JP2012043099A - 光学式タッチパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】コストの上昇を招くことなく、精度の高い検出を実現できる光学式タッチパネルを提供する。
【解決手段】検知領域を挟んで対向するパネルDの一側部と他側部とに、出光用の光導波路コア1と受光用の光導波路コア2とがそれぞれ配設され、パネルの一側部に沿って所定のピッチで配置された各出光用光導波路コア1から出射された光を、これらに対応する他側部側の各受光用光導波路コア2に入射させ、パネル上の検知領域に、触れ位置検出用の光の格子を形成する光学式タッチパネルにおいて、上記検知領域の所定部分における少なくとも受光用光導波路コア2のピッチP2が、他の部位のピッチP1より狭く設定され、その部分が高精細検知領域(S)となっている。
【選択図】図2
【解決手段】検知領域を挟んで対向するパネルDの一側部と他側部とに、出光用の光導波路コア1と受光用の光導波路コア2とがそれぞれ配設され、パネルの一側部に沿って所定のピッチで配置された各出光用光導波路コア1から出射された光を、これらに対応する他側部側の各受光用光導波路コア2に入射させ、パネル上の検知領域に、触れ位置検出用の光の格子を形成する光学式タッチパネルにおいて、上記検知領域の所定部分における少なくとも受光用光導波路コア2のピッチP2が、他の部位のピッチP1より狭く設定され、その部分が高精細検知領域(S)となっている。
【選択図】図2
Description
本発明は、光導波路を用いた光学式タッチパネルに関するものである。
従来の抵抗膜方式あるいは静電容量結合方式のタッチパネルに代えて、近年、接点が電気的に非接触でメンテナンスの容易な、光導波路型の光学式タッチパネルが利用され始めている。この光導波路型の光学式タッチパネルは、モニターや液晶表示装置等の表示画面(表示パネル)の周縁部(額縁部)に配設された光導波路同士の間で、赤外線等の光(略平行光)を出光・受光して、パネル上の検知領域に光の格子を形成するものである。この光学式タッチパネルは、その表示画面の表示(絵模様やアイコン等)と連携して、機器の操作を案内する入力表示装置として利用されている(特許文献1〜3を参照)。
上記光導波路型の光学式タッチパネルにおける指や専用のペン等の触れ位置の検出手段(赤外線送受モジュール)は、図11の概略構成図に示すように、四角形の液晶ディスプレイパネル(画面)Dの周縁部の基板10に、出光用コア11(一点鎖線で表示)を有する出光用光導波路A10と、受光用コア12(二点鎖線で表示)を有する受光用光導波路B10と、光源LSおよび受光素子アレイPD等を設置したものとなっている。
そして、上記パネル状の基板10の一側部に一定のピッチ(リピートピッチ)P0で設置された出光用コア11の先端の各出光部11a,11a,・・・から、多数の光が、上記ディスプレイパネルDと平行にかつ他側部に向かって出射され、それらの光が、上記各出光部11aに対応して他側部に設置された各受光用コア12の受光部12a,12a,・・・に入射することにより、ディスプレイパネルDの上に、光(点線矢印で表示)が横軸方向(x方向)および縦軸方向(y方向)の格子状に走っている状態にすることができる。なお、上記コアのピッチP0は、この光格子の細かさ、すなわち、この光学式タッチパネルの「解像度」を表す。
この状態で、指や専用のペン等によりディスプレイパネルDの検知領域に触れると、その指等が光の一部を遮断するため、この遮断された部分が、上記受光用コア12を通じて受光素子アレイPDで感知され、上記指等が触れた部分の位置(x,y方向の座標)が検出される。
ところで、タッチパネルは、その用途により、指等の他に専用のペン(スタイラスペン)等を用いて、文字や細かな図形等を入力し、署名等の本人認証に利用する場合があり、このような用途向けの光学式タッチパネルは、上記文字や細かな図形等を正しく認識するために、高精細でかつ高解像度の検出能力が求められている。
この課題を解決するための方策として、従来の光学式タッチパネルにおける検知領域全体の光格子のピッチを細かく(すなわち、光導波路コアの形成ピッチを狭く)形成する方法が考えられる。
