JP2012058798A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 より小さな操作領域で可変範囲の広いパラメータ値の設定操作を円滑に行うことが可能なグラフィカル・ユーザ・インターフェイスを有する電子機器を提供する。
【解決手段】 GUI10のスケール画像3上に操作対象シンボル2の可動範囲41,45を設け、可動範囲の限界(境界値42,43,46,47)に操作対象シンボル2の端部が移動されたときは、表示状態を維持してスケール画像3の数値範囲を変更する。例えば、選択ハンドルH1の操作により操作対象シンボル2が境界値に達したときは、達した境界値に応じてスケール画像3の数値範囲をシフトする。選択ハンドルH21またはH22の操作により操作対象シンボル2が可動範囲41,45の限界(境界値)に達したときは、達した境界値に応じて数値範囲を拡大または縮小する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器においてパラメータ値の調整操作を行うためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェイス)に関する。
従来より、装置の操作性を向上するために、各種ユーザ・インターフェイスの工夫がなされている。例えば、グレースケール画像の調色(コントラスト調整等)を行う場合には、モニタの表示能力に合わせて画像の画素値と濃淡の度合いとを割り当てる必要があり、ウィンドウレベル(WL)とウィンドウ幅(WW)といったパラメータにより画像調色が行われている。WLはモニタに表示する画素値範囲の中心を示し、WWはモニタに表示する画素値の幅を示すものである。従来、WL及びWWの設定操作を行うためのグラフィカル・ユーザ・インターフェイス(以下、GUIという)としては、表示画面に画素値の範囲を表すバーと、バー内をスライドして所望のWL値またはWWの範囲を指示するための操作シンボルとを表示し、ユーザによるマウス操作によって操作シンボルをスライドさせて、所望のWL値やWWの範囲を指示するものがあった。
また、特許文献1に示すGUIのように、ジョグダイヤルの模式イメージをタッチパネル・ディスプレイに表示し、このジョグダイヤルに対して接触体を摺動操作した際の摺動距離や方向に応じてWLやWW等のパラメータの値を変更するものがあった。特許文献1には、ジョグダイヤルの近傍にインジケータを表示して、ジョグダイヤルで変更操作されているパラメータ値が現在どの数値または数値範囲にあるかを示すことが記載されている。
特開2008−11935号公報
しかしながら、取り得る値の範囲が広いパラメータを設定する場合、上述のようなバーまたはインジケータの表す数値範囲を広くとると微細な値を調整することが困難となり、値によっては正しく調整できないことがあった。一方で、バーやインジケータの表す数値範囲を狭く設定し微細な値を調整しやすくすると、値を大きく変化させたい場合にバー内の値では足りなくなってしまい、改めてバーの数値範囲を設定し直す必要があった。このような煩雑な操作を避けるため、予めスケールの異なるバーを複数表示させ、いずれか一方または両方のバーを用いて値を設定することも考えられるが、近年の電子機器の小型化や、本来の表示情報の多様化、詳細化に伴い、パラメータ値を調整操作するためのGUIの表示領域を省スペース化する必要があった。例えば、CT画像では取り得る画素値(CT値)の範囲が、一般に3000〜6000階調程度の範囲と広く、これに対して一般のモニタの表示能力は256階調程度である。このため、撮影対象の部位や診断目的に応じてWWやWLを適切に設定する必要があるが、限られたスペースに表示される上述のGUIでは、バーまたはインジケータに設定される数値範囲が広すぎるか、または狭すぎることがあるために、操作を円滑に行うことが困難なことがあった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、より小さな操作領域で可変範囲の広いパラメータ値の設定操作を円滑に行うことが可能なグラフィカル・ユーザ・インターフェイス(GUI)を有する電子機器を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するために本発明は、ユーザの操作に連動した表示を行うとともに、ユーザの操作に応じた入力信号を制御部に出力するグラフィカル・ユーザ・インターフェイスを有する電子機器であって、前記グラフィカル・ユーザ・インターフェイスは、数値範囲を示すスケール画像と、前記スケール画像上をユーザの操作に従って移動される操作対象シンボルと、前記操作対象シンボルの可動範囲を示す可動範囲シンボルと、を有し、前記制御部は、前記操作対象シンボルが、前記可動範囲シンボルの示す所定の境界値の位置に達すると、前記操作対象シンボルの表示位置の移動を停止するとともに、達した境界値に応じて前記スケール画像の数値範囲を変更する変更手段を備えることを特徴とする電子機器である。
本発明により、より小さな操作領域で可変範囲の広いパラメータ値の設定操作を円滑に行うことが可能なグラフィカル・ユーザ・インターフェイス(GUI)を有する電子機器を提供できる。
本発明に係る電子機器の一例である医用画像処理装置100のハードウエアブロック図 医用画像処理装置100にて用いられるGUI10の表示例 第1ハンドルH1によって操作対象シンボル2が境界値46に移動された状態のGUI10の表示例 第2ハンドルH22によって操作対象シンボル2の右端が境界値47に移動された状態のGUI10の表示例 第2ハンドルH21によって操作対象シンボル2の左端が境界値43に移動された状態のGUI10の表示例 GUI10におけるシンボル移動処理について説明するフローチャート GUI20の表示例 GUI20におけるシンボル移動処理について説明するフローチャート 操作対象シンボル6が境界値53に移動された状態のGUI20の表示例
