JP2012057330A - Vehicle deceleration hump - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両減速ハンプに関するもので、詳しくは、工場内やコミュニティゾーンにおける車両の走行速度を抑制するために道路上に設置される車両減速ハンプに関する。 The present invention relates to a vehicle deceleration hump, and more particularly to a vehicle deceleration hump installed on a road in order to suppress the traveling speed of a vehicle in a factory or a community zone.
従来、車両の走行速度を抑制するために道路に設置される車両減速ハンプ(以下単にハンプともいう)として、樹脂やゴム等で成形されたハンプが知られている。 2. Description of the Related Art Conventionally, a hump formed of resin, rubber, or the like is known as a vehicle deceleration hump (hereinafter also simply referred to as a hump) installed on a road in order to suppress the traveling speed of the vehicle.
この従来のハンプは、図12に示すように、上面形状が長楕円形で、その縦断面形状が、図13に示すように、半円の蒲鉾状に形成され、このハンプ101の長手方向が車両の走行方向Kと交差するようにアスファルト製の道路102上に、ボルト103等により固設して使用する。
As shown in FIG. 12, this conventional hump has an elliptical top surface and a vertical cross-sectional shape formed in a semicircular bowl shape as shown in FIG. It is fixed on the
このように、道路102上に前記ハンプ101を設けることにより、車両の運転者がこのハンプ101の乗り上げによる衝撃等を回避するために減速したり、このハンプ101上を、減速せずに車両が通過すると車両に強い衝撃が加わるため、運転者に車両の走行速度を低減するよう促すことができる。
Thus, by providing the
前記従来のハンプ101は、アスファルト製の道路102上に固設される場合においては、矢印K方向に走行する車両のタイヤが、ハンプ101を乗り越えると、その乗り越えた後において、その道路102に車両の衝撃が加わり、ハンプ101の車両通過後の道路102に轍104が形成される。そのため、定期的にアスファルト(道路)102の補修をする必要がある。
In the case where the
しかし、工場の入口付近にハンプ101が設置されている場合には、そのアスファルト102の補修の際には、工場内への車両の進入を一定時間停止する必要があるが、工場が24時間稼動している場合には、その時間を取ることができず、轍掘れの補修をすることが困難であるという問題がある。
However, when the
そこで、本発明は、前記轍掘れを防止する車両減速ハンプを提供することを目的とするものである。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a vehicle deceleration hump that prevents the digging.
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、基部と、該基部から隆起し車両の走行速度の低減を促す隆起部を有し、
前記基部と隆起部を長尺状に形成し、該隆起部におけるその短手方向の長さは、前記基部におけるその短手方向の長さより短く設定し、
前記隆起部及び基部をコンクリートで成形したことを特徴とするものである。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
The base and the bulge are formed in a long shape, and the length in the short direction of the bulge is set shorter than the length in the short direction of the base,
The raised portion and the base portion are formed of concrete.
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記隆起部の表層部に用いるコンクリートの色が、該隆起部における表層部以外に用いるコンクリートの色と異なることを特徴とするものである。
The invention according to
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記隆起部の長手方向と直交する方向に水抜き部を設けたことを特徴とするものである。
The invention described in
請求項4記載の発明は、請求項1又は2又は3記載の発明において、前記隆起部と基部とを、一体に成形したことを特徴とするものである。 A fourth aspect of the invention is characterized in that, in the invention of the first, second, or third aspect, the raised portion and the base portion are integrally formed.
請求項5記載の発明は、請求項1又は2又は3記載の発明において、前記隆起部と基部とを、別体に成形したことを特徴とするものである。
The invention according to
本発明のハンプは、基部と該基部から隆起する隆起部を、アスファルトより硬いコンクリートで成形し、隆起部におけるその短手方向の長さを、基部におけるその短手方向の長さより短く設定したことにより、前記従来技術と比較して、隆起部を乗り越えた車両の衝撃により、基部に轍が形成されることを抑制することができ、ハンプの周囲の道路の修繕の回数を減らすことができる。 In the hump of the present invention, the base portion and the raised portion that protrudes from the base portion are formed of concrete harder than asphalt, and the length in the short direction of the raised portion is set shorter than the length in the short direction of the base portion. Thus, as compared with the conventional technique, it is possible to suppress the formation of ridges at the base due to the impact of the vehicle over the ridge, and to reduce the number of repairs of the road around the hump.
