JP2012035061A - 電動歯間ブラシ - Google Patents
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Abstract
【技術課題】
歯間ブラシにおいてスイッチ部分から内部に水が浸入してトラブルになるのを防ぐと共に使用時に弱、中、強の切り換えを可能にする。
【解決手段】
筒状ホルダー1内に電池9とこの電池9を電源として回転するモータ10と、前記モータ10の回転運動を受けて先端側が直角方向に微振動する振動軸6を設けると共にこの振動軸6の先端に着脱自在にブラシ4を取り付けた構成の電動歯間ブラシにおいて、前記ホルダー1の底部には前記モータ10の電源を弱、中、強に切り換えるためのロータリー式のスイッチ機構を設ける。そして、このロータリー式スイッチ機構をツマミ22で切り換えて使用できるようにすると共に連動軸23のところにOリング24を組み付けて防水を図る。
【選択図】図3
歯間ブラシにおいてスイッチ部分から内部に水が浸入してトラブルになるのを防ぐと共に使用時に弱、中、強の切り換えを可能にする。
【解決手段】
筒状ホルダー1内に電池9とこの電池9を電源として回転するモータ10と、前記モータ10の回転運動を受けて先端側が直角方向に微振動する振動軸6を設けると共にこの振動軸6の先端に着脱自在にブラシ4を取り付けた構成の電動歯間ブラシにおいて、前記ホルダー1の底部には前記モータ10の電源を弱、中、強に切り換えるためのロータリー式のスイッチ機構を設ける。そして、このロータリー式スイッチ機構をツマミ22で切り換えて使用できるようにすると共に連動軸23のところにOリング24を組み付けて防水を図る。
【選択図】図3
Description
本発明は、ホルダーの軸方向に対して直角方向にブラシを取り付けると共にこのブラシに対して往復の微振動又は回転運動を発生させて歯間及び歯茎の清掃とブラッシングを行う電動歯間ブラシに関する。
公知の電動歯間ブラシは、特開2001−023749号及び特開2002−177304号及び特開2009−056254号公報に紹介されているように、ブラシは線材に対して細毛が放射状に形成されていて、このブラシに対してモータにより回転又はピストン運動を与えたり、超音波振動を与えて歯間の清掃と歯茎のマッサージ等を行う機構となっており、その運転制御は、使い勝手を考慮してホルダーの側部に取り付けられた電源のON、OFFスイッチで行う構造である。
しかし、このようにブラシが線材に対して放射状に形成された構成の場合、歯間の隙間が狭いと歯間に入り込まないことから、十分に清掃ができないと共にマッサージも擦るような動きを与えるだけで、微小なつっつきによるマッサージ効果を与える動きはできない。また、ON、OFFスイッチはホルダーの側部に付いていることから、指先で操作ができるために使い勝手は良いが、このスイッチ部分から内部に水が浸入してトラブルになり易いという問題がある。
このように、水の浸入によるトラブル防止の目的から、実開平7−34549公報には液密電池ホルダーが紹介されている。
この液密電池ホルダーは、キャップ部分の緩みによるホルダ部材内への水等の浸入を未然に防止するため、一端部に雌螺子部が形成されたホルダ部材と、雌螺子部に螺合する雄螺子部を有し、ホルダ部材の一端部に着脱可能に取付けられるキャップ部材と、ホルダ部材における両螺子部の噛合端開放側に部分に装着され、ホルダ部材に対するキャップ部材の螺じ込み後期から螺じ込み完了までの所定角度の範囲内においてキャップ部材に圧接されてホルダ部材とキャップ部材間をシールするシーリングと、ホルダ部材とキャップ部材とに夫々設けられ、ホルダ部材に対してキャップ部材を螺合させることで相互に接近し、所定角度の範囲内において接触して給電回路を閉成するホルダ側接触片及びキャップ側接触片とを備えさせた構成である。
しかし、この液密電池ホルダーは、電池の組み込み口からホルダー内への水の浸入は防止できるが、スイッチ部分からホルダー内への水の浸入は防止できない。
また、上記した公知文献の共通した問題として、ブラシの運動はON、OFFのみで、強、中、弱の切り換えはできないことから、特に高齢者や子供用にこの強、中、弱の切り換えを望む者がいても、これに応えられないという問題がある。
また、植物体からDNAを抽出する際、現在は植物体を液体窒素で凍結させ、これを乳棒で砕き、抹茶状に加工する工程をとっているが、この方法によると、作業に時間がかかると共に抹茶状に加工したときにその粒子の大きさにバラツキが発生するという問題がある。