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
本発明は、ユーザの操作に連動した表示を行うとともに、ユーザの操作に応じた入力信号を制御部(CPU)に出力するグラフィカル・ユーザ・インターフェイス(GUI)を用いて、各種パラメータ値を設定する各種電子機器に適用できる。本発明に係る電子機器の好適な一例として、以下の実施の形態では、医用画像の診断に用いられる医用画像処理装置100を挙げるが、X線CT装置、MRI装置、X線診断装置、透視撮影装置、SPECT装置、PET装置等の医用画像撮影装置にも適用できる。また、医療の分野のみならず、一般的なパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話、ゲーム機器、車載電子機器、計測装置、その他の各種電子機器に適用することが可能である。
また、以下の実施形態では、GUI10は、画像表示の際のパラメータ設定に用いられ、対象とする画像の好適な一例としてCT画像を用いて説明するが、画像の種類はこれに限定されない。本発明にて利用するGUIは、MR画像、超音波画像、核医学画像等の医用画像や医用画像以外の画像にも利用できる。また、変更対象とするパラメータの一例としてウィンドウレベル(WL)、ウィンドウ幅(WW)を挙げるが、これ以外の他のパラメータの設定のために本発明を適用してもよい。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の画像処理装置100を適用した画像処理システム1の構成について説明する。
図1に示すように、画像処理システム1は、表示装置107、マウス108、入力装置109を有する医用画像処理装置100と、医用画像処理装置100にネットワーク110を介して接続される画像データベース111と、医用画像撮影装置112とを備える。なお、表示装置107と入力装置109とは、一体的に構成されたタッチパネル・ディスプレイとしてもよい。
医用画像処理装置100は、例えばコンピュータにより構成され、画像生成、画像表示等の処理を行う。
医用画像処理装置100は、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)101、主メモリ102、記憶装置103、通信インタフェース(通信I/F)104、表示メモリ105、マウス108等のポインティングデバイスとのインタフェース(I/F)106を備え、各部はバス113を介して接続されている。
CPU101(制御部)は、主メモリ102または記憶装置103等に格納されるプログラムを主メモリ102のRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス113を介して接続された各部を駆動制御し、医用画像処理装置100が行う各種処理を実現する。
また、CPU101は、医用画像表示に関するパラメータ値の設定操作を受け付ける。パラメータ値の設定操作を支援するために、本実施の形態の医用画像処理装置100は、後述するGUI10を提供する。GUI10の構成及び動作については、後述する。
主メモリ102は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。ROMは、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。また、RAMは、ROM、記憶装置103等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、CPU101が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶装置103は、HDD(ハードディスクドライブ)や他の記録媒体へのデータの読み書きを行う記憶装置であり、CPU101が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティングシステム)等が格納される。プログラムに関しては、OSに相当する制御プログラムや、アプリケーションプログラムが格納されている。これらの各プログラムコードは、CPU101により必要に応じて読み出されて主メモリ102のRAMに移され、各種の手段として実行される。
通信I/F104は、通信制御装置、通信ポート等を有し、医用画像処理装置100とネットワーク110との通信を媒介する。また通信I/F104は、ネットワーク110を介して、画像データベース111や、他のコンピュータ、或いは、X線CT装置、MRI装置等の医用画像撮影装置112との通信制御を行う。
I/F106は、周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器とのデータの送受信を行う。例えば、マウス108やスタイラスペン等のポインティングデバイスがI/F106を介して接続される。
表示メモリ105は、CPU101から入力される表示データを一時的に蓄積するバッファである。蓄積された表示データは所定のタイミングで表示装置107に出力される。
表示装置107は、液晶パネル、CRTモニタ等のディスプレイ装置と、ディスプレイ装置と連携して表示処理を実行するための論理回路で構成され、表示メモリ105を介してCPU101に接続される。表示装置107はCPU101の制御により表示メモリ105に蓄積された表示データを表示する。
入力装置109は、例えば、キーボード等の入力装置であり、操作者によって入力される各種の指示や情報をCPU101に出力する。
マウス108は、マウス本体が操作者の操作によって移動されることにより、表示画面上に表示されるマウスカーソル9の位置を移動させる入力装置である。また、マウス108はボタンを備え、ボタン操作とマウス本体の移動操作とを組み合わせた各種操作方法に応じて、後述するGUIを操作できる。例えば、クリック操作や、ドラッグ操作が含まれる。
