JP2012080975A - 精神疾患検査システム及び制御プログラム - Google Patents

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真理子 柴田
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Abstract

【課題】精神疾患を有する検査端末の患者に対し的確な投薬指示信号を供給する。
【解決手段】ネットワーク等を介して検査端末2と接続された精神疾患検査システム100の検査装置本体1は、患者の脳血流計測に用いる一連の言語流暢性課題を作成する課題作成部12と、前記言語流暢性課題を用いた前記検査端末における予備検査にて計測された前記患者の脳血流情報に基づいて前記言語流暢性課題に対する前記患者の経験度を判定する経験度判定部132と、前記経験度の判定結果を用いて前記一連の言語流暢性課題の中から選択した言語流暢性課題を用い前記検査端末において行われる本検査にて計測された前記患者の脳血流情報に基づいて疾患状態を判定する疾患状態判定部134とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、言語流暢性課題が付与された患者の脳活動状態を計測することにより精神疾患の診断や疾患状態の判定を行なう精神疾患検査システムに関する。
近年、我が国において急激に増加している自殺の要因に、うつ病、統合失調症、依存症等の精神疾患があり、政府機関もその対策に力を入れ始めている。精神疾患の患者に対する治療では、日々変化する症状に適合した薬剤の選択やその投薬量の設定が重要となるが、従来からの問診では正確な診断が困難であったため、不適当な薬剤の選択や投与量の設定が行なわれる場合があり、その副作用により症状がむしろ悪化するという危険性を有していた。
このような問題点を有する従来の問診を補助する方法として、「光トポグラフィー検査」と呼ばれる脳血流計測法が新たに開発され、2009年には、先進医療技術として厚生労働省の認可を受けている。この脳血流計測法では、近赤外光の照射と受光が可能な検出器を精神疾患患者(以下では、患者と呼ぶ。)の頭部(前頭葉あるいは側頭葉)に装着した状態で、所定の言語流暢性課題を付与し、この言語流暢性課題の文字を頭文字とする言語をできる限り多く発話させた状態で脳血流計測を行なう。そして、このとき得られる2次元の血流分布データや時系列的な脳血流波形の形状に基づいて各種精神疾患の鑑別を行ない、前記脳血流波形の振幅情報等に基づいて疾患の程度(以下では、疾患状態と呼ぶ。)の判定を行なう。
WO2007−144977号公報
上述の脳血流計測法の適用によりその診断精度は飛躍的に向上し、例えば、各種精神疾患に対する鑑別を70%乃至80%の精度で行なうことが可能との報告がなされている。しかしながら、このような脳血流計測法によって得られる脳血流情報の値は、現行の脳血流計測に用いる言語流暢性課題と当該患者の過去の脳血流計測において用いられた言語流暢性課題とが同一か否かに依存すると考えられている。即ち、過去の言語流暢性課題と同一の言語流暢性課題が現行の脳血流計測において使用された場合には疾患状態の正しい判定が困難となり、従って、治療に好適な薬剤投与に関する指示を行なうことができないという問題点を有していた。
本開示は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、患者に対し言語流暢性課題を付与した状態でその脳活動状態を示す脳血流情報を計測する際、設定された言語流暢性課題に対する患者の経験度を予め判定し、経験度の低い言語流暢性課題を用いることにより疾患状態を正確に判定することが可能な精神疾患検査システム及び制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示の精神疾患検査システムは、ネットワーク等を介して接続された検査装置本体と検査端末を有する精神疾患検査システムにおいて、前記検査装置本体は、精神疾患を有した患者の脳血流計測に用いる一連の言語流暢性課題を作成する課題作成手段と、前記言語流暢性課題を用いた前記検査端末における予備検査にて計測された前記患者の脳血流情報に基づいて前記言語流暢性課題に対する前記患者の経験度を判定する経験度判定手段と、前記経験度の判定結果を用いて前記一連の言語流暢性課題の中から選択した言語流暢性課題を用い前記検査端末において行われる本検査にて計測された前記患者の脳血流情報に基づいて疾患状態を判定する疾患状態判定手段とを備え、前記検査端末は、前記課題作成手段によって作成された前記言語流暢性課題を用いて前記予備検査及び前記本検査の脳血流計測を行なう血流情報計測手段を備えたことを特徴としている。
