JP2012030686A - ハイブリッド車の駆動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】昇圧システムを用いることなくモータを小型化することができるハイブリッド車の駆動システムを提供する。
【解決手段】ハイブリッド車の駆動システムにおいて、バッテリ3とモータ1との間の電力線9の断接切替を行うスイッチ7と、車両10の速度が所定の車速閾値に達した際にスイッチ7の切替を行うスイッチ切替手段28と、モータ1の温度に基づいて車速閾値を変動させる車速閾値変動手段29と、車両10の速度が車速閾値より大きくなるとスイッチ7を断作動させて、ジェネレータ2による発電電力をモータ1に供給してモータ1を駆動させるように制御する電子制御装置13とを備えた。
【選択図】図6

Description

本発明は、ハイブリッド車の駆動システムに関する。
近年、ハイブリッド車に搭載されるモータは、車両の軽量化やコスト低減を目的として、小型化される傾向にある。そして、モータを小型化する手法として、減速ギヤ比を高くし、モータの回転数を高くして、モータのトルクを低減させることにより搭載するモータを小型化する方法が採用されている。この方法の場合、モータの回転数を高くするために高電圧が必要となるため、バッテリ電圧を昇圧する昇圧システムが必要となる(例えば、下記特許文献1参照)。
また、従来、バッテリの充電状態等に応じ、車両の走行モードの切り替え制御を行うハイブリッド車両のモード切り替え制御装置が知られている(例えば、下記特許文献2参照)。
特開2007−330022号公報 特開2008−114835号公報
しかしながら、上述した昇圧システムは、大型のリアクトル及び半導体素子等から構成されており、モータの小型化のために昇圧システムを用いた場合には、車両の重量の増加やコスト増加を生じてしまうという問題がある。
また、車両の定常走行時等、特に昇圧を必要としない走行状態であっても、常に昇圧システム内の半導体素子においてエネルギー損失が発生してしまい、このエネルギー損失によりエネルギー効率が低下し、車両の航続距離が減少してしまうという問題がある。
さらに、上述した従来の車両の走行モードの切り替え制御には、モータを低電圧で駆動して走行する場合と高電圧で駆動して走行する場合とが存在するハイブリッド車両に対応するものは存在していなかった。
以上のことから、本発明は、昇圧システムを用いることなくモータを小型化することができるハイブリッド車の駆動システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための第1の発明に係るハイブリッド車の駆動システムは、
車両を駆動するモータと、
前記モータに電力を供給するバッテリと、
内燃機関により駆動されて発電するジェネレータと、
前記モータの温度を検出するモータ温度検出手段と、
前記車両の速度を検出する車速検出手段と、
前記バッテリと前記モータと前記ジェネレータとの間の移動電力を送電する電力線と、
前記バッテリと前記モータとの間の前記電力線の断接切替を行うスイッチと、
前記車両の速度が所定の車速閾値に達した際に前記スイッチの切替を行うスイッチ切替手段と、
前記モータの温度に基づいて前記車速閾値を変動させる車速閾値変動手段と、
前記車両の速度が前記車速閾値より大きくなると前記スイッチを断作動させて、前記ジェネレータによる発電電力を前記モータに供給して前記モータを駆動させるように制御する制御手段と
を備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第2の発明に係るハイブリッド車の駆動システムは、第1の発明に係るハイブリッド車の駆動システムにおいて、
前記車速閾値変動手段は、前記モータの温度が高くなるに従って、前記車速閾値を大きくなるように変動させる
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第3の発明に係るハイブリッド車の駆動システムは、第1の発明又は第2の発明に係るハイブリッド車の駆動システムにおいて、
前記バッテリの充電状態を検出する充電状態検出手段を更に備え、
前記制御手段は、前記車両の速度が前記車速閾値以下であって前記充電状態が所定の充電閾値以下の際に、前記スイッチを接作動させて、前記ジェネレータの発電電力を前記モータ及び前記バッテリに供給する
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第4の発明に係るハイブリッド車の駆動システムは、第3の発明に係るハイブリッド車の駆動システムにおいて、
前記ジェネレータの温度を検出するジェネレータ温度検出手段と、
前記ジェネレータの温度に基づいて前記充電閾値を変動させる充電閾値変動手段を更に備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第5の発明に係るハイブリッド車の駆動システムは、第4の発明に係るハイブリッド車の駆動システムにおいて、
