JP2012083373A - 眼鏡用アタッチメントの着脱機構、眼鏡用アタッチメント、眼鏡、および眼鏡システム - Google Patents

眼鏡用アタッチメントの着脱機構、眼鏡用アタッチメント、眼鏡、および眼鏡システム Download PDF

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Abstract

【課題】どのような眼鏡にも眼鏡用アタッチメントを取付けられるようにする。
【解決手段】眼鏡100の丁番120に取付けられたネジ140Bを丁番120の下方に露出する程長いものに代え、ネジ140Bの露出部分に眼鏡用アタッチメントを取付けるための第1部材200を取付ける。第1部材200は、筒220を備える。他方、眼鏡用アタッチメント400には第2部材500が取付けられる。第2部材500は、筒220に挿入可能な棒540を備える。筒220に棒を挿入することで、眼鏡用アタッチメント400は眼鏡100に取付けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、眼鏡に眼鏡用アタッチメントを着脱自在に取り付けるための技術に関する。
電子部品の小型化が進んだ結果、様々な機器がウエアラブルになって来ている。例えば、従来は大型の据え置きタイプの物しかなかったディスプレイに基づいてヘッドマウントディスプレイが開発されたり、従来は手持ちが当たり前であったカメラに基づいてユーザの視線方向の対象物を撮像できるヘッドマウントタイプのカメラが開発されたりしている。
そのようなウエアラブルであることをその性質の一つとして持つ機器(これは、上述したディスプレイ、カメラには限られず、例えば、照明用のライト、ラジオ、オーディオプレイヤ等様々なものが含まれうるし、更にいえば拡大鏡のような電子機器以外の機器も含まれうる。)は今後その応用が望まれるが、それをどのようにしてユーザの身体に取付けるかという点が課題となる。
本願発明者は研究の結果、ウエアラブルであることをその性質の一つとして持つ上述の如き機器をユーザの身体に取付けるには、眼鏡を利用できるのではないかという着想を得た。つまり、上述の如き機器を、ユーザが身に着けた眼鏡を介してユーザの身体に取付けることができれば便利ではないか、という着想を本願発明者は得たのである。
眼鏡は、普段の生活においてユーザの耳にかけて使用されるため、上述の如き機器を眼鏡に取付けた場合でもユーザの両手は空いた状態を保つから、眼鏡をユーザの身体に上述の如き機器を取付けたとしてもユーザは両手が空いた状態となるので日常生活の場面でも便利である。また、眼鏡は、視力の矯正を主な目的として使用されるが、視力の矯正を必要としない者であっても伊達眼鏡やサングラスを掛けることは自由であるから、ウエアラブルであることをその性質の一つとして持つ機器をユーザの身体に取付けるために万人が使用することのできる眼鏡を用いることとしても、ユーザを選ぶことがない。
そのような意味で、眼鏡に様々な機器、特に小型の機器を取付けることができるようになれば非常に便利であると考えられる。
例えば、小型の画像表示装置を眼鏡に取り付けてヘッドマウントディスプレイとして使用したり、小型のカメラを眼鏡に取り付けて自分の視界に入るものを撮影したりすることができるようになれば便利であろう。
ところが、ウエアラブルであることをその性質の一つとして持つ上述の如き機器(このような機器は、本願では眼鏡に取付けられることを前提とするため、本願ではそれを以下「眼鏡用アタッチメント」と呼ぶこととする。)を眼鏡に取付けられるようにすることは簡単ではない。
眼鏡用アタッチメントを眼鏡に取付けられるようにすることの困難性は、眼鏡の構造が多様であることに起因して生じる。ファッション性が強く求められることの多い眼鏡は、そのデザインが極めて多様である。したがって、眼鏡用アタッチメントを取付ける眼鏡を眼鏡用アタッチメントと組合わせることを前提とした専用品とした場合はともかく、一般的な眼鏡に眼鏡用アタッチメントを取付けようとする場合には、眼鏡のどこに眼鏡用アタッチメントを取付ければよいかという点が問題となる。例えば、殆どすべての眼鏡は、レンズとテンプルという共通の部材を備えているため、それらのいずれかに対して眼鏡用アタッチメントを取付けることが考えられるが、レンズには、フレームの有無、形状の相違、厚さの相違等の多様性があり、また、テンプルには、その太さ、断面形状等の多様性があるから、レンズ、或いはテンプルを介して眼鏡に眼鏡用アタッチメントを取付けるようにすることはやはり簡単ではない。
しかも、眼鏡用アタッチメントの眼鏡への取付けは、眼鏡用アタッチメントを使用しないときにはそれを眼鏡から取外せるようにするために、着脱自在なものとするのが好ましいが、それがまた眼鏡用アタッチメントの眼鏡への取付けを行う機構の開発を困難なものとしている。
本発明は、眼鏡用アタッチメントの眼鏡への取付を、殆どすべての眼鏡に対して行なえるようにするための技術を提案することをその課題とする。
本願発明者は、かかる課題を解決するために研究を重ね、以下の着想を得た。
殆どすべての眼鏡は、眼鏡のレンズとテンプルとを接続する部分に丁番(蝶番)と呼ばれる部材を備えている。丁番は一般的に、フレームレスタイプの眼鏡の場合には両レンズの側方外側の端部に、フレームのある眼鏡の場合にはフレームの側方外側の端部に、多くの場合智を介して取付けられるが、いずれにせよ略すべての眼鏡が備える。そして、丁番には、多くの場合丁番を縦に貫くネジが取付けられている。このネジは、丁番に固定された状態でテンプルの基端を貫いており、テンプルは、そのネジを軸として眼鏡のレンズに対して回動運動を行えるようになっている。つまり、丁番のネジは、テンプルのレンズに対する回動運動を行わせるために基本的に不可欠なのであり、よほど特殊な丁番を除けばほとんどすべての丁番に存在する。
本願発明者は、この丁番のネジに着目した。丁番に取付けられたネジは、殆どすべての眼鏡に存在するから、眼鏡用アタッチメントを眼鏡に対して取付ける際に丁番のネジを利用することとすれば、眼鏡用アタッチメントを略すべての眼鏡に取付けられることになる。また、ネジは、何かに対して螺合させることによって固定されるという機能を本質的な機能と有しているため、その本質的な機能を利用すれば、眼鏡用アタッチメント(或いは、眼鏡用アタッチメントを固定するための眼鏡用アタッチメントとネジの間に介在する部品)との固定を行うことは当然に可能となる。
つまり、本願出願人が得た着想は、眼鏡用アタッチメントを眼鏡に対して取付ける際に丁番のネジを利用するのは、その汎用性、その機能から見て非常に合理的である、というものである。
以上の着想に基づいて、本願発明者は以下の発明をなした。
本願発明者がまず提案するのは、その一部を縦方向に貫くネジを取付けられたテンプル取付け用の丁番を左右に一対備えた眼鏡に、前記眼鏡に取付けて用いられる眼鏡用アタッチメントを取付けるための着脱機構である。
そして、この着脱機構は、その長さが前記丁番を貫き且つその先端が丁番の下方から露出する程度に長くされた、前記丁番の少なくとも一方に取付けられた前記ネジの、前記丁番の下方から露出する部分である露出部分に固定された第1部材と、前記眼鏡用アタッチメントに取付けられた、前記第1部材に着脱自在に取付け可能とされた第2部材と、を備えている。
丁番に取付けられるネジは、従来、丁番に設けられた内部にネジ切りのされた縦方向の孔に、上側(なお、本願における上下、前後、左右の概念は、ユーザが眼鏡を身につけた状態で顔を正面に向けた場合におけるユーザの上下、前後、左右の方向に一致するものとする。)から挿入されるようにされるのが通常であり、さらにその先端は丁番の下面に面一にされるのが通常である。このようなネジは、丁番から露出する部分がないため、第1部材の取付けに利用することは不可能である。
そこで、本願では、ネジの長さを、上側から丁番の孔に挿入されたネジが丁番を貫き且つその先端が丁番の下方から露出する程度に長くすることにしている。このようなネジを丁番に螺合させると、ネジの先端が丁番の下方から露出する。本願発明では、ネジの丁番の下方から露出した部分にあたる露出部分を利用し、そこに第1部材を固定することとしている。この第1部材は、眼鏡用アタッチメントに設けられた第2部材と着脱自在な固定をできるようにされているので、第1部材を取付けられた眼鏡には眼鏡用アタッチメントを着脱自在に取付けられるようになるというわけである。
この発明の利点は以下にある。
まず、ほとんどすべての眼鏡が備える丁番のネジを長くするだけで第1部材を眼鏡に取付けられるようになるという利点を挙げられる。この利点により、眼鏡用アタッチメントの実現可能性が向上する。しかも、丁番のネジを長くするという改変は、非常に単純であるから技術的な難易度が低く、コスト的にも有利である。また、かかる改変は、既存の眼鏡に対して行なうこともできるから、既存の眼鏡にも第1部材を取付けることが可能となるため、ユーザは自分の既に所有する眼鏡でさえも眼鏡用アタッチメントを取付けることのできる眼鏡に改良できることとなる。
