JP2012108577A - 3d−ui操作空間協調装置 - Google Patents

3d−ui操作空間協調装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複合現実における3D−UIにおいて直接操作のための自機器の操作空間と他機器の操作空間が重複しないよう自機器の操作空間を調整すること。
【解決手段】自機器に隣接する他の3D−UI操作空間協調装置を検出した場合に、他の3D−UI操作空間協調装置の自機器に対する相対位置と、他の3D−UI操作空間協調装置と自機器との相対角とに基づき、他機器の3D−UIの操作空間と重複しないように自機器の3D−UIの操作空間を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明はヘッド・マウント・ディスプレイ(以降HMDと称す)使用における手による直接操作を主体とする3次元ユーザ・インタフェース(以降3D−UIと称す)に関するものであり、特に、HMDを装着した複数のユーザの近接による3D−UI操作空間の干渉状況における3D−UI操作空間の適切な調整に関するものである。
近年、次世代のユーザ・インタフェースとして拡張現実が脚光を浴びている。また、3Dテレビが発売され3D立体視が一般に浸透し始めている。将来、HMD使用による拡張現実が3D−UIの普及を促進する。
3D−UIとは拡張現実のユーザ・インタフェースの方式であり、3D立体視による3D仮想オブジェクトへの手による直接操作を意味する。3D仮想オブジェクトをあたかも掴んだり触ったりしているかの様なジェスチャで操作可能とするものである。
従来の3D−UI装置としては、3D立体視による仮想現実像の形成される空間に指が存在することを検出するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の仮想オブジェクト配置調整装置としては、拡張現実空間にエージェント・キャラクタを表示する際に、ユーザとの距離とユーザの視線方向を配慮してエージェント・キャラクタを配置するものがあった(例えば、特許文献2参照)。
特開平06−274270号公報 特開2000−276610号公報
しかしながら、直接操作は携帯電話のボタンやスマートフォンのタッチパネルと違いユーザの眼前の現実の空間を操作空間として使ってしまう。通勤電車の車内で携帯電話やスマートフォンを利用する人はかなり多い。例えば通勤電車の車内で従来の3D−UI装置による操作空間の直接操作を行うような場合、3D−UIを操作する手が他人にぶつかってしまうという課題があった。
また、3D−UIの操作空間の配置を調整するために従来の仮想オブジェクト配置調整装置を適用しても他人の3D−UIの操作空間を何ら考慮しないので、やはり3D−UIを操作する手が他人にぶつかってしまうという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、特に、HMDを装着した複数のユーザの近接による3D−UI操作空間の重複によって生じる他人への手の衝突事故を防ぐことを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の3D−UI操作空間協調装置は、複合現実における3D−UIの直接操作のための操作空間を調整する3D−UI操作空間協調装置であって、他機器である他の前記3D−UI操作空間協調装置の自機器に対する相対位置と前記他機器の相対角とに基づき、前記他機器の3D−UIの操作空間と重複しないように自機器の3D−UIの操作空間を調整する操作空間調整部を備える。
本構成によって、自機器の操作空間と他機器の3D−UI操作空間が重複しないよう自機器の3D−UI操作空間を調整することができる。
本発明の3D−UI操作空間協調装置によれば、拡張現実における自機器の操作空間と他機器の操作空間を把握することにより、HMDを装着した複数のユーザの近接による3D−UI操作空間の重複によって生じる他人への手の衝突事故を防ぐことが可能となる。
本発明の実施の形態1における3D−UI操作空間協調装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態1における3D−UI操作空間協調装置を内蔵したHMDおよびマーカカメラセットの外見図 本発明の実施の形態1における3D−UI操作空間協調装置のメインの動作の流れを示したフローチャート 本発明の実施の形態1における3D−UI操作空間協調装置の相対位置算出処理の動作の流れを示したフローチャート 本発明の実施の形態1における3D−UI操作空間協調装置の相対角取得処理の動作の流れを示したフローチャート 本発明の実施の形態1における3D−UI操作空間協調装置の操作空間調整処理の動作の流れを示したフローチャート 本発明の実施の形態1における他機器情報の説明図 本発明の実施の形態1における各々のマーカカメラセットが受け持つ領域の説明図 本発明の実施の形態1における操作空間の重複状況の説明図 本発明の実施の形態1における操作空間調整基準の基となる角度域の説明図 本発明の実施の形態1における操作空間の調整後状況の説明図 本発明の実施の形態1における操作空間の別の重複状況の説明図 本発明の実施の形態1における操作空間の別の調整後状況の説明図 本発明の実施の形態1における3D−UI操作空間協調装置の相対角応答部112の動作の流れを詳しく示したフローチャート 本発明の実施の形態1における操作空間の説明図 本発明の実施の形態2における3D−UI操作空間協調装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態2における他機器情報の説明図 本発明の実施の形態2における3D−UI操作空間協調装置の相対角身体情報取得処理の動作の流れを示したフローチャート 本発明の実施の形態1における操作空間情報の説明図
