に固定することが可能であるため、上記の第5の実施態様と同様の効果を得ることができる。
また、上記の第7の実施態様によれば、天然溶岩壁に予め人工物である疑似植物が付着しているため、例えば自然の植物が生い茂るまでの間、従来技術による程度の偽装を行うことができる。
また、上記の第8の実施態様によれば、壁の少なくとも一部にABS樹脂もしくはジュラルミンが使われているため、強度、加工性、軽さ等の多くの長所を享受することができる。
図1は、本発明にかかる遮蔽具が車両に取り付けられる場合の概略を示す図である。 図2は、本発明にかかる遮蔽具が略完全に車両を覆った状態の概略を示す図である。 図3は、本発明にかかる遮蔽具が物資に用いられる場合の概略を示す図である。 図4は、本発明にかかる遮蔽具が略完全に物資を覆った状態の概略を示す図である。 図5は、本発明にかかる遮蔽具が兵士に用いられる場合の概略を示す図である。 図6は、本発明にかかる遮蔽具が略完全に兵士を覆った状態の概略を示す図である。 図7は、本発明にかかる遮蔽具が使用される場合における味方の陣地の外観を示す図である。
(実施形態1)
以下、本発明の一具体例である実施形態を、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態にかかる遮蔽具1が車両Cに取り付けられる場合の概略を示す図である。なお、図1においては、車両Cと遮蔽具1との位置関係が明確になるように、遮蔽具1の手前側のほぼ半分を切り取った状態が示されている。
遮蔽具1は、車両Cの上面および側面を覆い隠す壁11と、壁11の外面上に固着される天然溶岩片12と、天然溶岩片12の内側に配置される対レーダー遮蔽層13(図示略)と、壁11の外側の風景を撮像するCCDカメラ14(図示略)と、車両Cの外側面上に固定される第1の係着具15(図示略)と、壁11の内側面上に設けられる第2の係着具16とを備える。
壁11は、例えばABS樹脂から作られている。ABC樹脂とは、アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンを重合して得られる丈夫な熱可塑性樹脂であり、ポリスチレンの長所をすべて持つ上に耐熱性、耐衝撃性、寸法安定性が著しくすぐれるため、一般に、テレビ等の家電製品のキャビネット、自動車の計器盤をはじめとする内装部品、事務用機器のハウジング、ヘルメット、旅行かばん等に使用されている。また、比重が1.05から1.07までの範囲内に含まれるので比較的軽く、車両C等に取り付けるには好適である。車両Cは、遮蔽具1が取り付けられた状態で移動するため、できるだけ全体の重量が少ない方がよいからである。
また、壁11は、加工の施されていない岩石、すなわち戦場において自然に存在する岩石の外面形状を模した外面形状を備えている。より具体的には、壁11は、例えば、上側から側面側に向かって被遮蔽物を覆い、下側が開口しており、壁11と地面とが画定する中空の空間を成す一定形状を有している。そして、当該中空の空間には、被遮蔽物が配置される。かかる形状を維持することによって、壁11は周りの風景になじんで敵の目視から被遮蔽物を隠蔽することが可能となる。ただし、壁11の下側が開口していることは、本発明を限定するものではない。
また、壁11は、図1に示されるように車両Cを覆い隠すので、例えば、車両Cの長手方向の長さが約4メートルであり、当該長手方向に垂直で地面に平行な方向の長さが約2.5メートルであり、高さが約2メートルである。さらに、壁11の厚さは、例えば約3センチメートルである。ただし、壁11がこれらのサイズを有していることは、本発明を限定するものではない。
天然溶岩片12は、例えば接着剤により壁11の外面上に固着され、比較的粒大きな天然溶岩片の隙間を比較的小さな天然溶岩片で埋めて、外側から見た場合に隙間が見えないようになっている。そのため、遮蔽具1の壁11は外部から目視されない。