本実施形態における精神疾患検査システムの全体構成を示すブロック図。 本実施形態の課題データベースに保管された言語流暢性課題の具体例を示す図。 本実施形態の課題作成部によって作成される言語流暢性課題の具体例を説明するための図。 本実施形態において予め設定された最初の言語流暢性課題を用いて行なわれる脳血流計測を説明するための図。 本実施形態において予め設定された2番目の言語流暢性課題を用いて行なわれる脳血流計測を説明するための図。 本実施形態の精神疾患検査システムが備える血流情報計測部の具体的な構成を示すブロック図。 本実施形態における投薬指示信号の生成及び出力の手順を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本開示の実施形態を説明する。
本実施形態に係る精神疾患検査システムは、患者に対し言語流暢性課題を付与した状態で脳血流計測を行なう際、疾患状態の判定を目的とした本検査の脳血流計測に先行する予備検査の脳血流計測によって言語流暢性課題に対する当該患者の経験度を予め判定し、経験度の低い言語流暢性課題を用いて本検査の脳血流計測を行なう。そして、その計測結果に基づいて疾患状態を判定し、その治療に好適な薬剤投与に関する指示信号(投薬指示信号)を出力する。
尚、以下の説明では、同一の医療施設あるいは異なる医療施設に設置された検査装置本体及び検査端末を用いて疾患状態の判定を目的とした脳血流計測を行なう場合について述べるが、これに限定されるものではなく、例えば、医療施設に設置された検査装置本体と患者宅に設置されネットワーク等を介して前記検査装置本体と接続された検査端末を用いて行なわれる脳血流計測であっても構わない。
(装置の構成)
本開示の実施形態における精神疾患検査システムの構成と機能につき図1乃至図6を用いて説明する。尚、図1は、精神疾患検査システムの全体構成を示すブロック図であり、図6は、この精神疾患検査システムが備える血流情報計測部の具体的な構成を示すブロック図である。
図1に示す精神疾患検査システム100は、同一の医療施設あるいは異なる医療施設に設置された検査装置本体1と検査端末2を備えている。検査装置本体1は、ネットワーク等を介して接続された検査端末2に対する言語流暢性課題(以下では、言語課題と呼ぶ。)の供給、検査端末2から供給された脳血流情報に基づく疾患状態の判定及びこの判定結果に基づく投薬指示信号の生成等を行なう機能を有し、検査端末2は、検査装置本体1から供給される言語課題及び投薬指示信号の出力や前記言語課題が付与された当該患者の脳活動状態を示す脳血流情報の計測等を行なう機能を有している。
検査装置本体1は、各種の言語課題が予め保管されている課題データベース11と、予備検査及び本検査の脳血流計測に用いる言語課題を作成する課題作成部12と、検査端末2から供給される予備検査の脳血流情報に基づいて言語課題に対する患者の経験度を判定し、更に、本検査の脳血流情報に基づいて疾患状態の判定を行なう血流情報解析部13と、疾患状態の判定結果に基づいた薬剤の選択及びその投薬量に関する投薬指示信号や検査端末2に備えられた後述の血流情報検出部226の装着に関する装着指示信号を生成する指示信号生成部14と、血流情報解析部13による経験度の判定結果や精神疾患状態の判定結果等を表示する表示部15を備え、更に、上述の経験度判定結果や疾患状態判定結果を保存する判定結果記憶部16と、患者情報の入力等を行なう入力部17と、検査装置本体1が有する上述の各ユニット及び検査端末2が有する後述の各ユニットを統括的に制御するシステム制御部18を備えている。
課題データベース11には、精神疾患の診断や疾患状態の判定を目的とした脳血流計測において使用される各種の言語課題が識別コードを付帯情報として予め保管されている。図2は、課題データベース11に保管されている言語課題の具体例を示したものであり、例えば、ア行の「課題1」には識別コード「code1」が付加され、カ行の「課題2」には識別コード「code2」が付加されている。同様にして、サ行の「課題3」、タ行の「課題4」、・・・・ラ行の「課題9」には識別コード「code3」、「code4」、・・・「code9」が付加されている。更に、「課題1」乃至「課題9」の各々には、当該患者や他の患者の過去の脳血流計測における使用年月日や使用頻度(回数)等の情報が付加されている。
図1へ戻って、検査装置本体1の課題作成部12は、図示しないシャッフル処理部とグルーピング処理部を有し、課題データベース11から読み出した複数の言語課題に対してシャッフル処理とグルーピング処理を行なって脳血流計測に用いる言語課題を作成する機能を有している。即ち、課題作成部12は、課題データベース11から読み出した各種言語課題の中から当該患者に対する過去の脳血流計測において使用していない言語課題あるいは使用頻度が極めて低い言語課題を選択する。そして、得られた複数の言語課題に対しシャッフル処理とグルーピング処理を行なって脳血流計測に使用する言語課題を作成する。