本発明は斯る点に鑑みて提供されるものであって、その目的は、スイッチ部分から水が浸入せず、使い手に応じてブラシの作動を段階的に切り換えることができ、更に植物体からのDNAの抽出に際して行う抹茶状に擂り潰す作業の能率化と粒子の均一化を図るためにも用いることができる電動歯間ブラシを提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、電動歯間ブラシにおいて、
a.筒状ホルダー内に電池とこの電池を電源として回転するモータと、前記モータの回転運動を受けて先端側が直角方向に微振動する振動軸を設けると共にこの振動軸の先端に着脱自在にブラシを取り付けた構成の電動歯間ブラシにおいて、
b.前記ホルダーの底部には前記モータの電源をON、OFF及び強、中、弱又は強、弱に切り換えるためのロータリースイッチを取り付けたこと、
c.前記ロータリースイッチのツマミは前記ホルダーの底部の外に露出していること、
d.前記ロータリースイッチの基板は接触子側を下向きに、この基板に対向する回転接触子側は前記基板と対向するようにして前記ホルダーの底部仕切壁と前記電池間に組み付けたこと、
e.前記回転接触子と前記ツマミは、前記底部仕切壁を経由する連動軸を介して連結されていると共にこの連動軸と底部仕切壁間には防水を目的としてOリングを組み付けたこと、
を特徴とするものである。
a.筒状ホルダー内に電池とこの電池を電源として回転するモータと、前記モータの回転運動を受けて先端側が直角方向に微振動する振動軸を設けると共にこの振動軸の先端に着脱自在にブラシを取り付けた構成の電動歯間ブラシにおいて、
b.前記ホルダーの底部には前記モータの電源をON、OFF及び強、中、弱又は強、弱に切り換えるためのロータリースイッチを取り付けたこと、
c.前記ロータリースイッチのツマミは前記ホルダーの底部の外に露出していること、
d.前記ロータリースイッチの基板は接触子側を下向きに、この基板に対向する回転接触子側は前記基板と対向するようにして前記ホルダーの底部仕切壁と前記電池間に組み付けたこと、
e.前記回転接触子と前記ツマミは、前記底部仕切壁を経由する連動軸を介して連結されていると共にこの連動軸と底部仕切壁間には防水を目的としてOリングを組み付けたこと、
を特徴とするものである。
この発明によると、ロータリー式のスイッチ機構をホルダーの底部に移し、然もこのスイッチ機構とホルダー内を水密構造としたことにより、仮に水がホルダーにかかっても内部に浸入する心配がない。
また、スイッチ機構は、ロータリー式にON、OFF、強、弱又はON、OFF、強、中、弱とツマミを回転させて切り換えることができるため、使用する人に合わせた歯間の清掃やブラッシングを行うことができ、特に高齢者や子供用として優しい使用形態に調整できる。
また、植物体のDNAの抽出に際し、その植物体に適合した強度で凍結した植物体を砕き、均一粒子の抹茶状に擂潰することができる。
次に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動歯間ブラシにおいて、前記モータの回転軸の回転を歯車を経由して直角方向に転換する回転出力軸を設けると共にこの回転出力軸の先端に回転ブラシを取り付けたこと、を特徴とするものである。
この発明によると、微振動だけでなく、回転運動により歯間の清掃と歯茎のブラッシングを行うことができると共に、DNAの抽出用に用いることができる。
次に、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電動式歯間ブラシにおいて、前記ブラシは、多数の繊維を束ねてその根元側がブラシホルダーに拘束されていることを特徴とするものである。
この発明によると、微細な繊維束の先端で歯間の清掃と歯茎のブラッシングを行うことができる。
また、歯間に隙間が無い、又は極めて狭い隙間でも繊維の1本1本が入り込んで清掃を行うことができることから従来のブラシでは出来ないところまで奇麗に清掃を行うことができる。
次に、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電動式歯間ブラシにおいて、前記振動軸又は回転出力軸において、前記ホルダーの先端側に形成した開放部から露出した部分に円周シール溝を形成し、このシール溝内に係合するように上端の内側にシールリブを形成したシール部材を振動軸又は回転出力軸に外装すると共にこのシール部材をストッパーを用いてホルダー側に保持させたことを特徴とするものである。
