JP2012095252A - 動画像復号装置、動画像復号方法及び動画像復号プログラム - Google Patents

動画像復号装置、動画像復号方法及び動画像復号プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来のイントラ予測では、ブロック内の信号の相関性を無視するために、予測方向に信号の変化を伴うブロックに対しては適切な予測信号を作成できず、予測効率の低下を引き起こす。
【解決手段】間引き手段復号部215は、符号化ストリームより、復号処理単位で、予測符号化を行う画素列を選択する間引き処理の間引き方向を示す情報を取得して復号する。
第一の逆量子化・逆変換部204と第二の逆量子化・逆変換部209は、間引き手段決定部203により決定された間引き方向により決まる処理単位で逆量子化・逆直交変換を行う。間引き処理部213は、復号処理単位で、間引き方向に応じて復号対象ブロックの予測画像から予測符号化を行う画素列を選択する間引き処理を行って復号画像を生成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、動画像の復号技術に関する。
画像符号化において、画面内相関を利用する技術として、隣接した既符号化画素を参照することにより処理対象ブロックの予測画像を得るイントラ予測が使われる。このとき、画面の左上から右下方向への逐次処理をする場合は、処理対象ブロックの下側および右側の画素は未復号であり、処理対象ブロックの予測値は上側もしくは/および左側からの外挿に制限される。そのためイントラ予測では十分な予測効率を得られないという課題がある。
特許文献1には、処理対象ブロックの全方向から予測を行う手法が開示されている。特許文献1に記載の技術によれば、符号化対象ブロックの下側もしくは/および右側の特定ブロックを先行してブロック内独立で処理することにより、垂直方向もしくは/および水平方向の内挿予測を可能とするものである。
特許文献2には、処理対象ブロックのうち水平および垂直両方向に間引いた第一画素群を予め符号化・復号し、既復号第一画素群からの適応的補間により、第一画素群に含まれない第二の画素群の予測画像を算出する手法が開示されている。特許文献2に記載の技術によれば、第二画素群の各画素について、予め規定された複数の補間方向のうち、例えばL1ノルムの合計値が小さくなる方向を補間方向と決定することにより、滑らかに変化する信号を予測することが出来る。
特開平11−75201号公報 特開2009−118303号公報
既存のイントラ予測は、ブロックの上側もしくは/および左側に隣接した既復号画素値からの外挿を行う。ブロック内の信号の相関性を無視するために、予測方向に信号の変化を伴うブロックに対しては適切な予測信号を作成できず、予測効率の低下を引き起こす。
特許文献1に記載の手法は、独立ブロックに囲まれたブロック間予測ブロックに対して内挿予測を行う。ブロック間予測ブロックは全ての隣接画素が既復号であることから、内挿(双方向補間)予測が可能となり、外挿に比べ高い予測品質を実現出来る。しかしながら、既復号の隣接画素が存在しない独立ブロックに対しては参照画素と符号化対象画素との距離が遠くなることから予測品質の低下が生じるため、ただちに画面全体の符号化効率が向上するとは言えない。
特許文献2には、外挿と内挿を組み合わせることにより、隣接画素を参照するブロック間相関とブロック内相関を併用する手法が開示されている。特許文献2に記載の手法の処理手順を簡単に記述する。水平・垂直両方向に一様に間引いた特定位置の画素群を第一画素群、残りを第二画素群とする。まず、第一画素群に対し外挿予測を行い、符号化・復号する。第二画素群に対しては、第一画素群の復号画素値からの内挿により予測値を算出する。第二画素群の残差を第一画素群とは独立に符号化・復号する。
特許文献2に記載の手法は、水平・垂直両方向の一様間引きに対して、適切な内挿補間方法を選択的に行うものであり、上述した手法と比べ高い予測品質が期待できる。しかしながら特許文献2に記載の手法は以下の課題を有する。
特許文献2に記載の手法は、適切な内挿補間方向を選択できるが、間引き手段は水平・垂直両方向の一様間引きである。補間では高周波数成分を予測できないため、ブロックが水平もしくは垂直方向に高周波数成分を持つ場合は、補間による第二画素群の予測が適切になされず、残差成分の情報量がかえって増加してしまう可能性がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、適切な間引き手段を選択して、内挿と外挿を組み合わせることにより、符号化効率を向上させる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の動画像復号装置は、符号化処理単位で、所定の予測処理により符号化を行う際の画素列を選択する間引き処理の間引き方向を示す情報を少なくとも備えた間引き処理情報と、前記間引き方向により決まる第1の処理単位の第1の予測残差と、その第1の予測残差に基づき生成した前記間引き方向により決まる第2の処理単位の第2の予測残差との符号化データを含む符号化ストリームから、復号処理単位で、前記第1の予測残差と前記第2の予測残差と前記間引き方向を示す情報とを取得する情報取得部(214)と、前記復号処理単位で、前記間引き方向を示す情報に応じて前記第1の予測残差から所定の予測復号処理により前記第1の処理単位の第1の復号画像を生成し、前記間引き方向を示す情報に応じて前記第1の復号画像と前記第2の予測残差とから前記第2の処理単位の第2の復号画像を生成し、前記第1の復号画像と前記第2の復号画像とを合成した第3の復号画像を生成する復号部(213)とを備える。