また、隆起部をコンクリートで成形したことにより、従来の樹脂やゴムで成形されたハンプよりも耐用年数を長くすることが出来、ハンプの交換回数を減らすことができる。 In addition, since the raised portion is formed of concrete, the service life can be made longer than a conventional hump formed of resin or rubber, and the number of replacements of the hump can be reduced.
また、請求項2記載の発明によれば、隆起部の表層部に用いるコンクリートの色を、それ以外に用いるコンクリートの色と異なるものとしたことにより、隆起部の色の変化により、ハンプの交換時期を知るようにすることができる。
According to the invention described in
本発明を実施するための形態を図1乃至11に示す実施例に基づいて説明する。 A mode for carrying out the present invention will be described based on the embodiment shown in FIGS.
図1乃至図9は本発明の実施例1の車両減速ハンプ(以下においてハンプともいう)1を示す。 1 to 9 show a vehicle deceleration hump (hereinafter also referred to as a hump) 1 according to a first embodiment of the present invention.
該ハンプ1は、図1〜7に示すように、基部2を有し、該基部2の上面には、該基部2から上方に隆起し、車両の走行速度の低減を促す複数の隆起部3,4が設けられ、前記基部2と隆起部3,4は、コンクリートにより一体に成形されている。該隆起部3,4は、2個の第1隆起部3,3と、2個の第2隆起部4,4からなる。
The
前記基部2は、図1〜7に示すように、その上面形状が長方形状となる直方体状に形成されている。
As shown in FIGS. 1 to 7, the
前記第1隆起部3は、図2,3に示すように、長尺状に形成され、その短手方向の縦断面形状は、図7に示すように、基部2側に中心を持つ半円状に形成されている。また、その長手方向の一端3aは、図2に示すように、上面が、第1隆起部3の内側で、かつ、長手方向の軸上に中心を持つ半円状に形成され、その長手方向側の側面が、図3に示すように、長手方向の外縁から上方に向うほど内側方向に湾曲する弧状に形成されている。また、その長手方向の他端3bは、図2,3,6に示すように、長手方向の軸に直交する平面状に形成されている。この他端の平面の下部(基部2側)には、図3,6に示すように、上方から下方に向うほど、隆起部3,4の内側方向に湾曲する切欠部5が短手方向全体に亘って形成されている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the first raised
前記第2隆起部4は、図2〜5に示すように、長尺の蒲鉾状に形成され、その短手方向の縦断面形状は、図4に示すように、基部2側に中心を持つ半円状に形成されている。また、その長手方向の両端は、図2,3,6に示すように、長手方向の軸に直交する平面状に形成されている。この両端の平面の下部(基部2側)には、図3,6に示すように、上方から下方に向うほど内側方向に湾曲する切欠部6,6が短手方向全体に亘って形成されている。
2-5, the said 2nd protruding
前記第1隆起部3と第2隆起部4の短手方向の長さを同一とし、その長さは、基部2の短手方向の長さより長く設定し、本実施例においては、第1隆起部3と第2隆起部4の短手方向の長さを300mmに、基部2の短手方向の長さを1000mmとした。また、第1隆起部3と第2隆起部4の高さは、車両の走行速度を低減させる効果等に応じて、任意に設定することができ、本実施例においては80mmとした。また、基部2の厚みも任意に設定することができ、本実施例においては150mmとした。
The length of the first raised
前記2個の第1隆起部3が、図2に示すように、前記基部2の長手方向の両側部の上面に、その一端(円弧)3aが外側になるように載置され、2個の第2隆起部4が、前記基部2の上面の前記第1隆起部3,3の間に載置されている。また、前記2個の第1隆起部3,3と、2個の第2隆起部4,4は、その長手方向の軸が同一直線状に位置するように配置されている。
As shown in FIG. 2, the two first raised
前記第1隆起部3と第2隆起部4との間、及び、第2隆起部4と第2の隆起部4との間には、短手方向全体に亘って隙間7が形成され、該隙間7は前記切欠部5,6で形成される空間と連通している。この隙間7と、切欠部5,6により水抜き部8が形成されている。該水抜き部8は、その上方及び短手方向の両端が開口している。
A
前記第1隆起部3と第2隆起部4は、図4に示すように、その表層部10を構成するコンクリートの色と、本体部11のコンクリートの色が異なるように形成されている。本実施例においては、表層部10に用いるコンクリートとして2色のカラーコンクリートを用いて、隣接する隆起部3(4)同士が異なる色となるように着色し、本体部11に用いるコンクリートとして通常の無着色のコンクリートを用いた。また、表層部10の厚さは、後述するハンプ1の交換時期等に応じて任意設定することができる。
As shown in FIG. 4, the first raised
次に、本発明の実施例1のハンプ1の製造方法について説明する。
先ず、本発明の実施例1のハンプ1の製造に用いる外型12について説明する。
Next, the manufacturing method of the
First, the