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図15は、本発明の実施の形態1における操作空間の説明図である。
図15において、操作空間30は、3D−UI操作空間協調装置による操作空間である。なお、操作空間30は地面に対して直立した角柱としたが、説明を簡単にするため以降はこの角柱の地面に対して平行な断面である2次元の矩形領域を操作空間と称して説明を行う。なお、操作空間30は地面に平行な2次元の矩形領域に限定されるものではない。例えば、操作空間30は5角形以上の多角形であっても円形であっても良いし、3次元の多面体であっても球形であっても良い。HMD筐体20は3D−UI操作空間協調装置を内蔵したHMDである。3D仮想オブジェクト31は、HMDを装着したユーザが見ている3D−UIの3D仮想オブジェクトのイメージである。実際の3D仮想オブジェクトはHMDを装着したユーザにしか見えない。ユーザ32は3D−UI操作空間協調装置を内蔵したHMDを装着したユーザである。
図1は、本発明の実施の形態1における3D−UI操作空間協調装置の構成図である。ここで、3D−UI操作空間協調装置は複数の3D−UI操作空間協調装置が協調して動作するため説明の主体となる3D−UI操作空間協調装置を内蔵したHMDを以降自機器と称し、協調する相手の3D−UI操作空間協調装置を内蔵した他のHMDを以降他機器と称す。なお、自機器は1台であるが他機器は複数台であっても良い。また、それぞれの3D−UI操作空間協調装置には、自機器と複数の他機器のそれぞれを一意に識別するためにIDが付与されているものとする。
図1において、撮影部101は自機器に隣接する他機器を検出するために周囲を撮影する。撮影部101は、例えば光学カメラである。他機器検出部102は撮影部101の画像を解析し隣接する他機器が位置する方向と距離を求める。相対位置算出部103は他機器検出部102が求めた他機器の方向と距離から自機器を中心とする2次元座標系での他機器の相対座標を求める。通信部104は隣接する他機器と例えば機器ID、相対角などの情報の送受信を行う。相対角取得部105は通信部104を介して隣接する他機器にどの方向を向いているか問い合わせて他機器の相対角を取得する。他機器情報管理部106は相対位置算出部103が求めた他機器の相対位置と相対角取得部105が取得した他機器の方向を対応付けて他機器情報として記憶する。他機器情報管理部106に格納される他機器情報の詳細については後述する。操作空間調整部107は他機器情報管理部106に格納された他機器の相対位置と他機器の方向とから自機器と他機器の操作空間の重なりを検査して自機器と他機器の操作空間が重ならないよう調整する。再描画部108は操作空間調整部107からの指示に基づき表示中の3D−UIを最新の操作空間に合わせて再描画する。グラフィクス生成部109は再描画部108からの描画命令に従い3D−UIを形成するグラフィクスを生成する。画像重畳表示部110はグラフィクス生成部が生成したグラフィクスを現実空間を撮影した画像に重畳して表示する。機器情報通知部111は自機器のIDと位置を示すためのものであり、例えばLEDから発光する光に変調を加えてLEDを発光させる。相対角応答部112は他機器からの相対角取得の要求に対して他機器の機器IDをキーとして他機器情報管理部106から方向を取得し、相対角を算出して通信部104を介して応答する。このとき、相対角は、例えば、180°から他機器情報を参照して取得した方向を差し引くことで得ることができる。操作空間情報管理部113は操作空間調整部107が調整した操作空間の情報を操作空間情報として記憶する(実施の形態1の構成)。
なお、図1に示す3D−UI操作空間協調装置は、これらの機能を全て内蔵したHMDとして実現することができる。また、撮影部101、機器情報通知部111、画像重畳表示部110をHMDに内蔵し、他機器検出部102、相対位置算出部103、通信部104、相対角取得部105、他機器情報管理部106、操作空間調整部107、再描画部108、グラフィクス生成部109、相対角応答部112、操作空間情報管理部113をコンピュータに機能させ、HMDとコンピュータとを通信させることによって実現することもできる。以下の説明は、全ての機能を内蔵したHMDを例として行う。
図2は、本発明の実施の形態1における3D−UI操作空間協調装置を内蔵したHMDおよびマーカカメラセットの外見図である。