戦場に植物がほとんど生えていない場合、天然溶岩片12が外部に晒されている状態、すなわち図1に示される状態で被遮蔽物の隠蔽を行うことになる。そのため、天然溶岩片12は戦場に散見される天然溶岩と同じものが用いられることが望ましく、もし戦場の天然溶岩と同じものが入手困難な場合には、それと見た目が似た天然溶岩が用いられることが望ましい。また、戦場に天然溶岩があまり見られない場合には、戦場で散見される天然溶岩以外の岩石と見た目が似た天然溶岩が用いられることが望ましい。
ただし、多くの場合、戦場には植物が生えている。そのような戦場において被遮蔽物の隠蔽を行うためには、戦場に生えている植物を天然溶岩片12上に生い茂らせることが望ましい。そのため、まずは天然溶岩片12が多数持つ孔にコケ類などを植え付け、さらに草を植え付けて、それらをそこに根付かせる。なお、天然溶岩はその多孔性(多様な粒径および粒形状の孔を極めて多数持つという特性)により、植物が根付くための比類のないよい環境を提供する。
図2は、そのようにコケ類や草によりその外表面が覆われた状態の遮蔽具1を示している。コケ類や草が生い茂った状態の遮蔽具1による隠蔽は、目視および少なくとも可視光により撮影された写真の画像分析によって発見することが極めて困難となる。なぜなら、その外観は周囲の自然とほぼ同じ状態となるためである。
対レーダー遮蔽層13は、特定の波長帯に含まれる波長の電磁波(γ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線、電波等)を吸収する、もしくは当該電磁波を当該電磁波の発信源と異なる方向に反射する。ここで、特定の波長帯に含まれる波長の電磁波とは、天然溶岩片12および壁11を透過する波長の電磁波である。
レーダーが物体を探知する仕組みは概ね、レーダーが電波を飛ばす、その電波が物体に当たり誘導電流が発生する、誘導電流から電波が発生することで反射波を生ずる、レーダーがその反射波を拾う、発信と受信の時間差から物体との距離がアンテナの放射特性から大体の方向が分かる、という手順によって構成される。なお、電波とは、電磁波のうち赤外線以上の波長をもつものである。
以上の説明のようなレーダーに探知されないためには、電波が来た方向以外の方向へ電波を反射するか、電波を吸収するかのどちらかの手段が用いられる。電波が来た方向以外の方向へ電波を反射するためには、一般に形状制御技術が用いられる。当該形状制御技術の一例として、対レーダー遮蔽層13は、壁11の内側に存在する車両Cを覆う、電波が送られてくる方向から斜めに傾けた平面によって構成される金属製の薄板である。
すなわち、対レーダー遮蔽層13が存在しなければ、レーダーから発信された電波はそのほとんどが天然溶岩片12および壁11を通り抜けて、車両Cにより反射されて、再び壁11および天然溶岩片12を通り抜けて、その一部がレーダーの方向に向かう。その結果、レーダーに車両Cが探知されることとなる。しかし、遮蔽具1には対レーダー遮蔽層13が設けられており、対レーダー遮蔽層13が天然溶岩片12および壁11を通り抜けてきた電波を斜めの方向に反射してレーダーの方向には電波を反射しないので、当該レーダーによって車両Cが探知されることはない。
もしくは、電波を吸収するためには、一般に電波吸収体技術が用いられる。当該電波吸収体技術が用いられる場合、対レーダー遮蔽層13は、壁11の内面上に固着された所定の厚さの電波吸収材料である。電波吸収材料は、導電性電波吸収材料、誘電性電波吸収材料、および磁性電波吸収材料の3つに大きく分かれる。本実施形態にかかる対レーダー遮蔽層13は、例えば磁性電波吸収材料の一つであるゴムシート状のフェライトである。
導電性電波吸収材料は、材料内部の抵抗により電波によって発生する電流を吸収するものである。導電性繊維の織物によって優れた電波吸収体が実用化されている。また、誘電性電波吸収材料は、分子の分極反応に起因する誘電損失を利用するが、誘電体単体では大きな損失は望めないので、カーボン粉等をゴム、発泡ウレタン、発泡スチロール等の誘電体に混合して見かけ上の誘電損失を大きくしたものが開発されている。さらに、磁性電波吸収材料は、磁性材料の磁気損失によって電波を吸収するものである。鉄、ニッケル、フェライトを使用して電波を吸収できるが、重くなるのが欠点である。