ネットワーク110は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イントラネット、インターネット等の各種通信網を含み、画像データベース111やサーバ、他の情報機器等と医用画像処理装置100との通信接続を媒介する。
画像データベース111は、医用画像撮影装置112によって撮影された画像データを蓄積して記憶するものである。
次に、図2〜図6を参照して本発明の医用画像処理装置100が有するGUI10について説明する。
図2に示すように、本発明の第1の実施の形態のGUI10は、設定しようとするパラメータ値の設定可能な数値範囲を示すスケール画像3、スケール画像3上の一部の数値範囲を指示する操作対象シンボル2、第1ハンドルH1、第2ハンドルH21,H22、及び可動範囲シンボル41,45を有する。
これらの各部のうち、操作対象シンボル2、第1ハンドルH1、第2ハンドルH21,H22は、ユーザの操作に連動して表示位置が変更される。一方、スケール画像3及び可動範囲シンボル41,45は固定的に表示される。ただし、スケール画像3の最大値Max及び最小値Minは、後述する処理によって変更される場合がある。
GUI10への操作をマウス108を用いて行う場合、表示画面にはマウス108の指示位置を示すマウスカーソル9が表示される。また、医用画像処理装置100が、表示装置107と入力装置109とが一体化したタッチパネルを備える場合は、スタイラスペンや手指等を用いてGUI10の各ハンドル(第1ハンドルH1、第2ハンドルH21,H22)を直接接触することにより操作される。
CPU101は、GUI10に対する操作内容に応じてGUI10の表示内容を変更する。また、CPU101は、GUI10の操作対象シンボル2の位置に応じて、WWやWL等のパラメータを設定する。
更にCPU101は、いずれかのハンドルH1,H21,H22が操作されることにより、操作対象シンボル2の端部が可動範囲シンボル41,45の示すいずれかの境界値42,43,46,47に達したときは、達した境界値と選択されているハンドルとに応じて、スケール画像3の示す数値範囲(最大値Max、最小値Min)を変更する。数値範囲の変更の詳細については、後述する。
スケール画像3は、設定対象とするパラメータが取り得る数値範囲を表すものであり、枠または線分等の図形にて表示される。スケール画像3の両端には、数値範囲の最小値(Min)と最大値(Max)とが表示される。図2の例では、二重線の枠がスケール画像3であり、左端に最小値「0」、右端に最大値「120」が表示されている。
操作対象シンボル2は、スケール画像3上の数値または数値範囲を示すシンボルであり、ユーザの操作に従ってスケール画像3上を移動する。図2の例では、操作対象シンボル2は数値範囲を示し、その範囲は、スケール画像3の示す数値範囲(最小値Min〜最大値Max)における相対的な位置で決定される。
また、操作対象シンボル2は、第1ハンドルH1の操作に従って、スケール画像3上をスライド表示され、また、第2ハンドルH21,H22の操作によって、操作対象シンボル2自体の示す範囲が変更表示される。
第1ハンドルH1は、操作対象シンボル2の位置を移動させるためのハンドルであり、例えば、操作対象シンボル2の中央位置に表示される(図2の白抜き三角)。
第1ハンドルH1がマウス108のドラッグ操作により左右に移動されると、第1ハンドルH1の移動に連動して操作対象シンボル2が移動表示される。
第2ハンドルH21,H22は、操作対象シンボル2の示す数値範囲を拡大または縮小させるためのハンドルであり、例えば操作対象シンボル2の両端にそれぞれ表示される(図2の黒三角)。これらの第2ハンドルH21,H22は、マウス108によって操作される。例えば、第2ハンドルH21またはH22のいずれか一方がマウス108のドラッグ操作により移動されると、第2ハンドルH21,H22の移動に連動して操作対象シンボル2の示す範囲が拡大または縮小される。第2ハンドルH21及びH22は、一方が右または左に移動されるとその移動量と同量だけ他方も対称に移動される。これにより、操作対象シンボル2の示す数値範囲は拡大または縮小される。なお、第2ハンドルH21,H22は、いずれか一方ずつそれぞれ移動されるようにしてもよい。
GUI10をWWとWLの設定に用いる場合は、第1ハンドルH1の操作によってWLが変更され、第2ハンドルH21,H22の操作によってWWが変更されることとなる。
可動範囲シンボル41,45は、操作対象シンボル2の端部の可動範囲を示すものであり、図2に示すようにスケール画像3上に固定的に表示される。図2に示すGUI10は、2つの可動範囲シンボル41,45を有し、各可動範囲シンボル41,45はそれぞれ2つの境界値42,43、46,47を有する。図2に示す例では、操作対象シンボル2の左側可動範囲を示す可動範囲シンボル41は、境界値42,43を明示した枠として表示されるが枠に限定されず、線等としてもよい。例えば、可動範囲シンボル51の点線は省略されてもよい。また、可動範囲シンボル41,45は、枠や線等の形状(図形)に限らず、色、模様等で各境界値を表現するものとしてもよい。同様に、操作対象シンボル2の右側可動範囲を示す可動範囲シンボル45は、境界値46,47を明示する。
なお、各可動範囲シンボル41,45は、図2に示すように、スケール画像3の端部(最小値Min、最大値Max)から若干の間隔をおいた位置に表示されるようにすることが望ましい。
これは、可動範囲シンボル41の最小値側の境界値42や、可動範囲シンボル45の最大値側の境界値47を超えた先に、調整用の数値が存在することをユーザに直感的に想起させるためである。
