JP2012067909A - 鋼管用ねじ継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ピンノーズ外周面3NSとボックスノーズ内周面1NSとがねじ結合時にノーズ部8先端から遠くて比較的長い第1のシール部20と、ショルダ部12に近くて比較的短い第2のシール部30を形成し、第1のシール部20形成箇所では、ボックスノーズ内周面1NSの母線が相異なる曲率半径Rを有する複数の円弧をボックス軸方向断面視で内側に凸状となるように順次滑らかに接続してなる第1の複合R曲線21で、雌ねじ部5から遠ざかるにつれて曲率半径Rが大きくなり、ピンノーズ外周面3NSはボックス部材3と干渉して第1のシール部20形成に資する第1のテーパ面22を含む。
【選択図】図1
Description
これら、特許文献1,2に記載されるように、シール部位置をピンのねじ部位置近くに置き、ピンノーズ先端から離すことは、耐外圧性能、耐引張性能の向上とともに、ねじに対して安定的な性能を持たせる上で有効であり、それはFEMシミュレーション等からも確認できる。またシール部と不連続な形状となるピンノーズは、強い軸圧縮力が負荷された場合に、それ自体が変形し、ボックス部材のトルクショルダ部の塑性変形を軽減させる効果もある。しかし、一方で、不連続部に不正な変形が入ることもあり、これは締付けトルクに依存すると考えられる。
以上説明したように、従来提案されているねじ継手においては、未だ何らかの問題を有しており、上述した耐圧縮性能、耐曲げ性能、外圧シール性能など、ねじ継手への要求性能の多様化に十分応えるためには、更なる改良の余地がある。本発明は、このような事情に鑑みて、シール性と耐圧縮性、さらには、耐ゴーリング性を向上させた、鋼管用ねじ継手を提供することを目的とする。
(1) 雄ねじ部と、該雄ねじ部より管端側に延在するノーズ部と、該ノーズ部の先端に設けられたショルダ部とを有するピン部材と、
前記雄ねじ部とねじ結合される雌ねじ部と、前記ピン部材のノーズ部外周面に相対するノーズ部内周面と、前記ピン部材のショルダ部に当接するショルダ部とを有するボックス部材とを有し、
前記ねじ結合により前記ピン部材とボックス部材とが結合されてピン部材の前記ノーズ部外周面とボックス部材の前記ノーズ部内周面とが継手軸方向の2箇所でメタル‐メタル接触しその2つの接触箇所がそれぞれ、前記ノーズ部の先端から遠くて比較的長い第1のシール部と、ショルダ部に近くて比較的短い第2のシール部とをなす鋼管用ねじ継手であって、
前記ボックス部材の第1のシール部形成箇所では前記ノーズ部内周面の母線が、相異なる曲率半径Rを有する複数の円弧をボックス軸方向断面視で内側に凸状となるように順次滑らかに接続してなる第1の複合R曲線であり、該第1の複合R曲線は、雌ねじ部から遠ざかるにつれて曲率半径Rが大きくなるものとし、
前記ピン部材の前記ノーズ部外周面は、前記ねじ結合時にボックス部材の前記第1のシール部形成箇所と干渉する第1のテーパ面を含むものとした
ことを特徴とする、鋼管用ねじ継手。
(2) 前記第1の複合R曲線内の各円弧がなす角度は、前記雌ねじ部に近い円弧のものほど大きいことを特徴とする前記(1)に記載の鋼管用ねじ継手。
(3) 前記第1の複合R曲線内の円弧の接続点のいずれかが前記ピン部材の第1のテーパ面のタンジェントポイントになることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の鋼管用ねじ継手。
(4) 前記第1のテーパ面は、ピン軸方向となす角度α1が10度以内であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
(5) 前記ピン部材のノーズ部の長さLが20mm以上であることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
(6) 前記ピン部材の第2のシール部形成箇所ではノーズ部外周面の母線が、前記第1のテーパ面を形成する母線に滑らかに接続される曲線であって、相異なる曲率半径Rを有する複数の円弧をピン軸方向断面視で外側に凸状となるように順次滑らかに接続してなる第2の複合R曲線であり、該第2の複合R曲線は、雄ねじ部から遠ざかるにつれて曲率半径が小さくなるものとし、
前記ボックス部材のノーズ部内周面は、前記ピン部材の前記第2のシール部形成箇所と干渉する第2のテーパ面を含むものとしたことを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