なお、従来の電波吸収材料がいずれも、天然溶岩片12を通り抜ける電磁波を十分に吸収しない場合、天然溶岩片12を通り抜ける電磁波を十分に吸収する新たな電磁波吸収材料が対レーダー遮蔽層13に採用されることになる。
なお、本発明においては、上述の形状制御技術および電波吸収体技術の両方を具備した対レーダー遮蔽層13を採用しても良い。
CCDカメラ14は、車両Cが図2に示されるように遮蔽具1によってほぼ完全に覆われてしまうため、必要となるものである。すなわち、車両Cが遮蔽具1にほぼ完全に覆われた状態で移動するためには、その運転手が外側の風景を把握することが必要である。なお、CCDカメラ14には撮像素子として光を電気信号に変換する半導体製の受光素子(電荷結合素子)であるCCD(Charge Coupled Device)が採用されている。
本実施形態においては、CCDカメラ14は壁11の外側の風景を撮像し当該撮像により得られる画像データをデジタルデータとして通信線(有線)により壁11の内側に出力する。なお、CCDカメラ14が撮像した画像を示すアナログ信号を出力する構成が採用されてもよい。また、CCDカメラ14に代えて、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの他の方式の撮像素子が用いられた撮像装置が採用されてもよい。さらに、それらのデータもしくは信号を通信線(有線)により出力する代わりに、無線(電波)により出力する構成が採用されてもよい。ただし、無線は敵に探知されやすいため、そのための対策が別途講じられる必要がある。
CCDカメラ14は、その撮像面が外側に露出した状態で、壁11を貫通する孔に埋め込まれている。そして、CCDカメラ14に接続された通信線が壁11の内側に出ており、車両Cの中に配置されているディスプレイに接続されている。車両Cの運転手はディスプレイに表示される外部の風景を示す画像を見ながら、運転等を行うことができる。
第1の係着具15は、車両Cの外側面上に例えばネジ留めによって係合され配置されて外側に向かって延伸するオス型の係着具である。ただし、上述のネジ留めやオス型は、本発明を限定するものではない。
第1の係着具15は、例えば、4つの棒状体から成る合成樹脂製の部材であり、当該棒状体の長手方向の長さは約15センチメートルである。
第2の係着具16は、壁11の内側面上に例えばネジ留めによって係合され配置されて内側に向かって延伸するメス型の係着具である。ただし、上述のネジ留めやメス型は、本発明を限定するものではない。
第2の係着具16は、例えば、4つの棒状体から成る合成樹脂製の部材であり、当該棒状態の長手方向の長さは約15センチメートルである。
第1の係着具15のオス型の構造、例えば円柱状の突起は、第2の係着具16のメス型の構造、例えば円柱状の一端部に設けられた凹部に嵌合されて係着される。4つの第1の係着具15および第2の係着具16の各々が係着されることにより、図2に示されるように、車両Cが遮蔽具1に覆われる。ただし、その状態において、遮蔽具1の裾の部分は地面に接触していないので、車両CはCCDカメラ14で周りの風景を確認しながら移動することが可能である。
以上のような構成を有する遮蔽具の使用方法の一例について以下に説明する。
戦場の味方の陣地において、遮蔽具1が装着された車両Cが止まっている。車両Cを敵が発見する手段は、一般に、目視によるものか、レーダーから発信された電波の反射によるものか、車両Cもしくは人間(運転手や同乗の兵士など)が発する熱による赤外線をセンサーによって探知するか、のいずれかである。
目視による場合、壁11の形状並びに壁11の外面上に固着される天然溶岩片12および天然溶岩片12に生い茂った天然の植物によって遮蔽具1が周りの風景と同化して見えるため、その中の車両Cや運転手等を敵が発見することは極めて困難である。
