JP2012063716A - ハイブリッドファインダ装置、撮像装置およびハイブリッドファインダ制御方法 - Google Patents

ハイブリッドファインダ装置、撮像装置およびハイブリッドファインダ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光学ビューファインダと電子ビューファインダとの切換え時に観察者に与える違和感を軽減すること。
【解決手段】撮影光学系16と、撮影光学系16を介して被写体像が結像されるCCD20と、CCD20により撮像された被写体像を表示画像として表示するLCD62と、接眼部56を有するファインダ50と、ファインダ50に入射した光学像およびLCD62に表示された表示画像のうちでファインダ50の接眼部56に導く像を切り換える手段(遮蔽材64、LCDドライバ60等)と、LCD62に表示される被写体像を変倍させる撮影光学系ドライバ38を備え、CPU12は、光学像と表示画像との切換えを行なうとき、光学像と表示画像とで画角が異なる場合には、変倍により切換えの前後で表示画像の画角と光学像の画角とを一致させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学ビューファインダと電子ビューファインダとの切換え時に観察者に与える違和感を軽減することができるハイブリッドファインダ装置、撮像装置およびハイブリッドファインダ制御方法に関する。
光学ビューファインダに入射した光学像と、電子ビューファインダとして表示素子によって電子的に表示された画像(電子表示画像)とをそれぞれハーフミラーを介して接眼レンズに導く光学系を有したハイブリッドファインダが知られている(特許文献1を参照)。
また、特許文献2には、光学ビューファインダに、ズーム倍率に応じた撮影範囲を示す画枠を表示する構成が開示されている。また、特許文献3には、光学ビューファインダの視野枠を電子ズーム倍率に合わせて変更し、視野枠外はマスクする構成が開示されている。また、特許文献4には、光学ビューファインダにエリア表示用のマークを設けた構成が開示されている。
特開平4−30677号公報 特開平5−260352号公報 特開平11−284898号公報 特開2010−21839号公報
光学ビューファインダは、表示に応答遅れが無い、表示画像が鮮明である等、電子ビューファインダに対し、一定の優位性がある。特に、光学ビューファインダを覗いて撮影を行う写真愛好家にとっては、いちいちカメラから顔を離して背面の液晶表示を見るのは面倒でもある。一方、電子ビューファインダは、光学ビューファインダ(特に単焦点の光学ビューファインダ)に対し、パララックスが無い、撮影画像と一致して表示された表示画像を確認できる等の優位点がある。したがって、光学ビューファインダと電子ビューファインダとを組み合わせたハイブリッドファインダにより、状況に応じて両者を使い分けたいという要求がある。
しかし、図6(A)に示すように、光学ビューファインダ(OVF)から電子ビューファインダ(EVF)への切換え時、光学像(OVF像)の画角よりも電子表示画像(EVF像)の画角が小さいと、観察者の目には被写体が急に大きく変化して見える。図6(A)にて、太線枠は光学ビューファインダ時に見えるOVF像を示し、細線枠は電子ビューファインダ時に見えるEVF像を示している。特に、光学ビューファインダが単焦点の場合、EVF像が撮影レンズのズーミングに併せて変化するのに対し、OVF像は一定であるため、切換え時の変化が大きくなり、観察者に大きな違和感を与える。また、図6(B)に示すように、電子ビューファインダから光学ビューファインダへの切換え時、観察者の目には被写体が急に小さく変化して見えることがある。