本発明の別の態様は、動画像復号方法である。この方法は、符号化処理単位で、所定の予測処理により符号化を行う際の画素列を選択する間引き処理の間引き方向を示す情報を少なくとも備えた間引き処理情報と、前記間引き方向により決まる第1の処理単位の第1の予測残差と、その第1の予測残差に基づき生成した前記間引き方向により決まる第2の処理単位の第2の予測残差との符号化データを含む符号化ストリームから、復号処理単位で、前記第1の予測残差と前記第2の予測残差と前記間引き方向を示す情報とを取得するステップと、前記復号処理単位で、前記間引き方向を示す情報に応じて前記第1の予測残差から所定の予測復号処理により前記第1の処理単位の第1の復号画像を生成し、前記間引き方向を示す情報に応じて前記第1の復号画像と前記第2の予測残差とから前記第2の処理単位の第2の復号画像を生成し、前記第1の復号画像と前記第2の復号画像とを合成した第3の復号画像を生成するステップとを備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、符号化処理単位で適切な間引き手段を選択することにより、符号化効率を向上させることができる。
実施の形態に係る動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 図2(a)〜図2(d)は、符号化対象ブロックの間引きの例を説明する図である。 図3(a)、図3(b)は、符号化対象ブロックと第一、第二の直交変換・量子化係数ブロックの対応関係を説明する図である。 実施の形態に係る動画像符号化装置による動画像符号化手順を説明するフローチャートである。 図4の間引き手段決定手順を説明するフローチャートである。 実施の形態に係る動画像復号装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る動画像復号装置による動画像復号手順を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施の形態に係る動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。動画像符号化装置は、入力画像バッファ101、予測部102、間引き手段決定部103、復号画像バッファ117、テクスチャ符号化部118、間引き処理部119、間引き手段符号化部120、およびストリーム統合部121を備える。
間引き処理部119は、符号化画素配置変換部104、第一の直交変換・量子化部105、第一の逆量子化・逆変換部106、復号画素配置変換部107、間引き部108、加算器109、補間部110、減算器111、符号化画素配置変換部112、第二の直交変換・量子化部113、第二の逆量子化・逆変換部114、復号画素配置変換部115、および加算器116を備える。
動画像符号化装置の各構成の説明をする前に、本実施の形態の間引き処理の理解に必要な概念を説明する。
間引き処理部119は、符号化対象ブロックの単位で、予測符号化を行う画素列を選択する間引き処理を行い、間引き処理により選択された画素列については既復号画像を用いて予測符号化を行い、間引き処理により選択されなかった画素列については、間引き処理により選択された画素列の既復号画素値を用いて補間する。
間引き処理により選択された画素列は、第一の符号化・復号で使用され、間引き処理により選択されなかった画素列については、第二の符号化・復号で使用される。第一の符号化は、符号化画素配置変換部104と第一の直交変換・量子化部105により行われ、第一の復号は、第一の逆量子化・逆変換部106と復号画素配置変換部107により行われる。第二の符号化は、符号化画素配置変換部112と第二の直交変換・量子化部113により行われ、第二の復号は、第二の逆量子化・逆変換部114と復号画素配置変換部115により行われる。
本実施例では符号化対象ブロックの大きさを8×8画素単位を固定として説明するが、必ずしもこの大きさに限定する必要はない。例えば16×16画素単位や32×32画素単位の符号化単位のように大きな単位をとってもよいし、またこの大きさがブロック単位で適応的に切り替わる構成であってもよい。
図2(a)〜図2(d)は、符号化対象ブロックの間引きの例を説明する図である。図2(a)、図2(b)は、それぞれ2画素間隔で水平方向に間引きされた符号化対象ブロック301h、2画素間隔で垂直方向に間引きされた符号化対象ブロック301vを示す。網掛けされた画素列(符号303h、303v)は、間引き処理により選択された画素列であり、第一の符号化・復号で使用される。網掛けされていない画素列(符号302h、302v)は、間引き処理により選択されなかった画素列であり、第二の符号化・復号で使用される。水平方向に間引きされた符号化対象ブロック301hでは、第一の復号に対応する画素は水平方向位置が奇数の画素であり、第二の復号に対応する画素は水平方向位置が偶数の画素である。垂直方向に間引きされた符号化対象ブロック301vでは、第一の復号に対応する画素は垂直方向位置が奇数の画素であり、第二の復号に対応する画素は垂直方向位置が偶数の画素である。
