JP2012114327A - Substrate processing equipment - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、基板処理装置に関する。
例えば、半導体集積回路装置(以下、ICという)が作り込まれる半導体ウエハ(以下、ウエハという)にアニール、酸化、拡散、CVDおよびイオン打ち込み後のキャリア活性化や平坦化のためのリフロー等に利用して有効なものに関する。
The present invention relates to a substrate processing apparatus.
For example, semiconductor wafers (hereinafter referred to as ICs) on which semiconductor integrated circuit devices (hereinafter referred to as ICs) are fabricated are used for annealing, oxidation, diffusion, CVD, reflow for carrier activation and planarization after ion implantation, etc. And what is effective.
ICの製造方法における一工程である水素アニール工程に使用する従来の水素アニール装置として、ウエハを処理する処理室と処理室を加熱する加熱装置との間の空間を不活性ガス雰囲気とした状態で、処理室内に水素ガスを導入しつつ排気してウエハを水素アニールする水素アニール装置であって、処理室と加熱装置との間の空間を酸素を含む雰囲気に置換し、該雰囲気で加熱装置の発熱体の表面に酸化膜を形成する水素アニール装置がある。例えば、特許文献1参照。
この水素アニール装置によれば、発熱体の表面に酸化膜を形成することができるので、酸化保護膜の劣化が防止され、発熱体の長寿命化を図ることができる。
As a conventional hydrogen annealing apparatus used in a hydrogen annealing process, which is one process in an IC manufacturing method, a space between a processing chamber for processing a wafer and a heating apparatus for heating the processing chamber is in an inert gas atmosphere. A hydrogen annealing apparatus that anneals the wafer by introducing and exhausting hydrogen gas into the processing chamber, wherein the space between the processing chamber and the heating apparatus is replaced with an atmosphere containing oxygen, and the atmosphere of the heating apparatus is There is a hydrogen annealing apparatus that forms an oxide film on the surface of a heating element. For example, see
According to this hydrogen annealing apparatus, an oxide film can be formed on the surface of the heating element, so that the deterioration of the oxidation protection film can be prevented and the life of the heating element can be extended.
しかしながら、従来の水素アニール装置においては、発熱体の端部は断熱体の外部に引き出されるので、低温領域のペスト(粉化)現象による寿命の低下を防止することができない。 However, in the conventional hydrogen annealing apparatus, since the end of the heating element is drawn out of the heat insulator, it is not possible to prevent a decrease in life due to a pest (pulverization) phenomenon in a low temperature region.
本発明の目的は、発熱体の端部における低温酸化による寿命の低下を防止することができる基板処理装置を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a substrate processing apparatus capable of preventing a reduction in lifetime due to low-temperature oxidation at an end portion of a heating element.
本願において開示される発明のうち代表的なものは、次の通りである。
(1)基板を処理する処理室と、
前記処理室内の前記基板を加熱する加熱装置と、
を備えた基板処理装置であって、
前記加熱装置は、前記処理室を覆う断熱体と、
前記断熱体の内周面に設けられた発熱体と、
前記断熱体の外部に引き出された前記発熱体の端部を囲繞するカバーと、
前記カバー内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給装置と、
を有する基板処理装置。
(2)前記断熱体内が予め設定された温度以上になった際に、前記不活性ガスが前記カバー内に供給されることを特徴とする(1)に記載の基板処理装置。
Representative inventions disclosed in the present application are as follows.
(1) a processing chamber for processing a substrate;
A heating device for heating the substrate in the processing chamber;
A substrate processing apparatus comprising:
The heating device includes a heat insulator that covers the processing chamber;
A heating element provided on the inner peripheral surface of the heat insulator;
A cover surrounding an end of the heating element drawn out of the heat insulator;
An inert gas supply device for supplying an inert gas into the cover;
A substrate processing apparatus.
(2) The substrate processing apparatus according to (1), wherein the inert gas is supplied into the cover when the temperature inside the heat insulating body becomes equal to or higher than a preset temperature.
この基板処理装置によれば、カバー内に不活性ガスを供給することにより、発熱体の端部における低温領域のペスト(粉化)現象による寿命の低下を防止することができる。 According to this substrate processing apparatus, by supplying an inert gas into the cover, it is possible to prevent a decrease in life due to a low temperature region pest (powdering) phenomenon at the end of the heating element.
