JP2012099903A - 画像処理装置、画像処理方法、撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色補間による偽色の発生を抑制できるとともに、偽色抑制に伴うジッパーノイズの発生を抑制することのできる画像処理装置を提供する。
【解決手段】偽色検出回路144は、偽色発生領域検出回路にて検出された偽色の発生しやすい領域から、ジッパー発生領域検出回路により検出されたジッパー発生領域を除いた偽色領域を検出し、その偽色領域の検出値に応じた重み値に対応した比で、ベイヤー配列による単板カラー撮像素子により得られた画像情報から注目画素と同色の周囲の画素情報を用いて補間する単チャンネル補間回路141の出力と、画像情報から注目画素において欠落した色情報を周囲の画素の色情報を用いて補間する他チャンネル利用補間回路142の出力とを合成した結果を最終的な補間結果として得る。
【選択図】図2

Description

本発明は、単板カラー撮像装置で得た画像に対して色補間を行う画像処理装置、画像処理方法、撮像装置に関する。
CCD(Charge Coupled Device Image Sensor)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの固体撮像素子は、通常、受光素子が格子状に配置され、各受光素子の光電変換によって生じた電荷量を順次読み出すことができるような構造を有している。通常、これらの受光素子は、単一の分光特性を有するので、固体撮像素子から得られる画像信号は、色に関して1チャンネル(単色)である。したがって、1つの固体撮像素子でカラー画像(例えばRGBなどの3チャンネル画像)を得たい場合、受光素子ごとに分光特性(色)の異なるフィルタをつけた固体撮像素子を用いるようになされている。このような1つのカラー固体撮像素子を用いた撮像装置は、一般に単板カラー撮像装置と呼ばれる。
単板カラー撮像装置から得られる受光素子毎の画像信号は1色の情報であることから他の2色の情報を補うために色補間処理が行われる。しかし最も一般的に用いられるカラーフィルタの配列であるベイヤー配列を用いたカラー固体撮像素子から得られる画像信号に対して、周辺の画素の色情報を用いて行われる線形補間では、細かい模様やエッジなど、高周波成分の部分で、画像中に被写体がもたない色である偽色が発生することがある。
偽色の抑制を図った色補間方法としてACPI(Adaptive color plane interpolation)法がある(例えば、特許文献1参照)。ACPI法では、例えば、色の3原色の一つであるG(緑色)画像の位置にR(赤色)の情報を補うとき、Gの情報の変化に合わせてRの情報も変化させることで、偽色の抑制を図っている。
特許第3510037号公報
しかしながら、ACPI法では、ある程度の偽色抑制効果はあるものの、エッジの走査方向が垂直と水平のいずれかであることを仮定して補間が行われるので、垂直と水平のいずれのエッジ方向にも属さない斜め方向のエッジに関しては色の補間値を正確に算出することが困難なため、やはり偽色が発生することがある。
また、線形補間やACPI法をはじめとする様々な種類の色補間処理では、画像の周波数があまり高くない場所のエッジ部分に適用した場合の過補正により、ジッパーノイズと呼ばれる、周期的に振幅が変化する鋸歯状のノイズが発生することがある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、色補間による偽色の発生を抑制できるとともに、偽色抑制に伴うジッパーノイズの発生を抑制することのできる画像処理装置、画像処理方法、撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る画像処理装置は、ベイヤー配列による単板カラー撮像素子により得られた画像情報から注目画素と同色の周囲の画素情報を用いて補間を行う第1の補間部と、前記画像情報から注目画素において欠落した色情報を周囲の画素の色情報を用いて補間する第2の