課題作成部12によって作成された言語課題の具体例につき図3を用いて説明する。課題作成部12は、課題データベース11から読み出した、例えば、「課題1」乃至「課題9」の付帯情報を参照することにより当該患者に対する最近の脳血流計測において使用した言語課題あるいは使用頻度が高い言語課題(例えば、「課題7」)を排除する。そして、残された言語課題をシャッフル処理することにより、「課題3」、「課題5」、「課題9」、「課題2」、・・・・「課題1」を使用優先度が高い順に再配列し、更に、これらの言語課題を所定のサイズにグルーピングする。
即ち、上述のシャッフル処理やグルーピング処理により、課題データベース11に保管されていた「課題1」乃至「課題9」は、使用優先度が高い「課題3」、「課題5」及び「課題9」を有するグループAと、使用優先度が中程度の「課題2」、「課題8」及び「課題6」を有するグループBと、使用優先度が低い「課題4」及び「課題1」を有するグループCに区分される。
次に、図1に示した検査装置本体1の血流情報解析部13は、検査端末2から供給される脳血流情報に基づき、患者の頭部に配置された後述する血流情報検出部226の装着状態を判定する機能と、予め設定された言語課題に対する当該患者の経験度を判定する機能と、当該患者の疾患状態を判定する機能を有し、装着判定部131、経験度判定部132、標準血流情報保管部133及び疾患状態判定部134を備えている。
装着判定部131は、検査端末2の血流情報計測部22から供給される脳血流情報の信号強度(例えば、平均信号振幅)と予め設定された閾値αとを比較することにより患者の頭部に装着された血流情報検出部226の装着状態を判定し、装着状態が不良の場合にはその判定結果を指示信号生成部14へ供給する。
一方、経験度判定部132は、課題作成部12によって作成された言語課題を用いて行なわれる脳血流計測の予備検査において、検査端末2の血流情報計測部22から供給される脳血流情報に基づきこの言語課題に対する当該患者の経験度を判定する機能を有し、患者単位で予め設定された閾値βが予め保管されている図示しない閾値保管部を有している。
尚、既に述べたように、言語課題を用いた脳血流計測において計測される脳血流情報の値(例えば、脳血流量)は、この脳血流計測において使用した言語課題が当該患者の過去の脳血流計測において使用した言語課題と同一か否かに依存し、過去の言語課題と同一の言語課題を用いた脳血流計測にて得られる計測開始直後の脳血流情報は、使用経験がない言語課題を用いた場合と比較して増大率が少なくなることが知られている。
本実施形態の経験度判定部132は、上述の事象に基づいて言語課題の経験度を本検査に先行して行なわれる予備検査において判定し、その判定結果を用いて本検査に好適な言語課題を設定する。
図4及び図5は、経験度判定部132の判定結果に基づいて行なわれる本検査の脳血流計測を説明するための図であり、図4は、予め設定された最初の言語課題(図3の「課題3」)を用いて本検査の脳血流計測が行なわれた場合を、又、図5は、予め設定された2番目の言語課題(図3の「課題5」)を用いて本検査の脳血流計測が行なわれた場合を夫々示している。
即ち、図4のt1は「課題3」による予備検査の脳血流計測が開始される時刻、[t1−t2]は、経験度判定部132により「課題3」に対する経験度判定が行なわれる予備検査の期間、[t2−t3]は、経験度判定部132の判定結果に基づいて「課題3」を用いた本検査の脳血流計測が行なわれる期間を示している。
この場合、経験度判定部132は、「課題3」の予備検査にて検査端末2の血流情報計測部22から供給される時系列的な脳血流情報(例えば、脳血流量の時間的変化)G(t)と自己の閾値保管部から読み出した閾値βとを比較することにより当該患者の「課題3」に対する経験度を判定する。
具体的には、時刻t1を起点として予め設定された期間ΔTにおいて脳血流情報G(t)が閾値βを超えるか否かを計測し、ΔTの期間内に脳血流情報G(t)が閾値βを超えた場合には「課題3」に対する患者の経験度は小さいと判定する。そして、この判定結果に従って「課題3」を用いた本検査が継続して行なわれる。このとき、期間[t1−t2]の予備検査にて計測された脳血流情報G(t)と期間[t2−t3]の本検査にて計測された脳血流情報G(t)を用いた疾患状態の判定が後述する疾患状態判定部134によって行なわれる。尚、図4では、期間ΔTと予備検査の期間[t1−t2]とが等しく設定された場合について示しているが、これに限定されない。
一方、図5の時刻t11は、「課題3」による予備検査の脳血流計測が開始される時刻を示しており、時刻t21は、「課題5」による予備検査の脳血流計測が開始される時刻を示している。又、[t11−t22]は、経験度判定部132により「課題3」及び「課題5」に対する経験度判定が行なわれる予備検査の期間、[t22−t23]は、経験度判定部132の判定結果に基づいて「課題5」を用いた本検査の脳血流計測が行なわれる期間を夫々示している。