(7) 前記第2のテーパ面は、ボックス軸方向となす角度α2が45度以内であることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
(8) 前記雄ねじ部と前記雌ねじ部とは、スタブフランク角度γが0度〜30度の範囲内であることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
(9) 前記雄ねじ部と前記雌ねじ部とは、ロードフランク角度βが−5度〜4度の範囲内であることを特徴とする前記(1)〜(8)のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
(10) 前記雄ねじ部と前記雌ねじ部とは、ねじ結合時のねじ隙間Gが0.01〜0.1mmの範囲内であることを特徴とする前記(1)〜(9)のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
(11) 前記ショルダ部のショルダ角度δが0度〜20度の範囲内であることを特徴とする前記(1)〜(10)のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
(12) 前記雄ねじ部及び雌ねじ部のねじテーパ量が1/32〜1/12の範囲内であることを特徴とする前記(1)〜(11)のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
(13) 前記第2のシール部のシール干渉量S2を前記第1のシール部のそれと同じか、それよりも小さくしたことを特徴とする前記(1)〜(12)のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
(14) 前記(1)〜(13)のいずれかにおいて、順次滑らかに接続してなる曲線に代えて、順次滑らかに直接もしくは線分を介して接続してなる曲線としたことを特徴とする鋼管用ねじ継手。
(i) ねじ結合時に、ピン部材のノーズ部外周面とボックス部材のノーズ部内周面とが継手軸方向の2箇所でメタル‐メタル接触しその2つの接触箇所がそれぞれ、前記ノーズ部の先端から遠くて比較的長い第1のシール部と、ショルダ部に近くて比較的短い第2のシール部とをなすようにすること(ここで、比較的長いとは、後述のシール接触長さが2つのシール部における接触長の比較で片方より常に長いことを意味し、比較的短いとは同シール部接触長さが片方より常に短いことを意味する。)、
(ii) 前記ボックス部材の第1のシール部形成箇所ではノーズ部内周面の母線が、相異なる曲率半径Rを有する複数の円弧をボックス軸方向断面視で内側に凸状となるように順次(直接もしくは線分を介して)滑らかに接続してなる第1の複合R曲線であり、該第1の複合R曲線は、雌ねじ部から遠ざかるにつれて曲率半径Rが大きくなるものとすること、及び
(iii) 前記ピン部材のノーズ部外周面は、前記ねじ結合時にボックス部材の前記第1のシール部形成箇所と干渉する第1のテーパ面を含むものとすること、
という条件を満たすことで、シール部のタンジェントポイントをノーズ先端から離すことが可能であるとの発想に至った。さらに、シール部の接触面圧分布に、Rが大きくて面圧が低く接触長が長い部位と、Rが小さくて面圧が高く接触長が短い部位とを設けることで、リークパスができにくく極限シール性能が向上する効果もある知見に至った。
第1のシール部20形成箇所において、ボックスノーズ内周面1NSはボックス部材1の軸方向断面視で内側に凸状の曲線をなしており、一方、ボックスノーズ内周面1NSに対向するピンノーズ外周面3NSはねじ継手の軸方向(略して、継手軸方向)に対して一定の傾角(テーパ角という)α1を持つ第1のテーパ面22(円錐形状面)とされている。
ピンノーズ長さLは、20mm以上であることが好ましい。これによれば、第1のシール部がピンノーズ先端から十分離間し、その結果、この離間距離範囲内の弾性変形により、第1のシール部へのダメージをより大きく軽減できるため、シール性能の安定化に効果的である。シール性能が安定化するため、第1のシール部20のシール干渉量S1(図1(c)参照)は、半径方向シール方式としては比較的小さくとることが可能であり、ゴーリングリスクが小さい。