また、眼鏡用アタッチメントを眼鏡に着脱自在に取付けるための部材を第1部材と第2部材に分けることにより、第1部材を小さくすることができるという利点もこの発明には存在する。眼鏡用アタッチメントを眼鏡に着脱自在に取付けるための部材を第1部材と第2部材に分けることにより、着脱機構が求められる機能のうち最小限のものを第1部材に割振れば良いこととなるため、第1部材を小さくできるようになるのである。第1部材は基本的に、眼鏡に対して恒久的に固定される。しかし、上述のようにファッション性が要求されることの多い眼鏡では、第1部材が大きく目立つものであるとそれを眼鏡に取付けることに嫌悪感を持つユーザが存在することが予想される。そのような事情があるから、第1部材を小さくできるという上述の利点は非常に大きな意味を持つことになる。
なお、第1部材は、2つの丁番のそれぞれに設けられた2つのネジの双方に取付けることもできるし、2つのネジの一方のみに取付けることもできる。必要に応じて、第1部材を1つ又は2つ、眼鏡に取付ければよい。なお、第1部材が取付けられないネジは、従来同様の長さとしておいてもよい。この場合のネジは、従来同様その先端が丁番の下面に面一となる。
第1部材のネジへの取付けは、ネジの露出部分を利用して行なわれるのであればどのようにして行なわれてもよい。
第1部材のネジへの取付けは、例えば、以下のように行うことができる。
例えば、前記第1部材は、前記ネジの前記露出部分を貫通させる貫通孔を備えた板状の貫通板を備えているとともに、前記貫通孔は前記ネジと螺合可能にその内周面にネジ切りがなされており、前記第1部材は、前記ネジを前記貫通孔を貫通させつつ前記貫通孔に螺合させることにより、前記ネジの前記露出部分に固定されている、という構造を採用することができる。この場合には、ネジが持つ何かと螺合できるという機能を利用して、ネジの露出部分を第1部材が備える貫通板と螺合させる。
或いは、前記第1部材は、前記ネジの前記露出部分を貫通させる貫通孔を備えた板状の貫通板を備えており、前記第1部材は、前記貫通孔を貫通させた前記ネジの前記露出部分に螺合させたナットの上面と、前記丁番の下面とにより前記貫通板を挟持させることによって前記ネジの前記露出部分に固定されている、という構造を採用することができる。なお、この場合には、貫通孔の内周にはネジ切りが行なってある必要はない。この場合には、ネジが持つ何かと螺合できるという機能を利用して、ネジの露出部分をナットと螺合させる。この構造を採用すると、ネジの径が異なっても第1部材のネジへの固定を行えるようになるという利点がある。丁番に螺合させられるネジは眼鏡によって異なる場合があるが、この構造ではネジに合わせたナットを準備するだけで第1部材のネジへの固定を行えるようになる。ナットは、その孔がナットの厚さ方向で貫通している必要は必ずしもない。例えば、袋ナットのような、孔が貫通しない構造を採用してもよい。
ナットを用いてネジに第1部材を固定する構造を採用した場合には、更に以下のような構造を採用することができる。その構造では、前記貫通孔は、それを貫通させた前記ネジとの間に隙間が生じるような大きさ、形状とされているとともに、前記ナットは、前記隙間に入り込むナット部と、前記隙間に入り込まない程度の大きさ、形状とされたフランジ部と、を備えるものとされており、前記貫通孔に挿入された前記ナット部を前記ネジの前記露出部分に螺合させた状態で、前記フランジ部の上面と前記丁番の下面とにより前記貫通板を挟持させることによって、前記ネジの前記露出部分に前記第1部材を固定するようになっている。この場合に用いられるナットは、フランジ付ナットとも呼ばれるものであるが、このようなナットを用いても、ネジに第1部材を取付けることができる。なお、ナット部の孔は、フランジ部を貫通していてもいなくてもよい。
フランジ付ナットとも呼ばれる上述の如きフランジ部を備えるナットを用いる場合、前記フランジ部は、前記隙間に入り込まず且つユーザが容易に指で摘むことのできる程度の大きさ、形状とすることができ、そうすることにより、指で摘んだ前記フランジ部を任意の方向に回転させることにより、ユーザが、前記ナット及び前記第1部材を前記ネジに対して着脱することができるようにすることができる。上述したように、第1部材は眼鏡に恒久的に取付けるのが基本であるが、このような構造を採用すれば、眼鏡に対して第1部材を着脱することができるようになる。第2部材及びそれを備える眼鏡用アタッチメントは、上述したように必要に応じて第1部材及びそれを備える眼鏡に対して自由に着脱できる。しかしながら、その眼鏡と組合わせて眼鏡用アタッチメントを利用することがなくなった場合等ある程度長期間第1部材が不要になる場合や、或いは如何に小さいとはいえ第1部材が眼鏡に取付けられていることが気になるユーザにとっては、第1部材を眼鏡から取外せるという構成は、ユーザにとって利益があると考えられる。もっとも、かかる利益は、上述の如きフランジ部を備えたナットを用いて初めて奏されるものではなく、前記第1部材が、前記ネジの前記露出部に対して着脱自在に固定されるようになっていれば他の構造によっても得られるものである。
なお、第1部材を丁番のネジに対して着脱自在に固定するようにするのであれば、第1部材と第2部材の固定は必ずしも着脱自在なものとする必要はない。第1部材を丁番のネジに対して着脱自在に固定するのであれば、眼鏡から眼鏡用アタッチメントを取外す場合には、第1部材を眼鏡のネジから取外すことによって、第1部材と第2部材と眼鏡用アタッチメントとを眼鏡からまとめて取り外せばよいからである。第1部材と第2部材の固定を着脱自在にしなのであれば、第1部材は必ずしも小さくする必要はないし、また、第1部材と第2部材を一体とすることすら可能である。
上述したように、第1部材は、主にファッション上の理由からなるべく小さくするのがよい。また、眼鏡に取付けられる(しかも恒常的に取付けられる可能性が高い。)ものであるから軽量であるのが好ましい。
ファッション面をより考慮するのであれば、第1部材は、前記眼鏡を平面視した場合の前記眼鏡の両テンプルに挟まれた部分に収まるようになっているのが好ましい。眼鏡のテンプルに挟まれた部分に第1部材が収まることになれば、第1部材の取付けられた眼鏡をユーザがかけていたとしても、レンズ或いは存在するのであればフレームや智の背後に、また、眼鏡を装着しているユーザの側面から見た場合にはテンプルの背後に第1部材が位置することになるから、第三者から第1部材の存在を気取られない可能性が高くなる。
第1部材は、テンプルに近い範囲、例えば、テンプルから10mm以内、好ましくは6mm以内の範囲に収まるようにするのが好ましい。このような第1部材であれば目立たず、また、第1部材をネジに取付けた状態の眼鏡をユーザが掛けた場合であってもユーザの顔に干渉しにくいからである。前記第1部材は、前記眼鏡を正面から見た場合の前記眼鏡の智の背後に位置するようにすると更によい。このようにすると、第三者から第1部材の存在をより気取られなくなる。第1部材は、前記眼鏡を側面視した場合の前記ネジよりも前方の位置に位置するようにすることができる。これも第三者から第1部材の存在をより気取られなくするのに有用である。また、第1部材は、眼鏡のレンズの上下方向の高さの範囲内に収まるようにするのが良い。これも第三者から第1部材の存在をより気取られなくするのに有用である。
第1部材と第2部材の着脱自在の固定は、どのような構成によって実現されてもよい。
例えば、着脱自在なボールジョイントにより、第1部材と第2部材を着脱自在に固定できるようにすることが可能である。この場合には、第1部材と第2部材の一方に、ボールジョイントを構成するためのボールを、第1部材と第2部材の他方にボールを収納する凹面を備えた部材を設ける。
或いは、前記第1部材は、前記ネジに略平行であり、少なくともその上端に開口を備えた筒を備えており、前記第2部材は、その下端から前記筒に挿入可能な棒と、前記棒の上端と前記眼鏡用アタッチメントとを接続する接続部材とを備えており、前記第2部材は、前記棒をその下端から前記筒に挿入するとともに、前記接続部材の一部を前記筒の上端の前記開口の周囲に係止させることにより、前記第1部材に取付けられるようになっている、という構造を採用することができる。この場合、第2部材は、第2部材及び眼鏡用アタッチメントの重さにより、第1部材に取付けられることになる。また、前記第1部材は、前記ネジに平行であり、少なくともその上端に開口を備えるとともに、その内部下方に係止部を備えた筒を備えており、前記第2部材は、その下端から前記筒に挿入可能な棒を備えており、前記第2部材は、前記棒をその下端から前記筒に挿入するとともに、その先端を前記係止部に係止させることにより、前記第1部材に取付けられるようになっている、という構造を採用することもできる。この場合にも、第2部材は、第2部材及び眼鏡用アタッチメントの重さにより、第1部材に取付けられることになる。この場合の係止部は、例えば、筒の下端に設けられた蓋乃至底とすることができる。
