JP2012105817A - ロボットシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】自走式のロボットを適用して、被検者である人間に対して所定の処置を確実にかつ低コストで行うことができるロボットシステムを提供する。
【解決手段】移動可能なロボット100と、シート状に形成され、上面における被検者200の位置および姿勢を検出するシートセンサ10と、シートセンサ10に設けられ、シートセンサ10により検出された被検者200の位置および姿勢に関する情報、ならびに、シートセンサ10の位置および向きに関する情報を送信する第一,第二送信部23,32と、ロボット100に設けられ、第一,第二送信部23,32により送信される情報を受信する受信部111と、ロボット100に設けられ、受信部111により受信した情報に基づいて、ロボット100が被検者200に対する所定の処置を行うようにロボット100を制御するロボット制御部112を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば部屋の床上やベッド上などに座っている被検者に対して、ロボットが所定の処置を自動的に行うことができるロボットシステムに関するものである。
特開2007−252469号公報(特許文献1)には、横たわった状態の被介護者を持ち上げて、他の場所へ移動させるロボット装置が記載されている。このロボット装置は、介護者がロボット装置を操作することで、ロボットを動作させるものである。
特開2007−252469号公報 特開平8−54926号公報 特開2005−181286号公報 特開2008−46956号公報
しかし、特許文献1のロボット装置では、人間が操作を行うため、操作者にある程度の技能が要求される。そのため、操作者の技能を要求しないようにするロボットが望まれている。つまり、自走式のロボットにより、被介護者である被検者を搬送することが期待されている。また、画像認識手段をロボットに設けることにより、認識した画像に基づいてロボットが自走することも考えられる。しかしながら、現時点においては、被検者に対して動作するロボットとして適用するためには、認識する画像の精度を高くしなければならず、高コストとなる。そのため、低コストで、上記を満たすことが望まれている。
なお、人間に対して所定の処置を行うものではないが、自走式のロボットについて、特開平8−54926号公報(特許文献2)、特開2005−181286号公報(特許文献3)および特開2008−46956号公報(特許文献4)に記載されたものがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、自走式のロボットを適用して、被検者である人間に対して所定の処置を確実にかつ低コストで行うことができるロボットシステムを提供することを目的とする。
本ロボットシステムは、移動可能なロボットと、シート状に形成され、上面における被検者の位置および姿勢を検出するシートセンサと、前記シートセンサに設けられ、前記シートセンサにより検出された前記被検者の位置および姿勢に関する情報、ならびに、前記シートセンサの位置および向きに関する情報を送信するシート情報送信手段と、前記ロボットに設けられ、前記シート情報送信手段により送信される情報を受信する受信手段と、前記ロボットに設けられ、前記受信手段により受信した情報に基づいて、前記ロボットが前記被検者に対する所定の処置を行うように前記ロボットを制御するロボット制御手段とを備える。
つまり、ロボット制御手段は、シートセンサにより検出されたシートセンサ上における被検者の位置および姿勢、ならびに、シートセンサ自体の位置および向きに基づいて、ロボットに対する被検者の位置および姿勢を把握することができる。従って、ロボットに対する被検者の位置および姿勢を把握できれば、ロボットは自走して、被検者に対して所望の位置および向きから近づくことができる。その結果、人間の操作によらずに、ロボットが被検者を搬送したり、被検者に対して物を持って行ったりすることができる。そして、上述したロボットシステムによれば、画像を認識する手法に比べて非常に低コストで実現ができる。
また、本ロボットシステムにおいて、前記シート情報送信手段は、前記シートセンサに設けられ、前記シートセンサにより検出された前記被検者の位置および姿勢に関する情報、ならびに、前記シートセンサに設けられている位置情報を送信する第一超音波発信器と、前記シートセンサにおいて前記第一超音波発信器とは異なる位置に設けられ、前記シートセンサに設けられている位置情報を送信する第二超音波発信器とを備えるようにしてもよい。