図2(c)、図2(d)は、それぞれ4画素間隔で水平方向に間引きされた符号化対象ブロック307h、2画素間隔で垂直方向に間引きされた符号化対象ブロック307vを示す。網掛けされた画素列(符号309h、309v)は、間引き処理により選択された画素列であり、第一の符号化・復号で使用される。網掛けされていない画素列(符号308h、308v)は、間引き処理により選択されなかった画素列であり、第二の符号化・復号で使用される。水平方向に間引きされた符号化対象ブロック307hでは、第一の復号に対応する画素は水平方向位置が3もしくは7の画素であり、第二の復号に対応する画素は水平方向位置がそれ以外の画素である。垂直方向に間引きされた符号化対象ブロック307vでは、第一の復号に対応する画素は垂直方向位置が3もしくは7の画素であり、第二の復号に対応する画素は垂直方向位置がそれ以外の画素である。
以下では、一実施例として、間引き手段として、2画素間隔水平方向間引きと2画素間隔垂直方向間引きのどちらか一方が選択される場合を説明するが、間引き手段はこの二つに限定されるものではない。
図3(a)、図3(b)は、符号化対象ブロックと第一、第二の直交変換・量子化係数ブロックの対応関係を説明する図である。
図3(a)は、水平方向に間引きされた対象ブロック404hと、第一の直交変換・量子化係数ブロック(第一の残差)402hと、第二の直交変換・量子化係数ブロック(第二の残差)403hの対応関係を示す。2画素間隔水平方向間引きでは、第一、第二の直交変換・量子化係数(残差)402h、403hの大きさはそれぞれ4×8画素となり、4×8画素サイズで、直交変換・量子化、逆量子化・逆直交変換を適用する。このように直交変換・量子化のブロックサイズは、間引き方向と間引き画素間隔に応じたものとする。
ブロックサイズの変換を行うために、後述の符号化画素配置変換部104は、対象ブロック404hから間引き処理により選択された画素列を抽出して、第一の直交変換・量子化係数ブロック(第一の残差)402hを生成する。また、符号化画素配置変換部112は、対象ブロック404hから間引き処理により選択されなかった画素列を抽出して、第二の直交変換・量子化係数ブロック(第二の残差)403hを生成する。
また、直交変換・量子化、逆量子化・逆直交変換を適用した後、ブロックサイズを元に戻すために、後述の復号画素配置変換部107は、第一の復号残差402hの画素列を対象ブロック404hにおける間引き処理により選択された画素列の位置に再配置する。また、復号画素配置変換部115は、第二の復号残差403hの画素列を対象ブロック404hにおける間引き処理により選択されなかった画素列の位置に再配置する。第一の復号残差402hの画素列は、対象ブロック404hにおける水平方向位置が奇数の画素列に対応し、第二の復号残差403hの画素列は、対象ブロック404hにおける水平方向位置が偶数の画素列に対応する。ここで、最初の画素列を0番と定義し、対象ブロック404hには0番から7番までの8個の画素列があるとする。
図3(b)は、垂直方向に間引きされた対象ブロック404vと、第一の直交変換・量子化係数ブロック(第一の残差)402vと、第二の直交変換・量子化係数ブロック(第二の残差)403vの画素位置の対応関係を示す。2画素間隔垂直方向間引きでは、第一、第二の直交変換・量子化係数(残差)402v、403vの大きさはそれぞれ8×4画素となり、8×4画素サイズで、直交変換・量子化、逆量子化・逆直交変換を適用する。符号化画素配置変換部104、112、および復号画素配置変換部107、115による画素の配置変換処理については水平方向間引きの場合と同様である。
以上を踏まえて、本実施の形態の動画像符号化装置の各構成を説明する。
予測部102は、入力画像バッファ101から符号化対象ブロックの原画像を取得し、復号画像バッファ117から隣接既復号画素を取得する。予測部102は、隣接既復号画素から所定のイントラ予測処理を行い、対象ブロックの第一の予測画像を算出する。さらに予測部102は、原画像と第一の予測画像の差分値を取って第一の残差を算出する。
イントラ予測処理は公知の技術であるため詳説しない。また、イントラ予測処理において、平均値モードに固定してもよいし所定の固定値を予測値とする構成であってもよい。そのような構成を取った場合には、第一の残差が大きくなる一方、イントラ予測モードに係る付加情報を削減することができる。
間引き手段決定部103は、入力画像バッファ101から符号化対象ブロックの原画像を取得し、予測部102から第一の予測画像を取得する。間引き手段決定部103は、原画像の対象ブロック内部の水平画素間/垂直画素間の相関と、原画像と第一の予測画像からの外挿予測による相関を評価し、最適な間引き手段を決定し、間引き手段決定フラグを間引き処理部119に与える。間引き手段決定手順は後述する。間引き手段決定フラグは、間引き方向および間引き画素間隔を特定する情報を含む。間引き方向は水平方向・垂直方向のいずれか一方であり、間引き画素間隔はたとえば、2画素単位や4画素単位などである。
符号化画素配置変換部104は、予測部102から第一の残差を取得し、間引き手段決定部103から間引き手段決定フラグを取得する。符号化画素配置変換部104は、間引き手段決定フラグで特定される間引き方向および間引き画素間隔に応じた第一の残差の配置変換を行う。具体的には、符号化画素配置変換部104は、間引き方向に間引き画素間隔で画素列の画素を取り出し、間引き方向にサイズが縮小したブロックを生成する。たとえば、間引き方向は水平方向、間引き画素間隔は2画素単位の場合、第一の残差は横4画素、縦8画素のサイズのブロックになり、間引き方向は垂直方向、間引き画素間隔は2画素単位の場合、第一の残差は横8画素、縦4画素のサイズのブロックになる。