即ち、ハイブリッドファインダにおいては、光学ビューファインダと電子ビューファインダとを切り換えるときに接眼部に導かれる画像の画角が異なるため、観察者に大きな違和感を与えるという課題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、光学ビューファインダと電子ビューファインダとの切換え時に観察者に与える違和感を軽減することができるハイブリッドファインダ装置、撮像装置およびハイブリッドファインダ制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、撮影光学系と、前記撮影光学系を介して被写体像が結像される撮像素子と、前記撮像素子により撮像された被写体像を表示画像として表示する表示素子と、接眼部を有するファインダと、前記ファインダに入射した光学像および前記表示素子に表示された前記表示画像のうちで前記ファインダの前記接眼部に導かれる像を切り換える切換手段と、前記表示素子に表示される前記被写体像を変倍する変倍手段と、前記切換手段により前記光学像と前記表示画像との切り換えを行うとき、前記光学像と前記表示画像とで画角が異なる場合には、前記変倍手段の変倍により切り換えの前後で前記表示画像の画角と前記光学像の画角とを一致させる制御手段と、を備えたことを特徴とするハイブリッドファインダ装置を提供する。
本発明の一実施形態にて、前記制御手段は、前記ファインダの前記接眼部に導かれる像を前記光学像から前記表示画像に切り換えるとき、切換直後の前記表示画像の画角を前記光学像と同じ画角に設定した後に、前記表示画像の画角を撮影範囲まで徐々に変化させることを特徴とする。
本発明の一実施形態にて、前記制御手段は、前記ファインダの前記接眼部に導かれる像を前記表示画像から前記光学像に切り換えるとき、前記表示画像の画角を前記光学像の画角まで徐々に変化させた後に、前記表示画像から前記光学像に切り換えることを特徴とする。
本発明の一実施形態にて、前記制御手段は、前記光学像を前記接眼部に導いているとき、前記表示素子に撮影範囲に応じた枠を表示させて、該枠を前記光学像に重ね合わせることを特徴とする。
本発明の一実施形態にて、前記変倍手段は、光学変倍および電子変倍のうち少なくとも一方により前記変倍を行うことを特徴とする。
本発明の一実施形態にて、前記ファインダは、前記撮影光学系とは異なる単焦点の光学系を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記ハイブリッドファインダ装置を備え、前記撮像素子により撮像された被写体像を静止画像または動画像として記録媒体に記録することを特徴とする撮像装置を提供する。
また、本発明は、撮影光学系と、前記撮影光学系を介して被写体像が結像される撮像素子と、表示素子と、接眼部を有するファインダと、前記ファインダに入射した光学像および前記表示素子に表示された表示画像のうちで前記ファインダの前記接眼部に導かれる像を切り換える切換手段とを用いるハイブリッドファインダ制御方法であって、前記ファインダに入射した光学像を前記ファインダの前記接眼部に導くステップと、前記撮像素子により撮像された被写体像を前記表示素子に前記表示画像として表示させるとともに前記表示画像の画角を前記光学像の画角に一致させて、前記ファインダの前記接眼部に導かれる像を前記光学像から前記表示画像に切り換えるステップと、前記表示画像の画角を撮影範囲まで徐々に変化させるステップと、を備えたことを特徴とするハイブリッドファインダ制御方法を提供する。
また、本発明は、撮影光学系と、前記撮影光学系を介して被写体像が結像される撮像素子と、表示素子と、接眼部を有するファインダと、前記ファインダに入射した光学像および前記表示素子に表示された表示画像のうちで前記ファインダの前記接眼部に導かれる像を切り換える切換手段とを用いるハイブリッドファインダ制御方法であって、前記撮像素子により撮像された被写体像を前記表示素子に前記表示画像として表示させて、該表示画像を前記接眼部に導くステップと、前記表示画像の画角を前記光学像と同じ画角まで徐々に変化させるステップと、前記表示画像の画角が前記光学像の画角に一致したとき前記接眼部に導かれる像を前記表示画像から前記光学像に切り換えるステップと、を備えたことを特徴とするハイブリッドファインダ制御方法を提供する。
本発明の一実施形態では、前記ハイブリッドファインダ制御方法にて、前記光学像を前記接眼部に導いているとき、前記表示素子に撮影範囲に応じた枠を表示させて、該枠を前記光学像に重ね合わせることを特徴とする。
本発明によれば、光学ビューファインダと電子ビューファインダとの切換え時に観察者に与える違和感を軽減することができる。
