JP2012044586A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実施された起動操作方法に応じて動作モードを切り替えつつ電源を起動することが可能な電子装置を提供する。
【解決手段】本発明の電子装置は、操作部と、画像/音声の再生処理を行う再生処理部と、画像/音声の記録処理を行う記録処理部と、電子装置に含まれる装置、例えば再生処理部の動作を制御する動作制御部とを備えている。再生処理部及び記録処理部は、複数の動作モードを備えている。動作制御部は、電子装置の待機状態において操作部により所定操作を検知した場合、例えば操作部に含まれるキーが所定時間を超過して連続的に押下されたことを検知した場合に、電子装置の電源を起動するとともに、検知した操作内容に対応する動作モードで動作するよう、再生処理部及び記録処理部を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像または音声の記録または再生を実施可能な電子装置に関するものであり、特に複数の動作モードを備えた電子装置に関する。
近年、画像や音声の処理を行うための電子装置として、テレビジョン装置、VCR(Video Cassette Recorder)、DVD(Digital Versatile Disk)レコーダ、またはHDD(Hard Disk Drive)レコーダ等の電子装置が普及している。
これらの電子装置の中には、複数の動作モードを備えているものがある。例えば近年普及しているHDD内蔵DVDレコーダのように、複数の記録再生装置を一装置にまとめた電子装置では、使用する記録再生装置に応じた複数の動作モードが予め設けられている。例えばHDDを用いて記録再生を行うHDDモードや、DVDドライブを用いて記録再生を行うDVDモード等の動作モードが設けられている。
また上記の他にも、複数の動作モードを備える電子装置が存在する。例えばテレビ装置等のように、地上デジタルチューナ、CSチューナ、またはBSチューナといった複数のチューナを備えるものが存在する。このような電子装置は、動作させるチューナに応じた複数の動作モード、例えば地上デジタルモードやCSモード等が設けられている。
ユーザは使用する記録再生装置やチューナを切り替える場合、使用したい装置に対応する動作モードを選択することにより、切り替えを行う。なお動作モードの選択は例えば、予めリモコン装置等に設けられたモード選択キーをユーザが押下すること等により行われる。
上記のような電子装置は通常、電源停止時において、その時点での動作モードを示す情報をメモリ等に記録しておく。そして次回電源起動時に、この情報を参照することにより、前回電源停止時の動作モードで動作する。従ってユーザは、使用したい動作モードと前回電源停止時の動作モードとが異なる場合に、起動完了後に動作モードの変更操作を行う必要があり、煩わしさを感じるという問題があった。
上記の問題に関連して特許文献1には、操作されたキーに応じて操作モードを切り替えることにより、複合機を遠隔操作する際の操作性を向上させることを目的とした複合機用リモコン装置が開示されている。
この複合機用リモコン装置は、専用キーの操作に応じて、ユーザがこれから遠隔操作すると推測される記録部(第1の記録部、または第2の記録部)を判別し、判別された記録部を遠隔操作する操作モードに自動的に切り替える。
また上記の問題に関連して特許文献2には、ユーザが録画キー/再生キー/停止キーを用いて指示するだけで、既設モードやモード選択を表示して案内する電子装置が開示されている。
この電子装置は、ユーザの操作に応じて操作案内を表示することにより、ユーザの操作を補助する。特に、兼用キーによる操作時にその操作対象とする装置部のモード操作案内を出力表示してユーザに報知する。つまり、兼用キーが操作され、且つモード切り替えの可能性がある場合に、いずれのモードに切り替えるかの選択操作を促す。
特開2005−191932号公報 特開2006−338748号公報
上記のように特許文献1及び特許文献2には、電子装置の電源が起動している状態においてユーザ操作に応じて動作モードを切り替えたり、或いは動作モードの切り替えを補助したりする技術について開示されている。しかしながら、電子装置の電源起動時において実施された起動操作方法に応じて、動作モードを切り替える技術については開示も示唆もなされていない。