しかしながら、上記のような一定のピッチで光格子が形成された従来の光学式タッチパネルの全体の解像度を向上させようとすると、単位長さあたりの光導波路コアの本数、あるいは、単位面積あたりの出光部および受光部の数を増やさなければならず、光学式タッチパネル全体で見れば、光導波路が大形化や複雑化してしまう。さらに、光導波路コアの本数が大幅に増えるため、これらに光を供給する光源と受光する受光素子や、これらを制御(演算)する制御手段等にも、より大形で能力の高いものが必要となり、結果的に、光学式タッチパネル全体のコストが上昇してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、コストの上昇を招くことなく、精度の高い検出を実現できる光学式タッチパネルの提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の光学式タッチパネルは、検知領域を挟んで対向するパネルの一側部と他側部とに、出光用の複数の光導波路コアと受光用の複数の光導波路コアとがそれぞれ配設され、上記パネルの一側部に沿って所定のピッチで配置された上記各出光用光導波路コアから出射された光を、これら各出光用光導波路コアに対応する他側部側の各受光用光導波路コアに入射させ、上記パネル上の検知領域に、触れ位置検出用の光の格子を形成する光学式タッチパネルであって、上記検知領域の所定部分における少なくとも受光用光導波路コアの形成ピッチが、他の部位より狭く設定され、その部分が高精細検知領域となっているという構成をとる。
すなわち、本発明者は、前記課題を解決するため、前記光導波路型の光学式タッチパネルのコスト上昇を抑えつつ、その解像度を向上させる目的で、検知領域の解像度を必要な部分のみ変更することを着想した。そして、タッチパネルの検知領域について細かく分析すると、アイコン等を用いて数字や選択(Yes/No等)を入力する領域と、署名等の文字を入力する領域とは、要求される解像度に差があることを認識した。文字等は複雑な形状をしており、専用のペン等を用いて細かく入力されるため、文字入力用の領域は、上記アイコンの上を触れるだけの数字等の入力領域に比べ、より高い解像度が要求される。本発明者は、光学式タッチパネルにおいて、文字等を入力する所定部分の受光用光導波路コアの形成ピッチを、他の部位より狭く設定し、この所定部分のみを、他の部位より解像度の高い高精細検知領域とするという工夫により、光学式タッチパネルの高解像度化に伴うコストの上昇を抑えられることを見出し、本発明に到達した。
本発明の光学式タッチパネルは、検知領域の所定部分における少なくとも受光用光導波路コアの形成ピッチが、他の部位より狭く設定され、その部分が高解像度を要求される高精細検知領域となっていることから、この高精細検知領域以外の他の部分は、従来品と同等の解像度で足りる。そのため、検知領域全体を高解像度化する場合に比べ、光導波路の構成を大幅に簡略化できる。また、光導波路コアの本数の増大も抑えられるとともに、受光する受光素子等も、大形化や能力アップすることなく、従来使用のものや、ほぼ同等のものを利用することが可能になる。その結果、本発明の光学式タッチパネルは、上記高解像度化に伴うコスト上昇を最小限に抑えた状態で、利用者が必要とする精度の高い検出を実現することができる。
また、本発明の光学式タッチパネルのなかでも、上記出光用光導波路コアの先端部および受光用光導波路コアの先端部の少なくとも一方が、半円弧状のレンズ部に形成されているものは、別途集光用のレンズ等を設けることなく、より効率的に光を送受することができる。
さらに、上記出光用の光導波路コアとして、入射側の共通部から出射側の先端部にかけてコアが複数に分岐する分岐状光導波路コアを用いる場合には、光源から出る光を検知領域に導く光路をそれぞれ設けることなく、光源からの出光を一旦、上記共通部に導き、それから分岐させれば足りるようになり、材料等を節減することができる。そのため、この光学式タッチパネルは、高解像度化に伴うコスト上昇を、より低く抑えることができる。
また、上記出光用光導波路コアの先端部および受光用光導波路コアの先端部の少なくとも一方が、さらに複数に細分化され、これら細分化された各先端が、上記形成ピッチ幅内で幅方向に等間隔の一列状に配置され、上記各先端が、この形成ピッチ幅単位で同時に光を送受するようになっているものは、上記光導波路コアの本数を増やしたり、光源の能力を上げたりすることなく、低損失で光を送受することができる。
そして、本発明の光学式タッチパネルのなかでも、上記検知領域の高精細検知領域が、署名等の文字を入力するための文字入力領域となっているものは、署名等に利用する文字や細かな図形等を、光学式タッチパネル上の決められた位置から正確に入力することができる。
つぎに、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて詳しく説明する。
図1は、本発明の光学式タッチパネルの原理図であり、そのタッチパネルを操作側(上方)から見た図である。なお、この図において、符号Dは表示画面と触れ位置の検知領域とを兼用するディスプレイパネル、Fはこのディスプレイパネルの周囲に配設された装飾用のフレーム(額縁)であり、赤外線送受モジュールを搭載する基板(10)は隠れ線(点線)で表示する。