前記充電閾値変動手段は、前記ジェネレータの温度が高くなるに従って、前記充電閾値を小さくなるように変動させる
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第6の発明に係るハイブリッド車の駆動システムは、第4の発明又は第5の発明に係るハイブリッド車の駆動システムにおいて、
前記制御手段は、前記車両の速度が前記車速閾値以下であって前記充電状態が前記充電閾値より大きい際に、前記スイッチを接作動させると共に前記ジェネレータを停止させて、前記バッテリから供給される電力により前記モータを駆動する
ことを特徴とする。
本発明は、昇圧システムを用いることなくモータを小型化することができるハイブリッド車の駆動システムを提供することができる。
本発明に係るハイブリッド車の駆動システムの要部の構成を示した模式図である。 本発明に係るハイブリッド車の駆動システムの構成を示した模式図である。 本発明に係るハイブリッド車の駆動システムの制御ブロック図である。 本発明に係るハイブリッド車の駆動システムにおける走行モード切替マップを示した図である。 本発明の第1の実施例に係るハイブリッド車の駆動システムにおける走行モードの切り替え制御の処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係るハイブリッド車の駆動システムにおける走行モードの切り替え制御の処理の手順を示したフローチャートである。
以下、本発明に係るハイブリッド車の駆動システムについて、図面を参照しながら説明する。
以下、本発明に係るハイブリッド車の駆動システムの第1の実施例について説明する。
はじめに、本発明に係るハイブリッド車の駆動システムの装置構成について説明する。
図2は、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムの構成を示した模式図である。
図2に示すように、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムは、車輪11を駆動し車両10を走行させるモータ1と、モータ1において消費される電力を発電するジェネレータ2と、モータ1を駆動するための電力を貯えるバッテリ3と、モータ1及びジェネレータ2を制御するモータ・ジェネレータコントロールユニット4と、ジェネレータ2を駆動する内燃機関12と、車両10に搭載される各種装置を制御する電子制御装置13(制御手段)等により構成されている。
図1は、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムの要部の構成を示した模式図である。
図1に示すように、モータ・ジェネレータコントロールユニット4は、ジェネレータ2により発電した三相交流の電流を直流電流に変換するジェネレータ側インバータ5と、バッテリ3及びジェネレータ側インバータ5からの直流電流を三相交流の電流に変換しモータ1を駆動させるモータ側インバータ6と、バッテリ3とジェネレータ側インバータ5及びモータ側インバータ6との電気的接続のONとOFFとを切り替えるリレー等のスイッチ7と、バッテリ3及びジェネレータ側インバータ5からの電力をモータ側インバータ6に安定して供給するための平滑コンデンサ8とを備えている。また、バッテリ3とモータ1とジェネレータ2とは電力線9により相互に電気的に接続されている。
図3は、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムの制御ブロック図である。
図3に示すように、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムにおいては、車両10の走行速度を検出する車輪11の回転速度を検出するセンサ等の車速検出器(車速検出手段)20と、モータ1の温度を検出するモータ温度検出器(モータ温度検出手段)21と、ジェネレータ2の温度を検出するジェネレータ温度検出器(ジェネレータ温度検出手段)22と、バッテリ3の電圧を検出するバッテリ電圧検出器23と、バッテリ3の電流を検出するバッテリ電流検出器24と、バッテリ3の温度を検出するバッテリ温度検出器25と、バッテリ3を制御するバッテリ制御手段26とを備えている。
バッテリ制御手段26は、バッテリ3の充電状態(SOC;State of Charge)を算出して検出するSOC算出手段(充電状態検出手段)27を備えている。また、バッテリ制御手段26は、バッテリ電圧検出器23、バッテリ電流検出器24及びバッテリ温度検出器25と接続されている。そして、バッテリ制御手段26は、バッテリ電圧検出器23において検出したバッテリ電圧と、バッテリ電流検出器24において検出したバッテリ電流と、バッテリ温度検出器25において検出したバッテリ温度とに基づき、SOC算出手段27によりSOCを算出する。なお、本実施例においては、SOCは、バッテリ3の満充電時を100[%]として、パーセンテージで示すこととする。