また、レーダーから発信された電波は、対レーダー遮蔽層13によりレーダーとは異なる方向に反射されるか、もしくは対レーダー遮蔽層13により吸収されるため、レーダーにより車両Cや運転手等が探知される可能性も低い。
さらに、遮蔽具1の中の車両Cもしくは人間が発する熱は天然溶岩片12によりいったん吸収され、その後、時間をかけて遮蔽具1の外部へ放出される。そのため、赤外線を探知する熱センサーも遮蔽具1の中の車両Cや運転手等を発見する目的においてはあまり役に立たない。
このように、遮蔽具1に隠蔽された車両Cや運転手等は敵から発見され難いので、いざという時に敵を急襲したり、敵陣を通過して味方の陣地に移動したりすることが可能となる。
(実施形態2)
以下、本発明にかかる他の実施形態(実施形態2)について、図面を用いて説明する。なお、以下の説明においては実施形態2が上述した実施形態1と異なる部分を中心に記述する。
図3は、本実施形態にかかる遮蔽具2がいわゆる物資Bに用いられる場合の概略を示す図である。なお、図3においては、物資Bと遮蔽具2との位置関係が明確になるように、遮蔽具2の手前側のほぼ半分を切り取った状態が示されている。
遮蔽具2は、物資Bの上面および側面を覆い隠す壁21(図示略)と、壁21の外面上に固着される天然溶岩片22(図示略)と、天然溶岩片22の内側に配置される対レーダー遮蔽層23(図示略)と、壁21を地面に固定する固定手段(図示略)とを備える。
当該固定手段は、壁21から突起し、壁21が地面の上に配置された状態で当該地面に打ち込まれる釘状部材によって構成される。
当該釘状部材は、例えば、壁21と一体成形される。したがって、例えば、当該釘状部材の材料は、壁21と同じくABS樹脂である。
また、例えば、当該釘状部材の長手方向の長さは約10センチメートルであり、壁21の下端部を構成する略円周において50センチメートル毎の間隔を開けて設けられている。なお、これらのサイズは本発明を限定するものではない。
なお、釘状部材は、壁21と一体成形されていなくてもよい。したがって、壁21から突起し、壁21が地面の上に配置された状態で当該地面に打ち込まれる釘状部材により当該地面に対して固定されることにより、壁21を当該地面に固定する固定手段が備えられてもよい。この場合、壁21の裾近辺の部分には、釘状部材のいずれかの部分によって下側に押圧される被固定部が設けられる。また、この場合、釘状部材は、例えばステンレス製である。
当該被固定部は、例えば、壁21から地面と平行な方向に延伸する矩形状の部材であり、壁21の下端部を構成するほぼ円周上において50センチメートル毎の間隔を開けて複数設けられている。そして、当該被固定部の中心付近には、上述の釘状部材の頭部を除く部分が打ち込まれるための孔が各々設けられている。なお、被固定部の形状やこれに限られず、他に様々な形状のものが遮蔽具2において採用可能である。
また、物資Bが植物の生い茂った遮蔽具2に覆われると、図4に示されるような状態になる。上述した固定手段によって遮蔽具2は地面に固定されているため、風等によって遮蔽具2が移動してしまうようなことがない。
以上のようにして構成される遮蔽具2は、実施形態1のところで上述したように、敵のあらゆる探知手段を無効なものとして、遮蔽具2の中に配置された被遮蔽物を敵から隠蔽することができる。
(実施形態3)
以下、上述した実施形態1および2とは異なる本発明にかかる実施形態(実施形態3)について、図面を用いて説明する。なお、以下の説明においては上述した実施形態1および2と異なる部分を中心に記述する。
図5は、本実施形態にかかる遮蔽具3がいわゆる兵士Sに用いられる場合の概略を示す図である。なお、図5においては、兵士Sと遮蔽具3との位置関係が明確になるように、遮蔽具3の手前側のほぼ半分を切り取った状態が示されている。
