JP2012055405A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2012055405A
JP2012055405A JP2010199618A JP2010199618A JP2012055405A JP 2012055405 A JP2012055405 A JP 2012055405A JP 2010199618 A JP2010199618 A JP 2010199618A JP 2010199618 A JP2010199618 A JP 2010199618A JP 2012055405 A JP2012055405 A JP 2012055405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
washing
rotating
tank
tub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010199618A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Tawara
己紀夫 田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010199618A priority Critical patent/JP2012055405A/ja
Publication of JP2012055405A publication Critical patent/JP2012055405A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】簡単な構成で、洗濯水供給路から供給される洗濯水を回転槽内から洗濯物に放水し、洗浄およびすすぎ性能を向上する。
【解決手段】洗濯水を溜める水槽3と、水槽3内に回転可能に設けた回転槽4と、回転槽4を回転駆動するモータ8と、回転槽4の底部の外側と水槽3の底部の内側に同心円状に形成された内側回転シール手段24および外側回転シール手段25と、内側回転シール手段24および外側回転シール手段25の間に環状に形成された水路26と、水路26に水槽3内の洗濯水を供給する洗濯水供給手段17と、水路26に供給された洗濯水を回転槽4内へ吐出する通水孔27とを備えたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、衣類等の洗濯をおこなう洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、回転槽の前面側に設けた開口部から回転槽内へ洗濯水を吐出し、回転槽内の洗濯物に洗濯水をふりかけることが考えられている(例えば、特許文献1参照)。また、回転槽を支持する中空軸から回転槽内へ洗濯水を吐出し、回転槽内の洗濯物に洗濯水を供給することが考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−117135号公報 特開2005−006786号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載された構成では、回転槽の前方から開口部を通して洗濯水が吐出されるため、回転槽内の前方に位置する洗濯物にしか洗濯水がかからず、洗浄およびすすぎ効率が悪いという問題があった。また、前記特許文献2に記載された構成では、回転槽内から洗濯水が供給されるため、回転槽内の後方に位置する洗濯物に洗濯水を供給することができるが、中空軸と洗濯水供給手段との接続部が回転シール構造であり、水槽の外部に露出しているため、シール部からの水漏れを確実に防止することが必要であり、加工精度面の課題および信頼性において実用的でないという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、簡単な構成で、洗濯水供給手段から供給される洗濯水を回転槽内から洗濯物に放水し、洗浄およびすすぎ性能に優れた洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に設けた回転槽と、前記回転槽を回転駆動するモータと、前記回転槽底部の外側と前記水槽底部の内側に同心円状に形成された内側回転シール手段および外側回転シール手段と、前記内側および外側回転シール手段の間に環状に形成された水路と、前記水路に前記水槽内の洗濯水を供給する洗濯水供給手段と、前記水路に供給された洗濯水を前記回転槽内へ吐出する通水孔とを備えたものである。
これによって、洗濯水供給手段から供給される洗濯水を、回転槽内から洗濯物に直接放水することができ、洗浄およびすすぎ性能を向上させることができる。また、回転シール手段を水槽内に形成することができるので、洗濯水が水槽外へ漏れるのを防止することができる。
本発明の洗濯機は、洗濯水を回転槽内から洗濯物に直接放水することができ、洗浄およびすすぎ性能を向上させることができるとともに、シール手段を水槽内に形成することができ、洗濯水が水槽外へ漏れるのを防止することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の断面図 同洗濯機の要部断面図 同洗濯機の図2のA−A断面図 本発明の実施の形態2における洗濯機の要部断面図 本発明の実施の形態3における洗濯機の図2のA−A断面図 本発明の実施の形態4における洗濯機の要部断面図 同洗濯機の図6のB−B断面図
