JP2012086112A - ストレーナ - Google Patents

Abstract

【課題】 作業員による流路切換弁部材の回転操作が不要なストレーナを提供する。
【解決手段】 流入路１に流入管６を接続し、流出路２に流出管５を接続する。流入管６を分岐した分岐管８に圧力感知弁４を取り付ける。圧力感知弁４の出口側を異物漉取部３と接続する。流出管５に電動開閉弁１２を取り付けると共に、流出管５を分岐した流出分岐管１０にも電動開閉弁９を取り付ける。
ストレーナの異物漉取部３にゴミなどの異物が詰まって流入管６内の流体圧力が設定値以上になると、圧力感知弁４が自動的に開弁して異物漉取部３から流出路２側へ流体を供給することによって、異物漉取部３は自動的に洗浄される。
【選択図】図１

Description

本発明は、流体中に含まれるゴミや鉄錆、あるいは、スケール等の異物を漉しとって取り除くストレーナに関し、特に、異物漉取部を洗浄することのできるストレーナに関する。

ストレーナは、流入路と濾過部とブロー通路と流出路を設けて、流入路と流出路及びブロー通路に流路切換弁部材を回動自在に配置して、流入路と流出路の流路切換弁部材の間をバイパス通路で連通したもので、濾過部を逆洗することができるものである。

このストレーナにおいては、濾過部を逆洗する場合に、流路切換弁部材を作業員が回転操作しなければならない煩雑さが問題であった。

特開平９−１６４３１１号公報

解決しようとする課題は、作業員による流路切換弁部材の回転操作が不要なストレーナを提供すること。

本発明は、流入路と異物漉取部と流出路を設けたものにおいて、流入路に連通して流体の圧力が設定値以上に上昇すると開弁する圧力感知弁を介在して、当該圧力感知弁の出口側を異物漉取部と接続したものである。

本発明のストレーナは、流入路に連通して流体の圧力が設定値以上に上昇すると開弁する圧力感知弁を介在して、この圧力感知弁の出口側を異物漉取部と接続したことによって、異物漉取部に異物が詰まって流入路から流出路への通過流体量が減少して流体圧力が圧力感知弁の設定値以上になると、圧力感知弁が自動的に開弁して異物漉取部へ流体を供給することによって、異物漉取部は自動的に洗浄される。

本発明のストレーナの実施例を示す構成図。

本発明のストレーナとしては、従来公知のＹ型ストレーナなどを用いることができる。

図１は本発明の１実施例の構成図であって、ストレーナ本体に流入路１と流出路２と異物漉取部３をそれぞれ設け、流入路１に流入管６を接続し圧力感知弁４を連通してストレーナを構成する。

流入路１には電動開閉弁７を介在して流入管６を接続する。流入管６を分岐して分岐管８を接続し、圧力感知弁４を取り付ける。圧力感知弁４は、流入管６内の流体の圧力が設定値以上に上昇すると自動的に開弁するもので、出口側の分岐管１１を異物漉取部３と接続する。

流出路２に流出管５を接続して電動開閉弁１２を取り付ける。流出管５を分岐して流出分岐管１０を接続して同様に電動開閉弁９を取り付ける。

流入管６からゴミ等の異物を含んだ水がストレーナの流入路１へ流入して、異物漉取部３で異物が詰まって流入路１から流出路２へ通過する流体量が減少して流入管６内の流体圧力が圧力感知弁４の設定値以上になると、圧力感知弁４が自動的に開弁して異物漉取部３から流出路２側へ流体を供給することによって、異物漉取部３は自動的に洗浄される。この場合、流出管５に取り付けた電動開閉弁１２は閉弁し、一方、流出分岐管１０に取り付けた電動開閉弁９は開弁しておく。

上述のように、異物漉取部３が自動的に洗浄されることによって、作業員による弁部材の回転操作は不要となる。

本発明は、異物を多く含んだ水がストレーナを通過する場合に利用することができる。

１ 流入路
２ 流出路
３ 異物漉取部
４ 圧力感知弁
５ 流出管
６ 流入管
８ 分岐管
１０ 流出分岐管

Claims (1)

1. 流入路と異物漉取部と流出路を設けたものにおいて、流入路に連通して流体の圧力が設定値以上に上昇すると開弁する圧力感知弁を介在して、当該圧力感知弁の出口側を異物漉取部と接続したことを特徴とするストレーナ。