第2のシール部30形成箇所において、ピンノーズ外周面3NSの母線は前記第1のテーパ面22を形成する母線に滑らかに接続される曲線であって、相異なる曲率半径Rを有する複数の円弧をピン軸方向断面視で外側に凸状となるように順次滑らかに接続してなる第2の複合R曲線32であり、該第2の複合R曲線32は、雄ねじ部7から遠ざかるにつれて曲率半径が小さくなるものとすることが好ましい。それと共に、ボックスノーズ内周面1NSは、ピン部材3の前記第2のシール部30形成箇所と干渉する第2のテーパ面32を含むことが好ましい。ピン部材3とボックス部材1とを結合させると、第2のテーパ面31が、第2の複合R曲線32を母線とするボックスノーズ内周面1NS部分と干渉して第2のシール部30が形成される。第2のテーパ面31がボックス軸方向となす角度(テーパ角)α2は、第2のシール部30を形成する前記干渉が実現するように設定される。
上記の第1乃至第2のシール部周辺の形状の好適範囲規定に加えて、雄ねじ部と雌ねじ部とについて、ロードフランク角度、スタブフランク角度、ねじ隙間、ねじテーパ量のいずれか1種又は2種以上を好適範囲に規定することで、それらの組み合わせ効果によって、よりシール性能が全体的に向上することが確認された。ここで、ロードフランク角度は、図6に示すロードフランク角度β、すなわち、ロードフランク面18が継手軸直交面(ねじ継手の軸方向と直交する面の意。以下同じ)に対してなす角度βである。また、スタブフランク角度は、図6に示すスタブフランク角度γ、すなわち、スタブフランク面19が継手軸直交面に対してなす角度γである。また、ねじ隙間は、図5に示すねじ隙間G、すなわち、雄ねじのねじ山7aとこれに噛み合う雌ねじのねじ溝5aとの隙間Gである。また、ねじテーパ量は、雄ねじ(又は雌ねじ)のねじ山頂部(又はねじ溝底部)を通るテーパ面が継手軸方向となす角度のタンジェント値である。
スタブフランク角度γの好適範囲は0度〜30度であり、該好適範囲の下限はねじ部の耐ゴーリング性と工具寿命、締め付け性の観点から、上限は耐軸圧縮性の観点から、それぞれ定められた。
ロードフランク角度、スタブフランク角度、ねじ隙間、ねじテーパ量の1種又は2種以上を上記のとおりに規定することによるシール性能の全体的向上効果は、特に、一旦軸圧縮を負荷した後の軸引張+内圧もしくは外圧を負荷する条件下で顕著である。
また、ショルダ部のショルダ角度δ(ショルダ部の継手軸方向の端面が継手軸直交面に対してなす角度であり、当該界面のピン外周側がピン内周側からみて継手軸方向外側に張り出す場合を正の角度とする)は、0度〜20度であることが好ましい。ショルダ角度が0度未満ではシール性能や、締め付け特性の点で不利となり、一方、20度超ではボックスショルダ部の塑性変形や、シール部の局所変形が発生し易いという点で不利となる。好ましくは15度以下が良い。更に状況に応じては、7度以下が好ましい。
また、比較として、
・比較例1:ボックス部材のシール部内周面の母線を単一のRを有する凸状の曲線(図1に破線で示した単一R曲線M)形状とした場合、
・比較例2:ボックス部材のシール部内周面の母線を複合R曲線としたが、円弧のRが雌ねじ部5から遠ざかるほど大きくなるという要件を満たさないとした場合、
について、同様に接触面積圧およびゴーリング指標を求めた。
1NS ピン部材のノーズ部外周面に相対するボックス部材のノーズ部内周面(ボックスノーズ内周面)
3 ピン(ピン部材)
3NS ピン部材のノーズ部外周面(ピンノーズ外周面)
5 雌ねじ(雌ねじ部)
5a 雌ねじのねじ溝
7 雄ねじ(雄ねじ部)
7a 雄ねじのねじ山
8 ノーズ部(ピンノーズ)
11、13 シール部(詳しくはメタルタッチシール部)
12、14 ショルダ部(詳しくはトルクショルダ部)
18 ロードフランク面
19 スタブフランク面
20 第1のシール部
21 第1の複合R曲線
22 第1のテーパ面
30 第2のシール部
31 第2のテーパ面
32 第2の複合R曲線
Claims (14)
- 雄ねじ部(7)と、該雄ねじ部(7)より管端側に延在するノーズ部(8)と、該ノーズ部(8)の先端に設けられたショルダ部(12)とを有するピン部材(3)と、
前記雄ねじ部(7)とねじ結合される雌ねじ部(5)と、前記ピン部材(3)のノーズ部外周面(3NS)に相対するノーズ部内周面(1NS)と、前記ピン部材のショルダ部(12)に当接するショルダ部(14)とを有するボックス部材(1)とを有し、
