JP2012031905A - Pilot type solenoid valve - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、固定鉄心及び可動鉄心を有するパイロット弁部と、該パイロット弁部により駆動される本体弁部とを備えるパイロット式電磁弁に関する。 The present invention relates to a pilot solenoid valve including a pilot valve portion having a fixed iron core and a movable iron core, and a main body valve portion driven by the pilot valve portion.
従来より流体の流れ方向を制御することが可能な小型電磁弁に、図9に示す特許文献1の小型電磁弁100がある。
Conventionally, there is a
小型電磁弁100は、第1ばね部材126により付勢される第1押圧部材121を有するアクチュエータ部120と、第2ばね部材125により付勢される第2押圧部材124を備えるパイロット弁部130を有する。
パイロット弁部130は、レバー式ダイアフラム弁体101を有する。レバー式ダイアフラム弁体101は、ダイアフラム部102とレバー部103が一体成型されている。レバー式ダイアフラム弁体101は、端部133が弁部108の下面と弁体固定部105の上面とに狭持されることにより、固定されている。レバー式ダイアフラム弁体101の中心には、揺動軸135が挿入され、揺動軸135の端部は、図示しない壁面に回転可能に保持されている。レバー式ダイアフラム弁体101は、弁部108と弁体固定部105に狭持され、その中心は揺動軸135により固定されているため、揺動運動をする。レバー式ダイアフラム弁体101は、第1連通路弁座154の軸線上にある第1押圧面106を備える。また、第2連通路弁座155の軸線上にある第2押圧面107を備える。
The
The
アクチュエータ部120が非通電状態であるとき、第1ばね部材126のバネ力により付勢され第1押圧部材121が、第1押圧面106を押圧した状態にある。レバー式ダイアフラム弁体101は、第1連通路弁座154に当接した状態にある。
When the
アクチュエータ部120が通電状態にあるとき、可動鉄心109が固定鉄心104に吸引され第1押圧部材121は、上方に移動し第1押圧面106を押圧しない状態となる。反対に、第2押圧部材124は、第2ばね部材125のバネ力により付勢され第2押圧面107を押圧した状態となる。レバー式ダイアフラム弁体101は、第2連通路弁座155に当接した状態となる。
以上のように、レバー式ダイアフラム弁体101は、揺動運動により第1連通路弁座154又は第2連通路弁座155に当接又は離間する。第1連通路弁座154又は第2連通路弁座155に当接又は離間することにより、第3連通路156に流れる流体を制御する。
When the
As described above, the lever-type
一方、レバーとダイアフラム弁体が分離されたダイアフラム弁体に特許文献2に記載するバルブ200がある。図10にバルブ200の概念図を示す。バルブ200は、液体マイクロバルブに用いるものであるため、パイロット電磁弁とは技術分野及び課題が異なる。特許文献2のバルブ200は、シート状の弁体201が形成され、弁体201は、縁部206で固定され、中心部は軸部205と当接している。弁体201は、2つのアクチュエータ202うち一方を通電状態、他方を非通電状態とすることで、2つの弁座208と弁座209に当接又は離間させるものである。弁体201は、弁座方向に形成された軸部205と縁部206によりテンションが張られていることにより上下動することができる。
On the other hand, there is a
しかしながら、従来の特許文献1の小型電磁弁100及び特許文献2のバルブ200には、以下の問題があった。
However, the conventional
すなわち、特許文献1のレバー式ダイアフラム弁体101は、レバー部103とダイアフラム部102が一体に成形されている。そのため、レバー式ダイアフラム弁体101を動作させた時に一体成型されたレバー部103とダイアフラム部102との接触部分に応力集中が発生する。応力集中が発生するとレバー式ダイアフラム弁体101が破損するケースがある。そのため、レバー式ダイアフラム弁体101に応力集中が生じないようにするために、使用圧力が0.2MPaと低いところで使用される装置に限定して、レバー式ダイアフラム弁体101を使用しなければならない。
また、特許文献2の弁体201は、縁部206と軸部205の距離が近いため弁座208又は弁座209に当接又は離間するために、弁体201の移動距離を大きくしなければならなかった。弁体201の移動距離が大きいと縁部206周辺と軸部205の周辺に応力がかかる問題がある。弁体201に応力がかかるため劣化しやすく耐久性に問題がある。
また、弁体201の移動距離が大きいことにより、アクチュエータ202の移動距離も大きくなり、消費エネルギーも大きくなるため問題となる。
That is, in the lever-type
Further, since the distance between the
Moreover, since the moving distance of the
また、バルブ200は、2つのアクチュエータを用いるため大型化する問題がある。
Further, since the
また、バルブ200は、液体マイクロバルブに関するものであり、パイロット式電磁弁にそのまま利用することは困難である。パイロット式電磁弁は3方弁であるのに対して、バルブ200は、2方弁であるため、そのまま利用することができない。
The
そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ダイアフラム弁体とレバー部材を分離し、応力集中が生じないダイアフラム弁体を提供することを目的とする。 Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a diaphragm valve body that separates the diaphragm valve body and the lever member and does not cause stress concentration. .