この外型12は、図8(a)に示すように、隆起部3,4の外側面と、基部2の上面及び側面と同一形状に形成された内周面12aを有し、その上方が開口している。また、水抜き部8を形成する部分には、図8,9に示すように、3個の水抜き型13が、外型12に対して取外し可能に設けられている。前記水抜き型13の外面は、隙間7と切欠部5,6の外面と同じ形状に形成され、図9における下側部は、隙間7の外側縁よりも下側方向に延長されて形成され、その延長部13aは、外型12に設けられた溝12bに対して取外し可能に取付けられている。
As shown in FIG. 8 (a), the
先ず、コンクリートの打設に先立って、図8(a),図9(a)に示すように、3個の水抜き型13を型12に取付ける。水抜き型13の表面には、離型剤が塗布されている。 First, prior to placing concrete, three water draining dies 13 are attached to the die 12 as shown in FIGS. 8 (a) and 9 (a). A release agent is applied to the surface of the water draining die 13.
次に、図8(b),図9(b)に示すように、隆起部3(4)の表層部10となる部分にカラーコンクリート10a(10b)をコテ等により所定の部分に所定の厚さとなるように塗る。このとき、2色のカラーコンクリート10a,10bを使用し、図9(b)に示すように、隣接する隆起部3(4)同士で異なる色となるように2色のカラーコンクリート10a,10bを塗り分ける。
Next, as shown in FIG. 8 (b) and FIG. 9 (b), a
次に、図8(c),図9(c)に示すように、前記カラーコンクリート10a,10bが硬化する前に、上方からコンクリート11aを打設する。 Next, as shown in FIGS. 8C and 9C, the concrete 11a is placed from above before the colored concrete 10a and 10b is cured.
次に、コンクリート10a,10b,11aを養生固化させた後に、外型12から、水抜き型13とともにコンクリート部材を脱型する。
Next, after the concrete 10a, 10b, 11a is cured and solidified, the concrete member is removed from the
次に、コンクリート部材から水抜き型13を取外して、本発明の実施例1のハンプ1を得る。
Next, the drainage die 13 is removed from the concrete member to obtain the
このハンプ1は、図7に示すように、その長尺方向が車両の走行方向Kと交差し、かつ、基部2の上面2aが路面15aと同一となるように、道路15等に埋設して使用する。
As shown in FIG. 7, the
以上のようであるため、本実施例1ハンプ1は、次のような作用、効果を発揮することができる。
Since it is as mentioned above, the present Example 1
基部2を、コンクリートで成形したことにより、アスファルトよりも硬く、隆起部3,4を乗り越えた車両の衝撃により、基部2が抉られることにより轍が形成されることを、前記従来技術のハンプ101を使用したものよりも抑制でき、ハンプ1の交換回数を減少することができる。
Since the
また、隆起部3,4を、コンクリートで成形したことにより、前記従来技術のゴムや樹脂で整形したハンプよりも耐用年数が長くなり、ハンプ1を交換・修繕する回数を減少することができる。
Further, since the raised
また、従来のハンプ101においては、視認しただけではハンプ1の磨耗度が分らず、ハンプ101の使用期間やハンプ101が破損した場合にハンプ101を交換していたが、本発明のハンプ1は、隆起部3,4の表層部10と本体部11とで用いるコンクリートの色を異なるものとしたことにより、隆起部3,4が車両の走行による磨耗で、本体部11が外部から視認できるときは、表層部10の厚み分隆起部が磨耗していることとなり、ハンプ1の交換時期の目安とすることができる。
Further, in the
また、傾斜のある路面等にハンプ1を設置した際に、水抜き部8を設けたことにより、斜面の上方側から下方側へと水抜き部8を通じて雨水等を排出することが出来、路面より隆起した隆起部3,4により、その隆起部3,4の斜面の上流側に雨水が溜ることを防止できる。
Further, when the
なお、前記実施例1においては、隆起部3,4の数を計4個としたが、任意の数とすることができる。
In addition, in the said Example 1, although the number of the protruding
また、前記実施例1においては、隆起部3,4の表層部10に用いるカラーコンクリートの色数を2色としたが、1色や3色等の任意の色数に設定することができる。
Moreover, in the said Example 1, although the number of colors of the color concrete used for the
前記実施例1においては、外型12に表層部10を塗った後に、隆起部3,4の本体部11と基部2の部分のコンクリートを打設してハンプ1を形成したが、外型12に本体部11と基部2の部分のコンクリートを打設し、養生した後に脱型し、その後に表層部10となる部分にカラーコンクリートをコテ等により塗り、その後に水抜き型13を取外してハンプ1を形成しても良い。
In Example 1, the
その他の構成、構造は前記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
本実施例2においても、前記実施例1と同様の作用、効果を奏する。
Since other configurations and structures are the same as those of the first embodiment, description thereof is omitted.
