JP2012063182A - 炉内構造物のき裂診断方法およびき裂診断装置 - Google Patents

炉内構造物のき裂診断方法およびき裂診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化が可能で検査対象部位が狭隘部に存在する場合でもき裂の存在を精度良く診断できる炉内構造物のき裂診断方法を提供する。
【解決手段】原子炉圧力容器1内に設置されて原子炉ノズルに溶接された炉心スプレイ配管4に、加振装置16を固定アーム18及び可動アーム20を用いて装着する。おもり24が、おもり24の重心の位置と異なる位置で回転軸26に取り付けられている。モータ25を駆動しておもり24を回転させることにより、炉心スプレイ配管4が繰り返し荷重により加振される。加速度計29が加振されている炉心スプレイ配管4の固有振動数を測定し、この固有振動数が信号処理装置35に入力される。信号処理装置35は、測定された固有振動数と検査対象部位にき裂が存在しない状態における炉心スプレイ配管4の固有振動数とを比較し、検査対象部位におけるき裂の有無を診断する。
【選択図】図2

Description

本発明は、炉内構造物のき裂診断方法およびき裂診断装置に係り、特に、沸騰水型原子炉に適用するのに好適な炉内構造物のき裂診断方法およびき裂診断装置に関する。
原子力発電プラントの原子炉圧力容器内に設置された炉内構造物の溶接部近傍に、応力腐食割れによりき裂が発生していないことを、定期的な検査により監視している。このき裂の検査には、一般的に、テレビカメラによる目視検査および超音波探傷による検査などの非破壊検査が採用されている。検査対象の炉内構造物の溶接部が狭隘部に位置する場合には、検査装置が接近できないことから検査の難易度が高くなる場合も考えられる。このため、炉内構造物の検査対象部位から離れた位置で、き裂の有無を診断できるき裂診断方法を適用することが必要となる。
炉内構造物の検査対象部位から離れた位置で、き裂の有無を診断する方法の一例が、特開平2−212722号公報に記載されている。この診断方法は、構造物に加速度計等のセンサを設置し、センサの出力信号に基づいて、センサ設置位置における固有振動数の算出、他信号との相関、各信号の減衰等の算出を行い、これらとこれらの標準値との比較を行って、構造物の異常の有無を判定している。また、特開平2−212722号公報は、定期的にハンマリングによる打撃試験によって、固有振動数の確認やチェックを行うことも記載している。
特開2005−308557号公報は、原子炉内の構造物の固有振動数を測定する固有振動数測定装置を記載している。この固有振動数測定装置は、一対の誘導装置に取り付けられて主測定部を有する測定器と、エアシリンダ、軸方向位置決め板および周方向位置決め板を有する固定装置と、振動棒と、振動棒を被検体方向に移動させて振動棒から被検体に一定荷重を負荷する負荷装置と、振動体を有する振動棒を振動させる振動装置と、圧電素子を有する測定装置とを備えている。固定装置、振動棒、負荷装置、振動装置および測定装置は測定器に設けられ、主測定部は振動棒、振動装置および測定装置によって構成される。
一対の誘導装置により測定器が、原子炉圧力容器内に設けられたエルボに溶接された被検体付近まで移動され、軸方向位置決め板および周方向位置決め板をエルボの外面に当てエアシリンダを操作して測定器をエルボに固定する。負荷装置は、主測定部を被検体に向って移動させ、振動棒が被検体に接触したときに、振動棒に一定の押付け力を与える。振動体に通電して振動棒を振動させ、そして振動体への通電を停止して振動棒に接触している圧電素子の信号を測定する。圧電素子の信号の周波数から振動棒の固有振動数、すなわち、被検体の固有振動数を求める。その後、負荷装置により主測定部を被検体から離す方向に移動させる。測定された振動棒の固有値は被検体の剛性の影響を受けるため、被検体にき裂が生じて剛性が低下すると、振動棒の固有値も低下する。このため、測定された固有振動数が、平均値を標準偏差のn倍以上下回る場合に、き裂が存在すると判定する。