この光学式タッチパネルは、金融機関のCD機やATM機等、操作時に、案内表示にしたがって署名等の手書き文字の入力が必要とされる機器に使用される。上記光学式タッチパネルには、図1に示すように、縦横に走る多数の赤外線光(点線矢印で表示)により、不可視の光の格子が形成されている。ディスプレイパネルDの右下(図1参照)には、上記光の格子の間隔(赤外線のピッチP2)が、他の部位(赤外線のピッチP1)より狭い領域(斜線で表示)が形成されており、この領域が、指やペン等の触れ位置を高解像度で識別することのできる高精細検知領域となっている。この点が、本実施形態の光学式タッチパネルの特徴である。なお、本実施形態においては、上記高精細検知領域が、上記ペン等を用いた文字や細かな図形等を高分解能で入力できる文字入力領域Sとなっている。
図2は、本発明の上記原理を具体的に実現した第1実施形態である。なお、この図は、その構造が分かり易いように、上記フレームFやカバー等を取り払って、基板10を露出させた状態を示している。また、実際は見えない光導波路の光路(コア)を、一点鎖線(出光側のコア)および二点鎖線(受光側のコア)として示しており、ディスプレイパネルDの周縁部を含め、その太さや長さを誇張している。
まず、第1実施形態の光学式タッチパネルの構成について説明する。
この第1実施形態の光学式タッチパネルは、図2に示すように、入射側の共通部(根元部)1bから大きく2方向(x,y方向)に分岐した後、ディスプレイパネルDの周縁で複数の出光部(先端部)1a,1a,・・・に分岐する出光用コア1を有する出光用光導波路A1と、複数の受光用コア(二点鎖線で表示)2,2,・・・を有する受光用光導波路B1と、光源LSおよび受光素子アレイPD等からなる赤外線送受モジュールを備えている。
この第1実施形態の光学式タッチパネルは、図2に示すように、入射側の共通部(根元部)1bから大きく2方向(x,y方向)に分岐した後、ディスプレイパネルDの周縁で複数の出光部(先端部)1a,1a,・・・に分岐する出光用コア1を有する出光用光導波路A1と、複数の受光用コア(二点鎖線で表示)2,2,・・・を有する受光用光導波路B1と、光源LSおよび受光素子アレイPD等からなる赤外線送受モジュールを備えている。
上記分岐状出光用コア1の先端の各出光部1aは、上記ディスプレイパネルDの周縁の隣接する二辺(図示では右側辺と下側辺)に沿って配置されており、図3(a)の模式図に示すように、それぞれの出光部1aが各辺の近傍で1本のコアから分岐して、これらの間が等間隔(形成ピッチP3)になるように形成されている。
また、これら各出光部1aに対向する各受光用コア2の受光部2aは、図3(b)の模式図に示すように、文字入力領域Sに対応する所定の部分(図2では右下隅近傍)の複数本の受光用コア2同士の間隔(形成ピッチP2)が、横方向(x方向)および縦方向(y方向)ともに、他の部位の受光用コア2同士の間隔(形成ピッチP1)より狭く形成されている。そして、この構成により、図2のように、上記文字入力領域S(斜線の領域)に、ピッチの狭い赤外線(点線矢印)の格子が形成されている。
なお、通常、文字入力領域SのピッチP2(狭い方)は0.1〜5mmの範囲内に設定され、それ以外の部位のピッチP1(広い方)は、上記ピッチP2に対して1.5〜10倍のピッチになるように設定されている。この実施形態においては、ピッチP2は0.67mm、ピッチP1は2.66mmである。
上記光導波路についてより詳しく説明すると、これら出光用光導波路A1と受光用光導波路B1とは、例えばポリマー系光導波路である場合、樹脂材料を用いて形成されたアンダークラッド層およびオーバークラッド層(ともに図示せず)の間に、フォトリソグラフィ法等を用いて所定形状にパターニングされた分岐状出光用コア1または複数の受光用コア2が形成されている。
上記出光用光導波路A1における出光用コア1の出射側端部(出光部1a)は、図3(a)の模式図に示すように、その一つ一つの先端がレンズ状に形成されており、上記ピッチP3で、ディスプレイパネルDの周縁に沿って配設されている。また、出光用コア1の入射側端部(共通部1b)は、図2のように、基板10の角部に配設された光源LSに接続(光結合)されており、この光源LSから発せられた光が、長辺方向および短辺方向に二分岐した後、さらに細分岐して上記各出光部1aに導かれるようになっている。なお、上記出光用コア1の出光部のレンズ形状は、図4(a)の変形例に示すように、上記ピッチP3の全幅に大きく広がる形状(出光部1c)としてもよい。
