JP2012028897A - Its無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 UHF帯ITSから地上デジタル放送に与える与干渉をより確実に低減する。
【解決手段】 高度道路交通システムにおいて車両間の通信などに使用されるITS無線通信装置であって、地上デジタル放送を検出する地デジ検出回路2と、地デジ検出回路2で検出された地上デジタル放送の信号レベルに応じて、UHF帯ITSの無線送信を制御する送信レベル判定部3と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 高度道路交通システムにおいて車両間の通信などに使用されるITS無線通信装置であって、地上デジタル放送を検出する地デジ検出回路2と、地デジ検出回路2で検出された地上デジタル放送の信号レベルに応じて、UHF帯ITSの無線送信を制御する送信レベル判定部3と、を備える。
【選択図】 図1
Description
この発明は、ITS(Intelligent Transportation Systems、高度道路交通システム)において車両に搭載などされるUHF帯用ITS(以下、「UHF帯ITS」と略す)の無線通信装置に関する。
UHF帯ITSは、車両と車両や、車両と歩行者などの間で通信を行うことで、輸送効率の向上や道路交通の安全性向上などを図るもので、近年中にそのサービス開始が予定されている。また、このUHF帯ITSの無線通信では、その使用周波数帯域が700MHz帯域(715MHz〜725MHz)で、地上デジタル放送の使用周波数帯域と隣接している(例えば、特許文献1参照。)。
このように、UHF帯ITSと地上デジタル放送との使用周波数帯域が隣接するため、システム間の相互干渉が生じ、両システムの性能劣化を招くおそれがある。特に、地上デジタル放送・地上波を視聴しているユーザ数は膨大であるため、UHF帯ITSから地上デジタル放送に与える与干渉は、影響を与える範囲が大きい。ここで、UHF帯ITSからの与干渉として、主として2つのケースが考えられる。
第1に、図8に示すように、テレビ塔からの電波が、地上デジタル放送中継局を経由して各家庭のアンテナに送信される場合である。ここで、当中継局は、テレビ塔からの電波が、建物や山などで遮られて視聴が困難な難視聴エリアに対して、地上デジタル放送を提供するための装置であり、テレビ塔から電波を受信し、受信したチャネルと同じチャネルで再放送を行う。このような中継局は、道路脇やビルの屋上などに設置されることが多く、UHF帯ITSからの電波の影響を受けやすいと考えられる。
第2に、図9に示すように、テレビ塔からの電波が、直接各家庭のアンテナに送信される場合であり、この場合、ITS送信機・通信機が家庭のアンテナ・テレビ受像機に近づくと、UHF帯ITSからの電波の影響を受ける。
このようなことから、UHF帯ITSから地上デジタル放送への与干渉を低減する方策を実施する必要がある。この方策として、例えば、5.8GHz帯DSRC(Dedicated Short Range Communication)などの他の無線システムを各車両に備え、かつDSRC基地局を、地上デジタル放送のITS隣接チャネル放送エリアに配置し、地上デジタル放送のITS隣接チャネル放送エリアに近づいた際に、DSRC基地局からITS送信機の無線送信電力を制御することが考えられる。しかしながら、この方法では、各車両にDSRC端末を備え、かつ多くのDSRC基地局を設置する必要があり、実現が困難である。
そこでこの発明は、UHF帯ITSから地上デジタル放送に与える与干渉をより確実に低減することが可能なITS無線通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、高度道路交通システムにおいて車両間の通信などに使用されるITS無線通信装置であって、地上デジタル放送を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された地上デジタル放送の信号レベルに応じて、ITSの無線送信を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、本ITS無線通信装置が地上デジタル放送中継局などに近づいていくと、検出手段によって地上デジタル放送が検出され、その信号レベルに応じて、制御手段によってITSの無線送信が制御される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のITS無線通信装置において、前記制御手段は、前記検出手段で検出された地上デジタル放送の信号レベルが、ITSの無線送信があると地上デジタル放送の受信が不可能で、ITSの無線送信がないと地上デジタル放送の受信が可能なレベルの場合にのみ、ITSの無線送信を制御する、ことを特徴とする。