上記目的を達成するために、本発明に係るパイロット式電磁弁は、以下の構成を有する。
(1)固定鉄心及び可動鉄心を有するパイロット弁部と、該パイロット弁部により駆動される本体弁部とを備えるパイロット式電磁弁において、前記パイロット弁部は、3方弁であること、外周部が弁本体に狭持されたシート状のシート弁体を有すること、揺動軸を中心に軸支され揺動するシーソー式レバー部材を有すること、前記シート弁体は、前記シーソー式レバー部材により、第1連通路弁座又は第2連通路弁座に当接又は離間すること、を特徴とするものである。
(2)(1)に記載するパイロット式電磁弁において、前記シート弁体と前記シーソー式レバー部材が分離しており、別材質であること、を特徴とするものである。
(3)(1)又は(2)に記載するパイロット式電磁弁において、前記シート弁体の厚みが一様であって、0.3mm〜1.0mmであること、を特徴とするものである。
(4)(1)乃至(3)のうちいずれか1つのパイロット式電磁弁において、前記シーソー式レバー部材のうち前記揺動軸から離れた端部を押圧すること、を特徴とするものである。
(5)(1)乃至(4)のうちいずれか1つのパイロット式電磁弁において、前記シート弁体の材質は、繊維入りのニトリルゴム、又は、繊維入りのフッ素ゴム、であること、を特徴とするものである。
(6)(1)乃至(5)のうちいずれか1つのパイロット式電磁弁において、前記シート弁体の繊維が、トリコット織り状であること、を特徴とするものである。
(7)(1)乃至(6)のうちいずれか1つのパイロット式電磁弁において、前記シーソー式レバー部材と前記シート弁体は、係合していること、を特徴とするものである。
(8)(1)乃至(7)のうちいずれか1つのパイロット式電磁弁において、本体弁部に取り付けられ、パイロット弁部を固定するパイロット流路部を有すること、パイロット弁部がパイロット流路部に固定された状態で180度向きを変えることにより、前記パイロット式電磁弁がノーマルクローズ状態となること、ノーマルオープン状態となること、の切り替えが可能なこと、を特徴とするものである。
In order to achieve the above object, a pilot solenoid valve according to the present invention has the following configuration.
(1) A pilot-type solenoid valve comprising a pilot valve portion having a fixed iron core and a movable iron core, and a main body valve portion driven by the pilot valve portion, wherein the pilot valve portion is a three-way valve; Has a seat-like seat valve body sandwiched by the valve body, has a seesaw-type lever member pivoted around a swinging shaft, and the seat valve body is formed by the seesaw-type lever member. The first communication passage valve seat or the second communication passage valve seat is brought into contact with or separated from the first communication passage valve seat.
(2) In the pilot type electromagnetic valve described in (1), the seat valve body and the seesaw type lever member are separated and made of different materials.
(3) In the pilot solenoid valve described in (1) or (2), the thickness of the seat valve body is uniform and is 0.3 mm to 1.0 mm. .
(4) In any one of the pilot-type solenoid valves of (1) to (3), the end of the seesaw-type lever member that is separated from the swing shaft is pressed. .
(5) In any one of the pilot-type solenoid valves of (1) to (4), the material of the seat valve body is nitrile rubber containing fibers or fluororubber containing fibers. It is what.
(6) In any one of the pilot-type solenoid valves of (1) to (5), the fiber of the seat valve body is a tricot weave.
(7) In any one of the pilot solenoid valves of (1) to (6), the seesaw type lever member and the seat valve body are engaged with each other.
(8) In any one of the pilot-type solenoid valves of (1) to (7), the pilot-type solenoid valve has a pilot flow path portion that is attached to the main body valve portion and fixes the pilot valve portion; The pilot-type solenoid valve can be switched between a normally closed state and a normally open state by changing the direction by 180 degrees while being fixed to the part.
上記パイロット式電磁弁の作用及び効果について説明する。
(1)固定鉄心及び可動鉄心を有するパイロット弁部と、パイロット弁部により駆動される本体弁部とを備えるパイロット式電磁弁において、パイロット弁部は、3方弁であること、外周部が弁本体に狭持されたシート状のシート弁体を有すること、揺動軸を中心に軸支され揺動するシーソー式レバー部材を有すること、シート弁体は、シーソー式レバー部材により、第1連通路弁座又は第2連通路弁座に当接又は離間することにより、シート弁体とレバー部材が分離する。そのため、特許文献1と比較してシート弁体がシーソー式レバー部材から受ける応力集中が生じなくなるため耐久性を向上させることができる。
The operation and effect of the pilot solenoid valve will be described.