上記受光用光導波路B1における各受光用コア2の入射側端部(受光部2a)も、図3(b)の模式図に示すように、その先端が上記出光部1aと同様のレンズ状に形成されており、上記二種類のピッチP1,P2で、ディスプレイパネルDの周縁の所定位置に配設されている。また、各受光用コア2の出射側端部2bは、図2に示すように、基板10の角部に配設された受光素子アレイPDの各受光素子にそれぞれ接続(光結合)されており、上記受光部2aに入射した光が、対応する受光素子に導かれるようになっている。なお、受光部も、上記出光部1aからの光が多少ずれても対応できるように、そのレンズ形状を、図4(b)の変形例に示すような、光の格子1ピッチ(P1,P2)の全幅に大きく広がる形状(広幅形状の2c)としてもよい。
このような出光用光導波路A1および受光用光導波路B1を備える、第1実施形態の光学式タッチパネルにおいて、上記文字入力領域S(斜線の領域)以外の部位は、赤外線のピッチおよびこれを受光する光導波路コアの形成ピッチを狭くする必要がない。そのため、ディスプレイパネルDの検知領域全体を高解像度化する場合に比べ、受光用光導波路B1の構成を大幅に簡略化することができる。
しかも、上記出光用コア1から発せられる光を受光する受光素子アレイPDも、大形化や能力アップすることなく、従来使用のものや、ほぼ同等のものを利用することが可能になる。さらに、この光学式タッチパネルは、出光用コア1に、コアが複数に分岐する分岐状コアを用いていることから、光源LSからの出光を一旦、上記共通部1bに導き、それから分岐させれば足りる。そのため、光源の小形化ならびにコア材料等を節減することができる。これらにより、本実施形態の光学式タッチパネルは、上記高解像度化に伴うコスト上昇を最小限に抑えることができる。
なお、上記高解像度の文字入力領域Sは、パネルの複数個所に設けてもよく、その配置位置も使用目的により適宜設定できる。また、上記高解像度の文字入力領域Sは、ディスプレイパネルDの上の検知領域の10〜60%(面積比)とすることが好ましく、さらには10〜40%(面積比)とすることが好ましい。検知領域全体に対する文字入力領域Sの割合(面積比)が、10%未満の場合は、ユーザー等が署名等の文字を入力するために必要な領域を充分に確保できない傾向がみられる。逆に、検知領域全体に対する文字入力領域Sの割合(面積比)が、60%を越える場合は、上記高解像度化に伴うコスト上昇が大きくなってしまう傾向がみられる。
つぎに、本発明の第2実施形態の光学式タッチパネルの構成について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態の光学式タッチパネルに用いられている光導波路のコアパターンを模式的に示す図であり、図6(a)は出光用光導波路コアの先端出光部の形状例を示す図、図6(b)は受光用光導波路コアの先端受光部の形状例を示す図である。なお、出光用光導波路A2と受光用光導波路B2の全体構成は、後記の出光部3aおよび受光部4a以外、前記第1実施形態の光学式タッチパネルの構成(図2参照)と同様であるため、その概要の説明を省略する。
図5は、本発明の第2実施形態の光学式タッチパネルに用いられている光導波路のコアパターンを模式的に示す図であり、図6(a)は出光用光導波路コアの先端出光部の形状例を示す図、図6(b)は受光用光導波路コアの先端受光部の形状例を示す図である。なお、出光用光導波路A2と受光用光導波路B2の全体構成は、後記の出光部3aおよび受光部4a以外、前記第1実施形態の光学式タッチパネルの構成(図2参照)と同様であるため、その概要の説明を省略する。
この実施形態における光学式タッチパネルが、第1実施形態の光学式タッチパネルと異なる点は、図6(a)の模式図に例示するように、文字入力領域Sに対応する出光用コア3の出射側端部の所定の部分(図2では右下隅近傍)の出光用コア3同士の間隔(形成ピッチP2)が、横方向(x方向)および縦方向(y方向)ともに、他の部位の出光用コア3同士の間隔(形成ピッチP1)より狭く形成されている点である。
また、これに対応する、受光用光導波路B2における受光用コア4の入射側端部も、図6(b)の模式図に示すように、複数の受光部4a(本例では4個)に細分化され、これら細分岐した各受光部4aが、光の格子1ピッチ(P1,P2)の間でピッチ幅方向に等配となるように配置されている。
この実施形態によっても、前記第1実施形態と同様、ディスプレイパネルDの検知領域全体を高解像度化する場合に比べ、出光用光導波路A2および受光用光導波路B2の構成が簡略化される。また、光導波路コアの本数の増大が抑えられることから、光源LSや受光素子アレイPDも、従来使用のものや、ほぼ同等のものを利用することが可能になる。さらに、この実施形態における光学式タッチパネルの受光用光導波路B2は、一つのピッチの幅の全幅を有効に利用し、低損失で光を受信することができる。したがって、本実施形態における光学式タッチパネルは、高解像度化に伴うコスト上昇を最小限に抑えた状態で、利用者が必要とする高い検出精度を実現することができる。