遮蔽具3は、物資Bの上面および側面を覆い隠す壁31(図示略)と、壁31の外面上に固着される天然溶岩片32(図示略)と、対レーダー遮蔽層33(図示略)とを備える。なお、対レーダー遮蔽層33が必要なのは、兵士Sが所持している武器や身に付けている物が含む金属等が、レーダーの発する電波を反射する可能性があるためである。
なお、遮蔽具3は、側面部分に兵士Sが銃を撃つための開口部Oを有している。ただし、これは、本発明を限定するものではない。
兵士Sは、図5に示されるような状態で、敵の攻撃を待ち受けることができる。この状態で兵士Sは匍匐前進してもよい。したがって、遮蔽具3は、兵士Sの体格に応じた大きさを有し、できるかぎり軽いことが望ましい。なお、兵士Sが植物の生い茂った遮蔽具2に覆われると、図6に示されるような状態になる。
以上のようにして構成される遮蔽具3は、実施形態1および2に関し上述したように、敵のあらゆる探知手段を無効なものとする。従って、兵士はその存在およびその位置を敵に知られる可能性を低下させることができる。その一方で、兵士Sは、遮蔽具3の一側面部分に設けられた開口部Oから敵に向かい銃を撃つこともできる。
(変形例)
上述した実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形が可能である。以下にそれらの変形の例を示す。
遮蔽具1、2、3の説明に用いた形状、材料、長さ等を表す数値はあくまでも例示であり他のいかなる形状、材料、数値が本発明にかかる遮蔽具に採用されてもよい。例えば、壁11は、ABS樹脂製であるものとしたが、ジュラルミン製等の他の材料がその素材として採用されてもよい。
また、天然溶岩片12、22、32は、例えば接着剤により壁11の外面上に固着されるものとしたが、それ以外のいかなる方法によって壁11の外面上に固着されてもよい。
また、天然溶岩片12、22、32には、天然の植物の外観を模した外観を有する人工物である疑似植物を付着させる構成が採用されてもよい。その場合、周囲に植物が茂っている場合において、天然の植物が生い茂るまでの間、とりあえず疑似植物によりある程度、遮蔽具1、2、3を自然物に偽装することができる。
また、対レーダー遮蔽層13、23、33は、壁11、21、31の内側に設けられるものとしたが、天然溶岩片12、22、32の内側に配置されている限り、どの位置に設けられていてもよい。したがって、例えば、レーダーから発せられる電磁波が壁11、21、31を取り抜けない波長の場合、壁11、21、31をレーダーに探知されないために、対レーダー遮蔽層13、23、33は壁11、21、31と天然溶岩片12、22、32との間に配置されることが望ましい。
また、上述の形状制御技術の一例として、対レーダー遮蔽層13、23、33は、電波が送られてくる方向から斜めに傾けた平面によって構成される金属製の薄板であるとしたが、電波が来た方向以外の方向へ当該電波を反射するものであれば、いかなる方法もしくは手段が用いられてもよい。
また、上述電波吸収技術の一例として、対レーダー遮蔽層13、23、33は、電波吸収材料で作られた所定の厚さを有する層であるとしたが、レーダーから発信される電波のほとんどを吸収することができるならば、他のいかなる材料が用いられてもよい。
また、第1の係着具15および第2の係着具16による遮蔽具1と車両Sとの係合は、他のいかなる手段によって代替されてもよい。例えば、第1の係着具15および第2の係着具16のオス・メスが逆であってもよいし、それらが共に雌雄のない同形の互いに係合する構造を備える構成が採用されてもよい。
また、上述した固定手段は、遮蔽具2を地面に固定する他のいかなる手段によって代替されてもよい。
また、上述の遮断具は、車両C、物資B、兵士S以外のいかなる物もしくは人を覆ってもよい。例えば、兵士Sが被るヘルメットを覆うようにしてもよい。
また、上述した実施形態にかかる遮蔽具の使用方法はあくまでも一例であり、他のいかなる方法によって遮蔽具が使用されてもよい。例えば、地下に穴を掘り、その穴の中に物資の備蓄を行う場合に、本発明にかかる遮蔽具によりその備蓄穴の開口部を遮蔽してもよい。その場合、被遮蔽物はその備蓄穴となる。