この場合、経験度判定部132は、「課題3」の予備検査にて検査端末2の血流情報計測部22から供給される時系列的な脳血流情報G(t)と自己の閾値保管部から読み出した閾値βを比較することにより「課題3」に対する当該患者の経験度を判定する。そして、図5に示すように時刻t11を起点とする期間ΔTにおいて脳血流情報G(t)が閾値βを超えない場合には、「課題3」に対する患者の経験度は大きいと判定し、「課題3」を「課題5」に変更した予備検査を時刻t21を起点とする期間ΔTにおいて行なう。即ち、「課題5」を用いた予備検査にて血流情報計測部22から供給される脳血流情報G(t)と閾値βとを比較し、ΔTの期間内において脳血流情報G(t)が閾値βを超えた場合には、「課題5」に対する患者の経験度は小さいと判定する。そして、この判定結果に従って「課題5」を用いた本検査が継続して行なわれる。このとき、期間[t21−t22]の予備検査にて計測された脳血流情報G(t)と期間[t22−t23]の本検査にて計測された脳血流情報G(t)を用いた疾患状態の判定が疾患状態判定部134によって行なわれる。
尚、図5の期間[t12−t21]は、「課題3」によって増大した脳血流情報を元の状態へ戻すための期間であり、「課題5」を用いた予備検査における「課題3」の影響を排除するために設定されている。
再び図1へ戻って、標準血流情報保管部133には、患者単位で設定された各種の標準脳血流情報が予め保管されている。この標準脳血流情報は、当該患者あるいは他の患者に対する過去の脳血流計測において収集された患者単位の平均的な脳血流情報であり、これらの標準脳血流情報に対応した薬剤の投薬量に関する情報や患者ID等の患者情報も上述の標準脳血流情報と共に保管されている。
疾患状態判定部134は、上述の標準脳血流情報と検査端末2の血流情報計測部22から供給される本検査の脳血流情報とを比較することにより検査時における当該患者の疾患状態を判定し、その判定結果に基づいて治療に好適な薬剤やその投薬量を決定する機能を有している。
即ち、疾患状態判定部134は、入力部17から供給される当該患者の患者情報を受信し、この患者情報と同一の患者情報を付帯情報とする標準脳血流情報を標準血流情報保管部133に保管されている各種標準脳血流情報の中から抽出する。そして、血流情報計測部22から供給される本検査の脳血流情報と上述の標準脳血流情報との比較結果(例えば、脳血流量の差異)に基づいて当該患者の治療に好適な薬剤及びその投薬量を決定する。
次に、指示信号生成部14は、検査端末2へ供給するための各種指示信号を生成する機能を有している。例えば、血流情報解析部13の装着判定部131により患者の頭部に装着された血流情報検出部226の装着状態が不良と判定された場合、この判定結果を受信した指示信号生成部14は、血流情報検出部226を再装着する旨の指示信号(装着指示信号)を生成して検査端末2が備える後述の指示信号出力部23へ供給する。又、疾患状態判定部134により精神疾患を有した当該患者の治療に好適な薬剤及びその投薬量が決定された場合、指示信号生成部14は、決定された薬剤を投与するための指示信号(投薬指示信号)を生成して指示信号出力部23へ供給する。
表示部15は、図示しない表示データ生成部と変換処理部とモニタを備え、課題作成部12によって作成された言語課題、血流情報解析部13による言語課題経験度の判定結果及び疾患状態の判定結果、指示信号生成部14において生成された各種指示信号、検査端末2の血流情報計測部22から供給される予備検査及び本検査の脳血流情報、更には、標準血流情報保管部133から抽出された標準脳血流情報等を必要に応じて表示する。この場合、表示データ生成部は、上述の各種情報を所定の表示フォーマットに変換して表示データを生成し、変換処理部は、前記表示データに対しD/A変換やテレビフォーマット変換等の変換処理を行なってモニタに表示する。
一方、判定結果記憶部16には、血流情報解析部13の経験度判定部132において得られた経験度の判定結果や疾患状態判定部134において得られた疾患状態の判定結果、更には、これらの判定結果に基づいて指示信号生成部14が生成した各種指示信号等が保存される。
次に、入力部17は、操作パネル上にキーボード、トラックボール、マウス、選択ボタン、入力ボタン等の入力デバイスと表示パネルを備え、患者名、患者ID,性別、年齢、国籍、視聴覚障害の有無、精神疾患名等を含む患者情報の入力や言語課題及び各種指示信号に対する出力方式の選択等を行なう。尚、言語課題及び指示信号の出力方式として、検査端末2に設けられたモニタ等を用いる光学的出力方式と、スピーカ等を用いて音声によって出力する音声出力方式があり、例えば、通常の患者や聴覚障害を有した患者に対しては前者の出力方式が選択され、視覚障害を有した患者に対しては後者の出力方式が選択される。更に、夫々の出力方式では、患者の母国語に対応した言語課題や指示信号の出力が可能である。
