JP2012077681A - Motor fan and vacuum cleaner equipped with the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、電動送風機およびこれを備える電気掃除機に関する。 Embodiments described herein relate generally to an electric blower and a vacuum cleaner including the same.
電動送風機は、電動部で駆動されるファンによってファンカバーの空気吸入口から吸入した空気を空気吐出口から吐出する。このとき、ファンの回転によって形成された空気の流れの一部は、ファンとファンカバーとの間の隙間を経由して再び空気吸入口へ流入するおそれがある。この場合、ファンとファンカバーとの間には空気吐出口へ導かれずに循環する空気の流れが形成され、送風効率の低下を招く。 The electric blower discharges the air sucked from the air suction port of the fan cover from the air discharge port by the fan driven by the electric part. At this time, a part of the air flow formed by the rotation of the fan may flow into the air suction port again through the gap between the fan and the fan cover. In this case, a flow of air circulating without being led to the air discharge port is formed between the fan and the fan cover, resulting in a decrease in blowing efficiency.
そこで、従来の電動送風機は、ファンの電動部とは反対側の端部と対向するファンカバーにシール部材を設け、ファンとファンカバーとの間から空気吸入口へ向かう空気の流れを遮断している。このようなシール部材は、回転するファンと常に接するため、低い摩擦係数と高い耐久性とが要求される。しかしながら、摩擦係数の低い材料は、一般に接着剤との接着性が低く、ファンカバーへの保持が難しい。また、接着性の低いシール部材をファンカバーに保持するためにファンカバーと別体の保持部材を用いると、部品点数の増加や構造の複雑化を招く。さらに、別体の保持部材は、ファンカバーやファンの種類ごとに専用品が必要となる。 Therefore, in the conventional electric blower, a seal member is provided on the fan cover facing the end opposite to the electric part of the fan, and the air flow from between the fan and the fan cover to the air inlet is blocked. Yes. Since such a sealing member is always in contact with the rotating fan, a low friction coefficient and high durability are required. However, a material with a low coefficient of friction generally has low adhesion to an adhesive and is difficult to hold on the fan cover. Further, when a holding member separate from the fan cover is used to hold the sealing member having low adhesiveness on the fan cover, the number of parts increases and the structure becomes complicated. Further, a separate holding member is required for each type of fan cover and fan.
そこで、別体の保持部材を必要とせず、摩擦係数の低いシール部材がファンカバーに確実に保持される電動送風機およびこれを備える電気掃除機を提供する。 Therefore, an electric blower in which a sealing member having a low friction coefficient is securely held by a fan cover without requiring a separate holding member and a vacuum cleaner including the electric blower are provided.
本実施形態の電動送風機によれば、電動部、ファン、ファンカバー、シール部材および保持部材を備える。電動部は、通電により回転力を発生する。ファンは、前記電動部によって回転駆動される。ファンカバーは、前記電動部と反対側の端部に設けられている空気吸入口を有し、前記ファンを収容する。シール部材は、前記ファンカバーの前記空気吸入口の外周側において前記ファンと対向して筒状に設けられている。そして、シール部材は、その外周壁に内周側へ窪んだ凹部を有し、前記ファンに接することにより前記ファンの前記ファンカバー側の端部と前記ファンカバーとの間を経由する空気の流れを遮断する。保持部材は、前記シール部材の外周側に設けられ、液体状または半固形状で塗布された後に硬化することにより前記ファンカバーの前記ファン側の面に接着する。これとともに、保持部材は、一部が前記凹部へくい込んで前記シール部材を前記ファンカバーに保持する。 According to the electric blower of this embodiment, an electric part, a fan, a fan cover, a sealing member, and a holding member are provided. The electric part generates a rotational force when energized. The fan is rotationally driven by the electric unit. The fan cover has an air inlet provided at an end opposite to the electric part, and houses the fan. The seal member is provided in a cylindrical shape facing the fan on the outer peripheral side of the air intake port of the fan cover. The seal member has a concave portion that is recessed toward the inner peripheral side on the outer peripheral wall thereof, and a flow of air that passes between the end of the fan cover side of the fan and the fan cover by contacting the fan. Shut off. The holding member is provided on the outer peripheral side of the seal member, and adheres to the fan side surface of the fan cover by being cured after being applied in a liquid or semi-solid state. At the same time, a part of the holding member is inserted into the recess to hold the seal member on the fan cover.