各境界値42,43,46,47は、操作対象シンボル2の移動範囲の限界を表すものである。操作対象シンボル2の端部が可動範囲シンボル41(境界値42,43で限定される範囲)や可動範囲シンボル45(境界値46,47で限定される範囲)内にある場合は、操作対象シンボル2は、第1ハンドルH1または第2ハンドルH21、H22の操作に連動して基本的な移動動作で移動されるが、操作対象シンボル2の左端が境界値42,43に達するか、右端が境界値46,47のいずれかに達すると、操作対象シンボル2の移動は制止されるとともに、達した境界値と操作中のハンドルの種別とに応じてスケール画像3の数値範囲(Min及びMax)が変更される。その結果、操作対象シンボル2の示す数値範囲がスケール画像3の示す数値範囲に対して相対的に変更される。従って、他の操作シンボルを操作したり、直接数字を入力したりしなくても、設定しようとするパラメータ値が当初の最大値Max、最小値Minを超えて変更可能となる。
スケール画像3の数値範囲(Min及びMax)は、選択されたハンドルと達した境界値とに応じて、以の態様(1−1)〜(1−4)で変更される。
(態様1−1)
図3に示すように、第1ハンドルH1が操作され、操作対象シンボル2の左端(第2ハンドルH21の位置)が境界値42の位置に移動されたか、操作対象シンボル2の右端(第2ハンドルH22の位置)が境界値46の位置に移動された場合は、スケール画像3の最小値Minと最大値Maxとを同値ずつ小さくする。
操作対象シンボル2の示す数値範囲は、スケール画像3の示す数値範囲内での相対位置から算出されるため、最小値Minと最大値Maxとに連動して小さな値へシフトする。
(態様1−2)
第1ハンドルH1が操作され、操作対象シンボル2の左端(第2ハンドルH21の位置)が境界値43の位置にあるか、操作対象シンボル2の右端(第2ハンドルH22の位置)が境界値47の位置にある場合は、スケール画像3の最小値Minと最大値Maxとを同値ずつ大きくする。
操作対象シンボル2の示す数値範囲は、スケール画像3の示す数値範囲内での相対位置から算出されるため、最小値Minと最大値Maxとに連動して大きな値へシフトする。
(態様1−3)
図4に示すように、第2ハンドルH21またはH22が操作され、操作対象シンボル2の左端(第2ハンドルH21の位置)が境界値42の位置に到達するか、操作対象シンボル2の右端(第2ハンドルH22の位置)が境界値47の位置に到達した場合は、スケール画像3の最小値Minを小さくし、最大値Maxを大きくする。すなわち、スケール画像3の数値範囲を拡大する。
操作対象シンボル2の示す数値範囲は、スケール画像3の示す数値範囲内での相対位置から算出されるため、同じ長さでもより広い範囲を示すこととなる。値を大きく移動したい場合等に好適な操作である。
(態様1−4)
図5に示すように、第2ハンドルH21またはH22が操作され、操作対象シンボル2の左端(第2ハンドルH21の位置)が境界値43の位置にあるか、操作対象シンボル2の右端(第2ハンドルH22の位置)が境界値46の位置にある場合は、スケール画像3の最小値Minを大きくし、最大値Maxを小さくする。すなわち、スケール画像3の数値範囲を縮小する。
操作対象シンボル2の示す数値範囲は、スケール画像3の示す数値範囲内での相対位置から算出されるため、同じ長さでもより狭い範囲を示すこととなる。微細な値を設定したい場合に好適な操作である。
(態様1−5)基本的な動作
操作対象シンボル2の左端または右端がいずれの境界値42,43,46,47にも達していない場合(例えば、図2の状態)は、スケール画像3の数値範囲を維持し、選択したハンドルのドラッグ操作に従って、操作対象シンボル2の位置を移動する。操作対象シンボル2の示す数値範囲は、スケール画像3の示す数値範囲内での相対位置から算出される。
次に、図6のフローチャートを参照して、GUI10のシンボル移動処理の流れについて説明する。
CPU101は、図2に示すGUI10を表示装置107に表示するとともに、マウスカーソル9を表示し、マウス108から入力される操作信号を監視する。マウス108から入力される操作信号には、マウス108のボタンの押下情報、マウス108の移動情報等が含まれる。
例えば、マウス108によって、GUI10の第1ハンドルH1または第2ハンドルH21,H22がドラッグまたはクリックされると、CPU101は、操作されたハンドルの情報や、ドラッグ位置情報またはクリック位置情報を認識する。
図6に示すように、CPU101は操作されるハンドル(選択ハンドル)と各ハンドルH1,H21,H22の位置を監視している(ステップS1)。第1ハンドルH1が操作された場合(ステップS1;H1)、CPU101は、更に操作対象シンボル2の両端(第2ハンドルH21,H22)の位置を判定する(ステップS2)。操作対象シンボル2の左端(第2ハンドルH21)が境界値42の位置に移動されたか、または操作対象シンボル2の右端(第2ハンドルH22)が境界値46の位置に移動された場合は、ステップS3へ進み、スケール画像3の示す最小値Minの値と最大値Maxの値とをともに小さくする(態様1−1;ステップS3)。このとき、選択ハンドルH1のドラッグ操作が続けられても、操作対象シンボル2の位置は移動せず、境界値42(または境界値46)に達したときの表示を維持する。
第1ハンドルH1の操作により(ステップS1;H1)、操作対象シンボル2の左端(第2ハンドルH21)が境界値43の位置に移動されたか、または操作対象シンボル2の右端(第2ハンドルH22)が境界値47の位置に移動された場合は、ステップS4へ進み、スケール画像3の示す最小値Minの値と最大値Maxの値とをともに大きくする(態様1−2;ステップS4)。このとき、選択ハンドルH1のドラッグ操作が続けられても、操作対象シンボル2の位置を維持し、可動範囲シンボル41の境界値43または可動範囲シンボル45の境界値47に達したときの表示状態を維持する。