筒と棒を用いた上述の構造は、筒と棒の第1部材と第2部材に対する関係を逆にすることができる。例えば、前者の場合であれば、前記第1部材は、略垂直方向に伸びる棒と、前記棒の下端と前記貫通板とを接続する接続部材とを備えており、前記第2部材は、少なくともその下端に開口を備えた筒を備えており、前記第2部材は、前記棒をその上端から前記筒に挿入するとともに、前記筒の下端の前記開口の周囲を前記接続部材の一部に係止させることにより、前記第1部材に取付けられるようになっている、という構造に変更可能である。後者の場合であれば、前記第1部材は、略垂直方向に伸びる棒を備えており、前記第2部材は、少なくともその上端に開口を備えるとともに、その内部下方に係止部を備えた筒を備えており、前記第2部材は、前記棒をその下端から前記筒に挿入するとともに、その先端を前記係止部に係止させることにより、前記第1部材に取付けられるようになっている、という構造に変更可能である。
上述の筒と棒を用いた構造では、棒は、筒の上端の開口にその下端から挿入されたが、棒を筒の下端の開口にその上端から挿入することも可能である。もっともこの場合には、棒の筒からの抜けを防止する必要がある。例えば、前記第1部材は、前記ネジに略平行であり、少なくともその下端に開口を備えた筒を備えており、前記第2部材は、その上端から前記筒に挿入可能な棒を備えており、前記筒、前記棒の少なくとも一方には、前記棒をその上端から前記筒に挿入した状態で前記棒を前記筒に着脱自在に固定する抜止機構が設けられており、前記第2部材は、前記棒をその上端から前記筒に挿入した状態で、前記抜止機構の機能により、前記第1部材に取付けられるようになっている、という構造を採用することができる。この場合でも、筒と棒の第1部材と第2部材に対する関係を逆にすることができる。筒と棒の関係を逆にした場合、前記第1部材は、略垂直方向に伸びる棒を備えており、前記第2部材は、少なくともその少なくともその下端に開口を備え、前記棒をその上端から受入れ可能な筒を備えており、前記筒、前記棒の少なくとも一方には、前記棒をその上端から前記筒に挿入した状態で前記棒を前記筒に着脱自在に固定する抜止機構が設けられており、前記第2部材は、前記棒をその上端から前記筒に挿入した状態で、前記抜止機構の機能により、前記第1部材に取付けられるようになっている、という構造となる。
これらの場合の抜止機構は筒から棒が抜け落ちることを防止でき、且つ必要な場合には筒から棒を抜けさせることができるのであれば、どのような構造であっても構わない。例えば、前記筒は、円筒であり、且つ前記筒の内部の空間に連通する切欠を備えており、前記筒の外周には、前記切欠を介して前記筒の内部の空間にその一部が入り込んでいるリング状のバネであるリングバネが嵌められており、前記棒は前記筒の内部の空間と略同径の円柱であり、前記棒を前記筒に挿入した場合に前記切欠に対応することが予定された部分に溝が設けられており、前記棒を前記筒に挿入した場合に、前記筒の内部の空間に入り込んでいる前記リングバネが前記溝に嵌合することにより、前記棒を前記筒に固定できるようになっているとともに、前記棒に下向きの力を加え、前記リングバネの弾性力に抗して前記リングバネを前記溝から外すことにより、前記棒の前記筒に対する固定を解除できるようにすることで、前記リングバネと前記溝を、前記棒を前記筒に着脱自在に固定する抜止機構として機能させられるようになっている、という構造を採用できる。
或いは、第1部材と第2部材の着脱自在な固定には、磁石を利用することができる。例えば、前記第1部材と前記第2部材の一方は磁石である第1磁石を、前記第1部材と前記第2部材の他方は、前記第1磁石と吸着しあう磁石である第2磁石又は前記第1磁石と吸着しあう磁性材をそれぞれ備えており、前記第1部材と前記第2部材の一方に設けられた第1磁石と、前記第1部材と前記第2部材の他方に設けられた前記第2磁石又は磁性材とを吸着させることにより、前記第1部材を前記第2部材に着脱自在に取付けられるようになっている、という構造を採用することができる。
本願発明者は、また、その一部を縦方向に貫くネジを取付けられたテンプル取付け用の丁番を左右に一対備えた眼鏡と、前記眼鏡に取付けて用いられる眼鏡用アタッチメントとを組合わせてなる眼鏡システムを構成するための眼鏡を本願発明として提案する。この発明によっても、本願発明の着脱機構と同様の効果を得られる。
この眼鏡は、その長さが前記丁番を貫き且つその先端が丁番の下方から露出する程度に長くされた、前記丁番の少なくとも一方に取付けられた前記ネジの、前記丁番の下方から露出する部分である露出部分に固定された第1部材を備えており、前記第1部材が、前記眼鏡用アタッチメントに取付けられた第2部材に着脱自在に取付け可能とされている。
なお、この眼鏡の第1部材は着脱機構における眼鏡に用いられていたものと同様のものとすることができる。
本願発明者は、また、その一部を縦方向に貫くネジを取付けられたテンプル取付け用の丁番を左右に一対備えた眼鏡と、前記眼鏡に取付けて用いられる眼鏡用アタッチメントとを組合わせてなる眼鏡システムを構成するための眼鏡用アタッチメントを本願発明として提案する。この発明によっても、本願発明の着脱機構と同様の効果を得られる。
この眼鏡用アタッチメントは、第2部材を備えており、前記第2部材が、その長さが前記丁番を貫き且つその先端が丁番の下方から露出する程度に長くされた、前記丁番の少なくとも一方に取付けられた前記ネジの、前記丁番の下方から露出する部分である露出部分に固定された第1部材に、着脱自在に取付け可能とされている。
なお、この眼鏡用アタッチメントの第2部材は着脱機構における眼鏡用アタッチメントに用いられていたものと同様のものとすることができる。
本願発明者は、また、その一部を縦方向に貫くネジを取付けられたテンプル取付け用の丁番を左右に一対備えた眼鏡と、前記眼鏡に取付けて用いられる眼鏡用アタッチメントとを組合わせてなる眼鏡システムを提案する。この発明によっても、本願発明の着脱機構と同様の効果を得られる。
眼鏡システムに含まれる前記眼鏡は、その長さが前記丁番を貫き且つその先端が丁番の下方から露出する程度に長くされた、前記丁番の少なくとも一方に取付けられた前記ネジの、前記丁番の下方から露出する部分である露出部分に固定された第1部材を備えており、眼鏡システムに含まれる前記眼鏡用アタッチメントは、前記第1部材に着脱自在に取付け可能とされた第2部材を備えている。
なお、この眼鏡システムに含まれる第1部材と第2部材は、着脱機構における第1部材と第2部材と同様のものとすることができる。
本願発明者は、また、その一部を縦方向に貫くネジを取付けられたテンプル取付け用の丁番を左右に一対備えた既存の眼鏡であり、前記ネジの下端が前記丁番の下面と略面一にされたものを、眼鏡と、前記眼鏡に取付けて用いられる眼鏡用アタッチメントとを組合わせてなる眼鏡システムを構成するための眼鏡に加工する方法を提案する。
その方法は、前記ネジのうちの少なくとも一方を、その長さが前記丁番を貫き且つその先端が丁番の下方から露出する程度に長くされた長ネジに交換し、前記長ネジの前記丁番の下方から露出する部分である露出部分に、前記眼鏡用アタッチメントに取付けられた第2部材に着脱自在に取付け可能とされた第1部材を取付ける、加工方法である。このようにすることで、既存の眼鏡に、眼鏡用アタッチメントを取付けることができるようになり、既存の眼鏡を、眼鏡と眼鏡用アタッチメントとを組合わせてなる眼鏡システムを構成するための眼鏡として利用できるようになる。
本発明の第1実施形態の眼鏡システムに含まれる眼鏡に第1部材を取付ける方法を示す破断図を含む側面図。 図1aの破線に囲まれた部分の拡大図。 図1aで示した第1部材に、第2部材を固定する方法を示す破断図を含む側面図。 図1aで示した第1部材に、第2部材を固定する他の方法を示す破断図を含む側面図。 本発明の第1実施形態の眼鏡システムに含まれる眼鏡用アタッチメントの構造を示す、(A)正面図、(B)平面図、及び(C)背面図。 本発明の第1実施形態の眼鏡システムに含まれる眼鏡用アタッチメントを眼鏡に取付けた状態を示す、(A)平面図、及び(B)正面図。 本発明の第1実施形態の眼鏡システムに含まれる他の例による眼鏡用アタッチメントを眼鏡に取付けた状態を示す、(A)平面図、及び(B)正面図。 本発明の第1実施形態の眼鏡システムに含まれる更に他の例による眼鏡用アタッチメントを眼鏡に取付けた状態を示す、(A)平面図、及び(B)正面図。 本発明の第2実施形態の眼鏡システムに含まれる眼鏡に取付けられる第1部材の構造を示す透視図を含む(A)平面図、及び(B)側面図。 本発明の第2実施形態の眼鏡システムに含まれる眼鏡に取付けられるフランジ付ナットの構造を示す透視図を含む(A)平面図、及び(B)側面図。 本発明の第2実施形態の眼鏡システムに含まれる眼鏡用アタッチメントに取付けられるボール受け部材の構造を示す透視図を含む(A)平面図、及び(B)右側面図。 本発明の第1実施形態の眼鏡システムに含まれる眼鏡用アタッチメントの構造を示す平面図。 本発明の第2実施形態の眼鏡システムに含まれる眼鏡用アタッチメントを眼鏡に取付けた状態を示す斜視図。 本発明の第3実施形態の眼鏡システムに含まれる眼鏡用アタッチメントを眼鏡に取付けた状態を示す斜視図。 本発明の第3実施形態の眼鏡システムに含まれる眼鏡用アタッチメントを眼鏡に取付けた状態を示す側面図。