第一の直交変換・量子化部105は、符号化画素配置変換部104から配置変換された第一の残差を取得し、間引き手段決定部103から間引き手段決定フラグを取得する。第一の直交変換・量子化部105は、配置変換された第一の残差に対し、間引き手段決定フラグで特定される間引き方向および間引き画素間隔に応じたブロックサイズで直交変換・量子化処理を行い、第一の量子化係数を算出する。間引き手段決定フラグが、間引き方向は水平方向、間引き画素間隔は2画素単位であることを示す場合、4×8サイズの直交変換・量子化処理を行い、間引き手段決定フラグが、間引き方向は垂直方向、間引き画素間隔は2画素単位であることを示す場合、8×4サイズの直交変換・量子化処理を行う。
第一の逆量子化・逆変換部106は、第一の直交変換・量子化部105から第一の量子化係数を取得し、間引き手段決定部103から間引き手段決定フラグを取得する。第一の直交変換・量子化部105は、第一の量子化係数に対し、間引き手段決定フラグで特定される間引き方向および間引き画素間隔に応じたブロックサイズで逆量子化・逆変換処理を行い、第一の残差を復号する。間引き方向は水平方向、間引き画素間隔は2画素単位である場合、4×8サイズの逆量子化・逆変換処理を行い、間引き方向は垂直方向、間引き画素間隔は2画素単位であることを示す場合、8×4サイズの逆量子化・逆変換処理を行う。
復号画素配置変換部107は、第一の逆量子化・逆変換部106から第一の残差を取得し、間引き手段決定部103から間引き手段決定フラグを取得する。復号画素配置変換部107は、第一の残差に対し、間引き手段決定フラグで特定される間引き方向および間引き画素間隔に応じた画素の再配置処理を行う。具体的には、復号画素配置変換部107は、間引き方向に間引き画素間隔で画素列を再配置して、間引き方向にサイズが拡大したブロックを生成する。
たとえば、間引き方向は水平方向、間引き画素間隔は2画素単位の場合、4×8サイズの第一の残差の画素列は、8×8サイズのブロックにおいて水平方向位置が奇数の画素列に再配置され、水平方向位置が偶数の画素列には0が設定され、8×8サイズのブロックになる。間引き方向は垂直方向、間引き画素間隔は2画素単位の場合、8×4サイズの第一の残差の画素列は、8×8サイズのブロックにおいて垂直方向位置が奇数の画素列に再配置され、垂直方向位置が偶数の画素列には0が設定され、8×8サイズのブロックになる。
間引き部108は、予測部102から符号化対象ブロックの予測画像を取得し、間引き手段決定部103から間引き手段決定フラグを取得する。間引き部108は、予測画像に対し、間引き手段決定フラグに応じた間引き処理をして、間引き予測画像を算出する。たとえば、間引き方向は水平方向、間引き画素間隔は2画素単位の場合、間引き処理により、水平方向位置が奇数の画素列が選択され、水平方向位置が偶数の画素列は0が設定される。間引き方向は垂直方向、間引き画素間隔は2画素単位の場合、間引き処理により、垂直方向位置が奇数の画素列が選択され、垂直方向位置が偶数の画素列は0が設定される。
加算器109は、間引き部108から間引き予測画像を取得し、復号画素配置変換部107から第一の残差を取得する。加算器109は、間引き予測画像と第一の残差を加算することにより、第一の復号画像を作成する。
このとき、間引き方向は水平方向、間引き画素間隔は2画素単位の場合、第一の復号画像の水平方向位置が偶数の画素列の画素値は0であり、間引き方向は垂直方向、間引き画素間隔は2画素単位の場合、第一の復号画像の垂直方向位置が偶数の画素列の画素値は0である。画素値が0に設定された画素列についてはこれから述べる補間処理により画素値が補間される。
補間部110は、加算器109から第一の復号画像を取得し、間引き手段決定部103から間引き手段決定フラグを取得する。補間部110は、第一の復号画像に対し、間引き手段決定フラグに応じた補間処理を行い、第二の予測画像を算出する。具体的には、補間部110は、間引き手段決定フラグから間引き方向と間引き画素間隔の情報を取得し、間引き方向と間引き画素間隔に応じて、間引き処理で選択されなかった画素列について、画素値を補間して、第二の予測画像を生成する。たとえば、間引き方向は水平方向、間引き画素間隔は2画素単位の場合、水平方向位置が偶数の画素列について補間処理により画素値が決定され、間引き方向は垂直方向、間引き画素間隔は2画素単位の場合、垂直方向位置が偶数の画素列について補間処理により画素値が決定される。
減算器111は、入力画像バッファ101から符号化対象ブロックの原画像を取得し、補間部110から第二の予測画像を取得する。減算器111は、符号化対象ブロックの原画像から第二の予測画像を減ずることにより、第二の残差を算出する。
符号化画素配置変換部112は、減算器111から第二の残差を取得し、間引き手段決定部103から間引き手段決定フラグを取得する。符号化画素配置変換部112は、間引き手段決定フラグで特定される間引き方向および間引き画素間隔に応じた第二の残差の配置変換を行う。符号化画素配置変換部112による配置変換は、符号化画素配置変換部104による配置変換と対をなすものである。符号化画素配置変換部104による配置変換は、間引き処理で選択される画素列を取り出して、間引き方向に間引き画素数に応じてサイズが縮小したブロックを生成するのに対して、符号化画素配置変換部112による配置変換は、間引き処理で選択されない画素列を取り出して、間引き方向に間引き画素数に応じてサイズが縮小したブロックを生成する。