具体的には、例えば図3に示すように、マウス108により第1ハンドルH1がドラッグ操作されると、操作対象シンボル2は、ドラッグ操作に応じてスケール画像3上を移動表示される。マウス108により第1ハンドルH1がドラッグ操作されている間に、操作対象シンボル2の右端(第2ハンドルH22)が可動範囲シンボル2の境界値46の位置に到達すると、CPU101はそれ以降、操作対象シンボル2の位置は変更せず、スケール画像3の最大値Max及び最小値Minを同値ずつ小さくする。例えば、元のスケール画像3の示す数値範囲が「0〜120」である場合に、上述の操作により、スケール画像3の示す数値範囲が「−20〜100」のように変更される。
なお、この状態でマウス108のドラッグ操作が維持されると、CPU101は、更にスケール画像3の最小値Minと最大値Maxとを同値ずつ小さくし続ける。
第1ハンドルH1が操作されているが、第2ハンドルH21,H22の位置(操作対象シンボルの端部)がいずれの境界値にも達していない場合は(ステップS1;H1→ステップS2;その他の位置)、ステップS5へ進む。ステップS5では、第1ハンドルH1が操作されている間(ステップS5;Yes)、ユーザによるマウス操作に応じて操作対象シンボル2を移動する(態様1−5)。
図6のステップS1において、第2ハンドルH21が操作されたと判定した場合(ステップS1;H21)、CPU101は、操作された第2ハンドルH21の位置(操作対象シンボル2の左端部)を判定する(ステップS6)。操作中の第2ハンドルH21(操作対象シンボル2の左端)が境界値42(境界値42,43,46,47のうち最小のもの)の位置にあると判定した場合は、ステップS7へ進み、スケール画像3の示す最小値Minの値を小さくするとともに、最大値Maxの値を大きくする(態様1−3;ステップS7)。このとき、選択ハンドルH21のドラッグ操作が続けられても、操作対象シンボル2の表示位置や表示範囲は変更されず、可動範囲シンボル41の境界値42に達したときの表示状態を維持する。
ステップS6において、操作中の第2ハンドルH21の位置(操作対象シンボル2の左端部)が境界値43の位置にあると判定した場合は、ステップS9へ進み、スケール画像3の示す最小値Minの値を大きくするとともに、最大値Maxの値を小さくする(態様1−4;ステップS9)。このとき、選択ハンドルH21のドラッグ操作が続けられても、操作対象シンボル2の表示位置や表示範囲は変更されず、可動範囲シンボル41の境界値43に達したときの表示状態を維持する。
図6のステップS1において、第2ハンドルH22が操作されたと判定した場合は(ステップS1;H22)、CPU101は、更に第2ハンドルH22(操作対象シンボル2の右端部)の位置を判定する(ステップS8)。操作中の第2ハンドルH22(操作対象シンボル2の右端)が境界値47の位置にあると判定した場合は、ステップS7へ進み、スケール画像3の示す最小値Minの値を小さくするとともに、最大値Maxの値を大きくする(態様1−3;ステップS7)。このとき、選択ハンドルH22のドラッグ操作が続けられても、操作対象シンボル2の表示位置や表示範囲は変更されず、可動範囲シンボル45の境界値47に達したときの表示状態を維持する。
ステップS8において、操作中の第2ハンドルH22の位置(操作対象シンボル2の右端部)が境界値46の位置にあると判定した場合は、ステップS9へ進み、スケール画像3の示す最小値Minの値を大きくするとともに、最大値Maxの値を小さくする(態様1−4;ステップS9)。このとき、選択ハンドルH22のドラッグ操作が続けられても、操作対象シンボル2の表示位置や表示範囲は変更されず、可動範囲シンボル45の境界値46に達したときの表示状態を維持する。
具体的には、マウス108によって第2ハンドルH21,H22のいずれか一方がドラッグ操作されると、ドラッグ操作に応じた量だけ操作対象シンボル2の表示範囲が拡大または縮小される。例えば、元の操作対象シンボル2の示す範囲が「30〜70」である場合に、右側の第2ハンドルH22が右方向にドラッグ操作されると、これに連動して左側の第2ハンドルH21は左方向へ同量だけ移動される。その結果、操作対象シンボル2の示す範囲は例えば「20〜80」のように拡大される。更に、同様の操作を続け、操作対象シンボル2の示す範囲を拡大すると、図4に示すように、操作対象シンボル2の右端が可動範囲シンボル45の右端の境界値47に到達する。この場合、そのまま第2ハンドルH22がドラッグ(クリック)され続けると、操作対象シンボル2の表示位置や大きさはそのままで、スケール画像3の最大値Maxが増加され、最小値Minが減少するように変更される。例えば、元のスケール画像3の示す範囲が「0〜120」である場合に、上述の操作により、スケール画像3の示す範囲が「−20〜140」のように拡大される。
操作対象シンボル2の示す数値範囲は、スケール画像3の示す数値範囲内での相対位置から算出されるため、スケール画像3の示す数値範囲が拡大されるに従って、操作対象シンボル2の示す数値範囲も拡大されることとなる。
また、図5に示すように、マウス108によって左側の第2ハンドルH21が右方向にドラッグ操作されると、これに連動して右側の第2ハンドルH22は左方向へ同量だけ移動される。その結果、操作対象シンボル2の示す範囲は縮小される。更に、同様の操作を続け、操作対象シンボル2の示す範囲を縮小すると、図5に示すように、操作対象シンボル2の左端が可動範囲シンボル41の右側の境界値43に到達する。この場合、そのまま第2ハンドルH21がドラッグ(クリック)され続けると、操作対象シンボル2の位置や大きさはそのままで、スケール画像3の最大値が減少し、最小値が増加するように変更される。例えば、元のスケール画像3の示す範囲が「0〜120」である場合に、この操作により、スケール画像3の示す範囲が「20〜100」のように縮小される。