(1) In a pilot-type solenoid valve including a pilot valve portion having a fixed iron core and a movable iron core, and a main body valve portion driven by the pilot valve portion, the pilot valve portion is a three-way valve and the outer peripheral portion is a valve. It has a seat-like seat valve body sandwiched between the main body, a seesaw-type lever member pivoted around a swinging shaft, and the seat valve body by a seesaw-type lever member. The seat valve body and the lever member are separated by contacting or separating from the passage valve seat or the second communication passage valve seat. Therefore, compared with
また、分離したことにより、シート弁体がシーソー式レバー部材から受ける応力集中が生じなくなるため、耐圧性を向上させることができる。
(2)シート弁体とシーソー式レバー部材が分離しており、別材質であることにより、流体と非接触のシーソー式レバー部材については、材質を選ばず適用することができるため、応力集中に強い材質を適用できる。
(3)シート弁体の厚みが一様であって、0.3mm〜1.0mmであることにより、小さな力でシート弁体を動作させることができるため、省電力でシート弁体を動作させることができる。
(4)シーソー式レバー部材のうち揺動軸から離れた端部を押圧することにより、小さな力でシーソー式レバー部材を動作させることができるため、小さな磁力で動作可能であるので、省電力化、及び、小型化をすることができる。
(5)シート弁体の材質は、繊維入りのニトリルゴム、又は、繊維入りのフッ素ゴム、であることにより、シート弁体が0.3mm〜1.0mmであっても、繊維が素材そのものの強度を上げることができる。そのため、シート弁体の耐久性及び耐圧性を向上させることができる。
(6)シート弁体の繊維が、トリコット織り状であることにより、シート弁体が0.3mm〜1.0mmであっても、シート弁体の強度を上げることができる。そのため、シート弁体の耐久性及び耐圧性を向上させることができる。
(7)シーソー式レバー部材とシート弁体は、係合していることにより、シート弁体はレバー部材の上方向の動きと同調するため、シート弁体が弁座に固着した場合でも、シート弁体を固着した弁座から引離すことができる。
(8)本体弁部に取り付けられ、パイロット弁部を固定するパイロット流路部を有すること、パイロット弁部がパイロット流路部に固定された状態で180度向きを変えることにより、パイロット式電磁弁がノーマルクローズ状態となること、ノーマルオープン状態となること、の切り替えが可能なことにより、ノーマルオープン又はノーマルクローズの状態にできる。それにより、ノーマルオープンのダイアフラム弁及びノーマルクローズのダイアフラム弁の両方を予備として持つ必要がなくなり、部品コストを削減することができる。また、使用者が自由にノーマルオープン又はノーマルクローズとすることが容易にできる。
In addition, the separation prevents stress concentration that the seat valve body receives from the seesaw-type lever member from occurring, so that pressure resistance can be improved.
(2) The seat valve body and the seesaw type lever member are separated, and because they are made of different materials, the seesaw type lever member that is not in contact with the fluid can be applied regardless of the material. Strong material can be applied.
(3) Since the thickness of the seat valve body is uniform and is 0.3 mm to 1.0 mm, the seat valve body can be operated with a small force. Therefore, the seat valve body is operated with power saving. be able to.
(4) Since the seesaw lever member can be operated with a small force by pressing the end of the seesaw lever member away from the swinging shaft, it can be operated with a small magnetic force, thus saving power. And, it can be downsized.
(5) The material of the seat valve body is nitrile rubber containing fibers or fluororubber containing fibers, so that even if the seat valve body is 0.3 mm to 1.0 mm, the fiber is the material itself. Strength can be increased. Therefore, the durability and pressure resistance of the seat valve body can be improved.
(6) Since the fiber of the seat valve body is a tricot weave, the strength of the seat valve body can be increased even if the seat valve body is 0.3 mm to 1.0 mm. Therefore, the durability and pressure resistance of the seat valve body can be improved.
(7) Since the seesaw type lever member and the seat valve body are engaged, the seat valve body synchronizes with the upward movement of the lever member. Therefore, even when the seat valve body is fixed to the valve seat, the seat The valve body can be pulled away from the fixed valve seat.
(8) The pilot-type solenoid valve has a pilot flow path portion that is attached to the main body valve portion and fixes the pilot valve portion, and changes the direction by 180 degrees while the pilot valve portion is fixed to the pilot flow path portion. Can be switched between being in a normally closed state and being in a normally open state, thereby enabling a normally open or normally closed state. As a result, it is not necessary to have both a normally open diaphragm valve and a normally closed diaphragm valve as spares, and the parts cost can be reduced. In addition, the user can easily make it normally open or normally closed.
次に、本発明に係るパイロット式電磁弁の一実施の形態について図面を参照して説明する。 Next, an embodiment of a pilot solenoid valve according to the present invention will be described with reference to the drawings.