補間部と、前記第1の補間部の出力と前記第2の補間部の出力とを合成する合成部と、高周波数域に通過ピーク点を有する第1のフィルタ周波数特性を備え、前記画像情報から、前記第2の補間部による補間で偽色の発生しやすい第1の領域の第1の画像を検出する第1のフィルタと、前記高周波数域に非通過点を有するとともに、前記高周波数域より低域側に通過域を有する第2のフィルタ周波数特性を備え、前記画像情報から、前記第2の補間部による過補間によりジッパーノイズが発生しやすい第2の領域の第2の画像を検出する第2のフィルタと、前記第1の画像と前記第2の画像をともに、前記合成部での第1の補間部の出力と前記第2の補間部の出力との合成比を決める値を生成する合成比生成部とを具備する。
本発明では、偽色の発生しやすい第1の領域と過補間によりジッパーノイズが発生しやすい第2の領域とをもとに決められた比で、第1の補間部の出力と前記第2の補間部の出力とを合成した結果を最終的な補間結果として得る。これにより、偽色の抑制と、偽色抑制に伴うジッパーノイズの発生を抑制することができる。
前記合成比生成部は、前記第1の画像から前記第2の画像を減算した値をもとに合成比を決める値を生成するものであってもよい。
前記合成比生成部は、前記第1の画像から前記第2の画像を減算した値をもとに非線形処理により合成比を決める値を生成するものであってもよい。これにより、偽色抑制効果がより高くなり、かつ除去しきれなったジッパー発生領域による影響を緩和できる。
本発明の別の観点に基づく画像処理方法は、第1の補間部にて、ベイヤー配列による単板カラー撮像素子により得られた画像情報から注目画素と同色の周囲の画素情報を用いて補間し、第2の補間部にて、前記画像情報から注目画素において欠落した色情報を周囲の画素の色情報を用いて補間し、前記第1の補間部の出力と前記第2の補間部の出力とを合成し、高周波数域に通過ピーク点を有する第1のフィルタ周波数特性を備える第1のフィルタを用いて、前記画像情報から、前記第2の補間部による補間で偽色の発生しやすい第1の領域の第1の画像を検出し、前記高周波数域に非通過点を有するとともに、前記高周波数域より低域側に通過域を有する第2のフィルタ周波数特性を備える第2のフィルタを用いて、前記画像情報から、前記第2の補間部による過補間によりジッパーノイズが発生しやすい第2の領域の第2の画像を検出し、前記第1の画像と前記第2の画像をともに、前記合成部での第1の補間部の出力と前記第2の補間部の出力との合成比を決める値を生成することを特徴とする。
本発明の別の観点に基づく撮像装置は、ベイヤー配列による単板カラー撮像素子と、前記単板カラー撮像素子により得られた画像情報から注目画素と同色の周囲の画素情報を用いて補間を行う第1の補間部と、前記画像情報から注目画素において欠落した色情報を周囲の画素の色情報を用いて補間する第2の補間部と、前記第1の補間部の出力と前記第2の補間部の出力とを合成する合成部と、高周波数域に通過ピーク点を有する第1のフィルタ周波数特性を備え、前記画像情報から、前記第2の補間部による補間で偽色の発生しやすい第1の領域の第1の画像を検出する第1のフィルタと、前記高周波数域に非通過点を有するとともに、前記高周波数域より低域側に通過域を有する第2のフィルタ周波数特性を備え、前記画像情報から、前記第2の補間部による過補間によりジッパーノイズが発生しやすい第2の領域の第2の画像を検出する第2のフィルタと、前記第1の画像と前記第2の画像をともに、前記合成部での第1の補間部の出力と前記第2の補間部の出力との合成比を決める値を生成する合成比生成部とを具備する。
本発明によれば、色補間による偽色の発生を抑制できるとともに、偽色抑制に伴うジッパーノイズの発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置の構成を示す図である。 図1における色分離回路の構成を示すブロック図である。 ベイヤー配列を示す図である。 偽色発生領域検出回路のフィルタ周波数特性を示す図である。 ジッパー発生領域検出回路のフィルタ周波数特性を示す図である。 偽色検出回路のフィルタ周波数特性を示す図である。 重み付け合成回路の非線形処理を示す図である。 偽色発生領域検出回路の別のフィルタ周波数特性を示す図である。 偽色検出回路の別のフィルタ周波数特性を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