図2(a)において、HMD筐体20に、前方撮影カメラ左201L、前方撮影カメラ右201R、マーカカメラセット202A、202B、202C、202D、202Eが内蔵されている。前方撮影カメラ左201L、前方撮影カメラ右201Rは前方の現実空間を立体的に撮影する左右2眼構成のカメラであり、撮影部101に相当する。マーカカメラセット202A〜202Eは自機器の存在を示し、機器情報通知部111に相当するマーカと他機器を検出するためのカメラがセットになったマーカカメラセットである。マーカカメラセットを複数配置することにより、マーカカメラセットごとに異なる領域を受け持たせ、より広い領域からの情報に基づく操作空間協調を実現することができる。本発明の実施の形態1においてはHMD筐体の右、右斜め前、前、左斜め前、左の5箇所に配置されているものとする。
図2(b)において、マーカ撮影カメラ上202C1とマーカ撮影カメラ下202C3は他機器のマーカを撮影しマーカの方向と距離を求めるための上下2眼構成のカメラであり、撮影部101に相当する。マーカ202C2は、機器情報通知部111に相当する、他機器へ自機器のIDと位置を示すためのマーカであり、光通信方式の発光デバイスであるLEDである。
なお、距離を求める方式は2眼構成のカメラを用いる方式以外に単眼方式や超音波等のレンジセンサを用いる方式があるのでカメラは2眼構成に限定されるものではない。また、マーカの発光デバイスはLEDに限定されるものではないし、光通信方式以外に2次元バーコード方式があるので光通信方式に限定されるものではない。
図3は、本発明の実施の形態1における3D−UI操作空間協調装置のメインの動作の流れを示したフローチャートである。
相対位置算出部103は他機器情報管理部106に格納された他機器情報を初期化する(S1010)。
相対位置算出部103は撮影部101から取得した画像より検出した他機器のマーカを基にすべての他機器に関して自機器を中心にして相対位置を算出し他機器の機器IDと共に他機器情報管理部106に記憶する(S1020)。他機器情報の詳細は後述する。
相対角取得部105は他機器情報管理部106に記憶されているすべての機器IDに関して通信部104を介して他機器の方向を取得し他機器情報管理部106に記憶する(S1030)。
操作空間調整部107は他機器情報管理部106に記憶されているすべての機器IDに関して自機器と他機器の操作空間が重複しないよう両方の操作空間を調整し、その結果を操作空間情報管理部113に操作空間情報として記憶し、操作空間が更新された事を再描画部108へ通知する(S1040)。
再描画部108は操作空間調整部107から操作空間が更新された旨の通知を受けると操作空間情報に基づき3D−UIを再描画する(S1050)。再描画の処理は低レベルの描画コマンドをグラフィクス生成部109に指示する。
所定時間スリープした後、S1010へ戻る(S1060)。なお、このステップは、S1010からS1050までの処理を定期的な間隔で行うことができるようにするためのものであり、省略してもかまわない。
図4は、相対位置算出処理S1020の動作の流れを詳しく示したフローチャートである。
他機器検出部102は撮影部101の画像をサンプリングしバッファ(図示せず)に記憶する(S2010)。
他機器検出部102はバッファの画像を分析し、他機器のマーカの有無を検索する(S2020)。
他機器検出部102は検索にヒットした他機器のマーカに関してさらにバッファの画像を分析し、他機器のマーカに含まれる機器IDを取得し、処理中の他機器IDの指示に用いる変数である変数idに代入する(S2030)。
他機器検出部102は検索にヒットした他機器のマーカに関してさらにバッファの画像を分析し、自機器から他機器のマーカまでの距離を計測する。本発明の実施の形態1においては2眼カメラを用いているので視差から生じる二つの画像のマーカの位置のずれ幅から算出する(S2040)。ここで、算出アルゴリズムは例えば三角測量のアルゴリズムとして公知であり本願の主眼ではないので説明を省略する。なお、距離の計測方法は2眼カメラを用いるこの方法に限定されるものではない。
他機器検出部102は検索にヒットした他機器のマーカに関してさらにバッファの画像を分析し、他機器のマーカが存在する方向を算出する(S2050)。この方向は、例えば画像内の他機器のマーカの座標から三角関数を用いて方向を算出することができるが、算出アルゴリズムは公知であり本願の主眼ではないので説明を省略する。
他機器検出部102は求めた距離と求めた方向を基に検索にヒットした他機器のマーカの相対位置を算出する。算出アルゴリズムは三角関数を用いた行列演算であるが公知であり本願の主眼ではないので説明を省略する(S2060)。
他機器検出部102は検索にヒットした他機器のマーカが新たに検出されたものである場合、新たに求めた相対位置をidをキーにして他機器情報管理部106に保存する。検索にヒットした他機器のマーカがすでに検出済みのものである場合、新たに求めた相対位置が他機器情報管理部106[id]に格納されたすでに検出済みの他機器の相対位置よりも近いか否かを判定し、近い場合に限って他機器情報管理部106[id]の相対位置を新たに求めた相対位置で置換する(S2070)。
他機器検出部102はすべての他機器のマーカを処理したかどうか判定し、結果が未だであればS2020へ進み、結果が処理済みであればリターンする。