この発明によると、シール部材は、振動軸の振動又は回転軸の回転に伴う微妙な振動現象に良く追従してシール性能を発揮し、内部に水が浸入するのを防止することができる。
次に、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の電動式歯間ブラシにおいて、前記ホルダーの胴体部の一部に電池とモータ間の電源回路をON、OFFする防水カバー付の電源スイッチを取り付けると共に前記ホルダーの底部に前記モータの回転を強弱又は強中弱に切り替える切替スイッチを取り付けてなることを特徴とするものである。
この発明によると、電源のON、OFFスイッチとブラシの強、弱を制御する切替スイッチを別々に設けたことにより、通常は毎回の使用に際して強、弱の切り替えを行うことはないため、電源スイッチをON、OFFするだけ使用することができ、使い勝手が良い。
また、電源スイッチをONにしたまま強、弱の切り替えを連続的に行うことができるため、口内の歯間の位置に合わせて強弱を使い分けたりできて便利であると共にDNAの注出に際しても強、弱を連続的に切り替えることができるため、作業の精度と能率の向上を図ることができる。
また、スイッチをON、OFFと強弱切り替えに分けたことにより、スイッチ構造をシンプル化して故障の発生率を低減できる。
次に、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の電動式歯間ブラシにおいて、前記振動軸の中間に対して軸方向から着脱自在の柄棒を形成すると共にこの柄棒の先端部に直角方向に向けてブラシ毛を植設した差し替え用のブラシ体を設けてなることを特徴とするものである。
この発明によると、歯間ブラシと通常のブラシを使い分けて使用することができる。
次に、請求項7に記載の発明は、DNA抽出具において、筒状ホルダー内に電池とこの電池を電源とするモータを組み込むと共に前記モータの回転軸方向に延長してすりこぎ運動発生部材を介してDNA抽出ヘッドを取り付け、かつこのDNA抽出ヘッドのすりこぎ運動の強、弱又は強、中、弱を切り替えるための制御スイッチ及び前記モータの電源をON、OFFするための電源スイッチを前記ホルダーの底部に設けてなることを特徴とするものである。
この発明によると、歯間ブラシの機能を植物体からのDNA抽出にも使用することができる。
次に、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のDNA抽出具において、前記DNA抽出ヘッドの表面を粗面に加工すると共にDNA抽出試料容器の内面を粗面に加工して試料の擂潰を促進させるように構成してなることを特徴とするものである。
この発明によると、擂潰時間の短縮と微細粒子化をより向上させることができる。
次に、請求項9に記載の発明は、請求項7に記載のDNA抽出具において、前記DNA抽出ヘッド軸の一部に鍔部を形成し、この鍔部をDNA抽出試料容器の口内に位置させることにより、抽出作業中に試料が容器の口から外に飛び出さないように形成してなることを特徴とするものである。
この発明によると、試料の逸失を防ぐことができる。
次に、請求項10に記載の発明は、請求項7に記載のDNA抽出具において、前記モータの回転軸とDNA抽出ヘッド間に介在するすりこぎ運動発生部材は、弾性材で形成され、かつこの弾性材がモータの回転軸方向に対して傾斜していることにより、DNA抽出ヘッド側にすりこぎ運動を発生させるように構成してなることを特徴とするものである。
この発明によると、極めて簡単な構成によりすりこぎ運動をDNA抽出ヘッド側に発生させることができる。
本発明によると、スイッチ部分からホルダー内に水が浸入しないと共にブラッシング強度を任意に切り換えて使用できる。また、植物体からDNAを抽出する作業の中で、凍結した植物体を効率良く均一に砕き、抹茶化できる。
本発明は、歯間の清掃と歯茎のブラッシング及び植物体からDNAの抽出を行う際に凍結した植物体を抹茶状に破砕し、微粒子化する際に用いることができる電動歯間ブラシに関する。
本発明の歯間ブラシは、微細な繊維束の毛先を歯間や歯茎に当て、微振動(キツツキ運動)で清掃とマッサージを行うもので、従来のブラシに回転運動を与えて行う形態とは異なる。
微振動は、電池で駆動されるモータの回転を振動に変換してブラシに伝えるものである。
図1〜図6に基づいて請求項1〜3に記載した発明の実施例を詳細に説明する。