以下、本発明の第1〜第3実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各実施形態で共通する対象には共通する符号を付し、また、各実施形態において重複する説明は場合により省略するものとする。
≪第1実施形態≫
第1実施形態について、図1〜図7を用いて説明する。
第1実施形態は、眼鏡と、眼鏡に取付けられる眼鏡用アタッチメントとを組合わせてなる眼鏡システムに関する。第1実施形態の眼鏡用アタッチメントは、小型のディスプレイであるから、眼鏡用アタッチメントを取付けられた眼鏡は、ヘッドマウントディスプレイとして機能することになる。
後述するように眼鏡には第1部材が、眼鏡用アタッチメントには第2部材が取付けられており、且つ第1部材と第2部材は着脱自在にされている。
まず、眼鏡に第1部材を取付ける方法を図1a、bを用いて説明する。
図1a、bは、この実施形態の眼鏡システムに含まれる眼鏡に第1部材を取付ける方法を示す側面図である。図1aの(A)〜(C)はいずれも、眼鏡100のテンプル110の間から、右のテンプル110及びその付根付近を見た状態を示している。図1bは、図1aの破線で囲まれた部分を拡大して示す図である。
図1a、bに示された眼鏡100の構造を概略的に説明する。
この眼鏡100は、極ありふれた眼鏡である。眼鏡100は、市販の眼鏡であってもよい。この眼鏡は、既に販売されたものでありユーザが所有する既存の眼鏡であるという前提で以下の説明を行なうが、販売前の新品であっても構わない。
眼鏡100はテンプル110等の僅かな違いを除き略左右対称の構造とされる。上述したように、眼鏡100はテンプル110を備えている。また、眼鏡100は、丁番120を備えている。
丁番120は、この実施形態ではともに略水平になるようにして、所定の間隔を空けて配された2枚の丁番板121を含んでいる。2枚の丁番板121は、眼鏡100の智130に接続されている。智130と丁番板121は一部材として成形されている場合もあるが、この実施形態では丁番板121は智130とは別部材であり、智130に対してロウ付けなどの適当な方法で固定されている。2枚の丁番板121にはともに、円形の孔122、122が穿たれている。2つの孔122は、同径であり、且つその軸が一直線上に位置するようにされている。2つの孔122の内周面のうち少なくとも下側に位置する丁番板121に穿たれた孔122の内周面には、ネジ切りがなされている。上側の丁番板120に穿たれた孔121の上部は、大径とされている。上側の丁番板120に穿たれた孔121の大径の部分には、後述するネジを螺合させた場合にネジの頭部が収納される。
平行に配された2枚の丁番板121の間の隙間には、テンプル110に接続されたテンプル板111が挟み込まれている。テンプル板111の厚さは、2枚の丁番板121の間の隙間の幅に略一致している。テンプル板111はテンプル110と一体となっている場合もあるが、この実施形態ではテンプル110とは別部材であり、テンプル110に対してロウ付けなどの適当な方法で接続されている。テンプル板111には孔112が穿たれている。この孔112は、2枚の丁番板121に穿たれた孔122と略同径であるが、その内周面にネジ切りがなされていない。
テンプル110は、2枚の丁番板121に設けられた2つの孔122と、2枚の丁番板121の間に差込まれたテンプル板111とをまとめて貫くネジ140によって丁番120に回動自在に固定される。ネジ140は、その外周にネジ切りのされた螺合部141と、螺合部141の一端に設けられた頭部142とを備えており、少なくとも下側の丁番板121の孔122に螺合される(上側の丁番板121の孔122の内側にもネジ切りがなされている場合には、ネジ140は、上側の丁番板121の孔122にも螺合される。)。ネジ140の締付け具合を適当に調整してやると、接続部120は適度な摩擦抵抗を上下の丁番板121から与えられた状態で、丁番120に固定されることになる。この状態で、テンプル110は、テンプル板111を貫くネジ140を軸として回動できることになる。
図1a(A)では、ユーザの眼鏡100の丁番120に元々螺合されていた通常のネジ140Aを丁番から外し、それよりも長いネジ140Bを丁番120に螺合させることを示している。元々丁番120に螺合されていたネジ140Aは、ネジ140Aを丁番120に螺合させた場合に、その螺合部141の先端が下側の丁番板121の下面に略面一になるような長さとなっている。他方、ユーザの眼鏡100の丁番120に新たに螺合させられるネジ140Bは、丁番120に螺合させた場合に、その螺合部141の先端が丁番120の下方に露出する程度に長くなっている。丁番120に取付けたネジ140Bの螺合部141のうち、下側の丁番板121の下面から更に下方に突き出た部分が本願発明における露出部分に相当するが、その長さは数mm、例えば2〜7mm程度あれば足りる。
なお、この実施形態では、眼鏡用アタッチメントとの関係による必要性により、左右両方の丁番120ネジ140Aをネジ140Bに交換することとしている。
眼鏡100が新品であったのであれば、ネジ140としては当初から長いネジ140Bを使用すればよい。
眼鏡100の他の部分の構造は、一般的な眼鏡の構造と変わりない。眼鏡100は、図1a、bでは図示を省略されているが、左右のレンズを備えている。左右のレンズは度入りでも度なしでも、有色透明でも無色透明でもよい。左右のレンズはこれも図1a、bでは図示を省略されているがフレームで囲まれている。左右のフレームの外側の部分には、上述した智130が接続されている。また、フレームの内側には、ノーズパッドが設けられており、そして、左右のフレームは、ブリッジで接続されている。もっとも、眼鏡100はフレームレスの眼鏡であっても構わないし、フレームがレンズの一部に沿って設けられていても構わない。更に、レンズも左右に分割されていない一枚ものとなっていてもよい。
要するに、本願発明で用いられる眼鏡は、ネジ140によりテンプル110の接続が行なわれる丁番120を備えていることが必要なのみであり、その他の部分においてはどのような構造が採用されていても構わない。
図1a(B)にネジ140Aを長いネジ140Bに置換えた後の眼鏡100を示す。
次いで、この眼鏡100のネジ140Bの露出部分に、図1a(B)に示した第1部材200を取付ける。第1部材200は、必ずしもこの限りではないが、この実施形態では樹脂製であり、一体成形により製造されたものである。
第1部材200は、円筒形の筒210を備えている。筒210は、その上下の端部ともに開口している。
筒210の外周面には、板状の接続板220が取付けられている。接続板220にはネジ140Bを貫通させることのできる孔221が穿たれている。この実施形態においては、孔221は、必ずしもこの限りではないが円形であり、その径はネジ140Bの径と略一致するようにされている。なお、孔221の径は、ネジ140Bの径よりも大径でもよい。孔221の径は、一般的な眼鏡の丁番に通常使用されるネジの径よりも大径としておくことができるが、そうすれば1種類の第1部材200で略すべての眼鏡100に対応できることになる。
第1部材200は、孔221にネジ140Bの露出部分を通した状態で、ネジ140Bに固定される。第1部材200のネジ140Bへの固定は、ナット300を用いて行なわれる。ナット300は、この実施形態では極一般的な六角ナットであり、例えば金属製、或いは樹脂製である。ナット300の内周面には、ネジ140Bの内周面に螺合可能なようにネジ切りがなされている。孔221に第1部材200ネジ140Bの露出部分を通した状態で、ナット300をネジ140Bの螺合部141の先端に螺合させそのまま更に締付けると、接続板220は下側の丁番板121の下面と、ナット300の上面とにより挟持される。これにより、第1部材200は、ネジ140Bに固定される。なお、孔221の大きさ、形状は、下側の丁番板121の下面とナット300の上面とによる接続板220の挟持を妨げないようなものとされている。第1部材200のネジ140Bへの固定が終えられた状態を、図1a(C)に示す。
なお、第1部材200がネジ140Bに取付けられた状態で、筒210は略垂直になるようになっている。丁番120に含まれる丁番板121は、水平でない場合も存在する。丁番120がそのようなものの場合には、接続板220と筒210の角度を適当に設計しておく(あるいは接続板220と筒210の角度を可変にしておき適当に調整する)ことで、第1部材200がネジ140Bに取付けられた状態の筒210を略垂直に保てるようになる。
図5に図示するが、ネジ140Bへの固定がなされた第1部材200は、眼鏡を平面視した場合に両テンプル110に挟まれた部分に収まるようになっている。より詳細には、第1部材200はテンプル110から6mmの範囲に収まるようになっており、眼鏡100を正面から見た場合に眼鏡100の智130の背後に位置するようにされている。第1部材200は、また、眼鏡100を側面視した場合にネジ140Bよりも前方に位置するようにされており、第1部材200の上下方向の高さは、眼鏡100のレンズの上下方向の高さの範囲内に収まるようにされている。
なお、この実施形態では、第1部材200は、左右両方のネジ140Bに取付けられる。