この発明によれば、検出された地上デジタル放送の信号レベルが、ITSの無線送信があっても地上デジタル放送の受信が可能なレベルの場合や、ITSの無線送信がなくても地上デジタル放送の受信が不可能なレベルの場合には、ITSの無線送信が制御されない。つまり、ITSの無線送信が地上デジタル放送の受信に影響を与えない場合には、ITSの無線送信が制御されない。
請求項1に記載の発明によれば、検出された地上デジタル放送の信号レベルに応じて、つまり地上デジタル放送中継局などとの距離に応じて、ITSの無線送信が制御されるため、ITSから地上デジタル放送に与える与干渉を低減することが可能となる。しかも、DSRCなどの他の無線システムを導入する必要がなく、新たに設置された中継局やアドホックに設置された中継局などに対しても、その地上デジタル放送を検出することで対応可能なため、より確実に与干渉を低減することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、ITSの無線送信が地上デジタル放送の受信に影響を与えない場合、例えば、電波塔に接近した場合や電波塔または地上デジタル放送中継局から遠く離れている場合には、ITSの無線送信が制御されない。このため、無線送信の制御が必要最小限に抑えられ、しかも、ITSの無線通信を最大限利用することが可能となる。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、この実施の形態に係るITS無線通信装置1を示す概略構成図である。このITS無線通信装置1は、高度道路交通システムにおいて車両間や人車間の通信などに使用され、車両に搭載されたり、人に携帯されたりする装置であり、主として、地デジ検出回路(検出手段)2と、送信レベル判定部(制御手段)3と、ITS無線送信部4とを備えている。
図1は、この実施の形態に係るITS無線通信装置1を示す概略構成図である。このITS無線通信装置1は、高度道路交通システムにおいて車両間や人車間の通信などに使用され、車両に搭載されたり、人に携帯されたりする装置であり、主として、地デジ検出回路(検出手段)2と、送信レベル判定部(制御手段)3と、ITS無線送信部4とを備えている。
地デジ検出回路2は、地上デジタル放送の電波・信号を検出する回路であり、地上デジタル信号の特性を利用した相関出力を用いるものである。具体的には、図2に示すように、バンドパスフィルタ21と、遅延器22と、複素相関器23と、ローパスフィルタ24と、検出器25とを備え、アンテナ5で受信された信号がバンドパスフィルタ21を通過して、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号が遅延器22と複素相関器23とに伝送される。ここで、バンドパスフィルタ21の通過周波数領域は、692MHz〜710MHzで、これは地上デジタル放送の50〜52チャネルに相応し、このような周波数のみを通過させるのは、この周波数がUHF帯ITSの無線周波数(715MHz〜725MHz)に隣接し、干渉の可能性が高いからである。
遅延器22は、OFDM信号を1有効シンボル長分遅延させ、複素相関器23は、バンドパスフィルタ21からのOFDM信号と遅延器22からのOFDM信号との複素相関を演算する。ここで、地上デジタル放送のOFDM信号のガードインターバルは、有効シンボルの末尾の1部分を最前に複写することによって構成されるため、OFDM信号を1有効シンボル長分遅延させて得られる複素相関は、ガードインターバルの部分で高い相関値が得られる。そして、演算された相関値がローパスフィルタ24を経て、検出器25においてその信号レベル(同期信号)が検出されるものである。
このように、この地デジ検出回路2では、地上デジタル放送波の特徴を利用して相関検出しているため、地上デジタル放送以外の電波には適用されず、また、ひとつの回路で、複数のチャネル(50〜52ch)の信号を同時に検出可能となっている。ここで、バンドパスフィルタ21に代えて、図3に示すような櫛型フィルタを備え、地上デジタル放送の50〜52チャネルの信号を通過させるようにしてもよい。なお、図2および後述する図6、7における送信電力制御と送受信回路とは、それぞれ送信レベル判定部3とITS無線送信部4とに該当する。
送信レベル判定部3は、地デジ検出回路2で検出された地上デジタル放送の信号レベルに応じて、UHF帯ITSの無線送信を制御するものであり、地デジ検出回路2で検出された地上デジタル放送の信号レベルが、UHF帯ITSの無線送信があると地上デジタル放送の受信が不可能で、UHF帯ITSの無線送信がないと地上デジタル放送の受信が可能なレベルの場合にのみ、UHF帯ITSの無線送信を制御する。