電子制御装置13は、モータ・ジェネレータコントロールユニット4に設置されるスイッチ7を切り替えるスイッチ切替手段28を備えている。また、電子制御装置13は、車速検出器20、モータ温度検出器21、ジェネレータ温度検出器22、バッテリ制御手段26及びモータ・ジェネレータコントロールユニット4と接続されている。
そして、電子制御装置13は、車速検出器20において検出した車速と、モータ温度検出器21において検出したモータ温度と、ジェネレータ温度検出器22において検出したジェネレータ温度と、バッテリ制御手段26において算出したSOCとに基づき、スイッチ切替手段28によりモータ・ジェネレータコントロールユニット4のスイッチ7のONとOFFとを切り替える。
以上が本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムの装置構成である。
次に、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムにおける走行モードの切り替え制御について説明する。
図4は、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムにおける走行モード切替マップを示した図である。
図4に示すように、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムにおいては、車速が所定値α未満で、SOCが所定値β以上(図4中にAで示す領域)の場合、バッテリ3の電力のみにより車両10を走行させるEV走行モードとする。
図1(a)に示すように、EV走行モード時は、電子制御装置13は、スイッチ切替手段28によりスイッチ7をONとし、ジェネレータ側インバータ5をOFF、すなわちジェネレータ側インバータ5を作動させず、モータ側インバータ6をON、すなわちモータ側インバータ6を作動させて、バッテリ3からの電流Ibのみによりモータ1を駆動して走行する。
本実施例においては、例えば、車両10の常用速度域を100[km/h]未満であるとした場合には「α=100[km/h]」とし、バッテリ3の充電が必要であると判断するSOCを30[%]とした場合には「β=30[%]」とすると、車速が100[km/h]未満で、SOCが30[%]以上の場合にEV走行となる。このとき、例えば、バッテリ3の電圧が200Vであるとすると、200Vの電圧でモータ1を駆動することとなる。
これにより、SOCが十分な状態の場合には、EV走行モードとすることができる。したがって、排気ガスを排出することがなく、環境に対して低負荷な走行ができる。
また、車速が所定値α未満で、SOCが所定値β未満(図4中にBで示す領域)の場合、ジェネレータ2により発電したバッテリ電圧と同一の電圧の電力により車両10を走行させ、同時にジェネレータ2により発電したバッテリ電圧と同一の電圧の電力によりバッテリ3を充電する低電圧シリーズ走行モードとする。
図1(b)に示すように、低電圧シリーズ走行モード時は、電子制御装置13は、スイッチ切替手段28によりスイッチ7をONとし、ジェネレータ側インバータ5をON、すなわちジェネレータ側インバータ5を作動させ、モータ側インバータ6をON、すなわちモータ側インバータ6を作動させて、ジェネレータ2により発電したバッテリ電圧と同一の電圧の電流Igによりモータ1を駆動して走行し、同時にジェネレータ2により発電したバッテリ電圧と同一の電圧の電流Igによりバッテリ3を充電する。
本実施例においては、例えば、車両10の常用速度域を100[km/h]未満であるとした場合には「α=100[km/h]」とし、バッテリ3の充電が必要であると判断するSOCを30[%]とした場合には「β=30[%]」とすると、車速が100[km/h]未満で、SOCが30[%]未満の場合に低電圧シリーズ走行となる。このとき、例えば、電圧が200Vであるとすると、ジェネレータ2により発電した電力によりモータ1を駆動して走行し、同時にバッテリ3を充電することとなるため、ジェネレータ2の電圧はバッテリ3の電圧と同一の200Vとなり、バッテリ3の電圧と同一の200Vの電圧でモータ1を駆動することとなる。
これにより、SOCが低下した場合に、EV走行モードから低電圧シリーズ走行モードへ移行することができ、低下したSOCをジェネレータ2の発電電力により回復させることができる。よって、極度なSOCの低下を回避することができる。
また、車速が所定値α以上(図4中にCで示す領域)の場合、ジェネレータ2により発電した高電圧の電力のみにより車両10を走行させる高電圧シリーズ走行モードとする。
図1(c)に示すように、高電圧シリーズ走行モード時は、電子制御装置13は、スイッチ切替手段28によりスイッチ7をOFFとし、ジェネレータ側インバータ5をON、すなわちジェネレータ側インバータ5を作動させ、モータ側インバータ6をON、すなわちモータ側インバータ6を作動させて、ジェネレータ2からの高電圧の電流Igのみによりモータ1を駆動して走行する。