操作対象シンボル2の示す数値範囲は、スケール画像3の示す数値範囲内での相対位置から算出されるため、スケール画像3の示す数値範囲が縮小されるに従って、操作対象シンボル2の示す数値範囲も縮小されることとなる。
第2ハンドルH21が操作されているが、第2ハンドルH21の位置(操作対象シンボルの端部)がいずれの境界値にも達していない場合(ステップS1;H21→ステップS6;その他の位置)、或いは第2ハンドルH22が操作されているが、第2ハンドルH22の位置(操作対象シンボルの端部)がいずれの境界値にも達していない場合は(ステップS1;H22→ステップS8;その他の位置)、ステップS5へ進む。第2ハンドルH21,H22が操作されている間は(ステップS5;Yes)、ユーザによるマウスカーソル移動操作に応じた処理を継続する。
マウス108による第1ハンドルH1または第2ハンドルH21、H22の移動操作が行われない場合は(ステップS5;No)、シンボル移動処理を終了する。
以上説明したように、第1の実施の形態に示すGUI10は、数値範囲を示すスケール画像3と、スケール画像3の上をユーザの操作に従って移動される操作対象シンボル2と、操作対象シンボル2の可動範囲を示す2つの可動範囲シンボル41,45と、を有する。
また、GUI10は、操作対象シンボル2の位置をスライドさせる第1ハンドルH1と、操作対象シンボル2の範囲を変更する第2ハンドルH21,H22とを備える。
また、可動範囲シンボル41は、操作対象シンボル2の左端の可動範囲を示し、可動範囲シンボル45は、操作対象シンボル2の右端の可動範囲を示すものであり、それぞれ、下限値及び上限値(境界値)を有する。第1ハンドルH1の操作中に、操作対象シンボル2の端部が境界値43,47の位置に達すると、スケール画像3の数値範囲の最大値Max及び最小値Minの双方を同値ずつ大きくし、境界値42,46の位置に達すると、スケール画像3の数値範囲の最大値Max及び最小値Minの双方を同値ずつ小さくする。また、第2ハンドルH21またはH22の操作中に、操作対象シンボル2が境界値47(最大の境界値)または境界値42(最小の境界値)に達すると、スケール画像3の数値範囲を拡大する。また、第2ハンドルH21またはH22の操作中に、操作対象シンボル2が境界値のうち中間値43,46に達すると、スケール画像3の数値範囲を縮小させる。
このように、本実施の形態のGUI10を用いれば、ひとつのGUI10で取り得る数値範囲(可変範囲)の広いパラメータについても自在に数値範囲を変更できる。特に、GUI10の第1または第2ハンドルを所定の位置(境界値)に移動するだけで、スケール画像3の数値範囲をシフト移動させたり、拡大または縮小させたりできるので、パラメータ値の大きな変更から微調整までをひとつのGUI10にて円滑に行えるようになる。医用画像(CT画像)の表示の際に設定するWLやWWのように、取り得る値の範囲が広いパラメータを設定する際に、好適である。
また、操作領域の省スペース化に対応すべくGUI10が小さく表示されるような場合にも、スケール画像3の数値範囲を適切な範囲に移動させ、その後に設定したい値の微細さに応じた数値範囲に縮小させることにより、簡単に所望のパラメータ値を設定できる。
また、GUI10の可動範囲シンボル41,45を、スケール画像3の端部から所定の余白分離れた位置に表示することにより、ユーザに、可動範囲シンボル41,45の更に先に設定可能な余分の数値範囲があることを想起させやすく、GUI10をより直感的に操作できるようになる。
なお、上述の第1の実施の形態では、操作対象シンボル2の両端にそれぞれ可動範囲を設け、それらの可動範囲を、2つの離間した可動範囲シンボル41,45にて表したため境界値は4つとなるが、各端部の可動範囲シンボル41,45が互いに接するように設けられるようにしてもよい。この場合は、中間の境界値43,44が同値となり、境界値は3つ(中間の境界値43または44のいずれか一方、最小の境界値42、最大の境界値47)となる。
[第2の実施の形態]
次に、図7〜図9を参照して、第2の実施の形態のGUI20について説明する。なお、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の各部については同一の符号を付し、説明を省略する。
図7に示すように、GUI20は、全体の数値範囲を示すスケール画像3、スケール画像3上の一部の数値を示す操作対象シンボル6、及び可動範囲シンボル51を有する。
これらの各部のうち、操作対象シンボル6は、ユーザの操作に応じて表示位置が変更される。一方、スケール画像3及び可動範囲シンボル51は固定的に表示されるものである。ただし、スケール画像3の最大値Max及び最小値Minは、後述する処理によって変更される場合がある。
CPU101は、第1の実施の形態と同様に、GUI20に対する操作内容に応じてGUI20の表示内容を変更する。また、CPU101は、GUI20の操作対象シンボル6の位置に応じて、パラメータ値を設定する。
GUI20には、第1の実施の形態に示すようなハンドルはなく、ユーザは操作対象シンボル6を直接マウス108にて操作することにより、操作対象シンボル6の位置をスライドする。
更に、CPU101は、操作対象シンボル6の位置に応じて、スケール画像3の示す数値範囲(最大値、最小値)を変更する。
可動範囲シンボル51は、操作対象シンボル6の可動範囲を示すものであり、図7に示すようにスケール画像3上に固定的に表示される。また、可動範囲シンボル51は2つの境界値52,53により決定される範囲を有する。図7に示す例では、可動範囲シンボル51は、境界値52,53を明示した枠として表示されるが、枠に限定されず、境界値52,53が表現されるものであればどのような形状としてもよい。例えば、可動範囲シンボル51の点線は省略されてもよい。また、可動範囲シンボル52,53は、枠や線等の形状に限らず、色、模様等で境界値を表現するものとしてもよい。