第1の発明は、洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に設けた回転槽と、前記回転槽を回転駆動するモータと、前記回転槽底部の外側と前記水槽底部の内側に同心円状に形成された内側回転シール手段および外側回転シール手段と、前記内側および外側回転シール手段の間に環状に形成された水路と、前記水路に前記水槽内の洗濯水を供給する洗濯水供給手段と、前記水路に供給された洗濯水を前記回転槽内へ吐出する通水孔とを備えたことにより、回転槽の外側と水槽の内側および2つの回転シール手段によって形成される空間が水路の一部となり、洗濯水供給手段から水槽内に供給された洗濯水は、回転槽の通水孔を通って回転槽内へと導かれ、回転槽内から直接洗濯物に放水されるため、洗浄およびすすぎ性能を向上させることができる。また、回転シール手段は、水槽内で形成されるので、シビアに精度保証しなくても水が外部へと漏れることがなく、製作が容易で洗濯水が水槽外へ漏れるのを防止することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の内側および外側回転シール手段は、回転槽の回転軸心を中心として同心円状に形成され、前記回転軸心の近傍に設けたことにより、回転槽を回転させたときに、回転シール手段での摩擦抵抗が小さくなるため、回転槽の回転に必要なモータの回転駆動力を抑えることができ、モータの大型化と、消費電力量の増加を抑制することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の内側および外側回転シール手段は、少なくともいずれか1つを非接触のシール構成としたことにより、少なくとも1つの回転シール手段での摩擦抵抗がなくなるため、回転槽の回転に必要なモータの回転駆動力を抑えることができ、モータの大型化と、消費電力量の増加を抑制することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の回転槽に水路と連通する複数の通水孔を設けたことにより、回転槽がどの回転位置にあっても、洗濯水が洗濯水供給手段から回転槽の外側と水槽の内側および2つの回転シール手段により形成される水路を通って、通水孔を通過するまでの経路損失がほぼ同じとなるように設定することができるので、常に一定量の洗濯水を回転槽内から放水することができ、洗浄およびすすぎ性能を向上させることができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明に、回転槽内で洗濯水を噴出する噴出口を有し、通水孔から前記回転槽内に吐出された洗濯水を前記噴出口へ導く導水路を設けたことにより、洗濯水供給手段から供給される洗濯水を、導水路によって回転槽内の広い範囲に導くことができ、その先の噴出口から洗濯物に放水させることができるため、効率よく洗濯物にかけることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を一層向上させることができる。
第6の発明は、特に、第5の発明の噴出口は、回転槽の底部と周側部に連通して形成した導水路の異なる位置に複数設けたことにより、洗濯水供給手段から供給される洗濯水を回転槽内の様々な場所から、洗濯物に対して全方位的に満遍なくかけることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を一層向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の断面図、図2は、同洗濯機の要部断面図、図3は、同洗濯機の図2のA−A断面図である。
図1〜図3において、筐体1内にサスペンション2により円筒形の水槽3が弾性支持され、この水槽3内に円筒形の回転槽4が回転自在に支持されている。回転槽4の回転軸心4aは、回転槽4の円筒の中心線とほぼ一致しており、これは水槽3の円筒の中心線ともほぼ一致している。
水槽3および回転槽4は、前面側が開口しており、開口端側を筐体1の正面側にして、回転槽4の回転軸心4aを水平方向からやや前上がりに傾斜させて支持されている。水槽3および回転槽4の開口端側に対向させて筐体1に開閉自在な扉体5を設けており、この扉体5を開くことにより、回転槽4に対して洗濯物を出し入れすることができる。
なお、水槽3の開口部である洗濯物出入口6の周囲には、柔軟な弾性体によって形成されたベローズ7が配設され、扉体5を閉じると、その内面にベローズ7の一端が圧接し、水槽3の洗濯物出入口6がシールされるようにしている。
水槽3の開口端の反対側の端面である底部側には、回転槽4を回転駆動するモータ8が設けられている。回転槽4の一部は、水槽3の内側から外側へ突出し、モータ8のロータ(図示せず)と連結され、モータ8の回転を回転槽4に伝達する槽回転軸4bを形成している。モータはブラシレス直流モータで構成され、インバータ制御によって回転速度が自在に変化させることができるようになっている。