超音波発振器は、超音波発振器自体の位置情報をロボット制御手段に伝達することができる。つまり、シートセンサに第一超音波発振器と第二超音波発信器を設けることで、ロボット制御手段は、シートセンサにおいて第一,第二の超音波発振器が配置されている箇所の位置情報を得ることができる。そして、ロボット制御手段は、シートセンサにおける複数箇所の超音波発振器の位置情報を把握できれば、シートセンサがどの位置にどのような向きで配置されているかを把握することができる。その結果、ロボット制御手段は、ロボットに対する被検者の位置および姿勢を正確に把握することができる。
さらに、超音波発信器は、上述したように、超音波発振器自体の位置情報をロボット制御手段に伝達することができることに加えて、他の情報も合わせてロボット制御手段に伝達することができる。ここでは、第一超音波発信器が、第一超音波発信器自体の位置情報に加えて、シートセンサにより検出された被検者の位置および姿勢に関する情報をロボット制御手段に送信している。このように、超音波発信器を用いることにより、複数種類の情報をロボット制御手段に送信することができ、それぞれ専用の送信手段を設ける必要がない。従って、低コスト化を図ることができる。さらに、超音波発信器を用いることにより、超音波は干渉が少ないため周囲の影響を受けにくく、高精度にそれ自体の位置情報を送信できると共に、発信器自体が安価である。
ここで、シートセンサにより検出された被検者の位置および姿勢に関する情報をロボット制御手段に対して送信する手段として、電波発信器を適用することもできる。ただし、電波発信器は、電波発信器自体の位置情報をロボット制御手段に対して送信することはできない。そのため、被検者の位置および姿勢に関する情報をロボット制御手段に対して送信する手段として、電波発信器を適用する場合には、シートセンサの位置情報をロボット制御手段に対して送信可能な手段を別途設ける必要がある。
また、本ロボットシステムにおいて、前記ロボットは、少なくとも二本の腕部を備え、前記腕部により被検者である人を抱きかかえるロボットであり、前記ロボット制御手段は、前記受信手段により受信した情報に基づいて、前記ロボットの位置および姿勢、ならびに、前記腕部の位置および姿勢を制御するようにしてもよい。
シートセンサ上に被検者が膝を立てて座っている姿勢であれば、ロボットの二本の腕部を背中および膝下を支持することで、ロボットは被検者を抱きかかえることができる。つまり、当該ロボットシステムによれば、所定の姿勢となった被検者を抱きかかえることができる。
また、本ロボットシステムは、前記シートセンサおよび前記ロボットに対して異なる位置に存在することが可能な搬送目的体と、前記搬送目的体に設けられ、前記搬送目的体の位置および向きに関する情報を送信する搬送目的体情報送信手段と、をさらに備え、前記受信手段は、前記シート情報送信手段により送信される情報を受信すると共に、前記搬送目的体情報送信手段により送信される情報を受信し、前記ロボット制御手段は、前記受信手段により受信した情報に基づいて、前記被検者を前記シートセンサと前記搬送目的体との間で搬送するように前記ロボットを制御するようにしてもよい。
これにより、シートセンサ上に被検者が座っている場合に、ロボット制御手段は、ロボットに対する被検者の位置および姿勢を把握できると共に、目的搬送体の位置および向きを把握することができる。例えば、シートセンサがベッド上に敷かれているとし、搬送目的体を車いすや簡易トイレなどとした場合に、被検者をベッドから車いすや簡易トイレへ搬送することができる。また、被検者が車いすまたは簡易トイレに所在している場合には、車いすまたは簡易トイレからベッドへ搬送することも可能となる。
なお、搬送目的体情報送信手段としては、搬送目的体に設けられ、搬送目的体に設けられている位置情報を送信する第一超音波発信器と、搬送目的体において第一超音波発信器とは異なる位置に設けられ、搬送目的体に設けられている位置情報を送信する第二超音波発信器とを備えるようにしてもよい。そして、ロボット制御手段は、搬送目的体における複数箇所の超音波発振器の位置情報を把握できれば、搬送目的体がどの位置にどのような向きで配置されているかを把握することができる。
また、本ロボットシステムにおいて、前記シートセンサは、前記シートセンサの上面における前記被検者の位置および姿勢として、前記シートセンサの上面にかかる荷重の位置および大きさを検出するようにしてもよい。これにより、より簡易的にかつ確実に、シートセンサの上面における被検者の位置および姿勢を把握することができる。
