JP2012073666A - 文字列入力装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 不要な入力予測処理を回避することにより操作性を向上すること
【解決手段】 実施形態によれば、文字又は特殊コード付の文字列を入力する入力処理部と、前記文字又は特殊コード付の文字列を入力し、前記文字を蓄積文字列に追加し又は前記特殊コードにより前記蓄積文字列を更新する文字列蓄積部と、前記文字列蓄積部から前記蓄積文字列の少なくとも一部を取り出して出力するタイミングを制御する入力予測制御部と、前記入力予測制御部から出力された前記蓄積文字列の少なくとも一部についての入力予測を行って予測文字列を出力する入力予測部と、を具備することを特徴とする文字列入力装置が提供される。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、入力予測を行う文字列入力装置およびプログラムに関する。
近年、急速に普及している携帯電話機等における文字列入力は、テンキー(10キー)および幾つかの記号キーによるキー入力と入力予測とを組み合わせた方式が一般的である。英記号やひらがなの50音をテンキーを用いて1文字ずつ入力する方式のことを「マルチタップ方式」という。携帯電話機等におけるキー入力部には、「1」、「2」、…「0」のテンキーとファンクション入力用のキーとが設けられる。キー入力部は、そのエリアが小さく、キーの数も少ないことから、かな文字、カナ文字、英大文字、英小文字の合計17個前後の複数の文字が1つの数字キーに割り当てられる。文字入力を行う場合には、入力モードを対応する文字入力モードに切り換えた後、入力したい文字が表示部に表示されるまで、繰り返して数字キーを押す。このようなマルチタップ方式による文字入力では、キーが押されるごとに入力中の文字が更新される。通常、マルチタップ方式による文字入力は、入力予測と組み合わせて文字列を入力する。この場合、マルチタップ方式で文字列の先頭の数文字を入力した後に、入力予測処理で検索された候補文字列の中からユーザが入力したい文字列を選択することになる。この入力予測処理はキーが押されるごとに毎回行われる。
手書き文字入力の場合には、文字の一画を筆記するたびに入力中の文字が更新される。入力予測処理と組み合わせる場合には、一画を筆記するたびに予測処理が実行される。
マルチタップ方式による文字入力においても手書き文字認識による文字入力においても、ユーザの一度のアクションでは文字を確定できないため、入力途中で未確定な文字列が入力文字列として表示される。入力予測処理は、入力文字列が更新されるごとに毎回行われる。従って、不要な入力予測処理を回避することにより操作性を向上できることが望ましい。
上述したように、不要な入力予測処理を回避することにより操作性を向上できることが望ましい。
実施形態によれば、文字又は特殊コード付の文字列を入力する入力処理部と、前記文字又は特殊コード付の文字列を入力し、前記文字を蓄積文字列に追加し又は前記特殊コードにより前記蓄積文字列を更新する文字列蓄積部と、前記文字列蓄積部から前記蓄積文字列の少なくとも一部を取り出して出力するタイミングを制御する入力予測制御部と、前記入力予測制御部から出力された前記蓄積文字列の少なくとも一部についての入力予測を行って予測文字列を出力する入力予測部と、を具備することを特徴とする文字列入力装置が提供される。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施の形態は、例えば携帯電話機、携帯情報端末等の小型電子機器における情報処理機能を備えたテンキーによる文字入力装置や、手書き文字入力装置などに用いられる文字列入力装置に関する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る文字列入力装置のブロック図である。同図に示す文字列入力装置1は、ユーザ入力処理部2、文字列蓄積部3、入力予測制御部4、入力予測部5、予測文字列辞書6を備える。なお、装置全体を制御する制御部等は省略されている。また、本実施形態における処理をコンピュータで実行可能なプログラムで実現し、このプログラムをコンピュータで読みとり可能な記憶媒体として実現することが可能である。なお、記憶媒体としては、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD、ブルーレイ等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリ等、プログラムを記憶でき、かつコンピュータ又は組み込みシステムが読みとり可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。また、記憶媒体からコンピュータや組み込みシステムにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーションシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータあるいは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。また、記憶媒体は1つに限られず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も記憶媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。なお、コンピュータ又は組み込みシステムは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するためのものであって、パソコン、マイコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であってもよい。また、コンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって上述した機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