図1は電動歯間ブラシ全体を示すもので、符号の1は内部を空胴に形成した樹脂製円筒状のホルダー、2はこのホルダー1から前方に突出した前頭カバー部であって、このカバー部2の側面の上半には開放部3が設けられていて、この開放部3の先端部からブラシ4がカバー部2(ホルダー1)に対して直角方向に向けて露出している。
ブラシ4は直径が5〜10μの樹脂繊維を40〜50本束ねて基部5にその根元側が拘束されていて、基部5は、図3及び図5で明らかなように振動軸6の先端6aに形成した嵌合凸部6bに基部5の嵌合凹部5aを嵌合して着脱自在に取り付けた構成である。又、ブラシ4には繊維の弾性、太さ、本数、長さを変えたものが用意されていて、使用者の好みや大人と子供、高齢者と云った使用者に合わせて付け替え使用ができる。
図2において、7は前記前頭カバー2の外に被せたキャップであって、7aは通気用のスリットである。
図3は内部構造を示すもので、ホルダー1内の下半分には水密構造に密閉された電池室8が形成され、この電池室8内には乾電池9がセットされている。
10は前記乾電池9の出力を電源として駆動するモータであって、このモータ10の回転軸11には偏心回転子12が取り付けられていて、この偏心回転子12は前記した振動軸6の下端6cに形成した回転子受け部6dに係合しており、偏心回転子12が偏心回転することにより振動軸6に対して中間の軸受13を支点としてその先端6a側に往復の微振動を発生させ、これによりブラシ4が往復の微振動を行う構成である。
14は電池室8の底部8aの仕切壁であって、この仕切壁14の内側には、図4に示すように+極端子16aを乾電池9側に形成し、この反対側に+極接触片16b及び図4に示す弱接触子18、中接触子19、強接触子20を同一の円周線上に配置した基板16が組み付けられている。
更に、仕切壁14の内側であって、前記基板16と対面する位置には、回転盤20が組み付けられていて、この回転盤20であって、前記基板16の各接触子18、19、20と間において、図4の斜線で示す位置関係で切、弱、中、強にモータ10の回転を制御する切換接触子21が組み付けられている。図3において15は電池室8底部にOリング15aを介して着脱自在に取り付けられた電池室キャップである。
スイッチ機構を図4に基づいて詳細に説明すると、図4の(A)(A’)は電源回路のツマミ(スイッチ)が閉の位置となっていて、モータ10には電流は流れない。図4(B)(B’)はツマミ(スイッチ)が弱の位置に切り換った状態であって、スイッチつまみ22に連動している接触子21が90°回転するとR2に制限された電流が、接触子21、CN1の順番に流れCN1からモーター10へ電流が流れ、+端子に接続されモーター10が弱回転する。
図4(C)(C’)はツマミ22が中の位置に切り換った状態であって、スイッチつまみ22に連動している接触子21が180°回転するとR1に制限された電流が、接触子21、CN1の順番に流れCN1からモーター10へ電流が流れ、+端子に接続されモーター10が中回転する。
図4(D)(D’)はツマミ22が強の位置に切り換った状態であって、スイッチつまみ22に連動している接触子21が270°回転すると制限されていない電流が、接触子21、CN1の順番に流れ、CN1からモーター10へ電流が流れ、+端子に接続されモーター10が強回転する。
上記したツマミ22は、仕切壁14の外であって、ホルダー1の電池室キャップ15の底の部分に回転自在に取り付けられており、このツマミ22は回転軸23にビス25で固定されていることにより、回転盤20を回転して切、弱、中、強に切り換えることができる。図1、2において22aは切、弱、中、強の表記である。
24は仕切壁14と回転軸23間に組み付けられたOリングであって、回転軸23を経由してスイッチ機構部に浸入する水を遮断する。25はツマミ22と接触子21を連結しているねじである。
本実施例2は、ブラシ4aに対して実施例1で説明した往復の微振動ではなく、回転運動を付与することにより、歯間の清掃と歯茎のマッサージを行うことができるように構成したもので、本実施例2では図6に示すようにモータ10の回転軸11の回転が回転軸25を経由して傘歯車26に伝達され、ここで90°方向を転換してブラシ4aに回転を伝達する構造となっている。
本実施例2の使用形態としては、歯間の清掃と歯茎のブラッシング以外に植物体からのDNAの抽出具としても用いることができる。