本発明を適用した撮像装置の一例の全体構成図 観察像を光学像から表示画像に切り換える場合の制御例を示す説明図 観察像を表示画像から光学像に切り換える場合の制御例を示す説明図 人物撮影時における枠表示の説明に用いる説明図 人物以外の被写体撮影時における枠表示の説明に用いる説明図 本発明の課題の説明に用いる説明図
以下、添付図面に従って、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明に係るハイブリッドファインダ装置を適用した撮像装置の一例の全体構成図である。
本例の撮像装置1は、撮像した画像(静止画像および動画像のうち少なくとも一方)をメモリカード10に記録するデジタルカメラであり、デジタルカメラ全体の動作は中央処理装置(CPU)12により制御される。
操作部14は、各種の指示入力を受け付ける入力デバイスである。本例の操作部14は、電源スイッチ、撮影モードと再生モードとを切り換えるためのモード切替スイッチ、ズーム(変倍)指示の入力を受け付けるズームキー、撮影指示等の入力を受け付けるシャッタボタン、および、ファインダ切換指示の入力を受け付けるファインダ切換スイッチを含む。ファインダ切換指示は、後述のようにハイブリッドファインダ50を光学ビューファインダ(OVF)状態に設定するか電子ビューファインダ(EVF)状態に設定するかを示す。
撮影モード時にシャッタボタンがオンされると、ズームレンズとフォーカスレンズとを含む撮影レンズ16および絞り18を介して入射した被写体光が撮像素子(CCD)20の受光面に被写体像として結像され、その被写体像が撮像素子20により撮像される。即ち、CCD20に蓄積された信号電荷がCCDドライバ22からの転送パルスによって信号電荷に応じた電圧信号(撮像信号)として順次読み出される。
CCD20から出力された電圧信号は、アナログ処理部24に入力される。アナログ処理部24により、相関二重サンプリング、色分離、ゲイン調整等の処理を施された信号は、A/D変換器26によりアナログからデジタルに変換された後、SDRAMなどの一時記憶装置28に記憶される。一時記憶装置28は、高速連写ができるように、数コマ分の撮像信号(RAWデータ)を一時記憶可能な記憶容量を有している。タイミングジェネレータ(TG)30は、CPU12の指令に従ってCCDドライバ22、アナログ処理部24およびA/D変換器26に対して各回路の同期をとるためのタイミング信号を与えている。
ROM32には、予めプログラムやプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されており、これらのプログラムや調整値はCPU12により適宜読み出される。
信号処理部34は、R、G、B信号のゲインを調整してホワイトバランス(WB)補正を行うWBゲイン部と、WB補正された各R、G、B信号に対して所定のガンマ特性が記憶されたROMテーブルに従ってガンマ補正するガンマ補正部と、CCD20のカラーフィルタ配列に対応した色補間処理を行う色補間処理部と、輝度データYおよび色差データCr 、Cb の生成処理(YC変換)を行うYC処理部と、輝度データYにアパーチャ信号を付加して輪郭強調を行う輪郭強調部と、平滑化処理、メディアンフィルタ処理などのノイズ低減処理を行うノイズ低減処理部と、色差データCr 、Cb のゲインを増減する彩度強調部等を有しており、一時記憶装置28に記憶された撮像信号(RAWデータ)に対して各処理部で順次信号処理を行う。
一時記憶装置28に記憶された撮像信号(RAWデータ)は、信号処理部34によりYCデータに変換され、圧縮伸長処理部36により圧縮処理が施されて、圧縮データとして再び一時記憶装置28に記憶される。メディアコントローラ42は、一時記憶装置28に一時記憶された圧縮データを静止画像または動画像としてカードインターフェース44を介してメモリカード10に記録する。
なお、本例の撮影レンズ16は、前述のようにズームレンズを有しており、光学変倍可能である。光学変倍の倍率は、CPU12の指令に従って、撮影光学系ドライバ38により設定される。CPU12により電子変倍を行ってもよい。