なお、上記出光用コア3の先端出光部の細分岐構造は、前記図3(a),図4(a)のように等間隔(形成ピッチP3)になるように形成してもよく、その細分岐の位置も、図3(a)のように出光部の近傍(先端近傍)で分岐する構造、あるいは、図6(a)のように入射側端部(根元部)近傍で分岐する構造のいずれでも差し支えない。
また、受光用コア4の先端(受光部)の配置および形状も、上記した図6(b)のように、光の格子1ピッチ(P1,P2)の間に複数に細分化された受光部4aを配置する場合の他、先に述べた図3(b),図4(b)のように各ピッチP1,P2内に一つずつ形成してもよく、広いピッチP1の間と狭いピッチP2との間で、配置される受光部4aの個数を変えてもよい。このように各ピッチ(P1,P2)間に配置される受光部の個数を変更した場合でも、各受光部4aの出射側(受光素子アレイPD側)が、一つのコアに合流するように形成されていることから、これらは、光の格子1ピッチ(P1,P2)の間に一つの受光部を配置した場合〔図3(b),図4(b)〕と同等に機能する。
つぎに、本発明の第3実施形態の光学式タッチパネルの構成について説明する。
図7は、本発明の第3実施形態の光学式タッチパネルの構成と、それに用いられる光導波路のコアパターンを模式的に示す図である。なお、赤外線受光側の受光用光導波路B3は、前記1,第2実施形態における受光用光導波路B1,B2と同様の構成であるため、概要説明を省略する。
図7は、本発明の第3実施形態の光学式タッチパネルの構成と、それに用いられる光導波路のコアパターンを模式的に示す図である。なお、赤外線受光側の受光用光導波路B3は、前記1,第2実施形態における受光用光導波路B1,B2と同様の構成であるため、概要説明を省略する。
この第3実施形態の光学式タッチパネルも、第1,第2実施形態の光学式タッチパネル同様、出光用コア5(一点鎖線で表示)を有する出光用光導波路A3と、受光用コア6(二点鎖線で表示)を有する受光用光導波路B3と、光源LSおよび受光素子アレイPD等からなる赤外線送受モジュールを備えている。
この実施形態における光学式タッチパネルが、第2実施形態の光学式タッチパネルと異なる点は、出光用光導波路A3のコアが、共通部(根元部)を持たない複数の光導波路コア5,5,・・・で構成されている点である。また、各コア5の入射側端部5bには、第1,第2実施形態に記載の光源より発光部の幅が広いタイプの光源LSが接続(光結合)されている。
上記出光用光導波路A3における出光用コア5の出射側端部は、図8(a)の模式図に示すように、複数の出光部5aに細分化され、これら細分岐した各出光部5aが、光の格子1ピッチ(P1,P2)の間でピッチ幅方向に等配となるように配置されている。なお、出光部の配置および形状は、図8(b)の変形例に示すように、広いピッチP1の間と狭いピッチP2との間で、配置される出光部5cの個数を同数としてもよい。もちろん、前記第1実施形態のように等間隔(形成ピッチP3)で形成したり〔図3(a)参照〕、ピッチの全幅に大きく広がるレンズ形状〔図4(a)参照〕としてもよく、前記第2実施形態のように、各ピッチP1,P2あたり一つの出光部を形成する構成〔図6(a)参照〕としてもよい。
また、上記受光用光導波路B3における受光用コア6の入射側端部は、図9(a)の模式図に示すように、複数の受光部6aに細分化され、上記出光部5a同様、細分岐した各受光部6aが、光の格子1ピッチ(P1,P2)の間でピッチ幅方向に等配となるように配置されている。なお、光の格子1ピッチ(P1,P2)内での受光部の個数はさらに変更することができる〔図9(b)の変形例を参照〕。さらに、前記第1実施形態のように各ピッチP1,P2あたり一つの受光部を形成する構成〔図3(b)参照〕や、ピッチの全幅に大きく広がるレンズ形状〔図4(b)参照〕としてもよく、前記第2実施形態のように、各ピッチP1,P2内で細分岐する受光部の個数を同じにする構成〔図6(b)参照〕としてもよい。
この構成によっても、前記第1,第2実施形態の光学式タッチパネルと同様の効果を奏することができる。すなわち、図7に示す光学式タッチパネルは、文字入力領域S(斜線の領域)以外の領域が、従来品と同等の解像度で足りるため、この領域の赤外線のピッチ、および、これを送受する光導波路コアの形成ピッチ(P1)を狭くする必要がない。そのため、ディスプレイパネルDの検知領域全体を高解像度化する場合に比べ、出光用光導波路A3および受光用光導波路B3の構成を大幅に簡略化することができる。したがって、本実施形態の光学式タッチパネルは、高解像度化に伴うコスト上昇を、より低く抑えることができる。