すなわち、図4は、地デジ受像機と電波塔(テレビ塔や地上デジタル放送中継局など)との距離dと、地上デジタル放送の受信レベルrとの関係を示すものであり、地デジ受像機は、電波塔との距離が長くなるのに比例して、その受信レベルが低下する。また、地デジ受像機は、受信電界強度がある一定のレベル(図4中r2)以上であれば、完全に復調が可能であり、レベルr2未満の場合には、受信性能が急激に低下する、という特性を有する。
一方、UHF帯ITSの無線送信が存在する場合、ITS送信の干渉によりノイズレベルが上昇するため、地上デジタル放送を完全に復調するのに必要な地デジ受像機の最低受信レベルが、レベルr2からレベルr1に上昇する。言い換えると、地上デジタル放送を受信可能な距離dが、距離d2から距離d1に短くなる。そして、受信レベルrの大きさに応じて、地上デジタル放送の受信の可否が、次のように分類される。ここで、図4は、地デジ受像機や地上デジタル放送中継局にITS送信機が最も近づいた場合を想定しており、ITS送信が地上デジタル放送の受信に与える干渉量を一定としている。
ケース1:r>r1
ITS送信があってもなくても地上デジタル放送の完全受信が可能
ケース2:r2≦r≦r1
ITS送信があると地上デジタル放送の完全受信が不可能で、ITS送信がないと地上デジタル放送の完全受信が可能
ケース3:r<r2
ITS送信があってもなくても地上デジタル放送の完全受信が不可能
ITS送信があってもなくても地上デジタル放送の完全受信が可能
ケース2:r2≦r≦r1
ITS送信があると地上デジタル放送の完全受信が不可能で、ITS送信がないと地上デジタル放送の完全受信が可能
ケース3:r<r2
ITS送信があってもなくても地上デジタル放送の完全受信が不可能
従って、UHF帯ITSの無線送信を制御する必要があるのは、ケース2のr2≦r≦r1の場合、言い換えると、地デジ受像機と電波塔との距離dがd1〜d2の場合のみとなる。さらに、r2≦r≦r1の場合であっても、地上デジタル放送の受信に影響を与えない範囲で、UHF帯ITSの無線送信を行うことも可能なように、この実施の形態では、送信レベル判定部3は、次のうちいずれかの制御を行う。
「制御1」
図5(a)に示すように、地デジ受信レベルrがr2未満では、UHF帯ITSの送信レベルを通常レベル(MAX)とし、地デジ受信レベルrがr2以上r3未満の場合には、ITS送信を行わない。また、地デジ受信レベルrがr3以上r1以下では、地デジ受信レベルrの上昇に比例してUHF帯ITSの送信レベルを上げ、地デジ受信レベルrがr1以降は、UHF帯ITSの送信レベルを通常レベルに戻す。ここで、受信レベルr3は、r2からr1の間の中間値で、r2からr1の幅や、r1やr2の大きさなどに基づいて設定される。
図5(a)に示すように、地デジ受信レベルrがr2未満では、UHF帯ITSの送信レベルを通常レベル(MAX)とし、地デジ受信レベルrがr2以上r3未満の場合には、ITS送信を行わない。また、地デジ受信レベルrがr3以上r1以下では、地デジ受信レベルrの上昇に比例してUHF帯ITSの送信レベルを上げ、地デジ受信レベルrがr1以降は、UHF帯ITSの送信レベルを通常レベルに戻す。ここで、受信レベルr3は、r2からr1の間の中間値で、r2からr1の幅や、r1やr2の大きさなどに基づいて設定される。
「制御2」
図5(b)に示すように、地デジ受信レベルrがr2未満では、UHF帯ITSの送信レベルを通常レベルとし、地デジ受信レベルrがr2に達すると、UHF帯ITSの送信レベルをP−MINに下げる。また、地デジ受信レベルrがr2以上r1以下の間では、地デジ受信レベルrの上昇に比例してUHF帯ITSの送信レベルを上げ、地デジ受信レベルrがr1以降は、UHF帯ITSの送信レベルを通常レベルに戻す。ここで、送信レベルP−MINの大きさは、通常レベル(MAX)や地デジ受信レベルr2、r1の大きさなどに基づいて設定される。
図5(b)に示すように、地デジ受信レベルrがr2未満では、UHF帯ITSの送信レベルを通常レベルとし、地デジ受信レベルrがr2に達すると、UHF帯ITSの送信レベルをP−MINに下げる。また、地デジ受信レベルrがr2以上r1以下の間では、地デジ受信レベルrの上昇に比例してUHF帯ITSの送信レベルを上げ、地デジ受信レベルrがr1以降は、UHF帯ITSの送信レベルを通常レベルに戻す。ここで、送信レベルP−MINの大きさは、通常レベル(MAX)や地デジ受信レベルr2、r1の大きさなどに基づいて設定される。
「制御3」
図5(c)に示すように、地デジ受信レベルrがr2未満では、UHF帯ITSの送信レベルを通常レベルとし、地デジ受信レベルrがr2に達すると、ITS送信を停止する。また、地デジ受信レベルrがr2以上r1以下の間では、地デジ受信レベルrの上昇に比例してUHF帯ITSの送信レベルを上げ、地デジ受信レベルrがr1以降は、UHF帯ITSの送信レベルを通常レベルに戻す。