第二の直交変換・量子化部113は、符号化画素配置変換部112から配置変換された第二の残差を取得し、間引き手段決定部103から間引き手段決定フラグを取得する。第二の直交変換・量子化部113は、配置変換された第二の残差に対し、間引き方向および間引き画素間隔に応じたブロックサイズで直交変換・量子化処理を行い、第二の量子化係数を算出する。
第二の逆量子化・逆変換部114は、第二の直交変換・量子化部113から第二の量子化係数を取得し、間引き手段決定部103から間引き手段決定フラグを取得する。第二の逆量子化・逆変換部114は、第二の量子化係数に対し、間引き方向および間引き画素間隔に応じたブロックサイズで逆量子化・逆変換処理を行い、第二の残差を復号する。
本実施例では、第二の直交変換・量子化部113の直交変換・量子化手順、第二の逆量子化・逆変換部114の逆量子化・逆変換処理手順については、第一の直交変換・量子化部105、第一の逆量子化・逆変換部106と同一の処理を行うものとするが、第二の量子化/逆量子化処理に関しては第一の逆量子化・逆変換部106で用いるものと異なる量子化ステップを適用してもよいし、第二の直交変換/量子化、逆量子化/処理に関してはそれぞれこれを省略し、第二の残差をそのまま伝送する構成をとってもよい。
復号画素配置変換部115は、第二の逆量子化・逆変換部114から第二の残差を取得し、間引き手段決定部103から間引き手段決定フラグを取得する。復号画素配置変換部115は、第二の残差に対し、間引き方向および間引き画素間隔に応じた画素の再配置処理を行う。具体的には、復号画素配置変換部115は、間引き方向と間引き画素間隔に応じて、画素列を元の画像の画素列に再配置して、間引き方向に間引き画素数に応じてサイズが拡大したブロックを生成する。
加算器116は、補間部110から第二の予測画像を取得し、復号画素配置変換部115から第二の残差を取得する。加算器116は、第二の予測画像と第二の残差を加算することにより、第二の復号画像を作成する。
復号画像バッファ117は、加算器116から第二の復号画像を取得し、格納する。
間引き手段符号化部120は、間引き手段決定部103から間引き手段決定フラグを取得し、間引き手段決定フラグを可変長符号化する。
テクスチャ符号化部118は、予測部102から予測モードを取得し、第一の直交変換・量子化部105から第一の量子化係数を取得し、第二の直交変換・量子化部113から第二の量子化係数を取得する。テクスチャ符号化部118は、取得した各情報に対しそれぞれ所定のエントロピー符号化処理を行い、テクスチャ情報ストリームを作成する。
ストリーム統合部121は、間引き手段符号化部120とテクスチャ符号化部118からそれぞれ符号化ストリームを取得し、統合し、出力する。
本実施例においては、間引き手段決定部103は、原画像と第一の予測画像を取得し、対象ブロック内部の水平/垂直画素間の相関と、原画像と外挿による予測画像との相関性を考慮して適切な間引き手段を決定するものである。他の構成として、間引き手段決定部103を、テクスチャ符号化部の後段に配置し、水平/垂直方向間引きの各発生符号量と歪量をもとに適切な間引き手段を選択する構成をとることも可能である。
図4は、実施の形態に係る動画像符号化装置による動画像符号化手順を説明するフローチャートである。
予測部102は、符号化対象ブロックの原画像を取得し、隣接既復号画素を用いたイントラ予測により、対象ブロックの第一の予測画像を算出し、原画像と第一の予測画像の差分である第一の残差を算出する(S201)。
間引き手段決定部103は、符号化対象ブロックの原画像と第一の予測画像にもとづいて、間引き手段として、間引き方向と間引き画素間隔を決定する(S202)。
図5は、ステップS202の間引き手段決定手順を説明するフローチャートである。
間引き手段決定部103は、水平方向間引きの評価画像を作成する(S501)。水平方向間引きの評価画像の第一の復号に対応する画素位置に第一の予測画像の画素値を挿入する。水平方向間引きの評価画像の第二の復号に対応する画素位置には、第一の復号に対応する画素位置に原画像の画素値を挿入したときの水平方向の双方向補間値を挿入する。
間引き手段決定部103は、水平方向間引きの評価値を算出する(S502)。評価値は、一例として、原画像と水平方向間引きの評価画像との各画素の二乗誤差の和とする。
間引き手段決定部103は、垂直方向間引きの評価画像を作成する(S503)。垂直方向間引きの評価画像の第一の復号に対応する画素位置に第一の予測画像の画素値を挿入する。垂直方向間引きの評価画像の第二の復号に対応する画素位置には、第一の復号に対応する画素位置に原画像の画素値を挿入したときの垂直方向の双方向補間値を挿入する。
間引き手段決定部103は、垂直方向間引きの評価値を算出する(S504)。評価値は、一例として、原画像と垂直方向間引きの評価画像との各画素の二乗誤差の和とする。
間引き手段決定部103は、水平方向間引きの評価値と垂直方向間引きの評価値を比較する(S505)。水平方向間引きの評価値の方が小さい場合(S505のY)、間引き手段決定部103は、間引き手段を水平方向間引きと決定し(S506)、そうでない場合(S505のN)、間引き手段決定部103は、間引き手段を垂直方向間引きと決定する(S507)。