本発明の目的は、複数の動作モードを備え、且つ電源を起動するための起動操作方法が複数存在する電子装置であって、実施された起動操作方法に応じて動作モードを切り替えつつ電源を起動することが可能な電子装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の電子装置は、操作指示を受け付ける操作部と、画像または音声の再生処理を行う再生処理部と、装置の動作を制御する動作制御部とを備えた電子装置において、前記再生処理部は、予め定められた複数の動作形態を備えており、前記動作制御部は、前記電子装置に含まれる装置の一部にのみ電源が供給されている状態である待機状態において前記操作部により予め定められた操作指示が検知された場合に、前記再生処理部の動作形態を前記操作指示に基づいて決定し、決定した該動作形態で動作するよう前記再生処理部を制御することを特徴としている。
これによると、本発明の電子装置は、操作部と、画像/音声の再生処理を行う再生処理部と、電子装置に含まれる装置、例えば再生処理部の動作を制御する動作制御部とを備えている。再生処理部は、複数の動作モード(=動作形態)を備えている。動作制御部は、電子装置の待機状態において操作部により所定操作を検知した場合に、電子装置の電源を起動するとともに、検知した操作内容に対応する動作モードで動作するよう、再生処理部を制御する。
また上記目的を達成するために本発明の電子装置は、画像または音声の記録処理を行う記録処理部を備え、前記動作制御部は、前記待機状態において前記操作部により予め定められた操作指示が検知された場合に、前記記録処理部の動作形態を前記操作指示に基づいて決定し、決定した該動作形態で動作するよう前記記録処理部を制御することを特徴としている。
これによると、本発明の電子装置は、画像/音声の記録処理を行う記録処理部を備えている。動作制御部は、電子装置の待機状態において操作部により所定操作を検知した場合に、電子装置の電源を起動するとともに、検知した操作内容に対応する動作モードで動作するよう、記録処理部を制御する。
また上記目的を達成するために本発明の電子装置が備える前記動作制御部は、前記待機状態において、前記操作部に含まれるキーが予め定められた時間を超過して連続的に押下されたことを検知した場合に、前記電子装置を起動状態へ移行させるとともに、前記再生処理部または前記記録処理部の動作形態を該キーの種別に基づいて決定し、決定した該動作形態で動作するよう前記再生処理部または前記記録処理部を制御することを特徴としている。
これによると、本発明の電子装置が備える動作制御部は、電子装置の待機状態において操作部に含まれるキーが所定時間を超過して連続的に押下されたことを検知した場合に、電子装置の電源を起動するとともに、当該キーの種別に応じた動作モードで動作するよう記録処理部または再生処理部を制御する。
また上記目的を達成するために本発明の電子装置は、記録部を備え、前記記録部は、前記操作指示に応じて実施する前記再生処理部または前記記録処理部の動作形態を示す動作情報を記録しており、前記動作制御部は、前記記録部より前記動作情報を読み出して参照することにより、前記再生処理部または前記記録処理部の動作形態を決定することを特徴としている。
これによると、本発明の電子装置は記録部を備えている。記録部は、待機状態において受け付けた操作と実施する動作形態との関係を示した動作情報を記録している。動作制御部は、記録部よりこの動作情報を読み出して参照することにより、待機状態において受け付けた操作に対応する動作形態を判別し、記録処理部または再生処理部の動作制御を行う。
また上記目的を達成するために本発明の電子装置は、複数の記録再生装置を備え、前記再生制御部または前記記録制御部は、再生または記録に使用する前記記録再生装置を、前記動作制御部から指示される前記動作形態に基づいて決定することを特徴としている。
これによると、本発明の電子装置は、複数の記録再生装置を備えている。再生制御部または記録制御部は、再生または記録に使用する記録再生装置を、動作制御部から指示される動作形態に基づいて決定する。これにより、動作形態が異なれば使用する記録再生装置も異なるものとなる。
また上記目的を達成するために本発明の電子装置は、複数のチューナと、前記チューナに対する制御を行う受信制御部とを備え、前記動作制御部は、前記待機状態において前記操作部により予め定められた操作指示が検知された場合に、前記電子装置を起動状態へ移行させるとともに、前記受信制御部が制御対象とするチューナを前記操作指示に基づいて決定し、決定したチューナの制御を行うよう前記受信制御部を制御することを特徴としている。