特開平2−212722号公報 特開2005−308557号公報
原子炉圧力容器内に設置された炉内構造物の検査対象部位は、水深20m以上の部位が多く、遠隔操作では大きな衝撃力を加えることは困難である。炉心スプレイ配管(外径300mm程度)等の大型構造物は、加振に大きな衝撃力を要するため、特開平2−212722号公報に記載されたき裂の有無を診断する方法を適用するのは困難と考えられる。
特開2005−308557号公報に記載されたき裂診断方法は、原子炉圧力容器内に設置された被検体に振動棒を圧着させて振動体により振動棒を振動させ、圧電素子により振動棒の固有振動数を測定し、この固有振動数の低下により、被検体に欠陥が存在していることを評価することができる。特開2005−308557号公報に記載されたき裂診断方法は、被検体の剛性の低下により振動棒の固有値が低下する現象を利用して被検体にき裂が存在するか否かを判定するため、被検体が振動棒と同程度の大きさの場合のみに適用することができる。しかしながら、特開2005−308557号公報に記載されたき裂診断方法は被検体が大型の構造物である場合には適用することができない。
本発明の目的は、小型化が可能で大きな炉内構造物におけるき裂の存在を精度良く診断できる炉内構造物のき裂診断方法およびき裂診断装置を提供することにある。
上記した目的を達成する本発明の特徴は、原子炉圧力容器内に設置された炉内構造物に加振装置を装着し、加振装置で発生する繰り返し荷重によって、炉内構造物を加振し、炉内構造物を加振後において炉内対象物の第1固有振動数を測定し、測定された第1固有振動数及び炉内構造物にき裂が存在しないときにおける炉内構造物の第2固有振動数に基づいて炉内構造物にき裂が存在するかを判定することにある。
本発明によれば、き裂診断装置の小型化が可能であり、大型の構造物である炉内構造物に存在するき裂を精度良く診断することができる。
本発明の好適な一実施例である炉内構造物のき裂診断方法に用いられるき裂診断装置の構成図である。 図1に示す加振装置の詳細構成図である。 図2に示す加振装置を用いた炉内構造物のき裂診断方法におけるき裂検査の手順のフローチャートである。 図1のIV部の拡大図である。 加振開始時における加速度計の測定値の周波数の分析結果を示す説明図である。 炉内構造物の溶接部にき裂が存在しない状態で炉内構造物が共振したときにおける加速度計の測定値の周波数の分析結果を示す説明図である。 炉内構造物の溶接部にき裂が存在する状態で炉内構造物が共振したときにおける加速度計の測定値の周波数の分析結果を示す説明図である。
本発明の実施例を、図面を用いて以下に説明する。
本発明の好適な一実施例である炉内構造物のき裂診断方法を、図1、図2および図3を用いて説明する。
最初に、本実施例のき裂診断方法が適用される炉内構造物について説明する。沸騰水型原子力プラントは、図1に示すように、原子炉ノズル2を有する原子炉圧力容器1を備えている。スプレイ水供給配管3が原子炉ノズル2に接続される。炉内構造物の1つである外径300mmの炉心スプレイ配管4が、原子炉圧力容器1内に配置され、複数の配管サポート5によって原子炉圧力容器1の内面に固定されている。炉心スプレイ配管4は、原子炉ノズル2内に挿入されて溶接部6で原子炉ノズル2に接合され、スプレイ水供給配管3に連絡される(図4参照)。炉心スプレイ配管4は、原子炉圧力容器1内に配置された炉心(図示せず)の上方に配置されたスプレイヘッダ(図示せず)に接続される。スプレイヘッダ、炉心スプレイ配管4およびスプレイ水供給配管3は、非常用炉心冷却装置を構成している。原子炉圧力容器1は、原子炉建屋(図示せず)内に設置されている。
原子炉内の冷却水が外部に流出する冷却材喪失事故が発生したとき、スプレイ水が、スプレイ水供給配管3から炉心スプレイ配管4に供給され、スプレイヘッダに設けられた複数のスプレイノズルから炉心内にスプレイされる。