回転槽4の円筒状の内周側壁には、複数の突起体9が設けられており、回転槽4を所定の速さで回転させることにより、洗濯物を突起体9で引っ掛けて上方に持ち上げ、回転槽4内の上部から落下させるといった動作を行なうことができる。また、回転槽4の円筒壁には、小孔10が全周にわたって多数設けられており、水槽3内の洗濯水が所定の水位に溜まると、小孔10から回転槽4内に洗濯水が入ってくるように構成されている。
水槽3の下方には、水槽3内の洗濯水を排出する排出口11が設けられており、排出口11から排出される洗濯水を筐体1の外へ導く排水経路12が設けられている。排水経路12の途中には、この排水経路12を開閉する排水弁13が設けられている。
水槽3の上方には、洗剤を収容する洗剤容器14が設けられている。洗剤容器14は水道の蛇口と接続され、水道水を洗剤容器14への供給と停止をおこなうための給水弁15が設けられている。洗剤容器14の下方には、洗剤容器14内の洗剤と洗濯水を水槽3内に導くための給水経路16が設けられている。
排出口11には、水槽3から排出された洗濯水を再び水槽3内へと導く洗濯水供給手段としての洗濯水供給路17が排水経路12と別経路で接続されている。洗濯水供給路17の途中には、洗濯水供給路17とともに洗濯水供給手段を構成するポンプ18が設けられており、このポンプ18を駆動することにより、水槽3内の洗濯水を排出口11から洗濯水供給路17を通して回転槽4内へ循環させることができる。
水槽3には、回転する槽回転軸4bとの間を水封するオイルシール19が設けられてお
り、洗濯水が水槽3と槽回転軸4bの隙間から外部へ漏れるのを防止している。
水槽3の底部の内面側には、内側に位置するリング状の水槽側内側リブ20と、外側に位置するリング状の水槽側外側リブ21が2重に形成され、槽回転軸4bを中心として同心円状に回転槽4側へ突出させている。
回転槽4の底部の外面側には、水槽側内側リブ20の外側に対向してリング状の回転槽側内側リブ22が形成され、水槽側外側リブ21の内側に対向してリング状の回転槽側外側リブ23が2重に形成され、槽回転軸4bを中心として同心円状に水槽3側へ突出させている。
水槽側内側リブ20の先端部20aと、回転槽側内側リブ22の先端部22aは、所定の深さイで重合し、また、水槽側外側リブ21の先端部21aと、回転槽側外側リブ23の先端部23aも所定の深さイで重合している。
水槽側内側リブ20と回転槽側内側リブ22間の隙間には、オイルシール等から形成される内側回転シール手段24がリング状に設けられ、水の往来を防止している。同様に、水槽側外側リブ21と回転槽側外側リブ23間の隙間にも、オイルシール等から形成される外側回転シール手段25がリング状に設けられ、水の往来を防止している。
内側回転シール手段24および外側回転シール手段25は、回転軸心4aの近傍に、槽回転軸4bおよびオイルシール19を外方から囲うようにして形成されている。内側回転シール手段24、外側回転シール手段25、水槽3の底部の内側壁面、および回転槽4の底部の外側壁面で囲われた空間部に、環状の水路26が形成されている。
この環状に形成された水路26は、水槽3側において、洗濯水供給路17と接続されて連通し、回転槽4側に設けられた通水孔27によって回転槽4内と連通されている。したがって、洗濯水供給手段を構成するポンプ18により送水される水槽3内の洗濯水は、排出口11から洗濯水供給手段を構成する洗濯水供給路17内に入り、水路26を通って通水孔27から回転槽4内へと導かれ、回転槽4内から直接洗濯物に放水されるように構成されている。
筐体1内の前方下部には、モータ8、排水弁13、給水弁15、ポンプ18等の駆動を制御し、洗い、すすぎ、脱水等の工程を逐次制御する制御手段28が設けられている。
以上のように構成された洗濯機において、以下その動作、作用を説明する。洗濯またはすすぎ、またはその両方の工程において、制御手段28は、排水弁13を閉じた状態で、給水弁15を開き、水槽3内に給水を行ないながら、回転槽4を回転させ、洗濯物を突起体9で引っ掛けて上方に持ち上げ、ある程度の高さから落下させて、洗濯水に叩きつけるといった叩き洗い動作を行なう。
このとき、洗濯水の水位を上げすぎると、洗濯水までの洗濯物の落下距離が短くなるため、叩き洗いの効果が小さくなり、洗浄およびすすぎ性能が低下するので、回転槽4内の下方まで洗濯水が溜められると、給水弁15を閉じる。このように水槽3内の水位が低い状態では、洗濯物全体に洗濯水が行き渡りにくいので、制御手段28は、ポンプ18を駆動して洗濯水を送水し、送水される洗濯水を回転槽4内から直接洗濯物に放水しながら、洗濯物の洗濯またはすすぎ、またはその両方を行なう。
上記したように、回転槽4の底部の外側と水槽3の底部の内側の間に、リング状の内側回転シール手段24と外側回転シール手段25を同心円状に形成して、シール部における
水の往来を防止するとともに、内側回転シール手段24と外側回転シール手段25で囲まれた環状の水路26と水槽3を洗濯水供給路17で接続し、回転槽4に通水孔27を設けたことにより、洗濯水供給路17からポンプ18によって供給された洗濯水は、水路26から回転槽4の通水孔27を通って回転槽4内へと導かれ、回転槽4内から直接洗濯物に放水されるため、洗浄およびすすぎ性能を向上させることができる。また、内側回転シール手段24および外側回転シール手段25は、水槽3内で形成されるので、シビアに精度保証しなくても、洗濯水が水槽3の外部に漏れることはなく、簡単な構成で水槽3からの水漏れを防止することができる。