以下、本発明の一実施形態を図面に即して説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
本実施形態において、本発明に係る基板処理装置は、基板としてのウエハに熱処理を施すものとして構成されている。また、ウエハの搬送には密閉式のカセットであるFOUP(Front Opening Unified Pod)が使用されている。FOUP(以下、ポッドという)はウエハを密閉可能な収納室に収納するので、搬送時のウエハの汚染を防止することができる。 In the present embodiment, the substrate processing apparatus according to the present invention is configured to heat-treat a wafer as a substrate. In addition, a FOUP (Front Opening Unified Pod), which is a sealed cassette, is used for transporting the wafer. Since the FOUP (hereinafter referred to as a pod) stores the wafer in a sealable storage chamber, contamination of the wafer during transfer can be prevented.
図1に示されているように、本実施形態に係る基板処理装置は筐体1を備えている。筐体1の前面には外部搬送装置(図示せず)との間でポッドを授受するポッドステージ2が設けられ、ポッドステージ2はシャッタ3を介して筐体1内と連通している。
筐体1の内部前方にはポッドステージ2と対向してポッドオープナ5が設けられ、ポッドオープナ5の上方にはポッドストッカ6が設けられ、ポッドストッカ6とポッドオープナ5とポッドステージ2間にはポッドローダ7が設けられている。
筐体1の内部後方片側にはボートエレベータ8が設けられ、ボートエレベータ8から水平に延びる昇降アーム9にはシールキャップ10が設けられている。シールキャップ10は処理室を形成する処理炉11の炉口を閉塞する。シールキャップ10にはウエハ105を水平姿勢で多段に保持する保持具(以下、ボートという)106が載置される。ボート106の降下状態では炉口シャッタ16により、炉口が閉塞される。
As shown in FIG. 1, the substrate processing apparatus according to this embodiment includes a
A
A
筐体1の他側にはボート交換装置12がボートエレベータ8に対向して設けられ、ボート交換装置12とボートエレベータ8とポッドオープナ5との間にウエハ移載機13が設けられている。
ポッドステージ2は外部搬送装置とポッドローダ7と間でポッド4を授受する。ポッドローダ7は横行、昇降および進退可能であり、ポッドステージ2のポッド4をポッドオープナ5およびポッドストッカ6に移載したり、ポッドオープナ5とポッドストッカ6との間でポッド4を移載したりする。ポッドオープナ5はポッド4の蓋を開閉する。
ウエハ移載機13は昇降、進退および回転可能であり、ポッドオープナ5上のポッド4とボート交換装置12に保持されたボート106との間でウエハ105の移載を行う。
ボート交換装置12は2本のボート支持アーム14、15を有する。ボート支持アーム14、15は独立して回転可能かつ昇降可能となっており、ウエハ移載位置A、ボート授受位置B、ウエハクーリング位置C間でボート106の移動を行うようになっている。
シールキャップ10はボート授受位置Bで未処理ウエハ105を保持したボート106をボート交換装置12から受取り、ボートエレベータ8により処理炉11に搬入する。
On the other side of the
The
The
The
The
処理炉11では未処理ウエハ105が加熱され、所要の処理ガスが導入されウエハ処理される。ボート106はウエハ処理中、処理炉11内で処理の均一性を向上させるため、シールキャップ10に設けられた回転装置(図示せず)により回転される。
処理が完了すると、ボートエレベータ8は処理炉11からボート106をボート授受位置Bに引出し、ボート106をボート交換装置12に受渡す。
処理済ウエハ105を保持するボート106はウエハクーリング位置Cに移動され、所定の温度となる迄冷却される。その間、未処理ウエハ105を保持するボート106がウエハ移載位置Aよりボート授受位置Bに移動され、シールキャップ10に受渡され、ボートエレベータ8により処理炉11に搬入される。
ウエハクーリング位置Cで処理済ウエハ105が所定の温度迄冷却されると、ボート交換装置12は処理済ウエハ105を保持するボート106をウエハ移載位置A迄移動させる。
ウエハ移載機13はウエハ移載位置Aにあるボート106から処理済ウエハ105をポッドオープナ5上のポッド4に払出す。処理済ウエハ105がポッド4に装填されると、ポッド4はポッドローダ7によりポッドステージ2へ移載され、さらに、外部搬送装置により搬出される。