この実施形態では、接続板220の孔221の内周面にネジ切りがなされていないものとするが、孔221の内周面にはネジ140Bとの螺合を可能とするようなネジ切りがなされていても構わない。そうすれば、ネジ140Bを丁番120に螺合させる場合に、下側の丁番板121の下面にその上面を当接させた接続板220に、ネジ140Bをまとめて螺合させることができる。こうすれば、ナット300を用いずとも、第1部材200のネジ140Bへの固定が実現できる。
この第1部材200には、ディスプレイである眼鏡用アタッチメント400に取付けられた第2部材500が取付けられる。
第2部材500の構成について図2、及び図4に基づいて説明する。
第2部材500は、必ずしもこの限りではないがこの実施形態ではその全体が樹脂製である。
第2部材500は、円柱形に構成された接続棒510を備えている。接続棒510は、第2部材500の眼鏡用アタッチメント400への接続をなすものであり、その一端が眼鏡用アタッチメント400に接続されている。接続棒510は、その他端で略直方体形状の接続体520に接続されている。接続棒510と接続体520の接続は、接続体520に対する接続棒510の角度を可変にするようになっている。接続体520に対する接続棒510の接続は、ボールジョイントの如き3次元的な角度の変化を許容するようなものであってもよいが、この実施形態では接続棒510は、接続体520に対し接続体520との接続部を中心とした水平方向での回転のみが許容されるようになっている。
接続体520には、また、板状の部材クランク状に接続した形状に形成してなるクランク部材530の一端が接続されている。530クランク部材530は、必ずしもクランク状の形状とされている必要はないが、第2部材500が第1部材200に取付けられたときに、眼鏡100のテンプル100、智130又はレンズ(及びフレーム)をこれには限られないが、この実施形態では上から跨ぐことができるような形状とされている。クランク部材530と、接続体520の接続は接続体520に対するクランク部材530の角度を可変とするようにされている。この接続は、ボールジョイントの如き3次元的な角度の変化を許容するようなものであってもよいが、この実施形態ではクランク部材530は、接続体520に対し接続体520との接続部を中心とした水平方向での回転のみが許容されるようになっている。
クランク部材530の他端には、この実施形態では円柱形状とされた棒540が接続されている。棒の断面形状は、第1部材200が備える筒210の内部空間の断面形状と一致するようにされている。棒540は、必ずしもこの限りではないが、その軸を中心として回転できるような状態でクランク部材530に固定されている。
第1部材200への第2部材500の取付けは、第2部材200の棒540を第1部材200の筒210に挿し込むことによって行う。かかる挿し込みを行なうと、第2部材200のクランク部材530が第1部材200筒の上端と干渉し、クランク部材530が筒210と係止される。この状態で第2部材500は、第1部材200に固定されたことになる。棒540は筒210の内側の空間に隙間無く収納されるので、第2部材500の第1部材への取付け状態は安定したものとなる。
なお、第1部材200への第2部材の取付けは、筒210の内部に、筒210の内部に挿入された棒540の先端と係止し合う係止部を設けることにより行なってもよい。係止部540は、例えば、筒210の下端に設けた底とすることができる。筒210よりも棒540の長さを長くしておいた場合、棒540の先端は筒210の底に当接して係止される。このようにして、第2部材500を第1部材200に固定してもよい。
眼鏡用アタッチメント400の構成を図4を用いて説明する。
眼鏡用アタッチメント400は、ディスプレイであり、図4(A)の正面図、同(B)の平面図、同(C)の背面図に示されたような形状となっている。
眼鏡用アタッチメント400は、例えば樹脂製のケース410を備えている。ケース410の背面に、上述した第2部材500が接続されている。第2部材500は左右対称に2つ設けられている。
ケース410の内部には、いずれも図示を省略するが、小型のディスプレイ装置(例えば液晶ディスプレイ装置)、ディスプレイ装置に画像を表示させるための制御回路、制御回路がディスプレイ装置に画像を表示させるための画像のデータを眼鏡用アタッチメント400の外部から例えば無線で取得するためのインタフェイスが設けられている。ディスプレイ装置に表示された画像の像光が、これも図示を省略のレンズで拡大されユーザの眼へ投影されることで、ユーザはディスプレイ装置に表示された画像を大きな画像として見られることになる。この実施形態では、ディスプレイ装置とレンズは左右両眼のそれぞれ用に一対設けられている。2つのディスプレイ装置からの像光は、ケース410の背面に設けられた2つの開口411からユーザの左右の眼へそれぞれ投影されるようになっている。
図2(B)に示したようにして2つの第2部材500それぞれを2つの第1部材200に取付けた場合における、眼鏡100及び眼鏡用アタッチメント400の全体図を、図5に示す。
図5に示すように、眼鏡100に眼鏡用アタッチメント400を取付けると、眼鏡用アタッチメント400は、眼鏡100のレンズの直前に位置することになる。眼鏡用アタッチメント400の位置、角度は、接続体520に対する接続棒510とクランク部材530の角度を調整することにより、調整できる。このとき、眼鏡用アタッチメント400のケース410の背面の左右の開口はそれぞれ、眼鏡用アタッチメント400を取付けた眼鏡を装着したユーザの左右の眼の正面に位置することになる。眼鏡用アタッチメント400を取付けた眼鏡100はヘッドマウントディスプレイと同等に機能し、ユーザは眼鏡100を装着した状態で画像を見ることができるようになる。
なお、ユーザは、眼鏡用アタッチメント400の使用を中止する場合等には、眼鏡用アタッチメント400を棒540の長さだけ上に持ち上げる。すると、棒540が筒210から抜け、第1部材200と第2部材500の固定が、ひいては眼鏡100と眼鏡用アタッチメント400の固定が解除される。
<変形例1>
変形例1の眼鏡システムについて、図3を用いて説明する。
変形例1の眼鏡システムは、第1実施形態の眼鏡システムと略同様である。
変形例1の眼鏡システムは、第1実施形態の場合と同様、眼鏡100、眼鏡100に取付けられる第1部材200、眼鏡100第1部材200を取付けるために用いられるナット300、眼鏡用アタッチメント400、眼鏡用アタッチメント400に取付けられる第2部材500を備えている。そして、眼鏡100、眼鏡用アタッチメント400、及びナット300については第1実施形態の場合と変わらず、第1部材200を長いネジ140Bに取付ける方法についても第1実施形態と代わらない。
また、変形例1の眼鏡システムの第1部材200は、第1実施形態の場合と同様に筒210と接続板220を持ち、変形例1の眼鏡システムの第2部材500は、第1実施形態の場合と同様に、接続棒510と、接続体520と、クランク部材530と、棒540を備えている。これらの構成は第1実施形態の場合と略変わらないが、クランク部材530は、第1実施形態の場合とは異なり、眼鏡100のテンプル100、智130又はレンズ(及びフレーム)を下から潜るようになっている。
変形例1の眼鏡システムが第1実施形態の眼鏡システムと実質的に異なるのは、変形例1の眼鏡システムでは、第1実施形態では上側に開口を持った筒210に、その下端から差込まれることとされていた棒540が、その下側に開口を持った筒210にその上端から差込まれることになっている、という点である。筒210に差込まれた棒540が筒210から脱落しないように、変形例1では以下の構成が採用されている。
変形例1の眼鏡システムの筒210の上方には切欠211が設けられている。この切欠211は、筒210の一部を周方向に切り欠いており、筒210の内部の空間と筒の外部の空間を連通させている。また、変形例1では、筒210の外側にリング状のバネ212が嵌め込まれている。このバネ212は、その一部が切欠211に掛るようになっており、その部分で筒210の内側の空間に入り込んでいる。バネ212の径は筒210の径よりも小さくなっており、バネ212には常にその径を小さくしようとする弾性力がはたらいている。
変形例1の眼鏡システムの棒540は、その上方に溝541を備えている。この溝541は棒540の所定の高さに周方向に設けられている。溝541は、棒540の周方向を一回りするように設けられていてもよいが、少なくとも棒540を筒210に差込んだ場合に切欠211に対応する部分に設けられている。
変形例1では、第1部材200と第2部材500を固定するには、第1部材の下側に開口を持った筒210に、第2部材500の棒540を上端から差込む。棒540を筒210に差込んでいくと、やがて棒の先端が筒210の中に入り込んでいるバネ212に当る。そのまま棒540を筒210に更に差込んでいくと、バネ212の弾性力に抗してバネ212を押し広げながら棒540は筒210の中を更に進んでいく。すると、棒540の溝541がバネ212に到達する。溝541がバネ212に到達すると、その縮もうとする弾性力によりバネ212は棒540の溝541に嵌りこむ。バネ212とその溝541が係止し合う状態となった棒540は、筒210から抜けなくなる。