本実施形態は、単板式撮像素子にベイヤー型のカラーフィルタを組み合わせた単板カラー撮像装置から得られる受光素子毎の信号に対して、欠落した2色の情報を補間して色分離を行う画像処理装置に関する。
<第1の実施形態>
[撮像装置の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置の構成を示す図である。同図に示すように、この撮像装置100は、撮像レンズ110、ベイヤー配列による単板カラー撮像素子120、ADC130、色分離回路140、ガンマ補正回路150などを備える。
撮像レンズ110は、物体からの光を撮像素子に結像する例えば両面凸レンズなどである。
単板カラー撮像素子120は、単板式撮像素子にベイヤー型のカラーフィルタを組み合わせた単板カラー撮像装置であり、撮像レンズ110からカラーフィルタを通して取り込まれた光を電気信号に変換して電子的な画像データ(RAWデータ)に変換する。
ADC130(Analog−to−Digital Converter)は、単板カラー撮像素子120で得られたモザイクのアナログRAWデータをデジタルデータに変換する。
色分離回路140は、モザイクのデジタルRAWデータから、色補間処理によりフルカラー画像を生成する回路である。
ガンマ補正回路150は、色分離回路140から得られたRGB信号とそれが実際に出力される際の信号の相対関係を調節する回路である。
この撮像装置100において、色分離回路140は偽色抑制の処理に伴うジッパーノイズの発生を抑制し得るような構成を備えたものである。次に、この色分離回路140について詳細に説明する。
[色分離回路140]
図2は、色分離回路140の構成を示す図である。
色分離回路140(画像処理装置)は、単チャンネル補間回路141、他チャンネル利用補間回路142、重み付け合成回路143、および偽色検出回路144を有する。
単チャンネル補間回路141(第1の補間部)は、注目画素において欠落した色情報はそのままで、注目画素と同色の周囲の画素情報を用いて補間を行う回路である。例えば、単チャンネル補間回路141は、周囲に存在する同色の画素の輝度情報の単純平均によって求めた値を当該注目画素の情報とするなどして補間する回路である。
他チャンネル利用補間回路142(第2の補間部)は、注目画素において欠落した色情報を周囲の画素の色情報を用いて補間する回路である。
重み付け合成回路143(合成部)は、単チャンネル補間回路141および他チャンネル利用補間回路142それぞれの同一画素毎の出力に対して、偽色検出回路144より供給される重み値にそれぞれ対応した係数(α値/1−α値)を乗じて合成する回路である。
偽色検出回路144は、他チャンネル利用補間回路142による補間処理で偽色が発生しやすい領域(以下「偽色発生領域」と呼ぶ。)の画像を「偽色発生領域検出値」として検出するとともに、他チャンネル利用補間回路142による過補間によりジッパーノイズが発生しやすい領域(以下「ジッパー発生領域」と呼ぶ。)の画像を「ジッパー発生領域検出値」として検出する。偽色検出回路144は、偽色発生領域検出値からジッパー発生領域検出値を減算することによって、偽色発生領域からジッパー発生領域を除いた領域(以下「偽色領域」と呼ぶ。)を検出し、この検出結果である「偽色領域検出値」から重み付け合成回路143に供給する重み値を生成する。
このような構成を有する色分離回路140では、ADC130にて、デジタル化されたRAWデータが、単チャンネル補間回路141、他チャンネル利用補間回路142、および偽色検出回路144にそれぞれ入力される。単チャンネル補間回路141および他チャンネル利用補間回路142の出力は重み付け合成回路143に入力され、ここで、偽色検出回路144において求められた重み値にそれぞれ対応した係数(α値/1−α値)が掛け合わされ、合成された結果が、最終的な補間結果として得られる。