ロボットシステムの概要として、ロボットにより被検者を搬送する経路を示す図である。 ロボットシステムの実施例を示す機能ブロック図である。 ロボット、シートセンサ、および、シートセンサ上における被検者について示す斜視図である。 シートセンサの上面視であり、シートセンサにおける荷重分布を示す図である。
(ロボットシステムの概要)
本実施形態のロボットシステムについて図1を参照して説明する。ロボットシステムは、人間の操作によらず自走可能なロボット100により、ベッドや床(シートセンサ10)上に座っている被介護者である被検者200を抱きかかえ、他の場所、例えば、車いす40や簡易トイレ50に搬送するシステムである。また、ロボット100により、車いす40や簡易トイレ50からベッドや床(シートセンサ10)へ被検者200を搬送することもできる。さらに、ロボット100は、車いす40と簡易トイレ50との間にて相互に被検者200を搬送することもできる。つまり、ロボット100は、図1の矢印にて示す経路で、被検者200を搬送できる。
さらに、シートセンサ10の上面に座っていたり寝ていたりしている被介護者である被検者200に対して、例えば、飲食物や遊具を持って行ったりすることもできる。このとき、ロボット100は、被検者200に対して適切な位置および向きにて飲食物や遊具の受け渡しができるように、かつ、被検者200に衝突せずに移動する。
(ロボットシステムの詳細構成)
ロボットシステムの詳細構成について、図2〜図4を参照して説明する。図2および図3に示すように、ロボットシステムは、ロボット100と、シートセンサ10と、第一シートコントローラ20と、第二シートコントローラ30と、車いす40と、簡易トイレ50とを備えて構成される。
ロボット100は、図3に示すように、人間の上半身部分を備え、当該上半身部分を指示する台座には駆動用の車輪が配置されている。このロボット100は、人間の操作によらず、自動的に走行動作を可能である。詳細には、ロボット100は、二本の腕部101,102を備える。これら二本の腕部101,102は、肩関節、肘関節および手首関節を備え、各関節により角度を自在に駆動することができる。そして、当該二本の腕部101,102により、被検者200を抱きかかえることができる。つまり、人間が人間を抱きかかえるのとほぼ同様に腕部101,102を動作させて、腕部101,102により人間を抱きかかえることができる。
このロボット100は、図3の破線にて示すように、ロボットコントローラユニット110を備えている。ロボットコントローラユニット110は、図2に示すように、受信部111と、ロボット制御部112とを備えて構成される。受信部111は、後述する第一シートコントローラ20の第一シート送信部23、第二シートコントローラ30の第二シート送信部32、車いす40の第一,第二車いす送信部42,44および簡易トイレ50の第一,第二トイレ送信部52,54から送信される情報を受信する。
ロボット制御部112は、受信部111により受信した情報に基づいて、ロボット100が被検者200に対する所定の処置を行うようにロボット100を制御する。より詳細には、ロボット制御部112は、受信部111により受信した情報に基づいて、ロボット100の位置および姿勢、ならびに、腕部101,102の位置および姿勢を制御する。所定の処置とは、上述のロボットの概要の欄にて説明したように、シートセンサ10、車いす40および簡易トイレ50の間における被検者200の搬送、ならび、被検者200に対して物を持って行く動作などである。
シートセンサ10は、例えば矩形のシート状に形成され、シートセンサ10の上面にかかる荷重の位置分布および荷重の大きさ分布を検出することができる。このシートセンサ10は、ベッド上に敷かれてあり、また床上面に敷かれている。そして、シートセンサ10として、例えば、特開2006−284404号公報、特開2008−170425号公報、特開2009−145119号公報などに記載の公知のシート状の感圧センサを用いる。
ここで、シートセンサ10の上面において被検者200の姿勢に応じて、シートセンサ10の上面にかかる荷重の相対的な位置分布および荷重の大きさ分布がどのようになるかについて説明する。