(第1実施形態)
<パイロット式電磁弁の全体構成>
図1には、本発明に係るパイロット式電磁弁1(ノーマルクローズ)のうちシート弁体30が第2連通路弁座55に当接し、ダイアフラム主弁体9が閉弁時の断面図を示す。図2には、本発明に係る図1のパイロット式電磁弁1のうちM部の拡大図を示す。図3には、本発明に係るパイロット式電磁弁1(ノーマルクローズ)のうちシート弁体30が第1連通路弁座54に当接し、ダイアフラム主弁体9が閉弁時の断面図を示す。図4には、本発明に係る図3のパイロット式電磁弁1のうちN部の拡大図を示す。図5には、本発明に係るパイロット式電磁弁1(ノーマルクローズ)のうちシート弁体30が第1連通路弁座54に当接し、ダイアフラム主弁体9が開弁時の断面図を示す。
(First embodiment)
<Overall configuration of pilot solenoid valve>
FIG. 1 shows a cross-sectional view of the pilot solenoid valve 1 (normally closed) according to the present invention when the
図1に示すように、パイロット式電磁弁1は、パイロット弁部2、本体部8(パイロット流路部5、本体上部6、本体下部7)、ダイアフラム主弁体9により構成されている。
As shown in FIG. 1, the
図1に示すように、図中最下部に本体下部7があり、その上に、本体上部6、パイロット流路部5、パイロット弁部2が係合されている。
[パイロット弁部の構成]
図1に示すように、パイロット弁部2は、カバー21に覆われている。カバー21の側面には、配線28が接続されている。パイロット弁部2は、中空円筒状コイルボビン26に導線が巻かれたコイル22が形成され、コイルボビン26の中空部の一端には、固定鉄心23が固設され、他端には可動鉄心24が非磁性体であるカラー25により摺動可能に保持されている。可動鉄心24の先端には、第1押圧部材29を備える。第1押圧部材29には、復帰ばね27の一端が係合されており、復帰ばね27の他端はカラー25に係合されている。可動鉄心24は、コイル22に対して非通電時には、復帰ばね27の付勢力により、固定鉄心23とは反対側へ付勢される。可動鉄心24の先端の第1押圧部材29は、シーソー式レバー部材40を押圧する。
As shown in FIG. 1, there is a main body
[Pilot valve configuration]
As shown in FIG. 1, the
揺動軸35を中心として、第1押圧部材29が押圧するシーソー式レバー部材40の反対側には、シーソー式レバー部材40を押圧する第2押圧部材36がある。第2押圧部材36には、ばね37の一端が係合されており、ばね37の他端はカラー25を含むカバー21の端面に係合されている。
図2に示すように、ばね37のばねの付勢力は、復帰ばね27の付勢力よりも小さいため、コイル22に非通電時においては、シーソー式レバー部材40は、第1押圧部材29側に傾いた状態となり、シート弁体30を第2連通路弁座55に対して当接させている。そのため、第1連通路51からの流体は、第2連通路52へは流れず、主弁室上部58へ流入する。
A second pressing
As shown in FIG. 2, since the biasing force of the
[シート弁体の構成]
図2に示すように、シート弁体30は、0.3mm〜1.0mmの薄板形状をしている。シート弁体30が、0.3mm〜1.0mmの厚みが一様である薄板状であるため、小さい力でシート弁体30を動作させることができるため、省電力でシート弁体30を動作させることができる。1.0mm以上であると、厚みが増すことになり弁開又は弁閉動作が悪くなる。一方、0.3mm未満であると、極薄板形状となり、強度が落ちるため、耐久性及び耐圧性が悪くなる。
シート弁体30は、繊維入りのニトリルゴム、又は、繊維入りのフッ素ゴムからなる。シート弁体30は、繊維入りの素材を使用することにより、繊維が素材そのものの強度を上げるため、耐久性及び耐圧性を上げることができる。シート弁体30は、トリコット織り又は平織等の織り目により構成される。トリコット織り又は平織等の折り目を有し、強度が増す。そのため、応力集中が生じてもシート弁体30は、劣化しにくい。したがって、シート弁体30を高寿命化することができる。さらに、応力集中を低減することができるため高耐圧性を実現できる。
[Configuration of seat disc]
As shown in FIG. 2, the
The
シート弁体30は、製造が容易であるため安価に製造することができる。なぜならば、素材は、1枚のニトリルゴムのシート、又は、1枚のフッ素ゴムのシートを材料とするものであり、かつ厚みが一様である薄板状であるため、素材をそのまま切断加工だけで製造することができるからである。
The
シート弁体30は、パイロット弁部2とパイロット流路部5により固定されている。さらに、パイロット流路部5の固定凸部50が形成される。シート弁体30は、変形可能なニトリルゴム、又は、フッ素ゴムにからなる。そのため、固定凸部50が形成されることにより、パイロット弁部2とパイロット流路部5が接続すると、シート弁体30の端部33は変形し固定凸部50が食い込み固定される。
The
[レバー部材の構成]
図2に示す、シーソー式レバー部材40は、弾性部材及び非弾性体からなる。シーソー式レバー部材40は横長の略直方体形状をしている。シーソー式レバー部材40のうち、第1連通路弁座54とシート弁体30を挟んで当接する部分には、第1押圧部41が形成されている。シーソー式レバー部材40のうち、第2連通路弁座55とレバー式ダイアフラム弁体30を挟んで当接する部分には、第2押圧部42が形成されている。第1押圧部41及び第2押圧部42は、略直方体形状から突出した凸形状である。シーソー式レバー部材40の、端部を端部43とする。
シーソー式レバー部材40の中心には、揺動軸35が挿入され、揺動軸35の端部は、図示しない壁面に回転可能に保持されている。レバー部40の中心は揺動軸35により固定され、シーソー式レバー部材40の端部43は、第1押圧部材29及び第2押圧部材36により押圧されることにより、シーソーのように揺動運動をする。シーソー式レバー部材40は、揺動運動によりシート弁体30を押圧し、シート弁体30を第1連通路弁座54又は第2連通路弁座55に当接又は離間させる。それにより、主弁室上部58に流れる流体を制御し、主弁室57内の圧力を変化させ、ダイアフラム主弁体9を開閉させる。