以下、複数の実施形態による電動送風機を適用した電気掃除機を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態による電動送風機を搭載した電気掃除機を図1および図2に示す。図1に示すように、電気掃除機10は、電気掃除機本体11、電動送風機12、ホース13、手元操作管14、延長管15および吸込口部材16を備えている。電気掃除機本体11は、図2に示すように内側に集塵室17および収容室18を形成している。以下、電気掃除機本体11の集塵室17側を前方とし、収容室18側を後方とする。集塵室17は、例えば紙パックなどの集塵フィルタ19を着脱可能に収容している。電動送風機12は、集塵室17に空気を吸入するための吸い込み負圧を生成する。電気掃除機本体11は、図1および図2に示すように後方側の左右に一対の車輪21と、前方側の旋回輪22とを有している。
Hereinafter, a vacuum cleaner to which an electric blower according to a plurality of embodiments is applied will be described with reference to the drawings. Note that, in a plurality of embodiments, substantially the same components are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
(First embodiment)
The vacuum cleaner carrying the electric blower by 1st Embodiment is shown in FIG. 1 and FIG. As shown in FIG. 1, the
ホース13は、一方の端部側に接続部23を有し、他方の端部に手元操作管14が接続されている。ホース13の接続部23は、電気掃除機本体11の接続口24に着脱可能に接続している。手元操作管14は、各種の操作スイッチが設けられている手元操作部25を有している。手元操作管14は、ホース13と反対側の端部に延長管15が着脱可能に接続している。吸込口部材16は、延長管15の先端すなわち延長管15の手元操作管14と反対側に端部に着脱可能に接続している。吸込口部材16は、底面が開口した図示しない吸込室を形成している。この吸込口部材16の吸込室は、延長管15およびホース13を経由して電気掃除機本体11の集塵室17と連通している。
The
電気掃除機本体11は、下ケース26、上ケース27および集塵室カバー28などを有している。下ケース26は、上方すなわち車輪21と反対側の端部が開放している。上ケース27は、下ケース26の後方側の上方を覆い、下ケース26とともに電動送風機12を収容する収容室18を形成している。集塵室カバー28は、上ケース27の前方側において下ケース26の上方を覆っている。集塵室カバー28は、図示しないヒンジを中心に回転する。これにより、集塵室カバー28は、下ケース26との間に形成する集塵室17を開閉可能である。
The
電気掃除機本体11に形成されている収容室18は、大きく電動機室31、回路室32および排気室33に区画されている。回路室32は、電動機室31の上方に設けられている。排気室33は、電動機室31の後方側に設けられている。電動機室31と回路室32との間は、区画壁34によって区画されている。回路室32と排気室33とは、連通している。電動送風機12は、カバー35に覆われている。電動送風機12から排出された空気は、カバー35の穴36および区画壁34の穴37を経由して排気室33へ排出される。排気室33へ排出された空気は、電気掃除機本体11の後端に形成されている複数の排気口38から外部へ排出される。回路室32を区画する区画壁34には、回路基板39が設けられている。回路基板39は、電動送風機12を制御するための図示しない制御回路などが設けられている。
The
次に、電動送風機12について詳細に説明する。
電動送風機12は、図3および図4に示すように電動部41、ファン42およびファンカバー43などを備えている。電動部41は、胴体ケース44およびモータ本体45を有している。胴体ケース44は、概ね円筒状に形成され、この内側にモータ本体45を収容している。胴体ケース44は、軸方向の一方の端部である前方側の端部に開口部46を形成している。また、胴体ケース44は、他方の端部である後方側の端部が後板部47によって塞がれている。この後板部47は、中央部に、さらに後方へ向けて突出し、内側に軸受部材48を収容するモータヘッド部49を有している。胴体ケース44は、円筒状の側壁において後方側の端部近傍に、吹出口51を形成している。吹出口51は、胴体ケース44の径方向において概ね両端部に一対設けられている。