図1は、第1の実施形態に係る文字列入力装置のブロック図である。同図に示す文字列入力装置1は、ユーザ入力処理部2、文字列蓄積部3、入力予測制御部4、入力予測部5、予測文字列辞書6を備える。なお、装置全体を制御する制御部等は省略されている。また、本実施形態における処理をコンピュータで実行可能なプログラムで実現し、このプログラムをコンピュータで読みとり可能な記憶媒体として実現することが可能である。なお、記憶媒体としては、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD、ブルーレイ等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリ等、プログラムを記憶でき、かつコンピュータ又は組み込みシステムが読みとり可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。また、記憶媒体からコンピュータや組み込みシステムにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーションシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータあるいは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。また、記憶媒体は1つに限られず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も記憶媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。なお、コンピュータ又は組み込みシステムは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するためのものであって、パソコン、マイコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であってもよい。また、コンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって上述した機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
本実施形態では、ユーザからの文字入力の方式として、テンキーによるマルチタップ方式を用いる場合について説明するが、手書き文字入力装置としての実施形態も可能である。マルチタップ方式において、次の表1のように、各数字キーに複数のかな文字が割り当てられる。
また、各数字キーには、かな文字以外の他の文字種も割り当てられる。例えば数字キーの「6」には、「は・ひ・ふ・へ・ほ」のかな文字に加え、「ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ」のカナ文字、「M・N・O」の英大文字、および「m・n・o」の英小文字が割り当てられる。
ユーザ入力処理部2は、ユーザからのキー入力d0に応じて、入力中の文字又は文字列d1を出力する。例えば、あ行の文字を入力する場合、あ行が割り当てられた「1」という数字キーを1回押すたびに、「あ」→「い」→「う」→「え」→「お」→「ぁ」→「ぃ」→「ぅ」→「ぇ」→「ぉ」→「あ」→...という具合に、ユーザ入力処理部2から出力される文字d1が更新される。
文字列を蓄積する文字列蓄積部3は、ユーザ入力処理部2から出力された文字又は文字列d1によって、蓄積文字列を更新する。このとき、ユーザ入力処理部2からは、文字の追加又は更新が指示される。追加の場合、蓄積文字列の最後尾に、指定された追加文字又は文字列を追加する。更新の場合、蓄積文字列の最後尾から指定文字数分だけ文字又は文字列を消去して、さらに指定された追加文字又は文字列を追加する。
以下の表2では、ユーザ入力処理部2からの更新指示は、特殊コードを含む文字列で行っている。文字列の先頭の特殊コード[BS]の数は消去する文字数である。[BS]以外の文字列が追加する文字列である。[BS]が含まれるときは更新処理であり、[BS]が含まれないときは追加処理である。このような更新処理は、文字列蓄積部3において行われ得る。
入力予測制御部4は、文字列蓄積部3に蓄積された蓄積文字列から文字列の少なくとも一部d2を取り出して入力予測部5へ送出する。
図2は、入力予測制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理手順は、文字列蓄積部3の先頭から一文字ずつ文字d2を取り出して入力予測部5へ送出する場合に相当する。文字列蓄積部3および入力予測制御4を利用した制御の他の例については、後述する。