[Configuration of lever member]
The seesaw
A rocking
図2に示すように、シート弁体30は、動作幅の小さい揺動運動により第1連通路弁座54又は第2連通路弁座55に当接又は離間するため、離間する幅は小さい。また、シート弁体30は、横幅が広いため、第1連通路51及び第2連通路52を密閉することができる。
シート弁体30は、シーソー式レバー部材40、固定鉄心23、及び、可動鉄心24の外周部34と、パイロット弁部2の中に含まれるものに流体が流入するのを防止することができる。なぜならば、図1に示すように、シート弁体30は、パイロット弁部2とパイロット流路部5との間に形成されているため、パイロット流路部5の第1連通路51及び第2連通路52から流体が流れてきても、パイロット弁部2側の外周部34には、流体は流入しないからである。
よって、シーソー式レバー部材40、固定鉄心23、及び、可動鉄心24に流体が接することがない。そのため、シーソー式レバー部材40、固定鉄心23、及び、可動鉄心24の耐食性を考慮する必要がない。したがって、シーソー式レバー部材40、固定鉄心23、及び、可動鉄心24について、磁性材の材料を問わずに材料を選ぶことができるため、小型化可能な磁性材を用いることができる。それにより、シーソー式レバー部材40、固定鉄心23、及び、可動鉄心24を小型化し、さらに、パイロット式電磁弁1を小型化することができる。さらに、安価な材料を用いることで、コストを低減することができる。
シート弁体30及びシーソー式レバー部材40は、復帰ばね27とばね37のバランスにより、動作幅の小さい揺動運動をすることができる。小さい揺動運動により第1連通路弁座54又は第2連通路弁座55に、シート弁体30が当接又は離間させる構造を採ることで、ダイアフラム主弁体9を開閉することができる。そのため、コイル22の電磁力が低くてもダイアフラム主弁体9の開閉を行うことができる。具体的には、本発明のシート弁体30及びシーソー式レバー部材40を使用するところに、従来のパイロット弁を用いた場合には、ダイアフラム弁体を開閉するのに11Wの電力が必要である。それに対して、本発明のシート弁体30及びシーソー式レバー部材40を用いることで2Wの電力でダイアフラム弁を開閉することができる。
[パイロット流路部の構成]
図1に示すように、パイロット流路部5の上面5Aから下面5Bにかけて、第1連通路51、第2連通路52が連通している。パイロット流路部5の中心部には、主弁室57の一部である主弁室上部58が形成されている。主弁室上部58は、第1連通路51、及び、第2連通路52とパイロット流路部5の上部で連通している。
As shown in FIG. 2, the
The
Therefore, the fluid does not come into contact with the seesaw
The
[Configuration of pilot channel]
As shown in FIG. 1, a
第1連通路51は、上面5Aから内部を通り、下面5Bへ連通している。第2連通路52は、上面5Aから内部を通り、下面5Bへ連通している。
The
図2に示すように、パイロット流路部5の上面5Aには、固定凸部50が形成されている。固定凸部50は、シート弁体30を変形させ食い込むことにより固定させることができる。
[本体上部の構成]
図1に示すように、上面6Aには、主弁室57の一部である主弁室下部59が形成されている。主弁室下部59の中心には、弁孔64が形成されている。
主弁室57は、パイロット流路部5と本体上部6が係合してできる主弁室上部58と主弁室下部59により構成されている。
As shown in FIG. 2, a fixed
[Configuration of the top of the main unit]
As shown in FIG. 1, a main valve chamber
The
ダイアフラム主弁体9の取手部91と嵌合し取手流路92と連通する部分には、第1流路連通路61の一端が連通している。
取手部93と嵌合し取手流路94と連通する部分には、第2流路連通路62の一端が連通している。第2流路連通路62の他端は、第2流路72に連通している。
[ダイアフラム弁の構成]
図1に示すように、取手部91に形成された取手流路92は、第1連通路51及び第1流路連通路61と連通する。取手部93に形成された取手流路94は、第2連通路52及び第2流路連通路62と連通する。ダイアフラム主弁体9には、ばね95の一端と係合する。ばね95の他端は、主弁室上部58の上面58aに係合している。
なお、取手部91と取手部93は、ダイアフラム主弁体9と別部品として構成することもできる。
<パイロット式電磁弁の作用・効果>
はじめに、図1を用いて、ノーマルクローズ状態のパイロット式電磁弁1について説明をする。
One end of the first flow
One end of the second flow
[Configuration of diaphragm valve]
As shown in FIG. 1, the
The
<Operation and effect of pilot solenoid valve>
First, the pilot
図1に示すように、パイロット弁部2へ非通電状態であるため、可動鉄心24は、復帰ばね27の付勢力により第2連通路弁座55側へ付勢されている。そのため、可動鉄心24の第1押圧部材29がシーソー式レバー部材40の端部43を押圧する。第2押圧部材36もシーソー式レバー部材40の他端の端部43を押圧する。第1押圧部材29を付勢する復帰ばね27のほうが、第2押圧部材36を付勢するばね37の付勢力よりも大きいため、シーソー式レバー部材40は、第1押圧部材29の方へ揺動され、シート弁体30を第2連通路弁座55に当接させ、第2連通路52を塞ぐ。一方、第1連通路弁座54はシート弁体30が離間した状態にある。
図示しない供給源から第1流路71へ流体が流入する。流体は、第1流路連通路61、第1連通路51を通り、図2に示すように、主弁室上部58へ流入する。
As shown in FIG. 1, since the
A fluid flows into the
主弁室上部58へ流体が流入すると、主弁室上部58と主弁室下部59との間の圧力の差がなくなり、主弁室上部58の方が主弁室下部59より受圧面積が大きいため、ダイアフラム弁体9を閉止する力が発生する。同時に、ダイアフラム弁体9は、ばね95の付勢力により弁座63へ押圧される。