Next, the
As shown in FIGS. 3 and 4, the
胴体ケース44は、前方側の端部にブリッジ部材52を有している。ブリッジ部材52は、中心から径方向に伸びる板状に形成され、開口部46の一部を覆っている。ブリッジ部材52は、径方向の両端部において、例えばねじなどの締結部材53によって胴体ケース44に保持されている。ブリッジ部材52は、その中心側に軸受部材54を保持する保持部55を有している。例えばベアリングなどの軸受部材54は、ブリッジ部材52の保持部55に圧入により固定されている。開口部46のうちブリッジ部材52で覆われていない部分は、ファン42から排出された空気が流れる通風口を形成している。
The
モータ本体45は、固定子であるフィールド57、回転子であるアーマチャ58、およびブラシ部59を有している。フィールド57は、筒状に形成され、胴体ケース44に固定されている。アーマチャ58は、フィールド57と同心に、フィールド57の内周側に配置されている。アーマチャ58の軸心に一致するロータ軸61は、端部がそれぞれ軸受部材48および軸受部材54に支持されている。これにより、胴体ケース44と同軸上のアーマチャ58は、フィールド57の内周側において回転可能である。ブラシ部59は、胴体ケース44の径方向に一対固定されており、胴体ケース44の内周面からアーマチャ58側へ突出している。ブラシ部59は、カーボンブラシ62およびブラシ保持器63を有している。カーボンブラシ62は、アーマチャ58に設けられている整流子64と摺動する。ブラシ保持器63は、このカーボンブラシ62を保持している。これにより、カーボンブラシ62は、ブラシ保持器63によってアーマチャ58の整流子64側へ押し付けられる。その結果、カーボンブラシ62は整流子64に接し、カーボンブラシ62と整流子64とは互いに電気的に導通する。
The motor
電動送風機12は、ディフューザ66を備えている。ディフューザ66は、ブリッジ部材52のモータ本体45と反対側すなわち前方側に固定されている。具体的には、ディフューザ66は、胴体ケース44の開口部46を塞ぐようにブリッジ部材52に固定されている。ファン42は、このディフューザ66のさらに前方側に設けられている。ファン42は、例えばアルミニウム合金などの軽量かつ耐熱性の高い材料で形成されている。ファン42は、円板状に形成されている下板71、下板71と軸方向へ所定の間隔で対向する上板72、および下板71と上板72との間に設けられている複数のファン翼73を有する。
The
下板71は、中央部分に取付部74を有している。モータ本体45のロータ軸61は、この取付部74においてファン42と一体に接続される。これにより、ファン42は、モータ本体45のロータ軸61とともに回転する。下板71は、渦巻き形状に沿って延びる図示しないスリットを形成している。上板72は、下板71とほぼ同一の外径の円板状であり、中心部分に突出筒部75を有している。突出筒部75は、上板72から前方側へ湾曲しつつ突出するラッパ形状に形成されている。この上板72の突出筒部75は、開口しており、内周側に空気吸入口76を形成している。上板72は、下板71と同様に、下板71と対称形状であり渦巻き形状に沿って延びる図示しないスリットを形成している。
The
ファン翼73は、細長い壁状に形成され、下板71と上板72との間に挟まれている。このファン翼73は、下板71側の端部が下板71の図示しないスリットに挿入され、上板72側の端部が上板72の図示しないスリットに挿入されている。そして、この下板71および上板72の各スリットに挿入されたファン翼73は、例えばカシメなどによって下板71および上板72と一体に接続されている。これにより、ファン翼73は、下板71および上板72に形成されているスリットに沿ってファン42の中心からファン42の外縁側へ渦巻き状に設けられる。その結果、対向する下板71と上板72との間に形成される空間は、ファン翼73によって渦巻き状の複数の吸気通路77に区画される。
The
ディフューザ66は、円板状の円板部81を有している。円板部81は、その外縁に、中心へ向けて三角形状に切り欠かれた複数の切欠部82を周方向へ等間隔に有している。これにより、ディフューザ66の円板部81は、外縁が鋸刃状に形成されている。また、ディフューザ66は、中心部に取付部83を有している。ブリッジ部材52の保持部55は、この取付部83の内側に固定されている。