システム制御部18は、図示しないCPUと情報記憶部を備え、入力部17において入力/選択された各種情報は、前記情報記憶部に保存される。一方、CPUは、情報記憶部に一旦保存された上述の各種情報に基づいて精神疾患検査システム100が有する各ユニットを統括的に制御し、当該患者の脳血流計測に用いる言語課題の作成、脳血流情報の計測、予備検査の脳血流情報に基づいた言語課題経験度の判定、本検査の脳血流情報に基づいた疾患状態の判定、更には、疾患状態の判定結果に基づいた投薬指示信号の生成/出力等を実行させる。
次に、ネットワーク等を介して上述の検査装置本体1と接続された図1の検査端末2は、課題出力部21、血流情報計測部22及び指示信号出力部23を備えている。
課題出力部21は、検査装置本体1の課題作成部12において作成された言語課題を出力する機能を有し、通常の精神疾患患者や聴覚障害を有する精神疾患患者に対応した光学的出力方式の言語課題出力部と視覚障害を有する精神疾患患者に対応した音声出力方式の言語課題出力部(何れも図示せず)を備えている。そして、例えば、光学的出力方式の言語課題出力部としてモニタが、又、音声出力方式の言語課題出力部としてスピーカが用いられ、これらの選択は、システム制御部18から供給される患者情報や出力方式の選択情報に基づいて行なわれる。尚、夫々の言語課題出力部では、患者の母国語に対応した言語課題が出力される。
一方、血流情報計測部22は、患者の頭部に照射した近赤外光の頭部表面近傍における反射/散乱を受光することにより、言語想起を伴う言語課題が付与された患者の血液内に存在するヘモグロビン等の分布やその時間的変化を計測する機能を有し、例えば、図6に示すように光源部221と、照射用光ファイバ222及び受光用光ファイバ223の先端部を含む血流情報検出部226と、受光部224と、A/D変換部225を備えている。
光源部221において発生した、例えば、690nmの波長を有する近赤外光は、血流情報検出部226の照射用光ファイバ222を介して患者の頭部220に照射される。次いで、頭部表面近傍で反射/散乱した近赤外光は、その先端部が照射用光ファイバ222に近接して配置された受光用光ファイバ223によって集光され、光電子増倍管やフォトダイオード等の光電変換素子を有した受光部224によって光電変換される。そして、受光部224において近赤外光から電気信号へ光電変換された反射/散乱信号はA/D変換部225によってデジタル信号に変換され、時系列的な脳血流情報として検査装置本体1の血流情報解析部13へ供給される。
次に、指示信号出力部23は、検査装置本体1の指示信号生成部14から供給される血流情報検出部226の再装着に関する装着指示信号や薬剤投与に関する投薬指示信号をはじめとする各種指示信号を出力する機能を有し、上述の課題出力部21と同様にして、通常の精神疾患患者や聴覚障害を有する精神疾患患者に対応した光学的出力方式の指示信号出力部と視覚障害を有する精神疾患患者に対応した音声出力方式の指示信号出力部(何れも図示せず)を備えている。そして、例えば、光学的出力方式の指示信号出力部としてモニタが、又、音声出力方式の指示信号出力部としてスピーカが用いられ、これらの選択は、システム制御部18から供給される患者情報や出力方式選択情報に基づいて行なわれる。尚、夫々の指示信号出力部では、患者の母国語に対応した装着指示信号及び投薬指示信号が出力される。
(投薬指示信号の生成/出力手順)
次に、本実施形態の精神疾患検査システム100による投薬指示信号の生成/出力手順を図7のフローチャートに沿って説明する。但し、ここでは、日本を国籍とし視聴覚障害を有さない検査端末2の精神疾患患者(当該患者)に対して投薬指示信号を供給する場合について述べる。
検査端末2が設置された検査室の当該患者に対する脳血流計測に先立ち、検査装置本体1の入力部17において患者名、患者ID,性別、年齢、生年月日、国籍、視聴覚障害の有無等を含む患者情報を入力し、更に、視聴覚障害の有無や国籍等の情報に基づき、日本語による光学的出力方式を言語課題及び各種指示信号の出力方式として選択する。そして、これらの入力情報や選択情報は、システム制御部18の情報記憶部に一旦保存される(図7のステップS1)。
次いで、検査装置本体1の課題作成部12は、システム制御部18から供給された上述の患者情報及び出力方式の選択情報に基づいて言語課題を作成する。即ち、課題作成部12は、課題データベース11から読み出した各種言語課題の中から当該患者に対する過去の脳血流計測にて使用していない言語課題あるいは使用頻度が極めて低い言語課題を選択する。そして、得られた複数の言語課題に対しシャッフル処理とグルーピング処理を行なって当該患者の脳血流計測に使用する言語課題を作成する(図7のステップS2)。
一方、検査端末2の当該患者は、照射用光ファイバ222及び受光用光ファイバ223の先端部を有した血流情報計測部22の血流情報検出部226を自己の頭部に装着し(図7のステップS3)、この血流情報検出部226によって検出された脳血流情報は、血流情報計測部22の受光部224及びA/D変換部225を介して検査装置本体1の血流情報解析部13が備える装着判定部131へ供給される。