このようにして第1部材200と第2部材500と固定した状態における眼鏡用アタッチメント400の眼鏡100に対する位置関係は、第1実施形態の場合と同様である。
ユーザは、眼鏡用アタッチメント400の使用を中止した場合等、眼鏡用アタッチメント400を眼鏡100に取付けておく必要がなくなった場合には強い力をかけて、眼鏡用アタッチメント400を眼鏡100に対して下に相対的に移動させる。そうすると、バネ212の弾性力に抗してバネ212の径が広がり、バネ212が溝541から抜ける。すると、後は眼鏡100を持ち上げるか、眼鏡用アタッチメント400を下に移動させると棒540が筒210から抜けるので、第1部材200と第2部材500の固定が、ひいては眼鏡100と眼鏡用アタッチメント400の固定が解除される。
<変形例2>
変形例2の眼鏡システムについて説明する。
変形例2の眼鏡システムは、第1実施形態の眼鏡システムと略同様である。
変形例2の眼鏡システムは、第1実施形態の場合と同様、眼鏡100、眼鏡100に取付けられる第1部材200、眼鏡100第1部材200を取付けるために用いられるナット300、眼鏡用アタッチメント400、眼鏡用アタッチメント400に取付けられる第2部材500を備えている。そして、眼鏡100、眼鏡用アタッチメント400、及びナット300については第1実施形態の場合と変わらず、第1部材200を長いネジ140Bに取付ける方法についても第1実施形態と代わらない。
変形例2の眼鏡システムが第1実施形態の眼鏡システムと実質的に異なるのは、変形例2における筒210と棒540の関係が入代わっているという点である。つまり、変形例2では、筒210が第2部材500に、棒540が第1部材200にそれぞれ設けられている。
変形例2の眼鏡システムで第1部材200と第2部材500を固定する方法については、筒210と棒540の動きに着目すれば第1実施形態の場合と同様なので説明を省略する。第1部材200と第2部材500を解除する方法についても、同様の理由で説明を省略する。
なお、上述の相違点を除き変形例2の眼鏡システムは第1実施形態の眼鏡システムと変わらないが、筒210や棒540等が他の部材と干渉するのを防ぐための必要があれば、必要に応じてそれを行なう。例えば、単純に筒210と棒540の関係を入替えただけでは、図2の棒540の位置にある筒210は棒540をその中に差込んでいくと、棒540が筒210に完全に差込まれる前に筒の210の外周が丁番120と干渉してしまうため、筒210の長さは棒540の先端から丁番120の上側の丁番板121の上面までの距離よりも短くする必要がある。
なお、変形例1の眼鏡システムでも、棒210と筒540の関係を逆にすることが可能である。
<変形例3>
図6を用いて変形例3の眼鏡システムについて説明する。
変形例3の眼鏡システムは、第1実施形態の眼鏡システムと略同様である。
変形例3の眼鏡システムは、第1実施形態の場合と同様、眼鏡100、眼鏡100に取付けられる第1部材200、眼鏡100第1部材200を取付けるために用いられるナット300、眼鏡用アタッチメント400、眼鏡用アタッチメント400に取付けられる第2部材500を備えている。そして、眼鏡100、第1部材200、ナット300の構成については、第1実施形態の場合となんら変わりはない。
変形例3の眼鏡システムでは、第2部材500の構成が第1実施形態の場合と異なっている。
変形例3の眼鏡システムの第2部材500は、第1実施形態の場合と同様の棒540を備えている。ただし、変形例3の第2部材は、第1実施形態の場合と異なり、接続棒510と、接続体520と、クランク部材530を備えない。
その代わりに、変形例3の第2部材は、円筒形にされた眼鏡用アタッチメント400の固定に特化した固定板材550及びクランプ560を備える。固定板材550は、その基端を棒540の上端に固定されている。固定板材550の基端側には、その長さ方向に走るスリット551が設けられている固定板材550の先端側は、図6(B)に示されたように輪状に折り返されており、その先端は、固定板材550の基端側の部分の下方に当接されている。固定板材550の輪状の部分は、そこに嵌め込まれることが予定された眼鏡用アタッチメント400の径よりも僅かに大径とされている。固定板材550の先端付近には、その内周面にネジ切りされた図示せぬ孔が穿たれている。
クランプ560は、摘み561と、その外周にネジ切りされた螺合部562とを備えている。クランプ560は、スリット551を貫通した状態で螺合部562を固定板材550の孔に螺合させられるようになっている。
固定板材550に対する眼鏡用アタッチメント400の固定は、固定板材550の輪状の部分に眼鏡用アタッチメント400を通過させて眼鏡用アタッチメント400の前後位置を適当に調整した後、クランプ560を締め込むことで行なう。摘み561を摘んでクランプ560を締め込むと、固定板材550の上下に重なり合った部分がより強く押接され、それにしたがって固定板材550の輪状の部分の径が縮まる。それにより、固定板材550による眼鏡用アタッチメント400の固定はより強固なものとなる。
なお、円筒形の眼鏡用アタッチメント400の例としては、ライト、撮像装置、オーディオプレイヤ等が考えられる。
要するに、第2部材500の構成は、眼鏡用アタッチメント400の種類、構成等に応じて、第1部材200との固定に必要な部分を除いて適当に変形できるのである。
第1部材200と第2部材500の固定、固定解除の方法は第1実施形態の場合と同様である。
また、この変形例3では、その必要性から、第1部材200、第2部材500ともに1つずつとされているが、これらを2つずつにすることは当然に可能である。
変形例3に、変形例1、変形例2の構成を組合わせることも当然に可能である。
<変形例4>
変形例4は、変形例3と同様、眼鏡用アタッチメント400の種類、構成に応じて、第1実施形態の第2部材500の構成を変更したものである。
変形例4の第2部材500は、棒540の状態に、眼鏡用アタッチメント400固定用の板材である固定用板570を備えている。固定用板570の先端には、角筒状の固定筒571が備えられている。
変形例4の眼鏡用アタッチメント400は、ユーザが眼鏡越しに拡大して物を見ることのできるルーペである。このルーペは、板状の基材420を備えており、そこから板状の吊り下げ材421によって拡大鏡422を吊下げた構造となっている。この眼鏡用アタッチメント400は、基材420の両端を固定筒571を貫通させることにより、第2部材500に固定される。
第1部材200と第2部材500の固定、固定解除の方法は第1実施形態の場合と同様である。
変形例4に、変形例1、変形例2の構成を組合わせることも当然に可能である。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態の眼鏡システムについて、図8〜図11を用いて説明する。
第2実施形態の眼鏡システムは、第1実施形態の場合と同様、眼鏡100、眼鏡100に取付けられる第1部材200、眼鏡用アタッチメント400、眼鏡用アタッチメント400に取付けられる第2部材500を備えている。
ただし、第2実施形態の眼鏡システムは第1実施形態の場合と異なり六角ナットであったナット300を持たない。
第2実施形態の眼鏡システムは、また、第1部材200と、第2部材300の構成も第1実施形態の場合と異なる。
第2実施形態における第1部材200は、図8に示したような形状をしている。第1部材200は、必ずしもこの限りではないが、樹脂製の一体成形品である。第2実施形態の第1部材200は、楕円状の第1係止片230と、円形の第2係止片240とを90度捻った状態で、矩形の板状の接続片250により接続した形状とされている。
第1係止片230には、必ずしもこの限りではないがこの実施形態では円形とされた第1孔231が穿設されており、第2係止片240には必ずしもこの限りではないがこの実施形態では円形とされた第2孔241が穿設されている。
第2実施形態の第1部材200は、ナット300ではなく、図9に示したフランジ付ナット600で第1実施形態の場合と同様の長いネジ40Bに固定される。フランジ付ナット600は、必ずしもこの限りではないが円形で板状のフランジ部610と、円筒形の螺合筒620とを同軸で備えている。螺合筒620の内部の孔621はこの実施形態ではフランジ部610をも貫いているが、必ずしもそうなっている必要はない。
孔621の内周面にはネジ切りがされている。フランジ部610は、指で摘むのが容易なように構成されており、例えばその直径は8mm±4mm程度である。
第1部材200は、フランジ付ナット600の螺合筒620を第1係止片230の第1孔231を貫通させた状態でネジ140Bに螺合させることでネジ141Bに固定される。フランジ付ナット600のフランジ部610の上面に、丁番120の下側の丁番板121の下面との間で第1係止片230を挟持させることにより、ネジ140Bに第1部材を固定させるのである。それが可能なように、第1孔231の大きさは、螺合筒620の太さよりも大きくされている。なお、フランジ付ナット600のフランジ部610の径は、フランジ付ナット600をユーザがつまみやすいように、平面視した場合に第1係止片230からその一部が食み出るようにされている。