図5は、相対角取得処理S1030の動作の流れを詳しく示したフローチャートである。
相対角取得部105はポインタ変数pに他機器情報の先頭アドレスを代入する(S3010)。ここで、ポインタ変数pは、テーブルを成す他機器情報の任意の1エントリを示すものである。
相対角取得部105は変数idにp.機器IDを代入する(S3020)。ここで、p.機器IDは他機器情報の任意の1エントリ内の機器IDを示すものである。
相対角取得部105はidで識別される他機器に対して通信部104を介して方向を要求する(S3030)。
相対角取得部105はidで識別される他機器から通信部104を介して方向を取得する(S3040)。
相対角取得部105はp.方向に取得した方向を代入する(S3050)。ここで、p.方向は、他機器情報の任意の1エントリ内の方向を示すものである。
相対角取得部105はpをインクリメントする(S3060)。
相対角取得部105はすべての機器IDを処理したかどうか判定し、結果が未だであればS3020へ進み、結果が処理済みであればリターンする。
図6は、操作空間調整処理S1040の動作の流れを詳しく示したフローチャートである。
操作空間調整部107はポインタ変数pに他機器情報の先頭アドレスを代入し、自機器の操作空間を初期値のサイズに初期化する(S4010)。ここで、初期値のサイズとは、他機器との間で操作空間調整されていない場合に表示される操作空間のサイズを意味する。
操作空間調整部107は変数idにp.機器IDを代入する(S4020)。
操作空間調整部107は自機器とidで識別される他機器の操作空間が重複しているかどうか判定する(S4030)。判定の結果が重複であればS4040へ進み、判定の結果が重複していないであればS4050へ進む。重複の判定アルゴリズムは操作空間が地面と平行な2次元の矩形領域の場合、自機器の操作空間を2次元座標で示した矩形領域内に他機器の操作空間である矩形領域の角である4頂点の何れかが入っているか否かで判定すればよい。なお、操作空間は地面に平行な2次元の矩形領域に限定されるものではないし、判定アルゴリズムは種々の変形が可能であり矩形領域内に他方の頂点が入るか否かの判定アルゴリズムに限定されるものではない。例えば、操作空間は5角形以上の多角形であっても円形であっても良いし、3次元の多面体であっても球形であっても良い。また、判定アルゴリズムは二つの領域のAND演算に基づいても良い。
操作空間調整部107は自機器とidで識別される他機器の操作空間が重複しないよう自機器の操作空間を調整する(S4040)。調整アルゴリズムの詳細は後記する。
操作空間調整部107はpをインクリメントする(S4050)。
操作空間調整部107はすべての機器IDを処理したかどうか判定し、結果が未だであればS4020へ進み、結果が処理済みであればリターンする。
図7は、本発明の実施の形態1における他機器情報管理部106に格納される他機器情報の説明図である。
図7において、701は機器ID、方向、相対位置(X成分、Y成分)、相対角が複数並んだ他機器情報を示す。1行目を例に説明すると、機器IDがID1、方向が10°相対位置のX成分が500、相対位置のY成分が700、相対角が20°である。702はポインタ変数pが示す要素を示す。pはメンバとして機器ID、相対位置、方向にアクセスする。相対位置はメンバとしてさらにX成分とY成分を持つ。pは値を変えて他機器情報のすべての要素にアクセスする。
図19は、本発明の実施の形態1における操作空間情報管理部113が格納する操作空間情報の説明図である。
図19において、操作空間情報はメンバとして左端X成分、右端X成分、前端Y成分を持つ。これにより、操作空間である矩形領域の4頂点を定義する。なお、xy座標の原点が自機器の中心位置であり、y軸のプラスの方向(矢印の方向)が自機器の前方である。図19の値の例では、右前方の角が(400,600)、左前方の角が(−400,600)、左後方の角が(−400,0)、右後方の角が(400,0)である。
図8は、本発明の実施の形態1における各々のマーカカメラセットが受け持つ領域の説明図である。
図8において、xy座標の原点が自機器の中心位置であり、y軸のプラスの方向(矢印の方向)が自機器の前方である。202A、202B,202C、202D,203Eは自機器のマーカカメラセットである。R1はR1の半径より近い領域にマーカが入ったとしてもそのマーカを無視する境界線を定義する円弧である。R1より近い領域を無視する理由はカメラの死角を減らすためにカメラが広角となり解像度が低下するといった課題を回避するためである。また、実用面においてもあまり近づき過ぎると操作空間が小さく成り過ぎて操作し難くなるため3D−UIの操作を中断したほうが良いからである。R2はR2の半径より遠い領域にマーカが入ったとしてもそのマーカを無視する境界線を定義する円弧である。R2より遠い領域を無視する理由は自機器と他機器の操作空間が重複しないことが明確であり無駄な処理を削減するためである。80Aはマーカカメラセット202Aが受け持つ領域であり、80Bはマーカカメラセット202Bが受け持つ領域であり、80Cはマーカカメラセット202Cが受け持つ領域であり、80Dはマーカカメラセット202Dが受け持つ領域であり、80Eはマーカカメラセット202Eが受け持つ領域である。各領域は原点を中心に45°ずつ角度を変えて隣り合わせに並んだ扇形の領域である。例えば80Aは原点を中心に−22.5°〜22.5°である。なお、マーカカメラセットの数は5に限定されるものではなく1以上任意であるし、一つのマーカカメラセットが受け持つ角度も45°に限定されるものではなく任意である。