When fluid flows into the main valve chamber
したがって、ダイアフラム弁体9により弁孔64は塞がれているため、第1流路71から第2流路72へ流体を流入させない。
Therefore, since the
図1に示す状態で、パイロット弁部2を通電状態とすると、図3に示すように、固定鉄心23に磁界が発生し可動鉄心24を吸引する。可動鉄心24を吸引する力は、復帰ばね27が可動鉄心24を第2連通路弁座55側へ付勢する力よりも大きいため、可動鉄心24は、固定鉄心23に吸引される。それにより、第1押圧部材29を押圧する復帰ばね27の付勢力は作用しなくなる。そのため、ばね37により、シーソー式レバー部材40は、第2押圧部材36の方へ揺動され、シート弁体30を第1連通路弁座54に当接させ、第1連通路51を塞ぐ。一方、第2連通路弁座55はシート弁体30が離間した状態にある。
図示しない供給源から第1流路71へ流体が流入する。図3に示すように、流体は、第1流路連通路61、第1連通路51へ流入する。しかし、第1連通路51は、シート弁体30が当接しており、第1連通路51から、主弁室上部58へ流体が流入することがない。一方、図4に示すように主弁室上部58の流体Xは、第2連通路52へと流れ、図3に示す、第2流路連通路62、第2流路72へ流れる。主弁室上部58の流体が流れることにより、主弁室上部58内の圧力が主弁室下部59の圧力よりも低くなる。
図5に示すように、主弁室上部58と主弁室下部59の間に圧力差が生じることでダイアフラム弁体9が、圧力が高い主弁室下部59から押し上げられる。その際の押し上げ力は、ばね95の付勢力よりも大きいため、ダイアフラム弁体9は弁座63から離間した状態となる。
したがって、ダイアフラム弁体9により弁孔64は塞がれないため、第1流路71から第2流路72へ流体を流入させることができる。
When the
A fluid flows into the
As shown in FIG. 5, when a pressure difference is generated between the main valve chamber
Accordingly, the
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係るパイロット式電磁弁1B(ノーマルオープン)の開弁時の断面図を示す。第1実施形態のパイロット式電磁弁1と比較して、パイロット弁部2とパイロット流路部5の向きが、ダイアフラム弁体9の中心を軸に180度反対となることにより、ノーマルオープンの状態となる構成以外異なるところはない。
図6に示すように、第1に、パイロット流路部5とパイロット弁部2を本体部8から取り外すこと、第2に、パイロット流路部5とパイロット弁部2を横に180度向きを変えること、第3にパイロット流路部5とパイロット弁部2を本体部8に取り付けること、の3段階の手順により、ノーマルオープンの状態又はノーマルクローズの状態とすることができるため、動作方式の変更が容易である。
また、パイロット弁部2とパイロット流路部5を横に180度向きを変えた場合、パイロット弁部2の配線28の向きも180度変わるため、配線の位置によりノーマルオープン又はノーマルクローズか一見して確認することができる。
また、図示しないが、復帰ばね27により押圧される第1押圧部材29とばね37により押圧される第2押圧部材36の位置を、揺動軸35を中心に反対の位置とすることにより、図1に示す、ノーマルクローズの状態のパイロット式電磁弁1をノーマルクローズの状態のパイロット式電磁弁とすることができる。
(Second Embodiment)
FIG. 6 is a cross-sectional view of the
As shown in FIG. 6, firstly, the pilot
In addition, when the
Although not shown in the drawing, the positions of the first pressing
以上、詳細に説明したように、本実施例によれば、以下の作用効果を生じさせる。
固定鉄心23及び可動鉄心24を有するパイロット弁部2と、本体弁部とを備えるパイロット式電磁弁1において、パイロット弁部2は、3方弁であること、薄板状のシート弁体30を有すること、揺動軸35を中心に軸支され揺動するシーソー式レバー部材40を有すること、シート弁体30は、シーソー式レバー部材40により、第1連通路弁座54又は第2連通路弁座55に当接又は離間することにより、シート弁体30とシーソー式レバー部材40が分離するため、シート弁体30に応力集中が生じなくなり耐久性を向上させることができる。
As described above in detail, according to the present embodiment, the following operational effects are produced.
In a pilot-
また、分離したことにより応力集中が生じなくなるため、耐圧性を向上させることができる。
シート弁体30とシーソー式レバー部材40が分離していることにより、応力集中がなくなり耐久性を向上させることができる。
また、シート弁体30は、シーソー式レバー部材40、固定鉄心23、及び、可動鉄心24とパイロット弁部2の内部に部材に流体が流入し流体が接触するのを防止することができる。なぜならば、シート弁体30は、パイロット弁部2とパイロット流路部5との間に形成されており、パイロット流路部5の第1連通路51及び第2連通路52から流体が流れてきても、パイロット弁部2側の外周部34には、流体は流入しないからである。
また、シート弁体30とシーソー式レバー部材40を分離していることにより、シーソー式レバー部材40、固定鉄心23、及び、可動鉄心24の耐食性を考慮することはない。したがって、磁性材の材料を問わずに材料を選ぶことができるため、小型化可能な磁性材を用いることにより、シーソー式レバー部材40、固定鉄心23、及び、可動鉄心24を小型化し、さらに、パイロット式電磁弁1を小型化することができる。または、安価な材料を用いることで、コストを低減することができる。
シート弁体は、フラットであることにより、材料を選ばず適用することができるため、応力集中に強い強度を有するものを適用できる。
Moreover, since stress concentration does not occur due to the separation, the pressure resistance can be improved.