なお、本発明にかかる遮蔽具が使用される戦場の外観を図7に示す。図7に示されるような風景は、その戦場の季節の変化に応じてその色合い等が変化する。生えている植物がその色合い等を変えるためである。本発明にかかる遮蔽具によれば、天然の植物がその表面を覆い隠すため、季節の変化に応じて周囲の植物と同様にその色合い等が変化する。そのため、季節の変化に伴い偽装が無効となる危険性がない。
以上述べたように、本発明によれば、戦場において味方の兵士、車両、武器、物資などを目視、画像処理、レーダー、熱センサー等による敵の探査から隠蔽することができる。それにより、味方の犠牲を低減させるとともに、より有効な敵に対する戦術を展開することが可能となる。
また、通常の備蓄庫等の軍事用建築物は景観を乱すとともに、その建設のために自然を破壊することが多い。特に、戦場が自然に恵まれたジャングルのような場合、軍事設備の建設によりもたらされる自然破壊による損失は大きい。それに対し、本発明にかかる遮蔽具によれば、軍事設備等を敵から隠蔽することが可能となるばかりでなく、自然の景観を乱す程度や自然の破壊の程度を小さくすることができる。
なお、上述の説明において、本発明にかかる遮蔽具の周りを覆うものは植物であるものとして説明したが、その植物とともに、昆虫等の生物が生息することもあり得ることは言うまでもない。そのような動物の生息により、より発見のされにくい偽装が実現される。
本発明にかかる遮蔽具は、例えば戦場における人間、建物、物資、車両等の敵からの隠蔽に広く有効であるため大量生産され、製造業、建設業等において利用可能である。
1…遮蔽具、11…壁、12…天然溶岩片、13…対レーダー遮蔽層、14…CCDカメラ、15…第1の係着具、16…第2の係着具、2…遮蔽具、21…壁、22…天然溶岩片、23…対レーダー遮蔽層、3…遮蔽具、31…壁、32…天然溶岩片、33…対レーダー遮蔽層

Claims (8)

  1. 加工の施されていない岩石の外面形状を模した外面形状を備え、隠蔽の対象となる物もしくは人の上面および側面を覆い隠す壁と、
    前記壁の外面上に固着された天然溶岩片と
    を備える遮蔽具。
  2. 前記壁の内側に形成される中空部に配置された隠蔽の対象となる物もしくは人の上面および側面を覆うように前記天然溶岩片の内側に配置された、特定の波長帯に含まれる波長の電磁波を吸収する、もしくは前記電磁波を前記電磁波の発信源と異なる方向に反射する対レーダー遮蔽層を備える
    請求項1に記載の遮蔽具。
  3. 前記壁の外側の風景を撮像し、当該撮像により得られる画像データを前記壁の内側に出力する撮像手段を備える
    請求項1または2に記載の遮蔽具。
  4. 前記壁は車両を遮蔽し、
    前記車両の外側面上に固定された第1の係着具と、
    前記壁の内側面上に設けられ、前記第1の係着具と互いに着脱可能に係着する第2の係着具と
    を備える
    請求項1乃至3のいずれかに記載の遮蔽具。
  5. 前記壁から突起し、前記壁が地面の上に配置された状態で前記地面に打ち込まれることにより、前記壁を前記地面に固定する固定手段を備える
    請求項1または2に記載の遮蔽具。
  6. 前記壁から突起し、前記壁が地面の上に配置された状態で前記地面に打ち込まれる釘状部材により地面に対し固定されることにより、前記壁を前記地面に固定する固定手段を備える
    請求項1または2に記載の遮蔽具。
  7. 前記天然溶岩片に付着された天然植物の外観を模した外観を有する人工物である疑似植物を備える
    請求項1乃至6のいずれかに記載の遮蔽具。
  8. 前記壁の少なくとも一部の材料は、ABS樹脂およびジュラルミンの少なくとも一方である
    請求項1乃至7のいずれかに記載の遮蔽具。
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