本実施例の炉内構造物のき裂診断方法に用いられるき裂診断装置15を、図1および図2を用いて説明する。き裂診断装置15は、加振装置16、水圧ポンプ30、加振周波数制御装置33および信号処理装置35を備える。加振装置16は、躯体17、把持装置45および加振器23を有する。把持装置45および加振器23は、躯体17に設けられる。
把持装置45は、固定アーム18、可動アーム20およびシリンダ装置22を有する。固定アーム18は躯体17に固定され、可動アーム20は躯体17に移動可能に取り付けられている。固定アーム18と可動アーム20は実質的に平行に配置される。曲面凹部を有する把持部19が固定アーム18に取り付けられ、曲面凹部を有する把持部21が可動アーム20に取り付けられる。把持部19と把持部21は曲面凹部が互いに対向するように配置される。躯体17に取り付けられたシリンダ装置22は、図示されていないが、シリンダ、シリンダ内に配置されたピストンおよびピストンに連結されたピストンロッドを有する。可動アーム20はピストンロッドに取り付けられる。水圧ポンプ30に接続された耐圧ホース31がシリンダに接続される。弁32が耐圧ホース31に取り付けられる。
加振器23は、円盤状のおもり24、モータ25および回転軸26を有する。モータ25は躯体17に設置され、このおもり24はモータ25の回転軸(図示せず)に連結された回転軸26に取り付けられる。おもり24は、円盤状以外の形状を有していてもよい。回転軸26の一端部が、躯体17の一部である支持部材27に回転可能に取り付けられている。おもり24は、おもり24の質量重心位置と異なる位置で、すなわち、偏心した状態で回転軸26に取り付けられる。電源ケーブル34がモータ25および加振周波数制御装置33に接続される。加速度計29が固定アーム18に取り付けられ、信号ケーブル36が加速度計29に接続される。この信号ケーブル36が信号処理装置35に接続される。加速度計29は、把持部19が取り付けられた位置で、把持部19が取り付けられた面とは反対側の面で、固定アーム18に取り付けられる。
き裂診断装置15を用いた本実施例の炉内構造物のき裂診断方法を、図2及び図3を用いて具体的に説明する。本実施例のき裂診断方法は、沸騰水型原子力プラントの運転が停止された後の定期検査の期間において実施される。沸騰水型原子力プラントの運転が停止された後、原子炉圧力容器1に取り付けられている上蓋(図示せず)が取り外され、原子炉圧力容器1内及び原子炉圧力容器1の真上に存在する原子炉ウェル8内に冷却水9が充填される。原子炉圧力容器1内に設置された蒸気乾燥器(図示せず)及び気水分離器(図示せず)が、取り外されて原子炉圧力容器1の外に搬出される。水圧ポンプ30、加振周波数制御装置33および信号処理装置35は、原子炉建屋内に存在する運転床10の床面上に設置される。
この状態で、加振装置を炉心スプレイ配管の位置まで移動する(ステップS1)。炉心スプレイ配管4は、原子炉ウェル8内の冷却水の液面から下方に向かって約20mの位置に存在する。加振装置16を原子炉圧力容器1内の炉心スプレイ配管4の位置まで移動させるために、操作ポール37が用いられる。加振装置16の躯体17が操作ポール37に取り付けられる。燃料交換機11に乗った保守員が、加振装置16が取り付けられた操作ポール37を持って、加振装置16を原子炉ウェル8内に降ろし、操作ポール37によって加振装置16を炉心スプレイ配管4の位置まで下降させる。燃料交換機11は、運転床10の床面上に設置されたガイドレールに沿って移動可能である。