The
円板部81は、ファン42側の面に、その面と垂直な軸方向へ立ち上がっている複数の上流整流板84を有している。上流整流板84は、円板部81のファン42側の面から前方側へ延び、円板部81の径方向において外周側から中心へ向かう円弧壁状に形成されている。この上流整流板84は、ファン翼73の渦巻き方向と逆方向の渦巻き状に設けられている。上流整流板84は、径方向において外周側の端部が円板部81において切欠部82で切り欠かれていない最も外周側に位置し、内周側の端部がファン42の外周側の端部よりも外側に位置している。これにより、円板部81と上流整流板84との間には、ファン42を収容する空間であるファン収容部85が形成される。また、複数の上流整流板84は、円板部81の外周側ほど間隔が拡大している。そのため、複数の上流整流板84は、相互の間に、外周に向かうにつれて拡大し、外周側において切欠部82に接続する案内風路86を形成している。
The
円板部81は、ファン42とは反対側の面に、その面と垂直な軸方向へ立ち上がっている複数の下流整流板87を有している。下流整流板87は、円板部81のファン42とは反対側の面から後方側へ延び、円板部81の径方向において外周側から中心へ向かう円弧壁状に形成されている。この下流整流板87は、上流整流板84の渦巻き方向と逆方向の渦巻き状に設けられている。これら複数の下流整流板87は、円板部81の外周側ほど間隔が拡大している。そのため、複数の下流整流板87は、相互の間に、外周に向かうにつれて拡大する流過風路88を形成している。
The
ファンカバー43は、筒状に形成され、ファン42およびディフューザ66を覆って胴体ケース44の外側に固定されている。ファンカバー43は、椀底部91および筒部92を有している。椀底部91は、ファン42の前方側の端部を覆い、中心部にファン42の空気吸入口76に対向する空気吸入口93を有する円環状に形成されている。筒部92は、この椀底部91の外周側の端部から後方側へ筒状に延びている。これにより、ファンカバー43は、筒部92の一部が胴体ケース44の外周側に被せられる。
The
電動送風機12は、図5に示すようにシール部材95および保持部材96を備えている。シール部材95は、ファンカバー43の空気吸入口93の外周側に設けられている。すなわち、シール部材95は、ファンカバー43が形成する空気吸入口93の外周側を周方向に包囲している。また、シール部材95は、ファン42の突出筒部75と対向している。これにより、ファン42の突出筒部75は、その前方側の端部がシール部材95にくい込んでいる。ファン42は、突出筒部75がシール部材95にややくい込んだ状態で回転する。保持部材96は、シール部材95の外周側に設けられ、このシール部材95をファンカバー43に保持する。シール部材95は、空気吸入口93の外周側を包囲する円環状に形成され、図5および図6に示すように外周壁97から内周側へ窪む凹部98を有している。凹部98は、シール部材95の周方向へ所定の間隔で複数設けられている。
The
ところで、ファン42の回転によって空気吸入口76から吸入された空気は、ファン42の回転にともなう遠心力によって、ファン翼73に案内されつつ吸気通路77内を通ってファン42の外周側へ導かれる。そして、ファン42の外周側に導かれた空気は、ディフューザ66の上流整流板84および下流整流板87で整流された後、開口部46のうちブリッジ部材52で塞がれていない部分を経由して胴体ケース44の内側へ流入する。そして、胴体ケース44へ流入した空気は、胴体ケース44に収容されたモータ本体45の外周側を経由して吹出口51から電動送風機12の外部へ排出される。このとき、ファン42の突出筒部75とファンカバー43との間に空気の通路が形成されると、ファン42の回転によってファン42の外周側に導かれた空気の一部は、この突出筒部75とファンカバー43との間を経由して再び空気吸入口76へ流入する。そうすると、ファンカバー43の内側には、ファン42の周囲を循環する空気の流れが形成される。その結果、電動送風機12は、効率の低下を招くことになる。
By the way, the air sucked from the