これによると、本発明の電子装置は複数のチューナを備えている。また、チューナに対して、受信動作や選局動作等の制御を行う受信制御部を備えている。動作制御部は、電子装置の待機状態において操作部により所定操作を検知した場合に、電子装置の電源を起動するとともに、検知した操作内容に対応するチューナを用いて放送受信や選局等を行うよう、受信制御部を制御する。
本発明によれば、ユーザが所望する動作形態で再生処理部や記録処理部を動作させつつ、電子装置の電源を起動することができる。このためユーザは、一旦電源を起動する操作を行った後に、改めて動作形態の切り替えを行う操作をする必要がないため、利便性の向上を図ることができる。
また本発明によれば、ユーザが所望するチューナで放送波の受信を行いつつ、電子装置の電源を起動することができる。このためユーザは、一旦電源を起動する操作を行った後に、改めてチューナの切り替えを行う操作をする必要がないため、利便性の向上を図ることができる。
本発明の第一の実施形態に係る機能部の構成を示すブロック図である。 本発明の第一の実施形態に係る電子装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第一の実施形態に係るモード切替処理を示すフロー図である。 本発明の第一の実施形態に係るリモコンを示す模式図である。 本発明の第二の実施形態に係る機能部の構成を示すブロック図である。 本発明の第二の実施形態に係るモード切替処理を示すフロー図である。 本発明の第二の実施形態に係るリモコンを示す模式図である。
以下に本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。
〈1.内部構成について〉
図2は、本発明の第一の実施形態に係るコンパチブルレコーダ1(=電子装置)の内部構成を示すブロック図である。なお、図2における矢印線は画像/音声データの流れを示している。また、矢印のない直線は、制御部11が各装置に対する制御信号等を送受信するための通信バスを示している。
コンパチブルレコーダ1は少なくとも、制御部11、メモリ12(=記録部)、操作部13、HDD14(=記録再生装置)、VCR(Video Cassette Recorder)15(=記録再生装置)、光ディスクドライブ16(=記録再生装置)、放送受信部17、信号処理部18、OSD(On-Screen Display)処理部19、及び外部接続端子20を含むように構成されている。なお外部接続端子20により接続される表示装置として、ディスプレイ2が存在する。
制御部11は、コンパチブルレコーダ1の各部材の駆動を制御することにより、画像/音声の再生処理、記録処理、出力処理等を統括制御するためのものである。制御部11は例えば、複数のマイクロプロセッサから構成されている。また制御部11は、制御部11が備える演算処理装置上でプログラムを実行することにより実現される機能部として、後述する録画再生部11a〜設定部11c(図1)を備えている。
メモリ12は、コンパチブルレコーダ1が保持する各種データを一時的に記録する媒体であり、例えば書き込み可能なRAM(Random Access Memory)等により構成されている。メモリ12は、例えば制御部11によって各種情報処理が行われる際の処理データや、ユーザから受けた指示命令等を一時的に記録しておくためのバッファメモリとしての役割を持つ。
操作部13は、ユーザがコンパチブルレコーダ1に対して、画像/音声の記録指示や動作モード(=動作形態)の切り替え指示等を行うためのものである。操作部13は、例えばコンパチブルレコーダ1のハウジングに設けられた複数のキーや、後述するリモコン90から赤外線通信等によりリモコン信号を受信するリモコン信号受信部(不図示)等を含む。
操作部13はこれらの装置により、ユーザ操作を受け付ける。ユーザ操作が受け付けられると、制御部11は、操作内容に基づいて再生処理や記録処理等を行う。次に、リモコン90について説明する。
リモコン90は、例えば図4に示す外観をしている。図4は、リモコン90の表面に備えられた操作キーの一例を示した模式図である。図4に示すように操作キーは、電源キー91、モード切替キー92、及び通常キー93を含むように構成されている。