まずステップS1において、入力予測部5が処理中であるかどうかを判定する。この入力予測部5の処理とは、現時点までに入力されたキー文字列についての文字列予測の処理である。この入力予測部5における処理が完了するまで、当該ステップS1は繰り返される。言い替えれば、入力予測部5の処理がアイドル状態になるまで入力予測制御部4は待機する。次にステップS2において、入力予測制御部4は、文字列蓄積部3に文字又は文字列が蓄積されているかどうかを判定する。文字列蓄積部3に文字又は文字列が蓄積されていなければ、当該ステップS2の処理を繰り返す。言い替えれば、文字列蓄積部3に文字又は文字列が蓄積されていない状況においては、同文字列蓄積部3に新たに文字又は文字列が蓄積されるまで、待機する。次にステップS3において、入力予測制御部4は、文字列蓄積部3における蓄積文字列の先頭の一文字を取り出し、入力予測制御部4から入力予測部5にこの取り出した1文字を入力予測部5に送出する(ステップS4)。
以上の処理に関して、図3に示すように文字列蓄積部3に例えば「まるち」という文字列が蓄積されていた場合に、入力予測制御部4が当該文字列の先頭の「ま」という文字を文字列蓄積部3から取り出して入力予測部5に送出する様子を示す。
入力予測部5は、入力予測制御部4から与えられる文字列をキー文字列として予測文字列辞書6を検索し、部分一致する予測文字列を予測候補として出力する。マルチタップ方式で用いる予測文字列辞書6としては、例えば以下の表3のような形式のデータベースを用いてもよい。この場合、入力予測処理は、キー文字列が読みの先頭からの部分一致する文字を検索し、対応する予測文字列を出力する。例えば「あい」が入力されたキー文字列とすると、「挨拶」「愛している」が出力される。
ここで、文字列蓄積部3および入力予測制御4を利用した制御について、詳細に説明する。
マルチタップ方式による文字入力においても手書き文字認識による文字入力においても、ユーザの一度のアクションでは文字を確定できないため、入力途中で未確定な文字列が入力文字列として表示される。ユーザの一度のアクションとは、マルチタップ方式の文字入力の場合キーの操作であり、手書き文字認識では文字の1画を入力する操作を意味する。例えば図4に示すように、マルチタップにより「う」という一文字を入力するには、数字キー「1」を3回押すことが必要である。この操作過程において、「あ」「い」のような未確定文字がそれぞれ入力予測処理に与えられると、同図に示すように「あれば」「後で」「アンド」、「いる」「居留守」「インドア」のような不必要な予測結果7が都度表示される。ユーザにとっては、入力途中の文字に対する予測結果7が、キーを押すたびに、あるいは一画を筆記するたびに更新されて表示されるのは目障りである。
本来、「う」を確定文字として入力し、これに対する予測結果として「運動」「うれしい」「歌」といった予測結果8がすみやかに表示されることが好ましい。逆に、図4に示すような不必要な予測結果7は、無駄な予測処理による計算処理のオーバーヘッドの発生、これに伴う予測処理の遅延の発生を招きかねない。予測処理の遅延が蓄積されることは、文字入力のためのユーザインターフェースの応答速度の悪化にもつながる。
そこで本実施形態では、予測処理を制御する予測処理制御部4を設け、文字入力状況や予測処理部5の処理状況に応じて、予測処理部5へ予測キー文字列d3を送出するタイミングを制御する。
例えば図5に示すように、「あ」についての予測・変換が行われ、「BS」についての予測・変換が行われ、続いて「い」についての予測・変換が行われる以前に、点線9で示すようにマルチタップにより「BS+う」が入力処理されていることが分かる。これは、予測処理の遅延が蓄積すると、予測処理のバッファに溜まった未確定文字が実際に予測処理に与えられる前に、未確定文字が変更されることが判明する場合があることを示している。なお、Lg1は、「う」を入力してから、予測結果が表示されるまでのタイムラグを示している。
ここで、予測処理制御部4によるタイミングの制御を行わない場合、「い」はそのまま予測処理に供され、その後、「BS」によって「い」に対する予測処理のキャンセル処理が実行され、最後に「う」の予測処理が行われることになる。これに対し本実施形態では、図6に示すように、予測制御部4が、文字列蓄積部3に蓄積された文字又は文字列を入力予測部5に送出するタイミングtgを制御する。
この結果、タイミング制御を行わない場合では「い」に対する予測処理、「い」のキャンセル処理という不要な処理が発生するのに対し、本実施形態では、これらを回避して「う」に対する予測処理をすみやかに行うことができる。従って、「う」を入力してから、予測結果が表示されるまでのタイムラグLg2を、上述したLg1よりも短縮することができる。
本実施形態に係る予測処理制御部4によるタイミング制御の要点は、変更の可能性がある未確定な文字列については、送出後に変更が加わらないように、できるだけ時間的に遅らせて予測処理部5へ送出することである。この目的のために本装置1は文字列蓄積部3を備えている。図7に示すように、文字列蓄積部3に蓄積される文字列は、「あ」「(ヌル文字)」「BS+い」「い」「う」のように変化し、「い」「BS+う」における「い」および「BS」を文字列蓄積部3において吸収することができ、これら「い」および「BS」に対する予測処理を省略することができる。
なお、入力予測部5へ文字又は文字列を送出するタイミングは数通りのやり方が考えられる。
例えば、(i)図2のフローチャートに示したように、文字列蓄積部3に蓄積された文字列の先頭から1文字ずつ取得して送出する。