未処理ウエハ105が装填されたポッド4はポッドオープナ5にポッドローダ7により移載される。ウエハ移載機13はポッド4から未処理ウエハ105をウエハ移載位置Aにある空のボート106に移載する。
そして、ウエハ105の処理が繰返し実行される。
In the
When the processing is completed, the
The
When the processed
The
The
Then, the processing of the
以下、本実施形態に係る処理炉11を説明する。
Hereinafter, the
図2および図3に示されているように、円筒形状の加熱装置102の内部には、反応管104が同心に設けられており、反応管104と加熱装置102との間には円筒形状の炉内空間124が形成されている。炉内空間124は排気導路113に連通している。
反応管104内には処理ガス導入管119および排気ライン121が連通されている。処理ガス導入管119には流量制御器125が設けられ、排気ライン121には圧力制御器126が設けられており、処理ガスが所定流量で導入されるとともに、反応管104内が所定圧力に維持されるべく、排気ガスが排出されるようになっている。冷却ガス導入ダクト116には冷却ガス供給ライン117が連通され、冷却ガス供給ライン117にはエアバルブ129が設けられている。
炉内空間124には不活性ガス供給ライン122が連通されており、不活性ガス供給ライン122には流量制御弁127、エアバルブ128が設けられている。不活性ガス供給ライン122には酸素ガス混合ライン130が合流され、酸素ガス供給ライン130には流量制御弁131とエアバルブ132が設けられている。酸素ガス混合ライン130からは酸素ガスまたは空気が不活性ガス供給ライン122に合流されるようになっている。
As shown in FIGS. 2 and 3, a
A processing
An inert
加熱装置102は発熱部109とヒータケース111と天井部112とから構成されている。発熱部109は円筒形状の断熱体107および断熱体107の内周面に配設された発熱体108から構成されている。
断熱体107は、酸化アルミニウム(Al2 O3 )とシリカ(SiO2 )とによって形成されたアルミナセラミックによって形成されている。
発熱体108は急速加熱が可能であり、発熱表面積が大きくなるように、断面が楕円形状または平板形状等の形状が採用されている。
発熱体108は抵抗発熱体としての二珪化モリブデン(MoSi2 )によって形成されている。二珪化モリブデンからなる発熱体は金属(例えば、Fe−Cr−Al系金属)発熱体に比べて融点が高く、しかも、1000℃超の温度領域では酸化被膜(保護膜)が形成されるので、耐酸化性能が高い。そのため、二珪化モリブデンからなる発熱体は高温領域(1000〜1800℃)での熱処理に多用されている。
しかし、二珪化モリブデンからなる発熱体は、低温領域(400〜600℃)では低温酸化によりペスト(粉化)現象が発生して発熱体が痩せ細り、最終的には断線にいたってしまうという問題点がある。
The
The
The
The
However, a heating element made of molybdenum disilicide has a problem that in the low-temperature region (400 to 600 ° C.), a pest (powdering) phenomenon occurs due to low-temperature oxidation, the heating element becomes thin, and eventually the wire breaks. There is a point.
図3に示されているように、発熱体108は端部81が直角に屈曲されるとともに、端部81が断熱体107の筒壁を貫通して外部に引き出されることにより、断熱体107の内周において吊り下げられた状態になっている。発熱体108の端部81には電線82の一端部が接続されており、電線82の他端部にはステンレス鋼によって形成されたヒータ端子83の一端部が接続されている。ヒータ端子83の他端部にはパワーケーブル(図示せず)が接続されており、パワーケーブル、ヒータ端子83および電線82を経由して端部81に通電されることにより、発熱体108が発熱するようになっている。
電線82は可撓性を有するアルミニウム製網組線によって形成されている。アルミニウムは耐熱性、耐腐蝕性、良電気電導性を備えるが、融解温度は600℃程度である。
二珪化モリブデン製の発熱体108は極めて脆いため、熱膨張・熱収縮による力によって破損する可能性がある。しかし、電線82の可撓性により、発熱体108の熱膨張・熱収縮による力を吸収することができるので、二珪化モリブデン製の発熱体108の破損は防止することができる。
As shown in FIG. 3, the
The
Since the
図3に示されているように、断熱体107の外周面にはカバー84が発熱体108の端部81と電線82とヒータ端子83を囲繞するように形成されている。カバー84の下端部にはカバー84内にガスを供給するためのノズル85が接続されており、ノズル85にはガス供給ライン86が接続されている。ガス供給ライン86は不活性ガス供給装置87およびエア供給装置88に接続されており、不活性ガス供給装置87およびエア供給装置88は主制御部137によって制御されるようになっている。