[偽色検出回路144について]
偽色検出回路144は、偽色発生領域検出回路441(第1のフィルタ)、ジッパー発生領域検出回路442(第2のフィルタ)、減算回路443(合成比生成部)、重み生成回路444(合成比生成部)を有する。
周辺の画素の色情報を用いて行われる線形補間では、細かい模様やエッジなど、高周波数成分の部分で偽色が発生することがある。またACPI法などにおいては、エッジの走査方向が垂直と水平のいずれかであることを仮定して補間が行われるため、垂直と水平のいずれのエッジ方向にも属さない斜め方向の高周波数成分を含む部分に関しては補間値を正確に算出することが困難であり、やはり偽色が発生することがある。偽色発生領域検出回路441は、水平方向、垂直方向、斜め方向の高周波数成分を含む領域を偽色発生領域とみなして、その偽色発生領域の画像を偽色発生領域検出値として検出する。
偽色発生領域検出回路441の具体例を示す。
図3に示すベイヤー配列におけるR画素位置"R11"においてG成分を補間する場合を考える。偽色発生領域検出回路441は、例えば次式により、G−Rの色差の高周波数成分を検出して、その結果を画素毎の偽色発生領域検出値として得る。
(偽色発生領域検出値)_11=(12×(G11’−R11)−2×(G01−R01’)−2×(G10−R10’)−2×(G12−R12’)−2×(G21−R21’)−(G00’−R00’)−(G02’−R02’)−(G20’−R20’)−(G22’−R22’))/16 …式(1)
ここで、ダッシュ(’)記号の付いた画素の値は、他チャンネルの色情報を用いて補間により求められた値である。
図4は、この偽色発生領域検出回路441のフィルタ周波数特性を示す図である。ここで、一方の横軸(u)はベイヤー配列の水平方向の周波数成分、他方の横軸(v)はベイヤー配列の垂直方向の周波数成分、縦軸は利得である。この偽色発生領域検出回路441のフィルタ周波数特性は、高周波数域、特に垂直方向、水平方向、さらには45度斜め方向の高周波数域に通過ピークをもち、周波数が小さくなるに連れて利得が小さくなる特性をもつ。
この偽色発生領域検出回路441のフィルタ周波数特性は、偽色発生領域を効果的に検出することができるものの、高周波数域より低域側にも通過域を有しているため、高周波数域より小さい周波数域の画像に対する過補間に起因したジッパーノイズが発生しやすいジッパー発生領域も同時に検出してしまう。本実施形態では、このようにジッパーノイズが発生しやすいジッパー発生領域を偽色発生領域から減算して偽色領域を検出することができるように、ジッパー発生領域検出値を検出することのできるジッパー発生領域検出回路442を備えている。
ジッパー発生領域検出回路442を実現するフィルタとしては、ジッパーノイズが高周波数域より低域側の画像に対する過補間に起因して発生するという事情から、高周波数域に非通過点(利得0の点)を有し、高周波数域より低域側に通過域を有するものを採用した。
このようなフィルタ周波数特性をもつジッパー発生領域検出回路442の計算式の例を次に示す。
(H方向ジッパー発生領域検出値)_11=(abs((G00’−R00’)−(G02’−R02’))+abs((G20’−R20’)−(G22’−R22’)))/4 …式(2)
(V方向ジッパー発生領域検出値)_11=(abs((G00’−R00’)−(G20’−R20’))+abs((G02’−R02’)−(G22’−R22’)))/4 …式(3)
(ジッパー発生領域検出値)_11=((H方向ジッパー発生領域検出値)_11+(V方向ジッパー発生領域検出値)_11/2 …式(4)
ここで、ダッシュ(’)記号の付いた画素の値は、他チャンネルの色情報を用いて補間により求められた値である。