例えば、シートセンサ10において、図3に示すように、被検者200が座って、膝を立てている姿勢とする。この状態において、シートセンサ10の上面には、図4のハッチングにて示す領域A,B,Cに荷重が付与されている。荷重領域Aの範囲は、荷重領域B,Cの範囲より広くなっており、荷重領域Aにかかる荷重の大きさは、荷重領域B,Cにかかる荷重の大きさより大きくなっているとする。そして、荷重領域Bと荷重領域Cとの離間距離は、荷重領域Aと荷重領域B,Cとの離間距離よりも短い。つまり、荷重領域A〜C自体の位置、荷重領域A〜Cの相対的な位置、および、荷重領域A〜Cにおける荷重の大きさの分布から、荷重領域Aが被検者200の臀部による荷重であり、荷重領域B,Cが被検者200の両足部による荷重であると推定できる。さらに、荷重領域A〜Cの位置分布および荷重領域A〜Cの荷重の大きさ分布から、被検者200がシートセンサ10の上面において座っている位置も推定できる。
また、シートセンサ10の上面において被検者200が膝を伸ばして座っている場合には、膝を立てて座っている場合に対して、シートセンサ10における荷重の位置分布および荷重の大きさ分布が異なる。さらに、シートセンサ10の上面において被検者200が寝ている場合には、シートセンサ10に荷重がかかる位置が広い範囲に分布し、荷重の大きさも全体的に小さくなると共に、被検者200の頭部、臀部、足部の付近における荷重が他の部位に比べて大きくなる。もちろん、被検者200が寝ている場合であっても、仰向け状態、俯せ状態、横向き状態など種々の態様があるが、それぞれの状態において荷重の位置分布および荷重の大きさ分布が異なる。
このように、シートセンサ10の上面における荷重の相対的な位置分布および荷重の大きさ分布との関係について実験により予め把握しておくことで、当該荷重の相対的な位置分布および荷重の大きさ分布に基づいて、被検者200がどのような姿勢であるかを推定することができる。さらに、シートセンサ10の上面における荷重の絶対的な位置分布および荷重の絶対的な大きさ分布に基づいて、シートセンサ10の上面における被検者200の位置を推定することができる。
また、被検者200の姿勢と荷重の相対的な位置分布および荷重の相対的な大きさ分布との関係については、被検者200の身長、体重および体型によって異なるため、種々の身長、体重および体型の人について多数のデータを採取し、被検者200の姿勢を推定するようにしている。このように、シートセンサ10は、その上面に付与されている荷重の位置分布および荷重の大きさ分布を検出することで、シートセンサ10の上面における被検者200の位置および姿勢を検出することができる。
第一シートコントローラ20は、図3に示すように、シートセンサ10の任意の角部に配置されている。第一シートコントローラ20は、超音波発振器を備えており、シートセンサ10により検出された荷重分布の情報(シートセンサ10の上面における被検者200の位置および姿勢)をロボットコントローラユニット110の受信部111に向けて超音波により送信すると共に、第一シートコントローラ20自身の位置情報をロボットコントローラユニット110の受信部111に向けて超音波により送信する。この第一シートコントローラ20は、図2に示すように、荷重分布検出部21と第一シート送信部23とを備える。荷重分布検出部21は、シートセンサ10により検出される情報を入力し、シートセンサ10の上面における荷重分布を検出する。
第一シート送信部23は、超音波発振器であり、荷重分布検出部21により得られたシートセンサ10の上面における荷重分布情報を超音波により外部(受信部111)に送信する。さらに、第一シート送信部23は、第一シート位置情報22(シートセンサ10における第一シートコントローラ20が配置されている位置情報)を超音波により外部(受信部111)に送信する。なお、図2の機能ブロック図において、第一シート位置情報22は、第一シート送信部23と別構成として図示しているが、第一シート送信部23は超音波発振器であるためそれ自体に発振位置を外部に伝達することができる。つまり、第一シート位置情報22は、実質的に、第一シート送信部23に含まれているものと捉えることができる。
第二シートコントローラ30は、図3に示すように、シートセンサ10の角部のうち第一シートコントローラ20が配置されていない角部に配置されている。第二シートコントローラ30は、超音波発振器を備えており、第二シートコントローラ30自身の位置情報をロボットコントローラユニット110の受信部111に向けて超音波により送信する。この第二シートコントローラ30は、図2に示すように、第二シート送信部32を備える。第二シート送信部32は、超音波発振器であり、第二シート位置情報31(シートセンサ10における第二シートコントローラ30が配置されている位置情報)を超音波により外部(受信部111)に送信する。なお、図2の機能ブロック図において、第二シート位置情報31は、第二シート送信部32と別構成として図示しているが、第二シート送信部32は超音波発振器であるためそれ自体に発振位置を外部に伝達することができる。つまり、第二シート位置情報31は、実質的に、第二シート送信部32に含まれているものと捉えることができる。