電源キー91は、コンパチブルレコーダ1の主電源を起動させるリモコンコード(以下、「起動コード」という)を送信するためのキーである。モード切替キー92は、コンパチブルレコーダ1に対して動作モードの切り替えを行うためのリモコンコード(以下、「切り替えコード」という)を送信するためのキーである。通常キー93は上記以外のリモコンコードを送信するためのキーであり、例えば選局キーや音量調整キー等がこれに含まれる。
図4に示すようにモード切替キー92には、DVD選択キー、及びHDD選択キーが含まれている。DVD選択キーがユーザにより押下されると、光ディスクドライブ16を用いてDVDに対する録画/再生を行うモード(以下、「DVDモード」という)への移行指示を含むリモコンコードが、コンパチブルレコーダ1に対して送信される。
HDD14は、デジタルデータを記録する磁気記録媒体である。HDD14は、複数の磁気ディスクを回転させつつ、アクチュエータによりヘッドを移動させることにより、データの記録や読み出しを行う。本実施形態では主に、放送波に含まれる画像/音声データから生成されるデジタル放送データを記録するのに用いられる。また、後述するVCR15より入力されるアナログ放送データを記録する、いわゆるダビング処理に用いられる。
VCR15は、ビデオカセット(不図示)に対して画像/音声データの記録再生を行う記録再生装置である。VCR15は、複数のマイコンやカセットスロットを含むように構成される。カセットスロットは、ビデオカセットを装着して、データの記録/再生が可能な状態とするための装置である。カセットスロットは、磁気テープの回転を行うローラーや、データを記録/再生するための磁気ヘッド等を備えている。
VCR15によって再生されたアナログの画像/音声信号は、信号処理部18に送られる。そしてデジタルの画像/音声信号に変換され、OSD処理部19や外部接続端子20等へ与えられることにより、ディスプレイ2に表示可能である。
光ディスクドライブ16は、CD(Compact Disc)メディア、或いはDVD(Digital Versatile Disc)メディア等の光ディスクに対して光学的に各種データの読み取りを行うための光学装置である。光ディスクドライブ16は、光ピックアップ(不図示)の制御を行うことにより、光ディスクに光ビームを照射して、光ディスクに記録された音声情報、画像情報等の各種情報の読み取りを行う。この際、光ピックアップの駆動制御やフォーカス制御、或いはチルト制御等の各種制御を行う。
放送受信部17は、外部のアンテナ(不図示)に接続されてデジタル/アナログ放送の選局、受信、周波数変換、増幅、復調等を行う。放送受信部17は、アナログ方式であればアナログチューナ、中間周波増幅回路、復調回路、及び増幅回路等を含むように構成されている。またデジタル方式であれば、デジタルチューナ、及び誤り訂正部等を含むように構成されている。
例えばデジタル放送を受信する場合、放送受信部17に含まれるデジタルチューナが、中間周波信号の増幅及び検波を行う。これにより、MPEG2方式のデジタル信号であるTS(=Transport Stream)の取得を行う。
なおTSとは、複数の番組の音声PES(Packetized Elementary Stream)、画像PES、及び付加情報を固定長のTSパケットに分割してつなぎ合わせたものである。信号処理部18へ与えられて画像/音声信号に変換される。なお、TSを変換せずHDD14へ記録することも可能である。この場合、信号処理部18はTSのスルーのみを行う。
信号処理部18は、放送受信部17が生成したTSや、光ディスクドライブ16が光ディスクより読み出したデジタルデータを入力し、音声情報を含む音声デジタル信号と、画像情報を含む画像デジタル信号とに分離する多重分離部である。具体的には例えば、放送受信部17より生成されたTSを、TSパケットに分割する。そしてTSパケットを再結合することにより、音声/画像のPESを生成する。
そしてPESを結合することにより、ES(Elementary Stream=符号化された音声/画像データ)を生成する。さらに信号処理部18はESの複合を行い、各種デジタル信号に変換する。複合により得られたデジタル信号は、記録する場合はHDD14へ与えられる。またディスプレイ2等に出力する場合は、外部接続端子20へ与えられる。
OSD処理部19は、画像信号を生成する機能部である。OSD処理部19は、コンパチブルレコーダ1が出力すべき情報をユーザが視認できる画像データに変換し、変換した画像データをディスプレイ2に表示するための画像信号を生成する。生成された画像信号は、外部接続端子20より出力される。