図3に示されているように、断熱体107の筒壁には、炉内空間124内の温度を検出する熱電対89が挿入されており、熱電対89は主制御部137に検出結果を送信するようになっている。
カバー84の上端部にはカバー84内を排気する排気口90が開設されている。
As shown in FIG. 3, a
As shown in FIG. 3, a
An
反応管104内で処理されるウエハ105の処理状態は主制御部137によって制御される。主制御部137は、炉内の温度を制御する温度制御部138、処理ガスの流量、冷却ガスの流量を制御するガス流量制御部139、反応管104内の圧力を制御する圧力制御部140、ボートエレベータ等の機構部を制御する駆動制御部141を備えている。
発熱部109は加熱装置102の軸心方向に所要のゾーンに分割されており、各ゾーン毎にヒータ温度検出器135が設けられている。反応管104の内面に沿って炉内温度検出器136が立設され、炉内温度検出器136で検出された炉内検出温度、ヒータ温度検出器135が検出したヒータ検出温度は、温度制御部138に入力される。検出された各ゾーンの温度、炉内検出温度に基づき均熱加熱を行うためのゾーン制御が行われる。
The
The
炉内空間124の所要箇所には、少なくとも一つの酸素濃度検出器143が設けられている。酸素濃度検出器143が検出した酸素濃度はガス流量制御部139に入力されるようになっている。
エアバルブ129、128、132の開閉がガス流量制御部139により制御される。ガス流量制御部139は流量制御器125によりガス導入量を制御し、圧力制御部140は圧力制御器126を介して排気圧力を制御し、反応管104内の圧力を制御する。さらに、エアバルブ128、132の開閉、流量制御弁127、流量制御弁131を制御することで、炉内空間124に供給するガスを不活性ガスとするか、または、酸素を含むガスとするかの制御を行うとともに、酸素濃度検出器143からの検出結果に基づき酸素濃度を所定値に維持する制御も行うようになっている。
At least one
Opening and closing of the
次に、本実施形態に係る処理炉の作用を説明する。 Next, the operation of the processing furnace according to this embodiment will be described.
所定枚数のウエハ105が移載されたボート106は、ボートエレベータ8により処理室17内に搬入される。ボート106が処理室17に搬入されると、処理室17はシールキャップによって気密封止される。
反応炉11は加熱装置102によって加熱され、処理室17が排気ライン121によって減圧され、処理ガスが処理室17に処理ガス導入管119によって導入される。これにより、処理室17内のウエハ105に熱処理が施される。
The
The
この際、不活性ガス(本実施形態では窒素ガス)が断熱体107の外周面のカバー84内に、不活性ガス供給装置87からガス供給ライン86およびノズル85を経由して供給されるとともに、排気口90から排気される。発熱体108の端部81と電線82とヒータ端子83は、カバー84に吹き込まれた不活性ガスによって冷却される。したがって、電線82を形成するアルミニウム製網組線(融解温度が600℃)の融解を防止することができる。また、カバー84内が不活性ガスに置換されるので、発熱体108の端部81と電線82とヒータ端子83の酸化を防止することができる。
なお、熱電対89が予め設定された温度以上にならない場合には、不活性ガス供給装置87は不活性ガスをカバー84内に供給しない。この設定温度としては、例えば、ペスト現象発生温度領域である400℃に対して、安全上の余裕(マージン)を考慮して、350℃、とする。
At this time, an inert gas (nitrogen gas in the present embodiment) is supplied from the inert
Note that when the
熱処理が完了すると、処理ガスの供給が停止され、処理室17内が不活性ガスに置換される。また、冷却ガス供給ライン117から冷却ガス(例えば、冷却空気)が供給されながら、排気導路113から排気され、加熱装置102、反応管104は所謂スタンバイ温度(後述する)に降下されて維持される。
その後、ボート106がボートエレベータ8によって降下され、処理済のウエハ105が処理室17外へ搬出される。反応管104の下端炉口が炉口シャッタ16により閉じられ、ウエハ移載機13によりウエハ105が払出される。
以降、前述した作業が繰り返される。
When the heat treatment is completed, the supply of the processing gas is stopped, and the inside of the
Thereafter, the
Thereafter, the above-described operation is repeated.