次に、ハイブリッドファインダ50およびその周辺部について説明する。
対物レンズ52に入射した光学像(以下「OVF像」という)は、ハーフミラー54を透過して、接眼レンズ56に導かれる。なお、図1では対物レンズ52を一枚のレンズとして描いたが複数枚で構成されていてもよい。対物レンズ52、ハーフミラー54および接眼レンズ56を含んで、光学ビューファインダが構成されている。本例は単焦点の光学ビューファインダであり、対物レンズ52は光学変倍機能を有していない。
また、撮像素子20から出力されてアナログ処理部24、信号処理部34等で信号処理された撮像信号(撮像画像)は、ビデオエンコーダ58によりエンコーディングされて、LCDドライバ60を介してLCD(表示素子)62に出力される。これにより、撮像素子20により撮像された被写体像がLCD62の表示画面に電子表示画像(以下「EVF像」という)として表示される。LCD62に表示されたEVF像は、ハーフミラー54で反射されて、接眼レンズ56に導かれる。LCD62、ハーフミラー54および接眼レンズ56を含んで、電子ビューファインダが構成されている。
遮蔽材64は、対物レンズ52およびハーフミラー54の光路66上に配置された遮蔽状態(図1に点線で示す)と、その光路66から外れて退避した退避状態(図1に実線で示す)とを有する。遮蔽材64の遮蔽状態および退避状態は、CPU12の指令に従って、遮蔽材ドライバ68により切り換えられる。遮蔽状態の遮蔽材64は、対物レンズ52に入射したOVF像がハーフミラー54を透過しないように遮蔽する。
本例の撮像装置1では、遮蔽材64、遮蔽材ドライバ68、およびLCDドライバ60により、OVF像およびEVF像のうちで接眼レンズ56に導かれる像(以下「ファインダ像」という)を切り換える切換手段が構成されている。
本例のCPU12は、対物レンズ52に入射したOVF像を接眼レンズ56を介して観察可能な光学ビューファインダ(OVF)状態では、遮蔽材ドライバ68により遮蔽材64を退避状態に設定するとともに、LCDドライバ60によりLCD62を非表示状態に設定する。なお、遮蔽材64を退避状態に設定するとともにLCD62を表示状態に設定することで、OVF像とEVF像とを重ね合わせて接眼レンズ56に導くことも可能である。また、本例のCPU12は、LCD62に表示されたEVF像のみを接眼レンズ56を介して観察可能な電子ビューファインダ(EVF)状態では、遮蔽材ドライバ68により遮蔽材64を遮蔽状態に設定するとともに、LCDドライバ60によりLCD62を表示状態に設定する。
また、本例の撮像装置1では、撮影レンズ16のズームレンズおよび撮影光学系ドライバ38により、LCD62に表示される被写体像を変倍する構成となっている。即ち、本例では、光学変倍(光学ズーム)によりEVF像の画角を変更することが可能である。電子変倍(電子ズーム)によりEVF像の画角を変更してもよい。
また、本例のCPU12は、OVF像とEVF像とのうちで接眼レンズ56に導かれる像の切り換えを行うとき、OVF像とEVF像とで画角が異なる場合には、切り換えの前後でOVF像の画角とEVF像の画角とを一致させる制御を行う。
なお、遮蔽材64を対物レンズ52とハーフミラー54との間に挿入する構成を図1に示したが、このような場合に特に限定されない。対物レンズ52の前を遮蔽材で覆うようにしてもよいし、ハーフミラー54内に遮蔽材を設けてもよい。
また、LCDドライバ60によりLCD62の表示状態および非表示状態を切り換える構成を例に図1に示したが、LCD62とハーフミラー54との間にEVF像遮蔽用の遮蔽材を追加してもよい。
また、ハイブリッドファインダ50の接眼部はレンズである場合に限定されない。透光性を有する材料で構成すればよい。
次に、図1および図2を用いて、接眼レンズ56に導かれるファインダ像(観察像)をOVF像(光学像)からEVF像(電子表示画像)に切り換える制御例について、説明する。