つぎに、本発明の光学式タッチパネルに用いる光導波路の作製方法を、上記受光用コア2を、紫外線樹脂を用いてフォトリソグラフィ法により作製した例にもとづいて説明する。なお、この説明において参照する図10(a)〜(c)は、複数の受光用コア2の先端(受光部2a)近傍での断面図を図示しており、図中の符号7はアンダークラッド層、8はオーバークラッド層である。
まず、平板状の基板10を用意する。基板10の材料としては、例えば、ガラス,石英,シリコン,樹脂,金属等があげられる。また、基板10の厚さは、例えば、20μm(フィルム状)〜5mm(板状)の範囲内に設定される。
ついで、図10(a)に示すように、上記基板10の所定領域に、アンダークラッド層7を形成する。このアンダークラッド層7の形成材料としては、熱硬化性樹脂または感光性樹脂があげられる。上記熱硬化性樹脂を用いる場合は、その熱硬化性樹脂が溶媒に溶解しているワニスを塗布した後、それを加熱することにより、アンダークラッド層7を形成する。一方、上記感光性樹脂を用いる場合は、その感光性樹脂が溶媒に溶解しているワニスを塗布した後、それを紫外線等の照射線で露光することにより、アンダークラッド層7を形成する。なお、上記露光後、光反応を完結させるために、加熱処理を行う場合もある。
つぎに、図10(b)に示すように、上記アンダークラッド層7の表面(上面)に、所定パターンのコア2を形成する。このコア2の形成材料としては、上記フォトリソグラフィ法でコア2を形成する場合、エポキシ樹脂,ポリイミド樹脂,アクリル樹脂,メタクリル樹脂の他、オキセタン,シリコーン樹脂等の感光性樹脂(光重合性樹脂)が好適に用いられる。これらの樹脂のなかでも、コスト,膜厚制御性,損失等の観点から、エポキシ樹脂が最も好ましい。
なお、このコア2の形成材料には、上記アンダークラッド層7および後記のオーバークラッド層8の形成材料よりも、屈折率が大きい材料が用いられる。この屈折率の調整は、例えば、コア2および各クラッド層の形成材料の種類の選択や、組成比率を調整して行うことができる。
上記コア2のフォトリソグラフィについて詳しく述べると、コア2の形成は、上記感光性樹脂からなるワニスを、スピンコート法,ディッピング法,ダイ塗工,ロール塗工等により塗布した後、コアパターンに対応する開口を有するフォトマスクを介して紫外線等を照射し、上記ワニス層(感光性樹脂層)を所定パターンに露光することにより行う。
このとき使用するフォトマスクは、その開口パターンの文字入力領域Sに対応する部位の開口ピッチ(コア2の形成ピッチP2に相当)が、その他の部位の開口ピッチ(コア2の形成ピッチP1に相当)よりも狭く形成されている。また、受光部2aに対応する先端側の端部が、外側に向かって反る(平面視)レンズ形状になっている開口パターン〔図3(b)参照〕が、好適に採用される。
そして、上記露光の完了後、感光性樹脂のタイプに応じて、光反応を完結させるための加熱処理を行った後、現像液を用いて、浸漬法,スプレー法,パドル法等により現像を行い、上記感光性樹脂層における未露光部分を溶解させて除去する。これにより、図10(b)に示すようなコア2を作製する。
つぎに、図10(c)に示すように、コア2を被覆するように、上記アンダークラッド層7の表面に、オーバークラッド層8に形成される熱硬化性樹脂または感光性樹脂を塗布する。その後、これら熱硬化性樹脂層または感光性樹脂層の形成は、図10(a)で説明したアンダークラッド層7の形成方法と同様にして行われる。
このようにして、本発明の光学式タッチパネルに用いる受光用光導波路B1,B2,B3を得ることができる。なお、出光用の分岐状コア1,3を有する出光用光導波路A1,A2や、複数の出光用コア5を有する出光用光導波路A3も、上記と同様にして作製することができる。
つぎに、実施例について説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
本実施例においては、上記実施形態と同様、フォトリソグラフィ法を用いて受光用光導波路および出光用光導波路を作製し、基板上で受光素子アレイおよび光源と組み合わせて、本発明の光学式タッチパネルを作製した。以下にその詳細を説明する。
〔アンダークラッド層およびオーバークラッド層の形成材料〕
成分A:フルオレン誘導体であるビスフェノキシエタノールフルオレンジグリシジルエーテル 35重量部
成分B:希釈剤として、脂環式エポキシ樹脂である3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(ダイセル化学社製,セロキサイド2021P) 40重量部
成分C:シクロヘキセンオキシド骨格を有する脂環式エポキシ樹脂(ダイセル化学社製,セロキサイド2081)25重量部