そこで、本実施形態では、ファンカバー43に突出筒部75の先端がくい込むシール部材95を設けることにより、ファン42の突出筒部75とファンカバー43との間が密閉され、ファン42の周囲を循環する空気の流れは遮断される。一方、突出筒部75の先端はシール部材95にくい込んだ状態で回転するため、シール部材95は摩擦係数の低い材料で形成することが望ましい。また、突出筒部75の先端は寸法的な誤差により真円とは限らない。そのため、シール部材95は、突出筒部75の寸法的な誤差を吸収するような柔軟な材料で形成することが望ましい。本実施形態では、シール部材95は、例えばゴム状または発泡状の柔軟なフッ素含有樹脂で形成されている。シール部材95は、フッ素含有樹脂で形成することにより、ファン42との摩擦に対する耐熱性が高く、かつ摩擦係数が小さいのでファン42の回転を妨げることがない。また、シール部材95は、柔軟な材料で形成することにより、突出筒部75の寸法的な誤差を自身の変形によって吸収する。その結果、シール部材95は、ファン42の回転に追従しつつ変形し、ファン42の突出筒部75を包み込んで空気の流れを遮断する。
Therefore, in the present embodiment, by providing the
このように摩擦係数の小さな材料で形成されているシール部材95は、接着剤との相性が低い。特にポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素含有樹脂でシール部材95を形成する場合、接着剤によるシール部材95とファンカバー43との十分な接着は困難である。シール部材95がファンカバー43から剥がれると、シール部材95とファン42とが不規則に接触し、シール部材95の摩耗を招き、シール部材95が屑を生じたり剥がれてしまうおそれがある。シール部材95から生じた屑や剥がれたシール部材95は、突出筒部75の内周側からファン42の内側へ進入して各部に堆積し、電動送風機12の不具合の原因となるおそれがある。
Thus, the sealing
そこで、本実施形態の保持部材96は、このシール部材95をファンカバー43に保持している。具体的には、保持部材96は、例えばエポキシ樹脂などで形成され、硬化前の液体状または半固形状の流動性のある状態でシール部材95の外周側に塗布される。そして、保持部材96は、塗布された後に硬化することにより、ファンカバー43のファン42側の面に接着するとともに、一部がシール部材95の凹部98へくい込む。これにより、保持部材96は、ファンカバー43に接着により固定されるとともに、凹部98へくい込んで硬化することによりシール部材95を保持する。すなわち、ファンカバー43は、例えば金属や接着性の高い樹脂で形成されているため、保持部材96とファンカバー43とは固く接着される。一方、凹部98へくい込んだ保持部材96は、硬化することによって鈎状にシール部材95と噛み合い、シール部材95がファン42側へ剥がれ落ちるのを規制する。その結果、シール部材95は、ファンカバー43からの脱落が防止される。この場合、保持部材96は、シール部材95の外周側に周方向へ連続して設けてもよく、凹部98に対応する位置に周方向へ所定の間隔で設けてもよい。
Therefore, the holding
凹部98は、図7に示すように一方の端部がシール部材95の外周壁97に開口し、シール部材95の径方向において途中まで窪んでいる。この場合、液体状または半固形状で塗布された硬化前の保持部材96は、自身の流動性によって凹部98へ流入する。そして、保持部材96が硬化することにより、保持部材96はシール部材95側が凹部98へくい込んで噛み合った状態となる。ここで、凹部98は、図8に示すようにシール部材95の外周壁97に形成している開口よりも内周側の径が大きくてもよい。これにより、凹部98の内側で硬化した保持部材96は、シール部材95と固く噛み合い、シール部材95の凹部98から抜けにくくなる。その結果、シール部材95は、保持部材96によって固く保持され、ファンカバー43からの脱落がより確実に防止される。
As shown in FIG. 7, one end of the
また、シール部材95は、図9に示すように凹部98の内周側の端部とシール部材95の内周壁99とを接続する空気穴101を有していてもよい。この空気穴101は、凹部98よりも内径を十分に小さく設定する。シール部材95に空気穴101を設けることにより、凹部98の空気は空気穴101を経由してシール部材95の外部へ排出される。そのため、硬化前の保持部材96を塗布したとき、凹部98に存在する空気は凹部98へ進入する保持部材96によって押し出される。その結果、硬化前の保持部材96は、凹部98の隅々まで十分に充填される。この空気穴101の内径を空気が抜ける程度に十分小さくすることにより、充填された保持部材96がシール部材95の内周壁99側へしみ出すことはない。このように、凹部98の形状は、保持部材96との保持力を確保するために種々変更することができる。
Further, the