図2左側のファインダ像201は、OVF状態にて接眼レンズ56を介して観察されるOVF像である。操作部14のファインダ切換スイッチによりOVF状態が選択されており、観察者は、接眼レンズ56を介して、OVF像201を観察しているものとする。OVF状態にて、本例のCPU12は、遮蔽材ドライバ68を介して遮蔽材64を光路66から外れた退避位置(図1に実線で示した位置)に退避させており、対物レンズ52に入射した光学像(OVF像)がハーフミラー54を介して接眼レンズ56に導かれている。また、OVF状態にて、本例のCPU12は、LCDドライバ60を介してLCD62を非表示状態に設定しており、LCD62に表示された電子表示画像(EVF像)が接眼レンズ56には導かれない。
次に、操作部14のファインダ切換スイッチによりEVF状態への切換指示が入力されると、CPU12は、撮像素子20により撮像された被写体像をLCD62にEVF像として表示させるとともに、EVF像の画角を対物レンズ52に入射したOVF像の画角に一致させる。また、CPU12は、遮蔽材ドライバ68を介して遮蔽材64を遮蔽状態に設定する。即ち、接眼レンズ56に導かれる観察像がOVF像からEVF像に切り換わる。観察者は、図2中央に示すように、ファインダ像202として、LCD62に表示されたEVF像を、直前に観察していたOVF像と同じ画角で、接眼レンズ56を介して観察することになる。
次に、CPU12は、EVF像202の画角を撮影範囲まで徐々に変化させる。本例では、図2中央のEVF像202を、図2右側に示した撮影範囲のEVF像303の画角になるまで、徐々に拡大させていく。本例では、撮影光学系ドライバ38により撮影レンズ16のズームレンズを駆動することで、光学変倍を行っている。EVF像の画角変化時間は特に限定されないが、例えば1秒である。電子変倍により画角を変化させてもよい。
次に、図1および図3を用いて、接眼レンズ56に導かれるファインダ像(観察像)をEVF像(電子表示画像)からOVF像(光学像)に切り換える制御例について、説明する。
図3左側のファインダ像301は、EVF状態にて接眼レンズ56を介して観察されるEVF像である。操作部14のファインダ切換スイッチによりEVF状態が選択されており、観察者は、接眼レンズ56を介して、EVF像301を観察しているものとする。EVF状態にて、CPU12は、遮蔽材ドライバ68を介して遮蔽材64を光路66上の遮蔽位置(図1に点線で示した位置)に移動させて、対物レンズ52に入射した光学像(OVF像)が接眼レンズ56に導かれないようにしている。また、EVF状態にて、CPU12は、LCDドライバ60を介してLCD62を表示状態に設定しており、撮像素子20により撮像された被写体像をビデオエンコーダ58を介してEVF像としてLCD62に表示させ、そのEVF像(電子表示画像)をハーフミラー54を介して接眼レンズ56に導いている。
次に、操作部14のファインダ切換スイッチによりOVF状態への切換指示が入力されると、CPU12は、LCD62のEVF像の画角をOVF像(図3右側のファインダ像303)の画角まで徐々に変化させる。図3に示したEVF像301は、OVF像303よりも画角が小さいので、OVF像303の画角になるまで徐々に縮小させていく。本例では、撮影光学系ドライバ38により撮影レンズ16のズームレンズを駆動することで、光学変倍を行っている。電子変倍により画角を変化させてもよい。
EVF像302の画角がOVF像303の画角に一致したとき、CPU12は、接眼レンズ56に導かれる像(ファインダ像)をEVF像302からOVF像303に切り換える。本例のCPU12は、遮蔽材ドライバ68を介して遮蔽材64を光路66から外れた退避位置に退避させることで、対物レンズ52に入射したOVF像をハーフミラー54を介して接眼レンズ56に導く。また、本例のCPU12は、LCDドライバ60を介してLCD62を非表示状態に設定することで、EVF像が接眼レンズ56で観察されないようにする。
なお、図2および図3では、OVF状態ではOVF像のみをファインダ像として観察させるようにした場合を例に説明したが、OVF状態にてLCD62に撮影範囲に応じた枠を表示し、その枠をOVF像に重ね合わせるようにしてもよい。