本実施例においては、例えば、車両10の常用速度域を100[km/h]未満であるとした場合には「α=100[km/h]」とした場合には、車速が100[km/h]以上の場合に高電圧シリーズ走行となる。このとき、例えば、ジェネレータ2により発電する電圧を600Vとすると、600Vの高電圧でモータ1を駆動することとなる。
ここで、高電圧シリーズ走行モードの場合には、電子制御装置13はスイッチ7をOFFとするが、スイッチ7をOFFとすることによりバッテリ3とモータ1の電気的接続又はバッテリ3とジェネレータ2との電気的接続が断たれることとなる。これにより、モータ1及びジェネレータ2はバッテリ3から遮断されることとなりバッテリ3の電圧的影響を受けることがなくなる。よって、バッテリ3に影響をうけることなく、バッテリ3の電圧以上の発電をジェネレータ2が行うことができ、この発電電力をモータ1に供給することができる。したがって、昇圧システムを用いることなく、高電圧でモータ1を駆動することができる。
なお、本実施例においては、例として、所定値α及び所定値βは一定の値を設定することとして説明したが、SOCに応じて所定値αを変化させる、又は、車速に応じて所定値βを変化させる関数として設定することも可能である。すなわち、図4中に示す各領域の境界線に傾きを持たせることも可能である。
次に、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムにおける走行モードの切り替え制御の処理の手順について説明する。
図5は、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムにおける走行モードの切り替え制御の処理の手順を示したフローチャートである。
図5に示すように、ステップP10において、電子制御装置13は、車速及びSOCを検出する。電子制御装置13は、ステップP10の実行後、ステップP11を実行する。
ステップP11において、電子制御装置13は、検出された速度が所定値α未満であるか判断する。電子制御装置13は、検出された速度が所定値α未満である場合、ステップP12を実行する。また、電子制御装置13は、検出された速度が所定値α未満でない場合、後述するステップP15を実行する。
ステップP12において、電子制御装置13は、検出されたSOCが所定値β以上であるか判断する。電子制御装置13は、検出されたSOCが所定値β以上である場合は、ステップP13を実行する。また、電子制御装置13は、検出されたSOCが所定値β以上でない場合は、ステップP14を実行する。
ステップP13において、図1(a)に示すように、電子制御装置13は、スイッチ切替手段28によりスイッチ7をONとし、ジェネレータ側インバータ5をOFF、すなわちジェネレータ側インバータ5を作動させず、モータ側インバータ6をON、すなわちモータ側インバータ6を作動させて車両10の走行モードをEV走行とする。
ステップP14において、図1(b)に示すように、電子制御装置13は、スイッチ切替手段28によりスイッチ7をONとし、ジェネレータ側インバータ5をON、すなわちジェネレータ側インバータ5を作動させ、モータ側インバータ6をON、すなわちモータ側インバータ6を作動させて車両10の走行モードを低電圧シリーズ走行とする。
ステップP15において、図1(c)に示すように、電子制御装置13は、スイッチ切替手段28によりスイッチ7をOFFとし、ジェネレータ側インバータ5をON、すなわちジェネレータ側インバータ5を作動させ、モータ側インバータ6をON、すなわちモータ側インバータ6を作動させて車両10の走行モードを高電圧シリーズ走行とする。
以上が本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムにおける走行モードの切り替え制御の処理の手順である。
以上説明したように、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムによれば、高電圧シリーズ走行モードの場合に、電子制御装置13はスイッチ7をOFFとするが、スイッチ7をOFFとすることによりバッテリ3とモータ1の電気的接続又はバッテリ3とジェネレータ2との電気的接続が断たれることとなる。これにより、モータ1及びジェネレータ2はバッテリ3から遮断されることとなりバッテリ3の電圧的影響を受けることがなくなる。
よって、バッテリ3の電圧に影響をうけることなく、バッテリ3の電圧以上の発電をジェネレータ2が行うことができ、この発電電力をモータ1に供給することができる。したがって、昇圧システムを用いることなくハイブリッド車の駆動システムを実現することができる。
したがって、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムを用いることにより、新たにスイッチ7としてリレー等が必要となるものの、大型のリアクトルや半導体素子等から構成される昇圧システムを用いる場合に比べ、大幅な車体の重量低減やコスト低減を図ることができる。