一方、血流情報計測部22から上述の脳血流情報を受信した装着判定部131は、この脳血流情報の信号強度と予め設定された閾値αとを比較することにより、頭部に装着された血流情報検出部226の装着状態を判定する(図7のステップS4)。そして、装着状態は不良と判定した場合には、その判定結果を指示信号生成部14へ供給し、この判定結果を受信した指示信号生成部14は、血流情報検出部226を再装着する旨の装着指示信号を生成して検査端末2の指示信号出力部23へ供給する。次いで、指示信号出力部23に表示された上述の装着指示信号を観測した当該患者は血流情報検出部226の装着をやり直す。以下、同様の手順により、血流情報検出部226の再装着と再装着後の血流情報検出部226によって計測される脳血流情報に基づいた装着状態の判定を所定の信号強度が得られるまで繰り返し行なう(図7のステップS3及びステップS4)。
一方、上述のステップS4の判定により良好な装着状態が確認されたならば、システム制御部18は、精神疾患検査システム100が有する各ユニットを制御して予備検査を開始する(図7のステップS5)。
このとき、システム制御部18から予備検査の開始指示信号を受信した課題作成部12は、課題データベース11から読み出した各種言語課題の中から当該患者に対する過去の脳血流計測にて使用していない言語課題あるいは使用頻度が極めて低い言語課題を選択する。そして、得られた複数の言語課題に対しシャッフル処理とグルーピング処理を行なって、例えば、図3に示すような言語課題を作成し、識別コード「code3」を有する「課題3」を検査端末2の課題出力部21へ供給することにより最初の言語課題を設定する(図7のステップS6)。
一方、課題作成部12から供給され課題出力部21のモニタに表示された「課題3」の言語課題を観測した検査端末2の当該患者は、所定時間の間、この「課題3」を頭文字とする言語を可能な限り多く発話する。そして、血流情報計測部22は、上述の言語課題が付与されている患者の頭部に照射した近赤外光の頭部表面近傍における反射/散乱を受光することにより時系列的な脳血流情報を計測し、得られた脳血流情報を検査装置本体1の血流情報解析部13が備える経験度判定部132へ供給する(図7のステップS7)。
上述の脳血流情報を受信した経験度判定部132は、この脳血流情報と自己の閾値保管部から読み出した閾値βとを比較し、「課題3」の付与が開始された時刻t1を起点とする期間ΔTにおいて脳血流情報の値が閾値βを超えるか否かを計測することにより「課題3」に対する当該患者の経験度を判定する(図7のステップS8)。
このとき、期間ΔTにおける脳血流情報の値が閾値βを超えない場合には「課題3」に対する経験度は大きいと判定し、この「課題3」を識別コード「code5」を有する「課題5」に変更した予備検査を後続する期間ΔTにおいて行なう(図7のステップS9)。そして、期間ΔTにおける脳血流情報の値が閾値βを超えるまで言語課題の更新と更新された言語課題による脳血流情報の計測を繰り返し行なう(図7のステップS7乃至ステップS9)。尚、疾患状態の悪化により、脳血流情報の値が低下している場合を考慮し、課題の更新が所定回数(例えばn回)行なわれた場合は、例えば、n+1回目の課題を用いて上述の検査を行なってもよい。
一方、「課題3」の言語課題あるいは更新された言語課題による脳血流情報の値が期間ΔTにおいて閾値βを超えた場合にはこの言語課題に対する当該患者の経験度は小さいと判定し、この判定結果を受信したシステム制御部18は、精神疾患検査システム100の各ユニットを制御して上述の言語課題を用いた本検査を開始する(図7のステップS10)。
このとき、検査端末2の血流情報計測部22は、ステップS7と同様の手順により上述の言語課題が付与された当該患者の時系列的な脳血流情報を継続して計測する(図7のステップS11)。一方、疾患状態判定部134は、システム制御部18から供給される患者情報を受信し、この患者情報に対応する標準脳血流情報を標準血流情報保管部133に保管されている各種標準脳血流情報の中から抽出する。次いで、検査端末2の血流情報計測部22から供給された本検査の脳血流情報と抽出した上述の標準脳血流情報とを比較することにより、当該患者の疾患状態を判定し、その判定結果に基づいて治療に好適な薬剤及びその投薬量を決定する(図7のステップS12)。
次いで、指示信号生成部14は、疾患状態判定部134から供給された上述の薬剤情報(薬剤及びその投薬量)に基づいた投薬指示信号を生成し、検査端末2に設けられた指示信号出力部23のモニタに表示する(図7のステップ13)。尚、上述のステップS11における本検査の脳血流計測にて使用された言語課題は、患者情報、使用年月日、更新された使用頻度(回数)等を付帯情報として課題データベース11に保存される。