図4および図5中の最左列は、撮影画角がWIDE(広角端)、中間段、TELE(望遠端)と変わるのに応じて撮影画像が変化する様子を表している。図4および図5中の右三列は、OVF状態でのファインダ像(観察像)、OVF像(光学像)、EVF像(電子表示画像)を示す。本例は単焦点の光学ビューファインダであり、OVF像は撮影画角に応じて変化しないが、EVF像の枠サイズは撮影画角に応じて変化させる。観察者は、OVF状態にて、OVF像とEVF像の枠とが重ね合わされたファインダ像を観察することになる。
本例のCPU12は、操作部14のファインダ切換スイッチによりOVF状態が選択されると、遮蔽材ドライバ68を介して遮蔽材64を退避位置に退避させるとともに、ビデオエンコーダ58およびLCDドライバ60を介してLCD62に撮影範囲に応じた枠を表示させる。即ち、対物レンズ52に入射した光学像(OVF像)がハーフミラー54を介して接眼レンズ56に導かれるとともに、LCD62に表示された枠がハーフミラー54を介して接眼レンズ56に導かれることにより、OVF像と枠とが重ね合わされたファインダ像が接眼レンズ56に導かれ、そのファインダ像を観察者が観察することになる。
図4に示したように、撮影画角がWIDEからTELEに向けて小さくなっていくと、ファインダ像内の撮影範囲を示す枠のサイズが小さくなっていく。
枠の形状は特に限定されない。図4に示したように撮影範囲のコーナーのみを示す間欠形状の枠であってもよいし、四角形状であってもよい。
なお、前述の実施形態では、単焦点の光学ビューファインダ(OVF)と電子ビューファインダ(EVF)とをハイブリッドした場合を例に説明したが、本発明はこのような場合に特に限定されない。本発明は、光学ビューファインダが単焦点でない場合にも適用可能である。即ち、図1に示した単焦点の対物レンズ52の代わりに、光学変倍が可能な光学系を設けてもよい。例えば、電子ズームを併用して表示画像を変倍して撮影する場合や、光学ビューファインダの光学系で設定可能な画角の間隔が粗い場合などにも、本発明は効果的である。
また、撮影レンズ16とハイブリッドファインダ50の対物レンズ52とが別体である場合を例に説明したが、撮影レンズ16とハイブリッドファインダ50の対物レンズ52とを一体に構成した場合でも、本発明を適用可能である。
また、光学変倍が可能な撮影レンズ16を備えた場合を例に説明したが、本発明はこのような場合に特に限定されない。本発明において、EVF像の変倍は、光学変倍および電子変倍のうちいずれか一方または両方の変倍により行う場合を含む。本発明は、撮影レンズ16が光学変倍機能を持たず、電子変倍で撮影する場合にも、効果的である。
また、本発明に係るハイブリッドファインダ装置をデジタルカメラに適用した場合を例に説明したが、本発明はこのような場合には特に限定されない。光学ビューファインダと電子ビューファインダとを組み合わせたハイブリッドファインダを備えたあらゆる電子装置に適用可能である。例えば、撮像素子により得られた画像を記録しないで出力する電子装置にも本発明は適用可能である。
本発明は、本明細書において説明した例や図面に図示された例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の設計変更や改良を行ってよいのはもちろんである。
1…撮像装置、10…メモリカード(記録媒体)、12…CPU、14…操作部、16…撮影レンズ(撮影光学系)、20…CCD(撮像素子)、50…ハイブリッドファインダ、52…対物レンズ、54…ハーフミラー、56…接眼レンズ(接眼部)、60…LCDドライバ、62…LCD(表示素子)、64…遮蔽材、68…遮蔽材ドライバ

Claims (10)

  1. 撮影光学系と、
    前記撮影光学系を介して被写体像が結像される撮像素子と、
    前記撮像素子により撮像された被写体像を表示画像として表示する表示素子と、
    接眼部を有するファインダと、
    前記ファインダに入射した光学像および前記表示素子に表示された前記表示画像のうちで前記ファインダの前記接眼部に導かれる像を切り換える切換手段と、
    前記表示素子に表示される前記被写体像を変倍する変倍手段と、
    前記切換手段により前記光学像と前記表示画像との切り換えを行うとき、前記光学像と前記表示画像とで画角が異なる場合には、前記変倍手段の変倍により切り換えの前後で前記表示画像の画角と前記光学像の画角とを一致させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とするハイブリッドファインダ装置。