また、内側回転シール手段24と外側回転シール手段25の2つの回転シール手段は、回転槽4の回転軸心4aの近傍に設けているので、回転槽4を回転させたときに、2つの回転シール手段24、25での摩擦抵抗を小さく抑えることができ、回転槽4の回転に必要なモータ8の回転駆動力を抑えることができ、モータ8の大型化と、消費電力量の増加等を抑制することができる。
なお、内側回転シール手段24は、オイルシール19と兼用することも考えられるが、その場合、ポンプ18を駆動したときに、オイルシール19に直接ポンプ18の吐出圧力がかかる構成となり、オイルシール19の水封が切れる恐れがある。本実施の形態における内側回転シール手段24は、これを防止する働きもしており、オイルシール19に直接ポンプ18の吐出圧力がかからないように構成している。
なお、オイルシール19が高水圧下においても、十分な水封信頼性が保証されているならば、内側回転シール手段24とオイルシール19を兼用することが可能になる。
また、本実施の形態においては、ドラム式の洗濯機で説明しているが、攪拌翼を有する縦型の洗濯機であってもよく、回転槽4を回転させながら洗いやすすぎを行う洗濯機であれば、同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態における洗濯機の要部断面図である。本実施の形態の特徴は、リング状の内側回転シール手段24と外側回転シール手段25を、水槽側内側リブ20と回転槽側内側リブ22、および水槽側外側リブ21と回転槽側外側リブ23を非接触で相互に所定の深さに挿入し、ラビリンス状に形成して構成したものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
水槽3の底面内側には、回転軸心4a側である内側に位置し、回転槽4に向かって2重に突設した水槽側内側リブ20と、水槽側内側リブ20の外側に位置し、回転槽4に向かって2重に突設した水槽側外側リブ21が形成されている。
回転槽4の底面外側には、水槽側内側リブ20および水槽側外側リブ21と対向して形成され、回転軸心4a側である内側に位置し、水槽3に向かって2重に突設した回転槽側内側リブ22と、回転槽側内側リブ22の外側に位置し、水槽3に向かって2重に突設した回転槽側外側リブ23が形成されている。
水槽側内側リブ20と回転槽側内側リブ22は、それぞれの2重のリブを非接触で互い違いに所定の深さで挿入し、ラビリンス状に形成することにより、内側回転シール手段24を構成し、水路26内の洗濯水が内側回転シール手段24から流出するのを防止している。同様に、水槽側外側リブ21と回転槽側外側リブ23は、それぞれの2重のリブを非接触で互い違いに所定の深さで挿入し、ラビリンス状に形成することにより、外側回転シ
ール手段25を構成し、水路26内の洗濯水が外側回転シール手段25から流出するのを防止している。
これにより、回転槽4が回転した場合でも、内側回転シール手段24と外側回転シール手段25は、水槽3側と回転槽4側が非接触で構成することができるため、相互間の摩擦抵抗がなく、回転槽4の回転に必要なモータ8の回転駆動力を抑えることができ、モータ8の大型化と、消費電力量の増加を抑制することができる。
なお、内側回転シール手段24は、オイルシール19と兼用することも考えられるが、その場合、ポンプ18を駆動したときに、オイルシール19に直接ポンプ18の吐出圧力がかかる構成となり、オイルシール19の水封が切れる恐れがある。本実施の形態におけるラビリンス状の内側回転シール手段24は、これを防止する働きもしており、オイルシール19にかかるポンプ18からの吐出圧力をラビリンス部で発生する圧力損失で軽減するように構成している。
なお、オイルシール19が高水圧下においても、十分な水封信頼性が保証されているならば、内側回転シール手段24とオイルシール19を兼用することが可能になる。その場合は、外側回転シール手段25のみが非接触構成となるが、上記と同様の効果は得られる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態における洗濯機の図2のA−A断面図である。本実施の形態の特徴は、回転槽4に複数の通水孔27を設けて水路26と回転槽4内を連通させたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