図4に戻り、符号化画素配置変換部104は、間引き方向と間引き画素数に応じて第一の残差の配置変換を行う(S203)。これにより、間引き方向にサイズが1/(間引き画素間隔)倍に縮小されたブロックが得られる。
第一の直交変換・量子化部105は、配置変換後の第一の残差を符号化し、第一の逆量子化・逆変換部106はそれを復号する(S204)。
復号画素配置変換部107は、間引き方向と間引き画素数に応じて第一の復号残差を元のブロックサイズに再配置する(S205)。
加算器109は、間引き予測画像と第一の残差を加算することにより、第一の復号画像を作成する(S206)。
補間部110は、第一の復号画像に対し、間引き手段決定フラグに応じた補間処理を行い、第二の予測画像を算出し、減算器111は、符号化対象ブロックの原画像から第二の予測画像を減ずることにより、第二の残差を算出する(S207)。
間引き手段決定フラグが2画素間隔水平方向のときは、第二の予測画像の補間対象画素は図3(a)の水平方向位置が偶数の画素(符号302h)であり、既に復号が完了した第一の復号画像の奇数水平方向位置の画素(符号303h)を用いて、偶数水平方向位置の画素(符号302h)の補間処理を行う。補間処理には、補間対象位置を中心とした複数の奇数水平方向位置の画素(303h)を参照した水平方向補間を適用する。
間引き手段決定フラグが2画素間隔垂直方向のときは、第二の予測画像の補間対象画素は図3(b)の垂直方向位置が偶数の画素(符号302v)であり、既に復号が完了した第一の復号画像の奇数垂直方向位置の画素(符号303v)を用いて、偶数垂直方向位置の画素(符号302v)の補間処理を行う。補間処理には、補間対象位置を中心とした複数の奇数垂直方向位置の画素(符号303v)を参照した垂直方向補間を適用する。
符号化画素配置変換部112は、間引き方向および間引き画素間隔に応じた第二の残差の配置変換を行う(S208)。
第二の直交変換・量子化部113は、配置変換後の第二の残差を符号化し、第二の逆量子化・逆変換部114はそれを復号する(S209)。
復号画素配置変換部115は、間引き方向と間引き画素数に応じて第二の復号残差を元のブロックサイズに再配置する(S210)。
加算器116は、第二の予測画像と第二の残差を加算することにより、第二の復号画像を作成する(S211)。
テクスチャ符号化部118は、第一の量子化係数、第二の量子化係数、予測モードの各情報に対しそれぞれ所定のエントロピー符号化処理を行い、テクスチャ情報ストリームを作成し、ストリーム統合部121は、間引き手段決定フラグをテクスチャ情報ストリームに付加して出力する(S212)。
以上述べたように、本実施の形態の動画像符号化装置によれば、各符号化対象ブロックについて最適な間引き手段を決定し、決定された間引き手段に従い、水平/垂直のどちらかに間引いた残差成分(第一の残差)を符号化・復号し、第一の復号画像を算出する。第一の復号画像に含まれない画素位置の予測画像(第二の予測画像)を第一の復号画像からの双方向補間により算出する。そして、第一の残差、第二の残差(原画像と第二の予測画像との差分)に対し、それぞれの画素サイズに対応した直交変換を適用する。これにより、対象ブロックの特性に応じた適切な間引き手段を選択し、第二の予測画像を第一の予測画像からの補間により算出し、第一の残差と第二の残差に対しそれぞれ適切な直交変換を行うことが可能となり、符号化効率を向上させることができる。
図6は、実施の形態に係る動画像復号装置の構成を示すブロック図である。動画像復号装置は、テクスチャ復号部201、予測部202、間引き手段決定部203、復号画像バッファ212、間引き処理部213、ストリーム解析部214、および間引き手段復号部215を備える。
間引き処理部213は、第一の逆量子化・逆変換部204、復号画素配置変換部205、加算器206、間引き部207、補間部208、第二の逆量子化・逆変換部209、復号画素配置変換部210、および加算器211を備える。
動画像復号装置は、図1の動画像符号化装置により符号化されたストリームを復号する。復号の際、ストリームから間引き手段決定フラグを取得して、間引き手段決定フラグにより特定される間引き方向と間引き画素間隔に応じた間引き処理を実行する。
ストリーム解析部214は、入力ビットストリームを解析し、間引き手段情報ストリームとテクスチャ情報ストリームに分離し、間引き手段情報ストリームを間引き手段復号部215に与え、テクスチャ情報ストリームをテクスチャ復号部201に与える。
テクスチャ復号部201は、テクスチャ情報ストリームを可変長復号し、第一の量子化係数および第二の量子化係数を算出するとともに、イントラ予測モードを取得する。
予測部202は、テクスチャ復号部201からイントラ予測モードを取得し、復号画像バッファ212から復号対象ブロックの復号済み隣接画素を取得する。予測部202は、イントラ予測モードを用いて所定のイントラ予測処理を行い、復号対象ブロックの予測画像を算出する。
間引き手段復号部215は、ストリーム解析部214から間引き手段情報ストリームを取得し、間引き手段情報ストリームを可変長復号し、間引き手段決定フラグを取得する。間引き手段決定部203は、間引き手段復号部215から間引き手段決定フラグを取得する。間引き手段決定フラグには、間引き方向および間引き画素間隔を特定する情報が含まれている。
第一の逆量子化・逆変換部204は、テクスチャ復号部201から第一の量子化係数を取得し、間引き手段決定部203から間引き方向決定フラグを取得する。第一の逆量子化・逆変換部204は、第一の量子化係数に対し、間引き方向決定フラグで特定される間引き方向および間引き画素間隔に応じたブロックサイズで逆量子化・逆変換処理を行い、第一の残差を復号する。