  2. 前記制御手段は、前記ファインダの前記接眼部に導かれる像を前記光学像から前記表示画像に切り換えるとき、切換直後の前記表示画像の画角を前記光学像と同じ画角に設定した後に、前記表示画像の画角を撮影範囲まで徐々に変化させることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッドファインダ装置。
  3. 前記制御手段は、前記ファインダの前記接眼部に導かれる像を前記表示画像から前記光学像に切り換えるとき、前記表示画像の画角を前記光学像の画角まで徐々に変化させた後に、前記表示画像から前記光学像に切り換えることを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッドファインダ装置。
  4. 前記制御手段は、前記光学像を前記接眼部に導いているとき、前記表示素子に撮影範囲に応じた枠を表示させて、該枠を前記光学像に重ね合わせることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のハイブリッドファインダ装置。
  5. 前記変倍手段は、光学変倍および電子変倍のうち少なくとも一方により前記変倍を行うことを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載のハイブリッドファインダ装置。
  6. 前記ファインダは、前記撮影光学系とは異なる単焦点の光学系を有することを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載のハイブリッドファインダ装置。
  7. 請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載のハイブリッドファインダ装置を備え、
    前記撮像素子により撮像された被写体像を静止画像または動画像として記録媒体に記録することを特徴とする撮像装置。
  8. 撮影光学系と、前記撮影光学系を介して被写体像が結像される撮像素子と、表示素子と、接眼部を有するファインダと、前記ファインダに入射した光学像および前記表示素子に表示された表示画像のうちで前記ファインダの前記接眼部に導かれる像を切り換える切換手段とを用いるハイブリッドファインダ制御方法であって、
    前記ファインダに入射した光学像を前記ファインダの前記接眼部に導くステップと、
    前記撮像素子により撮像された被写体像を前記表示素子に前記表示画像として表示させるとともに前記表示画像の画角を前記光学像の画角に一致させて、前記ファインダの前記接眼部に導かれる像を前記光学像から前記表示画像に切り換えるステップと、
    前記表示画像の画角を撮影範囲まで徐々に変化させるステップと、
    を備えたことを特徴とするハイブリッドファインダ制御方法。
  9. 撮影光学系と、前記撮影光学系を介して被写体像が結像される撮像素子と、表示素子と、接眼部を有するファインダと、前記ファインダに入射した光学像および前記表示素子に表示された表示画像のうちで前記ファインダの前記接眼部に導かれる像を切り換える切換手段とを用いるハイブリッドファインダ制御方法であって、
    前記撮像素子により撮像された被写体像を前記表示素子に前記表示画像として表示させて、該表示画像を前記接眼部に導くステップと、
    前記表示画像の画角を前記光学像と同じ画角まで徐々に変化させるステップと、
    前記表示画像の画角が前記光学像の画角に一致したとき前記接眼部に導かれる像を前記表示画像から前記光学像に切り換えるステップと、
    を備えたことを特徴とするハイブリッドファインダ制御方法。
  10. 前記光学像を前記接眼部に導いているとき、前記表示素子に撮影範囲に応じた枠を表示させて、該枠を前記光学像に重ね合わせることを特徴とする請求項8または9に記載のハイブリッドファインダ制御方法。
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