また、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムを用いることにより、半導体素子によるエネルギー損失をなくし、エネルギー効率を高めることができるため、航続距離の向上を図ることができる。
以下、本発明に係るハイブリッド車の駆動システムの第2の実施例について説明する。
なお、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムは、第1の実施例に係るハイブリッド車の駆動システムとほぼ同様の構成であるが、図3に示すように、車速及びSOCと、ジェネレータ2の温度とバッテリ3の温度との差に基づき所定値αを補正する車速閾値変動手段29及び所定値βを補正する充電閾値変動手段30を備え、車速及びSOCと、ジェネレータ2の温度とバッテリ3の温度との差に基づき車速閾値変動手段29により所定値αを補正する点及び充電閾値変動手段30により所定値βを補正する点が異なっている。すなわち、モータ1の温度とジェネレータ2の温度に基づき、図4に示した領域A,B,Cの面積を変更する。領域A,B,Cの面積を変更することにより、モータ1の温度とジェネレータ2の温度が必要以上に上昇することを緩和することができる。
本実施例においては、例えば、モータ1の温度が低くなるに従って図4に示した領域Cの面積を大きくすると共に、ジェネレータ2の温度が高くなるに従って図4に示した領域Aの面積を大きくする。これにより、モータ1の温度上昇とジェネレータ2の温度上昇との両方の温度上昇を考慮して、的確にモータ1及びジェネレータ2の温度上昇を緩和するように走行モードの切替が可能となる。従って、モータ1とジェネレータ2との過度な温度上昇を緩和することができ、モータ1とジェネレータ2との劣化を緩和することができる。
本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムにおける走行モードの切り替え制御の処理の手順について説明する。
図6は、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムにおける走行モードの切り替え制御の処理の手順を示したフローチャートである。
図6に示すように、ステップP20において、電子制御装置13は、車速及びSOCを検出する。電子制御装置13は、ステップP20の実行後、ステップP21を実行する。
ステップP21において、電子制御装置13は、モータ温度及びジェネレータ温度を検出する。電子制御装置13は、ステップP21の実行後、ステップP22を実行する。
ステップP22において、車速閾値変動手段29は、検出したモータ温度Tmに基づき、所定値αの補正値α’(車速閾値)を下記式(1)により算出する。電子制御装置13は、ステップP22の実行後、ステップP23を実行する。
Figure 2012030686
式(1)において、Fmは所定の関数を意味する。
ステップP23において、充電閾値変動手段30は、検出したジェネレータ温度Tgに基づき、所定値βの補正値β’(充電閾値)を下記式(2)により算出する。電子制御装置13は、ステップP23の実行後、ステップP24を実行する。
Figure 2012030686
式(2)において、Fgは所定の関数を意味する。
ステップP24において、電子制御装置13は、検出された速度が補正値α’(車速閾値)未満であるか判断する。電子制御装置13は、検出された速度が補正値α’(車速閾値)未満である場合、ステップP25を実行する。また、電子制御装置13は、検出された速度が補正値α’(車速閾値)未満でない場合、後述するステップP28を実行する。
ステップP25において、電子制御装置13は、検出されたSOCが補正値β’(充電閾値)以上であるか判断する。電子制御装置13は、検出されたSOCが補正値β’(充電閾値)以上である場合は、ステップP26を実行する。また、電子制御装置13は、検出されたSOCが補正値β’(充電閾値)以上でない場合は、ステップP27を実行する。
ステップP26において、図1(a)に示すように、電子制御装置13は、スイッチ切替手段28によりスイッチ7をONとし、ジェネレータ側インバータ5をOFF、すなわちジェネレータ側インバータ5を作動させず、モータ側インバータ6をON、すなわちモータ側インバータ6を作動させて車両10の走行モードをEV走行モードとする。
ステップP27において、図1(b)に示すように、電子制御装置13は、スイッチ切替手段28によりスイッチ7をONとし、ジェネレータ側インバータ5をON、すなわちジェネレータ側インバータ5を作動させ、モータ側インバータ6をON、すなわちモータ側インバータ6を作動させて車両10の走行モードを低電圧シリーズ走行モードとする。
ステップP28において、図1(c)に示すように、電子制御装置13は、スイッチ切替手段28によりスイッチ7をOFFとし、ジェネレータ側インバータ5をON、すなわちジェネレータ側インバータ5を作動させ、モータ側インバータ6をON、すなわちモータ側インバータ6を作動させて車両10の走行モードを高電圧シリーズ走行モードとする。