(ii)蓄積文字列の文字数が(N+1)文字以上の場合(ただしN≧1)、蓄積文字列の最後尾からN文字を除いた文字列を取得して送出する。N文字以下の場合、蓄積文字列の先頭から1文字ずつ取得し送出する。Nは、未確定文字列の最大数とするのが望ましい。例えば、マルチタッチ方式や枠あり文字認識の場合、未確定文字列は最大1文字なのでN=1とする。
ここで枠あり文字認識とは文字認識を行う方法の一つで、一文字ずつ予め決められた枠内へユーザが入力することによって文字を認識する技術である。この場合枠とは1文字ずつ区切るために範囲を指定するものである。一方、一文字ずつ区切れがない場合に文字認識を行う方法が枠なし文字認識や重ね書き文字認識がある。重ね書き文字認識では、一文字ずつの文字の区切れが与えられず、所定の場所に文字を重ねて書く場合などに用いられる。
上記(ii)では未確定文字列はほぼ固定長とみなして処理を行ったが、枠なし文字認識や重ね書き文字認識のように認識結果として不定長の文字列を出力する場合には、未確定文字の数は一定ではないため、このやり方は最適ではない。例えば重ね書き文字認識のように、認識結果文字列を確定文字列と未確定文字列に分離できるのであれば、その情報に基づいて次のように制御することができる。
(iii)蓄積文字列に確定文字列が含まれる場合には、蓄積文字列のうちの確定文字列をすべて取得して送出する。確定文字列が含まれず未確定文字列だけからなる場合、未確定文字列の先頭から1文字ずつ順番に送出する。
また、上記(i)(ii)(iii)などにおいて1文字ずつ順番に送出する場合には、例えば以下のように時間間隔を制御するやり方がある。
(iv)1文字ずつ順番に送出する場合には、あらかじめ定められた時間間隔に基づいて、一定間隔毎に1文字を送出する。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係る文字列入力装置のブロック図である。第1の実施形態では、文字列蓄積部3の蓄積文字列の情報を基に制御を行っていたが、他の処理部からの情報を用いることでさらに効率的な制御が可能となる。第2の実施形態において、入力予測制御10は、入力予測部11の処理状態を確認して入力予測制御を行うものである。第2の実施形態では、入力予測部5の状態を示す信号d4が入力予測制御部10に適宜与えられる。入力予測制御部10は、この信号d4に基づいて、入力予測部11が入力予測処理を実行中であることを判定し、その場合には入力予測部11への送出を行わない。
図8は、第2の実施形態に係る文字列入力装置のブロック図である。第1の実施形態では、文字列蓄積部3の蓄積文字列の情報を基に制御を行っていたが、他の処理部からの情報を用いることでさらに効率的な制御が可能となる。第2の実施形態において、入力予測制御10は、入力予測部11の処理状態を確認して入力予測制御を行うものである。第2の実施形態では、入力予測部5の状態を示す信号d4が入力予測制御部10に適宜与えられる。入力予測制御部10は、この信号d4に基づいて、入力予測部11が入力予測処理を実行中であることを判定し、その場合には入力予測部11への送出を行わない。
(第3の実施形態)
図9は、第3の実施形態に係る文字列入力装置のブロック図である。第3の実施形態は、ユーザが文字入力以外の操作を行った際の編集コマンドd5をユーザ入力処理部12から入力予測制御部13に入力して処理を行うものである。
図9は、第3の実施形態に係る文字列入力装置のブロック図である。第3の実施形態は、ユーザが文字入力以外の操作を行った際の編集コマンドd5をユーザ入力処理部12から入力予測制御部13に入力して処理を行うものである。
ユーザの入力が文字以外の場合、入力中の文字列が確定したとみなせる場合がある。例えば、テンキーの場合、特定のキーに操作を割り当てたり、手書き文字認識の場合ではジェスチャーに操作を割り当てたりすることで、確定操作、1文字削除、カーソル移動を実行できることが多い。この場合、入力予測制御部13は、文字入力以外の操作(確定操作、文字削除、カーソル移動など)を行った際の編集コマンドd5を受け付け、これによりユーザが文字入力以外の操作を行ったことを判定し、それまでに入力された文字列を確定したとみなし、文字列蓄積部3の蓄積文字列を入力予測部5に対してすべて送出する。
あるいは、文字列蓄積部3における変更処理が、入力予測部5が処理中の文字列に対する変更処理であることを編集コマンドd5に基づいて判定し、この場合には、処理中の予測処理を中止するように入力予測部5を入力予測制御部13が制御してもよい。
以上説明した実施形態によれば、入力予測処理の回数を削減することができ、さらなる遅延の発生を防ぐことができる。ユーザへの応答速度を改善でき、計算量削減による消費電力の削減も可能となる。また、携帯電話などに搭載されているテンキーによる文字入力のように1回のアクションでは確定されない文字入力方式と入力予測方式とを組み合わせた文字列入力装置において、無駄な入力予測処理の回数を削減し、ユーザへの応答速度を改善することができる。従って、不要な入力予測処理を回避することにより操作性を向上することができる。