なお、可動範囲シンボル51は、図7に示すように、両端がスケール画像3の端部(最小値、最大値)から若干の間隙をおいた位置に表示されるようにすることが望ましい。これは、可動範囲シンボル51の境界値52,53を超えた先に調整分の余分の数値(余白)があることをユーザに想起させるためである。
各境界値52,53は、操作対象シンボル6の移動限界を表すものである。すなわち、操作対象シンボル6の端部(中央部でもよい)が可動範囲シンボル51内にある場合は、マウス108のドラッグ操作に連動して操作対象シンボル6の位置が移動され、その位置に応じた値にてパラメータ設定されるが、操作対象シンボル6の端部(または中央部)がいずれかの境界値52,53に達すると、操作対象シンボル6の移動は制止されるとともに、スケール画像3の数値範囲(Min及びMax)が変更される。
スケール画像3の数値範囲(Min及びMax)は、操作対象シンボル6が達した境界値に応じて、以下の態様(2−1)、(2−2)で変更される。
なお、操作対象シンボル6の示す数値は、スケール画像3内の相対位置から算出される。
(態様2−1)
操作対象シンボル6の端部(または中央部)が境界値52の位置に移動された場合は、スケール画像3の最小値Minと最大値Maxとを同値ずつ小さくする。
(態様2−2)
操作対象シンボル6の端部(または中央部)が境界値53の位置に移動された場合は、スケール画像3の最小値Minと最大値Maxとを同値ずつ大きくする(図9参照)。
(態様2−3)基本的な動作
操作対象シンボル6の端部(または中央部)がいずれの境界値52,53にも達していない場合は、マウス108のドラッグ操作に応じて、操作対象シンボル6の位置を変更表示する(図7参照)。
図8を参照して、第2の実施の形態のGUI20において、CPU101が実行するシンボル移動処理の流れについて説明する。
CPU101は、図7に示すGUI20を表示装置107に表示するとともに、マウスカーソル9を表示し、マウス108から入力される操作信号を監視している。マウス108から入力される操作信号には、マウス108のボタンの押下情報、マウス108の移動情報等が含まれる。
例えば、マウス108によって、GUI20の操作対象シンボル6がドラッグまたはクリックされると、CPU101は、ドラッグ位置またはクリック位置を認識する。
図8に示すように、CPU101はマウス108がドラッグ操作されると、操作対象シンボル6の位置を判定する(ステップS21)。ステップS21において、操作対象シンボル6が境界値53の位置に達した場合は(ステップS21;53)、ステップS22へ進み、スケール画像3の示す最小値Minの値と最大値Maxの値とをともに大きくする(上述の(態様2−2);ステップS22)。このとき、ドラッグ操作が続けられても、操作対象シンボル6の位置は移動されず、可動範囲シンボル51の境界値53に達したときの表示状態を維持する。
ステップS21において、操作対象シンボル6の位置が境界値52の位置に達した場合は(ステップS21;52)、CPU101は、スケール画像3の示す最小値Minの値と最大値Maxの値とをともに小さくする(上述の(態様2−1);ステップS23)。このとき、ドラッグ操作が続けられても、操作対象シンボル6の位置は移動されず、可動囲シンボル51の境界値52に達したときの表示状態を維持する。
例えば、図7に示すGUI20の操作対象シンボル6が右方向へドラッグ操作され、これにより操作対象シンボル6が可動範囲シンボル51の右側の境界値53に到達し、そのままドラッグ(クリック)され続けると、図9に示すように、操作対象シンボル6の位置はそのままで、最大値及び最小値が同値ずつ増加され続ける。例えば、元のスケール画像3の示す範囲が「0〜120」である場合に、上述の操作により、スケール画像3の示す範囲が「20〜140」のように変更される。
ステップS21において、操作対象シンボル6が操作されているが、その位置がいずれの境界値にも達していない場合は(ステップS21;その他位置)、ステップS24へ進む。ユーザによる操作対象シンボル6の移動操作が継続されている間は(ステップS24;Yes)、上述のステップS21〜ステップS23の処理を繰り返す。操作対象シンボル6の移動操作が行われない場合は(ステップS24;No)、シンボル移動処理を終了する。
以上説明したように、第2の実施の形態に示すGUI20は、1つの可動範囲シンボル51内に表示される操作対象シンボル6がハンドルを用いずに直接操作され、パラメータ値が変更される。そして、操作対象シンボル6が可動範囲シンボル51の境界値52,53の位置に移動されると、達した境界値に応じてスケール画像3の示す数値範囲をシフト移動させる。
これにより、ひとつのGUI10で自在に数値を変更できる。GUI1の示す数値範囲(スケール画像3の数値範囲)をシフト移動できるので、取り得る値の広いパラメータについて、パラメータ変更操作を円滑に行えるようになる。
以上、第1、第2の実施の形態において説明したように、本発明に係る電子機器(医用画像処理装置100)は、スケール画像3上に操作対象シンボル2(6)の可動範囲を設け、可動範囲の限界(境界値)に操作対象シンボル2(6)が移動されたときに、表示状態を変更せずに、スケール画像の数値範囲を変更するGUI10(20)を有する。
このGUIを用いることにより、より小さな操作領域で可変範囲の広いパラメータ値の設定操作を円滑に行うことが可能となる。
なお、本発明に係る電子機器の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述のGUI10,20の各部(スケール画像3、操作対象シンボル2,6、ハンドルH1,H21,H22等)に用いる図形の形状等は一例であり、適宜変更可能である。