加振装置を炉心スプレイ配管に装着する(ステップS2)。操作ポール37によって炉内構造物である炉心スプレイ配管(き裂診断対象物)4の位置まで下降された加振装置16が炉心スプレイ配管4に装着される。加振装置16の炉心スプレイ配管4への装着を、詳細に説明する。炉心スプレイ配管4が、炉心スプレイ配管4の位置まで下降された加振装置16の把持装置45の把持部19と把持部21の間に位置している。弁32を開いて水圧ポンプ30を駆動し、水圧ポンプ30で昇圧された高圧水が、耐圧ホース31を通してピストンの上面に作用するようにシリンダ装置22のシリンダ内に供給される。ピストンが高圧水によって押し下げられ、可動アーム20が躯体17に設けられたガイド(図示せず)に沿って下方に向かって移動する。把持部19および21が、炉心スプレイ配管4に接触し、炉心スプレイ配管4を上下方向において把持する。このようにして、加振装置16が、炉心スプレイ配管4に装着されて炉心スプレイ配管4に固定される。加振装置16が炉心スプレイ配管4に装着されたとき、水圧ポンプ30の駆動が停止され、弁32が閉じられる。この状態では、シリンダ内の水圧がピストンを押し下げる方向に作用しており、加振装置16の炉心スプレイ配管4への装着が保持される。本実施例では、炉心スプレイ配管4と原子炉ノズル2との溶接部6近傍で炉心スプレイ配管4に発生しているき裂7(図4参照)を検出するため、加振装置16は、溶接部6から一つ目の配管サポート5と溶接部6との間で、炉心スプレイ配管4に取り付けられる。
操作ポールを加振装置から切り離す(ステップS3)。燃料交換機11に乗っている保守員が、操作ポール37を操作して操作ポール37を加振装置16の躯体17から取り外す。加振装置16は炉心スプレイ配管4に固定されたまま保持される。
加振器を作動させて炉心スプレイ配管を加振する(ステップS4)。加振周波数制御装置33から出力された駆動指令が電源ケーブル34を通してモータ25に伝えられてモータ25が駆動され、回転軸26が回転する。回転軸26の回転により、偏心しているおもり24も回転する。おもり24がおもり24の質量重心位置と異なる位置で回転軸26に取り付けられているので、モータ25の回転数に応じた繰返し荷重が発生し、加振方向38が鉛直方向となる繰返し荷重が、躯体17、固定アーム18および可動アーム20を介して炉心スプレイ配管4に加えられる。炉心スプレイ配管4に加えられる繰返し荷重の周波数は、モータ25の回転数を加振周波数制御装置33により調整することによって制御される。
加振器のモータの回転数を減少させる(ステップS5)。炉心スプレイ配管4と原子炉ノズル2との溶接部6近傍で炉心スプレイ配管4にき裂7(図4参照)が発生して炉心スプレイ配管4の拘束力が弱まると、溶接部6と配管サポート5の間に位置する炉心スプレイ配管4の固有値が低下する。この固有値の低下を検出するため、加振装置16は、前述したように、溶接部6から一つ目の配管サポート5と溶接部6との間で、炉心スプレイ配管4に取り付けられる。加振器23により炉心スプレイ配管4に加えられる繰返し荷重による加振周波数は、炉心スプレイ配管4の溶接部2近傍にき裂が存在しないときの炉心スプレイ配管4の固有値よりも高い周波数から徐々に低下される。この加振周波数の低下は、加振周波数制御装置33による、加振器23のモータ25の回転数を減少させる制御によって行われる。
加速度計で炉心スプレイ配管の加速度を測定し、加速度がピークになる回転数で加振を継続する(ステップS6)。炉心スプレイ配管4に加えられる繰返し荷重の加振周波数を減少させながら、加速度計29を用いて炉心スプレイ配管4の加振によって生じる加速度を測定する。加速度計29で測定された加速度は、信号ケーブル36を通して信号処理装置35に伝えられる。信号処理装置35は、加振周波数を減少している間、入力した加速度の周波数分析を継続して行い、測定した加速度がピークになる周波数を求める。信号処理装置35は、さらに、測定した加速度がピークになる周波数に基づいて、この周波数に対応した、加振器23のモータ25の回転数を求め、モータ25の回転数を求められたこの回転数になるように制御する。そして、測定した加速度がピークになるモータ25の回転数に対応した周波数を有する繰返し荷重を発生させ、この繰返し荷重を炉心スプレイ配管4に加えて炉心スプレイ配管4の加振を継続する。これは、測定した加速度がピークになる加速度の周波数(炉心スプレイ配管4の固有振動数)と同じ周波数を有する繰返し荷重で炉心スプレイ配管4を加振することにより、炉心スプレイ配管4を共振させることになる。本実施例は、共振現象を利用して炉心スプレイ配管4を加振する。