外部接続端子20は、例えばHDMI(High Definition Multimedia Interface)端子やUSB(Universal Serial Bus)端子等を含む、複数の入出力端子からなるインタフェースである。外部接続端子20はこれらの入出力端子を用いて、コンパチブルレコーダ1と外部の装置、例えばディスプレイ2を接続し、デジタル信号またアナログ信号の入出力を行う。
なお、アナログ信号を入力する場合は、不図示のA/Dコンバータ(Analog Digital Converter)を用いてアナログの画像データ及び音声データをデジタルデータに変換して入力することが可能である。
ディスプレイ2は、図示しない表示部、操作部、制御部、及び接続部を備える表示装置である。ディスプレイ2は例えば、接続部に含まれるHDMI端子に接続されたHDMIケーブルを介して、画像/音声を含むデジタル信号を受け付ける。そしてデジタル信号の複合化を行い、画像/音声の出力を行う。
〈1−2.機能部の構成について〉
ここで、本発明の第一の実施形態に係るコンパチブルレコーダ1がモード切替処理を実施するための各機能部の関係を、図1のブロック図を用いながら説明する。なお、図1における破線矢印線は、制御信号の流れを示している。
図1に示すように本発明のモード切替処理は、制御部11が備える録画再生部11(=再生処理部、記録処理部)、モード切替部11b(=動作制御部)、及び設定部11cにより実施される。
録画再生部11aは、HDD14や放送受信部17を制御することにより、放送波より得られる画像/音声を録画データとしてHDD14に記録する処理(以降、「録画処理」という)を行う。また録画再生部11aは、HDD14や信号処理部18を制御することにより、HDD14に記録されている録画データの再生処理を行う。
さらに録画再生部11aは、後述するモード切替部11bや設定部11cから受け付ける指示に基づき、予約録画処理を行う。予約録画処理は、モード切替部11bや設定部11cが生成する予約録画情報に基づいて行う。予約録画情報には、録画を行う時刻、チャンネル、番組名等が含まれている。録画再生部11aは、予約録画情報に示されている時刻が到来した時点で、放送受信部17を制御して選局動作を行うことにより、予約録画処理を行う。
モード切替部11bは、コンパチブルレコーダ1に対する電源の起動指示を検知した場合に、起動後に録画再生部11aが実施する動作モードの決定を行う。そして決定した動作モードで動作するよう、録画再生部11aに指示する。
モード切替部11bは例えば、電源キー91が押下されることにより発行される起動コードを検知した場合に、起動指示がなされたとみなす。またモード切替部11bは、モード切替キー92が押下されることにより発行される切り替えコードが所定時間、例えば2秒を超過して連続的に検知された場合に、起動指示がなされたとみなす。なお、起動時のモード切替処理の詳細については後述する。
設定部11cは、録画再生部11aやモード切替部11bが各種処理を行う際の設定情報をユーザより受け付ける。設定部11cは例えば、録画再生部11aが予約録画処理を行うために必要な予約録画情報の入力を、操作部13を介して受け付ける。また設定部11cは、モード切替部11bが電源起動時にモード切替を行うか否かに関する設定情報を、操作部13を介して受け付ける。
設定部11cは、これらの設定情報を受け付けるための設定画面をOSD処理部19により生成し、外部接続端子20を介してディスプレイ2に出力することにより、入力の待ち受けを行う。そして受け付けた設定情報を、メモリ12等の記録媒体に記録する。
〈1−3.モード切替処理について〉
ここで、本発明の第一の実施形態に係るコンパチブルレコーダ1が実施するモード切替処理を、図3のフロー図を用いながら説明する。図3に示す処理は、コンパチブルレコーダ1が待機状態であり、且つコンパチブルレコーダ1に対する電源の起動指示が、モード切替部11bにより検知された段階で開始される。
本処理の開始後、モード切替部11bはステップS110において、電源の起動指示が発行された際に用いられたキーの種別を判別する。なおリモコン90から受信したリモコンコードに基づいて起動指示がなされた場合、モード切替部11bは操作部13に含まれるリモコンコード受信器(不図示)により受信したリモコンコードの種別に基づいて、用いられたキーの種別を判別する。