図5は、このジッパー発生領域検出回路442のフィルタ周波数特性を示す図である。一方の横軸(u)はベイヤー配列の水平方向の周波数成分、他方の横軸(v)はベイヤー配列の垂直方向の周波数成分、縦軸は利得である。このジッパー発生領域検出回路442のフィルタ周波数特性は、垂直方向、水平方向、さらには45度斜め方向の高周波数域に非通過点をもつ。
減算回路443は、偽色発生領域検出値からジッパー発生領域検出値を減算して偽色領域検出値を生成し、重み生成回路444に出力する。
(偽色領域検出値)_11=(偽色発生領域検出値)_11−(ジッパー発生領域検出値)_11 …式(5)
図6に、偽色検出回路144のフィルタ周波数特性を示す。このように偽色検出回路144のフィルタ周波数特性は、水平方向、垂直方向、斜め方向ともに高周波数域のみに通過域をもつものとなり、偽色発生領域から色補間に伴うジッパーノイズが発生しやすいジッパー発生領域を除いた偽色領域を精度良く検出できる特性を満足する。
重み生成回路444は、偽色領域検出値を正規化し、重み付け合成回路143に供給する重み値を生成する回路である。ここで重み値は、重み付け合成回路143により単チャンネル補間回路141の出力と他チャンネル利用補間回路142の出力とを合成する割合を決める値であり、例えば0から1までの値をとる。
重み付け合成回路143は、偽色検出回路144より供給される重み値にそれぞれ対応した係数(α値/1−α値)を掛けて合成する。重み付け合成回路143は、重み値をα値として、他チャンネル利用補間回路142の出力に対してα値を乗じるとともに、単チャンネル補間回路141の出力に対して(1−α)値を乗じ、これらを足し合わせた結果を最終的な補間結果として出力する。
ここで、偽色検出回路144より供給される重み値が比較的大きい、つまり偽色領域検出値が大きいときは、α>(1−α)となって、重み付け合成回路143にて、他チャンネル利用補間回路142の出力が単チャンネル補間回路141の出力に対して大きい割合で合成される。すなわち、他チャンネル利用補間回路142の出力が、補間や偽色抑制に伴ってジッパーノイズが発生しにくい画素に対する補間結果であることの確率が比較的高いものであるとして、重み付け合成回路143にて当該他チャンネル利用補間回路142の出力の合成比率を単チャンネル補間回路141の出力に比較して高くする。
逆に、偽色検出回路144より供給される重み値が小さい、つまり偽色領域検出値が比較的小さいときは、α<(1−α)となって、重み付け合成回路143にて、単チャンネル補間回路141の出力が他チャンネル利用補間回路142の出力に対して大きい割合で合成される。すなわち、他チャンネル利用補間回路142の出力が、補間や偽色抑制に伴ってジッパーノイズが発生しやすい画素に対する補間結果であることの確率が比較的高いものであるとして、重み付け合成回路143にて当該単チャンネル補間回路141の出力の合成比率を他チャンネル利用補間回路142の出力に比較して高くする。
以上のように構成された色分離回路140を含む撮像装置では、偽色検出回路144にて偽色発生領域からジッパー発生領域を除いた偽色領域を検出し、その偽色領域の検出値に応じた重み値に対応した比で単チャンネル補間回路141の出力と他チャンネル利用補間回路142の出力とを合成した結果を最終的な補間結果として得る。これにより、偽色の抑制と、偽色抑制に伴うジッパーノイズの発生を抑制することができる。
<変形例1>
上記のジッパー発生領域検出値の計算方法では、H方向ジッパー発生領域検出値とV方向ジッパー発生領域検出値との加算平均値をジッパー発生領域検出値としたが、H方向ジッパー発生領域検出値とV方向ジッパー発生領域検出値とで大きい方の値をジッパー発生領域検出値としてもよい。
<変形例2>
減算回路443の式(5)において、(偽色発生領域検出値)_11と(ジッパー発生領域検出値)_11のそれぞれにゲインをかけることによって、(偽色領域検出値)_11の検出値を調整してもよい。
<変形例3>
重み生成回路444による重みの計算に対して、次式に示すような、ユーザによる調整を施すようにしてもよい。
(重み)=(偽色領域検出値)_11×(偽色抑制レベル調整値)/(データ型最大値)