なお、加振器23のモータ25の回転数を低い回転数から高い回転数に増加させても、測定した加速度がピークになる周波数を求めることができ、この周波数に基づいて、この周波数に対応した、加振器23のモータ25の回転数を求めることができる。このため、モータ25の回転数を求められたこの回転数になるように制御することができる。
加振を停止後、炉心スプレイ配管(炉内構造物)の固有値を測定する(ステップS7)。測定した加速度がピークになるモータ25の回転数に対応した周波数の繰返し荷重による炉心スプレイ配管4への加振が所定時間継続された後、炉心スプレイ配管4の加振を停止する。この加振の停止は、加振周波数制御装置33から出力された駆動停止指令に基づいてモータ25の回転が停止されることによって行われる。加振器23による炉心スプレイ配管4への加振が停止された後、固有振動数で振動している炉心スプレイ配管4の加速度を加速度計29で測定する。測定された加速度が、加速度計29から出力され、信号ケーブル36を通して信号処理装置35に入力される。信号処理装置35は、加速度計29から入力した、固有振動数で振動している炉心スプレイ配管4の測定された加速度に基づいて、炉心スプレイ配管4にき裂が発生しているか否かを判定する。
信号処理装置35におけるき裂の発生の有無を判定する処理を以下に説明する。基本的には、固有振動数で振動している炉心スプレイ配管4の測定された加速度に基づいて得られた炉心スプレイ配管4の固有振動数が、き裂が存在しない炉心スプレイ配管4の固有振動数に比べて低いときに、き裂が発生していると判定する。
き裂の発生の有無の判定の概念を、図5、図6及び図7を用いて説明する。
原子炉圧力容器1内に設置された炉内構造物(例えば、炉心スプレイ配管)を繰返し荷重により加振する際の周波数は、検査対象の溶接部により接合された炉内構造物の固有振動数に近い値を選定する。検査対象の溶接部付近における炉内構造物のき裂の有無が不明である検査前には、炉内構造物の固有振動数も不明であるため、炉内構造物にき裂が存在しない状態における炉内構造物の固有振動数よりも高い周波数から、徐々に、炉内構造物を加振する繰返し荷重の周波数を減少させる。
加振装置による炉内構造物に対する加振開始時における加速度計測定値に対する周波数分析結果40では、周波数毎の加速度はほぼ一様な値になり、それらの加速度に明確な差異は見られない(図5参照)。図5、図6及び図7において、二点鎖線で示された41は、炉内構造物の検査対象部位にき裂が存在しない場合の炉内構造物の固有値(固有振動数)を示している。この固有値41は、解析または原子力プラントの建設時に測定される。
その後、炉内構造物に加える繰返し荷重の周波数を徐々に減少させると、周波数毎の加速度に差異が生じ始める。周波数毎の加速度において差異が明瞭な周波数(加速度がピークを形成する周波数)を、加振する際における繰返し荷重の周波数に選定することで、炉内構造物の共振現象を利用した加振が可能となる。
測定した炉内構造物の固有振動数に基づいた炉内構造物、特に、炉内構造物の溶接部付近におけるき裂の有無の判定は、上記した加振により炉内構造物が共振した際に、加速度計で測定された加速度の周波数分析で得られた情報を用いて行われる。炉内構造物の溶接部付近にき裂が存在しないときにおける測定された加速度の周波数分析結果42(図6参照)は、炉内構造物(例えば、炉心スプレイ配管)の拘束力の低下が生じないため、測定された加速度のピーク43の周波数(炉内構造物の固有振動数)は、炉内構造物の検査対象部位にき裂が存在しない場合の炉内構造物の固有値(固有振動数)41と実質的に同じ値になる。これに対して、炉内構造物の溶接部付近にき裂が存在するときにおける測定された加速度の周波数分析結果44(図7参照)は、発生したき裂により炉内構造物(例えば、炉心スプレイ配管)の拘束力が低下するため、測定された加速度のピーク43の周波数は、炉内構造物の検査対象部位にき裂が存在しない場合の炉内構造物の固有値(固有振動数)41よりも小さな値となる。このため、測定された加速度のピーク43の周波数、すなわち、測定された炉内対象物の固有振動数と検査対象部位にき裂が存在しないときにおける炉内構造物の固有値(固有振動数)41を比較することによって、炉内構造物の検査対象部位にき裂が存在しているかを判定することができる。