通水孔27は、水路26に沿って円弧状に4箇所設けられている。これにより、回転槽4がどの回転位置にあっても、洗濯水が洗濯水供給路17から水路26を通って、通水孔27を通過するまでの経路損失がほぼ同じになるように設定することができる。したがって、常に一定量の洗濯水を回転槽4内から洗濯物に対して直接放水することができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の第4の実施の形態における洗濯機の要部断面図、図7は、同図6のB−B断面図である。本実施の形態の特徴は、回転槽4内で洗濯水を噴出する噴出口29(29a、29b、29c)を有し、通水孔27から回転槽4内に導入された洗濯水を噴出口29へ導く導水路30を設けたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図6および図7に示すように、本実施の形態の回転槽4内には、洗濯水を噴出する複数の噴出口29(29a、29b、29c)を有する導水路30が複数設けられている。導水路30の入口31は、回転槽4の底部に設けた通水孔27を囲うように開口し、回転槽4の底面を水封するように設けられている。導水路30は、その入口31から3方に分岐されてアーム状に水路を延設し、回転槽4の円筒壁近傍で、回転槽4の軸方向前方側へと折り返すように形成され、回転槽4の前方まで略L字状に延設されている。
回転槽4の底部から、円筒壁の近傍で周側面に沿って回転軸心4a方向に延設された3本の導水路30は、第1の実施の形態で説明した突起体9としての役割も果たしており、回転槽4を回転させることにより、洗濯物を導水路30で引っ掛けて上方に持ち上げ、ある程度の高さから落下させるといった、叩き洗いの動作を行なうことができるものである
また、略L字状に形成された導水路30には、複数の噴出口29(29a、29b、29c)が設けられている。噴出口29aは、回転槽4の底面側から前方に向かって洗濯水を噴出するように設けられ、また、噴出口29bは、回転槽4の円筒壁側から回転軸心4a側に向かって洗濯水を噴出するように設けられ、また、噴出口29cは、回転槽4の前方側から底面側に向かって洗濯水を噴出するように設けられており、様々な方向から全方位的に満遍なく洗濯物に対して洗濯水を放水できるように構成されている。
上記のように、回転槽4内で洗濯水を噴出する噴出口29(29a、29b、29c)を有し、通水孔27から回転槽4内に入ってきた洗濯水を噴出口29へ導くための導水路30を設けたことにより、洗濯水供給路17から供給される洗濯水を回転槽4内のどのような場所にでも、導水路30により導くことができ、導水路30に設けた噴出口29から洗濯物に放水させることができるため、効率よく洗濯物にかけることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
また、噴出口29を導水路30の異なる位置に複数設けたので、洗濯水供給路17から供給される洗濯水を回転槽4内の様々な方向から、洗濯物に対して、全方位的に満遍なくかけることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を一層向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、洗濯水を回転槽内から洗濯物に直接放水することができ、洗浄およびすすぎ性能を向上させることができるとともに、シール手段を水槽内に形成することができ、洗濯水が水槽外へ漏れるのを防止することができるので、洗濯機として有用である。
3 水槽
4 回転槽
8 モータ
17 洗濯水供給路(洗濯水供給手段)
18 ポンプ(洗濯水供給手段)
24 内側回転シール手段
25 外側回転シール手段
26 水路
27 通水孔

Claims (6)

  1. 洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に設けた回転槽と、前記回転槽を回転駆動するモータと、前記回転槽底部の外側と前記水槽底部の内側に同心円状に形成された内側回転シール手段および外側回転シール手段と、前記内側および外側回転シール手段の間に環状に形成された水路と、前記水路に前記水槽内の洗濯水を供給する洗濯水供給手段と、前記水路に供給された洗濯水を前記回転槽内へ吐出する通水孔とを備えた洗濯機。
  2. 内側および外側回転シール手段は、回転槽の回転軸心を中心として同心円状に形成され、前記回転軸心の近傍に設けた請求項1記載の洗濯機。
  3. 内側および外側回転シール手段は、少なくともいずれか1つを非接触のシール構成とした請求項1または2記載の洗濯機。
  4. 回転槽に水路と連通する複数の通水孔を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 回転槽内で洗濯水を噴出する噴出口を有し、通水孔から前記回転槽内に吐出された洗濯水を前記噴出口へ導く導水路を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 噴出口は、回転槽の底部と周側部に連通して形成した導水路の異なる位置に複数設けた請求項5記載の洗濯機。
JP2010199618A 2010-09-07 2010-09-07 洗濯機 Pending JP2012055405A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010199618A JP2012055405A (ja) 2010-09-07 2010-09-07 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010199618A JP2012055405A (ja) 2010-09-07 2010-09-07 洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012055405A true JP2012055405A (ja) 2012-03-22