成分D:4,4’−ビス〔ジ(β−ヒドロキシエトキシ)フェニルスルフィニオ〕フェニルスルフィド−ビス−ヘキサフルオロアンチモネートの50%プロピオンカーボネート溶液(光酸発生剤) 2重量部
上記成分A〜Dを混合することにより、アンダークラッド層およびオーバークラッド層の形成材料を調製した。
成分A:フルオレン誘導体であるビスフェノキシエタノールフルオレンジグリシジルエーテル 35重量部
成分B:希釈剤として、脂環式エポキシ樹脂である3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(ダイセル化学社製,セロキサイド2021P) 40重量部
成分C:シクロヘキセンオキシド骨格を有する脂環式エポキシ樹脂(ダイセル化学社製,セロキサイド2081)25重量部
成分D:4,4’−ビス〔ジ(β−ヒドロキシエトキシ)フェニルスルフィニオ〕フェニルスルフィド−ビス−ヘキサフルオロアンチモネートの50%プロピオンカーボネート溶液(光酸発生剤) 2重量部
上記成分A〜Dを混合することにより、アンダークラッド層およびオーバークラッド層の形成材料を調製した。
〔コアの形成材料〕
成分A:フルオレン誘導体であるビスフェノキシエタノールフルオレンジグリシジルエーテル 70重量部
成分E:1,3,3−トリス{4−〔2−(3−オキセタニル)〕ブトキシフェニル}ブタン 30重量部
成分D:4,4’−ビス〔ジ(β−ヒドロキシエトキシ)フェニルスルフィニオ〕フェニルスルフィド−ビス−ヘキサフルオロアンチモネートの50%プロピオンカーボネート溶液(光酸発生剤) 1重量部
上記成分A,E,Dを乳酸エチル28重量部に溶解することにより、コアの形成材料を調製した。
成分A:フルオレン誘導体であるビスフェノキシエタノールフルオレンジグリシジルエーテル 70重量部
成分E:1,3,3−トリス{4−〔2−(3−オキセタニル)〕ブトキシフェニル}ブタン 30重量部
成分D:4,4’−ビス〔ジ(β−ヒドロキシエトキシ)フェニルスルフィニオ〕フェニルスルフィド−ビス−ヘキサフルオロアンチモネートの50%プロピオンカーボネート溶液(光酸発生剤) 1重量部
上記成分A,E,Dを乳酸エチル28重量部に溶解することにより、コアの形成材料を調製した。
〔受光用光導波路の作製〕
ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム〔160mm×160mm×188μm(厚さ)〕の表面に、上記アンダークラッド層の形成材料をスピンコート法により塗布した後、2000mJ/cm2の紫外線照射による露光を行った。つづいて、100℃×15分間の加熱処理を行うことにより、アンダークラッド層を形成した。
ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム〔160mm×160mm×188μm(厚さ)〕の表面に、上記アンダークラッド層の形成材料をスピンコート法により塗布した後、2000mJ/cm2の紫外線照射による露光を行った。つづいて、100℃×15分間の加熱処理を行うことにより、アンダークラッド層を形成した。
ついで、上記アンダークラッド層の表面に、上記コアの形成材料をスピンコート法により塗布した後、100℃×15分間の乾燥処理を行った。ついで、その上方に、コアのパターンと同形状の開口パターンが形成された合成石英系のクロムマスク(露光マスク)を配置した。そして、その上方から、コンタクト露光法にて4000mJ/cm2の紫外線照射による露光を行った後、120℃×15分間の加熱処理を行った。
つぎに、γ−ブチロラクトン水溶液を用いて現像することにより、未露光部分を溶解除去した後、120℃×30分間の加熱処理を行うことにより、コアを形成した。このコアのパターン(受光側パターン)は、通常の解像度(広い方)の領域の光の格子のピッチP1が、2.66mmに設定され、各ピッチP1の中に8本の(8本に細分岐した)受光部が、幅方向等配となるように配置されている。また、高精細検知領域は、タッチパネルの長辺の右半分と短辺の下半分(図1参照)とを占めるように形成されており、この領域の光の格子のピッチP2は、上記通常解像度の4倍の0.67mmに設定され、各ピッチP2の中に2本の(2本に細分岐した)受光部が、幅方向等配となるように配置されている。
つぎに、上記コアを被覆するよう、上記アンダークラッド層の表面に、上記オーバークラッド層の形成材料をスピンコート法により塗布した後、2000mJ/cm2の紫外線照射による露光を行った。つづいて、150℃×60分間の加熱処理を行うことにより、上記コアを覆うオーバークラッド層を形成し、光導波路を得た。