ここで、スタンバイ温度とは熱処理ステップ間の待機温度である。例えば、熱処理温度が1000℃であっても、処理済のウエハを処理室から搬出する際には、筐体内のボートエレベータやボート交換装置やウエハ移載機等の耐熱性の問題点から、ウエハおよびボートの温度を筐体内のボートエレベータやボート交換装置やウエハ移載機等を保護可能な温度に下げる必要がある。
スタンバイ温度と熱処理温度との温度差が大きいと、昇降温に時間およびエネルギを浪費するため、スタンバイ温度は、筐体内のボートエレベータやボート交換装置やウエハ移載機等の耐熱性を確保可能な範囲内で、可及的に高い方が望ましい。
Here, the standby temperature is a standby temperature between heat treatment steps. For example, even when the heat treatment temperature is 1000 ° C., when a processed wafer is carried out of the processing chamber, the wafer is not suitable for heat resistance such as a boat elevator, a boat exchange device, or a wafer transfer device in the housing. In addition, it is necessary to lower the temperature of the boat to a temperature that can protect the boat elevator, the boat exchange device, the wafer transfer device, and the like in the housing.
If the temperature difference between the standby temperature and the heat treatment temperature is large, time and energy are wasted in raising and lowering the temperature, so the standby temperature can ensure the heat resistance of the boat elevator, boat changer, wafer transfer machine, etc. in the housing. Within the range, it is desirable to be as high as possible.
本実施形態においては、発熱体108が二珪化モリブデンの低温酸化温度領域に曝されないように、スタンバイ温度を、筐体内のボートエレベータやボート交換装置やウエハ移載機等の耐熱性を確保可能な上限温度である、700℃以上、に設定する。
本実施形態においては、二珪化モリブデン製の発熱体108は700℃未満の温度領域に曝されることがないので、低温酸化することはない。すなわち、本実施形態においては、二珪化モリブデン製の発熱体108における低温酸化によるペスト(粉化)現象の発生を防止することができるので、発熱体108が痩せ細りによって最終的に断線しまうという障害の発生を未然に防止することができる。
In the present embodiment, it is possible to secure the heat resistance of the boat elevator, the boat exchange device, the wafer transfer machine, etc. in the casing so that the
In the present embodiment, the
このスタンバイ温度のステップにおいても、カバー84内には不活性ガスが不活性ガス供給装置87からガス供給ライン86およびノズル85を経由して供給されるとともに、排気口90から排気される。これにより、電線82を形成するアルミニウム製網組線(融解温度が600℃)の融解を防止することができるとともに、発熱体108の端部81と電線82とヒータ端子83の酸化を防止することができる。
すなわち、断熱体107内の温度が700℃であれば、断熱体107内の発熱体108の表面にはペスト現象が発生しない。しかし、発熱体108の端部81は断熱体107の外部に引き出されていることにより、断熱体107内に位置する発熱体108よりも温度が輻射によって下がるので、発熱体108の端部81にはペスト現象が発生する可能性が高い。そのため、カバー84内に不活性ガスを供給することにより、発熱体108の端部81にペスト現象が発生するのを防止する。
Also in this standby temperature step, the inert gas is supplied into the
That is, when the temperature in the
なお、ヒータ温度検出器135によって700℃未満(すなわち、ペスト現象発生温度未満)が検出された場合には、不活性ガスが炉内空間124に不活性ガス供給ライン122から供給される。これにより、発熱体108が酸素と接触するのを防止することができるので、万一、二珪化モリブデン製の発熱体108が700℃未満の温度領域に曝された場合であっても、二珪化モリブデン製の発熱体108における低温酸化によるペスト(粉化)現象を発生を防止することができ、発熱体108が痩せ細りによって最終的に断線しまうという障害の発生を未然に防止することができる。
他方、不活性ガスを炉内空間124に常時供給しなくても済むため、不活性ガスの消費量を低減することができる。
When the
On the other hand, since it is not always necessary to supply the inert gas to the
ところで、二珪化モリブデン製の発熱体108の表面には高温の熱処理によって酸化被膜を形成することができる。しかし、熱処理時の高温領域(例えば、1000〜1800℃)と、スタンバイ温度時の低温領域(例えば、700℃)とが繰り返されることにより、二珪化モリブデン製の発熱体108の表面に形成された酸化被膜にはクラックが発生する。その結果、発熱体108の寿命が低下してしまう。