次に、図9、図10、図11、図12、図13を用いて調整アルゴリズムの詳細を説明する。
図9は、本発明の実施の形態1における操作空間の重複状況の説明図である。
図9において、xy座標の原点が自機器の中心位置であり、y軸のプラスの方向(矢印の方向)が自機器の前方である。202A、202B,202C、202D,203Eは自機器のマーカカメラセットである。Mは他機器の中心位置であり自機器を基準にすると他機器は角度θで反時計回りに回転している。90は自機器の操作空間でありPは操作空間が調整されていないとき、すなわち操作空間が最大の大きさで表示されているときの自機器の操作空間の中心位置である。91は他機器の操作空間でありQは操作空間が調整されていないとき、すなわち操作空間が最大の大きさで表示されているときの他機器の操作空間の中心位置である。座標(x1,y1)は自機器の調整されていないときの自機器の操作空間の右前方の角である。座標(x2,y1)は自機器の調整されていないときの自機器の操作空間の左前方の角である。図9は自機器と他機器の操作空間が調整されずに重複している状態の一例である。
図10は、本発明の実施の形態1における操作空間調整基準の基となる角度域の説明図である。ここで、操作空間調整基準とは、操作空間の調整を行う際の基準となる情報を意味する。
図10において、xy座標の原点が自機器の中心位置であり、y軸のプラスの方向(矢印の方向)が自機器の前方である。90は自機器の操作空間でありPは操作空間が調整されていないとき、すなわち操作空間が最大の大きさで表示されているときの自機器の操作空間の中心位置である。Qは他機器の操作空間が調整されていないとき、すなわち操作空間が最大の大きさで表示されているときの他機器の操作空間の中心位置である。A、B、C、D、EはPを中心に45°ずつ角度を変えて隣り合わせに角度域を定めている。例えばAはPを中心に−22.5°〜22.5°である。座標(x1,y1)は自機器の調整されていないときの操作空間の右前方の角である。座標(x2,y1)は自機器の調整されていないときの操作空間の左前方の角である。
次に図10を用いて本発明の実施の形態1における操作空間調整基準を説明する。PQベクトルの方向がA、B、C、D、Eのどの角度域に入っているかで以降に示すように操作空間の角の座標を調整する。Aの場合はx1を調整する。Bの場合はx1とy1を調整する。Cの場合はy1を調整する。Dの場合はx2とy1を調整する。Eの場合はx2を調整する。このような調整により他機器の操作空間と重複している自機器の操作空間の一部を縮小して重複を回避することが可能となる。図10の例ではPQベクトルがAの角度域に入っていることを示している。よって、操作空間の右前方の角のX座標であるx1を調整することになる。
なお、操作空間調整基準は自機器と他機器の操作空間の重複部分を無くすという目的を達成するもので、操作空間の矩形の重複している辺に基づくもの、重複領域の重心に基づくものなどの種々の変形が可能である。
図11は、本発明の実施の形態1における操作空間の調整後の状況を示す図である。
図11において、92は自機器の調整後の操作空間でありPは操作空間が調整されていないとき、すなわち操作空間が最大の大きさで表示されているときの自機器の操作空間の中心位置である。93は他機器の調整後の操作空間でありQは操作空間が調整されていないときすなわち操作空間が最大の大きさで表示されているときの他機器の操作空間の中心位置である。座標(x3,y1)は自機器の調整後の操作空間の右前方の角であり、x座標が調整されていないときのx1から減少したx3に変わっている。座標(x2,y1)は自機器の調整されていないときの操作空間の左前方の角であり、操作空間の調整の前後で何ら変化していない。調整後の座標(x3、y1)の求め方は調整対象のx1に対して一定の値を減じ仮のx3を求め重複の判定を行い重複が無くなるまで仮のx3の値を減じる処理を繰り返せば良い。
なお、自機器の操作空間が最大となっているとは、図6で説明したように他機器情報管理部106に記憶されているすべての他機器の操作空間との調整の前の初期化時の値で操作空間が表示されている状態をいう。すべての他機器の操作空間と調整を済ませた後はすべての他機器の操作空間と重複しない領域に自機器の操作空間が調整されている。
図12は、本発明の実施の形態1における操作空間の別の重複状況の説明図である。