以上述べた本実施形態によれば、精神疾患を有する患者に対し言語流暢性課題を付与することによってその脳血流計測を行なう際、作成された言語流暢性課題に対する当該患者の経験度を予め判定し、経験度の低い言語流暢性課題を用いて脳血流計測を行なうことにより脳活動状態や疾患状態を正確に把握することができる。このため、当該患者の治療に好適な薬剤及びその投薬量を的確に指示することが可能となる。
又、言語流暢性課題に対する経験度の判定は、疾患状態の判定を目的とした本検査に先行する予備検査において短時間で行なわれるため、大きな検査効率の低下を招くことなく適切な言語流暢性課題を設定することができる。特に、予め保管されている各種言語流暢性課題の中から選択された当該患者に対する最近の脳血流計測において使用されていない言語流暢性課題あるいは過去の脳血流計測において使用頻度が低い言語流暢性課題に対して上述の経験度判定が行なわれるため、本検査の脳血流計測に用いる言語流暢性課題を効率よく設定することができる。
更に、言語流暢性課題の出力方式は、当該患者の国籍や視聴覚障害の有無を考慮して選択されるため、如何なる患者に対しても正確な脳血流計測が可能となる。
一方、疾患状態の判定は、本検査の脳血流計測において収集された脳血流情報と患者単位で予め設定された標準脳血流情報との比較によって自動的に行なわれるため、疾患状態の正確な判定を短時間で実行することができる。
又、当該患者の頭部に配置された血流情報検査部における装着の良否を判定し、装着状態が不良の場合には、再装着する旨の装着指示信号を出力する機能を有しているため、常に、S/Nに優れた脳血流情報の計測が可能となる。
以上、本開示の実施形態について述べてきたが、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施形態では、同一の医療施設あるいは異なる医療施設に設置された検査装置本体1及び検査端末2を用いて精神疾患状態の判定を目的とした脳血流計測を行なう場合について述べたが、医療施設に設置された検査装置本体と患者宅に設置されネットワーク等を介して前記検査装置本体と接続された検査端末とを用いて行なわれる脳血流計測であっても構わない。この場合、検査装置本体及び検査端末の各々には、言語流暢性課題の送受信、血流情報計測結果の送受信及び各種指示信号の送受信を行なうネットワークインターフェースが備えられる。
又、上述の実施形態において検査装置本体1から検査端末2へ供給される言語流暢性課題及び各種指示信号は、独立した課題出力部21及び指示信号出力部23において出力される場合について述べたが、共通の出力部を用いて言語流暢性課題及び各種指示信号を出力してもよい。
更に、当該患者に対してリザーバ(薬剤注入装置)が装着されている場合には、指示信号生成部14から供給される投薬指示信号に基づいてリザーバの動作を制御することにより、当該患者に対する薬剤投与を自動的に行なってもよい。
又、検査端末2の血流情報計測部22は、検査装置本体1のシステム制御部18から供給される制御信号に基づいて当該患者の脳血流情報を計測する場合について述べたが、検査装置本体1の指示信号生成部14から検査端末2の指示信号出力部23へ供給される検査開始指示信号に基づいて検査端末2の当該患者あるいは医療従事者が血流情報計測部22の動作を開始させても構わない。
尚、本実施形態に係る精神疾患検査システム100の一部は、例えば、コンピュータをハードウェアとして用いることでも実現することができる。即ち、精神疾患検査システム100の血流情報解析部13等は、上述のコンピュータに搭載されたCPU等のプロセッサに所定の制御プログラムを実行させることにより各種機能を実現することができる。この場合、精神疾患検査システム100は、上述のプログラムをコンピュータに予めインストールしてもよく、又、コンピュータ読み取りが可能な記憶媒体へ保存あるいはネットワークを介して配布されたプログラムのコンピュータへのインストールであっても構わない。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…検査装置本体
11…課題データベース
12…課題作成部
13…血流情報解析部
131…装着判定部
132…経験度判定部
133…標準血流情報保管部
134…疾患状態判定部
14…指示信号生成部
15…表示部
16…判定結果記憶部
17…入力部
18…システム制御部
2…検査端末
21…課題出力部
22…血流情報計測部
23…指示信号出力部
100…精神疾患検査システム

Claims (12)

  1. ネットワーク等を介して接続された検査装置本体と検査端末を有する精神疾患検査システムにおいて、
    前記検査装置本体は、
    精神疾患を有した患者の脳血流計測に用いる一連の言語流暢性課題を作成する課題作成手段と、
    前記言語流暢性課題を用いた前記検査端末における予備検査にて計測された前記患者の脳血流情報に基づいて前記言語流暢性課題に対する前記患者の経験度を判定する経験度判定手段と、