なお、入力予測制御部における制御方法について種々説明したが、それぞれを単独で用いてもよいし、複数を組み合わせてもよい。また、ユーザ入力処理部については、テンキーのマルチタップ方式による文字入力を例にして説明したが、マルチタップ方式に限定されない。例えば、文字を入力するために複数のアクションを行い、1アクションごとに入力文字が変更されるような文字入力に対しても実施可能である。また、手書き文字認識による文字入力でも実施が可能である。手書き文字認識による文字入力では、1文字を構成する一画を筆記するごとに文字認識処理を行い、その結果が更新される。
図10は、枠なし文字認識での未確定文字列の一例を示している。例えば「枠」という文字を筆記する場合、その過程で「木」「木九」のような不定長の未確定文字列が出力される。また、図11は、重ね書き文字認識での未確定文字列の一例を示している。例えば「あ」を筆記する過程で、「ー」「しの」のような不定長の未確定文字列が出力される。これら枠なし文字認識又は重ね書き文字認識を行う場合についても、上述した第1乃至第3の実施形態に従って入力予測部に予測キー文字列を送出するタイミングを制御することにより、不要な予測処理を回避することができる。
また、入力予測部に文字列を送出するタイミングを制御することによって、テキストやコードによるデータベースに対する情報検索においても不要な処理を削減できる。たとえば、データベースはインターネット等によるネットワークシステム上での検索でもよい。たとえばインターネットでは多様な検索サイトが提供されており、検索時のキーワードも予測する。入力予測部に文字列を送出するタイミングを制御することによって、検索時のキーワード予測に係る不要な処理を削減すること可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…文字列入力装置;
2…ユーザ入力処理部;
3…文字列蓄積部;
4…入力予測制御部;
5…入力予測部;
6…予測文字列辞書
2…ユーザ入力処理部;
3…文字列蓄積部;
4…入力予測制御部;
5…入力予測部;
6…予測文字列辞書
Claims (10)
- 文字又は特殊コード付の文字列を入力する入力処理部と、
前記文字又は特殊コード付の文字列を入力し、前記文字を蓄積文字列に追加し又は前記特殊コードにより前記蓄積文字列を更新する文字列蓄積部と、
前記文字列蓄積部から前記蓄積文字列の少なくとも一部を取り出して出力するタイミングを制御する入力予測制御部と、
前記入力予測制御部から出力された前記蓄積文字列の少なくとも一部についての入力予測を行って予測文字列を出力する入力予測部と、
を具備することを特徴とする文字列入力装置。 - 前記入力予測制御部は、前記入力予測部が前記入力予測を行っている期間において前記蓄積文字列の少なくとも一部を前記入力予測部に出力するのを禁止することにより、前記タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記入力予測制御部は、前記蓄積文字列の先頭から1文字ずつ取り出して前記入力予測部に出力することにより、前記タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記入力予測制御部は、前記文字列蓄積部に蓄積された蓄積文字列の文字数が(N+1)以上の場合(ただし、N≧1)、前記蓄積文字列の最後のN文字を除いた文字列を前記入力予測部に出力し、前記文字数がN以下の場合、前記蓄積文字列の先頭から1文字ずつ取り出して前記入力予測部に出力することにより、前記タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記文字列蓄積部は、確定文字列と未確定文字列とを区別して前記蓄積文字列を蓄積し、
前記入力予測制御部は、前記文字列蓄積部に蓄積された前記確定文字列をそのまま前記入力予測部に出力し、前記未確定文字列の先頭から1文字ずつを取り出して前記入力予測部に出力することにより、前記タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記入力予測制御部は、前記入力処理部が編集コマンドを受け付けた場合に、該編集コマンドを受け付けるまでの蓄積文字列をすべて前記入力予測部に出力することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記編集コマンドは、少なくとも文字確定操作、文字消去操作、およびカーソル移動のいずれかのコマンドであることを特徴とする請求項6に記載の装置。
- 前記入力予測制御部は、前記文字列蓄積部から取り出した前記蓄積文字列の少なくとも一部を、あらかじめ設定された時間間隔で前記入力予測部に出力することを特徴とする請求項3に記載の装置。
- 前記入力予測制御部は、前記入力予測部が処理中の予測キー文字列が変更されることが分かった場合に、該予測キー文字列についての入力予測処理を中止するよう前記入力予測部を制御することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- コンピュータを、
文字又は特殊コード付の文字列を入力する入力処理部、
前記文字又は特殊コード付の文字列を入力し、前記文字を蓄積文字列に追加し又は前記特殊コードにより前記蓄積文字列を更新する文字列蓄積部、
前記文字列蓄積部から前記蓄積文字列の少なくとも一部を取り出して出力するタイミングを制御する入力予測制御部、
前記入力予測制御部から出力された前記蓄積文字列の少なくとも一部についての入力予測を行って予測文字列を出力する入力予測部、
として機能させるためのプログラム。
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