加振装置16を用いた本実施例のき裂診断方法においても、信号処理装置35は、測定された加速度のピーク43の周波数、すなわち、測定された炉心スプレイ配管4の固有振動数と炉心スプレイ配管4の検査対象部位にき裂が存在していないときにおける炉心スプレイ配管4の固有値(固有振動数)41を比較して炉心スプレイ配管4の溶接部6付近におけるき裂7の有無を判定する。信号処理装置35は、加速度計29で測定された加速度の周波数分析を行うことによって、炉内構造物である炉心スプレイ配管4の振動状況を周波数毎の加速度として評価する。
信号処理装置35は、加速度計29から入力した、固有振動数で振動している炉心スプレイ配管4の測定された加速度の周波数分析を行い、加速度のピーク43を形成する周波数を求める。信号処理装置35は、さらに、このピーク43を形成する周波数が炉心スプレイ配管4の検査対象部位にき裂が存在しないときにおける炉心スプレイ配管4の固有値(固有振動数)41よりも小さいかを判定する。図4に示すように、炉心スプレイ配管4の溶接部6近傍にき裂7が存在するので、加速度のピーク43を形成する周波数が炉心スプレイ配管4の固有値(固有振動数)41よりも小さくなる。換言すれば、加速度のピーク43を形成する周波数が炉心スプレイ配管4の固有値(固有振動数)41よりも小さくなったとき、信号処理装置35は、炉心スプレイ配管4の溶接部6近傍にき裂7が存在すると判定する。加速度のピーク43を形成する周波数が炉心スプレイ配管4の固有値(固有振動数)41に等しくなったときには、信号処理装置35は、炉心スプレイ配管4の溶接部6近傍にき裂7が存在しないと判定する。
操作ポールを加振装置に取り付ける(ステップS8)。燃料交換機11に乗っている保守員は、手に持った操作ポール37を原子炉ウェル8から原子炉圧力容器1内に下降させ、操作ポール37を炉心スプレイ配管4に装着されている加振装置16の躯体17に取り付ける。
加振装置を炉心スプレイ配管から取り外す(ステップS9)。弁32を開いて、シリンダ内でピストンを下方に押圧している高圧水を、耐圧ホース31を通してシリンダ外に排出する。シリンダ内の下部にはコイルばね(図示せず)が配置されている。シリンダ内に供給された高圧水によってピストンが押し下げられているとき、すなわち、加振装置16が炉心スプレイ配管4に装着されているとき、押し下げられたピストンによってシリンダ内のコイルばねが圧縮されている。弁32を開いてピストンを押し下げている高圧水をシリンダ外に排出したとき、ピストンがコイルばねによって押し上げられ、可動アーム20が上方に向かって移動する。把持部21が炉心スプレイ配管4の外面から離される。操作ポール37を原子炉圧力容器1の中心軸に向かって移動させることによって、一対の把持部19及び21が炉心スプレイ配管4の真下及び真上のそれぞれの位置から原子炉圧力容器1の中心軸に向かって移動する。このようにして、加振装置16が炉心スプレイ配管4から取り外される。
加振装置を原子炉圧力容器から回収する(ステップS10)。保守員は、操作ポール37を引き上げることによって、加速装置15を、原子炉圧力容器1内から取り出してさらに原子炉ウェル8内を上方に向かって移動させる。操作ポール37がさらに引き上げられたとき、加速装置15が、原子炉ウェル8内の冷却水の水面よりも上方に達し、燃料交換機11上に引き上げられる。
以上に述べたステップS1〜S10の各工程が終了したとき、本実施例の炉内構造物のき裂診断方法が終了する。