    前記経験度の判定結果を用いて前記一連の言語流暢性課題の中から選択した言語流暢性課題を用い前記検査端末において行われる本検査にて計測された前記患者の脳血流情報に基づいて疾患状態を判定する疾患状態判定手段とを備え、
    前記検査端末は、
    前記課題作成手段によって作成された前記言語流暢性課題を用いて前記予備検査及び前記本検査の脳血流計測を行なう血流情報計測手段を備えたことを特徴とする精神疾患検査システム。
  2. 前記検査装置本体は課題データベースを備え、前記課題作成手段は、前記課題データベースに保管された各種言語流暢性課題の中から、前記患者に対する最近の脳血流計測において使用した言語流暢性課題あるいは使用頻度が高い言語流暢性課題を排除し、残された複数の言語流暢性課題をシャッフル処理することにより前記一連の言語流暢性課題を作成することを特徴とする請求項1記載の精神疾患検査システム。
  3. 前記経験度判定手段は、前記血流情報計測手段による前記予備検査の脳血流計測において計測された脳血流情報と患者単位で予め設定された閾値との比較により前記予備検査の脳血流計測に用いた前記言語流暢性課題に対する前記患者の経験度を判定することを特徴とする請求項1記載の精神疾患検査システム。
  4. 前記血流情報計測手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記経験度判定手段の判定結果に基づいて前記本検査の脳血流計測を開始させることを特徴とする請求項1記載の精神疾患検査システム。
  5. 前記経験度判定手段は、前記予備検査の脳血流計測において計測された前記脳血流情報が所定期間内において所定の閾値を越えた場合、前記予備検査の脳血流計測に用いた言語流暢性課題に対する前記患者の経験度は低いと判定し、前記制御手段は、前記経験度判定手段によって前記患者の経験度が低いと判定された前記言語流暢性課題による前記本検査の脳血流計測を開始させることを特徴とする請求項4記載の精神疾患検査システム。
  6. 前記検査装置本体は標準血流情報保管手段を備え、前記疾患状態判定手段は、前記標準血流情報保管手段によって予め保管されている前記患者の標準脳血流情報と前記血流情報計測手段によって計測された前記本検査の脳血流情報との比較により前記患者の疾患状態を判定することを特徴とする請求項1記載の精神疾患検査システム。
  7. 前記検査装置本体は、前記疾患状態の判定結果に基づいて前記患者に対する投薬指示信号を生成する指示信号生成手段を備え、前記検査端末は、前記指示信号生成手段によって生成された前記投薬指示信号を出力する指示信号出力手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の精神疾患検査システム。
  8. 前記指示信号生成手段は、前記疾患状態判定手段による前記疾患状態の判定結果に基づいて前記患者の治療に好適な薬剤やその投薬量に関する前記投薬指示信号を生成することを特徴とする請求項7記載の精神疾患検査システム。
  9. 前記検査端末は前記課題生成手段から供給される前記言語流暢性課題を表示する課題出力手段を備え、前記課題出力手段あるいは前記指示信号出力手段の少なくとも何れかは、光学的出力方式の出力部と音声出力方式の出力部を備えていることを特徴とする請求項7記載の精神疾患検査システム。
  10. 前記検査端末は前記課題生成手段から供給される前記言語流暢性課題を表示する課題出力手段を備え、前記課題出力手段あるいは前記指示信号出力手段の少なくとも何れかは、前記患者の母国語に対応した出力部を備えていることを特徴とする請求項7記載の精神疾患検査システム。
  11. 前記検査装置本体は装着判定手段を備え、前記装着判定手段は、前記血流情報計測手段から供給される脳血流情報の信号強度と予め設定された閾値との比較により前記患者の頭部に装着された血流情報検出部の装着状態を判定し、この装着状態が不良の場合、前記指示信号生成手段は、前記血流情報検出部を再装着する旨の指示信号を生成して前記指示信号出力手段へ供給することを特徴とする請求項7記載の精神疾患検査システム。
  12. ネットワーク等を介して検査端末と接続された検査装置本体に対し、
    精神疾患を有した患者の脳血流計測に用いる一連の言語流暢性課題を作成する課題作成機能と、
    前記言語流暢性課題を用いた前記検査端末における予備検査にて計測された前記患者の脳血流情報に基づいて前記言語流暢性課題に対する前記患者の経験度を判定する経験度判定機能と、
    前記経験度の判定結果を用いて前記一連の言語流暢性課題の中から選択した言語流暢性課題を用い前記検査端末において行われる本検査にて計測された前記患者の脳血流情報に基づいて前記患者の疾患状態を判定する疾患状態判定機能を
    実行させることを特徴とする制御プログラム。
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