以上説明した第1実施形態では、保持部材96は、シール部材95の凹部98にくい込んで硬化する。そのため、保持部材96は、一方の端部がファンカバー43に接着するとともに、他の端部がシール部材95の凹部98と噛み合った状態を形成する。これにより、保持部材96は、シール部材95との接着力が小さくても、シール部材95をファンカバー43に保持する。したがって、接着が難しいシール部材95を用いる場合であっても、別体の保持部材を必要とすることなく、摩擦係数の小さなシール部材95とファンカバー43とを確実かつ強固に保持することができる。
In the first embodiment described above, the holding
また、第1実施形態では、ファン42の突出筒部75とファンカバー43との間は、柔軟で摩擦係数の小さなシール部材95でシールされる。そのため、シール部材95は、ファン42の回転に追従しながら突出筒部75の寸法的な誤差を吸収する。これにより、ファン42の突出筒部75とファンカバー43との間を経由する空気の循環流の形成は低減される。したがって、送風効率の低下を抑えることができる。
さらに、第1実施形態では、シール部材95の周方向へ所定の間隔で凹部98を形成することにより、保持部材96は周方向において複数の位置でシール部材95と噛み合う。そのため、保持部材96は、シール部材95のファンカバー43からの脱落を制限するだけでなく、シール部材95の周方向への回転を制限する。したがって、シール部材95の移動、およびこれにともなうシール部材95の摩耗や損傷を低減することができる。
さらに、第1実施形態では、電動送風機12の送風効率の低下が抑えられるため、この電動送風機12を備える電気掃除機10の仕事率をより向上させることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態による電動送風機の要部を図10に示す。
In the first embodiment, the space between the projecting
Furthermore, in the first embodiment, the holding
Furthermore, in 1st Embodiment, since the fall of the ventilation efficiency of the
(Second Embodiment)
The principal part of the electric blower by 2nd Embodiment is shown in FIG.
第2実施形態の場合、シール部材95の凹部102は、環状溝である。すなわち、シール部材95の凹部102は、シール部材95の外周壁97を周方向へ連続する環状に形成されている。凹部102は、第1実施形態と同様にシール部材95の外周壁97から内周側へ窪んでいる。また、シール部材95は、周方向の任意の位置に凹部102とシール部材95の内周側とを接続する空気穴を有していてもよい。このようにシール部材95の外周壁97に環状の凹部102を形成することにより、保持部材96は周方向へ全周でシール部材95と噛み合う。
第2実施形態では、シール部材95は、周方向において連続する凹部102を有している。これにより、保持部材96は、シール部材95の外周壁97において全周でシール部材95を保持する。したがって、接着が難しいシール部材95であってもファンカバー43からの脱落を低減することができる。
In the case of the second embodiment, the
In the second embodiment, the
(第3実施形態)
第3実施形態による電動送風機の要部を図11に示す。
第3実施形態の場合、シール部材95の凹部103は、環状溝104および切欠溝105を有している。環状溝104は、第2実施形態と同様にシール部材95の外周壁97において周方向へ連続する環状に設けられている。一方、切欠溝105は、この周方向へ連続する環状溝104からシール部材95の軸方向へファンカバー43側へ延びている。硬化前の保持部材96を塗布すると、保持部材96は自身の流動性によって環状溝104および切欠溝105の双方へ流入した後、硬化する。切欠溝105において硬化した保持部材96は、ファンカバー43から軸方向へ柱状に立ち上がった状態となる。そのため、切欠溝105で硬化した保持部材96は、シール部材95とファンカバー43との周方向における相対的な回転を制限する。
(Third embodiment)
The principal part of the electric blower by 3rd Embodiment is shown in FIG.