図12において、xy座標の原点が自機器の中心位置であり、y軸のプラスの方向(矢印の方向)が自機器の前方である。90は自機器の操作空間でありPは操作空間が調整されていないとき、すなわち操作空間が最大の大きさで表示されているときの自機器の操作空間の中心位置である。94は他機器の操作空間でありRは操作空間が調整されていないとき、すなわち操作空間が最大の大きさで表示されているときの他機器の操作空間の中心位置である。B座標(x1,y1)は自機器の調整されていないときの操作空間の右前方の角である。座標(x2,y1)は自機器の調整されていないときの操作空間の左前方の角である。図12はPRベクトルがBの角度域に入っていることを示している。したがって、前述した操作空間調整基準に基づきx1とy1を調整する。
図13は、本発明の実施の形態1における操作空間の別の調整後の状況を示す図である。
図13において、xy座標の原点が自機器の中心位置であり、y軸のプラスの方向(矢印の方向)が自機器の前方である。95は自機器の調整後の操作空間でありPは操作空間が調整されていないとき、すなわち操作空間が最大の大きさで表示されているときの自機器の操作空間の中心位置である。96は他機器の調整後の操作空間でありRは操作空間が調整されていないとき、すなわち操作空間が最大の大きさで表示されているときの他機器の操作空間の中心位置である。座標(x3,y2)は自機器の調整後の操作空間の右前方の角であり、x座標が調整されていないときのx1から減少したx3に変わっていて、y座標が調整されていないときのy1から減少したy2に変わっている。座標(x2,y2)は自機器の調整後の操作空間の左前方の角であり、y座標が調整されていないときのy1から減少したy2に変わっている。
次に、相対角の取得に関して説明する。
図14は、本発明の実施の形態1における3D−UI操作空間協調装置の相対角応答部112の動作の流れを詳しく示したフローチャートである。
次に図14を用いて相対角応答部112の動作の流れを説明する。なお、相対角応答部112はマルチタスクOS等の並列処理技術によりメインの動作と並列に動作するものとして説明する。
相対角応答部112は他機器からの相対角の要求を待つ(S14010)。
相対角応答部112は要求元の他機器の機器IDをキーとして他機器情報管理部106から方向を取得する(S14020)。
相対角応答部112は180°から取得した角度を減じて要求元の他機器との相対角を求めθに代入する(S14030)。
相対角応答部112は求めたθを要求元の他機器に応答し、S14010に進む(S14040)。
かかる構成によれば、センサからの情報に基づき算出した自機器に対する他機器の相対位置と他機器から通信で取得した他機器の相対角が把握可能な構成で、3D−UIの操作空間を重複しないよう調整するので、HMDを装着した複数のユーザの近接による3D−UI操作空間の重複によって生じる他人への手の衝突事故を防ぐことが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態2において、実施の形態1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略し、異なる点に関してのみ説明する。
図16は、本発明の実施の形態2における3D−UI操作空間協調装置の構成図である。
図16において、相対角身体情報取得部405は通信部104を介して隣接する他機器の方向と身体情報を取得する。なお、身体情報とは、自機器を使用するユーザの身体的特徴に関する情報である。本実施の形態においては、身体情報は、自機器のユーザの腕の長さと他機器のユーザの腕の長さに基づいて操作空間を好適に調整するために、それぞれのユーザの腕の長さを推定するための設定値とする。このような設定値として、例えば、人間の平均的な腕の長さに対するユーザの腕の長さの比率を身体情報とすることができる。この場合、身体情報は、例えば、あるユーザが3D−UI操作空間協調装置を始めて使用する際にユーザの腕の長さを入力させ、この値と、3D−UI操作空間協調装置に予め格納された人間の平均的な腕の長さの比率を算出することにより得ることができる。このようにして得られた身体情報は、身体情報管理部414に格納される。他機器情報管理部406は相対位置算出部103が求めた他機器の相対位置と相対角身体情報取得部405が取得した他機器の方向と身体情報を対応付けて他機器情報として記憶する。他機器情報管理部406に格納される情報の詳細については後述する。操作空間調整部407は他機器情報管理部406から取得した他機器の相対位置と他機器の方向と他機器の身体情報から自機器と他機器の操作空間の重なりを検査して重ならないよう調整する。相対角身体情報応答部412は他機器からの相対角と身体情報の要求に対して他機器の機器IDをキーとして他機器情報管理部406から方向を取得し、180°から取得した方向を差し引いて得られた相対角と身体情報を通信部104を介して応答する(実施の形態2の構成)。
図17は、本発明の実施の形態2における他機器情報管理部406に格納される他機器情報の説明図である。
図17において、501は機器ID、方向、相対位置(X成分、Y成分)、相対角、身体情報が複数並んだ他機器情報を示す。1行目を例に説明すると、機器IDがID1、方向が10°相対位置のX成分が500、相対位置のY成分が700、相対角が20°、身体情報が1.2である。502はポインタ変数pが示す要素を示す。pはメンバとして機器ID、方向、相対位置、相対角、身体情報にアクセスする。相対位置はメンバとしてさらにX成分とY成分を持つ。pは値を変えて他機器情報のすべての要素にアクセスする。