本実施例によれば、測定された、炉心スプレイ配管4の加速度のピーク43の周波数と同じ周波数を有する繰返し荷重で炉心スプレイ配管4を加振することにより、炉心スプレイ配管4に共振を起こさせるので、小さな繰り返し荷重による加振により炉心スプレイ配管4の固有振動数を測定することできる。このため、加振装置16を小型化することができる。また、炉内構造物を、共振現象を利用して加振することができるので、本実施例は、特開2005−308557号公報に記載されたき裂診断方法とは異なり、大型の炉内構造物でも小さな繰り返し荷重による加振により大型の炉内構造物の固有振動数を測定することができる。したがって、本実施例は、原子炉圧力容器1内に設けられた炉内構造物(大型構造物)に存在するき裂を精度良く検出することができる。
また、本実施例によれば、き裂の有無を診断したい、炉心スプレイ配管4の溶接部付近等の検査対象部位から離れた位置で加振装置16を炉心スプレイ配管4に装着し、上記したように共振した炉心スプレイ配管4の固有振動数に基づいて検査対象部位におけるき裂が存在するか(または存在しないか)を判定することができる。このため、検査対象部位が原子炉ノズル4内等の狭隘部に位置して検査対象部位への接近が困難な場合でも、炉内構造物の検査対象部位にき裂が発生しているかを判定することができる。
本実施例によれば、測定された加速度のピークの周波数、すなわち、測定された炉心スプレイ配管4の固有振動数と炉心スプレイ配管4の検査対象部位にき裂が存在していないときにおける炉心スプレイ配管4の固有値(固有振動数)41を比較して炉心スプレイ配管4の溶接部6付近におけるき裂7の存在を判定するので、炉心スプレイ配管4の検査対象部位にき裂7が存在することを精度良く検出することができる。本実施例は、特に、炉心スプレイ配管4と原子炉ノズル2の溶接部6等の検査対象部位のように、き裂診断装置をその検査対象部位の近くに配置することができない場合でも、その検査対象部位を含んでいる炉心スプレイ配管4の、その検査対象部位から離れた位置に加振装置16を装着し、この位置を加振装置16で加振することによって、溶接部6等の検査対象部位におけるき裂の存在を精度良く診断することができる。
本実施例は、炉心スプレイ配管4に加振する繰り返し荷重の周波数を減少させて(または増加させて)加振された炉心スプレイ配管4の加速度がピークになる周波数(スプレイ配管4の固有振動数)を求めるので、原子炉圧力容器1に設置された状態での炉心スプレイ配管4の固有振動数を精度良く求めることができる。特に、検査対象部位にき裂7が存在する場合には、き裂7が存在する炉心スプレイ配管4の固有振動数を精度良く求めることができる。そして、この固有振動数に対応した周波数を有する繰り返し荷重で炉心スプレイ配管4を加振するので、炉心スプレイ配管4を容易に共振させることができる。
本実施例は、測定した加速度がピークになる周波数を有する繰り返し荷重によって炉心スプレイ配管4を加振し、この加振を停止した後、炉心スプレイ配管4の加速度を測定している。このため、その加振を停止した後に自励振動する炉心スプレイ配管4の固有振動数を精度良く測定することができ、炉心スプレイ配管4におけるき裂の存在を精度良く検出することができる。
また、本実施例は、おもり24を、おもり24の質量重心位置と異なる位置で、モータ25に連結された回転軸26に取り付けた加振器23を用いているので、モータ25の回転数を調節することによって炉心スプレイ配管4に加える繰り返し荷重の周波数を容易に調節することができる。
本実施例は、炉水スプレイ配管4以外に、原子炉圧力容器1内に配置されて原子炉圧力容器1に設置された給水スパージャに適用することができる。原子炉圧力容器1内に給水を供給する給水配管が、原子炉圧力容器1に設けられた給水ノズルに接続されている。給水スパージャは、給水配管で供給された給水を原子炉圧力容器1内により均等に供給するために設けられた一種のヘッダー管である。給水スパージャは、給水ノズル内に挿入されて給水ノズルに溶接にて接合されている。この状態で、給水スパージャは給水配管に連絡される。加振装置16を給水スパージャに装着して、炉心スプレイ配管4の場合と同様に、給水スパージャを繰り返し荷重によって加振し、給水スパージャの加速度を測定し、給水スパージャの溶接部付近におけるき裂の存在を精度良く判定することができる。