復号画素配置変換部205は、第一の逆量子化・逆変換部204から第一の残差を取得し、間引き手段決定部203から間引き手段決定フラグを取得する。復号画素配置変換部205は、第一の残差に対し、間引き方向決定フラグで特定される間引き方向および間引き画素間隔に応じた画素の再配置処理を行う。具体的には、復号画素配置変換部205は、間引き方向と間引き画素間隔に応じて、画素列を元の画像の位置に再配置する。
たとえば、間引き方向は水平方向、間引き画素間隔は2画素単位の場合、4×8サイズの第一の残差の画素列は、8×8サイズのブロックにおいて水平方向位置が奇数の画素列に再配置され、水平方向位置が偶数の画素列には0が設定され、8×8サイズのブロックになる。間引き方向は垂直方向、間引き画素間隔は2画素単位の場合、8×4サイズの第一の残差の画素列は、8×8サイズのブロックにおいて垂直方向位置が奇数の画素列に再配置され、垂直方向位置が偶数の画素列には0が設定され、8×8サイズのブロックになる。
間引き部207は、予測部202から復号対象ブロックの予測画像を取得し、間引き手段決定部203から間引き方向決定フラグを取得する。間引き部207は、予測画像に対し、間引き方向決定フラグの値に応じた間引き処理をして、間引き予測画像を算出する。間引き部207の動作は、図1の間引き部108と同じである。
加算器206は、間引き部207から間引き予測画像を取得し、復号画素配置変換部205から第一の残差を取得する。加算器206は、間引き予測画像と第一の残差を加算することにより、第一の復号画像を作成する。
補間部208は、加算器206から第一の復号画像を取得し、間引き手段決定部203から間引き方向決定フラグを取得する。補間部208は、第一の復号画像に対し、間引き方向決定フラグに応じた補間処理を行い、第二の予測画像を算出する。補間部208の動作は、図1の補間部110と同じである。
第二の逆量子化・逆変換部209は、テクスチャ復号部201から第二の量子化係数を取得し、間引き手段決定部203から間引き方向決定フラグを取得する。第二の逆量子化・逆変換部209は、第二の量子化係数に対し、間引き方向および間引き画素間隔に応じたブロックサイズで逆量子化・逆変換処理を行い、第二の残差を復号する。
復号画素配置変換部210は、第二の逆量子化・逆変換部209から第二の残差を取得し、間引き手段決定部203から間引き手段決定フラグを取得する。復号画素配置変換部210は、第二の残差に対し、間引き方向および間引き画素間隔に応じた画素の再配置変換処理を行う。
加算器211は、補間部208から第二の予測画像を取得し、復号画素配置変換部210から第二の残差を取得する。加算器211は、第二の予測画像と第二の残差を加算することにより、第二の復号画像を作成する。
復号画像バッファ212は、加算器211から第二の復号画像を取得し、格納する。
一画面に対し上記の処理が完了後、復号画像バッファ212から完成した復号画像が出力される。
図7は、実施の形態に係る動画像復号装置による動画像復号手順を説明するフローチャートである。
予測部202は、復号画像バッファ212から復号対象ブロックの復号済み隣接画素を取得し、イントラ予測モードにもとづいてイントラ予測処理を行い、復号対象ブロックの第一の予測画像を算出する(S301)。
間引き手段復号部215は、間引き手段情報ストリームを可変長復号し、間引き手段決定フラグを取得する(S302)。
第一の逆量子化・逆変換部204は、テクスチャ復号部201により可変長復号された第一の量子化係数に対し、間引き方向決定フラグで特定される間引き方向および間引き画素間隔に応じたブロックサイズで逆量子化・逆変換処理を行い、第一の残差を復号する(S303)。
復号画素配置変換部205は、第一の残差に対し、間引き方向決定フラグで特定される間引き方向および間引き画素間隔に応じた画素の再配置処理を行う(S304)。
加算器206は、間引き予測画像と第一の残差を加算することにより、第一の復号画像を作成する(S305)。
補間部208は、第一の復号画像に対し、間引き方向決定フラグに応じた補間処理を行い、第二の予測画像を算出する(S306)。
第二の逆量子化・逆変換部209は、テクスチャ復号部201により可変長復号された第二の量子化係数に対し、間引き方向および間引き画素間隔に応じたブロックサイズで逆量子化・逆変換処理を行い、第二の残差を復号する(S307)。
復号画素配置変換部210は、第二の残差に対し、間引き方向および間引き画素間隔に応じた画素の再配置変換処理を行う(S308)。
加算器211は、第二の予測画像と第二の残差を加算することにより、第二の復号画像を作成する(S309)。
一画面に対する対象ブロックの復号処理が完了すると、復号画像バッファ212から完成した復号画像が出力される(S310)。
以上の符号化及び復号に関する処理は、ハードウェアを用いた伝送、蓄積、受信装置として実現することができるのは勿論のこと、ROM(リード・オンリ・メモリ)やフラッシュメモリ等に記憶されているファームウェアや、コンピュータ等のソフトウェアによっても実現することができる。そのファームウェアプログラム、ソフトウェアプログラムをコンピュータ等で読み取り可能な記録媒体に記録して提供することも、有線あるいは無線のネットワークを通してサーバから提供することも、地上波あるいは衛星ディジタル放送のデータ放送として提供することも可能である。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