By the way, an oxide film can be formed on the surface of the
そこで、本実施形態においては、二珪化モリブデン製の発熱体108に発生するクラック部分に酸化被膜を形成するものとした。
反応管104の下端炉口が炉口シャッタ16によって閉じた後に、エアバルブ132を開き、酸素ガスを不活性ガス供給ライン122から供給される不活性ガスに混合し、炉内空間124に供給する。炉内空間124の酸素濃度は、酸素ガスと不活性ガスの流量を酸素濃度検出器143の検出結果に基づいて流量制御弁127および流量制御弁131を制御して調整する。炉内空間124の酸素濃度は、少なくとも20%となるように調整する。なお、酸素濃度は、30%または40%または40%以上の高濃度としてもよい。
酸素濃度を調整するのと並行して、発熱体108に電力が供給されて、発熱体108が昇温される。昇温温度は、1000℃〜1600℃の高温とされる。酸素雰囲気で、発熱体108が加熱されることで、発熱体108の表面に酸化膜が形成される。酸化膜は不活性ガス雰囲気で発熱し、表面の酸化膜の劣化を補修する。
これにより、二珪化モリブデン製の発熱体108に発生するクラック部分に酸化被膜を形成することができるので、二珪化モリブデン製の発熱体108を寿命を延ばすことができる。
Therefore, in the present embodiment, an oxide film is formed on a crack portion generated in the
After the lower end furnace port of the
In parallel with the adjustment of the oxygen concentration, power is supplied to the
As a result, an oxide film can be formed in the crack portion generated in the
ちなみに、酸化被膜の生成は、加熱温度と時間に律束し、加熱温度が高温程短時間で被膜が膜形成され、また、酸素濃度が高濃度程早く被膜が形成される。
例えば、発熱体108が二珪化モリブデンの場合には、1200℃で3時間加熱され、1400℃で2時間加熱され、1600℃で1時間加熱されると、発熱体108の表面には、三酸化モリブデン(MoO3 )被膜が形成される。
発熱体がカンタルAlの場合には、1000℃で10時間加熱され、1200℃で5時間加熱されると、発熱体108の表面には、三酸化アルミニウム(Al2 O3 )被膜が形成される。
Incidentally, the generation of the oxide film is limited by the heating temperature and time, and the film is formed in a shorter time as the heating temperature is higher, and the film is formed earlier as the oxygen concentration is higher.
For example, when the
When the heating element is Kanthal Al, when heated at 1000 ° C. for 10 hours and heated at 1200 ° C. for 5 hours, an aluminum trioxide (Al 2 O 3) film is formed on the surface of the
本実施形態によれば、次の効果が得られる。 According to this embodiment, the following effects can be obtained.
(1)不活性ガスを断熱体外周面のカバー内に供給することにより、断熱体内の発熱体部分よりも温度が下がる発熱体端部のペスト現象の発生を防止することができるので、発熱体端部ひいては発熱体全体の寿命の低下を防止することができる。 (1) Since the inert gas is supplied into the cover on the outer peripheral surface of the heat insulator, it is possible to prevent the occurrence of the plague phenomenon at the end of the heat generator that falls below the temperature of the heat generator inside the heat insulator. It is possible to prevent the end portion and thus the life of the entire heating element from being reduced.
(2)不活性ガスを断熱体外周面のカバー内に供給することにより、電線を形成するアルミニウム製網組線の融解を防止することができるとともに、電線とヒータ端子の酸化を防止することができる。 (2) By supplying the inert gas into the cover on the outer peripheral surface of the heat insulator, it is possible to prevent melting of the aluminum mesh wire forming the electric wire and to prevent oxidation of the electric wire and the heater terminal. it can.
(3)カバー内が設定温度(例えば、350℃)に達しない場合には不活性ガスをカバー内に供給しないように設定することにより、不活性ガスの消費量を低減することができるので、コストを低減することができる。 (3) Since the inert gas consumption can be reduced by setting so that the inert gas is not supplied into the cover when the inside of the cover does not reach a set temperature (for example, 350 ° C.), Cost can be reduced.