図5(c)に示すように、地デジ受信レベルrがr2未満では、UHF帯ITSの送信レベルを通常レベルとし、地デジ受信レベルrがr2に達すると、ITS送信を停止する。また、地デジ受信レベルrがr2以上r1以下の間では、地デジ受信レベルrの上昇に比例してUHF帯ITSの送信レベルを上げ、地デジ受信レベルrがr1以降は、UHF帯ITSの送信レベルを通常レベルに戻す。
これらの制御1〜3は、次の点で共通している。
(イ)r<r2においては、通常レベルでITS送信を行う。
(ロ)r2≦r≦r1においては、地デジ受像機に影響がない範囲でITS送信を行い、少しでも送信すると地デジ受像機に影響する場合には、ITS送信を停止する。
(ハ)r>r1においては、通常レベルでITS送信を行う。
(イ)r<r2においては、通常レベルでITS送信を行う。
(ロ)r2≦r≦r1においては、地デジ受像機に影響がない範囲でITS送信を行い、少しでも送信すると地デジ受像機に影響する場合には、ITS送信を停止する。
(ハ)r>r1においては、通常レベルでITS送信を行う。
また、このような制御内容は、地上デジタル放送の許容干渉量やITS送信の与干渉量などに応じて、変更してよい。さらに、地上デジタル放送中継局と家庭用テレビ受像機とでは、許容される干渉レベルが異なる場合があり、その場合には、地上デジタル放送中継局用と家庭用テレビ受像機用とに分けて制御してもよいし、2つに共通、適合する制御内容としてもよい。
ITS無線送信部4は、UHF帯ITSの無線信号を送信および受信する送受信回路であり、送信レベル判定部3から入力・指定された送信レベルに従って、送信電力を制御し、無線信号を送信するものである。
次に、このような構成のITS無線通信装置1の作用などについて説明する。ここで、ITS無線通信装置1を車両に搭載している場合を例にして説明する。
まず、車両走行中に、アンテナ5によって地上デジタル放送波が受信されると、その信号が地デジ検出回路2に入力され、地上デジタル放送の信号レベルが検出される。続いて、検出された信号レベルが送信レベル判定部3に入力され、上記のようにしてUHF帯ITSの送信レベルが判定される。そして、この送信レベルがITS無線送信部4に入力され、指定された送信レベルでUHF帯ITSの無線信号が送信される。
このような処理により、ITS無線通信装置1を搭載している車両が、例えば、地上デジタル放送の受信範囲(地上デジタル放送中継局など)から遠く離れている場合(上記説明で、r<r2の場合)には、通常の送信レベルでITS信号が送信される。また、車両が地上デジタル放送の受信範囲に入ると(上記説明で、r2≦r≦r1の場合)、地上デジタル放送の受信に影響がない送信レベルでITS信号が送信され、あるいはITS信号の送信が停止される。さらに、車両が地上デジタル放送の受信範囲の中心側に近づくと(上記説明で、r>r1の場合)、通常の送信レベルでITS信号が送信されるものである。
以上のように、このITS無線通信装置1によれば、受信した地上デジタル放送の信号レベルに応じて、UHF帯ITSの無線送信が制御されるため、UHF帯ITSから地上デジタル放送に与える与干渉を低減することが可能となる。しかも、地上デジタル放送の受信に影響を与える可能性がある地域においても、影響を与えないようにUHF帯ITSの送信レベルが制御されるため、地上デジタル放送への影響を抑制しつつ、ITS通信を維持することができる。
さらに、UHF帯ITSの無線送信が地上デジタル放送の受信に影響を与えない場合には、UHF帯ITSの無線送信が制御されないため、無線送信の制御が必要最小限に抑えられ、しかも、UHF帯ITSの無線通信を最大限利用することが可能となる。また、DSRCなどの他の無線システムを導入する必要がなく、新たに設置された中継局やアドホックに設置された中継局などに対しても、その地上デジタル放送を検出することで対応可能なため、より確実に与干渉を低減することが可能となる。さらに、相関出力を使用する地デジ検出回路2では、地上デジタル放送の電波レベルが低くても検出することが可能で、しかも、ノイズを検出することもない。
(実施の形態2)
図6は、この実施の形態に係るITS無線通信装置10を示す概略構成ブロック図である。この実施の形態および後述する実施の形態3では、地デジ検出回路(検出手段)が実施の形態1と異なり、実施の形態1と同等の構成については、同一符号を付することで、その説明を省略する。
図6は、この実施の形態に係るITS無線通信装置10を示す概略構成ブロック図である。この実施の形態および後述する実施の形態3では、地デジ検出回路(検出手段)が実施の形態1と異なり、実施の形態1と同等の構成については、同一符号を付することで、その説明を省略する。