車いす40は、超音波発振器を備えており、車いす40自身の位置情報をロボットコントローラユニット110の受信部111に向けて超音波により送信する。この車いす40は、図2に示すように、第一,第二車いす送信部42,44を備える。第一車いす送信部42は、超音波発振器であり、第一車いす位置情報41(車いす40における第一の位置情報)を超音波により外部(受信部111)に送信する。第二車いす送信部44は、超音波発振器であり、第二車いす位置情報43(車いす40における第二の位置情報)を超音波により外部(受信部111)に送信する。なお、図2の機能ブロック図において、第一,第二車いす位置情報41,43は、第一,第二車いす送信部42,44と別構成として図示しているが、第一,第二車いす送信部42,44は超音波発振器であるためそれ自体に発振位置を外部に伝達することができる。つまり、第一,第二車いす位置情報41,43は、実質的に、第一,第二車いす送信部42,44に含まれているものと捉えることができる。
簡易トイレ50は、超音波発振器を備えており、簡易トイレ50自身の位置情報をロボットコントローラユニット110の受信部111に向けて超音波により送信する。この簡易トイレ50は、図2に示すように、第一,第二トイレ送信部52,54を備える。第一トイレ送信部52は、超音波発振器であり、第一トイレ位置情報51(簡易トイレ50における第一の位置情報)を超音波により外部(受信部111)に送信する。第二トイレ送信部54は、超音波発振器であり、第二トイレ位置情報53(簡易トイレ50における第二の位置情報)を超音波により外部(受信部111)に送信する。なお、図2の機能ブロック図において、第一,第二トイレ位置情報51,53は、第一,第二トイレ送信部52,54と別構成として図示しているが、第一,第二トイレ送信部52,54は超音波発振器であるためそれ自体に発振位置を外部に伝達することができる。つまり、第一,第二トイレ位置情報51,53は、実質的に、第一,第二トイレ送信部52,54に含まれているものと捉えることができる。
ここで、ロボットコントローラユニット110の受信部111は、第一,第二シート送信部23,32のそれぞれから発振される超音波を受信する。そして、ロボット制御部112は、第一,第二シート送信部23,32のそれぞれから発振される超音波により、シートセンサ10の位置および向きを演算により得ることができる。さらに、第一シート送信部23から発振される超音波には、それ自体の位置情報に加えて、シートセンサ10の上面における荷重分布が含まれている。これは、超音波発信器が、それ自体の位置情報に加えて、他の情報を同時に送信することができるためである。従って、ロボット制御部112は、第一シート送信部23から発振される超音波により、シートセンサ10の上面における被検者200の位置および姿勢を認識することができる。
そして、ロボット制御部112は、ロボット100をシートセンサ10上における被検者200に向かって移動させ、腕部101,102を移動させて被検者200を抱きかかえることができる状態にする。すなわち、ロボット100は自走して、被検者200を抱きかかえることができるように、被検者200に近づく。続いて、ロボット制御部112は、図2に示すP1,P2にそれぞれの腕部101,102を挿入させて、腕部101,102を上方へ移動させる。そうすることで、ロボット100は、被検者200を抱きかかえることができる。また、ロボット制御部112がシートセンサ10の上面における被検者200の位置および姿勢を認識することにより、飲食物や遊具などを被検者200へ渡す動作を行うこともできる。
また、ロボットコントローラユニット110の受信部111は、第一,第二車いす送信部42,44のそれぞれから発振される超音波を受信する。そして、ロボット制御部112は、第一,第二車いす送信部42,44のそれぞれから発振される超音波により、車いす40の位置および向きを演算により得ることができる。そして、ロボット制御部112は、被検者200を抱きかかえた状態のロボット100を車いす40に向かって移動させる。そして、ロボット制御部112は、車いす40の上に被検者200を座らせる状態となるように、ロボット100を動作させる。このようにして、ロボット100は、被検者200をシートセンサ10から車いす40へ搬送することができる。また、ロボット100は、上記の逆の動作を行うことで、被検者200を車いす40からシートセンサ10へ搬送することができる。