次にモード切替部11bはステップS120において、判別したキーが電源キーであるか否かに基づいて処理の分岐を行う。なお本実施形態における電源キーとは、例えばコンパチブルレコーダ1のハウジングに設けられた主電源キー(不図示)や、リモコン90に含まれる電源キー91を指すものとする。判別したキーが電源キーである場合、ステップS200へ移行する。電源キーではない場合、ステップS130へ移行する。
ステップS200へ移行した場合、モード切替部11bは前回電源停止時の動作モードを判別する。そして前回電源停止時と同じ動作モードで動作するよう、録画再生部11aに指示した後、起動処理を行う。なお前回電源停止時の動作モードを示す情報は、前回電源停止時に制御部11により生成されてメモリ12等に記録されているものとする。モード切替部11bはこの情報を読み出すことにより、上記判別を行う。
ステップS130へ移行した場合、モード切替部11bは、判別したキーの種別がモード切替キーであるか否かに基づいて処理の分岐を行う。なお本実施形態におけるモード切替キーとは、例えばリモコン90に含まれるモード切替キー92を指すものとする。モード切替キーではない場合、ステップS200へ移行する。モード切替キーである場合、ステップS140へ移行する。
ステップS140へ移行した場合、モード切替部11bは、判別されたキーに対する特殊操作、例えば所定時間を超える長押し操作が検知されたか否かを判別する。なお通常の押下か長押しかの判定方法としては、例えばリモコン90より受信するリモコンコードが所定時間を超過して連続的に受信された場合に、長押しされたとみなす方法を用いる。長押しが検知されていない場合、ステップS200へ移行する。
長押しが検知された場合、モード切替部11bはステップS150において、長押しされたキーに対応する動作モードを判別する。この判別は例えば、予めキーと動作モードとを関連付けた関連情報(=動作情報)が工場出荷時にメモリ12等に記録されており、この関連情報を読み出して参照することにより行う。
そして判別した動作モードで動作するよう、録画再生部11aへ指示した後、起動処理を行う。例えばモード切替キー92に含まれるDVDキーが長押しされたことにより電源起動した場合、DVDモードで動作するよう、録画再生部11aへ指示する。或いはモード切替キー92に含まれるHDDキーが長押しされたことにより電源起動した場合、HDDモードで動作するよう、録画再生部11aへ指示する。
以上に説明した本実施形態によれば、前回電源停止時の動作モードにかかわらず、ユーザが望む動作モードで起動することができる。このためユーザは、一旦電源を起動する操作を行った後に改めて動作モードの切り替え操作を行う必要がないため、利便性の向上を図ることができる。
[実施の形態2]
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
〈2−1.内部構成について〉
コンパチブルレコーダ1の本体部の構成は実施の形態1と同様であるが、リモコン90の構造が実施の形態1と異なる。本実施形態のリモコン90は、図7に示すように、実施の形態1の電源キー91〜通常キー93に加え、チューナ切替キー94を含むように構成されている。
チューナ切替キー94は、放送受信部17に含まれる複数のチューナのうち、いずれのチューナを使用して放送波を受信するかを切り替えるためのキーである。図7に示すようにチューナ切替キー94には、DTV(地上デジタル放送)選択キー、CS放送選択キー、及びBS放送選択キーが含まれている。
例えばCS放送選択キーがユーザにより押下されると、CSチューナを用いた受信を行うよう放送受信部17へ指示するためのリモコンコードが、コンパチブルレコーダ1に対して送信される。
〈2−2.機能部の構成について〉
図5に示すように本実施形態の制御部11は、受信制御部11dを備えている。また、モード切替部11bの機能が、実施の形態1と一部異なる。
受信制御部11dは、放送受信部17が放送波の受信に用いるチューナの切替制御を行う。また受信制御部11dは、使用するチューナに応じた複数の動作モードを備えている。動作モードには、地上デジタル放送受信モード、CS放送受信モード、BS放送受信モード等が存在する。
例えば地上デジタル放送受信モードにおいて、受信制御部11dは、地上デジタルチューナを用いて地上デジタル放送波を受信するよう放送受信部17を制御するとともに、地上デジタル放送のEPGを取得してメモリ12等に記録する。