以上が本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムにおける走行モードの切り替え制御の処理の手順である。
以上説明したように、本実施例に係るハイブリッド車の駆動システムによれば、第1の発明に係るハイブリッド車の駆動システムにより奏する効果に加え、モータ1の温度とジェネレータ2の温度に基づき、車両10の走行モードを適切に切り替えることができるため、温度上昇による性能低下や破損からモータ1を保護することができると共にジェネレータ2を保護することができる。
なお、上述した各実施例に係るハイブリッド車の駆動システムについては、シリーズ方式のハイブリッド車に適用する場合を例として説明するが、パラレル方式のハイブリッド車においても適用することも可能である。
本発明は、例えば、ハイブリッド車の駆動システム、特に、シリーズハイブリッド車の駆動システムに利用することが可能である。
1 モータ
2 ジェネレータ
3 バッテリ
4 モータ・ジェネレータコントロールユニット
5 ジェネレータ側インバータ
6 モータ側インバータ
7 スイッチ
8 平滑コンデンサ
9 電力線
10 車両
11 車輪
12 内燃機関
13 電子制御装置(制御手段)
20 車速検出器(車速検出手段)
21 モータ温度検出器(モータ温度検出手段)
22 ジェネレータ温度検出器(ジェネレータ温度検出手段)
23 バッテリ電圧検出器
24 バッテリ電流検出器
25 バッテリ温度検出器
26 バッテリ制御手段
27 SOC算出手段(充電状態検出手段)
28 スイッチ切替手段
29 車速閾値変動手段
30 充電閾値変動手段

Claims (6)

  1. 車両を駆動するモータと、
    前記モータに電力を供給するバッテリと、
    内燃機関により駆動されて発電するジェネレータと、
    前記モータの温度を検出するモータ温度検出手段と、
    前記車両の速度を検出する車速検出手段と、
    前記バッテリと前記モータと前記ジェネレータとの間の移動電力を送電する電力線と、
    前記バッテリと前記モータとの間の前記電力線の断接切替を行うスイッチと、
    前記車両の速度が所定の車速閾値に達した際に前記スイッチの切替を行うスイッチ切替手段と、
    前記モータの温度に基づいて前記車速閾値を変動させる車速閾値変動手段と、
    前記車両の速度が前記車速閾値より大きくなると前記スイッチを断作動させて、前記ジェネレータによる発電電力を前記モータに供給して前記モータを駆動させるように制御する制御手段と、
    を備える
    ことを特徴とするハイブリッド車の駆動システム。
  2. 前記車速閾値変動手段は、前記モータの温度が高くなるに従って、前記車速閾値を大きくなるように変動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車の駆動システム。
  3. 前記バッテリの充電状態を検出する充電状態検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記車両の速度が前記車速閾値以下であって前記充電状態が所定の充電閾値以下の際に、前記スイッチを接作動させて、前記ジェネレータの発電電力を前記モータ及び前記バッテリに供給する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハイブリッド車の駆動システム。
  4. 前記ジェネレータの温度を検出するジェネレータ温度検出手段と、
    前記ジェネレータの温度に基づいて前記充電閾値を変動させる充電閾値変動手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項3に記載のハイブリッド車の駆動システム。
  5. 前記充電閾値変動手段は、前記ジェネレータの温度が高くなるに従って、前記充電閾値を小さくなるように変動させる
    ことを特徴とする請求項4に記載のハイブリッド車の駆動システム。
  6. 前記制御手段は、前記車両の速度が前記車速閾値以下であって前記充電状態が前記充電閾値より大きい際に、前記スイッチを接作動させると共に前記ジェネレータを停止させて、前記バッテリから供給される電力により前記モータを駆動する
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のハイブリッド車の駆動システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015071368A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド自動車の制御装置
WO2021209053A1 (zh) * 2020-04-17 2021-10-21 长城汽车股份有限公司 车辆驱动控制方法、系统

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