In the case of the third embodiment, the
第3実施形態では、シール部材95は、周方向において所定の位置に軸方向へ延び環状溝104と接続する切欠溝105を有している。これにより、切欠溝105において硬化した保持部材96は、シール部材95とファンカバー43との相対的な回転方向に対しほぼ垂直な柱状に形成される。したがって、保持部材96によりシール部材95の脱落を防止することができるだけでなく、切欠溝105で硬化した保持部材96によってファンカバー43とシール部材95との相対的な回転を制限することができる。
なお、切欠溝105は、環状溝104からファンカバー43側へ延びるだけでなく、環状溝104からファンカバー43の反対側へ延びてもよい。すなわち、切欠溝105は、シール部材95の軸方向であれば任意に形成することができる。このように切欠溝105をシール部材95の軸方向へ形成することにより、シール部材95とファンカバー43との相対的な回転が制限される。
In the third embodiment, the
The
(その他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、複数の実施形態は、それぞれ組み合わせて適用してもよい。具体的には、第3実施形態のシール部材95の構成に第1実施形態で説明した各種の凹部98の形状を組み合わせてもよい。
(Other embodiments)
As mentioned above, although several embodiment of this invention was described, these embodiment was shown as an example and is not intending limiting the range of invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
For example, a plurality of embodiments may be applied in combination. Specifically, the shape of the various
図面中、10は電気掃除機、12は電動送風機、41は電動部、42はファン、43はファンカバー、76は空気吸入口、95はシール部材、96は保持部材、97は外周壁、98、102、103は凹部、104は環状溝、105は切欠溝を示す。 In the drawing, 10 is a vacuum cleaner, 12 is an electric blower, 41 is an electric part, 42 is a fan, 43 is a fan cover, 76 is an air inlet, 95 is a sealing member, 96 is a holding member, 97 is an outer peripheral wall, 98 , 102, 103 are recesses, 104 is an annular groove, and 105 is a notch groove.
Claims (5)
前記電動部によって回転駆動されるファンと、
前記電動部と反対側の端部に設けられている空気吸入口を有し、前記ファンを収容するファンカバーと、
前記ファンカバーの前記空気吸入口の外周側において前記ファンと対向して筒状に設けられ、その外周壁に内周側へ窪んだ凹部を有し、前記ファンに接することにより前記ファンの前記ファンカバー側の端部と前記ファンカバーとの間を経由する空気の流れを遮断するシール部材と、
前記シール部材の外周側に設けられ、液体状または半固形状で塗布された後に硬化することにより前記ファンカバーの前記ファン側の面に接着するとともに一部が前記凹部へくい込んで前記シール部材を前記ファンカバーに保持する保持部材と、
を備える電動送風機。 An electric part that generates rotational force when energized;
A fan that is rotationally driven by the electric part;
A fan cover having an air inlet provided at an end opposite to the electric part, and housing the fan;
The fan cover is provided in a cylindrical shape on the outer peripheral side of the air suction port so as to face the fan, and has a concave portion recessed toward the inner peripheral side on an outer peripheral wall thereof. A seal member that blocks the flow of air passing between the end portion on the cover side and the fan cover;
It is provided on the outer peripheral side of the seal member, and is applied to the fan side surface of the fan cover by being cured after being applied in a liquid or semi-solid state, and a part of the fan cover is inserted into the recess so that the seal member is A holding member for holding the fan cover;
An electric blower.
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010223811A JP2012077681A (en) | 2010-10-01 | 2010-10-01 | Motor fan and vacuum cleaner equipped with the same |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111615780A (en) * | 2018-01-12 | 2020-09-01 | 索尤若驱动有限及两合公司 | Drive comprising a motor with a brake, a fan housing and a lever for manually actuating the brake, and method for producing the drive |
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2010
- 2010-10-01 JP JP2010223811A patent/JP2012077681A/en active Pending
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CN111615780A (en) * | 2018-01-12 | 2020-09-01 | 索尤若驱动有限及两合公司 | Drive comprising a motor with a brake, a fan housing and a lever for manually actuating the brake, and method for producing the drive |
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