…式(6)
ここで、偽色抑制レベル調整値は、0からデータ型最大値までの範囲でユーザより設定されることが可能である。
<変形例4>
上記実施形態または変形例1の重み生成により求められた重み値に対して、偽色領域の偽色抑制効果がより高くなり、かつ除去しきれなったジッパー発生領域による影響を緩和できるように、例えば、図7に示すような非線形処理を施した結果を重み付け合成回路143に供給してもよい。あるいは、重み生成回路444にて偽色領域検出値を正規化して重みを生成する際に上記のような非線形処理を行うようにしてもよい。
<変形例5>
重み生成回路444にて、偽色領域検出値が予め決められた閾値以上であるかどうかを判定し、偽色領域検出値が予め決められた閾値以上である場合には重み値を"1"とし、閾値未満である場合には重み値を"0"とするようにしてもよい。この場合、重み付け合成回路143は、単チャンネル補間回路141および他チャンネル利用補間回路142それぞれの同一画素毎の出力のいずれか一方を単純に選択して出力するだけでよいことから、構成が簡単になるという利点がある。
<変形例6>
上記の実施形態では、偽色発生領域検出回路441およびジッパー発生領域検出回路442において、式(1)、(2)、(3)のダッシュ(’)記号の付いた画素の値を補間処理で求めてから偽色発生領域検出値およびジッパー発生領域検出値を求めることとした。これに限らず、他チャンネル利用補間回路142にて全チャンネルの画素情報を求め、これを偽色発生領域検出回路441およびジッパー発生領域検出回路442にそれぞれ供給するようにしてもよい。これにより上記の実施形態に比較して高速化を期待できる。
<変形例7>
次に、偽色発生領域検出回路441のフィルタ周波数特性の変形例を示す。
本変形例では、次式によりG−Rの色差の高周波数成分を検出して、その結果を画素毎の偽色発生領域検出値として得る。
(偽色発生領域検出値)_11=(4×(G11’−R11)−(G01−R01’)−(G10−R10’)−(G12−R12’)−(G21−R21’))/8 …式(7)
ここで、ダッシュ(’)記号の付いた画素の値は、他チャンネルの色情報を用いて補間により求められた値である。
図8は、この偽色発生領域検出回路441のフィルタ周波数特性を示す図である。一方の横軸(u)はベイヤー配列の水平方向の周波数成分、他方の横軸(v)はベイヤー配列の垂直方向の周波数成分、縦軸は利得である。この偽色発生領域検出回路441のフィルタ周波数特性は、高周波数域、特に45度斜め方向の高周波数域に通過ピークをもち、また、周波数が小さくなるに連れて利得が小さくなる特性をもつ。
この偽色発生領域検出回路441は、上記の実施形態に示した偽色発生領域検出回路441に比較して回路規模を小さくできるという利点がある。また、上記の実施形態に示した偽色発生領域検出回路441のフィルタ周波数特性に比較して通過域が高周波側に寄っているため、ジッパーノイズが発生しやすいジッパー発生領域を比較的検出しない特性を有している。一方、水平方向と垂直方向の利得が斜め方向の利得に比べて半分になっているため、やや偽色の検出値が小さくでる。しかし、ベイヤー配列ではG成分が市松状に並び、斜め方向の情報が無いため偽色は特に斜め方向のエッジでより出やすいことを考えると、本変形例のフィルタ周波数特性であっても十分であり、回路規模を小さくできるという点からも非常に実用的であると言える。
本変形例の偽色発生領域検出回路441と上記の実施形態のジッパー発生領域検出回路442とを組み合わせた場合の偽色検出回路144のフィルタ周波数特性を図9に示す。
その他、本発明は、上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々更新を加え得ることは勿論である。
100…撮像装置
110…撮像レンズ
120…単板カラー撮像素子
130…ADC
140…色分離回路
141…単チャンネル補間回路
142…他チャンネル利用補間回路
143…重み付け合成回路
144…偽色検出回路
150…ガンマ補正回路