前記ねじ結合により前記ピン部材(3)とボックス部材(1)とが結合されてピン部材の前記ノーズ部外周面(3NS)とボックス部材の前記ノーズ部内周面(1NS)とが継手軸方向の2箇所でメタル‐メタル接触しその2つの接触箇所がそれぞれ、前記ノーズ部の先端から遠くて比較的長い第1のシール部(20)と、ショルダ部に近くて比較的短い第2のシール部(30)とをなす鋼管用ねじ継手であって、
前記ボックス部材(1)の第1のシール部(20)形成箇所では前記ノーズ部内周面(1NS)の母線が、相異なる曲率半径Rを有する複数の円弧をボックス軸方向断面視で内側に凸状となるように順次滑らかに接続してなる第1の複合R曲線(21)であり、該第1の複合R曲線(21)は、雌ねじ部から遠ざかるにつれて曲率半径Rが大きくなるものとし、
前記ピン部材(3)の前記ノーズ部外周面(3NS)は、前記ねじ結合時にボックス部材の前記第1のシール部(20)形成箇所と干渉する第1のテーパ面(22)を含むものとした
ことを特徴とする、鋼管用ねじ継手。 - 前記第1の複合R曲線(21)内の各円弧がなす角度は、前記雌ねじ部(5)に近い円弧のものほど大きいことを特徴とする請求項1に記載の鋼管用ねじ継手。
- 前記第1の複合R曲線(21)内の円弧の接続点のいずれかが前記ピン部材の第1のテーパ面(22)のタンジェントポイントになることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管用ねじ継手。
- 前記第1のテーパ面(22)は、ピン軸方向となす角度α1が10度以内であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
- 前記ピン部材(3)のノーズ部の長さLが20mm以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
- 前記ピン部材(3)の第2のシール部(30)形成箇所ではノーズ部外周面の母線が、前記第1のテーパ面(22)を形成する母線に滑らかに接続される曲線であって、相異なる曲率半径Rを有する複数の円弧をピン軸方向断面視で外側に凸状となるように順次滑らかに接続してなる第2の複合R曲線(32)であり、該第2の複合R曲線(32)は、雄ねじ部から遠ざかるにつれて曲率半径が小さくなるものとし、
前記ボックス部材(1)のノーズ部内周面は、前記ピン部材の前記第2のシール部(30)形成箇所と干渉する第2のテーパ面(31)を含むものとしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。 - 前記第2のテーパ面(31)は、ボックス軸方向となす角度α2が45度以内であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
- 前記雄ねじ部(7)と前記雌ねじ部(5)とは、スタブフランク角度γが0度〜30度の範囲内であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
- 前記雄ねじ部(7)と前記雌ねじ部(5)とは、ロードフランク角度βが−5度〜4度の範囲内であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
- 前記雄ねじ部(7)と前記雌ねじ部(5)とは、ねじ結合時のねじ隙間Gが0.01〜0.1mmの範囲内であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
- 前記ショルダ部(12)のショルダ角度δが0度〜20度の範囲内であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
- 前記雄ねじ部(7)及び雌ねじ部(5)のねじテーパ量が1/32〜1/12の範囲内であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
- 前記第2のシール部(30)のシール干渉量S2を前記第1のシール部(20)のそれと同じか、それよりも小さくしたことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の鋼管用ねじ継手。
- 請求項1〜13のいずれかにおいて、順次滑らかに接続してなる曲線に代えて、順次滑らかに直接もしくは線分を介して接続してなる曲線としたことを特徴とする鋼管用ねじ継手。
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