第1部材200の第2係止片240の第2孔241には、ボール受け580が接続される。ボール受けは、図10に示したように構成されている。ボール受けは、必ずしもこの限りではないが、樹脂製の一体成形品である。ボール受け580は、円柱形状の軸材581と、後述するボール部の形状に対応した略半球状の穴である受け穴582を備えた受け部583とを備えている。
軸材581の基端は、第1部材200の第2孔241に挿入される。軸材581の基端の径は、第1部材200の第2孔241と略同じであり、軸材581の基端を第1部材200の第2孔241に挿入すると軸材581は第2孔241にきつく嵌り合う。
ボール受け580の受け孔582には、眼鏡100との組合わせによりヘッドマウントディスプレイを構成するディスプレイである眼鏡用アタッチメント400に取付けられたボール430が嵌り合う。ボール430は球状であり、円柱状の接続筒431によって眼鏡用アタッチメント400に固定されている。ボール430と、受け部583の組合わせにより、ボールジョイントが構成される。
眼鏡100に眼鏡用アタッチメント400を取付けた状態の斜視図を図11に示す。
この実施形態では、上述のようにしてネジ140Bに取付けられた第1部材200に、ボール受け580を介して、眼鏡用アタッチメント400が取付けられる。
その状態で、ユーザは、眼鏡用アタッチメント400の鍵型に曲げられた先端部分に仕込まれたディスプレイ装置からレンズを介して照射される像光により、ディスプレイ装置に表示された画像を見ることができるようになる。眼鏡用アタッチメント400とユーザの眼の位置関係が適切でない場合には、ボールジョイントの機能により眼鏡用アタッチメント400の位置を調整可能である。
眼鏡用アタッチメント400の使用が必要なくなったとき、ユーザは、ボール受け580を第1部材200から外す。或いは、ユーザは、フランジ付ネジ600をネジ140Bから外して、第1部材200ごと眼鏡用アタッチメント400を眼鏡100から外す。軸材581の基端を第1部材200の第2孔241から外せないような構成にすることも可能である。この場合には、眼鏡用アタッチメント400の使用が必要なくなったユーザは、フランジ付ネジ600をネジ140Bから外して、第1部材200ごと眼鏡用アタッチメント400を眼鏡100から外す。
≪第3実施形態≫
第3実施形態の眼鏡システムについて、図13及び図14を用いて説明する。
第3実施形態の眼鏡システムは、第1実施形態の眼鏡システムと略同様である。
第3実施形態の眼鏡システムは、第1実施形態の場合と同様、眼鏡100、眼鏡100に取付けられる第1部材200、眼鏡100第1部材200を取付けるために用いられるナット300、眼鏡用アタッチメント400、眼鏡用アタッチメント400に取付けられる第2部材500を備えている。そして、眼鏡100、眼鏡用アタッチメント400、及びナット300については第1実施形態の場合と変わらず、第1部材200を長いネジ140Bに取付ける方法についても第1実施形態と代わらない。
但し、第3実施形態の眼鏡システムの第1部材200の構成は、第1実施形態の場合と若干異なる。第3実施形態の眼鏡システムの第1部材は、図14の拡大図に示されたように第1実施形態の場合と同様の接続板220を備えるが、第1実施形態で存在した筒210を備えない。その代わり、第3実施形態の第1部材200は、ネジ140へ第1部材200を取付けた際に略垂直に伸びることになる円柱形状の磁石部材250を備える。磁石部材250は、その上下両端に磁石251が仕込まれている。
第3実施形態の眼鏡システムの第2部材は、眼鏡用アタッチメント400の一部となっている。
第3実施形態の眼鏡システムの眼鏡用アタッチメント400は、ユーザに瞬きを促すことによりドライアイなどを防ぐための疲労予防具となっている。
疲労予防具である眼鏡用アタッチメント400は、ケース430と、ユーザがそれを通して外界を見るレンズ部440とを備える。レンズ部440は、眼鏡用アタッチメント400を眼鏡100に取り付けたときに、眼鏡100のレンズのうちの一方(この実施形態では右側)の直前に、レンズに略平行に位置するようになっている。ケース430は、ユーザの瞬目の検出、検出されたユーザの瞬目の状態に基づくユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっているかの判定、ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定した場合に、レンズ部440を通してのユーザの視界を通常時より見づらくするような変化をレンズ部440に生じさせる処理、及び視界が見づらくなっているときにユーザの瞬目を検出した場合に、レンズ部440に変化を生じさせる処理を解除させる処理を行う回路を内蔵する。このような眼鏡用アタッチメント400を使用すると、ユーザの瞬目の回数が少なくなった場合に、レンズ部440から見た視界が見づらくなるため、それを疎ましく感じるユーザに、自発的に瞬目を行うための動機付けを与えられるようになる。これにより、ユーザの瞬目の回数をある程度の数以上に保てるようになる。視界を見づらくする処理は、その目的が達成されるのであれば、どのようなものであってもよい。例えば、視界を見づらくする処理は、視界を遮光するようになっていてもよい。このような遮光は、例えば、レンズ部440を高分子の液晶複合膜とし、電圧をかけられた透明な状態と、電圧をかけられていない光を散乱させる白濁の状態とを切り換えられるようにすることによって実現可能である。また、視界上に所定の絵柄を表示し、絵柄を移動させるようになっていてもよい。
ケーシング430は、平面視した場合にL型に曲げられており、その後方に伸びる部分に、略水平に張出した板状の吸着板431を備えている。吸着板431には、磁石と吸着する磁性体か、或いは、磁石部材250の上下に仕込まれた上述の磁石251と吸着しあう磁石432を備えている。
眼鏡用アタッチメント400は、上側の吸着板431と下側の吸着板431を、磁石部材250を上下から挟み込むに近づけると、磁石部材250に吸着される。それにより、眼鏡用アタッチメント400は、眼鏡100に固定されることになる。
眼鏡用アタッチメントの使用が必要なくなったら、吸着板431を磁石部材250との間に生じた吸着力に抗して磁石部材250から取外せばよい。この実施形態の場合には、第1部材200は眼鏡100に残ることになる。
100 眼鏡
110 テンプル
111 テンプル板
112 孔
120 丁番
121 丁番板
122 孔
130 智
140、140A、140B ネジ
141 螺合部
142 頭部
200 第1部材
210 筒
211 切欠
212 バネ
220 接続板
221 孔
230 第1係止片
231 第1孔
240 第2係止片
241 第2孔
250 磁石部材
251 磁石
300 ナット
400 眼鏡用アタッチメント
410 ケース
420 基材
421 吊り下げ材
422 拡大鏡
430 ボール
431 接続筒
432 磁石
440 レンズ部
500 第2部材
510 接続棒
520 接続体
530 クランク部材
540 棒
541 溝
550 固定板材
551 スリット
560 クランプ
561 摘み
562 螺合部
570 固定用板
571 固定筒
581 軸材
582 受け穴
583 受け部
600 フランジ付ナット
610 フランジ部
620 螺合筒
621 孔

Claims (21)

  1. その一部を縦方向に貫くネジを取付けられたテンプル取付け用の丁番を左右に一対備えた眼鏡に、前記眼鏡に取付けて用いられる眼鏡用アタッチメントを取付けるための着脱機構であって、
    その長さが前記丁番を貫き且つその先端が丁番の下方から露出する程度に長くされた、前記丁番の少なくとも一方に取付けられた前記ネジの、前記丁番の下方から露出する部分である露出部分に固定された第1部材と、
    前記眼鏡用アタッチメントに取付けられた、前記第1部材に着脱自在に取付け可能とされた第2部材と、
    を備えている、
    着脱機構。
  2. 前記第1部材は、前記ネジの前記露出部分を貫通させる貫通孔を備えた板状の貫通板を備えているとともに、前記貫通孔は前記ネジと螺合可能にその内周面にネジ切りがなされており、
    前記第1部材は、前記ネジを前記貫通孔を貫通させつつ前記貫通孔に螺合させることにより、前記ネジの前記露出部分に固定されている、
    請求項1記載の着脱機構。
  3. 前記第1部材は、前記ネジの前記露出部分を貫通させる貫通孔を備えた板状の貫通板を備えており、
    前記第1部材は、前記貫通孔を貫通させた前記ネジの前記露出部分に螺合させたナットの上面と、前記丁番の下面とにより前記貫通板を挟持させることによって前記ネジの前記露出部分に固定されている、
    請求項1記載の着脱機構。