101 入力画像バッファ、 102 予測部、 103 間引き手段決定部、 104 符号化画素配置変換部、 105 第一の直交変換・量子化部、 106 第一の逆量子化・逆変換部、 107 復号画素配置変換部、 108 間引き部、 109 加算器、 110 補間部、 111 減算器、 112 符号化画素配置変換部、 113 第二の直交変換・量子化部、 114 第二の逆量子化・逆変換部、 115 復号画素配置変換部、 116 加算器、 117 復号画像バッファ、 118 テクスチャ符号化部、 119 間引き処理部、 120 間引き手段符号化部、 121 ストリーム統合部、 201 テクスチャ復号部、 202 予測部、 203 間引き手段決定部、 204 第一の逆量子化・逆変換部、 205 復号画素配置変換部、 206 加算器、 207 間引き部、 208 補間部、 209 第二の逆量子化・逆変換部、 210 復号画素配置変換部、 211 加算器、 212 復号画像バッファ、 213 間引き処理部、 214 ストリーム解析部。

Claims (6)

  1. 符号化処理単位で、所定の予測処理により符号化を行う際の画素列を選択する間引き処理の間引き方向を示す情報を少なくとも備えた間引き処理情報と、前記間引き方向により決まる第1の処理単位の第1の予測残差と、その第1の予測残差に基づき生成した前記間引き方向により決まる第2の処理単位の第2の予測残差との符号化データを含む符号化ストリームから、復号処理単位で、前記第1の予測残差と前記第2の予測残差と前記間引き方向を示す情報とを取得する情報取得部と、
    前記復号処理単位で、前記間引き方向を示す情報に応じて前記第1の予測残差から所定の予測復号処理により前記第1の処理単位の第1の復号画像を生成し、前記間引き方向を示す情報に応じて前記第1の復号画像と前記第2の予測残差とから前記第2の処理単位の第2の復号画像を生成し、前記第1の復号画像と前記第2の復号画像とを合成した第3の復号画像を生成する復号部とを備えることを特徴とする動画像復号装置。
  2. 前記情報取得部は、前記符号化ストリームの前記間引き処理情報から、前記復号処理単位で、さらに前記間引き処理の間引き画素間隔を示す情報を取得し、
    前記復号部は、前記復号処理単位で、前記間引き方向を示す情報と前記間引き画素間隔を示す情報とに応じて、前記第1の処理単位の第1の復号画像と前記第2の処理単位の第2の復号画像とを生成し、前記第1の復号画像と前記第2の復号画像とを合成した第3の復号画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の動画像復号装置。
  3. 前記情報取得部により取得された間引き方向により決まる処理単位で逆直交変換を行う逆直交変換部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の動画像復号装置。
  4. 前記情報取得部により取得された間引き方向および間引き画素間隔で決まる処理単位で逆直交変換を行う逆直交変換部をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の動画像復号装置。
  5. 符号化処理単位で、所定の予測処理により符号化を行う際の画素列を選択する間引き処理の間引き方向を示す情報を少なくとも備えた間引き処理情報と、前記間引き方向により決まる第1の処理単位の第1の予測残差と、その第1の予測残差に基づき生成した前記間引き方向により決まる第2の処理単位の第2の予測残差との符号化データを含む符号化ストリームから、復号処理単位で、前記第1の予測残差と前記第2の予測残差と前記間引き方向を示す情報とを取得するステップと、
    前記復号処理単位で、前記間引き方向を示す情報に応じて前記第1の予測残差から所定の予測復号処理により前記第1の処理単位の第1の復号画像を生成し、前記間引き方向を示す情報に応じて前記第1の復号画像と前記第2の予測残差とから前記第2の処理単位の第2の復号画像を生成し、前記第1の復号画像と前記第2の復号画像とを合成した第3の復号画像を生成するステップとを備えることを特徴とする動画像復号方法。
  6. 符号化処理単位で、所定の予測処理により符号化を行う際の画素列を選択する間引き処理の間引き方向を示す情報を少なくとも備えた間引き処理情報と、前記間引き方向により決まる第1の処理単位の第1の予測残差と、その第1の予測残差に基づき生成した前記間引き方向により決まる第2の処理単位の第2の予測残差との符号化データを含む符号化ストリームから、復号処理単位で、前記第1の予測残差と前記第2の予測残差と前記間引き方向を示す情報とを取得する機能と、
    前記復号処理単位で、前記間引き方向を示す情報に応じて前記第1の予測残差から所定の予測復号処理により前記第1の処理単位の第1の復号画像を生成し、前記間引き方向を示す情報に応じて前記第1の復号画像と前記第2の予測残差とから前記第2の処理単位の第2の復号画像を生成し、前記第1の復号画像と前記第2の復号画像とを合成した第3の復号画像を生成する機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする動画像復号プログラム。
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