441…偽色発生領域検出回路
442…ジッパー発生領域検出回路
443…減算回路
444…重み生成回路

Claims (5)

  1. ベイヤー配列による単板カラー撮像素子により得られた画像情報から注目画素と同色の周囲の画素情報を用いて補間を行う第1の補間部と、
    前記画像情報から注目画素において欠落した色情報を周囲の画素の色情報を用いて補間する第2の補間部と、
    前記第1の補間部の出力と前記第2の補間部の出力とを合成する合成部と、
    高周波数域に通過ピーク点を有する第1のフィルタ周波数特性を備え、前記画像情報から、前記第2の補間部による補間で偽色の発生しやすい第1の領域の第1の画像を検出する第1のフィルタと、
    前記高周波数域に非通過点を有するとともに、前記高周波数域より低域側に通過域を有する第2のフィルタ周波数特性を備え、前記画像情報から、前記第2の補間部による過補間によりジッパーノイズが発生しやすい第2の領域の第2の画像を検出する第2のフィルタと、
    前記第1の画像と前記第2の画像をともに、前記合成部での第1の補間部の出力と前記第2の補間部の出力との合成比を決める値を生成する合成比生成部と
    を具備する画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記合成比生成部は、前記第1の画像から前記第2の画像を減算した値をもとに合成比を決める値を生成する
    画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記合成比生成部は、前記第1の画像から前記第2の画像を減算した値をもとに非線形処理により合成比を決める値を生成する
    画像処理装置。
  4. 前記第1の補間部にて、ベイヤー配列による単板カラー撮像素子により得られた画像情報から注目画素と同色の周囲の画素情報を用いて補間し、
    前記第2の補間部にて、前記画像情報から注目画素において欠落した色情報を周囲の画素の色情報を用いて補間し、
    前記第1の補間部の出力と前記第2の補間部の出力とを合成し、
    高周波数域に通過ピーク点を有する第1のフィルタ周波数特性を備える第1のフィルタを用いて、前記画像情報から、前記第2の補間部による補間で偽色の発生しやすい第1の領域の第1の画像を検出し、
    前記高周波数域に非通過点を有するとともに、前記高周波数域より低域側に通過域を有する第2のフィルタ周波数特性を備える第2のフィルタを用いて、前記画像情報から、前記第2の補間部による過補間によりジッパーノイズが発生しやすい第2の領域の第2の画像を検出し、
    前記第1の画像と前記第2の画像をともに、前記合成部での第1の補間部の出力と前記第2の補間部の出力との合成比を決める値を生成する
    画像処理方法。
  5. ベイヤー配列による単板カラー撮像素子と、
    前記単板カラー撮像素子により得られた画像情報から注目画素と同色の周囲の画素情報を用いて補間を行う第1の補間部と、
    前記画像情報から注目画素において欠落した色情報を周囲の画素の色情報を用いて補間する第2の補間部と、
    前記第1の補間部の出力と前記第2の補間部の出力とを合成する合成部と、
    高周波数域に通過ピーク点を有する第1のフィルタ周波数特性を備え、前記画像情報から、前記第2の補間部による補間で偽色の発生しやすい第1の領域の第1の画像を検出する第1のフィルタと、
    前記高周波数域に非通過点を有するとともに、前記高周波数域より低域側に通過域を有する第2のフィルタ周波数特性を備え、前記画像情報から、前記第2の補間部による過補間によりジッパーノイズが発生しやすい第2の領域の第2の画像を検出する第2のフィルタと、
    前記第1の画像と前記第2の画像をともに、前記合成部での第1の補間部の出力と前記第2の補間部の出力との合成比を決める値を生成する合成比生成部と
    を具備する撮像装置。
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