通常植物体からのDNAの抽出を行う場合には、乳鉢に液体窒素を注ぎ入れ、凍結した植物体を乳棒で砕き抹茶状にする作業が必要となるが、この乳棒の代りに本実施例2のブラシ4aを用いて凍結した植物体を砕き抹茶状にすることができる。
この時、実施例1で説明した微振動するブラシ4と併用することもできる。
このように、本発明によるブラシ4又は4aを使用すると、乳棒を用いて抹茶状にする作業に比較して、手軽で短時間に作業を行うことができると共にブラシ4又は4aは微振動あるいは高速の回転運動で凍結した植物体を抹茶状にすることから、微粒子化とこの均一化を図ることができるため、その後のDNAの抽出に大変良い効果をもたらすことができる。
本実施例3は、請求項4に記載したシール機構についての発明に対応し、図7〜10にその具体的な構成を示す。
本シール機構100は、図7、8に示すように前頭カバー2と開放部3の境界部分(ホルダー1の上端部)に組み付けられており、振動軸6の外周面には円周シール溝101が形成されている。そして、この円周シール溝101には、図9、10に示す振動軸6に外装されたシール部材102の上端内周面に形成されたシールリブ103が係合し、シール部材102の下端には円盤状の鍔104が形成され、この鍔104は、前頭カバー2側(ホルダー1側)に形成した押え鍔105の下面に接し、更に振動軸6に形成した溝106に取り付けられたストッパー盤107間に挟まれている。
このシール機構100によると、振動軸6の振動に連れてシール部材102が追従し、かつこのシール部材102のシールリブ103と鍔104でシールされるため、長期に亘り防水機能を発揮する。
本実施例は、請求項5に記載した切替スイッチ200に対応し、図7、8及び図11(A)(B)に具体的な構成を示す。
本切替スイッチ200は、ホルダー1の胴体部1aの側面に形成したスイッチ穴201がゴム製のシール膜202により覆われていて、このシール膜202の内側にプッシュ鉛204が位置する電池9とモータ10間の電源回路をON、OFFするON、OFFスイッチ203が組み込まれている。
また、ホルダー1の底部内には、図11(A)(B)に示すような回転接触端子207、208が組み付けてあり、強弱切替スイッチ206は、この回転接触端子207、208との間において、ホルダー1の底部に取り付けられた回転ツマミ210を180°回転することにより、強(図11(A))と弱(図11(B))に切り替えることができる。
図11(A)(B)において、211は電池9のマイナス極端子である。
なお、上記は強と弱の切り替えとなっているが、中間に中端子を設けて、強、中、弱の3段階切り替えを行うことができるようにしても良く、この3段階切り替えも本発明の技術的範囲内である。
本実施例は、請求項6に記載した発明に対応するもので、実施例1〜4に記載したブラシ4、4aに替えて通常のブラシ体300に着け替えて使用できるように構成したものである。
図12、13には、振動軸6の途中を切り離してここに連結ボス304を突設し、ブラシ体300の柄棒303の下端に前記連結ボス304との連結穴305を形成し、連結ボス304と連結穴305のところで着脱式とすることにより前記したブラシ4又は4aと交換して使用可能としたものである。
このブラシ体300は、植毛部302が広く、通常の横方向へのブラッシングに併せて所謂キツツキ運動が加わることにより、歯みがきのみならずよりマッサージ効果を高めることができる。
本実施例は、請求項6〜10に記載した発明に対応するもので、植物体からDNAの抽出を行うためにこの植物体を擂り潰して抹茶状に微粒子化するときに用いるためのDNA抽出具であって、このDNA抽出具の詳細を図14〜19に基づいて説明する。
この抽出具は、ブラシの毛先を束ねてこのブラシにキツツキ運動を付与して植物を抹茶状に加工する前記したタイプに替わるもので、凍結させた植物体を試験管状の容器に入れ、これをすりこぎ運動するヘッドの作用で抹茶状に擂り潰すためのものである。
本実施例において、抽出具本体400は筒状ホルダー401内に電池402を組み付け、モータ403の駆動源としているが、このスイッチはホルダー401の底部においてロータリー式のツマミ404により強、中、弱の3段階切り換え方式の接点405、406、407と、ツマミ404を押し込むと軸409を介してモータ403の電源がONに、解放するとスプリング410により戻ってOFFとなるブラシ端子408からなる。