この実施の形態では、地デジ検出回路が地デジチューナ回路6で構成され、この地デジチューナ回路6によって、ITS無線通信の隣接チャネルである地デジ52チャネルを再生して、その信号レベルを検出するものである。また、地デジチューナ回路6の簡易化のために、地デジ52チャネルOFDM信号の一部のキャリアのみを再生して、信号レベルを検出するようにしてもよい。
このような構成によれば、実施の形態1と同様に、受信した地上デジタル放送の信号レベルに応じて、UHF帯ITSの無線送信を制御し、UHF帯ITSから地上デジタル放送に与える与干渉を低減することが可能となる。
(実施の形態3)
図7は、この実施の形態に係るITS無線通信装置20を示す概略構成ブロック図である。
図7は、この実施の形態に係るITS無線通信装置20を示す概略構成ブロック図である。
この実施の形態では、地デジ検出回路がスペクトルアナライザ7で構成され、このスペクトルアナライザ7によって、地上デジタル放送の50〜52チャネルの信号およびその信号レベルを検出するものである。
このような構成によれば、実施の形態1と同様に、受信した地上デジタル放送の信号レベルに応じて、UHF帯ITSの無線送信を制御し、UHF帯ITSから地上デジタル放送に与える与干渉を低減することが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、地デジ受信レベルrがr2≦r≦r1の場合に、上記のような制御1〜3を行っているが、地デジ受信レベルrがr2≦r≦r1の場合には、UHF帯ITSの無線送信を行わない、という制御を行ってもよい。
また、この発明は、UHF帯ITSが地上デジタル放送の受信に与える干渉の抑圧にとどまらない。地上デジタル放送の低い周波数(チャンネル)とその隣接通信システムにも応用可能であるし、コグニティブ無線などでは、地上デジタル放送の周波数帯の中で使用していない周波数帯を探して、該当する周波数帯を使用するような無線通信システムも検討されているが、こういった無線通信システムにも応用可能である。他の周波数帯が隣接する通信システム間の干渉抑圧にも応用可能である。
1、10、20 ITS無線通信装置
2 地デジ検出回路(検出手段)
3 送信レベル判定部(制御手段)
4 ITS無線送信部
5 アンテナ
6 地デジチューナ回路(検出手段)
7 スペクトルアナライザ(検出手段)
2 地デジ検出回路(検出手段)
3 送信レベル判定部(制御手段)
4 ITS無線送信部
5 アンテナ
6 地デジチューナ回路(検出手段)
7 スペクトルアナライザ(検出手段)
Claims (2)
- 高度道路交通システムにおいて車両間の通信などに使用されるITS無線通信装置であって、
地上デジタル放送を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された地上デジタル放送の信号レベルに応じて、ITSの無線送信を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とするITS無線通信装置。 - 前記制御手段は、前記検出手段で検出された地上デジタル放送の信号レベルが、ITSの無線送信があると地上デジタル放送の受信が不可能で、ITSの無線送信がないと地上デジタル放送の受信が可能なレベルの場合にのみ、ITSの無線送信を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載のITS無線通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010163634A JP2012028897A (ja) | 2010-07-21 | 2010-07-21 | Its無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017152806A (ja) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 放送受信装置及び放送受信装置を用いた放送受信システム |
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2010
- 2010-07-21 JP JP2010163634A patent/JP2012028897A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017152806A (ja) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 放送受信装置及び放送受信装置を用いた放送受信システム |
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