本実施例は、加圧水型原子力プラントの原子炉容器内に設けられた炉内構造物のき裂診断にも適用することができる。
本発明は、原子力プラントの炉内構造物の健全性の確認に適用することができる。
1…原子炉圧力容器、2…原子炉ノズル、4…炉心スプレイ配管、5…配管サポート、6…溶接部、7…き裂、8…原子炉ウェル、11…燃料交換機、15…き裂診断装置、16…加振装置、17…躯体、18…固定アーム、19…可動アーム、22…シリンダ装置、23…加振器、24…おもり、25…モータ、26…回転軸、29…加速度計、30…水圧ポンプ、33…加振周波数制御装置、35…信号処理装置、37…操作ポール、45…把持装置。

Claims (8)

  1. 原子炉圧力容器内に設置された炉内構造物に加振装置を装着し、前記加振装置で発生する繰り返し荷重によって、前記炉内構造物を加振し、前記炉内構造物を加振後において前記炉内対象物の第1固有振動数を測定し、測定された前記第1固有振動数及び前記炉内構造物にき裂が存在しないときにおける前記炉内構造物の第2固有振動数に基づいて前記炉内構造物にき裂が存在するかを判定することを特徴とする炉内構造物のき裂診断方法。
  2. 前記炉内構造物を加振する前記繰り返し荷重の周波数を、増加または減少させて前記炉内構造物の第3固有振動数を測定し、測定された前記第3固有振動数の周波数を有する前記繰り返し荷重によって、前記炉内構造物を加振する請求項1に記載の炉内構造物のき裂診断方法。
  3. 前記測定された第3固有振動数の周波数を有する前記繰り返し荷重による前記炉内構造物の加振を停止した後、前記炉内構造物の前記第1固有振動数を測定し、前記炉内構造物にき裂が存在するかの判定が、前記第3固有振動数の周波数を有する前記繰り返し荷重による前記炉内構造物の加振を停止した後に測定された前記第1固有振動数及び前記第2固有振動数に基づいて行われる請求項2に記載の炉内構造物のき裂診断方法。
  4. 前記繰り返し荷重が、重心位置からずれた位置で、モータにより回転される回転軸に取り付けられたおもりを回転させることによって発生される請求項1ないし3のいずれか1項に記載の炉内構造物のき裂診断方法。
  5. 前記炉内構造物が前記原子炉圧力容器内に設置された炉心スプレイ配管及び給水スパージャのいずれかである請求項1ないし4のいずれか1項に記載の炉内構造物のき裂診断方法。
  6. 原子炉圧力容器内に設置された炉内構造物に加振装置を装着し、前記加振装置で発生する繰り返し荷重によって、前記炉内構造物を加振し、前記炉内構造物を加振後において前記炉内対象物の第1固有振動数を測定し、測定された前記第1固有振動数及び前記炉内構造物にき裂が存在しないときにおける前記炉内構造物の第2固有振動数に基づいて前記炉内構造物にき裂が存在していないかを判定することを特徴とする炉内構造物のき裂診断方法。
  7. き裂診断対象物に繰り返し荷重を加える加振器及び前記加振器を前記き裂診断対象物に装着する装着装置を有する加振装置と、前記加振装置に設けられ、前記き裂診断対象物の振動を検出する振動検出装置と、前記振動検出装置で測定された前記振動に基づいて前記き裂診断対象物の第1固有振動数を求め、前記第1固有振動数、および前記き裂診断対象物にき裂が存在しないときにおける前記き裂診断対象物の第2固有振動数に基づいて前記き裂診断対象物にき裂が存在するかを判定する信号処理装置とを備えたことを特徴とするき裂診断装置。
  8. 前記加振器が、モーターと、重心位置からずれた位置で、前記モータで回転される回転軸に取り付けられたおもりとを有する請求項7に記載のき裂診断装置。
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