また、ホルダー401の上部はモータ403の上方で終わっていて、モータ403の回転軸411には連結ダボ412が突出形成され、この連結ダボ412には、回転軸411の軸方向に対して図17に示すように僅かな傾斜角Qがつけられた偏心運動部材413の連結穴414が着脱自在に嵌合している。
偏心運動部材413の軸身にはストッパー鍔417が形成され、このストッパー鍔417より上位には膨出部416が形成されていて、この膨出部416にアタッチメント418の下端に形成した穴419が嵌合している。
また、アタッチメント418の上端部側の中心には、嵌合穴419が設けられていて、この嵌合穴419に図14〜16に示すヘッド421を有するヘッド軸420の下部422が押し込まれることにより、モータ403の回転は、偏心運動部材413による偏心運動がアタッチメント418を介してそのままヘッド軸420に伝わりそのヘッド421に回転と円運動が与えられる。
この結果、図19に示すように試験管状の容器500に試料aを入れ、ヘッド軸420のヘッド421側を挿入してスイッチを入れ、モータ403を回転させると、ヘッド軸420は容器500内において軸回転すると共に円運動を行い、所謂すりこぎ運動によりそのヘッド421により試料aを抹茶状になるまで微粉砕し、擂り潰すことにより、DNAの抽出を可能とする。
この擂り潰しの効果を高めるために、本実施例ではヘッド421及び容器500内には微細な凹凸又は溝、リブ状の粗面加工が施されている。
また、前記ヘッド軸420の円運動は、スイッチが強の場合には回転が高まることにより、遠心力が高まることで大きな円運動となるが、偏心運動部材413が柔軟性(弾性)を有するために、ヘッド420側には強いすりこぎ運動が加えられるが、容器500の内径でこの円運動の大きさは規制され、この規制は偏心運動部材413の柔軟性で吸収される。
423は、上記した撹拌棒の中途に形成された円板であって、図19に示すように容器500内で試料aを擂り潰している際に、内部から試料が飛び散るのをこの円板423が容器500の口側を軽く塞ぐことにより防止する。
・歯間の清掃と歯茎のブラッシング
・植物体からDNAを抽出するときに用いる粉砕具
・植物体からDNAを抽出するときに用いる粉砕具
1 ケース
4、4a ブラシ
8 電池室
9 電池
10 モータ
16 基板
20 回転盤
22 ツマミ
24 Oリング
100 シール機構
102 シール部材
203 ON、OFFスイッチ
300 ブラシ体
400 抽出具本体
413 偏心運動部材
420 ヘッド軸
421 ヘッド
500 容器
4、4a ブラシ
8 電池室
9 電池
10 モータ
16 基板
20 回転盤
22 ツマミ
24 Oリング
100 シール機構
102 シール部材
203 ON、OFFスイッチ
300 ブラシ体
400 抽出具本体
413 偏心運動部材
420 ヘッド軸
421 ヘッド
500 容器
Claims (10)
- a.筒状ホルダー内に電池とこの電池を電源として回転するモータと、前記モータの回転運動を受けて先端側が直角方向に微振動する振動軸を設けると共にこの振動軸の先端に着脱自在にブラシを取り付けた構成の電動歯間ブラシにおいて、
b.前記ホルダーの底部には前記モータの電源をON、OFF及び強、中、弱又は強、弱に切り換えるためのロータリースイッチを取り付けたこと、
c.前記ロータリースイッチのツマミは前記ホルダーの底部の外に露出していること、
d.前記ロータリースイッチの基板は接触子側を下向きに、この基板に対向する回転接触子側は前記基板と対向するようにして前記ホルダーの底部仕切壁と前記電池間に組み付けたこと、
e.前記回転接触子と前記ツマミは、前記底部仕切壁を経由する連動軸を介して連結されていると共にこの連動軸と底部仕切壁間には防水を目的としてOリングを組み付けたこと、
f.を特徴とする電動歯間ブラシ。 - 前記モータの回転軸の回転を歯車を経由して直角方向に転換する回転出力軸を設けると共にこの回転出力軸の先端にブラシを取り付けたこと、を特徴とする請求項1に記載の電動歯間ブラシ。
- 前記ブラシは、多数の繊維を束ねてその根元側がブラシホルダーに拘束されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の電動歯間ブラシ。
- 前記振動軸又は回転出力軸において、前記ホルダーの先端側に形成した開放部から露出した部分に円周シール溝を形成し、このシール溝内に係合するように上端の内側にシールリブを形成したシール部材を振動軸又は回転出力軸に外装すると共にこのシール部材をストッパーを用いてホルダー側に保持させたこと、を特徴とする請求項1又は2に記載の電動歯間ブラシ。