(4)電線を可撓性を有するアルミニウム製網組線によって形成することにより、発熱体の熱膨張・熱収縮による力を吸収することができるので、脆い二珪化モリブデン製の発熱体の破損を防止することができる。 (4) By forming the electric wire with a flexible aluminum mesh wire, it is possible to absorb the force due to the thermal expansion and contraction of the heating element, so that the brittle molybdenum disilicide heating element is damaged. Can be prevented.
(5)スタンバイ温度を700℃以上に設定することにより、二珪化モリブデン製の発熱体における低温酸化によるペスト(粉化)現象を発生を防止することができるとともに、不活性ガスを炉内空間に常時供給しなくても済むため、不活性ガスの消費量を低減することができる。 (5) By setting the standby temperature to 700 ° C. or higher, it is possible to prevent a pest (pulverization) phenomenon due to low-temperature oxidation in a heating element made of molybdenum disilicide, and to bring inert gas into the furnace space. Since it is not necessary to supply constantly, the consumption of inert gas can be reduced.
(6)二珪化モリブデン製の発熱体に発生するクラック部分に酸化被膜を形成することにより、二珪化モリブデン製の発熱体を寿命を延ばすことができる。 (6) By forming an oxide film in the crack portion generated in the heat generating element made of molybdenum disilicide, the life of the heat generating element made of molybdenum disilicide can be extended.
(7)二珪化モリブデン製の発熱体を寿命を延ばすことにより、加熱装置の故障を減少させることができるので、基板処理装置のスループットを高めることができる。 (7) By extending the life of the heating element made of molybdenum disilicide, it is possible to reduce the failure of the heating apparatus, and thus the throughput of the substrate processing apparatus can be increased.
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。 Needless to say, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention.
例えば、発熱体に酸化被膜を形成するステップは、熱処理ステップと熱処理ステップとの間において逐次繰り返すように設定するに限らず、酸化被膜のクラックの発生状態や酸化被膜の劣化状態に応じて、複数回の熱処理ステップに対して1回の酸化被膜形成ステップを組込んでもよい。 For example, the step of forming the oxide film on the heating element is not limited to the sequential repetition between the heat treatment step and the heat treatment step, but may be performed depending on the generation state of the oxide film crack and the deterioration state of the oxide film. One oxide film forming step may be incorporated into one heat treatment step.
11…反応炉、17…処理室、
81…発熱体の端部、82…電線、83…ヒータ端子、84…カバー、85…ノズル、86…ガス供給ライン、87…不活性ガス供給装置、88…エア供給装置、89…熱電対、90…排気口、
102…加熱装置、104…反応管、105…ウエハ、106…ボート、107…断熱体、108…金属発熱体、109…発熱部、110…円筒空間、111…ヒータケース、112…天井部、113…排気導路、114…ガス吹出し孔、116…冷却ガス導入ダクト、117…冷却ガス導入ライン、119…処理ガス導入管、121…排気ライン、122…不活性ガス供給ライン、124…炉内空間、125…流量制御器、126…圧力制御器、127…流量制御弁、128…エアバルブ、129…エアバルブ、130…酸素ガス混合ライン、131…流量制御弁、132…エアバルブ、135…ヒータ温度検出器、136…炉内温度検出器、137…主制御部、138…温度制御部、139…ガス流量制御部、140…圧力制御部、141…駆動制御部、143…酸素濃度検出器。
11 ... reactor, 17 ... processing chamber,
81 ... End of heating element, 82 ... Electric wire, 83 ... Heater terminal, 84 ... Cover, 85 ... Nozzle, 86 ... Gas supply line, 87 ... Inert gas supply device, 88 ... Air supply device, 89 ... Thermocouple, 90 ... exhaust port,
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記処理室内の前記基板を加熱する加熱装置と、
を備えた基板処理装置であって、
前記加熱装置は、前記処理室を覆う断熱体と、
前記断熱体の内周面に設けられた発熱体と、
前記断熱体の外部に引き出された前記発熱体の端部を囲繞するカバーと、
前記カバー内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給装置と、
を有する基板処理装置。 A processing chamber for processing the substrate;
A heating device for heating the substrate in the processing chamber;
A substrate processing apparatus comprising:
The heating device includes a heat insulator that covers the processing chamber;
A heating element provided on the inner peripheral surface of the heat insulator;
A cover surrounding an end of the heating element drawn out of the heat insulator;
An inert gas supply device for supplying an inert gas into the cover;
A substrate processing apparatus.
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