実施の形態2において、実施の形態1と同じ構成要素については動作の流れの説明を省略し、異なる点に関してのみ説明する。
図18は、本発明の実施の形態2における3D−UI操作空間協調装置の相対角身体情報応答部412の動作の流れを詳しく示したフローチャートである。
なお、相対角身体情報応答部412はマルチタスクOS等の並列処理技術によりメインの動作と並列に動作するものとして説明する。
相対角身体情報応答部412は他機器からの相対角身体情報の要求を待つ(S18010)。
相対角身体情報応答部412は要求元の他機器の機器IDをキーとして他機器情報管理部406から方向を取得する(S18020)。
相対角身体情報応答部412は180°から取得した方向を減じて要求元の他機器との相対角を求めθに代入する(S18030)。
相対角身体情報応答部412は求めたθと身体情報管理部414に格納された身体情報とを要求元の他機器に応答し、S18010に進む(S18040)。
次に、調整アルゴリズムの詳細に関して実施の形態1と異なる点に関して説明する。なお、同じ点に関しては同じ符号を流用する。
操作空間の右前方の角と左前方の角の調整前の座標成分(x1,y1)、(x2,y1)に関して実施の形態1と同じ基準でどの成分を増減するか決定した後、増減する一定の値に調整対象としている他機器の身体情報を掛けてから増減する。これにより互いの身体情報の値の比率が座標の調整に反映される。具体的には自機器の身体情報が1よりも大きいと他機器の操作空間を多く狭め、自機器の身体情報が1よりも小さいと他機器の操作空間を少なく狭める。
かかる構成によれば、センサからの情報に基づき算出した自機器に対する他機器の相対位置と他機器から通信で取得した他機器の相対角と他機器の身体情報が把握可能な構成で、3D−UIの操作空間を重複しないよう調整するので、HMDを装着した複数のユーザの近接による3D−UI操作空間の重複によって生じる他人への手の衝突事故を防ぐことが可能となる。
なお、本実施の形態において、撮影部101が光学カメラの場合について説明したが、自機器に対する他機器の相対位置と相対角の把握において、電波、磁力、音波をセンシングしその情報から相対位置と相対角を算出するその他のセンサであっても良い。
なお、本実施の形態において、自機器に対する他機器の相対位置は自機器に搭載された他機器検出部102において他機器の位置を計測し算出する場合について説明したが、3D−UI操作空間協調装置においてさらに他機器と通信するための通信部を備え、各機器に搭載された他機器検出部102が各機器自身の位置を計測しておき、それを通信部を介して交換し相対位置を算出するようにしても良い。
なお、本実施の形態において、自機器に対する他機器の相対角は他機器に搭載された他機器検出部102が他機器に対する自機器の方向を算出して相対角を算出する場合について説明したが、3D−UI操作空間協調装置においてさらに他機器と通信するための通信部を備え、各機器に搭載された他機器検出部102が各機器自身の方位を計測しておき、それを通信部を介して交換し相対角を算出するようにしても良い。
なお、本実施の形態において、身体情報をユーザの入力に基づいて取得する場合について説明したが、他機器検出部102を用いて逐次身体の一部(腕の長さ、身長、肩幅、頭の大きさ等)を計測し、計測された値を用いて身体情報を算出しても良い。
なお、本実施の形態において、操作空間の座標が自機器を基準に定義された場合について説明したが、ユーザが頭を動かすと自機器も同じ方向に動いてしまうので、例えばユーザが胴体の方向を固定したまま頭だけを動かしたような場合に、必要以上に操作空間の調整が行われ得る。これを解消するために、頭の動作を検出するセンサを用いてユーザの肩や胴体を計測してユーザの頭の動きを打ち消すように操作空間の座標を補正して定義しても良い。
なお、本実施の形態において、他機器が自機器と同じ機能を有しているとして説明したが、他機器が操作空間の調整に関わる機能の一部又は全部を有していない場合、自機器が単独で他機器の操作空間を推定して自機器の操作空間を調整しても良い。
以上、本発明にかかわる3D−UI操作空間協調装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限られる訳ではない。
なお、各機能ブロックは典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。
ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field ProgrammableGate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてあり得る。
本発明にかかる3D−UI操作空間協調装置は、特に、HMDを装着した複数のユーザの近接による3D−UI操作空間の重複によって生じる他人への手の衝突事故防止に有用である。
101 撮影部
102 他機器検出部
103 相対位置算出部
104 通信部
105 相対角取得部
106,406 他機器情報管理部
107,407 操作空間調整部
108 再描画部