ついで、露光に用いるクロムマスクのコアパターン(開口パターン)が異なること以外、上記「受光用光導波路の作製」と同様にして、出光用光導波路を作製した。
〔タッチパネル用赤外線送受モジュールの作製〕
このようにして得られた出光用光導波路および受光用光導波路を、光学式タッチパネルの基板上の所定位置に配置し、その後この基板の角部に光源と受光素子アレイを配設して、赤外線送受モジュールを作製した。
このようにして得られた出光用光導波路および受光用光導波路を、光学式タッチパネルの基板上の所定位置に配置し、その後この基板の角部に光源と受光素子アレイを配設して、赤外線送受モジュールを作製した。
〔光源の取り付け〕
得られた出光用光導波路の共通部の端部に対面する所定位置(図2参照)に、出射強度(出力)が3mWのVCSEL光源(Optowell社製)を配設し、コアの光軸の延長上に上記光源の発光部(幅25μm)の中心がくるように、調芯・位置合わせしてこの光源を固定した。なお、この光源から発せられる光は、波長850nmの赤外線である。
得られた出光用光導波路の共通部の端部に対面する所定位置(図2参照)に、出射強度(出力)が3mWのVCSEL光源(Optowell社製)を配設し、コアの光軸の延長上に上記光源の発光部(幅25μm)の中心がくるように、調芯・位置合わせしてこの光源を固定した。なお、この光源から発せられる光は、波長850nmの赤外線である。
〔受光素子アレイの取り付け〕
ついで、受光素子ユニット(Optowell社製 CMOSリニアセンサアレイ)を準備し、上記受光用光導波路の各コアの出射側端部から出射される光(信号)が、このセンサアレイの各受光素子にそれぞれ入射するように(すなわち、コア1本に対して受光素子1個が対応するように)、上記受光素子ユニットを位置決めし、その状態で受光素子ユニットを固定した。
ついで、受光素子ユニット(Optowell社製 CMOSリニアセンサアレイ)を準備し、上記受光用光導波路の各コアの出射側端部から出射される光(信号)が、このセンサアレイの各受光素子にそれぞれ入射するように(すなわち、コア1本に対して受光素子1個が対応するように)、上記受光素子ユニットを位置決めし、その状態で受光素子ユニットを固定した。
このようにして得られた光学式タッチパネルは、図1に示すように、その右下の領域に、文字入力領域となる高解像度領域(斜線の領域)が、検知領域全体に対して25%(面積比)形成され、残りの部位75%(面積比)が、指等のよるタッチ入力(アイコン入力)に対応する、通常解像度の領域となっている。
本発明の光学式タッチパネルは、手書きの文字や細かな図形等を入力する必要のある機器の入力表示装置に適する。
1 出光用コア
2 受光用コア
D ディスプレイパネル
S 文字入力領域
P1,P2 光の格子のピッチ
2 受光用コア
D ディスプレイパネル
S 文字入力領域
P1,P2 光の格子のピッチ
Claims (5)
- 検知領域を挟んで対向するパネルの一側部と他側部とに、出光用の複数の光導波路コアと受光用の複数の光導波路コアとがそれぞれ配設され、上記パネルの一側部に沿って所定のピッチで配置された上記各出光用光導波路コアから出射された光を、これら各出光用光導波路コアに対応する他側部側の各受光用光導波路コアに入射させ、上記パネル上の検知領域に、触れ位置検出用の光の格子を形成する光学式タッチパネルであって、上記検知領域の所定部分における少なくとも受光用光導波路コアの形成ピッチが、他の部位より狭く設定され、その部分が高精細検知領域となっていることを特徴とする光学式タッチパネル。
- 上記出光用光導波路コアの先端部および受光用光導波路コアの先端部の少なくとも一方が、半円弧状のレンズ部に形成されている請求項1記載の光学式タッチパネル。
- 上記出光用の光導波路コアが、入射側の共通部から出射側の先端部にかけてコアが複数に分岐している分岐状光導波路コアである請求項1または2記載の光学式タッチパネル。
- 上記出光用光導波路コアの先端部および受光用光導波路コアの先端部の少なくとも一方が、さらに複数に細分化され、これら細分化された各先端が、上記形成ピッチ幅内で幅方向に等間隔の一列状に配置され、上記各先端が、この形成ピッチ幅単位で同時に光を送受するようになっている請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学式タッチパネル。
- 上記検知領域の高精細検知領域が、署名等の文字を入力するための文字入力領域となっている請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学式タッチパネル。
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