また、リモコン90に含まれるテンキーの操作が検知された場合に、受信制御部11dは予めテンキーに関連付けられている地上デジタル放送チャンネルを判別し、この放送チャンネルを選局するよう、放送受信部17に指示する。従って地上デジタル放送受信モードにおいては、CS放送やBS放送の選局が行われることがない。
逆にCS放送受信モードにおいてテンキーの操作が検知された場合、受信制御部11dは予めテンキーに関連付けられているCSデジタル放送チャンネルを判別し、この放送チャンネルを選局するよう、放送受信部17に指示する。
次に、本実施形態のモード切替部11bの動作について説明する。本実施形態のモード切替部11bは、コンパチブルレコーダ1の起動時において、起動直後における受信制御部11dの動作モードの決定を行う。そして決定した動作モードで動作するよう、受信制御部11dを制御する。
〈2−3.モード切替処理について〉
ここで、本発明の第二の実施形態に係るコンパチブルレコーダ1が実施するモード切替処理を、図6のフロー図を用いながら説明する。なお、第一の実施形態の図3と同内容の処理については、同じステップ番号を付加することにより説明を省略するものとする。
ステップS120において、判別したキーが電源キーである場合、ステップS201へ移行する。電源キーではない場合、ステップS131へ移行する。ステップS201へ移行した場合、モード切替部11bは前回電源停止時の受信制御部11dの動作モードを判別する。そして前回電源停止時と同じ動作モードで動作するよう、受信制御部11dへ指示した後、起動処理を行う。
ステップS131へ移行した場合、モード切替部11bは、判別したキーの種別がチューナ切替キーであるか否かに基づいて処理の分岐を行う。なお本実施形態におけるチューナ切替キーとは、例えばリモコン90に含まれるチューナ切替キー94を指すものとする。チューナ切替キーではない場合、ステップS201へ移行する。チューナ切替キーである場合、ステップS140へ移行する。
ステップS140へ移行した場合、モード切替部11bは、判別されたキーが所定時間を超えて長押しされたか否かを判別する。長押しが検知されていない場合、ステップS201へ移行する。
長押しが検知された場合、モード切替部11bはステップS151において、長押しされたキーに対応する動作モードを判別する。そして判別した動作モードで動作するよう、受信制御部11dへ指示した後、起動処理を行う。例えばチューナ切替キー94に含まれるCS放送選択キーが長押しされたことにより電源起動した場合、CS放送受信モードで動作するよう、受信制御部11dへ指示する。
以上に説明した本実施形態によれば、前回電源停止時に使用されていたチューナにかかわらず、ユーザが望むチューナによる受信を行っている状態で起動することができる。このためユーザは、一旦電源を起動する操作を行った後に改めてチューナの切り替え操作を行う必要がないため、利便性の向上を図ることができる。
[その他の実施の形態]
以上、好ましい実施の形態及び実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
従って本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)上記実施形態では、本発明の電子装置の一例としてコンパチブルレコーダ1を例に挙げているが、複数の動作モードを備えた電子装置であれば、これ以外の装置において本発明を実施する形態でもよい。例えばBD/DVDレコーダ、テレビジョン装置、STB(Set Top Box)等を用いる形態であってもよい。
(B)上記実施形態では、本発明のモード切替処理に関わる各機能部が、マイクロプロセッサ等の演算処理装置上でプログラムを実行することにより実現されているが、各機能部が複数の回路により実現される形態でもよい。
(C)上記実施形態では、コンパチブルレコーダ1が備える動作モードとして、複数の記録再生装置を用いた動作モードや、複数のチューナを用いた動作モードを例に説明を行っているが、これ以外の動作モードを備える形態でもよい。例えばSD(Secure Digital)カード等の半導体メモリに録画するSDモードや、BDレコーダを用いた録画再生を行うBDモード、外部入力端子から画像/音声を入力する外部入力モード等を備える形態でもよい。この形態の場合、これらの動作モードに対応するモード切替キー92がリモコン90に備えられており、これらのモード切替キー92の特殊操作を検知した場合に、電源起動及びモード切替を行う。