  4. 前記貫通孔は、それを貫通させた前記ネジとの間に隙間が生じるような大きさ、形状とされているとともに、
    前記ナットは、前記隙間に入り込むナット部と、前記隙間に入り込まない程度の大きさ、形状とされたフランジ部と、を備えるものとされており、
    前記貫通孔に挿入された前記ナット部を前記ネジの前記露出部分に螺合させた状態で、前記フランジ部の上面と前記丁番の下面とにより前記貫通板を挟持させることによって、前記ネジの前記露出部分に前記第1部材を固定するようになっている、
    請求項3記載の着脱機構。
  5. 前記フランジ部は、前記隙間に入り込まず且つユーザが容易に指で摘むことのできる程度の大きさ、形状とされており、
    指で摘んだ前記フランジ部を任意の方向に回転させることにより、ユーザが、前記ナット及び前記第1部材を前記ネジに対して着脱することができるようにされている、
    請求項4記載の着脱機構。
  6. 前記第1部材は、前記ネジの前記露出部に対して着脱自在に固定されるようになっている、
    請求項1記載の着脱機構。
  7. 前記第1部材は、前記眼鏡を平面視した場合の前記眼鏡の両テンプルに挟まれた部分に収まるようになっている、
    請求項1記載の着脱機構。
  8. 前記第1部材は、前記眼鏡を正面から見た場合の前記眼鏡の智の背後に位置し、且つ前記眼鏡を側面視した場合の前記ネジよりも前方の位置に位置するようになっている、
    請求項7記載の着脱機構。
  9. 前記第1部材は、前記ネジに略平行であり、少なくともその上端に開口を備えた筒を備えており、
    前記第2部材は、その下端から前記筒に挿入可能な棒と、前記棒の上端と前記眼鏡用アタッチメントとを接続する接続部材とを備えており、
    前記第2部材は、前記棒をその下端から前記筒に挿入するとともに、前記接続部材の一部を前記筒の上端の前記開口の周囲に係止させることにより、前記第1部材に取付けられるようになっている、
    請求項2又は3記載の着脱機構。
  10. 前記第1部材は、前記ネジに平行であり、少なくともその上端に開口を備えるとともに、その内部下方に係止部を備えた筒を備えており、
    前記第2部材は、その下端から前記筒に挿入可能な棒を備えており、
    前記第2部材は、前記棒をその下端から前記筒に挿入するとともに、その先端を前記係止部に係止させることにより、前記第1部材に取付けられるようになっている、
    請求項2又は3記載の着脱機構。
  11. 前記第1部材は、略垂直方向に伸びる棒と、前記棒の下端と前記貫通板とを接続する接続部材とを備えており、
    前記第2部材は、少なくともその下端に開口を備えた筒を備えており、
    前記第2部材は、前記棒をその上端から前記筒に挿入するとともに、前記筒の下端の前記開口の周囲を前記接続部材の一部に係止させることにより、前記第1部材に取付けられるようになっている、
    請求項2又は3記載の着脱機構。
  12. 前記第1部材は、略垂直方向に伸びる棒を備えており、
    前記第2部材は、少なくともその上端に開口を備えるとともに、その内部下方に係止部を備えた筒を備えており、
    前記第2部材は、前記棒をその下端から前記筒に挿入するとともに、その先端を前記係止部に係止させることにより、前記第1部材に取付けられるようになっている、
    請求項2又は3記載の着脱機構。
  13. 前記第1部材は、前記ネジに略平行であり、少なくともその下端に開口を備えた筒を備えており、
    前記第2部材は、その上端から前記筒に挿入可能な棒を備えており、
    前記筒、前記棒の少なくとも一方には、前記棒をその上端から前記筒に挿入した状態で前記棒を前記筒に着脱自在に固定する抜止機構が設けられており、
    前記第2部材は、前記棒をその上端から前記筒に挿入した状態で、前記抜止機構の機能により、前記第1部材に取付けられるようになっている、
    請求項2又は3記載の着脱機構。
  14. 前記第1部材は、略垂直方向に伸びる棒を備えており、
    前記第2部材は、少なくともその少なくともその下端に開口を備え、前記棒をその上端から受入れ可能な筒を備えており、
    前記筒、前記棒の少なくとも一方には、前記棒をその上端から前記筒に挿入した状態で前記棒を前記筒に着脱自在に固定する抜止機構が設けられており、
    前記第2部材は、前記棒をその上端から前記筒に挿入した状態で、前記抜止機構の機能により、前記第1部材に取付けられるようになっている、
    請求項2又は3記載の着脱機構。
  15. 前記筒は、円筒であり、且つ前記筒の内部の空間に連通する切欠を備えており、
    前記筒の外周には、前記切欠を介して前記筒の内部の空間にその一部が入り込んでいるリング状のバネであるリングバネが嵌められており、
    前記棒は前記筒の内部の空間と略同径の円柱であり、前記棒を前記筒に挿入した場合に前記切欠に対応することが予定された部分に溝が設けられており、
    前記棒を前記筒に挿入した場合に、前記筒の内部の空間に入り込んでいる前記リングバネが前記溝に嵌合することにより、前記棒を前記筒に固定できるようになっているとともに、前記棒に下向きの力を加え、前記リングバネの弾性力に抗して前記リングバネを前記溝から外すことにより、前記棒の前記筒に対する固定を解除できるようにすることで、前記リングバネと前記溝を、前記棒を前記筒に着脱自在に固定する抜止機構として機能させられるようになっている、
    請求項13又は14記載の着脱機構。
  16. 前記第1部材と前記第2部材の一方は磁石である第1磁石を、前記第1部材と前記第2部材の他方は、前記第1磁石と吸着しあう磁石である第2磁石又は前記第1磁石と吸着しあう磁性材をそれぞれ備えており、
    前記第1部材と前記第2部材の一方に設けられた第1磁石と、前記第1部材と前記第2部材の他方に設けられた前記第2磁石又は磁性材とを吸着させることにより、前記第1部材を前記第2部材に着脱自在に取付けられるようになっている、
    請求項1記載の着脱機構。
  17. 前記第1部材は、前記ネジに略平行である棒状の棒状体を備えており、
    前記第2部材は、前記棒状体の長さだけ間隔を空けて互いに対向する対向部材を備えており、
    前記棒状体の両端と前記対向部材の双方の一方に前記第1磁石が、前記棒状体の両端と前記対向部材の双方の他方に前記第2磁石又は磁性材が設けられている、
    請求項16記載の着脱機構。
  18. その一部を縦方向に貫くネジを取付けられたテンプル取付け用の丁番を左右に一対備えた眼鏡と、前記眼鏡に取付けて用いられる眼鏡用アタッチメントとを組合わせてなる眼鏡システムを構成するための眼鏡であって、
    その長さが前記丁番を貫き且つその先端が丁番の下方から露出する程度に長くされた、前記丁番の少なくとも一方に取付けられた前記ネジの、前記丁番の下方から露出する部分である露出部分に固定された第1部材を備えており、
    前記第1部材が、前記眼鏡用アタッチメントに取付けられた第2部材に着脱自在に取付け可能とされている、
    眼鏡。
  19. その一部を縦方向に貫くネジを取付けられたテンプル取付け用の丁番を左右に一対備えた眼鏡と、前記眼鏡に取付けて用いられる眼鏡用アタッチメントとを組合わせてなる眼鏡システムを構成するための眼鏡用アタッチメントであって、
    第2部材を備えており、
    前記第2部材が、その長さが前記丁番を貫き且つその先端が丁番の下方から露出する程度に長くされた、前記丁番の少なくとも一方に取付けられた前記ネジの、前記丁番の下方から露出する部分である露出部分に固定された第1部材に、着脱自在に取付け可能とされている、
    眼鏡用アタッチメント。
  20. その一部を縦方向に貫くネジを取付けられたテンプル取付け用の丁番を左右に一対備えた眼鏡と、前記眼鏡に取付けて用いられる眼鏡用アタッチメントとを組合わせてなる眼鏡システムであって、
    前記眼鏡は、その長さが前記丁番を貫き且つその先端が丁番の下方から露出する程度に長くされた、前記丁番の少なくとも一方に取付けられた前記ネジの、前記丁番の下方から露出する部分である露出部分に固定された第1部材を備えており、
    前記眼鏡用アタッチメントは、前記第1部材に着脱自在に取付け可能とされた第2部材を備えている、
    眼鏡システム。
  21. その一部を縦方向に貫くネジを取付けられたテンプル取付け用の丁番を左右に一対備えた既存の眼鏡であり、前記ネジの下端が前記丁番の下面と略面一にされたものを、眼鏡と、前記眼鏡に取付けて用いられる眼鏡用アタッチメントとを組合わせてなる眼鏡システムを構成するための眼鏡に加工する方法であって、
    前記ネジのうちの少なくとも一方を、その長さが前記丁番を貫き且つその先端が丁番の下方から露出する程度に長くされた長ネジに交換し、
    前記長ネジの前記丁番の下方から露出する部分である露出部分に、前記眼鏡用アタッチメントに取付けられた第2部材に着脱自在に取付け可能とされた第1部材を取付ける、
    加工方法。
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