Since the
Further, the
Further, by separating the
Since the seat valve body is flat and can be applied regardless of the material, a sheet valve body having high strength against stress concentration can be applied.
また、フラットであることにより、製造が容易であるため安価に製造することができる。なぜならば、フラットな形状であるため、材料をそのまま切断加工するだけで製造することができるからである。
揺動軸35から離れたシーソー式レバー部材40の端部43を押圧することにより、小さな磁力でのシーソー式レバー部材40を動作させることが可能となり、低消費電力化、及び、小型化をすることができる。
シート弁体30及びシーソー式レバー部材40は、復帰ばね27とばね37のバランスで、動作幅の小さい揺動運動を行うことができる。それにより、第1連通路弁座54又は第2連通路弁座55に、当接又は離間させる構造を採ることができ、ダイアフラム主弁体9を開閉する。動作幅の小さい揺動運動によるため、コイル22の電磁力が低くてもダイアフラム主弁体9の開閉を行うことができる。具体的には、本発明のシート弁体30及びシーソー式レバー部材40を使用するところに、従来のパイロット弁を用いた場合には、ダイアフラム弁体を開閉するのに11Wの電力が必要である。それに対して、本発明のシート弁体30及びシーソー式レバー部材40を用いることで2Wの電力でダイアフラム弁を開閉することができる。
シート弁体30は、繊維入りのニトリルゴム、又は、繊維入りのフッ素ゴム、であることにより、強度が増すため、応力集中が生じてもシート弁体30は、劣化しにくい。したがって、シート弁体30を高寿命化することができる。さらに、応力が低減するため高耐圧性を実現できる。
シート弁体30は、トリコット織り又は平織りであることにより、シート弁体30の強度が増すため、応力集中が生じてもシート弁体30は、劣化しにくい。したがって、シート弁体30を高寿命化することができる。さらに、応力が低減するため高耐圧性を実現できる。応力集中が生じても劣化しにくい。
シート弁体30は、0.3mm〜1.0mmであることにより、少ない力でシート弁体30を動作させることができるため、省電力化することができる。
シーソー式レバー部材40とシート弁体30は、お正月休みなどで、長期休みの場合には、シート弁体30が、弁座54又は弁座55に固着する場合も考えられる。
しかし、シーソー式レバー部材40とシート弁体30とがお互い当接する部分で係合又は接着されていることにより、シーソー式レバー部材40とシート弁体30は同一の上方向の運動をする。シート弁体30がシーソー式レバー部材40と同じ上方向の動きをすれば、シート弁体30が弁座54又は弁座55に固着した場合でも、シーソー式レバー部材40の上方向の動運動をすることによりシート弁体30を弁座54又は弁座55から引離し固着状態を解消すことができる。
例えば、図7に示すように、シート弁体300に引掛り部を有する引掛り凸部301が形成される。また、シーソー式レバー部材302の第1押圧部304及び第2押圧部305に凹部である把持凹部303を形成する。把持凹部303には、凹部が形成されているため、引掛り凸部301の引掛り部が引掛り嵌合することができる。図7では嵌合するものを示したが、係合関係であっても同様の効果を生じる。引掛り凸部301と把持凹部303が嵌合するため、弁座54及び弁座55上のシート弁体300はシーソー式レバー部材と同一の上方向の運動をする。シート弁体300がシーソー式レバー部材302と同じ上方向の動きをすることにより、シート弁体300が弁座54又は弁座55に固着した場合でも、シート弁体300を弁座54又は弁座55から引離し固着状態を解消すことができる。
引掛り凸部301及び把持部303の嵌合する部分を弁座54及び弁座55の軸心上とする。弁座54及び弁座55の軸心上は、シーソー式レバー部材302の力を最も伝えることができる部分であるため効果的である。
また、図8に示すように、シート弁体400に凹部が形成された把持凹部401を形成し、シーソー式レバー部材402の第1押圧部404及び第2押圧部405に引っかかり部を有する引掛り凸部403を形成することができる。図8に示す場合であっても、図7に示す場合と同様の作用効果を得ることができる。
また、シート弁体とシーソー式ダイアフラム弁体を接着剤等により接着することもできる。
Moreover, since it is flat and easy to manufacture, it can be manufactured at low cost. This is because the material has a flat shape and can be manufactured by simply cutting the material as it is.
By pressing the
The
Since the
Since the
Since the
The seesaw
However, since the seesaw
For example, as shown in FIG. 7, a hook
A portion where the hooking
Further, as shown in FIG. 8, a gripping
Further, the seat valve body and the seesaw type diaphragm valve body can be bonded with an adhesive or the like.
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で色々な応用が可能である。 Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various applications are possible without departing from the spirit of the invention.