(D)上記実施形態では、モード切替キー92やチューナ切替キー94を用いて電源起動を行うための操作(=特殊操作)の例として、2秒を超える長押しを例に説明を行っているが、これ以外の特殊操作が検知された場合に起動処理とモード切替とを併せて行う形態でもよい。例えば、1秒や3秒を超える長押しを、特殊操作とする形態でもよい。或いは、ダブルクリック操作のように、所定時間内に複数回のキー操作を検知する操作や、機能キー(不図示)等との同時押し操作を、上記の特殊操作とする形態でもよい。
(E)上記実施形態では、モード切替キー92やチューナ切替キー94がリモコン90に設けられているが、これらのキーがリモコン装置90以外の部材、例えばコンパチブルレコーダ1のハウジングに設けられている形態でもよい。
1 コンパチブルレコーダ(電子装置)
11 制御部
11a 録画再生部(再生処理部、記録処理部)
11b モード切替部(動作制御部)
11c 設定部
11d 受信制御部
12 メモリ(記録部)
13 操作部
14 HDD(記録再生装置)
15 VCR(記録再生装置)
16 光ディスクドライブ(記録再生装置)
17 放送受信部(チューナ)
18 信号処理部
19 OSD処理部
20 外部接続端子
90 リモコン
91 電源キー
92 モード切替キー
93 通常キー
94 チューナ切替キー

Claims (6)

  1. 操作指示を受け付ける操作部と、
    画像または音声の再生処理を行う再生処理部と、
    装置の動作を制御する動作制御部とを備えた電子装置において、
    前記再生処理部は、予め定められた複数の動作形態を備えており、
    前記動作制御部は、前記電子装置に含まれる装置の一部にのみ電源が供給されている状態である待機状態において前記操作部により予め定められた操作指示が検知された場合に、前記再生処理部の動作形態を前記操作指示に基づいて決定し、決定した該動作形態で動作するよう前記再生処理部を制御すること
    を特徴とする電子装置。
  2. 画像または音声の記録処理を行う記録処理部を備え、
    前記動作制御部は、前記待機状態において前記操作部により予め定められた操作指示が検知された場合に、前記記録処理部の動作形態を前記操作指示に基づいて決定し、決定した該動作形態で動作するよう前記記録処理部を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記動作制御部は、前記待機状態において、前記操作部に含まれるキーが予め定められた時間を超過して連続的に押下されたことを検知した場合に、前記電子装置を起動状態へ移行させるとともに、前記再生処理部または前記記録処理部の動作形態を該キーの種別に基づいて決定し、決定した該動作形態で動作するよう前記再生処理部または前記記録処理部を制御すること
    を特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記電子装置は、記録部を備え、
    前記記録部は、前記操作指示に応じて実施する前記再生処理部または前記記録処理部の動作形態を示す動作情報を記録しており、
    前記動作制御部は、前記記録部より前記動作情報を読み出して参照することにより、前記再生処理部または前記記録処理部の動作形態を決定すること
    を特徴とする請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記電子装置は、複数の記録再生装置を備え、
    前記再生制御部または前記記録制御部は、再生または記録に使用する前記記録再生装置を、前記動作制御部から指示される前記動作形態に基づいて決定すること
    を特徴とする請求項4に記載の電子装置。
  6. 前記電子装置は、複数のチューナと、前記チューナに対する制御を行う受信制御部とを備え、
    前記動作制御部は、前記待機状態において前記操作部により予め定められた操作指示が検知された場合に、前記電子装置を起動状態へ移行させるとともに、前記受信制御部が制御対象とするチューナを前記操作指示に基づいて決定し、決定したチューナの制御を行うよう前記受信制御部を制御すること
    を特徴とする請求項5に記載の電子装置。
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