Also in the second embodiment, the same operations and effects as the first embodiment are achieved.
図10、11は本発明の実施例3を示す。
前記実施例1,2においては、基部2と、隆起部3,4を、一体に成形したが、基部2と第1隆起部3,3と第2隆起部4,4とを別体に形成した後に、グラウトやボルト等により一体化するようにしてもよい。
10 and 11 show a third embodiment of the present invention.
In the first and second embodiments, the
図10、11に示すように、隆起部3,4の長手方向の両端部に、上下に貫通する貫通穴16,16を形成し、該貫通穴16に相当する基部2の位置に、上方に開口する有底穴17を形成する。
As shown in FIGS. 10 and 11, through
基部2の上部に、貫通穴16と有底穴17とが連通するように、隆起部3,4を載置し、穴16,17内に丸鋼18を挿入した後に、グラウト材を注入して、基部2と隆起部3,4を連結し、一体化する。
The raised
なお、基部2と隆起部3,4との連結手段は、丸鋼18とグラウト材以外にも、ボルトとナット等の任意の連結手段を用いて行ってもよい。
In addition, you may perform the connection means of the
その他の構成、構造は前記実施例1,2と同様であるので、その説明を省略する。
本実施例3においても、前記実施例1,2と同様の作用、効果を奏する。
Since other configurations and structures are the same as those in the first and second embodiments, the description thereof is omitted.
Also in the third embodiment, the same operations and effects as the first and second embodiments are achieved.
更に、隣接する隆起部3,4又は4,4相互が分割され、かつ、基板2とも分割されているため、隆起部3(4)の一部が損傷した場合、その損傷した隆起部3(4)のみを取り換えることができ、ハンプ1の補修が容易で、安価に行える。
Further, since the
前記実施例1乃至3においては、隣接する隆起部3と4(又は4と4)間に隙間7を設けたが、隙間7を設けなくても良い。
In the first to third embodiments, the
その他の構成、構造は前記実施例1乃至3と同様であるので、その説明を省略する。
本実施例4においても、前記実施例1乃至3と同様の作用、効果を奏する。
Since other configurations and structures are the same as those in the first to third embodiments, the description thereof is omitted.
Also in the fourth embodiment, the same operations and effects as the first to third embodiments are achieved.
前記実施例1乃至4においては、表層部10には、カラーコンクリートを用いたが、カラーモルタルを用いても良い。
In the first to fourth embodiments, color concrete is used for the
その他の構成、構造は前記実施例1乃至4と同様であるので、その説明を省略する。
本実施例5においても、前記実施例1乃至4と同様の作用、効果を奏する。
Other configurations and structures are the same as those of the first to fourth embodiments, and thus description thereof is omitted.
Also in the fifth embodiment, the same operations and effects as the first to fourth embodiments are achieved.
1ハンプ
2 基部
3,4 隆起部
8 水抜き部
10 表層部
11 表層部以外(本体部)
1 hump
2
Claims (5)
前記基部と隆起部を長尺状に形成し、該隆起部におけるその短手方向の長さは、前記基部におけるその短手方向の長さより短く設定し、
前記隆起部及び基部をコンクリートで成形したことを特徴とする車両減速ハンプ。 A base and a bulge that bulges from the base and facilitates a reduction in vehicle travel speed,
The base and the bulge are formed in a long shape, and the length in the short direction of the bulge is set shorter than the length in the short direction of the base,
A vehicle deceleration hump characterized in that the raised portion and the base portion are formed of concrete.
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