さらに、ロボットコントローラユニット110の受信部111は、第一,第二トイレ送信部52,54のそれぞれから発振される超音波を受信する。そして、ロボット制御部112は、第一,第二トイレ送信部52,54のそれぞれから発振される超音波により、簡易トイレ50の位置および向きを演算により得ることができる。そして、ロボット制御部112は、シートセンサ10から車いす40へ被検者200を搬送したのと同様に、シートセンサ10から簡易トイレ50へ被検者200を搬送することができる。また、ロボット100は、上記の逆の動作を行うことで、被検者200を簡易トイレ50からシートセンサ10へ搬送することができる。
ここで、上記実施形態において、第一シート送信部23は、超音波発信器とし、シートセンサ10の上面における荷重分布情報と超音波発信器自体の第一シート位置情報22を送信するものとした。この他に、シートセンサ10の上面における荷重分布情報を送信する手段として、電波発信器を適用することもできる。ただし、この場合には、電波発信器は、それ自体の位置情報を送信することができないため、シートセンサ10の位置情報を検出し送信することができる手段として例えば超音波発信器を別途設ける必要がある。つまり、第一シート送信部23を超音波発信器とすることにより、それ自体の位置情報を送信することができることに加えて、同時にシートセンサ10の上面における荷重分布情報を送信することができるため、低コスト化を図ることができる。さらに、超音波発信器を適用することにより、超音波は干渉が少ないため周囲の影響を受けにくく、高精度にそれ自体の位置情報を送信できると共に、発信器自体が安価である。
10:シートセンサ、 20:第一シートコントローラ
30:第二シートコントローラ
100:ロボット、 101,102:腕部
110:ロボットコントローラユニット

Claims (5)

  1. 移動可能なロボットと、
    シート状に形成され、上面における被検者の位置および姿勢を検出するシートセンサと、
    前記シートセンサに設けられ、前記シートセンサにより検出された前記被検者の位置および姿勢に関する情報、ならびに、前記シートセンサの位置および向きに関する情報を送信するシート情報送信手段と、
    前記ロボットに設けられ、前記シート情報送信手段により送信される情報を受信する受信手段と、
    前記ロボットに設けられ、前記受信手段により受信した情報に基づいて、前記ロボットが前記被検者に対する所定の処置を行うように前記ロボットを制御するロボット制御手段と、
    を備えるロボットシステム。
  2. 請求項1において、
    前記シート情報送信手段は、
    前記シートセンサに設けられ、前記シートセンサにより検出された前記被検者の位置および姿勢に関する情報、ならびに、前記シートセンサに設けられている位置情報を送信する第一超音波発信器と、
    前記シートセンサにおいて前記第一超音波発信器とは異なる位置に設けられ、前記シートセンサに設けられている位置情報を送信する第二超音波発信器と、
    を備えるロボットシステム。
  3. 請求項1または2において、
    前記ロボットは、少なくとも二本の腕部を備え、前記腕部により被検者である人を抱きかかえるロボットであり、
    前記ロボット制御手段は、前記受信手段により受信した情報に基づいて、前記ロボットの位置および姿勢、ならびに、前記腕部の位置および姿勢を制御するロボットシステム。
  4. 請求項1〜3の何れか一項において、
    前記ロボットシステムは、
    前記シートセンサおよび前記ロボットに対して異なる位置に存在することが可能な搬送目的体と、
    前記搬送目的体に設けられ、前記搬送目的体の位置および向きに関する情報を送信する搬送目的体情報送信手段と、
    を備え、
    前記受信手段は、前記シート情報送信手段により送信される情報を受信すると共に、前記搬送目的体情報送信手段により送信される情報を受信し、
    前記ロボット制御手段は、前記受信手段により受信した情報に基づいて、前記被検者を前記シートセンサと前記搬送目的体との間で搬送するように前記ロボットを制御するロボットシステム。
  5. 請求項1〜4の何れか一項において、
    前記シートセンサは、前記シートセンサの上面における前記被検者の位置および姿勢として、前記シートセンサの上面にかかる荷重の位置および大きさを検出するロボットシステム。
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