- 前記ホルダーの胴体部の一部に電池とモータ間の電源回路をON、OFFする防水カバー付の電源スイッチを取り付けると共に前記ホルダーの底部に前記モータの回転を強と弱又は強と中と弱に切り替える切替スイッチを取り付けてなる請求項1に記載の電動歯間ブラシ。
- 前記振動軸の中間に対して軸方向から着脱自在の柄棒を形成すると共にこの柄棒の先端部に直角方向に向けてブラシ毛を植設した差し替え用のブラシ体を設けてなる請求項1に記載の電動歯間ブラシ。
- 筒状ホルダー内に電池とこの電池を電源とするモータを組み込むと共に前記モータの回転軸方向に延長してすりこぎ運動発生部材を介してDNA抽出ヘッドを取り付け、かつこのDNA抽出ヘッドのすりこぎ運動の強、弱又は強、中、弱を切り替えるための制御スイッチ及び前記モータの電源をON、OFFするための電源スイッチを前記ホルダーの底部に設けてなるDNA抽出具。
- 前記DNA抽出ヘッドの表面を粗面に加工すると共にDNA抽出試料容器の内面を粗面に加工して試料の擂潰を促進させるように構成してなる請求項7に記載のDNA抽出具。
- 前記DNA抽出ヘッド軸の一部に鍔部を形成し、この鍔部をDNA抽出試料容器の口内に位置させることにより、抽出作業中に試料が容器の口から外に飛び出さないように形成してなる請求項7に記載のDNA抽出具。
- 前記モータの回転軸とDNA抽出ヘッド間に介在するすりこぎ運動発生部材は、弾性材で形成され、かつこの弾性材がモータの回転軸方向に対して傾斜していることにより、DNA抽出ヘッド側にすりこぎ運動を発生させるように構成してなる請求項7に記載のDNA抽出具。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011122133A JP2012035061A (ja) | 2010-07-15 | 2011-05-31 | 電動歯間ブラシ |
KR1020110070363A KR20120008001A (ko) | 2010-07-15 | 2011-07-15 | 전동 치간 칫솔 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP2010160844 | 2010-07-15 | ||
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Publications (1)
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JP2012035061A true JP2012035061A (ja) | 2012-02-23 |
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ID=45847718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011122133A Withdrawn JP2012035061A (ja) | 2010-07-15 | 2011-05-31 | 電動歯間ブラシ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2012035061A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017523903A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-08-24 | グン リ,サン | 携帯用歯間ブラシ |
JP2019500973A (ja) * | 2016-01-08 | 2019-01-17 | ブルーレオ インコーポレイテッド | 密閉型の歯洗浄器具 |
-
2011
- 2011-05-31 JP JP2011122133A patent/JP2012035061A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017523903A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-08-24 | グン リ,サン | 携帯用歯間ブラシ |
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