Family

ID=46053237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010199618A Pending JP2012055405A (ja) 2010-09-07 2010-09-07 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012055405A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019237934A1 (zh) * 2018-06-15 2019-12-19 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 滚筒洗衣机及其喷淋系统

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5399873U (ja) * 1977-01-17 1978-08-12
JPH07231994A (ja) * 1994-02-24 1995-09-05 Sharp Corp ドラム式洗濯機
JP2005006786A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Hitachi Home & Life Solutions Inc ドラム式洗濯機
JP2007215633A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Mitsubishi Electric Corp ドラム式洗濯乾燥機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5399873U (ja) * 1977-01-17 1978-08-12
JPH07231994A (ja) * 1994-02-24 1995-09-05 Sharp Corp ドラム式洗濯機
JP2005006786A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Hitachi Home & Life Solutions Inc ドラム式洗濯機
JP2007215633A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Mitsubishi Electric Corp ドラム式洗濯乾燥機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019237934A1 (zh) * 2018-06-15 2019-12-19 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 滚筒洗衣机及其喷淋系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102169297B1 (ko) 세탁기
KR102197861B1 (ko) 복수 개의 터브를 구비하는 세탁기
CN201288258Y (zh) 滚筒式洗衣机
KR101618150B1 (ko) 버블발생장치 및 이를 갖춘 세탁기
JP7280885B2 (ja) 内槽及びクリーニング不要洗濯機
JP2015029546A (ja) 洗濯機
JP6521603B2 (ja) 洗濯機
JP7138183B2 (ja) 洗濯機
JP2012055405A (ja) 洗濯機
JP2017074286A (ja) 洗濯機
KR102549126B1 (ko) 세탁기
JP2011250921A (ja) ドラム式洗濯機
CN110725093B (zh) 一种洗衣机及其控制方法
JP7392039B2 (ja) ドラム洗濯機及びそのスプレーシステム
JP5560911B2 (ja) ドラム式洗濯機
US20190048505A1 (en) Washing machine
KR100659216B1 (ko) 업소용 드럼세탁기의 구동수단의 구조
JP2013013510A (ja) 撹拌翼及びそれを用いた撹拌装置、洗濯機
KR102488736B1 (ko) 세제공급장치를 갖는 세탁기
JP7293373B2 (ja) ドラム洗濯機
CN219218454U (zh) 洗涤剂投放装置及衣物处理设备
CN110725094A (zh) 一种洗衣机及其控制方法
KR0162334B1 (ko) 세탁기의 포꼬임 방지를 위한 2층구조의 펄세이터
JP2012065866A (ja) 洗濯機
JP2017074288A (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130109

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20130213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140304