109 グラフィクス生成部
110 画像重畳表示部
111 機器情報通知部
112 相対角応答部
113 操作空間情報管理部
20 HMD筐体
30 操作空間
31 3D仮想オブジェクト
32 ユーザ
405 相対角身体情報取得部
412 相対角身体情報応答部
414 身体情報管理部

Claims (14)

  1. 複合現実における3D−UIの直接操作のための操作空間を調整する3D−UI操作空間協調装置であって、
    他機器である他の前記3D−UI操作空間協調装置の自機器に対する相対位置と前記他機器の相対角とに基づき、前記他機器の3D−UIの操作空間と重複しないように自機器の3D−UIの操作空間を調整する操作空間調整部を備えた3D−UI操作空間協調装置。
  2. 前記3D−UI操作空間協調装置は、さらに、
    少なくとも自機器の位置を特定するための情報を通知する機器情報通知部と、
    前記機器情報通知部が通知した情報を検出する他機器検出部とを備え、
    前記他機器検出部は、前記他機器検出部が検出した情報に基づき前記他機器との相対位置及び相対角を算出することを特徴とする、請求項1記載の3D−UI操作空間協調装置。
  3. 前記3D−UI操作空間協調装置は、さらに、
    自機器の周囲の映像を撮影するための撮影部を備えることを特徴とする、請求項2記載の3D−UI操作空間協調装置。
  4. 前記機器情報通知部はマーカであり、
    前記他機器検出部は、前記撮影部が撮影した自機器の周囲の映像において検出された前記マーカの距離と方向に基づき前記他機器との相対位置及び相対角を算出することを特徴とする、請求項3記載の3D−UI操作空間協調装置。
  5. 前記3D−UI操作空間協調装置は、さらに、
    前記他機器と通信を行うための通信部を備え、
    前記通信部は、前記他機器から、少なくとも前記他機器の位置を特定するための情報を受信し、
    前記他機器検出部は、前記通信部が受信した情報に基づき前記他機器との相対位置及び相対角を算出することを特徴とする、請求項2記載の3D−UI操作空間協調装置。
  6. 前記操作空間は角柱形状の空間であることを特徴とする、請求項1記載の3D−UI操作空間協調装置。
  7. 複合現実における3D−UIの直接操作のための操作空間を調整する3D−UI操作空間協調装置であって、
    他機器である他の前記3D−UI操作空間協調装置の自機器に対する相対角と、自機器を使用するユーザの身体的特徴を示す情報である身体情報とに基づき3D−UIの操作空間を調整する操作空間調整部を備えた3D−UI操作空間協調装置。
  8. 前記3D−UI操作空間協調装置は、さらに、
    少なくとも自機器の位置を特定するための情報を通知する機器情報通知部と、
    前記機器情報通知部が通知した情報を検出する他機器検出部とを備え、
    前記他機器検出部は、前記他機器検出部が検出した情報に基づき前記他機器との相対位置及び相対角を算出することを特徴とする、請求項7記載の3D−UI操作空間協調装置。
  9. 前記3D−UI操作空間協調装置は、さらに、
    自機器の周囲の映像を撮影するための撮影部を備えることを特徴とする、請求項8記載の3D−UI操作空間協調装置。
  10. 前記機器情報通知部はマーカであり、
    前記他機器検出部は、前記撮影部が撮影した自機器の周囲の映像において検出された前記マーカの距離と方向に基づき前記他機器との相対位置及び相対角を算出することを特徴とする、請求項9記載の3D−UI操作空間協調装置。
  11. 前記3D−UI操作空間協調装置は、さらに、
    前記他機器と通信を行うための通信部を備え、
    前記通信部は、前記他機器から、少なくとも前記他機器の位置を特定するための情報を受信し、
    前記他機器検出部は、前記通信部が受信した情報に基づき前記他機器との相対位置及び相対角を算出することを特徴とする、請求項8記載の3D−UI操作空間協調装置。
  12. 前記操作空間は角柱形状の空間であることを特徴とする、請求項7記載の3D−UI操作空間協調装置。
  13. 複合現実における3D−UIの直接操作のための操作空間を調整する3D−UI操作空間協調装置における3D−UI操作空間協調方法であって、
    他機器である他の前記3D−UI操作空間協調装置の自機器に対する相対位置と前記他機器の相対角とに基づき、前記他機器の3D−UIの操作空間と重複しないように自機器の3D−UIの操作空間を調整する操作空間調整ステップを含む3D−UI操作空間協調方法。
  14. コンピュータを、複合現実における3D−UIの直接操作のための操作空間を調整する3D−UI操作空間協調装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    他機器である他の前記3D−UI操作空間協調装置の自機器に対する相対位置と前記他機器の相対角とに基づき、前記他機器の3D−UIの操作空間と重複しないように自機器の3D−UIの操作空間を調整する操作空間調整ステップを実行させるプログラム。
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