例えば、パイロット弁部2とパイロット流路部5に印をつけ、ノーマルクローズ又はノーマルオープン状態であるか一見して判断可能になる。
For example, the
例えば、主弁であるダイアフラム弁体9は、ダイアフラムに限らず、ピストン弁体でも同様の効果を得ることができる。
For example, the
1 パイロット式電磁弁
2 パイロット弁部
5 パイロット流路部
6 ダイアフラム弁体固定部
8 本体弁部
9 ダイアフラム弁体
23 固定鉄心
24 可動鉄心
30 シート弁体
35 揺動軸
40 シーソー式レバー部材
54 第1連通路弁座
55 第2連通路弁座
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記パイロット弁部は、3方弁であること、
外周部が弁本体に狭持されたシート状のシート弁体を有すること、
揺動軸を中心に軸支され揺動するシーソー式レバー部材を有すること、
前記シート弁体は、前記シーソー式レバー部材により、第1連通路弁座又は第2連通路弁座に当接又は離間すること、
を特徴とするパイロット式電磁弁。 In a pilot solenoid valve comprising a pilot valve portion having a fixed iron core and a movable iron core, and a main body valve portion driven by the pilot valve portion,
The pilot valve portion is a three-way valve;
Having a seat-like seat valve body with an outer peripheral portion sandwiched between valve bodies;
Having a seesaw-type lever member that is pivotally supported around a swinging shaft;
The seat valve body is brought into contact with or separated from the first communication passage valve seat or the second communication passage valve seat by the seesaw-type lever member;
Pilot type solenoid valve characterized by
前記シート弁体と前記シーソー式レバー部材が分離しており、別材質であること、
を特徴とするパイロット式電磁弁。 The pilot solenoid valve according to claim 1,
The seat valve body and the seesaw-type lever member are separated and are made of different materials,
Pilot type solenoid valve characterized by
前記シート弁体の厚みが一様であって、0.3mm〜1.0mmであること、
を特徴とするパイロット式電磁弁。 In the pilot type solenoid valve according to claim 1 or claim 2,
The seat valve body has a uniform thickness of 0.3 mm to 1.0 mm;
Pilot type solenoid valve characterized by
前記シーソー式レバー部材のうち前記揺動軸から離れた端部を押圧すること、
を特徴とするパイロット式電磁弁。 The pilot solenoid valve according to any one of claims 1 to 3,
Pressing an end of the seesaw-type lever member away from the swing shaft;
Pilot type solenoid valve characterized by
前記シート弁体の材質は、繊維入りのニトリルゴム、又は、繊維入りのフッ素ゴム、であること、
を特徴とするパイロット式電磁弁。 The pilot solenoid valve according to any one of claims 1 to 4,
The material of the seat valve body is a fiber-containing nitrile rubber or fiber-containing fluororubber,
Pilot type solenoid valve characterized by
前記シート弁体の繊維が、トリコット織り状であること、
を特徴とするパイロット式電磁弁。 The pilot solenoid valve according to any one of claims 1 to 5,
The fiber of the seat valve body is a tricot weave,
Pilot type solenoid valve characterized by
前記シーソー式レバー部材と前記シート弁体は、係合していること、
を特徴とするパイロット式電磁弁。 The pilot solenoid valve according to any one of claims 1 to 6,
The seesaw type lever member and the seat valve body are engaged,
Pilot type solenoid valve characterized by
前記本体弁部に取り付けられ、前記パイロット弁部を固定するパイロット流路部を有すること、
前記パイロット弁部が前記パイロット流路部に固定された状態で180度向きを変えることにより、前記パイロット式電磁弁が(1)ノーマルクローズ状態となること、(2)ノーマルオープン状態となること、の切り替えが可能なこと、
を特徴とするパイロット式電磁弁。
The pilot solenoid valve according to any one of claims 1 to 7,
Having a pilot flow path portion attached to the main body valve portion and fixing the pilot valve portion;
By changing the direction 180 degrees in a state where the pilot valve portion is fixed to the pilot flow passage portion, the pilot type solenoid valve becomes (1) a normally closed state, (2) a normally open state, Can be switched,
Pilot type solenoid valve characterized by
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010170639A JP2012031905A (en) | 2010-07-29 | 2010-07-29 | Pilot type solenoid valve |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010170639A JP2012031905A (en) | 2010-07-29 | 2010-07-29 | Pilot type solenoid valve |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
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JP2010170639A Withdrawn JP2012031905A (en) | 2010-07-29 | 2010-07-29 | Pilot type solenoid valve |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012031905A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104534147A (en) * | 2014-12-12 | 2015-04-22 | 刘庆荣 | Manually-operated emergent water supply low-power-consumption electrically operated valve |
CN106641389A (en) * | 2016-12-02 | 2017-05-10 | 珠海优特物联科技有限公司 | Pressure reduction valve with closure function and dosing machine comprising same |
WO2023024195A1 (en) * | 2021-08-21 | 2023-03-02 | 浙江鸿友压缩机制造有限公司 | Pilot-operated electronic unloading valve and compressor system equipped with same |
-
2010
- 2010-07-29 JP JP2010170639A patent/JP2012031905A/en not_active Withdrawn
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WO2023024195A1 (en) * | 2021-08-21 | 2023-03-02 | 浙江鸿友压缩机制造有限公司 | Pilot-operated electronic unloading valve and compressor system equipped with same |
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