また、GUI10,20の数値範囲を横方向に表示し、操作対象シンボル2,6が左右にスライドする例を示したが、この例に限定されず、縦方向に表示させてもよい。この場合は、操作対象シンボル2,6は上下にスライドし、可動範囲シンボル41,45もスケール画像3上の上部と下部とに設けられる。
また、GUIを用いてWWとWLとを設定する場合、WW範囲内のCT値とモニタの階調数とが線形に対応付けられているものに限定されず、非線形に対応付けられるものでもよい。
その他、当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1・・・・・・・画像処理システム
100・・・・・医用画像処理装置(電子機器)
101・・・・・CPU
102・・・・・主メモリ
103・・・・・記憶装置
104・・・・・通信I/F
105・・・・・表示メモリ
106・・・・・I/F
107・・・・・表示装置
108・・・・・マウス
109・・・・・入力装置
112・・・・・医用画像撮影装置
10・・・・・・・・・・・・GUI(第1の実施の形態)
2・・・・・・・・・・・・・操作対象シンボル
3・・・・・・・・・・・・・スケール画像
41,45・・・・・・・・・可動範囲シンボル
42,43,46,47・・・境界値
H1・・・・・・・・・・・・第1ハンドル
H21,H22・・・・・・・第2ハンドル
Min・・・・・・・・・・・スケール画像の数値範囲の最小値
Max・・・・・・・・・・・スケール画像の数値範囲の最大値
20・・・・・・・・・・・・GUI(第2の実施の形態)
6・・・・・・・・・・・・・操作対象シンボル
51・・・・・・・・・・・・可動範囲シンボル
52,53・・・・・・・・・境界値

Claims (5)

  1. ユーザの操作に連動した表示を行うとともに、ユーザの操作に応じた入力信号を制御部に出力するグラフィカル・ユーザ・インターフェイスを有する電子機器であって、
    前記グラフィカル・ユーザ・インターフェイスは、
    数値範囲を示すスケール画像と、
    前記スケール画像上をユーザの操作に従って移動される操作対象シンボルと、
    前記操作対象シンボルの可動範囲を示す可動範囲シンボルと、を有し、
    前記制御部は、
    前記操作対象シンボルが、前記可動範囲シンボルの示す所定の境界値の位置に達すると、前記操作対象シンボルの表示位置の移動を停止するとともに、達した境界値に応じて前記スケール画像の数値範囲を変更する変更手段を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記グラフィカル・ユーザ・インターフェイスは、前記操作対象シンボルの位置をスライドさせる第1ハンドルを備え、
    前記変更手段は、前記第1ハンドルの操作にてスライドされることにより前記操作対象シンボルが前記可動範囲シンボルの境界値の位置に達すると、前記操作対象シンボルの表示位置の移動を停止するとともに、達した境界値に応じた方向に、前記スケール画像の数値範囲の最大値及び最小値の双方を同値ずつシフトさせる範囲シフト手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記グラフィカル・ユーザ・インターフェイスは、前記操作対象シンボルの示す範囲を変更する第2ハンドルを備え、
    前記変更手段は、前記第2ハンドルの操作にて範囲が変更されることにより前記操作対象シンボルが前記可動範囲シンボルの境界値の位置に達すると、前記操作対象シンボルの表示位置の移動を停止するとともに、達した境界値に応じて、前記スケール画像の数値範囲を拡大または縮小させる範囲拡大・縮小手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記グラフィカル・ユーザ・インターフェイスは、前記操作対象シンボルの位置をスライドさせる第1ハンドルと、前記操作対象シンボルの示す範囲を変更する第2ハンドルとを備え、
    前記可動範囲シンボルは、3つ乃至4つの境界値により、前記操作対象シンボルの両端部の各可動範囲を示す場合において、
    前記変更手段は、
    前記第1ハンドル操作中に、前記操作対象シンボルの少なくともいずれか一方の端部が前記可動範囲シンボルの示す境界値のうち最大または最小の位置に達すると、前記操作対象シンボルの表示位置の移動を停止するとともに、達した境界値に応じた方向に、前記スケール画像の数値範囲の最大値及び最小値の双方を同値ずつシフトさせ、
    前記第2ハンドル操作中に、前記操作対象シンボルの少なくともいずれか一方の端部が前記可動範囲シンボルの示す境界値のうち最大または最小の位置に達すると、前記操作対象シンボルの表示位置の移動を停止するとともに、前記スケール画像の数値範囲を拡大させ、
    前記第2ハンドル操作中に、前記操作対象シンボルの少なくともいずれか一方の端部が前記可動範囲シンボルの示す境界値のうち中間値の位置に達すると、前記操作対象シンボルの表示位置の移動を停止するとともに、前記スケール画像の数値範囲を縮小させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記操作対象シンボルの示す値または範囲は、医用画像の表示に関するパラメータであり、
    当該電子機器は、医用画像表示装置または医用画像表示装置を備えた医用画像撮影装置であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016062185A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 カシオ計算機株式会社 図形表示装置およびプログラム

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